JP2015152216A - 製品検出装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】誘電率が空気より高い物質を安価な手段で検出する。
【解決手段】誘電率が空気より高い製品の有無、及び/又は載置がある場合の種類及び残量の少なくとも一方を検出するための製品検出装置17であって、製品検出装置17は、卵(製品)15の載置の有無を検出するための装置であって、検出電極21と、基準電極23と、判断部27とを備えている。検出電極21は、卵15が配置される予定位置又は予定位置の近傍に設けられている。基準電極23は、検出電極21から離れた位置に設けられている。判断部27は、検出電極21と基準電極23のそれぞれの静電容量値を検出しさらに比較することで、卵15の載置の有無を判断する。
【選択図】図2

Description

本発明は、製品検出装置、特に、誘電率が空気より高い物質を検出する検出装置に関する。
冷蔵庫内の収納物を精度良く検知するための検知装置を有する冷蔵庫が知られている(例えば、特許文献1を参照。)。
特許文献1に記載の冷蔵庫では、検知装置は、冷蔵庫内の負荷量を検出する負荷量検出手段と、収納物の位置を検知する位置検出手段とを備えている。負荷量検出手段は温度センサである。位置検出手段は光センサである。
また、重量センサを用いて在庫管理を行う冷蔵庫、さらには収納棚にスイッチを備えて在庫管理を行う冷蔵庫が知られている。
特開2011−99579号公報
しかし、従来の冷蔵庫では、各種センサを複数設けることでコストが高くなっていた。
また、従来の冷蔵庫では、製品の残量を検出することが困難であった。
本発明の課題は、安価な手段で製品を検出することにある。
本発明の他の課題は、製品の残量を検出することにある。
以下に、課題を解決するための手段として複数の態様を説明する。これら態様は、必要に応じて任意に組み合せることができる。
本発明の一見地に係る製品検出装置は、誘電率が空気より高い製品(以下、「製品」という。)の載置の有無、及び/又は載置がある場合の種類及び残量の少なくとも一方を検出するための装置であって、検出電極と、基準電極と、判断部とを備えている。
検出電極は、製品が配置される予定位置又は予定位置の近傍に設けられている。
基準電極は、検出電極から離れた位置に設けられている。
判断部は、検出電極と基準電極のそれぞれの静電容量値を検出しさらに比較することで、製品の載置の有無、及び/又は載置されている場合の種類及び残量の少なくとも一方を判断する。
この装置では、比較的安価な手段によって製品を効率的に検出できる。
基準電極は、好ましくは、検出電極と同じ環境に置かれており、しかも載置される製品から所定距離以上離れている。基準電極と製品との間の距離の基準は、基準電極と載置された製品との間に形成される静電容量が、検出電極と載置された製品との間に形成される静電容量に比べて、十分に小さくなることである。なお、基準電極は検出電極と同じ環境に置かれていなくてもよいが、その場合は基準電極の静電容量値に対する環境による影響を除去する補正処理を予め行っていることが好ましい。
製品は、誘電率が空気より高ければよく、主に、液体、又は水分を所定量以上含んだ固体であるが、水分が極端に少ないもの(例えば、タバコのケース)であってもよい。誘電率が空気より高い製品の種類としては、食品であれば、例えば、紙パックに入った牛乳、ジュースといった飲料製品、卵、肉、野菜等の食料がある。ただし、誘電率が空気より高い製品は、例えば、薬品、溶液といった工業用液体であってもよく、また水分を含んだ工業用材料であってもよい。
検出電極は、複数の製品が載置される予定の各位置にそれぞれ対応して設けられた複数の各製品用載置検出電極を有していてもよい。
また、基準電極は、1つの載置判定用基準電極を有していてもよい。
この装置では、複数の載置検出電極を用いることで、複数の製品の載置された個数及び載置された位置を検出できる。
検出電極は、製品が載置される予定の位置に対応して設けられた複数の種類判定用検出電極を有していてもよい。
複数の種類判定用検出電極は、製品が実際に載置された位置によって製品の種類を特定可能となるように配置されていてもよい。
基準電極は、1つの種類判定用基準電極を有していてもよい。
この装置では、複数の種類判定用検出電極を用いることで、載置された製品の種類を検出できる。
検出電極は、製品の側方の位置に設けられ、製品の高さ方向に並んだ複数の残量判定用検出電極又は製品の高さ方向に沿って延びて配置された残量判定用検出電極を有していてもよく、
基準電極は、1つの残量判定用基準電極を有していてもよい。
この装置では、製品の高さ情報に基づいて、製品の残量を検出できる。具体的には、製品の高さ方向に並んだ複数の残量判定用検出電極の場合は、複数の検出電極によって検出された静電容量値の組み合わせを利用して、製品の残量を検出できる。また、製品の高さ方向に沿って延びて配置された残量判定用検出電極の場合は、1個の検出電極の静電容量値を利用して、製品の残量を検出できる。
