JP2015155670A - 風車翼、風車ロータ及び風力発電装置 - Google Patents

風車翼、風車ロータ及び風力発電装置 Download PDF

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Abstract

【課題】最大コード長位置付近の翼長方向領域において高い設計揚力係数を実現可能な風車翼を提供する。
【解決手段】風車翼は、風車ロータの半径Rに対する前記風車ロータの半径方向位置rの比が0.1以上0.4以下となる前記風車翼の翼長方向領域内において、最大翼厚tmaxに対する、コードから背面までの距離の最大値である背面最大厚みymaxの比によって表される第1無次元値ymax/tmaxが0.36以上0.46以下であり、且つ、背面最大厚みymaxに対する背面前方膨らみ量yfの比によって表される第2無次元値yf/ymaxが0.62以上0.76以下である(但し、背面前方膨らみ量yf、背面最大厚みymaxを有する前記背面のコード方向位置を前縁から該コード方向位置までの距離xmaxで定義したとき、前記前縁からの距離が0.3xmaxのコード方向位置における前記コードから前記背面までの距離である)翼型を有する。
【選択図】図6

Description

本開示は、風車翼、風車ロータ及び風力発電装置に関する。
近年、地球環境の保全の観点から、風力を利用した風力発電装置の普及が進んでいる。風力発電装置は、風の運動エネルギーを風車翼とハブを含む風車ロータの回転エネルギーに変換し、さらにこの回転エネルギーを発電機にて電力に変換するようになっている。
このような風力発電装置において、風車ロータは風の運動エネルギーを回転エネルギーに変換する役割を担っており、複数のブレードがハブに放射状に取り付けられた構成の風車ロータが多く普及している。風車ロータ全体としての効率(翼効率)の向上のために、従来から、様々な翼型が提案されている。
例えば、特許文献1には、コード長に沿った前縁からの距離が20%〜30%の範囲内で翼厚が最大となる翼型が開示されている。また、特許文献2には、翼根領域における代表的な翼厚比が24%、翼端側領域における代表的な翼厚比が21%、先端領域における代表的な翼厚比が16%に設定された構成が記載されている。また、特許文献3には、翼厚比が14%から45%の範囲で設計揚力係数が1.10〜1.25の範囲に設定された翼型が記載されている。
欧州特許出願公開第1760310号明細書 欧州特許出願公開第0675285号明細書 欧州特許出願公開第1152148号明細書
ところで、近年、風力発電装置は、低風速地域市場への適用性の向上や、経済性改善のための大容量化を実現するために大型化の傾向にあり、より大きなロータ直径に対応して風車翼の長翼化が進んでいる。風車翼の空力性能を維持したまま長翼化を実現するためには、風車翼の相似形状を維持しながら、風車翼を大型化することも考えられる。
ところが、単に風車翼を大型化するだけでは、風車翼の重量の著しい増大、風車翼の製造性の低下(例えば、成形用モールドへの樹脂含浸性の低下)、風車翼の輸送性の低下(風車翼の最大幅、即ち最大コード長による輸送性の制限)、及び、風力発電装置の運用性の低下(ブレードのピッチ制御時におけるタワー・ナセルとブレードとの干渉防止の必要性)といった問題が生じかねない。これらの問題は、風車翼の最大コード長が大きいほど、その影響が大きくなる。
そのため、風車翼の長翼化を実現するに際し、最大コード長に制約を課すことが必要である。
しかしながら、最適な空力性能を実現するためには、半径位置及び設計揚力係数の積に反比例する最適な大きさにコード長を近づける必要がある。そのため、上述のように最大コード長に制約を課すと、コード長が最適値に対して不足し、空力性能が低下するおそれがある。
よって、近年の風車翼の長翼化傾向に鑑みれば、例えば特許文献1〜3に記載の従来の風車翼では最大コード長位置付近の翼長方向領域の設計揚力係数は十分と言えなくなっており、該領域における設計揚力係数のさらなる増大が望まれる。
