JP2015151057A - 車両用歩行者保護装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】フードの持上げに同期して膨張展開されるエアバッグの展開性能の確保に寄与する。【解決手段】車両用歩行者保護装置10では、フード14の骨格を構成するフード骨格部15が、リヤ持上げ装置34によって持上げられる左右の後端持上げ部14Rを車幅方向に結合した後方骨格部15Aを含んでいる。このため、フード14の持上げ時には、当該後方骨格部15Aによって左右の後端持上げ部14R間におけるフード14の撓み変形を防止又は抑制することができる。その結果、フード14の後端部とウインドシールドガラスとの間の隙間が上記撓み変形によって不用意に狭められることを防止又は抑制できる。それにより、エアバッグ96の展開速度を速めることや、エアバッグ96の展開挙動を安定させることが可能になる。【選択図】図2

Description

本発明は、車両用歩行者保護装置に関する。
下記特許文献1に記載された車外用エアバッグ装置では、エンジンフードの後端部の下面にエアバッグ装置のバッグ収容ケース体(エアバッグケース)が固定されている。このエアバッグ装置のエアバッグが膨張展開される際には、エンジンフードの後端部の左右両端部が跳ね上げ手段によって上方に跳ね上げられる(持上げられる)。それにより、エンジンフードの後端部とフロントシールドガラスの下端部との間の隙間を拡大し、当該隙間からエアバッグを車両後方側へ膨張展開させるようにしている。
特開2007−112183号公報
上記のような車外用エアバッグ装置では、エンジンフードの持ち上げ時に、エンジンフードの後端側の左右の持ち上げ点間が慣性によって下方側へ撓み変形すると、エアバッグが展開するための上記隙間が狭められる。その結果、エアバッグの展開性能が低下する可能性があるため、改善の余地がある。
本発明は上記事実を考慮し、フードの持上げに同期して膨張展開されるエアバッグの展開性能の確保に寄与する車両用歩行者保護装置を得ることを目的とする。
請求項1に記載の発明に係る車両用歩行者保護装置は、作動されることでフードの後端部の車幅方向両端部を持上げるリヤ持上げ装置と、前記フードの後端部の下面側に固定され、前記持上げに同期して作動され、前記フードの後端部とウインドシールドとの間の隙間からエアバッグを車両後方側へ膨張展開させるエアバッグモジュールと、前記フードの後端部において車幅方向に延在する後方骨格部を含み、前記フードの骨格を構成すると共に、前記リヤ持上げ装置によって持上げられる持上げ部が前記後方骨格部の車幅方向両端部にそれぞれ設定されたフード骨格部と、を備えている。
請求項1に記載の「同期」は、リヤ持上げ装置の作動によってフードの持上げ動作が開始されてから持上げ動作が完了するまでの間にエアバッグモジュールが作動を開始されるものであればよい。
請求項1に記載の発明では、フードの骨格を構成するフード骨格部が、フードの後端部において車幅方向に延在する後方骨格部を含んでいる。この後方骨格部の車幅方向両端部には、リヤ持上げ装置によって持上げられる持上げ部がそれぞれ設定されている。ここで、例えば車両と歩行者等との衝突が検知又は予知されると、リヤ持上げ装置が作動され、上記各持上げ部が持上げられると共に、フードの後端部の下面側に固定されたエアバッグモジュールが作動される。それにより、フードの後端部とウインドシールドとの間の隙間からエアバッグが車両後方側へ膨張展開する。この際には、フード骨格部の後方骨格部によって、上記各持上げ部間におけるフードの撓み変形が抑制されるので、当該撓み変形によってフードの後端部とウインドシールドとの間の隙間が狭められることを抑制できる。それにより、エアバッグの展開性能の確保に寄与することができる。
請求項2に記載の発明に係る車両用歩行者保護装置は、請求項1において、前記リヤ持上げ装置の作動に同期して作動されることで前記フードの前端部の車幅方向両端部を持上げるフロント持上げ装置を更に備え、前記フード骨格部は、前記フードの外周部に沿った枠状に形成されており、前記フロント持上げ装置によって持上げられる持上げ部が前記フード骨格部の前端部の車幅方向両端部にそれぞれ設定されている。
請求項2に記載の「同期」は、リヤ持上げ装置によるフード後端部の持上げ動作と、フロント持上げ装置によるフード前端部の持上げ動作とが同時期に行われるものであればよく、フロント持上げ装置とリヤ持上げ装置とが厳密に同時に作動される必要はない。
請求項2に記載の発明では、フロント持上げ装置がリヤ持上げ装置に同期して作動される。すると、フード骨格部の前端部の車幅方向両端部にそれぞれ設定された持上げ部がフロント持上げ装置によって持上げられると共に、フード骨格部が備える後方骨格部の車幅方向両端部にそれぞれ設定された持上げ部がリヤ持上げ装置によって持上げられる。それにより、フードの前端部及び後端部が持上げられる。
