JP2015157377A - 画像形成装置 - Google Patents

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Gaku Hosono
岳 細野
松本 和悦
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Abstract

【課題】ロール体から引き出した印刷媒体を搬送部にセットするときに浮き上がり等が生じるとしわが発生して正常な画像形成ができない。
【解決手段】ロール体4から引き出される印刷媒体2を押える押さえ部材40を有し、押さえ部材40は、対向ローラ24が印刷媒体2を押える第1位置と、第1位置から離間して対向ローラ24と搬送ローラ22との間を開放する第2位置との間で移動可能であり、押さえ部材40が第2位置から第1位置に移動する動きに連動して、ロール体4を装着するスプール4を巻き戻し方向に回転させ、印刷媒体2を搬送方向と逆方向に移動させる連動機構を備えている。
【選択図】図6

Description

本発明は画像形成装置に関する。
テープ、台紙なしラベル紙など、粘着面を有し、粘着面に剥離紙が付いていないラベル紙(以下、「ライナーレスラベル紙」ともいう。)をロール状に巻回したロール体を使用し、ロール体から引き出した印刷媒体に対して印刷を行い、印刷後所要の長さに切断して印刷媒体片(以下、「ラベル片」ともいう。)とするラベルプリンタなどの画像形成装置が知られている。
従来、ロール状の印刷媒体を弛みなく巻き取る目的で、印刷媒体を保持している軸を回転させるためのノブと、搬送経路上にある印刷媒体を搬送経路の上流へ戻すためのノブまたはスイッチを設け、ノブを機器の両側に設置することでユーザーが機器の正面に立った状態で両手を使えるよう配置したものが知られている(特許文献1)。
特開2011−110813号公報
ところで、ロール状印刷媒体を使用する場合、ロール体を装置の給紙部に装填し、ロール体から印刷媒体から引き出して搬送部にセットする必要がある。このセット操作は、例えば、搬送部の印刷媒体を挟んで搬送する回転体対の一方を開放して、回転体対間に印刷媒体を通した後、開放した回転体を、印刷媒体を押さえる位置まで戻すことによって行う。
このような印刷媒体のセット操作を行うとき、印刷媒体の浮き上がりなどが生じると、開放した回転体を印刷媒体を押さえる位置に戻したときに印刷媒体に皺などが発生するという課題がある。
本発明は上記の課題に鑑みてなされたものであり、皺などを生じることなくロール状印刷媒体をセットできるようにすることを目的とする。
上記の課題を解決するため、本発明に係る画像形成装置は、
ロール体から引き出される印刷媒体に画像を形成する画像形成手段と、
前記印刷媒体を前記画像形成手段に対向して搬送する搬送手段と、を備え、
前記搬送手段には、前記印刷媒体を押える押さえ部材を有し、
前記押さえ部材は、前記印刷媒体を押える第1位置と前記第1位置から離間する第2位置との間で移動可能であり、
前記押さえ部材が前記第2位置から前記第1位置に移動する動きに連動して前記印刷媒体を搬送方向と逆方向に移動させる巻き戻し手段を備えている
構成とした。
本発明によれば、皺などを生じることなくロール状印刷媒体をセットできる。
本発明に係る画像形成装置の一例の機構部の説明図である。 印刷媒体の説明に供する要部正面説明図である。 同画像形成装置における印刷媒体のセット方法の説明に供する斜視説明図である。 同じく印刷媒体のセット方法の説明に供する斜視説明図である。 本発明の第1実施形態の説明に供する連動機構部分の説明図である。 同実施形態の印刷媒体セット操作時の説明に供する要部説明図である。 本発明の第2実施形態の説明に供する連動機構部分の説明図である。 本発明の第3実施形態の説明に供する要部説明図である。 本発明の第4実施形態の説明に供する要部説明図である。 本発明の第5実施形態における連動機構部分の説明図である。 同じく図10の側面説明図である。 本発明の第6実施形態における連動機構部分の説明図である。 同じく図12の側面説明図である。 本発明の第7実施形態における連動機構部分の説明図である。 本発明の第8実施形態における連動機構部分の説明図である。 本発明に係る画像形成装置の他の例の説明に供する画像形成装置の正面説明図である。 同じく搬送部の側面説明図である。 同じく搬送部の平面説明図である。
