JP2015148975A - アイテム提示装置、アイテム提示方法、およびプログラム - Google Patents

アイテム提示装置、アイテム提示方法、およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】サービスとして許容される時間内に、すなわち、適切なタイミングで、ユーザの状況およびユーザの嗜好に合ったアイテムを提示すること。【解決手段】アイテム提示装置100は、ユーザに関するユーザ情報に基づいて、ユーザが嗜好するアイテムを推定する嗜好推定部310と、ユーザが嗜好すると推定されたアイテムに、予め設定されているアイテムを提示する状況を示す提示状況条件、およびユーザ識別情報を対応付けて提示計画を作成する提示計画作成部320と、作成された提示計画を格納する提示計画格納部410と、端末からユーザ識別情報および端末の状態を示す端末状態情報を取得し、端末のユーザ状況を特定するユーザ状況特定部420と、端末のユーザ識別情報と特定されたユーザ状況とに合致する提示計画格納部410の提示計画に基づいて、端末にアイテムを提示するアイテム提示部430と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、適切なタイミングで、ユーザの状況およびユーザの嗜好に合ったアイテムを提示するアイテム提示装置、アイテム提示方法、およびプログラムに関する。
近年,携帯電話、スマートフォン、タブレット端末といった携帯型端末を利用したさまざまな情報を提供する技術が提案されている。
例えば、ユーザの現在位置や目的に併せて、経路情報を提示するナビゲーション技術が提案されている(例えば、特許文献1、2参照)。また、GPSといった各種センサから得られる情報からユーザの状況を推定し、一方で、各ユーザの履歴情報からユーザの嗜好を推定し、状況推定および嗜好推定の結果を統合して、現在のユーザから得られたセンサ情報より推測される状況に応じた、適切な情報を提示する技術も提案されている(例えば、特許文献3参照)。
更に、位置、時刻、およびそのときの行動を行動履歴として蓄積し、蓄積した行動履歴から、現在時刻と現在地との組み合わせに合致する行動履歴を抽出し、抽出した行動履歴から、提示の優先度評価を行う等により選択した少なくとも一部の行動履歴を提示したり、選択した行動履歴からこれからの行動を提案したりする技術も提案されている(例えば、特許文献4参照)。
特開2003−148983号公報 特開2013−217664号公報 特開2013−025324号公報 特開2013−214248号公報
神嶌 敏弘「推薦システムのアルゴリズム(1)〜(3)」、人工知能学会誌 vol.22,no.6〜vol.23,no.2(2007−2008)
ところで、非特許文献1によると、特許文献1から4で提案されているような情報提供技術においては、「利用者数は10万〜100万、アイテム数は10〜100万、利用者あたりの評価数10〜1000という大規模なデータにもかかわらず、10〜1000の要求に対して,10〜100ミリ秒の時間で応答する」ことが要求されている。
しかしながら、特許文献1から4で提案されている情報提供技術において、各ユーザ・各状況でのパーソナライズ化における処理量に関しては十分な考慮がされていない。そのため、大規模なシステムにおいては、各ユーザ・各状況が判明した時点から処理を実施していたのでは、上述した要求を満たすことは不可能であって、サービスとして許容される時間内に処理を完遂できないという問題点があった。
そこで、本発明は上記課題に鑑み、サービスとして許容される時間内に、すなわち、適切なタイミングで、ユーザの状況およびユーザの嗜好に合ったアイテムを提示するアイテム提示装置、アイテム提示方法、およびプログラムを提供することを目的とする。
本発明は、上記の課題を解決するために、以下の事項を提案している。なお、理解を容易にするために、本発明の実施形態に対応する符号を付して説明するが、これに限定されるものではない。
(1) 本発明は、ユーザに関するユーザ情報に基づいて、当該ユーザが嗜好するアイテムを推定する嗜好推定手段(例えば、図1の嗜好推定部310)と、前記嗜好推定手段で前記ユーザが嗜好すると推定されたアイテムに、予め設定されている前記アイテムを提示する状況を示す提示状況条件、および前記ユーザを識別するユーザ識別情報を対応付けて提示計画を作成する提示計画作成手段(例えば、図1の提示計画作成部320)と、前記提示計画作成手段で作成された提示計画を格納する提示計画格納手段(例えば、図1の提示計画格納部410)と、端末から当該端末のユーザのユーザ識別情報および当該端末の状態を示す端末状態情報を取得し、当該端末のユーザ状況を特定するユーザ状況特定手段(例えば、図1のユーザ状況特定部420)と、前記端末から取得したユーザ識別情報と、前記ユーザ状況特定手段で特定されたユーザ状況とに合致する前記提示計画格納手段の提示計画に基づいて、前記端末にアイテムを提示するアイテム提示手段(例えば、図1のアイテム提示部430)と、を備えることを特徴とするアイテム提示装置を提案している。
(2) 本発明は、(1)のアイテム提示装置について、前記アイテム提示手段が、前記端末から取得したユーザ識別情報と、前記ユーザ状況特定手段で特定されたユーザ状況とに合致する提示計画に基づいて、当該提示計画の提示状況条件の成立が厳しい順に従って、前記端末にアイテムを提示することを特徴とするアイテム提示装置を提案している。
