JP2015154650A - 車両用充電装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】接触型の充電装置を備えた車両に対して、コストを抑制しつつ非接触給電に対応させる。【解決手段】この車両用充電装置は、給電装置から接触による給電を担う接触型給電部と、接触型給電部に後付けされ、給電装置から非接触による給電を担う非接触型給電部とを備える。接触型給電部は、受電端子から入力される電圧を直流電圧に変換するコンバータと、コンバータの駆動を制御する第1制御部とを有する。非接触型給電部は、第1制御部に後付けで接続可能にされた第2制御部を有する。第2制御部は、コンバータを制御する機能を有すること無く、非接触の給電の開始または終了に関する信号を第1制御部に出力し、第1制御部は、給電装置から非接触で受電する場合において、この信号をトリガーとしてコンバータの駆動を制御する。【選択図】図1

Description

本発明は、接触型および非接触型を共用する車両用充電装置に関する。
電気自動車(EV)やプラグインハイブリッドカー(PHEV)は、自宅あるいは商用施設に設置された給電装置からの電力供給を受ける。現時点での車両の充電装置としては、電源ケーブルを介して充電する接触型が一般的である。しかし、近年、低電力ながら、非接触給電についての国際標準規格が策定されるなど、非接触型の充電装置についても実用化の動きが加速しつつある。
そこで、特許文献1のように、充電器が交流電源に電気的に接続可能に構成された受電端子と、交流電源の送電部と電磁的に結合することによって非接触で受電する非接触受電部と、を備えた車両用充電装置が提案されている。これによれば、現時点で主流である接触型充電に対応するとともに、将来的に普及が見込まれる非接触給電にも予め対応しておくことができる。
特許第4909446号公報
特許文献1の充電装置のような構成は、電力変換回路を接触給電と非接触給電とで共用できたり、2つの充電方式を一つの制御装置によって制御できたりというメリットがある反面、どちらか一方の充電方式のみを必要とするユーザにとっては、充電を制御するためのCPUやメモリの性能が過剰スペックであった。つまり、ユーザは、余剰な機能に対して無駄なコストを支払うことになっていた。
本発明は、上記問題点を鑑みてなされたものであり、接触型の充電装置を備えた車両に対して、コストを抑制しつつ非接触給電に対応させることを目的とする。
ここに開示される発明は、上記目的を達成するために以下の技術的手段を採用する。なお、特許請求の範囲およびこの項に記載した括弧内の符号は、ひとつの態様として後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものであって、発明の技術的範囲を限定するものではない。
上記目的を達成するために、本発明は、車両に搭載された蓄電装置(30)を車両外部の給電装置(40)から充電するための車両用充電装置であって、給電装置から接触による給電を担う接触型給電部(100)と、接触型給電部に後付けされ、給電装置から非接触による給電を担う非接触型給電部(200)と、を備え、接触型給電部は、給電装置に電気的に接続可能に構成された受電端子(130)と、受電端子から入力される電圧を直流電圧に変換するコンバータ(120)と、コンバータの駆動を制御する第1制御部(110)と、を有し、非接触型給電部は、コンバータに後付けで接続可能にされ、給電装置に電磁的に結合することによって給電装置から非接触で受電するように構成された非接触受電部(220)と、第1制御部に後付けで接続可能にされた第2制御部(210)と、を有し、第2制御部は、コンバータを制御する機能を有すること無く、非接触の給電の開始または終了に関する信号を第1制御部に出力し、第1制御部は、給電装置から非接触で受電する場合において、信号をトリガーとしてコンバータの駆動を制御することを特徴としている。
これによれば、非接触型給電部は、後付けで車両用充電装置に導入されるものであり、非接触型給電部が必要なユーザのみが非接触給電が必要になった時点で取り付けることができる。このため、非接触型給電部が不要なユーザが無駄なコストを支払うことを防止できる。また、給電装置から非接触で受電する場合においては、非接触型給電部における第2制御部から入力された非接触の給電の開始または終了の関する信号に基づいて、第1制御部がコンバータを制御する。このように、第2制御部はコンバータを制御する機能を有さないから、第2制御部の構成を簡素にできる。このため、第2制御部の回路構成を簡素化できるほか、第2制御部を構成する部品点数を削減できるため、設計や製造等に係るコストを抑制することができ、その結果、車両のコストも抑制することができる。
第1実施形態に係る車両用充電装置の概略構成を示すブロック図である。 車両用充電装置の動作の概略構成を示すフロー図である。 充電開始処理における第1制御部の動作フロー図である。 充電開始処理における第2制御部の動作フロー図である。 充電処理における第1制御部の動作フロー図である。 充電終了処理における第1制御部の動作フロー図である。 充電終了処理における第2制御部の動作フロー図である。 変形例1に係る車両用充電装置の、充電処理における第1制御部の動作フロー図である。 充電処理における第2制御部の動作フロー図である。 第2実施形態に係る車両用充電装置の、充電開始処理における第1制御部の動作フロー図である。 充電開始処理における第2制御部の動作フロー図である。 充電処理における第1制御部の動作フロー図である。 充電処理における第2制御部の動作フロー図である。 第3実施形態に係る非接触型給電部の概略構成を示すブロック図である。 第4実施形態に係る接触型給電部の概略構成を示すブロック図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。なお、以下の各図相互において、互いに同一もしくは均等である部分に、同一符号を付与する。
