JP2013239041A - 電子書籍管理方法、サーバー装置、コンピュータプログラム - Google Patents

電子書籍管理方法、サーバー装置、コンピュータプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】購入した電子書籍を、親しい友達同士など購入者の限られた範囲内で手軽に貸し借りすることを可能とする電子書籍管理方法、サーバー装置、コンピュータプログラムを提供すること
【解決手段】コンテンツ購入者が貸出し対象コンテンツを指定し、コンテンツ購入者の閲覧装置上で貸出し対象電子書籍コンテンツを一定期間閲覧不可能とする第1の段階、
貸出し対象電子書籍コンテンツについて一定期間閲覧不可能としたことを証明するデータを含む貸し出し手続リクエストを受付けた管理サーバー装置が、コンテンツ購入者、対象コンテンツ、借方ユーザーを特定できる1件の貸出し管理記録を作成する第2の段階、
管理サーバー装置が貸し出し管理記録に基づいて貸出し手続データを作成しコンテンツ購入者の閲覧装置に送信する第3の段階の各段階を含む電子書籍管理方法による。
【選択図】図15

Description

本発明は、ネットワーク等に配信されるデジタルコンテンツについての、利用者端末上での閲覧表示を管理する方法、そのためのコンピュータプログラムに関する。
専用の閲覧端末や高機能化した携帯情報端末の普及とともに、書籍や雑誌、コミックなどを電子化してデジタルコンテンツとして流通させるサービスの環境が整えられてきている。
デジタルコンテンツを閲覧するためには、そのコンテンツファイルのデータ形式に対応した閲覧用アプリケーションプログラム(ビュワー)が必要となる。ビュワーは通常、書換えなどの編集機能やコピーを作成するなどの機能は持たず、もっぱらコンテンツデータを閲覧者の目に見える形にレンダリングする役割を担う。
他方、デジタルデータは本来的に複製が容易なことから、デジタルコンテンツを配布する場合は、むやみに複製がされないような形態で配布することがコンテンツを提供する側から望まれている。このための技術や仕組みは一般にDRM(Digital Rights Management)と呼ばれる。典型的なDRMは、デジタルコンテンツを暗号化して配布する一方で、そのコンテンツを復号する鍵をライセンスとして有償で配布する方式である。ライセンス(コンテンツ復号鍵)はコンテンツ購入者の公開鍵で暗号化して配布するなどすれば、コンテンツ購入者本人しかコンテンツ復号鍵を取り出して使用できないようにコントロールすることができる。
しかしながら、厳格なDRMは、コンテンツを利用する側であるユーザーの利便性とは両立しがたいのが通常であり、アナログコンテンツのように購入コンテンツを友人に貸すことができないとか、自分が今使いたい端末ですぐに閲覧できない場合があるなど、デジタルコンテンツ購入者に使い勝手の悪さを印象付ける虞がある。そこで、DRMの仕組みを維持しつつある程度のユーザーの利便性を確保するシステムが提案されてきた。購入コンテンツの視聴あるいは有償ソフトウエアの利用をユーザーが指定した複数台の端末で許容するというようなシステムである。
1つの購入したコンテンツに対して複数台の端末での視聴(再生表示)を可能とするようなDRMを備えたコンテンツ配信の仕組みの発明としては例えば特許文献1がある。特許文献1は、コンテンツを購入した端末だけでなく、限定された、少なくとも1つ以上の指定した端末にコンテンツの視聴を許可することができるコンテンツ配信装置、コンテンツ配信方法を企図したものであって、そのためにコンテンツ配信装置に備えられた管理データベースには、購入データと端末限定情報が関連付けて登録される。端末限定情報はコンテンツ購入時あるいは(購入端末とは異なる)視聴端末によるコンテンツ復号鍵要求前に購入端末から指定され、コンテンツ配信装置の管理データベースに記憶される。
また、電子コンテンツの配信管理ではないが、流通ソフトウエアの管理を主題とした特許文献2では、ユーザー情報と端末情報とを関連付けて管理する識別子管理装置が開示されている。特許文献2で開示される識別子管理装置は、ユーザー毎にユーザーが所有する端末情報を全て管理するものとなっている。
特許文献3は、コンテンツの購入を希望するユーザーがそのコンテンツを既に正規に購入しているユーザーから直接コピーして入手することを可能としたコンテンツ管理システム、コンテンツ管理方法を開示している。このためにその第1の発明では、コンテンツを保有している端末と他の端末とのコンテンツコピーを許可する代わりに、事前に管理システム側からコピーする権利を得ることを条件とすることで、端末間での不正コピーを未然に防止できるとしている。また、第2の発明では、コンテンツ保有端末が、コンテンツを他の端末へコピーする権利をそのコンテンツ供給元から得ることを条件とすることで、コンテンツを合法的に他の端末へコピーできるようにする。また、第3の発明は、コンテンツを保有している端末と他の端末とのコンテンツコピーを許可する代わりに、そのコピー先である端末がそのコンテンツを使用する前に、それを使用する権利を管理システム側から得ることを条件とすることとしている。しかし、特許文献3の発明は、コンテンツの正規の販売元から購入する代わりに既に購入した他のユーザーを通じてコンテンツを対価を払って入手する管理システムであって、コンテンツを販売するための方法・システムの一変形といえる。
特許文献4は、1つの購入したコンテンツに対して複数台の端末での閲覧を可能とするようなDRMを備えたコンテンツ配信の仕組みの発明である。1つの購入したコンテンツに対して複数台の端末での閲覧を可能とすることに関して特許文献1の発明と同じであるが、特許文献1の発明が事前に購入データ毎に閲覧可能な端末限定情報を届出する必要があったのに対し、特許文献4の発明は、必ずしも端末を限定する情報を事前に届け出る必要はない。必要が生じた時にその都度端末情報を登録すればよい。また、制限台数一杯まで端末が登録された後で、さらにもう一台の端末でコンテンツを閲覧しようとすることが可能である。この場合は、所定時間以内に既に使用を認められている端末のうちのいずれか1台を使えなくすることを条件に、その場で使いたい新しい端末を使用可能とする。このような利用者の利便性を考慮した管理方式を採用している。しかしながらあくまでもコンテンツの購入者の利便性を考慮した仕組みにすぎないから、その購入者が読了したコンテンツを親しい友人に貸そうとしても、それはできない。
このように、デジタルデータのむやみな複製を防ぎつつ、利用者の便宜を考慮して、有償コンテンツや購入ソフトウエアの利用を複数台の利用者端末でも可能とする仕組みはいくつか提案されているが、それらは、有償コンテンツを販売する側、コンテンツの著作権者の側に配慮するあまり、コンテンツ購入者、生活者の利便性への配慮に欠けるものであった。実際、購入した電子書籍は、紙に印刷された雑誌や文庫本のように簡単に友達同士の間で貸し借りすることができない。
特開2004−48557号公報 特許第3366143号公報 特開2002−358387号公報 特開2011−221999号公報
そこで、本発明の課題は、購入した電子書籍を、紙の書籍や雑誌と同様に親しい友達同士など購入者の限られた範囲内で手軽に貸し借りすることを可能とする電子書籍管理方法、サーバー装置、コンピュータプログラムを提供することである。
課題を解決するための第1の発明は、
一の電子書籍のコンテンツデータとの関係付け情報と該コンテンツデータの再生表示を制御する設定情報とを含んだコンテンツ管理データによって電子書籍の再生表示を制御する電子書籍管理手段を搭載した閲覧装置と、
ユーザー識別子とそのユーザーが使用するものとして登録された閲覧装置を特定するデバイス識別子とを対応付けたデバイス管理データを格納する管理サーバー装置と、
がネットワークを介して論理的に接続されて構成されるシステムにおける電子書籍管理方法であって、
前記電子書籍管理手段は、
電子書籍閲覧機能の実行が許可される閲覧装置を特定するデバイス識別子の記録(d1)と、ユーザー識別子の記録(u1)と、を所定の記憶領域に保有しており、
前記管理サーバー装置は、一の電子書籍が購入されたときには、この電子書籍のコンテンツデータと関係付ける記述子を含むコンテンツ管理データであって、購入者のユーザー識別子(uk)と購入者が使用する閲覧装置のデバイス識別子(dk)との組み合わせを記録したコンテンツ管理データを購入者の閲覧装置に配布し、
閲覧対象とする電子書籍の選択指示を受付けた購入者の閲覧装置上の電子書籍管理手段は、前記内蔵するデバイス識別子(d1)およびユーザー識別子(u1)の記録と、閲覧対象電子書籍に対応するコンテンツ管理データに含まれる購入者が使用する閲覧装置のデバイス識別子(dk)および購入者のユーザー識別子(uk)とを照合して両方とも一致する場合のみ対象電子書籍のコンテンツデータの再生表示を行うものであって、
その上で、
電子書籍購入者が貸出し対象電子書籍を指定し、電子書籍購入者の閲覧装置上で貸出し対象電子書籍を所定の期間閲覧不可能とする第1の段階、
貸出し対象電子書籍について所定の期間閲覧不可能としたことを証明するデータを含む貸し出し手続リクエストを受付けた管理サーバー装置が、前記購入者、対象電子書籍、借方ユーザーを特定できる1件の貸出し管理記録を作成する第2の段階、
管理サーバー装置が貸し出し管理記録に基づいて貸出し手続データを作成し前記購入者の閲覧装置に送信する第3の段階、
貸出し手続データが前記購入者の閲覧装置から借方ユーザーの閲覧装置に転送される第4の段階、
貸出し手続データに基づく借入れ書籍リクエストを受付けた管理サーバー装置が、借入れ電子書籍を一定期間閲覧可能とするための借入れ書籍閲覧用コンテンツ管理データを作成してリクエスト元に返信する第5の段階、
借入れ書籍閲覧用コンテンツ管理データを入手した借方ユーザーの閲覧装置が借入れ電子書籍のコンテンツデータを入手してこれを閲覧可能とする第6の段階、
を含む手順により電子書籍購入者が購入した電子書籍を他のユーザーに一定期間貸し出すことを可能とする電子書籍管理方法である。
以後の説明では電子書籍を貸し出す側を貸方または貸方ユーザー、借入れる側を借方または借方ユーザーという場合もある。この電子書籍管理方法によれば、貸方ユーザーが貸出し対象電子書籍を閲覧できない状態としてから借方ユーザーが貸出し対象電子書籍を借り入れるので、有料電子書籍が購入者と購入者でない者との間で同時に閲覧可能な状態となることを防ぐことができると同時に、紙の書籍では可能であった、自分が購入した書籍を一定期間友人等に貸し出すことができるので紙の書籍に対する電子書籍の弱点である使い勝手の悪さを解消できる。
第1の発明において、前記第1の段階は、貸出し側閲覧装置からの貸出し対象電子書籍識別子を含む貸出し準備リクエストを受付けた管理サーバー装置が、貸出し対象電子書籍に関係付けられるコンテンツ管理データの再生表示を制御する設定情報を書き換えるための閲覧不可設定手続データを貸出し側閲覧装置に返信する手順を含むものであってもよい。これにより貸方ユーザーの操作手順は単純化される。
