JP2015153015A

JP2015153015A - オンライン決済システム

Info

Publication number: JP2015153015A
Application number: JP2014024522A
Authority: JP
Inventors: 宰徳朴; Saitoku Boku
Original assignee: NET SYS JAPAN CO Ltd
Current assignee: NET SYS JAPAN CO Ltd
Priority date: 2014-02-12
Filing date: 2014-02-12
Publication date: 2015-08-24

Abstract

【課題】ビデオオンデマンドの視聴料金などをクレジットカードによりオンライン決済で支払うことができるオンライン決済システムを提供する。【解決手段】本発明の映像コンテンツを出力するデコード部１２を備えた端末機器１と、前記端末機器１に接続する端末管理装置２１と、前記端末管理装置２１に接続する情報管理装置３１とを含み、前記端末管理装置２１は、前記端末機器１の情報を前記情報管理装置３１に問い合わせる問合せ手段２３と、前記端末機器１に映像コンテンツを提供するコンテンツ提供手段２４とを備え、前記情報管理装置３１は、前記端末機器１の情報を管理する情報管理手段３３と、前記端末管理装置２１からの問合せに対する検索手段３４と、を備えて構成される。【選択図】図２

Description

本発明は、宿泊施設などにおける有料の映像コンテンツの視聴料金や有料洗濯機の使用料金などを、携帯通信機器を利用してオンライン決済することを可能とするオンライン決済システムに関する。

近年、ホテルなどではＶＯＤ（ビデオオンデマンド）によって、有料サイトの映像コンテンツを客室毎に設置されたテレビ受像器に配信し、これを宿泊者であるユーザ側で視聴する方式が主流となっている。こうしたペイテレビ課金システムをユーザが利用するには、カード販売機にて視聴用のプリペイドカードを購入し、このカードを各客室に設置した端末装置に挿入すると、テレビ受像器による映像コンテンツの視聴が可能になる方式や、カード上に記載されている暗証番号をリモコンから入力して、無線で端末装置に転送すると、当該端末装置にて入力した暗証番号の照合を行ない、正しい暗証番号であればテレビ受像器による映像コンテンツの視聴を許可する方式が一般的である。

しかし、上述したカードを利用した方式は、ユーザがわざわざ客室外に設置されたカード販売機まで足を運んでカードの購入を行なわなければならず、またカード販売機は１０００円札のみに対応したものがほとんどであり、１０００円札が無い場合などには、両替などを行なわない限りカードを購入できない不便さがあった。さらに、プリペイドカードなどは消耗品であり、カード自体についても費用がかかってしまうという問題があった。

一方、これらの不便さを解消して、より多くのユーザに対してシステムを利用できる方法として、「Ｓｕｉｃａ（登録商標）」などの非接触ＩＣカードや、こうした非接触ＩＣカード技術を携帯電話に組み込んだ「おサイフケータイ（登録商標）」を利用した電子マネーによる課金システムが実用化されており、例えば特許文献１などにも開示されている。

特開２００７−２９３３８０号公報

しかし、上述した電子マネーによる課金システムは、携帯電話に内蔵するＩＣチップ内の各種情報に対して、読み取りや書き込みを行なうための高額なインターフェースが必要となる。そのため、特にホテルなどのペイテレビ課金システムにおいて、こうしたインターフェースを全客室の端末装置にそれぞれ装備しようとすると、膨大な設備コストが掛かって運用面で困難となり、システムへの導入が浸透していないのが現状であった。また、携帯電話自体に電子マネー決済を可能にするＩＣチップが搭載されていなければ、仮に各客室の課金端末装置に高額なインターフェースを組み込んだとしても、既存のカード販売機からカードを購入せざるを得ない状況にあった。

本発明は上記の問題点に着目してなされたもので、既存の端末機器に高額なインターフェースを組み込むことなく、携帯通信機器を利用して有料サイトの映像コンテンツの視聴料金などに対するオンライン決済システムを提供することを、その目的とする。

