JP2015156144A - 消耗品購入管理システム、消耗品購入管理方法、およびプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】消耗品の物品毎に最適な販売業者を選定し、低コストで消耗品を調達する。【解決手段】消耗品購入システム10は、情報収集部11および情報処理部12を有する。情報収集部11は、端末15から入力される消耗品の発注データを通信回線16を介して収集する。情報処理部12は、消耗品を販売する販売業者毎における消耗品の販売個数に応じた単価を示す単価情報を格納するメモリを有し、情報収集部11が収集した発注データおよびメモリに格納される単価情報に基づいて、消耗品の販売業者を選定する。この情報処理部は、情報収集部11が収集した発注データに基づいて、消耗品毎の発注数を集計し、集計した発注数に応じて単価情報を検索し、消耗品の単価が最も安い販売業者を抽出する。【選択図】図1
Description
本発明は、消耗品購入管理システム、消耗品購入管理方法、およびプログラムに関し、特に、消耗品管理における効率化に有効な技術に関する。
一般に、ボールペンやファイルなどの消耗品の発注は、人手にて行われている。担当者は、例えば在庫量がある一定量を下回った物品を確認すると、在庫量が一定量を下回った物品の発注処理を行う。
なお、この種の消耗品の調達技術としては、例えば消費量の予測を考慮して自動購入するもの(例えば特許文献1参照)や、納入時のルート選定を行うことにより納入回数を削減し、運搬に係るガソリン消費量や二酸化炭素排出量を削減するもの(例えば特許文献2参照)などが知られている。
上述した消耗品の発注処理は、複数の事業所などを有する企業であっても、例えば事業所毎などに独自に実施されている。そのため、規模の小さい事業所などでは、その注文数が少なくなってしまい、規模、すなわち数量のメリットが享受されずに、商品の購入金額が割高となってしまう。
また、他の事業所における消耗品の在庫状況が不明であるので、他の事業所に、過剰在庫があっても新規購入してしまうことになり、会社全体からみれば、無駄なコストが発生してしまっていることになる。
本発明の目的は、消耗品の物品毎に最適な販売業者を選定し、低コストで消耗品を調達することのできる技術を提供することにある。
本発明の前記ならびにその他の目的と新規な特徴については、本明細書の記述および添付図面から明らかになるであろう。
本願において開示される発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、次のとおりである。
すなわち、代表的なものの概要は、消耗品購入管理システムに適用され、以下のような特徴を有するものである。
消耗品購入管理システムは、情報収集部、単価情報格納部、および情報処理部を有する。情報収集部は、通信回線を介して接続される複数のクライアント端末(端末15)から入力される消耗品の発注データを収集する。
単価情報格納部は、消耗品を販売する販売業者毎における消耗品の販売個数に応じた単価を示す単価情報を格納する。情報処理部は、情報収集部が収集した発注データおよび単価情報格納部に格納される単価情報に基づいて、消耗品の販売業者を選定する。
情報処理部は、販売業者の選定において、情報収集部が収集した発注データに基づいて、消耗品毎の発注数を集計し、集計した発注数に応じて単価情報を検索し、消耗品の単価が最も安い販売業者を抽出する。
また、本発明は、消耗品を販売する販売業者毎における消耗品の販売個数に応じた単価を示す単価情報および消耗品の発注データに基づいて、消耗品の販売業者を選定するシステムによる方法や、前記システムとしてコンピュータシステムを機能させるプログラムにも適用することができる。
本願において開示される発明のうち、代表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば以下のとおりである。
(1)消耗品の不要な購入を抑制することができる。
(2)消耗品の購入コストを低減することができる。
以下の実施の形態においては便宜上その必要があるときは、複数のセクションまたは実施の形態に分割して説明するが、特に明示した場合を除き、それらはお互いに無関係なものではなく、一方は他方の一部または全部の変形例、詳細、補足説明等の関係にある。
また、以下の実施の形態において、要素の数等(個数、数値、量、範囲等を含む)に言及する場合、特に明示した場合および原理的に明らかに特定の数に限定される場合等を除き、その特定の数に限定されるものではなく、特定の数以上でも以下でもよい。
さらに、以下の実施の形態において、その構成要素(要素ステップ等も含む)は、特に明示した場合および原理的に明らかに必須であると考えられる場合等を除き、必ずしも必須のものではないことは言うまでもない。
