JP2015154552A - 電源装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】負荷への供給電力を維持しつつ、充電電流制限を可能にする。【解決手段】電源装置40は、負荷71に電力を供給する蓄電池70と、並列接続された複数(n)台の電源ユニット50と、これらのn台の電源ユニット50を制御する監視制御部66と、を備えている。n台の電源ユニット50は、出力電流を所定の値に制限する定電流垂下特性と、所定の値以上の出力電流を出力する必要がある場合には出力電圧を垂下させて出力電流を増加させる定電力垂下特性と、を有し、負荷71へ電力を供給すると共に、蓄電池70を充電する。監視制御部66は、電源ユニット1台当たりの垂下電力Pset(=最大出力電力Po_max/n)を算出し、この垂下電力Psetの値を各電源ユニット50にそれぞれ設定して各電源ユニット50の定電力垂下特性をそれぞれ制御する。【選択図】図1

Description

本発明は、例えば、負荷へ電力を供給する電源ユニットの停止時に、蓄電池から負荷への電力供給を継続することにより、負荷へ無停電で安定した電力供給を行う電源装置に関するものである。
図2は、特許文献1、2等に記載された従来の電源装置の概略を示す構成図である。
交流(以下「AC」という。)電源1には、電源装置10が接続されている。電源装置10は、AC電源1から供給されるAC電力と、蓄電池20から供給される直流(以下「DC」という。)電力と、を入力し、負荷21の消費電力である負荷電力をその負荷21へ供給するDCの無停電電源装置である。
電源装置10は、AC電源1に接続された入力端子11を有し、この入力端子11に、複数の電源ユニット12(=12−1〜12−n)が並列に接続されている。各電源ユニット12は、AC電力をDC電力に変換してDCの出力電圧Vo及び出力電流Io/nをそれぞれ接続点13へ出力するAC/DCコンバータであり、出力電流Io/nが閾値を超えると、出力電圧Voを垂下させる定電流垂下特性を有している。複数の電源ユニット12は、電源ユニット故障時の負荷電力供給維持のために並列冗長構成になっている。
接続点13からは、出力電圧Voと合流された出力電流Ioとが出力される。接続点13には、出力端子17と入出力端子18とが分岐接続され、その出力端子17に、負荷21が接続され、更に、その入出力端子18に、蓄電池20が接続される。出力端子17からは、負荷電圧Vl及び負荷電流Ilが出力される。入出力端子18は、蓄電池20への充電電圧Vb及び充電電流Ibの出力、又は蓄電池20の放電電流を入力する端子である。
接続点13と出力端子17との間には、負荷電流Ilを検出する電流検出器14と、負荷電圧Vlを検出する電圧検出器15と、が設けられている。電流検出器14及び電圧検出器15の出力側には、制御部16が接続されている。制御部16は、電流検出器14及び電圧検出器15の検出信号を入力し、複数の電源ユニット12の運転状態を監視してそれらを制御する機能を有している。
このように構成される電源装置10において、複数の電源ユニット12は、負荷21へ所望の負荷電圧Vl及び負荷電流Ilを供給すると共に、蓄電池20へ充電電圧Vb及び充電電流Ibを供給する。又、蓄電池20は、電源ユニット停止時に電源ユニット12に代わって負荷21への電力供給を継続する。これにより、負荷21へ無停電で安定した電力供給を行うことができる。
特開平6−28042号公報 特開2013−46454号公報
しかしながら、従来の電源装置10では、次の(1)〜(4)のような課題があった。
(1) 従来の電源装置10では、負荷21の要求する負荷電流Ilが電源ユニット最大出力電流Io_maxに対して非常に小さく、なお且つ、蓄電池20が十分に充電されていない状況において、(最大出力電流Io_max−負荷電流Il)が蓄電池20の充電電流Ibとなり、過大な充電電流Ibによって蓄電池20の劣化(寿命)や破損が発生する虞がある。
(2) 前記(1)の対策として、充電電流Ibを計測する計測部19と、この計測結果に基づいて充電電流Ibを制御する充電電流制御部16aと、を設け、複数の電源ユニット12の最大出力電流Io_maxを制限することが考えられる。しかし、このような構成では、負荷21の消費する負荷電力が略一定の特性を示す定電力負荷(Vl×Il=一定)に対する供給において、(最大出力電流Io_max<負荷電流Il)となって電源ユニット12が垂下し、負荷電圧Vlが負荷21の動作電圧範囲(下限値)Vlimを下回ることにより、負荷21が停止してしまう虞がある。
(3) 図3は、従来の図2中の複数台の電源ユニット12の出力特性を示す図である。図3において、横軸は複数台の電源ユニット12の合流出力電流Io、及び、縦軸は複数台の電源ユニット12の出力電圧Voである。
例えば、電源ユニット12において、出力電圧Vo=48V、最大出力電流Io_max=100Aに設定した時の最大出力電力はPo_max=4.8kWとなる。電源ユニット12は、出力電流Ioが100Aより小さい通常運転時Nmodには、出力電圧Voが48Vの定電圧出力を行い、出力電流Ioが閾値電流100Aを超えると、定電流垂下特性により、一定の出力電流Io(=100A)を維持しつつ出力電圧Voが48V以下に低下して行く。
