JP2015151722A - スライド式建具 - Google Patents

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悦史 北原
Etsushi Kitahara
悦史 北原
勇一 臼井
Yuichi Usui
勇一 臼井
原口 博光
Hiromitsu Haraguchi
博光 原口
横山 和義
Kazuyoshi Yokoyama
和義 横山
稔之 久次米
Toshiyuki Kujime
稔之 久次米
篤 吉本
Atsushi Yoshimoto
篤 吉本
耕一 八田
Koichi Hatta
耕一 八田
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Abstract

【課題】障子を軽く開閉でき、かつ、シール部材の磨耗を防止でき、かつ、隙間を確実にシールできるスライド式建具を提供する。
【解決手段】障子30の上溝42に上部シール部材82を設け、その上溝42に嵌められる上レール40に上部シール受け部84を設ける。障子30の下溝46に下部シール部材92を設け、その下溝46に嵌められる下レール44に下部シール受け部94を設ける。上部シール部材82及び下部シール部材92は、障子30の移動方向と交差する方向に突出させて設ける。障子30は閉じられると、全体が上方に変位する構成とし、障子30が上方に変位すると、上部シール部材82及び下部シール部材92が、上部シール受け部84及び下部シール受け部94に接触する構成とする。
【選択図】図4

Description

本発明はスライド式建具に関する。
障子が枠内を左右方向にスライドして開閉されるスライド式建具は、気密性を向上させるために、上枠材と障子との間、及び、下枠材と障子との間にシール部材が取り付けられる。
しかし、上枠材と障子との間、及び、下枠材と障子との間にシール部材を取り付けると、障子を開閉するたびにシール部材が擦られて開閉操作が重くなり、かつ、シール部材が早期に磨耗するという欠点がある。
特許文献1には、このようなシール部材の磨耗を防止するため、障子を閉じると、障子全体が一定量下降するように構成し、障子を閉じたときにのみ、障子の下面に取り付けられたシール部材が下枠材に接触するように構成したスライド式建具が記載されている。
実開昭63−104594号公報
しかしながら、特許文献1の構成では、枠に対して障子が適正に納まるように、障子の高さを調整すると、シール部材と下枠材との間隔が変わり、シール部材が下枠材に接触しなくなるおそれがある。このような問題は、枠及び障子の建て付けの狂いや、経年変化による枠及び障子の狂いによっても生じる。
また、特許文献1の構成では、障子と上枠材との間に生じる隙間をシールできないという欠点もある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、障子を軽く開閉でき、かつ、シール部材の磨耗を防止でき、かつ、隙間を確実にシールできるスライド式建具を提供することを目的とする。
課題を解決するための手段は、次のとおりである。
第1の態様は、水平に配置される横枠材と、前記横枠材に対して左右方向にスライドして開閉され、かつ、開閉に連動して上下方向に変位して、高さの異なる第1位置と第2位置との間を移動する障子と、前記障子と前記横枠材のいずれか一方に備えられ、前記障子の移動方向と交差する方向に突出して設けられるシール部材と、前記障子と前記横枠材のいずれか他方に備えられ、前記障子が前記第1位置に位置すると、前記シール部材と離間し、前記障子が前記第2位置に位置すると、前記シール部材に接触するシール受け部と、を備えるスライド式建具である。
本態様によれば、障子の上下方向への変位に連動して、シール部材がシール受け部に接触/離間する。シール部材は、障子の移動方向と交差する方向に突出して設けられているので、障子の高さを調整した場合であっても、シール受け部に接触させることができる。これにより、隙間を確実にシールできる。また、上下いずれの隙間もシールできる。更に、障子の開閉に伴うシール部材の擦れを低減できるので、障子を軽く開閉でき、かつ、シール部材の磨耗も防止できる。
第2の態様は、第1の態様のスライド式建具において、障子は、閉位置の近傍において上下方向に変位する態様である。
本態様によれば、障子は、閉位置の近傍において上下方向に変位する。これにより、障子のスライドに伴うシール部材の擦れを防止でき、シール部材の磨耗を更に防止できる。
第3の態様は、第1又は2の態様のスライド式建具において、障子にシール部材が備えられ、横枠材にシール受け部が備えられる態様である。
本態様によれば、障子にシール部材が備えられ、横枠材にシール受け部が備えられる。これにより、シール部材を交換する際、容易に交換できる。
第4の態様は、第1又は2の態様のスライド式建具において、横枠材にシール部材が備えられ、障子にシール受け部が備えられる態様である。
本態様によれば、横枠材にシール部材が備えられ、障子にシール受け部が備えられる。これにより、横枠材の長さ方向に継ぎ目なくシール部材を備えることができる。
