JP2015146520A - 中継システム - Google Patents

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Abstract

【課題】ネットワークでの断線に起因してデータ通信が行うことができなくなる事態の発生を抑制【解決手段】ゲートウェイ装置2(以下、GW装置2という)は、通信線11,12に接続され、通信線11に接続されたECU5と、通信線12に接続されたECU6との間のデータ通信を中継する。ECU3は、通信線11,12に接続され、ECU5との間でデータ通信を行うとともに、ECU6との間でデータ通信を行う。またGW装置2は、通信線11,12において断線が発生した断線箇所を検出する。そしてGW装置2は、断線箇所の検出結果に基づいて、GW装置2がECU5とECU6との間のデータ通信を中継することが不可能であり、且つ、ECU3がECU5およびECU6との間のデータ通信を行うことが可能であると判断した場合に、ECU3に、ECU5とECU6との間のデータ通信を中継させる。【選択図】図1

Description

本発明は、複数のネットワークを相互に接続する中継システムに関する。
車両において制御の高度化およびサービスの充実などを図るために、電子制御装置(ECU)等の車載機器同士を通信線で相互に接続してローカルエリアネットワーク(いわゆる車内LAN)を構成し、車載機器間で情報を共有することが行われている。
また従来、車両において、複数のネットワークを相互に接続するために中継装置が利用されている(例えば、特許文献1を参照)。
特開2009−71688号公報
しかし、中継装置に接続されているネットワークで断線が発生すると、その断線箇所によっては、複数のネットワーク間でデータ通信を行うことができなくなってしまうという問題があった。
本発明は、こうした問題に鑑みてなされたものであり、ネットワークでの断線に起因してデータ通信が行うことができなくなる事態の発生を抑制することを目的とする。
上記目的を達成するためになされた本発明の中継システムは、中継装置と、第3通信装置と、断線検出手段と、断線時中継手段とを備える。
まず中継装置は、第1通信線および第2通信線に接続され、第1通信線に接続された第1通信装置と、第2通信線に接続された第2通信装置との間のデータ通信を中継する。
また第3通信装置は、第1通信線および第2通信線に接続され、第1通信線に接続された第1通信装置との間でデータ通信を行うとともに、第2通信線に接続された第2通信装置との間でデータ通信を行う。
また断線検出手段は、第1通信線および第2通信線において断線が発生した断線箇所を検出する。
そして断線時中継手段は、断線検出手段による断線箇所の検出結果に基づいて、中継装置が第1通信装置と第2通信装置との間のデータ通信を中継することが不可能であり、且つ、第3通信装置が第1通信装置および第2通信装置との間のデータ通信を行うことが可能であると判断した場合に、第3通信装置に、第1通信装置と第2通信装置との間のデータ通信を中継させる。
このように構成された本発明の中継システムでは、第1通信線および第2通信線における断線の発生により、中継装置が第1通信装置と第2通信装置との間のデータ通信を中継することができなくなる事態の発生が想定される。
しかし、本発明の中継システムでは、第3通信装置が、第1通信装置との間でデータ通信を行うとともに、第2通信装置との間でデータ通信を行う。このため、第3通信装置は、第1通信装置と第2通信装置との間のデータ通信を中継させることが可能である。
したがって、第3通信装置が第1通信装置および第2通信装置との間のデータ通信を行うことが可能である場合には、中継装置の代わりに、第3通信装置に、第1通信装置と第2通信装置との間のデータ通信を中継させることができる。
これにより、本発明の中継システムによれば、互いに異なる通信線で接続された第1通信装置と第2通信装置との間でデータ通信が行うことができなくなる事態の発生を抑制することができる。
車載通信システム1の構成を示すブロック図である。 ゲートウェイ装置2の構成を示すブロック図である。 ECU3,4の構成を示すブロック図である。 ECU5〜9の構成を示すブロック図である。 GW中継設定処理を示すフローチャートである。 ECU中継設定処理を示すフローチャートである。 断線発生時の中継方法を説明するための第1の具体例を示す図である。 断線発生時の中継方法を説明するための第2の具体例を示す図である。 断線発生時の中継方法を説明するための第3の具体例を示す図である。 断線発生時の中継方法を説明するための第4の具体例を示す図である。 2チャネル送信処理を示すフローチャートである。 2チャネル受信処理を示すフローチャートである。 断線発生時のデータ受信方法を説明するための第1の具体例を示す図である。 第1実施形態のリプログ中継処理を示すフローチャートである。 第1実施形態の書換処理を示すフローチャートである。 第1実施形態でリプログデータを中継する場合の具体例を示す図である。 第2実施形態のリプログ中継処理を示すフローチャートである。 第2実施形態の書換処理を示すフローチャートである。 第3実施形態のリプログ中継処理を示すフローチャートである。 第3実施形態の書換処理を示すフローチャートである。 断線発生時の中継方法を説明するための第5の具体例を示す図である。 断線発生時のデータ受信方法を説明するための第2の具体例を示す図である。
(第1実施形態)
以下に本発明の第1実施形態を図面とともに説明する。
本実施形態の車載通信システム1は、図1に示すように、ゲートウェイ装置2、電子制御装置(Electronic Control Unit)3,4,5,6,7,8,9(以下、ECU3,4,5,6,7,8,9という)と、外部装置10とを備える。
ゲートウェイ装置2とECU3,4,5は、車両に搭載されている通信線11を介して互いにデータ通信可能に接続されており、CAN(Controller Area Network)通信プロトコルに従ってデータの送受信を行う。
