JP2015153401A - プログラム及びサーバ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】設計時の工数増大を回避しつつ、被験者に適合する色グループの診断精度を向上させることができるプログラム及びサーバ装置を提供する。
【解決手段】端末側記憶部に記憶された質問事項を読み出して携帯端末の表示部に表示する。そして、質問事項が表示されるたびに、その質問事項に対する回答を携帯端末の入力部を介して取得し、取得した回答に応じたタイプに対してポイントを付与する。そして、各タイプのそれぞれについて、付与されたポイントを集計し、集計されたポイントが最も多いタイプが被験者に適合する色グループである旨を表示部に表示する。
【選択図】 図3

Description

本発明は、被験者に適合する色グループを診断するためのプログラム及びサーバ装置に関する。
従来、メークや衣服等のコーディネートを決める際に、パーソナルカラーが利用されている。パーソナルカラーとは、個々人に適合する(似合う)色のことである。パーソナルカラーに基づくコーディネートを取り入れることで、人の魅力を高めることができる。
ここで、下記特許文献1には、個々人に適合する色グループを判別するカラーコーディネートシステムが記載されている。このシステムでは、春〜冬タイプに区分けされた4つの色グループのうち、いずれの色グループが被験者に適合する色グループであるかを判別する。4つの色グループは、イエローベース及びブルーベースによって区分けされている。イエローベースの色グループは、明度レベルの高低に従い、さらに春タイプ及び秋タイプの色グループに区分けされており、ブルーベースの色グループは、明度レベルの高低に従い、さらに夏タイプ及び冬タイプの色グループに区分けされている。
上記システムでは、まず、被験者の肌のベース色がイエローベースかブルーベースかを判別する択一形式の複数の質問事項をディスプレイに順次表示する。そして、表示された各質問事項から得られた回答に基づいて、被験者の肌の色がイエローベース及びブルーベースのうちいずれであるかを判別する。続いて、判別されたベース色に属する2つの色グループのうち、いずれの色グループが被験者の肌のベース色に適合するかを判別する択一形式の複数の質問事項をディスプレイに順次表示する。そして、表示された各質問事項から得られた回答に基づいて、被験者の肌のベース色に適合する色グループを最終的に判別する。
特開平11−338913号公報
ここで、上記特許文献1に記載されたシステムでは、被験者の肌の色がイエローベースであるかブルーベースであるかを判別した上で、判別されたベース色に属する色グループのいずれかを被験者に適合する色グループとして判別している。このため、ベース色にとらわれた診断結果が導かれる等、ベース色が診断結果に及ぼす影響と明度レベルが診断結果に及ぼす影響とのバランスを欠き、色グループの診断精度が低下するおそれがある。
また、上記特許文献1に記載されたシステムでは、ベース色を判別した後、最終的な色グループ判別用の質問事項に対する回答の選択肢を、各ベース色のそれぞれで専用に設定している。具体的には、春タイプであるか秋タイプであるかの判別用と、夏タイプであるか冬タイプであるかの判別用とのそれぞれで専用に設定している。このため、用意すべき質問事項の選択肢数が増大し、システム設計の工数が増大するおそれがある。このように、被験者に適合する色グループを診断する手法については、未だ改善の余地を残すものとなっている。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、設計時における工数増大を回避しつつ、被験者に適合する色グループの診断精度を向上させることができるプログラム及びサーバ装置の提供を主たる目的とするものである。
上記目的を達成すべく、本発明は、被験者に適合する色グループを診断するために、表示部を含む端末又は表示部が接続された端末で使用されるプログラムであって、互いに異なるベース色によって区分けした複数の色グループのそれぞれを、互いに異なる複数の明度レベルによってさらに区分けした色グループのそれぞれを診断用色グループとし、前記端末の記憶部には、前記各診断用色グループのうち、被験者に適合する診断用色グループが複数のベース色のいずれに属するものであるかを診断する択一形式のベース色診断用質問事項と、前記各診断用色グループのうち、被験者に適合する診断用色グループが複数の明度レベルのいずれに属するものであるかを診断する択一形式の明度診断用質問事項と、を複数問ずつ含む複数の質問事項が記憶されており、前記ベース色診断用質問事項及び前記明度診断用質問事項のうち少なくとも一方の質問事項は、前記表示部に表示されるドレープに見立てた画像であって、互いに異なる色の複数のドレープ画像を前記表示部に表示させた状態で、いずれの前記ドレープ画像の色が被験者に適合するかを回答させる態様のドレープ表示質問事項と、前記ドレープ画像を用いずに被験者に対する質問事項を前記表示部に文章で表示する態様の文章表示質問事項と、を含むものであり、前記記憶部に記憶された質問事項を読み出して前記表示部に表示する質問事項表示機能と、前記質問事項表示機能によって質問事項が表示されるたびに、その質問事項に対する回答を前記端末のユーザインターフェースを介して取得する回答取得機能と、前記回答取得機能によって取得された回答が前記ベース色診断用質問事項に対する回答である場合、その回答に対応するベース色に属する前記診断用色グループ全てに対してポイントを付与し、前記回答取得機能によって取得された回答が前記明度診断用質問事項に対する回答である場合、その回答に対応する明度レベルに属する前記診断用色グループ全てに対してポイントを付与するポイント付与機能と、前記各診断用色グループのそれぞれについて、前記ポイント付与機能によって付与されたポイントを集計するポイント集計機能と、前記各診断用色グループのうち、前記ポイント集計機能によって集計されたポイントが最も多い診断用色グループが被験者に適合する診断用色グループである旨を前記表示部に表示する診断結果表示機能と、を前記端末に実現させるためのプログラムとした。