同様に、以下の実施の形態において、構成要素等の形状、位置関係等に言及するときは特に明示した場合および原理的に明らかにそうではないと考えられる場合等を除き、実質的にその形状等に近似または類似するもの等を含むものとする。このことは、上記数値および範囲についても同様である。
また、実施の形態を説明するための全図において、同一の部材には原則として同一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。なお、図面をわかりやすくするために平面図であってもハッチングを付す場合がある。
以下、本発明の一実施形態を、図面を用いて詳細に説明する。
〈消耗品購入システムの構成例〉
図1は、一実施の形態による消耗品購入システム10における構成の一例を示す説明図である。
図1は、一実施の形態による消耗品購入システム10における構成の一例を示す説明図である。
消耗購入管理システムとなる消耗品購入システム10は、図1に示すように、情報収集部11、情報処理部12、および情報出力部13を有している。情報収集部11には、複数の端末15が接続されている。クライアント端末となる端末15は、例えばパーソナルコンピュータなどの電子端末からなり、各事業所毎に設けられている。
情報収集部11と端末15は、インターネット回線あるいは専用回線などの通信回線16によって接続されている。なお、図1では、3台の端末15が設けられている例を示しているが、該端末15の台数に制限はない。上述したように、事業所数が多い場合には、それに伴って端末15の台数も増加する。
端末15は、図2に示す発注データを入力する。発注データは、端末15が設けられている事業所が補充したい消耗品を発注するためのデータである。発注データは、例えば補充したい消耗品の型番や数量などである。
消耗品購入システム10は、余剰在庫検索および販売業者選定を行う。余剰在庫検索は、他の事業所において余剰の在庫があるか否かを検索する処理である。販売業者選定は、発注された物品の販売業者を選定する処理である。
販売業者選定において、情報収集部11は、端末15から入力された発注データを、通信回線16を介して収集する。情報処理部12は、収集した発注データに基づいて、消耗品の品目毎に発注数を集計し、集計結果として図3に示す集計データを生成する。
そして、情報処理部12は、該情報処理部12が有する図4に示す単価情報および集計データに基づいて、発注する消耗品の品目毎に単価情報の突き合わせを行い、最も価格の安い販売業者を抽出する。
情報出力部13は、例えばディスプレイなどからなり、情報処理部12の抽出結果を、図5に示す購入先選定情報として表示する。また、情報出力部13は、例えばプリンタなどであってもよいし、ディスプレイとプリンタとを有する構成であってもよい。
また、余剰在庫検索において、情報処理部12は、情報収集部11が取得した発注データに基づいて、図6に示す検索対象となる品目の情報を示す検索対象品目データを生成し、該検索対象品目データから、各事業所における在庫状況を検索し、各事業所における在庫状況を表す図7に示す在庫状況データを生成する。
そして、在庫状況データに基づいて、候補となる事業所を選定し、選定した事業所の順位付けを行うことによって図8の候補事業所データを生成する。この候補事業所データに基づいて、上位に順位付けされた事業所に、搬送することのできる検索対象の消耗品の数量などを問い合わせする自動メールを生成する。自動メールは、情報収集部11から送信される。
続いて、端末15からの返信された検索対象の消耗品を搬送することのできる数量を示す搬送元在庫情報を情報収集部11に送信する。情報処理部12は、端末15から送信された返答結果に基づいて、検索対象の消耗品を搬送することのできる事業所を選定し、搬送元選定結果情報として情報出力部13に出力する。
〈発注データ例〉
図2は、図1の各事業所に設けられる端末15から入力される発注データの一例を示す説明図である。
図2は、図1の各事業所に設けられる端末15から入力される発注データの一例を示す説明図である。
端末15によって入力される発注データは、図示するように、管理コード、事業所名、品目コード、品目名、数量、および発注日からなる。
管理コードは、一意の値で例えば端末15から収集した順に付与される。事業所名は、発注データを入力した端末15が設けられている事業所を示す。品目コードは、発注する消耗品に付与されたコードである。品目名は、発注する消耗品を示す名称である。数量は、発注する消耗品の数量であり、発注日は、発注データを入力した日時を示す。
〈集計結果例〉
図3は、図10のステップS102の処理において、情報処理部12が集計した集計結果の一例を示す説明図である。