請求項１の発明では、映像コンテンツを出力するデコード部を備えた端末機器と、前記端末機器に接続する端末管理装置と、前記端末管理装置に接続する情報管理装置とを含み、前記端末管理装置は、前記端末機器の情報を前記情報管理装置に問い合わせる問合せ手段と、前記端末機器に映像コンテンツを提供するコンテンツ提供手段とを備え、前記情報管理装置は、前記端末機器の情報を管理する情報管理手段と、前記端末管理装置からの問合せに対する検索手段と、を備えたことを特徴とする。

請求項２の発明では、映像コンテンツを出力するデコード部を備えた端末機器と、前記端末機器に接続する端末管理装置と、前記端末管理装置に接続する情報管理装置とを含み、前記端末管理装置は、前記端末機器に映像コンテンツを提供するコンテンツ提供手段を備え、前記情報管理装置は、前記端末機器の情報を管理する情報管理手段と、前記端末管理装置に前記端末機器が映像コンテンツの視聴可能情報を通知する通知手段と、を備えたことを特徴とする。

請求項１の発明では、システム全体の情報を情報管理装置に一元化し、端末管理装置からの問合せに対して情報管理装置から端末管理装置へ情報を提供することができる。また、既存の端末機器に高額なインターフェースを組み込むことなく、携帯通信機器を利用したオンライン決済を可能とする。

請求項２の発明では、システム全体の情報を情報管理装置に一元化し、情報管理装置から端末管理装置へ情報を提供することができる。また、既存の端末機器に高額なインターフェースを組み込むことなく、携帯通信機器を利用したオンライン決済を可能とする。

本発明の実施例１を示すオンライン決済システムの概略構成図である。同上、各部の機能構成を具体的に示した概略構成図である。同上、決済方法選択画面図である。同上、二次元コードおよび再生ボタンを表示する画面図である。同上、購入ボタンを表示するスマートフォンの正面図である。同上、クレジットカード情報入力フォームを表示するスマートフォンの正面図である。同上、クレジットカード情報入力内容の確認画面を表示するスマートフォンの正面図である。本発明の実施例２を示すオンライン決済システムの概略構成図である。同上、各部の機能構成を具体的に示した概略構成図である。

以下、添付図面を参照しつつ、本発明におけるオンライン決済システムの好ましい実施例を説明する。ここでは、特にホテルなどの宿泊施設に導入設置されたオンライン決済システムについて説明する。

図１は、本発明の実施例１におけるシステムの全体構成を示している。同図において、１はホテルＡの客室Ａ１，Ａ２…Ａｎごとにそれぞれ設置されるＶＯＤ端末装置であり、各々のＶＯＤ端末装置１は個別の遠隔操作器たるリモコン２を備えていると共に、各種映像コンテンツの表示が可能な表示器３を有する映像表示機器としてのテレビ４が接続される。図１では、客室Ａ１以外の客室を図示していないが、他の客室Ａ２…Ａｎについても同様の構成を備えている。

５は、宿泊者であるユーザが保有する携帯通信機器としてのスマートフォンである。このスマートフォン５は、周知のように操作部６や、表示部７を備えており、またその他に、ネットワークとしてのインターネット８に接続して外部と通信を行ない、指定されたＵＲＬ（Uniform Resource Locator）に対応する情報を取り込んで、これを表示部７に表示させるブラウザ手段９を備えている。なお、ここでのスマートフォン５は、ＱＲコード（登録商標）などの二次元コードやＵＲＬを読み取ってインターネット８に接続可能なものであれば、携帯電話や各種タブレット端末であってもよい。

２１は、ホテルＡに設置されるＶＯＤ管理サーバとしてのローカルサーバである。このローカルサーバ２１は、同一のホテルＡ内に設置される各ＶＯＤ端末装置１と、ＬＡＮケーブルなどの接続線２２を用いて電気的に接続され、これによりローカルサーバ２１と各ＶＯＤ端末装置１との間で各種情報のやり取りが可能になる。また、このローカルサーバ２１は、インターネット８を介して後述する情報管理サーバ３１に接続される。図１ではホテルＡのローカルサーバ２１と情報管理サーバ３１の間で各種情報のやり取りが可能になっているが、実際には図示しない他のホテルについても、ホテルＡと同様のシステムを導入したローカルサーバ２１が、インターネット８を介して情報管理サーバ３１に接続される。なお、ＶＯＤ端末装置１とローカルサーバ２１とは、無線ＬＡＮなどの通信手段で接続されてもよい。また、ローカルサーバ２１は必ずしも各ホテルに１台ずつ設置する必要はなく、複数のホテルなどで共有する１台のローカルサーバ２１をホテルの外部に設置してもよい。

