JP2015146067A - 商品データ登録装置、チェックアウトシステムおよびプログラム - Google Patents

商品データ登録装置、チェックアウトシステムおよびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】早期に店員の介在が必要な会計処理であることを報知することができる商品データ登録装置、チェックアウトシステムおよびプログラムを提供する。
【解決手段】商品データ登録装置は、情報入力手段と、登録手段と、判定手段と、報知手段と、を備える。前記情報入力手段は、商品を識別する商品識別情報の入力を受付ける。前記登録手段は、前記情報入力手段から入力された前記商品識別情報を用いて、購入対象の商品と、前記購入対象の商品の合計金額とが登録された商品登録情報を生成する。前記判定手段は、前記商品登録情報に、店員の介在が必要なことを示す情報が含まれているか否かを判定する。前記報知手段は、前記判定手段が店員の介在が必要なことを示す情報が含まれていると判定した場合に報知する。
【選択図】図7

Description

本発明の実施形態は、商品データ登録装置、チェックアウトシステムおよびプログラムに関する。
従来、読み取り入力した商品コードに基づいて単価等を読み出して取引データを生成する商品データ登録装置と、商品データ登録装置が生成した取引データに基づいて買物客が会計処理を実行する会計装置と、を備えたチェックアウトシステムが提案されている。このようなチェックアウトシステムは、会計業務をチェッカ(店員)が行う業務から省くことができる。
このようなチェックアウトシステムによれば、チェッカ(店員)は、顧客が購入を希望している商品を販売データに登録する。そして、買物客は、レシートに印字された識別データを会計装置において読み取り入力させることで保留されている取引データを呼び出し、会計処理を行う。
そして、会計処理に、店員による確認や、店員による署名または捺印などの店員の介在が必要な処理が含まれている場合には、サービスカウンターで会計処理が行われていた。
しかしながら、サービスカウンターで会計処理をしなければならないことは、会計装置の画面表示によって報知されるため、買物客にとっては無駄な作業が生じており改善の余地があった。
本発明が解決しようとする課題は、早期に店員の介在が必要な会計処理であることを報知することができる商品データ登録装置、チェックアウトシステムおよびプログラムを提供することである。
実施形態の商品データ登録装置は、情報入力手段と、登録手段と、判定手段と、報知手段と、を備える。前記情報入力手段は、商品を識別する商品識別情報の入力を受付ける。前記登録手段は、前記情報入力手段から入力された前記商品識別情報を用いて、購入対象の商品と、前記購入対象の商品の合計金額とが登録された商品登録情報を生成する。前記判定手段は、前記商品登録情報に、店員の介在が必要なことを示す情報が含まれているか否かを判定する。前記報知手段は、前記判定手段が店員の介在が必要なことを示す情報が含まれていると判定した場合に報知する。
図1は、実施形態にかかるチェックアウトシステムの全体を示す模式図である。 図2は、商品データ登録装置の外観を示す斜視図である。 図3は、会計装置の外観を示す斜視図である。 図4は、商品データ登録装置、会計装置およびストアサーバのハードウェア構成を示すブロック図である。 図5は、商品データ登録装置、会計装置およびストアサーバの機能構成を示すブロック図である。 図6は、商品データ登録装置で行われる商品販売登録処理の流れを示すフローチャートである。 図7は、報知画面の一例を示した正面図である。 図8は、転送先選択画面の一例を示す正面図である。
図1は、実施形態にかかるチェックアウトシステム101の全体を示す模式図である。図1に示すように、チェックアウトシステム101は、チェッカ(店員)であるオペレータOが操作する商品データ登録装置102と、買物客Cが操作する会計装置103と、を備えている。商品データ登録装置102は、横長テーブル状の作業台104の上に設置されている。
会計装置103は、1台の商品データ登録装置102に対して2台設けられている。会計装置103は、作業台104に隣接して直線的に設置される。したがって、本実施形態においては、複数の作業台104の間に買物客Cの通路が形成される。
なお、1台の商品データ登録装置102に対して2台の会計装置103が設けられた配置となっているが、商品データ登録装置102は、この2台以外の会計装置103に対しても取引データを送信することが可能である。これにより、オペレータOは、操作中の商品データ登録装置102に対して設置された2台の会計装置103以外にも取引データを送信することができるため、会計装置103の使用状況に応じた柔軟な運用を行うことができる。
