JP2015156126A - 自動販売機の商品排出装置及び自動販売機 - Google Patents

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Abstract

【課題】カプセル型商品を大型としても、軽い力で撹拌を良好に行え、カプセル型商品が排出されない虞を低減できる自動販売機の商品排出装置の提供。【解決手段】カプセル型商品が収納されるケース部70と、ケース部70の下端側に配置され、商品排出孔41が形成された回転盤配置部40と、複数の商品収容孔21が形成され、回転盤配置部41の上面側に回転可能に配置された回転盤20と、回転盤20の中央部22に斜め上方に向かって立設された中央撹拌用ばね31とを備え、回転盤20が回転盤配置部40に対して回転する過程で、一の商品収容孔21と商品排出孔41とが重なって商品が通過可能になったとき、他の商品収容孔21は商品が通過不能に閉塞され、回転盤20における回転中心から平面視において回転盤20の半径方向にその半径の2分の1以上離れた複数の部位に、それぞれ周辺撹拌用ばね32が立設されている自動販売機1の商品排出装置10。【選択図】図1

Description

本発明は、略球状(卵形も含む。)のカプセルに収容された状態の商品(以下、「カプセル型商品」という。)を販売するための小型の自動販売機において、ケース内に収納されたカプセル型商品をケース外に排出する商品排出装置に関する。
従来のカプセル型商品の自動販売機の商品排出装置は、特許文献1の図17に示すように、円盤状のドラムの回転軸付近に、ドラムの回転に伴ってカプセル型商品を撹拌するための撹拌用ばねが、斜め上方に向かって立設され、商品排出路の上方であってドラムの少し上に、選別用ばねが横架されている。また、ドラムの周縁部下端には、硬貨選別装置のハンドルの軸に取り付けられたギアと噛合するラックギアが形成されて、ハンドルを回転させることによりドラムが回転するように構成されている。そして、硬貨を硬貨選別装置に投入することにより、ハンドルが所定角度回転可能とされ、このハンドルの所定角度の回転に伴いドラムが所定角度回転して、ドラムの商品排出開口に収容された1個のカプセル型商品のみが選別用ばねの下方を通過し、商品排出路の上方に至って商品排出路から排出されるように構成されている。
特開平8−212438号公報(図17)
一般に販売されているカプセル型商品は、直径50mm程度の略球形をなしているものが多いが、より大型の商品を販売するために、直径65mmあるいは75mmといった大径のカプセルを用いることも考えられる。しかし、上記のような従来の自動販売機では、カプセルを直径75mmのものにした場合に、図10の符号C1、C2、C3に示すように、複数のカプセル型商品が互いに押圧し合って、回転盤(ドラムに相当。)100の商品収容孔(商品排出開口に相当。)101の上にブリッジを掛けたようになり、これを良好に撹拌できないため、カプセル型商品が商品収容孔101に収容されない虞があった。また、カプセルを直径65mmのものにした場合には、図11に示すように、回転盤100の回転を繰り返すうちに、カプセル型商品が撹拌用ばね102が届かないケースの周壁部に沿って積み重なって、撹拌が良好にできず、やはり、カプセル型商品が商品収容孔101に収容されない虞があった。すなわち、カプセル型商品を大型とした場合には、撹拌が良好になされないため、回転盤100の商品収容孔102にカプセル型商品が収容されず、例えば正規の硬貨を投入しハンドルを回転させるという正規の排出操作を行ったにもかかわらずカプセル型商品が排出されない虞があった。なお、カプセル型商品を大型とした場合に撹拌が良好になされない理由としては、カプセル型商品の重量が重くなること、及び、ケース壁部との接触面積やカプセル型商品同士の接触面積が大きくなることが考えられる。かかる問題に対処するため、回転盤100の回転軸付近に設けた撹拌用ばね102を長くすると、ハンドルが重くなって(すなわち、ハンドルに大きな力を加えなければ回転できず)、主に子供が使用するカプセル型商品の自動販売機には利用し難いという問題があった。