またゲートウェイ装置2とECU3,4,6,7は、車両に搭載されている通信線12を介して互いにデータ通信可能に接続されており、CAN通信プロトコルに従ってデータの送受信を行う。
またゲートウェイ装置2とECU8,9は、車両に搭載されている通信線13を介して互いにデータ通信可能に接続されており、CAN通信プロトコルに従ってデータの送受信を行う。
以下、通信線11を介したCAN通信をチャネル1のCAN通信、通信線12を介したCAN通信をチャネル2のCAN通信、通信線13を介したCAN通信をチャネル3のCAN通信という。
ゲートウェイ装置2と外部装置10は、車両に搭載されている通信線14を介して互いにデータ通信可能に接続されており、イーサネット(登録商標)通信プロトコルに従ってデータの送受信を行う。また通信線14には、外部装置10を通信線14に対して着脱可能とするためのコネクタCNが設けられている。
ゲートウェイ装置2は、図2に示すように、イーサネット通信部21と、CAN通信部22,23,24と、制御部25とを備える。
イーサネット通信部21は、通信線14に接続された通信装置(本実施形態では外部装置10)との間で、イーサネット通信プロトコルに基づいて通信を行う。
CAN通信部22,23,24はそれぞれ、通信線11,12,13に接続された通信装置との間で、CAN通信プロトコルに基づいて通信を行う。
制御部25は、CPU、ROM、RAM、I/O及びこれらの構成を接続するバスラインなどからなる周知のマイクロコンピュータを中心に構成されている。そして制御部25は、互いに異なる通信線11〜14に接続された通信装置間におけるデータ通信を中継するための処理を行う。
ECU3,4は、図3に示すように、CAN通信部31,32と、制御部33とを備える。
CAN通信部31,32はそれぞれ、通信線11,12に接続された通信装置との間で、CAN通信プロトコルに基づいて通信を行う。
制御部33は、CPU、ROM、RAM、I/O及びこれらの構成を接続するバスラインなどからなる周知のマイクロコンピュータを中心に構成され、車両を制御するための各種処理を実行する。
ECU5,6,7,8,9は、図4に示すように、CAN通信部41と、制御部42とを備える。
CAN通信部41は、通信線11,12,13の何れか一つに接続された通信装置との間で、CAN通信プロトコルに基づいて通信を行う。なお、ECU5のCAN通信部41は通信線11に接続され、ECU6,7のCAN通信部41は通信線12に接続され、ECU8,9のCAN通信部41は通信線13に接続される。
制御部42は、CPU、ROM、RAM、I/O及びこれらの構成を接続するバスラインなどからなる周知のマイクロコンピュータを中心に構成され、車両を制御するための各種処理を実行する。
なおECU3〜9としては、具体的には、エンジン制御を行うエンジンECU、ブレーキ制御を行うブレーキECU、ステアリング制御を行うステアリングECU、サスペンション制御を行うサスペンションECU、ライトのオン/オフを制御するECU等、種々の電子制御装置を挙げることができる。
外部装置10は、ECU3〜9との間で通信を行うことにより、車両状態の診断、およびECU3〜9に記憶されるプログラムの書き換え(リプログ)等を行うための装置であり、コネクタCNを介してゲートウェイ装置2に接続される。
次に、ゲートウェイ装置2が実行するゲートウェイ中継設定処理(以下、GW中継設定処理という)の手順を説明する。GW中継設定処理は、ゲートウェイ装置2の動作中に繰り返し実行される処理である。
このGW中継設定処理が実行されると、ゲートウェイ装置2の制御部25は、図5に示すように、まずS10にて、通信線11,12,13の断線検出を行う。具体的には、ゲートウェイ装置2は、まず、断線検出用の確認信号をECU3,4,5,6,7,8,9へ送信する。その後、ゲートウェイ装置2は、予め設定された受信待機時間が経過するまでに、ECU3,4,5,6,7,8,9からの応答信号を受信したか否かを判断する。そしてゲートウェイ装置2は、応答信号の受信についての判断結果に基づいて、通信線11,12,13における断線箇所を特定する。
例えば、ECU3,4,5からの応答信号を受信しなかった場合には、通信線11においてゲートウェイ装置2とECU3との間で断線が発生したと判断する(図7の断線箇所OP1を参照)。また、ECU8からの応答信号を受信するとともにECU9からの応答信号を受信しなかった場合には、通信線13においてECU8とECU9との間で断線が発生したと判断する(図7の断線箇所OP2を参照)。
その後S20にて、S10での検出結果に基づいて、これまでに検出した断線箇所と異なる新たな断線を検出したか否かを判断する。ここで、新たな断線を検出していない場合には(S20:NO)、GW中継設定処理を一旦終了する。一方、新たな断線を検出した場合には(S20:YES)、S30にて、S10で新たに検出した断線箇所に基づいて、2つのCANチャネルに接続されているECU3,4について、データ送信方法を選択する。
データ送信方法は、中継モード、チャネル1送信モードおよびチャネル2送信モードを備えている。
中継モードは、チャネル1で受信したデータをチャネル2で送信するとともに、チャネル2で受信したデータをチャネル1で送信する方法である。
チャネル1送信モードは、自装置が送信元となるデータをチャネル1で送信する方法である。
チャネル2送信モードは、自装置が送信元となるデータをチャネル2で送信する方法である。
例えば、通信線11においてゲートウェイ装置2とECU3との間で断線が発生した場合には(図7の断線箇所OP1を参照)、ECU3のデータ送信方法として中継モードを選択する。
また、通信線12においてゲートウェイ装置2とECU6との間で断線が発生した場合には(図8の断線箇所OP3を参照)、ECU4のデータ送信方法として中継モードを選択する。
