JP2015159210A - 扁平型コンデンサ、扁平型コンデンサの製造方法及び扁平型コンデンサを用いた画像入力光源装置 - Google Patents

扁平型コンデンサ、扁平型コンデンサの製造方法及び扁平型コンデンサを用いた画像入力光源装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2015159210A
JP2015159210A JP2014033672A JP2014033672A JP2015159210A JP 2015159210 A JP2015159210 A JP 2015159210A JP 2014033672 A JP2014033672 A JP 2014033672A JP 2014033672 A JP2014033672 A JP 2014033672A JP 2015159210 A JP2015159210 A JP 2015159210A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
electrode
flat capacitor
foil
electrode foil
cathode
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2014033672A
Other languages
English (en)
Inventor
敬三 関戸
Keizo Sekido
敬三 関戸
淳美 宮澤
Atsumi Miyazawa
淳美 宮澤
圭真 河野
Keima Kono
圭真 河野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Stanley Electric Co Ltd
Original Assignee
Stanley Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Stanley Electric Co Ltd filed Critical Stanley Electric Co Ltd
Priority to JP2014033672A priority Critical patent/JP2015159210A/ja
Publication of JP2015159210A publication Critical patent/JP2015159210A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/13Energy storage using capacitors

Landscapes

  • Electric Double-Layer Capacitors Or The Like (AREA)

Abstract

【課題】容量が大きい扁平型コンデンサを提供すること。
【解決手段】引出し端子2’を陰極箔1’の1つの陰極片1’−1に固定する。陰極箔1’は3つの陰極片1’−1、1’−2、1’−3によって構成される。陰極箔1’を陰極片1’−1、1’−2、1’−3毎につづら形状に織り込む。各陽極箔3’−1、3’−2、3’−3、3’−4の上部中央には、陽極片と同一材料で突出したタブ3’aが形成されている。引出し端子4’を最外側の陽極箔3’−1に固定する。タブ3’aが形成された陽極箔3’−1、3’−2、3’−3、3’−4及びセパレータ5’−1、5’−2、5’−3を陰極箔の各陰極片1’−1、1’−2、1’−3、1’−4を挟むようにして積層体を構成する。陽極箔3’−1、3’−2、3’−3、3’−4のタブ3’aを束ねて溶接部(もしくはかしめ部)6’により電気的かつ機械的に接続する。
【選択図】 図4

Description

本発明は扁平型コンデンサ、扁平型コンデンサの製造方法及び扁平型コンデンサを用いた画像入力光源装置に関する。
アルミ電解コンデンサ、電気二重層コンデンサ、導電性高分子コンデンサが、クセノン(Xe)ストロボ、発光ダイオード(LED)ストロボ、LEDトーチライト等の画像入力光源装置に用いられる場合には、小型化の利点を有する扁平型コンデンサとして構成される。
