JP2016192661A - ネットワークシステム、ネットワーク制御方法および制御装置 - Google Patents

ネットワークシステム、ネットワーク制御方法および制御装置 Download PDF

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Abstract

【課題】仮想ネットワーク機能の配置を最適化できるネットワークシステム、ネットワーク制御方法および制御装置を提供することにある。【解決手段】ネットワーク制御装置(10)は、物理サーバ(30)上の仮想コンポーネント(VMM、VM、VNF)およびネットワーク(20)の物理コンポーネント(SV、N1、N2)に関するネットワークトポロジ情報を格納し、ネットワークトポロジ情報に基づいて物理サーバ上で動作する少なくとも一つの仮想ネットワーク機能(VNF)からなるネットワークサービスを管理する。【選択図】図2

Description

本発明は仮想ネットワーク機能を含むネットワークシステムに係り、特にネットワークの制御方法および制御装置に関する。
現在の通信システムでは、BRAS(Broadband Remote Access Server)、NAT(Network Address Translation)、ルータ、ファイヤウォールなどの様々なネットワーク機能(Network Function:NF)を専用のハードウェア機器(アプライアンス)により実現している。このために、ネットワークオペレータは、新たなネットワークサービスを立ち上げる場合、新たな専用のハートウェア機器の導入を強いられ、機器の購入費用や設置スペース等の多大なコストを必要とする。このような状況に鑑み、近年、ハードウェア機器で実行されるネットワーク機能をソフトウェアにより仮想的に実行する技術(ネットワーク機能の仮想化:Network Function Virtualization)が検討されている(非特許文献1)。ネットワークサービスの仮想化の一例として、特許文献1に、通信ノード装置上に複数の仮想ルータを構築し、これらの仮想ルータの資源を通信品質に応じて動的に配分する方法が開示されている。
また、複数の仮想ネットワーク機能(Virtual Network Function:VNF)を組み合わせた通信経路に通信フローを伝送することにより種々のネットワークサービスを提供する技術も検討されている(たとえば、非特許文献2を参照)。
特開2012−175418号公報
Network Functions Virtualization - Update White Paper, October 15-17, 2013 at the "SDN and OpenFlow World Congress", Frankfurt-Germany (http://portal.etsi.org/NFV/NFV_White_Pater2.pdf)
ETSI GS NFV 001 v1.1.1 (2013-10)"Network Functions Virtualisation (NFV); Use Cases"(http://docbox.etsi.org/ISG/NFV/Open/Published/gs_NFV001v010101p%20-%20Use%20Cases.pd
上述した特許文献および非特許文献では、VNFの配置およびVNF間のパスを管理しているが、このようにして決定されたVNF配置がシステム全体のスループットを最適化するとは限らない。たとえば、VNFが動作する物理サーバ自体が過負荷状態にあれば、当該VNFのパフォーマンスは低下する。このように、各VNFが動作する下位レイヤを考慮しなければ、システム全体のスループットを最適化することはできない。
たとえば、実際のVNFは仮想マシン(Virtual Machine:VM)上で起動され、VMは仮想マシンモニタ(Virtual Machine Monitor:VMM)上で生成、管理され、さらにVMMは物理サーバ上に実装される。したがって、実際のネットワークサービスは、VNFだけでなく、その下位レイヤである物理レイヤ、VM、VMM等を経由している。VNFおよびその下位レイヤの少なくとも一つのレイヤで、たとえば障害あるいは過負荷状態が発生すれば、ネットワークサービスのパフォーマンス低下を招来し、システム全体の性能を低下させる。
そこで、本発明の目的は、仮想ネットワーク機能の配置を最適化できるネットワークシステム、ネットワーク制御方法および制御装置を提供することにある。
本発明によるネットワーク制御装置は、ネットワークを制御する装置であって、前記ネットワークに含まれる物理サーバ上の仮想コンポーネントおよび前記ネットワークの物理コンポーネントに関するネットワークトポロジ情報を格納する格納手段と、前記ネットワークトポロジ情報に基づいて前記物理サーバ上で動作する少なくとも一つの仮想ネットワーク機能からなるネットワークサービスを管理する管理手段と、を有することを特徴とする。
本発明によるネットワーク制御方法は、前記物理サーバ上の仮想コンポーネントおよび前記ネットワークの物理コンポーネントに関するネットワークトポロジ情報を格納手段に格納し、管理手段が、前記ネットワークトポロジ情報に基づいて前記物理サーバ上で動作する少なくとも一つの仮想ネットワーク機能からなるネットワークサービスを管理する、ことを特徴とする。
本発明によるネットワークシステムは、ネットワークと前記ネットワークを制御する制御装置とを有するネットワークシステムであって、前記制御装置が、前記ネットワークに含まれる物理サーバ上の仮想コンポーネントおよび前記ネットワークの物理コンポーネントに関するネットワークトポロジ情報を格納する格納手段と、前記ネットワークトポロジ情報に基づいて前記物理サーバ上で動作する少なくとも一つの仮想ネットワーク機能からなるネットワークサービスを管理する管理手段と、を有することを特徴とする。
本発明によるプログラムは、ネットワーク制御装置としてコンピュータを機能させるプログラムであって、ネットワークに含まれる物理サーバ上の仮想コンポーネントおよび前記ネットワークの物理コンポーネントに関するネットワークトポロジ情報を格納手段に格納する機能と、管理手段が、前記ネットワークトポロジ情報に基づいて前記物理サーバ上で動作する少なくとも一つの仮想ネットワーク機能からなるネットワークサービスを管理する機能と、を前記コンピュータに実現することを特徴とする。
本発明によれば、ネットワーク上での仮想ネットワーク機能の最適な配置を実現できる。