この電源装置10に負荷電圧Vl=48V時に負荷電流Il=90A(消費電力Pl=4.32kW)の負荷21を接続すると、(最大出力電力Po_max>負荷電力Pl)となり、負荷21への供給が可能である。しかし、蓄電池20の電圧がVb<43.2Vとなった場合、(Pl_max<Pl=4.32kW)となってしまうため、負荷21の動作電圧範囲(下限値)Vlim以下の負荷停止領域STaへ移行して、負荷21が停止してしまう虞がある。
仮に、蓄電池20の電圧がVb=41Vであったとすると、負荷21が必要とする負荷電流Ilは、(Il=4.32kW÷41.0V=105.4A)となり、電源ユニット12の最大出力電流Io_maxを超えてしまうため、負荷21が停止する虞がある。又、最大出力電流Io_maxを105.4A以上に設定した場合、出力電圧Vo=48V時の最大出力電力が(Po_max=48V×105.4A=5.06kW)となり、無駄な電力が発生する。
(4) 蓄電池回復充電時に、AC電源1から過大な入力電力を受電してしまうことにより、AC電源系統(電力系統)から電源装置10への供給電力の急激な増加が発生する虞がある。
本発明の電源装置は、負荷に電力を供給する蓄電池と、前記負荷へ電力を供給すると共に前記蓄電池を充電する電源ユニットと、前記電源ユニットの定電力垂下特性を制御する制御部と、を備えている。前記電源ユニットは、出力電流を所定の値に制限する定電流垂下特性と、前記所定の値以上の前記出力電流を出力する必要がある場合には出力電圧を垂下させて前記出力電流を増加させる前記定電力垂下特性と、を有している。
そして、前記制御部は、前記電源ユニットの最大出力電力をPo_max、前記負荷の消費する負荷電力をPl、前記蓄電池の放電終止電圧をVb_min、及び前記蓄電池への最大充電電流をIb_maxとしたときに、下記の式を満足するように、前記最大出力電力Po_maxの値を前記電源ユニットに設定して前記定電力垂下特性を制御することを特徴とする。
Po_max=(Pl/Vb_min+Ib_max)×Vb_min
=Pl+(Ib_max×Vb_min)
本発明の他の電源装置は、負荷に電力を供給する蓄電池と、前記負荷へ電力を供給すると共に前記蓄電池を充電する並列接続されたn(但し、n;複数)台の電源ユニットと、前記n台の電源ユニットの定電力垂下特性を制御する制御部と、を備えている。前記n台の電源ユニットは、出力電流を所定の値に制限する定電流垂下特性と、前記所定の値以上の前記出力電流を出力する必要がある場合には出力電圧を垂下させて前記出力電流を増加させる前記定電力垂下特性と、を有している。
そして、前記制御部は、前記n台の電源ユニットの最大出力電力をPo_max、前記電源ユニット1台当たりの最大出力電力である垂下電力をPset、前記負荷の消費する負荷電力をPl、前記蓄電池の放電終止電圧をVb_min、及び前記蓄電池への最大充電電流をIb_maxとしたときに、下記の式を満足するように、前記垂下電力Psetの値を前記各電源ユニットに設定して前記定電力垂下特性を制御することを特徴とする。
Pset=Po_max/n
Po_max=(Pl/Vb_min+Ib_max)×Vb_min
=Pl+(Ib_max×Vb_min)
本発明の電源装置によれば、負荷電圧Vl及び負荷電流Ilの検出値から算出される負荷電力Plと、最大充電電流Ib_max及び放電終止電圧Vb_minの設定値から決まる最大出力電力Po_maxに、電源ユニット出力電力を設定するだけで、負荷への供給電力を維持しつつ、充電電流制限が可能となる。更に、電源ユニットからの余剰な出力電力を抑制することにより、出力電力とほぼ比例関係にある電源ユニットの入力電力も抑制することが可能となり、省エネルギー化に貢献することが可能である。
図1は本発明の実施例1における電源装置の概略を示す構成図である。 図2は従来の電源装置の概略を示す構成図である。 図3は従来の図2中の複数台の電源ユニットの出力特性を示す図である。 図4は図1中の各電源ユニットの概略を示す構成図である。 図5は図1中の複数台の電源ユニットの垂下特性と負荷の負荷特性を示す図である。 図6は図1中の複数台の電源ユニットと負荷及び蓄電池充電電流の関係を示す図である。 図7は図1の電源装置における電源ユニット垂下電力設定の動作を示すフローチャートである。 図8は本発明の実施例2における電源装置の概略を示す構成図である。 図9は図8中の電源ユニットと負荷及び蓄電池充電電流の関係を示す図である。 図10は本発明の実施例3における電源装置の概略を示す構成図である。 図11は本発明の実施例4における電源装置の概略を示す構成図である。 図12は本発明の実施例5における電源ユニットの概略を示す構成図である。
本発明を実施するための形態は、以下の好ましい実施例の説明を添付図面と照らし合わせて読むと、明らかになるであろう。但し、図面はもっぱら解説のためのものであって、本発明の範囲を限定するものではない。
