JP2015152990A - 電子図書管理プログラム、電子図書管理方法及び電子図書管理装置 - Google Patents

電子図書管理プログラム、電子図書管理方法及び電子図書管理装置 Download PDF

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Abstract

【課題】電子図書データの利用促進を図る。
【解決手段】貸出処理部12は、ある電子図書データのアクセス権を1人のユーザに対して付与した後、該ユーザからの電子図書データに対するアクセス履歴(読書時間ログ)に基づいて、該ユーザによる電子図書データに対するアクセス可能性が所定の基準以下の将来の時期を推定する。また、貸出処理部12は、推定した時期について、該ユーザによる電子図書データへのアクセスを拒絶し、他のユーザのアクセスを許可する制御を行う。
【選択図】図3

Description

本発明は、電子図書管理プログラム、電子図書管理方法及び電子図書管理装置に関する。
近年、紙に印刷した図書のほか、携帯端末等で閲覧可能な電子図書も出現してきている。今後、図書館においても電子図書を取り扱うようになると考えられるが、図書館において電子図書を取り扱う場合、図書館の性質上、1つの電子図書は同時に複数人には貸与できないようにする必要がある。
なお、特許文献1には、貸与対象である駐車場の貸借を適切に実現し、貸与対象の有効利用を図る技術について開示されている。
特開2005−267601号公報
電子図書の場合、紙の図書と異なり、図書の受け渡しや返却を瞬時に行うことができるため、短い時間単位での貸与が行いやすいと考えられる。例えば、電子図書を借りているユーザが他のユーザに貸与してもよい期間だけ他のユーザに対して電子図書を貸与することができれば、電子図書の利用促進が期待できる。
しかしながら、上記特許文献1には、電子図書を借りているユーザが将来的に電子図書を他のユーザに貸与してもよいと考えるであろう期間を推定する技術については開示されていない。
1つの側面では、本発明は、電子図書データの利用促進を図ることが可能な電子図書管理プログラム、電子図書管理方法及び電子図書管理装置を提供することを目的とする。
一つの態様では、電子図書管理プログラムは、1つの電子図書データについて複数のアクセス元からの同時アクセスを拒絶する排他制御機能を備えた電子図書管理プログラムであって、第1のアクセス元に対して前記1つの電子図書データへのアクセスの許容を開始し、前記第1のアクセス元からの電子図書データに対するアクセス履歴に基づいて、前記第1のアクセス元による前記1つの電子図書データに対するアクセスの可能性が所定の基準以下の将来の時期を推定し、推定した前記時期について、前記第1のアクセス元からの前記1つの電子図書データに対するアクセスを拒絶し、第2のアクセス元からの前記1つの電子図書データに対するアクセスを許容する制御を行う、処理をコンピュータに実行させるプログラムである。
一つの態様では、電子図書管理方法は、1つの電子図書データについて複数のアクセス元からの同時アクセスを拒絶する排他制御機能を有するコンピュータが、第1のアクセス元に対して前記1つの電子図書データへのアクセスの許容を開始し、前記第1のアクセス元からの電子図書データに対するアクセス履歴に基づいて、前記第1のアクセス元による前記1つの電子図書データに対するアクセスの可能性が所定の基準以下の将来の時期を推定し、推定した前記時期について、前記第1のアクセス元からの前記1つの電子図書データに対するアクセスを拒絶し、第2のアクセス元からの前記1つの電子図書データに対するアクセスを許容する制御を行う、処理を実行する電子図書管理方法である。
一つの態様では、電子図書管理装置は、1つの電子図書データについて複数のアクセス元からの同時アクセスを拒絶する排他制御機能を備えた電子図書管理装置であって、第1のアクセス元に対して前記1つの電子図書データへのアクセスの許容を開始した場合に、前記第1のアクセス元からの電子図書データに対するアクセス履歴に基づいて、前記第1のアクセス元による前記1つの電子図書データに対するアクセスの可能性が所定の基準以下の将来の時期を推定する推定部と、前記推定部が推定した前記時期について、前記第1のアクセス元からの前記1つの電子図書データに対するアクセスを拒絶し、第2のアクセス元からの前記1つの電子図書データに対するアクセスを許容する制御を行う制御部と、を備えている。
電子図書データの利用促進を図ることができる。
一実施形態に係る電子図書管理システムの構成を概略的に示す図である。 図2(a)は、図書館サーバのハードウェア構成を示す図であり、図2(b)は、ユーザ端末のハードウェア構成を示す図である。 図書館サーバ及びユーザ端末の機能ブロック図である。 ユーザDBのデータ構造を示す図である。 図書DBのデータ構造を示す図である。 図6(a)は、貸出図書DBのデータ構造を示す図であり、図6(b)は、読書時間DBのデータ構造を示す図である。 ジャンルDBのデータ構造を示す図である。 アクセス権管理DBのデータ構造を示す図である。 電子図書管理システムによる貸出時の処理を示すフローチャート(その1)である。 電子図書管理システムによる貸出時の処理を示すフローチャート(その2)である。 電子図書管理システムによる貸出時の処理を示すフローチャート(その3)である。 図11の必要読書時間算出処理の具体的処理を示すフローチャートである。 電子図書管理システムによる貸出時の処理を示すフローチャート(その4)である。 図14(a)は、認証画面の一例を示す図であり、図14(b)は、認証エラー画面の一例を示す図である。 図15(a)は、貸出希望図書入力画面の一例を示す図であり、図15(b)は、時間貸画面の一例を示す図である。 貸出可能データ一覧表示画面の一例を示す図である。 承認画面の一例を示す図である。 図18(a)は、承認を伝える承認・拒否結果画面の一例を示す図であり、図18(b)は、拒否を伝える承認・拒否結果画面の一例を示す図である。 電子図書管理システムによる閲覧時の処理を示すフローチャート(その1)である。 電子図書管理システムによる閲覧時の処理を示すフローチャート(その2)である。 閲覧画面の一例を示す図である。
以下、電子図書管理システムの一実施形態について、図1〜図21に基づいて詳細に説明する。図1には、一実施形態に係る電子図書管理システム100が概略的に示されている。
本実施形態の電子図書管理システム100は、図1に示すように、電子図書管理装置としての図書館サーバ10と、ユーザ端末20と、を備える。図書館サーバ10とユーザ端末20は、インターネットやLANなどのネットワーク80に接続されている。この電子図書管理システム100は、ユーザ端末20においてブラウザ上に表示される画面(図書館サーバ10から提供)において、電子図書データの貸与手続きや、電子図書データの閲覧をできるようにするシステムである。
図書館サーバ10は、データセンタや図書館内に設置され、電子図書の管理を行うサーバである。図2(a)には、図書館サーバ10のハードウェア構成が示されている。図2(a)に示すように、図書館サーバ10は、CPU(Central Processing Unit)90、ROM(Read Only Memory)92、RAM(Random Access Memory)94、記憶部(ここではHDD(Hard Disk Drive))96、ネットワークインタフェース97、及び可搬型記憶媒体用ドライブ99等を備えている。これら図書館サーバ10の構成各部は、バス98に接続されている。図書館サーバ10では、ROM92あるいはHDD96に格納されているプログラム(電子図書管理プログラムを含む)、或いは可搬型記憶媒体用ドライブ99が可搬型記憶媒体91から読み取ったプログラム(電子図書管理プログラムを含む)をCPU90が実行することにより、図3に示す機能が実現される。なお、図3の各機能については後述する。