以下、本発明の実施の形態について添付図面を参照して説明する。まず、本発明に係る画像形成装置の一例について図1及び図2を参照して説明する。図1は同画像形成装置の機構部の正面説明図、図2は印刷媒体の説明に供する要部正面説明図である。
この画像形成装置は、装置本体100内に、給紙装置となる給紙部101と、画像形成手段である画像形成部102と、搬送手段である搬送部103と、排紙搬送手段である排紙部104とを備えている。また、画像が形成された印刷媒体2を装置本体100の外部に排出する排出口部である排出口105が設けられている。
給紙部101には、印刷媒体2をロール状に巻き回したロール体4が装填される。
ここで、印刷媒体2は、図2に示すように、画像を形成可能な媒体(以下、「印刷面」ともいう。)2aの一面に粘着層(以下、「粘着面」という。)2bを形成した連続体である。そして、この印刷媒体2は、粘着面2bに台紙(剥離紙、セパレータ)を貼り付けていない状態でロール状にしたライナーレスラベル紙である。なお、本実施形態ではライナーレスラベル紙で説明するが、これに限るものではない。
ロール体4はスプール5に嵌め込まれ、スプール5は両端部をロールホルダ部材6に配置した第1ないし第3の回転体である第1のコロ111、第2のコロ112、第3のコロ113の三点で回転可能に保持されている。
なお、「スプール」とは芯部材と別体に設けられ、芯部材に嵌め込んで用いられる部材に限られず、ロールホルダ部材6,6で保持される部位であれば、ロール体4の芯部材と一体に形成されたものでもよい。また、ロール体4の芯部材を直接保持する場合は、このような芯部材も「スプール」に含まれる。
画像形成部102は、印刷媒体2に液滴を吐出する液体吐出ヘッドからなる記録ヘッド11を搭載したキャリッジ12を備えている。キャリッジ12は、主ガイド部材13及び従ガイド部材14に移動可能に保持されて、印刷媒体2の搬送方向と直交する方向(主走査方向)に往復移動される。
ここでは、記録ヘッド11は2つのノズル列を有する液体吐出ヘッドであり、キャリッジ12に2つの記録ヘッド11を搭載している。そして、2つの記録ヘッド11の4列のノズル列で、それぞれブラック(K)、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)の各色のインク液滴を吐出するようにしている。ただし、これに限るものではなく、またライン型ヘッドを使用することもできる。
また、記録ヘッド11に対するインク供給は、装置本体100に対して交換可能に装着されるインクカートリッジ15から供給チューブ16を介して所要の色のインクをキャリッジ12に搭載した図示しないヘッドタンクに供給する。そして、ヘッドタンクから記録ヘッド11にインクを供給する方式としている。
また、記録ヘッド11の性能を維持回復するためのメンテナンス動作などで生じるインクの廃液は、装置本体100に対して交換可能に装着される廃液タンク17に排出されて収容される。
なお、画像形成部102は、液体吐出ヘッドの形態に限らず、接触および非接触で画像を形成する各種画像形成手段を用いることができる。
搬送部103は、記録ヘッド11の下方に、無端状の保護ベルト21が配置されている。保護ベルト21は、搬送ローラ22とテンションが付与された従動ローラ23とに周回移動可能に掛け回されている。ここでは、保護ベルト21の表面を搬送面ないし搬送路とする。
このとき、保護ベルト21は粘着面2bに対し粘着性を持たないことが好ましいが、搬送時に保護ベルト21から印刷媒体2が浮いてしまうことを防止するために粘着面2bに対し再剥離可能な程度の弱い被粘着性を有していてもよい。