本発明の少なくとも幾つかの実施形態は、上述の事情に鑑み、最大コード長位置付近の翼長方向領域において高い設計揚力係数を実現可能な風車翼、風車ロータ及び風力発電装置を提供することを目的とする。
本発明の幾つかの実施形態にかかる風車翼は、
互いに対向する背面及び腹面を備える風車ロータ用の風車翼であって、
前記風車翼は、前記風車ロータの半径Rに対する前記風車ロータの半径方向位置rの比が0.1以上0.4以下となる前記風車翼の翼長方向領域内において、
前記背面と前記腹面との距離の最大値である最大翼厚tmaxに対する、コードから前記背面までの距離の最大値である背面最大厚みymaxの比によって表される第1無次元値ymax/tmaxが0.36以上0.46以下であり、且つ、前記背面最大厚みymaxに対する背面前方膨らみ量yの比によって表される第2無次元値y/ymaxが0.62以上0.76以下である(但し、前記背面前方膨らみ量yは、前記背面最大厚みymaxを有する前記背面のコード方向位置を前縁から該コード方向位置までの距離xmaxで定義したとき、前記前縁からの距離が0.3xmaxのコード方向位置における前記コードから前記背面までの距離である)
翼型を有する
ことを特徴とする。
本発明者らの鋭意検討の結果、上述した第1無次元値及び第2無次元値に関する条件を満たす前記翼型は高い設計揚力係数を有するという知見を得た。上記風車翼は、本発明者らのかかる知見に基づくものであり、翼型の工夫により、風車翼の空力性能の向上を図るものである。
すなわち、上記風車翼の前記翼型は、最大翼厚に対する背面最大厚みymaxの比(第1無次元値)を0.46以下に設定して翼型の背側への全体的な膨らみを抑えるとともに、背面最大厚みymaxに対する背面前方膨らみ量yの比(第2無次元値)を0.76以下に設定して翼型の前縁側の局所的な(前縁〜xmaxまでの範囲の)形状の背側への膨らみを抑えている。このように、背面の全体的な膨らみ及び前縁側の局所的な背面形状の膨らみが抑えられることで、背面に沿った境界層(翼面近傍の流速が遅い領域の翼面法線方向の厚み)の発達が遅延し、後縁側における背面からの剥離(後縁剥離)が抑制され、揚力の向上が図れる。よって、上記翼型は、高い設計揚力係数を実現することができる。
さらに、上記風車翼の前記翼型は、最大翼厚に対する背面最大厚みymaxの比(第1無次元値)を0.36以上に設定して翼型の背側への全体的な膨らみをある程度確保するとともに、背面最大厚みymaxに対する背面前方膨らみ量yの比(第2無次元値)を0.62以上に設定して翼型の前縁側の局所的な(前縁〜xmaxまでの範囲の)形状の背側への膨らみをある程度確保している。このように、背面の全体的な膨らみ及び前縁側の局所的な背面形状の膨らみをある程度確保することで、淀み点の直ぐ下流における剥離(前縁剥離)の影響による揚力低下を抑制できる。
したがって、上記風車翼の前記翼型は、第1無次元値及び第2無次元値に関する上述の条件を満たすから、高い設計揚力係数を有する。
ここで、風車ロータの半径Rに対する風車ロータの半径方向位置rの比が0.1以上0.4以下となる翼長方向領域では、上述した各種の理由からコード長に制約が課される傾向にあり、設計揚力係数を大きくしない限り、空力性能が低下してしまうのが通常である。すなわち、最適コード長に対するコード長の不足を設計揚力係数の向上により補わなければ、各半径位置について存在するコード長及び揚力係数の積の最適値からの乖離が大きくなり、高い翼効率(出力係数)を実現することは難しい。図14は、コード長及び揚力係数の積をその最適値で無次元化した値と出力係数Cとの関係を示すグラフである。なお、図14において、λは周速比、Rは無次元化した半径位置、L/Dは揚抗比、C(r)は任意の半径位置におけるコード長、CLdesignは設計揚力係数、CLは揚力係数、[C(r)×CL]optimumはコード長及び揚力係数の積の最適値、Cは出力係数である。同図に示すように、コード長及び揚力係数の積の最適値からの乖離が大きい場合、揚抗比(L/D)の大きさによらず、出力係数Cは小さい。揚抗比(L/D)は、コード長及び揚力係数の積が最適値に十分に近づいてはじめて、出力係数Cpに実質的な影響を与える。このように、最適コード長に対するコード長の不足がある場合、揚抗比(L/D)ではなく、コード長の不足を設計揚力係数で補うことで、コード長及び揚力係数の積の最適値からの乖離を小さくすることが重要である。
