JP2015152369A - 検査装置 - Google Patents

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JP2015152369A JP2014024965A JP2014024965A JP2015152369A JP 2015152369 A JP2015152369 A JP 2015152369A JP 2014024965 A JP2014024965 A JP 2014024965A JP 2014024965 A JP2014024965 A JP 2014024965A JP 2015152369 A JP2015152369 A JP 2015152369A
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Abstract

【課題】検査対象部の近くに接続されているリレーの誤動作を防止することができる検査装置を提供する。【解決手段】所定電圧が印加されている検査対象部の両端の導通を確認し検査する検査装置100において、第1プローブP1と接続される第1導線路15と、第2プローブP2と接続される第2導線路25と、第1導線路15が接続される第1入力部と、第2導線路25が接続される第2入力部と、前記第1入力部と前記第2入力部との電圧の差分を増幅して出力する増幅器U4と、前記増幅器U4の出力電圧が、所定の閾値以内であるか、所定の閾値を超えるか否かを判定する電圧判定回路42と、前記電圧判定回路42の判定結果に基づいて、前記ブザー45を鳴動するブザー駆動回路43と、を有し、前記第1導線路15に所定電圧のバイアスを印加するバイアス電源33と共に、前記第2導線路25を接地し、前記第1導線路15中に抵抗R14を設ける。【選択図】図1

Description

本発明は、検査対象部が導通しているか否かをブザーにより確認し、配線が確実に行われていることを検査する検査装置に関する。
配線工程などの後に、正しく当該配線工程が行われ断線などないかを確認するために、導通試験などを行うことは一般的である。
例えば、特許文献1(特開平6−188579号公報)には、試験端子Tと上記グランド端子4間に電圧を印加することにより、渡り配線Jを介して流れる電流で表示素子Lを点灯可能とし、この点灯で渡り配線Jの断線を確認可能とする技術が開示されている。
特開平6−188579号公報
出願人らは、信号配線の配線接続作業や切り離し作業を行っている。そこで、配線接続作業や切り離し作業の後に、作業の誤りを防ぐためにブザーが内蔵された検査装置を用いて導通確認を行い、配線が確実に行われていることを確認している。
図7は、従来の検査装置の問題点を説明する図である。検査装置は端子T1と端子T2との間が、導通しているか、導通していないかを検査することが想定されている。このような従来の検査装置としては、ブザーと電池とが直列接続されたものの両端に、第1プローブP1と第2プローブP2とを設けたものである。これらの第1プローブP1と第2プローブP2とを、検査対象部の両端で接触させることで、前記検査対象部が導通しているか否かに係る検査を行う。仮に、前記検査対象部が導通していなければ、ブザーは鳴らず、導通していればブザーがなるようになっている。検査対象部の線路は、図示するような電圧が印加された状態の活線である。
ところで、信号配線の中には、図に示すようにリレーが設けられているが、検査対象部が導通していない場合、第1プローブP1と第2プローブP2とを検査対象部の両端で接触させると、図中の点線で示されるような異常電流が流れてしまい、リレーを誤動作させてしまう可能性がある、という問題があった。
また、リレーの誤動作に加え、ブザーにも電流が流れてしまい、検査対象部が導通していないにも関わらず、ブザーが鳴動してしまう可能性がある、という問題もあった。
さらに、Voがブザーの定格電圧を超えているような場合、ブザーの破損などの危険性もある、といった問題もあった。