(実施例1の構成)
図1は、本発明の実施例1における電源装置の概略を示す構成図である。
AC電源31には、電源装置40が接続されている。電源装置40は、AC電源31から供給されるAC電力と、蓄電池70から供給されるDC電力と、を入力し、負荷71の消費電力である負荷電力をその負荷71へ供給するDCの無停電電源装置である。
AC電源31は、例えば、商用のAC単相200V又はAC3相200Vであり、これに対応して、電源装置40も、AC単相用又はAC3相用のDC電源装置である。なお、説明を簡単にするために、以下、AC電源31はAC単相200Vであり、電源装置40も、AC単相用の電源装置であるとして説明する。
電源装置40は、AC電源31に接続された入力端子41を有し、この入力端子41に、複数台の電源ユニット50(=50−1〜50−n)が並列に接続されている。各電源ユニット50は、AC電力をDC電力に変換してDCの出力電圧Vo及び出力電流Io/nをそれぞれ接続点63へ出力するAC/DCコンバータである。各電源ユニット50は、出力電流Io/nを所定の値に制限する定電流垂下特性と、設定される垂下電力Psetに基づき、その所定の値以上の出力電流Io/nを出力する必要がある場合には出力電圧Voを垂下させて出力電流Io/nを増加させる定電力垂下特性と、を有し、更に、運転状態を表す運転状態信号S50を出力する機能を有している。この複数台の電源ユニット50は、電源ユニット故障時の負荷電力供給維持のために並列冗長構成になっている。
接続点63からは、出力電圧Voと合流された出力電流Ioとが出力される。接続点63には、出力端子67と入出力端子68とが分岐接続され、その出力端子67に、負荷71が接続され、更に、その入出力端子68に、蓄電池70が接続される。出力端子67からは、負荷電圧Vl及び負荷電流Ilが出力される。入出力端子68は、蓄電池70への充電電圧Vb及び充電電流Ibの出力、又は蓄電池70の放電電流を入力する端子である。
接続点63と出力端子67との間には、電流検出器64及び電圧検出器65が設けられている。電流検出器64は、負荷電流Ilを検出してこの負荷電流Ilに対応した電圧の電流検出信号S64を出力するものであり、ホール効果素子等により構成されている。電圧検出器65は、負荷電圧Vlを検出してこの負荷電圧Ilに対応した電圧の電圧検出信号S65を出力するものであり、抵抗分圧回路等により構成されている。
電流検出器64及び電圧検出器65の出力側には、制御部としての監視制御部66が接続されている。監視制御部66は、電流検出器64の電流検出信号S64、電圧検出器65の電圧検出信号S65、及び各電源ユニット50の運転状態信号S50を入力し、複数台の電源ユニット50の運転状態を監視すると共に、各電源ユニット50に対して所定の垂下電力Psetを設定してその各電源ユニット50の定電力垂下特性を制御する機能等を有している。
監視制御部66は、電流検出手段としての出力電流監視部66a、電圧検出手段としての出力電圧監視部66b、運転状態監視手段としての運転状態監視部66c、条件設定手段としての条件設定部66d、演算手段としての演算部66e、及び、垂下電力設定手段としての垂下電力設定部66fを有し、例えば、中央処理装置(CPU)等で構成されている。
出力電流監視部66aは、所定のサンプリング時間t(sec)毎に、電流検出器64の電流検出信号S64を入力して負荷電流Ilを検出し、その負荷電流Ilを監視する機能を有している。出力電圧監視部66bは、所定のサンプリング時間t(sec)毎に、電圧検出器65の電圧検出信号S65を入力して負荷電圧Vlを検出し、その負荷電圧Vlを監視する機能を有している。運転状態監視部66cは、各電源ユニット50から出力される運転状態信号S50を入力して複数台の電源ユニット50(=50−1〜50−n)の並列運転台数nを監視し、運転台数信号S66cを出力すると共に、電源ユニット50が故障して運転台数が減少した時には、警報信号を出力する機能等を有している。条件設定部66dは、運転状態監視部66cから出力される運転台数信号S66cを入力して運転台数nを設定すると共に、蓄電池70への最大充電電流Ib_maxと、蓄電池70の放電終止電圧Vb_minと、を設定する機能を有している。
演算部66eは、検出された負荷電流Il及び負荷電圧Vlと、設定された最大充電電流Ib_max及び放電終止電圧Vb_minとに基づき、負荷電圧Vlと負荷電流Ilとを乗算して負荷71の消費電力である負荷電力Pl(=Vl×Il)を算出し、最大充電電流Ib_max及び放電終止電圧Vb_minを乗算し、この乗算結果(Ib_max×Vb_min)と負荷電力Plとを加算して最大出力電力Po_max
Po_max=Pl+(Ib_max×Vb_min)
を算出し、電源ユニット1台当たりの垂下電力Pset(=Po_max/n)を算出する機能を有している。更に、垂下電力設定部66fは、算出された垂下電力Psetを各電源ユニット50に対して設定する機能を有している。