上記発明では、質問事項の回答に対応した診断用色グループに対してポイントを付与する。そして各診断用色グループのそれぞれについて、付与されたポイントを集計し、集計されたポイントが最も多い診断用色グループが被験者に適合する診断用色グループである旨を診断結果として表示部に表示する。ここで、上記発明では、被験者に対する質問事項に、ベース色診断用質問事項と、明度診断用質問事項とを含ませている。ベース色診断用質問事項は、明度レベルの区分にかかわらず、各ベース色と、被験者に適合する色グループとを対応付けた質問設定が可能であることに鑑みて設定されたものである。一方、明度診断用質問事項は、ベース色の区分にかかわらず、明度レベルの高低と、被験者に適合する色グループとを対応付けた質問設定が可能であることに鑑みて設定されたものである。
ベース色診断用質問事項及び明度診断用質問事項によれば、被験者に対して、ベース色の区分けにとらわれない質問をすることができる。このため、上記特許文献1に記載のものと比較して、ベース色が診断結果に及ぼす影響と、明度レベルが診断結果に及ぼす影響とのバランスを図ることができる。これにより、被験者に適合する色グループの診断精度を向上させることができる。
また、上記発明は、ベース色を決めた上で、最終的に適合する色グループを判別するものではない。このため、上記特許文献1に記載のものと比較して、診断のために用意すべき質問事項の回答の選択肢数が増大することを回避することもできる。これにより、プログラム設計時の工数増大を回避することができる。
さらに、上記発明において、ドレープ表示質問事項と文章表示質問事項とを被験者に対する質問事項に含ませていることが、診断精度の向上に大きく寄与している。つまり、ドレープ表示質問事項によれば、例えば被験者が手をドレープ画像にかざした状態で、被験者の肌の色とドレープ画像の色とを直接比較することができる。このため、いずれの色が被験者に適合するかを客観的かつ的確に判断することができる。
一方、文章表示質問事項によれば、ドレープ表示質問事項の果たす役割を補完することができる。つまり、端末の表示部に周囲の照明等が映り込んだり、表示部のバックライトが暗すぎたりする場合には、表示部に表示されたドレープ画像が見にくくなることがある。ドレープ画像が見にくくなると、いずれの色が適合するかを被験者が誤って判断し、回答するおそれがある。その結果、色グループの診断精度が低下するおそれがある。ここで、質問事項を表示部に文章で表示する文章表示質問事項によれば、表示部に照明等が映り込む場合であっても、質問事項を誤って読んでしまう可能性は低いと考えられる。したがって、ドレープ表示質問事項と文章表示質問事項との双方を質問事項とすることにより、色グループの診断精度をより向上させることができる。
(a)は携帯端末の外観を示す正面図、(b)は背面図。 携帯端末の構成要素を示すブロック図。 カラー診断処理の手順を示すフローチャート。 カラー診断の質問事項リスト。 ドレープ表示質問事項が表示された状態を示す図。 文章表示質問事項が表示された状態を示す図。 撮影画像質問事項が表示された状態を示す図。 最終診断結果が表示された状態を示す図。 サンプルカラーが表示された状態を示す図。 第2実施形態のドレープ表示質問事項が表示された状態を示す図。 ドレープ画像に被験者の手をかざした状態を示す図。 第1,第2ドレープ画像の面積変更機能を説明するための図。 第3実施形態にかかる診断システムの全体構成図。 カラー診断処理の手順を示すフローチャート。
(第1実施形態)
第1実施形態は、iPad(登録商標)等のタブレット型携帯端末に手のネイルカラー診断機能を実現させるプログラムとして具体化している。
図1に示すように、携帯端末10は、本体11、表示部12、正面側カメラ13f及び背面側カメラ13bを備えている。本体11は、矩形板状(長方形板状)をなしており、例えば樹脂や金属によって形成されている。表示部12は、本体11の正面側に設けられており、液晶パネル等で構成されている。本実施形態において、表示部12は、ユーザの指等が接触したことを検知するタッチパネルとして構成されている。正面側カメラ13fは、本体11の正面側に設けられ、背面側カメラ13bは、本体11の背面側に設けられている。
図2に示すように、携帯端末10は、端末側制御部14、端末側通信部15、端末側信号処理部16、端末側記憶部17、入力部18、上記表示部12及び各カメラ13f,13bを備えている。端末側制御部14は、CPUを主体として構成されている。端末側制御部14は、携帯端末10における各種制御を司る制御中枢部であり、通信、表示、及び画像撮影等に関する制御を実行する。端末側通信部15は、インターネット及び携帯電話網を含む通信ネットワークを介して外部と無線通信可能に構成され、通信ネットワークに接続するために最寄りの基地局との間で無線通信を行う。端末側信号処理部16は、端末側制御部14側から端末側通信部15へ出力する送信信号の信号処理、及び端末側通信部15で受信された受信信号を端末側制御部14側に伝達するための信号処理を行う。端末側記憶部17は、ROMやRAMよりなるメモリであり、ROMにはCPUが実行する各種アプリケーションのプログラム等が記憶されており、RAMには作業領域等が設けられている。入力部18は、上記タッチパネルとしての表示部12を備え、ユーザの操作を入力するユーザインターフェースである。表示部12は、端末側制御部14の表示制御により各種の画像を表示する。各カメラ13f,13bは、端末側制御部14の指令に基づいて被写体を撮影する。
続いて、本実施形態にかかるパーソナルネイルカラー診断機能について説明する。この診断機能は、携帯端末10(具体的には、端末側記憶部17)にコンピュータプログラムがインストールされることで実現される。コンピュータプログラムは、通信ネットワークや、コンピュータプログラムが記録されたコンピュータ読み取り可能な記録媒体を通じて、端末側記憶部17にインストールすることができる。
本実施形態にかかるカラー診断機能は、被験者の手のネイルに適合する色グループを診断するためのものである。詳しくは、4つのタイプSP〜WIと対応付けられた質問事項を端末側記憶部17から順次読み出して表示部12に順次表示する。そして、表示した質問事項の回答に対応する各タイプSP〜WIに対してポイントを付与する。そして、各タイプSP〜WIのそれぞれについて付与されたポイントを集計し、各タイプSP〜WIのうち、集計されたポイントが最も多いタイプが被験者に適合する色グループである旨を表示部12に表示する。