第1の発明において、前記第3の段階における貸出し手続データは、借方ユーザー識別子、借方ユーザー認証情報、貸出し電子書籍識別子、貸出し期間を含むものとしてよい。
第1の発明において、前記第3の段階における貸出し手続データは、借方の仮ユーザー識別子、借方ユーザー認証情報、貸出し対象電子書籍識別子、貸出し期間を含むものであって、
前記第4の段階の後、前記第5の段階の前に、貸出し手続データに基づくデバイス登録リクエストを受付けた管理サーバー装置が、借方ユーザーが使用する閲覧装置の識別子と借方ユーザーの識別子とを対応付けたデバイス管理データを作成記録し、デバイス登録完了通知をリクエスト元に返信することで、リクエスト元の閲覧装置上で電子書籍管理手段の電子書籍閲覧機能を有効とさせる段階を含んだものとしてもよい。これにより借方ユーザーが未登録ユーザーの場合でも電子書籍の貸し借りを行うことができるようになる。
課題を解決する第2の発明は、
一の電子書籍のコンテンツデータとの関係付情報と該コンテンツデータの再生表示を制御する設定情報とを含んだコンテンツ管理データによって電子書籍の再生表示を制御する電子書籍管理手段を搭載した閲覧装置と、
ユーザー識別子とそのユーザーが使用するものとして登録された閲覧装置を特定するデバイス識別子とを対応付けたデバイス管理データを、一のユーザー識別子につき所定の数(m)までとして格納する管理サーバー装置と、
がネットワークを介して論理的に接続されて構成されるシステムにおける電子書籍管理方法であって、
前記電子書籍管理手段は、
電子書籍閲覧機能の実行が許可される閲覧装置を特定するデバイス識別子の記録(d1)と、ユーザー識別子の記録(u1)と、を所定の記憶領域に保有しており、
前記管理サーバー装置は、正規に購入した電子書籍には、この電子書籍のコンテンツデータと関係付ける記述子を含むコンテンツ管理データであって、購入者のユーザー識別子(uk)と購入者が使用する閲覧装置のデバイス識別子(dk)との組み合わせを含むコンテンツ管理データを購入者の閲覧装置に配布し、
閲覧対象とする電子書籍の選択指示を受付けた購入者の閲覧装置上の電子書籍管理手段は、前記内蔵するデバイス識別子(d1)およびユーザー識別子(u1)の記録と、閲覧対象電子書籍に対応するコンテンツ管理データに含まれる購入者が使用する閲覧装置のデバイス識別子(dk)および購入者のユーザー識別子(uk)とを照合して両方とも一致する場合のみ対象電子書籍のコンテンツデータの再生表示を行うものであって、
電子書籍購入者が貸出し対象電子書籍を指定し、電子書籍購入者の一の閲覧装置上で貸出し対象電子書籍を第1の所定の期間閲覧不可能とする第1の段階、
貸出し対象電子書籍について第1の所定の期間閲覧不可能としたことを証明するデータを含む貸し出し手続リクエストを受付けた管理サーバー装置が、前記購入者、対象電子書籍、借方ユーザーを特定でき、かつ、前記購入者が使用する端末として登録された一の閲覧装置について貸出し対象電子書籍を閲覧不可能とする設定を行ったことを示す記録を含む1件の貸出し管理記録を作成する第2の段階、
管理サーバー装置が貸し出し管理記録に基づいて貸出し手続データを作成し前記購入者の前記一の閲覧装置に送信する第3の段階、
貸出し手続データが電子書籍購入者の閲覧装置から借方ユーザーの閲覧装置に転送される第4の段階、
貸出し手続データに基づく借入れ書籍リクエストを受付けた管理サーバー装置が、借入れ電子書籍を第1の所定の期間より短い第2の所定の期間閲覧可能とするための借入れ書籍閲覧用コンテンツ管理データを作成してリクエスト元に返信する第5の段階、
借入れ書籍閲覧用コンテンツ管理データを入手した借方ユーザーの閲覧装置が借入れ電子書籍のコンテンツデータを入手してこれを閲覧する第6の段階、
前記一の閲覧装置以外の、電子書籍購入者が使用可能な閲覧装置において貸出し対象コンテンツを第1の所定の期間閲覧不可能とする第7の段階、
前記一の閲覧装置以外の前記購入者が使用可能な閲覧装置から、貸出し対象電子書籍を第1の所定の期間閲覧不可能としたことを証明するデータを含む貸出し手続リクエストを受付けた管理サーバー装置が、前記第2の段階で作成した貸出し管理記録に貸出し対象電子書籍を閲覧不可能とする設定を行った閲覧装置の記録を追加する第8の段階、
前記第2の所定の期間が経過した後で、借方ユーザーの閲覧装置からの問合せを受付けた管理サーバー装置が、前記貸出し管理記録を参照して、全ての閲覧装置において貸出し対象電子書籍が閲覧不可能な状態となっているか否かを検査する第9の段階、
貸方ユーザが登録した全ての閲覧装置において貸出し対象電子書籍が閲覧不可能な状態となっていることを確認した管理サーバー装置が、借入れ電子書籍を第1の所定の期間閲覧可能とするための借入れ電子書籍閲覧用コンテンツ管理データを作成してリクエスト元に返信する第10の段階、
借方ユーザーの閲覧装置上の電子書籍管理手段が借入れコンテンツ閲覧用コンテンツ管理データを更新する第11の段階、
を含む手順により電子書籍購入者が購入した電子書籍を他のユーザーに一定期間貸し出すことを可能とする電子書籍管理方法である。
第2の発明に係るコンテンツ管理方法によれば、登録一ユーザーにつき所定の数までの閲覧装置の登録を許容するシステムにおいて、
貸方ユーザー側において全ての登録端末において貸出し対象電子書籍の閲覧不可設定を行わなくても、一つの閲覧装置についての閲覧不可設定を行った後ならば借方ユーザーに電子書籍の貸出しを行うことができて便利であるとともに、貸方ユーザーは一定時間以内に他の全ての登録端末で貸出し対象電子書籍の閲覧不可設定を行わないと、借方ユーザーは借入れ電子書籍の閲覧がその段階で中止されるため、貸方借方の両方で対象コンテンツを閲覧可能となる事態を実質的に回避できる。第2の所定の期間は貸方ユーザーが他の全ての登録端末についての閲覧不可設定を行うのに要する時間に見合って定めることが望ましい。
第2の発明において、前記第1の段階は、貸出し側閲覧装置からの貸出し対象電子書籍識別子を含む貸出し準備リクエストを受付けた管理サーバー装置が、貸出し対象電子書籍に関係付けられるコンテンツ管理データの再生表示を制御する設定情報を書き換えるための閲覧不可設定手続データを貸出し側閲覧装置に返信する手順を含むものであってもよい。これにより貸方ユーザーの操作手順は単純化される。
第2の発明において、前記第3の段階における貸出し手続データは、借方のユーザー識別子、借方ユーザー認証情報、貸出し対象電子書籍識別子、貸出し期間を含むものであってもよい
第2の発明において、前記第3の段階における貸出し手続データは、借方の仮ユーザー識別子、借方ユーザー認証情報、貸出し電子書籍識別子、貸出し期間を含むものであって、
前記第4の段階の後、前記第5の段階の前に、貸出し手続データに基づくデバイス登録リクエストを受付けた管理サーバー装置が、借方ユーザーが使用する閲覧装置の識別子と借方ユーザーの識別子とを対応付けたデバイス管理データを作成記録し、デバイス登録完了通知をリクエスト元に返信することで、リクエスト元の閲覧装置上で電子書籍管理手段の電子書籍閲覧機能を有効とさせる段階を含んだものとしてもよい。これにより借方ユーザーが未登録ユーザーの場合でも電子書籍の貸し借りを行うことができるようになる。
前記第9の段階における借方ユーザーの閲覧装置からの問合せは、第1の所定の期間が過ぎるまではいつでも問合せ可能であるが、第1の所定の期間が過ぎた後は問合せ不可能であるとすることが望ましい。このようにすれば、借方ユーザーは第2の所定の期間に基づく期限に至る前から何度でも問い合わせをすることができる。
課題を解決する第3の発明は、
一の電子書籍のコンテンツデータとの関係付け情報と該コンテンツデータの再生表示を制御する設定情報とを含んだコンテンツ管理データによって電子書籍の再生表示を制御する電子書籍管理手段を搭載した閲覧装置に対して、購入電子書籍を提供し、また電子書籍購入者による購入電子書籍の貸出しの管理を行うサーバー装置であって、
ユーザー識別子で特定される登録ユーザーのユーザー認証データを少なくとも含む登録ユーザーデータと、ユーザー識別子とそのユーザーが使用する閲覧装置を特定するデバイス識別子を対応付けたデバイス管理データと、少なくとも電子書籍識別子で特定される電子書籍のダウンロード要求先の記録を含むコンテンツ書誌データと
を記憶する記憶手段と、
前記閲覧装置からの管理アプリ登録リクエストに対して、1件のデバイス管理データを作成して前記記憶手段に記録するとともに、登録完了通知をリクエスト元に返信するデバイス管理登録手段と、
前記閲覧装置からの購入コンテンツリクエストに対して、購入ユーザーのユーザー識別子,閲覧装置のデバイス識別子、購入電子書籍のダウンロード要求先アドレスを含むコンテンツ管理データを作成してリクエスト元に返信する電子書籍配布手段と、
前記閲覧装置からの貸出し対象電子書籍を特定する電子書籍識別子を指定した貸出し準備リクエストに対して、貸出し対象電子書籍のコンテンツ管理データを所定の期間閲覧不可能とする設定を行うための閲覧不可設定手続データを作成し、作成した閲覧不可設定手続データをリクエスト元へ返信する貸出し準備手段と、
前記閲覧装置からのこの閲覧装置上で前記貸出し対象電子書籍を所定の期間閲覧不可能としたことを証明するデータを含み、借方ユーザー識別子を特定した貸出し手続きリクエストに対して、貸方ユーザー識別子、借方ユーザー識別子、コンテンツ識別子、貸出し期限を設定した1件の貸出し管理データを作成して前記記憶手段に記録するとともに、貸出し管理データを特定する番号を貸出し手続データとしてリクエスト元へ返信する電子書籍貸出し手段と、
前記閲覧装置とは別の閲覧装置からの貸出し管理データを特定する番号を指定した借入れコンテンツリクエストに対して、借方ユーザーが借入れコンテンツを閲覧するための前記貸出し期限を閲覧可能期限と設定した借入れコンテンツに対応するコンテンツ管理データを作成してリクエスト元へ返信する電子書籍借入れ手段と、
を備えたことを特徴とするサーバー装置である。
課題を解決する第4の発明は、第3の発明に係るサーバー装置において、さらに、
前記電子書籍借入れ手段は、借方ユーザーが借入れ電子書籍を閲覧するための貸出し期限としては貸方ユーザーが貸し出対象電子書籍を閲覧不可能と設定した前記所定の期間より短い第2の期間に対応した期限を閲覧可能期限と設定した借入れ電子書籍に対応するコンテンツ管理データを作成してリクエスト元へ返信するものであって、
さらに、
閲覧装置からの貸出し管理データを特定する番号を指定した貸出し追加リクエストに対して、貸出し対象電子書籍のコンテンツ管理データを前記所定の期間閲覧不可能とする設定を行うための閲覧不可設定手続データを作成し、作成した閲覧不可設定手続データをリクエスト元へ返信するとともに、
