JP2015149692A - スピーカー台 - Google Patents

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信一 加藤
Shinichi Kato
信一 加藤
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Yoshikazu Honji
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篤史 ▲吉▼田
篤史 ▲吉▼田
Atsushi Yoshida
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Abstract

【課題】音響部材の設置を容易化する。
【解決手段】スピーカー台100は、スピーカーSが載置される台座10と、台座10に固定され、調音パネルPを支持する支持部11とを具備する。支持部11は、複数の管体が並列した調音パネルPの管体pの開口端pEに挿入される挿入部11Bを有し、台座10に対して距離d1を空けて調音パネルPを支持することにより、スピーカーSの背面Sbに間隔を空けて対向するように調音パネルPを支持する。
【選択図】図2

Description

本発明は、スピーカーを載置するためのスピーカー台に関する。
スピーカーから放射される音響で形成される音場を制御する音場制御用の音響部材が従来から提案されている。例えば、特許文献1には、複数の管体が平面上に並列された調音パネルが開示されている。この調音パネルでは、複数の管体における軸方向の相異なる位置に開口が形成され、管体における開口の付近にて音響を散乱および吸音する効果(すなわち、調音効果)を実現する。また、音響を吸収する吸音板や音響を反射する反射板も音場制御用の音響部材として使用される。
特開2010−84509号公報
ところで、以上に例示した音響部材は、スピーカーが配置される音響空間の壁面に例えばボルト等で固定される。したがって、設置が面倒であるうえに設置面を傷つけてしまうなどの問題も生じる。以上の事情を考慮して、本発明は、音響部材の設置を容易化することを目的とする。
以上の課題を解決するために、本発明のスピーカー台は、スピーカーが載置される台座と、台座に固定され、スピーカーの背面に間隔を空けて対向するように音場制御用の音響部材を支持する支持部とを具備する。以上の構成では、スピーカーが設置される台座に、音響部材を支持する支持部が固定されるから、音響部材を容易に設置可能である。また、スピーカーの背面に音響部材を密着させる構成では、スピーカーの前面と音響部材との距離がスピーカーの奥行方向の寸法に制限されてしまい、スピーカーの前面と音響部材とを最適な距離に設置できない可能性がある。本発明の構成では、スピーカーの背面に間隔を空けて対向するように支持部が音響部材を支持するから、スピーカーの寸法に関わらず、スピーカーの前面と音響部材とを最適な距離に設置することが可能である。また、スピーカーの背面に音響部材を密着させる構成では、スピーカーから放射される音響は音響部材のうちスピーカーの背面と重なる領域には到達しない。これに対して、本発明の構成ではスピーカーから放射される音響がスピーカーの背面側に回折して音響部材に到達するから、音響部材のうち音響が到達する領域の面積が増大し、ひいては充分な音場制御が実現されるという利点がある。
本発明の好適な態様において、音響部材は、軸方向の相異なる位置に開口が形成された複数の管体を平面状に並列した調音パネルであり、支持部は、調音パネルのうち各管体の開口が位置する調音面がスピーカーの背面に間隔を空けて対向するように当該調音パネルを支持する。調音パネルは、複数の管体の各々において、開口から管体内に到達した音響を開口の両側の管部にて共鳴させることで、開口の付近において散乱および吸音する効果を実現するものである。以上の構成では、上記効果を実現する調音パネルをスピーカーの背面に容易に設置可能である。また、以上の構成では、各管体の開口がスピーカーの背面によって塞がれないから、調音パネルが有効に機能するという利点もある。
本発明の好適な態様において、支持部は、複数の管体の少なくともひとつの開口端に挿入される挿入部を有する。以上の構成によれば、調音パネルの管体に挿入部を挿入するだけで調音パネルを設置可能であるから、調音パネルの設置が容易となる。
