JP2015157154A - 遊技台 - Google Patents

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茂樹 井上
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Abstract

【課題】接続手段に特徴を持った遊技台を提供する。
【解決手段】遊技台は、第一の基板と、第二の基板と、第一のコネクタと、第二のコネクタと、を備え、前記第一のコネクタおよび前記第二のコネクタは、直接接続され、当該2つのコネクタが接続状態にある場合に、2枚の基板の距離を一定の距離に保つスペーサが設けられており、前記第一の面および前記第二の面は、前記2つのコネクタが接続状態にある場合に、対向し、前記スペーサは、ネジによって前記第二の基板に固定され、前記スペーサは、導電性を有するものであり、前記ネジは、導電性を有するものであり、前記2枚の基板のパターンは、前記ネジおよび前記スペーサによって電気的に接続されるものである。
【選択図】図11

Description

本発明は、回胴遊技機(スロットマシン)や弾球遊技機(パチンコ機)などに代表される遊技台に関する。
パチンコ機に代表される遊技台は、CPUやROM、RAM等からなる複数の遊技制御基板を備え、この遊技制御基板を接続手段によって接続している。
特開2008−200302号公報
従来の遊技台は、接続手段に改良の余地があった。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであって、接続手段に特徴を持った遊技台を提供することを目的とする。
本発明に係る遊技台は、第一の基板と、前記第一の基板とは異なる第二の基板と、前記第一の基板における第一の面に設けられた第一のコネクタと、前記第二の基板における第二の面に設けられた第二のコネクタと、を備えた遊技台であって、前記第一のコネクタおよび前記第二のコネクタは、直接接続されるように構成されており、前記第一のコネクタおよび前記第二のコネクタ(以下、「2つのコネクタ」という。)が接続状態にある場合に、前記第一の基板および前記第二の基板(以下、「2枚の基板」という。)の距離を一定の距離に保つスペーサが設けられており、前記第一の面および前記第二の面は、前記2つのコネクタが接続状態にある場合に、対向するように構成されており、前記スペーサは、ネジによって前記第二の基板に固定されるものであり、前記スペーサは、導電性を有するものであり、前記ネジは、導電性を有するものであり、前記2枚の基板のパターンは、前記ネジおよび前記スペーサによって電気的に接続されるものである、ことを特徴とする遊技台である。
本発明に係る遊技台によれば、接続手段に特徴を持った遊技台を提供することができる。
パチンコ機を正面側(遊技者側)から見た外観斜視図である。 パチンコ機を背面側から見た外観図である。 遊技盤を正面から見た略示正面図である。 制御部の回路ブロック図を示したものである。 第一副制御基板の回路ブロック図を示したものである。 (a)特図の停止図柄態様の一例を示したものである。(b)装飾図柄の停止図柄態様の一例を示したものである。(c)普図の停止表示図柄の一例を示したものである。 主制御部メイン処理の流れを示すフローチャートである。 主制御部タイマ割込処理の流れを示すフローチャートである。 (a)第1副制御部のCPUが実行するメイン処理のフローチャートである。(b)第1副制御部のコマンド受信割込み処理のフローチャートである。(c)第1副制御部のタイマ割込処理のフローチャートである。 (a)第2副制御部のCPUが実行するメイン処理のフローチャートである。(b)第2副制御部のコマンド受信割込処理のフローチャートである。(c)第2副制御部のタイマ割込処理のフローチャートである。 第一実施例の基板構造を示す分解斜視図である。 第一実施例の基板構造を示す斜視図である。 第二実施例のROMモジュール基板を示す斜視図であり、(a)は表側を示し、(b)は裏側を示す。 第三実施例の基板構造を示す分解斜視図及び断面図である。 第四実施例の基板構造を示す分解斜視図である。 第五実施例の基板構造を示す分解斜視図である。 第六実施例の基板構造を示す分解斜視図である。 第六実施例の基板構造を示す背面分解図及びA−A'断面図である。 第六実施例の基板構造を示す背面図である。 本発明の他の適用例を示した図である。
以下、図面を用いて、本発明の実施形態1に係る遊技台(例えば、パチンコ機100等の弾球遊技機やスロット機等の回胴遊技機)について詳細に説明する。
<全体構成>
まず、図1を用いて、本発明の実施形態1に係るパチンコ機100の全体構成について説明する。なお、同図はパチンコ機100を正面側(遊技者側)から見た外観斜視図である。
パチンコ機100は、外部的構造として、外枠102と、本体104と、前面枠扉106と、球貯留皿付扉108と、発射装置110と、遊技盤200と、をその前面に備える。
外枠102は、遊技機設置営業店に設けられた設置場所(島設備等)へと固定させるための縦長方形状から成る木製の枠部材である。
本体104は、内枠と呼ばれ、外枠102の内部に備えられ、ヒンジ部112を介して外枠102に回動自在に装着された縦長方形状の遊技機基軸体となる部材である。また、本体104は、枠状に形成され、内側に空間部114を有している。また、本体104が開放された場合、本体104の開放を検出する不図示の内枠開放センサを備える。
前面枠扉106は、ロック機能付きで且つ開閉自在となるようにパチンコ機100の前面側となる本体104の前面に対しヒンジ部112を介して装着され、枠状に構成されることでその内側を開口部とした扉部材である。なお、この前面枠扉106には、開口部にガラス製又は樹脂製の透明板部材118が設けられ、前面側には、スピーカ120や枠ランプ122が取り付けられている。前面枠扉106の後面と遊技盤200の前面とで遊技領域124を区画形成する。また、前面枠扉106が開放された場合、前面枠扉106の開放を検出する不図示の前面枠扉開放センサを備える。
球貯留皿付扉108は、パチンコ機100の前面において本体104の下側に対して、ロック機能付きで且つ開閉自在となるように装着された扉部材である。球貯留皿付扉108は、複数の遊技球(以下、単に「球」と称する場合がある)が貯留可能で且つ発射装置110へと遊技球を案内させる通路が設けられている上皿126と、上皿126に貯留しきれない遊技球を貯留する下皿128と、遊技者の操作によって上皿126に貯留された遊技球を下皿128へと排出させる球抜ボタン130と、遊技者の操作によって下皿128に貯留された遊技球を遊技球収集容器(俗称、ドル箱)へと排出させる球排出レバー132と、遊技者の操作によって発射装置110へと案内された遊技球を遊技盤200の遊技領域124へと打ち出す球発射ハンドル134と、遊技者の操作によって各種演出装置206の演出態様に変化を与えるチャンスボタン136と、チャンスボタン136を発光させるチャンスボタンランプ138と、遊技店に設置されたカードユニット(CRユニット)に対して球貸し指示を行う球貸操作ボタン140と、カードユニットに対して遊技者の残高の返却指示を行う返却操作ボタン142と、遊技者の残高やカードユニットの状態を表示する球貸表示部144と、を備える。また、下皿128が満タンであることを検出する不図示の下皿満タンセンサを備える。
発射装置110は、本体104の下方に取り付けられ、球発射ハンドル134が遊技者に操作されることによって回動する発射杆146と、遊技球を発射杆146の先端で打突する発射槌148と、を備える。
遊技盤200は、前面に遊技領域124を有し、本体104の空間部114に臨むように、所定の固定部材を用いて本体104に着脱自在に装着されている。なお、遊技領域124は、遊技盤200を本体104に装着した後、開口部から観察することができる。
図2は、図1のパチンコ機100を背面側から見た外観図である。
パチンコ機100の背面上部には、上方に開口した開口部を有し、遊技球を一時的に貯留するための球タンク150と、この球タンク150の下方に位置し、球タンク150の底部に形成した連通孔を通過して落下する球を背面右側に位置する払出装置152に導くためのタンクレール154とを配設している。
払出装置152は、筒状の部材からなり、その内部には、不図示の払出モータとスプロケットと払出センサとを備えている。
スプロケットは、払出モータによって回転可能に構成されており、タンクレール154を通過して払出装置152内に流下した遊技球を一時的に滞留させると共に、払出モータを駆動して所定角度だけ回転することにより、一時的に滞留した遊技球を払出装置152の下方へ1個ずつ送り出すように構成している。
払出センサは、スプロケットが送り出した遊技球の通過を検知するためのセンサであり、遊技球が通過しているときにハイまたはローの何れか一方の信号を、遊技球が通過していないときはハイまたはローの何れか他方の信号を払出制御部600へ出力する。なお、この払出センサを通過した遊技球は、不図示の球レールを通過してパチンコ機100の表側に配設した上皿126に到達するように構成しており、パチンコ機100は、この構成により遊技者に対して球の払い出しを行う。
払出装置152の図中左側には、遊技全般の制御処理を行う主制御部300を構成する主基板156を収納する主基板ケース158、主制御部300が生成した処理情報に基づいて演出に関する制御処理を行う第1副制御部400を構成する第1副基板160を収納する第1副基板ケース162、第1副制御部400が生成した処理情報に基づいて演出に関する制御処理を行う第2副制御部500を構成する第2副基板164を収納する第2副基板ケース166、遊技球の払出に関する制御処理を行う払出制御部600を構成するとともに遊技店員の操作によってエラーを解除するエラー解除スイッチ168を備える払出基板170を収納する払出基板ケース172、遊技球の発射に関する制御処理を行う発射制御部630を構成する発射基板174を収納する発射基板ケース176、各種電気的遊技機器に電源を供給する電源制御部660を構成するとともに遊技店員の操作によって電源をオンオフする電源スイッチ178と電源投入時に操作されることによってRWMクリア信号を主制御部300に出力するRWMクリアスイッチ180とを備える電源基板182を収納する電源基板ケース184、および払出制御部600とカードユニットとの信号の送受信を行うCRインターフェース部186を配設している。
図3は、遊技盤200を正面から見た略示正面図である。
遊技盤200には、外レール202と内レール204とを配設し、遊技球が転動可能な遊技領域124を区画形成している。
遊技領域124の略中央には、演出装置206を配設している。この演出装置206には、略中央に装飾図柄表示装置208を配設し、その周囲に、普通図柄表示装置210と、第1特別図柄表示装置212と、第2特別図柄表示装置214と、普通図柄保留ランプ216と、第1特別図柄保留ランプ218と、第2特別図柄保留ランプ220と、高確中ランプ222を配設している。なお、以下、普通図柄を「普図」、特別図柄を「特図」と称する場合がある。
演出装置206は、演出可動体224を動作して演出を行うものであり、詳細については後述する。
装飾図柄表示装置208は、装飾図柄ならびに演出に用いる様々な表示を行うための表示装置であり、本実施例では液晶表示装置(Liquid Crystal Display)によって構成する。この装飾図柄表示装置208は、左図柄表示領域208a、中図柄表示領域208b、右図柄表示領域208cおよび演出表示領域208dの4つの表示領域に分割し、左図柄表示領域208a、中図柄表示領域208bおよび右図柄表示領域208cはそれぞれ異なった装飾図柄を表示し、演出表示領域208dは演出に用いる画像を表示する。さらに、各表示領域208a、208b、208c、208dの位置や大きさは、装飾図柄表示装置208の表示画面内で自由に変更することを可能としている。なお、装飾図柄表示装置208として液晶表示装置を採用しているが、液晶表示装置でなくとも、種々の演出や種々の遊技情報を表示可能に構成されていればよく、例えば、ドットマトリクス表示装置、7セグメント表示装置、有機EL(ElectroLuminescence)表示装置、リール(ドラム)式表示装置、リーフ式表示装置、プラズマディスプレイ、プロジェクタを含む他の表示デバイスを採用してもよい。
普図表示装置210は、普図の表示を行うための表示装置であり、本実施例では7セグメントLEDによって構成する。第1特図表示装置212および第2特図表示装置214は、特図の表示を行うための表示装置であり、本実施例では7セグメントLEDによって構成する。
普図保留ランプ216は、保留している普図変動遊技(詳細は後述)の数を示すためのランプであり、本実施例では、普図変動遊技を所定数(例えば、2つ)まで保留することを可能としている。第1特図保留ランプ218および第2特図保留ランプ220は、保留している特図変動遊技(詳細は後述)の数を示すためのランプであり、本実施例では、特図変動遊技を所定数(例えば、4つ)まで保留することを可能としている。高確中ランプ222は、遊技状態が大当りが発生し易い高確率状態であること、または高確率状態になることを示すためのランプであり、遊技状態を大当りが発生し難い低確率状態から高確率状態にする場合に点灯し、高確率状態から低確率状態にする場合に消灯する。
また、この演出装置206の周囲には、所定の球進入口、例えば、一般入賞口226と、普図始動口228と、第1特図始動口230と、第2特図始動口232と、可変入賞口234を配設している。
一般入賞口226は、本実施例では遊技盤200に複数配設しており、この一般入賞口226への入球を所定の球検出センサ(図示省略)が検出した場合(一般入賞口226に入賞した場合)、払出装置152を駆動し、所定の個数(例えば、10個)の球を賞球として上皿126に排出する。上皿126に排出した球は遊技者が自由に取り出すことが可能であり、これらの構成により、入賞に基づいて賞球を遊技者に払い出すようにしている。なお、一般入賞口226に入球した球は、パチンコ機100の裏側に誘導した後、遊技島側に排出する。本実施例では、入賞の対価として遊技者に払い出す球を「賞球」、遊技者に貸し出す球を「貸球」と区別して呼ぶ場合があり、「賞球」と「貸球」を総称して「球(遊技球)」と呼ぶ。
普図始動口228は、ゲートやスルーチャッカーと呼ばれる、遊技領域124の所定の領域を球が通過したか否かを判定するための装置で構成しており、本実施例では遊技盤200の左側に1つ配設している。普図始動口228を通過した球は一般入賞口226に入球した球と違って、遊技島側に排出することはない。球が普図始動口228を通過したことを所定の球検出センサが検出した場合、パチンコ機100は、普図表示装置210による普図変動遊技を開始する。
第1特図始動口230は、本実施例では遊技盤200の中央に1つだけ配設している。この第1特図始動口230への入球を所定の球検出センサが検出した場合、後述する払出装置152を駆動し、所定の個数(例えば、3個)の球を賞球として上皿126に排出するとともに、第1特図表示装置212による特図変動遊技を開始する。なお、第1特図始動口230に入球した球は、パチンコ機100の裏側に誘導した後、遊技島側に排出する。
第2特図始動口232は、電動チューリップ(電チュー)と呼ばれ、本実施例では第1特図始動口230の真下に1つだけ配設している。この第2特図始動口232は、左右に開閉自在な羽根部材232aを備え、羽根部材232aの閉鎖中は球の入球が不可能であり、普図変動遊技に当選し、普図表示装置210が当たり図柄を停止表示した場合に羽根部材232aが所定の時間間隔、所定の回数で開閉する。第2特図始動口232への入球を所定の球検出センサが検出した場合、払出装置152を駆動し、所定の個数(例えば、4個)の球を賞球として上皿126に排出するとともに、第2特図表示装置214による特図変動遊技を開始する。なお、第2特図始動口232に入球した球は、パチンコ機100の裏側に誘導した後、遊技島側に排出する。
可変入賞口234は、大入賞口またはアタッカーと呼ばれ、本実施例では遊技盤200の中央部下方に1つだけ配設している。この可変入賞口234は、開閉自在な扉部材234aを備え、扉部材234aの閉鎖中は球の入球が不可能であり、特図変動遊技に当選して特図表示装置が大当たり図柄を停止表示した場合に扉部材234aが所定の時間間隔(例えば、開放時間29秒、閉鎖時間1.5秒)、所定の回数(例えば15回)で開閉する。可変入賞口234への入球を所定の球検出センサが検出した場合、払出装置152を駆動し、所定の個数(例えば、15個)の球を賞球として上皿126に排出する。なお、可変入賞口234に入球した球は、パチンコ機100の裏側に誘導した後、遊技島側に排出する。