また、製品の残量を検出する前に、検出部が複数の種類判定用検出電極から載置された製品の種類をすでに判定していれば、製品の残量を検出する際に、種類情報に基づいて当該製品の残量の意味(各種類によって異なる初期量に対する現在の量の割合)を正確に判断できる。
判断部は、所定のタイミングでのみ、製品の載置の有無、及び/又は載置がある場合の種類及び残量の少なくとも一方を判断してもよい。
この装置では、判断部の判断は所定タイミングで行われるので、電力消費が低減される。所定タイミングとは、例えば冷蔵庫の場合は、扉を閉じるタイミングであってもよい。
装置は、通知部をさらに備えていてもよい。
通知部は、判断部が判断した判断結果を通知する。
この装置では、通知部からの通知によって、使用者は製品に関する情報を知ることができる。通知部は、表示画面又はスピーカであってもよい。通知部は、ユーザが利用するパーソナルコンピュータ、スマートフォン又はタブレットであってもよく、さらには大量のデータが集約されるセンター端末又はそれに接続された端末であってもよい。
本発明に係る製品検出装置では、安価な手段で誘電率が空気より高い製品を検出できる。
本発明の一実施形態である製品検出装置が適用される冷蔵庫の概略図。 第1実施形態の製品検出装置の概略構成を示す模式図。 第1実施形態において表示部に表示された画面の一例を示す図。 製品の検出を制御するフローチャート。 図2に対応する、第1実施形態の第1変形例を示す模式図。 図2に対応する、第1実施形態の第2変形例を示す模式図。 図2に対応する、第1実施形態の第3変形例を示す模式図。 第2実施形態の製品検出装置の概略構成を示す模式図。 製品の検出を制御するフローチャート。 製品の検出を制御するフローチャート。 第2実施形態において表示部に表示された画面の一例を示す図。 各電極において、飲料パックが載っていない状態と、飲料パックの飲料の残量が40%の状態との静電容量を比較したグラフ。 第3実施形態の製品検出装置の概略構成を示す模式図。 第3実施形態の製品検出装置の概略構成を示す模式図。 第4実施形態の製品検出装置の概略構成を示す模式図。 第5実施形態における電極配置を示す模式図。 第6実施形態における電極配置を示す模式図。
1.第1実施形態
(1)構成
図1及び図2を用いて、本発明の第1実施形態を説明する。図1は、本発明の一実施形態である製品検出装置が適用される冷蔵庫の概略図である。図2は、第1実施形態の製品検出装置の概略構成を示す模式図である。
図1において、冷蔵庫1は、本体3と、扉5とを有しており、扉5の内ポケットには、卵載置部7と、飲料載置部9とが設けられている。
図2を用いて、製品検出装置17の構成を説明する。製品検出装置17は、誘電率が空気より高い製品の載置の有無、及び/又は載置がある場合の種類及び残量の少なくとも一方を検出するための装置である。誘電率が空気より高い製品としては、水分含有製品(液体及び固体)がある。空気の誘電率は約1.0であるのに対して、水の誘電率は約80である。なお、誘電率が空気より高い製品は、水分含有製品以外に、水分をほとんど又は全く含有しない製品も含んでいる。
最初に、製品、及びそれが用いられる冷蔵庫1の一般的な構造を説明する。
この実施形態では、製品は卵15であり、卵15は卵パック13に収納されている。卵パック13は、下側に突出し上側に凹形状の収納部13aを複数有している。収納部13aは、底部13bと、下方に向かって径が小さくなる周壁13cとを有している。
卵パック13は、冷蔵庫1の卵載置部7におけるパック載置部11の上に配置される。パック載置部11は、卵パック13の収納部13aが収納される収納部11aを複数有している。収納部11aは、収納部13aに対応した形状を有しており、しかも対応した位置に設けられている。収納部11aは、底部11bと、下方に向かって径が小さくなる周壁11cとを有している。
次に、製品検出装置17を具体的に説明する。
製品検出装置17は、複数の検出電極21と、基準電極23と、判断部27とを備えている。
複数の検出電極21は、複数の卵15が載置される予定の各位置である収納部11aにそれぞれ対応して設けられた複数の各製品用載置検出電極であり、各収納部11aに卵15が載置されていることを検出するためのものである。そのため、各検出電極21は、各収納部11aに対応して1個ずつ設けられている。具体的には、図2に示すように、検出電極21は、収納部11aの周壁11cの外側に、より具体的には周壁11cの外側の上部に設けられている。なお、検出電極21は収納部11aに複数設けられていてもよい。
基準電極23は、載置判定用基準電極であり、検出電極21から離れた位置に設けられている。この実施形態では、基準電極23は、パック載置部11において収納部11aから離れた位置に設けられている。基準電極23は、好ましくは、検出電極21と同じ環境に置かれており、しかも検出電極21から離れて、つまり載置される卵15から所定距離以上離れている。基準電極23と卵15との間の距離の基準は、基準電極23と載置された卵15との間に形成される静電容量が、検出電極21と載置された卵15との間に形成される静電容量に比べて、十分に小さくなることである。なお、基準電極23は検出電極21と同じ環境に置かれていなくてもよいが、その場合は基準電極23の静電容量値に対する環境による影響を除去する補正処理を予め行っていることが好ましい。