第5の態様は、第1から4のいずれか1の態様のスライド式建具において、横枠材は、障子のスライド方向に沿って障子が嵌入される枠側凹条部を備え、枠側凹条部の内壁面と障子との隙間が、シール部材とシール受け部とによってシールされる態様である。
本態様によれば、横枠材に枠側凹条部が備えられ、その枠側凹条部の内壁面と障子との隙間が、シール部材とシール受け部とによってシールされる。
第6の態様は、第1から4のいずれか1の態様のスライド式建具において、横枠材は、障子のスライド方向に沿って枠側凸条部を備え、障子は、障子のスライド方向に沿って枠側凸条部が嵌入される障子側凹条部を備え、障子側凹条部の内壁面と枠側凸条部の外壁面との間の隙間が、シール部材とシール受け部とによってシールされる態様である。
本態様によれば、横枠材に枠側凸条部、障子に障子側凹条部が備えられ、枠側凸条部の外壁面と障子側凹条部の内壁面との間の隙間が、シール部材とシール受け部とによってシールされる。
第7の態様は、第6の態様のスライド式建具において、障子は戸車を備え、枠側凸条部が、戸車のレールとして機能する態様である。
本態様によれば、枠側凸条部が戸車のレールとして機能する。これにより、構成を簡素化できる。
本発明によれば、障子を軽く開閉でき、かつ、シール部材の磨耗を防止でき、かつ、隙間を確実にシールできる。
本発明に係るスライド式建具の第1の実施形態を示す正面図 図1に示したスライド式建具の側面断面図(図1の2−2断面図) 図1に示したスライド式建具の正面断面図(図2の3−3断面図) 第1の実施の形態のスライド式建具のシール構造の側面断面図 第1の実施の形態のスライド式建具のシール構造の第1の変形例を示す側面断面図 第1の実施の形態のスライド式建具のシール構造の第2の変形例を示す側面断面図 第1の実施の形態のスライド式建具のシール構造の第3の変形例を示す側面断面図 本発明に係るスライド式建具の第2の実施形態の正面断面図 図8に示したスライド式建具の側面断面図(図8の9−9断面図) 第2の実施の形態のスライド式建具のシール構造の側面断面図 第2の実施の形態のスライド式建具のシール構造の変形例を示す側面断面図 本発明に係るスライド式建具の第3の実施形態の正面断面図 第3の実施の形態のスライド式建具のシール構造の側面断面図 第3の実施の形態のスライド式建具のシール構造の第1の変形例を示す側面断面図 第3の実施の形態のスライド式建具のシール構造の第2の変形例を示す側面断面図 本発明に係るスライド式建具の第4の実施形態のシール構造の側面断面図 第4の実施の形態のスライド式建具のシール構造の変形例を示す側面断面図 シール受け部の他の実施の形態を示す側面断面図
以下、添付図面に従って本発明を実施するための好ましい形態について詳説する。
《第1の実施の形態》
〈全体構成〉
図1は、本発明に係るスライド式建具の第1の実施形態を示す正面図である。また、図2は、図1に示したスライド式建具の側面断面図(図1の2−2断面図)であり、図3は、図1に示したスライド式建具の正面断面図(図2の3−3断面図)である。なお、図3では、便宜上、一方の障子の記載を省略している。
このスライド式建具10は、建物の開口部に設置される窓用の建具であり、矩形状の枠20と、枠20に引き違い状に納められる一対の矩形状の障子(内障子及び外障子)30と、を備えて構成される。
枠20は、水平に配置される上下一対の横枠材としての上枠材20A及び下枠材20Cと、垂直に配置される左右一対の縦枠材としての右枠材20B及び左枠材20Dと、を備えて構成される。
障子30は、矩形状のガラス板32と、ガラス板32を保持する矩形状の框34と、を備えて構成される。
框34は、上框34Aと、右框34Bと、下框34Cと、左框34Dと、を備えて構成される。
框34の内周面には、全周にわたってガラス保持溝36が備えられる。ガラス板32は、このガラス保持溝36に周縁部が嵌められて、框34に保持される。
上枠材20Aには、障子30の開閉をガイドする凸条の上レール40(枠側凸条部)が備えられる。上レール40は、障子30ごとに備えられ、上枠材20Aの長手方向(障子30のスライド方向)に沿って配置される。上レール40は、上枠材20Aと一体的に成形してもよいし、また、別部材として構成し、上枠材20Aに組み付ける構成としてもよい。
障子30の上面(上框34Aの上面)には、上レール40が嵌入される凹条の上溝42(障子側凹条部)が備えられる。上溝42は、障子30の上辺に沿って配置される。
下枠材20Cには、障子30のスライドをガイドする凸条の下レール44(枠側凸条部)が備えられる。下レール44は、障子30ごとに備えられ、下枠材20Cの長手方向(障子30のスライド方向)に沿って配置される。下レール44には、その軌道上に一対の凸部44Mが備えられる。この凸部44Mを有することにより、障子30が開閉に連動して、上下方向に変位する。この点については、後述する。下レール44も同様に、下枠材20Cと一体的に成形してもよいし、また、別部材として構成し、下枠材20Cに組み付ける構成としてもよい。
障子30の下面(下框34Cの下面)には、下レール44が嵌入される凹条の下溝46(障子側凹条部)が備えられる。下溝46は、障子30の下辺に沿って配置される。