この点、上記翼長方向領域内において設計揚力係数に優れた前記翼型を有する風車翼は、当該翼型が採用されるコード方向位置の近傍の領域において設計揚力係数を増大させることができ、風車翼の空力性能を改善することができる。
幾つかの実施形態では、前記第1無次元値ymax/tmaxが0.4以上0.46以下であり、前記第2無次元値y/ymaxが0.63以上0.71以下である。また、一実施形態では、前記第2無次元値y/ymaxが0.65以上0.69以下である。
このような数値範囲に第1無次元値及び第2無次元値を設定すれば、背面の全体的な膨らみ及び前縁側の局所的な背面形状の膨らみがより一層適度になり、後縁剥離及び前縁剥離が効果的に抑制され、翼型の設計揚力係数を増大することができる。
幾つかの実施形態において、前記翼型は、後縁が厚みを持つフラットバック翼型である。
このように、翼根部側に比較的近い領域において、後縁に厚みを持たせてフラットバック翼型とすることで、高い迎角まで失速を回避し、最大揚力係数を向上させることができる。すなわち、半径方向位置rの比が0.1以上0.4以下の翼長方向領域内における翼型をフラットバック翼型としたので、後縁の後流側のウェークに起因して発生する負圧により、背面における境界層の剥離を効果的に遅らせることができる。
幾つかの実施形態において、前記風車翼の前記翼型は、前記コードの長さCに対する前記最大翼厚tmaxの割合を示す翼厚比が0.35以上0.8以下である。
本発明の幾つかの実施形態にかかる風車ロータは、
上記風車翼と、
前記風車翼が取り付けられるハブと、を備えることを特徴とする。
上記風車ロータは、上記翼長方向領域内において設計揚力係数に優れた前記翼型を有する風車翼を備えるので、当該翼型が採用されるコード方向位置の近傍の領域において設計揚力係数を増大させることができ、風車翼の空力性能の改善、ひいては風車ロータの空力性能の改善に寄与する。
前記風車ロータの直径が100m以上である。
上述したように、上記風車ロータによれば、前記翼型を備えるので、風車ロータの直径が100m以上である大型の風車翼においても、風車翼の空力性能の大幅な低下を招くことなく最大コード長の短縮化が可能となる。すなわち、風車翼のコード長の短縮化による空力性能の低下を、風車翼が有する翼型の設計揚力係数の増大で補うことができる。
本発明の幾つかの実施形態にかかる風力発電装置は、
上記風車ロータと、
前記風車ロータの回転エネルギーを電気エネルギーに変換するための発電機と、を備えることを特徴とする。
上記風力発電装置は風車ロータを備えており、該風車ロータは、上記翼長方向領域内において設計揚力係数に優れた前記翼型を有するので、当該翼型が採用されるコード方向位置の近傍の領域において設計揚力係数を増大させることができ、風車翼の空力性能の改善、ひいては風車ロータの空力性能の改善に寄与する。
本発明の幾つかの実施形態によれば、風車翼の翼型が、上述した第1無次元値及び第2無次元値に関する条件を満たすことによって、高い設計揚力係数を実現することができる。そして、上記翼長方向領域内において設計揚力係数に優れた前記翼型を有する風車翼は、当該翼型が採用されるコード方向位置の近傍の領域において設計揚力係数を増大させることができ、風車翼の空力性能を改善することができる。
