JP2015149532A - 管理装置、管理方法、および管理プログラム - Google Patents

管理装置、管理方法、および管理プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】プロトコル変換を行う装置の過負荷を抑止する。【解決手段】第1のプロトコルで通信される第1のネットワーク1と、第2のプロトコルで通信される第2のネットワーク2との間に、複数の中継装置3〜5が設けられている。中継装置3〜5のいずれもが、第1のプロトコルと第2のプロトコルとの間のプロトコル変換を伴う通信の中継を実行可能である。管理装置10は、決定手段13と指示手段14とを有する。決定手段13は、複数の中継装置3〜5それぞれの性能に関する情報に基づいて、プロトコル変換を実行させる中継装置を決定する。指示手段14は、決定した中継装置に対して、プロトコル変換の実行を指示する。【選択図】図1

Description

本発明は、プロトコル変換を行う中継装置を管理する管理装置、管理方法、および管理プログラムに関する。
情報通信技術の発展に伴い、ネットワークの通信に使用している通信プロトコルを、技術的に優れた新たな通信プロトコルに変更する場合がある。例えば、IP(Internet Protocol)v4ではアドレス数が不足するおそれがあるため、通信プロトコルをアドレス空間が拡張されたIPv6に変更することがある。
大規模なネットワークにおいて、ネットワークの通信プロトコルを変更する場合、接続されているすべての機器を同時に入れ換えるのは困難である。そのため、少しずつ最新の通信プロトコル対応の機器に置き換えられる。この場合、ネットワーク上に、IPv4で通信する領域とIPv6で通信する領域とが混在する。そこでIPv4で通信する領域とIPv6で通信する領域との境界に、トランスレータと呼ばれるルータが設けられる。トランスレータは、IPv4とIPv6との両方のプロトコルで通信可能である。そしてトランスレータは、IPv4で通信する領域とIPv6で通信する領域とを跨がって転送される通信パケットを、IPv4形式からIPv6形式へ、またはIPv6形式からIPv4形式へ変換する。このようなプロトコルの変換は、ネットワーク層で実施される。
なおネットワークの構成が複雑になると、通信効率が低下することがある。そこで通信の効率化のためのさまざまな技術が考えられている。
特開2007−274520号公報 特開2005−130287号公報 特開2005−57356号公報 国際公開第2007/116995号
しかし、プロトコル変換を行うトランスレータでの過負荷を抑止させるための有効な技術は、まだ考えられていない。
すなわち、トランスレータはIPv4とIPv6との間のパケットのプロトコル変換を行うため、プロトコル変換を行わないルータに比べ過負荷になりやすい。トランスレータが過負荷になったとき、トランスレータとしての機能を負荷の低いルータに移すことで、トランスレータの過負荷によるネットワークの通信効率の低下を抑止できる。ところが、現状ではプロトコル変換をするルータの変更は、手作業で行われている。例えばネットワークのトポロジ変更時に、管理者がルータ用のコマンドで手動により、プロトコル変換をするルータの設定を変更している。このような手動での設定変更は、複数のルータに対して行われるため、保守工数が多くなり、作業に時間がかかる。しかも手動設定では、プロトコル変換を行うことが可能なルータが複数あるときに、どのルータをトランスレータとするのかを管理者が判断することになる。このとき、トランスレータでの過負荷を解消させるために、トランスレータとして適切なルータを、管理者が正しく判断するのは困難である。
1つの側面では、本件は、プロトコル変換を行う装置の過負荷を抑止することを目的とする。
1つの案では、決定手段と指示手段とを有する管理装置が提供される。決定手段は、第1のプロトコルで通信される第1のネットワークと、第2のプロトコルで通信される第2のネットワークとの間に複数の中継装置が設けられ、複数の中継装置のいずれもが、第1のプロトコルと第2のプロトコルとの間のプロトコル変換を実行可能であるとき、複数の中継装置それぞれの性能に関する情報に基づいて、プロトコル変換を実行させる中継装置を決定する。指示手段は、決定した該中継装置に対して、プロトコル変換の実行を指示する。
1態様によれば、プロトコル変換を行う装置の過負荷を抑止することができる。
第1の実施の形態に係るシステムの構成例を示す図である。 第2の実施の形態のシステム構成例を示す図である。 管理ノードのハードウェアの一構成例を示す図である。 管理ノードによる中継ノードの管理状況を示すブロック図である。 プロトコル変換を説明する図である。 第2の実施の形態でのトランスレータ変更前のネットワーク環境を示す図である。 第2の実施の形態でのトランスレータ変更後のネットワーク環境を示す図である。 第2の実施の形態の管理ノードの機能を示すブロック図である。 性能順位表の一例を示す図である。 経路管理表の一例を示す図である。 トランスレータ変更処理の手順の一例を示すフローチャートである。 性能順位表ソート処理の手順の一例を示すフローチャートである。 性能順位表のソート例を示す図である。 トランスレータの変更例を示す図である。 性能順位表の更新例を示す図である。 経路管理表の更新例を示す図である。 第3の実施の形態でのトランスレータ変更前のネットワーク環境を示す図である。 第3の実施の形態でのトランスレータ変更後のネットワーク環境を示す図である。 第3の実施の形態の管理ノードの機能を示すブロック図である。 余力性能順位表の一例を示す図である。 経路管理表の一例を示す図である。 トランスレータ変更処理の手順の一例を示すフローチャートである。 余力性能順位表作成処理の手順の一例を示すフローチャートである。 余力性能順位表のソート例を示す図である。 切り換え制御指示処理の手順を示すフローチャートである。 切り換え制御指示の一例を示す図である。 余力性能順位表の更新例を示す図である。 経路管理表の更新例を示す図である。
以下、本実施の形態について図面を参照して説明する。なお各実施の形態は、矛盾のない範囲で複数の実施の形態を組み合わせて実施することができる。
〔第1の実施の形態〕
図1は、第1の実施の形態に係るシステムの構成例を示す図である。第1のプロトコルで通信される第1のネットワーク1と、第2のプロトコルで通信される第2のネットワーク2との間に、通信を中継する複数の中継装置3〜5が設けられている。複数の中継装置3〜5は、第1のプロトコルと第2のプロトコルとの間の通信に関するプロトコル変換を実行可能である。すなわち複数の中継装置3〜5は、第1のプロトコルに従った形式のパケットを第2のプロトコルに従った形式に変換できると共に、第2のプロトコルに従った形式のパケットを第1のプロトコルに従った形式に変換できる。なおプロトコル変換には、第1のプロトコルで通信するためのアドレスと、第2のプロトコルで通信するためのアドレスとの相互の変換も含まれる。
管理装置10は、複数の中継装置3〜5を管理し、適切な中継装置にプロトコル変換を行わせる。そのために管理装置10は、収集手段11、記憶手段12、決定手段13、および指示手段14を有する。
収集手段11は、複数の中継装置3〜5それぞれから、性能に関する情報を収集する。性能に関する情報としては、例えば転送しているパケット数、CPU使用率、廃棄パケット率などがある。なお廃棄パケット率は、転送対象として受信したパケットのうち、転送せずに廃棄したパケットの割合である。収集した情報に基づいて、中継装置の最大の性能や、余裕性能を見積もることができる。例えば、中継装置が転送しているパケット数が多いほど、その中継装置が高性能である。また中継装置のCPU使用率が低いほど、その中継装置の余裕性能が大きい。また中継装置の廃棄パケット率が少ないほど、その中継装置の余力性能が多い。収集手段11は、収集した情報を、記憶手段12に格納する。