(第1実施形態)
本実施形態に係る車両用充電装置は、車両の外部に設けられた給電装置としての充電ステーションから、車両に搭載された蓄電装置としての電池を充電するための装置である。とくに、この車両用充電装置は、接触型給電部と非接触型給電部とを両方とも備えている。
車両用充電装置のうち、接触型給電部は、電源ケーブル等を介して接触による給電を担う部分である。一方、非接触型給電部は、電磁エネルギーを利用して、物理的接触を伴うことなく、非接触による給電を担う部分である。
この2つの給電方式を共に備えた車両は、従来からの電源ケーブルからの充電に加えて、近年普及しつつある非接触給電にも対応できる。例えば、道路上に敷設された給電装置から、車両を走行させながら充電することが可能になる。
最初に、図1を参照して、本実施形態に係る車両用充電装置の概略構成について説明する。
図1に示すように、車両用充電装置10には、例えば電池ECU等の車両用充電装置10を制御するための電池コントローラ20が通信可能に接続されている。また、車両用充電装置10には、充電対象である蓄電装置としての電池30が電気的に接続されている。
給電時において、車両用充電装置10は充電ステーション等の給電装置40に、接触あるいは非接触にて接続される。そして、車両用充電装置10は充電開始前の認証や電力変換を行い、電池30の充電を制御する。
この車両用充電装置10は、接触給電用の接触型給電部100と非接触給電用の非接触型給電部200とを備えている。
接触型給電部100は予め車両に搭載され、電池30を給電装置40から有線で給電可能になっている。接触型給電部100は、第1制御部110と、コンバータ120と、受電端子としてのコネクタ130と、を有している。また、接触型給電部100は、後述するパッド220とコンバータ120とを電気的に接続するための非接触給電端子190と、後述する第2制御部210と第1制御部110とを通信可能に接続する通信端子191と、を有している。
第1制御部110は、電池コントローラ20に通信可能に接続され、電池30の充電状況や給電方法に対応した電力変換を行うようにコンバータ120を制御する。また、第1制御部110はスイッチ140に接続されており、給電方法に対応して、コンバータ120における電池30の接続先を切り替えるように制御する。具体例には、給電装置40が車両用充電装置10に対して直流の電力を供給する場合、第1制御部110は、電池30とDC−DCコンバータ121とを接続して、電池30に直流電圧を印加するよう制御する。一方、給電装置40が車両用充電装置10に対して交流の電力を供給する場合、第1制御部110は、電池30とAC−DCコンバータ122とを接続して、電池30に直流電圧を印加するよう制御する。
また、第1制御部110はコネクタ130にも通信可能に接続されている。コネクタ130は、給電装置40と車両用充電装置10とを電源ケーブル等を介して接続するための受電端子であり、給電装置40から伸びる電源ケーブルはこのコネクタ130に電気的に接続される。電力はコネクタ130からコンバータ120に入力される。第1制御部110は、電源ケーブルがコネクタ130に接続されることを認識する。そして、車両に個別に付された車両IDに基づいて、該当車両が電気使用の許可を得ているか、や、充電のための課金が適切にされるか、等の情報を給電装置40との間でやりとりする認証処理を実行する。具体例には、第1制御部110は電源ケーブルを介して車両IDを給電装置40に送信する。給電装置40は、外部のデータセンタ50に車両IDを送信する。データセンタ50は、受信した車両IDに基づいて、当該車両の電気使用の許可状況および課金等の契約状況を確認し、認証結果を給電装置40に送信する。給電装置40は受信した認証結果を第1制御部110に送信する。認証が成功すれば、給電装置40からの給電が可能となる。なお、特許請求の範囲に記載の認証データとは、上記車両IDや認証結果を含む、充電許可に関する情報である。
非接触型給電部200は、接触型給電部100に後付け可能にされ、電池30への非接触給電を可能にする充電装置である。非接触型給電部200は、第2制御部210と、非接触受電部としてのパッド220と、認証データ送受信部230と、を有している。ユーザは、第1制御部110と第2制御部210とをケーブルあるいは無線通信によって、通信端子191を介して互いに接続するとともに、パッド220とコンバータ120とを互いに非接触給電端子190を介して接続するだけでよい。これにより、電池30の非接触給電が可能になる。
第2制御部210は、パッド220に接続されている。電波方式や電磁界共鳴方式などの非接触給電に対応した給電装置40がパッド220近傍に存在していると、第2制御部210は、非接触給電が可能な状態であることを認識する。そして、第2制御部210は第1制御部110に対して非接触給電の開始要求を行う。第2制御部210からの給電開始要求を受けて、第1制御部110は、第2制御部210における認証データ送受信部230を介して、データセンタ50と認証データを送受信し、認証処理を実行する。換言すれば、第2制御部210は、第1制御部110とデータセンタ50との間で、認証データを中継する。