判断部27は、各検出電極21と基準電極23のそれぞれの静電容量値を検出しさらに比較することで、卵15の載置の有無、及び/又は載置されている場合の種類及び残量の少なくとも一方を判断する機能を有している。判断部27は、例えば、図示しないが、静電容量検出回路と、CPUとを含んでいる。また、判断部27は、記憶部34を含んでいる。判断部27は、複数の検出電極21及び基準電極23に接続されている。
製品検出装置17は、さらに、判断部27が検出結果を出力する先である表示部31を有している。表示部31は、判断部27の判断結果を表示することで使用者に判断結果を通知するための装置である。表示部31は、LCDといったディスプレイである。判断結果を使用者に通知する媒体は、画像(図又は文字)ではなく、音声であってもよいし、画像と音声の組合せであってもよい。また、判断部27から判断結果を出力する先は、上記のような通知手段ではなくてもよく、例えば複数の冷蔵庫からの判断結果を集めて分析を行うセンター端末であってもよい。
また、判断部27には、冷蔵庫1の扉5の開閉状態を検出するための開閉センサ32が接続されている。
図3に示すように、表示部31には、冷蔵庫1内にある卵15の数情報が表示される。図3は、第1実施形態において表示部に表示された画面の一例を示す図である。この実施形態では画像として図と文字の情報が表示されているが、いずれか一方であってもよい。
(2)検出制御動作
次に、図4を用いて、判断部27による製品検出制御を説明する。図4は、製品の検出を制御するフローチャートである。
判断部27は、冷蔵庫1の扉5が閉じられたときに、開閉センサ32から閉鎖信号を受信する。これにより、判断部27は、冷蔵庫1の扉5が閉じられたことを検出する(ステップS1)。
続いて、判断部27は、指定時間を待機する(ステップS2)。指定時間は任意に設定される。
さらに、判断部27は、検出電極21の静電容量値を測定する(ステップS3)。この測定は、全ての検出電極21について行われる。つまり、上記測定は指定回数繰り返される。
判断部27は、基準電極23の静電容量値を検出し、さらに、基準電極の23の静電容量値と検出電極21の静電容量値とを比較する(ステップS4)。
両者の差分値が閾値以上であれば(ステップS5でYes)、判断部27は、当該検出電極21に対応する収納部11aに卵15が存在すると判断する(ステップS6)。両者の差分値が閾値以上でなければ(ステップS5でNo)、判断部27は、当該検出電極21に対応する収納部11aに卵15が存在しないと判断する(ステップS7)。なお、判断結果は、記憶部34に格納される。
上述したステップS4〜S7での判断制御は、検出電極21の数だけ行われる。この結果、全ての検出電極21に対応する収納部11aにおける卵15の有無が判断される。言い換えると、複数の卵15が載置される予定の各位置にそれぞれ対応して複数の検出電極21が設けられているので、複数の卵15の載置された個数及び載置された位置を検出できる。
判断部27は、続いて、判断結果を外部に送信する(ステップS8)。送信先は、例えば、表示部31である。
(3)第1変形例
前記実施形態では検出電極21は卵パック13の周壁13cに設けられていたが、検出電極は個々の卵に対応する箇所に設けられていればよいので、検出電極の設けられた位置は特に限定されない。
図5を用いて、第1実施形態の第1変形例を説明する。図5は、図2に対応する、第1実施形態の第1変形例を示す模式図である。
この例では、検出電極21Aは、卵パック13が載置された平坦なプレート11Aの下面において、卵15の真下となる位置に設けられている。他の構造は前記実施形態と同様であるので、説明を省略する。
(4)第2変形例
前記実施形態では卵15は卵パック13ごと冷蔵庫に収納されていたが、卵15はパックを用いずに冷蔵庫1に収納されてもよい。
図6を用いて、第1実施形態の第2変形例を説明する。図6は、図2に対応する、第1実施形態の第2変形例を示す模式図である。
この実施形態では、冷蔵庫1の卵載置部7には、卵15が収納される孔37が形成された第1プレート33が設けられている。これにより、卵15は卵パックなしで第1プレート33に配置される。
さらに、第1プレート33の下方に第2プレート35が配置されている。第2プレート35の下面には、複数の検出電極21Bが設けられている。具体的には、複数の検出電極21Bは、孔37に対応して設けられている。なお、この変形例では、1つの孔37に対して、1つの検出電極21Bが対応している。
基準電極23は、第2プレート35において検出電極21Bから離れた位置に設けられている。
他の構造は前記実施形態と同様であるので、説明を省略する。
(5)第3変形例
検出電極と製品との距離は近いことが好ましく、検出電極の配置位置は前記実施形態及び変形例に限定されない。次に、前記変形例より検出電極と製品との距離が短い例を説明する。
