JP2015149368A - 振動子及び圧電ポンプ - Google Patents

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Abstract

【課題】振動板の一部に局所的な変形が発生した場合においても応力集中による性能低下がない振動子とこの振動子を用いた圧電ポンプを提供する。
【解決手段】少なくとも一部が拘束される振動板41と、その振動板41の少なくとも片面に複数の圧電素子42a,42b,43a,43bが積層されている。各圧電素子の振動板から遠い面には電極層52a,52b,53a,53bが積層されている。さらに、隣り合う圧電素子にかかる電圧の印加方向は逆方向とした。分割して積層される圧電素子42a,42b,43a,43bの境界は、振動板41に与えられる拘束条件から得られる変位関数の変曲線に相当する位置とした。
【選択図】図1

Description

本発明は、振動子及び振動子を用いた圧電ポンプに関する。
振動部に圧電素子を備えた振動子を用いることにより、薄型、小型で消費電力の少なく、低騒音の圧電ポンプや圧電スピーカーを作成する技術が知られている。
特開2005−201235号公報
しかし、上述した圧電ポンプ等においては、例えば、振動子に大きな振幅指令を与えた場合や、搬送流体から振動子に大きな圧力が与えられた場合に、圧電ポンプに固定されている振動板が不可逆的に変形することがある。このような場合には、振動子の振幅が当初の設計値から変化してしまい、圧電ポンプの性能の低下を生じる。そこで、振動板の一部に局所的な変形が発生するような撓みが振動板に生じた場合においても、不可逆的な変形が発生しない振動子の開発が望まれている。
実施形態に係る振動子は、少なくとも一部が拘束される振動板と、その振動板の少なくとも片面に並べて積層された複数の圧電素子とを備えている。振動板に並べられた複数の圧電素子の境界は、振動板を拘束したときの拘束条件とこの振動板を変位させたときの変位条件に基づく変曲点に相当する箇所とした。
また、実施形態に係る圧電ポンプは、開口部を有するケースと、開口部を塞ぐようにケースに固設された振動板と、ケースへ流体を導入するための吸込口と、吸込口から導入された流体をケースの外へ排出するための排出口とを備えたポンプ本体を有する。ケースへ固設された振動板の表面には、振動板の中央部に積層された第1圧電素子と、振動板の周縁部と第1圧電素子との間に積層された第2圧電素子とが配置される。積層された第1圧電素子と第2圧電素子の配置の境界は、振動板を拘束したときの拘束条件と振動板を変位させたときの変位条件に基づく変曲点に相当する箇所とした。
図1は、実施形態1の振動子が取り付けられた圧電ポンプの断面概略図である。 図2は、図1の圧電ポンプのカバーを取り除いた状態の平面図である。 図3は、図1の圧電ポンプの振動子を駆動するための回路図である。 図4は、図1の圧電ポンプの振動子を駆動する動作を説明するための動作説明図である。 図5は、図1の圧電ポンプに取り付けられる実施形態2の振動子の断面図である。 図6は、図1の圧電ポンプに取り付けられる実施形態3の振動子の斜視図である。 図7は、図6の振動子の断面図である。 図8は、実施形態1の振動子の全周が完全拘束されている場合の変曲点を示す説明図である。 図9は、実施形態1の振動子の全周がばね拘束されている場合の変曲点を示す説明図である。 図10は、従来の圧電ポンプに用いられる振動子の動作説明図である。
以下、本発明の実施形態1について図面を用いて説明する。
図1は、実施形態1の振動子4が取り付けられた圧電ポンプ1の断面図である。圧電ポンプ1は、ポンプ本体2と、カバー3を含む、扁平な円筒状の外観を有する。ポンプ本体2は、有底の円筒形のケース20と円形で板状の振動子4を有している。ケース20は、円形板状の底部28と、その周囲に円筒状の周壁29を有している。ケース20は、底部28と同程度の大きさの開口部27を有している。底部28には、ケース20の内部空間23へ流体を導入するための吸込口24が設けられている。底部28には、内部空間23へ導入された流体を吐出するための排出口25が設けられている。吸込口24は、内部空間23へ導入した流体の逆流を防ぐための逆止弁21を備える。排出口25には、内部空間23から吐出した流体の内部空間23への逆流を防止するための逆止弁22を備える。ケース20の図面上方には、開口部27を塞ぐ振動子4が固設されている。