認証が成功すると、第2制御部210は、第1制御部110に対して、パッド220を通じての給電を開始または終了させるためのトリガー信号を出力することができるようになる。パッド220を通じての非接触給電を開始する場合、第2制御部210は、第1制御部110に対して、非接触給電の開始を許可する旨の許可信号を出力する。許可信号が入力されると、第1制御部110は、コンバータ120に対して、パッド220から電力を受電するように制御する。そして、コンバータ120は、供給された電力を適切な交流電圧に変換して電池30を充電する。逆に、非接触給電を終了する場合、第2制御部210は、第1制御部110に対して、非接触給電を終了する旨の信号を出力する。この信号が入力されると、第1制御部110は、コンバータ120に対して、パッド220から電力を受電しないように制御する。
なお、パッド220は、電波方式や電磁界共鳴方式などに対応しているが、いずれも交流電圧としてコンバータ120に入力される。このため、本実施形態におけるパッド220はAC−DCコンバータ122に接続されている。
次に、図2〜図7を参照して、本実施形態に係る車両用充電装置10の動作について説明する。
図2に示すように、車両用充電装置10の動作は、概ね3つのステップ(S100〜ステップS300)から成る。ステップS100は電池30の充電を開始するステップである。ステップS200は電池30の充電を実行するステップである。ステップS300は電池30の充電を終了するステップである。以下、順を追って説明する。
最初にステップS100が実行される。ステップS100において、第1制御部110が実行する処理を図3に示す。また、ステップS100において、第2制御部210が実行する処理を図4に示す。
まず、第1制御部110の動作について、図3を参照して説明する。
図3に示すように、まず、第1制御部110はステップS110を実行する。ステップS110は、コネクタ130に給電装置40から伸びる電源ケーブル等が接続されたか否かを判定するステップである。コネクタ130に電源ケーブルが挿入された状態であればYes判定となり、ステップS111に進む。
ステップS111は、第1制御部110が認証データの認証を実行するステップである。上記したように、第1制御部110は電源ケーブルを介して車両IDを給電装置40に送信する。給電装置40は、外部のデータセンタ50に車両IDを送信する。データセンタ50は、受信した車両IDに基づいて、当該車両の電気使用の許可状況および課金等の契約状況を確認し、認証結果を給電装置40に送信する。給電装置40は受信した認証結果を第1制御部110に送信する。認証が成功すれば、給電装置40からの給電が可能となる。
次いで、第1制御部110はステップS112を実行する。ステップS112は、第1制御部110が、供給される電力に関する接触給電パラメータを給電装置40から取得し、設定するステップである。電力に関する接触給電パラメータとは、例えば、電力や電圧の値であったり、電力が直流か交流かであったり、交流であればその周波数であったり、が挙げられる。第1制御部110は、給電装置40から供給される電力に基づいて接触給電パラメータを取得して、コンバータ120およびスイッチ140の状態を接触給電パラメータに適合するように制御する。
ステップS110にてYes判定の場合、すなわち、接触給電が実施される場合には、ステップS110からステップS112までの工程を経て、充電を開始するステップS100を終了する。
ステップS110にてNo判定の場合、すなわち、コネクタ130に電源ケーブルが挿入されていない状態であれば、第1制御部110はステップS113を実行する。
ステップS113は、第1制御部110が第2制御部210からの非接触給電の開始要求を受けているか否かを判定するステップである。ここでNo判定であれば、第1制御部110は、再びステップS110を実行する。一方、ステップS113にてYes判定である場合、すなわち、非接触型給電部200におけるパッド220が非接触給電に対応した給電装置40の近傍に位置している場合には、ステップS114に進む。
ステップS114は、第1制御部110が第2制御部210へ認証データを送信するステップである。ここでの認証データは、例えば車両IDである。後述するが、第2制御部210は、第1制御部110から車両IDを受信すると、データセンタ50に対して問い合わせを行い、認証処理を実行する(図4に示すステップS122〜S125)。
次いで、ステップS115が実行される。ステップS115は、第1制御部110が第2制御部210から認証結果を受信するステップである。
次いで、ステップS116が実行される。ステップS116は、第1制御部110が認証結果のOK/NGを判定するステップである。認証結果がNG、すなわち、非接触給電が不許可の場合にはステップS119に進む。ステップS119では、第1制御部110が第2制御部210に対して、認証NGの旨を送信する。そして、ステップSS110に戻る。逆に、認証結果がOK、すなわち、非接触給電が許可された場合にはステップS117に進む。
ステップS117では、第1制御部110が第2制御部210に対して、認証OKの旨を送信する。これを受けて、第2制御部210は、供給される電力に関する非接触給電パラメータを給電装置40から取得し、第1制御部110に送信する(図4に示すステップS126〜S129)。なお、電力に関する非接触給電パラメータとは、例えば、電力や電圧の値であったり、交流である電力の周波数であったり、が挙げられる。
次いで、第1制御部110はステップS118を実行する。ステップS118は、第1制御部110が第2制御部210から非接触給電パラメータを受信し、コンバータ120およびスイッチ140の状態を非接触給電パラメータに適合するように制御するステップである。
ステップS113にてYes判定の場合、すなわち、非接触給電が実施される場合には、ステップS113からステップS118までの工程を経て、充電を開始するステップS100を終了する。
