JP2015152812A - 光学系、光学装置、及び光学系の製造方法 - Google Patents

光学系、光学装置、及び光学系の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】防振時の収差を十分に補正した光学系および光学装置を提供することを目的とする。
【解決手段】第1レンズ群G1と、正の屈折力を有する第2レンズ群G2とを有する光学系であって、無限遠物点から近距離物点への合焦の際、第1レンズ群G1が固定されて、第2レンズ群G2が移動し、第1レンズ群G1は、手ブレ等による結像位置変位の補正を行うために光軸と直交する成分方向を含む方向へ移動可能な防振レンズ群を有し、所定の条件式を満足するものとする。
【選択図】図1

Description

本発明は、光学系、光学装置、及び光学系の製造方法に関する。
従来、写真用カメラ、電子スチルカメラ、ビデオカメラ等に適した広角レンズが提案されている(例えば、特許文献1を参照)。
特開2009-109723号公報
しかしながら、従来の広角レンズは、防振機構を採用した場合に、防振時の収差補正が十分ではないという課題があった。
本発明は、このような問題に鑑みてなされたものであり、防振時の収差を十分に補正した光学系および光学装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために本発明は、
光軸に沿って物体側から順に、第1レンズ群と、正の屈折力を有する第2レンズ群とを有する光学系であって、
無限遠物点から近距離物点への合焦の際、前記第1レンズ群が固定されて、前記第2レンズ群が移動し、
前記第1レンズ群は、光軸と直交する方向成分を含む方向へ移動可能な防振レンズ群を有し、
以下の条件式を満足することを特徴とする光学系を提供する。
0.18<f/fvr<0.46
ただし、
f:無限遠合焦状態での全系の焦点距離
fvr:前記防振レンズ群の焦点距離
また本発明は、前記光学系を備えたことを特徴とする光学装置を提供する。
また、上記課題を解決するために本発明は、
光軸に沿って物体側から順に、第1レンズ群と、正の屈折力を有する第2レンズ群とを有する光学系の製造方法であって、
無限遠物点から近距離物点への合焦の際、前記第1レンズ群が固定されて、前記第2レンズ群が移動するようにし、
前記第1レンズ群は、光軸と直交する方向成分を含む方向へ移動可能な防振レンズ群を有するようにし、
以下の条件式を満足することを特徴とする光学系の製造方法を提供する。
0.18<f/fvr<0.46
ただし、
f:無限遠合焦状態での全系の焦点距離
fvr:前記防振レンズ群の焦点距離
本発明によれば、防振時の収差を十分に補正した光学系を提供することができる。
本願の第1実施例に係る光学系のレンズ構成を示す図である。 (a)、(b)、及び(c)はそれぞれ、第1実施例に係る光学系の無限遠合焦時の諸収差図、0.60°の回転ブレに対してブレ補正を行った際のメリディオナル横収差図、及び近距離合焦時の諸収差図である。 本願の第2実施例に係る光学系のレンズ構成を示す図である。 (a)、(b)、及び(c)はそれぞれ、第2実施例に係る光学系の無限遠合焦時の諸収差図、0.60°の回転ブレに対してブレ補正を行った際のメリディオナル横収差図、及び近距離合焦時の諸収差図である。 本願の第3実施例に係る光学系のレンズ構成を示す図である。 (a)、(b)、及び(c)はそれぞれ、第3実施例に係る光学系の無限遠合焦時の諸収差図、0.60°の回転ブレに対してブレ補正を行った際のメリディオナル横収差図、及び近距離合焦時の諸収差図である。 本願の第4実施例に係る光学系のレンズ構成を示す図である。 (a)、(b)、及び(c)はそれぞれ、第4実施例に係る光学系の無限遠合焦時の諸収差図、0.60°の回転ブレに対してブレ補正を行った際のメリディオナル横収差図、及び近距離合焦時の諸収差図である。 本願の第5実施例に係る光学系のレンズ構成を示す図である。 (a)、(b)、及び(c)はそれぞれ、第5実施例に係る光学系の無限遠合焦時の諸収差図、0.60°の回転ブレに対してブレ補正を行った際のメリディオナル横収差図、及び近距離合焦時の諸収差図である。 本願の光学系を備えたカメラの構成を示す図である。 本願の光学系の製造方法の概略を示す図である。
以下、本願の光学系、光学装置、及び変倍光学系の製造方法について図面を参照しつつ説明する。なお、以下の実施の形態は、発明の理解を容易にするためのものに過ぎず、本願発明の技術的思想を逸脱しない範囲において当業者により実施可能な付加・置換等を施すことを排除することは意図していない。
本願の光学系は、光軸に沿って物体側から順に、第1レンズ群と、正の屈折力を有する第2レンズ群とからなる光学系であって、
無限遠物点から近距離物点への合焦の際、前記第1レンズ群が固定されて、前記第2レンズ群が移動し、
前記第1レンズ群は、光軸と直交する方向成分を含む方向へ移動可能な防振レンズ群を有する。
本願の光学系は、光軸に沿って物体側から順に、第1レンズ群と、正の屈折力を有する第2レンズ群とから構成されることにより、鏡筒を小型化できると共に、各収差を良好に補正することができる。また、無限遠物点から近距離物点への合焦の際、第1レンズ群が固定されて、第2レンズ群が移動することによって、鏡筒を小型化できると共に、合焦による収差変動を良好に補正することができる。
さらに、第1レンズ群に防振レンズ群を配置することにより、手ブレ等による結像位置変位の補正時の良好な収差補正を実現できる。
また、本願の光学系は、無限遠合焦状態での全系の焦点距離をfとし、前記防振レンズ群の焦点距離をfvrとしたとき、以下の条件式(1)を満足するように構成されている。
(1) 0.18<f/fvr<0.46
上記条件式(1)は、無限遠合焦状態での全系の焦点距離と防振レンズ群の焦点距離の比を規定するものである。この条件式(1)を満足することで、手ブレ等による結像位置変位の補正時の良好な収差補正を実現できる。