本発明は、上述した問題を解決するものであり、カプセル型商品を大型とした場合であっても、軽い力で撹拌を良好に行え、正規の排出操作を行ったにもかかわらずカプセル型商品が排出されない虞を低減可能な自動販売機の商品排出装置及び自動販売機を提供することを目的とする。
本発明の自動販売機の商品排出装置は、カプセル型商品を販売するための自動販売機の商品排出装置であって、前記商品が収納されるケース部と、前記ケース部の下端側に配置され、前記商品を外部に排出するための商品排出路の入口となる商品排出孔が形成された回転盤配置部と、複数の商品収容孔が形成され、前記回転盤配置部の上面側に、外周がなす円形状の中心を回転中心として回転可能に配置された回転盤と、前記回転盤の中央部に斜め上方に向かって立設された中央弾性棒状部材と、を備え、前記回転盤が前記回転盤配置部に対して回転する過程で、一の前記商品収容孔と前記商品排出孔とが重なって前記商品が通過可能になったとき、他の前記商品収容孔は前記商品が通過不能に少なくとも一部が閉塞されるように構成され、前記回転盤における前記回転中心から平面視において前記回転盤の半径方向に該半径の2分の1以上離れた複数の部位に、それぞれ、周辺弾性棒状部材が立設されていることを特徴とする。
これによれば、中央弾性棒状部材を長くしなくても、周辺弾性棒状部材によってケース部内の周辺部のカプセル型商品が撹拌されるので、カプセル型商品を大型とした場合であっても、軽い力で撹拌を良好に行うことができて、回転盤の商品収容孔にカプセル型商品が収容されない虞を低減でき、正規の排出操作を行ったにもかかわらずカプセル型商品が排出されない虞を低減可能である。
ここで、前記ケース部は、少なくとも下部が、上下方向を軸方向とした円筒形状をなしていることが好ましい。
回転盤付近に配置されているカプセル型商品が、ケース部の角部に逃げ込むことがなくなり、より良好に撹拌可能となるからである。
また、前記ケース部内に、選別用弾性棒状部材が、平面視において前記回転中心を通って左右方向に延びる位置から前記商品排出孔側にずらされて、前記回転盤の回転時に前記中央弾性棒状部材に接触しないように、横架され、前記選別用弾性棒状部材の配置高さが変更可能とされ、前記各周辺弾性棒状部材が着脱可能とされていることが好ましい。
これによれば、カプセルが大径の場合には、選別用弾性棒状部材の配置高さを、回転盤の回転時に選別用弾性棒状部材の下方を各周辺弾性棒状部材が通過可能な高さとして、周辺弾性棒状部材を取り付けた状態で使用することにより、カプセル型商品を良好に撹拌できるとともに、選別用弾性棒状部材により、商品収容孔に収容されたもの以外のカプセル型商品が商品排出孔の方に送られることを防止できるため、1回のハンドル操作で複数のカプセル型商品が排出されたり、複数のカプセル型商品が一度に商品排出孔に送られることにより商品排出路が詰まったりする虞を低減できる。また、カプセルが小径の場合には、周辺弾性棒状部材を取り外して選別用弾性棒状部材の配置高さを低くすることにより、回転盤の回転時に周辺弾性棒状部材が選別用弾性棒状部材と干渉する虞をなくすとともに、選別用弾性棒状部材の配置高さをカプセル型商品の大きさに合ったものとして、商品収容孔に収容されたもの以外のカプセル型商品が商品排出孔に送られることを防止できる。なお、カプセルが小径の場合には、周辺弾性棒状部材を取り外しても、撹拌を良好に行えない虞は少ない。したがって、同じ自動販売機を、大型のカプセル型商品の販売に用いたり、小型のカプセル型商品の販売に用いたりすることができる。
また、前記商品収容孔に着脱可能に嵌合されて前記商品収容孔の開口面積を縮小する調整部材を備えることが好ましい。
これによれば、商品収容孔の開口面積を容易にカプセルの大きさに合わせることができ、商品収容孔に複数のカプセル型商品が収容されたり、カプセル型商品が1個も収容されなかったりする虞を低減できる。
