JP2015145750A - ヒートポンプ給湯機の制御装置及び制御方法 - Google Patents

ヒートポンプ給湯機の制御装置及び制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】空気熱交換器に霜が付着し又は外部から強い逆向きの風が吹きつけた場合でもコストを増大させることなく外気温度に基づいたヒートポンプ給湯機の効率的で安定した運転制御を実現することが可能なヒートポンプ給湯機の制御装置及び制御方法を提供すること。【解決手段】空気熱交換器6の外気吸い込み側に据え付けた外気温度サーミスタ9が検出する外気温度が空気熱交換器6に霜が付着し又は外部から強い逆向きの風が吹き付けて急激に低下した場合、低下する直前の外気温度を制御に使用する。【選択図】図4

Description

本発明は、ヒートポンプ給湯機の制御装置及び制御方法に関する。
従来のヒートポンプ給湯機は、外気温度サーミスタで検出した外気温度をそのまま制御に使用している(例えば、特許文献1参照。)。
また、従来のヒートポンプ給湯機では、2個の外気温度サーミスタで検出した外気温度のうちより高い外気温度を制御に使用するものもある(例えば、特許文献2参照。)。
特開2009−156495号公報 特開2012−159228号公報
しかしながら、特許文献1に記載されたヒートポンプ給湯機は、1個の外気温度サーミスタを空気熱交換器に対して空気吸い込み側に取り付けているので、空気熱交換器に霜が付いて外気が空気熱交換器側に吸い込まれなくなると、外気温度サーミスタが霜の影響を受けて実際の外気温度よりも低い温度を検出してしまうことがある。
また、通常、空気熱交換器には、ファンの回転により外気温度サーミスタを設置した側から外気を吸い込むように空気の流れが作られるが、この空気の流れとは逆向きに強い外風があたり、空気熱交換器に逆向きの空気が流れてしまうと、空気熱交換器で冷やされた空気の温度を外気温度サーミスタが検出してしまうことがある。
ヒートポンプ給湯ユニットは外気温度から目標とする圧縮機の回転数および吐出温度を決めている。これらは効率の良い運転を行うために予め設定されるものであるが、上記のように外気温度を低く検出してしまう状態では必要以上に能力を上げた運転を行う状態となり、運転効率が悪くなり、異常も発生しやすくなる等の問題点があった。
また、この問題を解決するため、特許文献2では、2個の外気温度サーミスタを使用して正しい外気温度を検出できるようにしているが、使用する外気温度サーミスタが増えること、外気温度サーミスタが検出した信号を制御処理部であるマイコンが読めるようにする回路が必要であること、及び、マイコンが検出した信号を読み込む入力ポートを設ける必要があることから、コストが増大し、プリント基板の面積が広くなる等の問題があった。
この発明は、上記に鑑みてなされたもので、空気熱交換器に霜が付着し又は外部から強い逆向きの風が吹きつけた場合でもコストを増大させることなく外気温度に基づいたヒートポンプ給湯機の効率的で安定した運転制御を実現することが可能なヒートポンプ給湯機の制御装置及び制御方法を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係るヒートポンプ給湯機の制御装置は、空気熱交換器及びこの空気熱交換器に外気を送風する送風機を含むヒートポンプ回路を筐体内に有すると共に前記空気熱交換器に対して外気吸い込み側に配置された外気温度センサを有するヒートポンプ給湯ユニットと、このヒートポンプ給湯ユニットに接続された給湯機タンクユニットとを備えたヒートポンプ給湯機を運転制御するヒートポンプ給湯機の制御装置であって、前記外気温度センサにより検出された外気温度を一定時間ごとに取り込むと共に、前回取り込んだ外気温度と今回取り込んだ外気温度とを比較し、前記前回取り込んだ外気温度よりも前記今回取り込んだ外気温度が、前記一定時間内に通常の外気温度の変化で低下し得る温度変化幅の上限として予め設定された仮外気温度使用判定値よりも大きな温度変化幅で低下していた場合は、前記前回取り込んだ外気温度を仮の外気温度として使用してこの仮の外気温度を制御用外気温度とし、その他の場合は、前記今回取り込んだ外気温度を前記制御用外気温度として、前記制御用外気温度を用いて前記ヒートポンプ給湯機の運転制御を行う制御処理部を備えることを特徴とする。
この発明によれば、空気熱交換器に霜が付着し又は外部から強い逆向きの風が吹きつけた場合でもコストを増大させることなく外気温度に基づいたヒートポンプ給湯機の効率的で安定した運転制御を実現することが可能なヒートポンプ給湯機の制御装置及び制御方法を提供することができる、という効果を有する。
図1は、実施の形態1におけるヒートポンプ給湯機を示す全体構成図である。 図2は、実施の形態1におけるヒートポンプ給湯ユニットの断面構造図である。 図3は、実施の形態1に係るヒートポンプ給湯機の制御装置の構成を示すブロック図である。 図4は、実施の形態1に係るヒートポンプ給湯機の制御装置による外気温度の設定処理法を示すタイムチャートである。 図5は、実施の形態1に係るヒートポンプ給湯機の制御装置による沸き上げ運転開始時の外気温度検出処理のフローチャートである。 図6は、実施の形態1に係るヒートポンプ給湯機の制御装置による制御用外気温度設定処理のフローチャートである。 図7は、実施の形態1に係るヒートポンプ給湯機の制御装置による制御用外気温度設定処理(仮外気温度使用中に真の外気温度に戻す判定処理)のフローチャートである。 図8は、実施の形態2に係るヒートポンプ給湯機の制御装置による外気温度の設定処理法を示すタイムチャートである。