条件式(1)の上限値を上回ると、防振レンズ群の屈折力が強くなり、手ブレ等による結像位置変位補正のために防振レンズ群を偏芯させた際の偏芯収差が過大となる。なお、条件式(1)の上限値を0.38に設定することで、本願の効果をより確実なものとすることができる。また、条件式(1)の上限値を0.37に設定することで、本願の効果を更に確実なものとすることができる。
一方、条件式(1)の下限値を下回ると、防振レンズ群の屈折力が弱くなり、手ブレ等による結像位置変位の補正に必要な防振レンズ群のシフト量が大きくなり、偏芯収差が過大となる。また、鏡筒が大型化してしまう。なお、条件式(1)の下限値を0.23に設定することで、本願の効果をより確実なものとすることができる。また、条件式(1)の下限値を0.24に設定することで、本願の効果を更に確実なものとすることができる。
以上の構成により、防振時の収差を十分に補正した光学系を実現することができる。
また本願の光学系は、前記防振レンズ群の横倍率をβvrとし、前記防振レンズ群よりも像側に配置されている全てのレンズの合成の横倍率をβrとしたとき、以下の条件式(2)を満足することが望ましい。
(2) 0.4<(1−βvr)βr<0.8
条件式(2)は、手ブレ等による結像位置変位の補正時の防振レンズ群の移動量に対する像面での像の移動量の割合を規定するものである。この条件式(2)を満足することで、手ブレ等による結像位置変位の補正時の良好な収差補正を実現できる。
条件式(2)の上限値を上回ると、防振レンズ群の屈折力が強くなり、手ブレ等による結像位置変位補正のために防振レンズ群を偏芯させた際の偏芯収差が過大となる。なお、条件式(2)の上限値を0.70に設定することで、本願の効果をより確実なものとすることができる。また、条件式(2)の上限値を0.65に設定することで、本願の効果を更に確実なものとすることができる。
一方、条件式(2)の下限値を下回ると、手ブレ等による結像位置変位の補正に必要な防振レンズ群のシフト量が大きくなり、偏芯収差が過大となる。また、鏡筒が大型化してしまう。なお、条件式(2)の下限値を0.50に設定することで、本願の効果をより確実なものとすることができる。また、条件式(2)の下限値を0.52に設定することで、本願の効果を更に確実なものとすることができる。
また本願の光学系は、防振レンズ群が、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズと両凸形状の正レンズとの接合レンズからなることが望ましい。これにより、手ブレ等による結像位置変位の補正時の良好な収差補正を実現できる。
また本願の光学系は、前記負メニスカスレンズの屈折率をnNとし、前記両凸形状の正レンズの屈折率をnPとしたとき、以下の条件式(3)を満足することが望ましい。
(3) 1.00<nN/nP<1.40
条件式(3)は、防振レンズ群を構成する負メニスカスレンズの屈折率と両凸形状の正レンズの屈折率の比を規定するものである。この条件式(3)を満足することで、手ブレ等による結像位置変位の補正時の良好な収差補正を実現できる。
条件式(3)の上限値を上回ると、接合面による球面収差補正が過大となってしまう。そのため、手ブレ等による結像位置変位のために防振群を偏芯させた際の偏芯収差が過大となり、補正が困難となる。なお、条件式(3)の上限値を1.35に設定することで、本願の効果をより確実なものとすることができる。また、条件式(3)の上限値を1.32に設定することで、本願の効果を更に確実なものとすることができる。
一方、本願の光学系の条件式(3)の対応値が下限値を下回ると、接合面による球面収差補正が不足してしまう。そのため、手ブレ等による結像位置変位のために防振群を偏芯させた際の偏芯収差が過大となり、補正が困難となる。なお、条件式(3)の下限値を1.02に設定することで、本願の効果をより確実なものとすることができる。また、条件式(3)の下限値を1.04に設定することで、本願の効果を更に確実なものとすることができる。
また本願の光学系は、前記両凸形状の正レンズのアッベ数をνPとし、前記負メニスカスレンズのアッベ数をνNとしたとき、以下の条件式(4)を満足することが望ましい。
(4) 1.20<νP/νN<2.50
条件式(4)は、防振レンズ群を構成する負メニスカスレンズのアッベ数と両凸形状の正レンズのアッベ数の比を規定するものである。この条件式(4)を満足することで、手ブレ等による結像位置変位の補正時の良好な収差補正を実現できる。
条件式(4)の上限値を上回ると、防振レンズ群の色収差補正が過大となってしまう。そのため、手ブレ等による結像位置変位の補正のために防振群を偏芯させた際の色収差変動が過大となる。なお、条件式(4)の上限値を2.40に設定することで、本願の効果をより確実なものとすることができる。また、条件式(4)の上限値を2.30に設定することで、本願の効果を更に確実なものとすることができる。
一方、条件式(4)の下限値を下回ると、防振レンズ群の色収差補正が不足してしまう。そのため、手ブレ等による結像位置変位の補正のために防振群を偏芯させた際の色収差変動が過大となる。なお、条件式(4)の下限値を1.30に設定することで、本願の効果をより確実なものとすることができる。また、条件式(4)の下限値を1.40に設定することで、本願の効果を更に確実なものとすることができる。
また本願の光学系は、第1レンズ群が、前記防振レンズ群よりも物体側に、少なくとも二つの負レンズを有することが好ましい。この構成により、コマ収差、像面湾曲、歪曲収差を良好に補正することができる。
また本願の光学系は、第2レンズ群に少なくとも一つの非球面を有することが好ましい。これにより、諸収差を良好に補正することができる。
また本願の光学装置は、上述した構成の光学系を備えていることを特徴とする。これにより、防振時の収差を十分に補正した光学装置を実現することができる。