前記閲覧装置からのこの閲覧装置上で前記貸出し対象電子書籍を前記所定の期間閲覧不可能としたことを証明するデータを含み、貸出し管理データを特定する番号を指定した貸出し手続き追加リクエストに対して、指定した番号で特定される貸出し管理データに前記閲覧装置を特定するデバイス識別子の記録を書き加える貸出し追加手段と、
前記閲覧装置とは別の閲覧装置からの貸出し管理データを特定する番号を指定した貸出し状態問合せに対して、指定した番号で特定される貸出し管理データに貸方ユーザーが使用する閲覧装置として登録された全てのデバイス識別子の記録があるかどうか検査して、全てのデバイス識別子の記録が存在する場合は、借入れ電子書籍の閲覧可能期限を前記第2の期間に基づく閲覧期限から前記所定の期間に基づく閲覧期限と再設定した借入れ電子書籍に対応するコンテンツ管理データを作成してリクエスト元へ返信する借入れ延長手段と、
を備えたことを特徴とするサーバー装置としたものである。
前記電子書籍借入れ手段、貸出し追加手段、借入れ延長手段を備えることにより、登録一ユーザーにつき所定の数までの閲覧装置の登録を許容するシステムにおいて、
貸方ユーザー側において全ての登録端末において貸出し対象電子書籍の閲覧不可設定を行わなくても、一つの閲覧装置についての閲覧不可設定を行った後ならば借方ユーザーに電子書籍の貸出しを行うことができて便利であるとともに、貸方ユーザーは一定時間以内に他の全ての登録端末で貸出し対象電子書籍の閲覧不可設定を行わないと、借方ユーザーは借入れ電子書籍の閲覧がその段階で中止されるため、貸方借方の両方で対象電子書籍を閲覧可能となる事態を実質的に回避できる。
課題を解決する第5の発明は、コンピュータに解釈実行されることにより第3の発明または第4の発明のいずれかに係るサーバー装置として動作する一連の命令を含んだコンピュータプログラムである。
本願発明によれば、
購入した電子書籍を、紙の書籍や雑誌と同様に手軽に貸し借りすることを可能とする電子書籍管理方法、サーバー装置、コンピュータプログラムを実現できる。
電子コンテンツ配信システム1の概要を説明する全体構成図である。 電子コンテンツ配信システム1の利用手順概要を説明する図である。 電子コンテンツ配信システム1の利用手順概要を説明する図である。 電子コンテンツ配信システム1のコンテンツデータ保護の仕組みを説明する図である。 デバイス管理データ392を説明する図である。 コンテンツ管理データ394を説明する図である。 ユーザー認証用データ395を説明する図である。 ライセンス管理データの1件の記録396を説明する図である。 貸出し管理レコード398を説明する図である。 電子書籍貸出し処理を説明するシーケンス図である。 電子書籍借入れ処理を説明するシーケンス図である。 閲覧端末100のハードウエア構成と記憶部109を説明するブロック図である。 管理サーバー装置300のハードウエア構成と記憶部309を説明するブロック図である。 貸出し(借入れ)手続データの説明図である。 本発明のコンテンツ管理方法を説明するブロック図である。 電子書籍貸出しの変形処理を説明するシーケンス図である。 電子書籍借入れの変形処理を説明するシーケンス図である。 電子書籍貸出し追加の処理を説明するシーケンス図である。 電子書籍貸出し状態問合せの処理を説明するシーケンス図である。 S234で作成されるコンテンツ管理データを説明する図である。
以下、図面等を参照しながら、本発明の実施の形態について詳しく説明する。図1は本願第1の発明に係る電子書籍コンテンツを管理するシステムにおけるコンテンツ管理方法を利用する電子コンテンツ配信システム1の概略全体構成図である。電子コンテンツ配信システム1は、ユーザーが使用する閲覧端末100、管理サーバー装置300、とがネットワーク2に接続して構成される。ネットワーク2は典型的にはインターネットである。閲覧端末100は、携帯電話装置、スマートフォン等であって、Webブラウザと後述する専用プログラムを搭載したものである。閲覧端末100は、3G回線接続により基地局600と無線接続してゲートウェイ610を経由してネットワーク2上の管理サーバー装置300と論理的に接続される。管理サーバー装置300は、公知のデータベース管理プログラムを備えたサーバーコンピュータに後述する専用プログラムを搭載したものである。
図2、図3は電子コンテンツ配信システム1の利用手順概要を説明する図である。次に、図2、図3を参照して、電子コンテンツ配信システム1の利用手順の概略とコンテンツ保護の仕組みを説明する。尚、図2、図3、図4で説明される内容は、本願出願人と同一出願人による特許文献4に開示されている内容と共通するものである。
まず、ユーザーは電子コンテンツ配信システム1で配信される電子書籍コンテンツをユーザー端末上で閲覧するために必要な電子書籍管理プログラム(以下電子書籍管理アプリ、または略して管理アプリ)のインストールファイルを閲覧端末100にダウンロードし、同プログラムをインストールする(図2「1」)。管理アプリのインストールファイルはインターネット上のURLが公開された所定のサイトに置かれ、ダウンロード自体は無料で誰でもできるようになっているものとする。また、このダウンロードに先立ちユーザーは電子コンテンツ配信システム1の管理サイトにおいてユーザー登録を行い自身が使用するユーザー名(ユーザー識別子)、認証パスワードを得ているものとする。管理アプリは、購入した電子書籍コンテンツを管理する機能、表示選択のためのリスト表示、書棚表示などのグラフィカルユーザーインターフェースを提供する機能、選択した電子書籍コンテンツの暗号を解いて(暗号化されている場合)、復号された電子書籍コンテンツデータの様式に合ったビュワープログラムを呼び出してコンテンツを閲覧表示させる機能、の各機能を実行するプログラムと幾つかのビュワープログラムの集合体である。
管理アプリインストール直後は未だコンテンツを閲覧させる機能が有効でない(これを管理アプリが不活性な状態という)ので、管理アプリを活性化させるための手続を行う必要がある。そこでユーザーは、管理アプリを起動して、初回起動画面からユーザー識別子(ユーザーID),パスワードを指定して、管理アプリ中に予め指定されたインターネットアドレス(電子コンテンツ配信システム1の管理サイトのアドレス)に管理アプリ登録リクエストを送信する(図2「2」)。
管理アプリ登録リクエストは、電子コンテンツ配信システム1の管理サイトのアドレスに対応付けられた管理サーバー装置300により、リクエストに含まれる発信元を特定する情報(一例としてIMSI− HYPERLINK "http://ja.wikipedia.org/wiki/International#Mobile#Subscriber#Identity" \o "International Mobile Subscriber Identity" International Mobile Subscriber Identity等、後に機器識別子(機器ID)として利用する)とともに受領される。尚、閲覧端末100から管理サーバー装置に発信される各種リクエスト(問合せ)には全て発信元を特定する情報が含まれ、管理サーバー装置300はこの情報を取得可能であるものとする。管理サーバー装置300は、ユーザー識別子(ユーザーID)及びパスワードを登録済ユーザーのアカウントデータと照合してユーザー認証を行う(図2「3」)。ユーザー認証がパスできた場合は、管理サーバー装置300は、ユーザーIDと機器IDの組から1件のデバイス管理データを生成し、これを記録保持する(図2「4」)。デバイス管理データの新規登録が終了した後、管理サーバー装置300は、管理アプリ登録リクエストの送信元である閲覧端末100に「登録完了」通知を返信する(図2「5」)。「登録完了」通知を受けた閲覧端末100の管理アプリは、ユーザーIDと機器IDを、管理アプリの中の所定の記憶領域に書き込む(図2「6」)。この結果、以後のユーザー操作でコンテンツが選択されたときにコンテンツを閲覧表示させる機能が有効(管理アプリが活性化された状態)となる。
図5は図2「4」で生成されるデバイス管理データ392を説明する図である。デバイス管理データ392はユーザーID192とそのユーザーが使用する閲覧端末を特定するデバイスID191を組にした記録である。電子コンテンツ配信システム1が購入した電子書籍を閲覧する端末を複数台まで許容する場合は、同一のユーザーID192に対して異なるデバイスIDを対応させたデバイス管理データ392が許容台数分まで生成される可能性がある。管理サーバー装置300は生成された全てのデバイス管理データ392を記憶領域に保持管理する。
次に図3を参照して、登録済(活性化済)管理アプリによるコンテンツの購入と購入コンテンツの閲覧操作を説明する。閲覧端末100上で管理アプリを起動すると、管理アプリは、管理アプリの中の所定の記憶領域に書き込まれている機器IDと閲覧端末100に固定されている機器ID(IMSIの場合には、SIMカード内に記録された識別情報)を照合し、一致する場合には、初期登録画面以外の機能が有効になる(図3「1」)。ユーザーは、電子コンテンツ配信システム1の管理サイト(または管理サイトとは異なる書店サイトでもよい)において電子書籍を購入する。購入対象コンテンツの識別情報とともに、図示しない決済処理の機能により、購入対象である電子書籍コンテンツの代金がユーザーにより支払われる(支払われた)ことを確認したことを表す情報を含む購入コンテンツリクエストが、管理サーバー装置300に受領される(図3「2」)。前記情報は、例えばクレジット払いの場合には、クレジット会社から応答される情報である。電子マネー決済の場合には、電子マネーにより支払いが正常に終了したことを表す情報である。
管理サーバー装置300は、購入対象コンテンツ識別子(コンテンツ識別子は電子書籍識別子と同義)からコンテンツの書誌情報を得て、さらに、購入ユーザーのユーザーID,ユーザー端末のデバイスIDを含むコンテンツ管理データを作成する(図3「3」)。管理サーバー装置300は、コンテンツ管理データをファイルとしたコンテンツ管理ファイルとコンテンツデータ自体を閲覧端末100に返信する(図3「4」、「5」)。
図6は図3「3」で生成されるコンテンツ管理データ394の説明図である。コンテンツ管理データ394は、購入者のユーザーID3941、購入者が使用するデバイスID3942、購入した電子書籍のタイトルや著者情報を含む書誌情報3943、閲覧制限情報3944などを含む。後に説明するが購入電子書籍の貸し借りはこの閲覧制限情報3944の値を操作して実現する。