振動子4は、円形で板状の振動板41を有している。振動板41の周縁部41bは、その全周にわたってケース20の周壁29に設けられた固定溝26に固定されている。固定溝26は、周壁29の内周面を厚み方向に一定の深さで周状に切り欠かれた円環状の溝である。固定溝26は、周壁29の上端の開口部27の近くに設けられている。固定溝26の軸方向の厚さは振動板41を固定できる厚さに調整される。実施形態1においては、振動板41を固定溝26に直接はめ込むように固設したが、固定溝26と周縁部41bの間にOリング等を組み込むことも可能である。
振動子4は、振動板41と振動板41の両面に設けた第1〜第4圧電素子42a,42b,43a,43bとを含む。第1圧電素子は、振動板41の一方の面41cの中央部に円形に積層されて配置されている。第2圧電素子43aは、振動板41の一方の面41cの周縁部41bと第1圧電素子42aとの間(以下、第1圧電素子42aの外周部ともいう。)に環状に積層されて配置されている。第3圧電素子42bは、第1圧電素子42aと対向する他方の面41dに円形に積層される。第4圧電素子43bは、第2圧電素子43aと対向する他方の面41dに環状に積層される。
第1圧電素子42aのカバー3側の面には、第1電極層52aが積層されている。第2圧電素子43aのカバー3側の面には、第2電極層53aが積層されている。第3圧電素子42bの内部空間23側の面には、第3電極層52bが積層されている。第4圧電素子43bの内部空間23側の面には、第4電極層53bが積層されている。各電極層は、対応する各圧電素子と同じ形を有している。このように、実施形態1においては、各電極層52a,52b,53a,53bは、各圧電素子42a,42b,43a,43bのカバー3側または内部空間23側の全面を覆うように積層したが、各圧電素子42a,42b,43a,43bに十分な変位を生じさせることができるのであれば電極層の積層範囲はこれに限られない。
カバー3は、ポンプ本体2の図面上部を塞ぐ有底の扁平な円筒形の部材である。カバー3は、ケース20の底部28とほぼ同じ大きさの円形のカバー底部32を有する。カバー底部32の周囲にケース20と嵌合するカバー周壁31を有している。カバー周壁31は、ケース20の周壁29の外側の上部に設けられた段部29aでポンプ本体2と嵌合する。カバー周壁31の厚みは段部29aの深さと同じとした。図1では詳細を示していないが、カバー周壁31の嵌合壁29bに対する嵌合方法として、例えば、ねじ式、はめ込み式等が挙げられる。カバー3の材料については、特に限定されずケース20と同様の材料を用いてもよい。カバー3の機能としては、振動子4を外部からの埃や物理的な接触による破損を防ぐものである。
図2は、図1の圧電ポンプ1のポンプ本体2をカバー3側から見た平面図である。図2に示すように、円筒形のケース20の開口部27を振動子4が覆っている。振動子4の中央部には、第1電極層52aが積層された円形の第1圧電素子42aが配置されている。第1圧電素子42aの外周部には、第2電極層53aが積層された環状の第2圧電素子43a配置されている。なお、振動子4の他方の面41d(図1)における第3圧電素子42bおよび第4圧電素子43bのレイアウトは、図2に示した第1圧電素子42aおよび第2圧電素子43aのレイアウトと同じである。
振動板41としては、例えば、導電性金属薄板が用いられる。導電性金属薄板としては、金、白金、銅、及びこれらを含む合金等があげられる。振動板41の厚みについては、振動子4が使用される環境等により適宜調整可能である。
第1〜第4圧電素子42a,42b,43a,43bの材料としては、薄膜形成可能な圧電材料であれば特に限定されない。代表的な圧電材料としては、例えば、PZT(チタン酸ジルコン酸鉛)、チタン酸バリウム、ニオブ酸リチウム、チタン酸鉛、水晶などが挙げられる。これらの中でも、圧電特性が優れており、入手が比較的容易なことから、PZTが好ましい。圧電素子42a,42b,43a,43bの厚さは、例えば、0.5μm〜5.0μmが一般的である。
振動子4の振動板41に積層された第1〜第4圧電素子42a,42b,43a,43bは、分極方向が矢印P(図3)となるように分極処理が施される。なお、分極処理とは、例えば、強誘電体微結晶の集合体の結晶軸を強い直流電界(数KV/mm)を印加することにより自発分極の方向を揃えた結晶とすることをいう。