また、商品データ登録装置102は、会計装置103における会計処理に店員の介在が必要な処理が含まれている場合に、ストアサーバ200(図4参照)に取引データを送信する。その際、商品データ登録装置102は、取引データを識別する識別情報を印字したレシートを発行する。レシートを渡された買物客Cは、サービスカウンター(不図示)の店員に渡す。店員は、サービスカウンターに設置された会計装置103に、レシートに印字された識別情報を入力し、対象の取引データをストアサーバ200から取得する。そして、店員は、得られた取引データを用いて会計処理を行う。これにより、店員介在が必要な処理についても対応することができる。なお、サービスカウンターには、会計装置103ではなく、店員が商品登録および会計を行う通常のPOS(Point Of Sales)端末や、パーソナルコンピュータなどの情報処理端末を設置し、これを用いて会計処理を行ってもよい。
次に、各装置の詳細について説明を行う。
まず、商品データ登録装置102について説明する。図2は、商品データ登録装置102の外観を示す斜視図である。図2に示すように、作業台104の上面に設置された商品データ登録装置102は、読取窓112を有する縦型のスキャナ111をベースに構成されている。スキャナ111は、読取窓112の奥側に撮像部(不図示)を配置している。
また、商品データ登録装置102は、スキャナ111の上部にタッチパネル113付き表示器114およびキーボード115を備えている。表示器114にはスキャナ111の撮像部で撮像された商品の商品名および価格等が表示される。タッチパネル113およびキーボード115は、商品データの入力を補助するためのものである。
オペレータO側から見て商品データ登録装置102の左側には、プリンタ116が設けられている。プリンタ116は、後述する識別データや一取引分の合計金額等の取引データが印字されたレシートを発行する。
加えて、オペレータO側から見て商品データ登録装置102の左側には、買物客C向けの客側表示器117が設けられている。
商品データ登録装置102では、PLUファイルF1(図4参照)を参照し、撮像部により撮像された画像に含まれる商品を、商品に添付されたバーコードやQRコード(登録商標)等のコード情報の読み取り、又は一般物体認識により特定する。
なお、画像中に含まれる物体を認識する一般物体認識(generic object recognition)については、下記の文献において認識技術が解説されている。
柳井 啓司,“一般物体認識の現状と今後”,情報処理学会論文誌,Vol.48,No.SIG16 [平成26年1月6日検索],インターネット<URL:http://mm.cs.uec.ac.jp/IPSJ-TCVIM-Yanai.pdf>
次いで、商品データ登録装置102は、特定した商品の確認や、個数などの入力を受け付ける画面を表示器114に表示する。そして、商品データ登録装置102は、確認の入力が受け付けられた商品の商品コード、入力された個数などの情報に基づき、商品コードに対応する商品の商品分類、商品名、単価等の売上登録に係る情報を販売データとして売上マスタファイル(不図示)等に記憶して売上登録を行う。
次に、会計装置103について説明する。図3は、会計装置103の外観を示す斜視図である。本実施形態の会計装置103は、アイドル時には、買物客Cによって商品登録および会計が可能なセルフPOS端末としても機能することができる構成となっている。
会計装置103は、情報処理装置2(図4参照)と、入出金部4と、定置スキャナ5と、表示操作パネル6と、ハンドスキャナ7と、カードリーダライタ8と、レシートプリンタ9と、第一の筐体10と、第二の筐体11とを備えている。第一の筐体10は、情報処理装置2および入出金部4を内蔵する箱で、床に置かれている。第二の筐体11は、定置スキャナ5およびレシートプリンタ9の外殻であり、第一の筐体10の上面10aに載せられている。
定置スキャナ5は、第一の筐体10の上部に設けられた撮像窓5aと、第一の筐体10に内蔵された撮像部(不図示)とを有している。撮像部は、撮像窓5aの前にかざされた例えばバーコードなどのコードシンボル像を撮像し、撮像したコードシンボル像をデコードする。そして、撮像部は、デコードしたコード情報を情報処理装置2に出力する。また、一般物体認識を行なう場合には、撮像部は、撮像窓5aの前にかざされた商品を撮像した商品画像を情報処理装置2に出力する。
ハンドスキャナ7は、第一の筐体10の前面10bの上部に配されている。第一の筐体10の前面10bの右上部には、ハンドスキャナ7の先端部71を引っ掛け状態で保持する保持部10cが設けられている。