また、ECU3を通信線12に接続するための通信線で断線が発生した場合には(図9の断線箇所OP4を参照)、ECU3のデータ送信方法としてチャネル1送信モードを選択する。
また、ECU7を通信線12に接続するための通信線で断線が発生した場合には(図10の断線箇所OP5を参照)、データ送信方法の選択を行わない。
そしてS40にて、S30での選択結果に基づいて、ECU3でのデータ送信方法が変化したか否かを判断する。ここで、ECU3でのデータ送信方法が変化した場合には(S40:YES)、S50にて、S30で選択されたデータ送信方法は中継モードであるか否かを判断する。
ここで、データ送信方法が中継モードである場合には(S50:YES)、S60にて、中継モードを指示する送信方法設定命令をECU3へ送信し、S100に移行する。一方、データ送信方法が中継モードでない場合には(S50:NO)、S70にて、S30で選択されたデータ送信方法はチャネル1送信モードであるか否かを判断する。
ここで、データ送信方法がチャネル1送信モードである場合には(S70:YES)、S80にて、チャネル1送信モードを指示する送信方法設定命令をECU3へ送信し、S100に移行する。一方、データ送信方法がチャネル1送信モードでない場合には(S70:NO)、データ送信方法がチャネル2送信モードであると判断して、S90にて、チャネル2送信モードを指示する送信方法設定命令をECU3へ送信し、S100に移行する。
またS40にて、ECU3でのデータ送信方法が変化していない場合には(S40:NO)、S100に移行する。
そしてS100に移行すると、S30での選択結果に基づいて、ECU4でのデータ送信方法が変化したか否かを判断する。ここで、ECU3でのデータ送信方法が変化した場合には(S100:YES)、S110にて、S30で選択されたデータ送信方法は中継モードであるか否かを判断する。
ここで、データ送信方法が中継モードである場合には(S110:YES)、S120にて、中継モードを指示する送信方法設定命令をECU4へ送信し、S160に移行する。一方、データ送信方法が中継モードでない場合には(S110:NO)、S130にて、S30で選択されたデータ送信方法はチャネル1送信モードであるか否かを判断する。
ここで、データ送信方法がチャネル1送信モードである場合には(S130:YES)、S140にて、チャネル1送信モードを指示する送信方法設定命令をECU4へ送信し、S160に移行する。一方、データ送信方法がチャネル1送信モードでない場合には(S130:NO)、データ送信方法がチャネル2送信モードであると判断して、S150にて、チャネル2送信モードを指示する送信方法設定命令をECU3へ送信し、S160に移行する。
またS100にて、ECU4でのデータ送信方法が変化していない場合には(S100:NO)、S160に移行する。
そしてS160に移行すると、S10で新たに検出した断線箇所に基づいて、ゲートウェイ装置2について、CANチャネル間の中継方法を設定する。
例えば、通信線11においてゲートウェイ装置2とECU3との間で断線が発生した場合には(図7の断線箇所OP1を参照)、チャネル2,3とチャネル1との間での中継を禁止する。
また、通信線12においてゲートウェイ装置2とECU6との間で断線が発生した場合には(図8の断線箇所OP3を参照)、チャネル1,3とチャネル2との間での中継を禁止する。
そして、S160における中継方法の設定が完了すると、GW中継設定処理を一旦終了する。
次に、ECU3,4が実行するECU中継設定処理の手順を説明する。ECU中継設定処理は、ECU3,4の動作中に繰り返し実行される処理である。
このECU中継設定処理が実行されると、ECU3,4の制御部33は、図6に示すように、まずS210にて、ゲートウェイ装置2から送信方法設定命令を受信したか否かを判断する。ここで、送信方法設定命令を受信していない場合には(S210:NO)、ECU中継設定処理を一旦終了する。一方、送信方法設定命令を受信した場合には(S210:YES)、S220にて、自装置を、送信方法設定命令で指示されたモードに設定し、ECU中継設定処理を一旦終了する。
次に、断線が発生した場合の中継方法の具体例を説明する。
図7に示すように、通信線12に接続されているECU6から、通信線11に接続されているECU5へデータを送信する場合には、ゲートウェイ装置2を介する必要がある(伝送経路TP1を参照)。また、通信線13に接続されているECU8から、通信線11に接続されているECU5へデータを送信する場合には、ゲートウェイ装置2を介する必要がある(伝送経路TP2を参照)。
しかし、通信線11においてゲートウェイ装置2とECU3との間で断線が発生すると(断線箇所OP1を参照)、ゲートウェイ装置2を介してチャネル1とチャネル2,3との間でデータ通信を行うことができなくなる。
このような状況の場合に、ECU3がチャネル1とチャネル2との間でデータの中継を行うことにより、通信線12に接続されているECU6から、通信線11に接続されているECU5へデータを送信することが可能となる(伝送経路TP3を参照)。さらに、CU3がチャネル1とチャネル2との間でデータの中継を行うことにより、通信線13に接続されているECU8から、通信線11に接続されているECU5へデータを送信することが可能となる(伝送経路TP4を参照)。
また図8に示すように、通信線12においてゲートウェイ装置2とECU6との間で断線が発生すると(断線箇所OP3を参照)、ゲートウェイ装置2を介してチャネル1とチャネル2との間でデータ通信を行うことができなくなる。
このような状況の場合に、ECU4がチャネル1とチャネル2との間でデータの中継を行うことにより、通信線12に接続されているECU6から、通信線11に接続されているECU5へデータを送信することが可能となる(伝送経路TP5を参照)。