障子30には、下溝46の内部に一対の戸車50が備えられる。戸車50は、外箱52に納められて回転自在に支持され、かつ、図示しない高さ調整機構によって、上下方向に高さ調整可能に支持される。戸車50は、障子30の開閉方向の両端に備えられ、その外周面には下レール44の先端部が嵌合される外周溝50Aが備えられる(図4参照)。
障子30を枠20に納める際は、障子30の上溝42に上レール40を嵌入させ、かつ、下溝46に下レール44を嵌入させる。この際、戸車50の外周溝50Aに下レール44の先端が嵌合するように、下レール44を障子30の下溝46に嵌入させる。これにより、障子30が枠20に納められ、かつ、戸車50を介して、障子30が左右方向にスライド自在に支持される。
〈障子の上下動の機構〉
図3に示すように、下レール44には、その軌道上に一対の凸部44Mが備えられる。凸部44Mは、障子30を閉位置(障子30が完全に閉じる位置)に位置させた時の戸車50の位置に対応して設けられる。すなわち、障子30を閉位置に位置させると、戸車50が凸部44Mの上に乗り上がるように設けられる。これにより、障子30を閉じると、障子30の全体が上方向(図3の矢印A方向)に変位し、障子30を開けると、障子30の全体が下方向(図3の矢印C方向)に変位する。
戸車50が凸部44Mに乗り上げていない時の障子30の上下方向の位置を第1位置とし、戸車50が凸部44Mに乗り上げている時の障子30の上下方向の位置を第2位置とすると、障子30は、開閉動作に連動して、第1位置と第2位置との間を上下方向に変位する。
障子30が上下方向に変位するタイミングは、凸部44Mの一方側の端部(障子30を開く方向(図3の矢印D方向)の端部)44mによって決定される。したがって、この凸部44Mの端部44mの位置を調整することにより、障子30を上下方向に変位させるタイミングを調整できる。そして、この障子30を上下方向に変位させるタイミングは、障子30が完全に閉じる位置の直前に設定される。すなわち、閉位置の近傍において上下方向に変位するように設定される。
なお、この凸部44Mは、少なくとも開側(図3の矢印D側)の端部44mがスロープで構成される。このように、端部44mの形状をスロープ形状とすることにより、凸部44Mに対する戸車50の乗り降りをスムーズにでき、障子30の開閉をスムーズにできる。
〈シール構造〉
上枠材20A及び下枠材20Cと障子30との間に生じる隙間は、次のシール構造によってシールされる。
図4は、第1の実施の形態のスライド式建具のシール構造の側面断面図である。なお、同図(A)は、障子を開いたときの側面断面図であり、同図(B)は、障子を閉じたときの側面断面図である。
障子30は、枠20の上枠材20Aとの間に生じる隙間を上部シール構造80によってシールされ、下枠材20Cとの間に生じる隙間を下部シール構造90によってシールされる。
〔上部シール構造〕
上部シール構造80は、障子30に設けられる上部シール部材82と、枠20に設けられる上部シール受け部84と、を備えて構成される。上部シール構造80は、上レール40の外壁面40Aと、上溝42の内壁面42Aとの間に生じる隙間86をシールする。すなわち、障子30は、枠20に納めると、その上面に備えられた上溝42の両側の内壁面42Aと上レール40の両側の外壁面40Aとが互いに対向して配置されて、その間に所定の隙間86が生じるので、この隙間86を上部シール構造80でシールする。
上部シール部材82は、薄板形状(ヒレ形状)を有する弾性体(たとえば、ゴム)で構成され、上溝42の内壁面42Aから突出して配置される。この上部シール部材82は、障子30を枠20に納めた際、障子30の移動方向と平行な面である障子30の主面30Aに直交(交差)するように配置される(=上レール40の外壁面40Aに交差するように配置される)。また、その先端が上レール40の外壁面40Aに接触しないように、上レール40の外壁面40Aから離間させて配置される。なお、障子30の主面30Aとは、ガラス板32の小口面を除く面である。
上部シール受け部84は、上部シール部材82を受ける部材(接触する部材)として構成され、上レール40の外壁面40Aから突出して設けられる。この上部シール受け部84は、上下方向に一定の幅を有する断面矩形状の凸条の突出部として上レール40の長手方向(障子30のスライド方向)に沿って配置され、先端に上部シール部材82が接触する上部シール受け面84Aが備えられる。上部シール受け面84Aは、上レール40の外壁面40Aと平行に設けられ、障子30を枠20に納めた際、所定の隙間をもって上溝42の内壁面42Aと対向するように配置される。
上部シール部材82と上部シール受け部84とは、障子30を枠20に納めた際、ともに隙間86内に配置され、かつ、互いにオーバーラップするように配置される。そして、その設置位置は、次のように設定される。
すなわち、上部シール部材82は、障子30に連動して上下方向に変位するので、障子30を閉めた際、上部シール受け部84の上部シール受け面84Aに接触し、障子30を開けた際、上部シール受け部84から離間するように設定される。換言すると、図4(B)に示すように、障子30が第2位置に位置すると、上部シール部材82が上部シール受け部84の上部シール受け面84Aに接触し、障子30が第1位置に位置すると、上部シール部材82が上部シール受け部84から離間するように、上部シール部材82と上部シール受け部84との上下方向の位置関係が設定される。