ここで、フロント持上げ装置の作動時には、フードに対して自らの重心回りに後端部を下方側へ変位させようとする回転モーメントが作用する。この回転モーメントによって、フードの後端部の持上げが遅れると、フードの後端部とウインドシールドとの間の隙間から膨張展開するエアバッグの展開性能が低下する可能性がある。この点、本発明では、上記のフード骨格部がフードの外周部に沿った枠状に形成されており、上記各持上げ部間におけるフードの剛性が向上している。これにより、リヤ持上げ装置の持上げ力を、上記回転モーメントを打ち消すように作用させることができるので、上記のようなフード後端部の持上げ遅れを防止又は抑制できる。その結果、エアバッグの展開性能の確保に一層寄与することができる。
請求項3に記載の発明に係る車両用歩行者保護装置は、請求項1又は請求項2において、前記エアバッグモジュールは、前記後方骨格部に固定されている。
請求項3に記載の発明では、エアバッグモジュールがフード骨格部の後方骨格部に固定されている。このため、フードの後端部の持上げ時に、エアバッグモジュールに作用する慣性力をフード骨格部によって受け止めることができる。それにより、フードの後端部がエアバッグモジュールの慣性力によって下方側へ撓み変形することを抑制できる。
請求項4に記載の発明に係る車両用歩行者保護装置は、請求項3において、前記後方骨格部は、車幅方向に延びる左右延在部と、当該左右延在部の車幅方向両端部から車両後方側へ突出した左右一対の後方突出部とを有しており、前記エアバッグモジュールは、前端部が前記左右延在部に固定されると共に、車幅方向両端部が前記一対の後方突出部に固定されている。
請求項4に記載の発明では、エアバッグモジュールの前端部及び車幅方向両端部が、フード骨格部の後方骨格部に固定されるので、エアバッグモジュールをフードに対して強固に固定することができる。それにより、フードの後端部の持上げ時に、エアバッグモジュールが慣性によってフードの後端部に対し相対的に下方側へ変位することを防止又は効果的に抑制できる。
以上説明したように、本発明に係る車両用歩行者保護装置では、フードの持上げに同期して膨張展開されるエアバッグの展開性能の確保に寄与する。
本発明の第1実施形態に係る車両用歩行者保護装置が適用されて構成された自動車の前部の構成を示す斜視図であり、エアバッグが膨張展開した状態の図である。 同車両用歩行者保護装置の主要部の構成を示す平面図である。図である。 図2に示されるフードの一部を裏面側から見た斜視図である。 図2のF4−F4線に沿った切断面を拡大して示す拡大断面図である。 図4に示されるポップアップ機構部の作動状態を示す図4に対応した断面図である。 図2に示されるフロント持上げ装置を模式的に示す車両前方側から見た正面図である。 図2のF7−F7線に沿った切断面を拡大して示す拡大断面図である。 図7に示されるエアバッグ装置のエアバッグが膨張展開した状態を示す図7に対応した断面図である。 (A)は同フードの持上げ時の状況を模式的に示す車両左方側から見た縦断面図であり、(B)は同フードの持上げ時の状況を模式的に示す車両前方側から見た縦断面図であり、(C)は同フードの持上げ時に生じる回転モーメントを説明するための(A)に対応した縦断面図である。 (A)は第1比較例に係るフードを模式的に示す平面図であり、(B)は第1比較例に係るフードの持上げ時の状況を模式的に示す車両前方側から見た縦断面図であり、(C)は第1比較例に係るフードの持上げ時の状況を模式的に示す斜視図である。 (A)は第2比較例に係るフードを模式的に示す平面図であり、(B)は第2比較例に係るフードの持上げ時の状況を模式的に示す車両左方側から見た縦断面図であり、(C)は第2比較例に係るフードの持上げ時の状況を模式的に示す斜視図である。 本発明の第2実施形態に係る車両用歩行者保護装置の主要部の構成を示す図2に対応した平面図である。
<第1の実施形態>
本発明の第1実施形態に係る車両用歩行者保護装置10について、図1〜図11に基づいて説明する。なお、各図に適宜記す矢印FR、矢印RH、矢印UPは、車両の前方向(進行方向)、右方向、上方向をそれぞれ示している。以下、単に前後、左右、上下の方向を用いて説明する場合は、特に断りのない限り、車両前後方向の前後、車両左右方向(車幅方向)の左右、車両上下方向の上下を示すものとする。
(構成)
図1に示されるように、車両用歩行者保護装置10は、車両の前部に設けられたフード14と、車両用ポップアップフード装置16と、車両用歩行者保護エアバッグ装置18(以下、単にエアバッグ装置18という)とを備えている。以下、各構成要素について説明する。
(フード14の構成)