本発明の自動販売機は、本発明の商品排出装置を備えることを特徴とする。
本発明によれば、カプセル型商品を大型とした場合であっても、軽い力で撹拌を良好に行え、正規の排出操作を行ったにもかかわらずカプセル型商品が排出されない虞を低減可能である。
本発明の一実施形態に係る自動販売機の斜視図である。 同自動販売機の正面図である。 同自動販売機の側面図である。 同自動販売機のケース部、屋根状部材及び選別用ばねを外した状態の平面図である。 同自動販売機の回転盤、回転盤配置部及びハンドルの分解斜視図である。 同自動販売機の第1調整部材の斜視図である。 同自動販売機の第2調整部材の斜視図である。 同自動販売機を小型のカプセル型商品用とした状態の斜視図である。 図8の自動販売機のケース部、屋根状部材及び選別用ばねを外した状態の平面図である。 従来の自動販売機の問題点を説明するための要部平面図である。 従来の自動販売機の問題点を説明するための要部平面図である。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。図1〜3に示すように、実施形態の自動販売機1は、カプセル型商品を販売するためのものであり、ベース部80と、ベース部80の上端側に配置された商品排出装置10と、ベース部80に取り付けられた硬貨選別装置90とを備えている。自動販売機1は、75mm径、65mm径、及び、50mm径のカプセル型商品に対応可能なものである。
ベース部80は、上下方向における中央部が縮径された中空の略鼓形状をなし、底部は閉塞され、上端は開放されている。ベース部80の正面下部には、ベース部80内に設けられた商品排出路82の出口となる商品排出口81が開口し、商品排出口81の下縁からは商品受け皿83が前方に突設されている。
ベース部80の商品排出口81の上方には、硬貨選別装置90が取り付けられている。硬貨選別装置90は、硬貨投入口92とハンドル91とを備え、周知の構成のものであるから詳細には説明しないが、上記特許文献1に記載されている硬貨選別装置と同様に、正規の硬貨を硬貨投入口92に投入すると、ハンドル91が所定方向(本実施形態では、時計回り)に所定角度回転可能となり、投入された硬貨はベース部80内に設けられた硬貨収納箱(図示せず。)に収納され、ベース部80の側壁に設けられた開閉部84から取り出される。また、図5に示すように、ハンドル91から後方に延設された回転軸には、後述する回転盤20に形成されているラックギア23と噛合するギア93が取り付けられており、ハンドル91を回転することにより、回転盤20が回転するように構成されている。
商品排出装置10は、図1、4に示すように、ケース部70、回転盤20、回転盤配置部40、中央撹拌用ばね31、3つの周辺撹拌用ばね32、選別用ばね33、及び、屋根状部材60を備えて構成されている。
ケース部70は、蓋体75及び周壁部71からなり、周壁部71は、透明な合成樹脂製で、内径が約293mmの円筒形状をなし、その円筒形状の軸方向が上下方向となるように、周壁部71の下端がベース部80の上端開口部に嵌合されている。すなわち、ケース部70の下部76は、上下方向を軸方向とした円筒形状をなしている。なお、ここでは、下部76は、ケース部70の中央撹拌用ばね31の高さ以下の部分とする。周壁部71の上端開口部には、合成樹脂製のドーム状の蓋体75が着脱可能に嵌合されている。
回転盤配置部40は、図5に示すように、円形状の底壁部47と、底壁部47の周囲から立ち上がる周壁部48と、周壁部48の上端から外側に広がって円環状をなす縁部49とを有した円形状の皿状に形成されている。回転盤配置部40は、図1に示すように、ベース部80の上端部内に嵌合されて固定されることにより、ケース部70の下端側に配置されている。