本願の光学系の製造方法は、光軸に沿って物体側から順に、第1レンズ群と、正の屈折力を有する第2レンズ群とを有する光学系の製造方法であって、
無限遠物点から近距離物点への合焦の際、前記第1レンズ群が固定されて、前記第2レンズ群が移動するようにし、
前記第1レンズ群は、光軸と直交する方向成分を含む方向へ移動可能な防振レンズ群を有するようにし、
無限遠合焦状態での全系の焦点距離をfとし、前記防振レンズ群の焦点距離をfvrとしたとき、以下の条件式(1)を満足することを特徴とする。
(1) 0.18<f/fvr<0.46
これにより、防振時の収差を十分に補正した光学系を製造することができる。
以下、本願の数値実施例に係る光学系を添付図面に基づいて説明する。
(第1実施例)
図1は、本願の第1実施例に係る光学系のレンズ構成を示す図である。
本第1実施例に係る光学系は、光軸に沿って物体側から順に正の屈折力を有する第1レンズ群G1と、正の屈折力を有する第2レンズ群G2とから構成されている。第1レンズ群G1は、物体側から順に、固定レンズ部分G1Fと、防振レンズ部分G1Rとからなる。固定レンズ部分G1Fは、物体側から順に、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズL11と、両凹形状の負レンズL12と、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズL13とからなる。防振レンズ部分G1Rは、物体側から順に、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズL14と両凸形状の正レンズL15との接合正レンズからなる。
第2レンズ群G2は、物体側から順に、両凸形状の正レンズL21と、物体側に凹面を向けた正メニスカスレンズL22と両凹形状の負レンズL23との接合負レンズと、開口絞りSと、物体側に凹面を向けた負メニスカスレンズL24と、両凸形状の正レンズL25と、物体側に凹面を向けた正メニスカスレンズL26とからなる。第2レンズ群G2の正メニスカスレンズL26は、物体側レンズ面に非球面形状の薄いプラスチック樹脂層を備えている。
本実施例に係る光学系では、第2レンズ群G2を物体側へ移動させることにより、無限遠物点から近距離物点への合焦が行われる。
また本実施例に係る変倍光学系では、防振レンズ部分G1Rを光軸と直交する方向成分を含む方向へ移動させることによって、手ブレ等による結像位置変位を補正する。
なお、全系の焦点距離がfで、防振係数(ブレ補正での移動レンズ群の移動量に対する結像面での像移動量比)がKのレンズで角度θの回転ブレを補正するには、ブレ補正用の移動レンズ群を(f・tanθ)/Kだけ光軸と直交方向に移動させればよい。第1実施例においては、防振係数が0.540であり、焦点距離は32.9mmであるので、0.60°の回転ブレを補正するための防振レンズ部分の移動量は0.64mmである。
以下の表1に、本実施例に係る光学系の諸元の値を掲げる。
[面データ]において、「面番号」は光軸に沿って物体側から数えたレンズ面の順番を、「r」は曲率半径を、「d」は間隔(第n面(nは整数)と第n+1面との間隔)を、「nd」はd線(波長λ=587.6nm)に対する屈折率、「νd」はd線(波長λ=587.6nm)に対するアッベ数をそれぞれ示している。また、「物面」は物体面を、「可変」は可変の面間隔を、「絞り」は開口絞りSを、「BF」はバックフォーカスを、「像面」は像面Iをそれぞれ示している。なお、曲率半径「r」において「∞」は平面を示し、空気の屈折率nd=1.00000の記載は省略している。また、非球面には面番号に「*」を付して曲率半径rの欄には近軸曲率半径を示している。
[非球面データ]には、[面データ]に示した非球面について、その形状を次式で表した場合の非球面係数及び円錐定数を示す。
x=(h/r)/[1+{1−κ(h/r)1/2
+A4h+A6h+A8h+A10h10
ここで、「x」は光軸から垂直方向の高さ「h」における各非球面の頂点の接平面から光軸方向に沿った距離(サグ量)、「κ」は円錐定数、「A4」,「A6」,「A8」,「A10」は非球面係数、「r」は基準球面の曲率半径(近軸曲率半径)とする。また、「E−n」(n:整数)は「×10-n」を示し、例えば「1.234E-05」は「1.234×10-5」を示す。
[各種データ]において、「f」は焦点距離を、「FNO」はFナンバーを、「ω」は半画角(単位は「°」)を、「Ymax」は最大像高を、「TL」は光学系全長(レンズ面の第1面から像面Iまでの光軸上の距離)を、「Bf」はバックフォーカスを、それぞれ示している。
[可変間隔データ]において、「dn」は第n面と第n+1面の可変の面間隔を示している。なお、「無限遠」は無限遠物点への合焦時、「近距離」は近距離物点への合焦時をそれぞれ示す。
[レンズ群データ]には、各レンズ群の始面と焦点距離fを示している。
[条件式対応値]には、本実施例に係る撮影レンズの各条件式の対応値を示している。
ここで、表1に掲載されている焦点距離fや曲率半径r、及びその他長さの単位は一般に「mm」が使われる。しかしながら光学系は、比例拡大又は比例縮小しても同等の光学性能が得られるため、これに限られるものではない。
なお、以上に述べた表1の符号は、後述する各実施例の表においても同様に用いるものとする。
[表1]
[面データ]
面番号 r d nd νd
物面 ∞
1 99.9065 1.400 1.69680 55.52
2 28.2481 9.609
3 -716.2904 1.400 1.51680 63.88
4 41.4223 8.594
5 44.6565 5.572 1.78472 25.64
6 156.9737 1.967
7 78.9513 1.400 1.71736 29.57
8 33.3421 9.200 1.51680 63.88
9 -69.3179 可変