フード14は、車両(自動車)12の前部に設けられたエンジンルーム(パワーユニット室)20の上端開口を閉じる(閉止する)ためのエンジンフードである。このフード14は、平面視で略矩形状に形成されており、左端縁部及び右端縁部が略車両前後方向に延びる一方、前端縁部及び後端縁部が車両前方側へ凸を成すように湾曲している。
このフード14は、図3〜図8に示されるように、フードアウタパネル22とフードインナパネル24とを含んで構成されている。フードアウタパネル22は、フード14の車両外側(エンジンルーム20とは反対側)部分を構成すると共に、車両12の意匠面を構成している。フードインナパネル24は、フード14のエンジンルーム20側の部分を構成している。そして、フードインナパネル24の外周部とフードアウタパネル22の外周部とがヘミング加工等の手段によって結合されている。これにより、フードアウタパネル22とフードインナパネル24とによって閉断面26が形成されている。
図2及び図3に示されるように、上記フード14には、平面視で略D字状のフード骨格部15が設けられている。このフード骨格部15は、図3に示されるように、フードインナパネル24が部分的に車両下方側へ膨出して上記閉断面26の一部が車両下方側へ拡大されることにより形成されており、フード14外周部に沿った枠状に形成されている。
このフード骨格部15は、フード14の後端部において車幅方向に延在する後方骨格部15Aと、フード14の前端部において車幅方向に延在する前方骨格部15Bとを備えている。また、このフード骨格部15は、フード14の左端部において車両前後方向に延在し、後方骨格部15Aと前方骨格部15Bとの左端部を車両前後方向に一体に連結した左方骨格部15Cを備えている。さらに、このフード骨格部15は、フード14の右端部において車両前後方向に延在し、後方骨格部15Aと前方骨格部15Bとの右端部を車両前後方向に一体に連結した右方骨格部15Dを備えている。
後方骨格部15Aは、車幅方向に延びる左右延在部15A1と、左右延在部15A1の車幅方向両端部から車両後方側へ突出した後方突出部15A2とによって構成されており、平面視で車両後方側が開放された略C字状(略コ字状)に形成されている。左右延在部15A1は、フード14の後端部の直下に形成されているのではなく、後端部よりも車両前方側へオフセットした位置に形成されている。この左右延在部15A1の車両後方で左右の後方突出部15A2の間には、後述するエアバッグ装置18のエアバッグモジュール92を配置するためのスペースが形成されている。
また、後方骨格部15Aの左右の後方突出部15A2における車幅方向外側部分には、それぞれ持上げ部としての後端持上げ部14Rが設定されている。これら左右の後端持上げ部14Rは、後述するポップアップ機構部40のフードヒンジ42に対応している。さらに、フード骨格部15の前端部の車幅方向両端部(ここでは前方骨格部15Bの車幅方向両端部)には、それぞれ持上げ部としての前端持上げ部14Fが設定されている。これらの前端持上げ部14Fは、後述するフロントアクチュエータ74に対応している。なお、左方骨格部15Cの前端部及び右方骨格部15Dの前端部にそれぞれ前端持上げ部14Fが設定される構成にしてもよい。
また、前方骨格部15Bの車幅方向中央部には、ストライカ28が設けられている。ストライカ28は、前方骨格部15Bの下面から車両下方へ突出している。このストライカ28は、フード14がエンジンルーム20の上端開口部を閉止する閉止位置に位置する状態(図6に実線で示される状態)では、フードロック装置30に係止されている。このフードロック装置30は、後述するフロント持上げ装置36の一部を構成している。
(ポップアップフード装置16の構成)
ポップアップフード装置16は、歩行者等の衝突体との衝突時にフード14を上昇させる(持上げる:跳ね上げる)ための装置である。このポップアップフード装置16は、フード14の後端部を持上げるためのリヤ持上げ装置(リヤポップアップフード装置)34と、フード14の前端部を持上げるためのフロント持上げ装置(フロントポップアップフード装置)36とを含んで構成されている。
(リヤ持上げ装置34の構成)
図2に示されるように、リヤ持上げ装置34は、左右一対のポップアップ機構部40を主要部として構成されている。なお、図1では、ポップアップ機構部40を概略的に記載している。このポップアップ機構部40は、フード14の後端部における車幅方向両端部にそれぞれ配設されている。これらのポップアップ機構部40は、左右対称に構成されている以外は、同一の構成とされているため、以下の説明では車両右側に配置されたポップアップ機構部40について説明し、車両左側に配置されたポップアップ機構部40についての説明を省略する。