回転盤配置部40の底壁部47には、後部に円形状の商品排出孔41が形成されている。商品排出孔41は、商品排出路82の入口となる。回転盤配置部40の中央部には、上方に突出する円筒状の軸部44が形成されている。回転盤配置部40の前部には、周壁部48から底壁部47にかけて、切欠き部46が形成され、切欠き部46の下方には、ハンドル91の回転軸に取り付けられたギア93が配置される。縁部49は、回転盤配置部40の中央に向かって下がるように傾斜され、縁部49の後部側には、左右対称となる2箇所に棒状の柱部材43が立設されている。
回転盤20は、直径(本実施形態では、約243mm)が回転盤配置部40の底壁部47の直径より僅かに小さくされた円形状をなし、回転盤配置部40の底壁部47と周壁部48とにより形成される円形状の凹部45に、周壁部48との間に若干のクリアランスを有した状態で嵌合されて、回転盤配置部40の上面42側に配置される。
図4に示すように、回転盤20には、3個の略三角形状の商品収容孔21が、平面視において回転盤20の外周がなす円形状の中心Oに対して、放射状に配置されて形成されている。平面視において、各商品収容孔21の外側の縁部21aは、回転盤20の外周縁に沿った円弧状をなし、縁部21aの両端から中心Oに向かって延びる縁部21b、21bは、互いに滑らかに円弧を描くように接続されている。
回転盤20の中央部22は、上部が上方に向かって円筒状に突出するとともに、下部が下方に向かって上部よりも拡径した円筒状に突出し、下方が開放されている。回転盤20を凹部45に嵌合したとき、回転盤20の中央部22は、回転盤配置部40の軸部44に回転可能に嵌合され、回転盤20は、中心Oを回転中心(以下、「回転中心O」と表記する。)として回転盤配置部40に支持されながら回転可能とされる。凹部45に嵌合された回転盤20は、回転盤配置部40の縁部49に内側に突出するように取り付けられた複数の外れ止め部材50により、凹部45から外れることを防止される。
商品排出孔41の開口面積は、商品収容孔21の開口面積よりも小さくされ、回転盤20が回転盤配置部40に対して回転する過程で、図4に示すように、1つの商品収容孔21と商品排出孔41とが重なってカプセル型商品が通過可能になったとき、他の2つの商品収容孔21、21は回転盤配置部40の底壁部47により閉塞される。
回転盤20の中央部22には、中央撹拌用ばね31が立設されている。中央撹拌用ばね31は、中央撹拌用弾性棒状部材に相当し、コイルばねからなり、中央部22から斜め上方に向かって立設されている。中央撹拌用ばね31の先端部は、その先端部よりも下の部分が傾斜している側と同じ側に、さらに屈曲されている。
図5に示すように、回転盤20の商品収容孔21同士の間の仕切り部25には、それぞれ取付凹部24が形成されている。各取付凹部24は、平面視において回転盤20の回転中心Oから回転盤20の半径方向に回転盤20の半径r(図4参照)の2分の1以上(実施形態では、半径rの約3分の2)離れた部位に形成されている。各取付凹部24には、周辺撹拌用ばね32が螺子止めにより着脱可能に立設される。仕切り部25は、回転盤20を3等分するように放射状に設けられているため、周辺撹拌用ばね32も回転盤20を3等分する位置に取り付けられる。各周辺撹拌用ばね32は、周辺撹拌用弾性棒状部材に相当し、コイルばねからなり、中央撹拌用ばね31より短く直線状に形成されて、下端部よりも上端部が外側に位置するように取付凹部24から斜め上方に向かって立設される。
回転盤配置部40の柱部材43、43には、コイルばねからなる選別用ばね33の両端が取り付けられて、選別用ばね33は左右方向かつ略水平方向に沿って横架されている。選別用ばね33は、選別用弾性棒状部材に相当する。上述したように、柱部材43、43は、回転盤配置部40の縁部49の後部側、すなわち、回転盤配置部40の商品排出孔41が形成されている側に設けられていることから、選別用ばね33は、平面視において回転盤20の回転中心Oを通って左右方向に延びる位置から商品排出孔41側にずれて配置されることとなる。このずれは、回転盤20の回転時に選別用ばね33が中央撹拌用ばね31に接触しない程度とされている。
