JP2015148125A - ウォーターフェンス - Google Patents

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Abstract

【課題】浸水防止用のウォーターフェンスを提供せんとする。
【解決手段】内部に複数の水嚢を積層して収容できる空間を空けて対置させる所定長さを有する一対のプレート状のガード板部(2A、2B)と、この各ガード板部の端部同士を連結させる連結手段(24、25、28)とから成り、前記各ガード板部は、それぞれ保持板部(21)と、この各保持板部の下部に設けた脚部(26)と、この脚部を地上へ固定させる固定手段とで構成し、前記連結手段は、前記各ガード板部の各端部に設けたフランジ部(24a)と、このフランジ部を連結する連結部材(24b)とで構成したことを特徴とする、ウォーターフェンスによって解決し得る。
【選択図】図1

Description

本発明は、浸水防止用のウォーターフェンスに関し、より具体的には、設置時の安定性に優れ、高い堰を構築可能で、風雨等の悪条件下での設置作業も容易で、一旦設置後も高さの嵩上げが可能であり、製造コストも安く済むウォーターフェンスに関する。
近年、異常気象が指摘され、大型の台風や風水害に見舞われる現象が多発している。
水害は、台風や風雨が過ぎ去った後も比較的長期に亘って浸水状態が続き、家屋、家財の被害のみならず、日常生活も阻害されるため、当初から浸水を防ぐことが肝要となる。
浸水防止のためには、従来より一般的に土嚢が用いられているが、袋に詰める土の確保、袋詰め作業、被災現場への搬送作業など困難を伴うことが多いため、近年は土嚢に代えて水嚢の利用も進められている。
水嚢であると、被災現場でポンプを用いて水嚢内への水の注入を行い、それらの水嚢を多数並べ、積み上げて、ウォーターフェンスを築造することが可能であり、水害解消時には水嚢内の水を排出して、袋の回収、搬出、保管を行えば済むという利便性、経済性が得られる。しかしながら、水嚢は内容物が水であるため、その比重は殆ど水と同一であり、外部全体が水に浸されると水嚢に作用する重力と浮力が略均衡し、安定した設置状態が維持できなくなる。そこで、安定したウォーターフェンスを構築するには、地面上で水嚢を一定位置に保持する手段が必要となる。
そのようなウォーターフェンスに関しては、例えば下記特許文献1〜3に記載のようなものが公知である。
特許文献1には、路盤に固定されたヒレ部に取り付けた線状の鋼材と、この鋼材を挿通したカバーとによって、水嚢の外周を所定間隔おきに拘束、保持したり、内部に隔壁を有する多室構造の水嚢自体の底辺を固定ヒレにより地面に固定すると共に、当該水嚢自体の両端を連結手段で連結することにより左右に延長接続したり、或いはまた、複数の水嚢をまとめてシートで覆ったりするウォーターフェンスが開示されている。しかしながら、前記鋼材等は横幅が短く、シートはそれ自体が柔軟な材質であるため、多数の水嚢を積み上げて支持するには充分な安定性が得られず、高いフェンスを構築することは困難であった。また、フェンスを一旦設置した後に、浸水が更に進行し、水位が上昇してフェンスの高さの嵩上げが必要となった場合に、前記鋼線等を取り外して更に水嚢を追加する作業は実際的には困難であった。
また、特許文献2には、堤防の頂面に取り付けた鋼製又は合成繊維製のロープ或いはバンド状の可撓性連結材によって、水嚢の外周を所定間隔おきに拘束、保持するようにした水防構造が開示されている。しかしながら、この特許文献2に記載の水防構造も、個々の可撓性連結材は幅の狭い部材であるため、水嚢を積み上げて支持するには充分な安定性が得られず、また、高いフェンスを構築したり、一旦設置後に高さの嵩上げを行ったりすることは困難であった。
特許文献3には、断面が多角形のフレキシブルな材料で作られた水袋と、折り畳み可能な形状維持板とを一体的に固定した冠水防止用水袋が開示されている。しかしながら、特許文献3に記載されたような構造物を水漏れのない状態のものとして製造するには手間がかかり、コスト高になるという問題があり、また、そのような構造物を一旦設置後に、その高さの嵩上げをすることは不可能であった。
特許第4060704号公報 特開昭64−21111号公報 実開昭62−159528号公報