(3) 本発明は、(1)または(2)のアイテム提示装置について、前記提示状況条件として提示位置情報が設定され、前記ユーザ状況特定手段はユーザの位置情報を取得し、前記提示位置情報との関係性を元にユーザ状況として特定し、前記アイテム提示手段が、前記端末から取得したユーザ識別情報と、前記ユーザ状況特定手段で特定されたユーザ状況とに合致する提示計画に基づいて、前記提示位置情報が設定されている提示計画を優先して、前記端末にアイテムを提示することを特徴とするアイテム提示装置を提案している。
(4) 本発明は、(1)から(3)のアイテム提示装置について、前記提示状況条件として配信日時情報が設定され、前記アイテム提示手段が、前記端末から取得したユーザ識別情報と、前記ユーザ状況特定手段で特定されたユーザ状況とに合致する提示計画に基づいて、現在日時を含む配信日時情報を有する提示計画を優先、あるいは前記現在日時を含む配信日時情報を有する提示計画のみを対象にして、前記端末にアイテムを提示することを特徴とするアイテム提示装置を提案している。
(5) 本発明は、(1)から(4)のアイテム提示装置について、前記嗜好推定手段が、前記ユーザが嗜好するアイテムを推定するとともに、推定されたアイテムの当該ユーザへのお薦め度合いを示すユーザ有用度を算出し、前記提示計画作成手段が、前記ユーザが嗜好すると推定されたアイテムに、前記提示状況条件、前記ユーザ識別情報、およびユーザ有用度と予め提示状況条件毎に設定された基準優先度とから算出された判定優先度を対応付けて提示計画を作成し、前記アイテム提示手段が、前記端末から取得したユーザ識別情報と、前記ユーザ状況特定手段で特定されたユーザ状況とに合致する提示計画に基づいて、当該提示計画の判定優先度に従って、前記端末にアイテムを提示することを特徴とするアイテム提示装置を提案している。
(6) 本発明は、(1)から(5)のアイテム提示装置について、前記提示計画作成手段で作成された提示計画の中から、前記提示計画格納手段に格納する前記提示計画を、所定の条件に基づいて選択するフィルタリング手段(例えば、図6のフィルタリング部340)を備えることを特徴とするアイテム提示装置を提案している。
(7) 本発明は、(1)から(6)のアイテム提示装置について、前記ユーザのユーザ情報および当該ユーザの活動履歴情報に基づいて、当該ユーザの活動状況を解析するユーザ分析手段(例えば、図6のユーザ分析部330)を備え、前記提示状況条件に、前記ユーザ分析手段で解析されたユーザの活動状況を設定できることを特徴とするアイテム提示装置を提案している。
(8) 本発明は、(1)から(7)のアイテム提示装置について、前記提示計画作成手段が、前記提示計画を作成するユーザまたはアイテムの少なくとも一方を予め指定する提示対象条件に当てはまる場合に、前記嗜好推定手段で前記ユーザが嗜好すると推定されたアイテムに、予め設定されている前記アイテムを配信する状況を示す提示状況条件、および前記ユーザを識別するユーザ識別情報を対応付けて提示計画を作成する提示計画作成することを特徴とするアイテム提示装置を提案している。
(9) 本発明は、(1)から(8)のアイテム提示装置について、前記アイテム提示部が、前記ユーザからのアイテム取得要求に応じて、前記提示計画格納手段から抽出された提示計画に基づいて、前記端末にアイテムをプル型提示することを特徴とするアイテム提示装置を提案している。
(10) 本発明は、(1)から(9)のアイテム提示装置について、前記アイテム提示部は、前記提示計画格納手段から抽出された提示計画に基づいて、前記端末にアイテムをプッシュ型配信することを特徴とするアイテム提示装置を提案している。
(11) 本発明は、(1)から(10)のアイテム提示装置について、前記アイテム提示手段が、前記端末から取得したユーザ識別情報と、前記ユーザ状況特定手段で特定されたユーザ状況とに合致する前記提示計画格納手段の提示計画に、提示を許可することを示す提示フラグを立てて、当該提示フラグを立てたことに応じて提示通知を送信する提示判断手段(例えば、図1の提示判断部431)と、前記提示判断手段から提示通知を受信したことに応じて、前記提示フラグが立てられた提示計画に基づいて、前記端末にアイテムを提示する提示手段(例えば、図1の提示部432)と、を備えることを特徴とするアイテム提示装置を提案している。
(12) 本発明は、嗜好推定手段、提示計画作成手段、提示計画格納手段、ユーザ状況特定手段、およびアイテム提示手段を備えるアイテム提示装置におけるアイテム提示方法であって、前記嗜好推定手段が、ユーザに関するユーザ情報に基づいて、当該ユーザが嗜好するアイテムを推定する第1のステップ(例えば、図4のステップS1)と、前記提示計画作成手段が、前記第1のステップで前記ユーザが嗜好すると推定されたアイテムに、予め設定されている前記アイテムを配信する状況を示す提示状況条件、および前記ユーザを識別するユーザ識別情報を対応付けて提示計画を作成する第2のステップ(例えば、図4のステップS2)と、前記提示計画格納手段が、前記第2のステップで作成された提示計画を格納する第3のステップ(例えば、図4のステップS3)と、前記ユーザ状況特定手段が、端末から当該端末のユーザのユーザ識別情報および当該端末の状態を示す端末状態情報を取得し、当該端末のユーザ状況を特定する第4のステップ(例えば、図5のステップS11、S12)と、前記アイテム提示手段が、前記端末から取得したユーザ識別情報と、前記ユーザ状況特定手段で特定されたユーザ状況とに合致する前記提示計画格納手段の提示計画に基づいて、前記端末にアイテムを提示する第5のステップ(例えば、図5のステップS13、S14)と、を含むことを特徴とするアイテム提示方法を提案している。