本発明の好適な態様において、挿入部は、管体に挿入された状態で当該管体における開口に通じる空間に連通する管状である。挿入部が管状ではなく中実である構成においては、中実の挿入部が管体に挿入されることで、開口の下方側の距離が短縮される。したがって、開口の下方側の区間における共鳴周波数が変化し、音響部材を単体で利用する場合(挿入部を挿入しない場合)と比較して調音特性が変化する。これに対して、挿入部を管状とした構成によれば、挿入部が管体に挿入された状態においても、開口の下方側の距離が変化しない。したがって、本発明の構成によれば、挿入部が中実である構成と比較して、挿入部に起因した調音特性の変化を抑制できるという利点がある。
本発明の好適な態様において、台座は、スピーカーが載置される載置面から突起して当該スピーカーの前面に当接するガイドを備える。以上の構成によれば、台座と音響部材との距離が支持部によって規定され、さらにガイドを追加する構成によりスピーカーの前面と音響部材との距離も定まる。したがって、スピーカーの前面と音響部材とを適切な距離に容易に維持することが可能である。
本発明の好適な態様において、支持部は、台座と音響部材との距離を調整可能なように、音響部材を支持する。以上の構成によれば、台座と音響部材との距離を調整可能であるから、スピーカーの前面と音響部材との距離を最適距離に設定することが可能となる。「最適距離」としては、当該スピーカー台の設計者等によって予め指定された距離やスピーカー台の利用者が経験的に定めた距離が採用され得る。
本発明の好適な態様において、支持部は、台座に対する音響部材の姿勢を調整可能なように、音響部材を支持する。スピーカーの前面(音響の放射面)に対する音響部材の姿勢に応じて、スピーカーから放射されて音響部材に到達し反射する音響の方向は変化する。すなわち、スピーカーの前面に対する音響部材の姿勢に応じて異なる調音効果が得られる。以上の構成では、支持部は、台座に対する音響部材の姿勢を調整可能なように音響部材を支持するから、音響部材による調音効果を容易に調整できるという利点がある。
本発明の好適な態様において、支持部は、台座の側面部のうち、台座が設置される設置面から離間した位置に設置される。以上の構成によれば、音響部材が床面から離間した位置に設置されるから、支持部や音響部材の下端部と設置面との間に空間が形成される。したがって、音響部材の下端辺と設置面とが密着する構成と比較して、支持部や音響部材の下端部と設置面との間の空間にケーブルを引き回すことができるという利点がある。また、ケーブルを配設するための空間を別途設ける必要がないので省スペース化が実現される。
なお、本発明に係るスピーカー台に設置される音響部材は、スピーカーから放射される音響で形成される音場の制御(調音,吸音,反射)に利用される部材(音場制御用の音響部材)として包括的に表現され、音響部材の具体的な形態(形状や構造)は任意である。調音パネルのほか、音響を吸収する吸音板(例えばグラスウールパネル等の多孔質平板)や音響を反射する反射板等の音響部材をスピーカー台に設置することも可能である。また、支持部の構成は、音響部材の形態に応じて適宜変更され得る。
本発明の第1実施形態に係るスピーカー台にスピーカーおよび調音パネルが設置された様子を示す斜視図である。 図1のII−II線の断面図である。 スピーカー台における台座と支持部との接続部分を示す斜視図である。 スピーカー台と調音パネルの接続関係の説明図である。 本発明の第2実施形態に係るスピーカー台の挿入部の説明図である。 本発明の第3実施形態に係るスピーカー台にスピーカーおよび調音パネルが設置された様子を示す斜視図である。 図6のVII−VII線の断面図である。 第4実施形態に係るスピーカー台の断面図である。 本発明の第5実施形態に係るスピーカー台の台座と支持部との接続部分を示す斜視図である。 本発明の第5実施形態に係るスピーカー台の断面図である。 本発明の第6実施形態に係るスピーカー台の平面図である。 変形例に係るスピーカー台に調音パネルが設置された様子を示す斜視図である。 変形例に係るスピーカー台の斜視図である。
<第1実施形態>
図1は、本発明の第1実施形態に係るスピーカー台100にスピーカーSおよび調音パネルPが設置された様子を示す斜視図であり、図2は、図1のII−II線の断面図である。