各柱部材43は、選別用ばね33の両端が係止される複数の刻み目(図示せず。)を有し、いずれの刻み目に係止するかにより、カプセル型商品の大きさに合わせて、選別用ばね33の配置高さを変更可能とされている。本実施形態では、刻み目は2つ形成され、位置が高い方から高位、低位と表記すれば、選別用ばね33を高位の刻み目に係止したときは、選別用ばね33の下方を、商品収容孔21に収容された75mm径の大型のカプセル型商品及び65mm径の中型のカプセル型商品が通過可能であり、低位の刻み目に係止したときは、50mm径の小型のカプセル型商品が通過可能である。また、高位の刻み目に選別用ばね33を係止した場合には、回転盤20の回転時に、各周辺撹拌用ばね32は選別用ばね33の下方を通過可能であるが、低位の刻み目に選別用ばね33を係止した場合には、各周辺撹拌用ばね32は選別用ばね33の下方を通過不能となる。すなわち、選別用ばね33の配置高さは、回転盤20の回転時に選別用ばね33の下方を各周辺撹拌用ばね32が通過不能な高さから通過可能な高さまで、変更可能とされている。なお、各周辺撹拌用ばね32は、選別用ばね33を高位としたときでも、回転盤20の回転時に選別用ばね33と干渉するが、撓むことにより選別用ばね33の下方を通過可能である。一方、選別用ばね33を低位としたときは、各周辺撹拌用ばね32との干渉が大きくなり、ハンドルが重くなることから、後述するように、各周辺撹拌用ばね32を取り外すこととする。
屋根状部材60は、図1〜3に示すように、回転盤配置部40の縁部49に取り付けられて、回転盤20の選別用ばね33より後側の部分を覆っている。詳しくは、屋根状部材60は、平面視において略半月形状をなす上壁部62と、上壁部62の円弧状の縁から下方に延設されて略半円筒面をなす側壁部61とからなり、側壁部61がケース部70の周壁部71に沿うように縁部49に取り付けられている。上壁部62は、若干凹むように湾曲しつつ前側が下がるように傾斜している。上壁部62の前縁62aの位置は、選別用ばね33の配置高さを低位とした場合(すなわち、上壁部62の前縁62aと選別用ばね33との間を最も広げた場合)であっても、上壁部62の前縁62aと選別用ばね33との間をカプセル型商品が通過しないような位置とされている。すなわち、カプセル型商品は、選別用ばね33の下方を通過しなければ、屋根状部材60の下方には入り込めない。
また、図5に示すように、回転盤20の周辺部下端には、ラックギア23が形成されている。詳しくは、ラックギア23は、各商品収容孔21の縁部21aの下端部を含む円形状に形成されている。そして、回転盤20を回転盤配置部40の凹部45に嵌合したとき、ラックギア23が切欠き部46から露出し、上述したように切欠き部46の下方に配置されたギア93と噛合する。
自動販売機1は、商品排出装置10に用いられる部材として、図6に示す第1調整部材51、及び、図7に示す第2調整部材52を、それぞれ3個備えている。第1調整部材51及び第2調整部材52は、商品収容孔21の開口面積を縮小するものであり、それぞれ略U字状をなして、外壁部に突設された突出部51a、52aを、商品収容孔21の縁部21bに形成された凹部21c(図5参照)に嵌合することにより、商品収容孔21に着脱可能に嵌合される。図9は、各商品収容孔21に第1調整部材51を嵌合した状態を示し、この図に示すように、第1調整部材51を嵌合した場合には、商品収容孔21の開口面積は、商品排出孔41の開口面積よりも小さくなる。
以上のように構成された自動販売機1の商品排出装置10の作用・効果について説明する。
75mm径の大型のカプセル型商品を販売する場合、第1調整部材51、第2調整部材52は用いず、各周辺撹拌用ばね32を取り付け、選別用ばね33は高位とした状態で、ケース部70内にカプセル型商品を収納する。