図4及び図5に示されるように、ポップアップ機構部40は、フード14を開閉可能に支持するフードヒンジ42と、歩行者等との衝突時に作動するリヤアクチュエータ(後側駆動源)46とよって構成されている。フードヒンジ42は、車体に固定されたヒンジベース48と、ヒンジベース48に回動可能に連結された揺動アーム50と、フード14に固定されたヒンジアーム52とを備えている。これらの部材は、例えば金属板がプレス成形されて形成されたものである。
ヒンジベース48は、車体側の構成部材であるカウルトップサイド54の上面に固定された固定部48Aと、固定部48Aの車幅方向外側端部から上方側へ延びる支持部48Bとを備えている。支持部48Bの上端部には、揺動アーム50の後端部が車幅方向を軸方向としたヒンジピン56によって回転可能に連結されている。この揺動アーム50は、側面視で略逆三角形に形成されており、支持部48Bの車幅方向内側に配置されている。この揺動アーム50の下側の縁部には、車幅方向内側へ延びるフランジが形成されている。この揺動アーム50の車幅方向内側には、ヒンジアーム52が配置されている。
ヒンジアーム52は、略車両前後方向を長手方向とする長尺状に形成されており、頂壁部52Aと、頂壁部52Aの車幅方向外側端部から下方側へ延びる側壁部52Bとを備えている。頂壁部52Aは、前述した後方突出部15A2の車幅方向外側部分の下面(後端持上げ部14Rの下面)に重ね合わされている。後端持上げ部14Rには、前後一対のボルト挿通孔57(図3〜図5参照)が形成されている。これらのボルト挿通孔57には、頂壁部52Aを下方側から貫通した前後一対のボルト58(図2では図示省略)が挿通されている。これらのボルト58は、閉断面26内においてフードインナパネル24に結合されたウェルドナット60(図2では図示省略)に螺合している。これにより、ヒンジアーム52がフード14の後端部によって締結固定されている。また、側壁部52Bの前端部は、車幅方向を軸方向としたヒンジピン62によって揺動アーム50の前端部に回転可能に連結されている。これにより、フード14の後端部がフードヒンジ42を介して車体に連結されている。
揺動アーム50の車幅方向内側には、リヤアクチュエータ46が配置されている。リヤアクチュエータ46は、シリンダ64とピストンロッド68とを備えている。シリンダ64は、下端部が車幅方向を軸方向とする連結軸70によって揺動アーム50の下端部に回転可能に連結されている。また、ピストンロッド68は、上端部が車幅方向を軸方向とする連結軸72によってヒンジアーム52の後端部に回転可能に連結されている。
シリンダ64の内部には、ピストンロッド68に設けられた図示しないピストン部が収容されている。また、このシリンダ64の下端部には、図示しないガス発生装置が設けられている。このガス発生装置が作動すると、シリンダ64内にガスが発生し、当該ガスの圧力でピストンロッド68がシリンダ64に対して軸方向に上昇する。それにより、ピストンロッド68によってヒンジアーム52の後端部が車両上方側へ押し上げられ、ヒンジアーム52が固定されたフード14の後端持上げ部14Rが持上げられる。それにより、フード14の後端部が図3に示される後端持上げ位置へと持上げられる。そして、フード14の後端部が後端持上げ位置に到達すると、リヤアクチュエータ46に設けられた図示しないロック機構によってピストンロッド68の下降が規制される。それにより、フード14の後端部が後端持上げ位置に保持される。
(フロント持上げ装置36の構成)
図2及び図6に示されるように、フロント持上げ装置36は、フードロック装置30と、歩行者等の衝突体との衝突時に作動する左右一対のフロントアクチュエータ(前側駆動源)74とを備えている。フードロック装置30は、フード14の前端部における車幅方向中央部に対して車両下方に設けられている。このフードロック装置30は、図示しないラジエータサポートのアッパメンバに固定されたロックベース76を備えている。このロックベース76には、フードロック本体78が車両前後方向に沿った軸線回りに回転可能に取り付けられている。
このフードロック装置30では、フード14がエンジンルーム20を開放する開放位置からエンジンルーム20を閉止する閉止位置へと移動される際に、ストライカ28がフードロック本体78と係合する。それにより、フードロック本体78が図6に二点鎖線で示されるアンロック位置から図6に実線で示されるロック位置へと移動され、フードロック本体78に取り付けられたラッチ80がストライカ28に引っ掛かる。それにより、フード14が閉止位置に拘束される。
