JP2015148522A - 画像処理による架線位置測定装置及び架線位置測定方法 - Google Patents

画像処理による架線位置測定装置及び架線位置測定方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2015148522A
JP2015148522A JP2014021819A JP2014021819A JP2015148522A JP 2015148522 A JP2015148522 A JP 2015148522A JP 2014021819 A JP2014021819 A JP 2014021819A JP 2014021819 A JP2014021819 A JP 2014021819A JP 2015148522 A JP2015148522 A JP 2015148522A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
overhead line
line
overhead
coordinates
coordinate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2014021819A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6260026B2 (ja
Inventor
匠朗 川畑
Shiro Kawabata
匠朗 川畑
庭川 誠
Makoto Niwakawa
誠 庭川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Meidensha Corp
Meidensha Electric Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Meidensha Corp
Meidensha Electric Manufacturing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Meidensha Corp, Meidensha Electric Manufacturing Co Ltd filed Critical Meidensha Corp
Priority to JP2014021819A priority Critical patent/JP6260026B2/ja
Publication of JP2015148522A publication Critical patent/JP2015148522A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6260026B2 publication Critical patent/JP6260026B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Abstract

【課題】ラインセンサカメラによって撮像した画像に濃淡値分布の偏りによるムラが生じた場合であってもステレオ計測の精度を向上させることを可能とした画像処理による架線位置測定装置及び架線位置測定方法を提供する。
【解決手段】画像処理部を、画像入力部5a及びレーザ入力部5bと、処理パラメータの設定を行う処理設定部5cと、画像データに基づいて線条を検出する線条検出部5dと、レーザ距離データに基づいて架線座標を推定する架線座標推定部5eと、線条データ及び架線座標推定データに基づき画像データから架線を検出する架線検出部5fと、架線座標データに基づき架線座標の補正を行う架線座標補正部5gと、架線座標補正部により補正された架線座標データに基づき架線の位置を算出するステレオ計測部5hと、架線位置データに基づき架線の高さ及び偏位を算出する高さ・偏位算出部5iとから構成した。
【選択図】図2