図3は、図10のステップS102の処理において、情報処理部12が集計した集計結果の一例を示す説明図である。
情報処理部12による集計結果は、図示するように、品目コード、品目名、および総数からなる。これは、上述したように、品目別毎に全ての事業所にて発注された数量を集計したものであり、例えば図3の上方に示す「A4バインダー」の場合には、全ての事業所において、100個の発注があったことを意味する。
〈単価情報例〉
図4は、図1の消耗品購入システム10が有する情報処理部12に格納されている単価情報の一例を示す説明図である。
図4は、図1の消耗品購入システム10が有する情報処理部12に格納されている単価情報の一例を示す説明図である。
単価情報は、図示するように、品目コード、品目名、業者、数量範囲、およびそれに対応する単価からなる。品目コードは、発注する消耗品に付与されたコードである。品目名は、消耗品の名称である。業者は、消耗品を取り扱う販売業者名である。範囲および単価は、購入する消耗品の数量の増減にともない単価が変動する場合に、その数量と該数量に対応する単価を示す。
例えば、図4において、販売業者であるA商事では、A4バインダーの発注数が1個〜100個までの場合であると単価が500円であり、発注数が101個〜200個までの場合では、単価が470円となる。
同様に、販売業者であるB企画では、A4バインダーの発注数が1個〜200個までの場合であると単価が490円であり、発注数が201個〜400個まででは、単価が480円である。
〈抽出結果例〉
図5は、図1の消耗品購入システム10が有する情報出力部13に表示される抽出結果の一例を示す説明図である。
図5は、図1の消耗品購入システム10が有する情報出力部13に表示される抽出結果の一例を示す説明図である。
情報出力部13に表示される抽出結果は、図示するように、品目コード、品目名、総数、選定業者、単価、および支払額からなる。
品目コード、品目名、および総数は、図3と同様である。選定業者は、情報処理部12が選定した販売業者を示す。情報処理部12が選定した販売業者が販売する消耗品1つ当たりの値段を示す。
〈検索対象品目データ例〉
図6は、図1の消耗品購入システム10が有する情報処理部12が生成した検索対象品目データの一例を示す説明図である。
図6は、図1の消耗品購入システム10が有する情報処理部12が生成した検索対象品目データの一例を示す説明図である。
検索対象品目のデータは、図示するように、要求元、検索品目コード、品目名、および必要数からなる。要求元は、検索対象品目データを入力した事業所を示す。検索品目コードは、検索する消耗品に付与されたコードである。品目名は、検索する消耗品を示す名称である。必要数は、検索元の事業所が必要とする品目の数である。
〈在庫状況データ例〉
図7は、図1の消耗品購入システム10が有する情報処理部12が生成する在庫状況データの一例を示す説明図である。
図7は、図1の消耗品購入システム10が有する情報処理部12が生成する在庫状況データの一例を示す説明図である。
在庫状況データは、図7に示すように、事業所コード、事業所名、および在庫量からなる。事業所コードは、在庫を有する事業所を示すコードである。事業所名は、在庫を有する事業所の名称を示す。在庫量は、在庫数である。
〈候補事業所データ例〉
図8は、図1の消耗品購入システム10が有する情報処理部12が生成した候補事業所データの一例を示す説明図である。
図8は、図1の消耗品購入システム10が有する情報処理部12が生成した候補事業所データの一例を示す説明図である。
候補事業所データは、図示するように、候補順位、事業所コード、事業所名、および在庫量である。候補順位は、候補基準データに基づく順位付け結果を示す。事業所コード、事業所名、および在庫量は、図7と同様である。
〈搬送元選定結果情報例〉
図9は、図1の消耗品購入システム10が有する情報出力部13に表示される搬送元選定結果情報の一例を示す説明図である。
図9は、図1の消耗品購入システム10が有する情報出力部13に表示される搬送元選定結果情報の一例を示す説明図である。
搬送元選定結果情報は、図示するように、事業所コード、事業所名、品目コード、品目名、および搬送可能数量からなる。事業所コード、および事業所名は、図7と同様である。品目コードおよび品目名は、図5と同様である。また、搬送可能数量は、検索対象事業所に搬送可能な数量を示す。
次に、消耗品購入システム10による販売業者選定および余剰在庫検索について、図1〜図11を用いて詳しく説明する。