上記のような課題を解決するために、請求項1に係る発明は、所定電圧が印加されている検査対象部の両端に、第1プローブと第2プローブとを接触させることで、前記検査対象部が導通しているか否かをブザーにより確認し、配線が確実に行われていることを検査する検査装置において、前記第1プローブと接続される第1導線路と、前記第2プローブと接続される第2導線路と、前記第1導線路が接続される第1入力部と、前記第2導線路が接続される第2入力部と、前記第1入力部と前記第2入力部との電圧の差分を増幅して出力する出力部とを有する増幅器と、前記増幅器の出力部が接続され、前記出力部の電圧
が、所定の閾値以内であるか、所定の閾値を超えるか否かを判定する電圧判定部と、前記電圧判定部の判定結果に基づいて、前記ブザーを鳴動するブザー駆動部と、を有し、前記第1導線路は所定電圧のバイアスが印加されると共に、前記第2導線路は接地され、前記第1導線路中には抵抗が設けられることを特徴とする検査装置。
また、請求項2に係る発明は、請求項1に記載の検査装置において、前記第1導線路と第2導線路との間には、第1のツェナーダイオード対が設けられることを特徴とする。
また、請求項3に係る発明は、請求項2に記載の検査装置において、前記第1のツェナーダイオード対は、互いに同極が接続されていることを特徴とする。
また、請求項4に係る発明は、請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の検査装置において、前記第1プローブと、前記増幅器の前記第1入力部とを切り離す切り替え部と、前記第1導線路に、所定電圧を印加する電圧印加部と、前記電圧印加部により、前記第1導線路が印加された際に流れる電流を測定する電流測定部と、前記電流測定部で測定された電流が所定値以上であると異常灯を点灯させる電流値判定部と、をさらに有することを特徴とする。
本発明の検査装置は、入力抵抗が高い増幅器が用いられていると共に、増幅器の第1入力部に接続されている第1導線路中には抵抗が設けられているので、本発明に係る検査装置によれば、検査対象部の近くに接続されているリレーに電流が流れたとしても、ごく小さな電流であり、リレーを誤動作させてしまうようなことはない。
また、本発明に係る検査装置によれば、検査対象部が導通していない場合には、ブザーが鳴動してしまうようなこともないし、ブザーの部品が破損するようなこともない。
本発明の実施形態に係る検査装置100の概要を説明する図である。 本発明の実施形態に係る検査装置100が、第1プローブP1と第2プローブP2との双方が、検査対象部を含め、何とも接触していない場合の動作を説明する図である。 本発明の実施形態に係る検査装置100によって、端子T1と端子T2との間が導通している場合の動作を説明する図である。 本発明の実施形態に係る検査装置100によって、第2プローブP2を検査対象部の高圧側に接触させ、第1プローブP1を検査対象部の低圧側に接触させて検査を行う場合を説明する。 本発明の実施形態に係る検査装置100の第1プローブP1と第2プローブP2とにAC100[V]を印加した場合を説明する図である。 本発明に係る検査装置100における使用開始前のチェック機能を説明する図である。 従来の検査装置の問題点を説明する図である。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照しつつ説明する。図1は本発明の実施形態に係る検査装置100の概要を説明する図である。以下、本発明に係る検査装置100を、信号配線の配線接続作業や切り離し作業の作業工程の後に、検査対象部が導通しているか否かを検査する例に基づいて、説明を行うが、本発明に係る検査装置100は、この例に限らず、他の状況においても用いることが可能なものである。
本発明に係る検査装置100についても、従来のもの同様、所定電圧が印加されている検査対象部である端子T1と端子T2との間が、導通しているか、導通していないかを検査するものである。
また、本発明に係る検査装置100が、図示するように、線路にVo[V]、−Vo[V]が印加されている活線であることが想定されている。なお、本例では、Vo[V]=24[V]である。
第1プローブP1は導電性の先端部を持ち、検査装置100本体部の第1導線路15に電気接続されている。一方、第2プローブP2は導電性の先端部を持ち、検査装置100本体部の第2導線路25に電気接続されている。本発明に係る検査装置100においても、従来同様、第1プローブP1と第2プローブP2とを、検査対象部の両端で接触させることで、前記検査対象部が導通しているか否かに係る検査を行う。ここで、「接触」とは、第1プローブP1や第2プローブP2の導電性の部分を、検査対象部の両端の導電性の部分に当接させることをいう。