さらに、これらの入賞口や始動口の近傍には、風車と呼ばれる円盤状の打球方向変換部材236や、遊技釘238を複数個、配設していると共に、内レール204の最下部には、いずれの入賞口や始動口にも入賞しなかった球をパチンコ機100の裏側に誘導した後、遊技島側に排出するためのアウト口240を設けている。
このパチンコ機100は、遊技者が上皿126に貯留している球を発射レールの発射位置に供給し、遊技者の操作ハンドルの操作量に応じた強度で発射モータを駆動し、発射杆146および発射槌148によって外レール202、内レール204を通過させて遊技領域124に打ち出す。そして、遊技領域124の上部に到達した球は、打球方向変換部材236や遊技釘238等によって進行方向を変えながら下方に落下し、入賞口(一般入賞口226、可変入賞口234)や始動口(第1特図始動口230、第2特図始動口232)に入賞するか、いずれの入賞口や始動口にも入賞することなく、または普図始動口228を通過するのみでアウト口240に到達する。
<演出装置206>
次に、パチンコ機100の演出装置206について説明する。
この演出装置206の前面側には、遊技球の転動可能な領域にワープ装置242およびステージ244を配設し、遊技球の転動不可能な領域に演出可動体224を配設している。また、演出装置206の背面側には、装飾図柄表示装置208および遮蔽装置246(以下、扉と称する場合がある)を配設している。すなわち、演出装置206において、装飾図柄表示装置208および遮蔽装置246は、ワープ装置242、ステージ244、および演出可動体224の後方に位置することとなる。
ワープ装置242は、演出装置206の左上方に設けたワープ入口242aに入った遊技球を演出装置206の前面下方のステージ244にワープ出口242bから排出する。
ステージ244は、ワープ出口242bから排出された球や遊技盤200の釘などによって乗り上げた球などが転動可能であり、ステージ244の中央部には、通過した球が第1特図始動口230へ入球し易くなるスペシャルルート244aを設けている。
演出可動体224は、本実施形態では人間の右腕の上腕と前腕を模した上腕部224aと前腕部224bとからなり、肩の位置に上腕部224aを回動させる不図示の上腕モータと肘の位置に前腕部224bを回動させる不図示の前腕モータを備える。演出可動体224は、上腕モータと前腕モータによって装飾図柄表示装置208の前方を移動する。
遮蔽装置246は、格子状の左扉246aおよび右扉246bからなり、装飾図柄表示装置208および前面ステージ244の間に配設する。左扉246aおよび右扉246bの上部には、不図示の2つのプーリに巻き回したベルトをそれぞれ固定している。すなわち、左扉246aおよび右扉246bは、モータによりプーリを介して駆動するベルトの動作に伴って左右にそれぞれ移動する。遮蔽装置246は、左扉246aおよび右扉246bを閉じた状態ではそれぞれの内側端部が重なり、遊技者が装飾図柄表示装置208を視認し難いように遮蔽する。左扉246aおよび右扉246bを開いた状態ではそれぞれの内側端部が装飾図柄表示装置208の表示画面の外側端部と若干重なるが、遊技者は装飾図柄表示装置208の表示の全てを視認可能である。また、左扉246aおよび右扉246bは、それぞれ任意の位置で停止可能であり、例えば、表示した装飾図柄がどの装飾図柄であるかを遊技者が識別可能な程度に、装飾図柄の一部だけを遮蔽するようなことができる。なお、左扉246aおよび右扉246bは、格子の孔から後方の装飾図柄表示装置208の一部を視認可能にしてもよいし、格子の孔の障子部分を半透明のレンズ体で塞ぎ、後方の装飾図柄表示装置208による表示を漠然と遊技者に視認させるようにしてもよいし、格子の孔の障子部分を完全に塞ぎ(遮蔽し)、後方の装飾図柄表示装置208を全く視認不可にしてもよい。
<制御部>
次に、図4を用いて、このパチンコ機100の制御部の回路構成について詳細に説明する。なお、同図は制御部の回路ブロック図を示したものである。
パチンコ機100の制御部は、大別すると、遊技の中枢部分を制御する主制御部300と、主制御部300が送信するコマンド信号(以下、単に「コマンド」と呼ぶ)に応じて主に演出の制御を行う第1副制御部400と、第1副制御部400より送信されたコマンドに基づいて各種機器を制御する第2副制御部500と、主制御部300が送信するコマンドに応じて主に遊技球の払い出しに関する制御を行う払出制御部600と、遊技球の発射制御を行う発射制御部630と、パチンコ機100に供給される電源を制御する電源制御部660と、によって構成している。
<主制御部>
まず、パチンコ機100の主制御部300について説明する。
主制御部300は、主制御部300の全体を制御する基本回路302を備えており、この基本回路302には、CPU304と、制御プログラムや各種データを記憶するためのROM306と、一時的にデータを記憶するためのRAM308と、各種デバイスの入出力を制御するためのI/O310と、時間や回数等を計測するためのカウンタタイマ312と、プログラム処理の異常を監視するWDT314を搭載している。なお、ROM306やRAM308については他の記憶装置を用いてもよく、この点は後述する第1副制御部400についても同様である。この基本回路302のCPU304は、水晶発振器316bが出力する所定周期のクロック信号をシステムクロックとして入力して動作する。
また、基本回路302には、水晶発振器316aが出力するクロック信号を受信する度に0〜65535の範囲で数値を導出する乱数値生成回路318(この回路には2つの乱数値生成回路を内蔵しているものとする)と、所定の球検出センサ、例えば各始動口、入賞口、可変入賞口を通過する遊技球を検出するセンサや、前面枠扉開放センサや内枠開放センサや下皿満タンセンサを含む各種センサ320が出力する信号を受信し、増幅結果や基準電圧との比較結果を乱数値生成回路318および基本回路302に出力するためのセンサ回路322と、所定の図柄表示装置、例えば第1特図表示装置212や第2特図表示装置214の表示制御を行うための駆動回路324と、所定の図柄表示装置、例えば普図表示装置210の表示制御を行うための駆動回路326と、各種状態表示部328(例えば、普図保留ランプ216、第1特図保留ランプ218、第2特図保留ランプ220、高確中ランプ222等)の表示制御を行うための駆動回路330と、所定の可動部材、例えば第2特図始動口232の羽根部材232aや可変入賞口234の扉部材234a等を開閉駆動する各種ソレノイド332を制御するための駆動回路334を接続している。
乱数値生成回路318は、基本回路302で使用する乱数値を生成する。この乱数値生成回路318における乱数の生成には、大別するとカウンタモードと乱数モードとの2種類の方法がある。カウンタモードでは、所定の時間間隔でカウントアップ(ダウン)する数値を取得して、その数値を乱数として導出する。乱数モードには、さらに2つの方法がある。乱数モードにおける一つ目の方法は、乱数の種を用いて所定関数(例えばモジュラス関数)による演算を行い、この演算結果を乱数として導出する。二つ目の方法は、0〜65535の範囲の数値がランダムに配列された乱数テーブルから数値を読み出し、その読み出した数値を乱数として導出する。乱数値生成回路318では、各種センサ320からセンサ回路322に入力される信号に重畳しているホワイトノイズを利用して不規則な値を取得する。乱数値生成回路318は、こうして取得した値を、カウンタモードでカウントアップ(ダウン)させるカウンタの初期値として用いたり、乱数の種として用いたり、あるいは乱数テーブルの読み出し開始位置を決定する際に用いる。
なお、第1特図始動口230に球が入賞したことを球検出センサ320が検出した場合には、センサ回路322は球を検出したことを示す信号を乱数値生成回路318に出力する。この信号を受信した乱数値生成回路318は、第1特図始動口230に対応する乱数値生成回路のそのタイミングにおける値をラッチし、ラッチした値を、乱数値生成回路318に内蔵された、第1特図始動口230に対応する乱数値記憶用レジスタに記憶する。また、乱数値生成回路318は、第2特図始動口232に球が入賞したことを示す信号を受信した場合も同様に、第2特図始動口232に対応する乱数値生成回路のそのタイミングにおける値をラッチし、ラッチした値を、乱数値生成回路318に内蔵された、第2特図始動口232に対応する乱数値記憶用レジスタに記憶する。
さらに、基本回路302には、情報出力回路336を接続しており、主制御部300は、この情報出力回路336を介して、外部のホールコンピュータ(図示省略)等が備える情報入力回路350にパチンコ機100の遊技情報(例えば、遊技状態)を出力する。
また、主制御部300には、電源制御部660から主制御部300に供給している電源の電圧値を監視する電圧監視回路338を設けており、この電圧監視回路338は、電源の電圧値が所定の値(本実施例では9v)未満である場合に電圧が低下したことを示す低電圧信号を基本回路302に出力する。
また、主制御部300には、電源が投入されると起動信号(リセット信号)を出力する起動信号出力回路(リセット信号出力回路)340を設けており、CPU304は、この起動信号出力回路340から起動信号を入力した場合に、遊技制御を開始する(後述する主制御部メイン処理を開始する)。
また、主制御部300は、第1副制御部400にコマンドを送信するための出力インタフェースと、払出制御部600にコマンドを送信するための出力インタフェースをそれぞれ備えており、この構成により、第1副制御部400および払出制御部600との通信を可能としている。なお、主制御部300と第1副制御部400および払出制御部600との情報通信は一方向の通信であり、主制御部300は第1副制御部400および払出制御部600にコマンド等の信号を送信できるように構成しているが、第1副制御部400および払出制御部600からは主制御部300にコマンド等の信号を送信できないように構成している。
<副制御部>
次に、パチンコ機100の第1副制御部400について説明する。第1副制御部400は、主に主制御部300が送信したコマンド等に基づいて第1副制御部400の全体を制御する基本回路402を備えており、この基本回路402には、CPU404と、一時的にデータを記憶するためのRAM408と、各種デバイスの入出力を制御するためのI/O410と、時間や回数等を計測するためのカウンタタイマ412を搭載している。基本回路402のCPU404は、水晶発振器414が出力する所定周期のクロック信号をシステムクロックとして入力して動作し、第1副制御部400の全体を制御するための制御プログラム及びデータ、各種演出データ等が記憶されたROM406が接続されている。
また、基本回路402には、スピーカ120(およびアンプ)の制御を行うための音源IC416と、各種ランプ418(例えば、チャンスボタンランプ138)の制御を行うための駆動回路420と、遮蔽装置246の駆動制御を行うための駆動回路432と、遮蔽装置246の現在位置を検出する遮蔽装置センサ430と、チャンスボタン136の押下を検出するチャンスボタン検出センサ426と、遮蔽装置センサ430やチャンスボタン検出センサ426からの検出信号を基本回路402に出力するセンサ回路428と、CPU404からの信号に基づいてROM406に記憶された画像データ等を読み出してVRAM436のワークエリアを使用して表示画像を生成して装飾図柄表示装置208に画像を表示するVDP434(ビデオ・ディスプレイ・プロセッサー)と、を接続している。
<第1副基板>
次に、図5を用いて、第1副制御部400を構成する第1副基板160について説明する。VDP434は、CPUI/F221と、CGバスI/F223と、CPUI/F221を介して受信した命令を一時的に記憶するためのアトリビュートレジスタ229と、を備えている。なお、CPUI/F221は、CPU(表示制御CPU)404およびRAM408とデータの送受信を行うためのI/Fであり、CGバスI/F223は、バスB3に接続されたROMモジュール基板161のCG−ROM205a,205bとデータの送受信を行うためのI/Fである。これらのCPUI/F221、CGバスI/F223、アトリビュートレジスタ229は、バスB4を介して描画制御部231、データ転送制御部233、表示制御部227に接続されている。
描画制御部231は、アトリビュートレジスタ229に記憶された命令に従って、CG−ROM205a,205bやROM406から画像データを読み出して、所定の画像を生成した後、生成した画像をVRAMI/F225を介してVRAM436の所定領域に記憶する。データ転送制御部233は、アトリビュートレジスタ229とVRAM436の間の画像データの転送を制御する。表示制御部227は、描画制御部231が生成した画像を受信してDAC235に送信すると共に、LCD(装飾図柄表示装置)208にDAC235からの画像信号を所定のタイミングでサンプリングさせるための同期信号を出力する。DAC235は、表示制御部227から入力されたデジタル信号である画像データをアナログ信号のR(赤)信号、G(緑)信号、B(青)信号に変換してLCD(装飾図柄表示装置)208に出力する。
VRAM436のワークエリアには、2つの表示領域Aおよび表示領域B(フレームバッファ)と、その他の記憶領域が設けられている。表示領域Aと表示領域Bは、共にLCD(装飾図柄表示装置)208に表示させる画像の画像データを一時的に記憶するための記憶領域であるが、いずれか一方を描画領域に指定することができ、描画領域に指定されていない表示領域の画像データをLCD(装飾図柄表示装置)208に画像として表示させているときに、描画領域に指定された表示領域に画像データを展開(記憶)することが可能な構成となっている。このような構成により、表示領域Aと表示領域Bとの間で描画領域の指定を切り替える(スワップする)ことによって、液晶表示装置に表示させる画像を容易に切り替えることができる。また、その他の記憶領域には、画像の色情報を記憶するカラーパレット記憶領域や、使用頻度の高い画像データの情報などが記憶される。
本例においては、CGバスI/F223を介してROMモジュール基板161が接続されている。つまりROMモジュール基板161に搭載されたCG−ROM205a,205bから画像データが読み出されているが、これに限らず、CG−ROMは1つであっても良いし、ROMモジュール基板に3つ以上備えられていても良い。
図4に戻って、パチンコ機100の第2副制御部500について説明する。第2副制御部500は、第1副制御部400が送信した制御コマンドを入力インタフェースを介して受信し、この制御コマンドに基づいて第2副制御部500の全体を制御する基本回路502を備えており、この基本回路502は、CPU504と、一時的にデータを記憶するためのRAM508と、各種デバイスの入出力を制御するためのI/O510と、時間や回数等を計測するためのカウンタタイマ512を搭載している。基本回路502のCPU504は、水晶発振器514が出力する所定周期のクロック信号をシステムクロックとして入力して動作し、第2副制御部500の全体を制御するための制御プログラム及びデータ、画像表示用のデータ等が記憶されたROM506(506a,506b)が設けられている。
また、基本回路502には、演出可動体224の駆動制御を行うための駆動回路516と、演出可動体224の現在位置を検出する演出可動体センサ424と、演出可動体センサ424からの検出信号を基本回路502に出力するセンサ回路518と、遊技盤用ランプ532の制御を行うための遊技盤用ランプ駆動回路530と、遊技台枠用ランプ542の制御を行うための遊技台枠用ランプ駆動回路540と、遊技盤用ランプ駆動回路530と遊技台枠用ランプ駆動回路540との間でシリアル通信による点灯制御を行うシリアル通信制御回路520と、を接続している。
<払出制御部、発射制御部、電源制御部>
次に、パチンコ機100の払出制御部600、発射制御部630、電源制御部660について説明する。
払出制御部600は、主に主制御部300が送信したコマンド等の信号に基づいて払出装置152の払出モータ602を制御すると共に、払出センサ604が出力する制御信号に基づいて賞球または貸球の払い出しが完了したか否かを検出すると共に、インタフェース部606を介して、パチンコ機100とは別体で設けられたカードユニット608との通信を行う。
発射制御部630は、払出制御部600が出力する、発射許可または停止を指示する制御信号や、球発射ハンドル134内に設けた発射強度出力回路が出力する、遊技者による球発射ハンドル134の操作量に応じた発射強度を指示する制御信号に基づいて、発射杆146および発射槌148を駆動する発射モータ632の制御や、上皿126から発射装置110に球を供給する球送り装置634の制御を行う。