上記のフードロック本体78には、固定プレート82が車両前後方向に沿った軸線回りに回転可能に取り付けられている。この固定プレート82は、フードロック本体78に設けられた固定ピン78Aと係合する方向に付勢されており、当該係合によってフードロック本体78をロック位置に拘束する。この固定プレート82は、ケーブル84を介して後述するフロントアクチュエータ74と接続されており、フロントアクチュエータ74が作動すると上記拘束を解除する方向へ回転される。それにより、フードロック本体78がアンロック位置へと回転可能になり、フード14の前端部の持上げが可能になる。
一方、左右一対のフロントアクチュエータ74は、ラジエータサポートの車幅方向両端部にそれぞれ配設されており、各々がシリンダ86とピストンロッド88とを備えている。シリンダ86は、軸線方向が車両上下方向に沿う姿勢で、ラジエータサポートに固定されている。また、ピストンロッド88は、シリンダ86に対して同軸的かつ車両上方へ相対移動可能に支持されている。
シリンダ86の内部には、ピストンロッド88に設けられた図示しないピストン部が収容されている。また、シリンダ86の下端部には、図示しないガス発生装置が設けられている。このガス発生装置が作動すると、シリンダ86内にガスが発生し、当該ガスの圧力でピストンロッド88がシリンダ86に対して軸方向に上昇する。それにより、ピストンロッド88の上端部がフード14の前端持上げ部14Fに当接し、当該前端持上げ部14Fを上方側へ押し上げる。それにより、フード14の前端部が図6に二点鎖線で示される前端持上げ位置へと持上げられる。そして、フード14の前端部が前端持上げ位置に到達すると、フロントアクチュエータ74に設けられた図示しないロック機構によってピストンロッド88の下降が規制される。それにより、フード14の前端部が前端持上げ位置に保持される。
上述した左右のリヤアクチュエータ46及び左右のフロントアクチュエータ74には、車両に搭載された図示しないECU(コントローラ)と接続されている。このECUは、車両のフロントバンパ等に配設された衝突検知センサ、或いは衝突予知センサ(何れも図示省略)と電気的に接続されている。上記各センサは、ECUと共に制御装置を構成している。衝突検知センサとしては、例えば、フロントバンパの裏面側にフロントバンパに沿って長尺状のチャンバ及び圧力センサを配置するチャンバ方式や、光ファイバを配置する光ファイバ方式等が適用可能である。また、衝突予知センサとしては、例えば、歩行者等の衝突体との衝突をミリ波レーダやステレオカメラを使って予知するプリクラッシュセンサ等が適用可能である。ECUは、衝突検知センサ或いは衝突予知センサからの信号に基づいて、歩行者等との衝突を検知又は予知した際に、左右のリヤアクチュエータ46及び左右のフロントアクチュエータ74を同時又は略同時に作動させるように構成されている。なお、上記の「略同時」は、左右のリヤアクチュエータ46(左右のポップアップ機構部40)によるフード14の後端部の持上げ動作と、左右のフロントアクチュエータ74によるフード14の前端部の持上げ動作とが同時期に行われるものであればよい。
(エアバッグ装置18の構成)
図2、図7及び図8に示されるように、エアバッグ装置18は、フード14の後端部の下面側で、前述した後方骨格部15Aにおける左右延在部15A1の車両後方に配置されたエアバッグモジュール92を備えている。エアバッグモジュール92は、車幅方向を長手方向とする長尺な略箱状に形成されたエアバッグケース94(モジュールケース)を備えている。このエアバッグケース94の内部には、歩行者保護用のエアバッグ96(フードエアバッグ)が折り畳まれた状態で収納されると共に、歩行者との衝突時にガスを噴出してエアバッグ96内に供給する左右一対のインフレータ98が収納されている。なお、インフレータ98の数や配置は、上記に限らず、適宜変更可能である。例えば、エアバッグケース94内の車幅方向中央部に一個のインフレータ98を設けた構成にしてもよい。
エアバッグケース94は、車幅方向から見て車両前後方向に長尺な矩形の中空体状に形成されたケース本体部94Aを備えている。このケース本体部94Aの前端部及び車幅方向両端部の各下端部からは、車両前方側及び車幅方向両側(左右延在部15A1及び左右の後方突出部15A2の下面側)へ向けて固定部94Bが延びている。この固定部94Bを下方側から貫通した複数のボルト100が、左右延在部15A1及び左右の後方突出部15A2の底壁(後方骨格部15Aの底壁)に形成された複数のボルト挿通孔102(図3、図7及び図8参照)に挿通されている。これらのボルト100は、閉断面26内において後方骨格部15Aの底壁の上面に結合されたウェルドナット104に螺合している。これにより、エアバッグケース94すなわちエアバッグモジュール92の前端部が左右延在部15A1に締結固定されると共に、エアバッグモジュール92の車幅方向両端部が左右の後方突出部15A2の底壁に締結固定されている。