Description

本発明は、電車の屋根上にラインセンサカメラ及びレーザ距離計を設置して架線の位置を取得する架線検測に関し、特に照明位置の影響による架線位置測定値の誤差を補正する画像処理による架線位置測定装置及び架線位置測定方法に関する。
トロリ線や電線等の架線は、電車線の線路の上方の所定の位置に設置されている。架線は、車両に接近したり、所定の位置から外れたりした場合、事故や車両故障の原因となるため、所定の位置にあるか検査されている。なお、架線の位置は、線路からの垂直方向における高さと、偏位(すなわち、枕木方向における水平距離)により表され、架線の高さと偏位を測定する技術として以下のものが知られている。
例えば、下記特許文献1には、車両の屋根上に設置される二台のラインセンサカメラ及び一台のレーザ距離計と、車両の内部に設置される演算装置とを備える架線検測装置において、レーザ距離計から出力された距離情報とラインセンサカメラの画像上の架線の位置情報及び距離情報とに基づきステレオ対応点を探索し、検出したステレオ対応点に基づき架線の高さと偏位を算出するものが開示されている。特許文献1に開示された技術は、各架線に特徴がなく、ラインセンサカメラ間のステレオ対応が難しい場合であっても、レーザ距離計の距離情報を使用することによりステレオ対応を可能とした点に特徴がある。
特開2012−8026号公報
大津展之著、「判別および最小2乗規準に基づく自動しきい値選定法」、電子通信学会論文誌、1980年4月、Vol. J63-D、No. 4、p.349−356
しかしながら、上述した特許文献1においては、ラインセンサカメラ及び照明装置の配置が車両の屋根上という限られた空間に限定されていることに加えて、わたり線などの側線(例えば、図4に示す架線6B)を架線計測対象として考慮する場合、計測領域が本線(例えば、図4に示す架線6A)のみを計測対象とした場合の領域に対して偏位方向に拡大する(例えば、図4に示す領域A1から領域A2に拡大する)。
このように計測領域が偏位方向に拡大した場合、ラインセンサカメラの真上から偏位方向に離れている対象架線(例えば、図4に示す架線6B)を当該ラインセンサカメラによって撮像すると、照明装置の設置位置によっては照明が当たっていない架線の裏側まで撮像することとなり、ラインセンサカメラによって撮像した画像上の架線の濃淡値分布が、ラインセンサカメラの真上に対象架線がある場合は幅方向で概ね対称である(例えば、図5(c)参照)のに対し、幅方向の一方側に偏り、ムラが生じることとなる(例えば、図5(a)参照)。
このように濃淡値分布に偏りが生じた場合、画像処理により得られる架線の中心座標は幅方向に偏ったエッジ座標を用いて求めた座標となるため、濃淡値分布が架線の幅方向でほぼ対称である場合のエッジ座標を用いて求めた中心座標(例えば、図5(d)の座標XC参照)に対して誤差を有し(例えば、図5(b)の座標X'C参照)、ステレオ計測の精度が低下するおそれがあるという問題があった。しかも、二台のラインセンサカメラを車両の屋根上という限られた空間に設置していることから、ラインセンサカメラそれぞれで濃淡値分布の偏りによるムラが生じにくい領域とムラが生じる領域とが必ず存在する(例えば、図4に示すA3はラインセンサカメラ2Aにおいて濃淡値分布の偏りによるムラが生じにくい領域、A4はラインセンサカメラ2Bにおいて濃淡値分布の偏りによるムラが生じにくい領域等)。そのため、ラインセンサカメラの配置を調整して濃淡値分布の偏りによるムラの発生を抑制することは困難であり、ラインセンサカメラの配置はそのままにステレオ計測の精度を向上させる必要がある。
このようなことから本発明は、ラインセンサカメラによって撮像した画像に濃淡値分布の偏りによるムラが生じた場合であってもステレオ計測の精度を向上させることを可能とした画像処理による架線位置測定装置及び架線位置測定方法を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するための第1の発明に係る画像処理による架線位置測定装置は、
車両の屋根上に枕木方向においてそれぞれ離間して設置され架線を撮影する第1のラインセンサカメラ及び第2のラインセンサカメラと、
前記第1のラインセンサカメラ及び前記第2のラインセンサカメラの近傍に鉛直上方を向けて設置され架線までの距離を計測するレーザ距離計と、
前記第1のラインセンサカメラ及び前記第2のラインセンサカメラの近傍に鉛直上方を向けて設置され架線の照明を行う照明装置と、
前記第1のラインセンサカメラ及び前記第2のラインセンサカメラから入力された画像データ及び前記レーザ距離計から入力された距離データに基づき前記架線の高さ及び偏位を演算する画像処理部と
を備えた画像処理による架線位置測定装置において、
前記画像処理部が、
前記第1のラインセンサカメラ及び前記第2のラインセンサカメラから入力された輝度信号を画像データとして出力する画像入力手段と、
前記レーザ距離計から入力された測定値をレーザ距離データとして出力するレーザ入力手段と、
処理パラメータの設定を行う処理設定手段と、
前記画像データに基づいて線条を検出する線条検出手段と、
前記処理パラメータ及び前記レーザ距離データに基づいて架線座標を推定する架線座標推定手段と、
前記線条検出手段により検出した線条及び前記架線座標推定手段により推定した架線座標に基づき前記画像データから架線を検出する架線検出手段と、
前記線条検出手段により検出した線条及び前記架線検出手段により検出した架線の座標に基づき架線座標の補正を行う架線座標補正手段と、
前記処理パラメータ及び前記架線座標補正手段により補正した架線座標に基づき架線の位置を算出するステレオ計測手段と、
前記ステレオ計測手段により算出した架線の位置に基づき架線の高さ及び偏位を算出する高さ・偏位算出手段と
から構成される
ことを特徴とする。
また、第2の発明に係る画像処理による架線位置測定装置は、第1の発明に係る画像処理による架線位置測定装置において、
前記架線座標補正手段が、前記画像データに基づいて判別分析しきい値及び背景部の分散を求め、当該判別分析しきい値と背景部の分散との平均濃淡値を、新たなステレオ計測用しきい値として架線を検出する架線座標補正処理を行う
ことを特徴とする。