第1導線路15は、 第1プローブP1からの入力を増幅器U4の第1入力部に導く線路であり、第2導線路25は、第2プローブP2からの入力を増幅器U4の第2入力部に導く線路である。
増幅器U4は、第1入力部電圧V1と第2入力部電圧V2との電圧の差分を増幅して、出力部電圧V3として出力するものである。このような増幅器U4としては、入力抵抗が高い汎用のオペアンプなどを用いることができる。
第1導線路15中には、増幅器U4の第1入力部までの間に、切り替え部30、抵抗R14が設けられている。なお、本例では、R14としては、47[kΩ]のものを用いている。また、増幅器U4は不図示の電源によって、5[V]で駆動されている。
第1導線路15中に設けられる抵抗R14は、検査対象部の近くに接続されているリレーに流れる電流を制限する。
切り替え部30は、不図示のスイッチの押下などにより、第1プローブP1と増幅器U4の第1入力部とを導通させるA端子側と、第1プローブP1と増幅器U4の第1入力部とを切り離し、増幅器U4の第1入力部と電流測定回路52とを導通させるB端子側と、切り替えることができるようになっている。
また、第1導線路15は、ダイオードD2、抵抗R13を介して、バイアス電源33によって、Vo[V]が印加されている状態となっている。なお、本例では、R13としては、24[kΩ]のものを用いている。
また、第1導線路15と、第2導線路25との間は、互いに同極が接続されている第1のツェナーダイオード対(D5、D7)が設けられている。このようなツェナーダイオード対は、保護回路の一部として機能する。なお、本例では、ツェナーダイオードD5、D7としては、ツェナー電圧が4.7[V]のものを用いている。
また、抵抗R13とダイオードD2の間の点と、第2導線路25との間は、互いに同極が接続されている第2のツェナーダイオード対(D4、D6)が設けられている。このようなツェナーダイオード対は、バイアス電源33の保護回路の一部として機能する。なお、本例では、ツェナーダイオードD4、D6としては、ツェナー電圧が30[V]のものを用いている。
電圧判定回路42は、増幅器U4の出力部が接続され、出力部電圧V3が、所定の閾値以内であるか、所定の閾値を超えるか否かを判定する回路である。本例では、電圧判定回路42は、(a) −0.5[V]≦V3≦+0.5[V]であるか、或いは(b)V3<−0.5[V]又は+0.5[V]<V3であるかを判定する構成となっている。
ブザー駆動回路43は、電圧判定回路42の判定結果に基づいて、ブザー45を鳴動する。ここで、本例では、ブザー駆動回路43は、電圧判定回路42の判定が(a)の場合、ブザー45を鳴動し、電圧判定回路42の判定が(b)の場合、ブザー45を鳴動しない。
切り替え部30によって、B端子が選択され、増幅器U4の第1入力部と電流測定回路52とが導通している際には、電圧印加回路51が発生する電圧も、増幅器U4の第1入力部に印加される。電流測定回路52は、このときに流れる電流を測定するものである。電流値判定回路53は、電流測定回路52で測定された電流を判定し、異常灯55又は正常灯56を点灯させる。
より具体的には、電流値判定回路53は、電流測定回路52で所定値以上の電流が測定された場合には、増幅器U4や保護回路などに、何らかの異常があるものと判定し、異常灯55を点灯する。一方、電流値判定回路53は、電流測定回路52で所定値未満の電流が測定された場合には、増幅器U4や保護回路などは正常であるものと判定し、正常灯56を点灯する。なお、本例では、前記の所定値の電流としては、2.5[mA]としている。
上記のように切り替え部30によって、B端子が選択されると、上記のように、増幅器U4や保護回路などに異常がないかをチェックすることが可能となる。
次に、以上のように構成される本発明に係る検査装置100の動作について説明する。図1は本発明の実施形態に係る検査装置100によって、端子T1と端子T2との間が、導通していないことを検出する場合を示している。