記憶手段12は、複数の中継装置3〜5それぞれの性能情報を記憶する。また記憶手段12には、複数の中継装置3〜5それぞれについて、プロトコル変換を行っているかどうかを示す情報を記憶する。
決定手段13は、記憶手段12を参照し、複数の中継装置3〜5それぞれの性能に関する情報に基づいて、プロトコル変換を実行させる中継装置を決定する。例えば決定手段13は、性能の最も高い中継装置を、プロトコル変換を実行させる中継装置に決定する。また決定手段13は、性能の余力が最も多い中継装置を、プロトコル変換を実行させる中継装置に決定してもよい。性能の余力に基づいてプロトコル変換を実行させる中継装置を決定する場合、決定手段13は、例えば、記憶手段12に格納されている性能に関する情報に基づいて、複数の中継装置の性能の余力を計算する。
なおプロトコル変換を実行する中継装置の決定は、例えば中継装置の追加または除去があった場合や、プロトコル変換を現在実行している中継装置が過負荷となり、その中継装置を経由した通信の遅延が、ネットワーク全体のボトルネックとなっている場合がある。プロトコル変換を現在実行している中継装置が過負荷の場合は、決定手段13は、例えばプロトコル変換を現在実行している中継装置に隣接する中継装置の中から、プロトコル変換を今後実行する中継装置を決定する。
指示手段14は、プロトコル変換を実行させる中継装置に対して、プロトコル変換の実行を指示する。また指示手段14は、プロトコル変換を現在実行している中継装置に対して、プロトコル変換の停止を指示することもできる。
このようなシステムにおいて、例えば識別番号「1」の中継装置3がプロトコル変換を行っているときに、中継装置3の過負荷により、中継装置3を経由する通信が、ネットワーク全体の処理のボトルネックになっている場合を想定する。この場合、管理装置10では、例えば収集手段11によって、複数の中継装置3〜5それぞれの性能に関する情報が収集される。収集された情報は、記憶手段12に設定される。なおカタログなどにより、システムの管理者が複数の中継装置3〜5の性能に関する情報を事前に把握している場合、複数の中継装置3〜5それぞれの性能に関する情報を、管理者が管理装置10に手入力してもよい。
複数の中継装置3〜5それぞれの性能に関する情報が記憶手段12に設定されると、決定手段13により、新たにプロトコル変換を実行させる中継装置が決定される。図1の例では識別番号「3」の中継装置5の方が、識別番号「2」の中継装置4よりも余力の性能が高いものとする。この場合、決定手段13は、中継装置5を、新たにプロトコル変換を実行させる中継装置に決定する。決定手段13は、決定した中継装置5の識別番号「3」を指示手段14に通知する。すると指示手段14は、中継装置5に対して、プロトコル変換の開始を指示すると共に、中継装置3に対して、プロトコル変換の停止を指示する。
このようにして、プロトコル変換を行う装置を自動で変更可能となる。すなわちプロトコル変換を実行可能な中継装置が複数存在する場合、通信の効率化のために適切な中継装置を選択し、その中継装置にプロトコル変換を実行させることが可能となる。その結果、プロトコル変換を行う中継装置が過負荷となることが抑止され、ネットワーク上の通信のスループットが向上する。
なお指示手段14は、プロトコル変換を現在実行している中継装置とは別の中継装置が、プロトコル変換を実行する中継装置として決定された場合、一時的に複数の中継装置がプロトコル変換を行うように指示を行ってもよい。例えば指示手段14は、プロトコル変換を新たに実行させる移管先の中継装置に対して、一部の通信に関するプロトコル変換を行うように指示する。また指示手段14は、プロトコル変換を現在実行している移管元の中継装置に対して、移管先の中継装置で変換しない通信に関するプロトコル変換を行うように指示する。
複数の中継装置で分担してプロトコル変換を行っているとき、移管先の中継装置の性能が、所定値以上低下していない場合、指示手段14は、移管先の中継装置に対して、すべての通信に関するプロトコル変換を行うように指示する。また指示手段14は、移管元の中継装置に対して、プロトコル変換を停止するように指示する。
逆に、複数の中継装置で分担してプロトコル変換を行っているとき、移管先の中継装置の性能が、所定値以上低下している場合、指示手段14は、移管元の中継装置に対して、すべての通信に関するプロトコル変換を行うように指示する。また指示手段14は、移管先の中継装置に対して、プロトコル変換を停止するように指示する。
このように、一時的に複数の中継装置でプロトコル変換処理を分担して実行することで、通信効率が改善する場合にのみ、プロトコル変換を実行する中継装置を変更することができる。換言すると、移管先として特定した中継装置に、すべての通信のプロトコル変換を行わせると、移管先の中継装置が過負荷になってしまうような場合には、プロトコル変換処理の移管を取りやめることができる。これにより、プロトコル変換を行う中継装置の変更によって、かえって通信効率が劣化してしまう事態の発生が抑止される。
なお、収集手段11、決定手段13、および指示手段14は、例えば管理装置10が有するプロセッサにより実現することができる。また、記憶手段12は、例えば管理装置10が有するメモリにより実現することができる。また、図1に示した各要素間を接続する線は通信経路の一部を示すものであり、図示した通信経路以外の通信経路も設定可能である。
〔第2の実施の形態〕
次に第2の実施の形態について説明する。IPv4とIPv6とを混在させたネットワークシステムにおいて、トランスレータとして機能するノードを自動で変更するものである。
図2は、第2の実施の形態のシステム構成例を示す図である。ネットワークは、複数のエンドノード31〜33と複数の中継ノード41〜46とを有している。エンドノード31〜33は、例えば通信の終端となるコンピュータまたはその他の通信機器である。中継ノード41〜46は、例えばパケットを中継するルータまたはL3スイッチである。中継ノード41は、IPv4形式のパケットのみ中継することができる。中継ノード42は、IPv6形式のパケットのみ中継することができる。中継ノード43〜46は、IPv4とIPv6の両方の形式のパケットを中継できるデュアルスタックノードである。デュアルスタックノードである中継ノード43〜46は、IPv4とIPv6との間のプロトコル変換を行うトランスレータとして動作することができる。
中継ノード41〜46には、ノード番号が付与されている。図2の例では、中継ノード41のノード番号は「1」、中継ノード42のノード番号は「2」、中継ノード43のノード番号は「3」、中継ノード44のノード番号は「4」、中継ノード45のノード番号は「5」、中継ノード46のノード番号は「6」である。
またネットワークには、ネットワーク全体を管理するための管理ノード100が接続されている。例えば管理ノード100は、中継ノード43〜46のうち、トランスレータとして動作させる中継ノードを決定し、決定した中継ノードに対してトランスレータとして動作するように指示する。管理ノード100は、例えば管理者が使用する端末装置などのコンピュータである。
なお図2に示したデュアルスタックの中継ノード43〜46は、図1に示した第1の実施の形態の中継装置3〜5の一例である。また図2に示した管理ノード100は、図1に示した第1の実施の形態の管理装置10の一例である。
第2の実施の形態では、トランスレータとして動作する中継ノードを、性能の高い中継ノードに流動的に移管して、ネットワーク全体のスループットを向上させる。すなわち、IPネットワークに用いられる複数の中継ノード41〜46は、IPv4/IPv6それぞれに対応できるかどうかや、性能などが相違する。性能は、例えば製造メーカ、製造時期、価格などによって異なる。ネットワーク内に性能の異なる中継ノード41〜46が多数あると、どの中継ノードをトランスレータとするのが適切なのかを管理者が判断するのが困難となる。そこで、第2の実施の形態では、最も高い性能をもっている中継ノードを管理ノード100が判断し、その中継ノードにプロトコル変換を行わせることで、ネットワーク全体の効率化(性能向上)を図る。