情報管理サーバ３１は、本システムを管理運営する管理会社内に設置され、システム運営のための情報を一元化する情報センターとして機能するものである。情報管理サーバ３１は、スマートフォン５、ローカルサーバ２１、および後述する決済サーバ４１とインターネット８を介して接続され、各種情報が情報管理サーバ３１に集約可能となっている。

決済サーバ４１は、オンライン決済代行会社内に設置され、スマートフォン５および情報管理サーバ３１とはインターネット８を介して接続され、決済対象の料金となる有料映像コンテンツの視聴料金を、スマートフォン５から入力されたユーザのクレジットカード情報に基づいて、オンライン決済処理を実行する機能を有する。なお、決済サーバ４１は、クレジットカードを発行するクレジットカード会社内に設置され、そのクレジットカード会社においてオンライン決済処理を行ってもよい。

次に、各客室Ａ１，Ａ２…ＡｎのＶＯＤ端末装置１と、これらのＶＯＤ端末装置１に共通して接続されるローカルサーバ２１と、各ローカルサーバ２１に接続する情報管理サーバ３１と、情報管理サーバ３１に接続する決済サーバ４１の内部機能構成について、図２を参照しながらその詳細を説明する。

同図において、ＶＯＤ端末装置１は、接続されるテレビ４の動作を制御する映像制御手段１０と、ＶＯＤ端末装置１を特定する端末情報を含んだ視聴指示信号を、ローカルサーバ２１に転送する転送手段１１と、を備えている。映像制御手段１０は、ユーザによるリモコン２の操作に対応してテレビ４の電源をオンまたはオフにしたり、画面の表示を切替えたりする機能を有すると共に、ローカルサーバ２１から送られる映像コンテンツの映像データや音声データを、テレビ４やスピーカ（図示せず）に出力するデコード部１２を備えている。端末情報とは、ホテルＡ内においてどのＶＯＤ端末装置１であるのかを特定する情報であり、視聴指示信号は、ユーザがリモコン２を操作して有料映像コンテンツの視聴開始を選択した場合に、ＶＯＤ端末装置１からローカルサーバ２１に転送される信号である。

ローカルサーバ２１は、ＶＯＤ端末装置１の転送手段１１から視聴指示信号を受信すると、この視聴指示信号に含まれる端末情報を情報管理サーバ３１に転送して、視聴料金の決済が完了した旨の決済完了情報を問い合わせる照会問合せ手段２３と、情報管理サーバ３１から、決済完了情報を確認した旨の照会確認信号を受信して、ＶＯＤ端末装置１に対して視聴許可信号および映像コンテンツを送信するコンテンツ提供手段２４と、を備えている。

情報管理サーバ３１は、ユーザが視聴料金のオンライン決済をするためにスマートフォン５を使用して決済サーバ４１へ接続する際に、スマートフォン５と決済サーバ４１との間を中継する中継手段３２と、端末情報および決済完了情報を保存する記憶手段３３と、ローカルサーバ２１からの特定のＶＯＤ端末装置１に対する決済完了情報の問合せに対して記憶手段３３に保存された端末情報および決済完了情報の中から、特定のＶＯＤ端末装置１に対応した端末情報および決済完了情報が有るか否かを検索する検索手段３４と、を備えている。

決済サーバ４１は、情報管理サーバ３１を経由して決済サーバ４１に接続したスマートフォン５から、有料映像コンテンツの視聴料金の決済を希望する旨の購入選択信号および端末情報がオンラインで送られてくると、そのスマートフォン５のユーザに対する決済処理を行なう決済制御手段４２と、決済制御手段４２による決済処理が完了すると、スマートフォン５から入力したユーザ固有の識別情報であるクレジットカード情報を保存するための記憶手段４３と、スマートフォン５と情報管理サーバ３１に対してインターネット８を介して決済処理が完了した旨の決済完了信号を送信する送信手段４４と、を備えている。

