JP2015148875A - 顧客情報管理システム及び方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】店舗での商品の購入等のようなユーザーによるオフラインでの商品の商品取扱情報をオンラインでの情報と合わせて管理することが可能な顧客情報管理システムを提供する。
【解決手段】商品を販売する販売者からの情報に基づいて商品に関連した商品関連サービスを提供すると共にその登録ユーザーのユーザー情報を管理する管理者側サーバー20と、管理者側サーバー20からユーザー情報に基づくユーザー識別情報を取得する携帯端末10と、販売者の店舗5において販売された商品の販売商品情報(商品取扱情報)及び該商品を購入した登録ユーザーの携帯端末10で取得されたユーザー識別情報の入力を受け付ける店舗側端末30とを備える。管理者側サーバー20は、店舗側端末30から販売商品情報及びユーザー識別情報を取得し、登録ユーザーのユーザー情報に対応付けて販売商品情報を管理する。
【選択図】図1

Description

本発明は、購入者に対して販売された商品の情報を管理する顧客情報管理システム及び方法に関する。
近年では、ネットワークの普及に伴い、オンラインショッピング(電子商店街)が一般的に利用されている。オンラインショッピングでは、複数の販売者の商品を、利用登録された登録ユーザーにウェブサイト上で販売可能となっている。このオンラインショッピング等のように、ネットワーク上では、商品を販売する販売者からの情報に基づいて、種々の商品関連サービスが提供されている。
商品関連サービスとしては、オンラインショッピングの他、例えば、非特許文献1のようなものがある。
非特許文献1には、販売者の実際の店舗にて被服(商品)に付されているバーコードを登録ユーザーが所持するスマートフォン等の携帯端末で撮像し、対応する被服をオンラインショッピングの情報を利用して携帯端末上に表示可能とするものが開示されている。
このサービスでは、携帯端末上に複数の被服を表示させて比較したり、或いは複数の被服を組み合わせてコーディネートすること等ができ、その結果から登録ユーザーにオンラインショッピングや店舗での被服の購入を促すことができる。
また、オンラインショッピングを通じて被服を購入した場合は、購入者である登録ユーザーに対し、オンラインで販売された被服の情報を管理することができる。
しかし、登録ユーザーが実店舗に来店して被服を購入した場合は、上記とは別に、店舗を管理する販売者が、独自に会員登録がなされている購入者としての登録ユーザーに対してオフラインで販売された被服の情報を管理する必要がある。
従って、非特許文献1では、実店舗での被服の購入等のような登録ユーザーによるオフラインでの商品の取り扱い情報(商品取扱情報)を、オンラインでの情報と分けて管理する必要があった。
http://zozo.jp/wear/
本発明が解決しようとする問題点は、店舗での商品の購入等のようなユーザーによるオフラインでの商品取扱情報を、オンラインでの情報と分けて管理する必要があった点である。
本発明は、店舗でのユーザーによるオフラインでの商品取扱情報をオンラインでの情報と合わせて管理するために、利用登録された登録ユーザーに対し商品を販売する販売者からの情報に基づいて前記商品に関連した商品関連サービスをネットワークを通じて提供すると共に前記登録ユーザーのユーザー情報を管理する管理者側サーバーと、前記管理者側サーバーから前記ユーザー情報に基づくユーザー識別情報を取得する前記登録ユーザーの携帯端末と、前記販売者の店舗において登録ユーザーによって取り扱われた商品の商品取扱情報及び該商品を取り扱った登録ユーザーの前記携帯端末で取得されたユーザー識別情報の入力を受け付ける店舗側端末とを備え、前記管理者側サーバーは、前記店舗側端末で入力された商品取扱情報及びユーザー識別情報を取得し、前記ユーザー識別情報に基づいて前記登録ユーザーのユーザー情報に対応付けて前記商品取扱情報を管理することを顧客情報管理システムの最も主な特徴とする。
本発明の顧客情報管理システムによれば、商品関連サービスを通じたオンラインでの情報と同様に、店舗でのユーザーによるオフラインでの商品取扱情報を商品関連サービスのためのユーザー情報に対応付けて管理することができ、オフラインでの商品取扱情報をオンラインでの情報と合わせて管理することが可能となる。
顧客情報管理システムの概略構成を示すブロック図である(実施例)。 図1の顧客情報管理システムの各部の具体構成を示すブロック図である(実施例)。 管理者側サーバーの商品関連サービスによる趣向性情報の管理処理を示すフローチャートである(実施例)。 店舗への登録ユーザーの来店管理処理を示すフローチャートである(実施例)。 店舗で販売された商品の商品取扱情報の管理処理を示すフローチャートである(実施例)。 登録ユーザーの嗜好分析処理を示すフローチャートである(実施例)。 嗜好情報の一例を示す図表である(実施例)。
店舗での商品の購入等のようなユーザーによるオフラインでの商品の商品取扱情報をオンラインでの情報と合わせて管理するという目的を、登録ユーザーにネットワークを通じて提供される商品関連サービスのユーザー情報を用い、店舗での商品の取扱者を特定し、特定された取扱者のオフラインでの商品取扱情報を商品関連サービスのユーザー情報に対応付けて管理する顧客情報管理システムによって実現した。
具体的には、登録ユーザーの携帯端末で、商品関連サービスを提供する管理者側サーバーからユーザー情報に基づくユーザー識別情報を取得する。販売者の店舗においては、登録ユーザーによって取り扱われた商品の商品取扱情報及び該商品を取り扱った登録ユーザーの携帯端末で取得されたユーザー識別情報を店舗側端末で入力する。管理者側サーバーは、店舗側端末で入力されたユーザー識別情報及び商品取扱情報を取得して、特定される登録ユーザーのユーザー情報に対応付けて商品取扱情報を管理する。
以下、本発明の一実施例について図面を参照して説明する。
[顧客情報管理システムの構成]
図1は、本発明の一実施例に係る顧客情報管理システムの概略構成を示すブロック図である。
図1の顧客情報管理システム1は、携帯端末10、管理者側サーバー20、店舗側端末30、販売者側サーバー40がインターネット等のネットワーク3により接続されている。なお、図1では、携帯端末10を1台のみ示しているが、実際には、複数のユーザーがそれぞれ所持する複数台の携帯端末10が含まれている。