増幅器U4は、第1入力部電圧V1と第2入力部電圧V2との電圧の差分を増幅して、出力部電圧V3として出力するものであり、その増幅度をαとすると、
V3=α×(V1−V2)
の関係を有するようになっている。ここで、増幅器U4の第2入力部は、V2はグランドに接続されているので、
V3=α×V1
の関係となる。なお、本例では、α=2.5で設計を行っている。
電圧判定回路42は、増幅器U4からの出力部電圧V3の値を判定してブザー45の鳴動、非鳴動を決定している。本例では、V3の値が−0.5[V]≦V3≦+0.5[V]の範囲でブザー45がブザー駆動回路43によって鳴動されるように設計してある。すなわち、増幅器U4の出力部電圧V3が+0.5Vを超えた場合又は−0.5Vを下回った場合、ブザー45は鳴動しない。
このように、本発明に係る検査装置100においては、ブザー45が鳴動しないことで、検査者は端子T1と端子T2との間が、導通していないことを確認することが可能となる。
ここで、検査対象部の近傍に設けられているリレーに流れる電流の大きさについて説明
する。
図1に示すように、端子T1と端子T2との間が、導通していないので、Vo[V]により点線の矢印のルートで電流が流れる。D5、D7はツェナー電圧が4.7Vのツェナーダイオードを使用しており、D4、D6はツェナー電圧が30Vのツェナーダイオードを使用しているので、電流の経路はD5、D7を流れるルートのみである。
Vo[V]の電圧を24[V]とすると電流値は、
(24[V]−4.7[V])/47[kΩ]=0.41[mA]
となる。
図1では0.41mAがリレーに流れるが、この電流値はリレーを励磁するには至らない程度の小さい値である。したがって、本発明に係る検査装置100を接続しても、励磁していないリレーが誤動作することはない。例えば、高感度線条リレーM−2400でも、7.5mA以上流れないと励磁しない。
このように、本発明の検査装置100は、入力抵抗が高い増幅器U4が用いられていると共に、増幅器U4の第1入力部に接続されている第1導線路15中には抵抗(R14)が設けられているので、本発明に係る検査装置100によれば、検査対象部の近くに接続されているリレーに電流が流れたとしても、ごく小さな電流であり、リレーを誤動作させてしまうようなことはない。
また、本発明に係る検査装置100によれば、検査対象部が導通していない場合には、ブザー45が鳴動してしまうようなこともないし、ブザー45の部品が破損するようなこともない。
ここで、図2を参照して、本発明に係る検査装置100が、第1プローブP1と第2プローブP2との双方が、検査対象部を含め、何とも接触していない場合における動作を説明する。
第1プローブP1と第2プローブP2が何とも接触していない状態では、増幅器U4の出力部電圧V3と第1入力部電圧V1と第2入力部電圧V2との関係は、
V3=α×(V1−V2)=α×V1
となる。
第1プローブP1と第2プローブP2が何とも接触していない状態は、バイアス電源33の+24[V]が抵抗R13を通して増幅器U4の第1入力部に印加されるので増幅器U4の出力部電圧V3は
V3=2.5×Vo =2.5×24=60V
となる。
ただし、増幅器U4の電源電圧は5Vなので60Vは出力できず、出力部電圧V3は約5Vで飽和する。
増幅器U4の出力部電圧V3は次段の電圧判定回路42に接続されている。電圧判定回路42は入力電圧の値を判定する。入力電圧+0.5V〜−0.5Vの範囲でブザーが鳴動するように設計されている。
第1プローブP1と第2プローブP2に何も接続されていない状態では、この入力電圧は約5Vなので、+0.5V〜−0.5Vの範囲外となり、ブザーは鳴動しない。
このように、本発明に係る検査装置100においては、第1プローブP1と第2プローブP2が何とも接触されていない状態では、ブザー45が鳴動しない設定となっている。
次に、端子T1と端子T2との間が、短絡している場合について説明する。図3は本発明の実施形態に係る検査装置100によって、端子T1と端子T2との間が導通している場合の動作を説明する図である。
端子T1と端子T2との間が導通している場合には、第1プローブP1と第2プローブP2との間が短絡状態となるので、V1=V2となり、増幅器U4の出力部電圧V3は
V3=2.5×(V1−V2) =2.5×(0−0)=0V