10 35.7755 4.839 1.77250 49.62
11 -351.1742 0.976
12 -1789.3921 4.511 1.59319 67.90
13 -32.6424 1.500 1.60342 38.03
14 34.3201 4.576
15(絞り) ∞ 8.663
16 -17.7599 2.839 1.69895 30.13
17 -318.6183 0.150
18 140.9481 6.127 1.77250 49.62
19 -24.8627 0.220
20* -288.5410 0.150 1.55389 38.09
21 -141.2848 2.852 1.74100 52.77
22 -54.6674 BF
像面 ∞

[非球面データ]
第20面
κ = 1.0000
A4 = -1.28440E-05
A6 = -6.18380E-09
A8 = -4.00917E-11
A10 = 0.00000E+00

[各種データ]
f 32.9
FNO 1.86
ω 33.90
Ymax 21.6
TL 124.35
BF 38.55

[可変間隔データ]
無限遠 近距離
d9 9.257 8.160

[レンズ群データ]
群 始面 f
1 1 620.384
2 10 52.682

[条件式対応値]
(1)f/fvr = 0.341
(2)(1−βvr)βr = 0.540
(3)nN/nP = 1.132
(4)νP/νN = 2.160
図2(a)、(b)、及び(c)はそれぞれ、第1実施例に係る光学系の無限遠合焦時の諸収差図、0.60°の回転ブレに対してブレ補正を行った際のメリディオナル横収差図、及び近距離合焦時の諸収差図である。
図2の各収差図において、「FNO」はFナンバー、「NA」は開口数、「Y」は像高をそれぞれ示す。なお、球面収差図では最大口径に対応するFナンバーまたは開口数の値を示し、非点収差図及び歪曲収差図では像高の最大値をそれぞれ示し、コマ収差図では各像高の値を示す。「d」はd線(波長λ=587.6nm)、「g」はg線(波長λ=435.8nm)をそれぞれ示す。非点収差図において、実線はサジタル像面、破線はメリディオナル像面をそれぞれ示す。なお、以下に示す各実施例の収差図においても、本実施例と同様の符号を用いる。
各諸収差図より、本実施例に係る光学系は、良好な光学性能を有し、防振時の収差が十分に補正されていることが分かる。
(第2実施例)
図3は、本願の第2実施例に係る光学系のレンズ構成を示す図である。
本実施例に係る光学系は、物体側から順に負の屈折力を有する第1レンズ群G1と、正の屈折力を有する第2レンズ群G2とから構成されている。
第1レンズ群G1は、物体側から順に、固定レンズ部分G1Fと、防振レンズ部分G1Rとからなる。固定レンズ部分G1Fは、物体側から順に、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズL11と、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズL12と、両凹形状の負レンズL13と、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズL14とからなる。防振レンズ部分G1Rは、物体側から順に、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズL15と両凸形状の正レンズL16との接合正レンズからなる。
第2レンズ群G2は、物体側から順に、両凸形状の正レンズL21と、両凸形状の正レンズL22と両凹形状の負レンズL23との接合負レンズと、開口絞りSと、物体側に凹面を向けた負メニスカスレンズL24と、両凸形状の正レンズL25と、物体側に凹面を向けた正メニスカスレンズL26とからなる。第2レンズ群G2の正メニスカスレンズL26は、物体側レンズ面に非球面形状の薄いプラスチック樹脂層を備えている。
本実施例に係る光学系では、第2レンズ群G2を物体側へ移動させることにより、無限遠物点から近距離物点への合焦が行われる。
また本実施例に係る変倍光学系では、防振レンズ部分G1Rを光軸と直交する方向成分を含む方向へ移動させることによって、手ブレ等による結像位置変位を補正する。
なお、全系の焦点距離がfで、防振係数(ブレ補正での移動レンズ群の移動量に対する結像面での像移動量比)がKのレンズで角度θの回転ブレを補正するには、ブレ補正用の移動レンズ群を(f・tanθ)/Kだけ光軸と直交方向に移動させればよい。第2実施例においては、防振係数が0.540であり、焦点距離は28.80mmであるので、0.60°の回転ブレを補正するための防振レンズ部分の移動量は0.56mmである。
以下の表2に、本実施例に係る変倍光学系の諸元の値を掲げる。
[表2]
[面データ]
面番号 r d nd νd
物面 ∞
1 54.9332 1.400 1.69680 55.52
2 26.0323 7.750
3 81.9453 1.400 1.60311 60.69
4 29.9642 7.569
5 -149.7994 1.400 1.51680 63.88
6 69.1421 4.300
7 46.4445 5.319 1.80518 25.45
8 396.9687 1.680
9 81.5953 1.400 1.68796 30.93
10 31.6045 8.131 1.51680 63.88
11 -62.5471 可変