第1実施形態に係るスピーカー台100は、スピーカーSが載置される台座10と、台座10に固定されて調音パネルPを支持する支持部11とを具備する構造体である。台座10は、載置面10Tを含む略直方体状の構造体である。図1および図2に示されるように、台座10の載置面10TにスピーカーSが載置された状態において、スピーカーSの背面Sb側(音響が放射される放射面とは反対側の面)に調音パネルPが設置される。図2に示されるように、支持部11は、台座10のうち、スピーカーSの背面Sb側の側面部10Sとの間で間隔d1を空けて調音パネルPを支持することにより、スピーカーSの背面Sbに対して間隔d2(d2≧d1)を空けて対向するように調音パネルPを支持する。図1に図示される通り、載置面10Tを包含するX-Z平面と載置面10Tに垂直なY方向とを想定する。Y方向は鉛直方向の上方に相当する。
スピーカーSは、筐体(エンクロージャ)20とスピーカーユニット21Aおよび21Bとを具備し、外部装置(図示略)から供給される音響信号に応じた音響を放射する音響装置(例えばモニタースピーカー)である。スピーカーユニット21Aおよび21Bは、相異なる周波数帯域の音響を放射する放音体であり、Y方向(鉛直方向)に沿って配列する。スピーカーSの前面(放射面)Sfから放射された音響はスピーカーSの背面Sb側に回折して調音パネルPに到達する。
図1および図2から理解されるように、調音パネルPは、複数の管体pを平面状に並列した構造体である。各管体pには、軸方向(Y軸方向)の相異なる位置に開口rが形成されており、調音パネルPは、各管体pの開口rが位置する側の面(以下「調音面」という)Psに到達した音響を、各管体pの開口rの両側の管部にて相異なる2種類の周波数で共鳴させることで、開口r付近にて散乱および吸音する効果(調音効果)を実現する。スピーカー台100の支持部11は、調音パネルPのうち調音面Psがスピーカーの背面Sbに対向するように調音パネルPを支持する。調音パネルPがこのように支持されることで、スピーカーSの前面Sfから放射された音響は、スピーカーSの背面Sb側に回折して調音パネルPの調音面Psに到達し、充分な調音効果が奏される。
図3は台座10と支持部11との接続部分を拡大した斜視図であり、図4はスピーカー台100と調音パネルPとの接続関係の説明図である。図3および図4から理解されるように、台座10の側面部10Sには2個の支持部11が形成される。各支持部11は、側面部10Sから水平方向(載置面10Tに平行なX方向)に突出する基礎部11Aと、基礎部11Aの端部から鉛直方向(Y方向)に伸びる中実柱状の挿入部11Bとを有し、各挿入部11Bが調音パネルPのうち2本の管体(図4の例示では左方から第3番目および第7番目の各管体p)の下方の各開口端pEにそれぞれ挿入されることにより調音パネルPを支持する。この構成によれば、調音パネルPの管体pに挿入部11Bを挿入するだけで調音パネルPが設置可能であるから、調音パネルPの着脱が容易となる。
以上の構成では、スピーカーSが載置される台座10に固定された支持部11に調音パネルPが支持される。したがって、スピーカーSが配置される音響空間の壁面に調音パネルPを設置する場合と比較して調音パネルPを容易に設置可能である。例えば、調音パネルPを音響空間の壁面等に固定する場合の問題(例えば、壁面の損傷)も回避される。スピーカーSと調音パネルPとの位置関係を維持しながらスピーカーSおよび調音パネルPを移動できるという利点もある。
また、本実施形態に係るスピーカー台100では、調音パネルPはスピーカーSの背面Sbに間隔を空けて設置される。スピーカーSの背面Sbに調音パネルPを密着させる構成(以下「対比例」という)では、スピーカーSの前面と調音パネルPとの距離がスピーカーSの奥行方向の寸法に制限され、スピーカーSの前面Sfと調音パネルPとを最適な距離に設置できない可能性がある。第1実施形態では、スピーカーSの背面Sbに間隔を空けて対向するように支持部11が調音パネルPを支持するから、スピーカーSの寸法に関わらず、スピーカーSの前面Sfと調音パネルPの調音面Psとを最適な距離に調整することが可能である。また、対比例では、スピーカーSから放射される音響が、調音パネルPのうちスピーカーSの背面Sbと重なる領域に到達しない。これに対して本実施形態においては、調音パネルPがスピーカーSの背面Sbに間隔を空けて設置されるから、スピーカーSから放射される音響は調音パネルPの調音面Psの全面に到達する。したがって、調音パネルPの調音面Psのうちスピーカーからの音響が到達する領域の面積が対比例と比較して増大し、ひいては充分な調音効果が実現されるという利点がある。また、各管体pにおける開口rがsスピーカーSの背面Sbによって塞がれないから、調音パネルPが有効に機能するという利点もある。
<第2実施形態>