カプセル型商品を購入しようとする者が、正規の排出操作、すなわち、正規の硬貨を硬貨投入口92に投入してハンドル91を時計回りに所定角度回転させる操作を行うと、ハンドル91のギア93にラックギア23が噛合しているため、回転盤20は平面視において反時計回りに所定角度(本実施形態では、120°)回転する。このとき、中央撹拌用ばね31によって中央部22付近のカプセル型商品が撹拌される。また、各周辺撹拌用ばね32の位置を、平面視において回転中心Oから回転盤20の半径方向に半径rの2分の1以上離れた位置としているため、各周辺撹拌用ばね32によって中央部22から離れた周辺部のカプセル型商品が撹拌される。したがって、撹拌が良好に行われる。また、周辺部のカプセル型商品を撹拌するために中央撹拌用ばね31を長くする必要がないため、ハンドルが重くならずに、軽い力でハンドルを回転できる。
さらに、ケース部70の下部76が円筒状とされているため、例えば下部76を直方体形状とした場合のように角部にカプセル型商品が逃げ込むことがなくなり、カプセル型商品をより良好に撹拌できる。
なお、下部76の直径(内径)と回転盤20の直径との差は、本実施形態では、約50mmであり、最も小さいカプセル型商品の直径と略同等である。このように、下部76の内径と回転盤20の直径との差を、例えば、自動販売機1で販売するカプセル型商品のうち最も小径のものの直径と略同等かそれより小さくすれば、回転盤20の外側にカプセル型商品が逃げ込み難くなり、より撹拌が良好に行える。
また、本実施形態では、下部76の内径と回転盤配置部40の直径との差は僅かとされて、周壁部71のすぐ内側に回転盤配置部40の縁部49が配置されており、しかも、縁部49は回転盤配置部40の中央に向かって下がるように傾斜していることから、周壁部71付近のカプセル型商品は縁部49上を転動して回転盤20側に移動し易い。
そして、上述したように回転盤20の回転に伴って撹拌が良好に行われるため、カプセル型商品が商品収容孔21に収容され易くなり、商品収容孔21にカプセル型商品が収容されない虞を低減でき、正規の排出操作を行ったにもかかわらずカプセル型商品が排出されない虞を低減できる。商品収容孔21に収容されたカプセル型商品は、選別用ばね33の右側部分の下方を通過する。このとき、選別用ばね33は高位とされているため、各周辺撹拌用ばね32は選別用ばね33の下方を通過する。また、商品収容孔21に収容されたカプセル型商品の上に積み重なっていたカプセル型商品や、仕切り部25の上に乗ったカプセル型商品等、商品収容孔21に収容されていないカプセル型商品は、選別用ばね33の下方を通過できない。したがって、商品収容孔21に収容された1個のカプセル型商品のみが、屋根状部材60の下方に入り、商品収容孔21と商品排出孔41とが重なったとき、商品収容孔21から商品排出孔41に落下し、商品排出路82を通って商品排出口81から外部に排出されることとなる。
なお、1つの商品収容孔21と商品排出孔41とが重なってカプセル型商品が通過可能となったとき、他の2つの商品収容孔21は回転盤配置部40により閉塞されるので、他の2つの商品収容孔21からカプセル型商品が排出されることはない。商品排出孔41と重なった商品収容孔21に対して時計回り方向(すなわち、回転盤20の回転方向と反対方向)における隣の商品収容孔21に収容されているカプセル型商品は、次に正規の排出操作がされたとき、そのカプセル型商品が収容されている商品収容孔21と商品排出孔41とが重なることにより、外部に排出される。このようにして、正規の排出操作1回毎に、略確実に1個のカプセル型商品が排出されることとなる。
また、屋根状部材60が、回転盤20の選別用ばね33より後側の部分、すなわち、商品排出孔41が配置されている部分の上方を覆い、上述したように、カプセル型商品は、選別用ばね33の下方を通過しなければ、屋根状部材60の下方には入り込めないため、選別用ばね33の下方を通過しなかった他のカプセル型商品が商品排出孔41から排出されることはない。なお、屋根状部材60の上壁部62の傾斜により、上壁部62の上に乗ったカプセル型商品は、上壁部62から回転盤20側に移動し易くなっている。