保護ベルト21を粘着面2bにあてがうことで粘着面2bを保護し、同時に粘着面2bが装置内に接触することが防止されることで搬送安定性が得られる。それとともに、保護ベルト21が粘着面2bから剥離可能であることから、印刷媒体2のみを排紙することが可能になる。
つまり、本実施形態では、保護ベルト21は印刷媒体2の粘着面2bを保護するとともに、印刷媒体2と一体となって排紙部104の手前まで搬送される。
そして、印刷媒体2を搬送ローラ22側に押さえる押さえ部材40を備えている。
押さえ部材40は、搬送ローラ22に対向して配置された対向ローラ24を有している。対向ローラ24はホルダ部材45に回転可能の保持されている。ホルダ部材45は軸46が図示しない支持部材に回転可能に支持され、図示しないスプリングで対向ローラ24が搬送ローラ22側に押し付けられるように加圧されている。
これらの搬送ローラ22と対向ローラ24とからなる搬送ローラ対(回転体対)によって、印刷媒体2と保護ベルト21とを一緒に挟み込んで、記録ヘッド11による画像形成領域に搬送する搬送手段を構成している。
また、保護ベルト21には多数の吸引孔が形成されている。そして、保護ベルト21の内側には、画像形成部102の記録ヘッド11に対向して、吸引孔を介して印刷媒体2を保護ベルト21の表面に向けて吸引する吸引ファン27が配置されている。
なお、ここでは、吸引によって保護ベルト21に印刷媒体2を吸着する構成としているが、これに限らず、静電力で吸着することもできる。また印刷媒体2の粘着面2bの粘着性を利用して保護ベルト21から浮かないように固定してもよい。
また、従動ローラ23側には、拍車コロ群28a,28bが拍車ホルダ28に保持されて配置されている。なお、拍車コロ群28a、28bは、それぞれが搬送方向と直交する方向に複数の拍車コロが配置されて構成されている。上流側の拍車コロ群28aは保護ベルト21に対向し、最下流側の拍車コロ群28bは排紙部104の受け部材30に対向する。
排紙部104は、保護ベルト21と拍車コロ群28bとの間から送り出された印刷媒体を案内する受け部材30の搬送方向下流側に、印刷媒体2を所望の長さに切断して印刷媒体片(ラベル片)200とする切断手段であるカッタユニット31が配置されている。
カッタユニット31は、印刷媒体2を受ける受け部材30の下流側端面で形成される下刃31bと、下刃との間で印刷媒体2を切断する切断刃(上刃:カッタ)31aとを有し、カッタ31aが搬送方向と直交する方向に移動することで印刷媒体2を切断する。
そして、カッタユニット31の下流側には、排紙ローラ32が配置されている。排紙ローラ32に対向して拍車コロ33が配置されている。これらの排紙ローラ32と拍車コロ33によって、カッタユニット31で切断された状態のラベル片200の先端を装置本体100の排出口部である排出口105に送り出した状態で保持する。
ここで、排紙ローラ32のラベル片200を保持する表面は、例えば非粘着性処理(粘着面が付着しない処理)を施して、ラベル片200の粘着面2bを剥離可能としている。この場合、排紙ローラ32自体を剥離可能な材質で形成することもできる。また、印刷媒体2の有無を検知する用紙センサ34が配置されている。
本実施形態では、上述したように、印刷媒体2の粘着面2bを保護ベルト21側にして画像形成を行う構成で説明しているが、印刷媒体2の粘着面2bに画像形成を行う構成とすることもできる。この場合には、前述した対向ローラ24の表面に非粘着性処理(粘着面が付着しない処理)を施すことが好ましい。
このように構成した画像形成装置においては、給紙部101に装填されたロール体4から引き出された印刷媒体2と保護ベルト21とを、搬送ローラ22と対向ローラ24との間に一緒に挟み込む。
そして、搬送ローラ22を回転駆動することによって、印刷媒体2の粘着面2bが保護ベルト21で保護された状態で搬送され、画像形成部102の記録ヘッド11によって所望の画像が形成される。