本実施の形態の障子30は、閉じると、上方向に変位するので、上部シール部材82は、上部シール受け部84の下側に配置される。
〔下部シール構造〕
下部シール構造90は、障子30に設けられる下部シール部材92と、枠20に設けられる下部シール受け部94と、を備えて構成される。この下部シール構造90は、下レール44の外壁面44Aと、下溝46の内壁面46Aとの間に生じる隙間96をシールする。
下部シール構造90の構成は、上部シール構造80とほぼ同じなので、その具体的な説明は省略する。
下部シール構造90は、障子30を閉めた際、下部シール部材92が下部シール受け部94の下部シール受け面94Aに接触し、障子30を開けた際、下部シール部材92が下部シール受け部94から離間するように、下部シール部材92と下部シール受け部94との上下方向の位置関係が設定される。
〈作用〉
以上のように構成される本実施の形態のスライド式建具10の作用は、次のとおりである。
障子30は、下レール44に備えられた凸部44Mの作用によって、開閉に連動して上下方向に変位する。この障子30の上下動により、上部シール部材82が上部シール受け部84に接触/離間し、かつ、下部シール部材92が下部シール受け部94に接触/離間する。
すなわち、障子30を閉じると、障子30の全体が上方向に変位して第2位置に位置する。この結果、図4(B)に示すように、上部シール部材82が上部シール受け部84の上部シール受け面84Aに接触し、かつ、下部シール部材92が下部シール受け部94の下部シール受け面94Aに接触して、隙間86、96がシールされる。一方、障子30を開くと、障子30の全体が下方向に変位し、第1位置に位置する。この結果、図4(A)に示すように、上部シール部材82が上部シール受け部84から離間し、かつ、下部シール部材92が下部シール受け部94から離間する。
このように、本実施の形態のスライド式建具10によれば、障子30の開閉に伴う上下動によって、シール部材(上部シール部材82及び下部シール部材92)が、シール受け部(上部シール受け部84及び下部シール受け部94)に接触/離間するので、障子30の開閉に伴うシール部材の擦れを抑制でき、シール部材の磨耗を防止できる。また、障子30の開閉を軽くできる。
また、シール受け部は、上下方向に所定の幅を有するため、障子30の高さ調整を行った場合であっても、確実にシール部材を接触させることができる。すなわち、シール部材は、シール受け部の上下方向の幅の範囲内でシール受け部に接触させることができるので、障子30の高さが変わって、シール部材の位置が変わった場合であっても、シール部材をシール受け部に確実に接触させることができる。なお、シール部材をシール受け部に接触させることができる範囲の上限は、シール部材がシール受け部の上面に接触する場合であり、下限は、シール部材がシール受け部の下面に接触する場合である。
《第1の実施の形態のスライド式建具のシール構造の変形例》
〈第1の変形例〉
図5は、第1の実施の形態のスライド式建具のシール構造の第1の変形例を示す側面断面図である。なお、同図(A)は、障子を開いたときの側面断面図であり、同図(B)は、障子を閉じたときの側面断面図である。
本例のシール構造は、障子30にシール受け部(上部シール受け部84及び下部シール受け部94)が備えられ、枠20にシール部材(上部シール部材82及び下部シール部材92)が備えられる点で上記実施形態のシール構造と相違する。このように、シール部材とシール受け部材との設置関係は逆にすることもできる。
また、図示は省略するが、障子30の上部と下部とで、シール部材とシール受け部との設置関係を逆にすることもできる。たとえば、上部シール構造80については、障子30に上部シール受け部84、枠20に上部シール部材82を備え、下部シール構造90については、障子30に下部シール部材92、枠20に下部シール受け部94を備える構成とすることもできる。
なお、メンテナンス性を考慮すると、上記第実施形態のシール構造のように、障子30にシール部材を備えることが好ましい。シール部材が劣化した時に、容易に交換できるからである。
また、外観意匠の観点からも障子30にシール部材を備えることが好ましい。シール部材が、溝(上溝42及び下溝46)の内側に隠れ、建具の外観が損なわれるのを防止できるからである。
また、溝の内側にシール部材を収容することにより、商品としての建具の梱包、搬送中にシール部材が潰れるのも防止できる。
〈第2の変形例〉
図6は、第1の実施の形態のスライド式建具のシール構造の第2の変形例を示す側面断面図である。なお、同図(A)は、障子を開いたときの側面断面図であり、同図(B)は、障子を閉じたときの側面断面図である。
障子30を閉じたときに障子30の全体が上方に変位する場合、上部シール受け部84は、必ずしも凸条の突出部として構成する必要はなく、上レール40が上部シール受け部84を兼ねる構成とすることができる。すなわち、上レール40の外壁面40Aを上部シール受け面として機能させることにより、上レール自体を上部シール受け部として機能させることができる。
〈第3の変形例〉