本発明は、上記の如き問題点を解決するためなされたものであり、その目的とするところは、設置時の安定性に優れ、高く長い堰の構築が可能で、風雨等の悪条件下での設置作業も容易であり、一旦設置後であっても高さの嵩上げが可能であり、製造コストも安く済むウォーターフェンスを提供せんとするにある。
上記課題を解決するため、本発明に係るウォーターフェンスは、内部に複数の水嚢を積層して収容できる空間を空けて対置させる所定長さを有する一対のプレート状のガード板部と、この各ガード板部の端部同士を連結させる連結手段とから成り、前記各ガード板部は、それぞれ保持板部と、この各保持板部の下部に設けた脚部と、この脚部を地上へ固定させる固定手段とで構成し、前記連結手段は、前記各ガード板部の各端部に設けたフランジ部と、このフランジ部を連結する連結部材とで構成したことを特徴とする。
前記ガード板部の前記保持板部は平面状である場合のほか、必要に応じて、保持板部の少なくとも一部を湾曲させることも可能である。
望ましい実施例においては、前記脚部が、前記保持板部の下辺から外面側へ向けて張り出すように設けられる。
尚、本明細書及び特許請求の範囲の記載において、ガード板部もしくは保持板部の「外面」とは、水嚢に接する面(内面)と反対側の面を指すものである。
前記ガード板部の全体を1枚の金属板又は合成樹脂板(望ましくは、繊維強化プラスチック[FRP]によるもの等)で形成することも推奨される。
望ましい実施例においては、前記連結手段の前記連結部材が、互いに隣接する前記ガード板部の各端部に設けられた前記フランジ部同士を挟持、固定する軸直角断面が略U字型又は略C字型の部材として構成される。
ただし、本発明における前記連結部材はこれに限定されるものではない。
前記ガード板部に設けられる前記固定手段は、前記脚部の下端に設けられ、打込み杭によって地面に固定される接地固定部として構成したり、或いはまた、前記脚部の下端部に設けられるところの係止部であって、対置されたもう一方のガード板部の脚部の下端部との間に、これら両下端部間の最大間隔を規制するよう掛け渡される脚部保持枠を係止する係止部として構成することが可能である。
ただし、本発明における前記固定手段はこれに限定されるものではない。
また、本発明の望ましい実施例においては、前記ガード板部の保持板部の上端部と、対置されたもう一方のガード板部の保持板部の上端部との間隔が、両者間に掛け渡すよう設けられた上部保持枠により一定に保持されるよう構成される。
本発明は、上記の如き構成を有し、前記プレート状のガード板部の保持板部によって水嚢の側方が支持され、この保持板部の下辺に設けた脚部は、打込み杭等によって地面の一定位置に保持されるため、多数の水嚢を横方向にも高さ方向にも崩れることなく安定して配置し、積み重ねることが可能となり、したがって本発明によるときは、設置時の安定性に優れ、高い堰の構築が可能なウォーターフェンスを提供し得るものである。
また、本発明のウォーターフェンスの設置時には、前記ガード板部を所定間隔を隔てて互いに対向するように配置、固定し、これらのガード板部の間に多数の水嚢を順次積み上げたり、或いはまた、既に幾つか積み重ねた水嚢の側方を押さえるように前記ガード板部を設置し、必要に応じて、更にその上に水嚢を積み上げてゆくことが可能であり、一旦設置後であってもガード板部の高さの範囲内で水嚢を更に追加して積み重ねることにより、浸水の進行状況に応じて高さの嵩上げが可能である。
更にまた、前記ガード板部の横方向への連結手段として、前記の如く、連結すべきガード板部の端部に設けたフランジ部と、これらを挟持し固定する連結部材を設けたことによって、ガード板部の連結作業も容易となり、したがって本発明によるときは、風雨等の悪条件下での設置作業が容易化される。また、前記連結手段を利用して、所望の数のガード板部を横方向に多数連続させて配置することが可能であるため、長距離、広範囲の水防対策に利用できる。
更にまた、本発明のウォーターフェンスのガード板部は、1枚の金属板又は合成樹脂板(望ましくは、繊維強化プラスチック[FRP]によるもの等)で形成することも可能であるので、製造コストを低く抑えることが可能である。