エアバッグケース94のケース本体部94Aは、上下の壁部が互いに平行又は略平行に配置されると共に、後の壁部が上下の壁部に対して直角又は略直角に配置され、前の壁部が後の壁部に対して上方へ向かうほど接近するように配置されている。また、ケース本体部94Aの後端部の上側の角部には、V字状の溝が形成されることにより薄肉化されたティア部106が形成されている。このティア部106は、ケース本体部94Aの他の部位(一般部)よりも強度及び剛性が低くなっている。
一方、エアバッグ96は、例えば二枚の基布の外周部を縫製することにより略C字形(略コ字形)の袋状に形成されている。このエアバッグ96は、左右のインフレータ98から噴出されるガスによって、フード14の後端部とウインドシールドガラス11の下端部との間の隙間110から車両後方側へ膨張展開する。
図1に示されるように、エアバッグ96が膨張展開した状態では、エアバッグ96のバッグ本体部96Aがフード14の後端部に沿って車幅方向に延在し、当該バッグ本体部96Aによってウインドシールドガラス11の下端部の前面が覆われる。また、バッグ本体部96Aの車幅方向両端部からは、左右一対のバッグ側部96Bが車両後方斜め上方へ向けて延出され、これらのバッグ側部96Bによって左右一対のフロントピラー13の前面が覆われる。これらのバッグ側部96Bは、バッグ本体部96Aよりも大容量に形成されている。上記構成のエアバッグ96は、蛇腹折り、ロール折りなどの所定の折り畳み方によって折り畳まれた状態でエアバッグケース94内に収納されている。
左右のインフレータ98は、所謂シリンダータイプのインフレータであり、軸線方向が略車幅方向に沿う姿勢でケース本体部94A内の前端側に車幅方向に並んで設けられている。図7及び図8に示されるように、左右のインフレータ98には、それぞれ金属製の板材からなる取付ブラケット108が接合されている。これらの取付ブラケット108は、左右延在部15A1の下面側へ延びており、前述したボルト100及びウェルドナット104によって後方骨格部15Aの底壁に締結固定されている。これにより、左右のインフレータ98が取付ブラケット108を介してフード14の後方骨格部15Aに固定されている。これらのインフレータ98の軸線方向一端部には、ガス噴出部が設けられており、当該ガス噴出部がエアバッグ96に接続されている。
左右のインフレータ98には、前述したECUが電気的に接続されている。ECUは、前述した左右のリヤアクチュエータ46及び左右のフロントアクチュエータ74を作動(起動)させてから予め設定された時間が経過すると、左右のインフレータ98を作動させるように構成されている。具体的には、ECUは、リヤアクチュエータ46及び左右のフロントアクチュエータ74の作動によって、フード14の後端部及び前端部の上昇量が所定量に達すると、左右のインフレータ98を作動させるように設定されている。この場合、ECUは、左右のリヤアクチュエータ46及び左右のフロントアクチュエータ74の作動によってフード14の持上げ動作を開始させてから持上げ動作が完了するまでの間に左右のインフレータ98を起動する(作動を開始させる)。
(作用及び効果)
次に、本第1実施形態の作用及び効果について説明する。
上記構成の車両用歩行者保護装置10では、図示しないECUによって歩行者等との衝突が検知又は予知されると、フロント持上げ装置36の左右のフロントアクチュエータ74が作動されると共に、リヤ持上げ装置34の左右のリヤアクチュエータ46が作動される。それにより、フードインナパネル24の左右の前端持上げ部14Fが左右のフロントアクチュエータ74によって持上げられると共に、フードインナパネル24の左右の後端持上げ部14Rが、左右のポップアップ機構部40によって持上げられる。それにより、フード14の全体が上方へ上昇する(跳ね上げられる)。
また、フード14の上昇量が所定量に達すると、ECUによってエアバッグ装置18のインフレータ98が作動される。このため、インフレータ98のガス噴出孔からガスが噴出され、ガスは折り畳まれた状態のエアバッグ96内へ供給される。これにより、エアバッグ96がフード14の後端部とウインドシールドガラス11の下端部との間から車両後方側へ膨張展開され、エアバッグ96のバッグ本体部96Aによってウインドシールドガラス11の下部の前面が覆われると共に、エアバッグ96のバッグ側部96Bによってフロントピラー13の前面が覆われる。