ユーザ端末20は、電子図書の貸出を受けたユーザが電子図書の閲覧を行うための端末である。ユーザ端末20は、PCや、タブレット型端末、スマートフォンなどの端末であるものとする。図2(b)には、ユーザ端末20のハードウェア構成が示されている。図2(b)に示すように、ユーザ端末20は、CPU190、ROM192、RAM194、記憶部(HDD)196、表示部193、入力部195、ネットワークインタフェース197、及び可搬型記憶媒体用ドライブ199等を備えており、ユーザ端末20の構成各部は、バス198に接続されている。ユーザ端末20においても、CPU190がプログラムを実行することで、図3に示す機能が実現される。
図3には、図書館サーバ10及びユーザ端末20の機能ブロック図が示されている。図3に示すように、図書館サーバ10では、CPU90がプログラム(電子図書管理プログラムを含む)を実行することで、推定部及び制御部としての貸出処理部12、及び情報登録部14としての機能が実現されている。また、ユーザ端末20では、CPU190がプログラムを実行することで、表示処理部22及び入力処理部24としての機能が実現されている。なお、図3には、図書館サーバ10のHDD96等に格納されているユーザDB(database)31、図書DB32、貸出図書DB33、読書時間DB34、ジャンルDB35、アクセス権管理DB36も図示されている。
貸出処理部12は、電子図書の貸出処理、すなわち電子図書データに対するアクセス権の設定処理や、アクセス権を有するユーザに対する電子図書データの閲覧画面の送信処理などを行う。なお、貸出処理部12は、1つの電子図書データについて複数のユーザ(アクセス元)から同時にアクセスがあっても、1人のユーザのアクセスのみを許可する機能、すなわち排他制御機能を有している。
情報登録部14は、ユーザによる電子図書データの閲覧履歴を取得し、該閲覧履歴に基づいて、ユーザの読書時間ログを取得したり、ユーザ別の読書スピードやジャンル別の読書スピードを算出する。また、情報登録部14は、ユーザの読書時間ログを読書時間DB34に登録したり、読書スピードをユーザDB31やジャンルDB35に登録する。
表示処理部22は、貸出処理部12から送信されてきた画面を表示部193上(ブラウザ内)に表示する。入力処理部24は、ユーザ端末20を利用するユーザから入力された情報や当該ユーザからの指示(ブラウザ上で入力された指示)を図書館サーバ10の貸出処理部12に対して送信する。
ユーザDB31は、図書館サーバ10を利用するユーザ、すなわち、図書館の電子図書データを利用する利用者を管理するデータベースである。図4には、ユーザDB31のデータ構造が示されている。図4に示すように、ユーザDB31は、「ユーザID」、「氏名」、「パスワード」、「読書スピード」、「総読書ページ数」、「総読書時間」の各フィールドを有する。「ユーザID」のフィールドには、ユーザ毎に割り当てられた識別情報が格納される。「氏名」のフィールドには、ユーザの氏名が格納される。「パスワード」のフィールドには、ユーザに割り当てられた又はユーザが自ら設定したパスワードが格納される。「読書スピード」のフィールドには、ユーザの総読書ページ数と総読書時間から算出される1ページを読むのに要する平均時間(分)が格納される。「総読書ページ数」のフィールドには、ユーザが閲覧した電子図書データの総ページ数が格納される。「総読書時間」のフィールドには、ユーザが電子図書データを閲覧した総時間が格納される。
図書DB32は、図書館サーバ10が管理する電子図書の情報を格納するデータベースである。図5には、図書DB32のデータ構造が示されている。図5に示すように、図書DB32は、「図書ID」、「電子図書ID」、「タイトル」、「著者」、「ジャンル」、「総ページ数」、「章ページ数」、「平均文字数」の各フィールドを有する。「図書ID」のフィールドには、図書(紙に印刷された図書)の識別情報が格納される。「電子図書ID」のフィールドには、電子図書データの識別情報が格納される。なお、電子図書IDは、図書IDの末尾に2桁の番号を付したものである。末尾の2桁の番号は、電子図書データごとに異なる。「タイトル」のフィールドには、図書のタイトルが格納される。「著者」のフィールドには、図書の著者名が格納される。「ジャンル」のフィールドには、図書のジャンル名、例えば「小説」や「実用」などが格納される。「総ページ数」のフィールドには、図書の総ページ数が格納される。「章ページ数」のフィールドには、図書に含まれる各章のページ数が格納される。「平均文字数」のフィールドには、1ページあたりの文字数の平均が格納される。
貸出図書DB33は、貸出図書の情報を管理するデータベースである。図6(a)には、貸出図書DB33のデータ構造が示されている。図6(a)に示すように、貸出図書DB33は、「ユーザID」、「氏名」、「借りている図書」、「電子図書ID」、「閲覧ページ」の各フィールドを有する。「ユーザID」のフィールドには、電子図書データを借りているユーザのIDが格納される。なお、本実施形態では、貸出図書DB33には、例えば2週間などの正規の期間の間電子図書データを借りているユーザのIDが格納される。すなわち、後述する電子図書データの時間貸を利用しているユーザのIDは、貸出図書DB33には格納されないものとする。「氏名」のフィールドには、電子図書データを借りているユーザの氏名が格納される。「借りている図書」のフィールドには、ユーザが借りている図書のタイトルが格納される。「電子図書ID」のフィールドには、ユーザが借りている電子図書データのIDが格納される。「閲覧ページ」のフィールドには、ユーザが閲覧を中断したときのページ数が格納される。
読書時間DB34は、電子図書データを借りたユーザの読書時間ログを管理するデータベースである。図6(b)には、読書時間DB34のデータ構造が示されている。図6(b)に示すように、読書時間DB34は、「ユーザID」、「氏名」、「電子図書ID」、「読書時間ログ」の各フィールドを有する。「ユーザID」及び「氏名」のフィールドには、電子図書データを借りたユーザのID及び氏名が格納される。「電子図書ID」のフィールドには、ユーザが借りた電子図書のIDが格納される。「読書時間ログ」のフィールドには、ユーザが電子図書データを閲覧した日時のログが格納される。
ジャンルDB35は、電子図書データを借りた全ユーザが各ジャンルの図書を読むときの読書スピードを管理するデータベースである。図7には、ジャンルDB35のデータ構造が示されている。図7に示すように、ジャンルDB35は、「ジャンル」、「読書スピード」、「総読書ページ数」、「総読書時間」の各フィールドを有する。「ジャンル」のフィールドには、「小説」、「実用」などのジャンル名が格納される。「読書スピード」のフィールドには、総読書ページ数と総読書時間から算出される各ジャンルの電子図書を1ぺージ読むのに要する平均時間(分)が格納される。「総読書ページ数」のフィールドには、ユーザによって読まれた各ジャンルの電子図書データの総ページ数が格納される。「総読書時間」のフィールドには、各ジャンルの電子図書データがユーザによって読まれた総時間が格納される。