図4(a)〜(d)は、図1中の各電源ユニット50の概略を示す構成図であり、同図(a)は、電源ユニット50の全体の構成、同図(b)は、同図(a)中の出力電圧安定化回路58の構成例、同図(c)は、同図(a)中の垂下制御回路59の構成例、及び、同図(d)は、同図(a)中のPWM制御回路62の構成例をそれぞれ示す図である。
電源ユニット50は、AC電源31から供給されるAC電力を入力する2つの入力端子51a,51bを有し、この入力端子51a,51bに、整流回路52が接続されている。整流回路52は、入力されるAC電力を整流してDC電力を出力する回路であり、ダイオードブリッジ回路等により構成されている。整流回路52の+側出力端子は、DC/DCコンバータ53を介して、整流回路52の−側出力端子に接続されている。
DC/DCコンバータ53は、変圧器(以下「トランス」という。)53aと、このトランス53aの1次巻線53a1に直列に接続されたパワーMOSFET等のスイッチング素子53b等と、を有している。トランス53aは、巻数Npの1次巻線53a1と、巻数Nsの2次巻線53a2と、により構成されている。スイッチング素子53bと整流回路52の−側出力端子との間には、電流検出器54が設けられている。電流検出器54は、1次側のDC電流Idを検出してこのDC電流Idに対応した電圧の電流検出信号S54を出力するものであり、ホール効果素子等により構成されている。
トランス53aにおける2次巻線53a2の2つの電極には、整流・平滑回路55が接続されている。整流・平滑回路55は、2次巻線53a2の出力電力を整流する2つの整流ダイオード55a,55bと、その整流された出力電力を平滑するチョークコイル55c及び平滑コンデンサ55dと、を有している。整流・平滑回路55の+側出力端子及び−側出力端子には、DCの出力電圧Vo及び出力電流Io/nを出力する+側出力端子56a及び−側出力端子56bが接続されている。−側出力端子56bは、グランドGNDに接続されている。整流・平滑回路55の+側出力端子と+側出力端子56aとの間には、電圧検出器57が設けられている。電圧検出器57は、出力電圧Voを検出してこの出力電圧Voに対応した電圧の電圧検出信号S57を出力するものであり、抵抗分圧回路等により構成されている。
電圧検出器57の出力側には、出力電圧安定化回路58及び垂下制御回路59が接続されている。出力電圧安定化回路58は、例えば、誤差増幅器58a等で構成され、電圧検出信号S57及び基準電圧Vrefを入力し、これらの電圧検出信号S57と基準電圧Vrefとを誤差増幅器58aで比較して、この比較結果が零になるような安定化信号S58を出力する回路である。
垂下制御回路59は、垂下電力Psetが入力されると、定電圧垂下モードになり、電流検出信号S54及び電圧検出信号S57に基づき、その垂下電力Psetを維持するような出力電圧Vo及び出力電流Io/nを出力端子56a,56bから出力させるような垂下制御信号S59を出力する回路である。垂下制御回路59は、例えば、乗算器59a及び誤差増幅器59b等により構成されている。乗算器59aは、電圧検出信号S57と、出力電流Io/nに対応する電圧信号(=電流検出信号S54×Np/Ns、但し、Np/Nsはトランス53aの1次巻線Npと2次巻線Nsとの巻数比)と、を乗算し、この乗算結果である乗算信号S59aを出力する回路である。誤差増幅器59bは、乗算信号S59aと垂下電力Psetとを比較し、この比較結果が零になるような垂下制御信号S59を出力する回路である。
出力電圧安定化回路58及び垂下制御回路59の出力側には、それぞれ逆電流阻止用のダイオード60,61を介して、パルス幅変調(以下「PWM」という。)制御回路62が接続されている。PWM制御回路62は、例えば、コンパレータ62a等により構成され、コンパレータ62aにより、ダイオード60又は61を介して入力される安定化信号S58又は垂下制御信号S59を、基準となる三角波信号CPsと比較し、オンデューティが可変されたPWM信号S62を出力して、スイッチング素子53bをオン/オフ動作させる回路である。
なお、各電源ユニット50では、図示しない監視部により、出力端子56a,56bから出力される出力電力Voを監視して、正常に運転しているか、あるいは故障しているかの運転状態を表す運転状態信号S50を、図1中の監視制御部66へ出力する機能を有している。
(電源ユニットの垂下特性と負荷特性)
図5は、図1中の複数台の電源ユニット50の垂下特性と負荷71の負荷特性を示す図である。図5において、横軸は電流I及び縦軸は電圧Vである。
負荷71の消費電力である負荷電力Plは、図5中の破線で示すように、電源ユニット50の出力電圧Vo(=負荷電圧Vl)の低下に伴って一定の定電力特性(Pl=負荷電圧Vl×負荷電流Il)を示す。これに対して、図5中の実線で示すように、複数台の電源ユニット50の出力電力Poを、Po≧Plになるように垂下特性を調整(即ち、出力電力Po=出力電圧Vo×出力電流Io=一定となるように定電力特性を調整)することにより、蓄電池70の電圧Vbが低下した状態においても、負荷71への供給電力が不足することは無い。この時、複数台の電源ユニット50の最大出力電力を、Po=(Pl/Vb+Ib)×Vbに設定することにより、負荷71への供給電力を維持しつつ、蓄電池充電電流Ibを任意の値以下に制限することが可能となる。