図1は本発明の実施形態を実装するネットワークの一例を示すシステム構成図である。 図2は本発明の第1実施形態によるネットワークシステムの概略的動作を説明するための模式的なネットワーク図である。 図3は本発明の第1実施形態による制御装置の概略的構成を示すブロック図である。 図4は第1実施形態による制御装置に設けられたデータベースのデータ構成例を示す図である。 図5は第1実施形態におけるサーバの概略的構成を示すブロック図である。 図6は本発明の第2実施形態によるネットワークシステムの概略的動作を説明するための模式的なネットワーク図である。 図7は第2実施形態による制御装置に設けられたデータベースのデータ構成例を示す図である。 図8は第2実施形態によるネットワークシステムの動作を示すシーケンス図である。 図9は本発明の実施例2−1よるネットワークシステムの概略的動作を説明するための模式的なネットワーク図である。 図10は本発明の実施例2−2よるネットワークシステムの概略的動作を説明するための模式的なネットワーク図である。 図11は本発明の実施例2−3よるネットワークシステムの概略的動作を説明するための模式的なネットワーク図である。 図12は本発明の実施例2−4よるネットワークシステムの概略的動作を説明するための模式的なネットワーク図である。 図13は本発明の第3実施形態によるネットワークシステムの概略的動作を説明するための模式的なネットワーク図である。 図14は本発明の実施例3−1よるネットワークシステムの概略的動作を説明するための模式的なネットワーク図である。 図15は本発明の実施例3−2よるネットワークシステムの概略的動作を説明するための模式的なネットワーク図である。 図16は本発明の第4実施形態によるネットワークシステムの概略的動作を説明するための模式的なネットワーク図である。 図17は第4実施形態によるネットワークシステムの動作を示すシーケンス図である。 図18は本発明の第5実施形態によるネットワークシステムの概略的動作を説明するための模式的なネットワーク図である。 図19は第5実施形態によるネットワークシステムにおける運用管理装置の概略的構成を示すブロック図である。 図20は第5実施形態における運用管理装置によるネットワーク可視化の一例である表示画面を模式的に示す図である。 図21は第5実施形態における運用管理装置によるサービスチェイン可視化の一例である表示画面を模式的に示す図である。 図22は第5実施形態における運用管理装置によるサービスチェイン可視化の他の例である表示画面を模式的に示す図である。 図23は本発明の第6実施形態による制御装置の概略的構成を示すブロック図である。 図24は第6実施形態における物理スイッチの概略的構成を示すブロック図である。 図25は第6実施形態におけるサーバの概略的構成を示すブロック図である。 図26は第6実施形態において採用されるオープンフロー技術について説明するための模式的なシステム構成図である。 図27は図26におけるフローテーブルに格納されるエントリの構成を模式的に示すフォーマット図である。
A.実施形態の概要
本発明の実施形態によれば、仮想ネットワーク機能(VNF)だけでなく、その下位レイヤの各コンポーネントもネットワークサービスを構成する一つの「ノード」として捉える。したがって、VNFおよびその下位レイヤのノードを含めたネットワークサービスを提供するパス(以下、拡張パスという。)に基づいてネットワークサービスを管理することができる。VNFとは異なるレイヤのリソースをも考慮して管理することにより、現実に即したネットワークサービスの最適化が可能となる。以下、図1に示すネットワークシステムを参照しながら本発明の実施形態の概要を説明する。
<システム構成>
図1に示すように、制御装置10は、物理スイッチ等の物理ノードとVNFを提供可能なサーバとを含むネットワーク20を制御し、後述する拡張パスに基づいてVNFの配置および設定を制御する。ネットワーク20は複数の物理ノードおよびn個(n:1以上の整数)の物理サーバSV1〜SVnを含み、それらが隣接する物理ノードあるいは物理サーバと物理リンクにより接続されている。なお、制御装置10はネットワークの運用管理装置内に設けられてもよい。尚、以後の記載では、物理サーバSV1〜SVnを指して単に「サーバ」と記載することもある。
各サーバは、仮想ネットワーク機能(VNF)レイヤ、VNFを起動するVMレイヤ、VMの生成および管理を行うVM管理レイヤ、およびVM管理機能を実装する物理レイヤからなるマルチレイヤ構成を有することができる。ここではネットワークサービスを構成する1以上のVNFをそれぞれ物理サーバSV1〜SVnに配置可能であるものとする。
<拡張パス>
上述したように、各サーバがマルチレイヤ構成を有する場合、たとえば1種類以上のVNFからなるネットワークサービスは、実際には、各サーバのVNFだけでなく、下位レイヤである物理レイヤ、VMレイヤ、VM管理レイヤ等を経由した拡張パスとしてとらえることができる。制御装置10は、このような拡張パスに基づいてVNFを含む全てのレイヤのコンポーネントリソースを管理する。
たとえば、VNFおよびその下位レイヤの少なくとも一つのレイヤで障害あるいは過負荷状態が発生すれば、制御装置10は、拡張パスのノードにおける障害あるいは過負荷状態として識別することができ、当該ノードの障害あるいは過負荷状態に対する適切な対策をとることができる。
より詳しくは、あるレイヤで障害、過負荷状態等の問題が発生した場合、同一レイヤあるいは下位レイヤにおいて当該問題を解決するための制御を行うことができる。たとえば、あるサーバのVNFあるいはVMで障害あるいは過負荷状態が発生した場合には、新たなVMを起動する、あるいは上流側のノードにおける物理レイヤで帯域制限を行う等の対処が可能である。また、ある物理リンクあるいは物理サーバで障害あるいは過負荷状態が発生すれば、障害あるいは過負荷状態の箇所を回避するようにネットワークサービスのパスを変更し、別のサーバで同じVNFを起動して対処することができる。また、このような問題解決制御を管理ツールを用いてポリシベースで行うこともできる。
このように拡張パスを用いて管理することでシステム全体のスループットを最適化することが可能となる。以下、図1に示すマルチレイヤ構成を一例として、本発明の実施形態について具体的に説明する。なお、VM管理レイヤノードは仮想マシンマネージャVMM(Virtual Machine Manager)、あるいはハイパバイザ(Hypervisor)とも呼ばれる。
1.第1実施形態
1.1)システム構成
図2に示すように、本発明の第1実施形態によるネットワークシステムは制御装置10と制御装置10が制御するネットワーク20とからなり、記載を簡単にするために、ネットワーク20は、2つの物理ノードN1およびN2と、その間に配置されたサーバ30と、を含むものとする。
サーバ30は、隣接ノードと物理リンクで接続するための物理レイヤのコンポーネントSVと、VM管理レイヤのコンポーネントVMMと、VMレイヤのコンポーネントVMと、ネットワーク機能であるVNFレイヤのコンポーネントVNFと、からなるマルチレイヤ構成を有する。すなわち、サーバ30では、物理レイヤのコンポーネントSV上に複数の仮想ソフトウェア(VMM、VM、VNF)が階層的に起動している。したがって、この例における仮想ネットワーク機能VNFは、上述したように、物理ノードN1、N2、物理リンク、サーバ30のレイヤコンポーネントSV、VMMおよびVMをそれぞれノードとする一つの拡張パスとして扱われる。
<制御装置>
図3に例示するように、本実施形態による制御装置10は、拡張パス設定部101、ノード管理部102、データベース103、制御部104、および図示されていない記録装置を有し、ネットワーク20のネットワークリソース情報およびノード情報を収集すると共に、拡張パスに基づいてネットワーク20におけるネットワークサービスを最適化するようにパスおよびノード設定を制御する。
拡張パス設定部101は、データベース103を参照して、特定のネットワークサービスを構成するために必要なノードを繋ぐ拡張パスの設定を行う。ノード管理部102は、拡張パスを構成する各ノード、すなわち物理スイッチ、仮想アプライアンス、仮想マシン等の物理リソースおよび仮想リソースを管理する。データベース103は、コンポーネントに関するネットワークトポロジ情報と各コンポーネントの使用状態、要求条件等のパラメータ情報とを格納する。