また、第3の発明に係る画像処理による架線位置測定装置は、第1の発明に係る画像処理による架線位置測定装置において、
前記架線座標補正手段が、架線のピーク座標と前記架線の中心座標との距離の分、前記中心座標を基準として前記ピーク座標を反転させた箇所を架線の新たな中心座標とする架線座標補正を行う
ことを特徴とする。
また、第4の発明に係る画像処理による架線位置測定装置は、第1の発明に係る画像処理による架線位置測定装置において、
前記架線座標推定部が、レーザ距離データに基づいて架線幅を推定し、
前記架線座標補正手段が、前記架線座標推定部によって推定した幅になるようにエッジ座標を変更する架線座標補正を行う
ことを特徴とする。
また、第5の発明に係る画像処理による架線位置測定方法は、
第1のラインセンサカメラ及び第2のラインセンサカメラから入力された輝度信号を画像データとして出力し、前記画像データに基づいて線条を検出する一方、レーザ距離計から入力された測定値をレーザ距離データとして出力し、前記レーザ距離データに基づいて架線座標を推定し、前記画像データに基づいて検出された線条及び前記レーザ距離データに基づいて推定された架線座標に基づき前記画像データ中の架線を検出し、前記画像データから検出した架線の座標に基づき架線の位置を算出し、前記架線の位置に基づき架線の高さ及び偏位を算出する画像処理による架線位置測定方法であって、
前記画像データ中の架線を検出した後に、
前記画像データ中から検出した架線座標に基づき前記架線の左右のエッジ座標及びピーク座標を取得し、
前記架線の左右のエッジ座標に基づいて架線の幅を算出し、
前記架線の幅の中心の座標を算出し、
前記中心の座標と前記ピーク座標とが異なる、又は、前記ピーク座標から前記左右のエッジ座標までの輝度合計が異なる、又は、前記ピーク座標から前記左右のエッジ座標までの距離が異なる場合に、前記架線座標を補正し、
その後、前記処理パラメータ及び補正された前記架線座標に基づき架線位置データを算出する
ようにしたことを特徴とする。
また、第6の発明に係る画像処理による架線位置測定方法は、第5の発明に係る画像処理による架線位置測定方法において、
前記画像データに基づいて判別分析しきい値及び背景部の分散を求め、当該判別分析しきい値と背景部の分散との平均濃淡値を新たなステレオ計測用しきい値として架線を検出することにより前記架線座標を補正する
ことを特徴とする。
また、第7の発明に係る画像処理による架線位置測定方法は、第5の発明に係る画像処理による架線位置測定方法において、
架線のピーク座標と前記架線の中心座標との距離の分、前記中心座標を基準として前記ピーク座標を反転させた箇所を架線の新たな中心座標とすることにより前記架線座標を補正する
ことを特徴とする。
また、第8の発明に係る画像処理による架線位置測定方法は、第5の発明に係る画像処理による架線位置測定方法において、
レーザ距離データから架線の幅を推定し、推定した幅になるようにエッジ座標を変更することにより前記架線座標を補正する
ことを特徴とする。
上述した本発明に係る画像処理による架線位置測定装置及び架線位置測定方法によれば、照明の影響によらず、照明の影響を受けやすい、偏位方向に距離がある渡り線のような側線においても、ステレオ計測による架線の位置測定の精度を、照明の影響を受けない状態と同等の精度に維持することができる。また、本線のみを計測対象とした場合、ステレオ計測の精度を従来に比較してより向上させることができる。
本発明の一実施形態に係る画像処理による架線位置測定装置の全体構成図である。 本発明の一実施形態に係る画像処理による架線位置測定装置の架線位置測定部の構成を示すブロック図である。 本発明の一実施形態に係る画像処理による架線位置測定装置によるステレオ計測の流れを示すフローチャートである。 ラインセンサカメラによる撮像領域の一例を示す説明図である。 本発明の一実施形態に係る画像処理による架線位置測定装置による架線座標データの補正例を示す説明図である。 本発明の実施例1に係る画像処理による架線位置測定装置の架線位置測定部の構成を示すブロック図である。 本発明の実施例1に係る画像処理による架線位置測定装置によるステレオ計測用しきい値補正処理の流れを示すフローチャートである。 本発明の実施例1におけるステレオ計測用しきい値の補正例を示す説明図である。 本発明の実施例1における架線座標データの補正例を示す説明図である。 本発明の実施例2に係る画像処理による架線位置測定装置の架線位置測定部の構成を示すブロック図である。 本発明の実施例2に係る画像処理による架線位置測定装置によるピーク反転補正処理の流れを示すフローチャートである。 本発明の実施例2における架線座標データの補正例を示す説明図である。 本発明の実施例3に係る画像処理による架線位置測定装置の架線位置測定部の構成を示すブロック図である。 本発明の実施例3に係る画像処理による架線位置測定装置による幅推定補正処理の流れを示すフローチャートである。 本発明の実施例3における架線座標データの補正例を示す説明図である。
以下、図面を参照しつつ本発明に係る画像処理による架線位置測定装置及び架線位置測定方法の詳細を説明する。
図1に示すように、本実施形態に係る画像処理による架線位置測定装置は、車両1の屋根上に設置された第1,第2のラインセンサカメラ2A,2B(以下、総称する場合は「ラインセンサカメラ2」という)、一台のレーザ距離計3、及び二台の照明装置4A,4B(以下、総称する場合は「照明装置4」という)と、車両1の内部に設置された架線位置測定部5とを備えている。
ラインセンサカメラ2A,2Bはそれぞれ車両1の幅方向(進行方向に直交する方向)の中心を挟んで配置され、それぞれ車両1の上方かつ幅方向の中心側を撮像するようにその向きを設定されている。また、レーザ距離計3はラインセンサカメラ2A,2B間に配置され、車両1の真上かつ幅方向にレーザ光線を照射して被対象物までの距離を計測するようにその向きを設定されている。照明装置4A,4Bはそれぞれラインセンサカメラ2Aとレーザ距離計3との間、レーザ距離計3とラインセンサカメラ2Bとの間に設置され、車両1の真上を照らすようにその向きを設定されている。なお、照明装置4A,4Bとしては、例えばLED照明を用いることができる。架線位置測定部5は、画像録画部5Aと画像処理部5Bとから構成されている。