電源制御部660は、パチンコ機100に外部から供給される交流電源を直流化し、所定の電圧に変換して主制御部300、第1副制御部400等の各制御部や払出装置152等の各装置に供給する。さらに、電源制御部660は、外部からの電源が断たれた後も所定の部品(例えば主制御部300のRAM308等)に所定の期間(例えば10日間)電源を供給するための蓄電回路(例えば、コンデンサ)を備えている。なお、本実施形態では、電源制御部660から払出制御部600と第2副制御部500に所定電圧を供給し、払出制御部600から主制御部300と第2副制御部500と発射制御部630に所定電圧を供給しているが、各制御部や各装置に他の電源経路で所定電圧を供給してもよい。
<図柄の種類>
次に、図6(a)〜(c)を用いて、パチンコ機100の第1特別図柄表示装置212、第2特別図柄表示装置214、装飾図柄表示装置208、普通図柄表示装置210が停止表示する特図および普図の種類について説明する。同図(a)は特図の停止図柄態様の一例を示したものである。
第1特図始動口230に球が入球したことを第1始動口センサが検出したことを条件として特図1変動遊技が開始され、第2特図始動口232に球が入球したことを第2始動口センサが検出したことを条件として特図2変動遊技が開始される。特図1変動遊技が開始されると、第1特別図柄表示装置212は、7個のセグメントの全点灯と、中央の1個のセグメントの点灯を繰り返す「特図1の変動表示」を行う。また、特図2変動遊技が開始されると、第2特別図柄表示装置214は、7個のセグメントの全点灯と、中央の1個のセグメントの点灯を繰り返す「特図2の変動表示」を行う。これらの「特図1の変動表示」および「特図2の変動表示」が本発明にいう図柄の変動表示の一例に相当する。そして、特図1の変動開始前に決定した変動時間(本発明にいう変動時間が相当)が経過すると、第1特別図柄表示装置212は特図1の停止図柄態様を停止表示し、特図2の変動開始前に決定した変動時間(これも本発明にいう変動時間が相当)が経過すると、第2特別図柄表示装置214は特図2の停止図柄態様を停止表示する。したがって、「特図1の変動表示」を開始してから特図1の停止図柄態様を停止表示するまで、あるいは「特図2の変動表示」を開始してから特図2の停止図柄態様を停止表示するまでが本発明にいう図柄変動停止表示の一例に相当し、以下、この「特図1又は2の変動表示」を開始してから特図1又は2の停止図柄態様を停止表示するまでの一連の表示を図柄変動停止表示と称する。後述するように、図柄変動停止表示は複数回、連続して行われることがある。同図(a)には、図柄変動停止表示における停止図柄態様として「特図A」から「特図J」までの10種類の特図が示されている。同図(a)においては、図中の白抜きの部分が消灯するセグメントの場所を示し、黒塗りの部分が点灯するセグメントの場所を示している。
「特図A」は15ラウンド(15R)特別大当たり図柄であり、「特図B」は15R大当たり図柄である。本実施形態のパチンコ機100では、後述するように、特図変動遊技における大当りか否かの決定はハードウェア乱数の抽選によって行い、特別大当りか否かの決定はソフトウェア乱数の抽選によって行う。大当りと特別大当りの違いは、次回の特図変動遊技で、大当りに当選する確率が高い(特別大当り)か低い(大当り)かの違いである。以下、この大当りに当選する確率が高い状態のことを特図高確率状態と称し、その確率が低い状態のことを特図低確率状態と称する。また、15R特別大当たり遊技終了後および15R大当たり遊技終了後はいずれも時短状態に移行する。時短については詳しくは後述するが、時短状態に移行する状態のことを普図高確率状態と称し、時短状態に移行しない状態のことを普図低確率状態と称する。15R特別大当たり図柄である「特図A」は、特図高確率普図高確率状態であり、15R大当たり図柄である「特図B」は、特図低確率普図高確率状態である。これらの「特図A」および「特図B」は、遊技者に付与する利益量が相対的に大きな利益量になる図柄である。
「特図C」は突然確変と称される2R大当たり図柄であり、特図高確率普図高確率状態である。すなわち、15Rである「特図A」と比べて、「特図C」は2Rである点が異なる。「特図D」は突然時短と称される2R大当たり図柄であり、特図低確率普図高確率状態である。すなわち、15Rである「特図B」と比べて、「特図D」は2Rである点が異なる。
「特図E」は隠れ確変と称される2R大当たり図柄であり、特図高確率普図低確率状態である。「特図F」は突然通常と称される2R大当たり図柄であり、特図低確率普図低確率状態である。これら「特図E」および「特図F」はいずれも、2Rであるとともに、時短状態に移行しない状態である。
「特図G」は第1小当たり図柄であり、「特図H」は第2小当たり図柄であり、何れも特図低確率普図低確率状態である。ここにいう小当たりは、2R時短無し大当たりと同じものに相当する。すなわち、この「特図G」、「特図H」は「特図F」と同じ状態であるが、両者では装飾図柄表示装置208に表示される演出が異なり、あえて、同じ状態でも「特図G」、「特図H」と「特図F」を設けておくことで、遊技の興趣を高めている。
また、「特図I」は第1はずれ図柄であり、「特図J」は第2はずれ図柄であり、遊技者に付与する利益量が相対的に小さな利益量になる図柄である。
なお、本実施形態のパチンコ機100には、15R特別大当たり図柄として「特図A」以外の図柄も用意されており、15R大当たり図柄等の他の図柄についても同様である。
図6(b)は装飾図柄の一例を示したものである。本実施形態の装飾図柄には、「装飾1」〜「装飾10」の10種類がある。第1特図始動口230または第2特図始動口232に球が入賞したこと、すなわち、第1特図始動口230に球が入球したことを第1始動口センサが検出したこと、あるいは第2特図始動口232に球が入球したことを第2始動口センサが検出したことを条件にして、装飾図柄表示装置208の左図柄表示領域208a、中図柄表示領域208b、右図柄表示領域208cの各図柄表示領域に、「装飾1」→「装飾2」→「装飾3」→・・・・「装飾9」→「装飾10」→「装飾1」→・・・の順番で表示を切り替える「装飾図柄の変動表示」を行う。そして、「特図B」の15R大当たりを報知する場合には、図柄表示領域208a〜208cに15R大当たりに対応する、同じ装飾図柄が3つ並んだ図柄組合せ(例えば「装飾1−装飾1−装飾1」や「装飾2−装飾2−装飾2」等)を停止表示する。「特図A」の15R特別大当たりを報知する場合には、同じ奇数の装飾図柄が3つ並んだ図柄組合せ(例えば「装飾3−装飾3−装飾3」や「装飾7−装飾7−装飾7」等)を停止表示する。
また、「特図E」の隠れ確変と称される2R大当たり、「特図F」の突然通常と称される2R大当たり、あるいは「特図G」の第1小当たり、「特図H」の第2小当たりを報知する場合には、「装飾1−装飾2−装飾3」を停止表示する。さらに、「特図C」の突然確変と称される2R大当たり、あるいは「特図D」の突然時短と称される2R大当たりを報知する場合には、「装飾1−装飾3−装飾5」を停止表示する。
一方、「特図I」の第1はずれ、「特図J」の第2はずれを報知する場合には、図柄表示領域208a〜208cに同図(b)に示す図柄組合せ以外の図柄組合せを停止表示する。
同図(c)は普図の停止表示図柄の一例を示したものである。本実施形態の普図の停止表示態様には、当たり図柄である「普図A」と、外れ図柄である「普図B」の2種類がある。普図始動口228を球が通過したことを上述のゲートセンサが検出したことに基づいて、普通図柄表示装置210は、7個のセグメントの全点灯と、中央の1個のセグメントの点灯を繰り返す「普図の変動表示」を行う。そして、普図変動遊技の当選を報知する場合には「普図A」を停止表示し、普図変動遊技の外れを報知する場合には「普図B」を停止表示する。この同図(c)においても、図中の白抜きの部分が消灯するセグメントの場所を示し、黒塗りの部分が点灯するセグメントの場所を示している。
<主制御部メイン処理>
次に、図7を用いて、主制御部300のCPU304が実行する主制御部メイン処理について説明する。なお、同図は主制御部メイン処理の流れを示すフローチャートである。
上述したように、主制御部300には、電源が投入されると起動信号(リセット信号)を出力する起動信号出力回路(リセット信号出力回路)340を設けている。この起動信号を入力した基本回路302のCPU304は、リセット割込によりリセットスタートしてROM306に予め記憶している制御プログラムに従って図7に示す主制御部メイン処理を実行する。
ステップS101では、初期設定1を行う。この初期設定1では、CPU304のスタックポインタ(SP)へのスタック初期値の設定(仮設定)、割込マスクの設定、I/O310の初期設定、RAM308に記憶する各種変数の初期設定、WDT314への動作許可及び初期値の設定等を行う。なお、本実施形態では、WDT314に、初期値として32.8msに相当する数値を設定する。
ステップS103では、WDT314のカウンタの値をクリアし、WDT314による時間計測を再始動する。
ステップS105では、低電圧信号がオンであるか否か、すなわち、電圧監視回路338が、電源制御部660から主制御部300に供給している電源の電圧値が所定の値(本実施形態では9v)未満である場合に電圧が低下したことを示す低電圧信号を出力しているか否かを監視する。そして、低電圧信号がオンの場合(CPU304が電源の遮断を検知した場合)にはステップS103に戻り、低電圧信号がオフの場合(CPU304が電源の遮断を検知していない場合)にはステップS107に進む。なお、電源が投入された直後で未だ上記所定の値(9V)に達しない場合にもステップS103に戻り、供給電圧がその所定の値以上になるまで、ステップS105は繰り返し実行される。
ステップS107では、初期設定2を行う。この初期設定2では、後述する主制御部タイマ割込処理を定期毎に実行するための周期を決める数値をカウンタタイマ312に設定する処理、I/O310の所定のポート(例えば試験用出力ポート、第1副制御部400への出力ポート)からクリア信号を出力する処理、RAM308への書き込みを許可する設定等を行う。
ステップS109では、電源の遮断前(電断前)の状態に復帰するか否かの判定を行い、電断前の状態に復帰しない場合(主制御部300の基本回路302を初期状態にする場合)には初期化処理(ステップS113)に進む。
具体的には、最初に、電源基板に設けたRWMクリアスイッチ180を遊技店の店員などが操作した場合に送信されるRAMクリア信号がオン(操作があったことを示す)であるか否か、すなわちRAMクリアが必要であるか否かを判定し、RAMクリア信号がオンの場合(RAMクリアが必要な場合)には、基本回路302を初期状態にすべくステップS113に進む。一方、RAMクリア信号がオフの場合(RAMクリアが必要でない場合)には、RAM308に設けた電源ステータス記憶領域に記憶した電源ステータスの情報を読み出し、この電源ステータスの情報がサスペンドを示す情報であるか否かを判定する。そして、電源ステータスの情報がサスペンドを示す情報でない場合には、基本回路302を初期状態にすべくステップS113に進み、電源ステータスの情報がサスペンドを示す情報である場合には、RAM308の所定の領域(例えば全ての領域)に記憶している1バイトデータを初期値が0である1バイト構成のレジスタに全て加算することによりチェックサムを算出し、算出したチェックサムの結果が特定の値(例えば0)であるか否か(チェックサムの結果が正常であるか否か)を判定する。そして、チェックサムの結果が特定の値(例えば0)の場合(チェックサムの結果が正常である場合)には電断前の状態に復帰すべくステップS111に進み、チェックサムの結果が特定の値(例えば0)以外である場合(チェックサムの結果が異常である場合)には、パチンコ機100を初期状態にすべくステップS113に進む。同様に電源ステータスの情報が「サスペンド」以外の情報を示している場合にもステップS113に進む。
ステップS111では、復電時処理を行う。この復電時処理では、電断時にRAM308に設けられたスタックポインタ退避領域に記憶しておいたスタックポインタの値を読み出し、スタックポインタに再設定(本設定)する。また、電断時にRAM308に設けられたレジスタ退避領域に記憶しておいた各レジスタの値を読み出し、各レジスタに再設定した後、割込許可の設定を行う。以降、CPU304が、再設定後のスタックポインタやレジスタに基づいて制御プログラムを実行する結果、パチンコ機100は電源断時の状態に復帰する。すなわち、電断直前にタイマ割込処理(後述)に分岐する直前に行った(ステップS115内の所定の)命令の次の命令から処理を再開する。また、図4に示す主制御部300における基本回路302に搭載されているRAM308には、送信情報記憶領域が設けられている。このステップS111では、その送信情報記憶領域に、復電コマンドをセットする。この復電コマンドは、電源断時の状態に復帰したことを表すコマンドであり、後述する、主制御部300のタイマ割込処理におけるステップS233において、第1副制御部400へ送信される。
ステップS113では、初期化処理を行う。この初期化処理では、割込禁止の設定、スタックポインタへのスタック初期値の設定(本設定)、RAM308の全ての記憶領域の初期化などを行う。さらにここで、主制御部300のRAM308に設けられた送信情報記憶領域に正常復帰コマンドをセットする。この正常復帰コマンドは、主制御部300の初期化処理(ステップS113)が行われたことを表すコマンドであり、復電コマンドと同じく、主制御部300のタイマ割込処理におけるステップS233において、第1副制御部400へ送信される。
ステップS115では、割込禁止の設定を行った後、基本乱数初期値更新処理を行う。この基本乱数初期値更新処理では、普図当選乱数カウンタ、および特図乱数値カウンタの初期値をそれぞれ生成するための2つの初期値生成用乱数カウンタと、普図タイマ乱数値、および特図タイマ乱数値それぞれを生成するための2つの乱数カウンタを更新する。例えば、普図タイマ乱数値として取り得る数値範囲が0〜100とすると、RAM308に設けた普図タイマ乱数値を生成するための乱数カウンタ記憶領域から値を取得し、取得した値に1を加算してから元の乱数カウンタ記憶領域に記憶する。このとき、取得した値に1を加算した結果が101であれば0を元の乱数カウンタ記憶領域に記憶する。他の初期値生成用乱数カウンタ、乱数カウンタもそれぞれ同様に更新する。なお、初期値生成用乱数カウンタは、後述するステップS207でも更新する。
主制御部300は、所定の周期ごとに開始するタイマ割込処理を行っている間を除いて、ステップS115の処理を繰り返し実行する。
<主制御部タイマ割込処理>
次に、図8を用いて、主制御部300のCPU304が実行する主制御部タイマ割込処理について説明する。なお、同図は主制御部タイマ割込処理の流れを示すフローチャートである。
主制御部300は、所定の周期(本実施形態では約2msに1回)でタイマ割込信号を発生するカウンタタイマ312を備えており、このタイマ割込信号を契機として主制御部タイマ割込処理を所定の周期で開始する。
ステップS201では、タイマ割込開始処理を行う。このタイマ割込開始処理では、CPU304の各レジスタの値をスタック領域に一時的に退避する処理などを行う。
ステップS203では、WDT314のカウント値が初期設定値(本実施形態では32.8ms)を超えてWDT割込が発生しないように(処理の異常を検出しないように)、WDTを定期的に(本実施形態では、主制御部タイマ割込の周期である約2msに1回)リスタートを行う。
ステップS205では、入力ポート状態更新処理を行う。この入力ポート状態更新処理では、I/O310の入力ポートを介して、上述の前面枠扉開放センサや内枠開放センサや下皿満タンセンサ、各種の球検出センサを含む各種センサ320の検出信号を入力して検出信号の有無を監視し、RAM308に各種センサ320ごとに区画して設けた信号状態記憶領域に記憶する。球検出センサの検出信号を例にして説明すれば、前々回のタイマ割込処理(約4ms前)で検出した各々の球検出センサの検出信号の有無の情報を、RAM308に各々の球検出センサごとに区画して設けた前回検出信号記憶領域から読み出し、この情報をRAM308に各々の球検出センサごとに区画して設けた前々回検出信号記憶領域に記憶し、前回のタイマ割込処理(約2ms前)で検出した各々の球検出センサの検出信号の有無の情報を、RAM308に各々の球検出センサごとに区画して設けた今回検出信号記憶領域から読み出し、この情報を上述の前回検出信号記憶領域に記憶する。また、今回検出した各々の球検出センサの検出信号を、上述の今回検出信号記憶領域に記憶する。