始めに、アルミ電解コンデンサ、電気二重層コンデンサ及び導電性高分子コンデンサを簡単に説明する。
アルミ電解コンデンサは、陽極として作用するアルミニウム陽極箔、アルミニウム陽極箔上に酸化により形成された酸化アルミニウム(Al2O3)誘電体、Al2O3誘電体に接触して陰極として作用する電解液、電解液に対してAl2O3誘電体と反対側に接触するアルミニウム陰極箔、及び電解液の保持/アルミニウム陽極箔・アルミニウム陰極箔の電気的短絡防止のための紙よりなるセパレータによって構成されている。電解液はエチレングリコール等の溶媒及びアンモニウム塩等の溶質よりなる。本明細書においては、アルミニウム陽極箔及びAl2O3誘電体を合わせて単に陽極箔とし、アルミニウム陰極箔を単に陰極箔とする。
電気二重層コンデンサは、陽極として作用する陽極活性炭、陽極活性炭を保持するアルミニウム陽極箔、陰極として作用する陰極活性炭、陰極活性炭を保持するアルミニウム陰極箔、電解液、及び電解液の保持/アルミニウム陽極箔・アルミニウム陰極箔の電気的短絡防止のための紙よりなるセパレータによって構成されている。電解液は、プロピレンカーボネート、エチレンカーボネート、ジエチルカーボネート、ジメチルカーボネート等のポリカーボネート系溶媒、テトラエチルアンモニウム塩の陽イオン、及び四フッ化ホウ酸イオン、ビストリフルオロメチルスルホニルイミド等の陰イオンよりなる。尚、電圧バイアス時の電気二重層が誘電体の作用をするので、電気二重層コンデンサには誘電体材料は不要である。本明細書では、陽極活性炭及びアルミニウム陽極箔を合わせて単に陽極箔とし、陰極活性炭及びアルミニウム陰極箔を合わせて単に陰極箔とする。
導電性高分子コンデンサは、陽極として作用するアルミニウム陽極箔、アルミニウム陽極箔上に酸化により形成されたAl2O3誘電体、陰極として作用するカーボンを銀(Ag)ペーストで固めた陰極箔、及びポリピロール等の導電性高分子電解質によって構成されている。導電性高分子電解質は液体でないので、導電性高分子コンデンサにはセパレータは不要である。本明細書では、アルミニウム陽極箔及びAl2O3誘電体を合わせて単に陽極箔とする。
従来の扁平型コンデンサの製造方法を図9〜図13を参照して説明する。
始めに、図9を参照すると、引出し端子2を陰極箔1の1つの陰極片1−1の中央から片寄った箇所に溶接もしくは導電性接着剤(図示せず)により固定する(第1の引出し端子固定工程)。尚、陰極箔1は複数たとえば3つの陰極片1−1、1−2、1−3により構成される。次に、陰極箔1を陰極片1−1、1−2、1−3毎につづら形状に織り込む(つづら形状形成工程)。
他方、図10を参照すると、複数たとえば4つの陽極箔3−1、3−2、3−3、3−4を準備し、引出し端子4−1、4−2、4−3、4−4を各陽極箔3−1、3−2、3−3、3−4の中央から片寄った箇所に溶接もしくは導電性接着剤(図示せず)により固定する(第2の引出し端子固定工程)。また、陽極箔3−1、3−2、3−3、3−4の間には電解液(図示せず)が浸み込んだ陰極箔1と同様につづら形状に織り込んだセパレータ5を準備する。尚、導電性高分子コンデンサの場合には、電解液が浸み込んだセパレータ5−1、5−2、5−3の代りに、導電性高分子電解質を準備する。
次に、図11及び図11のA-A線、B-B線、C-C線の断面図である図12を参照すると、図10に示す引出し端子4−1、4−2、4−3、4−4が固定された陽極箔3−1、3−2、3−3、3−4及びセパレータ5−1、5−2、5−3を図9に示す陰極箔1の各陰極片1−1、1−2、1−3、1−4を挟むようにして積層体を構成する(電極箔挿入工程、セパレータ挿入工程)。尚、導電性高分子コンデンサの場合は、セパレータ挿入工程の代りに導電性高分子電解質挿入工程となる。次に、引出し端子4−1、4−2、4−3、4−4を束ねて溶接部(もしくはかしめ部)6により電気的かつ機械的に接続する(引出し端子束接続工程)。