図7を用いて、第1実施形態の第3変形例を説明する。図7は、図2に対応する、第1実施形態の第3変形例を示す模式図である。
この実施形態では、第2変形例と同様に、冷蔵庫1の卵載置部7には、卵15が収納される孔37が形成された第1プレート33が設けられている。これにより、卵15は卵パックなしで第1プレート33に配置される。
この変形例では、第1プレート33の下面において、孔37に近接した位置に検出電極21Cが設けられている。なお、この変形例では、1つの孔37に対して、複数の検出電極21Cが対応している。
2.第2実施形態
(1)構成
図8を用いて、本発明の第2実施形態を説明する。図8は、第2実施形態の製品検出装置の概略構成を示す模式図である。
第2実施形態では、製品は飲料パックである。また、第2実施形態では、製品の個数のみならず、製品の種類及び内容物の残量も検出可能である。
飲料載置部9は、第1プレート39と、第2プレート40とを有している。第1プレート39は、上面が水平に配置された部材である。第1プレート39は、最も底面積が大きい飲料パックより面積が広いことが好ましい。第2プレート40は、第1プレート39の近傍において上方に延びている。第2プレート40は、最も背が高い飲料パックより長いことが好ましい。
図8に示すように、製品検出装置18は、種類判定用の電極(41、43)と、残量検出用の電極(45A、45B、45C、45D、45E、47)と、判断部51とを有している。
種類判定用の電極は、検出電極41と、基準電極43とを有している。検出電極41は、第1プレート39において、飲料パック49が載置される予定の位置に対応して設けられた複数の種類判定用検出電極である。検出電極41は、飲料パック49が実際に載置された位置によって、飲料パック49の種類を特定可能となるように配置されている。
例えば、検出電極41は、第1プレート39の所定の5箇所に設けられている。なお、種類判定用の検出電極41個数及び配置位置はこの実施形態に限定されない。
基準電極43は、種類判定用基準電極であり、第1プレート39と別の位置に設けられ、検出電極41から離れて、つまり載置される飲料パック49から離れて配置されている。図8では、飲料パック49は、3個の検出電極41の上に置かれており、2個の検出電極41の上に置かれていない。
残量判定用の電極は、検出電極(45A〜45E)と、基準電極47とを有している。検出電極(45A〜45E)は、第2プレート40において、飲料パック49の側方の位置に設けられ、飲料パック49の高さ方向に並んでいる。検出電極(45A〜45E)は、飲料パック49内に残った飲料の残量(水位)を判定可能となるように配置されている。検出電極(45A〜45E)は、水平方向に長く延びる矩形形状である。
具体的には、第1検出電極45A、第2検出電極45B、第3検出電極45C、第4検出電極45D、第5検出電極45Eの順番で、第2プレート40に沿って下から上に並べられている。第1検出電極45Aは、第1プレート39よりわずか高い位置に設けられている。第5検出電極45Eは、最も背が高い飲料パックの上部に対応した位置に設けられている。
基準電極47は、残量判定用基準電極であり、第2プレートの40の最上部つまり第5検出電極45Eより上方に設けられ、検出電極(45A〜45E)、つまり載置される飲料パック49から離れて配置されている。
判断部51は、検出電極41と基準電極43のそれぞれの静電容量値を検出しさらに比較することで、飲料パック49の載置の有無及び載置されている場合の種類を判断する機能を有している。判断部51は、例えば、図示しないが、静電容量検出回路と、CPUとを含んでいる。また、判断部51は、記憶部56を含んでいる。判断部51は、複数の検出電極41及び基準電極43に接続されている。
判断部51は、検出電極(45A〜45E)と基準電極47のそれぞれの静電容量値を検出しさらに比較することで、飲料パック49の残量を判断する機能を有している。判断部51は、複数の検出電極(45A〜45E)及び基準電極47に接続されている。
製品検出装置18は、さらに、判断部51が検出結果を出力する先である表示部52を有している。表示部52は、判断部51の判断結果を表示することで使用者に判断結果を通知するための装置である。表示部52は、LCDといったディスプレイである。
また、判断部51には、冷蔵庫1の扉5の開閉状態を検出するための開閉センサ54が接続されている。
(2)検出制御動作
次に、図9及び図10を用いて、判断部51による製品検出制御を説明する。図9及び図10は、製品の検出を制御するフローチャートである。
判断部51は、冷蔵庫1の扉5が閉じられたときに、開閉センサ54から閉鎖信号を受信する。これにより、判断部51は、冷蔵庫1の扉5が閉じられたことを検出する(ステップS1)。
続いて、判断部51は、指定時間を待機する(ステップS2)。指定時間は任意に設定される。
さらに、判断部51は、検出電極41の静電容量値を測定する(ステップS3)。この測定は、全ての検出電極41について行われる。つまり、上記測定は指定回数繰り返される。