図1に示すように、振動板41は、その周縁部41bの全周を固定溝26に固設されている。振動板41の固設方法は、ポンプ本体2の内部空間23の密閉性が保持できる方法であればよく、特に限定されない。内部空間23の密閉性は、ポンプ性能にもよるが、必ずしも完全密閉を必要とするものではない。図1には、特に図示されていないが、固定溝26と周縁部41bの間にOリングをはめ込んでもよい。
図3は、図1の圧電ポンプ1における振動子4の回路図である。実施形態1の振動子4は、バイモルフ型とした。バイモルフ型のアクチュエータの基本的な回路は、シリーズ型とパラレル型が知られている。実施形態1の振動子4は、低い電圧で大きな変位が得られるパラレル型とした。振動子4は、第1電極層52aにマイナスの電圧が印加されている場合には、対向して配置される第3電極層52bにプラスの電圧が印加されている。また、第2電極層53aにプラスの電圧が印加されている場合には、対向して配置される第4電極層53bにはマイナスの電圧が印加されるように回路を配置した。
図1に図示されていないが、ケース20の内壁は、送出する流体によるさび防止等のため、金属膜やシリコンゴム等でコーティングしてもよい。
次に、実施形態1における圧電ポンプ1に設けられた振動子4の動作について説明する。
図4は図1の振動子4の駆動説明図である。図4(a)は、振動子4の圧電素子に電圧が印加される前の状態を表している。図4(b)は、図3の回路パターンで示した振動子4の各圧電素子42a,42b,43a,43bに電圧が印加された状態を表している。なお、ここでは、各圧電素子42a,42b,43a,43bに積層される各電極層52a,52b,53a,53bの図示を省略している。
分極方向Pに分極処理がされた第1圧電素子42aに図3の回路図に示す分極と同一方向の電圧を印加すると、第1圧電素子42aは、矢印に示すように径方向に縮み変形する。これに対して、分極方向Pとは逆方向に電圧が印加される第3圧電素子42bは、矢印に示すように径方向に伸びるように変形する。この結果、図4(b)に示すように、振動子4の中央部付近は、底部28の方向(図面下方向)へ凸状に変形する。その結果、内部空間23の圧力が高まる(図示せず)。
このとき、振動板41に環状に配置されている第2圧電素子43aに対しては、図3に示すように第1圧電素子42aと逆方向の電圧が印加される。これにより、第2圧電素子43aは、矢印のように径方向に伸びるように変形する。同時に第2圧電素子43aと逆方向の電圧が印加される第4圧電素子43bは、径方向に縮むように変形する。
この結果、図4(b)に示すように、振動子4の周縁部41b付近は、カバー3の方向へ凸状に変形する。これにより、例えば、振動子4に対して大きな振幅指令を受けた場合の周縁部41b付近の振動板41に対する局所的な応力集中を防止する。具体的には、第2圧電素子43aおよび第4圧電素子43bが振動板41の撓みをコントロールして、振動子4の周縁部41b付近における局所的な応力集中による、振動板41の塑性変形を防止する。
各圧電素子42a,42b,43a,43bへの電圧の印加方向が逆方向に切り替えられると、すべての圧電素子42a,42b,43a,43bの変位の方向も逆方向になる。なお、各圧電素子42a,42b,43a,43bへの電圧の印加方向を逆方向とした場合の動作図は、図4(b)を上下方向に反転したものとなるため図示およびその説明を省略する。
圧電素子の上記の性質を利用して、例えば、図3に示した振動子4の回路に交流電圧を印加した場合には、振動子4は、各圧電素子42a,42b,43a,43bのカバー3方向と底部28方向への連続した撓み運動と連動して屈曲を繰り返す。この結果、内部空間23の圧力を変動させて圧電ポンプ1として機能する。
具体的には、振動板41の中央部が、カバー3の方向へ凸状に変形すると、内部空間23の容積が拡大するとともに、内部空間23の圧力が低下し吸込口24より流体が導入される。一方、振動板41が、底部28の方向へ凸状に変形、すなわち図4(b)のように変形すると、内部空間23の容積が縮小するとともに、内部空間23の圧力が上昇し、排出口25より流体を排出する。図1の圧電ポンプ1においては、流体の逆流を防ぐために吸込口24と排出口25のそれぞれに逆止弁21,22を設けている。