(13) 本発明は、嗜好推定手段、提示計画作成手段、提示計画格納手段、ユーザ状況特定手段、およびアイテム提示手段を備えるアイテム提示装置におけるアイテム提示方法をコンピュータに実行させるプログラムであって、前記嗜好推定手段が、ユーザに関するユーザ情報に基づいて、当該ユーザが嗜好するアイテムを推定する第1のステップ(例えば、図4のステップS1)と、前記提示計画作成手段が、前記第1のステップで前記ユーザが嗜好すると推定されたアイテムに、予め設定されている前記アイテムを配信する状況を示す提示状況条件、および前記ユーザを識別するユーザ識別情報を対応付けて提示計画を作成する第2のステップ(例えば、図4のステップS2)と、前記提示計画格納手段が、前記第2のステップで作成された提示計画を格納する第3のステップ(例えば、図4のステップS3)と、前記ユーザ状況特定手段が、端末から当該端末のユーザのユーザ識別情報および当該端末の状態を示す端末状態情報を取得し、当該端末のユーザ状況を特定する第4のステップ(例えば、図5のステップS11、S12)と、前記アイテム提示手段が、前記端末から取得したユーザ識別情報と、前記ユーザ状況特定手段で特定されたユーザ状況とに合致する前記提示計画格納手段の提示計画に基づいて、前記端末にアイテムを提示する第5のステップ(例えば、図5のステップS13、S14)と、をコンピュータに実行させるプログラムを提案している。
本発明によれば、サービスとして許容される時間内に、すなわち、適切なタイミングで、ユーザの状況およびユーザの嗜好に合った適切なアイテムを提示することができる。
本発明の第1の実施形態に係るアイテム提示装置の機能構成を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る提示ルールの設定画面の一例を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る提示ルール、および提示ルールに基づいて作成された提示計画の一例を示す。 本発明の第1の実施形態にかかるアイテム提示装置におけるレコメンド処理フローを示す図である。 本発明の第1の実施形態にかかるアイテム提示装置における提示処理フローを示す図である。 本発明の第2の実施形態に係るアイテム提示装置の機能構成を示す図である。
以下、図面を用いて、本発明の実施形態について詳細に説明する。なお、本実施形態における構成要素は適宜、既存の構成要素等との置き換えが可能であり、また、他の既存の構成要素との組み合わせを含むさまざまなバリエーションが可能である。したがって、本実施形態の記載をもって、特許請求の範囲に記載された発明の内容を限定するものではない。
<第1の実施形態>
<アイテム提示装置の機能構成>
図1は、本発明の第1の実施形態に係るアイテム提示装置100の機能構成を示す図である。アイテム提示装置100は、ユーザに適したアイテムを最適なタイミングで提示する装置であって、日次、週次、および月次といったタイミングでバッチ処理を行うレコメンド処理部300と、リアルタイム処理を行う提示処理部400と、レコメンド処理部300および提示処理部400で用いる情報を格納する情報格納部200と、を備える。
情報格納部200は、アイテム格納部210、ユーザ情報格納部220、ユーザ履歴情報格納部230、および位置情報格納部240を備える。
アイテム格納部210は、アイテムを格納する。具体的には、アイテム格納部210は、アイテムを識別するアイテムIDに対応付けてアイテムを格納し、その他に、アイテムのカテゴリやアイテムが提供するサービスといったアイテムの属性情報や、アイテムを提供する場所の位置情報やアイテムを提供する日時といったアイテム提供情報を格納してもよい。ここで、アイテムとは、クーポンや静止画や動画の広告等である。
ユーザ情報格納部220は、ユーザに関する情報を格納する。具体的には、ユーザ情報格納部220は、ユーザを識別するユーザIDに対応付けて、性別、年齢、契約住所といったユーザの属性情報を格納している。
ユーザ履歴情報格納部230は、ユーザの視聴履歴、購入履歴、ダウンロード履歴等に基づいてユーザが過去に興味を持ったアイテムを、ユーザ毎に格納している。具体的には、ユーザ履歴情報格納部230は、ユーザIDに対応付けてアイテムIDを格納し、アイテムの閲覧時間や視聴等をした日時等を格納してもよい。
位置情報格納部240は、東京駅、渋谷、コンビニエンスストア等が位置するエリアの位置情報を格納している。具体的には、位置情報格納部240は、エリアを識別するエリアIDに対応付けて、エリアの位置を示す緯度経度を格納している。なお、位置情報格納部240は、1つのエリアIDに対し複数の緯度経度を格納してもよい。
レコメンド処理部300は、ユーザにレコメンドするアイテムを適切なタイミングで提示するための提示計画を作成し、嗜好推定部310と、提示計画作成部320と、を備える。レコメンド処理部300は、時次、日次、月次、週次といったタイミングで提示計画を作成し、作成した提示計画を提示処理部400の提示計画格納部410に格納する。
嗜好推定部310は、ユーザ情報格納部220およびユーザ履歴情報格納部230を参照して、ユーザ毎に、レコメンド候補のアイテムを推定する。レコメンド候補のアイテムの推定には、既知の方法を用い、例えば、協調フィルタリングを利用して推定する方法等がある。嗜好推定部310は、ユーザ毎にレコメンド候補のアイテムを推定するとともに、推定した各アイテムについて、ユーザへのアイテムのお薦め度合いを示すレコメンドスコア(有用度)を算出してもよい。