制御部104は、ネットワーク20の物理リンク、物理ノードおよび上述した各コンポーネントノードの監視情報を取得してデータベース103を構成するとともに、上述した拡張パス設定部101、ノード管理部102およびデータベース103によるネットワークサービス管理動作を制御する。ここで、各コンポーネントノードの監視情報は各ノードの状態を示すリソース情報であり、たとえば通信量、CPU使用率、帯域占有率などの負荷情報、使用可能か否かの可用性情報などである。
なお、拡張パス設定部101、ノード管理部102および制御部104と同じ機能は、CPU(Central Processing Unit)あるいはコンピュータ上で、図示しないメモリに格納されたプログラムを実行することにより実現することもできる。
<データベース>
図4に示すように、データベース103は、各レイヤのコンポーネントに関する情報、すなわち管理対象となる物理ノードおよび仮想ノードに関する情報を格納する。格納情報はネットワークトポロジ情報(コンポーネントおよびコンポーネント情報)とそのパラメータ情報とからなる。パラメータ情報は、各コンポーネントの使用状態、使用可否あるいは要求条件等を示す情報であり、監視情報を取得するごとに更新されうる。各コンポーネントに対応するコンポーネント情報とパラメータ情報との一例は以下の通りである。
・コンポーネントが物理リンクであれば、その接続関係がコンポーネント情報であり、当該ノードのリソース情報(たとえば通信帯域、使用帯域あるいは空き帯域等)がパラメータ情報である。
・コンポーネントが物理スイッチであれば、ノード識別情報がコンポーネント情報であり、そのノードのリソース情報(たとえば使用可否情報など)がパラメータ情報である。
・コンポーネントがサーバであれば、ノード識別情報がコンポーネント情報であり、そのノードのリソース情報(たとえばCPU使用率、メモリ使用率、あるいはメモリ空き容量などの負荷情報)がパラメータ情報である。
・コンポーネントが仮想マシンVMであれば、そのノード識別情報がコンポーネント情報であり、当該ノードのリソース情報(通信帯域、使用帯域あるいは空き帯域等)がパラメータ情報である。
・コンポーネントが仮想マシンモニタ(ハイパバイザ)であれば、ノード識別情報がコンポーネント情報であり、そのノードのリソース情報(たとえばCPU使用率、メモリ使用率、あるいはメモリ空き容量などの負荷情報)がパラメータ情報である。
・コンポーネントが仮想ネットワーク機能(VNF)であれば、当該ノード識別情報がコンポーネント情報であり、そのノードのリソース情報(たとえば必要なネットワーク通信帯域、必要なサーバあるいはVMのCPU能力等の要求情報)がパラメータ情報である。
<サーバ>
図5に示すように、サーバ30は、制御部131、VMM132、ノード状態モニタ133、および図示しないメモリを提供する記憶装置を有する。VMM132は、複数のVNFを実行可能な複数の仮想マシンVM1、VM2、・・・を生成し管理する。ノード状態モニタ133は、VNFレイヤ、VMレイヤ、VMMレイヤおよび物理サーバレイヤにおけるそれぞれのコンポーネント状態(ノード状態)を監視し、これらの監視情報を格納する。制御部131は、周期的にあるいは制御装置10からの要求に応じて、監視情報を制御装置10へ送信する。その際、監視情報に何らかの差異が生じたときだけに監視情報あるいはその差分を制御装置10へ送信してもよい。また、サーバ30内で各ノードの障害あるいは過負荷情報等の問題の有無を検知し、検知情報と共に監視情報を通知することもできる。ただし、サーバ30が制御装置10に受信パケットを転送し、制御装置10がそれを分析してコンポーネント状態を監視するシステムでは、サーバ30にノード状態モニタ133は不要である。
なお、制御部131、VMM132、VM、VNFおよびノード状態モニタ133と同じ機能は、サーバ30のCPU(Central Processing Unit)あるいはコンピュータ上で、図示しないメモリに格納されたプログラムを実行することにより実現することもできる。
1.2)動作
制御装置10の制御部104は、物理ノードN1、N2および物理リンクだけでなく、サーバ30のレイヤコンポーネントSV、VMM、VMおよびVNFのそれぞれの状態を監視情報としてモニタし、取得した監視情報をデータベース103に図4に例示する形式で格納する。
制御装置10の拡張パス設定部101は、データベース103を参照して、特定のネットワークサービスを構成するために必要なノードを繋ぐパス(拡張パス)を設定する。ノード管理部102は、複数レイヤのそれぞれのノードからなる拡張パスの物理リソースおよび仮想リソースをデータベース103を参照しながら管理する。制御部104は、ノード管理部102の管理結果に従って、あるノードに障害あるいは過負荷状態等の問題発生が検知されると、当該ノードの問題を解消するようにノード単位で対処することができる。
1.3)効果
上述したように、本発明の第1実施形態によれば、VNFの下位レイヤリソースを考慮した拡張パスに基づいてネットワークサービスを管理することにより、ネットワークサービスを最適経路で実現できる。さらに、制御装置10は、拡張パスの各ノードの監視情報に基づいて、ネットワークサービスが最適化されるようにノードあるいはサーバの設定を変更することが可能となる。
2.第2実施形態
本発明の第2実施形態によるネットワークシステムは、上述した第1実施形態と同様に、VNFの下位レイヤリソースを考慮した拡張パスに基づく管理に加えて、あるレイヤで発生した問題を解消するために、同一レイヤあるいは別のレイヤのノードに対して設定変更等を行うことができる。
たとえば、拡張パスを構成する上位ノード(たとえばVNFレイヤノード)で障害あるいは過負荷状態等の問題が発生すると、当該ノードのレイヤより下位のノード(たとえばVMレイヤノード、物理レイヤノード)を制御することにより当該問題を解決することができる。以下、図6〜図12を参照しながら第2実施形態について詳述する。
2.1)システム構成
図6に示すように、本発明の第2実施形態によるネットワークシステムは制御装置10と制御装置10が制御するネットワーク20とからなり、ネットワーク20は、物理スイッチ21A、21Bおよび21Cと、物理スイッチ21Aと21Cの間に配置されたサーバ31と、物理スイッチ21Cと21Bの間に配置されたサーバ32と、を含むものとする。なお、ネットワーク20において、物理スイッチ21Aがエッジスイッチであるとする。
サーバ31は、物理レイヤのコンポーネントSV1と、VM管理レイヤのコンポーネントVMM1と、VMレイヤのコンポーネントVM1と、VNFレイヤのコンポーネントVNF1と、からなるマルチレイヤ構成を有する。すなわち、サーバ31では、物理レイヤのコンポーネントSV1上に複数の仮想ソフトウェア(VMM1、VM1、VNF1)が階層的に起動している。サーバ32も同様に、物理レイヤのコンポーネントSV2と、VM管理レイヤのコンポーネントVMM2と、VMレイヤのコンポーネントVM2と、VNFレイヤのコンポーネントVNF2と、からなるマルチレイヤ構成を有し、物理レイヤのコンポーネントSV2上に複数の仮想ソフトウェア(VMM2、VM2、VNF2)が階層的に起動している。
この例における仮想ネットワーク機能VNF1およびVNF2の各々は、物理スイッチ21A、物理リンク、サーバ31の各レイヤコンポーネント(SV1/VMM1/VM1/VNF1)、物理リンク、物理スイッチ21C、物理リンク、サーバ32の各レイヤコンポーネント(SV2/VMM2/VM2/VNF2)をそれぞれノードとする拡張パスに含まれるノードとして扱われる。