最後に、図13を参照すると、図11、図12に示す積層体を外装ケース7に封入する(外装封入工程)。引出し端子2を陰極端子8に導電性接着剤(図示せず)により接続し、引出し端子4を陽極端子9に導電性接着剤(図示せず)により接続する。次に、積層体、引出し端子2、4−1、4−2、4−3、4−4、陰極端子8、陽極端子9を樹脂10によって封止し(樹脂封止工程)、扁平型コンデンサは完成する。
しかしながら、上述の従来の扁平型コンデンサにおいては、引出し端子4−1、4−2、4−3、4−4は比較的厚い金属よりなるので、引出し端子束接続工程における引出し端子4−1、4−2、4−3、4−4の束の溶接部(もしくはかしめ部)6は比較的広い面積を必要とする。この結果、陰極箔1、陽極箔3−1、3−2、3−3、3−4の箔面積S1が小さくなり、体積当りの容量の効率が低いという課題がある。たとえば、外装ケース7のサイズ横×縦×高さが15.0mm×19.0mm×3.8mmとすれば、陰極箔1の陰極片1−1、1−2、1−3、陽極箔3−1、3−2、3−3、3−4の各箔面積S1は12.5mm×14.0mmとなる。従って、陰極片、陽極箔が、それぞれ、7枚、8枚(図9〜図13では3枚、4枚)とすれば、容量は19.5μFと小さくなる。この結果、容量が小さいという課題がある。
上述の課題を解決するために、本発明に係る扁平型コンデンサは、複数の電極片がつづら形状に織り込まれた第1の電極箔と第1の電極箔の電極片の両面もしくは一面に挿入された少なくとも2つの第2の電極箔とを具備し、各第2の電極箔は突出したタブを有し、各タブは束ねて電気的機械的に接続されたものである。
また、本発明に係る扁平型コンデンサの製造方法は、第1の電極箔をつづら形状に織り込んで複数の電極片を形成するつづら形状形成工程と、第1の電極箔の電極片の両面もしくは一面に、突出したタブを有する少なくとも2つの第2の電極箔を挿入する電極箔挿入工程と、第2の電極箔のタブを束ねて電気的機械的に接続するタブ束接続工程とを具備するものである。
さらに、本発明に係る画像入力光源装置は、上述の扁平型コンデンサと、発光ユニットとを具備し、発光ユニットは、発光部と、扁平型コンデンサに直列接続され、扁平型コンデンサを充電するための充電回路と、発光部に直列接続され、扁平型コンデンサを放電するための放電回路とを具備し、発光部と放電回路との直列回路は扁平型コンデンサに並列接続されたものである。
本発明によれば、引出し端子を束ねて電気的かつ機械的に接続する引出し端子束接続工程が不要となるので、電極箔の箔面積を大きくでき、この結果、容量を大きくできる。
本発明に係る扁平型コンデンサの第1の実施の形態の製造方法を説明するための陽極箔の斜視図である。 本発明に係る扁平型コンデンサの第1の実施の形態の製造方法を説明するための陽極箔の斜視図である。 本発明に係る扁平型コンデンサの第1の実施の形態の製造方法を説明するための陰極箔、陽極箔の積層体の斜視図である。 図3のA-A線、B-B線、C-C線断面図である。 本発明に係る扁平型コンデンサの第1の実施の形態の製造方法を説明するための外装ケース封止後の扁平型コンデンサの構造図である。 本発明に係る扁平型コンデンサの第2の実施の形態を示し、(A)は下側扁平型コンデンサユニットの上面図、(B)は上側扁平型コンデンサユニットの上面図、(C)は(A)の下側扁平型コンデンサユニット及び(B)の上側扁平型コンデンサユニットを積層した2セル型扁平型コンデンサを示す上面図、(D)は(C)のD-D線断面図である。 図16の扁平型コンデンサの変更例を示し、(A)は下側扁平型コンデンサユニットの上面図、(B)は上側扁平型コンデンサユニットの上面図、(C)は(A)の下側扁平型コンデンサユニット及び(B)の上側扁平型コンデンサユニットを積層した2セル型扁平型コンデンサを示す上面図、(D)は(C)のD-D線断面図である。 本発明に係る扁平型コンデンサを用いた画像入力光源装置を示し、(A)は全体斜視図、(B)は(A)の発光ユニットの回路図である。 従来の扁平型コンデンサの製造方法を説明するための陽極箔の斜視図である。 従来の扁平型コンデンサの製造方法を説明するための陽極箔の斜視図である。 従来の扁平型コンデンサの製造方法を説明するための陰極箔、陽極箔の積層体の斜視図である。 図11のA-A線、B-B線、C-C線断面図である。 従来の扁平型コンデンサの製造方法を説明するための外装ケース封止後の扁平型コンデンサの構造図である。