嗜好推定部310は、ユーザID、レコメンド候補のアイテムのアイテムID、レコメンドスコアを算出した場合にはレコメンドスコアを対応付けた嗜好分析結果を提示計画作成部320に送信する。なお、嗜好分析結果は、レコメンドアイテムの推定方法の種類によって、複数得てもよい。
提示計画作成部320は、嗜好推定部310から受信した嗜好分析結果と、予め設定された提示ルールと、に基づいて提示計画を作成する。提示ルールは、アイテム提示の条件が規定されたルールであって、ユーザがどのような状況の時にアイテムを提示するか定めた条件である提示状況条件を少なくとも含む。提示状況条件には、提示場所の位置情報、提示ユーザのユーザ状況、および提示日時の少なくとも1つが設定される。
提示状況条件は、提示場所の位置情報、提示ユーザのユーザ状況、および提示日時を、直接設定することができる。例えば、提示場所(渋谷)、ユーザ状況(暇)、提示日時(毎日9時〜12時)のように、提示状況条件を設定できる。また、提示状況条件を、アイテム格納部210に記憶されているアイテム提供情報を参照するように設定してもよい。例えば、提示場所(アイテムに定義されているアイテム提供情報)を提示状況条件として設定できる。
提示ルールは、提示状況条件の他に、提示対象とするユーザやアイテムを設定する提示対象条件や、提示する形態を指定する提示形態を含んでもよい。
提示対象条件には、提示対象としたいユーザの属性情報やアイテムの属性情報、提示対象としたいユーザのユーザIDやアイテムのアイテムIDを設定する。また、提示対象条件に、嗜好推定部310で算出されたレコメンドスコアやレコメンドスコアと基準優先度とから算出される判定優先度を設定することもできる。なお、判定優先度については後述する。提示対象条件を提示ルールに含めることにより、レコメンドアイテムを提示するユーザや提示するアイテムを絞り込むことができる。また、提示対象毎に提示状況条件を設定することが可能になる。
提示形態は、ユーザからの要求に応じてアイテムを提示するプル型提示、およびユーザからの要求が無くてもアイテムを提示するプッシュ型提示のいずれかである。提示形態として、プッシュ型かプル型かを直接設定してもよいし、アイテム格納部210のアイテム提供情報に提示形態が含まれる場合には、アイテム格納部210を参照してもよい。また、判定優先度によってプッシュ型かプル型かを設定してもよく、例えば、判定優先度が50以上であればプッシュ型、50未満の場合にはプル型と設定することもできる。
提示ルールは、アイテム提示装置100の管理者等が設定することができ、図2に、提示ルールの設定画面の一例を示す。本図において、四角欄は管理者等が入力する欄であって、黒四角は選択していることを示す。本図では、提示ルールの提示対象条件のユーザ条件やアイテム条件を設定することができ、ユーザ条件として提示対象とするユーザの属性情報を、アイテム条件として提示対象とするアイテムの選択方法を設定している。また、提示ルールの配信状況条件の位置条件、提示頻度、および提示日時を設定することができ、位置条件としてアイテム格納部210に格納されている各アイテムのアイテム提供場所を設定し、提示頻度や提示時間を入力欄に入力して設定することができる。
ここで、設定画面にある基準優先度について説明する。基準優先度は、提示計画作成部320で作成される提示計画について、提示の優先順位や提示形態を決定する判定優先度を算出するのに用いられる。具体的には、嗜好推定部310で算出されたレコメンドスコアと基準優先度とを掛け合わせて、判定優先度が算出される。基準優先度は、提示場所や提示時間によって予め決められていてもよいし、図2に示した提示ルールの設定画面で設定された条件数によって自動的に決まってもよい。例えば、条件数1つについて基準優先度が15であって、図2に示した提示ルールの設定画面のように条件数が、ユーザ条件が2つ、アイテム条件と位置条件が1つずつの計4つの場合には、基準優先度は4×15=60となる。また、提示ルールの設定画面において、管理者等が任意に設定することもできる。
図に示すような設定画面を利用して提示ルールは設定され、設定された提示ルールは提示計画作成部320が提示計画を保持し、提示計画を作成した後削除するようにしてもよいし、情報格納部200に格納してもよい。
提示計画作成部320は、具体的には、嗜好分析結果それぞれに、提示ルールの提示状況情報を付与した、提示計画を作成する。提示ルールに提示対象条件が含まれている場合には、嗜好分析結果のうち、提示対象条件に合致する結果に、提示状況情報を付与して、提示計画を作成する。また、提示ルールに提示形態が含まれている場合には、嗜好分析結果それぞれに提示状況情報とともに提示形態を付与し、嗜好分析結果にレコメンドスコアが含まれる場合には、レコメンドスコアと提示ルールの基準優先度とから算出される判定優先度を付与して、提示計画を作成する。
図3に、本発明に係る提示ルール、および提示ルールに基づいて作成された提示計画の一例を示す。(a)に示す提示ルールから作成される提示計画を(b)に示す。(b)に示すように、提示計画には、提示ルールの条件に合致したユーザやアイテムのID、提示ルールに設定された基準優先度から算出された判定優先度、提示ルールで指定された提示位置や日時、提示ルールで指定された提示形態とともに、後述するアイテム提示部430がこの提示計画を提示するか否かを示す提示フラグが設定される。提示計画が、提示計画作成部320で作成された際には、提示フラグは「False」となっている。