また図9に示すように、ECU3を通信線12に接続するための通信線で断線が発生すると(断線箇所OP4を参照)、ECU3とECU6との間で通信線12を介したデータ通信を行うことができなくなる(伝送経路TP6を参照)。
このような状況の場合に、ECU3がチャネル1でデータを送信することにより、ゲートウェイ装置2を介して、通信線12に接続されているECU6へデータを送信することが可能となる(伝送経路TP7を参照)。
一方、図10に示すように、ECU7を通信線12に接続するための通信線で断線が発生した場合には(断線箇所OP5を参照)、ECU3,4のデータ送信方法を、中継モード、チャネル1送信モードおよびチャネル2送信モードの何れに設定しても、ECU7との間でのデータ通信を可能とすることはできない。
次に、ECU3が実行する2チャネル送信処理の手順を説明する。2チャネル送信処理は、ECU3の動作中に繰り返し実行される処理である。
この2チャネル送信処理が実行されると、ECU3の制御部33は、図11に示すように、まずS310にて、送信データがあるか否かを判断する。ここで、送信データがない場合には(S310:NO)、2チャネル送信処理を一旦終了する。一方、送信データがある場合には(S310:YES)、S320にて、送信データがECU4宛であるか否かを判断する。
ここで、送信データがECU4宛である場合には(S320:YES)、S330にて、送信データをチャネル1とチャネル2で送信し、2チャネル送信処理を一旦終了する。一方、送信データがECU4宛でない場合には(S320:NO)、S340にて、送信データをチャネル1で送信し、2チャネル送信処理を一旦終了する。
次に、ECU4が実行する2チャネル受信処理の手順を説明する。2チャネル受信処理は、ECU4の動作中に繰り返し実行される処理である。
この2チャネル受信処理が実行されると、ECU4の制御部33は、図12に示すように、まずS410にて、通信線11,12の断線検出を行う。具体的には、ECU4は、まず、断線検出用の確認信号をチャネル1とチャネル2でECU3へ送信する。その後、ECU4は、予め設定された受信待機時間が経過するまでに、ECU3からの応答信号をチャネル1とチャネル2で受信したか否かを判断する。そしてECU4は、応答信号の受信についての判断結果に基づいて、通信線11,12における断線箇所を特定する。例えば、チャネル1で応答信号を受信しなかった場合には、通信線11においてECU3とECU4との間で断線が発生したと判断する。また、チャネル2で応答信号を受信しなかった場合には、通信線12においてECU3とECU4との間で断線が発生したと判断する(図13の断線箇所OP11を参照)。
その後S420にて、データを受信したか否かを判断する。ここで、データを受信していない場合には(S420:NO)、2チャネル受信処理を一旦終了する。一方、データを受信した場合には(S420:YES)、S430にて、S410での検出結果に基づいて、通信線11または通信線12で断線が発生しているか否かを判断する。ここで、通信線11,12で断線が発生している場合には(S430:YES)、2チャネル受信処理を一旦終了する。
一方、通信線11,12で断線が発生していない場合には(S430:NO)、S440にて、受信データの送信元がECU3であるか否かを判断する。ここで、送信元がECU3でない場合には(S440:NO)、2チャネル受信処理を一旦終了する。
一方、送信元がECU3である場合には(S440:YES)、S450にて、チャネル1とチャネル2の両方でデータを受信したか否かを判断する。ここで、チャネル1とチャネル2の両方でデータを受信していない場合には(S450:NO)、S460にて、受信したデータを破棄して、2チャネル受信処理を一旦終了する。
一方、チャネル1とチャネル2の両方でデータを受信した場合には(S450:YES)、S470にて、両チャネルで受信したデータが一致しているか否かを判断する。ここで、両データが一致していない場合には(S470:NO)、S460にて、受信したデータを破棄して、2チャネル受信処理を一旦終了する。一方、両データが一致している場合には(S470:YES)、2チャネル受信処理を一旦終了する。
次に、断線が発生した場合のデータ受信方法の具体例を説明する。
図13に示すように、ECU3は、ECU4への送信データを、通信線11(チャネル1)で送信する(伝送経路TP11を参照)とともに、通信線12(チャネル2)で送信する(伝送経路TP12を参照)。これにより、ECU4は、ECU3からのデータを、通信線11(チャネル1)および通信線12(チャネル2)の両方で受信する。
しかし、通信線12においてECU3とECU4との間で断線が発生すると(断線箇所OP11を参照)、ECU3とECU4は互いに、通信線12(チャネル2)でデータ通信を行うことができなくなる。
このような状況の場合には、ECU4は、ECU3からのデータを通信線11(チャネル1)のみで受信する。
次に、ゲートウェイ装置2が実行するリプログ中継処理の手順を説明する。リプログ中継処理は、ゲートウェイ装置2の動作中に繰り返し実行される処理である。
このリプログ中継処理が実行されると、ゲートウェイ装置2の制御部25は、図14に示すように、まずS610にて、外部装置10からリプログデータを受信したか否かを判断する。ここで、リプログデータを受信していない場合には(S610:NO)、リプログ中継処理を一旦終了する。
一方、リプログデータを受信した場合には(S610:NO)、S620にて、受信したリプログデータに付加されているチャネル識別情報に基づいて、チャネル識別情報がチャネル1を示しているか否かを判断する。ここで、チャネル識別情報がチャネル1を示している場合には(S520:YES)、S530にて、S510で受信したリプログデータを通信線11(チャネル1)で送信し、リプログ中継処理を一旦終了する。一方、チャネル識別情報がチャネル2を示している場合には(S620:NO)、S640にて、S610で受信したリプログデータを通信線12(チャネル2)で送信し、リプログ中継処理を一旦終了する。