図4は、閲覧端末100が1つの電子書籍コンテンツを購入し、ダウンロードし終わった状態を示した図である。閲覧端末100の不揮発記憶領域には、管理アプリの他に購入した電子書籍のコンテンツデータ(内容自体)とコンテンツデータと対になるコンテンツ管理ファイルが保持されている。この状態で、ユーザーが管理アプリを起動し、購入コンテンツをリスト表示させ、閲覧するための選択指示をすると、管理アプリは管理アプリの中の所定の記憶領域に書き込まれている機器ID(d1)とユーザーID(u1)とを、選択されたコンテンツに対応付けられるコンテンツ管理ファイルに設定された機器ID(dk),ユーザーID(uk)を照合して、両者とも一致する場合に限り当該電子書籍のコンテンツ形式に対応したビュワープログラムを呼び出す。いずれか一つでも一致しない場合はビュワープログラムを呼び出さずに処理を中止する。このようにして、正規購入ユーザーの登録端末以外では電子書籍の閲覧ができないように制御する。
実際には、管理アプリは、コンテンツデータ(内容自体)とコンテンツデータと対になるコンテンツ管理ファイルの組合せが正当なものかどうかの検証も行い、コンテンツ管理ファイルの不正偽造対策も行っている。そのためには、管理アプリは、コンテンツ管理ファイルを取得した直後に、同ファイルにコンテンツの一部のデータを使用した「コンテンツの整合性確認」に使用する情報を作成し、整合性確認情報としてコンテンツ管理ファイルに書き込む処理を行うということもしている。
次に、このような電子コンテンツ配信システム1において、購入コンテンツを家族や友人など電子書籍購入者に近しい他人へ貸し出す手順を説明する。図15は、購入コンテンツを貸し出す手順をもっとも単純化して説明するブロック図である。購入コンテンツの貸出し/コンテンツの借入れの概略手順は次の6つの段階を経て実行される。
第1の段階:貸方が貸し出す側の端末Aにて貸し出す準備を行う。
第2の段階:管理サーバー装置300にて貸出し管理記録を作成する。
第3の段階:貸方が貸出し(借入れ)手続データを取得する。
第4の段階:貸出し(借入れ)手続データが貸方から借方に転送される。
第5の段階:管理サーバー装置300にて借入れコンテンツのコンテンツ管理データを作成する。
第6の段階:借方の端末Bにて借入れコンテンツの入手・閲覧を行う。
次から、これら6つのステップを詳しく説明して行くが、コンテンツを貸し出す場合は、貸出し先ユーザー(借方ユーザー)が既に電子コンテンツ配信システム1の登録ユーザーである場合と、未登録である場合では、細かい処理が異なる。はじめにより単純な手順である借方ユーザーが登録ユーザーである場合を図10、図11に従って説明する。
(基本の貸出し/借入れ手順:借方が登録ユーザーの場合)
図10は第1の段階から第4の段階を詳細に説明するシーケンス図である。貸出し側ユーザーは使用するユーザー端末Aで管理アプリを動作させ、購入コンテンツを貸し出す手順を開始する指示を行うことで、端末Aから貸出し準備リクエストを発信させる(S101)。貸出し準備リクエストには、貸方ユーザーのユーザー識別子(UID),対象電子書籍のコンテンツID(CID)が指定される。管理サーバー装置300はこのリクエストを受けると(S200)、貸方ユーザーをユーザーアカウント情報と照合するなどして検証し(S202)、存在が確認できた (ユーザー認証パス) ならば、閲覧不可設定手続データを作成する(S203)。閲覧不可設定手続データは、CIDで特定される貸出し対象コンテンツのコンテンツ管理データを一定期間閲覧不可能とする内容のコンテンツ管理データに置き換える命令を含んだデータである。管理サーバー装置300は閲覧不可設定手続データをユーザー端末Aに返送する(S204)。ユーザー端末Aの管理アプリは、受領した閲覧不可設定手続データに従って対象コンテンツのコンテンツ管理データ(閲覧制限情報3944)を更新する。その結果、対象コンテンツは端末A上で一定期間閲覧不可能となる(S105)。ただし、端末A上で対象コンテンツの存在は認識されるので、購入コンテンツのリスト表示や書棚表示には貸し出し中の状態表示とともに表示される。また、このとき、CIDで特定される貸出し対象コンテンツを閲覧不可設定手続データにより所定の期間閲覧不可としたことを証明するデータである閲覧不可証明が管理アプリ内に一時記憶される。閲覧不可証明にはCID,閲覧不可期間の情報が含まれる。
なお、上記説明では、ユーザー認証パスした場合は無条件に対象コンテンツを貸し出す準備処理に入ることとしたが、別の実施形態においては、電子書籍毎に発行者等が事前に指定する貸出し許容回数の上限を設定し(この情報は書誌情報に設定される)、一方で購入電子書籍毎に貸出しが行われるたびに貸出し回数をカウントすることとして、S203において、貸出し許容回数以内かどうかを検査して、許容回数に達しているときは貸出しを行わせない(貸出し準備リクエストに対してエラーを返す)ように動作する。この場合、貸出し許容回数の上限と貸出し回数は、例えばコンテンツ管理データにその記録を保持させておくようにしてもよい。あるいは、図8に示すような貸出し回数を管理するライセンス管理データ396を購入電子書籍毎にコンテンツ管理データとは別に管理してもよい。
次に、貸出し側ユーザーは管理アプリを操作して、貸方ユーザー識別子(UID)、閲覧不可証明、借方ユーザー識別子(KID)を指定して、貸出し手続リクエストを発信させる(S107)。管理サーバー装置300はこのリクエストを受けると(S206)、閲覧不可証明が正しいデータであるか否かを予め定められた手順により検証し、正当な閲覧不可証明であることが確認された場合は、閲覧不可証明に含まれる情報をも参照して、登録ユーザーが購入したコンテンツの貸出しを管理するための貸出し管理レコードを1件作成する(S208)。閲覧不可証明を検証する手順としては、例えば次のような手順を用いることができる。閲覧不可証明はS105で更新されたコンテンツ管理データのコピーを所定の暗号鍵で暗号化したものとする。サーバー側では受け取った閲覧不可証明を復号し、復号したデータが貸出し対象コンテンツを一定期間閲覧不可能とする内容になっていれば、閲覧不可証明の検証が正常に行われたこととする。
尚、ユーザー端末Aで貸出し対象コンテンツを一定期間閲覧不可能としたことをサーバ側で検証する仕方としては次のような態様も可能である。それは、S101の貸し出し準備リクエストする際に、ユーザー端末A側で貸出し対象コンテンツのコンテンツ管理データのコピーを併せて管理サーバ装置300に送信し、S203で作成する閲覧不可設定手続データとしては、貸出し対象コンテンツのコンテンツ管理データのコピーに基づいて閲覧制限情報3944の部分を所定の期間閲覧不可能とした「置き換えるべきコンテンツ管理データ」を作成して、これを閲覧不可設定手続データとし、ユーザー端末AはS105で、受け取った閲覧不可設定手続データを貸し出し対象コンテンツの新たなコンテンツ管理データとして置き換え(上書きして)、閲覧不可証明としては、閲覧不可設定手続データを所定のハッシュ関数により処理したハッシュ値を用いることとする。この場合、閲覧不可証明の検証は、管理サーバ装置300にて、S203で作成した閲覧不可設定手続データのハッシュ値をとって、これが閲覧不可証明と一致すれば、閲覧不可証明の検証が正常に行われたこととする。
図9(a)は、1件の貸出し管理レコードのデータ構造を説明する図である。1件の貸出し管理レコードは、貸出し管理レコードの通し番号3980(KKNo)、貸し出す側のユーザー識別子3981(貸方UID)、電子書籍ID3982、借り入れる側のユーザー識別子3983(借方UID)、借り入れるユーザーが借入れリクエスト時に用いる認証情報である貸出し用パスワード3984(貸出し用Pwd)、貸出し期限となる日時3985(貸出し期限)、借方ユーザーが用いる端末のデバイスID3986(借方DID)、閲覧不可証明が検証済の貸方DID(貸出し済貸方DID)3987の各項目を含む。借方DID3986はこの時点では確定しないので空欄である。貸出し済貸方DID3987には、貸出し手続リクエストを発信したユーザー端末AのデバイスIDが設定される。
引き続き、管理サーバー装置300は、貸出し手続データ399を作成してこれを貸出し手続リクエストに対する応答としてユーザー端末Aに返信する(S210)。貸出し手続データ399は後に借入れ側ユーザーの端末(ユーザー端末B)に転送される。借り入れる側からは借入れ手続をするときに用いる手続データとして使用される。図14(a)は1件の貸出し(借入れ)手続データのデータ構造を説明する図である。シリアル番号3991と貸出し用パスワード3992を含む。これらは対応する貸出し管理レコード398のシリアル番号3980、貸出し用パスワード3984のコピーである。
貸出し手続リクエストに対する応答としての貸出し手続データ399を受信したユーザー端末A(S109)を保持した貸出し側ユーザーは、借入れ側ユーザーが端末Bとともに至近距離に存在する状況の元で、管理アプリを操作して、近接通信(例えばBlueTooth(登録商標)等)機能を有効にさせて、端末AB間で近接通信の接続を確認した後、端末Aから端末Bへ貸出し(借入れ)手続データ399を送信(受信)させる(S111、S112)。この際、端末Bも管理アプリを起動させた状態で管理アプリを通して近接通信機能を使用するものとする。S112において端末Bの管理アプリは貸し出し手続きデータ399を受信した直後に、データ399の末尾に近接通信によって受け取ったデータであることを示す印(所定の規則により作られるデータ)を付加することにして、後の処理で管理サーバー300が、貸出し手続データ399が近接通信によって授受されたものかどうか見分けられるようにしてもよい。
引き続き第5の段階、第6の段階の手順について、図11により説明する。図11の左側は借入れ側ユーザーが扱う端末B上の処理を示す。借入れ手続データ399を取得した端末Bを保持する借方ユーザーは、管理アプリの操作により、借入れ手続データ399を含む借入れコンテンツリクエストを管理サーバー装置300に発信する(S125)。管理サーバー装置300はこのリクエストを受けると(S228)、借入れ手続データ399のシリアル番号3991と一致するシリアル番号の貸出し管理レコードが存在するかどうか検索し、存在する場合には、その貸出し管理レコード398に含まれる貸出し用パスワード3984が借入れ手続データ399に含まれる貸出し用パスワード3992と一致するかどうか検査する(S230)。一致が確認できれば、借入れユーザーが認証されたことになり、借入れコンテンツリクエストに含まれるデバイスID(IMSIをデバイスIDとして利用する場合は、リクエストパケットのヘッダ情報に含まれる)を貸出し管理レコード398の借方デバイスID3986に登録する(S232)。上記S228で、貸出し手続データ399が近接通信によって授受されたものかどうかをデータ399にそのことを示す印があるかどうかで検査して、印がない場合には、貸出し準備リクエストを受付けない(エラーを返す)というフローにしてもよい。この場合には、電子書籍の貸し借りを近接通信可能な相手とだけに制限することになる。