次に、65mm径の中型のカプセル型商品を販売する場合、第2調整部材52を各商品収容孔21に嵌合し、各周辺撹拌用ばね32を取り付け、選別用ばね33は高位とした状態で、ケース部70内にカプセル型商品を収納する。そして、上記大型のカプセル型商品の場合と同様に、ハンドルを回転すると、軽い力で撹拌を良好に行うことができ、商品収容孔21にカプセル型商品が収容されない虞を低減できる。また、各商品収容孔21の開口面積が縮小されてカプセル型商品の大きさに合ったものとされているため、商品収容孔21に複数のカプセル型商品が収容される虞が低減され、正規の排出操作によりカプセル型商品が1個のみ排出されることの確実性を高めることができる。
次に、50mm径の小型のカプセル型商品を販売する場合、図8、9に示すように、第1調整部材51を各商品収容孔21に嵌合し、各周辺撹拌用ばね32を取り外し、選別用ばね33は低位とした状態で、ケース部70内にカプセル型商品を収納する。そして、正規の排出操作を行うと、小型のカプセル型商品の場合には、重量が軽く、ケース壁部との接触面積やカプセル型商品同士の接触面積が小さいことから、カプセル型商品が動き易く、したがって、中央撹拌用ばね31のみでも撹拌が良好に行える。また、各商品収容孔21の開口面積は、縮小されてカプセル型商品の大きさに合ったものとされているため、商品収容孔21には1個のカプセル型商品が収容されることとなり、その1個のカプセル型商品が選別用ばね33の下方を通過して、商品収容孔21と商品排出孔41とが重なったとき、商品排出孔41から排出されることとなる。
なお、周辺撹拌用ばね32を取り外して選別用ばね33の配置高さを低位とすることにより、回転盤20の回転時に周辺撹拌用ばね32と選別用ばね33との干渉が大きくなってハンドルが重くなる虞をなくすとともに、商品収容孔21に収容されたもの以外のカプセル型商品が選別用ばね33の下方を通過できなくなるため、複数のカプセル型商品が同時に商品排出孔41から排出されることを防止できる。
このように、調整部材51、52の着脱、各周辺撹拌用ばね32の着脱、及び、選別用ばね33の高さの変更により、商品排出装置10は、大型のカプセル型商品の販売にも、小型のカプセル型商品の販売にも使用可能であり、正規の排出操作によりカプセル型商品が1個のみ排出されることの確実性を高めることができる。
なお、中央撹拌用ばね31、周辺撹拌用ばね32、及び、選別用ばね33は、コイルばねに限らず、弾性を有した棒状部材であればよい。カプセル型商品の動きに柔軟に対応できるからである。また、中央撹拌用ばね31及び周辺撹拌用ばね32は、途中で屈曲させた形状または直線形状のいずれでもよく、曲線形状であってもよい。また、中央撹拌用ばね31を複数設けてもよい。周辺撹拌用ばね32の配置位置も変更可能であり、回転中心Oから各周辺撹拌用ばね32までの距離を、全て同一とする必要もない。また、各周辺撹拌用ばね32は、中央撹拌用ばね31よりも短くすることが、ハンドルを重くしないため、及び、選別用ばね33の高さの自由度を高めるためには好ましいが、中央撹拌用ばね31が短い場合には、周辺撹拌用ばね32と中央撹拌用ばね31とが同等の長さとなる場合もあり得る。すなわち、これらの長さは適宜変更可能である。
また、屋根状部材60を設けず、例えば選別用ばね33の位置を上記実施形態より後方としたり、選別用ばね33を複数本並設したりすることにより、1個のみのカプセル型商品を商品排出孔41側に送ることは可能である。すなわち、屋根状部材60を設けるか否かは任意である。逆に、選別用ばね33を、設けるか否かも任意である。例えば、屋根状部材60の形状の変更により、商品収容孔21に収容されたカプセル型商品を1個のみ、その他のカプセル型商品から区分して、屋根状部材60の下方に送り込むことが可能だからである。また、カプセル型商品の大きさによって、屋根状部材60を交換可能としてもよい。また、選別用ばね33を設ける場合には、必ずしも回転盤20を横切るように設ける必要はなく、本実施形態であれば右側のみとする等、少なくとも商品排出孔41に対し商品収容孔21に収容されたカプセル型商品が進んで行く側に設ければよい。