次に、ECU3,4が実行する書換処理の手順を説明する。書換処理は、ECU3,4の動作中に繰り返し実行される処理である。
この書換処理が実行されると、ECU3,4の制御部33は、図15に示すように、まずS710にて、ゲートウェイ装置2からチャネル1とチャネル2でリプログデータを受信したか否かを判断する。ここで、リプログデータを受信していない場合には(S710:NO)、書換処理を一旦終了する。一方、リプログデータを受信した場合には(S710:YES)、S720にて、自装置が備えるプログラム記憶部に、S710で受信したリプログデータを書き込み、書換処理を一旦終了する。なお、プログラム記憶部は、データ書き換え可能な不揮発性メモリである。
次に、ゲートウェイ装置2がリプログデータを中継する場合の具体例を説明する。
ECU3に記憶されているプログラムを書き換える場合には、図16に示すように、まず、外部装置10からゲートウェイ装置2へリプログデータが送信される。そしてゲートウェイ装置2は、受信したリプログデータに付与されているチャネル識別情報がチャネル1を示している場合には、受信したリプログデータを通信線11(チャネル1)で送信する(伝送経路TP21を参照)。またゲートウェイ装置2は、受信したリプログデータに付与されているチャネル識別情報がチャネル2を示している場合には、受信したリプログデータを通信線12(チャネル2)で送信する(伝送経路TP22を参照)。
このように構成された車載通信システム1では、まずゲートウェイ装置2は、通信線11および通信線12に接続され、通信線11に接続されたECU5と、通信線12に接続されたECU6との間のデータ通信を中継する。
またECU3は、通信線11および通信線12に接続され、通信線11に接続されたECU5との間でデータ通信を行うとともに、通信線12に接続されたECU6との間でデータ通信を行う。
またゲートウェイ装置2は、通信線11および通信線12において断線が発生した断線箇所を検出する(S10)。
そしてゲートウェイ装置2は、断線箇所の検出結果に基づいて、ゲートウェイ装置2がECU5とECU6との間のデータ通信を中継することが不可能であり、且つ、ECU3がECU5およびECU6との間のデータ通信を行うことが可能であると判断した場合に、ECU3に、ECU5とECU6との間のデータ通信を中継させる(S20〜S60)。
このように構成された車載通信システム1では、通信線11および通信線12における断線の発生により、ゲートウェイ装置2がECU5とECU6との間のデータ通信を中継することができなくなる事態の発生が想定される。
しかし、車載通信システム1では、ECU3が、ECU5との間でデータ通信を行うとともに、ECU6との間でデータ通信を行う。このため、ECU3は、ECU5とECU6との間のデータ通信を中継させることが可能である。
したがって、ECU3がECU5およびECU6との間のデータ通信を行うことが可能である場合には、ゲートウェイ装置2の代わりに、ECU3に、ECU5とECU6との間のデータ通信を中継させることができる。
これにより、車載通信システム1によれば、互いに異なる通信線で接続されたECU5とECU6との間でデータ通信が行うことができなくなる事態の発生を抑制することができる。
またゲートウェイ装置2は、断線箇所の検出結果に基づいて、ECU3がECU5との間のデータ通信を行うことが不可能であり、且つ、ゲートウェイ装置2がECU3とECU5との間のデータ通信を中継することが可能であると判断した場合に、ECU3に、通信線11を介したデータ通信の代わりに、通信線12を介したデータ通信を行わせる(S20,S40,S50,S70,S90)。
これにより、ゲートウェイ装置2は、通信線12を介してECU3からのデータを受信すると、この受信データを通信線11を介してECU5へ送信することができる。またゲートウェイ装置2は、通信線11を介してECU5からのデータを受信すると、この受信データを通信線12を介してECU3へ送信することができる。
このため、ECU3とECU5との間でデータ通信が行うことができなくなる事態の発生を抑制することができる。
またゲートウェイ装置2は、断線箇所の検出結果に基づいて、ECU3がECU6との間のデータ通信を行うことが不可能であり、且つ、ゲートウェイ装置2がECU3とECU6との間のデータ通信を中継することが可能であると判断した場合に、ECU3に、通信線12を介したデータ通信の代わりに、通信線11を介したデータ通信を行わせる(S20,S40,S50,S70,S80)。
これにより、ゲートウェイ装置2は、通信線11を介してECU3からのデータを受信すると、この受信データを通信線12を介してECU6へ送信することができる。またゲートウェイ装置2は、通信線12を介してECU6からのデータを受信すると、この受信データを通信線11を介してECU3へ送信することができる。
このため、ECU3とECU6との間でデータ通信が行うことができなくなる事態の発生を抑制することができる。
またECU3は、通信線11を介してECU4へ送信データを送信するとともに、通信線12を介して送信データを送信し(S330)、これら両送信データには、互いに同じ内容のデータが含まれる。
これにより、ECU4は、ECU3からの送信データを、通信線11と通信線12の両方を介して受信することができる。
したがって、ECU4は、通信線11を介したデータ通信と、通信線12を介したデータ通信の何れかで異常が発生したとしても、異常が発生していない通信線を介してECU3からデータを受信することができる。
このため、ECU3とECU4との間でデータ通信が行うことができなくなる事態の発生を抑制することができる。
また、ゲートウェイ装置2のイーサネット通信部21は、通信線14に接続され、通信線14に接続された外部装置10から、リプログデータを受信する。