ここで、上記4つのタイプSP〜WIは、フォーシーズン分類によって区分けされた色グループである。4つの色グループとは、互いに異なるベース色(イエローアンダートーン及びブルーアンダートーン)によって区分けした2つの色グループのそれぞれを、互いに異なる2つの明度レベルによってさらに区分けしたものである。詳しくは、ベース色がイエローアンダートーンであってかつ明度レベルが高明度レベルの色グループを春タイプSPとして区分けし、ベース色がイエローアンダートーンであってかつ明度レベルが高明度レベルよりも低い(暗い)低明度レベルの色グループを秋タイプAUとして区分けする。一方、ベース色がブルーアンダートーンであってかつ明度レベルが高明度レベルの色グループを夏タイプSUとして区分けし、ベース色がブルーアンダートーンであってかつ明度レベルが低明度レベルの色グループを冬タイプWIとして区分けする。ここで本実施形態において、イエローアンダートーンとは、色相環上で黄よりに位置する色を示し、ブルーアンダートーンとは、色相環上で青よりに位置する色を示す。
続いて、図3のフローチャートを参照して、本実施形態にかかるパーソナルネイルカラー診断処理の手順を説明する。この処理は、端末側記憶部17に記憶されたカラー診断用のコンピュータプログラムと、携帯端末10の各要素(表示部12〜入力部18)との協働によって実行される。なお、本実施形態では、サロンの店員(例えばネイリスト)が、サロンに来店した被験者としての顧客に対してネイルカラー診断サービスを行う場面を想定している。
この一連の処理では、まず、例えばパーソナルネイルカラーとは何かについて、被験者に対する説明処理がなされる。その後、ステップS10において、端末側記憶部17に記憶されている複数の質問事項の中から選択したものを端末側記憶部17から読み出し、読み出した質問事項を二者択一形式の回答ボタンとともに表示部12に表示する。本実施形態では、質問事項として、図4に示す質問事項を端末側記憶部17から順次読み出して表示する。
詳しくは、複数の質問事項は、ベース色診断用質問事項(Q1,Q2,Q5〜Q8,Q13)と、明度診断用質問事項(Q3,Q4,Q9〜Q12,Q14)とからなる。ここで、ベース色診断用質問事項とは、被験者に適合するタイプがイエローアンダートーン及びブルーアンダートーンのいずれに属するものであるかを診断する二者択一形式の質問事項のことである。また、明度診断用質問事項とは、被験者に適合するタイプが高明度レベル及び低明度レベルのいずれに属するものであるかを診断する二者択一形式の質問事項のことである。
さらに、本実施形態において、アンダートーン診断用質問事項及び明度診断用質問事項のそれぞれは、ドレープ表示質問事項、文章表示質問事項、及び撮影画像質問事項からなる。図4に示すこれら各質問事項Q1〜Q14は、その回答に対してどのタイプにどれだけのポイントを付与するかの情報と対応付けられて端末側記憶部17に記憶されている。以下、各質問事項について詳述する。
<1.ドレープ表示質問事項(Q1〜Q4)>
図5を用いて、ドレープ表示質問事項について説明する。ドレープ表示質問事項とは、「どちらが綺麗に見えますか?」という文章とともに、第1,第2ドレープ画像20a,20bと、第1,第2回答ボタン21a,21bとを表示部12に表示させた状態で、各ドレープ画像20a,20bのうちいずれのドレープ画像の色が被験者に適合するかを回答させる態様の質問事項である。この質問事項において、第1回答ボタン21aは、第1ドレープ画像20aを回答として選択するためのものであり、第2回答ボタン21bは、第2ドレープ画像20bを回答として選択するためのものである。
各ドレープ画像20a,20bは、表示部12の長辺と平行な長辺を有する長方形領域に表示されており、また、面積が互いに等しく設定されている。ここで、第1の質問事項Q1では、第1ドレープ画像20aとして、色相が赤であってかつベース色がイエローアンダートーンのものを表示させ、第2ドレープ画像20bとして、色相が赤であってかつベース色がブルーアンダートーンのものを表示させる。そして、第1回答ボタン21aが操作されることで、図4に示すように、春タイプSP及び秋タイプAUに対して2ポイントが付与され、第2回答ボタン21bが操作されることで、夏タイプSU及び冬タイプWIに対して2ポイントが付与される。ちなみに、第2の質問事項Q2では、第1ドレープ画像20aとして、色相が緑であってかつベース色がイエローアンダートーンのものを表示させ、第2ドレープ画像20bとして、色相が緑であってかつベース色がブルーアンダートーンのものを表示させる。
第3の質問事項Q3では、第1ドレープ画像20aとして、色相が青であってかつ明度レベルが高明度レベルのものを表示させ、第2ドレープ画像20bとして、色相が青であってかつ明度レベルが低明度レベルのものを表示させる。そして、第1回答ボタン21aが操作されることで、春タイプSP及び夏タイプSUに対して2ポイントが付与され、第2回答ボタン21bが操作されることで、秋タイプAU及び冬タイプWIに対して2ポイントが付与される。ちなみに、第4の質問事項Q4では、第1ドレープ画像20aとして、色相が黄であってかつ明度レベルが高明度レベルのものを表示させ、第2ドレープ画像20bとして、色相が黄であってかつ明度レベルが低明度レベルのものを表示させる。
ドレープ表示質問事項によれば、被験者の右手のひらを第1ドレープ画像20a上にかざさせるとともに、左手のひらを第2ドレープ画像20b上にかざさせた状態で、ドレープの色と被験者の手肌の色とを直接比較できる。このため、いずれの色が被験者に適合するかを客観的かつ的確に判断できる。
<2.文章表示質問事項(Q5〜Q12)>
図6を用いて、文章表示質問事項について説明する。文章表示質問事項とは、ドレープ画像を表示部12に表示せず、被験者に対する質問事項を表示部12に文章で表示する態様の質問事項である。第5の質問事項Q5は、「寒いところから暖かいところに入ったとき、頬が赤くなりますか?」というものである。文章表示質問事項が表示されている場合において、第1回答ボタン21aは、質問事項に肯定する回答を選択するためのものであり、第2回答ボタン21bは、質問事項に否定する回答を選択するためのものである。