一方、図10(b)に示す、従来の圧電ポンプの振動子403においては、振動子403の外周部に、上述した実施形態1の第2圧電素子43aおよび第4圧電素子43bに相当する構成が設けられていない。このため、例えば、振動子403に大きな振幅指令が与えられた場合、振動板41の中央部は第1圧電素子45aと第2圧電素子45bにより大きく変位する。これに伴い、図10(b)のように振動板41は底部28へ凸状に撓む。この振動板41の撓みと内部空間23内の搬送流体により圧力が高まる。この時に発生した応力(矢印)は、振動板41の周縁部41bと第1、第2圧電素子45a,45bの間の振動板41にも作用する。振動板41に用いられる金属薄板は、より大きな変位を得るため非常に薄いものが用いられている。このため、上記のように振動板41に設定範囲を超えた圧力を受けた場合には、振動板41の周縁部41b付近に図示のような変形が生じる。
そして、この変形部46が弾性範囲を超えて変形したまま戻らなくなる、いわゆる金属の塑性変形が起こることがある。このような塑性変形が起こると、振動板41に設計上において必要な変位が得られなくなる。この結果、内部空間23の容積の変動幅が変わってしまい、圧電ポンプから送られる流体の吐出量が設計値から外れてしまう。また、変形部46に継続的にストレスが与えられると振動板41が金属疲労により破断してポンプ故障の原因となる。
これに対し、実施形態1の振動子4は、上述の通り、第1圧電素子42a,第3圧電素子42bと周縁部41bの間に変形部46に相当する部分を積極的に変位させるための環状の第2圧電素子43aおよび第4圧電素子43bを設けた。そして、例えば、図4(b)に示すように振動子4の中央部付近を底部28の方向へ凸状変形する時には、第2圧電素子43aが、第1圧電素子42aと逆の径方向に伸長するとともに、第4圧電素子43bが、第3圧電素子42bとは逆の径方向に縮むことで、周縁部41b付近の振動子4をカバー3の方向へ凸状に撓ませるようにした。
これにより、外周部に局所的な変形部46が発生するような振幅指令が振動子4に与えられた場合においても、振動板41の第2圧電素子43a,第4圧電素子43bがカバー3方向へ積極的に撓む。第2圧電素子43a,第4圧電素子43bに挟まれている振動板41は、第2圧電素子43a,第4圧電素子43bによってコントロールされながら連動して撓む。このため振動板41の変形部46の動きが第2圧電素子43aおよび第4圧電素子43bによりコントロールされる。このため内部空間23に大きな容積差を発生させるとともに、振動板41の塑性変形を防止することができる。なお、上述した説明では、主に、振動板41の変位の一方(底部28の方向への変位)のみを示したが、かかる電圧の方向を逆にすれば撓み方向を逆として同じとなるため、この詳細については説明を省略する。
次に、振動板41の一方の面41cに配置される第1圧電素子42aおよび第2圧電素子43aの配置条件について検討する。なお、第1圧電素子42aと第2圧電素子43aの配置が決定すれば、それぞれに対向する第3圧電素子42bと第4圧電素子43bの配置は決定するため第3圧電素子42bと第4圧電素子43bの配置条件についての説明は省略する。
図8は、振動板41の周縁部41bが完全拘束されている場合の振動板41の変曲点Xを示す説明図である。ここでいう完全拘束とは、ケース20の固定溝26と振動板41の周縁部41bの接合部における鉛直方向、水平方向、回転方向の変位が全く無い状態を指す。一方、図9は、振動板41の周縁部41bが、ばね拘束されている場合の振動板41の変曲点を示す説明図である。ここでいうばね拘束とは、例えば、固定溝26と周縁部41bの接合部において、鉛直方向および水平方向の変位が無く、回転方向に変位が生じている状態を指し、上述された完全拘束以外の全ての拘束状態を指す。なお、図8および図9では、振動板41のみを示し、圧電素子および電極層については図示を省略している。
振動板41の第1圧電素子42a及び第2圧電素子43aは、振動板41の変曲点Xを境界として配置されている。ここで、変曲点Xとは、振動板41が撓んだときに中央部の撓み方向と周辺部の撓み方向の向きが切り替わる点をいう。図8および図9においては変曲点Xとして示してあるが、変曲点Xの集まりが円形の変曲線を形成する。