(電源ユニットと負荷及び蓄電池充電電流の関係)
図6は、図1中の複数台の電源ユニット50と負荷71及び蓄電池充電電流Ibの関係を示す図である。図6において、横軸は電流I及び縦軸は電圧Vである。
蓄電池70の電圧がVbで与えられた時、充電電流Ibは、
Ib=Io−Il=(Po−Pl)/Vb
となる。充電電流Ibは、蓄電池70の電圧Vbが最小の時に最大となるため、蓄電池Vbに蓄電池放電終止電圧Vb_minを代入して出力電力Poを決定すれば、最大充電電流Ib_maxの値を制限することができる。
(電源ユニットの動作)
図4の電源ユニット50は、通常運転時において、次のように動作する。
複数台の電源ユニット50は、例えば、図3に示すように、出力電圧がVo=48V、最大出力電流がIo_max=100Aの時、最大出力電力がPo_max=4.8kWであると仮定する。
各電源ユニット50において、AC電源31から供給されるAC電力が、入力端子51a,51bに入力されると、そのAC電力が、整流回路52によってDC電力に整流される。整流されたDC電力は、PWM信号S62によってオン/オフ動作するスイッチング素子53bにより、AC電力に変換される。変換されたAC電力のAC電圧は、トランス53aによって所定電圧に変換される。変換された所定電圧のAC電力は、ダイオード55a,55bによってDC電力に整流された後、チョークコイル55c及び平滑コンデンサ55dによって平滑され、平滑されたDCの出力電流Io/n及び出力電圧Vo(=48V)からなる出力電力Poが、出力端子56a,56bから出力される。
各電源ユニット50から出力された出力電流Io/nは、合流されて出力電流Ioとなり、図1中の接続点63から出力される。
図1中の負荷71の変動等により、各電源装置50の出力端子56a,56bから出力される出力電圧Voが基準電圧Vref(=48V)から変動したとする。
出力電圧安定化回路58は、電圧検出器57の電圧検出信号S57と基準電圧Vref(=48V)とを比較し、この比較結果である安定化信号S58が零になるように、ダイオード60及びPWM制御回路62を通して、PWM信号S62のオンデューティを変化させる。変化したオンデューティのPWM信号S62により、スイッチング素子53bがオン/オフ動作し、図5及び図6に示すように、出力電圧Voが一定の48Vに維持され、図1中の接続点63から出力される。
図1中の接続点63から定電圧の出力電圧Vo(=48V)が出力されている時、蓄電池70は、充電電流Ibにより、図6中の蓄電池70の電圧Vbに示すように、定電圧充電される。
図1中の負荷71が定電力特性を有し、複数台の電源ユニット50の出力電圧Voが図5中の一定電圧48Vより低下した場合の動作を説明する。
各電源ユニット50内の垂下制御回路59は、図1中の垂下電力設定部66fによって垂下電力Psetが設定されると、定電力垂下モードへ移行し、垂下電力Psetを維持するような出力電圧Vo及び出力電流Io/nを出力させるように、ダイオード61及びPWM制御回路62を通して、PWM信号S62のオンデューティを可変し、スイッチング素子53bをオン/オフ動作させて定電力動作を行わせる。これにより、図1中の蓄電池70は、図6に示すように、最大充電電流Ib_max以下の充電電流Ib(=Io−Il)で充電される。そのため、蓄電池70の劣化や破損を防止できる。
(電源装置の全体の動作)
図7は、図1の電源装置40における電源ユニット垂下電力設定の動作を示すフローチャートである。
この図7を参照しつつ、図1の電源装置40の全体の動作を説明する。
電源装置40の動作が開始され、ステップSP1において、監視制御部66内の運転状態監視部66cは、各電源ユニット50から与えられる運転状態信号S50に基づき、複数台の電源ユニット50の運転台数を表す運転台数信号S66cを条件設定部66dへ出力する。これにより、条件設定部66dには、電源ユニット並列運転台数nが設定され、ステップSP2へ進む。ステップSP2において、条件設定部66dに、蓄電池70の最大充電電流Ib_maxの値が設定され、ステップSP3へ進む。ステップSP3において、条件設定部66dに、蓄電池70の放電終止電圧Vb_minの値が設定され、ステップSP4へ進む。
ステップSP4において、出力電圧監視部66bは、所定のサンプリング時間t(sec)毎に、電圧検出器65の電圧検出信号S65を入力し、現在の負荷電圧Vl(i)を計測する。更に、出力電流監視部66aも、所定のサンプリング時間t(sec)毎に、電流検出器64の電流検出信号S64を入力し、現在の負荷電流Il(i)を計測し、ステップSP5へ進む。
ステップSP5において、演算部66eは、計測された現在の負荷電圧Vl(i)と負荷電流Il(i)とから、現在の負荷電力Pl(i)(=Vl(i)×Il(i))を算出し、ステップSP6へ進む。ステップSP6において、演算部66eは、算出された負荷電力Pl(i)と、設定された最大充電電流Ib_max及び放電終止電圧Vb_minと、から次式に従って複数台の電源ユニット50の垂下電力Po_maxを算出し、ステップSP7へ進む。