そしてゲートウェイ装置2は、チャネル1を示すチャネル識別情報が付加されたリプログデータを通信線11を介してECU3へ送信する(S630)。またゲートウェイ装置2は、チャネル2を示すチャネル識別情報が付加されたリプログデータを通信線12を介してECU3へ送信する(S640)。
これにより、ECU3は、互いに異なる内容のリプログデータを通信線11,12を介して同時に受信することができる。このためECU3は、1つの通信線を介してリプログデータを順次受信する場合よりも、リプログデータを受信するのに要する時間を短縮することができる。これによりECU3は、ECU3に記憶されているプログラムの書き換えに要する時間を短縮することができる。
以上説明した実施形態において、車載通信システム1は本発明における中継システム、ゲートウェイ装置2は本発明における中継装置、ECU5は本発明における第1通信装置、ECU6は本発明における第2通信装置、ECU3は本発明における第3通信装置、S10の処理は本発明における断線検出手段、S20〜S60の処理は本発明における断線時中継手段である。
また、S20,S40,S50,S70,S90の処理は本発明における第1通信変更手段、S20,S40,S50,S70,S80の処理は本発明における第2通信変更手段である。
また、外部装置10は本発明におけるプログラム書換装置、イーサネット通信部21は本発明における第1受信手段、S630の処理は本発明における第1書換データ送信手段、S640の処理は本発明における第2書換データ送信手段である。
(第2実施形態)
以下に本発明の第2実施形態を図面とともに説明する。なお第2実施形態では、第1実施形態と異なる部分を説明する。
第2実施形態の車載通信システム1は、リプログ中継処理と書換処理が第1実施形態と異なる。
まず、第2実施形態のリプログ中継処理の手順を説明する。
このリプログ中継処理が実行されると、ゲートウェイ装置2の制御部25は、図17に示すように、まずS810にて、外部装置10からリプログデータを受信したか否かを判断する。ここで、リプログデータを受信していない場合には(S810:NO)、リプログ中継処理を一旦終了する。
一方、リプログデータを受信した場合には(S810:NO)、S820にて、S810で受信したリプログデータのハッシュ値を生成する。さらにS830にて、S820で生成したハッシュ値を共通鍵で暗号化する。
その後S840にて、S810で受信したリプログデータを通信線11(チャネル1)で送信するとともに、S830で暗号化したハッシュ値を通信線12(チャネル2)で送信し、リプログ中継処理を一旦終了する。
次に、第2実施形態の書換処理の手順を説明する。
この書換処理が実行されると、ECU3,4の制御部33は、図18に示すように、まずS910にて、ゲートウェイ装置2からチャネル1でリプログデータを受信したか否かを判断する。ここで、リプログデータを受信していない場合には(S910:NO)、S930に移行する。一方、リプログデータを受信した場合には(S910:YES)、S920にて、S910で受信したリプログデータのハッシュ値を生成し、S930に移行する。
そしてS930に移行すると、暗号化したハッシュ値をチャネル2で受信したか否かを判断する。ここで、暗号化したハッシュ値を受信していない場合には(S930:NO)、S950に移行する。一方、暗号化したハッシュ値を受信した場合には(S930:YES)、S940にて、暗号化したハッシュ値を共通鍵で復号化し、S950に移行する。
そしてS950に移行すると、S920のハッシュ値とS940のハッシュ値の両方を取得したか否かを判断する。ここで、両ハッシュ値を取得していない場合には(S950:NO)、書換処理を一旦終了する。
一方、両ハッシュ値を取得した場合には(S950:YES)、S960にて、両ハッシュ値を照合する。そしてS970にて、S960の照合結果に基づいて、両ハッシュ値が一致しているか否かを判断する。ここで、両ハッシュ値が一致していない場合には(S970:NO)、書換処理を一旦終了する。一方、両ハッシュ値が一致している場合には(S970:YES)、S980にて、自装置が備えるプログラム記憶部に、S910で受信したリプログデータを書き込み、書換処理を一旦終了する。
このように構成された車載通信システム1において、まず、ゲートウェイ装置2のイーサネット通信部21は、通信線14に接続され、通信線14に接続された外部装置10から、リプログデータを受信する。
そしてゲートウェイ装置2は、受信したリプログデータのハッシュ値を生成する(S820)。さらにゲートウェイ装置2は、生成したハッシュ値を共通鍵で暗号化して、暗号化ハッシュ値を生成する(S830)。
その後にゲートウェイ装置2は、受信したリプログデータを、通信線11を介してECU3へ送信するとともに、生成された暗号化ハッシュ値を、通信線12を介してECU3へ送信する(S840)。
これによりECU3は、以下の手順で、リプログデータを、自装置が備えるプログラム記憶部に書き込むことができる。まずECU3は、ゲートウェイ装置2から通信線11を介してリプログデータを受信すると、受信したリプログデータのハッシュ値を生成するとともに、通信線12を介して暗号化ハッシュ値を受信すると、暗号化したハッシュ値を共通鍵で復号化することができる。そしてECU3は、生成したハッシュ値と、復号されたハッシュ値が一致している場合に、受信したリプログデータを書き込む。
このため、ゲートウェイ装置2とECU3の共通鍵を所持していない第三者により改ざんされたリプログデータと暗号化ハッシュ値を通信線11,12を介してECU3が受信した場合であっても、受信したリプログデータがECU3に書き込まれるという事態の発生を抑制することができる。これは、受信した暗号化ハッシュ値が暗号化されたときの鍵と、受信した暗号化ハッシュ値をECU3が復号化するときの鍵が異なるため、改ざんされたリプログデータのハッシュ値と、受信した暗号化ハッシュ値を復号化したハッシュ値とが一致しなくなるからである。