電池30の充電を開始するステップであるステップS100において、第1制御部110の動作は、以上示した各ステップを経る。非接触給電に対応した給電装置40が車両近傍に存在する場合には、第1制御部110と同時に、第2制御部210も動作するので、これについて図4を参照して説明する。
図4に示すように、まず、第2制御部210はステップS120を実行する。ステップS120は、非接触給電の経路、すなわち、電波の伝達路や電磁界共鳴可能な幾何学条件、が確立されているか否かを判断するステップである。本実施形態では、例えば、パッド220の近傍に給電装置40が存在しているか否かを判定するステップである。No判定であれば、再びステップS120を実行する。一方、Yes判定であれば、ステップS121に進む。
ステップS121は、第2制御部210が第1制御部110に対して非接触給電の開始要求を行うステップである。第1制御部110は、これに対応してステップS113を実行する。
次いで、第2制御部210はステップS122を実行する。図3に示すように、第1制御部110は、ステップS114にて認証データとして車両IDを送信する。ステップS122は、第2制御部210がこの車両IDを受信するステップである。
次いで、第2制御部210はステップS123を実行する。ステップS123は、第2制御部210がデータセンタ50に対して、認証データとして車両IDを送信するステップである。データセンタ50は受信した車両IDと予め登録された車両IDを照合して、当該車両の電気使用の許可状況および課金等の契約状況を確認する。照合の結果、確認を取ることができれば、データセンタ50は認証OKの旨の認証結果を第2制御部210に送信する。逆に、確認を取ることができなければ、データセンタ50は認証NGの旨の認証結果を第2制御部210に送信する。
次いで、第2制御部210はステップS124を実行する。ステップS124は、第2制御部210が上記認証結果を受信するステップである。
次いで、第2制御部210はステップS125を実行する。ステップS125は、第2制御部210が上記認証結果を第1制御部110に送信するステップである。これを受けて、図3に示すように、第1制御部110はステップS116を実行し、認証のOK/NGを判断する。第1制御部110は、ステップS117またはステップS119にて、第2制御部210に認証OK/NGの旨を送信する。
次いで、第2制御部210はステップS126を実行する。ステップS126は、第2制御部210が認証OK/NGの旨を受信するステップである。
次いで、第2制御部210はステップS127を実行する。ステップS127は、第2制御部210が認証OK/NGを判断するステップである。認証NGであればステップS120に戻る。一方、認証OKであればステップS128に進む。
ステップS128は、第2制御部210が供給される電力に関する非接触給電パラメータを給電装置40から取得するステップである。そして、次のステップS129において、非接触給電パラメータを第1制御部110に送信する。
以上のように、非接触給電が実施される場合には、ステップS120からステップS129までの工程を経て、充電を開始するステップS100を終了する。
次にステップS200が実行される。ステップS200において、第1制御部110が実行する処理を図5に示す。ステップS200は電池30の充電を実行するステップである。なお、本実施形態における車両用充電装置10の構成では、ステップS200の充電処理において、第2制御部210は動作しない。よって、第1制御部110の動作について、図5を参照して説明する。
図5に示すように、まず、第1制御部110はステップS210を実行する。ステップS210は、第1制御部110が電池コントローラ20から、電池30の目標充電量、すなわち、電池30の充電に必要な電力量、を取得するステップである。なお、電池コントローラ20は、電池30の電圧値、電流値といった特性値や、温度といった環境状況、さらには電池30の使用年数等の情報から目標充電量を算出し、第1制御部110に出力するようになっている。
次いで、第1制御部110はステップS211を実行する。ステップS211は、充電状況に応じて、給電パラメータを制御するステップである。給電パラメータには、接触給電か非接触給電かに応じて、ステップS112で設定される接触給電パラメータまたはステップS118で設定される非接触給電パラメータのいずれかが採用されるが、これらの最適値は充電状況に応じてリアルタイムで変化する。このため、第1制御部110は、ステップS112またはステップS118で設定された給電パラメータを少しずつ変化させて、最適な充電条件になるように制御する。
次いで、第1制御部110はステップS212を実行する。ステップS212は、第1制御部110が、電池30の充電量が目標充電量に到達したか否かを判断するステップである。No判定であれば、ステップS210に戻って充電を継続する。Yes判定であればステップS213に進む。ステップS213は、第1制御部110が、充電が完了したことを示す充電完了フラグをオン状態とするステップである。
次にステップS300が実行される。ステップS300において、第1制御部110が実行する処理を図6に示す。また、ステップS300において、第2制御部210が実行する処理を図7に示す。なお、ステップS300は電池30の充電を終了するステップである。
まず、第1制御部110の動作について、図6を参照して説明する。
図6に示すように、第1制御部110はステップS310を実行する。ステップS310は、ステップS213にて充電完了フラグが立っているかを判断するステップである。No判定の場合、ステップS311に進む。Yes判定であればステップS314に進み、充電を適切に終了するための終了シーケンスを実行して電池30の充電を完了する。