次に、スマートフォン５を保有するユーザが、ホテルＡの客室Ａ１で所望の有料コンテンツを視聴するまでの手順を説明する。最初にユーザが、リモコン２の電源キーを操作して、客室Ａ１に設置されたテレビ４の電源をオンにし、リモコン２のＶＯＤ選択キーを操作すると、ＶＯＤ端末装置１に接続されたテレビ４の表示器３によって、図３に示す決済方法の選択画面が表示される。この選択画面では、従来から知られているＶＯＤカード決済の選択部５１と、本実施例で新たに導入されたオンラインによるクレジットカード決済の選択部５２が設けられ、いずれか一方の決済方法をリモコン２の操作キーで選択できるようになっている。なお、ＶＯＤカード決済の手順についての説明は省略する。

ここで、ユーザがリモコン２の操作キーで選択部５２を選択すると、図４に示すように、スマートフォン５から情報管理サーバ３１へのアクセスを可能にする二次元コード５３と、後述する映像コンテンツの視聴開始を指示する再生ボタン５４がテレビ４の表示器３に表示される。この二次元コード５３には、情報管理サーバ３１内の指定したアドレスに対応するＵＲＬ情報が格納されており、ユーザがスマートフォン５の撮影手段（図示せず）によってこの二次元コード５３を読み取ると、インターネット８経由で情報管理サーバ３１の指定したアドレスに接続することが可能になる。このアドレスは、ＶＯＤ端末装置１ごとに異なって割り当てられており、これにより情報管理サーバ３１では、ユーザがどのＶＯＤ端末装置１に対応する二次元コード５３を読み取ってアクセスをしたのかを把握でき、後述する視聴可能信号をどのローカルサーバ２１に送信すべきかを判断することができる。

図４の表示画面を受けて、スマートフォン５が情報管理サーバ３１の指定したアドレスに接続を完了すると、スマートフォン５の表示部７には図５に示すような決済処理を行う決済サーバ４１へ接続するための購入ボタン５５が表示される。そして、ユーザがスマートフォン５の操作部６を操作して購入ボタン５５にカーソルを移動させて選択すると、スマートフォン５はインターネット８を介して決済サーバ４１の指定したアドレスに接続される。決済サーバ４１は、決済代行会社が管理・運営しており、本システム以外の複数のシステムに対しても決済処理を行っており、ユーザのスマートフォン５が情報管理サーバ３１の中継手段３２を経由して決済サーバ４１に接続することで、決済サーバ４１内の本システムに対する決済処理用に割り当てられた特定のアドレスに接続することができる。

決済サーバ４１に接続を完了すると、スマートフォン５の表示部７には、図６に示すような注文内容５６とクレジットカード情報の入力フォーム５７が表示される。注文内容５６は、例えば、映像コンテンツの内容や視聴料金の金額などである。ここでユーザは、有料映像コンテンツの視聴料金を支払うため、スマートフォン５の操作部６を操作して入力フォーム５７にクレジットカード情報を入力する。クレジットカード情報は、例えば、クレジットカード番号、クレジットカードの有効期限、カード名義、支払回数、電話番号、電子メールアドレスなどであり、要するにユーザに対して映像コンテンツの視聴料金を請求できる情報が含まれていればよい。

ユーザがクレジットカード情報を入力完了後、スマートフォン５の表示部７に表示される決定ボタン（図示せず）を操作部６により選択すると、図７に示すような入力内容確認画面５８が表示部７に表示される。ユーザがその表示内容を確認した後に、表示部７に表示される決定ボタン（図示せず）を操作部６により選択すると、スマートフォン５からの指示信号に基づいて、情報管理サーバ３１から決済サーバ４１の決済制御手段４２に決済指示の信号が出力され、決済制御手段４２による決済処理が行われる。なお、前記図６，７の表示画面には、表示部７内に中止ボタン（図示せず）が表示されており、この中止ボタンを選択するとスマートフォン５と決済サーバ４１との接続が断たれ、決済をすることなく手続きが終了する。この場合、決済サーバ４１の記憶手段４３には何等情報が保存されない。