図3は、管理ノードのハードウェアの一構成例を示す図である。管理ノード100は、プロセッサ101によって装置全体が制御されている。プロセッサ101には、バス109を介してメモリ102と複数の周辺機器が接続されている。プロセッサ101は、マルチプロセッサであってもよい。プロセッサ101は、例えばCPU(Central Processing Unit)、MPU(Micro Processing Unit)、またはDSP(Digital Signal Processor)である。プロセッサ101がプログラムを実行することで実現する機能の少なくとも一部を、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、PLD(Programmable Logic Device)などの電子回路で実現してもよい。
メモリ102は、管理ノード100の主記憶装置として使用される。メモリ102には、プロセッサ101に実行させるOS(Operating System)のプログラムやアプリケーションプログラムの少なくとも一部が一時的に格納される。また、メモリ102には、プロセッサ101による処理に必要な各種データが格納される。メモリ102としては、例えばRAM(Random Access Memory)などの揮発性の半導体記憶装置が使用される。
バス109に接続されている周辺機器としては、HDD(Hard Disk Drive)103、グラフィック処理装置104、入力インタフェース105、光学ドライブ装置106、機器接続インタフェース107およびネットワークインタフェース108がある。
HDD103は、内蔵したディスクに対して、磁気的にデータの書き込みおよび読み出しを行う。HDD103は、管理ノード100の補助記憶装置として使用される。HDD103には、OSのプログラム、アプリケーションプログラム、および各種データが格納される。なお、補助記憶装置としては、フラッシュメモリなどの不揮発性の半導体記憶装置を使用することもできる。
グラフィック処理装置104には、モニタ21が接続されている。グラフィック処理装置104は、プロセッサ101からの命令に従って、画像をモニタ21の画面に表示させる。モニタ21としては、CRT(Cathode Ray Tube)を用いた表示装置や液晶表示装置などがある。
入力インタフェース105には、キーボード22とマウス23とが接続されている。入力インタフェース105は、キーボード22やマウス23から送られてくる信号をプロセッサ101に送信する。なお、マウス23は、ポインティングデバイスの一例であり、他のポインティングデバイスを使用することもできる。他のポインティングデバイスとしては、タッチパネル、タブレット、タッチパッド、トラックボールなどがある。
光学ドライブ装置106は、レーザ光などを利用して、光ディスク24に記録されたデータの読み取りを行う。光ディスク24は、光の反射によって読み取り可能なようにデータが記録された可搬型の記録媒体である。光ディスク24には、DVD(Digital Versatile Disc)、DVD−RAM、CD−ROM(Compact Disc Read Only Memory)、CD−R(Recordable)/RW(ReWritable)などがある。
機器接続インタフェース107は、管理ノード100に周辺機器を接続するための通信インタフェースである。例えば機器接続インタフェース107には、メモリ装置25やメモリリーダライタ26を接続することができる。メモリ装置25は、機器接続インタフェース107との通信機能を搭載した記録媒体である。メモリリーダライタ26は、メモリカード27へのデータの書き込み、またはメモリカード27からのデータの読み出しを行う装置である。メモリカード27は、カード型の記録媒体である。
ネットワークインタフェース108は、中継ノード45に接続されている。ネットワークインタフェース108は、中継ノード45を介して、他のノードとの間でデータの送受信を行う。
以上のようなハードウェア構成によって、第2の実施の形態の処理機能を実現することができる。なお、第1の実施の形態に示した装置も、図3に示した管理ノード100と同様のハードウェアにより実現することができる。
管理ノード100は、例えばコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されたプログラムを実行することにより、第2の実施の形態の処理機能を実現する。管理ノード100に実行させる処理内容を記述したプログラムは、様々な記録媒体に記録しておくことができる。例えば、管理ノード100に実行させるプログラムをHDD103に格納しておくことができる。プロセッサ101は、HDD103内のプログラムの少なくとも一部をメモリ102にロードし、プログラムを実行する。また管理ノード100に実行させるプログラムを、光ディスク24、メモリ装置25、メモリカード27などの可搬型記録媒体に記録しておくこともできる。可搬型記録媒体に格納されたプログラムは、例えばプロセッサ101からの制御により、HDD103にインストールされた後、実行可能となる。またプロセッサ101が、可搬型記録媒体から直接プログラムを読み出して実行することもできる。
このような管理ノード100により、デュアルスタックの中継ノード43〜46が一元管理される。
図4は、管理ノードによる中継ノードの管理状況を示すブロック図である。例えば管理ノード100は、各中継ノード43〜46にtelnetなどのコマンドでログインし、中継ノード43〜46それぞれの規格に従ったコマンドを、中継ノード43〜46に入力する。入力するコマンドには、トランスレータ(変換ノード)としての動作開始を指示するコマンド(変換開始コマンド)と、トランスレータとしての動作の終了を指示するコマンド(変換終了コマンド)とがある。中継ノード43〜46は、変換開始コマンドが入力されると、IPv4とIPv6との間のプロトコル変換を開始する。また中継ノード43〜46は、変換終了コマンドが入力されると、IPv4とIPv6との間のプロトコル変換を終了する。
図5は、プロトコル変換を説明する図である。図5の上段には、IPv4のプロトコルにおけるパケットのヘッダフォーマット(IPv4ヘッダフォーマット)51が示されている。図5の下段には、IPv6のプロトコルにおけるパケットのヘッダフォーマット(IPv6ヘッダフォーマット)52が示されている。
ここで、中継ノード44がトランスレータとして動作しているものとする。この場合、中継ノード44は、IPv4形式のパケットを受信すると、そのパケットのヘッダ形式をIPv6ヘッダフォーマット52に変換する。また中継ノード44は、IPv6形式のパケットを受信すると、そのパケットのヘッダ形式をIPv4ヘッダフォーマット51に変換する。
なお、図5に示すように、IPv4ヘッダフォーマット51では、アドレスのフィールドのサイズは32ビットであるが、IPv6ヘッダフォーマット52では、アドレスのフィールドのサイズは128ビットである。そのため、ヘッダフォーマットを変換する際には、アドレスも変換される。
アドレスの変換には、IPv4でのNAT(Network Address Translation)やIPマスカレードと同様の技術を用いることができる。例えば中継ノード44は、ヘッダの変換時に1個のIPv6アドレスに対して、1個のIPv4アドレスを割り当てる。IPv4アドレスとIPv6アドレスとの対応関係は、中継ノード44内で管理される。以後、中継ノード44は、IPv4のパケットまたはIPv6パケットを受信すると、アドレスの対応関係の情報を参照し、ヘッダ内の送信元アドレス(Source Address)や宛先アドレス(Destination Address)のアドレス変換を行う。