本発明に係るウォーターフェンスの一実施例の外観斜視図である。 図1中のM−M線に沿った断面図である。 民家敷地内への浸水を防止するため、図1に示したような本発明に係るウォーターフェンスを多数設置した状態を示す上面図である。 図1に示したウォーターフェンスにおけるガード板部の一実施例を示す正面図である。 図4に示したガード板部の側面図である。 ウォーターフェンス設置時にコーナー部に用いられるガード板部の一実施例を示す正面図である。 図6に示したガード板部の側面図である。 コーナー部に用いられるガード板部のもう1つの実施例を示す正面図である。 図8に示したガード板部の側面図である。 本発明に係るウォーターフェンスのもう一つの実施例についての図2と同様の断面図である。 本発明に係るウォーターフェンスのガード板部の連結手段の別の実施例を示す斜視図である。
以下、図面を参照しつつ本発明のウォーターフェンスのガード板部及びこれを用いたウォーターフェンスの好適な実施例について説明する。
図1、図2に示した実施例に係る本発明のウォーターフェンス101は、それぞれ水を充満させた水嚢1A〜1E等を所定数積層し、それらの水嚢を側方から支持する一対のガード板部2A、2Bにより構成されている。このウォーターフェンス101の右横には、同様のウォーターフェンス102が隣接して設置され、ウォーターフェンス101の前記一対のガード板部2Aと2Bは、隣接するウォーターフェンス102の一対のガード板部2Cと2Dにそれぞれ連結されるようになっている。
これらのウォーターフェンス101、102は、例えば図3に示すように、民家Cの敷地D内への浸水を防止するために、本発明に係る多数のウォーターフェンスを、この敷地Dを囲繞するように設置した場合におけるその一部を取り出して示したものである。
図3に示すように配置された多数のウォーターフェンスのうち、4箇所のコーナー部のウォーターフェンス(そのうち、左下の1つを指示記号103で示す。)以外のものは、いずれも前記ウォーターフェンス101と同様の構成を有している。尚、コーナー部のウォーターフェンス103のガード板部3A、3Bについては、後で図6〜図9を参照しつつ説明する。
尚、図1〜図3に示した設置形態では、積み上げた水嚢1A〜1D等の両側をガード板部2A、2B等で支持するようにしてある。しかしながら、状況に応じて各種各様の変則的な設置形態が可能である。例えば、浸水防止機能のない既存の壁や塀があるときは、それらの壁や塀に沿って水嚢を並べることにより、水嚢の片側はそれらの壁や塀で支持するようにし、もう片方にだけガード板部を設置して水嚢を支持するようにしてもよい。
水嚢1A〜1Eとしては、各種公知のもので、さまざまな材質、サイズ、容量のものが使用できる。
水嚢1A〜1Eは、基本的に柔軟で強靱な非透水性の材料(例えば、補強布入りのナイロンシートやポリエチレンシート、ゴム等)で作製された袋体に、しっかりと封止可能な栓や弁付きの給水口及び排水口(又は両方を兼ねたもの)を備えたものが用いられる。
水嚢1A〜1Eの形状、サイズ、容量も各種各様のものが使用可能であり、例えば図1、図3に示したもののように、平面図において略正方形のもののほか、長方形、その他の多角形、半円形、等々、任意の形状のものが可能である。サイズも、図1に示した例では、ガード板部2Aの横幅W1は、後記の如く、例えば900mm程度に設定されるので、その場合、略正方形の水嚢1A〜1Dの横幅は450mm程度のものである。しかしながら、取扱いに不便でない範囲で、それ以上のサイズとすることは自由であり、また、大きな水嚢間の隙間を埋めるための小半径の棒状若しくは球形等の小サイズの水嚢を用意しておくことも可能である。
また、水嚢の積み方も、状況に応じて様々な形態が可能であり、図1〜図3に示したように同一形状、同一サイズのものを単に上下方向に積み重ねるだけでなく、一段ごとに交互に横方向にずらして積み上げたり、複数本の長方形の水嚢を横向きに並べる段と、縦向きに並べる段とを交互に繰り返したり、等々が可能である。
したがってまた、図2に示したガード板部2A、2B間の距離Nも、使用する水嚢のサイズ、積み重ね方、等に応じて、例えば100mm〜1000mm等、任意の範囲で変更し得るものである。
ガード板部2A、2Bの高さH1は、これらの水嚢を多段に積み重ねた状態でそれらが崩れないように支持できる範囲内において、設置箇所で予想される浸水高さをカバーし得るものを使用するようにする。