次に、本発明の第2実施形態について説明する。なお、以下に例示する各形態において作用や機能が第1実施形態と同様である要素については、第1実施形態の説明で参照した符号を流用して各々の詳細な説明を適宜に省略する。
図5(B)は、本発明の第2実施形態に係るスピーカー台100の挿入部11Bの説明図であり、図5(A)は、第1実施形態に係る挿入部11Bの構成を対比例として示す図である。図5(A)に示すように、第1実施形態では挿入部11Bが中実である。これに対し、図5(B)に示すように、第2実施形態では、挿入部11Bは管状である。したがって、挿入部11Bの管内は、挿入部11Bが管体pに挿入された状態で、管体pにおける開口rに通じる空間Vに連通する。
第2実施形態においても第1実施形態と同様の作用および効果が奏される。また、第2実施形態では、挿入部11Bが管状に形成されるから、以下に詳述する通り、調音パネルPの調音効果に対する挿入部11Bの影響が低減されるという利点がある。
上述したように、調音パネルPの各管体pでは開口rの両側の管部において音響を2つの異なる周波数で共鳴させる(すなわち、開口rを挟んだ両側が管共鳴器として機能する)が、共鳴周波数は開口rの両側の管部における距離(図5(A)の例では距離L1およびL2、図5(B)の例では距離L3およびL4)に依存する。
図5(A)に示す第1実施形態の構成では、中実の挿入部11Bが管体pに挿入されることで、開口rの下方側の距離がL0からL2に短縮される。したがって、管体pのうち開口rの下方側の区間における共鳴周波数が高くなり、調音パネルPを単体で利用する場合(挿入部11Bを挿入しない場合)と比較して調音特性が変化する。これに対して、図5(B)に例示した第2実施形態では、挿入部11Bの管内が管体pの内部の空間Vに連通するから、管体pのうち開口rの下方側の区間の距離L4は、挿入部11Bの挿入の有無によっては変化しない(L0=L4)。すなわち、挿入部11Bが共鳴管の一部として機能するため、管体pのうち開口rの下方側の区間における共鳴周波数は高くならず、低い周波数での共鳴管としての機能が維持される。したがって、図5(B)の構成では、対比例と比較して、挿入部11Bに起因した調音特性の変化を抑制できるという利点がある。
<第3実施形態>
図6は、本発明の第3実施形態に係るスピーカー台100にスピーカーSおよび調音パネルPが設置された様子を示す斜視図であり、図7は、図6のVII−VII線の断面図である。図6および図7に示されるように、第3実施形態に係るスピーカー台100は、台座10が、載置面10Tから突起してスピーカーSの前面Sfに当接するガイドGを備える点で第1実施形態とは相違する。図7に例示されたガイドGは、X方向に延在する帯状の突起部である。以上の構成では、スピーカーSの前面Sfの下方端がガイドGに当接した状態でスピーカーSが台座10に載置されると、台座10におけるスピーカーSの設置位置(Z方向における位置)が確定する。
本実施形態においても第1実施形態と同様の作用および効果が奏される。また、台座10と調音パネルPとの距離d1が支持部11によって規定され、さらにガイドGを追加する構成によりスピーカーSの前面Sfと調音パネルPとの距離d3も定まる。したがって、スピーカーSの前面Sfと調音パネルPの調音面Psとを適切な距離に容易に維持することが可能である。
<第4実施形態>
図8は、本発明の第4実施形態に係るスピーカー台100の断面図(図2に対応する断面図)である。図8から理解されるように、第4実施形態に係るスピーカー台100は、支持部11が、台座10と調音パネルPとの距離d1を調整可能なように調音パネルPを支持する点で第1実施形態と相違する。具体的には、図8に示されるように、本実施形態に係る台座10のうち背面側の側面部10Sには、各支持部11の基礎部11Aが挿入される挿入口(スライドガイド)SGが形成される。挿入口SGは、基礎部11Aの上面および下面に接触する平坦な接触面を有する開口である。挿入口SGに対する基礎部11Aの挿入の深さは調整可能である。すなわち、基礎部11Aは、スピーカーSの前後方向(すなわち、Z方向)にスライド可能に支持される。
本実施形態においても第1実施形態と同様の作用および効果が奏される。また、第4実施形態によれば、台座10の背面側の側面部10Sと調音パネルPとの距離d1、ひいては、スピーカーSの前面Sfと調音パネルPの調音面Psとの距離を最適距離に設定することが可能となる。「最適距離」としては、スピーカーSや調音パネルPの調音特性やスピーカーSが設置される音響空間の広さ等に応じて、スピーカー台100の設計者等によって予め指定された距離や、スピーカー台100の利用者が経験的に定めた距離などが採用され得る。