また、ステップS205では、上述の前々回検出信号記憶領域、前回検出信号記憶領域、および今回検出信号記領域の各記憶領域に記憶した各々の球検出センサの検出信号の有無の情報を比較し、各々の球検出センサにおける過去3回分の検出信号の有無の情報が入賞判定パターン情報と一致するか否かを判定する。一個の遊技球が一つの球検出センサを通過する間に、約2msという非常に短い間隔で起動を繰り返すこの主制御部タイマ割込処理は何回か起動する。このため、主制御部タイマ割込処理が起動する度に、上述のステップS205では、同じ遊技球が同じ球検出センサを通過したことを表す検出信号を確認することになる。この結果、上述の前々回検出信号記憶領域、前回検出信号記憶領域、および今回検出信号記領域それぞれに、同じ遊技球が同じ球検出センサを通過したことを表す検出信号が記憶される。すなわち、遊技球が球検出センサを通過し始めたときには、前々回検出信号無し、前回検出信号有り、今回検出信号有りになる。本実施形態では、球検出センサの誤検出やノイズを考慮して、検出信号無しの後に検出信号が連続して2回記憶されている場合には、入賞があったと判定する。図4に示す主制御部300のROM306には、入賞判定パターン情報(本実施形態では、前々回検出信号無し、前回検出信号有り、今回検出信号有りであることを示す情報)が記憶されている。このステップS205では、各々の球検出センサにおいて過去3回分の検出信号の有無の情報が、予め定めた入賞判定パターン情報(本実施形態では、前々回検出信号無し、前回検出信号有り、今回検出信号有りであることを示す情報)と一致した場合に、一般入賞口226、可変入賞口234、第1特図始動口230、および第2特図始動口232への入球、または普図始動口228の通過があったと判定する。すなわち、これらの入賞口226、234やこれらの始動口230、232、228への入賞があったと判定する。例えば、一般入賞口226への入球を検出する一般入賞口センサにおいて過去3回分の検出信号の有無の情報が上述の入賞判定パターン情報と一致した場合には、一般入賞口226へ入賞があったと判定し、以降の一般入賞口226への入賞に伴う処理を行うが、過去3回分の検出信号の有無の情報が上述の入賞判定パターン情報と一致しなかった場合には、以降の一般入賞口226への入賞に伴う処理を行わずに後続の処理に分岐する。なお、主制御部300のROM306には、入賞判定クリアパターン情報(本実施形態では、前々回検出信号有り、前回検出信号無し、今回検出信号無しであることを示す情報)が記憶されている。入賞が一度あったと判定した後は、各々の球検出センサにおいて過去3回分の検出信号の有無の情報が、その入賞判定クリアパターン情報に一致するまで入賞があったとは判定せず、入賞判定クリアパターン情報に一致すれば、次からは上記入賞判定パターン情報に一致するか否かの判定を行う。
ステップS207およびステップS209では、基本乱数初期値更新処理および基本乱数更新処理を行う。これらの基本乱数初期値更新処理および基本乱数更新処理では、上記ステップS115で行った初期値生成用乱数カウンタの値の更新を行い、次に主制御部300で使用する、普図当選乱数値、特図1乱数値、および特図2乱数値をそれぞれ生成するための2つの乱数カウンタを更新する。例えば、普図当選乱数値として取り得る数値範囲が0〜100とすると、RAM308に設けた普図当選乱数値を生成するための乱数カウンタ記憶領域から値を取得し、取得した値に1を加算してから元の乱数カウンタ記憶領域に記憶する。このとき、取得した値に1を加算した結果が101であれば0を元の乱数カウンタ記憶領域に記憶する。また、取得した値に1を加算した結果、乱数カウンタが一周していると判定した場合にはそれぞれの乱数カウンタに対応する初期値生成用乱数カウンタの値を取得し、乱数カウンタの記憶領域にセットする。例えば、0〜100の数値範囲で変動する普図当選乱数値生成用の乱数カウンタから値を取得し、取得した値に1を加算した結果が、RAM308に設けた所定の初期値記憶領域に記憶している前回設定した初期値と等しい値(例えば7)である場合に、普図当選乱数値生成用の乱数カウンタに対応する初期値生成用乱数カウンタから値を初期値として取得し、普図当選乱数値生成用の乱数カウンタにセットすると共に、普図当選乱数値生成用の乱数カウンタが次に1周したことを判定するために、今回設定した初期値を上述の初期値記憶領域に記憶しておく。また、普図当選乱数値生成用の乱数カウンタが次に1周したことを判定するための上述の初期値記憶領域とは別に、特図乱数生成用の乱数カウンタが1周したことを判定するための初期値記憶領域をRAM308に設けている。なお、本実施形態では特図1の乱数値を取得するためのカウンタと特図2の乱数値を取得するためのカウンタとを別に設けたが、同一のカウンタを用いてもよい。
ステップS211では、演出乱数更新処理を行う。この演出乱数更新処理では、主制御部300で使用する演出用乱数値を生成するための乱数カウンタを更新する。
ステップS213では、タイマ更新処理を行う。このタイマ更新処理では、普通図柄表示装置210に図柄を変動・停止表示する時間を計時するための普図表示図柄更新タイマ、第1特別図柄表示装置212に図柄を変動・停止表示する時間を計時するための特図1表示図柄更新タイマ、第2特図表示装置214に図柄を変動・停止表示する時間を計時するための特図2表示図柄更新タイマ、所定の入賞演出時間、所定の開放時間、所定の閉鎖時間、所定の終了演出期間などを計時するためのタイマなどを含む各種タイマを更新する。
ステップS215では、入賞口カウンタ更新処理を行う。この入賞口カウンタ更新処理では、入賞口226、234や始動口230、232、228に入賞があった場合に、RAM308に各入賞口ごと、あるいは各始動口ごとに設けた賞球数記憶領域の値を読み出し、1を加算して、元の賞球数記憶領域に設定する。
また、ステップS217では、入賞受付処理を行う。この入賞受付処理では、第1特図始動口230、第2特図始動口232、普図始動口228および可変入賞口234への入賞があったか否かを判定する。ここでは、ステップS203における入賞判定パターン情報と一致するか否かの判定結果を用いて判定する。第1特図始動口230へ入賞があった場合且つRAM308に設けた対応する保留数記憶領域が満タンでない場合、乱数値生成回路318の、第1特図始動口230に対応した乱数値記憶用レジスタから値を取得し、加工した値(例えば、取得した値+Rレジスタの値+1)を特図1当選乱数値として取得するとともに特図1乱数値生成用の乱数カウンタから値を取得し、加工した値(例えば、取得した値+Rレジスタの値+1)を特図1乱数値として取得して対応する乱数値記憶領域に格納する。第2特図始動口232へ入賞があった場合且つRAM308に設けた対応する保留数記憶領域が満タンでない場合、乱数値生成回路318の、第1特図始動口230に対応した乱数値カウンタ値記憶用レジスタから値を取得し、加工した値(例えば、取得した値+Rレジスタの値+1)を特図2当選乱数値として取得するとともに特図2乱数値生成用の乱数カウンタから値を取得し、加工した値(例えば、取得した値+Rレジスタの値+1)を特図2乱数値として取得して対応する乱数値記憶領域に格納する。
ステップS219では、払出要求数送信処理を行う。なお、払出制御部600に出力する出力予定情報および払出要求情報は、例えば1バイトで構成しており、ビット7にストローブ情報(オンの場合、データをセットしていることを示す)、ビット6に電源投入情報(オンの場合、電源投入後一回目のコマンド送信であることを示す)、ビット4〜5に暗号化のための今回加工種別(0〜3)、およびビット0〜3に暗号化加工後の払出要求数を示すようにしている。
ステップS221では、普図状態更新処理を行う。この普図状態更新処理は、普図の状態に対応する複数の処理のうちの1つの処理を行う。例えば、普図変動表示の途中(上述する普図表示図柄更新タイマの値が1以上)における普図状態更新処理では、普通図柄表示装置210を構成する7セグメントLEDの点灯と消灯を繰り返す点灯・消灯駆動制御を行う。この制御を行うことで、普通図柄表示装置210は普図の変動表示(普図変動遊技)を行う。
また、普図変動表示時間が経過したタイミング(普図表示図柄更新タイマの値が1から0になったタイミング)における普図状態更新処理では、当りフラグがオンの場合には、当たり図柄の表示態様となるように普通図柄表示装置210を構成する7セグメントLEDの点灯・消灯駆動制御を行い、当りフラグがオフの場合には、外れ図柄の表示態様となるように普通図柄表示装置210を構成する7セグメントLEDの点灯・消灯駆動制御を行う。また、主制御部300のRAM308には、普図状態更新処理に限らず各種の処理において各種の設定を行う設定領域が用意されている。ここでは、上記点灯・消灯駆動制御を行うとともに、その設定領域に普図停止表示中であることを示す設定を行う。この制御を行うことで、普通図柄表示装置210は、当り図柄(図6(c)に示す普図A)および外れ図柄(図6(c)に示す普図B)いずれか一方の図柄の確定表示を行う。さらにその後、所定の停止表示期間(例えば500m秒間)、その表示を維持するためにRAM308に設けた普図停止時間管理用タイマの記憶領域に停止期間を示す情報を設定する。この設定により、確定表示された図柄が所定期間停止表示され、普図変動遊技の結果が遊技者に報知される。
また、普図変動遊技の結果が当りであれば、後述するように、普図当りフラグがオンされる。この普図当りフラグがオンの場合には、所定の停止表示期間が終了したタイミング(普図停止時間管理用タイマの値が1から0になったタイミング)における普図状態更新処理では、RAM308の設定領域に普図作動中を設定するとともに、所定の開放期間(例えば2秒間)、第2特図始動口232の羽根部材232aの開閉駆動用のソレノイド(332)に、羽根部材232aを開放状態に保持する信号を出力するとともに、RAM308に設けた羽根開放時間管理用タイマの記憶領域に開放期間を示す情報を設定する。
また、所定の開放期間が終了したタイミング(羽根開放時間管理用タイマの値が1から0になったタイミング)で開始する普図状態更新処理では、所定の閉鎖期間(例えば500m秒間)、羽根部材の開閉駆動用のソレノイド332に、羽根部材を閉鎖状態に保持する信号を出力するとともに、RAM308に設けた羽根閉鎖時間管理用タイマの記憶領域に閉鎖期間を示す情報を設定する。
また、所定の閉鎖期間が終了したタイミング(羽根閉鎖時間管理用タイマの値が1から0になったタイミング)で開始する普図状態更新処理では、RAM308の設定領域に普図非作動中を設定する。さらに、普図変動遊技の結果が外れであれば、後述するように、普図外れフラグがオンされる。この普図外れフラグがオンの場合には、上述した所定の停止表示期間が終了したタイミング(普図停止時間管理用タイマの値が1から0になったタイミング)における普図状態更新処理でも、RAM308の設定領域に普図非作動中を設定する。普図非作動中の場合における普図状態更新処理では、何もせずに次のステップS223に移行するようにしている。
ステップS223では、普図関連抽選処理を行う。この普図関連抽選処理では、普図変動遊技および第2特図始動口232の開閉制御を行っておらず(普図の状態が非作動中)、且つ、保留している普図変動遊技の数が1以上である場合に、上述の乱数値記憶領域に記憶している普図当選乱数値に基づいた乱数抽選により普図変動遊技の結果を当選とするか、不当選とするかを決定する当り判定をおこない、当選とする場合にはRAM308に設けた当りフラグにオンを設定する。不当選の場合には、当りフラグにオフを設定する。また、当り判定の結果に関わらず、次に上述の普図タイマ乱数値生成用の乱数カウンタの値を普図タイマ乱数値として取得し、取得した普図タイマ乱数値に基づいて複数の変動時間のうちから普図表示装置210に普図を変動表示する時間を1つ選択し、この変動表示時間を、普図変動表示時間として、RAM308に設けた普図変動時間記憶領域に記憶する。なお、保留している普図変動遊技の数は、RAM308に設けた普図保留数記憶領域に記憶するようにしており、当り判定をするたびに、保留している普図変動遊技の数から1を減算した値を、この普図保留数記憶領域に記憶し直すようにしている。また当り判定に使用した乱数値を消去する。
次いで、特図1および特図2それぞれについての特図状態更新処理を行うが、最初に、特図2についての特図状態更新処理(特図2状態更新処理)を行う(ステップS225)。この特図2状態更新処理は、特図2の状態に応じて、次の8つの処理のうちの1つの処理を行う。例えば、特図2変動表示の途中(上述の特図2表示図柄更新タイマの値が1以上)における特図2状態更新処理では、第2特別図柄表示装置214を構成する7セグメントLEDの点灯と消灯を繰り返す点灯・消灯駆動制御を行う。この制御を行うことで、第2特別図柄表示装置214は特図2の変動表示(特図2変動遊技)を行う。
また、コマンド設定送信処理(ステップS233)で回転開始設定送信処理を実行させることを示す所定の送信情報を上述の送信情報記憶領域に追加記憶してから処理を終了する。
また、主制御部300のRAM308には、15R大当りフラグ、2R大当たりフラグ、第1小当たりフラグ、第2小当たりフラグ、第1はずれフラグ、第2はずれフラグ、特図確率変動フラグ、および普図確率変動フラグそれぞれのフラグが用意されている。特図2変動表示時間が経過したタイミング(特図2表示図柄更新タイマの値が1から0になったタイミング)で開始する特図2状態更新処理では、15R大当りフラグはオン、特図確率変動フラグもオン、普図確率変動フラグもオンの場合には図6(a)に示す特図A、15R大当りフラグはオン、特図確率変動フラグはオフ、普図確率変動フラグはオンの場合には特図B、2R大当りフラグはオン、特図確率変動フラグもオン、普図確率変動フラグもオンの場合には特図C、2R大当りフラグはオン、特図確率変動フラグはオフ、普図確率変動フラグはオンの場合には特図D、2R大当りフラグはオン、特図確率変動フラグもオン、普図確率変動フラグはオンの場合には特図E、2R大当りフラグはオン、特図確率変動フラグはオフ、普図確率変動フラグもオフの場合には特図F、第1小当たりフラグがオンの場合には特図G、第2小当たりフラグがオンの場合には特図H、第1はずれフラグがオンの場合には特図I、第2はずれフラグがオンの場合には特図Iそれぞれの態様となるように、第2特別図柄表示装置214を構成する7セグメントLEDの点灯・消灯駆動制御を行い、RAM308の設定領域に特図2停止表示中であることを表す設定を行う。この制御を行うことで、第2特別図柄表示装置214は、15R特別大当たり図柄(特図A)、15R大当たり図柄(特図B)、突然確変図柄(特図C)、突然時短図柄(特図D)、隠れ確変図柄(特図E)、突然通常図柄(特図F)、第1小当たり図柄(特図G)、第2小当たり図柄(特図H)、第1はずれ図柄(特図I)、および第2はずれ図柄(特図J)のいずれか一つの図柄の確定表示を行う。さらにその後、所定の停止表示期間(例えば500m秒間)その表示を維持するためにRAM308に設けた特図2停止時間管理用タイマの記憶領域に停止期間を示す情報を設定する。この設定により、確定表示された特図2が所定期間停止表示され、特図2変動遊技の結果が遊技者に報知される。また、RAM308に設けられた時短回数記憶部に記憶された時短回数が1以上であれば、その時短回数から1を減算し、減算結果が1から0となった場合は、特図確率変動中(詳細は後述)でなければ、時短フラグをオフする。さらに、大当り遊技中(特別遊技状態中)にも、時短フラグをオフする。
また、コマンド設定送信処理(ステップS233)で回転停止設定送信処理を実行させることを示す所定の送信情報を上述の送信情報記憶領域に追加記憶するとともに、変動表示を停止する図柄が特図2であることを示す特図2識別情報を、後述するコマンドデータに含める情報としてRAM308に追加記憶してから処理を終了する。
また、特図2変動遊技の結果が大当りであれば、後述するように、大当りフラグがオンされる。この大当りフラグがオンの場合には、所定の停止表示期間が終了したタイミング(特図2停止時間管理用タイマの値が1から0になったタイミング)における特図2状態更新処理では、RAM308の設定領域に特図2作動中を設定するとともに、所定の入賞演出期間(例えば3秒間)すなわち装飾図柄表示装置208による大当りを開始することを遊技者に報知する画像を表示している期間待機するためにRAM308に設けた特図2待機時間管理用タイマの記憶領域に入賞演出期間を示す情報を設定する。また、コマンド設定送信処理(ステップS233)で入賞演出設定送信処理を実行させることを示す所定の送信情報を上述の送信情報記憶領域に追加記憶する。
また、所定の入賞演出期間が終了したタイミング(特図2待機時間管理用タイマの値が1から0になったタイミング)で開始する特図2状態更新処理では、所定の開放期間(例えば29秒間、または可変入賞口234に所定球数(例えば10球)の遊技球の入賞を検出するまで)可変入賞口234の扉部材234aの開閉駆動用のソレノイド(332)に、扉部材234aを開放状態に保持する信号を出力するとともに、RAM308に設けた扉開放時間管理用タイマの記憶領域に開放期間を示す情報を設定する。また、コマンド設定送信処理(ステップS233)で大入賞口開放設定送信処理を実行させることを示す所定の送信情報を上述の送信情報記憶領域に追加記憶する。