表示操作パネル6は、表示器61と、タッチパネル62とを備え、第二の筐体11に載せられている。表示器61は、情報処理装置2の制御に従って画像を表示する。タッチパネル62は、表示器61の表面に設けられており、オペレータOが触れた位置に基づく情報を情報処理装置2に出力する。
カードリーダライタ8は、第二の筐体11の横に配されて、第一の筐体10の上面10aに配されている。カードリーダライタ8は、ポイントカードやクレジットカード等の磁気カード(情報記録媒体)に対して情報を読み書きする。
入出金部4は、貨幣投入口41と、紙幣出金口42と、硬貨出金部43とを備えている。硬貨出金部43は、払出口431および受皿432を備えている。入出金部4は、貨幣投入口41に投入された紙幣および硬貨を受け入れて分別して収納する。そして、入出金部4は、情報処理装置2の要求に応じて、釣銭を払出口431から払い出す。払い出された釣銭は、受皿432が受け止める。
レシートプリンタ9は、第二の筐体11に内蔵された印刷部(不図示)と、第二の筐体11の前面11aに設けられたレシート発行口91とを有している。レシートプリンタ9は、情報処理装置2の制御に従い、印刷部によって印刷したレシートをレシート発行口91から発行する。
情報処理装置2は、第一の筐体10に内蔵されており、会計装置103が備える各部(入出金部4、定置スキャナ5、表示操作パネル6、ハンドスキャナ7、カードリーダライタ8、およびレシートプリンタ9)を統括的に制御する。情報処理装置2は、定置スキャナ5ないしハンドスキャナ7からコード情報や商品画像を取得する。また、情報処理装置2は、表示操作パネル6の表示器61に表示させる情報を出力し、タッチパネル62からオペレータOが行った操作の情報を取得する。さらに、情報処理装置2は、入出金部4への入金を把握し、入出金部4に出金の指示を行う。
また、会計装置103は、第一の筐体10の一側方に籠置き台21を備えている。籠置き台21は、買物客Cが会計処理を行う際に、籠の置き場とする物置台である。
さらに、会計装置103は、第一の筐体10の上面10aに会計装置103の現在の状態を表示する報知部としての表示ポール22を立設している。表示ポール22は、先端部に青色と赤色に選択的に発光する発光部22aを有する。
次に、商品データ登録装置102および会計装置103のハードウェア構成について説明する。図4は、商品データ登録装置102、会計装置103およびストアサーバ200のハードウェア構成を示すブロック図である。
図4に示すように、商品データ登録装置102は、CPU(Central Processing Unit)と、記憶媒体であるROM(Read Only Memory)およびRAM(Random Access Memory)(いずれも不図示)等から構成されるコンピュータ構成の制御部150を備えている。ROMは、CPUが実行する各種プログラムや各種データを記憶する。RAMは、CPUが各種プログラムを実行する際に一時的にデータやプログラムを記憶するものであり、商品の販売記録を示す販売データや、表示器114に表示する各種の画面表示データを記憶するものである。
制御部150は、I/O(Input/Output)機器制御部139およびバス138を介して、スキャナ111、タッチパネル113、表示器114、キーボード115、プリンタ116、客側表示器117、HDD(Hard Disk Drive)136等のI/O機器を制御し、商品データ登録装置102のシステム全体を制御するものである。
記憶手段であるHDD136には、制御部150のCPUが実行可能なプログラム137やPLUファイルF1が格納される。PLUファイルF1は、各商品にユニークに割り当てられた商品コードと、その商品の名称、価格、商品分類等の商品に関する情報とを対応付けて格納するファイルである。また、PLUファイルF1は、商品を一般物体認識により特定する場合には、商品画像から読み取られる色合いや表面の凹凸状況等の特徴量も格納する。
なお、商品データ登録装置102の制御部150のCPUを動作させるプログラム137は、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルでCD−ROM、フレキシブルディスク(FD)、CD−R、DVD(Digital Versatile Disk)等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録されて提供される。
また、商品データ登録装置102の制御部150のCPUを動作させるプログラム137を、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供するように構成しても良い。また、商品データ登録装置102の制御部150のCPUを動作させるプログラム137をインターネット等のネットワーク経由で提供または配布するように構成しても良い。