なお、以下に説明する消耗品購入システム10における販売業者選定および余剰在庫検索の各機能は、例えば情報処理部12に設けられたプログラム格納メモリ(図示せず)などに記憶されているプログラム形式のソフトウェアを、該情報処理部12の図示しないCPU(Central Processing Unit)などが実行することにより実現する。
〈販売業者選定例〉
まず、販売業者選定について説明する。
まず、販売業者選定について説明する。
図10は、図1の消耗品購入システム10による販売業者選定の一例を示すフローチャートである。
情報収集部11は、端末15から入力された図2に示す発注データを、通信回線16を介して収集する(ステップS101)。このステップS101の処理は、情報収集部11は、各事業所に設けられているすべての端末15から発注データを収集するまで実行する。
発注データは、例えば予め設定されている期間毎に収集する。あるいは、情報収集部11からの要求によって端末15から発注データを収集するようにしてもよい。
情報収集部11は、収集した発注データを情報処理部12に出力する。情報処理部12は、情報収集部11から受け取った発注データを集計する(ステップS102)。このステップS102の処理において、情報処理部12は、収集した発注データから、品目別に必要数量などを集計する。
発注データの集計が終了すると、情報処理部12は、図4の単価情報を取り込む(ステップS103)。この単価情報は、各品目別に販売業者が設定した単価を示すデータである。単価情報は、例えば情報処理部12が有する図示しない単価情報格納部となるメモリなどに予め格納されている。
情報処理部12は、集計データおよびメモリから取り込んだ単価情報に基づいて、発注する消耗品の品目毎に単価情報の突き合わせ、すなわちマッチングを行い(ステップS104)、品目の発注数において最も価格の安い販売業者を抽出する(ステップS105)。
ここで、図10のステップS104の処理、およびステップS105の処理について、消耗品の品目として、例えばA4バインダーにおける販売業者を選定する場合を具体的に説明する。
ステップS104の処理において、情報処理部12は、情報収集部11から受け取った集計結果に基づいて、A4バインダーの総数、すなわち発注数を取得する。ここで、A4バインダーの発注数は、図3において100個である。
そして、ステップS105の処理において、情報処理部12は、メモリから取り込んだ図4に示す単価情報を検索してA4バインダーの発注数が100個の場合に、最も安い販売業者を抽出する。図4において、A4バインダーの発注数が100個の場合に、最も安い販売業者は、B企画の490円である。
よって、情報処理部12は、A4バインダーの販売業者としてB企画を選定する。これによって、ステップS104の処理およびステップS105の処理が終了となる。
販売業者の選定が終了すると、情報処理部12は、最も単価の安い販売業者の抽出結果として図5に示す購入先選定情報を情報出力部13に出力する。情報出力部13は、入力された購入先選定情報を表示する(ステップS106)。
担当者は、情報出力部13に表示された購入先選定情報に基づいて、消耗品の発注処理を行う。ここで、情報出力部13は、購入先選定情報を表示するだけでなく、例えば該購入先選定情報に基づいて、設定された販売業者に消耗品を発注する発注データを生成し、出力するようにしてもよい。この場合、発注データは、通信回線16を介して販売業者が有する端末などに送信される。
以上により、全ての事業所における消耗品を一括して発注し、購入することができるので、消耗品の大量購入が可能となる。また、発注する消耗品の数量規模に応じて最も安価に購入することのできる販売業者を自動的に選定することができる。
それによって、販売業者の選定工数を削減しながら、消耗品の購入コストを大幅に低減することができる。
〈余剰在庫検索例〉
続いて、余剰在庫検索について説明する。
続いて、余剰在庫検索について説明する。
図11は、図1の消耗品購入システム10による余剰在庫検索の一例を示すフローチャートである。
まず、情報処理部12は、図10のステップS101の処理において取得した発注データに基づいて、検索対象となる品目の情報を示す図6の検索対象品目データを生成する(ステップS201)。
続いて、情報処理部12は、生成した検索対象品目データに基づいて、各事業所における在庫状況を検索し(ステップS202)、その検索結果から、図7に示す在庫状況データを生成する。
このステップS202の処理では、情報処理部12が、検索対象品目データに基づいて、予め入力されている各事業所の在庫情報を検索し、検索対象の品目の在庫を有する事業所を抽出する。そして、その結果に基づいて、情報処理部12は、上述した在庫状況データを生成する。