管理者側サーバー20は、情報処理装置で構成され、商品を販売する複数の販売者からの情報に基づいて、ウェブサイト上で種々の商品関連サービスを提供するものである。
本実施例の商品関連サービスは、利用登録された登録ユーザーに提供され、そのために管理者側サーバー20は、登録ユーザーのユーザー情報を管理している。以下においては、管理者側サーバー20で管理されるユーザー情報を、「管理者側ユーザー情報」と称する。ただし、商品関連サービスは、利用登録をしていないユーザーに対しても提供することが可能である。
商品関連サービスとしては、例えば、複数の販売者の商品を利用登録された登録ユーザーに販売可能とするオンラインショッピング(電子商店街)の他、これに付随する付随サービス等も含まれる。
付随サービスは、例えば、洋服、靴、バックのような衣類や装身具等を含む被服(商品)の商品情報を登録ユーザーに提供し、複数の商品の比較や組み合わせによるコーディネート等を可能とするものがある。
携帯端末10は、いわゆるスマートフォン等の携帯型の通信端末機器である。携帯端末10は、アプリケーションソフトウェア(以下、単に「アプリケーション」と称する)をダウンロードして起動することにより、管理者側サーバー20の商品関連サービスを利用することが可能となる。
なお、アプリケーションのダウンロードは、管理者側サーバー20やその他のダウンロードサイトを通じて行うことができる。図1の例では、店舗5内で登録ユーザーが携帯端末10を所持している場合について記載しているが、商品関連サービスは、店舗5内外を問わずに、携帯端末10を介して利用することができる。
本実施例では、商品関連サービスが利用登録された登録ユーザーに対して提供されるので、商品関連サービスを利用するには利用登録が要求される。利用登録の際には、携帯端末10で起動したアプリケーション上において、ユーザーの住所、氏名、ユーザーID、パスワード等の個人情報を入力する。これが管理者側サーバー20に送信され、管理者側ユーザー情報として登録されて利用登録が完了する。
なお、商品関連サービスの利用は、携帯端末10の他、パーソナルコンピューター等の情報処理装置によっても行うことができる。同様に、利用登録も、携帯端末10以外の情報処理装置を通じて行うことが可能である。
本実施例の携帯端末10は、販売者の実際の店舗(実店舗)5へ来店した登録ユーザーが、管理者側サーバー20から管理者側ユーザー情報に基づくユーザー識別情報を取得可能となっている。なお、携帯端末10で取得するユーザー識別情報は、管理者側サーバー20に登録されているユーザーの住所、氏名、ユーザーID等の個人情報である。ただし、ユーザーの氏名やユーザーIDのみとすることも可能である。
取得したユーザー識別情報は、携帯端末10上で一次元や二次元のバーコード、その他の光学的に読取可能なコードとして表示される。なお、ユーザー識別情報は、音響や電波等の読取可能な無線コードとして発信してもよい。
店舗側端末30は、情報処理装置を利用したレジスターであり、販売者の店舗5において、販売された商品の情報である販売商品情報及びその商品を購入した登録ユーザーの携帯端末10で取得されたユーザー識別情報の入力を受け付ける。
販売商品情報は、店舗5でのユーザーによる商品の購入に基づく商品取扱情報である。なお、商品取扱情報は、店舗5内のユーザーが商品の位置を移動させるようにして取り扱ったことの情報であり、販売商品情報に限られるものではない。例えば、商品が被服等である場合には、商品の試着や手に取る等の確認行為を示す商品確認情報を、販売商品情報に代えて或いは販売商品情報と共に商品取扱情報に含めることができる。
本実施例の店舗側端末30には、販売商品情報及びユーザー識別情報を入力するために、無線タグリーダー70及びコードリーダー60が接続されている。
無線タグリーダー70は、商品に付されている無線タグ(RFIDタグ)80から商品情報を読み取る。無線タグ80の商品情報は、商品の属性や価格等であり、商品の属性は、例えば商品が被服である場合、ブランド名、商品種別、サイズ、色等である。
また、無線タグリーダー70は、無線タグ80の位置情報を取得することができ、上述のように商品取扱情報が商品確認情報を含む場合は、無線タグリーダー70が商品の位置情報の変化を含む商品情報を商品確認情報として取得する。
また、無線タグリーダー70は、POS(Point of Sales)システムを利用したものであり、読み取った商品情報を時刻と共に販売商品情報として店舗側端末30に入力する。このため、販売商品情報は、販売された商品情報、商品の販売時刻、販売店舗を特定することができる。
なお、店舗側端末30では、無線タグリーダー70に代えて、商品情報を手入力する構成や光学的なコードリーダーによって読み取る構成とすることもできる。
コードリーダー60は、携帯端末10でのコードを読み取って店舗側端末30に入力する。コードリーダー60は、コードの形態に応じたものであり、本実施例では、光学的にコードを読み取るものとなっている。
ただし、上述のように商品取扱情報が商品確認情報を含む場合は、コードリーダー60が無線により、コードを読み取る必要がある。この場合は、例えば、携帯端末10が位置情報を含む無線コードを発信し、これをコードリーダー60が無線で読み取ればよい。
本実施例の店舗側端末30は、無線タグリーダー70やコードリーダー60を用いて商品取扱情報である販売商品情報及びユーザー識別情報の入力を受け付け、受け付けた販売商品情報及びユーザー識別情報を管理者側サーバー20に対して送信する。
これにより、管理者側サーバー20では、店舗側端末30から送信された販売商品情報及びユーザー識別情報を取得し、ユーザー識別情報に基づいて店舗5で販売された商品の購入者(取扱者)を特定し、購入者に対する商品取扱情報としての販売商品情報を管理することが可能になる。
商品取扱情報が商品確認情報を含む場合は、店舗5でユーザーが商品の確認行為を行うたびに、対応する商品の商品確認情報及び携帯端末10の位置情報を含むユーザー識別情報が店舗側端末30から送信されて、これを管理者側サーバー20が取得する。これに応じ、管理者側サーバー20では、商品の確認行為者(取扱者)を特定し、確認行為者に対する商品取扱情報としての商品確認情報を管理する。