幾つかの実施形態に係る風力発電装置を示す概略構成図である。 幾つかの実施形態に係る風車翼の概略斜視図である。 図2に示す風車翼の翼長方向領域における断面図(断面S)である。 他の実施形態におけるフラットバック翼型の断面図である。 第2無次元値の物理的意味を説明するための図である。 幾つかの実施形態における翼型の第1無次元値及び第2無次元値に対する範囲を示す図である。 迎え角に対する揚力係数の関係を示す図である。 迎え角に対する揚抗比の関係を示す図である。 無次元半径位置r/Rに対するコード長分布を示す図である。 第2無次元値の大きさをx軸とし、第1無次元値の大きさをy軸とするグラフである。 第1無次元値を変化が設計揚力係数に与える影響を示す図である。 第2無次元値を変化させる様子を示す図である。 第2無次元値の変化が設計揚力係数に与える影響を示す図である。 第2無次元値の大きさをx軸とし、第1無次元値の大きさをy軸とするグラフである。 第2無次元値を変化させた場合における設計揚力係数に与える影響を示す図である。 第1無次元値を変化させる様子を示す図である。 第1無次元値の変化が設計揚力係数に与える影響を示す図である。 コード長及び揚力係数の積をその最適値で無次元化した値と出力係数Cとの関係を示すグラフである。
以下、添付図面に従って本発明の実施形態について説明する。ただし、この実施形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対的配置等は、本発明の範囲をこれに限定する趣旨ではなく、単なる説明例にすぎない。
図1は、幾つかの実施形態に係る風力発電装置100を示す構成図である。
図1に示す風力発電装置100は、少なくとも1本の風車翼2及び風車翼2が取り付けられるハブ4を含む風車ロータ6と、風車ロータ6の回転エネルギーを電気エネルギーに変換する発電機8と、風車ロータ6及び発電機8を支持するナセル10と、ナセル10を旋回自在に支持するタワー12とを備えている。図1に示す例示的な風車ロータ6は、3本の風車翼2を有している。風車ロータ6の直径は、幾つかの実施形態では100m以上であり、一実施形態では150m以上である。なお、本実施形態では、図1に示す風車ロータ6の回転中心Oから風車翼2の翼先端部14までの距離を風車ロータ6の半径Rとし、風車ロータ6の任意の点Pにおける半径方向位置r(風車ロータ6の回転中心Oから点Pまでの半径方向距離)とする。
図2は、幾つかの実施形態に係る風車翼2の概略斜視図であり。図3は、図2に示す風車翼2の翼長方向領域Aにおける断面図(断面S)である。
図2及び図3に示すように、風車翼2は、翼先端部14と、ハブ4(図1参照)に連結される翼根部16とを含む。また、風車翼2は、翼根部16から翼先端部14にかけて、前縁(leading edge)18と後縁(trailing edge)20とを有する。また、風車翼2の外形は、腹面(圧力側:pressure side)22と、腹面22に対向する背面(吸引側:suction side)24とによって形成される。
なお、実施形態では、後縁20とは、翼型30がフラットバック型でない場合は鋭角の内角を形成する背面24と腹面22との交点をいい、翼型30’がフラットバック翼型(図4参照)である場合は背面24の後端と腹面22の後端との中点をいう。また、前縁18とは、前述のように定義される後縁20からの距離が最も遠い点をいう。
幾つかの実施形態では、風車翼2は、風車ロータ6の半径Rに対する風車ロータ6の半径方向位置rの比(r/R)が0.1以上0.4以下となる翼長方向領域Aにおいて、後述の条件を満たす翼型30を有する。また、一実施形態において、翼型30は、コード長Cに対する最大翼厚tmaxの割合を示す翼厚比が0.35以上0.8以下である。
ここで、図3を参照して、本実施形態で用いる用語について説明する。なお、図3では、翼型30のコード26に沿った方向をx座標で表し、翼型30の厚さ方向をy座標で表している。さらに同図では、前縁18のx座標を0としている。