判断部51は、基準電極43の静電容量値も検出し、さらに、基準電極43の静電容量値と検出電極41の静電容量値とを比較する(ステップS4)。
上述したステップS3〜S4での判断制御は、検出電極41の数だけ行われる。この結果、全ての検出電極41に対応する位置における飲料パック49の有無が判断される。
差分値が閾値以上の検出電極が1つでもあれば(ステップS5でYes)、判断部51は、第1プレート39上に飲料パック49が存在すると判断する(ステップS6)。差分値が閾値以上の検出電極が1つもなければ(ステップS5でNo)、判断部51は、第1プレート39上に飲料パック49が存在しないと判断する(ステップS7)。ステップS6の後に処理はステップS11に移行し、ステップS8の後に処理はステップS18に移行する。
判断部51は、続いて、閾値以上の検出電極の組合せによって、形状識別を行う(ステップS11)。これにより、飲料パック49の種類が判定される。図8では、3個の検出電極41のみにおいて静電容量の差分値が閾値以上になっている。なお、閾値以上の検出電極に関する情報は記憶部56に格納される。
判断部51は、次に、飲料パック49の飲料の残量を検出する。
最初に、判断部51は、各検出電極(45A〜45E)の静電容量値を測定する(ステップS12)。この測定は、全ての検出電極45A〜45Eについて行われる。つまり、上記測定は指定回数繰り返される。
判断部51は、基準電極47の静電容量値も検出し、さらに、基準電極47の静電容量値と各検出電極(45A〜45E)の静電容量値とを比較する(ステップS13)。
両者の差分値が閾値以上であれば(ステップS14でYes)、ステップS15に移行し、判断部51は、当該検出電極(45A〜45E)に対応する高さまで飲料が存在すると判断する(ステップS15)。両者の差分値が閾値以上でなければ(ステップS14でNo)、ステップS16に移行し、判断部51は、当該検出電極(45A〜45E)に対応する高さには飲料が存在しないと判断する(ステップS17)。判断結果は、記憶部56に格納される。
上述したステップS12〜S16での判断制御は、検出電極(45A〜45E)の数だけ行われる。この結果、全ての検出電極(45A〜45E)に対応する高さにおける飲料の有無が判断される。言い換えると、飲料の側方の高さ方向の各位置にそれぞれ対応して複数の検出電極(47A〜47E)を設けることで、飲料の残量つまり水位を検出できる。言い換えると、製品の高さ方向に並んだ複数の残量判定用検出電極の場合は、複数の検出電極によって検出された静電容量値の組み合わせを利用して、製品の残量を検出できる。
判断部51は、さらに、先に検出された飲料パックの種類に応じて、今回検出された残量の意味を判断する(ステップS17)。すなわち、飲料パックの残量を検出する前に、判断部51が複数の検出電極41に基づいて飲料パックの種類をすでに判定しているので、飲料パックの残量を検出する際に、種類情報に基づいて当該飲料パックの残量の意味(各種類によって異なる初期量に対する現在の量の割合)を正確に判断できる。例えば、図8に示すように、第5検出電極45Eに最高位置が対応する飲料パックの場合であれば、第5検出電極45Eが残量100%、第4検出電極45Dが残量80%、第3検出電極45Cが残量60%、第2検出電極45Bが残量40%、第1検出電極45Aが残量20%に対応している。一方、第3検出電極45Cに最高位置が対応する飲料パックの場合であれば、第3検出電極45Cが残量100%、第2検出電極45Bが残量66%、第1検出電極45Aが残量33%に対応している。
なお、判断部51は、飲料の水位に対応する検出電極又は飲料の水位の両側に配置された検出電極の静電容量値を精密に判定することで、飲料の残量をさらに精密に検出できる。
判断部51は、続いて、判断結果を外部に送信する(ステップS19)。送信先は、例えば、表示部52である。
図11に示すように、表示部52には、冷蔵庫1内にある飲料パック49の数情報及び残量情報が表示される。図11は、第2実施形態において表示部に表示された画面の一例を示す図である。この実施形態では画像として図と文字の情報が表示されているが、いずれか一方であってもよい。また、前述のように、通知方法は、音声のみ、又は音声と画像の組み合わせでもよい。
図12は、各電極において、飲料パックが載っていない状態と、飲料パックの飲料の残量が40%の状態との静電容量を比較したグラフである。図8に示すように飲料の残量が40%の場合は、飲料の水位は第2検出電極45B付近まで来ている。つまり、飲料は、第1検出電極45A及び第2検出電極45Bには近接しているが、第3検出電極45C、第4検出電極45D、第5検出電極45Eから離れている。したがって、図12に示すように、第1検出電極45Aと第2検出電極45Bの静電容量値は他の検出電極の静電容量値より大きくなる(つまり、第1検出電極45Aと第2検出電極45Bは、何も載っていない状態と飲料パックが載った状態とで比較した静電容量値の変化が、他の検出電極よりも大きくなる)。そして、第1検出電極45Aの静電容量値と基準電極47の静電容量値との差分が閾値以上となり、さらに第2検出電極45Bの静電容量値と基準電極47の静電容量値が閾値以上となる。これより、判断部51は、この実施形態では飲料の残量が40%であると判断できる。