また、ケース部70は、撹拌の良好性向上のためには、少なくとも回転盤20に近い側である下部76が、上下方向を軸方向とした円筒形状であることが好ましいが、この点を考慮しなければ、勿論、例えば直方体形状等、他の形状であってもよい。また、ケース部70全体をドーム状(半球状)としてもよい。角部のない形状であるので、撹拌の良好性が向上するからである。
また、商品排出装置10では、回転盤20が回転盤配置部40に対して回転する過程で、1つの商品収容孔21と商品排出孔41とが重なってカプセル型商品が通過可能になったとき、他の2つの商品収容孔21は、それぞれ、全部(開口面全面)が閉塞されたが、カプセル型商品が通過不能に少なくとも一部が閉塞されればよい。例えば、回転盤配置部40に、1つの商品収容孔21と商品排出孔41とが重なってカプセル型商品が通過可能になったときに他の2つの商品収容孔21と重なる孔があったとしても、カプセル型商品が通過しない大きさの重なりであればよいし、回転盤配置部40以外の部材によりカプセル型商品の通過が阻止されていてもよい。すなわち、商品収容孔21の閉塞は、必ずしも回転盤配置部40によるものでなくてもよい。
また、カプセルの直径は上述したものには限らないことは勿論であり、例えば、小径のカプセルとして48mm径のものを用いてもよい。
1…自動販売機
10…商品排出装置
20…回転盤
21…商品収容孔
31…中央撹拌用ばね(中央弾性棒状部材)
32…周辺撹拌用ばね(周辺弾性棒状部材)
33…選別用ばね(選別用弾性棒状部材)
40…回転盤配置部
41…商品排出孔
51…第1調整部材
52…第2調整部材
70…ケース部
76…下部

Claims (5)

  1. 略球状のカプセルに収容された状態の商品を販売するための自動販売機の商品排出装置であって、
    前記商品が収納されるケース部と、
    前記ケース部の下端側に配置され、前記商品を外部に排出するための商品排出路の入口となる商品排出孔が形成された回転盤配置部と、
    複数の商品収容孔が形成され、前記回転盤配置部の上面側に、外周がなす円形状の中心を回転中心として回転可能に配置された回転盤と、
    前記回転盤の中央部に斜め上方に向かって立設された中央弾性棒状部材と、
    を備え、
    前記回転盤が前記回転盤配置部に対して回転する過程で、一の前記商品収容孔と前記商品排出孔とが重なって前記商品が通過可能になったとき、他の前記商品収容孔は前記商品が通過不能に少なくとも一部が閉塞されるように構成され、
    前記回転盤における前記回転中心から平面視において前記回転盤の半径方向に該半径の2分の1以上離れた複数の部位に、それぞれ、周辺弾性棒状部材が立設されていることを特徴とする自動販売機の商品排出装置。
  2. 前記ケース部は、少なくとも下部が上下方向を軸方向とした円筒形状をなしていることを特徴とする請求項1記載の自動販売機の商品排出装置。
  3. 前記ケース部内に、選別用弾性棒状部材が、平面視において前記回転中心を通って左右方向に延びる位置から前記商品排出孔側にずらされて、前記回転盤の回転時に前記中央弾性棒状部材に接触しないように、横架され、
    前記選別用弾性棒状部材の配置高さが変更可能とされ、
    前記各周辺弾性棒状部材が着脱可能とされていることを特徴とする請求項1又は2記載の自動販売機の商品排出装置。
  4. 前記商品収容孔に着脱可能に嵌合されて前記商品収容孔の開口面積を縮小する調整部材を備えることを特徴とする請求項3記載の自動販売機の商品排出装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の商品排出装置を備えることを特徴とする自動販売機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111311846A (zh) * 2019-12-27 2020-06-19 天津恒达文博科技股份有限公司 一种基于扭蛋托盘的自助出货柜

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