制御部150は、通信I/F140を介してLAN(Local Area Network)等のネットワークNTで接続されたストアサーバ200や会計装置103と相互に通信を行うことができる。
図4に示すように、サーバ装置であるストアサーバ200は、店舗内に設置された1台または複数台の商品データ登録装置102で行われる商品販売登録処理、会計装置103で行われる会計処理等の管理を全般的に行う。
ストアサーバ200は、CPUと、記憶媒体であるROMおよびRAM等から構成されるコンピュータ構成の制御部250を備えている。ROMは、CPUが実行する各種プログラムや各種データを記憶する。RAMは、CPUが各種プログラムを実行する際に一時的にデータやプログラムを記憶するものであり、表示器214に表示する各種の画面表示データを記憶するものである。
制御部250は、I/O機器制御部239およびバス238を介して、表示器214、キーボード215、プリンタ216、HDD236等のI/O機器を制御し、ストアサーバ200のシステム全体を制御するものである。
HDD236には、制御部250のCPUが実行可能なプログラム237や取引データテーブルT1が格納される。取引データテーブルT1は、取引データを記憶するテーブルである。
なお、ストアサーバ200の制御部250のCPUを動作させるプログラム237は、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルでCD−ROM、フレキシブルディスク(FD)、CD−R、DVD等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録されて提供される。
また、ストアサーバ200の制御部250のCPUを動作させるプログラム237を、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供するように構成しても良い。また、ストアサーバ200の制御部250のCPUを動作させるプログラム237をインターネット等のネットワーク経由で提供または配布するように構成しても良い。
制御部250は、通信I/F240を介してLAN等のネットワークNTで接続された商品データ登録装置102や会計装置103と相互に通信を行うことができる。
図4に示すように、会計装置103は、CPUと、記憶媒体であるROMおよびRAM(いずれも不図示)等から構成されるコンピュータ構成の制御部50を情報処理装置2に備えている。ROMは、CPUが実行する各種プログラムや各種データを記憶する。RAMは、CPUが各種プログラムを実行する際に一時的にデータやプログラムを記憶するものであり、商品の販売記録を示す販売データや、表示器61に表示する各種の画面表示データを記憶するものである。
制御部50は、I/O機器制御部39およびバス38を介して、タッチパネル62、表示器61、定置スキャナ5、ハンドスキャナ7、カードリーダライタ8、レシートプリンタ9、入出金部4、表示ポール22、HDD36等のI/O機器を制御し、会計装置103のシステム全体を制御するものである。
カードリーダライタ8は、カード挿入口から挿入された客のポイントカードやクレジットカードの情報を読み込むものである。レシートプリンタ9は、会計処理後にレシートを印刷して、これをレシート発行口91から発行するものである。入出金部4は、貨幣投入口41に投入された紙幣および硬貨を処理するものである。また、入出金部4は、要求に応じて、釣銭を払出口431から払い出すものである。
記憶手段であるHDD36には、制御部50が実行可能なプログラム37やPLUファイルF1が格納される。
なお、会計装置103の制御部50のCPUを動作させるプログラム37は、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルでCD−ROM、フレキシブルディスク(FD)、CD−R、DVD等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録されて提供される。
また、会計装置103の制御部50のCPUを動作させるプログラム37を、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供するように構成しても良い。また、会計装置103の制御部50のCPUを動作させるプログラム37をインターネット等のネットワーク経由で提供または配布するように構成しても良い。
制御部50は、通信I/F40を介してLAN等のネットワークNTで接続されたストアサーバ200や商品データ登録装置102と相互に通信を行うことができる。