ここで、第5〜第8の質問事項Q5〜Q8では、第1回答ボタン21a及び第2回答ボタン21bのいずれかが被験者によって操作されることにより、春タイプSP及び秋タイプAUの組、又は夏タイプSU及び冬タイプWIの組に対して1ポイントが付与される。また、第9〜第12の質問事項Q9〜Q12では、第1回答ボタン21a及び第2回答ボタン21bのいずれかが被験者によって操作されることにより、春タイプSP及び夏タイプSUの組、又は秋タイプAU及び冬タイプWIの組に対して1ポイントが付与される。
<3.撮影画像質問事項(Q13,Q14)>
図7を用いて、撮影画像質問事項について説明する。撮影画像質問事項は、携帯端末10のカメラによって被験者の特定部位を撮影し、撮影された画像に基づいて質問に回答するものである。この質問事項において、表示部12には、撮影画像表示領域21c、カメラ起動ボタン30a及びカメラ切替ボタン30bが表示されている。カメラ起動ボタン30aは、その操作によってカメラ13f,13bを起動させるためのものである。本実施形態では、カメラ起動ボタン30aが一度操作されると、このボタンが、被写体を撮影するキャプチャボタンとなる。カメラ切替ボタン30bは、撮影画像表示領域21cに表示する映像を、正面側カメラ13f及び背面側カメラ13bのいずれによって撮影されるものかを切り替えるためのものである。
第13の質問事項Q13は、「ほくろの色はどちらに近いですか?」という文章とともに、第1グラデーションバー21dと、第2グラデーションバー21eとを表示させたものである。ここで、第1グラデーションバー21dは、ベース色をイエローアンダートーンとする色がグラデーション状に示されたカラーバーのことである。また、第2グラデーションバー21eは、ベース色をブルーアンダートーンとする色がグラデーション状に示されたカラーバーのことである。この質問事項Q13が表示されると、サロンの店員がカメラ切替ボタン30b及びカメラ起動ボタン30aを操作することで、背面側カメラ13bによって顧客のほくろを撮影する。図12には、撮影画像表示領域21cに、顧客のほくろの撮影画像が表示されている状態を示した。撮影画像が撮影画像表示領域21cに表示された状態で、ほくろの色に近いグラデーションバーに対応する回答ボタンを操作する。第1回答ボタン21aが操作されることで、春タイプSP及び秋タイプAUに対して1ポイントが付与され、第2回答ボタン21bが操作されることで、夏タイプSU及び冬タイプWIに対して1ポイントが付与される。なお、第14の質問事項Q14では、「リップラインははっきりしていますか?」という文章とともに、リップラインの異なる2つの画像を表示部12に表示させて回答を求める。
ここで、本実施形態では、ベース色及び明度レベルのそれぞれが診断結果に与える影響を均等にするように、質問事項の数と、各質問事項に対する付与ポイントとを設定している。詳しくは、各タイプに対する付与ポイントの最大合計値(本実施形態では、第1〜第14の質問事項Q1〜Q14のポイント合計値である18ポイント)が各タイプのそれぞれで互いに同一となるように、質問事項の数と付与ポイントとを設定している。より詳しくは、ベース色診断用質問事項の数(7つ)と、明度診断用質問事項の数(7つ)とを同一に設定している。また、ベース色診断用質問事項と、明度診断用質問事項とのそれぞれについて、2ポイント付与される質問事項と、1ポイント付与される質問事項とを同数に設定している。
また、本実施形態では、全ての質問事項Q1〜Q14のうち前半部分に2ポイント付与される質問事項を設定している。これは、診断の後半において被験者の集中力が途切れて適切な回答が得られず、診断精度が低下することを回避するためのものである。
先の図3の説明に戻り、続くステップS11では、表示部12に表示されたスキップボタン30cが操作され、スキップが指示されたか否かを判定する(先の図5〜図7参照)。このステップは、表示部12に表示された質問事項をスキップして次の質問事項を表示部12に表示させるためのものである。これにより、判断に迷う質問事項や回答しづらい質問事項に被験者が無理に回答されることを防止でき、診断精度の低下を回避できる。なお、スキップされた質問事項については、各タイプに対してポイントは付与されない。
ステップS11においてスキップが指示されたと判定した場合には、ステップS12に進む、ステップS12では、上記ステップS10において表示された質問事項に対して、第1回答ボタン21a及び第2回答ボタン21bのいずれが操作されたかの情報を取得する。そして、取得した情報に基づいて、4つのタイプSP〜WIのうち回答に対応したタイプに対して、質問事項に応じたポイントを付与する。
続くステップS13では、4つのタイプSP〜WIのそれぞれについて、現時点までに付与されたポイントを集計する。なお、集計されたポイントは、端末側記憶部17に都度記憶される。続くステップS14では、表示部12に表示された中間結果ボタン30dが操作されたか否かを判定する(先の図5〜図7参照)。ステップS12において中間結果ボタン30dが操作されたと判定した場合には、ステップS15に進み、中間診断結果を表示部12に表示する。なお、中間診断結果については、後に詳述する。
上記ステップS11においてスキップが指示されたと判定した場合や、上記ステップS14において中間診断結果の表示が指示されないと判定した場合、さらには、ステップS15が完了した場合には、ステップS16に進む。ステップS16では、先の図4に示した質問事項の表示が全て完了したか否かを判定する。ステップS16において全て完了していないと判定した場合には、端末側記憶部17から次の質問事項を読み出して表示部12に表示すべく、上記ステップS10に戻る。
一方、ステップS16において全て完了したと判定した場合には、ステップS17に進み、集計されたポイントが最も多いタイプを、被験者に適合するタイプである旨の最終診断結果を表示部12に表示する。ここで、図8には、被験者に適合するタイプが春タイプSPである旨を表示する例を示した。