図7は、第1の実施の形態のスライド式建具のシール構造の第3の変形例を示す側面断面図である。なお、同図(A)は、障子を開いたときの側面断面図であり、同図(B)は、障子を閉じたときの側面断面図である。
同図に示すように、障子30に上部シール受け部84が備えられる場合も上記第2の変形例と同様に、上溝42が上部シール受け部84を兼ねる構成とすることができる。この場合、上溝42の内壁面42Aが、上部シール受け面として機能する。
〈その他の変形例〉
上記実施の形態では、上レール40の両側に生じる隙間(上レール40の両側の外壁面40Aと上溝42の両側の内壁面42Aとの間に生じる隙間)86、及び、下レール44の両側に生じる隙間(下レール44の両側の外壁面44Aと下溝46の両側の内壁面46Aとの間に生じる隙間)96を両方ともシールする構成としているが、片側の隙間のみをシールする構成とすることもできる。
ただし、気密性をより向上させるためには、レールの両側に生じる隙間をシールする構成とすることが好ましい。
《第2の実施の形態》
〈全体構成〉
図8は、本発明に係るスライド式建具の第2の実施形態の正面断面図である。また、図9は、図8に示したスライド式建具の側面断面図(図8の9−9断面図)である。なお、図8、図9では、便宜上、一方の障子の記載を省略している。
本実施の形態のスライド式建具10は、障子30のスライドのガイド構造が、上記第1の実施の形態のものと相違する。
図8に示すように、枠20の上枠材20Aには、障子30の上辺部(上框34Aの部分)が嵌入される凹条の上ガイド溝60(枠側凹条部)が備えられる。上ガイド溝60は、障子30ごとに備えられ、上枠材20Aの長手方向(障子30のスライド方向)に沿って配置される。上ガイド溝60は、上枠材20Aと一体的に成形してもよいし、また、別部材として構成し、上枠材20Aに組み付ける構成としてもよい。
枠20の下枠材20Cには、障子30の下辺部(下框34Cの部分)が嵌入される凹条の下ガイド溝62(枠側凹条部)が備えられる。下ガイド溝62は、障子30ごとに備えられ、下枠材20Cの長手方向(障子30のスライド方向)に沿って配置される。下ガイド溝62についても同様に、下枠材20Cと一体的に成形してもよいし、また、別部材として構成し、下枠材20Cに組み付ける構成としてもよい。
障子30は、上辺部を上ガイド溝60に嵌め、下辺部を下ガイド溝62に嵌めることにより、枠20内に納められ、左右方向にスライド可能に支持される。
下ガイド溝62には、戸車50の走行をガイドする凹条のレール溝64が備えられる。レール溝64は、下枠材20Cの長手方向(障子30のスライド方向)に沿って配置される。
レール溝64には、図9に示すように、その軌道上に一対の凸部64Mが備えられる。この一対の凸部64Mは、障子30に備えられた一対の戸車50の間隔と同じ間隔で設けられる。障子30は、戸車50が凸部64Mの上に乗り上げることにより上方に変位する。この凸部64Mは、障子30を閉位置に位置させた時の戸車50の位置に対応しても設けられる。また、凸部44Mは、少なくとも開側(図3の矢印D側)の端部64mがスロープで構成される。
〈シール構造〉
図10は、第2の実施の形態のスライド式建具のシール構造の側面断面図である。なお、同図(A)は、障子を開いたときの側面断面図であり、同図(B)は、障子を閉じたときの側面断面図である。
〔上部シール構造〕
上部シール構造80は、障子30の両側の主面30Aと、上ガイド溝60の両側の内壁面60Aとの間に生じる隙間88をシールする。すなわち、障子30は、枠20に納めると、その両側の主面30Aと上ガイド溝60の両側の内壁面60Aとが互いに対向して配置され、その間に所定の隙間88が生じるので、この隙間88を上部シール構造80でシールする。
上部シール構造80は、障子30に備えられる上部シール部材82と、枠20に備えられる上部シール受け部84と、を備えて構成される。
上部シール部材82の構成は、上記第1の実施の形態のスライド式建具の上部シール部材82と同じであり、障子30を枠20に納めた際、障子30の移動方向と平行な面である障子30の主面30Aに直交(交差)するように配置される。また、その先端が上ガイド溝60の内壁面60Aに接触しないように、上ガイド溝60の内壁面60Aから離間させて配置される。
上部シール受け部84の構成も上記第1の実施の形態のスライド式建具の上部シール受け部84の構成と同じであり、障子30を枠20に納めた際、所定の隙間をもって障子30の主面30Aと対向するように配置される。
上部シール部材82と上部シール受け部84とは、障子30を枠20に納めた際、ともに隙間88内に配置され、かつ、互いにオーバーラップするように配置される。また、その設置位置は、障子30を閉めた際、上部シール受け部84の上部シール受け面84Aに接触し、障子30を開けた際、上部シール受け部84から離間するように設定される。
〔下部シール構造〕
下部シール構造90は、障子30に設けられる下部シール部材92と、枠20に設けられる下部シール受け部94と、を備えて構成される。この下部シール構造90は、障子30の両側の主面30Aと、下ガイド溝62の両側の内壁面62Aとの間に生じる隙間98をシールする。
下部シール構造90の構成は、上部シール構造80とほぼ同じなので、その具体的な説明は省略する。