アクセス権管理DB36は、電子図書データに対するアクセス権がどのユーザにあるかを管理するデータベースである。図8には、アクセス権管理DB36のデータ構造が示されている。図8に示すように、アクセス権管理DB36は、「電子図書ID」、「アクセス権」、「ユーザID」、「氏名」、「アクセス権付与期間」の各フィールドを有する。「電子図書ID」のフィールドには、電子図書データのIDが格納され、「アクセス権」のフィールドには、アクセス権がある場合に「○」、アクセス権がない場合に「−」が格納される。「ユーザID」及び「氏名」のフィールドには、アクセス権が付与されている又は今後付与されるユーザのID及び氏名が格納される。「アクセス権付与期間」のフィールドには、ユーザに対するアクセス権の付与期間が格納される。
(貸出時の処理)
次に、本実施形態における電子図書データの貸出時の処理について、図9〜図13のフローチャートに沿って、その他図面を適宜参照しつつ詳細に説明する。なお、電子図書データの貸出とは、電子図書データの貸出要求を行ったユーザに、電子図書データに対するアクセス権を付与することを意味する。また、本実施形態では、電子図書データが貸出中でなければ、例えば2週間などの正規の期間の間、ユーザに電子図書データを貸し出す。その一方で、電子図書データが貸出中の場合には、既に他のユーザに貸し出している電子図書データの時間貸処理を実行する。
図9〜図13には、ユーザ端末20(表示処理部22及び入力処理部24)と図書館サーバ10(貸出処理部12)による電子図書データの貸出時の処理の一連の流れがフローチャートにて示されている。なお、図9〜図13のフローチャートでは、ユーザ端末20と図書館サーバ10の処理・判断のタイミングを考慮して、各処理・判断を配置している。
図9の処理では、まず、ユーザ端末20の入力処理部24が、ステップS10において、ユーザから電子図書データの貸出要求を受け付けるまで待機する。この場合の貸出要求は、ユーザがブラウザ上で図書館サーバ10のアドレスに対してアクセスすることにより行われる。ステップS10の判断が肯定されると、ステップS12に移行する。ステップS12に移行すると、入力処理部24は、図書館サーバ10(貸出処理部12)に対して、貸出要求を送信する。
これに対し、図書館サーバ10の貸出処理部12は、ステップS110において、貸出要求をユーザ端末20(入力処理部24)から受信するまで待機している。したがって、貸出処理部12では、入力処理部24が、ステップS12の処理を行った段階で、ステップS112に移行する。
ステップS112では、貸出処理部12が、ユーザID、パスワードの入力画面のデータをユーザ端末20(表示処理部22)に送信する。この場合の入力画面は、図14(a)に示すような認証画面(ユーザID及びパスワードの入力欄と、送信及びキャンセルボタンを含む画面)であるものとする。
一方、ユーザ端末20の表示処理部22は、ステップS12の後、ステップS14において、図書館サーバ10の貸出処理部12から、ユーザID、パスワード入力画面のデータを受信するまで待機している。したがって、上述したようにステップS112において入力画面のデータが図書館サーバ10側から送信されてきた段階で、表示処理部22は、ステップS16に移行することになる。
ステップS16では、表示処理部22は、ユーザID及びパスワードの入力画面(図14(a))をユーザ端末20の表示部193上(ブラウザ内)に表示する。次いで、ステップS18では、入力処理部24が、ユーザID及びパスワードの入力を受け付けるまで待機する。この場合、ユーザがユーザ端末20の入力部195を用いてユーザID及びパスワードを入力し、かつ、送信ボタンを押した段階で、ステップS20に移行することになる。
ステップS20に移行すると、入力処理部24は、ユーザID及びパスワードを図書館サーバ10(貸出処理部12)に対して送信する。なお、ステップS20の処理が終了した後は、ステップS22に移行する。
これに対し、図書館サーバ10の貸出処理部12では、ステップS112の後、ステップS114において、ユーザID及びパスワードがユーザ端末20(入力処理部24)から送信されてくるまで待機している。したがって、貸出処理部12は、ステップS20において、入力処理部24からユーザID等が送信されてきた段階で、ステップS116に移行する。
ステップS116に移行すると、貸出処理部12は、送信されてきたユーザID及びパスワードと、ユーザDB31を用いて、ユーザの認証を行う。その後は、ステップS118に移行する。
ステップS118に移行すると、貸出処理部12は、認証に成功したか否かを判断する。ここでの判断が否定された場合には、認証エラー画面(図14(b))のデータを作成し、ユーザ端末20(表示処理部22)に対して送信し、図9〜図13の全処理を終了する。一方、ステップS118の判断が肯定された場合には、図10のステップS130に移行する。これに対し、ユーザ端末20(表示処理部22)は、ステップS22において、認証エラー画面のデータを受信したか否かを判断する。ここでの判断が肯定された場合には、ステップS24において図14(b)の認証エラー画面をユーザ端末20の表示部193上(ブラウザ内)に表示し、図9〜図13の全処理を終了する。一方、ステップS22の判断が否定された場合には、図10のステップS30に移行する。
図書館サーバ10の貸出処理部12は、図10のステップS130に移行すると、貸出希望図書入力画面のデータをユーザ端末20の表示処理部22に送信する。なお、貸出希望図書入力画面は、図15(a)に示すような貸出希望図書のタイトルの入力欄と、送信ボタンを含む画面である。なお、貸出希望図書入力画面には、電子図書の検索機能等が設けられていてもよい。
一方、ユーザ端末20側では、ステップS30において、表示処理部22が、図書館サーバ10から、貸出希望図書入力画面のデータを受信するまで待機している。したがって、図書館サーバ10側でステップS130の処理が行われたタイミングで、表示処理部22は、ステップS32に移行する。
ステップS32に移行すると、表示処理部22は、図15(a)に示す貸出希望図書入力画面を表示部193上(ブラウザ内)に表示する。次いで、ステップS34では、入力処理部24は、貸出希望図書の入力を受け付けるまで待機する。すなわち、ユーザが入力部195を介して、貸出希望図書入力画面に貸出希望のタイトルを入力し、送信ボタンを押した段階で、入力処理部24は、ステップS36に移行する。
ステップS36に移行すると、入力処理部24は、貸出希望図書の情報を図書館サーバ10の貸出処理部12に対して送信する。
これに対し、図書館サーバ10側では、ステップS130の後、ステップS132において、貸出処理部12が貸出希望図書の情報を受信するまで待機している。したがって、ユーザ端末20側でステップS36の処理が行われた段階で、貸出処理部12は、ステップS134に移行する。
ステップS134に移行すると、貸出処理部12は、図書DB32と貸出図書DB33とを参照して、貸出希望図書の電子図書データの全てが貸出中か否かを判定する。具体的には、貸出処理部12は、図書DB32に含まれる貸出希望図書の電子図書データの全てが、貸出図書DB33に登録されているか否かにより、貸出希望図書が貸出中か否かを判定する。