提示処理部400は、ユーザにレコメンドするアイテムを適切なタイミングで提示し、提示計画格納部410と、ユーザ状況特定部420と、アイテム提示部430とを備える。
提示計画格納部410は、提示計画作成部320で作成された提示計画を格納する。
ユーザ状況特定部420は、端末から定期的に、端末のユーザのユーザID、および端末の状態を示す端末状態情報を取得し、取得した端末状態情報から端末のユーザの状況を特定する。ここで、端末状態情報とは、端末のセンサ等を利用して取得した、位置情報、加速度、画面のON/OFF、端末で稼動しているアプリ情報等である。
端末状態情報が位置情報である場合には、ユーザ状況特定部420は、位置情報と提示位置情報との関係性を元にユーザ状況、例えば、ユーザがいるエリアや、更にエリアから参加しているイベントを特定する。具体的には、ユーザ状況特定部420は、端末から取得した位置情報に基づいて、位置情報格納部240を参照して、ユーザがいるエリアや参加しているイベントを特定する。
また、端末状態情報が加速度である場合には、ユーザ状況特定部420は、ユーザ状況として移動速度、更には移動速度から徒歩や車といった移動手段を特定する。更に、端末状態情報が画面のON/OFF、端末で稼動しているアプリ情報等である場合には、ユーザが暇か否かといったことや、端末を使用しているか否かといったことを特定する。
アイテム提示部430は、提示対象の提示計画格納部410の提示計画に提示フラグを立てる提示判断部431と、提示判断部431で提示フラグが立てたれた提示計画に基づいて、アイテムを端末に提示する提示部432と、を備える。
提示判断部431は、ユーザ状況特定部420で特定したユーザ状況と現在日時情報とに基づいて、提示計画格納部410を参照して、合致する提示計画があるか否かを判断する。合致する提示計画があった場合には、提示判断部431は、提示計画格納部410の提示フラグを「False」から「True」に変更する。そして、提示判断部431は、提示通知を提示部432に送信する。一方、合致する提示計画がなかった場合には、提示判断部431は、処理を終了し、ユーザ状況特定部420から情報を受信するまで待機する。
提示部432は、提示判断部431から提示通知を受信すると、提示計画格納部410において提示フラグが「True」になっている提示計画に基づいて、端末にアイテムを提示する。ここで、提示部432は、提示計画格納部410の提示フラグに基づいて提示判断するのみであり、提示判断部431におけるユーザ状況の分析処理とは独立している。つまり、ユーザ状況に応じたアイテム提示で必要となる処理を分割することができ、応答速度の高速化が可能となる。提示部432は、提示計画格納部410に、「True」になっている提示計画が複数ある場合には、成立が厳しい提示計画や判定優先度が高い提示計画を優先的に提示してもよい。
また、提示場所の位置情報が設定されている提示計画や提示日時が設定されている提示計画のみを対象としたり、提示場所の位置情報が設定されている提示計画や提示日時が設定されている提示計画を優先したり、してもよい。これらの提示計画のアイテムのほうが、ユーザにとってより適切なアイテムであるためである。
<レコメンド処理フロー>
図4は、本発明の第1の実施形態にかかるアイテム提示装置100におけるレコメンド処理フローを示す図である。本処理は、予め設定された時次、日次、週次、月次で実行される。
まず、ステップS1において、嗜好推定部310が、ユーザ情報格納部220およびユーザ履歴情報格納部230を参照して、ユーザ毎に、レコメンド候補のアイテムを推定する。
次に、ステップS2において、提示計画作成部320は、ステップS1でユーザ毎に推定されたレコメンド候補のアイテムと、予め設定された提示ルールと、に基づいて提示計画を作成する。
次に、ステップS3において、提示計画格納部410は、ステップS2で作成された提示計画を格納する。
<提示処理フロー>
図5は、本発明の第1の実施形態にかかるアイテム提示装置100における提示処理フローを示す図である。本処理は、5分間隔といった定期的に、端末から情報を取得する毎に実行される。
まず、ステップS11において、ユーザ状況特定部420が、端末から、端末のユーザのユーザID、および端末の状態を示す端末状態情報を取得する。
次に、ステップS12において、ユーザ状況特定部420が、ステップS11で取得した端末状態情報から端末のユーザ状況を特定する。
次に、ステップS13において、提示判断部431は、提示計画格納部410を参照して、ステップS11で取得したユーザIDと、ステップS12で特定したユーザ状況とに合致する提示計画の提示可否を「False」から「True」に変更し、提示通知をアイテム提示部430に送信する。
次に、ステップS14において、提示部432は、提示判断部431から提示通知を受信すると、提示計画格納部410において提示可否が「True」になっている提示計画に基づいて、端末にアイテムを提示する。
以上、説明したように、本実施形態によれば、予め、どの端末に、どのような状況において、どのアイテムを配信するかを定めた提示計画を作成しておくことにより、ユーザから情報を取得した際に、サービスとして許容される時間内に、すなわち、適切なタイミングで、ユーザの状況およびユーザの嗜好に合ったアイテムを提示することができる。更に、リアルタイム処理を行う提示処理部400において、ユーザに合った提示計画を選択する処理と、アイテムを提示する処理とを分けることにより、よりサービスとして許容される時間内に、すなわち、適切なタイミングでアイテムを提示することが可能となる。