下部シール構造90は、障子30を閉めた際、下部シール部材92が下部シール受け部94の下部シール受け面94Aに接触し、障子30を開けた際、下部シール部材92が下部シール受け部94から離間するように、下部シール部材92と下部シール受け部94との上下方向の位置関係が設定される。
〈作用〉
以上のように構成される本実施の形態のスライド式建具10の作用は、次のとおりである。
障子30は、レール溝64に備えられた凸部64Mの作用によって、開閉に連動して上下方向に変位する。この障子30の上下動により、上部シール部材82が上部シール受け部84に接触/離間し、かつ、下部シール部材92が下部シール受け部94に接触/離間する。
すなわち、障子30を閉じると、障子30の全体が上方向に変位し、障子30が第2位置に移動する。この結果、図10(B)に示すように、上部シール部材82が上部シール受け部84の上部シール受け面84Aに接触し、かつ、下部シール部材92が下部シール受け部94の下部シール受け面94Aに接触して、隙間86、96がシールされる。一方、障子30を開くと、障子30の全体が下方向に変位し、第1位置に移動する。この結果、図10(A)に示すように、上部シール部材82が上部シール受け部84から離間し、かつ、下部シール部材92が下部シール受け部94から離間する。
《第2の実施の形態のスライド式建具のシール構造の変形例》
図11は、第2の実施の形態のスライド式建具のシール構造の変形例を示す側面断面図である。なお、同図(A)は、障子を開いたときの側面断面図であり、同図(B)は、障子を閉じたときの側面断面図である。
本例のシール構造は、障子30にシール受け部(上部シール受け部84及び下部シール受け部94)が備えられ、枠20にシール部材(上部シール部材82及び下部シール部材92)が備えられる点で上記シール構造と相違する。このように、シール部材とシール受け部材との設置関係は逆にすることもできる。また、図示は省略するが、障子30の上部と下部とで、シール部材とシール受け部との設置関係を逆にすることもできる。
〈その他の変形例〉
本実施の形態のシール構造においても、上部シール受け部84は、必ずしも凸条の突出部として構成する必要はなく、障子が上部シール受け部を兼ねる構成とすることができる(障子30に上部シール受け部が備えられる場合)。この場合、障子30の主面が上部シール受け面として機能する。
同様に、枠20に上部シール受け部が備えられる場合、上ガイド溝60が上部シール受け部を兼ねる構成とすることができる。この場合、上ガイド溝60の内壁面60Aが上部シール受け面として機能する。
本実施の形態のシール構造においても、片側の隙間だけシールする構成とすることができる。
《第3の実施の形態》
〈全体構成〉
図12は、本発明に係るスライド式建具の第3の実施形態の正面断面図である。
本実施の形態のスライド式建具10は、障子30を閉じると、障子30の全体が下方に変位する構成(第1位置から一段低い第2位置に変位する構成)とされている。この場合、下レール44には、その軌道上に一対の凹部44Nが備えられる。障子30は、戸車50が凹部44Nに落ち込むことにより、全体が下方に変位して、第1位置より低い第2位置に移動する。なお、凹部44Nは、一方側の端部(障子30を開ける方向の端部)44nがスロープで構成される。
〈シール構造〉
図13は、第3の実施の形態のスライド式建具のシール構造の側面断面図である。なお、同図(A)は、障子を開いたときの側面断面図であり、同図(B)は、障子を閉じたときの側面断面図である。
〔上部シール構造〕
上記第1の実施の形態のスライド式建具と同様に、上部シール構造80は、障子30に備えられる上部シール部材82と、枠20に備えられる上部シール受け部84と、を備えて構成される。上部シール部材82が上部シール受け部84の下方に配置される点で上記第1の実施の形態のスライド式建具のシール構造と相違する。
〔下部シール構造〕
上記第1の実施の形態のスライド式建具と同様に、下部シール構造90は、障子30に設けられる下部シール部材92と、枠20に設けられる下部シール受け部94と、を備えて構成される。下部シール部材92が下部シール受け部94の下方に配置される点で上記第1の実施の形態のスライド式建具のシール構造と相違する。
〈作用〉
以上のように構成される本実施の形態のスライド式建具10の作用は、次のとおりである。
障子30は、閉じられると、全体が下方に変位して、第2位置に移動する。この結果、図13(B)に示すように、上部シール部材82が上部シール受け部84の上部シール受け面84Aに接触し、かつ、下部シール部材92が下部シール受け部94の下部シール受け面94Aに接触して、隙間86、96がシールされる。
一方、障子30を開くと、障子30の全体が上方に変位し、第1位置に移動する。この結果、図13(A)に示すように、上部シール部材82が上部シール受け部84から離間し、かつ、下部シール部材92が下部シール受け部94から離間する。
《第3の実施の形態のスライド式建具のシール構造の変形例》
〈第1の変形例〉
図14は、第3の実施の形態のスライド式建具のシール構造の第1の変形例を示す側面断面図である。なお、同図(A)は、障子を開いたときの側面断面図であり、同図(B)は、障子を閉じたときの断面図である。