引き続き、管理サーバー装置300は、後に借入れ側ユーザーが借入れ対象コンテンツを閲覧できるようにするための借入れ対象コンテンツのためのコンテンツ管理データを作成する(S234)。図20は、このとき作成されるコンテンツ管理データを説明する図である。このコンテンツ管理データ394kは、借入れ手続データ399に対応する貸出し管理レコード398の内容に基づいて作成される。購入者のユーザーID3941kには借入れ側ユーザーのユーザー識別子3983を、購入者が使用するデバイスID3942kには借方DID3986を、購入した電子書籍のタイトルや著者情報を含む書誌情報3943kは、対象電子書籍の識別子3982に基づき該当する書誌情報をデータベースより抽出して書き込む。閲覧制限情報3944kには貸出し期限3985に基づく制限情報を記録する。(貸方ユーザーの登録端末が端末A1台の場合には、閲覧制限情報3944kには貸出し期限3985で示される期日=端末Aで閲覧ができない時間の終端日時とすればよい。しかし後述するように、貸方ユーザーの登録端末が複数台存在する場合は、閲覧制限情報3944kには貸方端末Aで閲覧ができない時間の終端日時よりもずっと前の日時を指定する。詳細は後述する。)このほか、実施態様によっては対象電子書籍の内容データのダウンロード要求先URL3945kを含む。管理サーバー装置300は、借入れコンテンツリクエストに対する応答としてユーザー端末Bに作成したコンテンツ管理データを返信する(S236)。
コンテンツ管理データを受信した(S127)ユーザー端末Bは、対象電子書籍の内容データのダウンロード先URLを読み出し、このアドレスにアクセスして対象電子書籍の内容データをダウンロードする(S129)。その後は、対象電子書籍をコンテンツ管理データの閲覧制限情報3944kで指定された閲覧期限となるまで端末Bで閲覧可能となる。
(基本の貸出し/借入れ手順:借方が未登録ユーザーの場合)
次に、借り入れる側のユーザーが電子コンテンツ配信システム1の登録ユーザーではない場合についての手順を図16、図17により説明する。図16は図10に対応しており、図10と同じ手順(処理)については同じ符号を付している。同じ符号を付した処理手順の重複説明はせずに、異なる手順(処理)についてのみ説明する。
まず、S101→S200〜S204→S103〜S105の後で、貸出しユーザーはユーザー端末Aの管理アプリにおける操作により、貸出し側ユーザーのユーザー識別子(UID)、閲覧不可証明を指定して、貸出し手続リクエストを発信させる(S307)。この貸出し手続リクエストには借入れ側ユーザーのユーザー識別子(KID)を指定することはできない(未登録だから)。管理サーバー装置300はこのリクエストを受けると(S406)、閲覧不可証明が正しいデータであるか否かを予め定められた手順により検証し、正当な閲覧不可証明であることが確認された場合は、閲覧不可証明に含まれる情報をも参照して、登録ユーザーが購入したコンテンツの貸出しを管理するための貸出し管理レコードを1件作成する(S408)。このとき作られる貸出し管理レコードは、図10のS208で作成される貸出し管理レコードと基本的に同じであるが、借方UID3983には仮のUIDが新たに生成され記録される。
引き続き、管理サーバー装置300は、貸出し手続データ399を作成してこれを貸出し手続リクエストに対する応答としてユーザー端末Aに返信する(S410)。貸出し手続データ399は後に借入れ側ユーザーの端末(ユーザー端末B)に転送される。借り入れる側からは借入れ手続をするときに用いる手続データとして使用される。図14(b)はS410で作成され送付される1件の貸出し(借入れ)手続データのデータ構造を説明する図である。シリアル番号3991と、貸出し用パスワード3992、借方の仮のUID3993を含む。これらは対応する貸出し管理レコード398のシリアル番号3980、貸出し用パスワード3984、借方UID3983のコピーである。以後のS109〜S112までは図10と同じである。
引き続き図17により、借入れ側ユーザーのユーザー登録段階(S321→S420〜S426→S323)を説明する。借入れ側ユーザーは端末Bにて管理アプリの初期登録画面を操作して管理サーバー装置300宛にデバイス登録リクエストを発信する(S321)。デバイス登録リクエストには、借入れ手続データ399に指定された、貸出し管理レコードのシリアル番号3991、仮の借方UID3993、借り入れ用パスワード3992を指定する。デバイス登録リクエストを受信した管理サーバー装置300は、S230と同じ処理手順で借入れ側ユーザーを認証する(S422)。次に(端末BのデバイスIDと仮の借方UID3993を組にしたデバイス管理データを作成する。(但し、このデバイス管理データは実施態様によっては作成しなくてもよい。)
管理サーバー装置300は、デバイス登録完了通知を、デバイス登録リクエストへの応答として端末Bに返信する(S426)。デバイス登録完了通知を受信した端末Bは管理アプリの動作により仮の借方UID3993とデバイスIDを管理アプリの所定の記憶領域に書き込むことにより管理アプリを活性化させる(S323)。これにより端末Bの管理アプリは借入れコンテンツリクエストの動作が可能となる。S125以降は図11と同じなので説明は省略する。
(貸出し/借入れ手順2:貸方ユーザーの登録端末全てを閲覧不可とする場合)
以上説明した手順は、貸方ユーザーの登録端末が1台の場合には合理的な手順であるが、貸方ユーザーの登録端末が2台以上ある場合は、貸方ユーザーの全ての登録端末で貸出しコンテンツを閲覧不可とすべきである。以下の説明では、図10のS107(又は図16のS307)で貸出し手続リクエストを行ったユーザー端末をユーザー端末Aとし、貸方ユーザーは端末A以外の登録端末として端末A2、A3を所有している場合を説明する。なお、以下の説明で端末A2,A3を追加端末ということもある。
この場合においても、端末Aにおける操作手順と端末Bにおける操作手順は図10、図11で説明した手順でありこれまで説明したことと同じである。但し、貸方ユーザーがすべての登録端末で貸出しコンテンツを不可とする処理(=コンテンツ貸し出し処理)をしてからでないと、端末Bでコンテンツの借り入れ閲覧ができないという手順では使い勝手が悪いので、端末Bは端末Aにて対象コンテンツの貸出し処理(S101からS109までの処理)が終わればすぐにコンテンツの借入れ処理(S125以降の処理)が可能となることが好ましい。そこで、S234において、借入れコンテンツ用のコンテンツ管理データ394を作成する際、管理サーバー装置300は、閲覧制限情報3944kには、貸方端末Aで閲覧ができない時間の終端日時よりもずっと前の日時を指定する。例えば、貸出し開始が2012年4月16日で、本来の貸出し期限(=貸出し管理レコード398の貸出し期限3985の値=第1の所定の期間)が同年5月15日の場合に閲覧制限情報3944には、同年4月18日と設定する。同年4月18日は第1の所定の期間より短い第2の所定の期間の一例である。これは、借方ユーザーには当初はごく短い期間の仮の閲覧資格を与えて、貸方ユーザーが全ての登録端末において貸出し処理を完了したことが確認された後で本来の閲覧期間を与えることを意図している。このごく短い期間の仮の閲覧期間は、貸方ユーザーが追加端末での貸出し処理を怠った場合でも、借方でのコンテンツ閲覧は3日目以降は不可能とすることで貸方と借方が同時に対象コンテンツを閲覧可能な状態になることを実質的に回避している。この当初設定される仮の閲覧期間は、利便性を考慮してのことであるが、貸方ユーザーが追加端末での貸出し処理を完了するまでに要する時間に見合って設定する。(不必要に長い期間とすることは著作権上の問題を生じさせることになる。)
図18は貸方ユーザーの登録端末が2台以上ある場合において、ユーザー端末Aが貸出し手続データを受けた後(図10、図16のS109以降)に行うことができる、追加端末で行う処理手順を説明するシーケンス図である。
S109で貸出し管理レコードのシリアル番号3980とパスワード3984を端末Aに受信した貸方ユーザーは、追加端末にて起動された管理アプリにおいて、シリアル番号3980とパスワード3984を入力して管理サーバー装置300宛に貸出し追加リクエストを発信する(S340)。管理サーバー装置300は貸出し追加リクエストを受信すると(S440)、シリアル番号3980とパスワード3984および追加端末のデバイスIDから、シリアル番号3980の貸出し管理レコード398の存在と、追加端末のデバイスIDをキーにデバイス管理データ392を検索して、追加端末の登録ユーザー識別子がその貸出し管理レコード398の貸方ユーザー3981に一致することを検証する(S442)。検証ができた場合は、管理サーバー装置300は、シリアル番号3980の貸出し管理レコード398の内容を参照して対象コンテンツID(CID)を取得して、S203と同様に閲覧不可設定手続データを作成する(S443)。次に、貸出し追加リクエストに対する応答として閲覧不可設定手続データを追加端末に返信する(S444)。尚、S442で貸出し管理レコードの検証ができなかった場合はエラーを返す。
追加端末は閲覧不可設定手続データを受信すると(S342)、S105と同様な処理により対象コンテンツを追加端末で閲覧不可能な状態とする(S344)。そして貸出し管理レコードのシリアル番号3980とパスワード3984の他に閲覧不可証明を付加して貸出し手続リクエストを発行する(S346)。管理サーバー装置300はこの貸出し手続リクエストを受けると(S450)、シリアル番号3980の貸出し管理レコードの末尾に、追加端末のデバイスIDを記録して、この端末について対象コンテンツの閲覧不可設定済であることを記録する(S452)。図9(b)は、ユーザー端末Aの他に二つの追加端末についてS452の処理が終わった状態の貸出し管理レコード398を模式的に表した図である。追加端末A2,A3に対して閲覧不可設定がすんだことを示す項目3988,3989が追加されている。
図19は、借方ユーザー端末BのS130以降の動作手順を説明するシーケンス図である。図11のS130の時点において、借方ユーザー端末Bには借入れたコンテンツの内容データと借入れたコンテンツのコンテンツ管理データ394がダウンロードされている。コンテンツ管理データ394には閲覧制限情報3944にS208(あるいはS408)で設定された当初の閲覧期限日時(第1の所定の期間より短い第2の所定の期間)が記録されている。したがって、ユーザー端末Bではこの閲覧期限日時を過ぎると、借入れコンテンツが閲覧できなくなる(S350)。