また、所定の開放期間が終了したタイミング(扉開放時間管理用タイマの値が1から0になったタイミング)で開始する特図2状態更新処理では、所定の閉鎖期間(例えば1.5秒間)可変入賞口234の扉部材234aの開閉駆動用のソレノイド(332)に、扉部材234aを閉鎖状態に保持する信号を出力するとともに、RAM308に設けた扉閉鎖時間管理用タイマの記憶領域に閉鎖期間を示す情報を設定する。また、コマンド設定送信処理(ステップS233)で大入賞口閉鎖設定送信処理を実行させることを示す所定の送信情報を上述の送信情報記憶領域に追加記憶する。
また、この扉部材の開放・閉鎖制御を所定回数(本実施例では15ラウンドか2ラウンド)繰り返し、終了したタイミングで開始する特図2状態更新処理では、所定の終了演出期間(例えば3秒間)すなわち装飾図柄表示装置208による大当りを終了することを遊技者に報知する画像を表示している期間待機するように設定するためにRAM308に設けた演出待機時間管理用タイマの記憶領域に演出待機期間を示す情報を設定する。また、普図確率変動フラグがオンに設定されていれば、この大当たり遊技の終了と同時に、RAM308に設けられた時短回数記憶部に時短回数100回をセットするともに、RAM308に設けられた時短フラグをオンする。なお、その普図確率変動フラグがオフに設定されていれば、時短回数記憶部に時短回数をセットすることもなく、また時短フラグをオンすることもない。ここにいう時短とは、特図変動遊技における大当りを終了してから、次の大当りを開始するまでの時間を短くするため、パチンコ機が遊技者にとって有利な状態になることをいう。この時短フラグがオンに設定されていると、普図高確率状態である。普図高確率状態では普図低確率状態に比べて、普図変動遊技に大当りする可能性が高い。また、普図高確率状態の方が、普図低確率状態に比べて普図変動遊技の変動時間および特図変動遊技の変動時間は短くなる。さらに、普図高確率状態では普図低確率状態に比べて、第2特別始動口232の一対の羽根部材232aの1回の開放における開放時間が長くなりやすい。加えて、普図高確率状態では普図低確率状態に比べて、一対の羽根部材232aは多く開きやすい。また、上述のごとく、時短フラグは、大当り遊技中(特別遊技状態中)にはオフに設定される。したがって、大当たり遊技中には、普図低確率状態が維持される。これは、大当たり遊技中に普図高確率状態であると、大当たり遊技中に可変入賞口234に所定の個数、遊技球が入球するまでの間に第2特図始動口232に多くの遊技球が入球し、大当たり中に獲得することができる遊技球の数が多くなってしまい射幸性が高まってしまうという問題があり、これを解決するためのものである。
さらに、コマンド設定送信処理(ステップS233)で終了演出設定送信処理を実行させることを示す所定の送信情報を上述の送信情報記憶領域に追加記憶する。
また、所定の終了演出期間が終了したタイミング(演出待機時間管理用タイマの値が1から0になったタイミング)で開始する特図2状態更新処理では、RAM308の設定領域に特図2非作動中を設定する。さらに、特図2変動遊技の結果が外れであれば、後述するように、はずれフラグがオンされる。このはずれフラグがオンの場合には、上述した所定の停止表示期間が終了したタイミング(特図2停止時間管理用タイマの値が1から0になったタイミング)における特図2状態更新処理でも、RAM308の設定領域に特図2非作動中を設定する。特図2非作動中の場合における特図2状態更新処理では、何もせずに次のステップS227に移行するようにしている。
続いて、特図1についての特図状態更新処理(特図1状態更新処理)を行う(ステップS227)。この特図1状態更新処理では、特図1の状態に応じて、上述の特図2状態更新処理で説明した各処理を行う。この特図1状態更新処理で行う各処理は、上述の特図2状態更新処理で説明した内容の「特図2」を「特図1」と読み替えた処理と同一であるため、その説明は省略する。なお、特図2状態更新処理と特図1状態更新処理の順番は逆でもよい。
ステップS225およびステップS227における特図状態更新処理が終了すると、今度は、特図1および特図2それぞれについての特図関連抽選処理を行う。ここでも先に、特図2についての特図関連抽選処理(特図2関連抽選処理)を行い(ステップS229)、その後で、特図1についての特図関連抽選処理(特図1関連抽選処理)を行う(ステップS231)。これらの特図関連抽選処理についても、主制御部300が特図2関連抽選処理を特図1関連抽選処理よりも先に行うことで、特図2変動遊技の開始条件と、特図1変動遊技の開始条件が同時に成立した場合でも、特図2変動遊技が先に変動中となるため、特図1変動遊技は変動を開始しない。また、装飾図柄表示装置208による、特図変動遊技の大当り判定の結果の報知は、第1副制御部400によって行われ、第2特図始動口232への入賞に基づく抽選の抽選結果の報知が、第1特図始動口230への入賞に基づく抽選の抽選結果の報知よりも優先して行われる。
ステップS233では、コマンド設定送信処理を行い、各種のコマンドが第1副制御部400に送信される。なお、第1副制御部400に送信する出力予定情報は例えば16ビットで構成しており、ビット15はストローブ情報(オンの場合、データをセットしていることを示す)、ビット11〜14はコマンド種別(本実施形態では、基本コマンド、図柄変動開始コマンド、図柄変動停止コマンド、入賞演出開始コマンド、終了演出開始コマンド、大当りラウンド数指定コマンド、復電コマンド、RAMクリアコマンドなどコマンドの種類を特定可能な情報)、ビット0〜10はコマンドデータ(コマンド種別に対応する所定の情報)で構成している。
具体的には、ストローブ情報は上述のコマンド送信処理でオン、オフするようにしている。また、コマンド種別が図柄変動開始コマンドの場合であればコマンドデータに、15R大当りフラグや2R大当たりフラグの値、特図確率変動フラグの値、特図関連抽選処理で選択したタイマ番号などを示す情報を含み、図柄変動停止コマンドの場合であれば、15R大当りフラグや2R大当たりフラグの値、特図確率変動フラグの値などを含み、入賞演出コマンドおよび終了演出開始コマンドの場合であれば、特図確率変動フラグの値などを含み、大当りラウンド数指定コマンドの場合であれば特図確率変動フラグの値、大当りラウンド数などを含むようにしている。コマンド種別が基本コマンドを示す場合は、コマンドデータにデバイス情報、第1特図始動口230への入賞の有無、第2特図始動口232への入賞の有無、可変入賞口234への入賞の有無などを含む。
また、上述の回転開始設定送信処理では、コマンドデータにRAM308に記憶している、15R大当りフラグや2R大当たりフラグの値、特図確率変動フラグの値、特図1関連抽選処理および特図2関連抽選処理で選択したタイマ番号、保留している第1特図変動遊技または第2特図変動遊技の数などを示す情報を設定する。上述の回転停止設定送信処理では、コマンドデータにRAM308に記憶している、15R大当りフラグや2R大当たりフラグの値、特図確率変動フラグの値などを示す情報を設定する。上述の入賞演出設定送信処理では、コマンドデータに、RAM308に記憶している、入賞演出期間中に装飾図柄表示装置208・各種ランプ418・スピーカ120に出力する演出制御情報、特図確率変動フラグの値、保留している第1特図変動遊技または第2特図変動遊技の数などを示す情報を設定する。上述の終了演出設定送信処理では、コマンドデータに、RAM308に記憶している、演出待機期間中に装飾図柄表示装置208・各種ランプ418・スピーカ120に出力する演出制御情報、特図確率変動フラグの値、保留している第1特図変動遊技または第2特図変動遊技の数などを示す情報を設定する。上述の大入賞口開放設定送信処理では、コマンドデータにRAM308に記憶している大当りラウンド数、特図確率変動フラグの値、保留している第1特図変動遊技または第2特図変動遊技の数などを示す情報を設定する。上述の大入賞口閉鎖設定送信処理では、コマンドデータにRAM308に記憶している大当りラウンド数、特図確率変動フラグの値、保留している第1特図変動遊技または第2特図変動遊技の数などを示す情報を設定する。また、このステップS233では一般コマンド特図保留増加処理も行われる。この一般コマンド特図保留増加処理では、コマンドデータにRAM308の送信用情報記憶領域に記憶している特図識別情報(特図1または特図2を示す情報)、予告情報(事前予告情報、偽事前予告情報、または事前予告無情報のいずれか)を設定する。
第1副制御部400では、受信した出力予定情報に含まれるコマンド種別により、主制御部300における遊技制御の変化に応じた演出制御の決定が可能になるとともに、出力予定情報に含まれているコマンドデータの情報に基づいて、演出制御内容を決定することができるようになる。
ステップS235では、外部出力信号設定処理を行う。この外部出力信号設定処理では、RAM308に記憶している遊技情報を、情報出力回路336を介してパチンコ機100とは別体の情報入力回路350に出力する。
ステップS237では、デバイス監視処理を行う。このデバイス監視処理では、ステップS205において信号状態記憶領域に記憶した各種センサの信号状態を読み出して、所定のエラーの有無、例えば前面枠扉開放エラーの有無または下皿満タンエラーの有無などを監視し、前面枠扉開放エラーまたは下皿満タンエラーを検出した場合に、第1副制御部400に送信すべき送信情報に、前面枠扉開放エラーの有無または下皿満タンエラーの有無を示すデバイス情報を設定する。また、各種ソレノイド332を駆動して第2特図始動口232や、可変入賞口234の開閉を制御したり、表示回路324、326、330を介して普通図柄表示装置210、第1特別図柄表示装置212、第2特別図柄表示装置214、各種状態表示部328などに出力する表示データを、I/O310の出力ポートに設定する。また、払出要求数送信処理(ステップS219)で設定した出力予定情報を出力ポート(I/O310)を介して第1副制御部400に出力する。
ステップS239では、低電圧信号がオンであるか否かを監視する。そして、低電圧信号がオンの場合(電源の遮断を検知した場合)にはステップS243に進み、低電圧信号がオフの場合(電源の遮断を検知していない場合)にはステップS241に進む。
ステップS241では、タイマ割込終了処理を行う。このタイマ割込終了処理では、ステップS201で一時的に退避した各レジスタの値を元の各レジスタに設定したり、割込許可の設定などを行い、その後、図7に示す主制御部メイン処理に復帰する。
一方、ステップS243では、復電時に電断時の状態に復帰するための特定の変数やスタックポインタを復帰データとしてRAM308の所定の領域に退避し、入出力ポートの初期化等の電断処理を行い、その後、上述の主制御部メイン処理に復帰する。
<第1副制御部400の処理>
次に、図9を用いて、第1副制御部400の処理について説明する。なお、同図(a)は、第1副制御部400のCPU404が実行するメイン処理のフローチャートである。同図(b)は、第1副制御部400のコマンド受信割込処理のフローチャートである。同図(c)は、第1副制御部400のタイマ割込処理のフローチャートである。同図(d)は、第1副制御部400の画像制御処理のフローチャートである。
まず、同図(a)のステップS301では、各種の初期設定を行う。電源投入が行われると、まずステップS301で初期化処理が実行される。この初期化処理では、入出力ポートの初期設定や、RAM408内の記憶領域の初期化処理等を行う。
ステップS303では、タイマ変数が10以上か否かを判定し、タイマ変数が10となるまでこの処理を繰り返し、タイマ変数が10以上となったときには、ステップS305の処理に移行する。
ステップS305では、タイマ変数に0を代入する。
ステップS307では、コマンド処理を行う。第1副制御部400のCPU404は、主制御部300からコマンドを受信したか否かを判別する。
ステップS309では、演出制御処理を行う。例えば、ステップS307で新たなコマンドがあった場合には、このコマンドに対応する演出データをROM406から読み出す等の処理を行い、演出データの更新が必要な場合には演出データの更新処理を行う。
ステップS311では、チャンスボタンの押下を検出していた場合、ステップS309で更新した演出データをチャンスボタンの押下に応じた演出データに変更する処理を行う。ステップS313では、ステップS309で読み出した演出データの中にVDP434への命令がある場合には、この命令をVDP434に出力する(詳細は後述)。
ステップS315では、ステップS309で読み出した演出データの中に音源IC416への命令がある場合には、この命令を音源IC416に出力する。ステップS317では、ステップS309で読み出した演出データの中に各種ランプ418への命令がある場合には、この命令を駆動回路420に出力する。
ステップS319では、ステップS309で読み出した演出データの中に遮蔽装置246への命令がある場合には、この命令を駆動回路432に出力する。ステップS321では、ステップS309で読み出した演出データの中に第2副制御部500に送信する制御コマンドがある場合には、この制御コマンドを出力する設定を行い、ステップS303へ戻る。
次に、同図(b)を用いて、第1副制御部400のコマンド受信割込処理について説明する。このコマンド受信割込処理は、第1副制御部400が、主制御部300が出力するストローブ信号を検出した場合に実行する処理である。コマンド受信割込処理のステップS401では、主制御部300が出力したコマンドを未処理コマンドとしてRAM408に設けたコマンド記憶領域に記憶する。
次に、同図(c)を用いて、第1副制御部400のCPU404によって実行する第1副制御部タイマ割込処理について説明する。第1副制御部400は、所定の周期(本実施例では2msに1回)でタイマ割込を発生するハードウェアタイマを備えており、このタイマ割込を契機として、タイマ割込処理を所定の周期で実行する。
第1副制御部タイマ割込処理のステップS501では、第1副制御部メイン処理におけるステップS303において説明したRAM408のタイマ変数記憶領域の値に、1を加算して元のタイマ変数記憶領域に記憶する。従って、ステップS303において、タイマ変数の値が10以上と判定されるのは20ms毎(2ms×10)となる。
第1副制御部タイマ割込処理のステップS503では、ステップS319で設定された第2副制御部500への制御コマンドの送信や、演出用乱数値の更新処理等を行う。
次に、同図(d)を用いて、第1副制御部400のメイン処理におけるステップS313の画像制御処理について説明する。同図は、画像制御処理の流れを示すフローチャートを示した図である。
ステップS601では、画像データの転送指示を行う。ここでは、CPU404は、まず、VRAM436の表示領域Aと表示領域Bの描画領域の指定をスワップする。これにより、描画領域に指定されていない表示領域に記憶された1フレームの画像が装飾図柄表示装置208に表示される。次に、CPU404は、VDP434のアトリビュートレジスタに、位置情報等テーブルに基づいてROM座標(ROM406の転送元アドレス)、VRAM座標(VRAM436の転送先アドレス)などを設定した後、ROM406からVRAM436への画像データの転送開始を指示する命令を設定する。VDP434は、アトリビュートレジスタに設定された命令に基づいて画像データをROM406からVRAM436に転送する。その後、VDP436は、転送終了割込信号をCPU404に対して出力する。
ステップS603では、VDP434からの転送終了割込信号が入力されたか否かを判定し、転送終了割込信号が入力された場合はステップS605に進み、そうでない場合は転送終了割込信号が入力されるのを待つ。ステップS605では、演出シナリオ構成テーブルおよびアトリビュートデータなどに基づいて、パラメータ設定を行う。ここでは、CPU404は、ステップS601でVRAM436に転送した画像データに基づいてVRAM436の表示領域AまたはBに表示画像を形成するために、表示画像を構成する画像データの情報(VRAM436の座標軸、画像サイズ、VRAM座標(配置座標)など)をVDP434に指示する。VDP434はアトリビュートレジスタに格納された命令に基づいてアトリビュートに従ったパラメータ設定を行う。
ステップS607では、描画指示を行う。この描画指示では、CPU404は、VDP434に画像の描画開始を指示する。VDP434は、CPU404の指示に従ってフレームバッファにおける画像描画を開始する。
ステップS609では、画像の描画終了に基づくVDP434からの生成終了割込み信号が入力されたか否かを判定し、生成終了割込み信号が入力された場合はステップS611に進み、そうでない場合は生成終了割込み信号が入力されるのを待つ。ステップS611では、RAM408の所定の領域に設定され、何シーンの画像を生成したかをカウントするシーン表示カウンタをインクリメント(+1)して処理を終了する。