従って、本実施例の顧客情報管理システム1は、商品関連サービスのための登録ユーザーの管理者側ユーザー情報を利用し、販売者が管理する店舗5での商品の購入者や確認行為者を特定して、商品取扱情報としての販売商品情報や商品確認情報を管理者側サーバー20で元々管理が予定されているオンラインでの情報と結合して管理できるようになる。
なお、図1では、単一の販売者が管理する単一の店舗5のみを示しているが、実際は、複数の販売者が管理する複数の店舗が含まれる。同一の販売者の一又は複数の店舗5に対しては、販売者側サーバー40を設置することができる。
販売者側サーバー40は、情報処理装置であり、本実施例において店舗側端末30と共にPOSシステムを構築するものである。すなわち、店舗側端末30は、販売商品情報を管理者側サーバー20とは別に販売者側サーバー40に送信し、販売者側サーバー40は、受信した販売商品情報に基づいて店舗5の商品の在庫等を管理する。
販売者側サーバー40は、店舗側端末30から販売商品情報と共にユーザー識別情報を受信して、ユーザーに対する販売商品情報を管理することも可能である。
また、本実施例の販売者側サーバー40は、管理者側サーバー20が管理する情報から、販売者が利用可能な情報の提供を受け付け、受け付けた情報を管理する。
以下、顧客情報管理システム1の各部の具体構成について、図2を参照して主に商品取扱情報としての販売商品情報を管理する場合を例に説明する。なお、商品取扱情報が商品確認情報を含む場合も、基本的に商品取扱情報が販売商品情報を含む場合と同様である。
携帯端末10は、ネットワークインターフェイス11、操作表示パネル12、記憶部14、制御部15等を備えている。
ネットワークインターフェイス11は、管理者側サーバー20及び店舗側端末30を含む外部装置との間で、ネットワーク3を介したデータの送受信を行うインターフェイスである。
操作表示パネル12は、携帯端末10に対する各種入力操作の受付及びその入力結果の表示等を行うもので、例えばタッチパネル式の液晶表示画面等を備えている。
制御部15は、CPU(Central processing Unit)等の演算装置を含み、プログラムを実行することで各種の処理や制御を行う。
記憶部14は、プログラムを記憶するROM(Read Only Memory)、作業領域としてのRAM(Random Access Memory)、補助記憶装置としてのHDD(Hard Disk Drive)等を有する。本実施例の記憶部14は、商品関連サービスのためのアプリケーションを記憶している。
このアプリケーションを制御部15で実行することにより、制御部15がサービス制御部150、識別情報取得部151、コード生成部152として動作する。
サービス制御部150は、サービス制御機能を実現し、操作表示パネル12上にブラウザー及びアプリケーションを表示して、携帯端末10上で各種情報の送受信を通じた商品関連サービスの利用を可能とする。
識別情報取得部151は、識別情報取得機能を実現し、ユーザーによるブラウザー及びアプリケーション上での操作等を受け付けて、管理者側サーバー20にユーザー識別情報の取得要求を送信する。また、識別情報取得部151は、送信した取得要求に応じて、管理者側サーバー20からのユーザー識別情報を受信して取得する。
コード生成部152は、コード生成機能を実現し、識別情報取得部151が取得したユーザー識別情報に対応するコードを生成する。本実施例のコード生成部152は、例えば、二次元バーコードを生成して、操作表示パネル12上に表示する。ただし、商品取扱情報が商品確認情報を含む場合は、上述のように、コード生成部152が位置情報を含む無線コードを生成して発信する。携帯端末10の位置情報は、GPS(Global Positioning System)の他、WiFiや音響による通信等を利用することで取得可能である。
管理者側サーバー20は、ネットワークインターフェイス21、記憶部24、制御部25等を備えている。
ネットワークインターフェイス21は、携帯端末10、店舗側端末30、及び販売者側サーバー40を含む外部装置との間で、ネットワーク3を介したデータの送受信を行うインターフェイスである。
制御部25は、CPU等の演算装置を含み、プログラムを実行することで各種の処理や制御を行い、記憶部24は、プログラムを記憶するROM、作業領域としてのRAM、補助記憶装置としてのHDD等を有する。
本実施例の管理者側サーバー20は、制御部25が記憶部24内のプログラムを実行することにより、アプリケーションサーバー、店舗用サーバー、データ分析サーバーとしての機能を有する。ただし、アプリケーションサーバー、店舗用サーバー、及びデータ分析サーバーは、それぞれ独立した装置として構成することも可能である。
具体的には、制御部25が、サービス制御部250、識別情報送信部251、商品取扱情報管理部である販売商品情報管理部252、情報提供部253、来店情報管理部254、商品情報送信部255、嗜好分析部256として動作する。
サービス制御部250は、サービス制御機能を実現し、登録ユーザーの携帯端末10に対し、管理者側ユ−ザー情報に基づいて各種情報の送受信を通じた商品関連サービスの提供を行う。
また、サービス制御部250は、登録ユーザーの管理者側ユーザー情報を管理する。本実施例では、商品関連サービスを通じて取得した登録ユーザーの趣向性情報を管理者側ユーザー情報に追加する。趣向性情報は、例えば、オンラインショッピングで登録ユーザーが購入した商品や購入候補としている商品の商品情報等である。ただし、趣向性情報には、商品関連サービスへの利用登録時等に、登録ユーザーが登録した他の趣向性に関する情報を含めることも可能である。このオンラインでの趣向性情報に対し、商品取扱情報である販売商品情報は、店舗5で登録ユーザーが購入した商品の商品情報であるので、オフラインの趣向性情報といえる。なお、商品取扱情報である商品確認情報も、同様にオフラインの趣向性情報といえる。
識別情報送信部251は、識別情報送信機能を実現し、商品管理サービスの登録ユーザー(携帯端末10)からの要求に応じて、その登録ユーザーの管理者側ユーザー情報に基づくユーザー識別情報を送信する。
販売商品情報管理部252は、商品取扱情報管理機能又は販売商品情報管理機能を実現し、店舗側端末30から送信された商品取扱情報としての販売商品情報及びユーザー識別情報を受信し、ユーザー識別情報に基づいて店舗5で販売された商品の購入者を特定する。そして、販売商品情報管理部252は、特定された購入者である登録ユーザーに対応付けて販売商品情報を管理する。