特に、本実施形態では、最終診断結果と併せて、各タイプの順位を識別可能な形で表したグラフを表示する。これにより、1位のタイプが被験者に適合するタイプであることを被験者に認識させるとともに、3,4位のタイプが被験者に適合しないタイプであることを被験者に認識させることができる。ここで、上記グラフは、例えば以下のように作成すればよい。詳しくは、回答した全ての質問事項を対象にして、各タイプに付与された全てのポイント合計値(本実施形態では、スキップが指示されなければ、36ポイント)を算出する。そして、各タイプのそれぞれについて、この合計値に対する各タイプのポイント合計値の割合(百分率)を算出し、算出された割合に基づいて上記グラフを作成する。
なお、1位のタイプから定まる色グループに合わせるデザイン(柄や形状など)を、2位のタイプから提案できることが本発明者によって経験的に把握されている。このため、最終診断結果とともに表示されたグラフによれば、デザインの提案も併せて行うことができる。すなわち、顧客に対する提案のバリエーションを増やすことができる。
最終診断結果表示画面において、表示部12には、さらにカラー表示ボタン30eが表示されている。カラー表示ボタン30eが操作されることにより、図9に示すように、1位のタイプに属する複数の色がサンプルカラー31として表示部12に表示される。これにより、被験者は、1位のタイプに属する色の中から、自身のパーソナルカラーを特定することができる。なお、図9では、複数のサンプルカラー31として、互いに異なる色が表示部12に表示されていることを示すために、グレースケールと、ハッチングとを用いた。このことは、表示部12におけるサンプルカラー31の色配置を特定するものではない。
ここで、先の図3のステップS15の中間診断結果表示機能は、端末側記憶部17に記憶された全ての質問事項を表示し終える前において、先の図8に示す表示を行うものである。詳しくは、各タイプの現時点における集計ポイントに基づいて作成された上記グラフを表示させるものである。これにより、診断途中において、例えば春タイプSPが他のタイプに対して突出して高ポイントであることがわかったら、その時点で診断を中断できる。このため、診断結果を得るまでの時間を短縮したり、被験者の負担を軽減したりすることができる。
以上詳述した本実施形態によれば、以下の効果が得られるようになる。
(1)パーソナルネイルカラー診断の質問事項として、ドレープ表示質問事項、文章表示質問事項及び撮影画像質問事項を設定し、これら質問事項を端末側記憶部17に記憶させた。そして、端末側記憶部17に記憶された質問事項を順次読み出して表示部12に順次表示し、質問事項が表示されるたびに、その質問事項に対する回答を表示部12に表示させた回答ボタン21a,21bを介して取得した。そして、取得した各質問事項の回答に対応したタイプに対してポイントを付与及び集計し、集計されたポイントが最も多いタイプが被験者に適合するタイプである旨を表示部12に表示した。このため、プログラム設計時の工数を増大させることなく、被験者のネイルに適合する色グループを的確に診断することができる。特に、被験者が手をドレープ画像にかざした状態で、手肌の色とドレープ画像の色とを直接比較して回答するドレープ表示質問事項を設定したことにより、手肌の色や質感を反映した的確な診断結果を得ることができる。したがって、診断結果を用いて手のネイルに適合するパーソナルカラーを的確に特定することができる。
(2)ドレープ表示質問事項の付与ポイントを文章表示質問事項の付与ポイントよりも多く設定した。このため、ドレープ表示質問事項の回答が診断結果に及ぼす影響を、文章質問事項の回答が診断結果に及ぼす影響よりも大きくすることができ、ひいては色グループの診断精度をより向上させることができる。
(3)最終診断結果と併せて、各タイプSP〜WI全ての順位が識別可能となるグラフを表示部12に表示した。このため、サロンの店員が顧客に対して提案できるバリエーションを増やすことができる。また、診断処理に中間診断結果表示機能を持たせた。このため、診断結果を得るまでの時間を短縮したり、被験者の負担を軽減したりすることができる。さらに、診断処理に、質問事項をスキップするスキップ機能を持たせた。このため、診断精度が低下するのを防止することができる。加えて、診断処理に、最終診断結果が得られた後、1位のタイプに属する色をサンプルカラーとして表示する機能を持たせた。このため、被験者のパーソナルカラーを的確に特定することができる。
(第2実施形態)
以下、第2実施形態について、先の第1実施形態との相違点を中心に図面を参照しつつ説明する。本実施形態では、図10に示すように、ドレープ表示質問事項において表示される第1,第2ドレープ画像を変更する。詳しくは、表示部における長方形領域22を、その対角線23によって2等分する。そして、2等分された三角形(直角三角形)の領域のうち、一方の領域に表示される画像を第1ドレープ画像22aとし、他方の領域に表示される画像を第2ドレープ画像22bとする。
このようにして生成される各ドレープ画像22a,22bを表示部12に表示させた状態で、図11に示すように、被験者の右手のひらを第1ドレープ画像22aにかざさせ、左手のひらを第2ドレープ画像22bにかざさせる。この際、互いに隣接配置された三角形の第1,第2ドレープ画像22a,22bを用いることにより、面積の限られた長方形領域22において、被験者の手の形状に合ったドレープ画像を表示させることができる。このため、いずれのドレープ画像の色が適合するかを被験者は的確に判断することができる。さらに、こうしたドレープ画像22a,22bによれば、被験者に無理な体勢をとらせることなく、各ドレープ画像22a,22bに手をかざさせることができる。
ここで、本実施形態では、診断処理に面積変更機能を持たせている。この機能は、図12に示すように、ドレープ表示質問事項が表示部12に表示されている状態で、対角線23をスライドさせることにより、第1,第2ドレープ画像22a,22bのうち一方の面積を縮小するとともに、他方の面積を増大させるものである。図12では、第1ドレープ画像22aの面積を増大させるとともに、第2ドレープ画像22bの面積を縮小する例を示した。面積変更機能によれば、質問事項に対する回答に先立ち、被験者が自分に適合すると思った方のドレープ画像の表示面積を増大させつつ、他のドレープ画像の表示面積を縮小できる。このため、ドレープ画像の色が適合するかどうかの判断を被験者にさせやすくできる。なお、本実施形態では、図12に示すように、表示部12の対角線23に指をおいて滑らせる操作(スワイプ操作)によって対角線23をスライドさせるようにした。