12 32.8752 5.208 1.59655 61.62
13 -255.1356 0.794
14 1272.6031 4.518 1.59319 67.90
15 -31.2193 1.500 1.57501 41.51
16 39.8521 4.215
17(絞り) ∞ 10.104
18 -16.0228 1.500 1.69895 30.13
19 -1536.5925 0.150
20 116.6326 6.610 1.77250 49.62
21 -22.6008 0.220
22* -647.9395 0.150 1.55389 38.23
23 -139.1259 3.099 1.74100 52.76
24 -48.6617 BF
像面 ∞

[非球面データ]
第22面
κ = 1.0000
A4 = -1.48298E-05
A6 = -4.28365E-09
A8 = -7.80154E-11
A10 = 0.00000E+00

[各種データ]
f 28.8
FNO 1.86
ω 37.48
Ymax 21.6
TL 124.35
BF 38.55

[可変間隔データ]
無限遠 近距離
d11 7.384 6.425

[レンズ群データ]
群 始面 f
1 1 -2152.267
2 12 48.441

[条件式対応値]
(1)f/fvr = 0.320
(2)(1−βvr)βr = 0.540
(3)nN/nP = 1.113
(4)νP/νN = 2.065
図4(a)、(b)、及び(c)はそれぞれ、第2実施例に係る光学系の無限遠合焦時の諸収差図、0.60°の回転ブレに対してブレ補正を行った際のメリディオナル横収差図、及び近距離合焦時の諸収差図である。
各諸収差図より、本実施例に係る光学系は、良好な光学性能、防振時の収差を十分に補正していることが分かる。
(第3実施例)
図5は、本願の第3実施例に係る光学系のレンズ構成を示す図である。
本実施例に係る光学系は、物体側から順に正の屈折力を有する第1レンズ群G1と、正の屈折力を有する第2レンズ群G2とから構成されている。
第1レンズ群G1は、光軸に沿って物体側から順に、固定レンズ部分G1Fと、防振レンズ部分G1Rと、開口絞りSとからなる。固定レンズ部分G1Fは、物体側から順に、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズL11と、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズL12と、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズL13と物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズL14との接合正レンズと、両凸形状の正レンズL15と両凹形状の負レンズL16との接合正レンズとからなる。固定レンズ部分G1Fの負メニスカスレンズL12は、像側レンズ面が非球面形状である。防振レンズ部分G1Rは、物体側から順に、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズL17と両凸形状の正レンズL18との接合正レンズからなる。
第2レンズ群G2は、光軸に沿って物体側から順に、物体側に凹面を向けた負メニスカスレンズL21と物体側に凹面を向けた正メニスカスレンズL22との接合負レンズと、両凸形状の正レンズL23と、物体側に凹面を向けた正メニスカスレンズL24とからなる。第2レンズ群G2の正メニスカスレンズL24は、物体側レンズ面に非球面形状の薄いプラスチック樹脂層を備えている。
本実施例に係る光学系では、第2レンズ群G2を物体側へ移動させることにより、無限遠物点から近距離物点への合焦が行われる。
また本実施例に係る変倍光学系では、防振レンズ部分G1Rを光軸と直交する方向成分を含む方向へ移動させることによって、手ブレ等による結像位置変位を補正する。
なお、全系の焦点距離がfで、防振係数(ブレ補正での移動レンズ群の移動量に対する結像面での像移動量比)がKのレンズで角度θの回転ブレを補正するには、ブレ補正用の移動レンズ群を(f・tanθ)/Kだけ光軸と直交方向に移動させればよい。第3実施例においては、防振係数が0.608であり、焦点距離は20.6mmであるので、0.60°の回転ブレを補正するための防振レンズ部分の移動量は0.36mmである。
以下の表3に、本実施例に係る変倍光学系の諸元の値を掲げる。
[表3]
[面データ]
面番号 r d nd νd
物面 ∞
1 34.8374 1.400 1.69680 55.52
2 15.4247 7.297
3 25.0656 1.400 1.60311 60.69
4* 11.7844 7.899
5 33.0463 1.400 1.60311 60.69
6 15.2763 6.090 1.64769 33.73
7 89.2603 1.904
8 24.5255 4.120 1.64769 33.73
9 -40.1996 1.400 1.75520 27.57
10 53.6245 3.826
11 45.9340 1.400 1.54814 45.79
12 13.0589 4.192 1.48749 70.31
13 -53.5049 1.782
14(絞り) ∞ 可変

15 -16.1257 1.500 1.75520 27.57
16 -54.3245 1.936 1.60311 60.69
17 -40.2390 0.150
18 119.9487 4.611 1.59319 67.90
19 -19.1271 0.220
20* -51.0503 0.150 1.55389 38.09
21 -46.8729 2.434 1.60311 60.69
22 -30.3759 BF
像面 ∞

[非球面データ]
第4面
κ = -0.1081
A4 = 2.34038E-05
A6 = -8.45920E-08
A8 = 2.07759E-10
A10 = -2.99723E-12
第20面
κ = 1.0000
A4 = -3.05765E-05
A6 = -3.30579E-08
A8 = -1.29755E-10
A10 = 0.00000E+00