具体的には、ユーザー識別情報に基づき、管理者側サーバー20で管理するユーザー情報に販売商品情報を追加して記憶部24内に記憶する。
情報提供部253は、情報提供機能を実現し、販売者が利用可能な管理者側ユーザー情報や後述の嗜好情報を、販売者側サーバー40に送信して提供する。この提供は、事前に設定された条件や販売者側サーバー40からの要求に基づいて行われる。提供される情報は、特に限定されるものではないが、管理者側サーバー20で管理する管理者側ユーザー情報や嗜好性情報の全部又は一部、或いはそれらをレポート形式にしたレポート情報等とすることができる。
来店情報管理部254は、来店情報管理機能を実現し、登録ユーザーが店舗5へ来店した来店情報を、店舗側端末30から受信して記憶部24内の管理者側ユーザー情報に追加する。これにより、管理者側サーバー20では、店舗5への登録ユーザーの来店及びその履歴を管理することが可能となる。
来店情報管理部254は、本実施例において、販売商品情報管理部252及び情報提供部253と共に店舗用サーバーとしての機能を担う。
商品情報送信部255は、商品情報送信機能を実現し、商品関連サービスとして登録ユーザーに商品に関する情報を送信し、又は来店している登録ユーザーに店舗5を管理する販売者の商品に関する情報等を送信する。この商品に関する情報の送信は、登録ユーザーの嗜好情報に基づいて行うことができる。
商品情報送信部255は、本実施例において、サービス制御部250及び識別情報送信部251と共にアプリケーションサーバーとしての機能を担う。
嗜好分析部256は、嗜好分析機能を実現し、記憶部24に記憶される管理者側ユーザー情報の趣向性情報及び商品取扱情報である販売商品情報に基づいて、登録ユーザーの実際の嗜好を分析する。
趣向性情報や販売商品情報は、登録ユーザーの嗜好に基づく商品に関連する情報であり、嗜好分析部256は、それら情報に現れている登録ユーザーの嗜好を分析する。分析された嗜好情報は、管理者側ユーザー情報に関連付けて記憶部24内に記憶される(図7参照)。
嗜好分析部256は、本実施例においてデータ分析サーバーとしての機能を担う。
店舗側端末30は、ネットワークインターフェイス31、外部インターフェイス32、操作表示パネル33、記憶部34、制御部35等を備えている。
ネットワークインターフェイス31は、携帯端末10、管理者側サーバー20、及び販売者側サーバー40を含む外部装置との間で、ネットワーク3を介したデータの送受信を行うインターフェイスである。
外部インターフェイス32は、無線タグリーダー70及びコードリーダー60との間でデータの送受信を行うインターフェイスである。
操作表示パネル33は、店舗側端末30に対する各種入力操作の受付及びその入力結果の表示等を行うもので、例えばタッチパネル式の液晶表示画面等を備えている。
制御部35は、CPU等の演算装置を含み、プログラムを実行することで各種の処理や制御を行う。
記憶部34は、プログラムを記憶するROM、作業領域としてのRAM、補助記憶装置としてのHDD等を有する。
本実施例の店舗側端末30は、制御部35が記憶部34内のプログラムを実行することにより、取扱時情報受付部である販売時情報受付部351、取扱時情報送信部である販売時情報送信部352、来店検出部353、来店情報送信部354として動作する。
販売時情報受付部351は、取扱時情報受付機能又は販売時情報受付機能を実現し、店舗5内で販売された商品の商品取扱情報である販売商品情報と共に、携帯端末10で取得されたユーザー識別情報の入力を受け付ける。本実施例では、無線タグリーダー70から販売商品情報が入力され、コードリーダー60からユーザー識別情報が入力される。
商品取扱情報が商品確認情報を含む場合は、店舗5でユーザーが商品の確認行為を行うたびに商品の位置情報が変化するので、それに応じて販売時情報受付部351が商品の商品確認情報と共にユーザー識別情報を取得する。
このユーザー識別情報の取得時には、例えば、店舗5内の携帯端末10から位置情報を取得し、取得された携帯端末10の位置情報から商品と座標が同一又は最も近接する携帯端末10からユーザー識別情報を商品確認情報に関連付けて取得すればよい。
販売時情報送信部352は、取扱時情報送信機能又は販売時情報送信機能を実現し、販売時情報受付部351が受け付けた商品取扱情報である販売商品情報及びユーザー識別情報を管理者側サーバー20に送信する。
一方で、販売時情報送信部352は、POSシステムとして販売商品情報を販売者側サーバー40にも送信する。このとき、販売時情報送信部352は、ユーザー識別情報も併せて販売者側サーバー40に送信することも可能である。
来店検出部353は、来店検出機能を実現し、携帯端末10の位置情報に基づいて登録ユーザーの来店を検出する。このときの位置情報の取得は、来店した登録ユーザーの携帯端末10を店舗5側の無線ネットワーク等に接続させることで実現できる。
例えば、携帯端末10が店舗5内でのみ有効な無線ネットワークに接続されれば、携帯端末10を所持する登録ユーザーが店舗5内にいることの位置情報が得られる。このときの登録ユーザーの特定は、携帯端末10からユーザー識別情報を送信することで実現できる。その他、携帯端末10からGPS、WiFi、音響による通信等による位置情報を取得してもよい。
来店情報送信部354は、来店情報送信機能を実現し、来店検出部353で検出した登録ユーザーの来店情報を管理者側サーバー20に送信する。
販売店側サーバー40は、管理者側サーバー20と同様に、ネットワークインターフェイス41、記憶部44、制御部45等を備えている。
ネットワークインターフェイス41は、管理者側サーバー20及び店舗側端末30を含む外部装置との間で、ネットワーク3を介したデータの送受信を行うインターフェイスである。
制御部45は、CPU等の演算装置を含み、プログラムを実行することで各種の処理や制御を行い、記憶部44は、プログラムを記憶するROM、作業領域としてのRAM、補助記憶装置としてのHDD等を有する。
本実施例の販売者側サーバー40は、制御部45が記憶部44内のプログラムを実行することにより、商品取扱情報管理部である販売商品情報管理部451、商品情報送信部452、来店管理処理部453として動作する。
販売商品情報管理部451は、商品取扱情報管理機能又は販売商品情報管理機能を実現し、POSシステムにより店舗側端末30から送信された販売商品情報を受信し、店舗5内の商品の管理を行う。このとき、ユーザー識別情報も併せて受信した場合には、販売商品情報をユーザー識別情報に関連付けて記憶部44内に記憶して管理することができる。