画像が形成された印刷媒体2から保護ベルト21が剥離されて、印刷媒体2のみが排紙部104に送られ、カッタユニット31によって所要の位置で切断されてラベル片200となり、排紙ローラ32と拍車コロ33との間で、装置本体100の排出口105から抜き取り可能な状態で保持される。
次に、この画像形成装置における印刷媒体のセット方法について図3及び図4も参照して説明する。図3及び図4は同説明に供する斜視説明図である。
この画像形成装置では、給紙部101、搬送部103及び排紙部104は、搬送ユニット106としてユニット化し、装置本体100に出し入れ可能に装着している。なお、ここでは、搬送ユニット106は、装置本体100の操作パネル110が設けられた面の方向から出し入れ可能としている。
そして、ロール体4を新規に(或いは交換して)給紙部101に装填し、印刷媒体2を保護ベルト21上にセットするときには、まず、図3(a)に示す状態から図3(b)に示すように、装置本体100から搬送ユニット106を引き出す。
そして、図4(a)に示すように、対向ローラ24を上方に退避させて、対向ローラ24と搬送ローラ22との間を開放する。
その後、給紙部101に対して白抜き矢印D方向からロール体4を装填し、ロール体4から印刷媒体2を引き剥がしながら引出して、印刷媒体2の先端部を、対向ローラ24と搬送ローラ22との間を通過させて、保護ベルト21上の所要の位置にセットする。
そして、対向ローラ24を元の状態に戻して、搬送ローラ22と対向ローラ24との間に印刷媒体2と保護ベルト21とを一緒に挟み込む。
次いで、搬送ユニット106を図4(b)の白抜き矢印E方向に装置本体100内に押し込むことで、セット作業が完了する。
次に、本発明の第1実施形態について図5も参照して説明する。図5は同実施形態の説明に供する連動機構部分の説明図である。
押さえ部材40は、対向ローラ24が搬送ローラ22側に印刷媒体2を押さえる仮想線図示の第1位置(押さえ位置)と、対向ローラ24が搬送ローラ22側から離間して搬送ローラ22側との間を開放する実線図示の第2位置(開放位置)との間を回転移動可能である。
そして、押さえ部材40の第2位置から第1位置への回転移動に連動してロール体4を装着するスプール5を巻き戻し方向へ回転させる連動手段である連動機構201を備えている。
連動機構201は、押さえ部材40のホルダ部材45の軸部46に取付けられたギヤ214と、ギヤ214に噛み合うプーリ付ギヤ215と、ギヤ215の回転をスプール5の軸(スプール軸)5aに伝達するベルト213とを有している。
このように構成したので、押さえ部材40のホルダ部材45を対向ローラ24で印刷媒体2を押える方向である矢印A方向に回転させると、ギヤ214、215及びベルト213を通じてスプール軸5aが矢印B方向に連動して回転する。
このスプール軸5aの矢印B方向への回転でロール体4が巻取り方向(巻き戻し方向)に回転するようにしている。
すなわち、本実施形態において、連動機構201は、押さえ部材40の第2位置から第1位置の回転移動を駆動力としてロール体側であるスプール5の回転に変換して伝達する駆動力伝達手段で構成している。
次に、本実施形態の作用について図6を参照して説明する。図6は印刷媒体セット操作時の説明に供する要部説明図である。
印刷媒体2をセットするときには、図6(a)に示すように、押さえ部材40を第2位置(開放位置)に回転移動する。そして、ロール体4から印刷媒体2を引き剥がして引出して、印刷媒体2の先端部を、対向ローラ24と搬送ローラ22との間を通過させて、保護ベルト21上に引き出す。このとき、引き出した印刷媒体2は、湾曲や弛みのため、搬送面上に平坦に置いたときにどれだけの長さか分からない状態にある。
そこで、この状態から、図6(b)に示すように、押さえ部材40を第2位置から矢印A方向に第1位置(押さえ位置)まで回転移動する。このとき、連動機構201によってスプール5が回転することでロール体4が巻き取り方向に回転して、印刷媒体2が搬送方向とは逆方向に引き戻される。