図1、図2、図3、図4、図5は扁平型コンデンサの第1の実施の形態の製造方法を説明するための図である。
始めに、図1を参照すると、図9の場合と同様に、引出し端子2’を陰極箔1’の1つの陰極片1’−1の中央から片寄った箇所に溶接もしくは導電性接着剤(図示せず)により固定する(第1の引出し端子固定工程)。尚、陰極箔1’は3つの陰極片1’−1、1’−2、1’−3によって構成される。次に、陰極箔1’を陰極片1’−1、1’−2、1’−3毎につづら形状に織り込む(つづら形状形成工程)。尚、陰極片1’−1、1’−2、1’−3は図9の陰極片1−1、1−2、1−3、1−4より少しだけ縦長であり、従って、引出し端子2’の陰極箔1’から突出した部分の長さは図9の引出し端子2の陰極箔1から突出した部分の長さより短い。
他方、図2を参照すると、複数たとえば4つの陽極箔3’−1、3’−2、3’−3、3’−4を準備する。各陽極箔3’−1、3’−2、3’−3、3’−4の上部中央には、陽極片と同一材料で突出したタブ3’aが形成されている。引出し端子4’を最外側の陽極箔3’−1の中央から片寄った箇所に溶接もしくは導電性接着剤(図示せず)により固定する(第2の引出し端子固定工程)。また、陽極箔3’−1、3’−2、3’−3、3’−4の間には電解液(図示せず)が浸み込んだV字状に折り曲がった紙よりなる複数たとえば3つのセパレータ5’−1、5’−2、5’−3を準備する。この場合も、3つのセパレータ5’−1、5’−2、5’−3は6つのセパレータ片を構成する。尚、導電性高分子コンデンサの場合には、電解液が浸み込んだセパレータ5’−1、5’−2、5’−3の代りに、導電性高分子電解質を準備する。
図2においては、引出し端子4’を束ねて溶接もしくはかしめによって接続する引出し端子束接続工程が不要となったので、その分、陽極箔3’−1、3’−2、3’−3、3’−4は図10の陽極箔3−1、3−2、3−3、3−4より少し縦長となる。このとき、陽極箔3’−1、3’−2、3’−3、3’−4のタブ3’aは後述の外装ケース7内に収容される範囲であれば問題ない。尚、陽極箔3’−1、3’−2、3’−3、3’−4が縦長になった分、セパレータ5’−1、5’−2、5’−3も図10のセパレータ5−1、5−2、5−3より少し縦長となり、また、上述のごとく、陰極箔1’の陰極片1’−1、1’−2、1’−3も縦長となる。
次に、図3及び図2のA-A線、B-B線、C-C線の断面図である図4を参照すると、図2に示すタブ3’aが形成された陽極箔3’−1、3’−2、3’−3、3’−4及びセパレータ5’−1、5’−2、5’−3を図9に示す陰極箔1’の各陰極片1’−1、1’−2、1’−3、1’−4を挟むようにして積層体を構成する(電極箔挿入工程、セパレータ挿入工程)。尚、導電性高分子コンデンサの場合は、セパレータ挿入工程の代りに導電性高分子挿入工程となる。次に、陽極箔3’−1、3’−2、3’−3、3’−4のタブ3’aを束ねて溶接部(もしくはかしめ部)6’により電気的かつ機械的に接続する(タブ束接続工程)。
最後に、図5を参照すると、図3、図4に示す積層体を外装ケース7に封入する(外装封入工程)。この場合、外装ケース7には、陰極端子8及び陽極端子9が固定されており、引出し端子2’を陰極端子8に導電性接着剤(図示せず)により接続し、引出し端子4’を陽極端子9に導電性接着剤(図示せず)により接続する。次に、積層体、引出し端子2’、4’、陰極端子8’、陽極端子9’を樹脂10によって封止し(樹脂封止工程)、扁平型コンデンサは完成する。