中継ノード44はIPv4のアドレスブロックをもたず、トランスレータ自身にアサインされている1つのIPv4アドレスを使用して、アドレスを変換することもできる。これは、IPマスカレードと同じ原理である。この方式では、TCP(Transmission Control Protocol)、UDP(User Datagram Protocol)のポート番号を任意のポート番号に変換するので、1つのIPv4アドレスを多数のIPv6のノードで共有することとなる。
なお、プロトコル変換の際に、パケットのヘッダだけでなく、データ部の変換を行う場合もある。例えばIPv4/IPv6のネットワーク上でSIP(Session Initiation Protocol)による通信を行っている場合がある。この場合、パケットのデータ部にSIPメッセージが含まれる。SIPメッセージにはIPv4またはIPv6のアドレスが含まれる。そこでトランスレータとして動作する中継ノードは、プロトコル変換の際に、データ部に含まれるIPv4またはIPv6のアドレスの変換も行う。
管理ノード100は、デュアルスタックの中継ノード43〜46のうち、できるだけ性能の高い中継ノードを、トランスレータとして動作させるように、中継ノード43〜46を制御する。図6,図7に、トランスレータとして動作させる中継ノードの変更例を示す。
図6は、第2の実施の形態でのトランスレータ変更前のネットワーク環境を示す図である。図6の例では、中継ノード44がトランスレータとして動作している。中継ノード44より左側は、IPv4により通信を行うネットワーク(IPv4ネットワーク)である。中継ノード44より右側は、IPv6により通信を行うネットワーク(IPv6ネットワーク)である。この場合、中継ノード44は、IPv4ネットワークとIPv6ネットワークとの間の境界ノードである。
このような通信環境において通信が行われているとき、中継ノード44の負荷が過大になると、中継ノード44でのパケットルーティングがボトルネックとなり、ネットワークの効率が低下する。図6の例では、中継ノード44以外にも、デュアルスタックの中継ノード43,45,46が存在する。この場合、性能に余裕のある他の中継ノードでプロトコル変換を行わせれば、中継ノード44の負荷を減らすことができる。
そこで、管理ノード100は、中継ノード43,45,46のうち、性能に余裕がある中継ノードを決定する。第2の実施の形態では、管理ノード100は、各中継ノード43〜46の性能情報に基づいて、性能の高い中継ノードほど性能に余裕があるものと判断する。
例えば、管理者は、管理ノード100に対して、中継ノード41〜46それぞれのカタログに記載された性能情報や、ノード間の接続関係を示す接続情報を入力する。管理ノード100は、中継ノード41〜46の性能情報と接続情報の入力を受け付ける。管理ノード100は、入力された性能情報と接続情報とを、データベースに格納する。
管理ノード100は、データベースの情報を基に、各中継ノードに対してコマンドを送信することで、他のノードとの通信の接続関係、トランスレータとしての動作状態の変更を指示する。例えば管理ノード100は、デュアルスタックノードであり、かつ現在の境界ノードに近く、最も性能が高い中継ノードに対して、IPv4/IPv6変換を実行するように指示する。
図7は、第2の実施の形態でのトランスレータ変更後のネットワーク環境を示す図である。トランスレータが中継ノード44から中継ノード45に変更されたことで、中継ノード45が境界ノードとなっている。トランスレータであった中継ノード44は、IPv4のネットワークの一部となっている。そして中継ノード44と中継ノード45との間はIPv4形式のパケットで通信される。
なお、中継ノード43〜46がそれぞれ異なるメーカ製の場合がある。メーカが異なれば、制御するためのコマンドも異なる。この場合、例えば管理ノード100に、中継ノードへの指示の、中継ノードのメーカごとのコマンドへの変換機能を実装する。これにより、中継ノードのベンダごとのコマンドの違いを吸収することができる。
次に、第2の実施の形態を実現するための管理ノード100の機能について説明する。
図8は、第2の実施の形態の管理ノードの機能を示すブロック図である。管理ノード100は、データベース110、情報設定部120、性能順ソート部130、トランスレータ決定部140、およびプロトコル変換指示部150を有する。
データベース110は、中継ノード41〜46の管理に使用する情報を記憶する。例えばデータベース110には、性能順位表111と経路管理表112とが記憶される。性能順位表111は、中継ノード41〜46を性能に応じて順位付けするのに利用するデータテーブルである。経路管理表112は、ネットワークの通信経路の管理に使用するデータテーブルである。データベース110は、例えばメモリ102、またはHDD103の記憶領域内に設けられる。
情報設定部120は、データベース110に性能情報や経路情報を設定する。例えば情報設定部120は、管理者から入力された性能情報を、データベース110内の性能順位表111に設定する。また情報設定部120は、管理者から入力された経路情報を、データベース110内の経路管理表112に設定する。
性能順ソート部130は、性能順位表111に設定された中継ノードを、性能順に並べ替える。例えば性能順ソート部130は、中継ノードを、性能が高い順に並べ替える。
トランスレータ決定部140は、トランスレータとして動作させる中継ノードを決定する。例えばトランスレータ決定部140は、性能が高いこと、現在の境界ノードに近いことなどを条件として、トランスレータとして動作させる中継ノードを決定する。
プロトコル変換指示部150は、トランスレータとして動作させる中継ノードに対して、プロトコル変換の実行を指示する。またプロトコル変換指示部150は、現在、トランスレータとして動作している中継ノードに対して、プロトコル変換の停止を指示する。
なお、図8に示した各要素間を接続する線は通信経路の一部を示すものであり、図示した通信経路以外の通信経路も設定可能である。また、図8に示した各要素の機能は、例えば、その要素に対応するプログラムモジュールをコンピュータに実行させることで実現することができる。
図8に示した要素のうち、データベース110は、図1に示した第1の実施の形態の記憶手段12の一例である。性能順ソート部130とトランスレータ決定部140とを合わせた機能は、図1に示した第1の実施の形態の決定手段13の一例である。プロトコル変換指示部150は、図1に示した第1の実施の形態の指示手段14の一例である。
次に、データベース110に登録されている情報について詳細に説明する。
図9は、性能順位表の一例を示す図である。性能順位表111には、ノード番号、スイッチング容量、および変換状況の欄が設けられている。ノード番号の欄には、中継ノードのノード番号が設定される。スイッチング容量の欄には、プロトコル変換実行時に、各中継ノードが単位時間当たりに中継できるデータ量(スイッチング容量)が設定される。変換状況の欄には、プロトコル変換を実施しているか否かを示す情報が設定される。プロトコル変換を実施している中継ノードの変換状況は「ON」であり、プロトコル変換を実施していない中継ノードの変換状況は「OFF」である。
なお、図9の例では、中継装置の性能を示す情報としてスイッチング容量が示されているが、他の情報を中継装置の性能として用いてもよい。例えば、中継装置の実装スロット数や、スロットあたりのスループットを、その中継装置の性能を示す情報としてもよい。これらの性能を示す情報は、例えば管理者が管理ノード100に対して手動で入力する。
図10は、経路管理表の一例を示す図である。経路管理表112には、ノード番号、ノード種別、隣接ノード、および変換状況の欄が設けられている。ノード番号の欄には、中継ノード41〜46のノード番号が設定される。ノード種別の欄には、中継ノードの種別が設定される。ノード種別には、「IPv4」、「IPv6」、および「デュアル」がある。ノード種別「IPv4」は、IPv4のプロトコルのパケットのみを中継できることを示す。ノード種別「IPv6」は、IPv6のプロトコルのパケットのみを中継できることを示す。ノード種別「デュアル」は、IPv4とIPv6との両方のプロトコルのパケットを中継できることを示す。隣接ノードの欄には、対応する中継ノードに対して、ネットワーク上で隣接する中継ノードのノード番号が設定される。変換状況の欄には、プロトコル変換を実施しているか否かを示す情報が設定される。