<第2副制御部500の処理>
次に、図10を用いて、第2副制御部500の処理について説明する。なお、同図(a)は、第2副制御部500のCPU504が実行するメイン処理のフローチャートである。同図(b)は、第2副制御部500のコマンド受信割込処理のフローチャートである。同図(c)は、第2副制御部500のタイマ割込処理のフローチャートである。
まず、同図(a)のステップS701では、各種の初期設定を行う。電源投入が行われると、まずステップS701で初期化処理が実行される。この初期化処理では、入出力ポートの初期設定や、RAM508内の記憶領域の初期化処理等を行う。ステップS703では、タイマ変数が10以上か否かを判定し、タイマ変数が10となるまでこの処理を繰り返し、タイマ変数が10以上となったときには、ステップS705の処理に移行する。
ステップS705では、タイマ変数に0を代入する。
ステップS707では、コマンド処理を行う。第2副制御部500のCPU504は、第1副制御部400のCPU404からコマンドを受信したか否かを判別する。
ステップS709では、演出制御処理を行う。例えば、ステップS707で新たなコマンドがあった場合には、このコマンドに対応する演出データをROM506から読み出す等の処理を行い、演出データの更新が必要な場合には演出データの更新処理を行う。
ステップS711では、第1副制御部400からの遊技盤用ランプ532や遊技台枠用ランプ542への命令がある場合には、この命令をシリアル通信制御回路520に出力する。ステップS713では、第1副制御部400からの演出可動体224への命令がある場合には、この命令を駆動回路516に出力し、ステップS703に戻る。
次に、同図(b)を用いて、第2副制御部500のコマンド受信割込処理について説明する。このコマンド受信割込処理は、第2副制御部500が、第1副制御部400が出力するストローブ信号を検出した場合に実行する処理である。コマンド受信割込処理のステップS801では、第1副制御部400が出力したコマンドを未処理コマンドとしてRAM508に設けたコマンド記憶領域に記憶する。
次に、同図(c)を用いて、第2副制御部500のCPU504によって実行する第2副制御部タイマ割込処理について説明する。第2副制御部500は、所定の周期(本実施例では2msに1回)でタイマ割込を発生するハードウェアタイマを備えており、このタイマ割込を契機として、タイマ割込処理を所定の周期で実行する。
第2副制御部タイマ割込処理のステップS901では、図9(a)に示す第2副制御部メイン処理におけるステップS703において説明したRAM508のタイマ変数記憶領域の値に、1を加算して元のタイマ変数記憶領域に記憶する。従って、ステップS703において、タイマ変数の値が10以上と判定されるのは20ms毎(2ms×10)となる。
第2副制御部タイマ割込処理のステップS903では、演出用乱数値の更新処理等を行う。
<第一実施例>
次に、図11及び図12を用いて、第一実施例に係る基板の接続構造について説明する。すなわち、第1副基板160とROMモジュール基板161の接続構造について説明する。この第1副基板160とROMモジュール基板161は、一体的に接続された状態で第1副基板ケース162に収容されるものである。
第1副基板160は、略矩形状の板面であり、該板面上には、コネクタ701と、ROMモジュール基板161との間に介在する複数のスペーサー702と、コンデンサ703等の種々の部品と、ROM406を固定するためのROMソケット704が備えられている。コネクタ701は、ROMモジュール基板161が備えるコネクタ711に直接接続可能となっている。スペーサー702には、第1副基板160に予め固定されているものと、第1副基板160にネジ留めなどにより取り付けられるものと、がある。スペーサー702は、導電性の部材からなり、ROMモジュール基板161のノイズを第1副基板160のグランドに逃がすことができる場合がある。ところで、コネクタ701,711が接続されたにも関わらずROMモジュール基板161を上から押すと、ROMモジュール基板161の端が撓んで部品がはく離したり、コネクタ701,711が破損したりする恐れがある。特に、コネクタは部品配置の関係上、基板の中心に備えられていないため、接続状態において、ROMモジュール基板161の自重がかかり、ROMモジュール基板が変形する恐れがある。そこで、スペーサー702を設け、コネクタ701,711が接続された後は上からの力による移動を規制することで、第1副基板160およびROMモジュール基板161を保護することができる場合がある。スペーサー702は、第1副基板160の第1副基板ケース162への固定を行うものとしてもよい。スペーサー702によれば、対応しない基板の取り付けを抑止することができる場合がある。特に、コネクタの高さが異なる基板の接続を規制することができる場合がある。ROMモジュール基板161が第1副基板160に接続された場合に、中空にあるROMモジュール基板161に近接する部品(例えばコンデンサ703)が備えられている場合がある。また、スペーサー702の近傍に部品が配置されているものとしてもよい。第1副基板160の板面上において、ROMモジュール基板161の接続により視認困難となる領域に、該コネクタ701の接続対象を示す印字705を行うものとしてもよい。非接続時に作業を助ける印字705が接続時には視認困難になることで、不正行為を防ぐことができる場合がある。コネクタ701の両端にスペーサー702を設け、該スペーサー702によってROMモジュール基板161と第1副基板160を固定することで、衝撃が加えられた場合であっても、一体的な状態を維持することができ、コネクタ701,711の摩耗を防ぐことができる場合がある。ROMモジュール基板161接続時にスペーサー702を介して第1副基板160に圧力がかかるため、スペーサー702が設けられる領域(第1副基板160の裏面側でスペーサー702に対応する領域)にリブ(例えば、第1副基板ケース162の一部を構成するリブ)を設けることで、第1副基板160の変形を防ぐものとしてもよい。
また、スペーサーを介してROMモジュール基板を接続した場合に、遊技者から視認困難となる位置(第1副基板のコネクタ近傍またはROMモジュール基板の背面)に発光手段(例えば接続状態を示すモニタLED)を設けていても良い。
また、本例におけるスペーサー702には、各端部にメネジが切られた部分と、オネジが切られた部分を有するが、これに限定されるものではなく、例えば両端にオネジが切られていても良いし、逆にメネジが切られていても良い。更に、スペーサーの取り付け方は螺着に限らず、その他の取り付けかたで基板との取り付けが行われても良い。特に基板への取り付けは不正行為抑止の観点から一度取り付けがされた場合には、破壊しない限り外せない取り付け方法(ワンウェイねじ、カジメ等)が好ましい。
ROMモジュール基板161は、長尺で略矩形状の板面であり、該板面上には、CG−ROM205a,205bを固定するためのROMソケット712等が備えられている。複数のROMソネット712には、それぞれ、CG−ROM205a,205bが固定される。また、ROMモジュール基板161の裏面には、第1副基板160のコネクタ701に直接接続可能なコネクタ711が備えられている。なお、全てのROMをROMモジュール基板161に設けておく必要はない。すなわち、上述のように、第1副基板160の板面上にROM406等を設けるようにしてもよい。例えば、遊技の進行や遊技者に与えられる利益の大小に関連する制御情報が記憶されたROMについては、第一の副基盤160の板面上に接続可能とし、遊技機毎に交換する必要があったり、大容量化のためにソケット周りの設計変更の頻度が高いCG−ROMの接続については、設計変更が容易で、コストがかかりにくいROMモジュール基板161に設けると効率が良い。
<第二実施例>
次に、図13を用いて、第二実施例に係るROMモジュール基板163の構造について説明する。このROMモジュール基板163は、第一実施例に係るROMモジュール161の代わりに第1副基板160に接続可能なものである。ここでは、先に説明したROMモジュール基板161と異なる点を中心に説明する。第二実施例以後に説明する他の実施例についても、異なる点を中心に説明する。
第二実施例に係るROMモジュール基板163は、板面上に備えられているROMソケット712の数は一つである。ROMソケット712が備えられている領域は、該ROMソケット712が備えられているため、ROMソケット712が備えられていない領域よりも反りづらい。ただし、コネクタ711を中心とした場合、ROMソケット712が備えられている分重量があるため、コネクタ711を支点に基板が曲がる恐れがある。しかしながら、スペーサー702によりROMモジュール基板163を水平に保つことができる場合がある。ROMソケット712が備えられていない領域(部品を実装しない領域)に反り防止のパターン721を設ける。具体的には導電性の導箔を格子状に塗布し、その上からレジスト処理を施している。また、ROMモジュール基板163の両面に反り防止のパターン721,722を設けることで、一方向へのROMモジュール基板163の反りを防ぐことができる場合がある。ただし、反り防止のパターン721,722は両面で対称に設ける必要は無い。ROMモジュール基板163が上向きに反りやすければ、上面よりも下面の反り防止パターン722の領域を増やすものとしてもよい。コネクタ711には逆挿し防止のリブ711aが設けられている。ROMモジュール基板163の表面(ひょうめん)から高さのある部品(例えば、部品723)は、スペーサー702と接触して破損する恐れがあるため、接続時にスペーサー702と対応する孔724からは離れた領域に備えられる。すなわち、スペーサー702と対応する孔724の近傍には部品を実装しないものとしてもよい。接続時にスペーサー702と接触する領域(孔724の近傍)は傷がつきやすいものとしてもよい。スペーサー702を介して第1副基板160のグランドと接続するために、ネジ孔(孔724)の周囲にROMモジュール基板163のパターン(パターン721,722を含む。)と接する半田がそれぞれ離れた位置に設けられている。また、ネジ孔(孔724)の内周において、ネジと接触する領域にも導電性の部品が設けられている。半田は、ベタで全体的に塗られているよりも、点で塗られている方が、通電性が高いので、点で塗られている。
<第三実施例>
次に、図14を用いて、第三実施例に係る基板の接続構造について説明する。すなわち、第1副基板160とROMモジュール基板165の接続構造について説明する。この第1副基板160とROMモジュール基板165は、第1副基板ケース162に順次収容されることで互いに接続されるものである。
第1副基板ケース162は、上ケース162aと下ケース162bとからなる。下ケース162bには、第1副基板160の角に対応する位置に、複数の保護手段731が一体に形成されている。複数の保護手段731は、径の異なる円柱731a,731bが重なった形状を呈し、上方の小さな円柱731aの周面には、ネジが切られている。また、上方の小さな円柱731aの頭には、ネジ孔が形成されている。円柱731aには、第1副基板160の孔724が嵌め込まれ、その後、第1副基板160固定用のナット732がネジ込まれる。その後、ROMモジュール基板165を接続し、該ROMモジュール基板165を保護手段731にネジ固定する。そして、ROMモジュール基板165上に緩衝部材733を配置してから、上ケース162aを下ケース162bに重ね、第1副基板ケース162を閉じる。これにより、上ケース162aに備えられた緩衝部材733によって、上ケース162a及び下ケース162bに収容された第1副基板160及びROMモジュール基板165の移動を規制することで、外から衝撃が与えられた場合であってもコネクタの接続がずれない場合がある。保護手段731は、第1副基板160の位置決め及び所定の方向の移動の規制をすると共に、ROMモジュール基板165を固定することが可能である。ナット732は、第1副基板160を下ケース162bに位置合わせしたり、固定したりできるようになっていてもよい。
なお、保護手段731は、例えば前述のネジを介してROMモジュール基板165と電気的に接続され、固定用のナット732を介して第1副基板160と電気的に接続されていても良いし、例えば下方の円柱731bの頭と第1副基板160の背面が接触することで、電気的に接続されていても良い。特に、ROMモジュール基板165および第1副基板160が複層基板からなる場合には、複層のうちの少なくとも1つの層と接続されていても良いし、全ての層と接続されていても良いし、あるいは、全ての層と接続されていなくても良い。
本例においては、緩衝部材733をROMモジュール基板165上に配置したが、これに限るものではなく、例えばROMモジュール基板165と第1副基板160の間に配置しても良い。また、その場合には、緩衝部材733の高さを保護手段731よりも高く設けておいても良い。また、緩衝部材733を下ケース162bと第1副基板160の間に配置しても良い。なお上述した複数の位置のうちの一部にのみ備えられていても良いし、組み合わせで備えていても良いことは言うまでも無い。
なお、緩衝部材733は、外部からの衝撃を緩和できるものであれば良いが、接触により基板に影響を与えないためにゴム等の絶縁体を用いても良いし、基板の帯電を防止するためにポリエチレンなどの導電性の部材を用いても良い。
なお、緩衝部材733は、複数備えられていても良い。
なお、緩衝部材733は、透過性を有する部材で設けられていても良い。(透明または半透明)
なお、緩衝部材733は、基板に実装された部品(特にアキシャル部品やラジアル部品等のリード部品)を避けるように配置されても良いし、緩衝部材733の形状自体が前述の部品を避けるような形状で設けられていても良い。また、ICソケットやコネクタ等の部品を押圧するような位置に配置しても良い。特にコネクタの挿抜操作が行われるレバー等の動作を制限するように配置されることが好ましい。
なお、保護手段731を導電性の部材で形成することで、第1副基板160とROMモジュール基板165を電気的に接続すると共に、該複数の基板を基板ケースと接続しても良い。また、そのような場合には、基板の一方のみと電気的に接続を行っても良く、例えば、第1副基板160とは電気的に接続せずに、ROMモジュール基板165と基板ケースのみを電気的に接続しても良い。また、保護手段731が複数設けられている場合には、そのうちの1または複数を導電性の部材で設けても良い。
また、第1副基板160およびROMモジュール基板165に設けられた孔(例えば724)をスルーホールビアで形成することで、基板の表面に限らず、内層を電気的に接続することが可能となる。(孔の内周と保護手段が接触することで電気的な接続が成り立つ。)
<第四実施例>
次に、図15を用いて、第四実施例に係る基板の接続構造について説明する。すなわち、第1副基板160とROMモジュール基板167の接続構造について説明する。この実施例は、第1副基板160が下ケース162bに固定されると共に、ROMモジュール基板167が上ケース162aに固定されてから、上ケース162a及び下ケース162bを重ね合わせることで封止され、基板同士が接続されるものである。
下ケース162bには、第1副基板160の四隅に対応する位置に、該第1副基板160固定用のネジ孔が形成された円柱状の固定部が形成されている。第1副基板160は、該固定部にネジ固定されることで下ケース162bに取り付けられる。上ケース162aには、ROMモジュール基板167の四隅に対応する位置に、該ROMモジュール基板167固定用のネジ孔が形成された円柱状の固定部が形成されている。ROMモジュール基板167は、該固定部にネジ固定されることで、上ケース162aに取り付けられる。上ケース162a及び下ケース162bのそれぞれに基板(第1副基板160、ROMモジュール基板167)が備えられることで、上ケース162a及び下ケース162bの着脱に応じて基板が接続される。本実施例では、第1副基板ケース162が、本発明における保護手段に相当する。
<第五実施例>
次に、図16を用いて、第五実施例に係る基板の接続構造について説明する。すなわち、第1副基板160とROMモジュール基板169とその他基板171の接続構造について説明する。この第1副基板160とROMモジュール基板169とその他基板171は、一体的に接続された状態で第1副基板ケース162に収容されるものである。