<第2の実施形態>
図6を用いて、本発明の第2の実施形態について説明する。なお、本実施形態におけるアイテム提示装置は、ユーザに提示するアイテム数を制限し、提示処理部の処理量を削減するとともに、ユーザに対して効果的にアイテムを配信する装置である。なお、第1の実施形態と同一の符号を付す構成要素については、同一の機能を有することから、その詳細な説明は省略する。
<アイテム提示装置の機能構成>
図6は、本発明の第2の実施形態に係るアイテム提示装置101の機能構成を示す図である。アイテム提示装置101は、ユーザに適したアイテムを最適なタイミングで提示する装置であって、リアルタイム処理を行う提示処理部401と、週次、および月次といったタイミングでバッチ処理を行うレコメンド処理部301と、提示処理部401およびレコメンド処理部301で用いる情報を格納する情報格納部201と、を備える。
情報格納部201は、アイテム格納部210、ユーザ情報格納部221、ユーザ履歴情報格納部230、位置情報格納部240、およびユーザ行動履歴格納部250を備える。
ユーザ情報格納部221は、ユーザに関する情報を格納している。具体的には、ユーザ情報格納部221は、ユーザを識別するユーザIDに対応つけて、性別、年齢、契約住所といったユーザの属性情報、および、後述するユーザ分析部330の分析結果を格納する。
ユーザ行動履歴格納部250は、ユーザの行動履歴を格納している。具体的には、ユーザの位置情報とその滞在時間や、端末で稼動しているアプリ情報等である。
レコメンド処理部301は、ユーザにレコメンドするアイテムを適切なタイミングで配信するための提示計画を作成し、嗜好推定部310と、提示計画作成部320と、ユーザ分析部330と、フィルタリング部340とを備える。レコメンド処理部301は、日次、月次、週次といったタイミングで提示計画を作成し、作成した提示計画を提示処理部401の提示計画格納部410に格納する。
ユーザ分析部330は、ユーザ情報格納部221およびユーザ行動履歴格納部250を参照して、ユーザの生活圏情報や、サービスを利用している時刻や利用時間といった、ユーザ活動に関する情報を分析し、ユーザ分析結果をユーザ情報格納部221に格納する。
提示計画作成部320は、嗜好推定部310から受信した嗜好分析結果と、予め設定された提示ルールと、に基づいて提示計画を作成する。
提示ルールに含まれる提示状況条件には、提示場所の位置情報、提示ユーザのユーザ状況、および提示日時の少なくとも1つが設定される。提示状況条件に、位置情報であれば(渋谷)といったように、これらの情報を直接設定することもできるし、アイテム格納部210のアイテム提供情報を参照するように設定することもできる。また、ユーザ分析部330で分析され、ユーザ情報格納部221に格納されているユーザ活動情報を参照するように設定することもできる。例えば、提示状況条件として、ユーザ状況(ユーザに定義されているユーザ活動情報)を設定することで、ユーザが暇なときや自宅にいるときにアイテムを提示すること可能となる。
フィルタリング部340は、提示計画作成部320で作成された提示計画の中から、提示計画格納部410に格納する提示計画を選択する。提示計画作成部320で作成された全ての提示計画に沿ってアイテムを提示してしまうと、アイテム提示装置101に負荷がかかり適切なタイミングにアイテムを提示できなくなってしまう恐れがある。また、頻繁に、更に重複してアイテムが送られるとユーザはわずらわしく感じてしまう。そのため、提示計画作成部320で作成された提示計画の中から、提示計画格納部410に格納する提示計画を選択するのが望ましい。
例えば、フィルタリング部340は、提示計画作成部320で作成された提示計画の中から、判定優先度が予め設定されたしきい値よりも高い提示計画を選択し、提示計画格納部410に格納する。また、フィルタリング部340は、判定優先度が設定されていない場合には、提示計画作成部320で作成された提示計画の中から、条件数が多いといった成立が厳しい提示計画を優先的に選択し、提示計画格納部410に格納する。
また、フィルタリング部340は、提示計画作成部320で作成された提示計画の中から、予め設定された時間、日、週間、月単位の配信数の提示計画を、提示計画格納部410に格納する提示計画として選択してもよい。更に、フィルタリング部340は、提示計画格納部410に格納した提示計画のアイテムリストを保持し、アイテムリストにあるアイテムの提示計画を排除することで、提示計画格納部410に格納する提示計画を選択してもよい。
提示処理部401は、ユーザにレコメンドするアイテムを適切なタイミングで提示し、提示計画格納部410と、ユーザ状況特定部420と、アイテム提示部440とを備える。
アイテム提示部440は、ユーザ状況特定部420で取得したユーザIDと、ユーザ状況特定部420で特定されたユーザ状況とに基づいて、提示計画格納部410を参照し、提示計画を取得する。それにより、ユーザ状況に合致した提示状況条件を持つ提示計画を取得することができる。アイテム提示部440は、取得した提示計画に基づいて、端末にアイテムを提示する。なお、アイテム提示部440は、ユーザ状況に合致した提示計画を取得できなかった場合には、処理を終了する。
提示計画に配信日時が設定されている場合には、現在日時が提示日時内である場合に、端末にアイテムを提示し、一方、現在日時が提示日時内でない場合には、処理を終了する。なお、取得した提示計画に、提示場所の位置情報が設定されている計画と設定されていない計画とがある場合には、提示場所の位置情報が設定されている計画のアイテムを優先して端末に提示する。提示場所の位置情報がユーザ状況と合致しているアイテムのほうが、より適切なアイテムであるからである。