ちなみに、本実施形態において、最終診断結果が得られた後、表示部12に表示されたサンプルカラー31の中から任意に選択された2つの色を第1,第2ドレープ画像22a,22bの色とし、これらドレープ画像22a,22b(長方形領域22)を表示部12に全画面表示させるようにしてもよい。これにより、被験者は自分のパーソナルカラーを適切に特定することができる。
以上説明した本実施形態によれば、上記第1実施形態で得られる効果に加えて、以下の効果が得られるようになる。
(4)第1、第2ドレープ画像22a,22bとして、図10に示すものを用いた。こうしたドレープ画像22a,22bによれば、いずれのドレープ画像の色が適合するかを被験者は的確に判断することができ、ひいては被験者に適合するタイプの診断精度をより向上させることができる。また、被験者に無理な体勢をとらせることなく、各ドレープ画像22a,22bに手をかざさせることができる。さらに、診断処理に面積変更機能を持たせた。このため、ドレープ画像の色が適合するかどうかの判断を被験者にさせやすくできる。
(第3実施形態)
以下、第3実施形態について、先の第1実施形態との相違点を中心に図面を参照しつつ説明する。本実施形態では、携帯端末10及びサーバ装置40の連携により、パーソナルネイルカラー診断を行う。詳しくは、図13に示すように、カラー診断システムは、少なくとも1台の携帯端末10と、サーバ装置40とを備えている。サーバ装置40は、携帯端末10と通信を行いながらカラー診断を進行させ、診断の進行に係るデータを携帯端末10に送信する。携帯端末10は、被験者としてのユーザからの指示によりサーバ装置40にカラー診断の進行を要求し、サーバ装置40からカラー診断の進行に係るデータを受信して各種処理を行う。携帯端末10とサーバ装置40とは、通信ネットワーク45を介して相互に接続可能とされている。
サーバ装置40は、サーバ側制御部41、サーバ側通信部42、サーバ側信号処理部43、及びサーバ側記憶部44を備えている。サーバ側制御部41は、CPUを主体として構成されている。サーバ側制御部41は、サーバ装置40における各種制御を司る制御中枢部であり、通信及び表示等に関する制御を実行する。サーバ側通信部42は、携帯端末10から通信ネットワーク45を介して受信したデータを、サーバ側信号処理部43を介してサーバ側制御部41に渡す。また、サーバ側通信部42は、サーバ側信号処理部43を介してサーバ側制御部41から受け取ったデータを、通信ネットワーク45を介して携帯端末10に送信する。サーバ側信号処理部43は、サーバ側通信部42へ出力する送信信号及びサーバ側通信部42で受信された受信信号の信号処理を行う。サーバ側記憶部44は、ROMやRAMよりなるメモリであり、ROMにはCPUが実行する各種アプリケーションのプログラム等が記憶されており、RAMには作業領域等が設けられている。サーバ側記憶部44には、カラー診断に係るコンピュータプログラムが記憶されている。なお、本実施形態において、カラー診断における質問事項は、上記第1実施形態と同じであり、これら質問事項は、サーバ側記憶部44に記憶されている。
図14は、パーソナルネイルカラー診断処理の手順を示すフローチャートである。なお、以下に説明するフローチャートは、端末側記憶部17及びサーバ側記憶部44に予め記憶されているコンピュータプログラムに基づいて、携帯端末10の各要素(表示部12〜入力部18)と、サーバ装置40の各要素(サーバ側制御部41〜サーバ側記憶部44)との協働によって実行される。
サーバ装置40は、サーバ側記憶部44に記憶されている質問事項データを読み出し、読み出したデータをサーバ側通信部42及び通信ネットワーク45を介して携帯端末10に送信する(ステップS20)。携帯端末10は、サーバ装置40から受信した質問事項データに基づいて、質問事項とともに回答ボタンを表示部12に表示する(ステップS21)。携帯端末10は、スキップボタン30cが操作されて質問事項のスキップが指示されたか否かを判定する(ステップS22)。携帯端末10は、スキップが指示されたと判定した場合、端末側通信部15及び通信ネットワーク45を介してサーバ装置40にスキップが指示された旨の情報を送信する。
携帯端末10は、スキップが指示されていないと判定した場合、中間結果ボタン30dが操作されて中間診断結果の表示が指示されたか否かを判定する(ステップS23)。携帯端末10は、中間診断結果の表示が指示されたと判定した場合、サーバ装置40に中間診断結果の表示が指示された旨の情報を送信する。サーバ装置40は、中間診断結果の表示が指示された旨の情報を受信した場合、上記第1実施形態で説明した中間診断結果を携帯端末10に送信する(ステップS24)。携帯端末10は、受信した中間診断結果を表示部12に表示する(ステップS25)。
携帯端末10は、ステップS25が完了した場合や、上記ステップS23において中間診断結果の表示が指示されないと判定した場合、質問事項に対して第1回答ボタン21a及び第2回答ボタン21bのうちいずれが操作されたかの情報をサーバ装置40に送信する(ステップS26)。サーバ装置40は、回答ボタンの操作に関する受信情報に基づいて、回答に対応するタイプに対してポイントを付与する(ステップS27)。そして、サーバ装置40は、各タイプのそれぞれについて、ポイントを集計する(ステップS28)。なお、集計されたポイントは、サーバ側記憶部44に記憶されている。