次に、商品データ登録装置102の制御部150のCPUがプログラム137を実行することで実現される機能構成、会計装置103の制御部50のCPUがプログラム37を実行することで実現される機能構成について、およびストアサーバ200の制御部250のCPUがプログラム237を実行することで実現される機能構成について、図5を参照して説明する。
図5は、商品データ登録装置102、会計装置103およびストアサーバ200の機能構成を示すブロック図である。図5に示すように、商品データ登録装置102の制御部150は、HDD136が格納するプログラム137を実行することにより、情報入力手段151と、登録手段152と、判定手段153と、報知手段154と、通信制御手段155と、表示制御手段156と、印字手段157と、して機能する。
ストアサーバ200の制御部250は、HDD236が格納するプログラム237を実行することにより、通信制御手段251と、記憶制御手段252と、して機能する。
会計装置103の制御部50は、HDD36が格納するプログラム37を実行することにより、通信制御手段51と、会計手段52と、して機能する。
まず、商品データ登録装置102について説明する。
情報入力手段151は、各種商品を識別するための識別情報を入力する。より詳細には、情報入力手段151は、スキャナ111から出力されたコード情報や商品画像を識別情報として入力する。
登録手段152は、情報入力手段151によって入力された識別情報に基づいて購入対象の商品を特定し、特定された商品についての商取引に係る内容を示した販売データを登録する。より詳細には、登録手段152は、スキャナ111から商品の識別情報が入力された場合に、PLUファイルF1を参照して識別情報に対応する商品を特定し、商品の商品分類、商品名、単価等の売上登録に係る情報を販売データとして登録する。さらに、登録手段152は、登録された販売データを用いて、購入対象の商品の合計金額を算出する。それにより、登録手段152は、購入対象の商品と、購入対象の商品の合計金額とが登録された商品登録情報である取引データを生成する。
判定手段153は、登録手段152によって生成された取引データに、会計装置103で会計処理において、店員の介在が必要なことを示す情報が含まれているか否かを判定する。店員の介在が必要なこととは、店員による確認作業や、店員による商取引に付随するサービスなどである。よって、店員の介在が必要なことを示す情報とは、店員の介在が必要なことを店員が実施する旨を示した情報である。具体的には、店員の介在が必要なことを示す情報とは、例えば、購入金額の合計が一定金額を超えたことを示す情報や、保証書を発行する商品が含まれていることを示す情報や、領収書の発行を求めることを示す情報や、クレジット決済を求めることを示す情報などである。
報知手段154は、判定手段153が店員の介在が必要なことを示す情報が含まれていると判定した場合に報知する。その際に、報知手段154は、店員の介在が必要な取引であることと、買物客Cをサービスカウンターに案内することを報知する。
通信制御手段155は、通信I/F140を介してLAN等のネットワークNTで接続されたストアサーバ200または会計装置103に対する通信を制御する。すなわち、通信制御手段155は、ストアサーバ200または会計装置103に対する取引データの送信を制御する。
表示制御手段156は、表示器114の表示領域114a内への画面表示を制御する。さらに詳しくは、表示制御手段156は、通信制御手段155が取引データを送信する送信先を選択する画面の表示を制御する。
印字手段157は、取引データを識別する識別情報等が印字されたレシートを発行する。取引データを識別する識別情報は、ストアサーバ200に保留された取引データの取得に使用されるものである。また、レシートには、サービスカウンターの場所や、サービスカウンターで実施されるサービスについて印字されていてもよい。
次に、ストアサーバ200について説明する。
通信制御手段251は、通信I/F140を介してLAN等のネットワークNTで接続された商品データ登録装置102または会計装置103に対する通信を制御する。すなわち、通信制御手段251は、商品データ登録装置102または会計装置103に対する取引データの受信を制御する。
記憶制御手段252は、通信制御手段251が受信した取引データを取引データテーブルT1に保存する。また、記憶制御手段252は、取引データを識別する識別情報が入力された場合に、対象となる取引データを出力する。
次に、会計装置103について説明する。
通信制御手段51は、通信I/F140を介してLAN等のネットワークNTで接続された商品データ登録装置102またはストアサーバ200に対する通信を制御する。