本例のシール構造は、障子30にシール受け部(上部シール受け部84及び下部シール受け部94)が備えられ、枠20にシール部材(上部シール部材82及び下部シール部材92)が備えられる点で上記シール構造と相違する。このように、シール部材とシール受け部材との設置関係は逆にすることもできる。また、図示は省略するが、障子30の上部と下部とで、シール部材とシール受け部との設置関係を逆にすることもできる。
〈第2の変形例〉
図15は、第3の実施の形態のスライド式建具のシール構造の第2の変形例を示す側面断面図である。なお、同図(A)は、障子を開いたときの側面断面図であり、同図(B)は、障子を閉じたときの側面断面図である。
障子30を閉じたときに障子30の全体が下方に変位する場合、下溝46が下部シール受け部94を兼ねる構成とすることができる。この場合、下溝46の内壁面46Aが、下部シール受け面として機能する。
〈その他の変形例〉
本実施の形態のシール構造においても、片側の隙間だけシールする構成とすることができる。
《第4の実施の形態》
〈全体構成〉
図16は、本発明に係るスライド式建具の第4の実施形態のシール構造の側面断面図である。なお、同図(A)は、障子を開いたときの側面断面図であり、同図(B)は、障子を閉じたときの側面断面図である。
本実施の形態のスライド式建具10は、障子30のスライドのガイド構造が、上記第3の実施の形態のものと相違する。すなわち、上記第2の実施の形態のスライド式建具と同様に、上枠材20Aに備えられた上ガイド溝60に障子30の上辺部を嵌め、下枠材20Cに備えられた下ガイド溝62に障子30の下辺部を嵌めることにより、障子30が枠20内に納められる構造とされている。この場合、レール溝64に凹部64Nが備えられる。障子30は、この凹部64Nに戸車50が落ち込むことにより、全体が下方に変位する。
〈シール構造〉
〔上部シール構造〕
上記第2の実施の形態のスライド式建具と同様に、障子30に備えられる上部シール部材82と、枠20に備えられる上部シール受け部84と、を備えて構成される。上部シール部材82が上部シール受け部84の上方に配置される点で上記第2の実施の形態のスライド式建具のシール構造と相違する。
〔下部シール構造〕
上記第2の実施の形態のスライド式建具と同様に、下部シール構造90は、障子30に設けられる下部シール部材92と、枠20に設けられる下部シール受け部94と、を備えて構成される。下部シール部材92が下部シール受け部94の上方に配置される点で上記第2の実施の形態のスライド式建具のシール構造と相違する。
〈作用〉
以上のように構成される本実施の形態のスライド式建具10の作用は、次のとおりである。
障子30は、閉じられると、全体が下方に変位して、第1位置より低い第2位置に移動する。この結果、図16(B)に示すように、上部シール部材82が上部シール受け部84の上部シール受け面84Aに接触し、かつ、下部シール部材92が下部シール受け部94の下部シール受け面94Aに接触して、隙間86、96がシールされる。
一方、障子30を開くと、障子30の全体が上方に変位し、第1位置に移動する。この結果、図16(A)に示すように、上部シール部材82が上部シール受け部84から離間し、かつ、下部シール部材92が下部シール受け部94から離間する。
《第4の実施の形態のスライド式建具のシール構造の変形例》
図17は、第4の実施の形態のスライド式建具のシール構造の変形例を示す側面断面図である。なお、同図(A)は、障子を開いたときの側面断面図であり、同図(B)は、障子を閉じたときの側面断面図である。
本例のシール構造は、障子30にシール受け部(上部シール受け部84及び下部シール受け部94)が備えられ、枠20にシール部材(上部シール部材82及び下部シール部材92)が備えられる点で上記シール構造と相違する。このように、シール部材とシール受け部材との設置関係は逆にすることもできる。また、図示は省略するが、障子30の上部と下部とで、シール部材とシール受け部との設置関係を逆にすることもできる。
〈その他の変形例〉
本実施の形態のシール構造においても、下部シール受け部94は、必ずしも凸条の突出部として構成する必要はなく、障子が下部シール受け部を兼ねる構成とすることができる(障子30に上部シール受け部が備えられる場合)。この場合、障子30の主面が下部シール受け面として機能する。
同様に、枠20に下部シール受け部が備えられる場合、下ガイド溝62が下部シール受け部を兼ねる構成とすることができる。この場合、下ガイド溝62の内壁面62Aが下部シール受け面として機能する。
本実施の形態のシール構造においても、片側の隙間だけシールする構成とすることができる。
《その他の実施の形態》
〈シール受け部〉
図18は、シール受け部の他の実施の形態を示す側面断面図である。
図18に示すように、シール受け部(上部シール受け部84、下部シール受け部94)のシール受け面(上部シール受け面84A、下部シール受け面94A)は、必ずしも垂直な面(障子30の主面と平行な面)で構成する必要はなく、傾斜面で構成することもできる。
また、シール部受け部は、必ずしも硬質材である必要はなく、弾性材で構成することもできる。