以上説明した実施形態において、イーサネット通信部21は本発明における第2受信手段、S820の処理は本発明における生成手段、S830の処理は本発明における暗号化手段、S840の処理は本発明における第3書換データ送信手段およびハッシュ値送信手段である。
(第3実施形態)
以下に本発明の第3実施形態を図面とともに説明する。なお第3実施形態では、第1実施形態と異なる部分を説明する。
第3実施形態の車載通信システム1は、リプログ中継処理と書換処理が第1実施形態と異なる。
まず、第3実施形態のリプログ中継処理の手順を説明する。
このリプログ中継処理が実行されると、ゲートウェイ装置2の制御部25は、図19に示すように、まずS1010にて、外部装置10からリプログデータを受信したか否かを判断する。ここで、リプログデータを受信していない場合には(S1010:NO)、リプログ中継処理を一旦終了する。
一方、リプログデータを受信した場合には(S1010:NO)、S1020にて、S1010で受信したリプログデータを通信線11(チャネル1)と通信線12(チャネル2)で送信し、リプログ中継処理を一旦終了する。
次に、第3実施形態の書換処理の手順を説明する。
この書換処理が実行されると、ECU3,4の制御部33は、図20に示すように、まずS1110にて、ゲートウェイ装置2からチャネル1とチャネル2でリプログデータを受信したか否かを判断する。ここで、リプログデータを受信していない場合には(SS1110:NO)、書換処理を一旦終了する。一方、リプログデータを受信した場合には(S1110:YES)、S1120にて、自装置が備えるプログラム記憶部に、S1110においてチャネル1で受信したリプログデータを書き込む。
その後S1130にて、S1120において書き込んだリプログデータと、S1110においてチャネル2で受信したリプログデータとを照合する。そしてS1140にて、S1130の照合結果に基づいて、両リプログデータが一致しているか否かを判断する。
ここで、両リプログデータが一致していない場合には(S1140:NO)、S1120に移行して、書き込みを再度行う。一方、両リプログデータが一致している場合には(S1140:YES)、書換処理を一旦終了する。
このように構成された車載通信システム1において、まず、ゲートウェイ装置2のイーサネット通信部21は、通信線14に接続され、通信線14に接続された外部装置10から、リプログデータを受信する。
そしてゲートウェイ装置2は、受信したリプログデータを、通信線11および通信線12を介してECU3へ送信する(S1020)。
これによりECU3は、以下の手順で、プログラムを書き換える処理を行うことができる。まずECU3は、ゲートウェイ装置2から通信線11を介してリプログデータを受信すると、受信したリプログデータを、自装置が備えるプログラム記憶部に書き込む。その後にECU3は、書き込んだリプログデータと、通信線12を介して受信したリプログデータとを照合する。
このため、ECU3は、プログラムの書き込みが正常に行われたか否かを判断することができる。
以上説明した実施形態において、S1020の処理は本発明における第4書換データ送信手段である。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の技術的範囲に属する限り種々の形態を採ることができる。
例えば上記実施形態では、車両内の3つのネットワークにゲートウェイ装置2が接続されているものを示したが、ゲートウェイ装置2が車両内の2つまたは4つ以上のネットワークに接続されているようにしてもよい。
また上記実施形態では、ゲートウェイ装置2が車両外の装置とイーサネットで接続されるものを示したが、これに限定されるものではなく、例えばCAN、Wi−Fi(登録商標)、USB(Universal Serial Bus)、Bluetooth(登録商標)などで接続されるようにしてもよい。
また上記実施形態では、ゲートウェイ装置2が車両内の装置とCANで接続されるものを示したが、これに限定されるものではなく、例えばLIN(Local Interconnect Network)、FlexRay(登録商標)、MOST(Media Oriented Systems Transport:登録商標)などで接続するようにしてもよい。
また上記実施形態では、ECU3,4が、通信線11においてECU5からゲートウェイ装置2に到るまでの経路上で接続されるとともに、通信線12においてECU7からゲートウェイ装置2に到るまでの経路上で接続されるものを示したが(図1を参照)、ECU3,4を通信線に接続する箇所はこれに限定されるものではない。
例えば図21に示すように、通信線11,12の一端がゲートウェイ装置2に接続されるとともに、通信線11,12の他端がECU3に接続されるようにしてもよい。このように接続された場合に、例えば、通信線11に接続されているECU5から、通信線12に接続されているECU7へデータを送信する場合には、ゲートウェイ装置2を介する必要がある(伝送経路TP11を参照)。
しかし、通信線11においてゲートウェイ装置2とECU5との間で断線が発生すると(断線箇所OP11を参照)、ゲートウェイ装置2を介してECU5とECU7との間でデータ通信を行うことができなくなる。
このような状況の場合に、ECU3がチャネル1とチャネル2との間でデータの中継を行うことにより、通信線11に接続されているECU5から、通信線12に接続されているECU7へデータを送信することが可能となる(伝送経路TP12を参照)。