また、販売商品情報管理部451は、管理者側サーバー20から管理者側ユーザー情報並びに嗜好情報を受信した場合に、それらの情報を記憶部44内に記憶して管理する。
このとき、管理者側ユーザー情報並びに嗜好情報は、事前にPOSシステムにより受信した販売商品情報に結合することも可能である。結合の際は、POSシステムによりユーザー識別情報も受信している場合に、ユーザー識別情報をキーにして行うことができる。なお、販売者側サーバー40で管理するユーザー情報は、以下、「販売者側ユーザー情報」と称する。
商品情報送信部452は、商品情報送信機能を実現し、店舗5へ来店している登録ユーザーに販売者の商品に関する情報を送信する。
来店管理処理部453は、来店管理処理機能を実現し、店舗側端末30からの来店情報を取得して、記憶部44内の販売者側ユーザー情報に追加して登録ユーザーの来店やその履歴を管理する。
来店履歴の管理は、来店情報を含む管理者側ユーザー情報を管理者側サーバー20から販売者側サーバー40に提供することで実現できる。その他、管理者側サーバー20や店舗側端末30から登録ユーザーの来店情報を、販売者側サーバー40に送信することでも、来店の通知を行うことができる。
[商品関連サービスによる趣向性情報の管理処理]
図3は、管理者側サーバーの商品関連サービスによる趣向性情報の管理処理を示すフローチャートである。
図3の趣向性情報の管理処理は、商品関連サービスの登録ユーザーへの提供を通じて行われ、携帯端末10でのアプリケーションの起動により開始される。
まずステップS1では、「初期画面の表示」を行う。この処理では、携帯端末10のサービス制御部150が、操作表示パネル12上にブラウザー及びアプリケーションを表示し、ブラウザー及びアプリケーションを通じて商品関連サービスの初期画面を表示する。
初期画面の表示の際は、携帯端末10のサービス制御部150が、管理者側サーバー20に初期画面の要求(リクエスト)を送信し、その応答(レスポンス)を受信する。
こうしてステップS1が完了すると、ステップS2に移行する。
ステップS2では、「情報の送受信操作有り?」の処理が行われる。この処理では、携帯端末10のサービス制御部150が、登録ユーザーによって管理者側サーバー20に対する情報の送受信を要求する操作入力(送受信操作)が行われたか否かを監視する。
送受信操作としては、例えば、オンラインショッピングの場合に、商品の検索、検索された商品の詳細表示、商品の購入や購入候補への登録等である。また、商品が被服である場合は、複数の商品の比較やコーディネート等も送受信操作となる。
情報の送受信操作がない場合は、ステップS2の処理を繰り返し(NO)、送受信操作があった場合は、ステップS3へ移行する(YES)。
ステップS3では、「送受信操作の送信」が行われる。この処理では、携帯端末10のサービス制御部150が、ステップS2で受け付けられた送受信操作を管理者側サーバー20へ送信し、ステップS4へ移行する。
ステップS4では、「送受信操作が趣向性情報に関連する?」が行われる。この処理では、管理者側サーバー20のサービス制御部250が、携帯端末10からの送受信操作を受信し、その内容が趣向性情報の送受信に関するものであるか否かを判断する。
具体的には、上述の商品の購入や購入候補への登録、複数の商品の比較や被服のコーディネート等のように、送受信操作がユーザーの趣向性に影響するものであるか否かを判断する。
送受信操作が趣向性情報に関連する場合は、ステップS5へ移行し(YES)、関連しない場合は、ステップS6へ移行する(NO)。
ステップS5では、「趣向性情報の蓄積」が行われる。この処理では、管理者側サーバー20のサービス制御部250が、送受信操作に関連する趣向性情報を記憶部24内のユーザー情報に追加する。これにより、登録ユーザーのオンラインでの趣向性情報を取得することができる。
追加される趣向性情報は、例えば、上述の購入された商品や購入候補へ登録された商品或いは相互に比較され又はコーディネートされた複数の商品に関連する商品情報等である。ここでの商品情報は、店舗5の無線タグ80と同様の商品の価格及び属性であるが、商品の属性には、販売者名等も含まれる。送受信操作が商品の購入の場合は、商品の価格等に応じたポイント等を付与することもできる。
こうしてステップS5が完了すると、ステップS6へ移行する。
ステップS6では、「送受信操作に対する応答」が行われる。すなわち、管理者側サーバー20のサービス制御部250は、ステップS4で受信した送受信操作に応じて応答(レスポンス)を行う。これにより、携帯端末10では、操作表示パネル12のブラウザー及びアプリケーション上で、商品関連サービスの画面を表示することができる。
このように、商品関連サービスによる趣向性情報の管理処理では、商品関連サービスの提供を通じて、登録ユーザーの趣向性情報を取得して管理することができる。
趣向性情報がユーザー情報に追加された後は、管理者側サーバー20の情報提供部253が、事前に設定された条件や販売者側サーバー40からの要求等に応じて、記憶部24内の趣向性情報(管理者側ユーザー情報)を販売者側サーバー40に送信する。
事前に設定された条件としては、情報の送信タイミング、情報の範囲、情報の形態等である。送信タイミングは、所定の周期毎又は趣向性情報が管理者側ユーザー情報に追加されたとき等とすることができる。情報の範囲は、管理者側ユーザー情報の一部又は全部等である。情報の形態は、管理者側ユーザー情報の記憶されている形態やそれらをレポート形式とした形態等である。
販売者側サーバー40では、販売商品情報管理部451が受信した管理者側ユーザー情報を記憶部44内に記憶する。これにより、商品関連サービスを通じて取得されるオンラインの趣向性情報を販売者側サーバー40でも管理可能となる。
[来店管理処理]
図4は、店舗への登録ユーザーの来店管理処理を示すフローチャートである。
図4の来店管理処理は、携帯端末10を所持する登録ユーザーが販売者の店舗5に来店し、携帯端末10上でアプリケーションが起動されることで開始される。
ステップS21では、「ユーザー識別情報の取得」が行われる。すなわち、携帯端末10の識別情報取得部151は、管理者側サーバー20へユーザー識別情報の取得要求を行い、これに応じてユーザー識別情報を受信して取得する。識別情報の取得要求は、アプリケーションの起動時に自動的に、或いは起動したアプリケーション上で手動で行うことができる。