以下、図1、図2に示したウォーターフェンス101のプレート状のガード板部2Aの具体的な構成について、図1、2及び図4、5を参照しつつ説明する。
ガード板部2Aは、保持板部21を有し、その上辺領域は外側へ折り返されて折返し部21aを形成し、下辺領域も外側へ折り曲げられて、脚部26を形成する。これらの折返し部21aと脚部26によって、ガード板部2Aの横方向の曲げに対する強度が増大される。
前記ガード板部2Aの右側の端部22には、隣接する同様のガード板部2Cとの連結手段24が設けられる。同様に、ガード板部2Aの左側の端部23には連結手段25が設けられ、ガード板部2Bの両端にもそれぞれ連結手段28、29が設けられるが、これらの連結手段25、28、29の構成は、以下に述べる連結手段24の構成と同様であるため、連結手段24についてのみ説明し、他の連結手段25、28、29の説明は省略する。
前記連結手段24は、その望ましい一実施例を図1に示す如く、ガード板部2Aの保持板部21の右側の端部22から外面側へ向けて突出するフランジ部24aと、隣接する同様のガード板部2Cに設けた同様のフランジ部24gとガード板部2Aの前記フランジ部24aとを挟持し固定する軸直角断面が略U字型の連結部材24bと、から構成されるようになっている。尚、前記の如く、ガード板部の「外面」とは、ガード板部が水嚢1A〜1E等に接する面(内面)とは反対側の面を指すものである。
図1に示す如く、ガード板部2Aのフランジ部24aにはボルト孔24a−1、24a−2が明けられ、隣接するガード板部2Cのフランジ部24gにはボルト孔24g−1、24g−2が明けられ、更に、連結部材24bにはボルト孔24b−1、24b−2、24b−3、24b−4が明けられ、これらのボルト孔にボルト24c、24eを挿通し、ナット24d、24fで締めることにより、前記フランジ部24aと24gを連結部材24bで挟持し固定するようになっている。
尚、連結部材24bを用いることなく、フランジ部24aと24gをボルトとナットで直接固定してもよいが、連結部材24bを用いることにより、ガード板部2Aと2Cを一層堅固に連結でき、内部に積み上げられる水嚢1A〜1E等による側方への水圧に対する耐久性を向上させることが可能となる。
本発明の望ましい実施例においては、前記ガード板部2Aがその下辺に脚部26を有し、この脚部が前記ガード板部の保持板部21から外面側へ向けて張り出すように設けられる。
即ち、ガード板部2Aの保持板部21の下部領域は、保持板部21から外面側へ向けて張り出すように折り曲げられた張出し部26aを形成し、更にその下端領域が折り曲げられて、地面に固定される接地固定部26bを形成するようになっている。
このような脚部26を設けることにより、前記の如くガード板部2Aの横方向の曲げ等に対する強度が増大されると共に、ガード板部2Aの安定性が確保でき、その設置作業も容易となる。
前記脚部26を地上へ固定させる固定手段として、前記接地固定部26bを設け、この接地固定部26bを図1、図2に示す如く、設置時に地面に打ち込んだ打込み杭27、27によって固定することにより、設置期間中におけるズレを防止するようにする。
尚、これらのガード板部2A〜2Dは、切断された複数の金属板等を溶接等して作製することも可能であるが、その製造工程を簡易化し、コストダウンを図るため、所定形状にカットした1枚の金属板や合成樹脂板をプレス加工等により折り曲げて作製したり、或いは成形型を用いて1枚の合成樹脂板(望ましくは、繊維強化プラスチック板等)として作製することも推奨される。
本発明に係るウォーターフェンスの上記ガード板部2A〜2Dの各部の寸法は、さまざまな使用場所や浸水条件に対応できるよう各種各様のものを用意することが望ましいが、例えば図1に示した実施例のガード板部2A、2B(図5も併せて参照)における好適な一例として、高さH1=670mm、H2=520mm、H3=150mm、横方向の幅W1=900mmとし、その脚部26は、S1=180mm、S2=60mm、S3=30mm、S4=150mmとし、フランジ部25aの幅S5=30mm、折返し部21aの幅S6=30mmとすることができる。
