JP2015148427A - ヒートポンプ式暖房装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】ヒートポンプ式暖房装置において、運転開始時に熱媒が暖房端末全体に行き渡る時間を短縮して暖房感の向上を図る。【解決手段】運転開始時に暖房端末に供給する往き熱媒の温度の設定温度T4以上のとき、熱媒循環流量の下限値(設定温度に見合った循環流量値)を設定し、熱媒循環流量が設定した下限値を下回らないように循環ポンプを駆動制御する。その後、低元側圧縮機から吐出される低元側吐出冷媒温度がT6に達するか運転開始から所定時間tが経過するかのどちらか一方の条件が満たされたときに、熱媒循環流量の下限値の設定を解除し、運転開始時の設定往き熱媒温度に応じた熱媒循環流量となるよう循環ポンプを駆動制御する。【選択図】図2
Description
本発明は、ヒートポンプ式暖房装置に関し、特に、二元圧縮型ヒートポンプユニットを用いたヒートポンプ式暖房装置における運転開始時の暖房感を向上させる技術に関する。
二元圧縮型のヒートポンプユニットを備えたヒートポンプ式暖房装置として、例えば特許文献1に記載されたヒートポンプ式暖房装置がある。このヒートポンプ式暖房装置は、冷媒が循環する冷媒配管に、圧縮機、熱交換器、カスケード熱交換器の凝縮部、膨張弁及び蒸発器を順に介装した低元側冷凍回路と、冷媒が循環する冷媒配管に、圧縮機、熱交換器、膨張弁及びカスケード熱交換器の蒸発部を順に介装した高元側冷凍回路と、を備えた二元圧縮型ヒートポンプユニットと、循環ポンプを用いて熱媒(例えば温水)を暖房端末(例えば住宅の各部屋等に設置するパネルヒータや床下に通したパイプに温水を流す床暖房ユニット等)に循環供給する暖房ユニットと、を備えて構成されている。二元圧縮型ヒートポンプユニットを用いることで、暖房端末に供給する熱媒温度を、一元型ヒートポンプを用いた場合(例えば50℃)よりも高く(例えば65℃)設定することが可能になる。
ところで、特許文献1に記載された二元圧縮型のヒートポンプユニットを備えたヒートポンプ式暖房装置の場合、暖房端末に供給する熱媒の温度を調節する場合、熱媒循環流量を一定に制御した状態で低元側冷凍回路の圧縮機から吐出される冷媒温度を調節する方法や、暖房ユニットの熱媒循環流量を調節する方法が考えられる。前者の方法は、冷媒温度が安定化するまでに時間を要すると共に、冷媒の温度制御が難しいという問題がある。一方、後者の方法は、暖房端末に供給する熱媒の設定温度が高い程、熱媒の循環流量を少なくするよう循環ポンプの回転数を制御すればよく、前者に比べて熱媒の温度調節が容易にできる。
しかしながら、熱媒循環流量を調整して熱媒温度を調節する場合、熱媒の温度を高く(例えば最高設定温度)設定した状態で暖房運転を開始すると、熱媒の循環流量が少ないために、例えば住宅内に複数のパネルヒータが設置されているような場合、全てのパネルヒータ(暖房端末)に熱媒(温水)が行き渡るまでに時間がかかり、暖房感が損なわれるという問題がある。
本発明は上記問題点に着目してなされたもので、暖房端末に供給する熱媒の設定温度を高く設定して運転を開始しても、暖房感が損なわれることのないヒートポンプ式暖房装置を提供することを目的とする。
このため、本発明のヒートポンプ式暖房装置は、循環ポンプにより暖房端末に熱媒を循環供給する暖房ユニットと、冷媒を、低元側圧縮機、低元側熱媒−冷媒熱交換器、カスケード熱交換器、低元側膨張弁及び低元側蒸発器を順に循環させて前記低元側熱媒−冷媒熱交換器で前記熱媒と熱交換させる低元側冷凍回路と、冷媒を、高元側圧縮機、高元側熱媒−冷媒熱交換器、高元側膨張弁及び前記カスケード熱交換器を順に循環させて前記高元側熱媒−冷媒熱交換器で前記熱媒と熱交換させる高元側冷凍回路と、を備えた二元圧縮型ヒートポンプユニットと、前記暖房端末に流入する熱媒の設定温度に応じて前記循環ポンプによる熱媒循環流量を制御する制御ユニットと、を備えたヒートポンプ式暖房装置であって、前記制御ユニットは、運転開始時の前記設定温度が所定温度以上のとき、運転開始から所定期間が経過するまでは前記熱媒循環流量の下限値を設定し、前記熱媒循環流量が前記下限値を下回らないように前記循環ポンプを駆動制御することを特徴とする。