図3に示す翼型30において、前縁18と後縁20とを結ぶ線をコード26とする。コード26のコード長Cは、前縁18から後縁20までのコード26に沿った長さである。また、背面24と腹面22とのコード直交方向における距離の最大値を最大翼厚tmaxとし、コード26から背面24までのコード直交方向における距離の最大値を背面最大厚みymaxとする。そして、背面24と腹面22との距離の最大値である最大翼厚tmaxに対する、前縁18と後縁20とを結ぶコードCから背面24までの距離の最大値である背面最大厚みymaxの比ymax/tmaxを第1無次元値と称する。この第1無次元値は、翼型30の背側への全体的な膨らみを示す指標である。
さらに、背面最大厚みymaxを有するコード方向位置を、前縁18から該コード方向位置までの距離xmaxで定義する。すなわち、背面最大厚みymaxを有する背面24のコード方向位置のx座標がxmaxである。さらにまた、前縁18からの距離が0.3xmaxのコード方向位置におけるコード26から背面24までのコード直交方向における距離を、背面前方膨らみ量yとする。そして、背面最大厚みymaxに対する背面前方膨らみ量yの比y/ymaxを第2無次元値と称する。この第2無次元値は、翼型30の前縁側の局所的な(前縁18〜xmaxまでの範囲の)形状の背側への膨らみを示す指標である。
図4は、他の実施形態におけるフラットバック翼型30’の断面図である。なお、同図において、図3に示した翼型30は破線で示している。
他の実施形態において、翼型30’は、後縁20が厚みを持つフラットバック翼型となっている。この翼型30’の後縁20は、後縁厚tTEを有している。また、前縁18と後縁20(正確には、後縁面の翼厚方向における中点)とを結ぶコード26は、コード長Cを有している。
なお、翼型30’は、後縁20が厚みを持つ構成である他は、図3に示した翼型30と同一の構成を有するため、詳細な説明は省略する。
図5は、第2無次元値の物理的意味を説明するための図である。同図に示すように、半径がxmaxの正円の場合、第2象限における円弧とy軸に対して45度傾斜した直線との交点Mは、y座標が約0.7ymax(正確にはsin45°×ymax≒0.707ymax)であり、且つ、当該円弧がx軸と交わる点Nからx方向に約0.3xmax(正確にはcos45°×xmax≒0.292xmax)だけ離れた位置にある。よって、図5の左側に示す半長径a(=xmax)及び半短径b(=ymax)を有する部分的な楕円の場合においても、当該部分的な楕円とx軸との交点N’からx方向に0.3xmaxだけ離れた位置におけるy座標yは約0.7ymaxになるはずである。よって、楕円を基準として膨らみが過大である場合には、第2無次元値y/ymaxは0.7よりも大きくなる傾向にある。逆に、楕円を基準として膨らみが過小である場合には、第2無次元値y/ymaxは0.7よりも小さくなる傾向にある。このように、翼型30,30’の前縁側における背面24の形状を評価する指標として第2無次元値y/ymaxを採用すれば、翼型30,30’の前縁側の局所的な(前縁18〜xmaxまでの範囲の)形状の背側への膨らみを表すことができる。
図6は、幾つかの実施形態における翼型30,30’の第1無次元値及び第2無次元値に対する範囲を示す図である。
幾つかの実施形態に係る風車翼2は、図2に示す風車翼2の翼長方向領域A内において、第1無次元値及び第2無次元値に関する以下の条件を全て満たす翼型30,30’を有する。
幾つかの実施形態において、翼型30,30’は、第1無次元値ymax/tmaxが0.36以上0.46以下であり、且つ、第2無次元値y/ymaxが0.62以上0.76以下である。すなわち、翼型30,30’の第1無次元値及び第2無次元値によって表される座標が図6に示す第1範囲内に含まれる。
このような第1無次元値及び第2無次元値に関する条件を満たす翼型30,30’は、本発明者らの知見によれば、高い設計揚力係数CLdesignを有する。
ここで、設計揚力係数CLdesignとは、最大揚抗比が実現される最適迎え角に対応した揚力係数である。このことについて、図7及び図8を用いて説明する。
図7及び8は、設計揚力係数CLdesignを説明するための図であり、図7は迎え角に対する揚力係数の関係を示しており、図8は迎え角に対する揚抗比の関係を示している。