このとき、現在日時が貸出し管理レコード398の貸し出し期限3985に設定されている期限(=本来の期限)より前であれば、借方ユーザーは端末Bの管理アプリを操作して、貸出し状態問合せを管理サーバー装置300に発信することができる(S352)。貸出し状態問合せには、貸出し管理レコードを特定するための貸出し管理レコードのシリアル番号3980とパスワード3984が付加されるものとする。貸出し状態問合せを受けた管理サーバー装置は(S460)、指定された貸出し管理レコード398を記憶手段から読み出して(S462)、貸し出し側端末の状態を検査する(S464)。具体的には、貸出し管理レコード398の「貸出し設定済DID」の項目を全て読み出し、一方貸方ユーザーが登録している全てのデバイスをデバイス管理データを検索して確認する。このとき貸出し管理レコード398に貸方ユーザーが登録する閲覧端末の全てについての記録がなければ、応答情報として「貸出し終了」を設定する(S466)。一方、貸出し管理レコード398に貸方ユーザーが登録する全ての閲覧端末の記録が存在すれば、管理サーバー装置300は、貸し出し期限日時3985を当初の日時より延長した日時(本来の日時=貸出し管理レコード398の貸し出し期限3985に設定されている期限)に書き換え、書き換えられた貸出し管理レコード398に従ってコンテンツ管理データを改めて作成する(S468)。貸出し管理レコード398からコンテンツ管理データを作成する仕方はS234と同じである。この結果、閲覧制限情報3944には延長された日時が記録されたコンテンツ管理データが作成される。貸出し状態問合せへの応答情報としてこの新たに生成されたコンテンツ管理データをセットする(S440)。端末Bに応答情報を返信する(S472)。
端末Bは応答情報を受信する(S360)。応答情報が「貸出し終了」を表すデータである場合は何もしない。したがって、閲覧期限は最初に設定された閲覧期限日時のままであり、既にこの期限を過ぎている場合は端末Bではもはや借入れコンテンツを閲覧できない。応答情報が更新されたコンテンツ管理データの場合には、コンテンツ管理データを更新する(S364)。その結果、端末Bは延長された期限(本来の期限)まで借入れコンテンツの閲覧が可能となる。
以上説明した手順によれば、借方ユーザーは、貸方ユーザーが端末Aにおいて貸出し対象コンテンツを閲覧不可としたことによって、まず仮の期間(第2の所定の期間)、借入れコンテンツを閲覧することが可能となり、貸方ユーザーが全ての登録端末について貸出し対象コンテンツを閲覧不可とした後は、借方ユーザーは貸出し状態問合せを行うことにより本来の貸出し期間(第1の所定の期間)の間借入れコンテンツを閲覧することができる。
以上、本願発明のコンテンツ管理方法による購入コンテンツを家族や友人などコンテンツ購入者に近しい他人へ貸し出す手順を電子コンテンツ配信システム1の端末−サーバー装置間の処理シーケンスにより説明した。次に、説明した処理シーケンスを実現する閲覧端末装置100、サーバー装置300を説明する。
図12は、電子コンテンツ配信システム1の閲覧端末装置100のハードウエア構成と記憶部の内容を説明する図である。閲覧端末装置100は、少なくとも、CPU101と、表示部103と、入力検知部102と、電子カメラ104と、スピーカー106と、電源部107と、記憶部109と専用プログラムとを備える。CPU101と、表示部103と、入力検知部102と、電子カメラ104と、マイク105と、スピーカー106と、記憶部109とは、BUS199で接続される。
CPU101は、中央演算装置である。表示部103は、液晶表示器や有機EL表示器などである。入力検知部102は、タッチセンサーである。入力検知部102は、入力操作する者の指が画面に触れた時の位置を検知して、座標情報を出力する。
表示部103とタッチセンサーとにより、タッチパネルを構成する。なお、入力検知部102は、キーボタンでもよい。電源部107は、二次電池である。電源部107は、他の回路に電源を供給する。
閲覧端末装置100は、無線通信部108を備える。無線通信部108は、W−CDMA方式の無線通信機能を備える。W−CDMA方式は、国際電気通信連合(ITU)が定める通信規格「IMT−2000」に準拠した第3世代移動通信システムの一つの無線通信形式である。無線通信部108は、アンテナコイルを接続した無線発振回路(RF回路)である。無線発振回路は、無線信号をデータに変換する受信回路、および、データを無線信号に変換する送信回路などから構成されている。無線信号は、アンテナコイルを経由して基地局600と送受信される。あるいは、無線通信部108はIEEE802.11/g/b/n規格準拠の無線通信(WI−FI通信)機能を備えるものとしてもよい。前者の場合には第3世代移動通信網上に設置されるゲートウエーを通じてインターネット網に接続可能となる。後者の場合には適当なアクセスポイントを通して直接インターネット網に接続される。
無線通信部108はさらに、BlueTooth(登録商標)等の近接通信機能も備える。
記憶部109は、半導体メモリーや磁気メモリーである。記憶部109は、オペレーティングシステム185(=OS)と、WEBブラウザー184と、デバイスID格納領域1091と、電子書籍管理アプリ格納領域1093と、コンテンツ格納領域1095と、専用プログラムとを記憶する。
オペレーティングシステム185は、閲覧端末装置100のハードウェア(たとえば、CPU101と、表示部103と、入力検知部102と、ネットワーク通信部108と、記憶部109と、その他など)を管理・制御して、応用ソフトウエア(たとえば、WEBブラウザー184や電子書籍用管理アプリ193、専用プログラムなど)に対して、これらのハードウェアを利用できるようなサービスを提供する基本ソフトウエアである。
WEBブラウザー184は、インターネット上のアクセス先のWebサーバーと通信して取り寄せたリソース(たとえば、HTMLで記述されたテキスト、画像など)を表示閲覧するプログラムである。また、WEBブラウザー184は、表示閲覧されたテキスト、画像などに対する入力操作(テキストの入力やハイパーリンクの選択など)を受け付ける。
デバイスID格納領域1091は、デバイスIDデータ191を書き換え不能に格納する。デバイスIDとしてIMSIを利用する場合はSIMカードがデバイスID格納領域1091の役割を果たす。
電子書籍管理アプリ格納領域1093は、デバイスID(d1)とユーザーID(u1)の記録を内蔵する電子書籍管理アプリ193を格納する。ビュワー格納領域1092は、各種電子書籍のフォーマットに応じてコンテンツ内容をレンダリングするビューワープログラを格納する。コンテンツ格納領域1095は、電子書籍393(電子書籍コンテンツの内容データファイル)とコンテンツ管理データ394を格納する。
電子書籍管理アプリ193は、様々な機能を発揮するコンピュータプログラムモジュールが集まったものである。それらのプログラムモジュールとは、
インストール直後の管理アプリの初回起動画面にユーザーが入力したユーザーID、パスワード等管理アプリ活性化手続きに必要な情報を受付けると管理アプリ中に予め指定されたインターネットアドレス宛に管理アプリ登録リクエストを発信し(図2「2」の処理)、その応答として管理サーバー装置300から返信される登録完了通知を受けて管理アプリの活性化処理(図2「6」として説明した)を行う登録設定機能モジュール、
特定の電子書籍を購入する意思表示を管理サーバー装置300に対して発信させ(図3「2」で説明した処理)、その応答としてのコンテンツ管理ファイルを受け取る処理、および受領したコンテンツ管理ファイルをチェックして、電子書籍内容ファイルのダウンロード要求先アドレスを取得して、ダウンロード要求を行い最終的に電子書籍内容ファイルを受領すると、コンテンツ管理ファイルおよび内容ファイルをコンテンツ格納領域1095に収める処理(図3「4」、「5」に対応した処理)を行うコンテンツ取得機能モジュール、
図10および図16で説明した閲覧端末100側の処理、すなわちS101〜S112を実行するコンテンツ貸出し機能モジュール、
図11および図17で説明した借方ユーザーの閲覧端末Bの処理、すなわちS125〜S127を実行するコンテンツ借入れ機能モジュール、
起動時のデバイスIDによる照合(図3「1」で説明した処理)、ユーザーが購入した電子書籍の一覧表示、書棚表示、選択された電子書籍のデバイス管理データに記録されたユーザーID、デバイスIDと内臓記録しているユーザーID、デバイスIDとの照合(図4「6」で説明した処理)、選択された電子書籍に適したビュワーの呼び出し、その他の処理を行う管理機能モジュール、等である。
図13は、管理サーバー装置300の詳細な構成図である。管理サーバー装置300は、CPU301と、表示部303と、入力部302と、ネットワーク通信部304と、記憶部309と専用プログラムとを備える。CPU301と、表示部303と、入力部302と、ネットワーク通信部304と、記憶部(記憶手段)309とは、BUS399で接続される。
CPU301は、中央演算装置である。表示部303は、液晶ディスプレイや有機ELディスプレイである。入力部302は、たとえば、マウスやキーボードである。ネットワーク通信部304は、LANアダプターである。
記憶部309は、半導体メモリーや磁気メモリーである。記憶部309は、オペレーティングシステム385(=OS)と、公知のデータベース管理プログラム383と、HTTP(Hypertext Transfer Protocol)によるリクエストメッセージを受けると要求されるリソース(HTMLファイル、画像ファイル、サーバープログラムの実行結果等を返信する公知のWebサーバプログラム384と、幾つかの専用プログラムとを格納する。また、記憶部309は、コンテンツ格納領域3091と、登録ユーザー格納領域3094と、デバイス管理格納領域3095と、ビューワー格納領域(図示しない)、を有する。
コンテンツ格納領域3091は、コンテンツIDにより特定される電子書籍の内容データファイルのダウンロード要求先情報を含む書誌情報データベースと電子書籍ファイル(内容データ)を格納する。実施形態によっては、管理サーバー装置300は書誌情報データベースのみ扱う。
ビューワー格納領域3093は、ビューワーを格納する。登録ユーザー格納領域3094は、ユーザー認証用データ395を含むユーザーアカウント情報を記録する登録ユーザーレコードを格納する。デバイス管理格納領域3095は、デバイス管理データ392を1件のレコードとして全ての登録デバイスのレコードを格納する。
図7にユーザー認証用データ395を示す。ユーザ−ID3951、認証情報3952、その他の情報を含む。
オペレーティングシステム385は、管理サーバー装置300のハードウェアを管理・制御して、応用ソフトウエア(たとえば、データベース管理プログラム383や専用プログラムなど)に対して、これらのハードウェアを利用できるようなサービスを提供する基本ソフトウエアである。
データベース管理プログラム383は、データベースを構成するファイルや、ファイル中のデータ(=レコード)に対して、操作(たとえば、検索・読み出し・更新・削除など)、保守、管理をする公知のプログラムである。本発明に於いては、上述した書誌情報データベースのほか、登録ユーザーレコードと、デバイス管理レコードと、ビューワーインストールデータ391は、データベース管理プログラム383の機能により管理データベースとしてデータベース化され、専用プログラムから検索・参照される。