ステップS311は、コネクタ130と給電装置40との電気的接続が切断されたか否かを、第1制御部110が判断するステップである。No判定の場合、ステップS312に進む。Yes判定であればステップS314に進んで充電を完了する。
ステップS312は、例えばユーザによって意図的に非接触給電がオフされたり、非接触型給電部200の異常が検出される等によって非接触給電がオフになったか否かを、第1制御部110が判断するステップである。No判定の場合、ステップS313に進む。Yes判定であればステップS314に進んで充電を完了する。
ステップS313は、非接触給電路が遮断されたか否かを、第1制御部110が判断するステップである。具体例には、例えば、給電装置40とパッド220とが所定距離以上離れた場合にはYes判定となる。このステップS313においてNo判定の場合、ステップS310に戻り、充電終了処理のステップS300を最初からやり直す。Yes判定であればステップS314に進んで充電を完了する。
なお、ステップS310〜S313の処理は、必ずしも本実施形態に示した順で処理しなくてもよい。これらの処理は相互に順番を入れ替えることができる。すなわち、ステップS310〜S313において、いずれかの条件でYes判定であれば、第1制御部110はステップS314を実行して、電池30の充電を完了する。
電池30の充電を終了するステップであるステップ300において、第1制御部110の動作は、以上示した各ステップを経る。非接触給電を行っている場合には、第1制御部110と同時に、第2制御部210も動作するので、これについて図7を参照して説明する。
図7に示すように、第2制御部210はステップS320を実行する。ステップS320は、ユーザによる意図的な非接触給電のオフ指示や、非接触型給電部200の異常による強制的な非接触給電のオフ指示が検出されたか否かを、第2制御部210が判断するステップである。これらのオフ指示が検出された場合、すなわちYes判定の場合には、ステップS321に進み、オフ指示があった旨を第1制御部110に送信する。第1制御部110は、この送信を受けて、ステップS312における判断を行う。ステップS320においてNo判定の場合、ステップS322に進む。
ステップS322は、非接触給電路が遮断されたか否かを検出するステップである。前述のように、例えば、給電装置40とパッド220とが所定距離以上離れて、充電に適さない状態となった等の場合にはYes判定となる。Yes判定の場合には、ステップS323に進み、非接触給電路が遮断された旨を第1制御部110に送信する。第1制御部110は、この送信を受けて、ステップS313における判断を行う。ステップS322においてNo判定の場合、ステップS320に戻る。
次に、本実施形態に係る車両用充電装置10による作用効果について説明する。
この車両用充電装置10における非接触型給電部200は、後付けで車両用充電装置10に導入されるものであり、非接触型給電部200が必要なユーザのみが非接触給電が必要になった時点で取り付けることができる。例えば、車両用充電装置10のうち接触型給電部100のみを標準装備としておく。そして、ユーザは、新車購入時において、非接触給電の必要性を感じていれば、非接触型給電部200をオプションとして付加することができる。換言すれば、非接触型給電部200が不要なユーザは、車両に標準装備された接触型給電部100のみを購入すればよいから、無駄なコストを支払うことを防止できる。
また、非接触型給電部200における第2制御部210は、非接触給電の許可に関する認証データの中継と、給電の開始または終了の関するトリガー信号の第1制御部110への送信を行うことが主な機能であり、コンバータ120を制御する機能を有さない。このため、第2制御部210の回路構成を簡素化できるほか、第2制御部210を構成する部品点数を削減できるため、設計や製造等に係るコストを抑制することができる。すなわち、ユーザが非接触型給電部200をオプションとして付加する場合においても、オプションにかかるコストを抑制することができる。
言うまでもないが、ユーザは、新車購入時において車両用充電装置10のうち接触型給電部100のみを標準装備としておき、追って、カー用品店等で非接触型給電部200が備えられたモジュールを購入することもできる。ユーザは、自身の手によって接触型給電部100と非接触型給電部200とを通信可能なように接続することができる。これにより、車両を非接触給電に対応させることができる。
この場合においても、第2制御部210はコンバータを制御する機能を有さないから、上記理由と同様に、非接触給電の対応に要するコストを抑制することができる。
(変形例1)
道路上に敷設された給電装置40を利用して非接触給電を行う場合、給電装置40の設置状況や非接触給電に対する障害物など、道路インフラの状況によって、複数回の認証処理が必要な場合がある。このような場合を想定した車両用充電装置10の動作フローを説明する。
充電開始処理のステップS100(図4)において、認証のためのステップS127でYes判定とされた後に、再度、第2制御部210が認証データを保持できるように構成されているとよい。具体例には、ステップS127とステップS128の間において、車両IDなどの認証データを第1制御部110から受信しておく。すなわち、第2制御部210は、ステップS127とステップS128の間に、ステップS122と同様のステップを実行する。これにより、第2制御部210は、再認証が必要な場合に、データセンタ50に対して、認証データを遅滞なく送信することができる。