制御装置10は、図3に示す第1実施形態と同様の構成および機能を有する。すなわち、制御部104は、各ノードから監視情報を取得してデータベース103へ格納し、ノード管理部102があるノードでの問題発生を検出すると、当該問題を解消するために同一レイヤあるいは別のレイヤのノードに対して設定変更を行う。
図7に示すように、本実施形態におけるデータベース103には、図6に示すシステム構成に対応するネットワークトポロジ情報(コンポーネントおよびコンポーネント情報)とそのパラメータ情報とが格納される。データ構造は、図4に示す第1実施形態と同様であるから説明は省略する。
また、サーバ31および32も、図5に示すサーバ30と同様の構成を有するので、説明は省略する。
2.2)動作
図8に示すように、サーバ31および32のノード状態モニタ133は、各コンポーネント(ノード)の状態を監視し(動作S201)、各ノードの監視情報を制御装置10へ送信する(動作S202)。なお、上述したように、監視情報に何らかの差異が生じたときだけに監視情報あるいはその差分を制御装置10へ送信してもよいし、また、サーバ31、32内で各ノードの問題の有無を検知し、問題の有無を示す情報と共に監視情報を通知してもよい。
監視情報を取得した制御装置10は、監視情報によりデータベース103を更新すると共に、あるノードで障害あるいは過負荷状態等の何らかの問題が発生したときには、当該問題を解消するためのノード設定を決定し(動作S203)、設定処理が実行される(動作S204あるいはS205)。
たとえば、制御装置10が設定情報を物理スイッチへ通知する場合には、当該物理スイッチにおいて、パケット廃棄、帯域制限、経路切替等の処理が実行される(動作S204)。また、制御装置10が設定情報をサーバ31あるいは32へ通知する場合には、当該サーバにおいて、新規VNF起動、VNFのためのメモリ増加等の処理が実行される(動作S205)。以下、図6に示すシステムを一例として、本実施形態の具体例について詳述する。
<実施例2−1>
本発明の実施例2−1によれば、あるレイヤのノードで発生した問題を当該問題発生ノードより上流側にあるエッジノードで解消する。たとえば、あるサーバのVNFノードで過負荷状態になれば、エッジノードで当該VNFへのトラフィックを制限することで過負荷状態を解消することができる。
図9に示すように、制御装置10はネットワーク20から各ノードの監視情報を取得し(動作S202)、上述したように拡張パスに基づいてVNF2ノードで障害あるいは過負荷状態等の問題が発生したことを検知したとする。この状態のままだと、パケットがVNF2ノードに到達してから廃棄等の処理がされる。そこで、制御装置10は、当該VNF2へのトラフィックのエッジノードとなる物理スイッチ21Aに対して、障害あるいは過負荷状態等の問題を解決するための設定を送信する(動作S203)。これにより、物理スイッチ21Aにおいて、当該VNF2へのトラフィックに対するパケット廃棄、帯域制限、経路切替等のトラフィック制御が実行される(動作S204)。エッジスイッチ21Aでトラフィックが減少するので、VNF1およびVNF2ノードの負荷を軽減することができる。
<実施例2−2>
本発明の実施例2−2によれば、あるレイヤのノードで過負荷問題が発生すると、当該レイヤに同一機能のノードを新規に起動することにより、過負荷問題を解消する。
図10に示すように、制御装置10はネットワーク20から各ノードの監視情報を取得し(動作S202)、上述したように拡張パスに基づいてVNF2ノードで過負荷状態の問題が発生したことを検知したとする。この場合、制御装置10は、VM2ノードの処理能力に影響しないかぎり、当該VNF2を起動しているサーバ32に対して、同一機能を有する新規のVNF2の起動を指示する(動作S203、S205)。これにより、VNF2ノードの処理能力が増大し、VNF2レイヤの過負荷状態を解消することができる。
同様に、VM2ノードが過負荷状態であれば、制御装置10は、VMM2ノードの処理能力に影響しない限り、当該VM2を起動しているサーバ32に対してVMM2レイヤの上に同一機能を有する新規のVM2およびVNF2を起動することで、元のVM2ノードの負荷を軽減することができる。
<実施例2−3>
本発明の実施例2−3によれば、あるレイヤのノードで過負荷問題が発生すると、当該ノードの割り当てメモリを増加させることで処理能力を向上させ、過負荷問題を解消する。
図11に示すように、制御装置10はネットワーク20から各ノードの監視情報を取得し(動作S202)、上述したように拡張パスに基づいてVNF2ノードで過負荷状態の問題が発生したことを検知したとする。この場合、制御装置10は、VM2ノードの処理能力に影響しない限り、サーバ32に対して、当該VNF2に割り当てるメモリあるいは容量を増加させるように指示する(動作S203、S205)。これにより、VNF2ノードの処理能力が増大し、VNF2レイヤの過負荷状態を解消することができる。
同様に、VM2ノードが過負荷状態であれば、制御装置10は、VMM2ノードの処理能力に影響しない限り、当該VM2に割り当てるメモリあるいは容量を増加させるように指示する(動作S203、S205)。これにより、VM2ノードの処理能力が増大し、VM2レイヤの過負荷状態を解消することができる。
<実施例2−4>
本発明の実施例2−4は、上述した第1実施例の変形例であり、あるレイヤのノードで発生した問題を当該問題発生ノードの上流側にある直近の物理ノードで解消する。
図12において、上述したように拡張パスに基づいてサーバ32のVNF2ノードで障害あるいは過負荷状態の発生が検知された場合、制御装置10は、当該サーバ32の直近の物理スイッチ21Cに対して、当該VNF2へのトラフィックを制限することで過負荷状態を解消することができる(動作S203)。
3.第3実施形態
本発明の第3実施形態によるネットワークシステムは、上述した第1実施形態と同様に、VNFの下位レイヤリソースを考慮した拡張パスに基づく管理に加えて、あるレイヤで発生した問題を解消するために、当該問題が発生したノードの上流側にある物理スイッチに対して設定変更することで、当該ノードを回避するようにネットワークサービスのパスを変更する。以下、図13〜図17を参照しながら第3実施形態について詳述する。
3.1)システム構成
図13に示すように、本発明の第3実施形態によるネットワークシステムは制御装置10と制御装置10が制御するネットワーク20とからなり、ネットワーク20は、物理ノードN1〜N3、物理ノードN1とN2の間に配置された現在使用されているサーバ31と、物理ノードN1とN3の間に配置された他のサーバ33と、を含むものとする。なお、サーバ31および33は上述した実施形態と同様のマルチレイヤ構成を有し、少なくともVNFレイヤとVMレイヤには同一機能のVNF1ノードとVM1ノードとが起動するものとする。
3.2)動作
図13において、VNF1のトラフィックがサーバ31のVNF1で処理されており、当該VNF1ノードおよびその下位ノードにおいて障害あるいは過負荷状態等の問題が発生したものとする(動作S301)。制御装置10はネットワーク20から各ノードの監視情報を取得し(動作S302)、上述したように、拡張パスに基づいてサーバ31のVNF1レイヤおよびその下位レイヤでの障害あるいは過負荷状態等の問題発生を検知する。この場合、制御装置10は、当該VNF1ノードへのトラフィックのパスをサーバ33へ変更するように上流側の物理ノードN1に対して設定変更を行う(動作S303)。これにより、物理ノードN1において、当該VNF2へのトラフィックに対するパス切替が実行され(動作S304)、サーバ31と同一機能のVNF1が起動したサーバ33を通して同一のネットワークサービスが提供される。