図5においては、引出し端子4’の溶接部(もしくはかしめ部)6は存在せず、しかも、引出し端子2’、4’はタブ3’a側に突出しているので、陰極箔1、陽極箔3’−1、3’−2、3’−3、3’−4の箔面積S2が大きくなる。たとえば、外装ケース7のサイズ横×縦×高さが15.0mm×19.0mm×3.8mmとすれば、陰極箔1’、陽極箔3’−1、3’−2、3’−3、3’−4の各箔面積S2は15.5mm×14.0mmとなる。従って、陰極片、陽極箔が、それぞれ、7枚、8枚(図1〜図5では3枚、4枚)とすれば、容量は24.0μFと大きくなる。この結果、図9〜図13の従来の扁平型コンデンサに比較して容量を24%も増加させることができる。
図6は本発明に係る扁平型コンデンサの第2の実施の形態を示し、(A)は下側扁平型コンデンサユニットCAの上面図、(B)は上側扁平型コンデンサユニットCBの上面図、(C)は(A)の下側扁平型コンデンサユニットCA及び(B)の上側扁平型コンデンサユニットCBを積層した2セル型扁平型コンデンサを示す上面図、(D)は(C)のD-D線断面図である。
図6の(A)に示す下側扁平型コンデンサユニットCAは、陽極側の引出し電極4’が存在しない点を除き、図3の扁平型コンデンサと同一である。また、図6の(B)に示す上側扁平型コンデンサユニットCBは、陰極側の引出し電極2’が存在せずかつ陽極箔3’−1、3’−2、3’−3、3’−4のタブ3’aの代りに陰極箔1’ のタブ1’aを設けた点を除き、図3の扁平型コンデンサと同一である。
図6の(A)に示す下側扁平型コンデンサユニットCA上に図6の(B)に示す上側扁平型コンデンサユニットCBを積層し、下側扁平型コンデンサユニットCAの陽極箔3’−1、3’−2、3’−3、3’−4のタブ3’aと上側扁平型コンデンサユニットCBの陰極箔1’ のタブ1’aとを束ねて溶接部(もしくはかしめ部)6”により電気的かつ構造的に接続してバランス端子TBとする。これにより、図6の(C)、(D)に示す2セル型扁平型コンデンサが実現する。
図6においては、下側扁平型コンデンサユニットCAの引出し端子2’、上側扁平型コンデンサユニットCBの引出し端子4’及びバランス端子TBは同一側に配置されているので、陰極片1’−1、1’−2、1’−3及び陽極箔3’−1、3’−2、3’−3、3’−4の各箔面積を大きくでき、従って、容量を大きくできる。
尚、図6に示す2セル型扁平型コンデンサを、3セル以上を直列接続した多セル型扁平型コンデンサに拡張することもできる。
上述の実施の形態においては、陰極端子8、陽極端子9への電気的接続を引出し端子2’、4’で行うことになるが、共に、図7に示すように、陰極箔1’ のタブ1’a、陽極箔3’−1、3’−2、3’−3、3’−4のタブ3’aを陰極端子8、陽極端子9に接続してもよい。この場合、上側扁平型コンデンサユニットCBのタブ3’aを束ねて溶接もしくはかしめによって接続するが、陽極箔3’−1、3’−2、3’−3、3’−4のタブ3’aは薄く、従って、タブ3’aの溶接部(もしくはかしめ部)6’”は広い面積を必要としない。尚、図7は図6の変更例を示し、(A)、(B)、(C)、(D)は図6の(A)、(B)、(C)、(D)に対応する。
図8は図5、図6の(C)もしくは図7の扁平型コンデンサを用いた画像入力光源装置を示し、(A)は全体概観図、(B)は(A)の発光ユニットの回路図である。
図8の(A)において、画像入力光源装置は、図5、図6の(C)もしくは図7の扁平型コンデンサ81及び発光ユニット82よりなる。
発光ユニット82は、発光部としてのクセノン(Xe)ガスを封入したXe管821、Xe管821のトリガ電極に接続されたトリガ回路822、Xe管821に直列接続された放電回路としての絶縁ゲートバイポーラトランジスタ(IGBT)823、及び充電回路としての昇圧回路824を備えている。昇圧回路824は扁平型コンデンサ81に直列接続され、他方、Xe管821及び放電トランジスタ822の直列回路は扁平型コンデンサ81に並列接続されている。トリガ回路822、放電トランジスタ823及び昇圧回路824は制御回路825によって制御される。
