JP2015151158A - 易開封型打栓式キャップ - Google Patents

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Abstract

【課題】1ピース成形で、弱い力でも容器口部に打栓し閉栓出来、開封時に容器口部から容易に取り外せ、いたずら防止機能も有り、開栓後のリシールも容易である、製作面および利用面でも有利となる易開封型打栓式キャップを提供する。【解決手段】スカート壁3に凹溝4を設け、天面2に容器口部6に嵌合する嵌合部7を設けて、スカート壁3下端部を軸方向スリット8で分割した易導入壁9に形成したキャップ本体10と、これに嵌合する、スカート壁3の凹溝4に螺合可能な凸条11を有する外筒12、及びこれの下端に破断可能な弱化部13を配したタンパーエビデントバンド14よりなる外筒部15とでなり、外筒部15とキャップ本体10とが破断可能なブリッジ16で一体に成形され、容器口部6に、キャップ本体10を被せ、外筒部15を嵌合して、キャップ本体10の嵌合部7をカシメ押圧状態にすることで、上記の課題を達成する。【選択図】 図2

Description

本発明は、打栓式キャップなのに素手などでも容易に開封でき、且つ開封後にも容易に閉じることが出来る易開封型打栓式キャップに関するものであり、より詳しくは、キャップ本体と、このキャップ本体に嵌合する外筒部と、からなり、外筒部がキャップ本体より上方に位置し両者が破断可能なブリッジで一体に成形されて、容器口部にキャップ本体を被せた後、キャップ本体に外筒部を嵌合し、容器口部にキャップ本体の嵌合部をカシメ押圧状態にして、容器口部とキャップ本体とを液密に保持することができる易開封型打栓式キャップに関する。
所謂打栓式キャップは、キャップ打栓機により打栓すれば、容器の口部に容易に液密に嵌めることが出来るため広く普及している。しかしながら、打栓式キャップと容器口部との液密度を高めるために双方の嵌合部形状を強く密着させる寸法関係に設ける必要があり、その結果、いきおい打栓力が強くならざるを得ず、逆に、開封時に強い力でないと開けることが出来ず、さらに開封後は閉じることが出来ないことになる。加えて、それらの力に耐えるだけの強度が、打栓式キャップおよび容器口部の双方に求められることになる。
このような観点から、閉栓及び開封を容易にした打栓式キャップを指向するようになって、このようなキャップとしては、容器口部に嵌合した栓部材を覆うように装着したものであって、天板部の周縁に複数の係止片を周方向に配設した係止部材と、この複数の係止片を外周側に装着したホルダー部材とを備え、各係止片は、天板部周縁から下方に延設し、且つ上下方向中途部の薄肉の屈曲部を介して上側部と下側部とを接続してなり、上側部は、その外周側にホルダー部材を装着した状態で容器口部に下側から係止し、ホルダー部材は係止部材に対して上下に相対移動可能であり、ホルダー部材の下端が係止片の上側部よりも上方に相対移動することを阻止するように係止する係止凸部を、ホルダー部材及び/または係止部材に設けているものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
また、打栓式キャップでもあるヒンジキャップは、キャップ本体と上蓋とがヒンジにより連結され、キャップ本体のスカート部に、これを外側から覆う2重の第1筒状側壁および第2筒状側壁を備え、内側の第1筒状側壁がその下端または上端においてスカート部の下端または上端と連続し、外側の第2筒状側壁がその上端または下端において第1筒状側壁の上端または下端と連続しており、上蓋が第2筒状側壁の上端でヒンジ連結され、そのヒンジ形成位置を除いた位置におけるスカート部の下端または上端と第1筒状側壁の下端または上端の連結部に破断不可能な接続部が形成されている。これにより、内容物のホット充填時における密封性を確保し、内容物を消費した後、容器口部からヒンジキャップを容易に取り外せて、分別廃棄性に優れたものとなっている(例えば、特許文献2参照)。
特許第4526480号公報 特開2012−121624号公報