(3)変形例
上記の第2実施形態では、判断部は種類判定と残量判定の両方を行っていたが、いずれか一方のみを行ってもよい。すなわち、種類判定用の検出電極及び残量判定用の検出電極の一方は省略されてもよい。
また、第1プレート39には、複数の検出電極ではなく、飲料パック49の有無を検出する1個の電極のみが設けられていてもよい。
上記の第2実施形態では判断部51は全ての検出電極(45A〜45E)の静電容量値を測定していたが、第1検出電極45Aから上に向かって順番に検出を行う場合は、当該検出電極の静電容量値と基準電極の静電容量値の差分が閾値以下であれば、それより上方の検出電極の静電容量値の測定は省略してもよい。
なお、上記の第2実施形態では製品の内容物の残量を検出していたが、これが可能なのは内容物の誘電率がケースの誘電率より高い場合である。例えば、牛乳パック、ペットボトル、ガラスビンのジュースの場合である。つまり、逆にケースの誘電率が内容物の誘電率より高い場合は、製品の存在を検出することはできるが、内容物の残量を検出することができない。例えば、缶詰、スチール缶のジュースの場合である。
別の例として、たばこケースのようにケース内部に銀紙が使用されているような製品であれば、金属の誘電率は大きいため、たばこケースごと存在確認が可能である。ただし、銀紙の誘電率がたばこより誘電率がかなり大きいため、内容物の量(本数)までは確認することはできない。
3.第3実施形態
前記第2実施形態では基準電極の静電容量値と検出電極の静電容量値の差分に対する閾値は一定であったが、製品と残量検出用電極との距離による静電容量の感度への影響を無くすために、この閾値を変更可能としてもよい。
そのような実施形態を図13及び図14を用いて説明する。図13及び図14は、第3実施形態の製品検出装置の概略構成を示す模式図である。なお、第3実施形態の基本構成は第2実施形態と同様であるので、同じ構成については説明を省略する。
検出電極41Aは、第1プレート39において、飲料パック49が載置される予定の位置に対応して設けられた複数の種類判定用検出電極である。検出電極41Aは、飲料パック49が実際に載置された位置によって、飲料パック49の種類を特定可能となるように配置されている。
例えば、検出電極41Aは、第1プレート39の上に3×3のマス目状に合計9箇所に設けられている。そして、飲料パック49の底面は、検出電極41Aの2×2の組み合わせに対応する面積である。つまり、飲料パック49は、検出電極41Aの1方向の2個の上に置かれるが、3個の上に置かれることがない。
以上の構成により、飲料パック49が残量判定用の電極(45A〜45E)に対して近い位置に配置されているか,又は遠い位置に配置されているかを判定することができる。図13は、飲料パック49と残量判定用の電極(45A〜45E)との距離が大きい場合である。図13では、飲料パック49は、残量判定用の電極(45A〜45E)に最も近い検出電極41Aには載置されていない。図14は、飲料パック49と残量判定用の電極(45A〜45E)との距離が小さい場合である。図14では、飲料パック49は、残量判定用の電極(45A〜45E)に最も遠い検出電極41Aには載置されていない。
これにより、判断部51は、第2実施形態の形状認識の際に静電容量値に基づいて上記の距離を判定することができ、その距離に基づいて残量判定用の電極(45A〜45E)の静電容量値と基準電極47の静電容量値に関する閾値を変更する。例えば、判断部51は、形状識別を行う際に(第2実施形態のステップS11)、検出された検出電極41Aの組合せに基づいて上記の距離を判定し、それにより上記の閾値を変更する。そして、判断部51は、上記の閾値を用いて飲料パック49の飲料の残量を判定する(第2実施形態のステップS13、ステップS14)。
具体例では、図13の場合は残量判定用電極(45A〜45E)の飲料検出時の静電容量値が小さくなるので、それに対応するために閾値は小さく設定される。それに対して、図14の場合は残量判定用電極(45A〜45E)の飲料検出時の静電容量値が大きくなるので、それに対応するために閾値は大きく設定される。この結果、飲料パック49と残量検出用電極(45A〜45E)との距離による検出感度への影響が低減される。例えば、飲料パック49が残量検出用電極(45A〜45E)から多少離れて配置された場合でも感度良く残量を検出できる。
なお、種類判定用の検出電極41Aの個数及び配置位置は、この実施形態に限定されない。
また、検出ごとに短距離と長距離の両方の閾値を設定してもよいが、例えば短距離の場合の閾値を標準としておき、長距離の場合に閾値を小さくするように変更してもよく、その逆でもよい。
4.第4実施形態
第2及び第3実施形態では、飲料パックの飲料の残量を検出するために、飲料パックの高さ方向に並んで配置された複数の残量判定用検出電極を用いていたが、静電容量値によって残量判定が可能であれば、検出電極の個数、形状、配置位置は限定されない。