これまでに説明したウォーターフェンス101、102のガード板部2A〜2Dにおいて、その保持板部21は、いずれも平面状であったが、次に、図3に示す設置例におけるコーナー部のウォーターフェンス103の湾曲型のガード板部3A及び3Bについて説明する。この場合のウォーターフェンス103は、水嚢1F、1G、1H等を、湾曲型のガード板部3A及び3Bによって支持するようになっている。
図6及び図7には、これらの湾曲型のガード板部3A、3Bのうち、コーナー部の外側に設置されるガード板部3Aの正面図及び上面図が示してある。このガード板部3Aも、保持板部31を有し、この保持板部31は、図7に示すように、両側の平面部31a、31bと、中間の湾曲部31cとに分けられる。湾曲部31cは、平面部31aと31bとが90°をなすように曲げられる。平面部31aと31bの上辺領域は外側(ガード板部3Aが水嚢1F〜1Hに接する側とは反対側)へ折り返されて折返し部31d、31eを形成し、下辺領域も外側へ折り曲げられて、脚部36、37を形成する。
ガード板部3Aの一方の端部32には、隣接する同様のガード板部との連結手段34が設けられ、同様に、ガード板部3Aのもう一方の端部33にも連結手段35が設けられる。これらの連結手段34、35の構成は、図1に示した実施例における前記連結手段24の構成と同様であるため、それらの詳しい説明は省略するが、要約すれば、ガード板部3Aの保持板部31の一方の端部32からは、その外面側へ向けてフランジ部34aが突出し、前記軸直角断面が略U字型の連結部材24bと同様の連結部材によって、隣接する同様のガード板部に設けた同様のフランジ部と連結し、もう一方の端部33から外面側へ向けて突出するフランジ部35aについても同様に、前記連結部材24bと同様の連結部材によって、ボルト孔35a−1、35a−2を利用して、隣接する同様のフランジ部と連結するようになっている。
図6及び図7に示すガード板部3Aも、その下辺に脚部36、37を有し、これらの脚部が保持板部31の前記平面部31a、31bからそれぞれ外面側へ向けて張り出すように設けられる。即ち、ガード板部3Aの保持板部31の平面部31a、31bの下部領域は、それぞれ平面部31a、31bから外面側へ向けて張り出すように折り曲げられた張出し部36a、37aを形成し、更にその下端領域が折り曲げられて、地面に固定される接地固定部36b、37bを形成するようになっている。
このような脚部36、37を設けることにより、ガード板部3Aの安定性が確保でき、その設置作業も容易となる。
ガード板部3Aの前記接地固定部36b、37bは、図1、図2に示した実施例の場合と同様に、設置時に地面に打ち込んだ打込み杭によって固定し、設置期間中におけるズレを防止するようにする。
上記ガード板部3Aの各部の寸法は、さまざまな使用場所や浸水条件に対応できるよう各種各様のものを用意することが望ましいが、例えば図6、図7に示した実施例のガード板部3Aにおいて、H1=670mm、H2=520mm、H3=150mm、W2=350mm、S1=180mm、S2=60mm、S3=30mm、S4=150mm、S5=30mm、S6=30mm、湾曲部31c(図7参照)の曲率半径r1=100mmである。
尚、図示した実施例の場合、図3に示すような設置形態に対応できるように、湾曲部31cは、平面部31aと31bとが90°をなすように湾曲させたが、他の設置形態に対応するように、平面部31aと31bとが例えば60°や120°等をなすように湾曲させることも可能である。
図8及び図9には、図3に示すウォーターフェンス103の湾曲型のガード板部3A、3Bのうち、コーナー部の内側に設置されるガード板部3Bの正面図及び上面図が示してある。このガード板部3Bも、保持板部41を有し、この保持板部41は、図9に示すように、両側の平面部41a、41bと、中間の湾曲部41cとに分けられる。湾曲部41cは、平面部41aと41bとが90°をなすように曲げられる。平面部41aと41bの上辺領域は外側(ガード板部3Bが水嚢1F〜1Hに接する側とは反対側)へ折り返されて折返し部41d、41eを形成し、下辺領域も外側へ折り曲げられて、脚部46、47を形成する。