になる。この値は、+0.5V〜−0.5Vの範囲内なので電圧判定回路42、ブザー駆動回路43によって、ブザー45は鳴動する。
このように、本発明に係る検査装置100においては、ブザー45が鳴動することで、検査者は端子T1と端子T2との間が、導通していることを確認可能となる。
次に、図4を参照して、本発明の実施形態に係る検査装置100によって、第2プローブP2を検査対象部の高圧側に接触させ、第1プローブP1を検査対象部の高圧側に接触させて検査を行う場合を説明する。この場合、図1において点線で示した電流と反対方向に流れる電流以外に、バイアス電源33によって、図4において示す一点鎖線の矢印に示す電流が流れる。
一点鎖線の矢印に示す電流−1は、−Vo[V]の24[V]及び、バイアス電源33の24[V]が直列になってR13(24[kΩ])を通過する。したがって、一点鎖線の矢印に示す電流−1の値は
(24[V]+24[V])/24[kΩ]=2[mA]
となる。
また、図4において点線で示した電流−2の値はツェナーダイオードD7、D5及びR14(47[kΩ])を通過する。したがって、点線で示した電流−2の値は、
(24[V]−4.7[V])/47[kΩ]=0.41[mA]
となる。
上記の2つの電流を重ね合わせると、2.41[mA]を得ることとなる。
この2.41[mA]がリレーに流れるが、この電流値はリレーを励磁するには至らない程度の小さい値である。したがって、検査装置100を接続しても、励磁していないリレーが誤動作することはない。例えば、高感度線条リレーM−2400でも7.5mA以上流れないと励磁しない。
以上のように、検査装置100は、検査者は、第1プローブP1、第2プローブP2の極性について意識をすることなく使用することができる。
次に図5を参照して、本発明の実施形態に係る検査装置100の第1プローブP1と第2プローブP2とにAC100[V]を印加した場合の、検査装置100における保護部品について説明する図である。
増幅器U4は入力に電源電圧以上の電圧が印加されると過大入力となって破損する。本実施形態の検査装置100で使用する増幅器U4は電源電圧が±5Vなので、AC100
Vを印加すると保護部品がないと破損する。そこで、本発明に係る検査装置100においては、保護部品が設けられている。
本発明に係る検査装置100においては、図5のR13、ツェナーダイオードD4、D6及びR14、ツェナーダイオードD5、D7が保護部品となる。
誤って第1プローブP1と第2プローブP2とにAC100[V]を接触させた場合、第1導線路15と第2導線路25との間にAC100Vが印加されることとなる。
仮に保護部品が存在しないとすると、増幅器U4の入力に直接AC100[V]の高電圧がかかってしまうが、図5のようにツェナーダイオードD5、D7によって電圧1は、±4.7Vまでクランプされ、増幅器U4は保護される。
同様に仮に保護部品が存在しないとすると、バイアス電源33もAC100[V]の高電圧が印加されるが、こちらは図5に示すように保護部品であるツェナーダイオードD4、D6によって±30Vにクランプする。バイアス電源33は30Vまで耐えられるように設計してあるので、バイアス電源33が破損することはない。
次に、本発明に係る検査装置100における、増幅器U4や保護回路部品などに異常がないかをチェックする機能について説明する。図6は本発明に係る検査装置100におけるチェック機能を説明する図である。
図6に示すように、切り替え部30によって、B端子が選択されると、上記のように、増幅器U4や保護回路などに異常がないかをチェックすることが可能となる。
何らかの原因により検査装置100の増幅器U4や保護回路などが破損していると、図6において示す一点鎖線の矢印に示す所定値以上の電流が流れる。本例では、この所定値以上の電流値が2.5mA以上であれば破損していると判定し、異常灯を点灯させる。
チェック用のスイッチを押下すると、不図示のリレーが励磁されて、切り替え部30において、図に示すようにB端子が選択される。
本例は、閾値である電流値を2.5[mA]としたが、これはVo(24[V])で換算するとプローブからみた抵抗値が約10kΩ以上ということになる。(24[V])/2.5[mA]=約10[kΩ])