そして、図2に示すように、画像処理部5Bは、画像入力部5a、レーザ入力部5b、処理設定部5c、線条検出部5d、架線座標推定部5e、架線検出部5f、架線座標補正部5g、ステレオ計測部5h、高さ・偏位算出部5i、及び記憶部5jを備えている。
画像入力部5aはラインセンサカメラ2A,2Bから画像録画部5Aを経て入力された輝度信号を画像データとして出力する。
レーザ入力部5bはレーザ距離計3から入力された測定値をレーザ距離データとして出力する。
処理設定部5cはラインセンサカメラ2A,2Bの外部パラメータであるカメラ座標や角度、焦点距離等を設定し、これを処理パラメータとして出力する。
線条検出部5dは前記画像データ中から線条を検出し線条データとして出力する。
架線座標推定部5eは前記処理パラメータ及び前記レーザ距離データに基づいて架線座標を推定し架線座標推定データとして出力する。
架線検出部5fは前記線条データ及び前記架線座標推定データに基づき架線を検出し架線座標データとして出力する。
架線座標補正部5gは前記架線座標データに基づき架線座標を補正し架線座標データとして出力する。
ステレオ計測部5hは前記処理パラメータ及び前記架線座標データに基づきステレオ計測を行って架線位置を算出し架線位置データとして出力する。
高さ・偏位算出部5iは前記架線位置データに基づき架線の高さ及び偏位を算出し高さ・偏位データとして出力する。
記憶部5jは上述した画像データ、レーザ距離データ、処理パラメータ、線条データ、架線座標推定データ、架線座標データ、架線位置データ及び高さ・偏位データを記憶する。
このように構成される本実施形態に係る画像処理による架線位置測定装置においては、ラインセンサ画像の画像処理値とレーザ距離計の測定値とを用いてトロリ線など線条の架線の位置を測定する際に、架線検出処理後に架線座標補正処理を行い、照明位置の影響による架線座標検出精度誤差を補正することにより、架線位置測定の精度を向上させる点を特徴とする。
以下、図3ないし図5を用いて本実施形態に係る画像処理による架線位置測定方法について具体的に説明する。
図3に示すように、本実施形態に係る画像処理による架線位置測定方法では、まず、ラインセンサカメラ2により取得された画像信号は、画像入力部5aにて時系列に並べられラインセンサ画像(画像データ)として記憶部5jへ保存される(ステップP1)。
次いで、ラインセンサ画像は記憶部5jを経て線条検出部5dヘ送られ、線条検出部5dにて線条検出処理が行われる(ステップP2)。線条検出処理により検出された線条データは記憶部5jに保存される。
また、上述したステップP1,P2と平行して、レーザ距離計3により取得されたデータがレーザ入力部5bによりレーザ距離データとして記憶部5jへ保存され(ステップP3)、レーザ距離データは処理設定部5cにおいて設定された処理パラメータとともに記憶部5jを経て架線座標推定部5eへ送られ、架線座標推定部5eにて架線座標推定処理が行われる(ステップP4)。架線座標推定処理により推定された架線座標推定データは記憶部5jに保存される。
次いで、記憶部5jを経て線条データと架線座標推定データとが架線検出部5fへ送られると、架線検出部5fにおいて線条座標とレーザ距離データから推定した架線位置との比較が行われ(ステップP5)、位置座標が一致する類似した画像上の線条のみが架線として検出される(ステップP6)。検出された架線座標データは、記憶部に保存される。なお、位置座標が一致しない線条はノイズとして除去される(ステップP7)。
以上のステップP1からステップP7の処理をラインセンサカメラ2の台数分(本実施形態では二台分)行う。
次いで、架線検出部5fから架線座標補正部5gへ架線座標データが送られると、架線座標補正部5gにおいて架線座標補正処理が行われる(ステップP8)。ここで、本実施形態に係る画像処理による架線位置測定装置においては、ラインセンサカメラ2A,2Bを車両1の幅方向にその中心を挟んで配置しているため、架線の偏位方向の位置によっては照明位置の影響を受けラインセンサカメラ2A,2Bによって撮像した架線の濃淡値分布にムラが生じる場合がある。
例えば、図4に示すように、ラインセンサカメラ2A,2Bはそれぞれ図4に示す領域A3,A4においては照明位置の影響(濃淡値分布の偏り)によるムラが生じにくい一方、それ以外の領域では照明位置の影響によるムラが生じる場合がある。なお、図4中破線で囲んで示す領域Aは、本実施形態における架線計測領域の一例を示している。
図5にラインセンサ画像の一例を示す。図5(a)は照明の影響によるムラが発生した状態のラインセンサ画像、図5(b)は図5(a)に示すラインセンサ画像の濃淡値とピクセル座標との関係を示す説明図、図5(c)は通常(照明の影響によるムラが無い)状態のラインセンサ画像、図5(d)は図5(c)に示すラインセンサ画像の濃淡値とピクセル座標との関係を示す説明図である。
図5(b)に示すように、照明位置の影響によりムラが生じると、実際の架線の位置と架線検出部5fにおいて検出された架線座標データとで偏位方向でずれが生じる場合がある。そこで、本実施形態に係る画像処理による架線位置測定装置においては、架線座標補正部5gにおいてこの架線座標データのずれを補正する処理を行う。
具体的には、図5(b)に示すように、実際の架線の中心位置がXCであるのに対し、架線検出部5fにおいて検出された架線座標データでは架線の中心が中心位置XC’として検出された場合に、架線座標補正部5gにおいて架線の中心位置がXCに近似するように架線座標補正処理を行う。なお、この架線座標補正処理については後述する実施例において詳細に説明する。
次いで、架線座標補正処理により照明位置の影響による架線座標の誤差を補正された架線座標データが、記憶部5jを経て処理パラメータとともにステレオ計測部5hへ送られると、補正された架線座標データに基づきステレオ計測部5hにてステレオ計測処理が行われる(ステップP9)。その後、ステレオ計測処理により得られた架線位置データが、高さ・偏位算出部5iへ送られると、高さ・偏位算出部5iにて対象架線の高さ及び偏位が算出される(ステップP10)。算出された高さ・偏位データは記憶部5jに保存される。