充電処理のステップS200においては、図8に示すように、第1制御部110の動作として、ステップS211とステップS212の間に、再認証のステップ(S216〜S219)が追加される。なお、図8において、再認証を行わない場合の第1制御部110の動作フローを示す図5に対して、追加されたステップS216〜S219は太枠で図示してある。以下、具体例に説明する。
ステップS211を実行後、第1制御部110はステップS216を実行する。ステップS216は、ステップS116においてされた認証が無効になっているか否かを判定するステップである。認証が有効の場合はNo判定であり、そのまま充電を継続する。一方、認証が無効になっている場合は、Yes判定であり、ステップS217に進む。
ステップS217は、第1制御部110が第2制御部210に対して、認証が無効となっている旨を通知するステップである。このステップS217で、第1制御部110は第2制御部210に対して認証切れフラグを送信する。
次いで、第1制御部110はステップS218を実行する。ステップS218は、第1制御部110が第2制御部210から認証結果を受信するステップである。すなわち、認証OKまたは認証NGのいずれかの結果が受信される。
次いで、第1制御部110はステップS219を実行する。ステップS219は、第2制御部210から受信した認証結果に基づいて、認証のOK/NGを判定するステップである。認証結果がOKであれば、Yes判定であり、再認証されたとみなされ充電を継続する。一方、認証結果がNGであれば、No判定であり、再度認証処理を試みる。
一方、再認証を行う場合には、充電処理のステップS200において、第2制御部210も動作する。これについて、図9を参照して説明する。
まず、図9に示すように、第2制御部210はステップS220を実行する。ステップS220は、第2制御部210が、第1制御部110から認証切れフラグを受信したか否かを判定するステップである。No判定の場合、すなわち認証切れフラグが受信されない場合、再びステップS220を実行し、認証切れフラグの受信待ち状態となる。前述のように、第1制御部110の動作のうちステップS217において、第1制御部110は第2制御部210に対して認証切れフラグを送信する。第2制御部210は、認証切れフラグを受信すると、ステップS220においてYes判定となり、ステップS221に進む。
ステップS221は、第2制御部210がデータセンタ50に対して、認証データとして車両IDを送信するステップである。このステップS221は、ステップS123と同様であるから詳細な説明を割愛する。データセンタ50は認証結果を第2制御部210に送信する。
次いで、第2制御部210はステップS222を実行する。このステップS222は、ステップS124と同様であり、第2制御部210が上記認証結果を受信するステップである。
次いで、第2制御部210はステップS223を実行する。このステップS223は、ステップS125と同様であり、第2制御部210が上記認証結果を第1制御部110に送信するステップである。これを受けて、図8に示すように、第1制御部110はステップS219を実行し、認証のOK/NGを判断する。
以上のように、第1制御部110および第2制御部210に再認証の動作フローを持たせることにより、万一、道路インフラに起因する認証切れが発生した場合でも、認証データの再認証を行うことによって、電池30の充電を継続することができる。
(第2実施形態)
第1実施形態においては、認証処理を第1制御部110のみが実行する例について説明した。具体例には、第1実施形態では、接触給電の場合にはステップS111、非接触給電の場合にはステップS116、および、変形例1におけるステップS219にて、第1制御部110が認証処理を実行する。これに対して、本実施形態では、非接触給電の場合の認証処理を、一時的に第2制御部210に代行させる例を示す。
まず、充電開始処理のステップS100について説明する。
図10に示すように、本実施形態における第1制御部110の動作フローは、第1制御部110が認証処理を行う例(図3)に対して、認証結果を受信して結果を判定するステップ、すなわち、ステップS115〜S117およびS119、を省略することができる。一方、第2制御部210の動作フローは、図11に示すように、第1実施形態の構成(図4)に対して、認証結果を第1制御部110に送信し、第1制御部110の回答を受信するステップ、すなわち、ステップS125およびS126を省略することができる。この場合、データセンタ50から受信した認証結果は、ステップS127により判定される。
次に、変形例1のように認証データの再認証を行う場合における充電処理のステップS200について説明する。
図12に示すように、第1制御部110の動作フローは、第1制御部110が認証処理を行う例(図8)に対して、認証のためのステップであるステップS218およびステップS219が実行されず、代わりに、第2制御部210から認証OKの旨を受信するステップS230が実行される。
一方、第2制御部210は、図13に示すように、第1制御部110が認証処理を行う例に対して、認証結果を第1制御部110に送信するステップS223を実行せず、データセンタ50から受信される認証結果のOK/NGを判断するステップS240を実行する。認証OKであれば、ステップS241にて、第2制御部210は、認証OKの旨を第1制御部110に対して送信する。第1制御部110はこれに対して、上記のステップS230を実行する。