在庫状況データは、例えば各事業所が有する端末15から定期的に入力される。情報収集部11は、通信回線16を介して在庫状況データをそれぞれ取得する。取得した在庫状況データは、例えば情報処理部12の図示しない在庫状況格納部となるメモリなどに格納される。
続いて、情報処理部12は、図7の在庫状況データに基づいて、候補事業所データを生成する。この候補事業所データは、在庫状況データから、候補となる事業所を選定し、選定した事業所の順位付けを行う(ステップS203)。
選定した事業所の順位付けは、例えば図7の在庫状況データにおいて、検索対象の品目の在庫を有した事業所のうち、検索対象の消耗品を必要とする事業所(以下、検索対象事業所という)までの距離が最も近い事業所を最上位とし、2位以降の事業所は、距離が離れるに従って順位を下げるように決定する。
あるいは、例えば図7の在庫状況データにおいて、検索対象の品目の在庫数が、検索対象事業所の必要数以上である事業所を選択し、選択した事業所のうち、検索対象事業所までの距離が近い順に順位決定するようにしてもよい。
事業所の順位付けが終了すると、情報処理部12は、候補事業所データに基づいて、例えば上位の1位から5位に順位付けされた事業所に送信する自動メールを生成する(ステップS204)。この自動メールは、検索対象事業所に搬送することのできる検索対象の消耗品の数量などを問い合わせするメールである。
生成した自動メールは、情報収集部11に出力され、該情報収集部11から通信回線16を介して送信される。各々の端末15が自動メールを受信すると、事業所の担当者は、検索対象の消耗品を搬送することのできる数量を示す搬送元在庫情報を情報収集部11に送信する。
情報処理部12は、情報収集部11から搬送元在庫情報を受け取ると、該搬送元在庫情報に基づいて、検索対象の消耗品を搬送することのできる事業所を選択する。そして、選択した事業所から搬送することのできる検索対象の消耗品の合計数が、検索対象事業所が必要とする数量以上であるか否かを判断する(ステップS205)。
搬送数が、検索対象事業所が必要とする数量以上である場合には、選択した事業所を含む搬送元選定結果情報を情報出力部13に出力する。また、ステップS205の処理において、検索対象事業所が必要とする必要数に達していない場合には、ステップS204の処理に戻り、先に自動メールを送信した事業所よりも順位の低い6位から10位の事業所に送信する自動メールを生成する。
ここで、自動メールを送信する事業所の順位は、特に制限なく、例えば1位から10位の事業所に送信した後、11位から20位の事業所に送信するようにしてもよいし、図8の候補事業所データにおいて順位付けされた全ての事業所に自動メールを一斉に送信してもよい。
情報出力部13は、情報処理部12から搬送元選定結果情報を受け取ると、検索結果として図9に示す搬送元選定結果情報を表示する(ステップS206)。
図9の場合には、図8に示す巣鴨支店、池袋支店、および神田支店にそれぞれ自動メールを送信し、巣鴨支店は、搬送可能数量が300、池袋支店は、搬送可能数量が0、そして、神田支店は、搬送可能数量が50であることを示す搬送元在庫情報がそれぞれ送信された例を示している。
巣鴨支店の搬送可能数量(図9の300セット)と神田支店の搬送可能数量(図9の50セット)との合計(350セット)が、検索元の事業所が必要とする必要数(図6の350セット)に達している。
よって、図9のように巣鴨支店と神田支店との情報のみが搬送元選定結果情報として出力される。また、池袋支店の情報は、削除される。
以上により、消耗品の発注前に他の事業所が有する在庫などを検索し、余剰在庫を有する事業所を特定することができる。そして、特定した事業所が有する在庫品を、検索元の事業所に補充することができる。それによって、無駄な消耗品の発注、すなわち無駄な消耗品の新規購入を防止することができる。
なお、図1の消耗品購入システム10において、上述した余剰在庫検索は、販売業者選定を実行する前に行うことによって、効率的に消耗品の無駄な発注を防止することができる。
例えば端末15から入力された後述する発注データに基づいて、先に余剰在庫検索を行う。そして、余剰在庫検索の結果、他の事業所が調達することのできる消耗品がある場合には、その消耗品を除いて販売業者選定を行う。
これによって、他の事業所に在庫されている消耗品を有効に活用することができるとともに、無駄な消耗品の発注を防止することができる。
また、余剰在庫検索および販売業者選定は、それぞれ個別に処理を行うようにしてもよい。これによっても、消耗品の有効活用、無駄な消耗品の発注、および消耗品の購入コストの低減などを実現することができる。
以上、本発明者によってなされた発明を実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