制御回路825は、スマートフォン、携帯電話、パソコン、タブレット、ディジタルスチールカメラ、ディジタルビデオカメラ等の制御IC(ASIC、FPGA等)に接続されており、アナログ信号もしくはディジタル信号による通信により撮影時に本体と通信、同期する。従って、図8の画像入力光源装置はこれら本体の撮影時の補助電源として作用する。また、図8の画像入力光源装置はこれら本体と独立した筐体として配置することもできる。
図8の画像入力光源装置においては、始めに、制御回路825は充電信号S1を送出して昇圧回路トランジスタ824を駆動し、これにより、扁平型コンデンサ81を高電圧Vppに充電する。次に、制御回路825は本体のシャッタ等に連動してトリガ信号S2を送出してトリガ回路822を駆動し、これにより、数kVのトリガ電圧をXe管821のトリガ電極に印加し、Xe管821のXeガスをイオン化してインピーダンスを低下させる。この状態で、制御回路825はさらに放電信号S3を送出して放電トランンジスタ823を駆動させ、これにより、Xe管821のイオン化したXeガスを放電させて発光させる。
図8に示す画像入力光源装置によれば、撮影に必要な露光量(ガイドナンバ)を増加させることができる。たとえば、図13に示す扁平型コンデンサを用いた図8の画像入力光源装置の場合、ガイドナンバは3.0程度であるとき、図13の扁平形コンデンサと同程度の外寸の図5に示す扁平型コンデンサを用いた図8の画像入力光源装置の場合、ガイドナンバは3.3程度と増加する。
尚、図8の画像入力光源装置はたとえばLEDストロボ、LEDトーチライト等の他のモジュールにも適用できる。LEDストロボ、LEDトーチライトの場合、発光部としてXe管の代わりにLED素子を用いるので、トリガ回路は不要となる。
また、上述の実施の形態においては、陰極箔をつづら織りしているが、陽極箔をつづら織りしてもよい。さらにつづら織り込んで形成された電極箔の各電極片の両面に他の電極箔を挿入しているが、少なくとも2つ以上の他の電極箔を挿入すればよい。また、本発明は電解コンデンサだけではなく、電気二重層コンデンサ、導電性高分子コンデンサにも適用可能である。
さらに、本発明は上述の実施の形態の自明の範囲内のいかなる変更にも適用しうる。
1、1’:陰極箔
1−1、1−2、1−3、1’−1、1’−2、1’−3:陰極片
1’a:タブ
2−1、2−2、2−3、2−4、2’:引出し端子
3−1、3−2、3−3、3−4、3’−1、3’−2、3’−3、3’ −4:陽極箔
3’a:タブ
4−1、4−2、4−3、4−4、4’:引出し端子
5−1、5−2、5−3、5’−1、5’−2、5’−3:セパレータ
6、6’、6’’:溶接部(かしめ部)
81:扁平型コンデンサ
82:発光ユニット
821:Xe管
822:トリガ回路
823:絶縁ゲートバイポーラトランジスタ(IGBT)
824:昇圧回路(充電回路)
825:制御回路
TB:バランス端子
CA:下側扁平型コンデンサユニット
CB:上側扁平型コンデンサユニット

Claims (17)

  1. 複数の電極片がつづら形状に織り込まれた第1の電極箔と
    前記第1の電極箔の前記電極片の両面もしくは一面に挿入された少なくとも2つの第2の電極箔と
    を具備し、
    前記各第2の電極箔は突出したタブを有し、該各タブは束ねて電気的機械的に接続された扁平型コンデンサ。
  2. さらに、前記第1の電極箔の1つの電極片に電気的機械的に固定され、前記タブ側に突出した第1の引出し端子を具備する請求項1に記載の扁平型コンデンサ。
  3. さらに、前記第2の電極箔の1つに電気的機械的に固定され、前記タブ側に突出した第2の引出し端子を具備する請求項1に記載の扁平型コンデンサ。
  4. 前記第1の電極箔の1つの電極片は引出し端子の作用する前記タブ側に突出した他のタブを有する請求項1に記載の扁平型コンデンサ。
  5. 前記各第2の電極箔の電気的機械的に束ねられた前記各タブは引出し端子の作用をする請求項1に記載の扁平型コンデンサ。
  6. さらに、
    前記第1の電極箔の前記各電極片と前記第2の電極箔との間に挿入された電解液含有のセパレータを具備する請求項1に記載の扁平型コンデンサ。
  7. さらに、