このようにして、ユーザーが印刷媒体2の先端部を掴み持っている状態で、印刷媒体2がロール体4側に引き戻されると、印刷媒体2が引っ張られて湾曲や弛みが除かれて、印刷媒体2の浮きなどがなくなる。
これにより、印刷媒体2にしわを生じることなく、印刷媒体2をセットすることができ、正常な画像形成を行うことができる。
また、この場合、押さえ部材の押さえ位置への回転移動だけで、別途ユーザーが印刷媒体を巻き戻す操作を行う必要もなく、印刷媒体のセット操作が容易になり、印刷媒体2を片手で持ったまま作業を行うことが可能となる。
次に、本発明の第2実施形態について図7も参照して説明する。図7は同実施形態の説明に供する連動機構部分の説明図である。
本実施形態の連動機構201は、押さえ部材40のホルダ部材45の軸部46に取付けられたプーリ216と、プーリ216の回転をスプール5の軸(スプール軸)5aに伝達する、たすき掛けで掛け回したベルト213とを有している。
このように構成したので、押さえ部材40のホルダ部材45を対向ローラ24で印刷媒体2を押える方向である矢印A方向に回転させると、ギヤ214、215及びベルト213を通じてスプール軸5aが矢印B方向に連動して回転する。
このスプール軸5aの矢印B方向への回転でロール体4が巻取り方向(巻き戻し方向)に回転するようにしている。
なお、本実施形態の作用は前記第1実施形態と同様であるので、その説明を省略する。
次に、本発明の第3実施形態について図8を参照して説明する。図8は同実施形態の説明に供する要部説明図である。
本実施形態では、押さえ部材40の移動に連動して印刷媒体2が巻き取られるロール体4の回転角を押さえ部材40の回転角よりも大きくなるように設定している。
ロール体4は印刷媒体2の使用により径が変動し、最終的には図8に示すようにスプール5の径とほぼ同じ径になる。このようになると、押さえ部材の移動と同等の回転角ではセット時に十分な巻き戻し量を確保することができず、印刷媒体2のしわをなくすことができなくなってしまう。そこで、本実施形態ではギヤ214とギヤ215のギヤ比を変えることにより、押さえ部材40の回転角θ1よりもロール体4の回転角θ2が大きくなる(θ1<θ2)ようにしている。
本実施形態ではギヤ214とギヤ215のギヤ比を変更して回転角に差を設けているが、ギヤ215に設けたプーリをスプール5に設けたプーリより大径にすることなどで押さえ部材40とロール体4との回転角に差を設けてもよい。
このとき、回転角θ2は以下のような範囲に設定することが好ましい。すなわち、ロール体4が最大径の場合の径をr2としたときに巻き戻し量となるL2=r2×θ2(rad)が、印刷媒体2の先端を引き出す所定の位置Cから搬送ローラ22と対向ローラ24が対向する位置Dまでの搬送路長より小さくなるように回転角θ2を設定している。
このような範囲に設定することで、最大ロール径で巻き戻し量が最大の場合でも把持部が搬送ローラ22と対向ローラ24の対向部に巻き込まれることなく、安定してセットできる範囲内で最小ロール径での巻き戻し量も確保できる。
次に、本発明の第4実施形態について図9を参照して説明する。図9は同実施形態の説明に供する要部説明図である。
本実施形態は、前記第2実施形態の連動機構201を有する構成で、前記第3実施形態におけるプーリ径に差を設けた構成を適用したものである。
したがって、前記第3実施形態と同様の作用効果を得ることできるので、その他の説明を省略する。
次に、本発明の第5実施形態について図10及び図11を参照して説明する。図10は同実施形態における連動機構部分の説明図、図11は同じく図10の側面説明図である。
本実施形態では、前記第1実施形態の連動機構201による連動を手動で切断することによって解除できるようにしている。