サーバ装置40は、ステップS28が完了した場合や、スキップが指示された旨の情報を携帯端末10から受信したと判定した場合、質問事項の表示が全て完了したか否かを判定する。サーバ装置40は、質問事項の表示が全て完了していないと判定した場合、次の質問事項データをサーバ側記憶部44から読み出して携帯端末10に送信すべく、ステップS20に戻る。一方、サーバ装置40は、質問事項の表示が全て完了したと判定した場合、上記第1実施形態で説明した最終診断結果を携帯端末10に送信する(ステップS30)。携帯端末10は、受信した最終診断結果を表示部12に表示する(ステップS31)。そして、携帯端末10は、カラー表示ボタン30eが操作されてサンプルカラーの表示が指示されたか否かを判定する。携帯端末10は、サンプルカラーの表示が指示された判定した場合、その旨の情報をサーバ装置40に送信する。サーバ装置40は、サンプルカラーの表示が指示された旨の情報を受信した場合、1位のタイプに属するサンプルカラー情報を携帯端末10に送信する(ステップS33)。携帯端末10は、サンプルカラー情報を受信した場合、サンプルカラーを表示部12に表示する(ステップS34)。
以上説明した本実施形態によれば、サーバ装置40設計時の工数増大を回避しつつ、被験者に適合するタイプの診断精度を向上させることができる。なお、本実施形態において、上記第2実施形態で説明した第1,第2ドレープ画像22a,22bを用いたドレープ表示質問事項や、面積変更機能を適用してもよい。
(その他の実施形態)
・上記第1実施形態の図5に示したドレープ画像20a,20bに対して、上記第2実施形態で説明した面積変更機能を適用してもよい。この場合、例えば、各ドレープ画像20a,20bのうち、被験者が適合とすると思った方のドレープ画像をピンチアウト操作(表示部12上に2本の指をのせた状態で、2本の指の間隔を拡大する操作)することで面積を増大させればよい。
・上記第2実施形態では、第1,第2ドレープ画像22a,22bを隣接させて表示部12に表示させたがこれに限らない。例えば、第1ドレープ画像22aと第2ドレープ画像22bとの間に微小な隙間を設定しつつこれら画像22a,22bを近接させて表示部12に表示させてもよい。
・上記第2実施形態において、ドレープ画像としては、三角形に限らない。以下、こうした例を2つ説明する。まず、第1の例は、先の図10において、第1,第2ドレープ画像を仕切る線を直線(対角線23)から曲線(例えば、S字状の曲線)に変更する場合である。このとき、第1,第2ドレープ画像は、三角形に近い形状となる。続いて、第2の例を説明する。長方形領域の一対の短辺を第1短辺及び第2短辺と呼び、一対の長辺を第1長辺及び第2長辺と呼ぶことにすると、長方形領域の第1長辺及び第1短辺の交点から、第2短辺において中央よりも第2長辺よりの点に向かって延びる直線により、長方形領域を2分する。この場合、2分された領域のうち、一方は第1長辺を含む三角形となり、他方は第2長辺を含む三角形に近い台形となる。
・色グループの区分け手法としては、互いに異なる2つのベース色によって区分けするものに限らず、互いに異なる3つ以上のベース色によって区分けするものであってもよい。また、色グループの区分け手法としては、互いに異なる2つの明度レベルによって区分けするものに限らず、互いに異なる3つ以上の明度レベルによって区分けするものであってもよい。
・被験者に対する複数の質問事項に、ベース色診断用質問事項及び明度診断用質問事項以外の質問事項を含ませてもよい。こうした質問事項としては、例えば、二者択一形式の質問事項であって、4つのタイプのうち3つと対応付けられた回答と、残余1つのタイプと対応付けられた回答とを有する質問事項が挙げられる。具体的には、例えば、「ノーメークだと血色が悪いといわれることがありますか?」といった質問事項が挙げられる。ここで、この質問事項に対して、「はい」と回答する場合、夏タイプSUに対して1ポイントを付与し、「いいえ」と回答する場合、春,秋,冬タイプSP,AU,WIに対して1ポイントを付与すればよい。
・質問事項に対する回答を選択するための携帯端末のユーザインターフェースとしては、表示部(タッチパネル)に限らない。例えば、携帯端末に設けられたテンキー等の各種入力キーであってもよい。また、端末としては、タブレット型携帯端末に限らず、例えばノートパソコンであってもよい。また、端末としては、表示部が内蔵された端末(例えば、タブレット型携帯端末,ノートパソコン)に限らず、表示部が別体とされるもの(例えば、ディスプレイ装置(例えばタッチモニタ)と接続されたパソコン(例えばデスクトップパソコン))であってもよい。
・上記各実施形態では、サロンの店員が顧客に対してネイルカラー診断サービスを行う場面を想定したがこれに限らない。例えば、個々人が自分の携帯端末を用いて自分自身で診断する場面を想定してもよい。この場合、撮影画像質問事項では、個々人が正面側カメラ13fで自分自身を撮影し、その撮影画像に基づいて回答することとなる。
・上記第2実施形態において、第1,第2ドレープ画像(長方形領域22)を表示部12に全画面表示させてもよい。この場合、例えば、各ドレープ画像を回答ボタンとすればよい。
・本発明にかかる診断処理を、例えば、ファッションや、ヘアカラー、メークの色を診断するために用いてもよい。
10…携帯端末、12…表示部、14…端末側制御部、17…端末側記憶部。

Claims (10)

  1. 被験者に適合する色グループを診断するために、表示部を含む端末又は表示部が接続された端末で使用されるプログラムであって、
    互いに異なるベース色によって区分けした複数の色グループのそれぞれを、互いに異なる複数の明度レベルによってさらに区分けした色グループのそれぞれを診断用色グループとし、
    前記端末の記憶部には、前記各診断用色グループのうち、被験者に適合する診断用色グループが複数のベース色のいずれに属するものであるかを診断する択一形式のベース色診断用質問事項と、前記各診断用色グループのうち、被験者に適合する診断用色グループが複数の明度レベルのいずれに属するものであるかを診断する択一形式の明度診断用質問事項と、を複数問ずつ含む複数の質問事項が記憶されており、
    前記ベース色診断用質問事項及び前記明度診断用質問事項のうち少なくとも一方の質問事項は、前記表示部に表示されるドレープに見立てた画像であって、互いに異なる色の複数のドレープ画像を前記表示部に表示させた状態で、いずれの前記ドレープ画像の色が被験者に適合するかを回答させる態様のドレープ表示質問事項と、前記ドレープ画像を用いずに被験者に対する質問事項を前記表示部に文章で表示する態様の文章表示質問事項と、を含むものであり、