次いで、ステップS136では、貸出希望図書の電子図書データの全てが貸出中か否かを判断する。ここでの判断が否定された場合、すなわち、貸出中でなかった場合には、ステップS140に移行する。ステップS140では、貸出処理部12は、ユーザに対して貸出希望図書の電子図書データに対するアクセス権を通常の期間(例えば2週間)だけ付与する。この場合、貸出処理部12は、貸出図書DB33に貸出希望図書の情報とユーザの情報とを登録する。また、貸出処理部12は、アクセス権管理DB36にも貸出希望図書の情報とユーザの情報とを登録する。アクセス権管理DB36には、電子図書ID、ユーザID、氏名のほか、アクセス権「○」と、アクセス権付与期間として、例えば貸出日から2週間の期間を登録する。なお、図10では図示していないが、アクセス権が付与された場合、貸出処理部12はユーザ端末20(表示処理部22)にアクセス権が付与された旨を送信する。そして、ユーザ端末20では、表示部193上(ブラウザ内)にアクセス権が付与された旨を表示し、図9〜図13の全処理を終了する。
一方、ステップS136の判断が肯定された場合、すなわち、貸出希望図書が貸出中であった場合には、ステップS138に移行し、貸出処理部12は、時間貸画面のデータをユーザ端末20(表示処理部22)に送信する。なお、ステップS138の後は、図11のステップS150に移行する。
これに対し、ユーザ端末20側では、ステップS36の後、表示処理部22は、ステップS38において、図書館サーバ10の貸出処理部12から時間貸画面のデータを受信するまで待機している。したがって、図書館サーバ10側においてステップS138の処理が行われたタイミングで、表示処理部22は、ステップS40に移行する。
ステップS40に移行すると、表示処理部22は、時間貸画面を表示部193上(ブラウザ内)に表示する。なお、時間貸画面は、図15(b)に示すような画面である。ユーザは、時間貸を希望する場合、時間貸画面においてページ数を入力した後「はい」ボタンを押し、時間貸を希望しない場合、時間画面の「いいえ」ボタンを押すものとする。
ステップS40が行われた後、図11のステップS50に移行すると、入力処理部24は、時間貸希望の入力を受け付けたか否かを判断する。このステップS50の判断が否定された場合、すなわち、ユーザが時間貸画面(図15(b))において「いいえ」ボタンを押した場合、図9〜図13の全処理が終了する。一方、ステップS50の判断が肯定された場合、すなわち、ユーザが時間貸画面において読みたい部分のページ数を入力し「はい」ボタンを押した場合、ステップS52に移行する。
ステップS52に移行すると、入力処理部24は、時間貸希望の情報を読みたい部分のページ数の情報とともに図書館サーバ10の貸出処理部12に送信する。なお、時間貸希望の情報は、電子図書データへのアクセスの要求(第1の要求)であるといえる。また、読みたい部分のページ数の情報は、電子図書データの中のアクセス対象とする箇所を示す情報であるといえる。
一方、図書館サーバ10側では、図10のステップS138の後、図11のステップS150において、貸出処理部12は、時間貸希望の情報を受信するまで待機している。したがって、上述のようにステップS52が行われたタイミングで、貸出処理部12は、ステップS154に移行する。
ステップS154に移行すると、貸出処理部12は、必要読書時間算出処理のサブルーチンを実行する。この必要読書時間算出処理では、図12のフローチャートに沿った処理を実行する。
貸出処理部12は、図12のステップS200において、ユーザDB31に時間貸を希望しているユーザの読書スピードが格納されているか否かを判断する。ここでの判断が否定された場合、すなわち、ユーザDB31に時間貸を希望しているユーザの読書スピードが格納されていなかった場合には、ステップS202に移行する。なお、ユーザDB31に読書スピードが格納されていないユーザとは、電子図書管理システム100を初めて利用するような、過去の読書履歴が存在しないユーザである。
ステップS202に移行すると、貸出処理部12は、時間貸希望の図書のジャンルを抽出する。この場合、貸出処理部12は、図書DB32を参照して時間貸希望図書のジャンルを抽出する。ここでは、時間貸希望の図書のタイトルが「蒲田の人」であり、ジャンルは「小説」であったとする。
次いで、ステップS204では、貸出処理部12は、ジャンルDB35(図7参照)から抽出したジャンルの読書スピードを抽出する。ジャンルが「小説」であった場合には、図7のジャンルDB35より、読書スピード=1(min/p)が抽出される。
次いで、ステップS208では、貸出処理部12は、読書スピードとページ数を積算し、必要読書時間を算出する。例えば、ユーザが希望するページ数が100ページであった場合には、1(min/p)×100(p)=100(min)が必要読書時間として算出されることになる。その後は、図11のステップS156に移行する。
一方、ステップS200の判断が肯定された場合、すなわち、時間貸を希望しているユーザの読書スピードがユーザDB31に格納されていた場合には、ステップS206に移行する。ステップS206に移行すると、貸出処理部12は、ユーザDB31からユーザの読書スピードを抽出する。例えば、時間貸を希望しているユーザが「鈴木四朗」であった場合には、読書スピード=1(min/p)が抽出される。
そして、次のステップS208では、前述したのと同様、貸出処理部12は、ステップS206で抽出した読書スピードとページ数を積算し、必要読書時間を算出する。その後は、図11のステップS156に移行する。
図11のステップS156に移行すると、貸出処理部12は、時間貸希望の図書を貸し出しているユーザを貸出図書DB33から1人抽出する。例えば、時間貸希望の図書のタイトルが「蒲田の人」であった場合、図6(a)の貸出図書DB33からユーザ「山田花江」が抽出されたものとする。
次いで、ステップS157では、貸出処理部12は、抽出したユーザ「山田花江」による電子図書データに対するアクセス可能性が所定の基準よりも低い将来の時期(時間範囲)を推定する。具体的には、貸出処理部12は、読書時間DB34を参照して、ステップS156で抽出したユーザ「山田花江」の読書時間ログを取得する。そして、貸出処理部12は、読書時間ログにおいて読書が所定回数(例えば、2回)以上行われていない時間範囲を抽出する。なお、人は通勤電車内や昼食時など、決まった時間に読書をすることが多い。したがって、本実施形態では、過去の読書時間ログにおいてほとんど読書をしていない時間範囲を電子図書データに対するアクセス可能性が低い時間範囲として抽出することとしている。
次いで、ステップS158では、貸出処理部12は、抽出したユーザが時間貸可能であるか否かを判断する。この場合、貸出処理部12は、ステップS157で抽出した時間範囲に、ステップS208で算出した必要読書時間よりも長い時間範囲が存在している場合に、時間貸可能であると判断する。例えば、ユーザ「山田花江」の場合、読書時間DB34の読書時間ログからは、8:30〜翌8:00までの時間範囲が、読書が所定回数(例えば、2回)以上行われていない時間範囲として抽出される。したがって、この時間範囲が、必要読書時間以上であれば、ユーザ「山田花江」は、時間貸可能であると判断される。ステップS158の判断が肯定された場合には、貸出処理部12は、ステップS160に移行する。
ステップS160に移行すると、貸出処理部12は、ステップS156で抽出したユーザを時間貸可能なユーザとして特定する。なお、ステップS160では、貸出処理部12は、特定したユーザの情報とともに、時間貸可能な時間範囲の情報を一時記憶する。その後は、ステップS162に移行する。
なお、ステップS158の判断が否定された場合、すなわち時間貸が不可能な場合には、ステップS160を経ずに、ステップS162に移行する。
ステップS162に移行すると、貸出処理部12は、時間帯希望の図書を貸し出している全てのユーザを抽出したか否かを判断する。ステップS162の判断が否定された場合には、ステップS156に戻り、ステップS156〜S162の処理・判断を繰り返すが、ステップS162の判断が肯定された場合には、ステップS164に移行する。