すなわち、押さえ部材40のホルダ部材45の筐体224にはフレーム225が取付けられている。フレーム225には、ギヤ214の軸部214aと、解除部材221の軸部221aが移動可能に保持されている。ギヤ214の軸部214aと解除部材221の軸部221aとはフレーム225内で連結部材222にて連結されている。連結部材222は弾性部材223によってギヤ214がギヤ215と連結する位置に加圧されている。
これにより、解除部材221が押されていないときには、連動機構201のギヤ214がギヤ215と噛み合っているので、押さえ部材40の回転に連動してスプール5が巻き取り方向に回転される。
ここで、解除部材221を弾性部材223の加圧力に抗して押し込むと、連動機構201のギヤ214がギヤ215から外れるので、押さえ部材40の回転がスプール5に伝達されなくなり、連動が解除される。
すなわち、解除部材221及び連結部材222によって、押さえ部材40の回転移動を駆動力としてスプール5側に伝達する駆動力伝達手段を切断することで、押さえ部材40の回転移動とロール体4の回転との連動を解除する手段を構成している。
このように、押さえ部材40とロール体4(スプール5)の連動を解除できるようにすることで、押さえ部材40が所定の押さえ位置にセットされる前に印刷媒体2が張られた状態になって、押さえ部材40が動かせなくなる事態を回避できる。
次に、本発明の第6実施形態について図12及び図13を参照して説明する。図12は同実施形態における連動機構部分の説明図、図13は同じく図12の側面説明図である。
本実施形態では、前記第2実施形態の連動機構201による連動を手動操作で解除できるようにしている。
ここでは、プーリ216に接続及び離間可能なプーリ216を有して、プーリ216の軸部226aを連結部材222に連結している。連結部材222には前記第5実施形態と同様に解除部材221が連結されている。
したがって、解除部材221を押さないときには部材226がプーリ216に接続されて、押さえ部材40の回転に連動してスプール5が巻き戻し方向に回転する。
これに対し、解除部材221を押すことで、部材226がプーリ216から切断され、押さえ部材40の回転とスプール5の巻き戻し方向への回転との連動が解除される。
すなわち、解除部材221、連結部材222及び部材226によって、押さえ部材40の回転移動を駆動力としてスプール5側に伝達する駆動力伝達手段を切断することで、押さえ部材40の回転移動とロール体4の回転との連動を解除する手段を構成している。
次に、本発明の第7実施形態について図14を参照して説明する。図14は同実施形態における連動機構部分の説明図である。
本実施形態では、前記第1実施形態の連動機構201による連動を自動的に解除できるようにしている。
ここでは、ギヤ214と軸部46との間に所定値以上の負荷がかかったときに空転状態になるトルクリミッタ231を設けている。すなわち、トルクリミッタ231は、押さえ部材40の回転移動を駆動力としてスプール5側に伝達する駆動力伝達手段を切断することで、押さえ部材40の回転移動とロール体4の回転との連動を解除する手段を構成している。
これにより、押さえ部材40が所定の押さえ位置にセットされる前に印刷媒体2が張られた状態になると、ギヤ214に掛る負荷が所定値以上になるので、押さえ部材40の軸部46がギヤ214に対して空転できるようになる。
したがって、押さえ部材40が所定の押さえ位置にセットされる前に印刷媒体2が張られた状態になっても、押さえ部材40を所定の押さえ位置にセットすることができるようになる。
次に、本発明の第8実施形態について図15を参照して説明する。図15は同実施形態における連動機構部分の説明図である。
本実施形態では、前記第2実施形態の連動機構201による連動を自動的に解除できるようにしている。
ここでは、プーリ216と軸部46との間に、所定値以上の負荷がかかったときに空転状態になって駆動力伝達手段を切断するトルクリミッタ231を設けている。
これにより、押さえ部材40が所定の押さえ位置にセットされる前に印刷媒体2が張られた状態になるとプーリ216に掛る負荷が所定値以上になるので、押さえ部材40の軸部46がプーリ216に対して空転できるようになる。