次に、管理ノード100における、トランスレータ変更処理の手順について説明する。
図11は、トランスレータ変更処理の手順の一例を示すフローチャートである。
[ステップS101]情報設定部120は、性能順位表111に対する変更を指示する入力があるか否かを判断する。性能順位表111に対する変更を指示する入力があると、情報設定部120は、その入力に従って性能順位表111を更新し、処理をステップS102に進める。性能順位表111に対する変更を指示する入力がなければ、トランスレータ変更処理が終了する。
[ステップS102]性能順ソート部130は、性能順位表111に設定されている中継ノードを、性能順でソートする。ソート処理の詳細は後述する(図12参照)。
[ステップS103]トランスレータ決定部140は、経路管理表112を参照し、プロトコル変換を移行可能な中継ノードのうち、性能順位表111において最上位の中継ノードを決定する。プロトコル変換を移行可能な中継ノードは、例えば現在のトランスレータである中継ノード(図6の例では中継ノード44)に隣接する中継ノード(図6の例では中継ノード43,45)である。現在のトランスレータである中継ノードに隣接する中継ノードは、経路管理表112の隣接ノードの欄を参照することで認識できる。
なお、隣接しない中継ノード(図6の例では中継ノード46)にトランスレータを変更すると、トランスレータがIPv4によるネットワークの終端ではなくなり、IPv4のパケットを受信できなくなってしまう。そのためトランスレータ決定部140は、現在、トランスレータとして動作している中継ノードに隣接する中継ノードの中から、今後トランスレータとして動作させる中継ノードを決定する。
[ステップS104]プロトコル変換指示部150は、今後トランスレータとして動作させる中継ノードに対して、プロトコル変換の実行を開始するように指示する。またプロトコル変換指示部150は、現在トランスレータとして動作している中継ノードに対して、プロトコル変換を終了するように指示する。
[ステップS105]プロトコル変換指示部150は、性能順位表111を更新する。例えばプロトコル変換指示部150は、性能順位表111内のプロトコル変換の実行を開始させた中継ノードの変換状況を、「ON」に変更する。またプロトコル変換指示部150は、性能順位表111内のプロトコル変換を終了させた中継ノードの変換状況を、「OFF」に変更する。
[ステップS106]プロトコル変換指示部150は、経路管理表112を更新する。例えばプロトコル変換指示部150は、経路管理表112内のプロトコル変換の実行を開始させた中継ノードの変換状況を、「ON」に変更する。またプロトコル変換指示部150は、経路管理表112内のプロトコル変換を終了させた中継ノードの変換状況を、「OFF」に変更する。さらにプロトコル変換指示部150は、トランスレータとして動作する中継ノードの変更に応じて、中継ノードの隣接ノードを変更する。
なお図11の例では、性能順位表が変更されたときにトランスレータ変更処理を実行しているが、他のタイミングでトランスレータ変更処理を実行してもよい。例えば性能順位表が変更された後、トランスレータの中継ノードの負荷が過大となったときにトランスレータ変更処理を実行してもよい。
図12は、性能順位表ソート処理の手順の一例を示すフローチャートである。
[ステップS111]性能順ソート部130は、性能順位表111に登録されている中継ノードを、スイッチング容量で降順にソートする。
[ステップS112]性能順ソート部130は、故障中の中継ノードがあるか否かを判断する。例えば性能順ソート部130は、管理対象の中継ノード41〜46それぞれが正常に動作しているかどうかを、pingなどのコマンドの送信により確認する。そして性能順ソート部130は、送信したコマンドに対して応答がない中継ノードを、故障中と判断する。故障中の中継ノードがあれば、処理がステップS113に進められる。故障中の中継ノードがなければ、性能順位表ソート処理が終了する。
[ステップS113]性能順ソート部130は、故障中の中継ノードを、性能順位表111の最下位に移動する。その後、性能順位表ソート処理が終了する。
このようにして性能順位表111がソートされる。
図13は、性能順位表のソート例を示す図である。性能順位表111がスイッチング容量の大きい順にソートされることで、性能の高い中継ノードを示すレコードほど、性能順位表111の上位に登録される。
図13の例では、ノード番号「5」の中継ノード45とノード番号「6」の中継ノード46とのスイッチング容量が「120Gbps」であり、性能が最も高い。ここで経路管理表112を参照すると、現在トランスレータとして動作しているのがノード番号「4」の中継ノード44である。最も高い性能を有する2台の中継ノード45,46のうち、中継ノード45は中継ノード44に隣接しているが、中継ノード46は中継ノード44に隣接していない。そこでトランスレータ決定部140において、以後、中継ノード45をトランスレータとすることが決定される。
トランスレータとする中継ノードが決定されると、プロトコル変換指示部150により、トランスレータを変更する制御が行われる。
図14は、トランスレータの変更例を示す図である。管理ノード100は、中継ノード45に対して、IPv4とIPv6との間のプロトコルへ変換開始(変換動作「ON」)を指示する。また管理ノード100は、中継ノード44に対して、IPv4とIPv6との間のプロトコルへ変換終了(変換動作「OFF」)を指示する。この際、管理ノード100は、移管元となる中継ノード44に対して、中継ノード43との通信の切断も指示する。これによりトランスレータが中継ノード44から中継ノード45に変更される。その結果、中継ノード44と中継ノード45との間の通信プロトコルは、IPv6からIPv4に変更される。また中継ノード44と中継ノード43との間の直接の通信は遮断される。すなわち中継ノード44と中継ノード43の通信は、中継ノード45経由で行われる。
トランスレータとして動作する中継ノードが変更されると、性能順位表111と経路管理表112とが更新される。
図15は、性能順位表の更新例を示す図である。性能順位表111において、ノード番号「5」に対応する変更状況が「ON」に変更され、ノード番号「4」に対応する変更状況が「OFF」に変更されている。
図16は、経路管理表の更新例を示す図である。経路管理表112において、ノード番号「5」に対応する変更状況が「ON」に変更され、ノード番号「4」に対応する変更状況が「OFF」に変更されている。また経路管理表112において、ノード番号「3」に対応する隣接ノードからノード番号「4」が削除され、ノード番号「4」に対応する隣接ノードからノード番号「3」が削除されている。
このようにして、トランスレータとして動作させる中継ノードを、動的に変更することができる。その結果、例えばネットワークの構成が変更されるごとに、そのネットワーク構成上の最適な位置でプロトコル変換を行うことができる。このとき性能が高い中継ノードにプロトコル変換を実行させることで、トランスレータとして動作する中継ノードが過負荷となることを抑止することができる。
また故障中の中継ノードを性能順位表の最下位にすることで、故障によるネットワークトポロジ変化を検知し、トランスレータの適切な中継ノードへの動的な変更が可能となる。
〔第3の実施の形態〕
次に第3の実施の形態について説明する。第3の実施の形態は、中継ノードの負荷に応じてトランスレータとする中継ノードを変更するものである。なお第3の実施の形態では、トランスレータとして動作している中継ノードの負荷が過大となったとき、一時的に複数の中継ノードをトランスレータとして動作させることで、各中継ノードの負荷を軽減させる。以下、第3の実施の形態における図2の第2の実施の形態との相違点を説明する。