ステップS164に移行すると、貸出処理部12は、貸出可能ユーザ一覧表示画面のデータをユーザ端末20の表示処理部22に送信する。その後は、図13のステップS170に移行する。
一方、ユーザ端末20側では、ステップS52の後、表示処理部22は、ステップS54において、図書館サーバ10の貸出処理部12から、貸出可能データ一覧表示画面のデータを受信するまで待機している。したがって、前述のようにステップS164の処理が実行されたタイミングで、表示処理部22は、ステップS56に移行する。
ステップS56に移行すると、表示処理部22は、貸出可能データ一覧表示画面を表示する。貸出可能ユーザ一覧表示画面は、例えば、図16に示すような画面である。図16に示すように、貸出可能データ一覧表示画面は、「図書名」、「電子図書ID」、「読める時間」の欄とともに、「貸出依頼」ボタンが設けられている。なお、「読める時間」の欄には、ステップS160において一時記憶していた時間貸可能な時間範囲が表示される。ユーザは、「読める時間」の欄を参照して、自分が読みたい時間が含まれる電子図書データの「貸出依頼」ボタンを押すものとする。ステップS56の処理が行われた後は、図13のステップS70に移行する。
ステップS70に移行すると、入力処理部24は、時間貸依頼を受け付けるまで待機する。ここでは、入力処理部24は、図16の貸出可能データ一覧表示画面において「貸出依頼」ボタンが1つ押された段階で、ステップS72に移行する。
ステップS72に移行すると、入力処理部24は、時間貸依頼の情報、すなわち、どの電子図書データが選択されたかの情報を図書館サーバ10の貸出処理部12に対して送信する。なお、時間貸依頼の情報は、図書館サーバ10がユーザ端末20に対して送信した時期(読める時間)に対するアクセスの要求(第2の要求)であるといえる。
一方、図書館サーバ10側では、図11のステップS164の後、図12のステップS170において、貸出処理部12は、時間貸依頼の情報を受信するまで待機している。したがって、ユーザ端末20側においてステップS72の処理が行われたタイミングで、貸出処理部12は、ステップS172に移行する。
ステップS172に移行すると、貸出処理部12は、時間貸依頼されたユーザ(例えば、ユーザ「山田花江」)のユーザ端末20(表示処理部22)に対して、承認画面のデータを送信する。なお、承認画面のデータを受信した時間貸依頼されたユーザのユーザ端末20では、図17に示すような承認画面が表示される。なお、承認画面には、時間貸要求を承認する「承認」ボタンと拒否する「拒否」ボタンとが設けられている。
次いで、ステップS174では、貸出処理部12は、承認画面に対する入力があり、その入力結果、すなわち、承認結果が送信されてくるまで待機する。承認結果を受信すると、貸出処理部12は、ステップS176に移行し、時間貸が承認されたか否かを判断する。ステップS176の判断が肯定された場合には、ステップS178に移行し、貸出処理部12は、時間貸のアクセス権をユーザに付与する。すなわち、アクセス権管理DB36(図8)に、時間貸の情報を登録する。例えば、図8の2つ目のレコードに示すように、アクセス権付与期間を登録する。なお、図8のアクセス権管理DB36においては、7月14日8:30〜7月15日8:00までの間は、ユーザ「鈴木四朗」に電子図書ID「ISDN01234-5678-9012-01」のアクセス権が付与されるため、ユーザ「山田花江」のアクセス権は剥奪されることになる。一方、7月11日〜7月24日のうち、7月14日8:30〜7月15日8:00以外の間は、ユーザ「山田花江」にアクセス権が付与されることになる。その後は、ステップS180に移行する。
一方、ステップS176の判断が否定された場合、すなわち、図17の承認画面において「拒否」ボタンが押された場合には、ステップS178を経ずにステップS180に移行する。
ステップS180に移行すると、貸出処理部12は、承認・拒否結果画面のデータをユーザ端末20の表示処理部22に対して送信する。例えば、ステップS178を経た場合には、貸出処理部12は、図18(a)に示すような、承認を伝える承認・拒否結果画面のデータを送信する。一方、ステップS178を経なかった場合には、貸出処理部12は、図18(b)に示すような、拒否を伝える承認・拒否結果画面のデータを送信する。
ところで、時間貸を希望したユーザのユーザ端末20側では、ステップS72の後、表示処理部22は、ステップS74において、承認・拒否結果画面のデータを受信するまで待機している。したがって、前述したステップS180の処理が行われたタイミングで、表示処理部22は、ステップS76に移行する。
ステップS76に移行すると、表示処理部22は、承認・拒否結果画面(図18(a)又は図18(b))を表示する。
以上のようにして、図9〜図13の全処理が終了する。本実施形態では、図9〜図13の処理が行われることで、貸出中でない電子図書データについては、ユーザに対して正規に(例えば2週間)貸し出しすることができる。また、貸出中の電子図書データであっても、貸出先のユーザが読まない可能性が高く、ユーザが読みたいページ数を読めるだけの期間の間、時間貸することが可能となっている。
(閲覧時の処理)
次に、図19、図20のフローチャートに沿って、その他図面を適宜参照しつつ、ユーザ端末20(表示処理部22及び入力処理部24)と図書館サーバ10(貸出処理部12)による閲覧時の処理について説明する。
図19の処理は、太線で示す処理以外は、図9の処理と同様である。したがって、以下においては、図19の処理に関しては、図9と異なる点を中心に説明する。
図19において、ユーザ端末20の入力処理部24は、ステップS10’において、ユーザから閲覧要求を受け付けるまで待機する。そして、閲覧要求を受け付けた段階で、ステップS12’に移行し、入力処理部24は、図書館サーバ10の貸出処理部12に対して、閲覧要求を送信する。
一方、図書館サーバ10の貸出処理部12は、ステップS110’において、ユーザ端末20側から閲覧要求を受信するまで待機しているので、ステップS12’が行われたタイミングで、ステップS112に移行する。以降、ステップS14〜S20、及びステップS112〜S118まで、図9と同様の処理が実行される。そして、図書館サーバ10の貸出処理部12は、ユーザ認証(S116)の結果、ステップS118の判断が肯定されると、ステップS119の処理を実行する。
ステップS119では、貸出処理部12は、ユーザにアクセス権があるか否かを判断する。この場合、貸出処理部12は、図8のアクセス権管理DB36を参照して、認証したユーザのアクセス権の欄に「○」が入力されているか否かを判断する。このステップS119の判断が否定された場合には、ステップS120に移行するが、ステップS119の判断が肯定された場合には、図20のステップS402に移行する。
図20のステップS402に移行すると、貸出処理部12は、ユーザがアクセス権を有している電子図書の閲覧画面のデータを送信する。電子図書の閲覧画面は、例えば、図21のような画面である。図21に示すように閲覧画面には、「前ページ」ボタンと「次ページ」ボタンが設けられている。情報登録部14は、ステップS402の後、ステップS404において、閲覧開始日時を取得し、図6(b)の読書時間DB34の「読書時間ログ」に格納する。その後は、ステップS406に移行する。