以上においては、支持部11の基礎部11Aがスライド可能な構成を例示したが、基礎部11Aの長さが異なる複数種類の支持部11を用意しておき、所望の長さの基礎部11Aを有する支持部11を選択的に挿入口SGに挿入し、基礎部11Aの先端を挿入口SGの最奥部に当接させた構成も好適である。この構成によれば、基礎部11Aの先端が挿入口SGの最奥部に当接するから、挿入口SGに対する基礎部11Aの挿入の深さに応じて距離d1を調整する構成と比較して、台座10の側面部10Sと支持部11との距離d1を所望の距離に維持し易いという利点がある。
<第5実施形態>
図9は、本発明の第5実施形態に係るスピーカー台100の台座10と支持部11との接続部分を示す斜視図であり、図10は、スピーカー台100の断面図(図2に対応する断面図)である。
図9および図10に示されるように、第5実施形態におけるスピーカー台100は、支持部11が、台座10の側面部10Sのうち、台座10が設置される設置面(例えば音響空間の床面)Fから離間した位置に設置される点で第1実施形態と相違する。図示されるように、支持部11の基礎部11Aは、台座10の設置面Fから高さHだけY方向に離間した位置に設置される。
本実施形態においても第1実施形態と同様の作用および効果が奏される。また、スピーカー台100の周辺には、スピーカーSのケーブルをはじめ、その他の周辺機器のケーブルが多数配設されることが想定される。第5実施形態によれば、設置面Fから離間した位置に支持部11(基礎部11A)が設置されるから、調音パネルPの下端辺と設置面Fとが密着する構成(第1実施形態)と比較して、基礎部11Aや調音パネルPの下端部と設置面Fとの間の空間にケーブルを引き回すことができるという利点がある。また、調音パネルPの下端辺と設置面Fとの間に空間がない場合には、調音パネルPの脇などにケーブルを配設するスペースを余分に確保する必要がある。これに対し、本実施形態の構成によれば、ケーブルが調音パネルPの下方の空間に配置されるから、省スペース化が実現されるという利点がある。
以上においては、台座10の側面部10Sのうち、設置面Fから離間した位置に支持部11を設置する構成を示したが、以上の構成に代えて(またはこの構成とともに)、調音パネルPの一部(例えば下端部の一部)に切欠を形成した構造を採用することも可能である。以上の構成では、スピーカーSのケーブルを調音パネルPの前面側から背面側に(または逆方向に)切欠を介して容易に引き回すことが可能である。
<第6実施形態>
図11は、第6実施形態に係るスピーカー台100の平面図である。図11に示されるように、本実施形態のスピーカー台100は、支持部11が、台座10に対する調音パネルPの角度θを調整可能なように調音パネルPを支持する点で第1実施形態と相違する。
具体的には、本実施形態のスピーカー台100の各支持部11は、相互に別体に形成されて係合または分離される基礎部11Aおよび挿入部11Bを有する。基礎部11Aは、第1実施形態と同様に台座10の背面側の側面部10Sに固定され、挿入部11Bは、基礎部11Aの先端部に回転可能に係合する。以上の構成において、図11に例示される通り、調音パネルPに挿入された2個の支持部11のうち一方の支持部11における挿入部11Bが基礎部11Aから取り外され、他方の支持部11の挿入部11Bを回転軸として調音パネルPが回転されることで、台座10(ひいてはスピーカーSの前面Sf)に対する調音パネルPの角度θを調整可能である。スピーカーSの前面Sfに対する調音パネルPの角度θが変わると、スピーカーSから放射されて調音パネルPに到達し反射する音響の方向が変化する。すなわち、スピーカーSの前面Sfに対する調音パネルPの姿勢(角度)に応じて異なる調音効果が得られる。
第6実施形態においても第1実施形態と同様の効果が実現される。また、第6実施形態では、台座10に対する調音パネルPの角度θを調整可能なように支持部11が調音パネルPを支持するから、調音パネルPによる調音効果を容易に調整できるという利点がある。
また、図11においては、調音パネルPの角度θを変化させる構成を例示したが、以上の構成に代えて(またはこの構成とともに)、図12に例示されように、スピーカーSが載置される回転盤10Rを台座10の載置面10Tに設置した構成も採用され得る。回転盤10Rは、スピーカーSが上面に載置された状態で載置面10Tに平行な面内で回転可能である。したがって、回転盤10Rを適宜に回転させることで、調音パネルPに対するスピーカーSの角度(前面Sfの角度)を調整することが可能である。図12の構成によれば、スピーカーSを回転するだけでスピーカーSの前面Sfと調音パネルPと角度を変更できるから、調音パネルPを回転させる図11の構成と比較して省スペースであるとともに、角度θの調整が容易であるという利点がある。