図17は、第3の実施の形態でのトランスレータ変更前のネットワーク環境を示す図である。図17の例では、中継ノード44がトランスレータとして動作している。そして中継ノード44の負荷が過大になり、中継ノード44でのパケットルーティングがボトルネックとなり、ネットワークの効率が低下している。
第3の実施の形態では、管理ノード200は、各中継ノード41〜46の負荷を監視し、負荷状態を把握している。例えば管理ノード200は、接続構成(経路情報)のほかに、各ノードの性能に関連する情報(SNMP:Simple Network Management Protocol)などの情報を収集する。性能に関連する情報としては、vmstatコマンドの実行結果、SNMPでとれるエラーパケット率、廃棄パケット率などがある。そして管理ノード200は、性能に関連する情報を基に余力性能順位表を作成する。
管理ノード200は、作成した余力性能順位表に基づいて、負荷の低い中継ノードを特定する。そして管理ノード200は、デュアルスタックの中継ノード43,45,46のうち、負荷の低い中継ノードを、新たにトランスレータとすると決定する。図17の例では、中継ノード45の負荷が低いため、中継ノード45をトランスレータにすることが決定される。
管理ノード200は、データベースの情報を基に、各ノードに対してコマンドによるトランスレータとしての動作の開始などを指示する。例えば管理ノード200は、新たにトランスレータとなる中継ノード45に対しては、中継するパケットの半分程度について、IPv4/IPv6のプロトコル変換を行うように指示する。また管理ノード200は、いままでIPv4/IPv6変換をし、ボトルネックとなっていた中継ノード44に対して、中継ノード45でプロトコル変換がされない残りのパケットについてプロトコル変換を行うように指示する。
図18は、第3の実施の形態でのトランスレータ変更後のネットワーク環境を示す図である。トランスレータが中継ノード44と中継ノード45との2台に変更されたことで、中継ノード44,45が境界ノードとなっている。2台の中継ノード44,45で分担してパケットのプロトコル変換が行われる。中継ノード44と中継ノード45との間は、IPv4またはIPv6形式のパケットで通信される。
なおトランスレータとして動作する中継ノード44,45それぞれが、どのパケットのプロトコル変換を行うかは、例えばアドレスの範囲によって管理ノード200から指定することができる。また、例えば宛先または送信元のアドレスの最後の桁の値が偶数であれば中継ノード44がプロトコル変換を行い、宛先または送信元のアドレスの最後の桁の値が奇数であれば中継ノード45がプロトコル変換を行うように指定してもよい。
次に、第3の実施の形態を実現するための管理ノード200の機能について説明する。
図19は、第3の実施の形態の管理ノードの機能を示すブロック図である。管理ノード200は、データベース210、性能情報収集部220、経路情報設定部230、性能順ソート部240、トランスレータ決定部250、およびプロトコル変換指示部260を有する。
データベース210は、中継ノード41〜46の管理に使用する情報を記憶する。例えばデータベース210には、余力性能順位表211と経路管理表212とが記憶される。余力性能順位表211は、中継ノード41〜46の余力性能に応じて順位付けするのに利用するデータテーブルである。経路管理表212は、ネットワークの通信経路の管理に使用するデータテーブルである。データベース210は、例えばメモリ、またはHDDの記憶領域内に設けられる。
性能情報収集部220は、中継ノード41〜46から性能に関する情報を収集する。そして性能情報収集部220は、収集した情報を、余力性能順位表211に設定する。
経路情報設定部230は、データベース210に経路情報を設定する。例えば経路情報設定部230は、管理者から入力された経路情報を、データベース210内の経路管理表212に設定する。
性能順ソート部240は、余力性能順位表211に設定された中継ノードを、余力性能順に並べ替える。例えば性能順ソート部240は、中継ノードを、余力性能が大きい順に並べ替える。
トランスレータ決定部250は、新たにトランスレータとして動作させる中継ノードを決定する。例えばトランスレータ決定部250は、余力性能が大きいこと、現在の境界ノードに近いことなどを条件として、トランスレータとして動作させる中継ノードを決定する。
プロトコル変換指示部260は、新たにトランスレータとして動作させる中継ノードに対して、変換対象のパケットを指定して、プロトコル変換の実行を指示する。またプロトコル変換指示部260は、現在、トランスレータとして動作している中継ノードに対して、一部のパケットについてのプロトコル変換の停止を指示する。
なお、図19に示した各要素間を接続する線は通信経路の一部を示すものであり、図示した通信経路以外の通信経路も設定可能である。また、図19に示した各要素の機能は、例えば、その要素に対応するプログラムモジュールをコンピュータに実行させることで実現することができる。
図19に示した要素のうち、データベース210は、図1に示した第1の実施の形態の記憶手段12の一例である。性能情報収集部220は、図1に示した収集手段11の一例である。性能順ソート部240とトランスレータ決定部250とを合わせた機能は、図1に示した第1の実施の形態の決定手段13の一例である。プロトコル変換指示部260は、図1に示した第1の実施の形態の指示手段14の一例である。
次に、データベース210に登録されている情報について詳細に説明する。
図20は、余力性能順位表の一例を示す図である。余力性能順位表211には、ノード番号、送信パケット数、CPU使用率、廃棄パケット率、スコア、および変換割合の欄が設けられている。ノード番号の欄には、中継ノードのノード番号が設定される。送信パケット数の欄には、中継ノードから送信されたパケット数(中継したパケット数)が設定される。CPU使用率の欄には、中継ノードのCPU使用率が設定される。廃棄パケット率の欄には、受信したパケットのうち送信せずに廃棄されたパケットの割合(廃棄パケット率)が設定される。
スコアの欄には、中継ノードの余力性能の度合いを示すスコアが設定される。スコアは、例えば送信パケット数、CPU使用率、および廃棄パケット率に基づいて計算される。性能の余力が大きい程、スコアの値が大きくなるものとする。
変換割合の欄には、中継ノードがプロトコル変換を行っているパケットの割合が設定される。中継ノードがIPアドレスによってプロトコル変換の対象かどうかを判断する場合、例えばアドレス空間のうち、その中継ノードがプロトコル変換を行うアドレスの範囲が占める割合が、変換割合となる。
図21は、経路管理表の一例を示す図である。第3の実施の形態における経路管理表212は、ノード番号、ノード種別、隣接ノード、および変換割合の欄が設けられている。ノード番号、ノード種別、隣接ノードの欄には、図10に示した第2の実施の形態の経路管理表112における同名の欄と同種の情報が設定される。変換割合の欄には、中継ノードがプロトコル変換を行っているパケットの割合が設定される。
次に、管理ノード200における、トランスレータ変更処理の手順について説明する。
図22は、トランスレータ変更処理の手順の一例を示すフローチャートである。
[ステップS201]性能情報収集部220は、切り換え判断タイミングか否かを判断する。例えば1日1回ずつ切り換え判断を行う場合、性能情報収集部220は、毎日、予め指定された時刻になったとき、切り換え判断タイミングになったと判断する。切り換え判断タイミングになると、処理がステップS202に進められる。切り換え判断タイミングでなければ、トランスレータ変更処理が終了する。
[ステップS202]性能情報収集部220と性能順ソート部240とが連携し、余力性能順位表211を作成する。この処理の詳細は後述する(図23参照)。作成された余力性能順位表211には、余力性能が大きい中継ノードほど、上位に設定される。