アイテム提示部440は、取得した提示計画が複数ある場合には、成立が厳しい提示計画や判定優先度が高い提示計画を優先的に提示してもよい。また、提示場所の位置情報が設定されている提示計画や、提示日時が設定されている提示計画を優先してもよい。これらの提示計画のアイテムのほうが、ユーザにとってより適切なアイテムであるためである。
以上、説明したように、本実施形態によれば、フィルタリング部340にて、提示計画格納部410に格納する提示計画の数を制限することにより、提示処理部400の処理を削減することができる。また、ユーザに提示されるアイテム数が制限されることにより、アイテムは頻繁にではなく適度に間隔をあけてユーザに提示されるので、ユーザに対して効果的にアイテムを提示することができる。
なお、アイテム提示装置の処理をコンピュータシステムが読み取り可能な記録媒体に記録し、この記録媒体に記録されたアイテム提示装置に読み込ませ、実行することによって本発明のアイテム提示装置を実現することができる。ここでいうコンピュータシステムとは、OSや周辺装置等のハードウェアを含む。
また、「コンピュータシステム」は、WWW(World Wide Web)システムを利用している場合であれば、ホームページ提供環境(あるいは表示環境)も含むものとする。また、上記プログラムは、このプログラムを記憶装置等に格納したコンピュータシステムから、伝送媒体を介して、あるいは、伝送媒体中の伝送波により他のコンピュータシステムに伝送されてもよい。ここで、プログラムを伝送する「伝送媒体」は、インターネット等のネットワーク(通信網)や電話回線等の通信回線(通信線)のように情報を伝送する機能を有する媒体のことをいう。
また、上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであってもよい。更に、前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合せで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であってもよい。
以上、この発明の実施形態につき、図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。
100,101 アイテム提示装置
200,201 情報格納部
210,211 アイテム格納部
220,221 ユーザ情報格納部
230 ユーザ履歴情報格納部
240 位置情報格納部
250 ユーザ行動履歴格納部
300,301 レコメンド処理部
310 嗜好推定部
320 提示計画作成部
330 ユーザ分析部
340 フィルタリング部
400,401 提示処理部
410 提示計画格納部
420 ユーザ状況特定部
430,440 アイテム提示部
431 提示判定部
432 提示部

Claims (13)

  1. ユーザに関するユーザ情報に基づいて、当該ユーザが嗜好するアイテムを推定する嗜好推定手段と、
    前記嗜好推定手段で前記ユーザが嗜好すると推定されたアイテムに、予め設定されている前記アイテムを提示する状況を示す提示状況条件、および前記ユーザを識別するユーザ識別情報を対応付けて提示計画を作成する提示計画作成手段と、
    前記提示計画作成手段で作成された提示計画を格納する提示計画格納手段と、
    端末から当該端末のユーザのユーザ識別情報および当該端末の状態を示す端末状態情報を取得し、当該端末のユーザ状況を特定するユーザ状況特定手段と、
    前記端末から取得したユーザ識別情報と、前記ユーザ状況特定手段で特定されたユーザ状況とに合致する前記提示計画格納手段の提示計画に基づいて、前記端末にアイテムを提示するアイテム提示手段と、
    を備えることを特徴とするアイテム提示装置。
  2. 前記アイテム提示手段が、前記端末から取得したユーザ識別情報と、前記ユーザ状況特定手段で特定されたユーザ状況とに合致する提示計画に基づいて、当該提示計画の提示状況条件の成立が厳しい順に従って、前記端末にアイテムを提示することを特徴とする請求項1に記載のアイテム提示装置。
  3. 前記提示状況条件として提示位置情報が設定され、
    前記ユーザ状況特定手段が、当該端末のユーザの位置情報を取得し、前記提示位置情報との関係性を元にユーザ状況として特定し、
    前記アイテム提示手段が、前記端末から取得したユーザ識別情報と、前記ユーザ状況特定手段で特定されたユーザ状況とに合致する提示計画に基づいて、前記提示位置情報が設定されている提示計画を優先して、前記端末にアイテムを提示することを特徴とする請求項1または請求項2に記載のアイテム提示装置。
  4. 前記提示状況条件として配信日時情報が設定され、
    前記アイテム提示手段が、前記端末から取得したユーザ識別情報と、前記ユーザ状況特定手段で特定されたユーザ状況とに合致する提示計画に基づいて、現在日時を含む配信日時情報を有する提示計画を優先、あるいは前記現在日時を含む配信日時情報を有する提示計画のみを対象にして、前記端末にアイテムを提示することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載のアイテム提示装置。
  5. 前記嗜好推定手段が、前記ユーザが嗜好するアイテムを推定するとともに、推定されたアイテムの当該ユーザへのお薦め度合いを示すユーザ有用度を算出し、