決済制御手段４２によって決済処理が完了すると、決済サーバ４１は、ユーザが使用するＶＯＤ端末装置１（ユーザが二次元コードを読み取ったＶＯＤ端末装置１）を特定する端末情報と当該ＶＯＤ端末装置１に対して決済処理を行ったクレジットカード情報とを対応させて記憶手段４３に保存する。

また、決済サーバ４１の送信手段４４は、入力フォーム５７において入力された電子メールアドレスに対応するユーザの例えばスマートフォン５に対して、決済サーバ４１による決済が完了した旨の通知を電子メールで送信する。さらに、情報管理サーバ３１に対しては、端末情報とその端末情報に対する決済が決済サーバ４１で完了した旨の決済完了信号を送信する。この時、決済サーバ４１が情報管理サーバ３１に送信する決済完了信号は、視聴料金の決済が完了したとの信号のみであり、クレジットカード情報などの個人情報は送信されない。そのため、顧客の個人情報は、決済サーバ４１を管理・運営する決済代行会社のみが保存・管理するため、本システムを運営する運営会社は個人情報に対するセキュリティ対策が不要となる。

決済サーバ４１から端末情報と決済完了信号を受信した情報管理サーバ３１は、それらを決済完了情報として記憶手段３３に保存する。

決済サーバ４１による決済処理が完了すると、ユーザのスマートフォン５は情報管理サーバ３１にインターネット８経由で接続され、表示部７には決済処理ごとに割り当てられる注文番号と決済完了日時が表示される（図示せず）。注文番号と決済完了日時の表示を確認したユーザが、テレビ４の表示器３に表示された図３に示す画面において、リモコン２を操作して再生ボタン５４を選択すると、接続線２２を通じてＶＯＤ端末装置１からローカルサーバ２１にＶＯＤ端末装置１を特定する端末情報を含んだ視聴指示信号が送信される。視聴指示信号を受信したローカルサーバ２１は、当該端末情報に対する決済完了情報を、インターネット８を介して情報管理サーバ３１に問い合わせる。情報管理サーバ３１は、ローカルサーバ２１からの問合せに対して、検索手段３４が記憶手段３３に保存された決済完了情報を照合し、問合わせに係る端末情報に対応する決済完了情報との照合が完了した場合には、情報管理サーバ３１からローカルサーバ２１に対して照合確認信号を送信する。この照合確認信号を受信したローカルサーバ２１は、該当するＶＯＤ端末装置１に対して視聴許可信号と共に映像コンテンツを配信する。映像コンテンツの配信を受けたＶＯＤ端末装置１は、映像制御手段１０が備えるデコード部１２によりテレビ４で映像コンテンツを視聴可能とする。以上の手順の後、ユーザはリモコン２を操作してテレビ４により所望の映像コンテンツを視聴することができる。

なお、情報管理サーバ３１の記憶手段３３に保存された決済完了情報は、一定期間経過後に記憶手段３３から消去され、消去後はローカルサーバ２１の照会問合せ手段２３から情報管理サーバ３１に対して照会問合せがあっても、情報管理サーバ３１の記憶手段３３には決済完了情報が存在しないため、決済完了情報の照合ができない。そのためローカルサーバ２１は、ＶＯＤ端末装置１に対して視聴許可信号が送信されないため、宿泊客は有料映像コンテンツを視聴することができない。この一定期間は、例えば決済完了時から客室Ａ１のチェックアウトの時間までや決済完了時から２４時間などに設定することができ、この期間を設定することにより、１回の決済処理によって有料映像コンテンツを視聴可能な時間を設定することができる。