[ステップS203]トランスレータ決定部250は、データベース210を参照し、トランスレータとして動作させる中継ノードの切り換え途中の段階にあるかどうかを判断する。例えばトランスレータ決定部250は、余力性能順位表211または経路管理表212において、変換割合として0より大きい値が設定される中継ノードが2以上ある場合、切り換え途中の段階であると判断する。切り換え途中であれば、処理がステップS206に進められる。切り換え途中でなければ、処理がステップS204に進められる。
[ステップS204]トランスレータ決定部250は、余力性能順位表211を参照し、トランスレータの負荷が過大となっているか否かを判断する。例えばトランスレータ決定部250は、変換割合が100%の中継ノードの廃棄パケット率が、予め設定された閾値を超えている場合、トランスレータの負荷が過大であると判断する。トランスレータの負荷が過大であれば、処理がステップS205に進められる。トランスレータの負荷が過大でなければ、トランスレータ変更処理が終了する。
[ステップS205]トランスレータ決定部250は、余力性能順位表211において、変換可能な最上位の中継ノードを、トランスレータの移管先として決定する。
[ステップS206]プロトコル変換指示部260は、切り換え制御指示を行う。この処理の詳細は後述する(図25参照)。
[ステップS207]プロトコル変換指示部260は、余力性能順位表211を更新する。例えばプロトコル変換指示部260は、プロトコルの変換割合を変更させた中継ノードの、余力性能順位表211内の変換割合の値を変更する。
[ステップS208]プロトコル変換指示部260は、経路管理表212を更新する。例えばプロトコル変換指示部260は、プロトコルの変換割合を変更させた中継ノードの、経路管理表212内の変換割合の値を変更する。またプロトコル変換指示部260は、トランスレータとして動作する中継ノードの変更に応じて、中継ノードの隣接ノードを変更する。
次に、余力性能順位表作成処理について詳細に説明する。
図23は、余力性能順位表作成処理の手順の一例を示すフローチャートである。
[ステップS211]性能情報収集部220は、各中継ノード41〜46から、MIB(Management Information Base)情報を収集する。MIBは、SNMPで管理される機器が外部に公開する情報である。これにより、中継ノード41〜46それぞれの、送信パケット数、CPU使用率、廃棄パケット率などの値を取得できる。性能情報収集部220は、余力性能順位表211を生成し、収集した情報を登録する。
[ステップS212]性能情報収集部220は、各中継ノード41〜46の余力性能を示すスコアを計算する。余力性能のスコアは、例えば以下の式で計算される。
スコア=送信パケット数×1+(100−CPU使用率)×100+(1−廃棄パケット率)×10000
この式では、送信パケット数が多いほどスコアが高くなる。またCPU使用率が低いほどスコアが高くなる。さらに廃棄パケット率が低いほどスコアが高くなる。算出されたスコアが高い中継ノードほど、性能の余力が大きいことを示している。計算式の右辺の各項における乗数(1,100,10000)は、各項の重みである。重みの値は、管理者が任意に変更可能である。性能情報収集部220は、計算したスコアを、余力性能順位表211に設定する。
[ステップS213]性能順ソート部240は、余力性能順位表211に登録されている中継ノードを、スコアで降順にソートする。
[ステップS214]性能順ソート部240は、故障中の中継ノードがあるか否かを判断する。故障中の中継ノードがあれば、処理がステップS215に進められる。故障中の中継ノードがなければ、余力性能順位表作成処理が終了する。
[ステップS215]性能順ソート部240は、故障中の中継ノードを、余力性能順位表211の最下位に移動する。その後、余力性能順位表作成処理が終了する。
このようにして余力性能順位表211がソートされる。
図24は、余力性能順位表のソート例を示す図である。余力性能順位表211がスコアの大きい順にソートされることで、余力性能の高い中継ノードを示すレコードほど、余力性能順位表211の上位に登録される。
次に、切り換え制御指示処理について詳細に説明する。
図25は、切り換え制御指示処理の手順を示すフローチャートである。
[ステップS221]プロトコル変換指示部260は、トランスレータとして動作している中継ノードにおける、IPv4とIPv6との間のプロトコル変換の変換割合が、50%かどうかを判断する。なおトランスレータとして動作している中継ノードの変換割合は、余力性能順位表211または経路管理表212に基づいて判断できる。変換割合が50%であれば、処理がステップS223に進められる。変換割合が50%でなければ、処理がステップS222に進められる。第3の実施の形態において変換割合が50%でない場合とは、1台の中継ノードが100%の割合でプロトコル変換を行っている場合である。
[ステップS222]プロトコル変換指示部260は、ステップS205においてトランスレータの移管先に決定された中継ノード(移管先の中継ノード)に、パケットの50%のプロトコル変換処理を移管する。残りの50%のパケットについては、現在トランスレータとして動作している中継ノード(移管元の中継ノード)に、引き続きプロトコル変換を実施させる。例えばプロトコル変換指示部260は、移管先の中継ノードに対して、プロトコル変換対象のパケットの指定を含む、プロトコル変換開始指示を送信する。またプロトコル変換指示部260は、移管元の中継ノードに対して、プロトコル変換対象のパケットの指定を含む、プロトコル変換対象範囲の削減指示を送信する。その後、切り換え制御指示処理が終了する。
[ステップS223]プロトコル変換指示部260は、移管先の中継ノードに極端な性能低下が発生しているか否かを判断する。例えばプロトコル変換指示部260は、移管先の中継ノードにおける廃棄パケット率が、予め設定された所定値を超えている場合、極端な性能低下が発生しているものと判断する。極端な性能低下が発生している場合、処理がステップS225に進められる。極端な性能低下が発生していなければ、処理がステップS224に進められる。
[ステップS224]プロトコル変換指示部260は、移管先の中継ノードに極端な性能低下がなければ、すべてのパケットに関するプロトコル変換処理を、移管先の中継ノードに移管する。例えばプロトコル変換指示部260は、移管先の中継ノードに対して、プロトコル変換対象をすべてのパケットとする、プロトコル変換対象範囲の拡大指示を送信する。またプロトコル変換指示部260は、移管元の中継ノードに対して、プロトコル変換の停止指示を送信する。その後、切り換え制御指示処理が終了する。
[ステップS225]プロトコル変換指示部260は、移管先の中継ノードに極端な性能低下が発生している場合、すべてのパケットに関するプロトコル変換処理を、移管元の中継ノードに戻す。例えばプロトコル変換指示部260は、移管元の中継ノードに対して、プロトコル変換対象をすべてのパケットとする、プロトコル変換対象範囲の拡大指示を送信する。またプロトコル変換指示部260は、移管先の中継ノードに対して、プロトコル変換の停止指示を送信する。その後、切り換え制御指示処理が終了する。
このようにして、2台のトランスレータで、半分ずつのパケットをプロトコル変換する状態を経由した後、すべてのパケットのプロトコル変換処理が、移管先の中継ノードに移管される。これにより、移管先の中継サーバの性能の余力が不十分であった場合に、その中継サーバが過負荷状態に陥る前に、中継サーバへのトランスレータの切り換えを取りやめることができる。その結果、トランスレータを切り換えたことでシステムの処理効率が悪化してしまう事態の発生を抑止できる。