特許文献1のキャップは、まず、容器口部にゴム製の栓部材を嵌合し、その後、栓部材を覆うように打栓機などにより装着したものであるから、栓部材とキャップとの2ピースとなり、そのことにより製作面および容器に内容物を充填した後の閉栓面で不利となる。そして、開栓は、キャップを手指で上方に引き上げ、それと共に栓部材も嵌脱するものであるために把持面積が大きいからと言って、開栓がそれほど容易とはならない。さらに、このキャップには、いたずら防止機能が無いから、容器口部あるいは容器全体ごと別途包装する必要がある。
特許文献2の打栓式のヒンジキャップは、キャップ本体のスカート部を、外側から覆う内側の第1筒状側壁および外側の第2筒状側壁の2重でカシメ状態にして、容器口部とキャップ本体とを液密に保持する点で優れ、上蓋を引き上げ第1および第2筒状側壁のカシメ状態を解除してやれば、容器口部からヒンジキャップを取り外せて都合が良いものである。しかしながら、構造上第1および第2筒状側壁のカシメ力は、それほど強いものではないから、上蓋の内面から垂下させたインナーリングを必要とし、このインナーリングと第1および第2筒状側壁のカシメ力との複合により、特許文献2のヒンジキャップは容器口部に液密を保持することになって、容器口部からキャップを外す際の制約要素となったり、インナーリングの存在によるコスト高の要因となる虞がある。
そこで、本発明の目的は、1ピース成形が可能で、比較的弱い力でも容器の口部に打栓して閉栓することが出来、開封時にも、容器の口部から容易に取り外すことが出来て、しかもいたずら防止機能を有し、開栓後のリシールも容易であって、製作面および利用面でも有利となる易開封型打栓式キャップを提供することにある。
本発明は、上記目的を達成するために提案されたものであって、下記の構成からなることを特徴とするものである。
すなわち、本発明によれば、天面および該天面の周縁から垂下するスカート壁からなり
、該スカート壁の外周面に凹溝を設けると共に、前記天面に容器口部に嵌合する嵌合部を設け、且つ、前記スカート壁の下端部が軸方向スリットにより複数に分割された易導入壁に形成されてなるキャップ本体と、前記キャップ本体に嵌合する、内周面に前記スカート壁の凹溝に螺合可能な凸条を有する外筒、及び該外筒の下端に破断可能な弱化部を介在したタンパーエビデントバンドよりなる外筒部とからなり、前記外筒部が前記キャップ本体より上方に位置すると共に両者が破断可能なブリッジで一体に成形されており、前記容器口部に前記キャップ本体を被せた後、前記キャップ本体に前記外筒部を嵌合することで、前記容器口部に前記キャップ本体の嵌合部をカシメ押圧状態にして、前記容器口部と前記キャップ本体とを液密に保持する、ことを特徴とする易開閉型打栓式キャップが提供される。
また、本発明によれば、前記易導入壁は、外方に末広がりになっており、その内面に前記容器口部の外面に係合する突起を設けた易開閉型打栓式キャップが提供される。
また、本発明によれば、前記外筒部のタンパーエビデントバンドの内周面に縦方向のリブを設けた易開閉型打栓式キャップが提供される。
また、本発明によれば、前記縦リブは、外筒部が下降して前記易導入壁のスリットに噛み合うように形成されている易開閉型打栓式キャップが提供される。
上記請求項1にかかる発明の課題解決手段による作用は、次の通りである。
容器口部にキャップ本体をその嵌合部を嵌合させた状態で被せた後、外筒部を打栓してブリッジを破断し、キャップ本体に外筒部を嵌合して、外筒部により容器口部に嵌合部をカシメ押圧状態にし、容器口部とキャップ本体とを液密に保持して閉栓を終了する。開封するには、まず、外筒部からタンパーエビデントバンドをその弱化部を破断して外し、その外筒を開封方向に回すと、キャップ本体の凹溝と外筒の凸条とが螺合状態にあるから、外筒がキャップ本体から上昇して、容器口部と嵌合部とのカシメ押圧状態を解消することになり、容器口部からキャップ本体および外筒を外すことが出来る。容器口部をリシールしたい場合は、容器口部にキャップ本体の嵌合部を嵌合させた状態で外筒を閉栓方向に回せば、再び外筒により容器口部に嵌合部をカシメ押圧状態にして、容器口部とキャップ本体とを液密に保持してリシールすることができる。
また、上記請求項2にかかる発明の課題解決手段による作用は、スカート壁下端にある外方に末広がりの易導入壁を容器口部にあてがうだけで、嵌合部に容器口部を位置決めした状態で嵌め得て、さらに、外筒部を打栓することにより、易導入壁の突起が容器口部の外面に係合するようになっている。