この他に、CPU301に解釈実行されることによって、デバイス管理登録手段320、電子書籍配付手段330、貸出し準備手段340、電子書籍貸出し手段310、電子書籍借入れ手段350、貸出し追加手段360、借入れ延長手段370として機能する専用プログラムを備える。これらの専用プログラムは、以下の説明では、「CPU301に解釈実行されることによって○○手段として機能するプログラム」という意味で簡略に「○○手段」を用いる。これらの専用プログラムは、管理サーバー装置300がHTTPリクエストを受けるとWebサーバプログラム384を仲立ちとして呼び出される。
デバイス管理登録手段320は、管理サーバー装置300が閲覧端末100から送信された管理アプリ登録リクエストを受けると起動される。管理アプリ登録リクエストに指定された登録ユーザーIDのユーザー認証を行う処理(図2「3」)と、認証されたユーザーIDと、受信したビューワーリクエストのデバイスIDと、を対応付けたデバイス管理データを作成して、作成したデバイス管理データを管理データベースに登録して記録する処理(図2「4」)と、登録完了通知をビューワーリクエスト元の閲覧端末100に返信する処理(図2「5」)と、を実行する。
電子書籍配付手段330は、管理サーバー装置300が閲覧端末100により送信された購入コンテンツリクエストを受けると起動される。購入対象コンテンツ識別子からコンテンツの書誌情報を得て、さらに、購入ユーザーのユーザーID,ユーザー端末のデバイスIDを含むコンテンツ管理データを作成し(図3「3」)、コンテンツ管理データをファイルとしたコンテンツ管理ファイルとコンテンツデータ自体を閲覧端末100に返信する(図3「4」、「5」)。または、ある実施形態では、コンテンツ内容データのダウンロード要求先アドレスをコンテンツ管理データに含ませてコンテンツ管理ファイルを作成し、コンテンツ管理ファイルのみを返信する。
貸出し準備手段340は、管理サーバー装置300が閲覧端末100が送信した貸出し準備リクエストを受けると起動される。貸方ユーザーの認証(S202),閲覧不可設定手続データの作成とリクエスト元への返信(S203,204)を行う。また、電子書籍貸出し手段310は、管理サーバー装置300が閲覧端末100が送信した貸出し手続きリクエストを受けたときに、貸出し管理レコードの作成と記録(S208,408)、貸し出し手続きデータの作成とリクエスト元への返信(S210,S408)を行う。
電子書籍借入れ手段350は、管理サーバー装置300が閲覧端末100が送信した借入れコンテンツリクエストを受けると起動される。借入れ手続データ399のシリアル番号3991と一致するシリアル番号の貸出し管理レコードが存在するかどうかを調べて借入れユーザーを認証し(S230)、借入れユーザーが認証された場合は、閲覧端末100のデバイスID(IMSIをデバイスIDとして利用する場合は、リクエストパケットのヘッダ情報に含まれる)を貸出し管理レコード398の借方デバイスID3986に登録し(S232)、借方ユーザーが借入れコンテンツを閲覧するための借入れコンテンツに対応するコンテンツ管理データを作成して(S234)、リクエスト元への返信を行う(S236)。
貸出し追加手段360は、管理サーバー装置300が閲覧端末100により送信された貸出し追加リクエストを受ける(S440)と起動される。指定された番号の貸出し管理レコードが存在するかどうか調べ、存在が確認された場合は、対象コンテンツの閲覧不可設定データをリクエスト元に返信する(図18で説明したS440〜S444の処理)。また、貸出し追加手段360は、管理サーバー装置300が閲覧端末100によりS346の段階で送信された貸出し手続きリクエストを受けたとき(S450)も起動される。指定された番号の貸出し管理レコードが存在するかどうか調べ、存在が確認された場合は、定められたアルゴリズムに基づく処理により前記リクエストに含まれる閲覧不可証明データの正当性を検証し、正当なものであることが検証できた場合は、指定された番号の貸出し管理レコードを更新する。貸出し管理レコードの更新が正常に終了した場合は正常終了をリクエスト元に返信する(図18で説明したS450〜S452の処理)。
借入れ延長手段370は、管理サーバー装置300が閲覧端末100が送信した貸出し状態問合せを受けると起動される。貸出し状態問合せで指定された番号の貸出し管理レコードを読み出して貸出し側ユーザーの登録端末の状態をチェックして、全ての貸出し側ユーザー登録端末において対象コンテンツについての閲覧不可設定がされている場合には閲覧期限を本来の期限に延長したコンテンツ管理データを作成して応答情報としてリクエスト元への返信を行うが、そうでない場合は貸出し終了を意味する内容を応答情報としてリクエスト元への返信を行う(図19で説明したS460〜S72の処理)。
なお、電子コンテンツ配信システム1が1登録ユーザーが登録できる閲覧端末を1台までと限定する場合や、当初期間の貸し出し期間終了後の借方の貸出し期間延長を許容しない場合には、貸出し追加手段360、貸出し延長手段370を省略した構成の管理サーバー装置300も可能である。
図13では、記憶部309の中にコンテンツ格納領域3091が設けられているが、サーバー装置の構成は様々に可能であり、電子書籍ファイルやビュワープログラムが管理サーバー装置300上ではなくインターネット上の別の場所に格納されていてもかまわない。このほか本願発明の実施形態で記載した内容は本発明の技術思想を分かりやすいように具体的な形で説明したものに過ぎないから、本願発明は実施形態の項で記載した事項に必ずしも限定されるわけではない。例えば、管理サーバー装置300は1台のサーバーコンピュータで構成されるとして説明しているが、管理サーバー装置の機能は複数のサーバーコンピュータにより構成される形態でもかまわない。閲覧端末装置100は第3世代より後の高速移動体通信技術によりネットワーク2に接続されてもよい。また、閲覧端末100は有線通信でネットワーク2に接続されてもよい。
1 電子コンテンツ配信システム
2 ネットワーク
100 閲覧端末
101 CPU
102 入力検知部
103 表示部
104 カメラ
105 マイク
106 スピーカ
108 無線通信部
109 記憶部
193 管理アプリ
300 管理サーバー装置
301 CPU
302 入力部
303 表示部
304 ネットワーク通信部
309 記憶部
310 電子書籍貸出し手段
320 デバイス管理登録手段
330 電子書籍配布手段
340 貸出し準備手段
350 電子書籍借入れ手段
360 貸出し追加手段
370 借入れ延長手段
392 デバイス管理データ
394 コンテンツ管理データ
395 ユーザー認証用データ
396 ライセンス管理データ
398 貸出し管理レコード
600 基地局
610 ゲートウェイ

Claims (13)

  1. 一の電子書籍のコンテンツデータとの関係付け情報と該コンテンツデータの再生表示を制御する設定情報とを含んだコンテンツ管理データによって電子書籍の再生表示を制御する電子書籍管理手段を搭載した閲覧装置と、
    ユーザー識別子とそのユーザーが使用するものとして登録された閲覧装置を特定するデバイス識別子とを対応付けたデバイス管理データを格納する管理サーバー装置と、
    がネットワークを介して論理的に接続されて構成されるシステムにおける電子書籍管理方法であって、
    前記電子書籍管理手段は、
    電子書籍閲覧機能の実行が許可される閲覧装置を特定するデバイス識別子の記録(d1)と、ユーザー識別子の記録(u1)と、を所定の記憶領域に保有しており、
    前記管理サーバー装置は、一の電子書籍が購入されたときには、この電子書籍のコンテンツデータと関係付ける記述子を含むコンテンツ管理データであって、購入者のユーザー識別子(uk)と購入者が使用する閲覧装置のデバイス識別子(dk)との組み合わせを記録したコンテンツ管理データを購入者の閲覧装置に配布し、
    閲覧対象とする電子書籍の選択指示を受付けた購入者の閲覧装置上の電子書籍管理手段は、前記内蔵するデバイス識別子(d1)およびユーザー識別子(u1)の記録と、閲覧対象電子書籍に対応するコンテンツ管理データに含まれる購入者が使用する閲覧装置のデバイス識別子(dk)および購入者のユーザー識別子(uk)とを照合して両方とも一致する場合のみ対象電子書籍のコンテンツデータの再生表示を行うものであって、
    その上で、
    電子書籍購入者が貸出し対象電子書籍を指定し、電子書籍購入者の閲覧装置上で貸出し対象電子書籍を所定の期間閲覧不可能とする第1の段階、
    貸出し対象電子書籍について所定の期間閲覧不可能としたことを証明するデータを含む貸し出し手続リクエストを受付けた管理サーバー装置が、前記購入者、対象電子書籍、借方ユーザーを特定できる1件の貸出し管理記録を作成する第2の段階、
    管理サーバー装置が貸し出し管理記録に基づいて貸出し手続データを作成し前記購入者の閲覧装置に送信する第3の段階、
    貸出し手続データが前記購入者の閲覧装置から借方ユーザーの閲覧装置に転送される第4の段階、
    貸出し手続データに基づく借入れ書籍リクエストを受付けた管理サーバー装置が、借入れ電子書籍を所定の期間閲覧可能とするための借入れ書籍閲覧用コンテンツ管理データを作成してリクエスト元に返信する第5の段階、
    借入れ書籍閲覧用コンテンツ管理データを入手した借方ユーザーの閲覧装置が借入れ電子書籍のコンテンツデータを入手してこれを閲覧可能とする第6の段階、
    を含む手順により電子書籍購入者が購入した電子書籍を他のユーザーに一定期間貸し出すことを可能とする電子書籍管理方法。
  2. 前記第1の段階は、貸出し側閲覧装置からの貸出し対象電子書籍識別子を含む貸出し準備リクエストを受付けた管理サーバー装置が、貸出し対象電子書籍に関係付けられるコンテンツ管理データの再生表示を制御する設定情報を書き換えるための閲覧不可設定手続データを貸出し側閲覧装置に返信する手順を含むものである請求項1に記載の電子書籍管理方法。
  3. 前記第3の段階における貸出し手続データは、借方ユーザー識別子、借方ユーザー認証情報、貸出し対象電子書籍識別子、貸出し期間を含むものである請求項1または請求項2に記載のコンテンツ管理方法。
  4. 前記第3の段階における貸出し手続データは、借方の仮ユーザー識別子、借方ユーザー認証情報、貸出し対象電子書籍識別子、貸出し期間を含むものであって、
    前記第4の段階の後、前記第5の段階の前に、貸出し手続データに基づくデバイス登録リクエストを受付けた管理サーバー装置が、借方ユーザーが使用する閲覧装置の識別子と借方ユーザーの識別子とを対応付けたデバイス管理データを作成記録し、デバイス登録完了通知をリクエスト元に返信することで、リクエスト元の閲覧装置上で電子書籍管理手段の電子書籍閲覧機能を有効とさせる段階を含んだ請求項1または請求項2に記載のコンテンツ管理方法。