以上のように本実施例では、請求項１に対応して、映像コンテンツを出力するデコード部（デコード部１２）を備えた端末機器（ＶＯＤ端末装置１）と、前記端末機器（ＶＯＤ端末装置１）に接続する端末管理装置（ローカルサーバ２１）と、前記端末管理装置（ローカルサーバ２１）に接続する情報管理装置（情報管理サーバ３１）とを含み、前記端末管理装置（ローカルサーバ２１）は、前記端末機器（ＶＯＤ端末装置１）の情報を前記情報管理装置（情報管理サーバ３１）に問い合わせる問合せ手段（照会問合せ手段２３）と、前記端末機器（ＶＯＤ端末装置１）に映像コンテンツを提供するコンテンツ提供手段（コンテンツ提供手段２４）とを備え、前記情報管理装置（情報管理サーバ３１）は、前記端末機器（ＶＯＤ端末装置１）の情報を管理する情報管理手段（記憶手段３３）と、前記端末管理装置（ローカルサーバ２１）からの問合せに対する検索手段（検索手段３４）とを備え、システム全体の情報を情報管理装置（情報管理サーバ３１）に一元化し、端末管理装置（ローカルサーバ２１）からの問合せに対して情報管理装置（情報管理サーバ３１）から端末管理装置（ローカルサーバ２１）へ情報を提供することができる。

そして、ユーザは客室Ａ１から出ることなく有料映像コンテンツの視聴料金の決済をすることができるため、従来のように、客室外に設置された券売機などにＶＯＤカードを買いに行く手間が省ける。

また、ホテルＡは、本システムの運営を直接行わないので、ユーザへの対応負担が大幅に軽減される。また、従来のようにＶＯＤカードを券売機で販売する場合は、有料映像コンテンツの視聴料金の金額を例えば１０００円などの切の良い金額に設定して、お釣りが不要となるようにしていたが、本実施例ではクレジットカード決済であるため、細かい金額設定が容易であり、消費税率の変更などにも容易に対応可能である。

さらに、本システムの運営会社は、自社内に情報管理サーバ３１を設置するため、ユーザからの問合せに対して迅速に対応することができる。また、有料映像コンテンツの視聴料金の決済については、専門の決済代行会社に一任するため、決済処理の手間や決済処理に伴う個人情報の管理が不要となる。

以上のとおり、本実施例においては、ユーザ、ホテルＡおよびシステムの運営会社それぞれにメリットがある。

図８は、本発明の実施例２におけるシステムの全体構成を示す。また図９は、本発明の実施例２におけるＶＯＤ端末装置１、ローカルサーバ２１、情報管理サーバ３１および決済サーバ４１の内部機能構成を示しており、上記実施例１と同一部分に同一符号を付し、その詳細な説明を省略して詳述する。本実施例は、ローカルサーバ２１から情報管理サーバ３１への照会問合せを省略したものである。したがって、本実施例の構成は、ＶＯＤ端末装置１が転送手段１１を備えていない、ローカルサーバ２１が照会問合せ手段２３を備えていない、情報管理サーバ３１が検索手段３４を備えていない、点で上記実施例１の構成と異なる。それ以外は、上記実施例１の構成と共通する。

また、本実施例において、情報管理サーバ３１は、有料映像コンテンツの視聴が可能である旨の視聴可能信号を送信する通知手段３５を備える。この視聴可能信号は、特定のＶＯＤ端末装置１に対する有料映像コンテンツの視聴料金の決済が決済サーバ４１において完了した場合に、情報管理サーバ３１からローカルサーバ２１に対して送信される。

本実施例においてユーザが、ホテルＡの客室Ａ１で所望の有料コンテンツを視聴するまでの手順を説明するが、ユーザのスマートフォン５を使用して、オンラインで決済サーバ４１による決済処理が完了し、その決済サーバ４１の送信手段４４がユーザのスマートフォン５と情報管理サーバ３１へ決済完了信号を送信するまでは、上記実施例１と同手順であるため、説明を省略する。

情報管理サーバ３１は、決済サーバ４１からの決済完了信号を受信すると、それを記憶手段３３に決済完了情報として保存する。その後、情報管理サーバ３１の通知手段３５は、ローカルサーバ２１に対してインターネット８を介して、端末情報と共に視聴可能信号を送信する。視聴可能信号を受信したローカルサーバ２１は、コンテンツ提供手段２４により接続線２２を通じて該当するＶＯＤ端末装置１に対して視聴許可信号と共に映像コンテンツを配信する。映像コンテンツの配信を受けたＶＯＤ端末装置１は、映像制御手段１０が備えるデコード部１２によりテレビ４で映像コンテンツを視聴可能とする。以上の手順により、ユーザはリモコン２を操作してテレビ４により所望の映像コンテンツを視聴することができる。