ここで、上述したステップP1〜P7及びステップP9〜ステップP10の処理については、上記特許文献1等における処理と同様であり、詳しい説明は省略する。
このように構成される本実施形態に係る画像処理による架線位置測定装置によれば、ラインセンサカメラ2及び照明装置4の配置に制限がある中で、ラインセンサ画像の画像処理値とレーザ距離計3の測定値とを用いて、トロリ線6など線条の位置を測定する際に、照明装置4の位置の影響による架線エッジ座標検出精度の誤差を架線検出処理後に架線エッジ座標補正処理を行うことにより補正し、わたり線のような側線であってもその架線位置測定の精度を向上させることができる。更に、本線の位置測定についても従来に比較してより高精度に位置の測定を行うことができる。
以下、図6ないし図9を用いて本発明に係る画像処理による架線位置測定装置及び架線位置測定方法の第1の実施例について詳しく説明する。
本実施例は、図1ないし図5に示し上述した架線座標補正部5gにおける処理として、ステレオ計測用しきい値補正による架線座標補正処理を行うものである。その他の構成については上述した実施形態に係る画像処理による架線位置測定装置及び架線位置測定方法と同様であり、以下、重複する説明は省略し、異なる点を中心に説明する。
図6ないし図9に示すように、本実施例に係る画像処理による架線位置測定装置においては、架線座標補正部5g−1において、上述した特許文献1の架線検出に使用していた判別分析法(非特許文献1参照)のしきい値(以下、判別分析しきい値という)tと背景部の分散2σとから求めた平均濃淡値tnewを、判別分析しきい値tよりも低い新たに求めたステレオ計測用のしきい値(以下、ステレオ計測用しきい値という)とするステレオ計測用しきい値補正を行うことを特徴とする。
以下、図7を用いて本実施例に係る画像処理による架線位置測定装置の架線座標補正部5g−1におけるステレオ計測用しきい値補正の流れを説明する。図7に示すように、本実施例に係る画像処理による架線位置測定装置の架線座標補正部5g−1により架線座標補正処理を行う際には、まず、架線座標推定部5eにてレーザ距離データから算出された架線座標推定データと、架線検出部5fにて線条データ及び架線座標推定データに基づき算出された架線座標データとから、架線の左右のエッジ座標及びピーク座標を取得する(ステップP11)。さらに、ステップP11で求めた架線の左右のエッジ座標に基づいて架線幅の算出(ステップP12)、架線中心座標(前記左右のエッジ座標の中心の座標)の算出(ステップP13)を行う。
次いで、画像データから照明位置の影響を受けムラが生じた架線を探索する。探索方法は、架線の輝度分布、左右エッジ座標、中心座標、輝度のピーク座標を用いて下記の3つの条件で行う(ステップP14)。
(a)中心座標とピーク座標とが等しいか否か。
(b)ピーク座標から左右エッジ座標までの輝度合計が等しいか否か。
(c)ピーク座標から左右エッジ座標までの距離が等しいか否か。
ステップP14において上記条件(a)〜(c)のうちいずれかひとつの条件が偽の場合(NO)は、図9(a)に示すように照明位置による影響を受けムラが生じたと判定し、架線座標補正処理として、ステレオ計測用しきい値補正処理を行う(ステップP15)。
ここで、ステレオ計測用しきい値補正処理とは、図8に示すように、上記特許文献1等で架線検出に使用していた判別分析しきい値tに代えて、判別分析しきい値tよりも低いステレオ計測用しきい値tnewを採用することによって、図9に示すように架線中心座標X'Cを補正後の中心座標X'Cnewに変更する処理である。
具体的には、まず、図8に示すようにラインセンサ画像中の背景と架線をクラス分けするため、背景部の画素数ω1及び平均値m1、架線部の画素数ω2及び平均値m2を用いて、判別分析法により下記の(1)式が最大となる値を判別分析しきい値tとして算出する(上記非特許文献1等参照)。
次に背景部の分散2σ1を求めて、この背景部の分散2σ1としきい値tとの平均濃淡値tnewを、判別分析しきい値tよりも低い新たなステレオ計測用しきい値とする。
次いで、架線再検出処理として、ステレオ計測用しきい値tnewに基づいて図9(a)に示すようにエッジ座標を再検出する(ステップP16)。その結果、左右のエッジ座標はそれぞれX'L及びX'RからX'Lnew及びX'Rnewに変更され、補正前の架線中心座標X'Cは補正後の中心座標X'Cnewに補正される。
図9(a)に示すように、補正後の中心座標X'Cnewは、図9(b)に示す照明位置による影響を受けていない通常時の架線座標XCと近似しており、ステレオ計測用しきい値補正処理により架線のエッジ座標が良好に補正されたことがわかる。
一方、ステップP14で条件(a)〜(c)全てが真の場合(YES)は、図9(b)に示すように照明位置による影響を受けていないと判定して架線検出部5fにて検出した架線座標データを正しい値であるとみなして(ステップP17)、架線座標補正を終了する。
このように構成される本実施例に係る画像処理による架線位置測定装置及び架線位置測定方法によれば、ステレオ計測用しきい値補正処理を行うことにより、照明の影響を受けている場合であっても、架線座標データを照明の影響を受けない状態と近似したデータに補正することができる。そのため、ステレオ計測の精度を、照明の影響を受けやすい、偏位方向に距離がある渡り線のような側線においても、照明の影響を受けない状態と同等の精度を維持できる。また、本線のみを計測対象とした場合であっても、ステレオ計測の精度を従来に比較して向上させることができる。
以下、図10ないし図12を用いて本発明に係る画像処理による架線位置測定装置及び架線位置測定方法の第2の実施例についてより詳しく説明する。
本実施例は、図1ないし図5に示し上述した実施形態に係る画像処理による架線位置測定装置の架線座標補正部5gにおける処理として、ピーク反転補正による架線座標補正処理を行うものである。その他の構成については上述した実施形態に係る画像処理による架線位置測定装置及び架線位置測定方法と同様であり、以下、重複する説明は省略し、異なる点を中心に説明する。
図10ないし図12に示すように、本実施例に係る画像処理による架線位置測定装置においては、架線座標補正部5g−2において、架線のピーク座標と中心座標の距離の分、中心座標を基準に反転させた箇所を架線の中心座標とするピーク反転補正を行うことを特徴とする。