なお、サーバ33に現用のサーバ31と同じVNF1およびVM1を生成するために、たとえばマイグレーション技術を用いることもできる。また、物理ノードN1でのトラフィックパスの切替は物理ノードN1のロードバランサにより実現されてもよい。この場合、制御装置10からの設定変更指示はロードバランサに対して行われる。以下、図14〜図17を参照しながら、本実施形態の具体例について説明する。
<実施例3−1>
図14に示すように、本発明の実施例3−1によるネットワークシステムは制御装置10と制御装置10が制御するネットワーク20とからなり、ネットワーク20は、物理スイッチ21A、21B、21C、21D、21Eと、物理スイッチ21Aと21Cの間に配置されたサーバ31と、物理スイッチ21Cと21Bの間に配置されたサーバ32と、物理スイッチ21Aと21Dの間に配置されたサーバ33と、物理スイッチ21Dと21Eの間に配置されたサーバ34と、を含むものとする。さらに、ネットワーク20において、物理スイッチ21Aがエッジスイッチであり、この物理スイッチ21Aに物理的あるいは仮想的にロードバランサLBが設けられているものとする。
サーバ31〜34は上述した実施形態と同様のマルチレイヤ構成を有し、サーバ31および33において、少なくともVNFレイヤとVMレイヤには同一機能のVNF1ノードとVM1ノードとが起動し、サーバ32および34において、少なくともVNFレイヤとVMレイヤには同一機能のVNF2ノードとVM2ノードとが起動するものとする。
この例における仮想ネットワーク機能VNF1およびVNF2の各々は、物理スイッチ21A、物理リンク、サーバ31の各レイヤコンポーネント(SV1/VMM1/VM1/VNF1)、物理リンク、物理スイッチ21C、物理リンク、サーバ32の各レイヤコンポーネント(SV2/VMM2/VM2/VNF2)をそれぞれノードとする拡張パスに含まれるノードとして扱われる。同様に、パス切替後の仮想ネットワーク機能VNF1およびVNF2の各々は、物理スイッチ21A、物理リンク、サーバ33の各レイヤコンポーネント(SV3/VMM3/VM1/VNF1)、物理リンク、物理スイッチ21D、物理リンク、サーバ34の各レイヤコンポーネント(SV4/VMM4/VM2/VNF2)をそれぞれノードとする拡張パスに含まれるノードとして扱われる。
制御装置10は、図3に示す第1実施形態と同様の構成および機能を有する。すなわち、制御部104は、ネットワーク20の各ノードから監視情報を取得してデータベース103へ格納し、ノード管理部102があるノードでの問題発生を検出すると、当該問題を解消するためにエッジノードのロードバランサに対してパス切替の設定変更を行う。
図14において、VNF2のトラフィックがサーバ32のVNF2で処理されており、当該VNF2ノードおよびその下位ノードにおいて障害あるいは過負荷状態等の問題が発生したものとする(動作S301)。制御装置10はネットワーク20から各ノードの監視情報を取得し(動作S302)、上述したように拡張パスに基づいてサーバ32のVNF2レイヤおよびその下位レイヤでの障害あるいは過負荷状態等の問題発生を検知する。この場合、制御装置10は、当該VNF2ノードへのトラフィックの全部あるいは一部をサーバ33および34側のパスへ変更するようにエッジスイッチ21AのロードバランサLBに対して設定変更を行う(動作S303)。これにより、エッジスイッチ21Aにおいて、当該VNF2へのトラフィックに対する少なくとも一部の経路切替が実行され(動作S304)、サーバ31および32と同一機能のVNF1およびVNF2が生成されたサーバ33および34を通して問題発生前と同一のネットワークサービスを構成することができる。
<実施例3−2>
図15に示すように、本発明の実施例3−2によるネットワークシステムは、上述した実施例3−1と同様の構成を有するが、エッジスイッチ以外の物理スイッチ21にも物理的あるいは仮想的にロードバランサLBが設けられているものとする。また、サーバ31〜34は上述した実施形態と同様のマルチレイヤ構成を有し、サーバ32および34において、少なくともVNFレイヤとVMレイヤには同一機能のVNF2ノードとVM2ノードとが起動するものとする。
この例における仮想ネットワーク機能VNF1およびVNF2の各々は、物理スイッチ21A、物理リンク、サーバ31の各レイヤコンポーネント(SV1/VMM1/VM1/VNF1)、物理リンク、物理スイッチ21C、物理リンク、サーバ32の各レイヤコンポーネント(SV2/VMM2/VM2/VNF2)をそれぞれノードとする拡張パスに含まれるノードとして扱われる。同様に、パス切替後の仮想ネットワーク機能VNF1およびVNF2の各々は、物理スイッチ21A、物理リンク、サーバ31の各レイヤコンポーネント(SV1/VMM1/VM1/VNF1)、物理リンク、物理スイッチ21C、物理リンク、サーバ34の各レイヤコンポーネント(SV4/VMM4/VM2/VNF2)をそれぞれノードとする拡張パスに含まれるノードとして扱われる。
制御装置10は、図3に示す第1実施形態と同様の構成および機能を有する。すなわち、制御部104は、ネットワーク20の各ノードから監視情報を取得してデータベース103へ格納し、ノード管理部102があるノードでの問題発生を検出すると、当該問題を解消するために、当該ノードの前段にある物理スイッチのロードバランサに対してパス切替の設定変更を行う。
図15において、VNF2のトラフィックがサーバ32のVNF2で処理されており、当該VNF2ノードおよびその下位ノードにおいて障害あるいは過負荷状態等の問題が発生したものとする(動作S301)。制御装置10はネットワーク20から各ノードの監視情報を取得し(動作S302)、上述したように拡張パスに基づいてサーバ32のVNF2レイヤおよびその下位レイヤでの障害あるいは過負荷状態等の問題発生を検知する。この場合、制御装置10は、当該VNF2ノードへのトラフィックの全部あるいは一部をサーバ34側のパスへ変更するようにサーバ32の前段に位置する物理スイッチ21CのロードバランサLBに対して設定変更を行う(動作S303)。これにより、物理スイッチ21Cにおいて、当該VNF2へのトラフィックの全部あるいは一部に対するパス切替が実行され(動作S304)、サーバ32と同一機能のVNF1およびVNF2が生成されたサーバ33および34を通して問題発生前と同一のネットワークサービスを構成することができる。
4.第4実施形態
本発明の第4実施形態によるシステムは3GPPシステムに適用可能である。
図16に示すように、本実施形態によれば、上述した制御装置10がMME(Mobile Management Entity)に対応し、上述したVNFがP−GW(Packet Data Network Gateway)に対応する。すなわち、図示するように、サーバ31および32がVNFレイヤにP−GWの機能を生成し、P−GW/VM/VMM/SVの各レイヤのノードの繋がりが拡張パスを構成する。