また、上記請求項3にかかる発明の課題解決手段による作用は、容器口部とキャップ本体との閉栓時に、外筒部のタンパーエビデントバンドのリブが易導入壁の軸方向スリットに嵌り込み、外筒部とキャップ本体との回り止めとなる。
上記請求項4にかかる発明の課題解決手段による作用は、上記請求項3にかかる発明における効果をより確実なものにする事ができる。
本発明の易開封型打栓式キャップによれば、1ピース成形が可能となり、比較的弱い力でも容器の口部に打栓して口部を閉栓出来、開封時に容器の口部から容易に取り外すことが出来、しかもいたずら防止も出来て、開栓後のリシールも容易となり、その上、製作面および利用面で有利となる効果がある。
本発明の易開封型打栓式キャップによれば、上記の効果に加えて、容器口部に打栓する際の位置決めが容易となり、初期抵抗をさらに少なくでき、その分さらに打栓が容易となる効果がある。
本発明の易開封型打栓式キャップによれば、上記の効果に加えて、外筒部が空回りすることなく開封方向に回って、容器口部とキャップ本体との液密状態を解除することがない効果がある。
実施例1に示した本発明の実施の形態を示す易開封型打栓式キャップの容器口部に打栓する前における斜視図である。 同じく本発明の易開封型打栓式キャップを容器口部に打栓する工程を示す半裁縦断面図である。 同じく本発明の易開封型打栓式キャップを容器口部に打栓する工程を示す半裁縦断面図である。 同じく本発明の易開封型打栓式キャップを容器口部に打栓する工程を示す半裁縦断面図である。 同じく本発明の易開封型打栓式キャップを容器口部に打栓する工程を示す半裁縦断面図である。 同じく本発明の易開封型打栓式キャップを容器口部に打栓する工程を示す半裁縦断面図である。 同じく本発明の易開封型打栓式キャップを容器口部に打栓して閉栓した状態の斜視図である。 同じく本発明の易開封型打栓式キャップを容器口部から開封する工程を示す半裁縦断面図である。 同じく本発明の易開封型打栓式キャップを容器口部から開封する工程を示す半裁縦断面図である。
以下に、図面を参照して本発明を実施するための形態を説明する。
図において、1は易開封型打栓式キャップであり、この易開封型打栓式キャップ1は、天面2およびこの天面2の周縁から垂下するスカート壁3からなり、このスカート壁3の外周面に凹溝4を設けると共に、天面2に容器5の口部6に嵌合する嵌合部7を設け、且つ、スカート壁3の下端部が軸方向スリット8により複数に分割された易導入壁9に形成されてなるキャップ本体10と、このキャップ本体10の外周面に嵌合する、内周面にスカート壁3の凹溝4に螺合可能な凸条11を有する外筒12、およびこの外筒12の下端に破断可能な弱化部13を介在したタンパーエビデントバンド14よりなる外筒部15と、からなり、この外筒部15がキャップ本体10より上方に位置すると共に両者が破断可能なブリッジ16で一体に成形されており、容器口部6にキャップ本体10を被せた後、このキャップ本体10に外筒部15を嵌合することで、容器口部6にキャップ本体10の嵌合部7をカシメ押圧状態にして、容器口部6とキャップ本体10とを液密に保持することができるようになっている。なお、キャップ本体10と外筒部15との一体に成形されるブリッジ16は、キャップ本体10のスカート壁3の上端部外面と外筒部15のタンパーエビデントバンド14の下端部内面との間で接続されている。
前記易開封型打栓式キャップ1を冠する容器5は、その口部6にキャップ本体10を打栓により装着できるものであれば、特に限定がなく、どのようなタイプ、どのような材質でも良いが、この実施例1での容器5はPETボトルタイプについて例示するものであり、その口部6の外周面に鍔部6aを設けてあるのが採用される。この鍔部6aは、易導入壁9の先端側にある後述する突起9bと係合するためのものである。そして、この易開封型打栓式キャップ1は、キャップ本体10のスカート壁3の下端部にある易導入壁9が、外方に末広がり状態で成形されているので、容器口部6にキャップ本体10の嵌合部7を嵌合し易くなっていて、その状態で外筒部15を押し下げる様に打栓すれば、易導入壁9の突起9bが外方から容器口部6の鍔部6aの下方に係合して、嵌合部7をカシメ押圧状態になり、必要最小限の打栓荷重で容器口部6とキャップ本体10とを液密に保持することになって閉栓し、容器5の口部6に易開封型打栓式キャップ1を冠することになる。そして、この易開封型打栓式キャップ1は、主に内容物を何回かに分けて飲むことが出来るようにリシール可能となっているが、それだけに限定されるものではなく、飲みきりタイプの飲料などを収容した容器に使用することもできる。