以下、図11を用いて本実施例に係る画像処理による架線位置測定装置の架線座標補正部5g−2におけるピーク反転補正の流れを説明する。まず、図11に示すステップP21〜ステップP24、ステップP26〜ステップP27の処理は図7に示し上述した実施例1に係る画像処理による架線位置測定装置のステレオ計測用しきい値補正におけるステップP11〜ステップP14、ステップP16〜ステップP17の処理と同様であり、ここでの詳しい説明は省略する。
本実施例では、ステップP24において条件(a)〜(c)のうちいずれかひとつの条件が偽の場合(NO)は、図12(a)に示すように照明位置による影響を受けムラが生じたと判定し、架線座標補正処理として、ピーク反転補正処理を行う(ステップP25)。
ここで、ピーク反転補正処理とは、架線のピーク座標と中心座標の距離の分、中心座標を基準に反転させた箇所を架線の中心座標(補正後の中心座標)とする処理である。
具体的には、図12(a)に示すように、まず、ピーク座標XPと判別分析しきい値tに基づく中心座標X'Cとを求め、中心座標X'Cを基準としてピーク座標XPを反転させた位置を補正後の中心座標X'Cnewとする。すなわち、ピーク座標XPと中心座標X'Cとの距離をdとすると、中心座標X'Cを挟みピーク座標XPとは反対側かつ中心座標X'Cから距離dだけ離れた位置を、補正後の中心座標X'Cnewとする。その結果、補正前の架線中心座標X'Cは補正後の中心座標X'Cnewに補正される。
図12(a)に示すように、補正後の中心座標X'Cnewは、図12(b)に示す照明位置による影響を受けていない通常時の架線座標XCと近似しており、ピーク反転補正処理により架線のエッジ座標が良好に補正されたことがわかる。
このように構成される本実施例に係る画像処理による架線位置測定装置及び架線位置測定方法によれば、架線中心座標を基準にピーク座標を反転させた地点を架線の中心座標とすることによって、架線中心座標X'Cが補正後の中心座標X'Cnewに変更され、照明の影響を受けていない状態の架線座標XCと近似し、ステレオ計測の精度向上効果がある。
よって、ピーク反転補正により、照明の影響を受けていない通常時の場合と近似した架線座標に補正され、ステレオ計測の精度が向上する。
以下、図13ないし図15を用いて本発明に係る画像処理による架線位置測定装置及び架線位置測定方法の第4の実施例についてより詳しく説明する。
本実施例は、図1ないし図5に示し上述した実施形態に係る画像処理による架線位置測定装置の架線座標推定部5eにおける処理として、レーザ距離データから架線幅を推定する処理を追加するとともに、架線座標補正部5gにおける処理として、幅推定補正による架線座標補正処理を補正する処理を行うものである。その他の構成については上述した実施形態に係る画像処理による架線位置測定装置及び架線位置測定方法と同様であり、以下、重複する説明は省略し、異なる点を中心に説明する。
図13ないし図15に示すように、本実施例に係る画像処理による架線位置測定装置においては、架線座標推定部5eによりレーザ距離データに基づいて架線幅を推定し、架線座標補正部5g−3によりその推定値の幅になるようにエッジ座標を変更する幅推定補正を行うことを特徴とする。
以下、図14を用いて本実施例に係る画像処理による架線位置測定装置の架線座標補正部5g−3における傾斜補正の流れを説明する。まず、図14に示すステップP31〜ステップP34、ステップP39〜ステップP40の処理は図7に示し上述した実施例1に係る画像処理による架線位置測定装置のステレオ計測用しきい値補正におけるステップP11〜ステップP14、ステップP16〜ステップP17の処理と同様であり、ここでの詳しい説明は省略する。
本実施例においては、ステップP31〜P34の処理と並行して、記憶部5jからレーザ距離データを入力し(ステップP35)、図15(a)に示すように、入力されたレーザ距離データより、架線位置を推定し(ステップP36)、架線の推定幅(以下、架線推定幅という)Dを求める(ステップP37)。求めた架線推定幅は、架線幅推定データとして記憶部5jに保存される。
そして、ステップP44において条件(a)〜(c)のうちいずれかひとつの条件が偽の場合(NO)は、図15(a)に示すように照明位置による影響を受けムラが生じたと判定し、架線座標補正処理として、幅推定補正処理を行う(ステップP38)。
ここで、幅推定補正処理とは、レーザ距離データに基づいて推定した架線推定幅Dを用いて、この架線推定幅Dとなるようにエッジ座標を変更する処理である。
より具体的には、図15(a)に示すように、左右のエッジ座標を、ステップP37で求めた架線推定幅DとなるようにX'L及びX'RからX'Lnew及びX'Rnewに変更し、新しいエッジ座標X'Lnew及びX'Rnewにより求めた中心座標を補正後の中心座標X'Cnewとする。
その結果、補正前の架線中心座標X'Cは補正後の中心座標X'Cnewに補正される。図15(a)に示すように、補正後の中心座標X'Cnewは、図15(b)に示す照明位置による影響を受けていない通常時の架線座標XCと近似しており、幅推定補正処理により架線のエッジ座標が良好に補正されたことがわかる。
このように構成される本実施例に係る画像処理による架線位置測定装置及び架線位置測定方法によれば、レーザ距離データから架線幅を推定し、その推定値になるようにすることによって、架線中心座標X'Cが補正後の中心座標X'Cnewに変更され、照明の影響を受けていない状態の架線座標XCと近似し、ステレオ計測の精度向上効果がある。
よって、幅推定補正により、照明の影響を受けていない通常時の場合と近似した架線座標に補正され、ステレオ計測の精度が向上する。
本発明は、画像処理による架線位置測定装置及び架線位置測定方法に適用して好適なものである。
1 車両
2A,2B ラインセンサカメラ
3 レーザ距離計
4A,4B 照明装置
5架線位置測定部
5A 画像録画部
5B 画像処理部
5a 画像入力部
5b レーザ入力部
5c 処理設定部
5d 線条検出部
5e 架線座標推定部
5f 架線検出部
5g,5g−1〜5g−3 架線座標補正部
5h ステレオ計測部
5i 高さ・偏位算出部
5j 記憶部
6 トロリ線