<変形例>
以上の各形態は多様に変形され得る。具体的な変形の態様を以下に例示する。以下の例示から任意に選択された2以上の態様は適宜に併合され得る。
(1)第1実施形態から第6実施形態を適宜に組合せた構成も採用される。例えば、支持部11がスライド可能な構成(図8)や支持部11が設置面Fから離間した位置に設置される構成(図9および図10)、台座10と調音パネルPとの角度を調整可能とする構成(図11および図12)を第2実施形態や第3実施形態に採用してもよい。
(2)前述の各形態では、調音効果を有する調音パネルPを取り付け可能なスピーカー台100を例示したが、スピーカー台100に設置される音響部材は調音パネルPに限定されない。例えば、音響を吸収する吸音板(例えばグラスウールパネル等の多孔質平板)や音響を反射する反射板等の音響部材をスピーカー台100に設置することも可能である。以上の例示から理解される通り、スピーカー台100に設置される音響部材は、スピーカーSから放射される音響で形成される音場の制御(調音,吸音,反射)に利用される部材(音場制御用の音響部材)として包括的に表現され、音響部材の具体的な形態(形状や構造)は任意である。支持部11の構成は、音響部材の形態に応じて適宜変更され得る。例えば、反射板や吸音板を音響部材として支持する構成では、音響部材を両面側から挟み込む構造の支持部11が好適に採用される。
(3)上記各実施形態および各変形例で例示した構成は、スタンド状のスピーカー台100としても構成され得る。図13は、図1に示すスピーカー台100をスタンド状のスピーカー台100として構成した例を示す。図13のスピーカー台100は、台座10の底面部から鉛直方向下方に延在して台座10を支持する支柱30と、支柱30のうち台座10とは反対側の端部に固定された底板40とを備える。図示されるように、台座10にはスピーカーSが載置され、台座10の背面側の側面10Sには調音パネルPを支持する支持部11(図13では不図示)が固定される。図1に例示した構成では、受聴位置に対応する高さにスピーカーSを位置させるために例えば机上などにスピーカー台100を設置する。これに対して、図13に示す構成によれば、支柱30の高さを適宜に設定することでスピーカーSが設置される高さが受聴位置に予め設定可能となり、図1に示す構成と比較として、スピーカーSおよび音響部材の設置がさらに容易化される。
100……スピーカー台、10……台座、10T……載置面、10S……側面部、11……支持部、11A……基礎部、11B……挿入部、20……筐体、21A,21B……スピーカーユニット、30……支柱、40……底板、F……設置面、G……ガイド、S……スピーカー、Sf……スピーカーの前面、Sb……スピーカーの背面、P……調音パネル,Ps……調音面、V……空間、p……管体、pE……開口端、r……開口。

Claims (5)

  1. スピーカーが載置される台座と、
    前記台座に固定され、前記スピーカーの背面に間隔を空けて対向するように音場制御用の音響部材を支持する支持部と
    を具備するスピーカー台。
  2. 前記音響部材は、軸方向の相異なる位置に開口が形成された複数の管体を平面状に並列した調音パネルであり、
    前記支持部は、前記調音パネルのうち前記各管体の開口が位置する調音面が前記スピーカーの背面に間隔を空けて対向するように当該調音パネルを支持する
    請求項1のスピーカー台。
  3. 前記支持部は、前記複数の管体の少なくともひとつの開口端に挿入される挿入部を有する
    請求項2のスピーカー台。
  4. 前記挿入部は、前記管体に挿入された状態で当該管体における開口に通じる空間に連通する管状である
    請求項3のスピーカー台。
  5. 前記台座は、前記スピーカーが載置される載置面から突起して当該スピーカーの前面に当接するガイドを備える
    請求項1から請求項4の何れかのスピーカー台。
JP2014023049A 2014-02-10 2014-02-10 スピーカー台 Pending JP2015149692A (ja)

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