設計揚力係数CLdesignとは、図7に示す迎え角と揚力係数との関係において、揚抗比L/Dが最大となる迎え角(図8に示す最適迎え角)に対応する揚力係数CLである。典型的な可変速風車の場合、可変速運転時には最適迎え角が実現されるように運転を行うようになっているから、設計揚力係数CLdesignは風力発電装置100の可変速運転時における性能を左右する。
なお、典型的な可変速風車において、最適迎え角よりも迎え角が大きくなってしまう定格風速以上の風速域では、高い迎え角まで失速せずに、揚力を維持できることが望まれる。このような高風速域における風力発電装置の性能を左右するのが、図7に示す最大揚力係数CLmaxである。
翼型30,30’では、最大翼厚tmaxに対する背面最大厚みymaxの比(第1無次元値)を0.46以下に設定して翼型30,30’の背側への全体的な膨らみを抑えるとともに、背面最大厚みymaxに対する背面前方膨らみ量yの比(第2無次元値)を0.76以下に設定して翼型30,30’の前縁18側の局所的な(前縁〜xmaxまでの範囲の)形状の背側への膨らみを抑えている。このように、背面24の全体的な膨らみ及び前縁18側の局所的な背面形状の膨らみが抑えられ、背面24に沿った境界層(翼面近傍の流速が遅い領域の翼面法線方向の厚み)の発達が遅延し、後縁20側における背面24からの剥離(後縁剥離)が抑制され、揚力の向上が図れる。よって翼型30,30’は、高い設計揚力係数CLdesign及び最大揚力係数CLmaxを実現することができる。
さらに、翼型30,30’は、最大翼厚tmaxに対する背面最大厚みymaxの比(第1無次元値)を0.36以上に設定して翼型30,30’の背側への全体的な膨らみをある程度確保するとともに、背面最大厚みymaxに対する背面前方膨らみ量yの比(第2無次元値)を0.62以上に設定して翼型30,30’の前縁18側の局所的な(前縁〜xmaxまでの範囲の)形状の背側への膨らみをある程度確保している。このように、背面24の全体的な膨らみ及び前縁18側の局所的な背面形状の膨らみをある程度確保することで、淀み点の直ぐ下流における剥離(前縁剥離)の影響による揚力低下を抑制できる。
このように、風車翼2の翼型30,30’は、第1無次元値及び第2無次元値に関する上述の条件を満たすから、高い設計揚力係数CLdesign及び最大揚力係数CLmaxを有する。
ところで、風車ロータ6の半径Rに対する風車ロータ6の半径方向位置rの比が0.1以上0.4以下となる翼長方向領域Aではコード長に制約が課される傾向にある。このことについて図9を用いて説明する。
図9は、無次元半径位置A(=r/R)に対するコード長分布を示す図である。同図に示すように、典型的な風車翼では、0.1≦r/R≦0.4の翼長方向領域Aの内側又はその近傍に最大コード長Cを有する。仮に設計揚力係数CLdesignが一定であるとした場合、最適な空力性能を実現するためには、図9の破線で示すように、無次元半径位置r/Rとコード長Cとが反比例の相関を有する必要がある。典型的な風車翼では、最大コード長位置付近の領域において、図9の破線で示す最適コード長分布に対してコード長Cが不足している。これは、風車翼の長翼化に伴う諸問題(風車翼の重量増大、風車翼の製造性や輸送性の低下、風力発電装置の運用性の低下等)を解決するために、最大コード長に制約が課されるためである。
このように、風車ロータ6の半径Rに対する風車ロータ6の半径方向位置rの比が0.1以上0.4以下となる翼長方向領域では、コード長Cに制約が課される傾向にある結果、最適コード長分布に対してコード長Cが不足しがちである。
この点、本実施形態に係る風車翼2は、上述のように設計揚力係数CLdesignに優れた翼型30,30’を0.1≦r/R≦0.4の翼長方向領域内において有するから、最適コード長分布に対するコード長Cの不足に起因した空力性能の低下を抑制することができる。