言い換えると、第1〜第4圧電素子42a,42b,43a,43bに電圧を印加して振動板41を変形させたとき、かかる電圧の印加方向の相違から第1圧電素子42aと第2圧電素子43aでは振動板41の撓み方向が逆になる。この撓み方向の切り替わる部分が変曲点X(変曲線)であり、この部分が境界となるように第1〜第4圧電素子42a,42b,43a,43bをレイアウトする。
振動板41のこのような変位特性は、振動板41の拘束条件と変位条件に基づいて定まる変位関数として示すことができる。具体的には、実施形態1の振動子4のように常に同じ条件で振動板41を変位させる場合には、振動板41の変曲点Xは変位関数より一義的に定まる。
ここで拘束条件として、振動板41を拘束する位置やクランプの強さと拘束方法などが含まれる。拘束方法としては、例えば、梁の固定方法を参考にすると、完全拘束およびばね拘束が知られている。
変位条件には、振動板41に加えられる力の位置、加えられる力の大きさ、加えられる力の方向などが考慮される。
例えば、実施形態1の圧電ポンプ1の振動板41は、ケース20の周壁29の固定溝26によって振動板41の周縁部41bの全周が拘束されている。このときの拘束条件は、「周縁部41bの全周を固定溝26で固定」である。さらにこの拘束条件について検討すると、図8に示すように、振動板41の全周をケース20の周壁29の固定溝26で完全拘束した場合と、図9に示すように、振動板41の周縁部41bを全周にわたり弾性体(図9ではバネとして図示)を介して固定溝26に拘束した場合とが考えられる。後者の場合の拘束条件は「周縁部41bの全周を固定溝26で弾性的に固定」となる。実際には、周縁部41bと固定溝26とを完全拘束することは非常に難しいので、殆どの場合、図9に示すような弾性的な拘束になる。
一方、変位条件については、例えば、振動板41の一方の面41cの中央部に積層された第1圧電素子42aと他方の面41dの第1圧電素子42aと対向して積層された第3圧電素子42bが振動板41を変位させる力、および内部空間23内に搬送される流体の容積の変動による応力等が条件となる。
そして、上述したような拘束条件と変位条件から変位関数を用いて一義的に振動板41の変曲点Xが決定される。なお、圧電ポンプの形状等によっては、振動子4に与えられる外力の位置、作用点の数、強さ、方向なども変位条件として考慮する必要がある。
次に、上述のように変曲点Xで第1圧電素子42aと第2圧電素子43aを分割して配置したことによる効果について説明する。なお、実施形態1においては、バイモルフ型の振動子4を示しているため、振動板41の両面に第1〜第4圧電素子42a,42b,43a,43bが配置されているが、説明が複雑になるため、第1圧電素子42aおよび第2圧電素子43aの変位と振動板41との関係について詳細に説明する。
上述のように実施形態1に示す振動子4は、第1圧電素子42aが径方向へ収縮し振動板41が底部28の方向へ凸状変形した場合(図4(b))、変曲点Xを境界として配置された第2圧電素子43aの部分は、内部空間23からの応力により、カバー3方向に撓む。ここで、第1圧電素子42aと第2圧電素子43aの配置の境界を変曲点Xとしているため、振動板41に応力が生じた場合においても、振動板41は積層された第1および第2圧電素子42a,43aに干渉されることなくそれぞれ逆方向に撓むことができる。加えて、第2圧電素子43aが設けられていることにより、内部空間23側からの応力に対して、振動板41のみの場合と比較して強度が増す。さらに、振動板41の外周部に局所的な塑性変形が生じるような圧力が加えられた場合にも、第2圧電素子43aが応力による変形を抑制するように撓むことで振動板41の塑性変形を防ぐことができる。この結果、振動板41の可撓性を変更することなく、十分な強度を有する応答性の良い振動子4を容易に製造することができる。
実施形態1においては、ケース20を円形の振動子4で塞いだ円筒形の圧電ポンプ1を示したが、ケース20及び振動子4の形状については、これに限られることはない。
また、変曲線の線形は円形の変曲線に限られることはなく、例えば、流体を蠕動運動により輸送する圧電ポンプや圧電素子の振動を用いて流体を送り出す共振型のポンプ等においては、複数の変曲線を複数の圧電素子の境界として、分割配置することも可能であり、その形状も楕円形、長円形、短形など種々の形状がある。