    前記記憶部に記憶された質問事項を読み出して前記表示部に表示する質問事項表示機能と、
    前記質問事項表示機能によって質問事項が表示されるたびに、その質問事項に対する回答を前記端末のユーザインターフェースを介して取得する回答取得機能と、
    前記回答取得機能によって取得された回答が前記ベース色診断用質問事項に対する回答である場合、その回答に対応するベース色に属する前記診断用色グループ全てに対してポイントを付与し、前記回答取得機能によって取得された回答が前記明度診断用質問事項に対する回答である場合、その回答に対応する明度レベルに属する前記診断用色グループ全てに対してポイントを付与するポイント付与機能と、
    前記各診断用色グループのそれぞれについて、前記ポイント付与機能によって付与されたポイントを集計するポイント集計機能と、
    前記各診断用色グループのうち、前記ポイント集計機能によって集計されたポイントが最も多い診断用色グループが被験者に適合する診断用色グループである旨を前記表示部に表示する診断結果表示機能と、
    を前記端末に実現させるためのプログラム。
  2. 前記複数のドレープ画像は、前記表示部における矩形状領域を略2等分して三角形状とした一対の領域のうち、一方の領域に表示される第1ドレープ画像と、他方の領域に表示される第2ドレープ画像とである請求項1記載のプログラム。
  3. 前記ポイント付与機能は、前記回答取得機能によって取得された回答が前記ドレープ表示質問事項に対する回答である場合に付与するポイントを、前記文章表示質問事項に対する回答である場合に付与するポイントよりも多くするものである請求項1又は2記載のプログラム。
  4. 前記複数のドレープ画像は、面積が互いに略等しくされており、
    前記質問事項表示機能によって前記ドレープ表示質問事項が前記表示部に表示されている状態で、前記各ドレープ画像のうち一方の面積を縮小するとともに、他方の面積を増大させる増大機能を前記端末にさらに実現させるための請求項1〜3のいずれか1項に記載のプログラム。
  5. 前記診断結果表示機能は、前記各診断用色グループのそれぞれの順位を前記ポイント集計機能によって集計されたポイントが多いものほど高順位に設定し、前記各診断用色グループの全ての順位を識別可能となる形で前記表示部に表示するものである請求項1〜4のいずれか1項に記載のプログラム。
  6. 前記ポイント付与機能は、前記回答取得機能によって回答が取得されるたびに、その回答に対応する前記診断用色グループに対してポイントを付与する機能であり、
    前記ポイント集計機能は、前記ポイント付与機能によってポイントが付与されるたびに、付与されたポイントを集計する機能であり、
    前記質問事項表示機能によって全ての質問事項を表示し終える前において、前記各診断用色グループのそれぞれの順位を前記ポイント集計機能によって集計された現在のポイントが多いものほど高順位に設定し、前記各診断用色グループの全ての順位を識別可能となる形で前記表示部に表示する中間結果表示機能を前記端末にさらに実現させるための請求項1〜5のいずれか1項に記載のプログラム。
  7. 被験者を前記端末のカメラで撮影する撮影機能を前記端末にさらに実現させ、
    前記ベース色診断用質問事項及び前記明度診断用質問事項のうち少なくとも一方の質問事項は、前記撮影機能によって撮影された被験者の撮影画像と、その撮影画像の比較対象となる複数の比較用画像とを前記表示部に表示させた状態で、前記撮影機能によって撮影された撮影画像がいずれの前記比較用画像に近いかを回答させる態様の質問事項を含む請求項1〜6のいずれか1項に記載のプログラム。
  8. 前記診断結果表示機能による表示の後、前記ポイント集計機能によって集計されたポイントが最も多い診断用色グループに属する複数の色を前記表示部に表示する適合色表示機能を前記端末にさらに実現させるための請求項1〜7のいずれか1項に記載のプログラム。
  9. 前記診断は、被験者の手のネイルに適合する色グループの診断である請求項1〜8のいずれか1項に記載のプログラム。
  10. 表示部を含む端末又は表示部が接続された端末と通信可能に構成され、被験者に適合する色グループを診断するために使用されるサーバ装置であって、
    互いに異なるベース色によって区分けした複数の色グループのそれぞれを、互いに異なる複数の明度レベルによってさらに区分けした色グループのそれぞれを診断用色グループとし、
    前記各診断用色グループのうち、被験者に適合する診断用色グループが複数のベース色のいずれに属するものであるかを診断する択一形式のベース色診断用質問事項と、前記各診断用色グループのうち、被験者に適合する診断用色グループが複数の明度レベルのいずれに属するものであるかを診断する択一形式の明度診断用質問事項と、を複数問ずつ含む複数の質問事項を記憶する記憶手段と、
    前記記憶手段に記憶された質問事項を、前記サーバ装置に接続された通信ネットワークを介して、被験者の前記端末に送信して該端末の表示部に表示させる質問事項表示手段と、
    前記質問事項表示手段によって質問事項が表示されるたびに、その質問事項に対する回答を、前記通信ネットワークを介して前記端末から取得する回答取得手段と、
    前記回答取得手段によって取得された回答が前記ベース色診断用質問事項に対する回答である場合、その回答に対応するベース色に属する前記診断用色グループ全てに対してポイントを付与し、前記回答取得手段によって取得された回答が前記明度診断用質問事項に対する回答である場合、その回答に対応する明度レベルに属する前記診断用色グループ全てに対してポイントを付与するポイント付与手段と、
    前記各診断用色グループのそれぞれについて、前記ポイント付与手段によって付与されたポイントを集計するポイント集計手段と、
    前記各診断用色グループのうち、前記ポイント集計手段によって集計されたポイントが最も多い診断用色グループが被験者に適合する診断用色グループである旨を、前記通信ネットワークを介して前記表示部に表示させる診断結果表示手段と、
    を備えることを特徴とするサーバ装置。
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