ガード板部3Bの一方の端部42には、隣接する同様のガード板部との連結手段44が設けられ、同様に、ガード板部3Bのもう一方の端部43にも連結手段45が設けられる。これらの連結手段44、45の構成は、図1に示した実施例における前記連結手段24の構成と同様であるため、それらの詳しい説明は省略するが、要約すれば、ガード板部3Bの保持板部41の一方の端部42からは、その外面側へ向けてフランジ部44aが突出し、前記軸直角断面が略U字型の連結部材24bと同様の連結部材によって、隣接する同様のガード板部に設けた同様のフランジ部と連結し、もう一方の端部43から外面側へ向けて突出するフランジ部45aについても同様に、前記連結部材24bと同様の連結部材によって、隣接する同様のフランジ部と連結するようになっている。
図8及び図9に示すガード板部3Bも、その下辺に脚部46、47を有し、これらの脚部が保持板部41の前記平面部41a、41bからそれぞれ外面側へ向けて張り出すように設けられる。即ち、ガード板部3Bの保持板部41の平面部41a、41bの下部領域は、それぞれ平面部41a、41bから外面側へ向けて張り出すように折り曲げられた張出し部46a、47aを形成し、更にその下端領域が折り曲げられて、地面に固定される接地固定部46b、47bを形成するようになっている。
このような脚部46、47を設けることにより、ガード板部3Bの安定性が確保でき、その設置作業も容易となる。
ガード板部3Bの前記接地固定部46b、47bは、図1、図2に示した実施例の場合と同様に、設置時に地面に打ち込んだ打込み杭によって固定し、設置期間中におけるズレを防止するようにする。
上記ガード板部3Bの各部の寸法は、さまざまな使用場所や浸水条件に対応できるよう各種各様のものを用意することが望ましいが、例えば図8、図9に示した実施例のガード板部3Bにおいて、H1=670mm、H2=520mm、H3=150mm、W3=150mm、W4=100mm、S1=180mm、S2=60mm、S3=30mm、S4=150mm、湾曲部41c(図9参照)の曲率半径r2=90mmである。
尚、図示した実施例の場合、図3に示すような設置形態に対応できるように、湾曲部41cは、平面部41aと41bとが90°をなすように湾曲させたが、他の設置形態に対応するように、平面部41aと41bとが例えば60°や120°等をなすように湾曲させることも可能である。
これらのガード板部3A、3Bについても、その製造工程を簡易化し、コストダウンを図るため、所定形状にカットした1枚の金属板や合成樹脂板をプレス加工等により折り曲げて作製したり、或いは成形型を用いて1枚の合成樹脂板(望ましくは、繊維強化プラスチック板等)として作製することが推奨される。
図10には、本発明に係るウォーターフェンスのもう一つの実施例についての図2と同様の断面図が示されている。
図1〜図3に示した前記実施例においては、前記脚部26を地上へ固定させる固定手段として、脚部26の下端に設けた接地固定部26bを、打込み杭27によって地面に固定するように構成したが、設置すべき地面がアスファルトやコンクリート等により舗装された路面であると、打込み杭27によって舗装を破損したり、打込みが困難である場合がある。これを解決するために、図10に示した実施例においては、ガード板部2Aの脚部51の下端近くに係止部51aを設け、同様に、ガード板部2Aに対置されるもう一方のガード板部2Bの脚部52の下端近くに係止部52aを設け、これら両係止部間に、その最大間隔を規制する脚部保持枠6を掛け渡すよう設けてある。脚部保持枠6の両端部6a及び6bは、図示する如く上方向へ折り曲げられ、水嚢1A〜1Dの水圧によってガード板部2A及び2Bが外側へ移動するのを阻止するようになっている。両ガード板部2A、2Bの脚部の下端近くの係止部51a、52aと、脚部保持枠6の前記両端部6a、6bとは、ネジ等によって固定するようにしてもよいが、そのような固定具を用いなくとも、ガード板部2A及び2Bには水嚢1A〜1Dの水圧によって外側へ押し広げられる圧力が加わるため、その圧力によって両ガード板部2A、2Bの下端部51a、52aと、脚部保持枠6の前記両端部6a、6bとは強く圧接され、安定した設置状態が維持される。
尚、前記脚部保持枠6は、ガード板部2A、2Bの前記横幅W1の全長に亘って長く設ける必要はなく、一対のガード板部2A、2Bに対して、例えば横幅150mm程度の脚部保持枠6を2〜3本程度用いるようにすれば、多くの場合はそれで足りる。