図15を用いて、製品の高さ方向に沿って延びて配置された残量判定用検出電極が用いられた場合を説明する。なお、第2実施形態と同じ構成については説明を省略する。
図15に示すように、残量判定用の電極は、検出電極48と、基準電極47Aとを有している。検出電極48は、第2プレート40において、飲料パック49の側方の位置に設けられ、飲料パック49の高さ方向につまり鉛直方向に長く延びている。このようにして、検出電極48は、飲料パック49内に残った飲料の残量(水位)を判定可能となるように配置されている。
より具体的には、検出電極48の下端は、第1プレート39よりわずか高い位置に設けられている。検出電極48の上端は、最も背が高い飲料パックの上部に対応した位置に設けられている。
基準電極47Aは、残量判定用基準電極であり、第2プレートの40の最上部つまり検出電極48の上端よりさらに上方に設けられ、検出電極48から離れて、つまり載置される飲料パック49から離れて配置されている。
判断部51は、検出電極48と基準電極47Aのそれぞれの静電容量値を検出しさらに比較することで、飲料パック49の残量を判断する機能を有している。判断部51は、検出電極48及び基準電極47Aに接続されている。
この実施形態では、飲料の残量が多くなれば、検出電極48において静電容量を発生する箇所の面積が大きくなり、その結果、静電容量値が大きくなる。したがって、前記実施形態と同様の効果が得られる。
なお、この実施形態の場合は、製品と検出電極48との距離が検出電極48によって得られる静電容量値に大きな影響を与えるので、精度高く検出するためには製品の載置位置が固定されていることが好ましい。そのような例として、例えば薬品庫が考えられる。
5.第5実施形態
前記実施形態では、飲料パックが載置されるプレートの平面は平坦であったが、形状を工夫することで飲料パックの種類の判定をより正確にすることができる。
図16を用いて、そのような実施形態を説明する。図16は、第5実施形態における電極配置を示す模式図である。
ここで用いられる飲料パックの種類は、飲料パック49と、飲料パック50である。飲料パック49は、例えば牛乳パックである。飲料パック50は、例えば、豆乳パックである。豆乳パックは牛乳パックに比べて底面積が大きく、高さが低いことが特徴である。
図16(a)に示すように、飲料載置部は、プレート53を有している。プレート53は、上面が水平に配置された部材である。プレート53は、最も底面積が大きい飲料パックより面積が広いことが好ましい。
プレート53は、平面部53aと、ガイド用凹部53bとを有している。ガイド用凹部53bは、平面部53aの中心に形成された例えば正方形のくぼみであって、平面部53aよりわずかに低くなっている。ガイド用凹部53bは、飲料パック49の底面と同じ形状である。また、プレート53の全体形状は、例えば飲料パック50の底面と同じ形状である。
図16に示すように、製品検出装置18は、種類判定用の電極(55、57)を有している。判断部の説明は省略する。
種類判定用の電極は、検出電極(55、57)と、基準電極(図示せず)とを有している。検出電極(55、57)は、プレート53において、飲料パック49、50が載置される予定の位置に対応して設けられた複数の種類判定用検出電極である。検出電極(55、57)は、飲料パック49、50が実際に載置された位置によって飲料パック49、50の種類を特定可能となるように配置されている。
例えば、第1検出電極55は、プレート53のガイド用凹部53bの所定の3箇所に設けられており、第2検出電極57はプレート53の平面部53aの所定の2箇所に設けられている。この実施形態では、2個の第2検出電極57は同じ側に配置されている。
この実施形態では、利用者が飲料パック49をプレート53に載置するときには、図16(b)に示すように、飲料パック49は自然とガイド用凹部53bに置かれる。したがって、3個の第1検出電極55から得られた静電容量値によって、飲料パック49が載置されたこと及び牛乳パックであることが判断される。このとき、ガイド用凹部53bによって、飲料パック49の配置ずれ(飲料パック49が第2検出電極57の上に置かれること)が生じにくい。
一方、利用者が飲料パック50をプレート53に載置するときには、図16(c)に示すように、飲料パック50は自然とプレート53の全体の上に置かれる。したがって、3個の第1検出電極55及び2個の第2検出電極57から得られた静電容量値によって、飲料パック50が載置されたこと及び豆乳パックであることが判断される。
6.第6実施形態
本発明は、冷蔵庫のみならず、スーパー、コンビニエンスストアといった販売店の棚にも適用できる。
図17は、第6実施形態における電極配置を示す模式図である。
製品検出装置19は、複数の検出電極69と、基準電極(図示せず)と、判断部71とを有している。前記実施形態と同じであるので、基準電極及び判断部71の説明は省略する。