一方、ユーザ端末20側では、ステップS302において、表示処理部22が、図書館サーバ10の貸出処理部12から、電子図書の閲覧画面のデータを受信するまで待機している。したがって、表示処理部22は、前述したステップS402の処理が行われたタイミングで、ステップS304に移行する。
ステップS304に移行すると、表示処理部22は、閲覧画面(図21)を表示部193上(ブラウザ内)に表示する。次いで、ステップS306では、入力処理部24が、ページがめくられたか否かを判断する。ここでは、ユーザが閲覧画面上において「次ページ」ボタンを押した場合に、ステップS306の判断は肯定され、入力処理部24は、ステップS308に移行する。なお、ステップS306の判断としては、「次ページ」ボタンの押下以外に、画面を手でスライドする(フリック)場合もある。ステップS308に移行すると、入力処理部24は、表示ページを変更するとともに、変更情報を図書館サーバ10の貸出処理部12に送信する。その後は、ステップS310に移行する。一方、ステップS306の判断が否定された場合も、ステップS310に移行する。
ステップS310に移行すると、入力処理部24は、閲覧終了か否かを判断する。この場合、ユーザが閲覧画面を閉じておらず、閲覧終了でなければ、ステップS306に戻る。一方、ユーザが閲覧画面を閉じた場合には、閲覧終了であるので、ステップS310の判断が肯定されて、ステップS312に移行する。
ステップS312に移行した場合、入力処理部24は、閲覧終了情報を図書館サーバ10の貸出処理部12に対して送信する。
ところで、貸出処理部12は、ステップS404の後、ステップS406及びステップS410において、変更情報又は閲覧終了情報をユーザ端末20の入力処理部24から受信するまで待機している。そして、変更情報を受信した場合(S406:肯定)、貸出処理部12は、ステップS408へ移行し、閲覧ログを取得する。ここで、閲覧ログとは、ユーザが読んだページ数の履歴を意味する。
一方、閲覧終了情報を受信した場合(S410:肯定)、貸出処理部12は、ステップS412へ移行する。ステップS412に移行すると、情報登録部14は、閲覧終了日時を取得し、図6(b)の読書時間DB34の「読書時間ログ」に格納する。なお、ステップS412が行われた場合、貸出処理部12は、ステップS408において取得された閲覧ログを、図3の情報登録部14に送信する。
次いで、ステップS414では、情報登録部14が、ユーザの読書スピード、ジャンル毎の読書スピードを算出し、ユーザDB31及びジャンルDB35を更新する。具体的には、情報登録部14は、ユーザDB31においてユーザの総読書ページ数に、閲覧ログ、すなわちユーザが読んだページ数を加算する。また、情報登録部14は、ユーザDB31においてユーザの総読書時間に、閲覧時間(=閲覧終了時刻−閲覧開始時刻)を加算する。そして、情報登録部14は、加算後の総読書ページ数と総読書時間とを用いて、読書スピードを再計算し、ユーザDB31の読書スピードの欄を更新する。更に、情報登録部14は、ジャンルDB35についても、上記と同様にして読書スピードを再計算し、ジャンルDB35の読書スピードの欄を更新する。
なお、本実施形態では、図19、図20の処理により、ステップS157で推定した時期において、電子図書を借りているユーザ(第1のアクセス元)からの電子図書データに対するアクセスを拒絶し、他の時間貸のユーザ(第2のアクセス元)からの電子図書データに対するアクセスを許容する制御を行っているといえる。
以上のようにして、図19、図20の全処理が終了する。本実施形態では、図19、図20の処理が実行されることで、電子図書データに対するアクセス権を有するユーザが電子図書データを閲覧することができる。また、電子図書データが閲覧された場合に、読書時間ログを取得することができるとともに、ユーザDB31の読書スピードの欄及びジャンルDB35の読書スピードの欄を更新することができる。
以上、詳細に説明したように、本実施形態によると、貸出処理部12は、ある電子図書データのアクセス権を1人のユーザ(例えば、「山田花江」)に対して付与した後、ユーザ(山田花江)からの電子図書データに対するアクセス履歴(読書時間ログ)に基づいて、ユーザ(山田花江)による電子図書データに対するアクセス可能性が所定の基準以下の将来の時期を推定する(S157)。また、貸出処理部12は、推定した時期について、ユーザ(山田花江)による電子図書データへのアクセスを拒絶し、他のユーザ(例えば、「鈴木四朗」)のアクセスを許可する制御を行う。これにより、ユーザ(山田花江)の読書習慣に基づいて貸出処理部12が推定した電子図書にアクセスする可能性が低い時期において、他のユーザに対する電子図書データの時間貸が可能となる。したがって、本実施形態によれば、アクセス権が付与されたユーザ(山田花江)の読書を妨げることなく、他のユーザに読書の機会を与えることができるので、ユーザによる電子図書データの利用促進を図ることができる。
また、本実施形態では、貸出処理部12は、ユーザ(鈴木四郎)から時間貸要求を受信した場合に、推定した時期(図16の貸出可能データ一覧表示画面の「読める時間」)をユーザ(鈴木四郎)のユーザ端末20に送信する(S164)。そして、貸出処理部12は、ユーザ端末20から、推定した時期における時間貸希望の情報を受信すると(S170:肯定)、時間貸依頼されたユーザ(山田花江)のユーザ端末20(表示処理部22)に対して、承認画面のデータを送信する(S172)。貸出処理部12は、ユーザ(山田花江)のユーザ端末20から承認結果を受信すると、時間貸が承認されたか否かを判断する(S174)。推定した時期における時間貸が承認された場合には(S176:肯定)、その時期について、ユーザ(鈴木四郎)のアクセスを許可する。これにより、時間貸要求をしたユーザが希望した時期において、ユーザのアクセスを許可することが可能となる。
また、本実施形態では、ユーザ(鈴木四郎)からの時間貸要求には、読みたい部分のページ数の情報が含まれており、貸出処理部12は、ユーザDB31に格納されているユーザの読書スピード又はジャンルDB35に格納されているジャンル別の読書スピードと、読みたい部分のページ数の情報とからユーザの必要読書時間を算出する。そして、貸出処理部12は、アクセス権を有するユーザ(山田花江)による電子図書データに対するアクセス可能性が所定の基準以下の将来の時期のうち、必要読書時間以上の長さを有する時期を「読める時間」として表示した貸出可能データ一覧表示画面をユーザ端末20に送信する。これにより、ユーザが読みたい部分を読むのに十分な時間だけ電子図書データを時間貸することができるようになる。
なお、上記実施形態では、ユーザごと、ジャンルごとに読書スピードを算出し、ユーザDB31及びジャンルDB35に格納する場合について説明したが、これに限られるものではない。例えば、ユーザDB31においては、各ユーザの各ジャンルの読書スピードを格納してもよい。必要読書時間の算出において各ユーザの各ジャンルの読書スピードを用いることで、より高精度に必要読書時間を算出することが可能となる。
なお、上記実施形態では、図12のステップS200の判断を省略し、常にステップS202、S204を実行するようにしてもよい。この場合、ユーザDB31には読書スピードが格納されていなくてもよい。同様に、図12の処理では、ステップS200の判断を省略し、常にステップS206を実行するようにしてもよい。この場合、ジャンルDB35が不要となる。
なお、上記実施形態では、必要読書時間の算出において、図書DB32に格納されている平均文字数を用いることとしてもよい。例えば、ユーザごと、ジャンルごとに1文字を読むのに必要な時間を算出しておき、算出された時間と平均文字数とを用いて、必要読書時間を算出するようにしてもよい。