なお、容器口部6の内周面に空転防止用リブ20を設けてあると、キャップ本体10の嵌合部7における後述のインナーリング21と相俟って、キャップ本体10の空回りを防ぐことができる。
前記キャップ本体10は、既述のとおり、天面2およびスカート壁3からなり、天面2の嵌合部7は、容器口部6の内周面と嵌合するインナーリング21または容器口部6の外周面と嵌合するアウターリング22、あるいはその両方からなり、この嵌合部7と容器口部6が当接して嵌合されるものであり、そして、スカート壁3の外周面に、前記外筒12の内周面に同じ間隔で設けた4つの凸条11に螺合可能な凹溝4を設けてあり、両者はネジ係合される様、斜め上方に向かって傾斜し延在している。さらに、この凹溝4の下端側には、外筒12の4つの凸条11を通過させて螺合させるための後述の縮径部3Aを同数設けてある。
そして、このスカート壁3の下端部は、軸方向スリット8により複数に分割された易導入壁9に形成されている、これら各易導入壁9は、外方に末広がりにするための屈曲部9aがあり、この屈曲部9aよりも先端側内周面に容器口部6の鍔部6aに係合するための突起9bがある。なお、屈曲部9aは、外筒部15を押し下げる様に打栓した際変形して、突起9bが容器口部6の鍔部6aに係合し、嵌合部7をカシメ押圧状態にすることが必要であるため、薄肉に形成され変形し易くなっている。
前記外筒部15は、既述のとおり、外筒12およびその下端にあるタンパーエビデントバンド14からなって、このタンパーエビデントバンド14の内周面に縦方向のリブ23を設けている。容器5の口部6とキャップ本体10との閉栓時に、タンパーエビデントバンド14の縦リブ23が易導入壁9の軸方向スリット8に嵌り込み、外筒部15とキャップ本体10とが空回りしないようにされている。したがって、このタンパーエビデントバンド14を除去しない限り、容器口部6からキャップ1を取り外すことは出来ないので、このタンパーエビデントバンド14により、故意や過失による開封の有無を確認することができる。そして、このタンパーエビデントバンド14の端部には引剥し開始部24があり、開封時に、この引剥し開始部24を手指にて周方向に沿って引き剥がし方向に引っ張れば、外筒12下端とタンパーエビデントバンド14とを繋いでいる弱化部13を容易に破断出来て、外筒12下端からタンパーエビデントバンド14を外すことが出来る。なお、図1において、25はすべり止めである。
次に、上記構成になる易開封型打栓式キャップ1の利用方法について説明する。
まず、容器5の口部6にサイズの合う、図1に示す易開封型打栓式キャップ1を選択する。次に、容器5内に内容液を充填したあと、容器口部6に易開封型打栓式キャップ1を被せて、その容器口部6にキャップ本体10の嵌合部7を嵌合させた状態にした後(図2、3参照)、外筒部15を押し下げ打栓するとブリッジ16を破断し、キャップ本体10と外筒部15とが分離すると共にキャップ本体10に外筒部15を嵌合することになるが、その際、外筒部15の4つの凸条11は、4つの縮径部3Aを通過して凹溝4の下端側に到達して、凹溝4と螺合状態になる。そして、縮径部3Aは、スカート壁3の外径より縮径され且つ斜め上方に傾斜して延在する凹溝4の下端側に位置していることが重要である。また、凸条11は縮径部3Aの上方位置に対応して形成されている(図1−破線で示す凸条11参照)。このような位置関係となるように両者を配置して一体成形することで、外筒部15を押し下げ打栓する際、凸条11が凹溝4の下端側にスムーズに誘導され、打栓が良好となるのである(図7−破線で示す凸条11参照)。一方、外筒部15のタンパーエビデントバンド14は、外方に末広がりしている各易導入壁9を、それらの各屈曲部9aを基点として変形させて窄ませ、容器口部6の鍔部6aに各易導入壁9の突起9bを係合させて、容器口部6に嵌合部7をカシメ押圧状態にして、容器口部6とキャップ本体10とを液密に保持して閉栓を終了する(図4、5、6、7を順次参照)。その後、必要に応じて易開封型打栓式キャップ1を装着した容器5を包装して最終製品とする。なお、キャップ本体10の易導入壁9が、軸方向スリット8により複数に分割され、しかも外方に末広がりに形成されているから、容器口部6に嵌合部7を容易に嵌合でき、加えてその位置決めも極めて容易となっている。