なお、本発明は上記した実施の形態に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、上記した実施の形態は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。
また、ある実施の形態の構成の一部を他の実施の形態の構成に置き換えることが可能であり、また、ある実施の形態の構成に他の実施の形態の構成を加えることも可能である。また、各実施の形態の構成の一部について、他の構成の追加、削除、置換をすることが可能である。
以上、本発明者によってなされた発明を実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
なお、本発明は上記した実施の形態に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、上記した実施の形態は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。
また、ある実施の形態の構成の一部を他の実施の形態の構成に置き換えることが可能であり、また、ある実施の形態の構成に他の実施の形態の構成を加えることも可能である。また、各実施の形態の構成の一部について、他の構成の追加、削除、置換をすることが可能である。
10 消耗品購入システム
11 情報収集部
12 情報処理部
13 情報出力部
15 端末
16 通信回線
11 情報収集部
12 情報処理部
13 情報出力部
15 端末
16 通信回線
Claims (15)
- 通信回線を介して接続される複数のクライアント端末から入力される消耗品の発注データを収集する情報収集部と、
前記消耗品を販売する販売業者毎における前記消耗品の販売個数に応じた単価を示す単価情報を格納する単価情報格納部と、
前記情報収集部が収集した前記発注データおよび前記単価情報格納部に格納される前記単価情報に基づいて、前記消耗品の販売業者を選定する情報処理部と、
を有し、
前記情報処理部は、前記情報収集部が収集した発注データに基づいて、消耗品毎の発注数を集計し、集計した前記発注数に応じて前記単価情報を検索し、前記消耗品の単価が最も安い販売業者を抽出する、消耗品購入管理システム。 - 請求項1記載の消耗品購入管理システムにおいて、
さらに、前記クライアント端末を備えるクライアント毎における消耗品の在庫状況を示す在庫状況データを格納する在庫状況格納部を有し、
前記情報処理部は、前記在庫状況格納部が格納する前記在庫状況データに基づいて、集計した前記消耗品の在庫を有するクライアントを抽出し、抽出した前記クライアントが有する前記クライアント端末に対して、在庫している前記消耗品の搬出可能な数量を問い合わせする、消耗品購入管理システム。 - 請求項2記載の消耗品購入管理システムにおいて、
前記情報処理部は、抽出した前記消耗品を在庫しているクライアントを、前記消耗品の搬送先となるクライアントとの距離が近い順に並び替え、距離の近い前記クライアント順に、在庫している前記消耗品の搬出可能な数量を問い合わせする、消耗品購入管理システム。 - 請求項2または3記載の消耗品購入管理システムにおいて、
前記情報処理部は、前記消耗品の在庫を有するクライアントを抽出する際に、集計した前記消耗品の発注数以上の在庫を有するクライアントを抽出する、消耗品購入管理システム。 - 請求項2〜4のいずれか1項に記載の消耗品購入管理システムにおいて、
前記情報処理部は、前記クライアント端末から返信された問い合わせ結果に基づいて、前記消耗品の搬送可能な数量の合計が、前記発注数以上となるまでのクライアントを抽出し、抽出した前記クライアントを前記消耗品を搬送することのできるクライアントとして選定する、消耗品購入管理システム。 - 請求項5記載の消耗品購入管理システムにおいて、
前記情報処理部は、前記消耗品の搬送先となるクライアントとの距離が近い順に、前記消耗品を搬送することのできるクライアントを抽出する、消耗品購入管理システム。 - 通信回線を介して複数のクライアント端末に接続される情報収集部と、消耗品を販売する販売業者毎における前記消耗品の販売個数に応じた単価を示す単価情報を格納する単価情報格納部と、販売業者を選定する情報処理部と、を備えるコンピュータシステムによる消耗品購入管理方法であって、
前記情報収集部が、複数の前記クライアント端末から入力される消耗品の発注データを収集するステップと、
前記情報処理部が、前記情報収集部が収集した前記発注データに基づいて、消耗品毎の発注数を集計するステップと、
前記情報処理部が、前記単価情報を検索し、集計した前記発注数に対応する単価が最も安い販売業者を前記消耗品毎に抽出するステップと、