Claims (8)

  1. 車両の屋根上に枕木方向においてそれぞれ離間して設置され架線を撮影する第1のラインセンサカメラ及び第2のラインセンサカメラと、
    前記第1のラインセンサカメラ及び前記第2のラインセンサカメラの近傍に鉛直上方を向けて設置され架線までの距離を計測するレーザ距離計と、
    前記第1のラインセンサカメラ及び前記第2のラインセンサカメラの近傍に鉛直上方を向けて設置され架線の照明を行う照明装置と、
    前記第1のラインセンサカメラ及び前記第2のラインセンサカメラから入力された画像データ及び前記レーザ距離計から入力された距離データに基づき前記架線の高さ及び偏位を演算する画像処理部と
    を備えた画像処理による架線位置測定装置において、
    前記画像処理部が、
    前記第1のラインセンサカメラ及び前記第2のラインセンサカメラから入力された輝度信号を画像データとして出力する画像入力手段と、
    前記レーザ距離計から入力された測定値をレーザ距離データとして出力するレーザ入力手段と、
    処理パラメータの設定を行う処理設定手段と、
    前記画像データに基づいて線条を検出する線条検出手段と、
    前記処理パラメータ及び前記レーザ距離データに基づいて架線座標を推定する架線座標推定手段と、
    前記線条検出手段により検出した線条及び前記架線座標推定手段により推定した架線座標に基づき前記画像データから架線を検出する架線検出手段と、
    前記線条検出手段により検出した線条及び前記架線検出手段により検出した架線の座標に基づき架線座標の補正を行う架線座標補正手段と、
    前記処理パラメータ及び前記架線座標補正手段により補正した架線座標に基づき架線の位置を算出するステレオ計測手段と、
    前記ステレオ計測手段により算出した架線の位置に基づき架線の高さ及び偏位を算出する高さ・偏位算出手段と
    から構成される
    ことを特徴とする画像処理による架線位置測定装置。
  2. 前記架線座標補正手段が、前記画像データに基づいて判別分析しきい値及び背景部の分散を求め、当該判別分析しきい値と背景部の分散との平均濃淡値を、新たなステレオ計測用しきい値として架線を検出する架線座標補正処理を行う
    ことを特徴とする請求項1記載の画像処理による架線位置測定装置。
  3. 前記架線座標補正手段が、架線のピーク座標と前記架線の中心座標との距離の分、前記中心座標を基準として前記ピーク座標を反転させた箇所を架線の新たな中心座標とする架線座標補正を行う
    ことを特徴とする請求項1記載の画像処理による架線位置測定装置。
  4. 前記架線座標推定部が、レーザ距離データに基づいて架線幅を推定し、
    前記架線座標補正手段が、前記架線座標推定部によって推定した幅になるようにエッジ座標を変更する架線座標補正を行う
    ことを特徴とする請求項1記載の画像処理による架線位置測定装置。
  5. 第1のラインセンサカメラ及び第2のラインセンサカメラから入力された輝度信号を画像データとして出力し、前記画像データに基づいて線条を検出する一方、レーザ距離計から入力された測定値をレーザ距離データとして出力し、前記レーザ距離データに基づいて架線座標を推定し、前記画像データに基づいて検出された線条及び前記レーザ距離データに基づいて推定された架線座標に基づき前記画像データ中の架線を検出し、前記画像データから検出した架線の座標に基づき架線の位置を算出し、前記架線の位置に基づき架線の高さ及び偏位を算出する画像処理による架線位置測定方法であって、
    前記画像データ中の架線を検出した後に、
    前記画像データ中から検出した架線座標に基づき前記架線の左右のエッジ座標及びピーク座標を取得し、
    前記架線の左右のエッジ座標に基づいて架線の幅を算出し、
    前記架線の幅の中心の座標を算出し、
    前記中心の座標と前記ピーク座標とが異なる、又は、前記ピーク座標から前記左右のエッジ座標までの輝度合計が異なる、又は、前記ピーク座標から前記左右のエッジ座標までの距離が異なる場合に、前記架線座標を補正し、
    その後、前記処理パラメータ及び補正された前記架線座標に基づき架線位置データを算出する
    ようにしたことを特徴とする架線位置測定方法。
  6. 前記画像データに基づいて判別分析しきい値及び背景部の分散を求め、当該判別分析しきい値と背景部の分散との平均濃淡値を新たなステレオ計測用しきい値として架線を検出することにより前記架線座標を補正する
    ことを特徴とする請求項5記載の画像処理による架線位置測定方法。
  7. 架線のピーク座標と前記架線の中心座標との距離の分、前記中心座標を基準として前記ピーク座標を反転させた箇所を架線の新たな中心座標とすることにより前記架線座標を補正する
    ことを特徴とする請求項5記載の画像処理による架線位置測定方法。
  8. レーザ距離データから架線の幅を推定し、推定した幅になるようにエッジ座標を変更することにより前記架線座標を補正する
    ことを特徴とする請求項5記載の画像処理による架線位置測定方法。
JP2014021819A 2014-02-07 2014-02-07 画像処理による架線位置測定装置及び架線位置測定方法 Active JP6260026B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014021819A JP6260026B2 (ja) 2014-02-07 2014-02-07 画像処理による架線位置測定装置及び架線位置測定方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014021819A JP6260026B2 (ja) 2014-02-07 2014-02-07 画像処理による架線位置測定装置及び架線位置測定方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015148522A true JP2015148522A (ja) 2015-08-20
JP6260026B2 JP6260026B2 (ja) 2018-01-17