ここで、本実施形態では、フード14の骨格を構成するフード骨格部15が、左右の後端持上げ部14Rを車幅方向に結合した後方骨格部15Aを含んでいる。このため、フード14の持上げ時には、当該後方骨格部15Aによって左右の後端持上げ部14R間におけるフード14の撓み変形を防止又は抑制することができる。その結果、フード14の後端部とウインドシールドガラス11との間の隙間110(以下、「エアバッグ展開用の隙間110」という)の高さ寸法H(図8参照)が、上記撓み変形によって不用意に狭められることを防止又は抑制できる。それにより、エアバッグ展開用の隙間110が不用意に狭められる場合と比較して、例えばエアバッグ96の展開挙動を安定させることや、エアバッグ96の展開速度を速めることが可能になる。その結果、エアバッグ96の展開性能の確保に寄与することができる。
また、本実施形態では、フード14において、フロント持上げ装置36によって持上げられる左右の前端持上げ部14Fが、フード骨格部15の前方骨格部15Bにおける車幅方向両端部に設定されている。このフード骨格部15は、フード14の外周部に沿った枠状に形成されており、前端持上げ部14Fと後端持上げ部14Rとの間においてもフード14の剛性を向上させている。これにより、図9(A)及び図9(B)に示されるように、リヤ持上げ装置34の持上げ力F1及びフロント持上げ装置36の持上げ力F2によって、フード14が各持上げ部14F、14R間で変形することを抑制できるので、フード14の全体としての変形量を減少させることができる。その結果、フード14の実質的な持上げ速度を速めることが可能になり、フード14の持上げ性能の向上に寄与することができる。
しかも、本実施形態では、上記のようにフード14における各持上げ部14F、14R間でのフード14の剛性が向上している。このため、フロント持上げ装置36の作動時に発生するフード14の後端側を押し下げようとする力を、リヤ持上げ装置34によって分担する(打ち消す)ことができる。それにより、エアバッグ展開用の隙間110の高さ寸法Hが不用意に狭められないようにすることができる。
上記の効果について比較例を用いて説明する。図10(A)〜図10(C)に示される第1比較例200は、図10(A)に示されるように、本実施形態における左方骨格部15C及び右方骨格部15Dの前後方向中間部が省略されており、後方骨格部15Aと前方骨格部15Bとが分割されている点が本実施形態とは異なっている。また、第2比較例300は、図11(A)に示されるように、後方骨格部15Aが前方骨格部15B、左方骨格部15C及び右方骨格部15Dと分割されている点が本実施形態とは異なっている。
第1変形例200では、フード14への持上げ力F1、F2の入力時に、フード14に対して自らの重心G回りに後端側を下方側へ押し下げようとする回転モーメントMが作用する。その結果、図10(B)及び図10(C)に示されるように、フード14の中央部よりも若干車両後方の部位(矢印Pを付した部位)の持上げが遅れてしまう。同様に、図11(A)に示される第2比較例300においても、回転モーメントMの作用により、図11(B)に示されるように、フード14における後方骨格部15Aの周辺部位の持上げが遅れてしまう。このため、第1変形例200及び第2変形例300の何れにおいても、エアバッグ展開用の隙間110が不用意に狭められてしまい、エアバッグ96の展開性能が低下する可能性がある。
これに対し、本実施形態では、フード骨格部15がフード14の外周部に沿った枠状に形成されており、各持上げ部14F、14R間におけるフード14の剛性が向上している。これにより、リヤ持上げ装置34の持上げ力F1を、上記回転モーメントMを打ち消すように作用させることができる(図9(C)参照)ので、上記のようなフード14の後端部の持上げ遅れを防止又は抑制できる。その結果、エアバッグ96の展開性能の確保に一層寄与することができる。
また、本実施形態では、エアバッグモジュール92がフード骨格部15の後方骨格部15Aに固定されているため、フード14の後端部の持上げ時に、エアバッグモジュール92に作用する慣性力をフード骨格部15によって受け止めることができる。それにより、フード14の後端部がエアバッグモジュール92の慣性力によって下方側へ撓み変形することを抑制できるので、エアバッグ展開用の隙間110が不用意に狭められないようにする効果を向上させることができる。
さらに、本実施形態では、エアバッグモジュール92の前端部及び車幅方向両端部が、フード骨格部15の後方骨格部15Aに固定されているので、エアバッグモジュール92をフード14に対して強固に固定することができる。それにより、フード14の後端部の持上げ時に、エアバッグモジュール92が慣性によってフード14の後端部に対し相対的に下方側へ変位することを防止又は効果的に抑制できるので、当該変位によってエアバッグ96の展開挙動が不安定になることを防止又は抑制できる。また、エアバッグモジュール92のエアバッグケース94を、フード14の後端部の補強部材として効果的に機能させることができるので、フード14の後端部の撓み変形を抑制する効果を向上させることができる。