    前記提示計画作成手段が、前記ユーザが嗜好すると推定されたアイテムに、前記提示状況条件、前記ユーザ識別情報、およびユーザ有用度と予め提示状況条件毎に設定された基準優先度とから算出された判定優先度を対応付けて提示計画を作成し、
    前記アイテム提示手段が、前記端末から取得したユーザ識別情報と、前記ユーザ状況特定手段で特定されたユーザ状況とに合致する提示計画に基づいて、当該提示計画の判定優先度に従って、前記端末にアイテムを提示することを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載のアイテム提示装置。
  6. 前記提示計画作成手段で作成された提示計画の中から、前記提示計画格納手段に格納する前記提示計画を、所定の条件に基づいて選択するフィルタリング手段を備えることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれかに記載のアイテム提示装置。
  7. 前記ユーザのユーザ情報および当該ユーザの活動履歴情報に基づいて、当該ユーザの活動状況を解析するユーザ分析手段を備え、
    前記提示状況条件に、前記ユーザ分析手段で解析されたユーザの活動状況を設定できることを特徴とする請求項1から請求項6のいずれかに記載のアイテム提示装置。
  8. 前記提示計画作成手段が、前記提示計画を作成するユーザまたはアイテムの少なくとも一方を予め指定する提示対象条件に当てはまる場合に、前記嗜好推定手段で前記ユーザが嗜好すると推定されたアイテムに、予め設定されている前記アイテムを配信する状況を示す提示状況条件、および前記ユーザを識別するユーザ識別情報を対応付けて提示計画を作成する提示計画作成することを特徴とする請求項1から請求項7のいずれかに記載のアイテム提示装置。
  9. 前記アイテム提示手段が、前記ユーザからのアイテム取得要求に応じて、前記提示計画格納手段から抽出された提示計画に基づいて、前記端末にアイテムをプル型提示することを特徴とする請求項1から請求項8のいずれかに記載のアイテム提示装置。
  10. 前記アイテム提示手段は、前記提示計画格納手段から抽出された提示計画に基づいて、前記端末にアイテムをプッシュ型配信することを特徴とする請求項1から請求項9のいずれかに記載のアイテム提示装置。
  11. 前記アイテム提示手段が、
    前記端末から取得したユーザ識別情報と、前記ユーザ状況特定手段で特定されたユーザ状況とに合致する前記提示計画格納手段の提示計画に、提示を許可することを示す提示フラグを立てて、当該提示フラグを立てたことに応じて提示通知を送信する提示判断手段と、
    前記提示判断手段から提示通知を受信したことに応じて、前記提示フラグが立てられた提示計画に基づいて、前記端末にアイテムを提示する提示手段と、
    を備えることを特徴とする請求項1から請求項10のいずれかに記載のアイテム提示装置。
  12. 嗜好推定手段、提示計画作成手段、提示計画格納手段、ユーザ状況特定手段、およびアイテム提示手段を備えるアイテム提示装置におけるアイテム提示方法であって、
    前記嗜好推定手段が、ユーザに関するユーザ情報に基づいて、当該ユーザが嗜好するアイテムを推定する第1のステップと、
    前記提示計画作成手段が、前記第1のステップで前記ユーザが嗜好すると推定されたアイテムに、予め設定されている前記アイテムを配信する状況を示す提示状況条件、および前記ユーザを識別するユーザ識別情報を対応付けて提示計画を作成する第2のステップと、
    前記提示計画格納手段が、前記第2のステップで作成された提示計画を格納する第3のステップと、
    前記ユーザ状況特定手段が、端末から当該端末のユーザのユーザ識別情報および当該端末の状態を示す端末状態情報を取得し、当該端末のユーザ状況を特定する第4のステップと、
    前記アイテム提示手段が、前記端末から取得したユーザ識別情報と、前記ユーザ状況特定手段で特定されたユーザ状況とに合致する前記提示計画格納手段の提示計画に基づいて、前記端末にアイテムを提示する第5のステップと、
    を含むことを特徴とするアイテム提示方法。
  13. 嗜好推定手段、提示計画作成手段、提示計画格納手段、ユーザ状況特定手段、およびアイテム提示手段を備えるアイテム提示装置におけるアイテム提示方法をコンピュータに実行させるプログラムであって、
    前記嗜好推定手段が、ユーザに関するユーザ情報に基づいて、当該ユーザが嗜好するアイテムを推定する第1のステップと、
    前記提示計画作成手段が、前記第1のステップで前記ユーザが嗜好すると推定されたアイテムに、予め設定されている前記アイテムを配信する状況を示す提示状況条件、および前記ユーザを識別するユーザ識別情報を対応付けて提示計画を作成する第2のステップと、
    前記提示計画格納手段が、前記第2のステップで作成された提示計画を格納する第3のステップと、
    前記ユーザ状況特定手段が、端末から当該端末のユーザのユーザ識別情報および当該端末の状態を示す端末状態情報を取得し、当該端末のユーザ状況を特定する第4のステップと、
    前記アイテム提示手段が、前記端末から取得したユーザ識別情報と、前記ユーザ状況特定手段で特定されたユーザ状況とに合致する前記提示計画格納手段の提示計画に基づいて、前記端末にアイテムを提示する第5のステップと、
    をコンピュータに実行させるプログラム。
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