また、ガード板部2A、2B等を設置すべき地面、路面等は多くの場合凹凸、起伏を有するため、脚部保持枠6全体が剛体であると脚部保持枠6自体が安定して設置されず、結果的にガード板部2A、2B等の安定性も損なわれ易い。そこで、脚部保持枠6の前記両端部6a、6bとこれに近い領域以外の領域については、可撓性の部材としたり、チェーンやロープ等を用いて両端部6a、6bを連結し、両ガード板部2A、2Bの前記係止部51a、52aが外側へズレ動くのを防止するようにすることが推奨される。
更にまた、図10に示した実施例においては、ガード板部2Aの前記保持板部の上端部53と、ガード板部2Aに対してその対向位置に設置される他のガード板部2Bの保持板部の上端部54との間に、これら両上端部間の最大間隔を規制すると共に、ガード板部2A、2Bの設置時にそれらが内側へ倒れ込むのを防止するため、ガード板部2A、2B間の間隔を一定に保持する上部保持枠7を掛け渡すように設けることが推奨される。
即ち、上部保持枠7の両端部7a及び7bは、図示する如く下方向へ折り曲げられ、水嚢1A〜1Dの水圧によってガード板部2A及び2Bが外側へ押し開かれるのを阻止するようになっている。更に、上部保持枠7の両端部7a及び7bから所定距離内側には、挟持片7c、7dがそれぞれ溶接等によって設けられ、ガード板部2Aの上端部53を上部保持枠7の端部7aと挟持片7cとによって挟持し、ガード板部2Bの上端部54を上部保持枠7の端部7bと挟持片7dとによって挟持するようにする。これにより、ガード板部2A、2Bの設置時にこれらのガード板部が内側へ倒れ込むのが防止され、ウォーターフェンスの設置作業の効率化等が図られる。
尚、ガード板部2Aの上端部53と上部保持枠7の端部7a及び挟持片7cはネジ等によって固定し、同様に、ガード板部2Bの上端部54と上部保持枠7の端部7b及び挟持片7dもネジ等によって固定することが望ましい。
尚、前記上部保持枠7についても、ガード板部2A、2Bの前記横幅W1の全長に亘って長く取り付ける必要はなく、一対のガード板部2A、2Bに対して、例えば横幅150mm程度の上部保持枠7を例えば2〜3本程度用いるようにすれば、多くの場合はそれで足りる。
図11は、本発明に係るウォーターフェンスのガード板部における連結手段の図1に示したものとは別の実施例を示しており、図11中の(A)図はその斜視図、(B)図は連結部分の水平断面図である。この図11に示す前記連結手段240は、ガード板部2Eの保持板部210の右側の端部220から外面側へ向けて突出する軸直角断面L字型のフランジ部240aと、隣接するガード板部2Fの端部230に設けた同様の軸直角断面L字型のフランジ部240gと、これらのフランジ部を挟持し固定する軸直角断面が略C字型の連結部材240bと、から構成されている。この実施例では、(B)図に示すように、軸直角断面が略C字型の前記連結部材240bの略凸字形の内部空間内に前記軸直角断面L字型のフランジ部240aと240gとが抱持されるため、図1におけるボルト及びナット24c〜24fのような固定具を用いることなく、フランジ部240aと240bとの堅固な連結状態が達成でき、設置現場における作業効率を高め、緊急水害発生時におけるウォーターフェンスの迅速な設置作業が可能となる。
尚、図11の実施例において、前記連結部材240bをフランジ部240a、240gにボルト等により固定しなくても、連結部材240bが抜け落ちることはない。連結部材240bの下端が、脚部の張出し部260aによって阻止されるからである。
尚、本発明の構成は前記実施例に限定されるものではなく、例えば、前記ガード板部の大きさや脚部の形状、保持板部の湾曲の角度、連結手段の形態、等々は使用状況等に応じて変更することが可能であり、したがって、本発明はその要旨を逸脱しない範囲内における各種設計変更例を広く包摂するものである。
本発明は以上の如く構成したため、本発明によるときは、設置時の安定性に優れ、高く長い堰の構築が可能で、風雨等の悪条件下での設置作業も容易であり、一旦設置後であっても高さの嵩上げが可能であり、製造コストも安く済む等々、多くの利点を有するウォーターフェンスを提供し得るものである。
1A〜1H 水嚢
2A〜2F ガード板部
21 保持板部
21a 折返し部