しかも、本実施形態では、フード骨格部15がフード14の外周部に沿った枠状に形成されているため、当該フード骨格部15によってフード14の剛性を良好に確保することができる。このため、フード14の中央部側の剛性が骨格部や補強用のビードなどによって必要以上に増加しないようにすることができるので、歩行者の頭部などがフード14に衝突した際のフード14の変形による衝撃吸収性能を良好に確保することができる。以上のことから、本実施形態によれば、歩行者保護性能の向上に効果的に寄与することができる。
次に、本発明の他の実施形態について説明する。なお、前記第1実施形態と基本的に同様の構成及び作用については、前記第1実施形態と同符号を付与しその説明を省略する。
<第2の実施形態>
図12には、本発明の第2実施形態に係る車両用歩行者保護装置150の主要部の構成が図2に対応した平面図にて示されている。この実施形態では、前記第1実施形態に係るフロント持上げ装置36が省略されている。また、この実施形態では、フード骨格部15における前方骨格部15B、左方骨格部15C及び右方骨格部15Dが省略されており、フード骨格部15が後方骨格部15Aのみによって構成されている。なお、この後方骨格部15Aの車幅方向両端部には、左右延在部15A1よりも車両前方側へ突出した前方突出部15A3が設けられている。
この実施形態では、リヤ持上げ装置34が作動した際には、フード14の前端部が図示しないフードストッパを介して車体の前端部に支持された状態で、左右の後端持上げ部14R部側が持上げられ、フード14の後端部が上昇される。上記以外の構成は、前記第1実施形態と同様である。この実施形態においても、後方骨格部15Aによって左右の後端持上げ部14R間におけるフード14の撓み変形を防止又は抑制することができ、エアバッグ展開用の隙間110が、上記撓み変形によって不用意に狭められることを防止又は抑制できる。したがって、前記第1実施形態と同様にエアバッグ96の展開性能の確保に寄与することができる。
<実施形態の補足説明>
前記各実施形態では、フード14の閉断面26の一部が下方側へ拡大されることによりフード骨格部15が形成された構成にしたが、本発明はこれに限るものではない。例えば、フードインナパネルとは別体のリインフォースメント(補強部材)をフードインナパネルに取り付けることにより、フード骨格部を形成する構成にしてもよい。
その他、本発明は、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更して実施できる。また、本発明の権利範囲が上記各実施形態に限定されないことは勿論である。
10 車両用歩行者保護装置
12 車両
11 ウインドシールドガラス(ウインドシールド)
18 エアバッグ装置
14 フード
14F 前端持上げ部(持上げ部)
14R 後端持上げ部(持上げ部)
15 フード骨格部
15A 後方骨格部
15A1 左右延在部
15A2 後方突出部
15B 前方骨格部
15C 左方骨格部
15D 右方骨格部
34 リヤ持上げ装置
36 フロント持上げ装置
96 エアバッグ
150 車両用歩行者保護装置

Claims (4)

  1. 作動されることでフードの後端部の車幅方向両端部を持上げるリヤ持上げ装置と、
    前記フードの後端部の下面側に固定され、前記持上げに同期して作動され、前記フードの後端部とウインドシールドとの間の隙間からエアバッグを車両後方側へ膨張展開させるエアバッグモジュールと、
    前記フードの後端部において車幅方向に延在する後方骨格部を含み、前記フードの骨格を構成すると共に、前記リヤ持上げ装置によって持上げられる持上げ部が前記後方骨格部の車幅方向両端部にそれぞれ設定されたフード骨格部と、
    を備えた車両用歩行者保護装置。
  2. 前記リヤ持上げ装置の作動に同期して作動されることで前記フードの前端部の車幅方向両端部を持上げるフロント持上げ装置を更に備え、
    前記フード骨格部は、前記フードの外周部に沿った枠状に形成されており、前記フロント持上げ装置によって持上げられる持上げ部が前記フード骨格部の前端部の車幅方向両端部にそれぞれ設定されている請求項1に記載の車両用歩行者保護装置。
  3. 前記エアバッグモジュールは、前記後方骨格部に固定されている請求項1又は請求項2に記載の車両用歩行者保護装置。
  4. 前記後方骨格部は、車幅方向に延びる左右延在部と、当該左右延在部の車幅方向両端部から車両後方側へ突出した左右一対の後方突出部とを有しており、前記エアバッグモジュールは、前端部が前記左右延在部に固定されると共に、車幅方向両端部が前記一対の後方突出部に固定されている請求項3に記載の車両用歩行者保護装置。
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