幾つかの実施形態では、翼型30,30’が、第1無次元値ymax/tmaxが0.4以上0.46以下であり、第2無次元値y/ymaxが0.63以上0.71以下である。すなわち、翼型30,30’の第1無次元値及び第2無次元値によって表される座標が図6に示す第2範囲内に含まれる。
また、一実施形態では、翼型30,30’が、第2無次元値y/ymaxが0.65以上0.69以下である。すなわち、翼型30,30’の第2無次元値によって表される座標が図6に示す第3範囲内に含まれる。
これらの数値範囲に第1無次元値及び第2無次元値を設定すれば、背面24の全体的な膨らみ及び前縁18側の局所的な背面形状の膨らみがより一層適度になり、後縁剥離及び前縁剥離が効果的に抑制され、翼型30,30’の設計揚力係数CLdesignを増大することができる。
ここで、第1無次元値及び第2無次元値の上記条件が翼型30,30’の設計揚力係数の向上に寄与することを本発明者らが見出すに至るまでの考察の経過について、図10〜13を用いて説明する。
図10Aは、第2無次元値の大きさをx軸とし、第1無次元値の大きさをy軸とするグラフである。同図において、点40は、典型的な風車翼における翼厚比40%の翼型(以下、基準翼型と称する。)を示している。図10Aに示すように、基準翼型40よりも小さくする方向に第1無次元値を変化させた場合における設計揚力係数に与える影響を示したのが図10Bである。図10Bに示すように、基準翼型40に比べて設計揚力係数CLdesignが高くなる第1無次元値の範囲が見出された。とりわけ、第1無次元値が0.38≦ymax/tmax≦0.47である範囲は、設計揚力係数CLdesignが基準翼型40に比べて著しく向上することが明らかになった。さらに、この計算条件においては、第1無次元値が0.40≦ymax/tmax≦0.46である範囲内で設計揚力係数CLdesignが最大値を迎えることが明らかになった。
続いて、かかる第1無次元値の範囲(0.40≦y/ymax≦0.46)において、基準翼型40よりも小さくする方向に第2無次元値を変化させる様子を示したのが図11Aである。図11Bは、第2無次元値の変化が設計揚力係数に与える影響を示す図である。同図に示すように、設計揚力係数CLdesignが高くなる第2無次元値の範囲が見出された。とりわけ、第2無次元値が0.63≦y/ymax≦0.71である範囲は、設計揚力係数CLdesignが基準翼型40に比べて著しく向上した。さらに、この計算条件においては、第2無次元値が0.65≦y/ymax≦0.69である範囲内で設計揚力係数CLdesignが最大値を迎えることが明らかになった。
一方、図12Aは、第2無次元値の大きさをx軸とし、第1無次元値の大きさをy軸とするグラフである。同図において、点40は、上述の基準翼型を表している。図12Aに示すように、基準翼型40よりも小さくする方向に第2無次元値を変化させた場合における設計揚力係数に与える影響を示したのが図12Bである。図12Bに示すように、本計算条件下では、設計揚力係数CLdesignが改善される第2無次元値の明確な範囲を見出すことはできなかった。
そこで、第2無次元値の広い範囲(0.62≦y/ymax≦0.75)について、基準翼型40よりも小さくする方向に第1無次元値を変化させる様子を示したのが図13Aである。図13Bは、第1無次元値の変化が設計揚力係数に与える影響を示す図である。同図に示すように、設計揚力係数CLdesignが高くなる第1無次元値の範囲が見出された。とりわけ、第1無次元値が0.38≦ymax/tmax≦0.46である範囲で、設計揚力係数CLdesignが基準翼型40に比べて著しく向上した。
本発明者らによる以上の考察過程から、本実施形態における第1無次元値及び第2無次元値の上述の条件が設計揚力係数増大に寄与し得ることが明らかになった。