第1副基板160とその他基板171が並べて配置され、これらに跨ってROMモジュール基板169が重なるように配置される。第1副基板160は、ROMモジュール基板169に搭載されたROM(CG−ROM等)に記憶された情報を用いて制御を行うため、ROMモジュール基板169と関係性が深いといえる。第1副基板160にはVDP434が設けられ、その他基板171にはVDPが設けられていない。第1副基板160には傷がついて欲しくなく、その他基板171には傷がついても問題ない場合、第1副基板160とROMモジュール基板169で対応する位置には、第1副基板160側に予めスペーサー702が備えられ、ROMモジュール基板169とその他基板171で対応する位置には、ROMモジュール基板169にスペーサー741が備えられる。ROMモジュール基板169は、該ROMモジュール基板169に搭載されたROM(CG−ROM等)に記憶された画像情報・制御情報を用いないその他基板171と接続されている。ROMモジュール基板169の姿勢を安定させるためだけに、制御的に関係ない基板(例えば、その他基板171)を使用する場合がある。ROMモジュール基板169とスペーサー702,741を介して接続される複数の基板(第1副基板160、その他基板171)は、高さを同じに水平に配置されていても良いし、高さが異なっていても良い。高さが異なる場合には、スペーサー702,741の長さをそれぞれ異ならせることで、ROMモジュール基板169を水平に接続することができる場合がある。本実施例では、スペーサー702,741を介して複数の基板と接続されることで、グランドの領域を多く取ることができ、基板の動作を安定させることができる場合がある。
<第六実施例>
次に、図17〜図19を用いて、第六実施例に係る基板の接続構造について説明する。すなわち、第2副基板164とROMモジュール基板173の接続構造について説明する。
図17に示すように、第2副基板164は、コネクタ164aを備えている。この第2副基板164は、第2副基板ケース166に一体的に固定される。
図18に示すように、ハーネスを介さずに第2副基板164に直接接続されるコネクタ164aを、第2副基板ケース166の外部に露出させる。ROMモジュール基板173は、コネクタ173aを備えている。このROMモジュール基板173は、第1副基板ケース162に収容されている。ハーネスを介さずにROMモジュール基板173に直接接続されるコネクタ173aを、第1副基板ケース162の外部に露出させる。VDPと画像ROMを別基板に備える場合には、それぞれの基板を直接接続(ボードtoボード)する必要がある。転送速度を速める必要があるため、ハーネス等が使えない。また、ハーネスを使うと外乱が載る恐れや、ハーネスに不正部材が取り付けられても気づきにくいといった問題があるため、本実施例のように直接接続の方が良い。第1副基板ケース162及び第2副基板ケース166の一方の形状は、接続時における他方の移動を助ける形状を呈し、ガイドレールを備えるようにしてもよい。具体的に、互いに嵌まり合う形状になっているため、移動時にフラフラしない。第1副基板ケース162及び第2副基板ケース166を組み付けるだけで、複数の基板(第2副基板164、ROMモジュール基板173)を接続することができる場合がある。第2副基板164及びROMモジュール基板173は、ケース(第1副基板ケース162、第2副基板ケース166)に対する高さが違うが、該ケースに対するコネクタの位置(高さ)は同じとなるように設定されている。
図19に示すように、基板ケース(第1副基板ケース162、第2副基板ケース166)同士の接触によって、基板ケースの移動が規制される。これにより、接続に係る力によってコネクタおよび周辺の部品を傷めることがない。本実施例では、第1副基板ケース162及び第2副基板ケース166が、本発明における保護手段に相当する。
以上説明したように、本実施形態に係るパチンコ機100は、第一の基板(例えば、第1副基板160)と、前記第一の基板とは異なる第二の基板(例えば、ROMモジュール基板161,163,165,167,169,173)と、前記第一の基板に備えられた第一の接続手段(例えば、コネクタ701)と、前記第二の基板に備えられた第二の接続手段(例えば、コネクタ711)と、基板を少なくとも保護可能な保護手段(例えば、第1副基板ケース162、第2副基板ケース166、スペーサー702、741、保護手段731)と、を備えた遊技台であって、前記第一の接続手段(例えば、コネクタ701)は、前記第二の接続手段に少なくとも直接接続可能なものであり、前記保護手段(例えば、第1副基板ケース162、第2副基板ケース166、スペーサー702、741、保護手段731)は、前記第一の接続手段と前記第二の接続手段の接続があった場合(以下、「接続状態」という。)に、前記第一および二の基板のいずれか一方の基板の少なくとも一部を少なくとも保護可能なものであることを特徴とする、遊技台である。
なお、直接接続とは、主に、それぞれの基板に設けられた接続手段(コネクタ等)がハーネス等の線材を介さずに接続されることを意味する。必ずしも基板同士が接触している必要はない。そして、保護手段が設けられる領域は限定されるものではない。
本実施形態に係るパチンコ機100によれば、基板同士を接続する場合に、接触による基板や電子部品の破損を防ぐことができる場合がある。
また、基板同士に限らず、外部衝撃等から基板を保護することができる場合がある。すなわち、接続時に余計な負荷がかかって基板が破損することを防ぐことができる場合がある。また、接続状態にある基板の反りや形状変形を防ぐことができる場合がある。
また、誰が、どのように、どんな力で基板同士を接続させても、基板等が破損することなく接続を行うことができるため、作業効率が良い場合がある。
また、複数の基板が接続された状態で運搬や運用されている場合に、生じた衝撃によって、基板同士の接触や接続が解除されることを防ぐことができる場合がある。
また、画像を少なくとも表示可能な画像表示手段(例えば、装飾図柄表示装置208)と、前記画像表示手段の制御を少なくとも実行可能な画像表示制御手段(例えば、表示制御部227)と、画像情報を少なくとも記憶可能な画像記憶手段(例えば、CG−ROM205a,205b)と、を備えた遊技台であって、前記第一の基板(例えば、第1副基板160)は、前記画像表示制御手段を少なくとも備えるものであり、前記第二の基板(例えば、ROMモジュール基板161,163,165,167,169,173)は、一または複数の前記画像記憶手段を少なくとも備えるものであり、前記画像表示制御手段(例えば、表示制御部227)は、前記画像記憶手段に記憶された画像情報を用いて、前記画像表示手段に画像を表示させる制御を少なくとも実行可能なものであり、前記保護手段(例えば、第1副基板ケース162、第2副基板ケース166、スペーサー702、741、保護手段731)は、前記第一および第二の基板のいずれか一方の基板に少なくとも備えられるものとしてもよい。
なお、保護手段を両方の基板に備えていてもよい。
ところで、遊技台の開発中は、サブ制御基板からROMモジュール基板を取り外す機会が多々あるため、サブ制御基板およびROMモジュールが製品のように基板ケースで覆われていないことが多い。そのため、ROMモジュール基板が外部から衝撃を受けやすいが、このような構成として、保護手段を設けておくことで、ダメージを少なくすることができる場合がある。また、取り外しの頻度が高いと作業が雑になりやすいが、取り外しを雑に行った場合であっても、サブ制御基板およびROMモジュール基板を傷めにくい場合がある。
また、サブ制御基板とROMモジュール基板は、コネクタを介して直接接続されている分、外部からの衝撃に弱い。(コネクタに衝撃が与えられると、ピンがずれる恐れがある。)保護手段を設けることで、外部からの衝撃から基板を保護することができる場合がある。
また、前記保護手段(例えば、第1副基板ケース162、第2副基板ケース166、スペーサー702、741、保護手段731)は、前記接続状態における前記第一および第二の基板のいずれか一方の基板の変形を少なくとも防止可能なものとしてもよい。
このような構成とすれば、基板の変形を防ぎ、元の形状を維持することで、基板からの部品の剥離や、基板同士の接続のズレ等を防ぐことができる場合がある。特に遊技台における基板は、基板ケースに収容されているため、交換等が難しい。更に防犯上の理由から該基板ケースがカシメられ、開放が困難なことも少なくないため、基板の変形を防ぐことで、耐久年数を向上させることができる場合がある。
また、保護手段によって、基板の変形を防ぐことで、複数の基板を接続する際に、一方の基板が変形し、他方の基板と接触または電子部品と接触して破損することを防ぐことができる場合がある。
また、前記保護手段(例えば、第1副基板ケース162、第2副基板ケース166、スペーサー702、741、保護手段731)は、前記接続状態において、前記第一および第二の基板のいずれか一方の基板を少なくとも保護可能なものであり、前記保護手段(例えば、第1副基板ケース162、第2副基板ケース166、スペーサー702、741、保護手段731)は、前記接続状態において、前記第一および第二の基板の他方の基板に少なくとも傷を付けることが可能なものとしてもよい。
なお、ここでは、「前記第一の基板または前記第二の基板の他方」に、必ず傷つくような構成に限定されるものではない。
このような構成とすれば、複数の基板を接続する際に、一方の基板を保護しつつも、他方の基板をあえて傷つけることで、傷の状態から、該基板の取り外しの有無等を判断できる場合があり、これにより不正な基板への交換や、正規基板の不正改造等に気づきやすくなる場合がある。
また、保護手段は、本来一方の基板に与えられるはずであった衝撃を他方の基板に与え、他方の基板を傷つけることで該衝撃を逃がすことができる場合がある。
また、前記保護手段(例えば、スペーサー702、741)は、前記第一の基板と前記第二の基板との間に少なくとも配置可能なスペーサーからなり、前記スペーサー(例えば、スペーサー702、741)は、前記第一の基板に少なくとも取付可能なものであり、前記スペーサー(例えば、スペーサー702、741)は、前記第二の基板に少なくとも取付可能なものであり、前記スペーサー(例えば、スペーサー702、741)は、前記第一の基板と前記第二の基板の接触を少なくとも防止可能なものとしてもよい。
このような構成とすれば、保護手段が複数の基板の接続手段を兼ねることで、接続作業を行う際に複数の基板の破損・変形を防ぎつつ、接続状態においても複数の基板の破損・変形を防ぐことができる場合がある。
また、複数の基板を正しい姿勢で接続し、該接続状態を維持することができる場合がある。
なお、基板の反りを防止する構成を有しているものとしてもよい。すなわち、基板には反り防止パターンが設けられるものとしてもよい。当該構成は、基板の隅・角を固定するものとしてもよい。そして、基板の両面に押えが設けられているものとしてもよい。また、導体パターンを格子状に設けておくことで、基板の反りを防ぐものとしてもよい。導体パターンは、電子部品と導通していなくともよい。格子状に限らず、一の領域における熱膨張率が同じにならなければよい。
このような構成とすれば、温度変化や、部品の配置位置による重量の偏りによる反りや変形を防ぐことができる場合がある。そして、基板の下面に備えられたコネクタが、接続状態において基板を上方に押し上げ、基板の上面からネジで固定されることで、基板が下方に押され、水平を維持することが可能となる場合がある。また、パターンを格子状に設けることで、反る力を低減することができる場合がある。
また、基板は基板ケースに収納され、保護手段は基板ケースからなる。基板ケースは、透過性を有する基板ケースに収納されると共に、該基板ケースには、基板を保護するための保護手段が設けられているものとしてもよい。基板ケースは、少なくとも上ケースと下ケースからなり、上下ケースが重なりあった状態で開封不能にカシメられるものとしてもよい。そして、第一基板ケースにサブ制御基板が収納され、第二の基板ケースにROMモジュール基板が収納され、第一および第二の基板ケースには、各基板のコネクタと対応する位置に開口が設けられているものとしてもよい。少なくともいずれか一方の基板コネクタは、基板ケースの面よりも突出しているものとしてもよい(例えば、第六実施例)。この場合、複数の基板ケースは互いに組み付け可能で、該複数の基板ケースを組み付けると、基板の接続も完了する。また、基板ケースには、接続状態にある複数の基板の移動を規制する規制手段が備えられているものとしてもよい。
このような構成とすれば、基板ケースに収納することで、セキュリティ性を向上させつつ、基板を保護することができる場合がある。そして、複数の基板それぞれをケースによって保護しつつ、該ケースを組み合わせるだけで、基板の接続が完了するため作業性がよい場合がある。また、基板ケースに収納された基板の接続状態を維持することで、外部から衝撃を与えられた場合であっても、遊技の進行が妨げられることが無い場合がある。
また、ROMモジュール基板は、(元々は)関係のない基板と保護手段を介して組みつけられる場合がある(例えば、第五実施例)。そして、ROMモジュール基板は、該基板に搭載されたROMに記憶された画像情報・制御情報を用いて制御を行う制御手段が備えられた制御基板と少なくとも接続されつつも、前記画像情報・制御情報を用いない前記制御基板とは異なる基板とスペーサーを介して組みつけられるものとしてもよい。また、ROMモジュール基板は、保護手段を介して、その他の基板と電気的に接続されるが、情報および信号(コマンド)のやりとりが行われないものとしてもよい。なお、ここでいう「接続」とは、動作時に必要な情報をやりとりする繋がりを意味する。また、ここでいう「組みつけ」とは、単純に、物理的な繋がりを意味する。
また、本例では、ROMモジュール基板と第1副基板をコネクタを介して接続すると共に、保護手段を介して組み付けが行われているが、その両方でGNDの接続を行っても良い、一方のみをGNDとして接続しても良い。(例えばコネクタは電源や信号線のみの接続を行い、GNDの接続をしない。逆に保護手段を介してGNDの接続が行われる。)また、GNDの接続は、シグナルGNDであってもよいし、単にアース接続としても良い。
このような構成とすれば、設計の自由度が向上する場合がある。そして、基板の取り付け時および基板取り付け後の基板をより保護することができる場合がある。また、グランドを大きくとることができ、基板の動作を安定させることができる場合がある。さらに、ROMモジュール基板を取り外さない限りその他基板の作業を行うことができないため、不正行為を抑止することができる場合がある。
また、基板ケースに設けられた保護手段は、基板ケースの結合解除時に、第一の基板と第二の基板の接続解除を助けるものとしてもよい。
また、保護手段は、両方(二つ)の基板に設けられるものとしてもよい。すなわち、両方の基板に跨って設けられ、または、両方の基板のそれぞれに設けられるものとしてもよい。
また、保護手段が無い場合には、接続時に、接続以上の力を加えると、少なくともいずれか一方の基板または基板に備えられた部品が破損する恐れがある。
また、保護手段によって保護される領域には、破損しやすい・大事な部品(電解コンデンサ、CPU、制御用のROM、リード部品等)が配置されるものとしてもよい。すなわち、保護手段に囲われた領域に当該部品が配置されるものとしてもよい。
また、保護手段による保護が行われている状態で固定されることで、視認困難になる領域がある場合がある。そして、該領域に作業時の指標が表示されている場合がある。これにより、どの基板を接続すれば良いか一目で分かるため作業者はラクに作業できる場合がある。また、隠すことでどの基板が接続されているか一目では分からないため不正行為につながりにくい場合がある。
また、第一の部品(破損やはく離の可能性が低いもの)が第二の部品(ぶつかると困るもの、破損やはく離の恐れがあるもの)を保護するものとしてもよい。例えば、接続される基板の近傍に複数の部品が配置され、(相対的に)背の高い第一の部品が(相対的に)背の低い第二の部品を保護するものとしてもよい。
また、基板と保護手段の組み付けは、基板を基板ケースから取り外さない限り解除不能としてもよい。解除不能となる理由は、基板と保護手段が組みつけられた状態で、基板ケースに取り付けられるからである。
また、基板と保護手段の取り付けは、第一の基板と第二の基板の接続を助けるものとしてもよい。
また、保護手段は、第一の基板と第三の基板の接続を妨げるものとしてもよい。すなわち、別の基板との接続を邪魔するものとしてもよい。
また、保護手段は、接続により第一および第二の基板を導通させるものとしてもよい。
また、保護手段に囲われた領域に反り防止が施されるものとしてもよい。
また、保護手段は、「点で規制」、「線で規制」、または「面で規制」することで基板を保護するものとしてもよい。
また、基板の一部のみがオーバーラップ(基板の部品実装面と正対した場合に、複数の基板が重複して見える領域)し、保護手段が基板ケースと基板の両方に備えられている場合がある。
また、第一の基板は、第二の基板と接続され、保護手段は、第三の基板に設けられるものとしてもよい。すなわち、第一の基板は、第二の基板と第三の基板にまたがって備えられるものとしてもよい。