また図22に示すように、ECU4を通信線12,13に接続するようにしてもよい。このように接続された場合に、例えば、ECU3が、送信データを、通信線11(チャネル1)で送信する(伝送経路TP21を参照)とともに、通信線12(チャネル2)で送信する(伝送経路TP22を参照)。これにより、ECU4は、ECU3からのデータを、ゲートウェイ装置2を介して、通信線13(チャネル3)で受信するとともに(伝送経路TP21を参照)、通信線12(チャネル2)で受信する(伝送経路TP22を参照)。
しかし、通信線12においてECU3とECU4との間で断線が発生すると(断線箇所OP21を参照)、通信線12(チャネル2)でデータ通信を行うことができなくなる。
このような状況の場合には、ECU4は、ECU3からのデータを通信線13(チャネル3)のみで受信する。
1…車載通信システム、2…ゲートウェイ装置、3〜9…ECU、10…外部装置、11〜14…通信線、21…イーサネット通信部、22〜24…CAN通信部、25…制御部

Claims (7)

  1. 第1通信線(11)および第2通信線(12)に接続され、前記第1通信線に接続された第1通信装置(5)と、前記第2通信線に接続された第2通信装置(6)との間のデータ通信を中継する中継装置(2)と、
    前記第1通信線および前記第2通信線に接続され、前記第1通信線に接続された前記第1通信装置との間でデータ通信を行うとともに、前記第2通信線に接続された前記第2通信装置との間でデータ通信を行う第3通信装置(3)と、
    前記第1通信線および前記第2通信線において断線が発生した断線箇所を検出する断線検出手段(S10)と、
    前記断線検出手段による前記断線箇所の検出結果に基づいて、前記中継装置が前記第1通信装置と前記第2通信装置との間のデータ通信を中継することが不可能であり、且つ、前記第3通信装置が前記第1通信装置および前記第2通信装置との間のデータ通信を行うことが可能であると判断した場合に、前記第3通信装置に、前記第1通信装置と前記第2通信装置との間のデータ通信を中継させる断線時中継手段(S20〜S60)とを備える
    ことを特徴とする中継システム。
  2. 前記断線検出手段による前記断線箇所の検出結果に基づいて、前記第3通信装置が前記第1通信装置との間のデータ通信を行うことが不可能であり、且つ、前記中継装置が前記第3通信装置と前記第1通信装置との間のデータ通信を中継することが可能であると判断した場合に、前記第3通信装置に、前記第1通信線を介したデータ通信の代わりに、前記第2通信線を介したデータ通信を行わせる第1通信変更手段(S20,S40,S50,S70,S90)を備える
    ことを特徴とする請求項1に記載の中継システム。
  3. 前記断線検出手段による前記断線箇所の検出結果に基づいて、前記第3通信装置が前記第2通信装置との間のデータ通信を行うことが不可能であり、且つ、前記中継装置が前記第3通信装置と前記第2通信装置との間のデータ通信を中継することが可能であると判断した場合に、前記第3通信装置に、前記第2通信線を介したデータ通信の代わりに、前記第1通信線を介したデータ通信を行わせる第2通信変更手段(S20,S40,S50,S70,S80)を備える
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の中継システム。
  4. 前記第3通信装置は、
    前記第1通信線を介して第1送信データを送信するとともに、前記第2通信線を介して第2送信データを送信し、
    前記第1送信データと前記第2送信データには、互いに同じ内容のデータが含まれる
    ことを特徴とする請求項1〜請求項3の何れか1項に記載の中継システム。
  5. 前記中継装置は、
    第3通信線(14)に接続され、前記第3通信線に接続されたプログラム書換装置(10)から、前記第3通信装置が所定の制御対象を制御するための制御プログラムの内容を書き換えるための第1書換データと、前記制御プログラムの内容を書き換えるためのデータであり第1書換データとは異なる第2書換データとを受信する第1受信手段(21)と、
    前記第1受信手段で受信した前記第1書換データを、前記第1通信線を介して前記第3通信装置へ送信する第1書換データ送信手段(S630)と、
    前記第1受信手段で受信した前記第2書換データを、前記第2通信線を介して前記第3通信装置へ送信する第2書換データ送信手段(S640)とを備える
    ことを特徴とする請求項1〜請求項4の何れか1項に記載の中継システム。
  6. 前記中継装置は、
    第3通信線に接続され、前記第3通信線に接続されたプログラム書換装置から、前記第3通信装置が所定の制御対象を制御するための制御プログラムの内容を書き換えるための書換データを受信する第2受信手段(21)と、
    前記第2受信手段で受信した前記書換データのハッシュ値を生成する生成手段(S820)と、
    前記生成手段で生成された前記ハッシュ値を暗号化して、暗号化ハッシュ値を生成する暗号化手段(S830)と、
    前記第2受信手段で受信した前記書換データを、前記第1通信線を介して前記第3通信装置へ送信する第3書換データ送信手段(S840)と、
    前記暗号化手段で生成された前記暗号化ハッシュ値を、前記第2通信線を介して前記第3通信装置へ送信するハッシュ値送信手段(S840)とを備える
    ことを特徴とする請求項1〜請求項4の何れか1項に記載の中継システム。
  7. 前記中継装置は、
    第3通信線に接続され、前記第3通信線に接続されたプログラム書換装置から、前記第3通信装置が所定の制御対象を制御するための制御プログラムの内容を書き換えるための書換データを受信する第2受信手段と、
    前記第2受信手段で受信した前記書換データを、前記第1通信線および前記第2通信線を介して前記第3通信装置へ送信する第4書換データ送信手段(S1020)と、
    ことを特徴とする請求項1〜請求項4の何れか1項に記載の中継システム。
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