増幅器U4や保護回路などが破損してプローブからみた抵抗値が10[kΩ]以下になると、2.5[mA]以上電流が流入して、Vo(24[V])に接続してあるリレーが誤動作する危険がある。
電流値判定回路53は、電流測定回路52で2.5[mA]以上の電流が測定された場合には、増幅器U4や保護回路などに、何らかの異常があるものと判定し、異常灯55を点灯する。一方、電流値判定回路53は、電流測定回路52で2.5[mA]未満の電流が測定された場合には、増幅器U4や保護回路などは正常であるものと判定し、正常灯56を点灯する。
このように、本発明に係る検査装置100においては、切り替え部30によって、B端子が選択されると、上記のように、増幅器U4や保護回路などに異常がないかをチェックすることが可能となる。
以上、本発明の検査装置は、入力抵抗が高い増幅器が用いられていると共に、増幅器の
第1入力部に接続されている第1導線路中には抵抗が設けられているので、本発明に係る検査装置によれば、検査対象部の近くに接続されているリレーに電流が流れたとしても、ごく小さな電流であり、リレーを誤動作させてしまうようなことはない。
また、本発明に係る検査装置によれば、検査対象部が導通していない場合には、ブザーが鳴動してしまうようなこともないし、ブザーの部品が破損するようなこともない。
15・・・第1導線路
25・・・第2導線路
30・・・切り替え部
33・・・バイアス電源
42・・・電圧判定回路
43・・・ブザー駆動回路
45・・・ブザー
51・・・電圧印加回路
52・・・電流測定回路
53・・・電流値判定回路
55・・・異常灯
56・・・正常灯
P1・・・第1プローブ
P2・・・第2プローブ
U4・・・増幅器
V1・・・第1入力部電圧
V2・・・第2入力部電圧
V3・・・出力部電圧
R13、R14・・・抵抗
D2・・・ダイオード
D4、D5、D6、D7・・・ツェナーダイオード

Claims (4)

  1. 所定電圧が印加されている検査対象部の両端に、第1プローブと第2プローブとを接触させることで、前記検査対象部が導通しているか否かをブザーにより確認し、配線が確実に行われていることを検査する検査装置において、
    前記第1プローブと接続される第1導線路と、
    前記第2プローブと接続される第2導線路と、
    前記第1導線路が接続される第1入力部と、前記第2導線路が接続される第2入力部と、前記第1入力部と前記第2入力部との電圧の差分を増幅して出力する出力部とを有する増幅器と、
    前記増幅器の出力部が接続され、前記出力部の電圧が、所定の閾値以内であるか、所定の閾値を超えるか否かを判定する電圧判定部と、
    前記電圧判定部の判定結果に基づいて、前記ブザーを鳴動するブザー駆動部と、を有し、前記第1導線路は所定電圧のバイアスが印加されると共に、前記第2導線路は接地され、前記第1導線路中には抵抗が設けられることを特徴とする検査装置。
  2. 前記第1導線路と第2導線路との間には、第1のツェナーダイオード対が設けられることを特徴とする請求項1に記載の検査装置。
  3. 前記第1のツェナーダイオード対は、互いに同極が接続されていることを特徴とする請求項2に記載の検査装置。
  4. 前記第1プローブと、前記増幅器の前記第1入力部とを切り離す切り替え部と、
    前記第1導線路に、所定電圧を印加する電圧印加部と、
    前記電圧印加部により、前記第1導線路が印加された際に流れる電流を測定する電流測定部と、
    前記電流測定部で測定された電流が所定値以上であると異常灯を点灯させる電流値判定部と、をさらに有することを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の検査装置。
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US4088947A (en) * 1976-06-03 1978-05-09 Rca Corporation Electrical continuity test apparatus having a forward biased diode across the test terminals
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