こうしてステップS21が完了すると、ステップS22へ移行する。
ステップS22では、「ユーザーの来店検出」が行われる。この処理では、店舗側端末30の来店検出部353が、携帯端末10の位置情報に基づいて登録ユーザーの来店を検出する。
来店の検出は、上述のように、携帯端末10が店舗5内の無線ネットワークに接続され、その携帯端末10から送信されたユーザー識別情報を来店検出部353が受信すること等で行うことができる。
こうしてステップS22が完了すると、ステップS23に移行する。
ステップS23では、「管理者側サーバーへの来店情報の登録」が行われる。ここでは、まず、店舗側端末30の来店情報送信部354が、ステップS22で検出された登録ユーザーの来店情報を管理者側サーバー20に送信する。来店情報には、ユーザーの識別情報、来店時間、店舗名、販売者名等が含まれる。
管理者側サーバー20では、来店情報管理部254が受信した来店情報を、記憶部24内の管理者側ユーザー情報に追加して来店履歴を管理する。
こうしてステップS23が完了すると、ステップS24に移行する。
ステップS24では、「販売者側サーバーへの来店情報の提供」が行われる。ここでは、まず、管理者側サーバー20の情報提供部253が、記憶部24内の来店情報を販売者側サーバー40に送信する。来店情報の送信においては、上述のとおり、来店情報を含む管理者側ユーザー情報とが送信され、或いは来店情報そのものが送信される。
販売者側サーバー40では、管理者側サーバー20から受信した来店情報を、来店管理処理部453が記憶部44の販売者側ユーザー情報に追加する。
このように、本実施例の来店管理処理では、販売者側サーバー40及び管理者側サーバー20において、登録ユーザーの店舗5への来店を管理することができる。
このため、管理者側サーバー20や販売者側サーバー40では、商品情報送信部255及び452が、来店している登録ユーザーに店舗5の商品に関する情報を提供して、商品の販売促進を図ることができる。例えば、商品自体の紹介、割引クーポンやポイントの付与、キャンペーン情報の提供等を来店している登録ユーザーに行うことができる。
[販売商品情報の管理処理]
図5は、店舗で販売された商品の販売商品情報の管理処理を示すフローチャートである。図5の販売商品の管理処理は、店舗5での登録ユーザーへの商品の販売時に行われる。
まず、ステップS31では、「コード生成」が行われる。この処理では、携帯端末10のコード生成部152が、図4のステップS21で取得したユーザー識別情報から二次元バーコード等のコードを生成する。生成されたコードは、携帯端末10の操作表示パネル12上に表示される。
こうしてステップS31が完了すると、ステップS32へ移行する。
ステップS32では、「ユーザー識別情報の入力」が行われる。ここでは、まず、店舗5の従業者が、コードリーダー60により携帯端末10上のコードを読み取る。これに応じ、店舗側端末30の販売時情報受付部351は、読み取られたコードに対応するユーザー識別情報が入力される。
こうしてステップS32が完了すると、ステップS33へ移行する。
ステップS33では、「販売商品情報の入力」が行われる。ここでは、まず、店舗5の従業者が、登録ユーザーに販売された商品の無線タグ80から無線タグリーダー70で商品情報を読み取らせる。これにより、店舗側端末30の販売時情報受付部351は、無線タグ80内の商品情報の入力を受け付ける。
こうしてステップS33が完了すると、ステップS34に移行する。なお、ステップS32及びS33は、順序が逆であってもよい。
ステップS34では、「販売商品情報の管理者側サーバーへの登録」が行われる。ここでは、まず、店舗側端末30の販売時情報送信部352が、ステップS32で入力されたユーザー識別情報と共にステップS33で入力された販売商品情報を管理者側サーバー20に送信する。
管理者側サーバー20では、受信したユーザー識別情報に基づいて購入者である登録ユーザを特定し、特定された登録ユーザーの管理者側ユーザー情報に追加して販売商品情報を記憶部24内に記憶する。従って、管理者側サーバー20では、オフラインの趣向性情報である販売商品情報を、商品関連サービスを通じて取得されたオンラインの趣向性情報に結合して管理することができる。
こうしてステップS34が完了すると、ステップS35に移行する。
ステップS35では、「販売商品情報の販売者側サーバーへの提供」が行われる。ここでは、まず、管理者側サーバー20の情報提供部253が、記憶部24内に記憶された管理者側ユーザー情報を販売者側サーバー40に送信する。この送信は、上述のとおり、事前に設定された条件や販売者側サーバー40からの要求等に応じて行われる。
販売者側サーバー40では、販売商品情報管理部451が受信したユーザー情報を販売者側ユーザー情報として記憶部44内に記憶する。
従って、販売者側サーバー40でも、オンライン及びオフラインの趣向性情報を結合して管理することが可能となる。また、管理者側ユーザー情報には、複数の販売者に対するオンライン及びオフラインの趣向性情報が含まれるので、販売者側サーバー40では、それを管理する販売者だけでなく、他の販売者にわたるオンライン及びオフラインの趣向性情報の取得することも可能となる。ただし、販売者側サーバー40を管理する販売者に利用可能なものとして設定されている場合に限られる。
[嗜好分析処理]
図6は、登録ユーザーの嗜好分析処理を示すフローチャートである。図6の嗜好分析処理は、所定周期毎又は販売商品情報が管理者側サーバー20に記憶された場合等のように、所定のタイミングで開始される。
嗜好分析処理は、まず、ステップS41において、「趣向性情報及び販売商品情報の取得」が行われる。すなわち、管理者側サーバー20の嗜好分析部256は、記憶部24内の趣向性情報及び販売商品情報を取得する。
こうしてステップS41が完了すると、ステップS42へ移行する。
ステップS42では、「嗜好分析」が行われる。この処理では、管理者側サーバー20の嗜好分析部256が、管理者側ユーザー情報において結合されているオンラインの趣向性情報及びオフラインの趣向性情報である販売商品情報に現れている登録ユーザーの嗜好を抽出する。例えば、登録ユーザーの購入回数によって好みのブランド等を抽出する。
こうしてステップS42が完了すると、ステップS43へ移行する。