本発明のヒートポンプ式暖房装置によれば、運転開始時に暖房端末に供給する熱媒の設定温度が所定温度以上のときは、運転開始から所定期間が経過するまでは熱媒循環流量の下限値を設定して熱媒循環流量が下限値を下回らないように循環ポンプを駆動制御するので、熱媒の1循環当たりの時間を短縮できる。従って、運転を開始してから住宅内に設置された暖房端末全体に熱媒が行き渡るまでの時間を短縮でき、運転開始時の暖房感を向上できる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明のヒートポンプ式暖房装置の一実施形態を示す概略構成図である。
本実施形態のヒートポンプ式暖房装置は、低元側冷凍回路10と高元側冷凍回路20とを備えた二元圧縮型ヒートポンプユニット1と、暖房ユニット30と、これら二元圧縮型ヒートポンプユニット1及び暖房ユニット30を制御する制御ユニット2と、を備えて構成されている。
図1は、本発明のヒートポンプ式暖房装置の一実施形態を示す概略構成図である。
本実施形態のヒートポンプ式暖房装置は、低元側冷凍回路10と高元側冷凍回路20とを備えた二元圧縮型ヒートポンプユニット1と、暖房ユニット30と、これら二元圧縮型ヒートポンプユニット1及び暖房ユニット30を制御する制御ユニット2と、を備えて構成されている。
前記低元側冷凍回路10は、低元側圧縮機11、低元側熱媒−冷媒熱交換器12、カスケード熱交換器13、内部熱交換器14の凝縮部、低元側膨張弁15、低元側蒸発器16、内部熱交換器14の蒸発部及び低元側アキュムレータ17を、低元側冷媒循環路18に順に介装して構成されている。冷媒には、例えばCO2が使用され、この冷媒が、低元側圧縮機11、低元側熱媒−冷媒熱交換器12、カスケード熱交換器13、内部熱交換器14の凝縮部、低元側膨張弁15、低元側蒸発器16、内部熱交換器14の蒸発部及び低元側アキュムレータ17を順に循環してヒートポンプサイクルが実行される。即ち、冷媒は、低元側圧縮機11で圧縮されて高温高圧となった後、低元側熱媒−冷媒熱交換器12において暖房ユニット30の熱媒と熱交換する。次いで、冷媒は、カスケード熱交換器13に流入し、高元側冷凍回路20の冷媒と熱交換することにより高元側冷凍回路20の吸熱源として利用される。次いで、冷媒は、内部熱交換器14の凝縮部を通り低元側膨張弁15で膨張後、ファン19を備えた低元側蒸発器16で外気と熱交換し、内部熱交換器14の蒸発部を通り、蒸発しきれなかった液冷媒が低元側アキュムレータ17によって分離された後、ガス状冷媒として低元側圧縮機11へ戻る。
前記高元側冷凍回路20は、高元側圧縮機21、高元側熱媒−冷媒熱交換器22、高元側膨張弁23、前記カスケード熱交換器13及び高元側アキュムレータ24を、高元側冷媒循環路25に順に介装して構成されている。冷媒には、低元側と同じくCO2が使用され、この冷媒が、高元側圧縮機21、高元側熱媒−冷媒熱交換器22、高元側膨張弁23、カスケード熱交換器13及び高元側アキュムレータ24を順に循環してヒートポンプサイクルが実行される。即ち、冷媒は、高元側圧縮機21で圧縮されて高温高圧となった後、高元側熱媒−冷媒熱交換器22において暖房ユニット30の熱媒と熱交換する。次いで、冷媒は、高元側膨張弁23で膨張後、カスケード熱交換器13に流入して低元側冷凍回路10の冷媒と熱交換し、蒸発しきれなかった液冷媒が高元側アキュムレータ24によって分離された後、ガス冷媒として高元側圧縮機21へ戻る。
前記暖房ユニット30は、暖房端末に熱媒として温水(水)を循環供給するものである。暖房端末としては、例えば住宅の各部屋等に設置するパネルヒータや床下に配設したパイプに温水を流す床暖房ユニットがある。暖房端末がパネルヒータの場合、熱媒循環路35との接続形態は、一管式(複数のパネルヒータが直列接続される)でも二管式(複数のパネルヒータが互いに並列接続される)でもよい。暖房ユニット30は、前述した低元側熱媒−冷媒熱交換器12と高元側熱媒−冷媒熱交換器22の他に、循環ポンプ31、バックアップヒータ32、三方弁33及びバッファタンク34を、熱媒を暖房端末に循環供給する熱媒循環路35に介装して構成されている。また、熱媒循環路35は、三方弁33とバッファタンク34との間の区間が、2つの分流路、即ち、低元側分流路35Aと高元側分流路35Bに分岐されており、低元側分流路35Aに低元側熱媒−冷媒熱交換器12が介装され、高元側分流路35Bに高元側熱媒−冷媒熱交換器22が介装されている。