つまり、本実施形態では、本来、第1制御部110が行う認証のステップS219を、第2制御部210がステップS240により代行するように構成されている。以上のように、認証処理を第2制御部210が代行することにより、認証に係る第1制御部110と第2制御部210との間のデータの送受信を省略することができるから、処理速度を向上させることができる。
なお、第2制御部210が第1制御部110の認証処理を代行する方法として、例えば、第1制御部110の有する充電制御プログラムのうち、認証に関わるサブルーチンを、第2制御部210が第1制御部110から一時的にダウンロードして利用するように構成すればよい。
上記したような認証の代行は、車両の走行中において、道路インフラの状況によって、複数回の認証処理が必要な場合にとくに効果を奏する。すなわち、走行中に高頻度で再認証が繰り返される場合には、一時的に第1制御部110が行うべき認証処理を第2制御部210に代行させることにより、認証の処理速度を向上させ、認証漏れを抑制することができる。
さらに、高頻度で再認証が繰り返される場合を想定して、図14に示すように、第2制御部210が、データのバッファリングを行うバッファ部240を有していることが好ましい。バッファ部240は、データセンタ50からの認証結果を一時的にバッファリングする。第2制御部210は、データセンタ50から受信した認証結果を逐次処理する。これにより、認証漏れによる認証切れが生じないようにできる。
(第3実施形態)
第1実施形態および第2実施形態に例示した車両用充電装置10では、非接触型給電部200が後付け可能に構成されている。ユーザは、第1制御部110と第2制御部210とをケーブルあるいは無線通信によって互いに接続するとともに、パッド220とコンバータ120とを互いに電気的に接続するだけでよい。一般のユーザが自身で後付けすることを想定し、接続の簡便性のため、第1制御部110と第2制御部210とは比較的簡単に接続可能なように構成されている。逆に言えば、悪意のあるユーザによって、第1制御部110に組み込まれた充電制御プログラムや電池コントローラ20に接続された各種ECUの内部情報を盗み見られたり、改変されたりする虞がある。とくに、プログラムや内部情報の改変は、車両の制御に重大な不具合を生じる虞があるため好ましくない。
これを回避するため、本実施形態における第1制御部110は、図15に示すように、第1制御部110から第2制御部210に対して出力される情報を暗号化する、暗号化手段としての暗号化部150を有している。また、第1制御部110は、第2制御部210側から入力される暗号化された情報を復号化する、復号化手段として復号化部160を有している。これにより、プログラムや内部情報への不正アクセスを防止することができる。
(第4実施形態)
上記した各実施形態では、車両用充電装置10のうち、非接触型給電部200が後付け可能に構成されている。上記したように、本発明に係る非接触型給電部200は、第2制御部210の回路構成を簡素化できるほか、第2制御部210を構成する部品点数を削減できる。このため、非接触型給電部200の模倣品が比較的簡単に製造されてしまう虞がある。
このような模倣品の利用を回避するため、本実施形態における第2制御部210は、第1制御部110に対して、電子証明書を発行する機能を有している。第1制御部110は、この電子証明書の通知を受信し、第2制御部210、ひいては非接触型給電部200が正規品であることを確認する。第1制御部110は、この確認の後に、非接触型給電部200における第2制御部210との間で、各種データの送受信を行う。これにより、非接触型給電部200の模倣品の不正利用を防止することができる。
なお、この電子証明書の発行処理が実行されるタイミングは特に限定されるものではない。非接触型給電部200を接触型給電部100に接続した時点で行われてもよいし、定期的に発行処理が行われてもよい。
(その他の実施形態)
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明は上記した実施形態になんら制限されることなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲において、種々変形して実施することが可能である。
上記した各実施形態では、非接触給電の開始に関して、図4に示すように、第1制御部110への給電開始の要求を、非接触給電路が確保された段階で自動的に行う例について示した。しかしながら、第1制御部110への給電開始要求は、非接触給電路が確保された状況下において、ユーザが非接触給電のオン指示を行うステップを介してもよい。すなわち、図4に対して、ステップS120とステップS121の間に、ユーザが非接触給電のオン指示を行うステップを挟んでもよい。
また、上記した各実施形態では、非接触給電の方式として、電波方式や電磁界共鳴方式を例に示したが、例えば電磁誘導方式などの他の方法も採用することができる。
なお、上記した各実施形態では、特許請求の範囲における請求項1に記載に準じ、車両用充電装置10が、接触型給電部100と非接触型給電部200を備えたものとして記載している。特許請求の範囲における請求項3に記載の車両用充電装置は、上記した各実施形態における非接触型給電部200に相当するものである。また、特許請求の範囲における請求項9に記載の車両用充電装置は、上記した各実施形態における接触型給電部100に相当するものである。
10・・・車両用充電装置,20・・・電池コントローラ,30・・・電池,40・・・給電装置,50・・・データセンタ
100・・・接触型給電部,110・・・第1制御部,120・・・コンバータ,130・・・コネクタ,140・・・スイッチ
200・・・非接触型給電部,210・・・第2制御部,220・・・パッド,230・・・認証データ送受信部

Claims (12)