を有する、消耗品購入管理方法。 - 請求項7記載の消耗品購入管理方法において、
さらに、前記情報処理部において、前記クライアント端末を備えるクライアント毎における消耗品の在庫状況を示す在庫状況データに基づいて、集計した前記消耗品の在庫を有するクライアントを抽出するステップと、
抽出した前記クライアントが有する前記クライアント端末に対して、在庫している前記消耗品の搬出可能な数量を問い合わせするステップと、
を有する、消耗品購入管理方法。 - 請求項8記載の消耗品購入管理方法において、
前記クライアントを抽出するステップは、集計した前記消耗品の発注数以上の在庫を有するクライアントを抽出する、消耗品購入管理方法。 - 請求項8または9記載の消耗品購入管理方法において、
さらに、前記情報処理部において、前記クライアントを抽出するステップによって抽出した前記消耗品を在庫しているクライアントを、前記消耗品の搬送先となるクライアントとの距離が近い順に並び替えるステップを有し、
前記問い合わせするステップは、距離の近い前記クライアント順に、在庫している前記消耗品の搬出可能な数量を問い合わせする、消耗品購入管理方法。 - 請求項7〜10のいずれか1項に記載の消耗品購入管理方法において、
さらに、前記情報処理部において、前記クライアント端末から返信された搬出可能な数量に基づいて、前記消耗品を搬送することのできるクライアントを選定するステップを有し、
前記クライアントを選定するステップは、前記消耗品の搬送可能な数量の合計が、前記発注数以上となるまでのクライアントを、最も距離の近いクライアントから順番に抽出し、抽出した前記クライアントを前記消耗品を搬送することのできるクライアントとして選定する、消耗品購入管理方法。 - 消耗品を販売する販売業者毎における前記消耗品の販売個数に応じた単価を示す単価情報および収集した消耗品の発注データに基づいて消耗品の販売業者を選定する販売業者選定処理と、クライアント毎の消耗品の在庫状況を示す在庫状況データに基づいて、他のクライアントに余剰の在庫があるか否かを検索する在庫検索処理と、をコンピュータシステムに実行させるプログラムであって、
前記販売業者選定処理において、前記クライアントが有するクライアント端末から収集した前記発注データに基づいて、消耗品毎の発注数を集計するステップと、前記単価情報を検索し、集計した前記発注数に対応する単価が最も安い販売業者を前記消耗品毎に抽出するステップと、を有し、
前記在庫検索処理において、前記クライアント端末を備えるクライアント毎における消耗品の在庫状況を示す在庫状況データに基づいて、集計した前記消耗品の在庫を有するクライアントを抽出するステップと、抽出した前記クライアントが有する前記クライアント端末に対して、在庫している前記消耗品の搬出可能な数量を問い合わせするステップと、
を有するプログラム。 - 請求項12記載のプログラムにおいて、
前記クライアントを抽出するステップは、集計した前記消耗品の発注数以上の在庫を有するクライアントを抽出する、プログラム。 - 請求項12または13記載のプログラムにおいて、
さらに、前記在庫検索処理において、前記クライアントを抽出するステップによって抽出した前記消耗品を在庫しているクライアントを、前記消耗品の搬送先となるクライアントとの距離が近い順に並び替えるステップを有し、
前記問い合わせするステップは、距離の近い前記クライアント順に、在庫している前記消耗品の搬出可能な数量を問い合わせする、プログラム。 - 請求項12〜14のいずれか1項に記載のプログラムにおいて、
さらに、前記在庫検索処理において、前記クライアント端末から返信された搬出可能な数量に基づいて、前記消耗品を搬送することのできるクライアントを選定するステップを有し、
前記クライアントを選定するステップは、前記消耗品の搬送可能な数量の合計が、前記発注数以上となるまでのクライアントを、最も距離の近いクライアントから順番に抽出し、抽出した前記クライアントを前記消耗品を搬送することのできるクライアントとして選定する、プログラム。
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JP2014031016A JP2015156144A (ja) | 2014-02-20 | 2014-02-20 | 消耗品購入管理システム、消耗品購入管理方法、およびプログラム |
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- 2014-02-20 JP JP2014031016A patent/JP2015156144A/ja active Pending
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