暖房ユニット30では、熱媒(温水)が、循環ポンプ31からバックアップヒータ32を経由して暖房端末に供給され、暖房端末の熱媒流路を通って暖房端末から排出され、三方弁33で低元側分流路35Aと高元側分流路35Bに分流される。低元側分流路35Aに分流された熱媒は、低元側熱媒−冷媒熱交換器12で低元側冷凍回路10の冷媒と熱交換し、高元側分流路35Bに分流された熱媒は、高元側熱媒−冷媒熱交換器22で高元側冷凍回路20の冷媒と熱交換する。熱交換後の各熱媒は、低元側分流路35Aと高元側分流路35Bからそれぞれバッファタンク34に流入し、ここで混合した後、循環ポンプ31へ戻る。尚、バックアップヒータ32は、例えば住宅が広く暖房負荷が大きいような場合に、ヒートポンプユニット1の暖房能力を補うためのもので、ヒートポンプユニット本体に外付けで接続できるものであり、必ずしも設けなくともよい。
前記制御ユニット2は、ECU(電子制御ユニット)等を備え、二元圧縮型ヒートポンプユニット1の低元側冷凍回路10及び高元側冷凍回路20における圧縮機11,21の回転数や膨張弁15,23の開度及び暖房ユニット30の循環ポンプ31の回転数や三方弁33の分流比率等を制御する。これらの制御にあたっては、各種温度センサの検出値を使用する。前記各種温度センサとしては、低元側圧縮機11及び高元側圧縮機21の各冷媒吐出温度をそれぞれ検出する冷媒吐出温度センサ41,42、低元側熱媒−冷媒熱交換器12及び高元側熱媒−冷媒熱交換器22の各熱媒流出温度を検出する熱媒温度センサ43,44、暖房端末に流入する熱媒の温度(往き熱媒温度)を検出する往き熱媒温度センサ45、暖房端末から排出される熱媒の温度(戻り熱媒温度)を検出する戻り熱媒温度センサ46、及び外気温を検出する外気温センサ47等がある。また、制御ユニット2は、運転開始時に熱媒循環流量を制御する起動時熱媒流量制御機能を備えている。前記起動時熱媒流量制御機能は、運転開始時に暖房端末へ供給する熱媒の設定温度(往き熱媒温度)が所定温度以上のとき、運転開始から所定期間が経過するまでは循環ポンプ31による熱媒循環流量の下限値を設定し、この下限値を下回らないように循環ポンプ31の回転数を制御する機能である。
本実施形態のヒートポンプ式暖房装置では、暖房端末に循環供給する熱媒の温度(往き熱媒温度)は、例えば操作パネルやリモコンで所定の温度範囲(T1〜T5)で任意に設定可能である。ここで、前記所定の範囲(T1〜T5)としては、例えば40℃〜65℃とする。尚、操作パネルやリモコンによる設定可能な温度範囲は、40℃〜65℃に限るものではなく、T1は40℃より低くてもよく、T5は65℃より高くてもよく、ヒートポンプ式暖房装置の使用環境等に応じて適切に決定すればよい。熱媒の温度(往き熱媒温度)が設定されると、この設定温度と外気温センサ47で検出される外気温度に基づいて、制御ユニット2により暖房能力(ヒートポンプユニット1の圧縮機11,21の回転数、目標往き熱媒温度)が決定される。そして、制御ユニット2は、往き熱媒温度センサ45で検出される往き熱媒温度が目標往き熱媒温度になるように、循環ポンプ31の回転数を制御して設定温度に見合った熱媒循環流量で熱媒を暖房端末に供給制御する。この際、運転開始時に操作パネルやリモコンで設定された往き熱媒の設定温度が所定温度T4以上のときは、制御ユニット2により熱媒循環流量の下限値を設定して熱媒循環流量を設定温度T4に見合った流量よりも多くなるよう起動時熱媒流量制御が実行される。尚、運転開始時に戻り熱媒温度センサ46で検出される戻り熱媒温度(暖房端末から排出される熱媒温度)が予め定めた所定の戻り熱媒温度T2(T2は、熱媒循環流量を起動時熱媒流量制御によって強制的に増大しなくとも暖房感が損なわれないと考えられる戻り熱媒温度で、例えば40℃等とする)以上のときは、制御ユニット2は、起動時熱媒流量制御を実行せずに、操作パネルやリモコンで設定された往き熱媒温度に見合った熱媒循環流量となるよう循環ポンプ31の回転数を制御する。