なお、図15(b)の時間貸画面では、時間貸を希望するユーザにページ数を入力させる場合について説明したが、これに限らず、例えば、読みたい部分を特定可能なページ数以外の情報(例えば章番号)をユーザに入力させてもよい。
なお、上記実施形態では、説明を省略したが、図11のステップS158において貸出処理部12が時間貸可能か否かを判断する場合、ステップS156で抽出されたユーザが既に時間貸をしているか否か、及び時間貸をしている時期がいつであるか等を考慮する必要がある。
なお、上記の処理機能は、コンピュータによって実現することができる。その場合、処理装置が有すべき機能の処理内容を記述したプログラムが提供される。そのプログラムをコンピュータで実行することにより、上記処理機能がコンピュータ上で実現される。処理内容を記述したプログラムは、コンピュータで読み取り可能な記録媒体(ただし、搬送波は除く)に記録しておくことができる。
プログラムを流通させる場合には、例えば、そのプログラムが記録されたDVD(Digital Versatile Disc)、CD−ROM(Compact Disc Read Only Memory)などの可搬型記録媒体の形態で販売される。また、プログラムをサーバコンピュータの記憶装置に格納しておき、ネットワークを介して、サーバコンピュータから他のコンピュータにそのプログラムを転送することもできる。
プログラムを実行するコンピュータは、例えば、可搬型記録媒体に記録されたプログラムもしくはサーバコンピュータから転送されたプログラムを、自己の記憶装置に格納する。そして、コンピュータは、自己の記憶装置からプログラムを読み取り、プログラムに従った処理を実行する。なお、コンピュータは、可搬型記録媒体から直接プログラムを読み取り、そのプログラムに従った処理を実行することもできる。また、コンピュータは、サーバコンピュータからプログラムが転送されるごとに、逐次、受け取ったプログラムに従った処理を実行することもできる。
上述した実施形態は本発明の好適な実施の例である。但し、これに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変形実施可能である。
なお、以上の実施形態の説明に関して、更に以下の付記を開示する。
(付記1) 1つの電子図書データについて複数のアクセス元からの同時アクセスを拒絶する排他制御機能を備えた電子図書管理プログラムであって、
第1のアクセス元に対して前記1つの電子図書データへのアクセスの許容を開始し、
前記第1のアクセス元からの電子図書データに対するアクセス履歴に基づいて、前記第1のアクセス元による前記1つの電子図書データに対するアクセスの可能性が所定の基準以下の将来の時期を推定し、
推定した前記時期について、前記第1のアクセス元からの前記1つの電子図書データに対するアクセスを拒絶し、第2のアクセス元からの前記1つの電子図書データに対するアクセスを許容する制御を行う、
処理をコンピュータに実行させることを特徴とする電子図書管理プログラム。
(付記2) 前記時期を推定する処理は、前記第2のアクセス元から、前記1つの電子図書データへのアクセスの要求である第1の要求を受信すると、前記第1の要求により特定される前記1つの電子図書データについての前記時期を推定し、推定した前記時期についての情報を、前記第2のアクセス元へ送信し、
前記制御を行う処理は、前記第2のアクセス元から、送信した前記時期に対するアクセスの要求である第2の要求を受信すると、送信した前記時期について、前記第1のアクセス元からの前記1つの電子図書データに対するアクセスを拒絶し、前記第2のアクセス元からの前記1つの電子図書データに対するアクセスを許容する、
ことを特徴とする付記1に記載の電子図書管理プログラム。
(付記3) 前記第1の要求は、前記1つの電子図書データの中のアクセス対象とする箇所を示す情報を含み、
前記時期を推定する処理は、ユーザごとに、読書スピードを示す情報が記憶されたデータを参照し、前記第2のアクセス元のユーザに対応する読書スピードを示す情報に基づいて、前記箇所に対して前記第2のアクセス元による読書に必要な時間を算出するとともに、
前記第1のアクセス元による前記1つの電子図書データに対するアクセスの可能性が所定の基準以下で、かつ、算出した該時間以上の長さを有する将来の時期を推定する、
ことを特徴とする付記2に記載の電子図書管理プログラム。
(付記4) 前記第1の要求は、前記1つの電子図書データの中のアクセス対象とする箇所を示す情報を含み、
前記時期を推定する処理は、電子図書データのジャンルごとに、読書スピードを示す情報が記憶されたデータを参照し、前記1つの電子図書データのジャンルに対応する読書スピードを示す情報に基づいて、前記箇所に対して前記第2のアクセス元による読書に必要な時間を算出するとともに、
前記第1のアクセス元による前記1つの電子図書データに対するアクセスの可能性が所定の基準以下で、かつ、算出した該時間以上の長さを有する将来の時期を推定する、
ことを特徴とする付記2に記載の電子図書管理プログラム。
(付記5) 1つの電子図書データについて複数のアクセス元からの同時アクセスを拒絶する排他制御機能を有するコンピュータが、
第1のアクセス元に対して前記1つの電子図書データへのアクセスの許容を開始し、
前記第1のアクセス元からの電子図書データに対するアクセス履歴に基づいて、前記第1のアクセス元による前記1つの電子図書データに対するアクセスの可能性が所定の基準以下の将来の時期を推定し、
推定した前記時期について、前記第1のアクセス元からの前記1つの電子図書データに対するアクセスを拒絶し、第2のアクセス元からの前記1つの電子図書データに対するアクセスを許容する制御を行う、
処理を実行することを特徴とする電子図書管理方法。
(付記6) 前記時期を推定する処理は、前記第2のアクセス元から、前記1つの電子図書データへのアクセスの要求である第1の要求を受信すると、前記第1の要求により特定される前記1つの電子図書データについての前記時期を推定し、推定した前記時期についての情報を、前記第2のアクセス元へ送信し、
前記制御を行う処理は、前記第2のアクセス元から、送信した前記時期に対するアクセスの要求である第2の要求を受信すると、送信した前記時期について、前記第1のアクセス元からの前記1つの電子図書データに対するアクセスを拒絶し、前記第2のアクセス元からの前記1つの電子図書データに対するアクセスを許容する、
ことを特徴とする付記5に記載の電子図書管理方法。
(付記7) 前記第1の要求は、前記1つの電子図書データの中のアクセス対象とする箇所を示す情報を含み、
前記時期を推定する処理は、ユーザごとに、読書スピードを示す情報が記憶されたデータを参照し、前記第2のアクセス元のユーザに対応する読書スピードを示す情報に基づいて、前記箇所に対して前記第2のアクセス元による読書に必要な時間を算出するとともに、
前記第1のアクセス元による前記1つの電子図書データに対するアクセスの可能性が所定の基準以下で、かつ、算出した該時間以上の長さを有する将来の時期を推定する、
ことを特徴とする付記6に記載の電子図書管理方法。
(付記8) 前記第1の要求は、前記1つの電子図書データの中のアクセス対象とする箇所を示す情報を含み、
前記時期を推定する処理は、電子図書データのジャンルごとに、読書スピードを示す情報が記憶されたデータを参照し、前記1つの電子図書データのジャンルに対応する読書スピードを示す情報に基づいて、前記箇所に対して前記第2のアクセス元による読書に必要な時間を算出するとともに、