[各種データ]
f 20.6
FNO 2.87
ω 47.00
Ymax 21.6
TL 100.35
BF 38.55

[可変間隔データ]
無限遠 近距離
d14 6.690 5.954

[レンズ群データ]
群 始面 f
1 1 77.161
2 15 43.277

[条件式対応値]
(1)f/fvr = 0.33
(2)(1−βvr)βr = 0.608
(3)nN/nP = 1.041
(4)νP/νN = 1.536
図6(a)、(b)、及び(c)はそれぞれ、第3実施例に係る光学系の無限遠合焦時の諸収差図、0.60°の回転ブレに対してブレ補正を行った際のメリディオナル横収差図、及び近距離合焦時の諸収差図である。
各諸収差図より、本実施例に係る光学系は、良好な光学性能、防振時の収差を十分に補正していることが分かる。
(第4実施例)
図7は、本願の第4実施例に係る光学系のレンズ構成を示す図である。
本実施例に係る光学系は、物体側から順に正の屈折力を有する第1レンズ群G1と、正の屈折力を有する第2レンズ群G2とから構成されている。
第1レンズ群G1は、物体側から順に、固定レンズ部分G1Fと、防振レンズ部分G1Rと、開口絞りSとからなる。固定レンズ部分G1Fは、物体側から順に、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズL11と、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズL12と、両凸形状の正レンズL13と両凹形状の負レンズL14との接合正レンズと、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズL15とからなる。固定レンズ部分G1Fの負メニスカスレンズL12は、像側レンズ面に非球面形状の薄いプラスチック樹脂層を備えている。防振レンズ部分G1Rは、物体側から順に、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズL16と両凸形状の正レンズL17との接合正レンズからなる。
第2レンズ群G2は、物体側から順に、物体側に凹面を向けた負メニスカスレンズL21と、両凸形状の正レンズL22と、物体側に凹面を向けた正メニスカスレンズL23とからなる。第2レンズ群G2の正メニスカスレンズL23は、物体側レンズ面に非球面形状の薄いプラスチック樹脂層を備えている。
本実施例に係る光学系では、第2レンズ群G2を物体側へ移動させることにより、無限遠物点から近距離物点への合焦が行われる。
また本実施例に係る変倍光学系では、防振レンズ部分G1Rを光軸と直交する方向成分を含む方向へ移動させることによって、手ブレ等による結像位置変位を補正する。
なお、全系の焦点距離がfで、防振係数(ブレ補正での移動レンズ群の移動量に対する結像面での像移動量比)がKのレンズで角度θの回転ブレを補正するには、ブレ補正用の移動レンズ群を(f・tanθ)/Kだけ光軸と直交方向に移動させればよい。第4実施例においては、防振係数が0.603であり、焦点距離は20.6mmであるので、0.60°の回転ブレを補正するための防振レンズ部分の移動量は0.36mmである。
以下の表4に、本実施例に係る変倍光学系の諸元の値を掲げる。
[表4]
[面データ]
面番号 r d nd νd
物面 ∞
1 42.0878 1.400 1.69680 55.52
2 16.6664 6.261
3 22.7835 1.400 1.60311 60.69
4 16.1337 0.150 1.51380 52.90
5* 11.1174 8.502
6 50.1082 6.115 1.60342 38.03
7 -30.8923 1.400 1.69680 55.52
8 212.6937 3.785
9 27.0364 3.576 1.74950 35.25
10 64.6074 6.110
11 47.8165 1.400 1.64769 33.73
12 17.1257 4.012 1.51680 63.88
13 -58.8725 5.000
14(絞り) ∞ 可変

15 -18.5444 1.500 1.75520 27.57
16 -72.7583 0.150
17 79.4357 5.147 1.59319 67.90
18 -21.4279 0.220
19* -87.7280 0.150 1.51380 52.90
20 -53.3928 2.492 1.60311 60.69
21 -32.8370 BF
像面 ∞

[非球面データ]
第5面
κ = -1.3593
A4 = 1.33091E-04
A6 = -5.41252E-07
A8 = 1.68424E-09
A10 = -4.48592E-12
第19面
κ = 1.0000
A4 = -2.97717E-05
A6 = -1.75356E-08
A8 = -1.19355E-10
A10 = 0.00000E+00