次に、制御ユニット2による本実施形態の起動時熱媒流量制御について、図2のフローチャートを参照して説明する。
ヒートポンプ式暖房装置の運転が開始されると、まず、ステップ1(図中S1で示し、以下同様とする)では、操作パネルやリモコンにより設定された往き熱媒温度が所定温度T4以上か否かを判定する。設定された往き熱媒温度がT4以上であれば判定がYESとなり、ステップ2に進む。ここで、所定温度T4は、使用環境等により運転開始時に熱媒循環流量が少なくて暖房感が損なわれると考えられる温度で、前記所定温度範囲T1〜T5の範囲内で設定する。
ヒートポンプ式暖房装置の運転が開始されると、まず、ステップ1(図中S1で示し、以下同様とする)では、操作パネルやリモコンにより設定された往き熱媒温度が所定温度T4以上か否かを判定する。設定された往き熱媒温度がT4以上であれば判定がYESとなり、ステップ2に進む。ここで、所定温度T4は、使用環境等により運転開始時に熱媒循環流量が少なくて暖房感が損なわれると考えられる温度で、前記所定温度範囲T1〜T5の範囲内で設定する。
ステップ2では、熱媒循環流量の下限値として、往き熱媒温度がT3に設定された場合の熱媒循環流量値を設定する。ここで、熱媒温度T3は、運転開始時に暖房感が損なわれないと考えられる熱媒循環流量を確保できる程度の往き熱媒温度として設定するもので、T4より低い温度である。
ステップ3では、循環ポンプ31による熱媒循環流量がステップ2で設定された熱媒循環流量値を下回らないように循環ポンプ31の回転数を制御して熱媒を暖房端末に循環供給する。
次いで、ステップ4で、冷媒吐出温度センサ41で検出される低元側冷凍回路10の圧縮機11の冷媒吐出温度が所定温度T6に達したか否かを判定し、ステップ5で、運転開始から予め設定した所定時間tが経過したか否かを判定する。ステップ4とステップ5のどちらか一方の判定がYES、即ち、圧縮機11の冷媒吐出温度が所定温度T6に達した及び運転開始から予め設定した所定時間tが経過のいずれか一方の条件が満たされたときは、ステップ6に進む。尚、前記所定温度T6は、低元側冷凍回路10の冷媒温度が安定化したと判断される冷媒温度(例えば100℃等)で、使用する冷媒等に応じて任意に設定すればよい。また、前記所定時間tは、ヒートポンプユニットが熱供給できる程度に十分起動したと判断できる時間(例えば60分等)で、使用環境や暖房装置の能力等に基づいて任意に設定すればよい。
ステップ6では、ヒートポンプユニット1が暖房端末に十分な熱を供給できる状態になったとして、ステップ2で設定した熱媒循環流量の下限値の設定を解除する。
ステップ7では、往き熱媒温度センサ45の検出温度に基づいて循環ポンプ31の回転数を制御して、操作パネルやリモコンにより設定された往き熱媒温度に見合った熱媒循環流量で熱媒を暖房端末に供給制御する。
本実施形態のヒートポンプ式暖房装置によれば、運転開始時の往き熱媒の設定温度が高いときに暖房ユニット30における熱媒循環流量の下限値を設定することにより、運転開始時に前記設定温度に見合った熱媒循環流量よりも多い循環流量で暖房端末に熱媒を循環供給するので、往き熱媒の設定温度に見合った熱媒循環流量で運転開始時から暖房端末に熱媒を循環供給する場合に比べて、暖房端末全体に熱媒が行き渡る時間が短くなり、暖房感を向上できる。例えば、往き熱媒温度をT4に設定した場合の熱媒循環流量が3〜4リットル/分とし、往き熱媒温度をT3に設定した場合の熱媒循環流量が5〜6リットル/分とし、暖房ユニット30の保有水量が100リットルとした場合、暖房端末を含めた熱媒循環路35を熱媒が1循環するのに要する時間は、往き熱媒温度T4の場合は、約33分(100/3)〜25分(100/4)となり、往き熱媒温度T3の場合は20分(100/5)〜約17分(100/6)となる。この場合、住宅内の暖房端末全体に熱媒(温水)が行き渡るまでの時間を20%〜約50%短縮することができる。
上記実施形態では、運転開始時に設定する熱媒循環流量の下限値を固定値(往き熱媒設定温度T3に見合った熱媒循環流量値)としたが、運転開始時の運転環境状況(例えば外気温センサ47の検出する外気温度や戻り熱媒温度センサ46の検出する運転開始時の戻り熱媒温度等)に応じて下限値を可変設定する構成としてもよい。