22、23 端部
24 連結手段
24a フランジ部
24b 連結部材
24c ボルト
24d ナット
24g フランジ部
25 連結手段
25a フランジ部
26 脚部
26a 張出し部
26b 接地固定部
27 打込み杭
28、29 連結手段
3A、3B ガード板部
31 保持板部
31a、31b 平面部
31c 湾曲部
31d、31e 折返し部
32、33 端部
34、35 連結手段
34a、35a フランジ部
36、37 脚部
36a、37a 張出し部
36b、37b 接地固定部
41 保持板部
41a、41b 平面部
41c 湾曲部
41d、41e 折返し部
42、43 端部
44、45 連結手段
44a、45a フランジ部
46、47 脚部
46a、47a 張出し部
46b、47b 接地固定部
51、52 脚部
51a、52a 係止部
53、54 上端部
6 脚部保持枠
6a、6b 端部
7 上部保持枠
7a、7b 端部
7c、7d 挟持片
101〜103 ウォーターフェンス
210 保持板部
220 端部
230 端部
240 連結手段
240a フランジ部
240b 連結部材
240g フランジ部
260a 張出し部

Claims (9)

  1. 内部に複数の水嚢を積層して収容できる空間を空けて対置させる所定長さを有する一対のプレート状のガード板部と、この各ガード板部の端部同士を連結させる連結手段とから成り、前記各ガード板部は、それぞれ保持板部と、この各保持板部の下部に設けた脚部と、この脚部を地上へ固定させる固定手段とで構成し、前記連結手段は、前記各ガード板部の各端部に設けたフランジ部と、このフランジ部を連結する連結部材とで構成したことを特徴とする、ウォーターフェンス。
  2. 前記ガード板部の前記保持板部が平面状であることを特徴とする請求項1に記載の、ウォーターフェンス。
  3. 前記ガード板部の前記保持板部の少なくとも一部を湾曲させたことを特徴とする請求項1に記載の、ウォーターフェンス。
  4. 前記脚部が、前記保持板部の下辺から外面側へ向けて張り出すように設けられたことを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の、ウォーターフェンス。
  5. 前記ガード板部の全体が1枚の金属板又は合成樹脂板から形成されたことを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載の、ウォーターフェンス。
  6. 前記連結手段の前記連結部材が、互いに隣接する前記ガード板部の各端部に設けられた前記フランジ部同士を挟持、固定する軸直角断面が略U字型又は略C字型の部材であることを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1項に記載の、ウォーターフェンス。
  7. 前記ガード板部に設けられる前記固定手段が、前記脚部の下端に設けられ、打込み杭によって地面に固定される接地固定部であることを特徴とする請求項1ないし6のいずれか1項に記載の、ウォーターフェンス。
  8. 前記ガード板部に設けられる前記固定手段が、前記脚部の下端部に設けられるところの係止部であって、対置されたもう一方のガード板部の脚部の下端部との間に、これら両下端部間の最大間隔を規制するよう掛け渡される脚部保持枠を係止する係止部であることを特徴とする請求項1ないし6のいずれか1項に記載の、ウォーターフェンス。
  9. 前記ガード板部の保持板部の上端部と、対置されたもう一方のガード板部の保持板部の上端部との間隔が、両者間に掛け渡すよう設けられた上部保持枠により一定に保持されたことを特徴とする請求項1ないし8のいずれか1項に記載の、ウォーターフェンス。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2017133167A (ja) * 2016-01-25 2017-08-03 株式会社鶴見製作所 ウォーターフェンス
JP2020007761A (ja) * 2018-07-06 2020-01-16 北開技研工業株式会社 貯水型漏水堰止具

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