実施形態1においては、第1〜第4圧電素子42a,42b,43a,43bを振動板41の両面に配置するバイモルフ型の振動子4(特にパラレル型)を用いて説明しているが、回路を少し変えることで、振動板41を有しないシリーズ型とすることも可能である。また、振動板41の片面のみに圧電素子を配置するユニモルフ型の振動子4を用いることも可能である。
また、圧電素子は分極方向と同一方向に電圧を印加すると径方向に収縮し、逆方向に電圧を印加すると径方向に伸長する性質を有している。よって、第1圧電素子42a、第3圧電素子42bの分極方向と第2圧電素子43a、第4圧電素子43bの分極方向を逆として振動板41にレイアウトすることもできる。なお、この場合には、例えば、第1圧電素子42aと第2圧電素子43aにプラスの電圧を印加した場合には、第3圧電素子42bと第4圧電素子43bにはマイナスの電圧が印加されるように回路図を設計する。
次に実施形態2の振動子401および実施形態3の振動子402について図5、図6および図7を用いて説明する。
図5の振動子401は、一枚の円形の振動板41と振動板41の一方の面41cに積層した振動板41の直径よりも少し小さい直径を有する第1圧電素子44aと、他方の面41dに第1圧電素子44aに対向して積層された第2圧電素子44bとを有している。なお、各圧電素子44a,44bの分極方向Pは矢印方向に一定とした。また、第1圧電素子44aのカバー3側に第1電極層52a、第2電極層53aを設けた。第1電極層52aは、第1圧電素子44aの中央部に配置し、第2電極層53aは、第1電極層53aの外周部に環状の隙間47を介して環状に配置した。また、内部空間23側の第2圧電素子44bの中央部には、第1電極層52aと対向する第3電極層52bが配置される。さらに、第2電極層53aと対向する第4電極層53bが第3電極層52bの外周に配置される。第1電極層52aと第2電極層53aの境界については、変位関数により一義的に決定される変曲点Xとした。回路配置については、図3と同様の配置とした。
第1圧電素子44a,第2圧電素子44bは、基本的に絶縁材料であるため、電圧をかけた場合も第1電極層52a,第2電極層53aの境界である環状の隙間47を越えて、第1圧電素子44aまたは第2圧電素子44bの面に沿って径方向に電流が流れることはない。実施形態2の振動子401では、この性質を利用して、第1〜第4圧電素子42a,42b,43a,43bを振動板41の変曲点Xを境界として分割して配置する実施形態1の振動子4とは異なり、電圧を印加するための電極層52a,52b,53a,53bのみを分割して配置した。
図6の斜視図および図7の回路図に示した実施形態3の振動子402は、振動板41を用いていない点が、図5に示した振動子401と異なっている。言い換えれば、振動子402は、一枚の円板状の圧電素子44cの外周部を固定溝26に直接固定している。振動子402は、一枚の圧電素子44cの一方の面48aの中央部に円形の第1電極層52aを設けた。第1電極層52aの外周部に環状の隙間47を介して環状の第2電極層53aを設けた。また図7に示すように他方の面48bには第1電極層52aに対向する第3電極層52bおよび第2電極層53aに対向する第4電極層53bを設けた。第1電極層52aと第2電極層53aの境界は、圧電素子44cにおける変位関数から一義的に決定される変曲点Xとした。なお、本実施形態3においては、圧電素子44cを一枚の圧電素子としたが、回路構成を変更することにより複数枚の圧電素子を積層したものを振動子403として用いることも可能である。
図7は、図6の振動子402の回路図である。圧電素子44cの分極方向は矢印Pで示した。この回路図によれば振動子402は、第1電極層52aに分極方向Pと逆方向の電圧を印加すると第1電極層52の範囲の圧電素子44cは径方向に伸長する。この時、第2電極層53aには、分極方向Pと同一方向の電圧が印加され、第2電極層53aの範囲の圧電素子44cは径方向に収縮する。なお、第3電極層52bには第1電極層52aと逆の電圧が印加され、第4電極層53bには第2電極層53aと逆方向の電圧が印加される。この性質を利用して、例えば、振動子402に交流電圧を印加すると撓み運動が連続的に発生し、振動子402として機能する。
そして、振動子402に対して、過度の振幅指令が与えられた場合や、内部空間23の搬送流体の圧力が高まった場合であっても、実施形態1の振動子4と同様に、第2および第4電極層53a,53bが積極的に撓むことにより、局所的な圧力の集中による圧電素子44cの破損を防ぐことができる。