〈シール部材〉
シール部材(上部シール部材82、下部シール部材92)は、弾性変形可能に構成されていればよい。したがって、ブラシやフェルトなどで構成することもできる。
〈障子〉
上記実施の形態の障子30は、ガラス板32と框34とで構成しているが、障子の構成は、これに限定されるものではない。この他、たとえば、図18に示すように、2枚のガラス板32を框34で隔置する構成とすることもできる(いわゆる多重ガラス障子)。
また、上記実施の形態の障子30は、框34の内周面に備えられたガラス保持溝36にガラス板32の周縁部を嵌め込むことによりガラス板32を保持する構成としているが、ガラス板32を保持する構造は、これに限定されるものではない。たとえば、図18に示すように、ガラス板32を框34に接着剤38で貼り付ける構成とすることもできる。
また、上記実施の形態では、枠20に対して、一対の障子30を引き違い状に納める構成としているが、片引き状に納める構成とすることもできる。
〈下レールの凸部の構造〉
下レール44の開側に配置される凸部44M(図3の左側の凸部44M)については、双方の端部をスロープで構成することができる。これにより、障子30を開いた際、凸部44Mによって戸車50の可動範囲が規制されるのを防止でき、障子30の開閉範囲を拡張できる。すなわち、下レール44の開側に配置される凸部44Mの両端部をスロープで構成することにより、障子30を開いた際、閉側の戸車50(図3の右側の戸車50)が、凸部44Mをスムーズに乗り越えることができるようになり、障子30の開閉範囲を拡げることが可能になる。レール溝64の凸部64Mについても同様である。
10…スライド式建具、20…枠、20A…上枠材、20B…右枠材、20C…下枠材、20D…左枠材、30…障子、30A…障子の主面、32…ガラス板、34…框、34A…上框、34B…右框、34C…下框、34D…左框、36…ガラス保持溝、38…接着剤、40…上レール、40A…上レールの外壁面、42…上溝、42A…上溝の内壁面、44…下レール、44A…下レールの外壁面、44M…下レールの凸部、44m…凸部の端部、44N…下レールの凹部、44n…凹部の端部、46…下溝、46A…下溝の内壁面、50…戸車、50A…戸車の外周溝、52…外箱、60…上ガイド溝、60A…上ガイド溝の内壁面、62…下ガイド溝、62A…下ガイド溝の内壁面、64…レール溝、64M…レール溝の凸部、64m…凸部の端部、64N…レール溝の凹部、80…上部シール構造、82…上部シール部材、84…上部シール受け部、84A…上部シール受け面、86…隙間、88…隙間、90…下部シール構造、92…下部シール部材、94…下部シール受け部、94A…下部シール受け面、96…隙間、98…隙間

Claims (7)

  1. 水平に配置される横枠材と、
    前記横枠材に対して左右方向にスライドして開閉され、かつ、開閉に連動して上下方向に変位して、高さの異なる第1位置と第2位置との間を移動する障子と、
    前記障子と前記横枠材のいずれか一方に備えられ、前記障子の移動方向と交差する方向に突出して設けられるシール部材と、
    前記障子と前記横枠材のいずれか他方に備えられ、前記障子が前記第1位置に位置すると、前記シール部材と離間し、前記障子が前記第2位置に位置すると、前記シール部材に接触するシール受け部と、
    を備えるスライド式建具。
  2. 前記障子は、閉位置の近傍において上下方向に変位する、請求項1に記載のスライド式建具。
  3. 前記障子に前記シール部材が備えられ、前記横枠材に前記シール受け部が備えられる、請求項1又は2に記載のスライド式建具。
  4. 前記横枠材に前記シール部材が備えられ、前記障子に前記シール受け部が備えられる、請求項1又は2に記載のスライド式建具。
  5. 前記横枠材は、前記障子のスライド方向に沿って前記障子が嵌入される枠側凹条部を備え、
    前記枠側凹条部の内壁面と前記障子との隙間が、前記シール部材と前記シール受け部とによってシールされる、請求項1から4のいずれか1項に記載のスライド式建具。
  6. 前記横枠材は、前記障子のスライド方向に沿って枠側凸条部を備え、
    前記障子は、前記障子のスライド方向に沿って前記枠側凸条部が嵌入される障子側凹条部を備え、
    前記障子側凹条部の内壁面と前記枠側凸条部の外壁面との間の隙間が、前記シール部材と前記シール受け部とによってシールされる、請求項1から4のいずれか1項に記載のスライド式建具。
  7. 前記障子は戸車を備え、
    前記枠側凸条部が、前記戸車のレールとして機能する、請求項6に記載のスライド式建具。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR102026960B1 (ko) * 2019-01-23 2019-09-30 문여진 방풍가이드와 호차를 이용한 창호용 기밀장치 및 이를 포함하는 기밀 창호
CN112647807A (zh) * 2020-12-15 2021-04-13 芜湖科捷铝业科技有限公司 一种防水推拉窗铝型材结构

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