Po_max=Pl(i)+(Vb_min×Ib_max)
ステップSP7において、演算部66eは、電源ユニット1台当たりの垂下電力Pset(=Po_max/n)を算出し、ステップSP8へ進む。ステップSP8において、垂下電力設定部66fは、各電源ユニット50の垂下電力を垂下電力Psetの値に設定する。すると、各電源ユニット50は、定電力垂下モードへ移行し、垂下電力Psetを維持するような出力電圧Vo及び出力電流Io/nを出力するように、定電力動作を行う。これにより、蓄電池70は、図6に示すように、最大充電電流Ib_max以下の充電電流Ib(=Io−Il)で充電される。そのため、蓄電池70の劣化や破損を防止できる。
次に、ステップSP9において、条件設定部66dは、電源ユニット並列運転台数n、最大充電電流Ib_max、及び放電終止電圧Vb_minの値に変更があるか否かを判定し、変更があれば(Yes)、ステップSP10へ進み、変更が無ければ(No)、それらの設定値(n,Ib_max,Vb_min)を変更せずに、ステップSP4における負荷電圧Vl(i)及び負荷電流Il(i)のサンプリング処理へ戻る。ステップSP10において、条件設定部66dは、設定値(n,Ib_max,Vb_min)を変更値に再設定してから、ステップSP4のサンプリング処理に戻り、以後、同様の処理を行う。
本実施例1における具体例として、電源ユニット故障時の負荷電力供給維持のために並列冗長構成を有する電源装置40において、垂下電力Po_maxの値が、
Po_max≧{(n+1)Pl+(Ib_max×Vb_min)}/n
となるように、図6中の最大充電電流Ib_maxの値を設定すれば、運用中に並列接続された複数台の電源ユニット50の内、例えば1台が故障しても、負荷71への電力供給を維持しつつ、最大充電電流Ib_maxを制限することが可能となる。
(実施例1の変形例)
出力電圧安定化回路58及び垂下制御回路59は、デジタル・シグナル・プロセッサ(DSP)等により構成しても良い。
(実施例1の効果)
本実施例1の電源装置40によれば、負荷電圧Vl及び負荷電流Ilの計測値から算出される負荷電力Plと、最大充電電流Ib_max及び放電終止電圧Vb_minの設定値と、から決まる最大出力電力Po_maxに、電源ユニット出力電力Poを設定するだけで、負荷71への供給電力を維持しつつ、蓄電池70への充電電流制限が可能となる。又、複数台の電源ユニット50からの余剰な出力電力Poを抑制することにより、出力電力Poとほぼ比例関係にある電源ユニット50の入力電力も抑制することが可能となり、省エネルギー化に貢献することが可能である。
(実施例2の構成)
図8は、本発明の実施例2における電源装置の概略を示す構成図であり、実施例1を示す図1中の要素と共通の要素には共通の符号が付されている。
本実施例2の電源装置40は、実施例1の電源装置40と同様の構成であるが、その動作が異なる。
(実施例2の動作)
図9は、図8中の電源ユニット50と負荷71及び蓄電池充電電流Ibの関係を示す図であり、実施例1の図6と対応している。図9において、横軸は電流I及び縦軸は電圧Vである。
本実施例2の電源装置40では、監視制御部66で設定される電源ユニット1台当たりの垂下電力Psetを、実施例1の垂下電力Psetよりも小さく設定し、実線で示される電源装置40の定電力特性を、実施例1の定電力特性よりも図9中の矢印方向に移動している。
複数台の電源ユニット50の出力電流Ioを負荷電流Ilよりも小さくして(Io<Il)、複数台の電源ユニット50の出力電流Ioを制限する。電流の不足分(=Il−Io)は、蓄電池70を強制放電させてこの放電電流Ibにより供給する。
(実施例2の効果)
本実施例2の電源装置40によれば、複数台の電源ユニット50の出力電流Ioを制限しているので、複数台の電源ユニット50の出力電力Poとほぼ比例関係にある電源ユニット50の入力電力を制限(ピークカット)して、より省エネルギー化に貢献することが可能である。
(実施例3の構成)
図10は、本発明の実施例3における電源装置の概略を示す構成図であり、実施例2を示す図8中の要素と共通の要素には共通の符号が付されている。
本実施例3では、実施例2と同様の電源装置40の出力端子67側に、他のDC電源(例えば、太陽電池)72及び太陽光発電(以下「PV」という。)コンバータ73が接続されている。
(実施例3の動作)
本実施例3では、太陽電池72から出力されるDC電力をPVコンバータ73へ与える。PVコンバータ73では、太陽電池72の出力電力に対して最大電力点追従(MPPT)制御を行い、出力電流Ipvを負荷71へ供給する。
この際、PVコンバータ73の出力電流Ipvを優先し、複数台の電源ユニット50の出力電流Ioを負荷電流Ilよりも小さくして(Io<Il)、複数台の電源ユニット50の出力電流Ioを制限する。電流の不足分は、蓄電池70を強制放電させてこの放電電流Ibにより供給する。