  1. 車両に搭載された蓄電装置(30)を車両外部の給電装置(40)から充電するための車両用充電装置であって、
    前記給電装置から接触による給電を担う接触型給電部(100)と、
    前記接触型給電部に後付けされ、前記給電装置から非接触による給電を担う非接触型給電部(200)と、を備え、
    前記接触型給電部は、
    前記給電装置に電気的に接続可能に構成された受電端子(130)と、
    前記受電端子から入力される電圧を直流電圧に変換するコンバータ(120)と、
    前記コンバータの駆動を制御する第1制御部(110)と、を有し、
    前記非接触型給電部は、
    前記コンバータに後付けで接続可能にされ、前記給電装置に電磁的に結合することによって前記給電装置から非接触で受電するように構成された非接触受電部(220)と、
    前記第1制御部に後付けで接続可能にされた第2制御部(210)と、を有し、
    前記第2制御部は、前記コンバータを制御する機能を有すること無く、非接触の給電の開始または終了に関する信号を前記第1制御部に出力し、
    前記第1制御部は、前記給電装置から非接触で受電する場合において、前記信号をトリガーとして前記コンバータの駆動を制御することを特徴とする車両用充電装置。
  2. 前記第1制御部は、前記第2制御部との間で送受信される各種信号を暗号化する暗号化手段(150)と、暗号化された各種信号を復号する復号化手段(160)とを有することを特徴とする請求項1に記載の車両用充電装置。
  3. 車両に搭載された蓄電装置(30)を車両外部の給電装置(40)から非接触で充電するための車両用充電装置であって、
    入力される電圧を直流電圧に変換するため予め車両に搭載されたコンバータ(120)に対して接続可能に構成され、前記給電装置に電磁的に結合することによって前記給電装置から非接触で受電するように構成された非接触受電部(220)と、
    前記コンバータの駆動を制御するため予め車両に搭載された第1制御部(110)に対して接続可能に構成された第2制御部(210)と、を有し、
    前記第2制御部は、前記コンバータを制御する機能を有すること無く、非接触の給電の開始または終了に関する信号を前記第1制御部に出力することにより、前記第1制御部に対して、前記信号をトリガーとして前記コンバータの駆動を制御させることを特徴とする車両用充電装置。
  4. 前記第2制御部は、車両外部のデータセンタ(50)との間で、充電開始の許可に関する認証データを送受信する認証データ送受信部(230)を有し、
    前記認証データは、前記認証データ送受信部を介して、前記第1制御部と前記データセンタとの間で送受信され、前記第1制御部が前記認証データの認証処理を実行することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の車両用充電装置。
  5. 前記第2制御部は、前記車両の走行時において、一時的に前記認証処理を代行することを特徴とする請求項4に記載の車両用充電装置。
  6. 前記第2制御部は、前記第1制御部に対して電子証明書を発行することによって、前記第2制御部が正規品であることを前記第1制御部に通知することを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の車両用充電装置。
  7. 前記第2制御部は、前記給電装置から非接触の給電に関するパラメータを取得するとともに、前記パラメータを前記第1制御部に出力することを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の車両用充電装置。
  8. 前記パラメータは、前記給電装置から送電される電力およびその周波数の少なくとも一方を含むことを特徴とする請求項7に記載の車両用充電装置。
  9. 車両に搭載された蓄電装置(30)に対して車両外部の給電装置(40)から接触による充電を行うための車両用充電装置であって、
    前記給電装置に電気的に接続可能に構成された受電端子(130)と、
    前記受電端子から入力される電圧を直流電圧に変換するコンバータ(120)と、
    前記コンバータの駆動を制御する第1制御部(110)と、を有し、
    前記コンバータは、前記給電装置に電磁的に結合することによって前記給電装置から非接触で受電するように構成された非接触受電部が接続可能な非接触給電端子(190)を有し、
    前記第1制御部は、前記コンバータを制御する機能を有すること無く、非接触の給電の開始または終了に関する信号を前記第1制御部に出力する第2制御部が接続可能な通信端子(191)を有し、
    前記第1制御部は、前記給電装置から非接触で受電する場合において、前記信号をトリガーとして前記コンバータの駆動を制御することを特徴とする車両用充電装置。
  10. 前記第1制御部は、充電開始の許可に関する認証データを、車両外部のデータセンタ(50)との間で送受信するとともに、前記認証データの認証処理を実行することを特徴とする請求項9に記載の車両用充電装置。
  11. 前記第1制御部は、前記第2制御部から発行される電子証明書を受信するとともに、前記第2制御部が正規品であることを前記電子証明書に基づいて判定することを特徴とする請求項9または請求項10に記載の車両用充電装置。
  12. 前記第1制御部は、前記第2制御部との間で送受信される各種信号を暗号化する暗号化手段(150)と、暗号化された各種信号を復号する復号化手段(160)とを有することを特徴とする請求項9〜11のいずれか1項に記載の車両用充電装置。
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