[各種データ]
f 20.6
FNO 2.86
ω 46.93
Ymax 21.6
TL 106.35
BF 38.55

[可変間隔データ]
無限遠 近距離
d14 9.031 8.273

[レンズ群データ]
群 始面 f
1 1 65.083
2 15 48.665

[条件式対応値]
(1)f/fvr = 0.299
(2)(1−βvr)βr = 0.603
(3)nN/nP = 1.086
(4)νP/νN = 1.894
図8(a)、(b)、及び(c)はそれぞれ、第4実施例に係る光学系の無限遠合焦時の諸収差図、0.60°の回転ブレに対してブレ補正を行った際のメリディオナル横収差図、及び近距離合焦時の諸収差図である。
各諸収差図より、本実施例に係る光学系は、良好な光学性能を実現し、防振時の収差を十分に補正していることが分かる。
(第5実施例)
図9は、本願の第6実施例に係る光学系のレンズ構成を示す図である。
本実施例に係る光学系は、物体側から順に正の屈折力を有する第1レンズ群G1と、正の屈折力を有する第2レンズ群G2とから構成されている。
第1レンズ群G1は、物体側から順に、固定レンズ部分G1Fと、防振レンズ部分G1Rとからなる。固定レンズ部分G1Fは、物体側から順に、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズL11と、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズL12と、両凹形状の負レンズL13と両凸形状の正レンズL14との接合負レンズと、両凸形状の正レンズL15とからなる。固定レンズ部分G1Fの負メニスカスレンズL12は、像側レンズ面が非球面形状である。防振レンズ部分G1Rは、物体側から順に、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズL16と両凸形状の正レンズL17との接合正レンズからなる。
第2レンズ群G2は、物体側から順に、開口絞りSと、物体側に凹面を向けた正メニスカスレンズL21と物体側に凹面を向けた負メニスカスレンズL22との接合負レンズと、両凸形状の正レンズL23と、両凹形状の負レンズL24と、両凸形状の正レンズL25とからなる。第2レンズ群G2の正レンズL25は、物体側レンズ面が非球面形状である。
本実施例に係る光学系では、第2レンズ群G2を物体側へ移動させることにより、無限遠物点から近距離物点への合焦が行われる。
また本実施例に係る変倍光学系では、防振レンズ部分G1Rを光軸と直交する方向成分を含む方向へ移動させることによって、手ブレ等による結像位置変位を補正する。
なお、全系の焦点距離がfで、防振係数(ブレ補正での移動レンズ群の移動量に対する結像面での像移動量比)がKのレンズで角度θの回転ブレを補正するには、ブレ補正用の移動レンズ群を(f・tanθ)/Kだけ光軸と直交方向に移動させればよい。第5実施例においては、防振係数が0.600であり、焦点距離は20.6mmであるので、0.60°の回転ブレを補正するための防振レンズ部分の移動量は0.36mmである。
以下の表5に、本実施例に係る変倍光学系の諸元の値を掲げる。
[表5]
[面データ]
面番号 r d nd νd
物面 ∞
1 32.7439 1.500 1.85026 32.35
2 17.6015 7.789
3 30.0000 1.500 1.49051 70.15
4* 12.8066 13.237
5 -34.3108 1.500 1.55949 66.96
6 33.1003 7.382 1.56254 43.55
7 -46.9739 0.312
8 44.6338 4.100 1.66502 31.53
9 -770.1867 3.000
10 50.6139 1.500 1.84129 35.07
11 26.4791 7.741 1.48749 70.32
12 -52.4286 可変

13(絞り) ∞ 2.700
14 -144.5839 8.310 1.59319 67.90
15 -15.7585 1.500 1.77797 42.76
16 -685.6946 0.200
17 44.9232 6.636 1.59319 67.90
18 -29.8687 0.200
19 -330.9757 1.500 1.74799 27.31
20 48.6495 1.674
21* 162.3886 2.911 1.81787 45.45
22 -71.0825 BF
像面 ∞

[非球面データ]
第4面
κ = 0.0487
A4 = 1.59392E-05
A6 = -6.23871E-08
A8 = 2.88744E-10
A10 = -1.61608E-12
第21面
κ = 1.0000
A4 = -1.11543E-05
A6 = -5.35451E-09
A8 = -7.61565E-11
A10 = 0.00000E+00