図16において、ユーザ端末UEは基地局eNBと無線接続し、基地局eNBとS−GW(Serving Gateway)との間およびS−GWとP−GWとの間に設定されたトンネル(GTP(GPRS Tunneling Protocol)トンネル)を通して外部ネットワーク(Packet Data Network)との間でパケット通信を行うことができる。既に説明したように、MMEの制御装置10は、ネットワークシステムから監視情報を収集してデータベース103に格納し、拡張パスに基づいて、あるレイヤのノードで障害あるいは過負荷状態等の問題が検知されると、S−GWに対してトンネルの変更を指示する。以下、現在使用しているP−GW(1)において障害あるいは過負荷状態等の問題が発生し、ユーザ端末UEのトラフィックのパスを変更する場合について説明する。
図17において、S−GWとP−GW(1)との間にトンネル(1)が設定され、サーバ31により仮想ネットワーク機能VNFとしてP−GW(1)が提供されている状態において、P−GW(1)およびその下位レイヤのノードで障害あるいは過負荷状態が検出され(動作S301)、障害/過負荷情報がMMEへ通知されたものとする(動作S302)。
MMEは、サーバ31から障害/過負荷情報を受信すると、制御装置10のデータベース103を参照して、P−GWのリロケーションを実行する(動作S303)。MMEはP−GWリロケーション設定情報をS−GWへ通知し、これに従ってS−GWがトンネルのTEID(Tunnel Endpoint Identifier)あるいはIPアドレスをサーバ31のP−GW(1)からサーバ32のP−GW(2)へ変更する(動作S304)。こうして、S−GWとP−GW(2)との間のトンネル(2)が設定され、ユーザ端末UEのトラフィックがP−GW(2)を通したパスへ変更される。
上述したように、本実施例によれば、3GPPシステムにおいて、VNF(P−GW)の下位レイヤリソースを考慮した拡張パスに基づく管理を行うことができる。あるレイヤで問題が発生した場合、当該問題が発生したサーバ31の前段にあるスイッチ(S−GW)に対してトンネル設定を変更することで、当該サーバ31を回避するように仮想ネットワーク機能のパスを変更することが可能となる。
5.第5実施形態
本発明の第5実施形態によれば、ネットワーク20を制御する制御装置に運用ポリシを設定しておき、制御装置が運用ポリシに従って、上述した第1〜第4実施形態と同様のネットワーク制御を実行する。たとえば、拡張パスにおける所定レイヤのノードが所定値以上の負荷であれば、当該ノードを通るトラフィックの帯域制限、当該ノードを回避する経路変更等の処理を実行する、という運用ポリシを制御装置に設定できる。
5.1)システム構成
図18に示すように、本発明の第5実施形態によるネットワークシステムでは、運用管理装置40が制御装置11に対して運用ポリシを設定し、制御装置11は運用ポリシに従ってネットワーク20を制御する。制御装置11は、図3に示す制御装置10と基本的に同じ構成および機能を有するが、図示しない記憶装置に運用ポリシが格納され、制御部104が運用ポリシを参照して制御を実行する点が第1〜第4実施形態とは異なっている。その他の構成および機能は上述した第1〜第4実施形態と同様であるから、図9と同じ参照番号を使用して説明は省略する。なお、制御装置11は運用管理装置40内に設けられてもよい。
図18において、オペレータが運用管理装置40に運用ポリシを設定すると、制御装置11は運用管理装置40に設定された運用ポリシに従ってネットワーク20の制御を行う。上述したように、制御装置11は、ネットワーク20の各ノードから監視情報を収集してデータベース103を更新する。あるノードにおいて障害あるいは過負荷状態等の問題が生じたことを運用ポリシに従って検出すると、制御装置11は、問題が発生したノードとは別のノードに対して問題を解決する処理を設定する。制御装置11によって対処設定されたノードは、該当するパケットに対して設定された処理を実行することで、問題を解決する。
運用ポリシの制御対象パラメータの例は以下の通りである。
・VNF、VM、VMMおよび物理サーバの稼働率(CPUおよび/またはメモリの稼働率、使用量、使用率、消費電力等)。
・物理リンクおよび仮想リンクの通信帯域、使用帯域、使用率、トラフィック量等。
・ネットワークサービスの通信帯域、使用帯域、使用率、トラフィック量等。
これらのパラメータが所定の閾値を超えた場合あるいは下回った場合、制御装置11は当該ノードで問題が発生したものと判断し、ネットワーク20に対して問題を解決する処理を実行する。
5.2)運用管理装置
図19において、運用管理装置40は、仮想リンク設定部401、要求条件およびポリシ設定部402、インターフェース403、およびユーザインターフェース404を有し、その他、図示しない制御部や記憶部を有する。ユーザインターフェース404はキーボード等の情報入力部とモニタ等の情報表示部とを含み、オペレータによる仮想リンク設定、要求条件設定および運用ポリシ設定、制御装置11により決定されたネットワーク上の拡張ノード配置の可視化、などを可能にする。
仮想リンク設定部401は、オペレータがユーザインターフェース404を通して入力したネットワークサービス(本実施形態では「サービスチェイン」ともいう。)から仮想リンクを生成する。要求条件およびポリシ設定部402は、要求条件設定部405およびポリシ設定部406を有し、オペレータの入力に基づいてサービスチェインを構成する際の要求条件および運用ポリシを生成する。以下、本実施形態による運用管理装置40の動作について図20〜図22を参照しながら説明する。
4.3)拡張パスの可視化
図20に例示するように、ユーザインターフェース404に表示された運用管理画面500は、入力ウィンドウ500aとネットワーク表示ウィンドウ500bとに分割されている。入力ウィンドウ500aにはサービスチェイン入力欄501と、複数の要求条件入力欄502と、運用ポリシ入力欄503が表示され、ネットワーク表示ウィンドウ500bには運用管理対象であるネットワークの物理的なトポロジと仮想ノードとが表示される。たとえば、運用管理装置40は、制御装置11のデータベース103からトポロジ情報および仮想ノード情報を取得し、取得した情報に基づいてネットワークの物理的構成および仮想ノードの構成を表示する。
図20において、ネットワーク表示ウィンドウ500bに例示されるネットワークトポロジでは、ネットワークノードAおよびBの各々がサーバA、B、Cに物理リンクで接続されている。また、各サーバは3つ仮想ネットワーク機能VNF_A、VNF_BおよびVNF_Cを配置可能であり、各VNFの下位レイヤのVMおよびVMMがそれぞれ仮想ノードとして表示されている。以下、説明を簡略化するために、サーバ(A)上にVNF_Aが、サーバ(B)および(C)の上にそれぞれ同じVM(B)およびVNF_Bが起動しているものとする。
図21に示すように、オペレータがユーザインターフェース404を通してサービスチェイン入力欄501に次のようなサービスチェインを入力したとする:
A ⇔ VNF_A ⇔ VNF_B ⇔ B。
さらに、要求条件入力欄402に、ネットワークに要求される通信帯域、サーバおよびVMにそれぞれ要求されるCPU/メモリ能力が入力され、運用ポリシ入力欄503に次のような運用ポリシが入力されたとする:「サーバのCPU使用率>80%ならば、サービスチェインの設定変更あるいは経路変更を行う。」