前記第1のアクセス元による前記1つの電子図書データに対するアクセスの可能性が所定の基準以下で、かつ、算出した該時間以上の長さを有する将来の時期を推定する、
ことを特徴とする付記6に記載の電子図書管理方法。
(付記9) 1つの電子図書データについて複数のアクセス元からの同時アクセスを拒絶する排他制御機能を備えた電子図書管理装置であって、
第1のアクセス元に対して前記1つの電子図書データへのアクセスの許容を開始した場合に、前記第1のアクセス元からの電子図書データに対するアクセス履歴に基づいて、前記第1のアクセス元による前記1つの電子図書データに対するアクセスの可能性が所定の基準以下の将来の時期を推定する推定部と、
前記推定部が推定した前記時期について、前記第1のアクセス元からの前記1つの電子図書データに対するアクセスを拒絶し、第2のアクセス元からの前記1つの電子図書データに対するアクセスを許容する制御を行う制御部と、
を備える電子図書管理装置。
(付記10) 前記推定部は、前記第2のアクセス元から、前記1つの電子図書データへのアクセスの要求である第1の要求を受信すると、前記第1の要求により特定される前記1つの電子図書データについての前記時期を推定し、推定した前記時期についての情報を、前記第2のアクセス元へ送信し、
前記制御部は、前記第2のアクセス元から、送信した前記時期に対するアクセスの要求である第2の要求を受信すると、送信した前記時期について、前記第1のアクセス元からの前記1つの電子図書データに対するアクセスを拒絶し、前記第2のアクセス元からの前記1つの電子図書データに対するアクセスを許容する、
ことを特徴とする付記9に記載の電子図書管理装置。
(付記11) 前記第1の要求は、前記1つの電子図書データの中のアクセス対象とする箇所を示す情報を含み、
前記推定部は、ユーザごとに、読書スピードを示す情報が記憶されたデータを参照し、前記第2のアクセス元のユーザに対応する読書スピードを示す情報に基づいて、前記箇所に対して前記第2のアクセス元による読書に必要な時間を算出するとともに、
前記第1のアクセス元による前記1つの電子図書データに対するアクセスの可能性が所定の基準以下で、かつ、算出した該時間以上の長さを有する将来の時期を推定する、
ことを特徴とする付記10に記載の電子図書管理装置。
(付記12) 前記第1の要求は、前記1つの電子図書データの中のアクセス対象とする箇所を示す情報を含み、
前記推定部は、電子図書データのジャンルごとに、読書スピードを示す情報が記憶されたデータを参照し、前記1つの電子図書データのジャンルに対応する読書スピードを示す情報に基づいて、前記箇所に対して前記第2のアクセス元による読書に必要な時間を算出するとともに、
前記第1のアクセス元による前記1つの電子図書データに対するアクセスの可能性が所定の基準以下で、かつ、算出した該時間以上の長さを有する将来の時期を推定する、
ことを特徴とする付記10に記載の電子図書管理装置。
10 図書館サーバ(電子図書管理装置)
12 貸出処理部(推定部、制御部)

Claims (6)

  1. 1つの電子図書データについて複数のアクセス元からの同時アクセスを拒絶する排他制御機能を備えた電子図書管理プログラムであって、
    第1のアクセス元に対して前記1つの電子図書データへのアクセスの許容を開始し、
    前記第1のアクセス元からの電子図書データに対するアクセス履歴に基づいて、前記第1のアクセス元による前記1つの電子図書データに対するアクセスの可能性が所定の基準以下の将来の時期を推定し、
    推定した前記時期について、前記第1のアクセス元からの前記1つの電子図書データに対するアクセスを拒絶し、第2のアクセス元からの前記1つの電子図書データに対するアクセスを許容する制御を行う、
    処理をコンピュータに実行させることを特徴とする電子図書管理プログラム。
  2. 前記時期を推定する処理は、前記第2のアクセス元から、前記1つの電子図書データへのアクセスの要求である第1の要求を受信すると、前記第1の要求により特定される前記1つの電子図書データについての前記時期を推定し、推定した前記時期についての情報を、前記第2のアクセス元へ送信し、
    前記制御を行う処理は、前記第2のアクセス元から、送信した前記時期に対するアクセスの要求である第2の要求を受信すると、送信した前記時期について、前記第1のアクセス元からの前記1つの電子図書データに対するアクセスを拒絶し、前記第2のアクセス元からの前記1つの電子図書データに対するアクセスを許容する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の電子図書管理プログラム。
  3. 前記第1の要求は、前記1つの電子図書データの中のアクセス対象とする箇所を示す情報を含み、
    前記時期を推定する処理は、ユーザごとに、読書スピードを示す情報が記憶されたデータを参照し、前記第2のアクセス元のユーザに対応する読書スピードを示す情報に基づいて、前記箇所に対して前記第2のアクセス元による読書に必要な時間を算出するとともに、
    前記第1のアクセス元による前記1つの電子図書データに対するアクセスの可能性が所定の基準以下で、かつ、算出した該時間以上の長さを有する将来の時期を推定する、
    ことを特徴とする請求項2に記載の電子図書管理プログラム。
  4. 前記第1の要求は、前記1つの電子図書データの中のアクセス対象とする箇所を示す情報を含み、
    前記時期を推定する処理は、電子図書データのジャンルごとに、読書スピードを示す情報が記憶されたデータを参照し、前記1つの電子図書データのジャンルに対応する読書スピードを示す情報に基づいて、前記箇所に対して前記第2のアクセス元による読書に必要な時間を算出するとともに、
    前記第1のアクセス元による前記1つの電子図書データに対するアクセスの可能性が所定の基準以下で、かつ、算出した該時間以上の長さを有する将来の時期を推定する、
    ことを特徴とする請求項2に記載の電子図書管理プログラム。
  5. 1つの電子図書データについて複数のアクセス元からの同時アクセスを拒絶する排他制御機能を有するコンピュータが、
    第1のアクセス元に対して前記1つの電子図書データへのアクセスの許容を開始し、
    前記第1のアクセス元からの電子図書データに対するアクセス履歴に基づいて、前記第1のアクセス元による前記1つの電子図書データに対するアクセスの可能性が所定の基準以下の将来の時期を推定し、
    推定した前記時期について、前記第1のアクセス元からの前記1つの電子図書データに対するアクセスを拒絶し、第2のアクセス元からの前記1つの電子図書データに対するアクセスを許容する制御を行う、
    処理を実行することを特徴とする電子図書管理方法。
  6. 1つの電子図書データについて複数のアクセス元からの同時アクセスを拒絶する排他制御機能を備えた電子図書管理装置であって、
    第1のアクセス元に対して前記1つの電子図書データへのアクセスの許容を開始した場合に、前記第1のアクセス元からの電子図書データに対するアクセス履歴に基づいて、前記第1のアクセス元による前記1つの電子図書データに対するアクセスの可能性が所定の基準以下の将来の時期を推定する推定部と、
    前記推定部が推定した前記時期について、前記第1のアクセス元からの前記1つの電子図書データに対するアクセスを拒絶し、第2のアクセス元からの前記1つの電子図書データに対するアクセスを許容する制御を行う制御部と、
    を備える電子図書管理装置。

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