(実施例3の変形例)
PVコンバータ73を蓄電池70側に接続して、余剰電力発生時には蓄電池70に充電する構成に変形しても良い。又、太陽電池72及びPVコンバータ73に代えて、燃料電池等の他のDC電源を使用しても良い。
(実施例3の効果)
本実施例3の電源装置40によれば、太陽電池72等の他のDC電源との連携を行っているので、複数台の電源ユニット50の入力電力を制限して、より省エネルギー化に貢献することが可能である。
(実施例4の構成)
図11は、本発明の実施例4における電源装置の概略を示す構成図であり、実施例1を示す図1中の要素と共通の要素には共通の符号が付されている。
実施例1の電源装置40では、複数台の電源ユニット50(=50−1〜50−n)を設けた並列冗長構成になっている。これに対し、本実施例4の電源装置40Aでは、実施例1の複数台の電源ユニット50に代えて、1台の電源ユニット50Aが設けられている。本実施例4の電源ユニット50Aは、実施例1の電源ユニット50と同一の構成であり、故障等の運転状態を表す運転状態信号S50Aを出力して、実施例1と同様の監視制御部66へ与える機能を有している。
(実施例4の動作)
本実施例4の電源装置40Aでは、実施例1と同様に、電源ユニット50Aから出力される運転状態信号S50Aと、電流検出器64から出力される電流検出信号S64と、電圧検出器65から出力される電圧検出信号S65と、が監視制御部66へ与えられる。監視制御部66が動作して、この監視制御部66から垂下電力Psetが出力され、電源ユニット50Aに設定される。すると、電源ユニット50Aは、定電力垂下モードへ移行し、垂下電力Psetを維持するような出力電圧Vo及び出力電流Ioを出力するように、定電力動作を行う。これにより、蓄電池70は、最大充電電流Ib_max以下の充電電流Ib(=Io−Il)で充電されるため、蓄電池70の劣化や破損を防止できる。
(実施例4の変形例)
監視制御部66内の運転状態監視部66cは、電源ユニット50Aから出力される運転状態信号S50Aに基づき、電源ユニット50Aの故障を知らせる警報信号S66c−1を出力する構成にしても良い。これにより、電源ユニット50Aの故障を外部から確認でき、メンテナンスが容易になる。又、電源装置40Aの構成を簡単にするために、運転状態信号S50A及び運転状態監視部66cを削減しても良い。
(実施例4の効果)
本実施例4では、実施例1と略同様の効果がある。
(実施例5の構成)
図12は、本発明の実施例5における電源ユニットの概略を示す構成図であり、実施例1を示す図4中の要素と共通の要素には共通の符号が付されている。
本実施例1〜4の電源装置40,40Aでは、AC電源31を入力してDC電力Poを出力する構成になっているが、そのAC電力31に代えてDC電力を入力し、所定のDC電力Poを出力する構成にしても良い。この場合の電源ユニット50Bの構成例が、図12に示されている。
本実施例4の電源ユニット50Bでは、DC電力31Bを入力する入力端子51a,51bを有し、実施例1の整流回路52を省略して、その入力端子51a,51bを、実施例1と同様のDC/DCコンバータ53に接続している。
(実施例5の動作)
本実施例4の電源ユニット50Bでは、入力端子51a,51bから入力されたDC電力31Bが、DC/DCコンバータ53でAC電力に変換され、整流・平滑回路55で所定のDC電力に変換され、出力端子56a,56bから所定の出力電力Poが出力される。
(実施例5の効果)
本実施例5では、実施例1〜4と略同様の効果がある。
(実施例1〜5の他の変形例)
本発明は、上記実施例1〜5に限定されず、更に他の利用形態や変形が可能である。この利用形態や変形例としては、例えば、次の(a)、(b)のようなものがある。
(a) 電源ユニット50,50A,50Bは、図示以外の回路構成に変更しても良い。例えば、トランス53aの1次側に設けられた電流検出器54は、そのトランス53aの2次側に設けても良い。これにより、垂下制御回路59において、(電流Id×Np/Ns)から出力電流Ioを算出する処理を省略できる。
(b) 図7の電源ユニット垂下電力設定処理は、他の処置手順に変更しても良い。
40,40A 電源装置
50,50−1〜50−n,50A,50B 電源ユニット
53 DC/DCコンバータ
55 整流・平滑回路
54,64 電流検出器
57,65 電圧検出器
58 出力電圧安定化回路
59 垂下制御回路
62 PWM制御回路
66 監視制御部
66a 出力電流監視部
66b 出力電圧監視部
66c 運転状態監視部
66d 条件設定部
66e 演算部
66f 垂下電力設定部
70 蓄電池
71 負荷
72 太陽電池

Claims (9)

  1. 負荷に電力を供給する蓄電池と、
    出力電流を所定の値に制限する定電流垂下特性と、前記所定の値以上の前記出力電流を出力する必要がある場合には出力電圧を垂下させて前記出力電流を増加させる定電力垂下特性と、を有し、前記負荷へ電力を供給すると共に前記蓄電池を充電する電源ユニットと、