要求条件およびポリシ設定部402は、上記要求条件および運用ポリシを制御装置11へ送信して設定する。制御装置11は、運用管理装置40により設定された要求条件および運用ポリシに基づいて、たとえば次のような拡張パスの仮想リンクVL1、VL2およびVL3を生成して運用管理装置40へ送信する。
VL1:始点=NWノード(A) ; 終点=VNF_A
VL2:始点=VNF_A ; 終点=VNF_B(サーバB)
VL3:始点=VNF_B(サーバB); 終点=NWノード(B)
運用管理装置40は、図21に示すように、上記拡張パスの仮想リンクVL1、VL2およびVL3をネットワーク表示ウィンドウ500bに表示する。この状態で、VNF_Bノードが過負荷状態となり、そのサーバ(B)のCPU使用率が80%を超えたとする。
制御装置11は、VNF_Bノード、VM(B)ノード、VMM(B)ノードおよび物理サーバ(B)ノードからの監視情報により、サーバ(B)のCPU使用率が80%を超えたことを検知すると、VNF_Bノードの障害発生情報を運用管理装置40へ通知し、運用管理装置40はネットワーク表示ウィンドウ500bにVNF_Bノードの障害発生を表示する。
続いて、制御装置11は、データベース103を参照しながら、サーバ(B)の前段のノード(A)のスイッチの設定を変更し、たとえば図22に示すように、次のような新たな仮想リンクVL1、VL4およびVL5を生成して運用管理装置40へ送信する。
VL1:始点=NWノード(A) ; 終点=VNF_A
VL2:始点=VNF_A ; 終点=VNF_B(サーバC)
VL3:始点=VNF_B(サーバC); 終点=NWノード(B)
こうして、サーバ(B)上のVNF_Bノードおよびその下位ノードに障害が発生しても、サーバ(B)の前段のノード(A)の設定を変更することで、拡張パスの経路を問題を解決するように変更することができる。
なお、運用管理装置40の仮想リンク設定部401および要求条件およびポリシ設定部402と同じ機能は、プログラムを実行するプロセッサ(CPU:Central Processing Unit)と、プログラムを保持するROM(Read Only Memory)および情報を保持するRAM(Random Access Memory)等の記憶装置と、により実現することもできる。
6.第6実施形態
本発明の第6実施形態による制御装置は、上述した各実施形態による拡張パスに基づいて、ネットワークにおけるネットワークサービスの経路を決定し、当該経路に沿って通信フローが転送されるように物理スイッチおよびサーバを制御する。以下、図23〜図27を参照しながら第6実施形態について詳述する。
6.1)システム構成
図23に示すように、本発明の第6実施形態による制御装置12は、図2に示す制御装置11の制御部104にスイッチ制御部105の機能が追加されている。その他の基本的な構成および機能は上記実施形態と同様であるから説明は省略する。
図24に示すように、第6実施形態におけるネットワークノードである物理スイッチ21aは、データ転送部211、経路情報データベース212、および制御装置12と通信を行うためのインターフェース213を有する。物理スイッチ21aは、ネットワークサービスに属するフローを識別するための条件と当該フローのパケットの転送先とを含むデータを制御装置12から受信し、経路情報データベース212に格納する。データ転送部211は、経路情報データベース212に格納された条件および転送先情報に従って、ネットワークサービスに属するフローのパケットを識別し、対応する転送先(ノードあるいはサーバ)へ転送する。
図25に示すように、第6実施形態におけるサーバ30aは、複数のVNFをそれぞれ実行するための複数の仮想マシンVMと、複数の仮想マシンVMおよび隣接するネットワークノードの間の通信フローの切り替えを行う仮想スイッチ310とを有する。
仮想スイッチ310は、本実施形態におけるネットワークトポロジの一つのスイッチと見なすことができ、データ転送部311と、経路情報データベース312と、制御装置12と通信を行うためのインターフェース313とを有する。仮想スイッチ310は、ネットワークサービスに属するフローを識別するための条件と当該フローのパケットの転送先とを含むデータを制御装置12から受信し、経路情報データベース312に格納する。データ転送部311は、経路情報データベース312に格納された条件および転送先情報に従って、隣接するネットワークサーバあるいは一つの仮想マシンVMから受信したパケットがネットワークサービスに属するフローであるか否かを識別し、対応する転送先(仮想マシンVMあるいはネットワークサーバ)へ転送する。したがって、一つのサーバ内にある仮想マシンVM間のパケット転送であれば、外部のネットワークノードへ転送することなくネットワークサービスを構成できる。
なお、制御装置12、物理スイッチ21aおよびサーバ30aは、既に述べたようにそれぞれの動作を制御するプログラムを実行するプロセッサ(CPU:Central Processing Unit)と、プログラムを保持するROM(Read Only Memory)および情報を保持するRAM(Random Access Memory)等の記憶装置と、により実現することもできる。
上述したように、ネットワークサービスに属するフローを識別するための条件と当該フローのパケットの転送先とを含む情報を制御装置12が設定する集中制御型のネットワークアーキテクチャシステムは、たとえばオープンフロー(OpenFlow)、I2RS(Interface to the Routing System)、ForCES(Forwarding and Control Element Separation)等により実現することが可能である。以下、制御装置12および物理スイッチ21a/サーバ30aの実装例としてオープンフローを用いたものを示す。
6.2)オープンフロー
オープンフローは、通信をエンドツーエンドのフローとして認識し、フロー単位で経路制御、障害回復、負荷分散等を実行する。ここで、フローとは、例えば所定の属性を有する一連の通信パケット群のことであり、本実施形態においては設定されたネットワークサービスに属するフローをいう。以下、図26に示すネットワークを一例としてオープンフローについて説明する。
図26において、オープンフロースイッチ(OpenFlow Switch)601、602、603はオープンフロー技術を採用したネットワークスイッチであり、本実施形態では物理スイッチ21aあるいはサーバ30aの仮想スイッチ310に相当する。オープンフローコントローラ(OpenFlow Controller)604はオープンフロースイッチ601、602、603を制御する情報処理装置であり、本実施形態では制御装置12に相当する。
各オープンフロースイッチ601、602、603は、オープンフローコントローラ604との間にセキュアチャネル(Secure Channel)605が設定されており、セキュアチャネル605を通してオープンフローコントローラ604と通信する。オープンフローコントローラ604は、セキュアチャネル605を介して、オープンフロースイッチ601、602、603のフローテーブル(Flow Table)606の設定を行う。なお、セキュアチャネル605は、各オープンフロースイッチ601、602、603とコントローラ604との間の通信経路であって、通信の盗聴や改ざん等を防止するための処置がなされたものである。