以上説明したように、上述の実施形態によれば、風車翼2の翼型30,30’が、上述した第1無次元値及び第2無次元値に関する条件を満たすことによって、高い設計揚力係数CLdesign及び最大揚力係数CLmaxを実現することができる。そして、上記翼長方向領域A内において設計揚力係数CLdesign及び最大揚力係数CLmaxに優れた前記翼型30,30’を有する風車翼2は、当該翼型30,30’が採用されるコード方向位置の近傍の領域において設計揚力係数CLdesign及び最大揚力係数CLmaxを増大させることができ、風車翼2の空力性能を改善することができる。
また、翼根部16側に比較的近い領域において、後縁20に厚みを持たせてフラットバック翼型(図4参照)とすれば、高い迎角まで失速を回避し、最大揚力係数CLmaxを向上させることができる。すなわち、半径方向位置rの比が0.1以上0.4以下の翼長方向領域内における翼型30’をフラットバック翼型としたので、後縁20の後流側のウェークに起因して発生する負圧により、背面24における境界層の剥離を効果的に遅らせることができる。
以上、本発明の実施形態について詳細に説明したが、本発明はこれに限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、各種の改良や変形を行ってもよいのはいうまでもない。
2 風車翼
4 ハブ
6 風車ロータ
8 発電機
10 ナセル
12 タワー
14 翼先端部
16 翼根部
18 前縁
20 後縁
22 腹面
24 背面
30,30’ 翼型
40 基準翼型
100 風力発電装置
A 翼長方向領域
C コード長
CLdesign 設計揚力係数
CLmax 最大揚力係数
max 最大翼厚
背面前方膨らみ量
max 面最大厚み
max/tmax 第1無次元値
/ymax 第2無次元値

Claims (8)

  1. 互いに対向する背面及び腹面を備える風車ロータ用の風車翼であって、
    前記風車翼は、前記風車ロータの半径Rに対する前記風車ロータの半径方向位置rの比が0.1以上0.4以下となる前記風車翼の翼長方向領域内において、
    前記背面と前記腹面との距離の最大値である最大翼厚tmaxに対する、コードから前記背面までの距離の最大値である背面最大厚みymaxの比によって表される第1無次元値ymax/tmaxが0.36以上0.46以下であり、且つ、前記背面最大厚みymaxに対する背面前方膨らみ量yの比によって表される第2無次元値y/ymaxが0.62以上0.76以下である(但し、前記背面前方膨らみ量yは、前記背面最大厚みymaxを有する前記背面のコード方向位置を前縁から該コード方向位置までの距離xmaxで定義したとき、前記前縁からの距離が0.3xmaxのコード方向位置における前記コードから前記背面までの距離である)
    翼型を有する
    ことを特徴とする風車ロータ用の風車翼。
  2. 前記第1無次元値ymax/tmaxが0.4以上0.46以下であり、
    前記第2無次元値y/ymaxが0.63以上0.71以下であることを特徴とする請求項1に記載の風車ロータ用の風車翼。
  3. 前記第2無次元値y/ymaxが0.65以上0.69以下であることを特徴とする請求項2に記載の風車ロータ用の風車翼。
  4. 前記翼型は、後縁が厚みを持つフラットバック翼型であることを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項に記載の風車ロータ用の風車翼。
  5. 前記風車翼の前記翼型は、前記コードの長さCに対する前記最大翼厚tmaxの割合を示す翼厚比が0.35以上0.8以下であることを特徴とする請求項1乃至4の何れか一項に記載の風車ロータ用の風車翼。
  6. 請求項1乃至5の何れか一項に記載の風車翼と、
    前記風車翼が取り付けられるハブと、を備えることを特徴とする風車ロータ。
  7. 前記風車ロータの直径が100m以上であることを特徴とする請求項6に記載の風車ロータ。
  8. 請求項6又は7に記載の風車ロータと、
    前記風車ロータの回転エネルギーを電気エネルギーに変換するための発電機と、を備えることを特徴とする風力発電装置。
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