会計手段52は、商品データ登録装置102から送信された取引データに基づいて会計処理を実行する。
次に、チェックアウトシステム101における商品データ登録装置102の動作について詳細に説明する。図6は、商品データ登録装置102で行われる商品販売登録処理の流れを示すフローチャートである。
まず、商品データ登録装置102の制御部150(情報入力手段)は、商品を識別する識別情報が入力されたか否かを判定する(ステップS1)。商品を識別する識別情報が入力されない場合に(ステップS1;No)、商品データ登録装置102の制御部150(情報入力手段)は、ステップS5に移行する。
一方、商品を識別する識別情報が入力された場合に(ステップS1;Yes)、商品データ登録装置102の制御部150(登録手段152)は、入力された識別情報を有する商品の販売データを登録する(ステップS2)。
次いで、商品データ登録装置102の制御部150(登録手段152)は、商品登録された商品の単価および入力された商品点数に基づいて合計金額を算出する(ステップS3)。
次いで、商品データ登録装置102の制御部150は、登録された商品の販売データや、算出した合計金額などを商品登録画面(不図示)に表示させる(ステップS4)。
次いで、商品データ登録装置102の制御部150は、締め操作が入力されたか否かを判定する(ステップS5)。締め操作が入力されていない場合に(ステップS5;No)、商品データ登録装置102の制御部150は、ステップS1に戻る。
一方、締め操作が入力された場合に(ステップS5;Yes)、商品データ登録装置102の制御部150(判定手段153)は、取引データに、店員の介在が必要なことを示す情報が含まれているか否かを判定する(ステップS6)。
取引データに、店員の介在が必要なことを示す情報が含まれていない場合に(ステップS6;No)、商品データ登録装置102の制御部150は、ステップS9に移行する。
一方、取引データに、店員の介在が必要なことを示す情報が含まれている場合に(ステップS6;Yes)、商品データ登録装置102の制御部150(報知手段154)は、報知画面P1を表示する(ステップS7)。
ここで、図7は、報知画面P1の一例を示した正面図である。報知画面P1は、店員の介在が必要な取引であることを報知する画面である。よって、報知画面P1は、「店員介在が必要な取引です。サーバ保留し、サービスカウンターへ案内してください。」とのメッセージを表示する。また、報知画面P1は、報知画面P1を消去する閉じるボタンB1を有する。
よって、商品データ登録装置102の制御部150は、閉じるボタンB1の押下が検出されるか否かを判定する(ステップS8)。閉じるボタンB1の押下が検出されない場合に(ステップS8;No)、商品データ登録装置102の制御部150は、待機する。一方、閉じるボタンB1の押下が検出された場合に(ステップS8;Yes)、商品データ登録装置102の制御部150(表示制御手段156)は、転送先選択画面P2を表示する(ステップS9)。
ここで、図8は、転送先選択画面P2の一例を示す正面図である。転送先選択画面P2は、取引データを送信する送信先を選択する画面である。よって、転送先選択画面P2は、会計装置転送ボタンB2a、B2bと、サーバ保留ボタンB3と、を有する。会計装置1へ転送と表示された会計装置転送ボタンB2aは、商品データ登録装置102に対応付けられた会計装置1へ取引データを送信する場合に押下するボタンである。会計装置2へ転送と表示された会計装置転送ボタンB2bは、商品データ登録装置102に対応付けられた会計装置2へ取引データを送信する場合に押下するボタンである。サーバ保留ボタンB3は、ストアサーバ200に取引データを送信する場合に押下するボタンである。
よって、商品データ登録装置102の制御部150は、会計装置転送ボタンB2a、B2bの押下を検出するか否かを判定する(ステップS10)。会計装置転送ボタンB2a、B2bの押下を検出した場合に(ステップS10;Yes)、商品データ登録装置102の制御部150(通信制御手段155)は、選択された会計装置103に取引データを送信する(ステップS11)。
次いで、商品データ登録装置102の制御部150は、送信画面(不図示)を表示する(ステップS12)。送信画面は、取引データを所望の会計装置103に送信した旨を表示した画面である。
一方、会計装置転送ボタンB2a、B2bの押下を検出しない場合に(ステップS10;No)、商品データ登録装置102の制御部150は、サーバ保留ボタンB3の押下を検出するか否かを判定する(ステップS13)。サーバ保留ボタンB3の押下を検出しない場合に(ステップS13;No)、商品データ登録装置102の制御部150は、ステップS10に移行する。