図17に示すように、飲料ボトル載置用の販売棚60において、種類ごとのレーン61、63、65、67が設けられている。各レーンには、飲料ボトルの載置位置ごとに検出電極69が設けられている。これにより、判断部71は、レーンごとの飲料ボトルの有無及び個数を判断可能である。さらに、判断部71は、通信部73を介して在庫情報を遠隔のセンター端末75に送信できる。それにより、センター端末75に接続された表示部77によって在庫情報を確認できる。
なお、センター端末の代わりに、携帯端末に在庫情報が送られてもよい。
なお、レーンごとに通信モジュールが設けられており、直接センター端末に飲料ボトルの在庫情報が送られてもよい。その場合は、判断部はセンター端末に設けられる。
上記の構成では、在庫管理及び残量管理を同一センサで行うことができる。また、複雑なセンサを用いる必要がないので、低コスト化を実現できる。
7.実施形態の共通事項
上記第1〜第5実施形態は、下記の構成及び機能を共通に有している。
本発明の一見地に係る製品検出装置(例えば、製品検出装置17、18、19)は、誘電率が空気より高い製品(例えば、卵15、飲料パック49、飲料パック50)の載置の有無、及び/又は載置がある場合の種類及び残量の少なくとも一方を検出するための装置であって、検出電極(例えば、検出電極21、検出電極21A、検出電極21B、検出電極41、検出電極41A、第1検出電極45A、第2検出電極45B、第3検出電極45C、第4検出電極45D、第5検出電極45E、検出電極48、第1検出電極55、第2検出電極57、検出電極69)と、基準電極(例えば、基準電極23、基準電極43、基準電極47、基準電極47A)と、判断部(例えば、判断部27、判断部51、判断部71)とを備えている。
検出電極は、製品が配置される予定位置又は予定位置の近傍に設けられている。
基準電極は、検出電極から離れた位置に設けられている。
判断部は、検出電極と基準電極のそれぞれの静電容量値を検出しさらに比較することで、製品の載置の有無、及び/又は載置されている場合の種類及び残量の少なくとも一方を判断する。
この装置では、比較的安価な手段によって誘電率が空気より高い製品を効率的に検出できる。
8.他の実施形態
以上、本発明の複数の実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。特に、本明細書に書かれた複数の実施形態及び変形例は必要に応じて任意に組み合せ可能である。
本発明は、冷蔵庫、冷蔵室以外の保管庫に保管された液体の薬品又は飲料用液体の管理にも適用できる。例えば、ワイン、ウィスキー、日本酒のように長期間にわたって飲料を保存する施設にも本発明を適用できる。
本発明は、製品の種類及び製品載置場所の種類に限定はなく、広く誘電率が空気より高い製品を検出する検出装置に適用できる。
1 :冷蔵庫
3 :本体
5 :扉
7 :卵載置部
9 :飲料載置部
11 :パック載置部
13 :卵パック
15 :卵
17 :製品検出装置
18 :製品検出装置
19 :製品検出装置
21 :検出電極
23 :基準電極
27 :判断部
31 :表示部

Claims (6)

  1. 誘電率が空気より高い製品の載置の有無、及び/又は載置がある場合の種類及び残量の少なくとも一方を検出するための製品検出装置であって、
    前記製品が配置される予定位置又は前記予定位置の近傍に設けられた検出電極と、
    前記検出電極から離れた位置に設けられた基準電極と、
    前記検出電極と前記基準電極のそれぞれの静電容量値を検出しさらに比較することで、前記製品の載置の有無、及び/又は載置されている場合の種類及び残量の少なくとも一方を判断する判断部と、
    を備えた製品検出装置。
  2. 前記検出電極は、複数の前記製品が載置される予定の各位置にそれぞれ対応して設けられた複数の各製品用載置検出電極を有し、
    前記基準電極は、1つの載置判定用基準電極を有する、請求項1に記載の製品検出装置。
  3. 前記検出電極は、前記製品が載置される予定の位置に対応して設けられた複数の種類判定用検出電極を有し、
    前記複数の種類判定用検出電極は、前記製品が実際に載置された位置によって前記製品の種類を特定可能となるように配置されており、
    前記基準電極は、1つの種類判定用基準電極を有する、請求項1に記載の製品検出装置。
  4. 前記検出電極は、前記製品の側方の位置に設けられ、前記製品の高さ方向に並んだ複数の残量判定用検出電極又は前記製品の高さ方向に沿って延びて配置された残量判定用検出電極を有し、
    前記基準電極は、1つの残量判定用基準電極を有する、請求項2又は3に記載の製品検出装置。
  5. 前記判断部は、所定のタイミングでのみ、前記製品の載置の有無、及び/又は載置がある場合の種類及び残量の少なくとも一方を判断する、請求項1〜4のいずれかに記載の製品検出装置。
  6. 前記判断部が判断した判断結果を通知する通知部をさらに備えている、請求項1〜5のいずれかに記載の製品検出装置。
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