  5. 一の電子書籍のコンテンツデータとの関係付情報と該コンテンツデータの再生表示を制御する設定情報とを含んだコンテンツ管理データによって電子書籍の再生表示を制御する電子書籍管理手段を搭載した閲覧装置と、
    ユーザー識別子とそのユーザーが使用するものとして登録された閲覧装置を特定するデバイス識別子とを対応付けたデバイス管理データを、一のユーザー識別子につき所定の数(m)までとして格納する管理サーバー装置と、
    がネットワークを介して論理的に接続されて構成されるシステムにおける電子書籍管理方法であって、
    前記電子書籍管理手段は、
    電子書籍閲覧機能の実行が許可される閲覧装置を特定するデバイス識別子の記録(d1)と、ユーザー識別子の記録(u1)と、を所定の記憶領域に保有しており、
    前記管理サーバー装置は、一の電子書籍が購入されたときには、この電子書籍のコンテンツデータと関係付ける記述子を含むコンテンツ管理データであって、購入者のユーザー識別子(uk)と購入者が使用する閲覧装置のデバイス識別子(dk)との組み合わせを含むコンテンツ管理データを購入者の閲覧装置に配布し、
    閲覧対象とする電子書籍の選択指示を受付けた購入者の閲覧装置上の電子書籍管理手段は、前記内蔵するデバイス識別子(d1)およびユーザー識別子(u1)の記録と、閲覧対象電子書籍に対応するコンテンツ管理データに含まれる購入者が使用する閲覧装置のデバイス識別子(dk)および購入者のユーザー識別子(uk)とを照合して両方とも一致する場合のみ対象電子書籍のコンテンツデータの再生表示を行うものであって、
    電子書籍購入者が貸出し対象電子書籍を指定し、電子書籍購入者の一の閲覧装置上で貸出し対象電子書籍を第1の所定の期間閲覧不可能とする第1の段階、
    貸出し対象電子書籍について第1の所定の期間閲覧不可能としたことを証明するデータを含む貸し出し手続リクエストを受付けた管理サーバー装置が、前記購入者、対象電子書籍、借方ユーザーを特定でき、かつ、前記購入者が使用する端末として登録された一の閲覧装置について貸出し対象電子書籍を閲覧不可能とする設定を行ったことを示す記録を含む1件の貸出し管理記録を作成する第2の段階、
    管理サーバー装置が貸し出し管理記録に基づいて貸出し手続データを作成し前記購入者の前記一の閲覧装置に送信する第3の段階、
    貸出し手続データが電子書籍購入者の閲覧装置から借方ユーザーの閲覧装置に転送される第4の段階、
    貸出し手続データに基づく借入れ書籍リクエストを受付けた管理サーバー装置が、借入れ電子書籍を第1の所定の期間より短い第2の所定の期間閲覧可能とするための借入れ書籍閲覧用コンテンツ管理データを作成してリクエスト元に返信する第5の段階、
    借入れ書籍閲覧用コンテンツ管理データを入手した借方ユーザーの閲覧装置が借入れ電子書籍のコンテンツデータを入手してこれを閲覧する第6の段階、
    前記一の閲覧装置以外の、電子書籍購入者が使用可能な閲覧装置において貸出し対象コンテンツを第1の所定の期間閲覧不可能とする第7の段階、
    前記一の閲覧装置以外の前記購入者が使用可能な閲覧装置から、貸出し対象電子書籍を第1の所定の期間閲覧不可能としたことを証明するデータを含む貸出し手続リクエストを受付けた管理サーバー装置が、前記第2の段階で作成した貸出し管理記録に貸出し対象電子書籍を閲覧不可能とする設定を行った閲覧装置の記録を追加する第8の段階、
    前記第2の所定の期間が経過した後で、借方ユーザーの閲覧装置からの問合せを受付けた管理サーバー装置が、前記貸出し管理記録を参照して、全ての閲覧装置において貸出し対象電子書籍が閲覧不可能な状態となっているか否かを検査する第9の段階、
    貸方ユーザが登録した全ての閲覧装置において貸出し対象電子書籍が閲覧不可能な状態となっていることを確認した管理サーバー装置が、借入れ電子書籍を第1の所定の期間閲覧可能とするための借入れ電子書籍閲覧用コンテンツ管理データを作成してリクエスト元に返信する第10の段階、
    借方ユーザーの閲覧装置上の電子書籍管理手段が借入れコンテンツ閲覧用コンテンツ管理データを更新する第11の段階、
    を含む手順により電子書籍購入者が購入した電子書籍を他のユーザーに一定期間貸し出すことを可能とする電子書籍管理方法。
  6. 前記第1の段階は、貸出し側閲覧装置からの貸出し対象電子書籍識別子を含む貸出し準備リクエストを受付けた管理サーバー装置が、貸出し対象電子書籍に関係付けられるコンテンツ管理データの再生表示を制御する設定情報を書き換えるための閲覧不可設定手続データを貸出し側閲覧装置に返信する手順を含むものである請求項5に記載の電子書籍管理方法。
  7. 前記第3の段階における貸出し手続データは、借方のユーザー識別子、借方ユーザー認証情報、貸出し対象電子書籍識別子、貸出し期間を含むものである請求項5または請求項6に記載のコンテンツ管理方法。
  8. 前記第3の段階における貸出し手続データは、借方の仮ユーザー識別子、借方ユーザー認証情報、貸出し対象電子書籍識別子、貸出し期間を含むものであって、
    前記第4の段階の後、前記第5の段階の前に、貸出し手続データに基づくデバイス登録リクエストを受付けた管理サーバー装置が、借方ユーザーが使用する閲覧装置の識別子と借方ユーザーの識別子とを対応付けたデバイス管理データを作成記録し、デバイス登録完了通知をリクエスト元に返信することで、リクエスト元の閲覧装置上で電子書籍管理手段の電子書籍閲覧機能を有効とさせる段階を含んだ請求項5または請求項6に記載のコンテンツ管理方法。
  9. 前記第9の段階における借方ユーザーの閲覧装置からの問合せは、第1の所定の期間が過ぎるまではいつでも問合せ可能であるが、第1の所定の期間が過ぎた後は問合せ不可能であるとする請求項5または請求項6に記載のコンテンツ管理方法。
  10. 一の電子書籍のコンテンツデータとの関係付け情報と該コンテンツデータの再生表示を制御する設定情報とを含んだコンテンツ管理データによって電子書籍の再生表示を制御する電子書籍管理手段を搭載した閲覧装置に対して、購入電子書籍を提供し、また電子書籍購入者による購入電子書籍の貸出しの管理を行うサーバー装置であって、
    ユーザー識別子で特定される登録ユーザーのユーザー認証データを少なくとも含む登録ユーザーデータと、ユーザー識別子とそのユーザーが使用する閲覧装置を特定するデバイス識別子を対応付けたデバイス管理データと、少なくとも電子書籍識別子で特定される電子書籍のダウンロード要求先の記録を含むコンテンツ書誌データと
    を記憶する記憶手段と、
    前記閲覧装置からの管理アプリ登録リクエストに対して、1件のデバイス管理データを作成して前記記憶手段に記録するとともに、登録完了通知をリクエスト元に返信するデバイス管理登録手段と、
    前記閲覧装置からの購入コンテンツリクエストに対して、購入ユーザーのユーザー識別子,閲覧装置のデバイス識別子、購入電子書籍のダウンロード要求先アドレスを含むコンテンツ管理データを作成してリクエスト元に返信する電子書籍配布手段と、
    前記閲覧装置からの貸出し対象電子書籍を特定する電子書籍識別子を指定した貸出し準備リクエストに対して、貸出し対象電子書籍のコンテンツ管理データを所定の期間閲覧不可能とする設定を行うための閲覧不可設定手続データを作成し、作成した閲覧不可設定手続データをリクエスト元へ返信する貸出し準備手段と、
    前記閲覧装置からのこの閲覧装置上で前記貸出し対象電子書籍を所定の期間閲覧不可能としたことを証明するデータを含み、借方ユーザー識別子を特定した貸出し手続きリクエストに対して、貸方ユーザー識別子、借方ユーザー識別子、コンテンツ識別子、貸出し期限を設定した1件の貸出し管理データを作成して前記記憶手段に記録するとともに、貸出し管理データを特定する番号を貸出し手続データとしてリクエスト元へ返信する電子書籍貸出し手段と、
    前記閲覧装置とは別の閲覧装置からの貸出し管理データを特定する番号を指定した借入れコンテンツリクエストに対して、借方ユーザーが借入れコンテンツを閲覧するための前記貸出し期限を閲覧可能期限と設定した借入れコンテンツに対応するコンテンツ管理データを作成してリクエスト元へ返信する電子書籍借入れ手段と、
    を備えたことを特徴とするサーバー装置。
  11. 請求項10に記載のサーバー装置であって、
    前記電子書籍借入れ手段は、借方ユーザーが借入れ電子書籍を閲覧するための貸出し期限としては貸方ユーザーが貸し出し対象電子書籍を閲覧不可能と設定した前記所定の期間より短い第2の期間に対応した期限を閲覧可能期限と設定した借入れ電子書籍に対応するコンテンツ管理データを作成してリクエスト元へ返信するものであって、
    さらに、
    閲覧装置からの貸出し管理データを特定する番号を指定した貸出し追加リクエストに対して、貸出し対象電子書籍のコンテンツ管理データを前記所定の期間閲覧不可能とする設定を行うための閲覧不可設定手続データを作成し、作成した閲覧不可設定手続データをリクエスト元へ返信するとともに、
    前記閲覧装置からのこの閲覧装置上で前記貸出し対象電子書籍を前記所定の期間閲覧不可能としたことを証明するデータを含み、貸出し管理データを特定する番号を指定した貸出し手続き追加リクエストに対して、指定した番号で特定される貸出し管理データに前記閲覧装置を特定するデバイス識別子の記録を書き加える貸出し追加手段と、
    前記閲覧装置とは別の閲覧装置からの貸出し管理データを特定する番号を指定した貸出し状態問合せに対して、指定した番号で特定される貸出し管理データに貸方ユーザーが使用する閲覧装置として登録された全てのデバイス識別子の記録があるかどうか検査して、全てのデバイス識別子の記録が存在する場合は、借入れ電子書籍の閲覧可能期限を前記第2の期間に基づく閲覧期限から前記所定の期間に基づく閲覧期限と再設定した借入れ電子書籍に対応するコンテンツ管理データを作成してリクエスト元へ返信する借入れ延長手段と、
    を備えたことを特徴とするサーバー装置。
  12. 前記電子書籍貸出し手段は、閲覧装置からの貸出し手続リクエストに借方ユーザー識別子が指定されていない場合は、仮の借方ユーザー識別子を生成し、これを借方ユーザー識別子に設定した1件の貸出し管理データを作成して前記記憶手段に記録するとともに、この仮の借方ユーザー識別子と貸出し管理データを特定する番号を貸出し手続データとしてリクエスト元へ返信するものである請求項10または請求項11に記載のサーバー装置。
  13. コンピュータに解釈実行されることにより請求項10から請求項12のいずれか一項に記載のサーバー装置として動作する一連の命令を含んだコンピュータプログラム。

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