[各種データ]
f 20.6
FNO 1.86
ω 46.99
Ymax 21.6
TL 127.01
BF 38.55

[可変間隔データ]
無限遠 近距離
d12 13.263 12.508

[レンズ群データ]
群 始面 f
1 1 66.508
2 13 54.942

[条件式対応値]
(1)f/fvr = 0.256
(2)(1−βvr)βr = 0.600
(3)nN/nP = 1.238
(4)νP/νN = 2.005
図10(a)、(b)、及び(c)はそれぞれ、第5実施例に係る光学系の無限遠合焦時の諸収差図、0.60°の回転ブレに対してブレ補正を行った際のメリディオナル横収差図、及び近距離合焦時の諸収差図である。
各諸収差図より、本実施例に係る光学系は、良好な光学性能、防振時の収差を十分に補正していることが分かる。
上記各実施例によれば、防振時の収差を十分に補正した光学系を実現することができる。
なお、上記各実施例は本願発明の一具体例を示しているものであり、本願発明はこれらに限定されるものではない。以下の内容は、本願の光学系の光学性能を損なわない範囲で適宜採用することが可能である。
本願の光学系の数値実施例として2群構成のものを示したが、本願はこれに限られず、その他の群構成(例えば、3群、4群等)の光学系を構成することもできる。具体的には、本願の光学系の最も物体側や最も像面側にレンズ又はレンズ群を追加した構成でも構わない。なお、レンズ群とは、変倍時に変化する空気間隔で分離された、少なくとも1枚のレンズを有する部分を示す。
また、本願の撮影レンズは、無限遠物点からから近距離物点への合焦を行うために、レンズ群の一部、1つのレンズ群全体、或いは複数のレンズ群を合焦レンズ群として光軸方向へ移動させる構成としてもよい。特に、第1レンズ群の少なくとも一部を合焦レンズ群とすることが好ましい。また、斯かる合焦レンズ群は、オートフォーカスに適用することも可能であり、オートフォーカス用のモータ、例えば超音波モータ等による駆動にも適している。
また、本願の撮影レンズにおいて、レンズ系のぶれを検出するブレ検出系と駆動手段とをレンズ系に組合せ、いずれかのレンズ群全体又はその一部を、防振レンズ群として光軸に対して垂直な方向の成分を含むように移動させ、又は光軸を含む面内方向へ回転移動(揺動)させることにより、手ぶれ等によって生じる像ぶれを補正する構成とすることもできる。
また、本願の光学系を構成するレンズのレンズ面は、球面又は平面としてもよく、或いは非球面としてもよい。レンズ面が球面又は平面の場合、レンズ加工及び組立調整が容易になり、レンズ加工及び組立調整の誤差による光学性能の劣化を防ぐことができるため好ましい。また、像面がずれた場合でも描写性能の劣化が少ないため好ましい。レンズ面が非球面の場合、研削加工による非球面、ガラスを型で非球面形状に成型したガラスモールド非球面、又はガラス表面に設けた樹脂を非球面形状に形成した複合型非球面のいずれでもよい。また、レンズ面は回折面としてもよく、レンズを屈折率分布型レンズ(GRINレンズ)或いはプラスチックレンズとしてもよい。
また、本願の光学系を構成するレンズのレンズ面に、広い波長域で高い透過率を有する反射防止膜を施してもよい。これにより、フレアやゴーストを軽減し、高コントラストの高い光学性能を達成することができる。
次に、本願の光学系を備えたカメラを図11に基づいて説明する。図11は、本願の光学系を備えたカメラの構成を示す図である。
本カメラ1は、図11に示すように撮影レンズ2として上記第1実施例に係る変倍光学系を備えたレンズ交換式の所謂ミラーレスカメラである。
本カメラ1において、不図示の物体(被写体)からの光は、撮影レンズ2で集光されて、不図示のOLPF(Optical low pass filter:光学ローパスフィルタ)を介して撮影部3の撮像面上に被写体像を形成する。そして、撮影部3に設けられた光電変換素子により被写体像が光電変換されて被写体の画像が生成される。この画像は、カメラ1に設けられたEVF(Electronic view finder:電子ビューファインダ)4に表示される。これにより撮影者は、EVF4を介して被写体を観察することができる。
また、撮影者によって不図示のレリーズボタンが押されると、撮影部3により光電変換された画像が不図示のメモリに記憶される。このようにして、撮影者は本カメラ1による被写体の撮影を行うことができる。
上記第1実施形態に係る光学系は、防振時の収差を十分に補正している。したがって、上記第1実施例に係る光学系を撮影レンズ2として搭載した本カメラ1は、防振時の収差を十分に補正した、高性能な撮影を実現することができる。なお、上記第2実施例、上記第3実施例、上記第4実施例、上記第5実施例に係る光学系を撮影レンズ2として搭載したカメラを構成しても上記カメラ1と同様の効果を奏することができる。
以下、本願の光学系の製造方法の概略を図12に基づいて説明する。
図12に示す本願の光学系の製造方法は、光軸に沿って物体側から順に、第1レンズ群と、正の屈折力を有する第2レンズ群とを有する光学系の製造方法であって、以下のステップS1ないしS3を含むものである。
ステップ1:無限遠物点から近距離物点への合焦の際、前記第1レンズ群が固定されて、前記第2レンズ群が移動するようにする。
ステップ2:前記第1レンズ群は、手ブレ等による結像位置変位の補正を行うために光軸と直交する方向成分を含む方向へ移動可能な防振レンズ群を有するようにする。
ステップ3:無限遠合焦状態での全系の焦点距離をfとし、前記防振レンズ群の焦点距離をfvrとしたとき、以下の条件式(1)を満足するようにする。
(1) 0.18<f/fvr<0.46
以上の製造方法によれば、防振時の収差を十分に補正した光学系を製造することができる。
G1 第1レンズ群
G2 第2レンズ群
G1F 第1レンズ群中の固定レンズ部分
G1R 第1レンズ群中の防振レンズ部分
I 像面
S 開口絞り
1 カメラ
2 撮影レンズ
3 撮影部
4 EVF

Claims (9)

  1. 光軸に沿って物体側から順に、第1レンズ群と、正の屈折力を有する第2レンズ群とを有する光学系であって、
    無限遠物点から近距離物点への合焦の際、前記第1レンズ群が固定されて、前記第2レンズ群が移動し、
    前記第1レンズ群は、光軸と直交する方向成分を含む方向へ移動可能な防振レンズ群を有し、
    以下の条件式を満足することを特徴とする光学系。
    0.18<f/fvr<0.46
    ただし、
    f:無限遠合焦状態での全系の焦点距離
    fvr:前記防振レンズ群の焦点距離
  2. 以下の条件式を満足することを特徴とする請求項1に記載の光学系。
    0.4<(1−βvr)βr<0.8
    ただし、
    βvr:前記防振レンズ群の横倍率
    βr:前記防振レンズ群よりも像側に配置されている全てのレンズの合成の横倍率
  3. 前記防振レンズ群は、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズと両凸形状の正レンズとの接合レンズからなることを特徴とする請求項1又は2に記載の光学系。
  4. 以下の条件式を満足することを特徴とする請求項3に記載の光学系。
    1.00<nN/nP<1.40
    ただし、
    nN:前記負メニスカスレンズの屈折率
    nP:前記両凸形状の正レンズの屈折率
  5. 以下の条件式を満足することを特徴とする請求項3又は4に記載の光学系。
    1.20<νP/νN<2.50
    ただし、
    νP:前記両凸形状の正レンズのアッベ数
    νN:前記負メニスカスレンズのアッベ数
  6. 前記第1レンズ群は、前記防振レンズ群よりも物体側に、少なくとも二つの負レンズ成分を有することを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の光学系。
  7. 前記第2レンズ群は、少なくとも一つの非球面を有することを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の光学系。
  8. 請求項1から請求項7のいずれか一項に記載の光学系を備えたことを特徴とする光学装置。
  9. 光軸に沿って物体側から順に、第1レンズ群と、正の屈折力を有する第2レンズ群とを有する光学系の製造方法であって、
    無限遠物点から近距離物点への合焦の際、前記第1レンズ群が固定されて、前記第2レンズ群が移動するようにし、
    前記第1レンズ群は、光軸と直交する方向成分を含む方向へ移動可能な防振レンズ群を有するようにし、
    以下の条件式を満足することを特徴とする光学系の製造方法。
    0.18<f/fvr<0.46
    ただし、
    f:無限遠合焦状態での全系の焦点距離
    fvr:前記防振レンズ群の焦点距離
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