Family

ID=53891981

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014021819A Active JP6260026B2 (ja) 2014-02-07 2014-02-07 画像処理による架線位置測定装置及び架線位置測定方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6260026B2 (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106017312A (zh) * 2016-03-22 2016-10-12 武汉武大卓越科技有限责任公司 结构光三角测量自动标定系统及标定方法
JP2017138134A (ja) * 2016-02-02 2017-08-10 株式会社明電舎 線条温度監視装置及び方法
CN109238147A (zh) * 2018-09-06 2019-01-18 广东寰球智能科技有限公司 一种金属包装缩颈机动态过程质量检测方法
JP2020046192A (ja) * 2018-09-14 2020-03-26 東日本旅客鉄道株式会社 線条の劣化診断システムおよび劣化診断方法
CN111497689A (zh) * 2020-04-27 2020-08-07 成都国铁电气设备有限公司 车载接触网分段分相绝缘器自动巡检装置
CN111497690A (zh) * 2020-04-27 2020-08-07 成都国铁电气设备有限公司 一种用于接触网分段、分相绝缘器的检测系统
RU216116U1 (ru) * 2022-11-21 2023-01-17 Акционерное общество Научно-производственный центр информационных и транспортных систем (АО НПЦ ИНФОТРАНС) Устройство для измерения положения контактного провода на контактной сети электротранспорта

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0567202A (ja) * 1991-07-11 1993-03-19 Kao Corp 画像認識方法
JPH06337204A (ja) * 1993-05-28 1994-12-06 Omron Corp 寸法測定装置
JP2007271445A (ja) * 2006-03-31 2007-10-18 Meidensha Corp 画像処理によるトロリ線摩耗測定装置
JP2012008026A (ja) * 2010-06-25 2012-01-12 Meidensha Corp 架線位置測定装置

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0567202A (ja) * 1991-07-11 1993-03-19 Kao Corp 画像認識方法
JPH06337204A (ja) * 1993-05-28 1994-12-06 Omron Corp 寸法測定装置
JP2007271445A (ja) * 2006-03-31 2007-10-18 Meidensha Corp 画像処理によるトロリ線摩耗測定装置
JP2012008026A (ja) * 2010-06-25 2012-01-12 Meidensha Corp 架線位置測定装置

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017138134A (ja) * 2016-02-02 2017-08-10 株式会社明電舎 線条温度監視装置及び方法
CN106017312A (zh) * 2016-03-22 2016-10-12 武汉武大卓越科技有限责任公司 结构光三角测量自动标定系统及标定方法
CN109238147A (zh) * 2018-09-06 2019-01-18 广东寰球智能科技有限公司 一种金属包装缩颈机动态过程质量检测方法
JP2020046192A (ja) * 2018-09-14 2020-03-26 東日本旅客鉄道株式会社 線条の劣化診断システムおよび劣化診断方法
JP7091200B2 (ja) 2018-09-14 2022-06-27 東日本旅客鉄道株式会社 線条の劣化診断システムおよび劣化診断方法
CN111497689A (zh) * 2020-04-27 2020-08-07 成都国铁电气设备有限公司 车载接触网分段分相绝缘器自动巡检装置
CN111497690A (zh) * 2020-04-27 2020-08-07 成都国铁电气设备有限公司 一种用于接触网分段、分相绝缘器的检测系统
CN111497689B (zh) * 2020-04-27 2021-09-28 成都国铁电气设备有限公司 车载接触网分段分相绝缘器自动巡检装置
CN111497690B (zh) * 2020-04-27 2021-10-26 成都国铁电气设备有限公司 一种用于接触网分段、分相绝缘器的检测系统
RU216116U1 (ru) * 2022-11-21 2023-01-17 Акционерное общество Научно-производственный центр информационных и транспортных систем (АО НПЦ ИНФОТРАНС) Устройство для измерения положения контактного провода на контактной сети электротранспорта

Also Published As

Publication number Publication date
JP6260026B2 (ja) 2018-01-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6260026B2 (ja) 画像処理による架線位置測定装置及び架線位置測定方法
JP5494286B2 (ja) 架線位置測定装置
TWI579523B (zh) Line measuring device and method thereof
EP2960620A1 (en) Wear measuring device and method for same
JP2015017921A (ja) 摺り板形状計測装置
US10712144B2 (en) Trolley-wire measurement device and trolley-wire measurement method
JP2018087732A (ja) ワイヤロープ計測装置及び方法
JP5549488B2 (ja) トロリ線検査装置
JP6638353B2 (ja) 重錘位置検出装置及び方法
JP6575087B2 (ja) トロリ線摩耗測定装置
JP2022000643A (ja) 架線摩耗検出方法
CA2994645C (en) Step detection device and step detection method
JP2019084955A (ja) 線路検査装置
US20200348166A1 (en) Vibration measurement apparatus, vibration measurement method, and computer-readable recording medium
JP2020006845A (ja) 線路曲率推定装置及び方法
EP4082867A1 (en) Automatic camera inspection system
TW201811588A (zh) 礙子檢測裝置及礙子檢測方法
JP7264001B2 (ja) 摩耗状態検出装置
WO2022202508A1 (ja) パンタグラフ周辺支障物検出装置および検出方法
JP2018146553A (ja) トロリ線の摺動面幅検出装置及び方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170106

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20171018

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20171107

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20171107

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20171120

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6260026

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150