図27は、各オープンフロースイッチ601、602、603に設けられたフローテーブル606の各エントリ(フローエントリ)の構成例を示す。フローエントリは、スイッチが受信したパケットのヘッダに含まれる情報(例えば、宛先IPアドレスやVLAN ID等)と照合するためのマッチングルールを規定するマッチフィールド(Match Fields)と、パケットフロー毎の統計情報を示すフィールド(Counters)と、マッチングルールにマッチするパケットの処理方法を規定するアクションフィールド(Action)とで構成される。
オープンフロースイッチ601、602、603は、パケットを受信すると、フローテーブル606を参照する。オープンフロースイッチ601、602、603は、受信したパケットのヘッダ情報にマッチするフローエントリを検索する。受信パケットのヘッダ情報にマッチするエントリが検索された場合、オープンフロースイッチ601、602、603は、検索されたエントリのアクションフィールドに定義された処理方法に従って、受信パケットを処理する。処理方法は、例えば、「受信パケットを所定のポートから転送する」、「受信したパケットを廃棄する」、「受信パケットのヘッダの一部を書き換えて、所定のポートへ転送する」といったことが規定されている。
一方、受信パケットのヘッダ情報にマッチするエントリが見つからない場合、オープンフロースイッチ601、602、603は、例えば、セキュアチャネル605を通してオープンフローコントローラ604へ受信パケットを転送し、オープンフローコントローラ604に対して受信パケットの処理方法を規定したフローエントリの設定を要求する。
オープンフローコントローラ604は、受信パケットの処理方法を決定し、決定した処理方法を含むフローエントリをフローテーブル606に設定する。その後、オープンフロースイッチ601、602、603は、設定されたフローエントリにより、受信パケットと同一のフローに属する後続のパケットを処理する。
6.3)効果
本発明の第6実施形態によれば、第1〜第5実施形態と同様に拡張パスに基づいて、ネットワークサービスのパスを決定し、当該パスに沿って通信フローが転送されるようにネットワークのノードあるいはサーバを制御するので、アンダーレイネットワークの通信特性および通信性能を考慮した最適なVNF配置が可能となる。
特に、サーバ30a内に複数のVNFをそれぞれ実行する複数の仮想マシンを仮想スイッチにより切り替え可能に構成することで、ネットワークノードのパス切替とサーバ内での仮想マシンの切替とを同等に制御することができ、たとえばオープンフロー技術を用いた一括制御が可能となる。
本発明は、仮想ネットワーク機能(VNF)をネットワーク上に配置するシステムで利用可能である。
10、11、12 制御装置
20 ネットワーク
21,21A〜21E 物理スイッチ
30、30a、31〜34 サーバ
40 運用管理装置
101 拡張パス設定部
102 ノード管理部
104 制御部
105 スイッチ制御部
131 制御部
132 VMM
133 ノード状態モニタ
211 データ転送部
212 経路情報データベース
213 インターフェース
401 仮想リンク設定部
402 要求条件およびポリシ設定部
403 インターフェース
404 ユーザインターフェース
405 要求条件設定部
406 ポリシ設定部

Claims (13)

  1. ネットワークを制御する装置であって、
    前記ネットワークに含まれる物理サーバ上の仮想コンポーネントおよび前記ネットワークの物理コンポーネントに関するネットワークトポロジ情報を格納する格納手段と、
    前記ネットワークトポロジ情報に基づいて前記物理サーバ上で動作する少なくとも一つの仮想ネットワーク機能からなるネットワークサービスを管理する管理手段と、
    を有することを特徴とするネットワーク制御装置。
  2. 前記格納手段は、前記物理サーバ上のレイヤごとの仮想コンポーネントおよび前記ネットワークの物理コンポーネントに関するネットワークトポロジ情報を格納することを特徴とする請求項1に記載のネットワーク装置。
  3. 前記ネットワークトポロジ情報が前記仮想ネットワーク機能のレイヤおよびその下位レイヤの仮想コンポーネントからなる拡張パスに関する情報であることを特徴とする請求項1または2に記載のネットワーク制御装置。
  4. 前記管理手段が、前記ネットワークトポロジ情報に基づいて、前記ネットワークサービスのトポロジを管理することを特徴とする請求項1−3のいずれか1項に記載のネットワーク制御装置。
  5. ネットワークを制御する方法であって、
    前記ネットワークに含まれる物理サーバ上の仮想コンポーネントおよび前記ネットワークの物理コンポーネントに関するネットワークトポロジ情報を格納手段に格納し、
    管理手段が、前記ネットワークトポロジ情報に基づいて前記物理サーバ上で動作する少なくとも一つの仮想ネットワーク機能からなるネットワークサービスを管理する、
    ことを特徴とするネットワーク制御方法。
  6. 前記物理サーバ上のレイヤごとの仮想コンポーネントおよび前記ネットワークの物理コンポーネントに関するネットワークトポロジ情報を前記格納手段に格納することを特徴とする請求項5に記載のネットワーク装置。
  7. 前記ネットワークトポロジ情報が前記仮想ネットワーク機能のレイヤおよびその下位レイヤの仮想コンポーネントからなる拡張パスに関する情報であることを特徴とする請求項5または6に記載のネットワーク制御方法。
  8. 前記管理手段が、前記ネットワークトポロジ情報に基づいて前記ネットワークサービスのトポロジを管理することを特徴とする請求項5−7のいずれか1項に記載のネットワーク制御方法。
  9. ネットワークを制御する制御装置を有するネットワークシステムであって、
    前記制御装置が、
    前記物理サーバ上の仮想コンポーネントおよび前記ネットワークの物理コンポーネントに関するネットワークトポロジ情報を格納する格納手段と、
    前記ネットワークトポロジ情報に基づいて前記物理サーバ上で動作する少なくとも一つの仮想ネットワーク機能からなるネットワークサービスを管理する管理手段と、
    を有することを特徴とするネットワークシステム。
  10. 前記格納手段は、前記物理サーバ上のレイヤごとの仮想コンポーネントおよび前記ネットワークの物理コンポーネントに関するネットワークトポロジ情報を格納することを特徴とする請求項9に記載のネットワークシステム。
  11. 前記ネットワークトポロジ情報が前記仮想ネットワーク機能のレイヤおよびその下位レイヤの仮想コンポーネントからなる拡張パスに関する情報であることを特徴とする請求項9または10に記載のネットワークシステム。
  12. 前記管理手段が、前記ネットワークトポロジ情報に基づいて、前記ネットワークサービスのトポロジを管理することを特徴とする請求項9−11のいずれか1項に記載のネットワークシステム。
  13. ネットワーク制御装置としてコンピュータを機能させるプログラムであって、
    ネットワークに含まれる物理サーバ上の仮想コンポーネントおよび前記ネットワークの物理コンポーネントに関するネットワークトポロジ情報を格納手段に格納する機能と、
    管理手段が、前記ネットワークトポロジ情報に基づいて前記物理サーバ上で動作する少なくとも一つの仮想ネットワーク機能からなるネットワークサービスを管理する機能と、
    を前記コンピュータに実現することを特徴とするプログラム。
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