図5に示した実施形態2の振動子401は、実施形態1の振動子4とは異なり、第1〜第4電極層を振動子401の拘束条件および変位条件から変位関数を用いて一義的に決められる変曲点Xを境界として第1および第2圧電素子45a,45bにレイアウトしている。また図6および図7に示す実施形態3の振動子402は、実施形態1の振動子4とは異なり、第1〜第4電極層を振動子402の拘束条件および変位条件から変位関数を用いて一義的に決められる変曲点Xを境界として、圧電素子44cにレイアウトしている。
このため、電極層のレイアウトを変更するだけで、振動子の大きさや形状の変更による変曲点の変化にも対応することができる。したがって、電極層の積層をする製造工程においてレイアウトの変更が可能となるため製造工程の効率化を図ることができる。さらに、振動子402においては、振動板41のような金属薄板が不要となり、部品点数の削減にもつながる。
実施形態1〜3に示した振動子4,401および402は、圧電ポンプ1と組み合わせてその機能的な特徴を説明してきたが、振動子4,401および402の使用される用途はこれに限られることはなく、例えば、圧電スピーカーや圧電ブザー、ソナー、各種超音波機器や、加速度センサー等の各種センサーにも使用することが可能である。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これらの実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の変更、置き換え、変更を行うことができる。これらの実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に含まれるものである。
1…圧電ポンプ、2…ポンプ本体、20…ケース、21…逆止弁、22…逆止弁、23…内部空間、24…吸込口、25…排出口、26…固定溝、27…開口部、28…底部、29…周壁、29a…段部、29b…嵌合壁、3…カバー、31…カバー周壁、32…カバー底部、4…振動子、401…振動子、402…振動子、403…振動子、41…振動板、41a…凸部、41b…周縁部、41c…一方の面、41d…他方の面、42a…第1圧電素子、42b…第3圧電素子、43a…第2圧電素子、43b…第4圧電素子、44a…第1圧電素子、44b…第2圧電素子、44c…圧電素子、45a…第1圧電素子、45b…第2圧電素子、46…変形部、47…環状の隙間、48a…一方の面、48b…他方の面、52a…第1電極層、52b…第3電極層、53a…第2電極層、53b…第4電極層、X…変曲点、P…分極方向

Claims (13)

  1. 少なくとも一部が拘束される振動板と、
    前記振動板の少なくとも片面に並べて積層された複数の圧電素子と
    を備え、
    前記振動板を拘束したときの拘束条件と前記振動板を変位させたときの変位条件に基づく変曲点に相当する箇所を前記複数の圧電素子の境界としたことを特徴とする振動子。
  2. 隣り合う圧電素子の変位の方向を逆方向とすることを特徴とする請求項1に記載の振動子。
  3. 開口部を有するケースと、
    前記開口部を塞ぐように前記ケースに固設された振動板と、
    前記ケースへ流体を導入するための吸込口と、
    前記吸込口から導入された流体を前記ケースの外へ排出するための排出口と、
    前記振動板の表面に積層され、前記振動板の中央部に配置された第1圧電素子と、
    前記振動板の表面に積層され、前記振動板の周縁部と前記第1圧電素子との間に配置された第2圧電素子と
    を備え、
    前記振動板を拘束したときの拘束条件と前記振動板を変位させたときの変位条件に基づく変曲点に相当する箇所を前記振動板の上に並べられた前記第1圧電素子と前記第2圧電素子の境界としたことを特徴とする圧電ポンプ。
  4. 前記第1圧電素子と前記第2圧電素子の変位の方向を逆方向とすることを特徴とする請求項3に記載の圧電ポンプ。
  5. 前記第2圧電素子は前記第1圧電素子の周囲に環状に設けられていることを特徴とする請求項3に記載の圧電ポンプ。
  6. 開口部を有するケースと、
    前記開口部を塞ぐように前記ケースに固設された振動板と、