尚、上記実施形態の二元圧縮型ヒートポンプユニットの低元側冷凍回路には、内部熱交換器が設けられているが、省略してもよい。
1 二元圧縮型ヒートポンプユニット
2 制御ユニット
10 低元側冷凍回路
11 低元側圧縮機
12 低元側熱媒−冷媒熱交換器
13 カスケード熱交換器
15 低元側膨張弁
16 低元側蒸発器
18 低元側冷媒循環路
19 ファン
20 高元側冷凍回路
21 高元側圧縮機
22 高元側熱媒−冷媒熱交換器
23 高元側膨張弁
25 高元側冷媒循環路
30 暖房ユニット
31 循環ポンプ
33 三方弁
34 バッファタンク
35 熱媒循環路
41,42 冷媒吐出温度センサ
43,44 熱媒温度センサ
45往き熱媒温度センサ
46戻り熱媒温度センサ
47 外気温センサ
2 制御ユニット
10 低元側冷凍回路
11 低元側圧縮機
12 低元側熱媒−冷媒熱交換器
13 カスケード熱交換器
15 低元側膨張弁
16 低元側蒸発器
18 低元側冷媒循環路
19 ファン
20 高元側冷凍回路
21 高元側圧縮機
22 高元側熱媒−冷媒熱交換器
23 高元側膨張弁
25 高元側冷媒循環路
30 暖房ユニット
31 循環ポンプ
33 三方弁
34 バッファタンク
35 熱媒循環路
41,42 冷媒吐出温度センサ
43,44 熱媒温度センサ
45往き熱媒温度センサ
46戻り熱媒温度センサ
47 外気温センサ
Claims (3)
- 循環ポンプにより暖房端末に熱媒を循環供給する暖房ユニットと、
冷媒を、低元側圧縮機、低元側熱媒−冷媒熱交換器、カスケード熱交換器、低元側膨張弁及び低元側蒸発器を順に循環させて前記低元側熱媒−冷媒熱交換器で前記熱媒と熱交換させる低元側冷凍回路と、冷媒を、高元側圧縮機、高元側熱媒−冷媒熱交換器、高元側膨張弁及び前記カスケード熱交換器を順に循環させて前記高元側熱媒−冷媒熱交換器で前記熱媒と熱交換させる高元側冷凍回路と、を備えた二元圧縮型ヒートポンプユニットと、
前記暖房端末に供給する熱媒の設定温度に応じて前記循環ポンプによる熱媒循環流量を制御する制御ユニットと、
を備えたヒートポンプ式暖房装置であって、
前記制御ユニットは、運転開始時の前記設定温度が所定温度以上のとき、運転開始から所定期間が経過するまでは前記熱媒循環流量の下限値を設定し、前記熱媒循環流量が前記下限値を下回らないように前記循環ポンプを駆動することを特徴とするヒートポンプ式暖房装置。 - 前記所定期間は、前記低元側圧縮機から吐出される冷媒温度が所定温度に達するまで及び運転開始から予め設定した所定時間経過するまでのいずれか一方の条件が満たされるまでとし、前記制御ユニットは、前記所定期間の経過後は前記下限値の設定を解除し、前記設定温度に応じた熱媒循環流量となるよう前記循環ポンプを駆動制御する請求項1に記載のヒートポンプ式暖房装置。
- 前記制御ユニットは、運転開始時の運転環境状況に応じて前記下限値を可変設定する請求項1又は2に記載のヒートポンプ式暖房装置。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPH09303798A (ja) * | 1996-05-14 | 1997-11-28 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 温水暖房装置 |
JP2008014585A (ja) * | 2006-07-06 | 2008-01-24 | Denso Corp | ブライン放熱式暖房装置 |
JP2012052767A (ja) * | 2010-09-03 | 2012-03-15 | Mitsubishi Electric Corp | ヒートポンプ装置 |
JP2012097993A (ja) * | 2010-11-04 | 2012-05-24 | Sanden Corp | ヒートポンプ式暖房装置 |
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2014
- 2014-02-10 JP JP2014023002A patent/JP2015148427A/ja active Pending
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