    前記電源ユニットの前記定電力垂下特性を制御する制御部と、
    を備える電源装置であって、
    前記制御部は、
    前記電源ユニットの最大出力電力をPo_max、前記負荷の消費する負荷電力をPl、前記蓄電池の放電終止電圧をVb_min、及び前記蓄電池への最大充電電流をIb_maxとしたときに、下記の式を満足するように、前記最大出力電力Po_maxの値を前記電源ユニットに設定して前記定電力垂下特性を制御することを特徴とする電源装置。
    Po_max=(Pl/Vb_min+Ib_max)×Vb_min
    =Pl+(Ib_max×Vb_min)
  2. 前記制御部は、
    前記最大充電電流Ib_max及び前記放電終止電圧Vb_minの値を設定する条件設定手段と、
    所定のサンプリング時間毎に前記負荷へ供給する負荷電流Ilを検出する電流検出手段と、
    前記所定のサンプリング時間毎に前記負荷へ印加する負荷電圧Vlを検出する電圧検出手段と、
    前記負荷電圧Vlと前記負荷電流Ilとを乗算して前記負荷電力Plを算出し、前記最大充電電流Ib_max及び前記放電終止電圧Vb_minを乗算し、この乗算結果(Vb_min×Ib_max)と前記負荷電力Plとを加算して前記最大出力電力Po_maxを算出する演算手段と、を有し、
    算出された前記最大出力電力Po_maxの値を前記電源ユニットに設定することを特徴とする請求項1記載の電源装置。
  3. 負荷に電力を供給する蓄電池と、
    出力電流を所定の値に制限する定電流垂下特性と、前記所定の値以上の前記出力電流を出力する必要がある場合には出力電圧を垂下させて前記出力電流を増加させる定電力垂下特性と、を有し、前記負荷へ電力を供給すると共に前記蓄電池を充電する並列接続されたn(但し、n;複数)台の電源ユニットと、
    前記n台の電源ユニットの前記定電力垂下特性を制御する制御部と、
    を備える電源装置であって、
    前記制御部は、
    前記n台の電源ユニットの最大出力電力をPo_max、前記電源ユニット1台当たりの最大出力電力である垂下電力をPset、前記負荷の消費する負荷電力をPl、前記蓄電池の放電終止電圧をVb_min、及び前記蓄電池への最大充電電流をIb_maxとしたときに、下記の式を満足するように、前記垂下電力Psetの値を前記各電源ユニットに設定して前記定電力垂下特性を制御することを特徴とする電源装置。
    Pset=Po_max/n
    Po_max=(Pl/Vb_min+Ib_max)×Vb_min
    =Pl+(Ib_max×Vb_min)
  4. 前記制御部は、
    前記最大出力電力Po_maxの値が、
    Po_max≧{(n+1)Pl+(Ib_max×Vb_min)}/n
    となるように前記最大充電電流Ib_maxの値を設定することを特徴とする請求項3記載の電源装置。
  5. 前記制御部は、
    前記最大充電電流Ib_max及び前記放電終止電圧Vb_minの値を設定する条件設定手段と、
    所定のサンプリング時間毎に前記負荷へ供給する負荷電流Ilを検出する電流検出手段と、
    前記所定のサンプリング時間毎に前記負荷へ印加する負荷電圧Vlを検出する電圧検出手段と、
    前記負荷電圧Vlと前記負荷電流Ilとを乗算して前記負荷電力Plを算出し、前記最大充電電流Ib_max及び前記放電終止電圧Vb_minを乗算し、この乗算結果(Vb_min×Ib_max)と前記負荷電力Plとを加算して前記最大出力電力Po_maxを算出し、前記最大出力電力Po_maxを前記nで除算して前記垂下電力Psetを算出する演算手段と、を有し、
    算出された前記垂下電力Psetの値を前記各電源ユニットにそれぞれ設定することを特徴とする請求項3又は4記載の電源装置。
  6. 前記電源ユニットから出力される前記出力電流と、前記蓄電池から放電される放電電流と、を合流して前記負荷へ供給することを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項記載の電源装置。
  7. 電源から出力される電源電流と、前記電源ユニットから出力される前記出力電流と、前記蓄電池から放電される放電電流と、を合流して前記負荷へ供給することを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項記載の電源装置。
  8. 前記電源ユニットは、交流電力を直流電力に変換するコンバータにより構成されていることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項記載の電源装置。
  9. 前記電源ユニットは、直流電力を所定の直流電力に変換するコンバータにより構成されていることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項記載の電源装置。
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