したがって、押さえ部材40が所定の押さえ位置にセットされる前に印刷媒体2が張られた状態になっても、押さえ部材40を所定の押さえ位置にセットすることができるようになる。
次に、本発明に係る画像形成装置の他の例について図16ないし図18を参照して説明する。図16は同実施形態の説明に供する画像形成装置の正面説明図、図17は搬送部の側面説明図、図18は搬送部の平面説明図である。
本実施形態では、前記各実施形態の保護ベルトを使用しないで、プラテン部材321のリブ322と、リブ間に配置された拍車323とによって、印刷媒体2を画像形成部102に対向して案内するようにしている。なお、リブ322の印刷媒体2を受ける面には非粘着処理を施している。
このように構成した画像形成装置であっても、前記第1実施形態ないし第8実施形態を適用することができる。
なお、上記実施形態の説明では印刷面に印刷しているが、粘着面に印刷することもできる。
本願における「画像形成」とは、文字や図形等の意味を持つ画像を媒体に対して付与することだけでなく、パターン等の意味を持たない画像を媒体に付与すること(例えば、単に液滴を媒体に着弾させること)なども意味する。
また、画像形成装置には、特に限定しない限り、シリアル型画像形成装置及びライン型画像形成装置のいずれも含まれる。
2 印刷媒体
4 ロール体
5 スプール
11 記録ヘッド
21 保護ベルト
22 搬送ローラ
24 対向ローラ
31 カッタユニット
32 排紙ローラ
33 拍車コロ
40 押さえ部材
45 ホルダ部材
100 装置本体
101 給紙部
102 画像形成部
103 搬送部
104 排紙部
105 排出口
213 ベルト
214、215 ギヤ
216 プーリ

Claims (5)

  1. ロール体から引き出される印刷媒体に画像を形成する画像形成手段と、
    前記印刷媒体を前記画像形成手段に対向して搬送する搬送手段と、を備え、
    前記搬送手段には、前記印刷媒体を押える押さえ部材を有し、
    前記押さえ部材は、前記印刷媒体を押える第1位置と前記第1位置から離間する第2位置との間で移動可能であり、
    前記押さえ部材が前記第2位置から前記第1位置に移動する動きに連動して前記印刷媒体を搬送方向と逆方向に移動させる連動手段を備えている
    ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記連動手段には、前記押さえ部材の移動と前記印刷媒体の移動の連動を解除する手段を備えている
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記連動手段は、前記押さえ部材の移動を前記ロール体側の回転に変換して伝達する駆動力伝達手段であり、
    前記連動を解除する手段は、手動操作で前記駆動力伝達手段を切断する手段である
    ことを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記連動手段は、前記押さえ部材の移動を前記ロール体側の回転に変換して伝達する駆動伝達手段であり、
    前記連動を解除する手段は、前記押さえ部材に対して所定値以上の負荷が加わったときに前記駆動力伝達手段を切断する手段である
    ことを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  5. 前記印刷媒体を搬送方向と逆方向に移動させるときの長さは、最大径のロール体がセットされた状態において前記印刷媒体の先端を前記搬送手段にセットするときの所定の位置から搬送手段と押さえ部材の当接位置の搬送路長さより短い
    ことを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の画像形成装置。
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