図26は、切り換え制御指示の一例を示す図である。図26には、トランスレータとして動作していた中継ノード44の負荷が過大となったことで、中継ノード45を新たにトランスレータとして動作させる場合の切り換え制御指示の状況が示されている。管理ノード200は、移管元となる中継ノード44に対して、変換割合が50%となるように、プロトコル変換対象の削減指示を送信する。この際、管理ノード200は、移管元となる中継ノード44に対して、中継ノード43との通信の切断も指示する。また管理ノード200は、移管先となる中継ノード45に対して、変換割合を50%に指定して、プロトコル変換処理の開始指示を送信する。以後、2台の中継ノード44,45で、プロトコル変換が行われる。
なお中継ノード44と中継ノード45との間は、IPv4形式のパケットとIPv6形式のパケットとの両方の通信が行われる。すなわち中継ノード44でプロトコル変換が行われるパケットは、中継ノード44と中継ノード45との間を、IPv6のプロトコルで通信される。また中継ノード45でプロトコル変換が行われるパケットは、中継ノード44と中継ノード45との間を、IPv4のプロトコルで通信される。
また中継ノード44と中継ノード43との間の通信接続は遮断される。これにより、中継ノード45でプロトコル変換を行うパケットが、中継ノード43から中継ノード44へ直接転送されることを抑止できる。
2台の中継ノード44,45でプロトコル変換を行っている間に、移管先の中継ノード45に極端な性能低下が発生しなければ、次回の切り換え判断タイミングで、トランスレータが中継ノード45に完全に切り換えられる。このように段階的にトランスレータの切り換えが行われることから、余力性能順位表211や経路管理表212の更新も2段階となる。
図27は、余力性能順位表の更新例を示す図である。余力性能順位表211の1回目の更新では、ノード番号「5」に対応する変換割合が「0%」から「50%」に変更され、ノード番号「4」に対応する変換割合が「100%」から「50%」に変更されている。余力性能順位表211の2回目の更新では、ノード番号「5」に対応する変換割合が「50%」から「100%」に変更され、ノード番号「4」に対応する変換割合が「50%」から「0%」に変更されている。
図28は、経路管理表の更新例を示す図である。経路管理表212の1回目の更新では、ノード番号「5」に対応する変換割合が「0%」から「50%」に変更され、ノード番号「4」に対応する変換割合が「100%」から「50%」に変更されている。また経路管理表212において、ノード番号「3」に対応する隣接ノードからノード番号「4」が削除され、ノード番号「4」に対応する隣接ノードからノード番号「3」が削除されている。経路管理表212の2回目の更新では、ノード番号「5」に対応する変換割合が「50%」から「100%」に変更され、ノード番号「4」に対応する変換割合が「50%」から「0%」に変更されている。
以上説明したように、第3の実施の形態によれば、中継ノードの余力性能に応じて適切な中継ノードを選択し、その中継ノードにトランスレータを移管することができる。その結果、トランスレータとして動作している中継ノードの過負荷により、ネットワーク全体で処理効率が低下することを抑止できる。
しかも、トランスレータの移管を段階的に行うことで、移管先の中継ノードが過負荷となり、新たにボトルネックとなることを抑止できる。経路管理表212の1回目の更新では、ノード番号「5」に対応する変換割合が「0%」から「50%」に変更され、ノード番号「4」に対応する変換割合が「100%」から「50%」に変更されている。
また所定の間、複数の中継ノードをトランスレータとして動作させることで、プロトコル変換の負荷分散が実現される。
以上、実施の形態を例示したが、実施の形態で示した各部の構成は同様の機能を有する他のものに置換することができる。また、他の任意の構成物や工程が付加されてもよい。さらに、前述した実施の形態のうちの任意の2以上の構成(特徴)を組み合わせたものであってもよい。
1 第1のネットワーク
2 第2のネットワーク
3〜5 中継装置
10 管理装置
11 収集手段
12 記憶手段
13 決定手段
14 指示手段

Claims (10)

  1. 第1のプロトコルで通信される第1のネットワークと、第2のプロトコルで通信される第2のネットワークとの間に複数の中継装置が設けられ、前記複数の中継装置のいずれもが、前記第1のプロトコルと前記第2のプロトコルとの間のプロトコル変換を実行可能であるとき、前記複数の中継装置それぞれの性能に関する情報に基づいて、プロトコル変換を実行させる中継装置を決定する決定手段と、
    決定した該中継装置に対して、プロトコル変換の実行を指示する指示手段と、
    を有する管理装置。
  2. 前記決定手段は、性能の最も高い中継装置を、プロトコル変換を実行させる中継装置に決定することを特徴とする請求項1記載の管理装置。
  3. 前記決定手段は、性能の余力が最も多い中継装置を、プロトコル変換を実行させる中継装置に決定することを特徴とする請求項1記載の管理装置。
  4. 前記複数の中継装置それぞれから性能に関する情報を収集する収集手段をさらに有し、
    前記決定手段は、収集した情報に基づいて、前記複数の中継装置の性能の余力を計算し、余力が最も多い中継装置を、プロトコル変換を実行させる中継装置に決定することを特徴とする請求項2記載の管理装置。
  5. 前記決定手段は、プロトコル変換を現在実行している中継装置に隣接する中継装置の中から、プロトコル変換を実行する中継装置を決定することを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の管理装置。
  6. 前記指示手段は、プロトコル変換を現在実行している第1の中継装置とは別の第2の中継装置が、プロトコル変換を実行する中継装置として決定された場合、前記第2の中継装置に対して、一部の通信に関するプロトコル変換を行うように指示すると共に、前記第1の中継装置に対して、前記第2の中継装置で変換しない通信に関するプロトコル変換を行うように指示することを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の管理装置。
  7. 前記指示手段は、一部の通信に関するプロトコル変換を開始後の前記第2の中継装置の性能が、所定値以上低下していない場合、前記第2の中継装置に対して、すべての通信に関するプロトコル変換を行うように指示すると共に、前記第1の中継装置に対して、プロトコル変換を停止するように指示することを特徴とする請求項6記載の管理装置。
  8. 前記指示手段は、一部の通信に関するプロトコル変換を開始後の前記第2の中継装置の性能が、所定値以上低下している場合、前記第1の中継装置に対して、すべての通信に関するプロトコル変換を行うように指示し、前記第2の中継装置に対して、プロトコル変換を停止するように指示することを特徴とする請求項6または7記載の管理装置。
  9. コンピュータが、
    第1のプロトコルで通信される第1のネットワークと、第2のプロトコルで通信される第2のネットワークとの間に複数の中継装置が設けられ、前記複数の中継装置のいずれもが、前記第1のプロトコルと前記第2のプロトコルとの間のプロトコル変換を実行可能であるとき、前記複数の中継装置それぞれの性能に関する情報に基づいて、プロトコル変換を実行させる中継装置を決定し、
    決定した該中継装置に対して、プロトコル変換の実行を指示する、
    管理方法。
  10. コンピュータに、
    第1のプロトコルで通信される第1のネットワークと、第2のプロトコルで通信される第2のネットワークとの間に複数の中継装置が設けられ、前記複数の中継装置のいずれもが、前記第1のプロトコルと前記第2のプロトコルとの間のプロトコル変換を実行可能であるとき、前記複数の中継装置それぞれの性能に関する情報に基づいて、プロトコル変換を実行させる中継装置を決定し、
    決定した該中継装置に対して、プロトコル変換の実行を指示する、
    処理を実行させる管理プログラム。
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