    前記第1の電極箔の前記各電極片と前記第2の電極箔との間に挿入された導電性高分子電解質を具備する請求項1に記載の扁平型コンデンサ。
  8. 請求項1〜7のいずれかに記載の扁平型コンデンサをバランス端子を介して複数個直列に電気的に接続し、前記バランス端子は電極端子側に設けられた扁平型コンデンサ。
  9. 第1の電極箔をつづら形状に織り込んで複数の電極片を形成するつづら形状形成工程と、
    前記第1の電極箔の前記電極片の両面もしくは一面に、突出したタブを有する少なくとも2つの第2の電極箔を挿入する電極箔挿入工程と、
    前記第2の電極箔のタブを束ねて電気的機械的に接続するタブ束接続工程と
    を具備する扁平型コンデンサの製造方法。
  10. さらに、前記つづら形状形成工程の前に、
    前記第1の電極箔の1つの電極片に前記タブ側に突出した第1の引出し端子を固定する第1の引出し端子固定工程を具備する請求項9に記載の扁平型コンデンサの製造方法。
  11. さらに、前記電極箔挿入工程の前に、
    前記第2の電極箔の1つに前記タブ側に突出した第2の引出し端子を固定する第2の引出し端子固定工程を具備する請求項9もしくは10に記載の扁平型コンデンサの製造方法。
  12. 前記第1の電極箔の1つの電極片は引出し端子の作用する前記タブ側に突出した他のタブを有する請求項9に記載の扁平型コンデンサの製造方法。
  13. 前記各第2の電極箔の電気的機械的に束ねられた前記各タブは引出し端子の作用をする請求項9に記載の扁平型コンデンサの製造方法。
  14. さらに、
    前記第1の電極箔の前記各電極片と前記第2の電極箔との間に電解液含有のセパレータを挿入するセパレータ挿入工程を具備する請求項9に記載の扁平型コンデンサの製造方法。
  15. さらに、
    前記第1の電極箔の前記各電極片と前記第2の電極箔との間に導電性高分子電解質を挿入する導電性高分子電解質挿入工程を具備する請求項9に記載の扁平型コンデンサの製造方法。
  16. 請求項1〜8のいずれかに記載の扁平型コンデンサと、
    発光ユニットと
    を具備し、
    前記発光ユニットは、
    発光部と、
    前記扁平型コンデンサに直列接続され、該扁平型コンデンサを充電するための充電回路と、
    前記発光部に直列接続され、前記扁平型コンデンサを放電するための放電回路と
    を具備し、
    前記発光部と前記放電回路との直列回路は前記扁平型コンデンサに並列接続された画像入力光源装置。
  17. 前記発光部はクセノン管であり、
    さらに、前記クセノン管のトリガ電極にトリガ電圧を印加するためのトリガ回路を具備する請求項16に記載の画像入力光源装置。
JP2014033672A 2014-02-25 2014-02-25 扁平型コンデンサ、扁平型コンデンサの製造方法及び扁平型コンデンサを用いた画像入力光源装置 Pending JP2015159210A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014033672A JP2015159210A (ja) 2014-02-25 2014-02-25 扁平型コンデンサ、扁平型コンデンサの製造方法及び扁平型コンデンサを用いた画像入力光源装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014033672A JP2015159210A (ja) 2014-02-25 2014-02-25 扁平型コンデンサ、扁平型コンデンサの製造方法及び扁平型コンデンサを用いた画像入力光源装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2015159210A true JP2015159210A (ja) 2015-09-03

Family

ID=54183004