ステップS43では、「嗜好情報の登録」が行われる。この処理では、管理者側サーバー20の嗜好分析部256が、分析した登録ユーザーの嗜好を嗜好情報として記憶部24に記憶する。嗜好情報は、上述のように、販売者側サーバー40に同期される。
図7に、嗜好情報の一例を示す。嗜好情報では、登録ユーザー毎に、「年齢」、「職業」、「地域」、「好きな雑誌」、「好きなブランド」等が関連付けられている。なお、「地域」は、居住地域等である。
本実施例の嗜好分析処理は、商品関連サービスを通じたオンラインの趣向性情報及びオフラインの趣向性情報である販売商品情報から、登録ユーザーの嗜好情報を抽出することができる。結果として、販売者側サーバー40及び管理者側サーバー20の双方において、登録ユーザーに最適な商品、広告を提案することが可能となる。
また、販売者や管理者サーバー20の管理者は、嗜好情報を用いて幅広いマーケティングを行うことができ、新たなサービスへの展開が可能となる。
[実施例の効果]
本実施例は、利用登録された登録ユーザーに対し、商品を販売する販売者からの情報に基づいて商品に関連した商品関連サービスをネットワークを通じて提供すると共に登録ユーザーの管理者側ユーザー情報を管理する管理者側サーバー20と、管理者側サーバー20から管理者側ユーザー情報に基づくユーザー識別情報を取得する登録ユーザーの携帯端末10と、販売者の店舗5において販売によって登録ユーザーに取り扱われた商品の商品取扱情報である販売商品情報及び該商品を購入により取り扱った登録ユーザーの携帯端末10で取得されたユーザー識別情報の入力を受け付ける店舗側端末30とを備える。
管理者側サーバー20は、店舗側端末30で入力された商品取扱情報である販売商品情報及びユーザー識別情報を取得し、ユーザー識別情報に基づいて登録ユーザーの管理者側ユーザー情報に対応付けて販売商品情報を管理する。
従って、本実施例では、商品関連サービスのための管理者側ユーザー情報を利用して店舗5での商品の購入者を特定し、特定された購入者に対してオフラインでの商品取扱情報としての販売商品情報を販売者側サーバー20で管理することができる。
すなわち、本実施例では、商品関連サービスを通じたオンラインでの情報と同様に、店舗5での登録ユーザーによるオフラインでの情報を商品関連サービスのための管理者側ユーザー情報に対応付けて管理することができ、オフラインでの商品取扱情報をオンラインでの情報と合わせて管理することが可能となる。
また、本実施例では、管理者側サーバー20が、登録ユーザーからの要求に応じてこの登録ユーザーの管理者側ユーザー情報に基づくユーザー識別情報を送信する識別情報送信部251を備え、携帯端末10が、管理者側サーバー20から送信されたユーザー識別情報を受信して取得する識別情報取得部151を備える。
また、店舗側端末30は、販売された商品の販売商品情報と共に携帯端末10で取得されたユーザー識別情報の入力を受け付ける販売時情報受付部351と、販売商品情報及びユーザー識別情報を管理者側サーバー20に送信する販売時情報送信部352を備え、管理者側サーバー20は、店舗側端末30から送信された販売商品情報及びユーザー識別情報を受信して管理者側ユーザー情報に販売商品情報を対応付けて管理する販売商品情報管理部252を備える。
従って、本実施例では、容易且つ確実にオフラインでの商品取扱情報をオンラインでの情報と合わせて管理することが可能となる。また、結合された情報に基づいて、登録ユーザーに最適な商品や広告を提供して商品の販売促進を図ったり、或いは幅広いマーケティング行うことができ、新たなサービスへの展開も可能となる。さらには、複数の販売者にわたる販売商品情報を取得することにもなり、結合された情報の有用性を向上することができる。。
また、店舗側端末30は、携帯端末10の位置情報に基づいて登録ユーザーの販売者の店舗5への来店を検出する来店検出部353と、検出した来店情報を管理者側サーバー20に送信する来店情報送信部354とを備え、管理者側サーバー20は、店舗側端末30からの来店情報に基づいて登録ユーザーの来店履歴を管理する来店情報管理部254を備える。
従って、管理者側サーバー20は、来店している登録ユーザーに対して、商品に関する情報の提供やクーポンの付与等のように、来店に応じた適時サービスを提供することができる。また、来店回数に応じたサービスを登録ユーザーに提供することも可能である。結果として、本実施例では、商品の販売を促進することができる。
また、本実施例では、販売者の店舗の商品に付されて該商品の商品情報を記憶する無線タグ80と、店舗側端末30に備えられ無線タグ80から商品情報を読み取る無線タグリーダー70とを備え、店舗側端末30の販売時情報受付部351が、販売された商品の無線タグ80から無線タグリーダー70によって読み取られた商品情報を販売商品情報として入力を受け付ける。
従って、本実施例では、商品取扱情報としての販売商品情報の取得が容易であり、しかも無線タグ80の豊富な情報記憶容量を活かして詳細な販売商品情報の管理が行える。
さらに、本実施例では、無線タグ80の位置情報を取得することが可能であり、その位置情報の変化を通じて、被服等の商品の試着や手に取る等の確認行為を示す商品確認情報を商品取扱情報として取得し管理することが可能となる。
商品確認情報は、ユーザーが最終的に商品を購入しなかった場合でも少なくとも興味を示したことの趣向性を示すので、その後の商品の販売促進、幅広いマーケティング、新たなサービスへの展開等に有用である。
また、本実施例では、携帯端末10が受信したユーザー識別情報に対応するコードを生成するコード生成部152を備え、店舗側端末30が携帯端末10で生成されたコードを読み取り可能なコードリーダー60を備える。
従って、本実施例では、登録ユーザーのユーザ識別情報を容易に取得できる。
また、本実施例では、管理者側サーバー20が、ユーザー情報に基づいて登録ユーザーの嗜好を分析する嗜好分析部256を備えている。
従って、本実施例では、オンラインの趣向性情報とオフラインの趣向性情報である販売商品情報とに基づく、販売促進やマーケティング等の確実に行わせることができる。例えば、登録ユーザーに対して嗜好にあった商品の情報を提案すること等が可能となる。
また、本実施例では、管理者側サーバー20から商品取扱情報としての販売商品情報を取得して管理する販売者側サーバー40を備え、管理者側サーバー20が販売者が利用可能な管理者側ユーザー情報を販売者側サーバー40に提供する情報提供部253を備える。