また、保護手段は基板ケースのリブからなり、該リブは、第一の基板を貫通することで、位置決め可能で、且つ第二の基板の位置決め固定部となる構成としてもよい。
また、接続手段の背面に抑え部(例えば、基板ケースの一部分)を設けることで、接続が助けられる場合がある。
また、(例えば、第二の基板に、)ROMソケットを増幅可能な領域が確保されているものとしてもよい。
また、保護手段は弾性変形可能な部材からなるものとしてもよい。
また、基板は角・隅以外で固定されるものとしてもよい。すなわち、基板に、歪む・撓む領域が存在するものとしてもよい。
また、基板ケースへの収納は、基板同士が接続されてから収納するものとしてもよいし、あるいは、第一の基板を収納してから第二の基板を接続するものとしてもよい。
また、ROMモジュール基板には、少なくとも1つ以上のROMソケットが備えられ、該ROMソケットと同数のROMがROMソケットに備えられるものとしてもよい。
また、第一の基板は、第二の基板に直接接続されるものとしてもよい。すなわち、いわゆる「ボードtoボード」となるようにしてもよい。
また、コネクタを奥まで差し込んだ位置を第一の位置とすると、保護手段であるスペーサーは、コネクタの差し込み可能な位置を前記第一の位置よりも手前の第二の位置までにするようにしてもよい。コネクタを奥まで差し込むと、衝撃が与えられた時に力を逃がすことができずにコネクタが破損する恐れがあるからである。このように、保護手段によって、コネクタに遊びを設けることで、衝撃が与えられた場合であっても、コネクタの破損を防ぐことができる場合がある。
また、制御基板に接続される複数の基板を保護する保護手段を備えるものとしてもよい。この場合、一の保護手段と、制御基板に接続される複数の基板が接触することになる。
また、制御基板と、該制御基板に接続される第一のROMモジュール基板との接触を防ぐ第一のスペーサーを両基板間に備えると共に、第一のROMモジュール基板と、該第一のROMモジュール基板に接続される第二のROMモジュール基板との接触を防ぐ第二のスペーサーが第一のROMモジュール基板と第二のROMモジュール基板間に備えられるものとしてもよい。すなわち、亀の親子のように、基板を積み重ねるタイプの構成としてもよい。この場合において、第一のROMモジュール基板に接続される第二のROMモジュール基板との接触を防ぐ第二のスペーサーが、制御基板と第二のROMモジュール基板との間に備えられるものとしてもよい。すなわち、亀の子のように積まれても、スペーサーは基部となる制御基板に組みつけられるものとしてもよい。
特に、コネクタを開始、ボードtoボードで複数の基板を積層する場合には、コネクタの位置を積層される複数の基板で同一または近接位置に備えると、上方に積層された基板のコネクタ周囲を押圧するだけで、接続された全ての基板のコネクタの接続を強固にすることができる場合がある。逆に、複数の基板で同一または近接位置にコネクタを備えると応力が集中し、基板の破損や変形を招く恐れがあるため、それぞれでコネクタの位置を異ならせても良い。
また、スペーサーによって空けられた基板間の距離は、各基板から基板ケースまでの距離よりも短いものとしてもよいし、あるいは、各基板から基板ケースまでの距離よりも長いものとしてもよい。
また、一つのスペーサーで複数の基板を支えるものとしてもよい。
また、1の基板に複数のコネクタを備え、該1の基板に複数の基板を接続可能としても良い。その場合、該1の基板に接続される複数の基板の高さを揃え、スペーサーの大きさ(高さ)等を共通としても良い。逆に、複数の基板の高さをそれぞれ異なる高さとしても良い。また、2枚の基板のそれぞれに2つのコネクタを備え接続しても良い。その場合、一方のコネクタは電気的な接続を行わずにスペーサーとして接続するようにしても良い。また電気的な接続を完全に行わないわけではなく、遊技の制御に必要なコマンドの送受信を行わずにグランド接続等だけを行うようにしていても良い。
また、接続状態にあるROMモジュール基板は、部品の実装面が遊技台の正面とは反対の面に位置するように組み付けられることが好ましい。
また、一つの基板を支える複数のスペーサーの脚の長さが互いに異なるものとしてもよい。例えば、コネクタに近いスペーサーの脚を短くし、コネクタから遠いスペーサーの脚を長くしてもよい。また、複数の基板の間に配置される複数のスペーサーのうちの少なくとも一つの脚の長さを変えることで、基板が斜めになるようにしても良い。
また、基板毎にスペーサーの脚の長さが異なるものとしてもよい。これにより、レイアウトの自由度を高めつつ、各基板を水平にすることができる場合がある。
また、本発明の遊技台(例えば、パチンコ機100)は、第一の基板(例えば、第1副基板160)と、前記第一の基板とは異なる第二の基板(例えば、ROMモジュール基板165)と、前記第一の基板における第一の面に設けられた第一のコネクタ(例えば、コネクタ701)と、前記第二の基板における第二の面に設けられた第二のコネクタ(例えば、コネクタ711)と、を備えた遊技台であって、前記第一のコネクタおよび前記第二のコネクタは、直接接続されるように構成されており、前記第一のコネクタおよび前記第二のコネクタ(以下、「2つのコネクタ」という。)が接続状態にある場合に、前記第一の基板および前記第二の基板(以下、「2枚の基板」という。)の距離を一定の距離に保つスペーサ(例えば、円柱731a、スペーサ702)が設けられており、前記第一の面および前記第二の面は、前記2つのコネクタが接続状態にある場合に、対向するように構成されており、前記スペーサは、ネジによって前記第二の基板に固定されるものであり、前記スペーサは、導電性を有するものであり、前記ネジは、導電性を有するものであり、前記2枚の基板のパターンは、前記ネジおよび前記スペーサによって電気的に接続されるものである、ことを特徴とする遊技台である。
このような構成によれば、設計の自由度が向上する場合がある。そして、基板の取り付け時および基板取り付け後の基板をより保護することができる場合がある。
また、スペーサをネジによって基板に固定することにより、基板を取り外しにくくすることができ、不正行為を防止することができる場合がある。また、部品の配置位置による重量の偏りによる反りや変形を防ぐことができる場合がある。例えば、基板に備えられたコネクタが、接続状態において基板を押し上げることがあっても、基板がネジで固定されることで、基板の水平を維持することが可能となる場合がある。
また、2枚の基板に設けたパターン同士を接続する際の省スペース化を図ることができる場合がある。
また、第二の基板(例えば、ROMモジュール基板)を取り外さない限りその他基板の作業を行うことができないため、不正行為を抑止することができる場合がある。
また、ハーネス等の接続手段を用いずに第一のコネクタと第二のコネクタを直接接続するため、第一の基板と第二の基板の間の転送速度を速めることができる場合がある。また、ハーネス等の接続手段が不要となるため、ハーネスによる外乱が載る恐れや、ハーネスに不正部材が取り付けられても気づきにくいといった問題を回避することができる場合がある。
また、前記2枚の基板の間には、複数の前記スペーサが設けられている、ものであってもよい。
また、前記パターンとは、グランドパターンのことであってもよい。
このような構成によれば、グランドを大きくとることができ、基板の動作を安定させることができる場合がある。
また、前記スペーサの形状は、円柱形状であってもよい。
また、第三の基板(例えば、第2副基板164)と、前記第三の基板とは異なる第四の基板(例えば、ROMモジュール基板173)と、前記第三の基板に設けられた第三のコネクタ(例えば、コネクタ164a)と、前記第四の基板に設けられた第四のコネクタ(例えば、コネクタ173a)と、を備え、前記第三のコネクタおよび前記第四のコネクタは、直接接続されるように構成されており、前記第三の基板および前記第四の基板は、前記第三のコネクタおよび前記第四のコネクタが接続状態にある場合に、対向するように構成されている、ものであってもよい。
このような構成によれば、第三の基板と第四の基板の間の信号の転送速度も速めることができる場合がある。また、ハーネス等の接続手段が不要となるため、ハーネスによる外乱が載る恐れや、ハーネスに不正部材が取り付けられても気づきにくいといった問題を回避することができる場合がある。
また、前記遊技台は、ぱちんこ機であってもよい。
また、前記遊技台は、スロットマシンであってもよい。
また、本発明の遊技台(例えば、パチンコ機100)は、第一の基板(例えば、第1副基板160)と、孔部(例えば、孔724)が設けられた第二の基板(例えば、ROMモジュール基板165)と、前記第一の基板における第一の面に設けられた第一のコネクタ(例えば、コネクタ701)と、前記第二の基板における第二の面に設けられた第二のコネクタ(例えば、コネクタ711)と、を備えた遊技台であって、前記第二の基板における前記第二の面とは逆の面は、第四の面であり、前記第一のコネクタおよび前記第二のコネクタは、直接接続するように構成されており、前記第一のコネクタおよび前記第二のコネクタ(以下、「2つのコネクタ」という。)が接続状態にある場合に、前記第一の基板および前記第二の基板(以下、「2枚の基板」という。)の距離を一定の距離に保つスペーサ(例えば、円柱731a)が設けられており、前記第一の面および前記第二の面は、前記2つのコネクタが接続状態にある場合に、対向するように構成されており、前記第四の面における前記孔部の傍に、半田が塗られており、前記半田は、前記第二の基板のグランドパターンの一部であり、前記スペーサは、軸方向にネジ穴が設けられたものであり、前記第四の面の側から前記孔部を挿通させたネジのネジ山は、前記ネジ穴の内部のネジ山が組み合わさるように構成されており、前記ネジは、導電性を有するものであり、前記ネジは、前記半田と接触するように構成されており、前記スペーサは、導電性を有するものであり、前記2枚の基板のグランドパターンは、前記スペーサによって電気的に接続されるものである、ことを特徴とする遊技台である。
また、前記半田は、前記パターンに接する複数の点で塗られている、ものであってもよい。
また、前記2枚の基板の間には、少なくとも3つの前記スペーサ(以下、「3つのスペーサ」という。)が配置されるように構成されており、前記3つのスペーサのそれぞれは、前記接続状態にある前記2つのコネクタの4つの側部のうちの3つの側部(例えば、図11に示すコネクタ701の短辺となる左右側部と、長辺となるROMソケット704側の側部)に対向する位置に設けられている、ものであってもよい。
また、画像制御手段が備えられた第一の基板と、画像情報が記憶された画像記憶手段が備えられた第二の基板と、前記第一の基板及び第二の基板とは異なる第三の基板と、基板同士の接触を防ぐ保護手段と、を備えた遊技台であって、第二の基板は保護手段を介して第一の基板に組みつけられ、第二の基板は保護手段を介して第三の基板に組みつけられ、第一の基板と第二の基板との間では一方から他方へと信号が少なくとも送信され、第二の基板と第三の基板との間では信号が送信されないことを特徴とする遊技台としてもよい。
また、本発明に係る遊技台は、図20に示す「複数種類の図柄が施され、回転駆動される複数のリール1002と、リールの回転を指示するためのスタートレバー1004と、各々のリールに対応して設けられ、リールの回転を個別に停止させるための停止ボタン1006と、複数種類の役の内部当選の当否を抽選により判定する抽選手段(入賞役内部抽選)と、抽選手段の抽選結果に基づいてリールの回転の停止に関する停止制御を行うリール停止制御手段(リール停止制御処理)と、抽選手段の抽選結果に基づいて停止されたリールによって表示される図柄組合せが、内部当選した役に対応して予め定めた図柄組合せであるか否かの判定をする判定手段(入賞判定処理)と、図柄の停止態様が所定の入賞態様である場合、所定の入賞態様に対応する遊技媒体を払出す遊技媒体払出処理を行う払出制御手段(メダル払出処理1008)と、に加え、抽選手段の抽選結果に基づいて演出を実行する演出手段1010を備え、この演出手段が、所定の遊技領域1012に球を発射する発射装置1014と、発射装置から発射された球を検知した場合に球を払出す払出手段1020と、所定の図柄(識別情報)を変動表示する可変表示装置1022と、可変表示装置1022を遮蔽する位置に移動可能なシャッタ1024と、所定動作態様で動作する可動体1026と、を備え、入賞口に遊技球が入って入賞することを契機として、可変表示装置1022が図柄を変動させた後に停止表示させて、遊技を演出するような演出装置1010、であるスロットマシン1000」にも好適である。
また、本発明に係る遊技台は、封入式遊技機に適用することもできる。ここで、「封入式遊技機」は、遊技機内に封入された遊技球を循環使用するものである。また、主制御部、第1副制御部、および第2副制御部をワンチップで構成してもよいし、主制御部と第1副制御部で双方向の通信が可能に構成してもよい。また、主制御部と第1副制御部で双方向の通信を可能とする一方で、第1副制御部から第2副制御部への通信は一方向の通信としてもよい。
また、本発明の実施の形態に記載された作用および効果は、本発明から生じる最も好適な作用および効果を列挙したに過ぎず、本発明による作用および効果は、本発明の実施の形態に記載されたものに限定されるものではない。また、実施例に記載した複数の構成のうち、1つの構成に記載している内容を、他の構成に適用することでより遊技の幅を広げられる場合がある。
本発明に係る遊技台は、回胴遊技機(スロットマシン)や弾球遊技機(ぱちんこ機)などに代表される遊技台に適用することができる。
100 パチンコ機(遊技台)
160 第1副基板(第一の基板)
161,163,165,167,169,173 ROMモジュール基板(第二の基板)
162 第1副基板ケース(保護手段)
166 第2副基板ケース(保護手段)
205a,205b CG−ROM(画像記憶手段)
208 装飾図柄表示装置(LCD、画像表示手段)
227 表示制御部(画像表示制御手段)
701 コネクタ(第一の接続手段)
702,741 スペーサー(保護手段)
711 コネクタ(第二の接続手段)
731 保護手段

Claims (7)

  1. 第一の基板と、
    前記第一の基板とは異なる第二の基板と、
    前記第一の基板における第一の面に設けられた第一のコネクタと、
    前記第二の基板における第二の面に設けられた第二のコネクタと、
    を備えた遊技台であって、
    前記第一のコネクタおよび前記第二のコネクタは、直接接続されるように構成されており、
    前記第一のコネクタおよび前記第二のコネクタ(以下、「2つのコネクタ」という。)が接続状態にある場合に、前記第一の基板および前記第二の基板(以下、「2枚の基板」という。)の距離を一定の距離に保つスペーサが設けられており、
    前記第一の面および前記第二の面は、前記2つのコネクタが接続状態にある場合に、対向するように構成されており、
    前記スペーサは、ネジによって前記第二の基板に固定されるものであり、
    前記スペーサは、導電性を有するものであり、
    前記ネジは、導電性を有するものであり、
    前記2枚の基板のパターンは、前記ネジおよび前記スペーサによって電気的に接続されるものである、
    ことを特徴とする遊技台。
  2. 請求項1に記載の遊技台であって、
    前記2枚の基板の間には、複数の前記スペーサが設けられている、
    ことを特徴とする遊技台。
  3. 請求項1または請求項2に記載の遊技台であって、
    前記パターンとは、グランドパターンのことである、
    ことを特徴とする遊技台。
  4. 請求項1乃至3のいずれか一項に記載の遊技台であって、
    前記スペーサの形状は、円柱形状である、
    ことを特徴とする遊技台。
  5. 請求項1乃至4のいずれか一項に記載の遊技台であって、
    第三の基板と、
    前記第三の基板とは異なる第四の基板と、
    前記第三の基板に設けられた第三のコネクタと、
    前記第四の基板に設けられた第四のコネクタと、を備え、
    前記第三のコネクタおよび前記第四のコネクタは、直接接続されるように構成されており、
    前記第三の基板および前記第四の基板は、前記第三のコネクタおよび前記第四のコネクタが接続状態にある場合に、対向するように構成されている、
    ことを特徴とする遊技台。
  6. 請求項1乃至請求項5のいずれか一項に記載の遊技台であって、
    前記遊技台は、ぱちんこ機である、
    ことを特徴とする遊技台。
  7. 請求項1乃至請求項5のいずれか一項に記載の遊技台であって、
    前記遊技台は、スロットマシンである、
    ことを特徴とする遊技台。
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