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014033672A Pending JP2015159210A (ja) 2014-02-25 2014-02-25 扁平型コンデンサ、扁平型コンデンサの製造方法及び扁平型コンデンサを用いた画像入力光源装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2015159210A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107731522A (zh) * 2017-09-06 2018-02-23 安徽锐光电子科技有限公司 一种云母电容器的制作方法
WO2024021210A1 (zh) * 2022-07-29 2024-02-01 湖南艾华集团股份有限公司 芯包、铝电解电容器及其封装方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107731522A (zh) * 2017-09-06 2018-02-23 安徽锐光电子科技有限公司 一种云母电容器的制作方法
WO2024021210A1 (zh) * 2022-07-29 2024-02-01 湖南艾华集团股份有限公司 芯包、铝电解电容器及其封装方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9831533B2 (en) Energy storage structures and fabrication methods thereof
CN102623194B (zh) 固体电解电容器及其制造方法
JP5079780B2 (ja) チップ型電気二重層キャパシタ及びその製造方法
US9251966B2 (en) Supercapacitor having a circuit board defining an electrolyte chamber
WO2014174833A1 (ja) 固体電解コンデンサ及びそれを用いた実装体
KR101944904B1 (ko) 분리체 구비 전기 이중층 커패시터용 전극, 이를 갖는 전기 이중층 커패시터 셀 및 에너지 저장 장치
CN110853920B (zh) 固态钽电容器及其制作工艺
JP2015159210A (ja) 扁平型コンデンサ、扁平型コンデンサの製造方法及び扁平型コンデンサを用いた画像入力光源装置
JP2008186945A (ja) 電気二重層キャパシタ及び電気二重層キャパシタの製造方法
KR20180101285A (ko) 분리체 구비 전극 전기 이중층 커패시터
US20120141863A1 (en) Electrochemical device
JP2012099633A (ja) 蓄電セル
KR20070040954A (ko) 초박형 전기 이중층 캐패시터의 제조방법
CN211125803U (zh) 蓄电装置及蓄电装置组结构
KR101956267B1 (ko) 분리체 구비 전극을 구비한 전기 이중층 커패시터 직렬연결 에너지 저장 장치
KR101634959B1 (ko) 전기 에너지 저장 소자 및 그 제조방법
CN204706466U (zh) 大容量片式固体电解质钽电容器
US2585947A (en) Electrolytic condenser for alternating current power circuits and method of operating the same
KR101101474B1 (ko) 전기 화학 소자 및 이의 제조방법
JP2004259930A (ja) 固体電解コンデンサ
JPH0383319A (ja) 電気二重層コンデンサ
KR102252329B1 (ko) 수평방향으로 배열된 전극들을 포함하는 캐패시터
KR101369738B1 (ko) 콘덴서용 전극구조체 및 상기 전극구조체를 포함하는 콘덴서
JP2007189127A (ja) 電気二重層キャパシタ
CN117378117A (zh) 具有电容器的串并联层叠结构的高电压输出装置