従って、本実施例では、販売者側サーバー40においても、オンライン及びオフラインの情報を結合して管理することが可能となり、登録ユーザーに対する商品の販売促進や幅広いマーケティング、新たなサービスへの展開、或いは登録ユーザーの来店に応じたサービスの提供等が可能となる。さらには、販売者側サーバー40でも、許される範囲で他の販売者にわたる販売商品情報を取得することも可能であり、情報の有用性を向上することができる。
1 顧客情報管理システム
10 携帯端末
151 識別情報取得部
152 コード生成部
20 管理者側サーバー
251 識別情報送信部
252 販売商品情報管理部(商品取扱情報管理部)
253 情報提供部
254 来店情報管理部
255 商品情報送信部
256 嗜好分析部
30 店舗側端末
351 販売時情報受付部(取扱時情報受付部)
352 販売時情報送信部(取扱時情報送信部)
353 来店検出部
354 来店情報送信部
40 販売者側サーバー
451 販売商品情報管理部(商品取扱情報管理部)
60 コードリーダー
70 無線タグリーダー
80 無線タグ

Claims (10)

  1. 利用登録された登録ユーザーに対し、商品を販売する販売者からの情報に基づいて前記商品に関連した商品関連サービスをネットワークを通じて提供すると共に前記登録ユーザーのユーザー情報を管理する管理者側サーバーと、
    前記管理者側サーバーから前記ユーザー情報に基づくユーザー識別情報を取得する前記登録ユーザーの携帯端末と、
    前記販売者の店舗において登録ユーザーによって取り扱われた商品の商品取扱情報及び該商品を取り扱った前記登録ユーザーの前記携帯端末で取得されたユーザー識別情報の入力を受け付ける店舗側端末とを備え、
    前記管理者側サーバーは、前記店舗側端末で入力された商品取扱情報及びユーザー識別情報を取得し、前記ユーザー識別情報に基づいて前記登録ユーザーのユーザー情報に対応付けて前記商品取扱情報を管理する、
    ことを特徴とする顧客情報管理システム。
  2. 請求項1記載の顧客情報管理システムであって、
    前記管理者側サーバーは、前記登録ユーザーからの要求に応じて該登録ユーザーのユーザー情報に基づくユーザー識別情報を送信する識別情報送信部を備え、
    前記携帯端末は、前記要求によって前記管理者側サーバーから送信されたユーザー識別情報を受信して取得する識別情報取得部を備える、
    ことを特徴とする顧客情報管理システム。
  3. 請求項1又は2記載の顧客情報管理システムであって、
    前記店舗側端末は、前記取り扱われた商品の前記商品取扱情報と共に前記携帯端末で取得されたユーザー識別情報の入力を受け付ける取扱時情報受付部と、前記商品取扱情報及びユーザー識別情報を前記管理者側サーバー側に送信する取扱時情報送信部を備え、
    前記管理者側サーバーは、前記店舗側端末から送信された商品取扱情報及びユーザー識別情報を受信して前記ユーザー情報に前記商品取扱情報を対応付けて管理する商品取扱情報管理部を備える、
    ことを特徴とする顧客情報管理システム。
  4. 請求項1〜3の何れか一項に記載の顧客情報管理システムであって、
    前記店舗側端末は、前記携帯端末に位置情報に基づいて前記登録ユーザーの前記販売者の店舗への来店を検出する来店検出部と、前記検出した来店情報を前記管理者側サーバーに送信する来店情報送信部とを備え、
    前記管理者側サーバーは、前記店舗側端末からの来店情報に基づいて前記登録ユーザーの来店履歴を管理する来店情報管理部を備える、
    ことを特徴とする顧客情報管理システム。
  5. 請求項1〜4の何れか一項に記載の顧客情報管理システムであって、
    前記販売者の店舗の商品に付されて該商品の商品情報を記憶する無線タグと、
    前記店舗側端末に備えられ前記無線タグから商品情報を読み取る無線タグリーダーとを備え、
    前記店舗側端末の取扱時情報受付部は、前記取扱われた商品の無線タグから前記無線タグリーダーによって読み取られた商品情報を商品取扱情報として入力を受け付ける、
    ことを特徴とする顧客情報管理システム。
  6. 請求項1〜5の何れか一項に記載の顧客情報管理システムであって、
    前記携帯端末は、前記受信したユーザー識別情報に対応するコードを生成するコード生成部を備え、
    前記店舗側端末は、前記携帯端末で生成されたコードを読み取り可能なコードリーダーを備える、
    ことを特徴とする顧客情報管理システム。
  7. 請求項1〜6の何れか一項に記載の顧客情報管理システムであって、
    前記管理者側サーバーは、前記ユーザー情報に基づいて前記登録ユーザーの嗜好を分析する嗜好分析部を備えた、
    ことを特徴とする顧客情報管理システム。
  8. 請求項1〜7の何れか一項に記載の顧客情報管理システムであって、
    前記商品関連サービスは、複数の販売者からの情報に基づいて提供される、
    ことを特徴とする顧客情報管理システム。
  9. 請求項1〜8の何れか一項に記載の顧客情報管理システムであって、
    前記店舗側端末から前記商品取扱情報を取得して管理する販売者側サーバーを備え、
    前記管理者側サーバーは、前記販売者が利用可能なユーザー情報を前記販売者側サーバーに送信して提供する情報提供部を備える、
    ことを特徴とする顧客情報管理システム。
  10. 利用登録された登録ユーザーに対し商品を販売する販売者からの情報に基づいて前記商品に関連した商品関連サービスをネットワークを通じて提供する管理者側サーバーによって、前記登録ユーザーのユーザー情報を管理し、
    前記登録ユーザーの携帯端末によって、前記管理者側サーバーから前記ユーザー情報に基づくユーザー識別情報を取得し、
    前記販売者の店舗の店舗側端末によって、前記店舗において登録ユーザーによって取扱われた商品の商品取扱情報及び該商品を取扱った前記登録ユーザーの前記携帯端末で取得されたユーザー識別情報の入力を受け付け、
    前記管理者側サーバーによって、前記店舗側端末で入力された商品取扱情報及びユーザー識別情報を取得し、前記ユーザー識別情報に基づいて前記登録ユーザーのユーザー情報に対応付けて前記商品取扱情報を管理する、
    ことを特徴とする顧客情報管理方法。


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