以上のように本実施例では、請求項２に対応して、映像コンテンツを出力するデコード部（デコード部１２）を備えた端末機器（ＶＯＤ端末装置１）と、前記端末機器（ＶＯＤ端末装置１）に接続する端末管理装置（ローカルサーバ２１）と、前記端末管理装置（ローカルサーバ２１）に接続する情報管理装置（情報管理サーバ３１）とを含み、前記端末管理装置（ローカルサーバ２１）は、前記端末機器（ＶＯＤ端末装置１）に映像コンテンツを提供するコンテンツ提供手段（コンテンツ提供手段２４）を備え、前記情報管理装置（情報管理サーバ３１）は、前記端末機器（ＶＯＤ端末装置１）の情報を管理する情報管理手段（記憶手段３３）と、前記端末管理装置（ローカルサーバ２１）に前記端末機器（ＶＯＤ端末装置１）が映像コンテンツの視聴可能情報を通知する通知手段（通知手段３５）とを備えており、システム全体の情報を情報管理装置（情報管理サーバ３１）に一元化し、情報管理装置（情報管理サーバ３１）から端末管理装置（ローカルサーバ２１）へ情報を提供することができる。

そして、ユーザは客室Ａ１から出ることなく有料映像コンテンツの視聴料金の決済をすることができるため、従来のように、客室外に設置された販売機などにＶＯＤカードを買いに行く手間が省ける。

また、ホテルＡは、本システムの運営を直接行わないので、ユーザへの対応負担が大幅に軽減される。また、従来のようにＶＯＤカードを販売機で販売する場合は、有料映像コンテンツの視聴料金の金額を例えば１０００円などの切の良い金額に設定して、お釣りが不要となるようにしていたが、本実施例ではクレジットカード決済であるため、細かい金額設定が容易であり、消費税率の変更などにも容易に対応可能である。

さらに、本システムの運営会社は、自社内に情報管理サーバ３１を設置するため、ユーザからの問合せに対して迅速に対応することができる。また、有料映像コンテンツの視聴料金の決済については、専門の決済代行会社に一任するため、様々なクレジットカードに対する煩雑な決済処理の手間や決済処理に伴う個人情報の管理が不要となる。

なお、本発明は上記各実施例に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。例えば、上述したＶＯＤ端末装置１を、ホテル以外の宿泊施設や、マンションなどに適用させることも可能である。

１ＶＯＤ端末装置（端末機器）
１２デコード部
２１ローカルサーバ（端末管理装置）
２３照会問合せ手段（問合せ手段）
２４コンテンツ提供手段
３１情報管理サーバ（情報管理装置）
３３記憶手段（情報管理手段）
３４検索手段
３５通知手段

Claims

映像コンテンツを出力するデコード部を備えた端末機器と、前記端末機器に接続する端末管理装置と、前記端末管理装置に接続する情報管理装置とを含み、
前記端末管理装置は、前記端末機器の情報を前記情報管理装置に問い合わせる問合せ手段と、前記端末機器に映像コンテンツを提供するコンテンツ提供手段とを備え、
前記情報管理装置は、前記端末機器の情報を管理する情報管理手段と、前記端末管理装置からの問合せに対する検索手段と、を備えたことを特徴とするオンライン決済システム。
映像コンテンツを出力するデコード部を備えた端末機器と、前記端末機器に接続する端末管理装置と、前記端末管理装置に接続する情報管理装置とを含み、
前記端末管理装置は、前記端末機器に映像コンテンツを提供するコンテンツ提供手段を備え、
前記情報管理装置は、前記端末機器の情報を管理する情報管理手段と、前記端末管理装置に前記端末機器が映像コンテンツの視聴可能情報を通知する通知手段と、を備えたことを特徴とするオンライン決済システム。