一方、サーバ保留ボタンB3の押下を検出した場合に(ステップS13;Yes)、商品データ登録装置102の制御部150(通信制御手段155)は、取引データをストアサーバ200に送信する(ステップS14)。このように、報知画面P1が表示された場合であっても、取引データを送信する送信先を選択可能とすることで、オペレータOは、その場の状況に応じて適切な対応をすることができる。
次いで、商品データ登録装置102の制御部150(印字手段157)は、取引データを識別する識別情報等が印字されたレシートを印字する(ステップS15)。
以上のように、実施形態のチェックアウトシステム101によれば、商品データ登録装置102は、取引データに店員の介在が必要なことを示す情報が含まれているか否かを判定する判定手段153を備えている。そして、商品データ登録装置102は、判定手段153が、取引データに店員の介在が必要なことを示す情報が含まれていると判定した場合に、報知画面P1を表示する。よって、商品データ登録装置において、早期に店員の介在が必要な会計処理であることを報知することができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
なお、上記実施形態では、会計装置103は、セルフPOS端末としても機能する構成となっていると説明した。会計装置103は、店員が商品登録および会計を行うPOS端末として機能することができる端末を使用してもよい。その場合には、キーボードなど買物客Cが入力する必要のないものについては、入力を無効にすればよい。
なお、上記実施形態では、取引データに店員の介在が必要なことを示す情報が含まれている場合に、転送先選択画面P2おいてストアサーバ200が選択された場合に、取引データをストアサーバ200に送信すると説明した。しかし、取引データは、ストアサーバ200に送信する旨の操作がされていない場合であっても、ストアサーバ200に送信してもよい。
101 チェックアウトシステム
102 商品データ登録装置
103 会計装置
151 情報入力手段
152 登録手段
153 判定手段
154 報知手段
155 通信制御手段
156 表示制御手段
157 印字手段
P1 報知画面
特開2006−344123号公報

Claims (6)

  1. 商品を識別する商品識別情報の入力を受付ける情報入力手段と、
    前記情報入力手段から入力された前記商品識別情報を用いて、購入対象の商品と、前記購入対象の商品の合計金額とが登録された商品登録情報を生成する登録手段と、
    前記商品登録情報に、店員の介在が必要なことを示す情報が含まれているか否かを判定する判定手段と、
    前記判定手段が店員の介在が必要なことを示す情報が含まれていると判定した場合に、店員の介在が必要である旨を報知する報知手段と、
    を備えた商品データ登録装置。
  2. 前記店員の介在が必要なことを示す情報が含まれている場合に、前記商品登録情報を前記店員が操作する情報処理装置がアクセス可能なサーバ装置に送信する通信制御手段を更に備えた、
    請求項1に記載の商品データ登録装置。
  3. 前記商品登録情報を送信する送信先を選択する選択画面を表示する表示制御手段と、
    前記選択画面において選択された前記サーバ装置に前記商品登録情報を送信する送信手段と、を更に備えた、
    請求項1に記載の商品データ登録装置。
  4. 前記商品登録情報を前記サーバ装置に送信した場合に、前記商品登録情報を識別する識別情報を印字する印字手段を更に備えた、
    請求項2または3に記載の商品データ登録装置。
  5. 請求項2ないし4の何れか一記載の商品データ登録装置と、
    前記商品データ登録装置から送信された商品登録情報を記憶するサーバ装置と、
    前記サーバ装置に記憶された前記商品登録情報を用いて会計処理を実行する会計装置と、
    を備えたチェックアウトシステム。
  6. コンピュータを、
    商品を識別する商品識別情報の入力を受付ける情報入力手段と、
    前記情報入力手段から入力された前記商品識別情報を用いて、購入対象の商品と、前記購入対象の商品の合計金額とが登録された商品登録情報を生成する登録手段と、
    前記商品登録情報に、店員の介在が必要なことを示す情報が含まれているか否かを判定する判定手段と、
    前記判定手段が店員の介在が必要なことを示す情報が含まれていると判定した場合に、店員の介在が必要である旨を報知する報知手段と、
    として機能させるためのプログラム。
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