製品の消費に際しては、易開封型打栓式キャップ1の部分を裸出し、容器口部6から易開封型打栓式キャップ1を開け得る状態にする。そして、開封するには、まず、タンパーエビデントバンド14の引剥し開始部24を手指にて掴み、引き剥がし方向に引っ張れば、外筒12下端とタンパーエビデントバンド14とを繋いでいる弱化部13を破断して、外筒12下端からタンパーエビデントバンド14を外すことが出来る(図8参照)。次に、その外筒12を開封方向に回すと、既述のとおり、キャップ本体10の凹溝4と外筒12の凸条11とが螺合状態にあるから、外筒12がキャップ本体10に対して上昇して、容器口部6と嵌合部7とのカシメ押圧状態を解消することになって(図9参照)、容器口部6からキャップ本体10および外筒12を外すことが出来る。
そして、容器5内に内容物が残り容器口部6をリシールしたい場合は、容器口部6にキャップ本体10の嵌合部7を嵌合させた状態で外筒12を閉栓方向に回せば、再び外筒12により容器口部6にキャップ本体10の嵌合部7をカシメ押圧状態にして、容器口部6とキャップ本体10とを液密に保持してリシールすることが出来る。
以上、本発明の実施例1を説明したが、具体的な構成はこれに限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲での変更は、適宜可能であることが理解されるべきである。
本発明の易開封型打栓式キャップは、1ピース成形が可能で、比較的弱い力でも容器の口部に打栓して閉栓出来、開封時に容器の口部から容易に取り外すことが出来て、しかもいたずら防止も出来、開栓後のリシールも容易であり、製作面および利用面で有利にしたいような場合に、その利用可能性が極めて高くなる。
1 易開封型打栓式キャップ
2 天面
3 スカート壁
3A 縮径部
4 凹溝
5 容器
6 口部(容器口部)
6a 鍔部
7 嵌合部
8 軸方向スリット
9 易導入壁
9a 屈曲部
9b 突起
10 キャップ本体
11 凸条
12 外筒
13 弱化部
14 タンパーエビデントバンド
15 外筒部
16 ブリッジ
20 空転防止用リブ
21 インナーリング
22 アウターリング
23 縦リブ
24 引剥し開始部
25 すべり止め

Claims (4)

  1. 天面および該天面の周縁から垂下するスカート壁からなり、該スカート壁の外周面に凹溝を設けると共に、前記天面に容器口部に嵌合する嵌合部を設け、且つ、前記スカート壁の下端部が軸方向スリットにより複数に分割された易導入壁に形成されてなるキャップ本体と、
    前記キャップ本体に嵌合する、内周面に前記スカート壁の凹溝に螺合可能な凸条を有する外筒、及び該外筒の下端に破断可能な弱化部を介在したタンパーエビデントバンドよりなる外筒部とからなり、前記外筒部が前記キャップ本体より上方に位置すると共に両者が破断可能なブリッジで一体に成形されており、
    前記容器口部に前記キャップ本体を被せた後、前記キャップ本体に前記外筒部を嵌合することで、前記容器口部に前記キャップ本体の嵌合部をカシメ押圧状態にして、前記容器口部と前記キャップ本体とを液密に保持する、
    ことを特徴とする易開閉型打栓式キャップ。
  2. 前記易導入壁は、外方に末広がりになっており、その内面に前記容器口部の外面に係合する突起を設けた請求項1記載の易開閉型打栓式キャップ。
  3. 前記外筒部のタンパーエビデントバンドの内周面に縦方向のリブを設けた請求項1または2記載の易開閉型打栓式キャップ。
  4. 前記縦リブは、外筒部が下降して前記易導入壁のスリットに噛み合うように形成されている請求項3記載の易開閉型打栓式キャップ。

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