    前記ケースへ流体を導入するための吸込口と、
    前記吸込口から導入された流体を前記ケースの外へ排出するための排出口と、
    前記振動板の一方の面に積層され、前記振動板の中央部に配置された第1圧電素子と、
    前記振動板の前記一方の面に積層され、前記振動板の周縁部と前記第1圧電素子との間に配置された第2圧電素子と、
    前記振動板を間に挟んで前記第1圧電素子と対向する他方の面に積層された第3圧電素子と、
    前記振動板を間に挟んで前記第2圧電素子と対向する前記他方の面に積層された第4圧電素子と
    を備え、
    前記振動板を拘束したときの拘束条件と前記振動板を変位させたときの変位条件に基づく変曲点に相当する箇所を前記振動板の上に並べられた前記第1圧電素子と前記第2圧電素子の境界とし、且つ、前記第3圧電素子と前記第4圧電素子の境界としたことを特徴とする圧電ポンプ。
  7. 前記第1圧電素子と前記第3圧電素子の変位の方向を同一方向とし、
    前記第2圧電素子と前記第4圧電素子の変位の方向を同一方向とするとともに、
    前記第1圧電素子と前記第2圧電素子の変位の方向を逆方向とし、
    前記第3圧電素子と前記第4圧電素子の変位の方向を逆方向とすること特徴とする請求項6に記載の圧電ポンプ。
  8. 前記第2圧電素子は前記第1圧電素子の周囲に環状に配置され、前記第4圧電素子は前記第3圧電素子の周囲に環状に配置されていることを特徴とする請求項6に記載の圧電ポンプ。
  9. 少なくとも一部が拘束される振動板と、
    前記振動板を間に挟んで両面に積層された第1圧電素子および第2圧電素子と、
    前記第1圧電素子の前記振動板から遠い面に積層され、前記振動板の中央部に配置された第1電極層と、
    前記第1圧電素子の前記振動板から遠い面に積層され、前記振動板の周縁部と前記第1電極層との間に配置された第2電極層と、
    前記第2圧電素子の前記振動板から遠い面に積層され、前記振動板の中央部に前記第1電極層に対向して配置される第3電極層と、
    前記第2圧電素子の前記振動板から遠い面に積層され、前記第2電極層に対向して配置された第4電極層と
    を備え、
    前記振動板を拘束したときの拘束条件と前記振動板を変位させたときの変位条件に基づく変曲点に相当する箇所を前記第1電極層と前記第2電極層の境界とし、且つ、前記第3電極層と前記第4電極層の境界としたことを特徴とする振動子。
  10. 前記第1電極層と前記第2電極層に印加する電圧の向きと、前記第3電極層と前記第4電極層に印加する電圧の向きとを逆方向とするとともに、
    前記第1電極層と前記第3電極層に印加する電圧の向きと、前記第2電極層と前記第4電極層に印加する電圧の向きとを逆方向にしたことを特徴とする請求項9に記載の振動子。
  11. 少なくとも一部が拘束される板状の圧電素子と、
    前記圧電素子の一方の面に積層され、前記圧電素子の中央部に配置された第1電極層と、
    前記圧電素子の前記一方の面に積層され前記圧電素子の周縁部と前記第1電極層との間に配置された第2電極層と、
    前記圧電素子の他方の面に積層され、前記圧電素子の中央部に前記第1電極層と対向して配置された第3電極層と、
    前記圧電素子の前記他方の面に積層され前記圧電素子の周縁部と前記第3電極層との間に前記第2電極層と対向して配置された第4電極層と、
    を備え、
    前記圧電素子を拘束したときの拘束条件と前記圧電素子を変位させたときの変位条件に基づく変曲点に相当する箇所を前記第1電極層と前記第2電極層の境界とし、且つ、前記第3電極層と前記第4電極層の境界としたことを特徴とする振動子。
  12. 前記第1電極層と前記第2電極層に印加する電圧の向きと、前記第3電極層と前記第4電極層に印加する電圧の向きとを逆方向とするとともに、
    前記第1電極層と前記第3電極層に印加する電圧の向きと、前記第2電極層と前記第4電極層に印加する電圧の向きとを逆方向にしたことを特徴とする請求項11に記載の振動子。
  13. 前記第2電極層は前記第1電極層の周囲に環状に配置され、前記第4電極層は前記第3電極層の周囲に環状に配置されていることを特徴とする請求項11に記載の振動子。
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