以下に、本発明に係るヒートポンプ給湯機の制御装置及び制御方法の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態1.
図1は、本実施の形態におけるヒートポンプ給湯機を示す全体構成図である。図1に示すように、ヒートポンプ給湯機は、貯湯タンク等を内蔵する給湯機タンクユニット1と、給湯機タンクユニット1に例えば電源線、通信線、及び水配管により接続され、ヒートポンプ回路を利用して給湯機タンクユニット1から導かれた水を加熱するヒートポンプ給湯ユニット2と、給湯機タンクユニット1に通信線(例えば電源線兼用)により接続された運転操作用の例えば台所用リモコン3及び浴室用リモコン4とを備えている。
図2は、本実施の形態におけるヒートポンプ給湯ユニットの断面構造図である。図2に示すように、ヒートポンプ給湯ユニット2には、湯を沸かす運転の制御を行う制御基板5、断面L字形状で、冷やした冷媒に外気から熱を取り込むための空気熱交換器6、ファン8を回転させるファンモータ7(送風機電動機)、空気熱交換器6に外気を送風する送風機としてのファン8、及び、空気熱交換器6の外気吸い込み側に据え付けられると共に制御基板5に接続された外気温度サーミスタ9(外気温度センサ)等が設けられている。また、制御基板5、空気熱交換器6、ファンモータ7、及びファン8は、筐体10内に配置されている。なお、図2では、ヒートポンプ給湯ユニット2の構成の一部を示しており、例えば圧縮機、水冷媒熱交換器、及び膨張弁等のヒートポンプ回路の他の構成要素などについては図示を省略している。
筐体10には、ファン8の回転により矢印の向きに発生した送風を排出するための外気吹出し口11が設けられている。さらに、筐体10には、外気吹出し口11が設けられた側面と対向する側面に外気の導入口である外気吸込み口(図示せず)が設けられている。外気温度サーミスタ9は、空気熱交換器6に対して外気吸い込み側に設けられている。具体的には、例えば、外気温度サーミスタ9は、外気吸込み口側の筐体10上に配置されて外気温度を検出する。
図3は、本実施の形態に係るヒートポンプ給湯機の制御装置の構成を示すブロック図である。ヒートポンプ給湯ユニットの制御装置は、制御基板5、温度センサ14、及び圧力センサ16を備えて構成され、圧縮機19、ファンモータ7、及び電子膨張弁22を制御する。
図3に示すように、制御基板5は、ヒートポンプ給湯ユニット2の運転制御を行うマイクロコンピュータ12(制御処理部)、給湯機タンクユニット1と通信を行う通信回路13、外気温度サーミスタ9を含む温度センサ14からの信号をマイクロコンピュータ12が読み取れる信号に変換して温度を検出する温度検出回路15、圧力センサ16からの信号をマイクロコンピュータ12が読み取れる信号に変換して圧力を検出する圧力検出回路17、ヒートポンプ給湯ユニット2の制御に使用するデータ及び異常の履歴を保存する不揮発性記憶装置18、マイクロコンピュータ12からの制御信号に基づき圧縮機19を駆動する圧縮機駆動回路20、マイクロコンピュータ12からの制御信号に基づきファンモータ7を駆動するファンモータ駆動回路21、並びにマイクロコンピュータ12からの制御信号に基づき電子膨張弁22を駆動する電子膨張弁駆動回路23を備えている。
なお、温度センサ14には、筐体10内で冷媒温度を検出するセンサが含まれる。また、圧力センサ16は、例えば筐体10内で圧縮機19の吐出側及び吸入側に配置され、それぞれの配置場所における冷媒の圧力を検出するセンサである。台所用リモコン3及び浴室用リモコン4の操作により設定された運転指示情報は、給湯機タンクユニット1を経て通信回路13を介して制御基板5に入力される。
また、マイクロコンピュータ12内では、制御手段24が検出温度、検出圧力、運転指示情報及び不揮発性記憶装置18に記憶されたデータ等に基づいて運転内容の判断を実施し、異常検出手段25が異常発生を検出し、指示手段26が不揮発性記憶装置18とデータのやりとりを行う。
次に、本実施の形態の動作について図1〜4を参照して説明する。ヒートポンプ給湯ユニット2は、まず外気温度を検出して圧縮機19の基本となる運転周波数を決定する。詳細には、制御手段24が、温度センサ14により検出された外気温度、圧力センサ16により検出された圧力、及び運転指示情報等に基づいて基本運転周波数を決定する。外気温度が高い場合は空気熱交換器6との温度差が大きくなるので熱交換効率が良くなり圧縮機19の運転周波数を低く設定して無駄の少ない運転を行うことができる。また、外気温度が低い場合は空気熱交換器6の温度を下げないと外気から熱を得られないので圧縮機19の運転周波数を上げて能力の出せる運転を行う。
これらの制御情報は、マイクロコンピュータ12内の制御手段24又は不揮発性記憶装置18にデータとして収められている。
また、外気温度により制御するものは、圧縮機19の運転周波数だけではなく、ファンモータ7の運転周波数、及び電子膨張弁22の開度も含まれる。これらは、外気温度だけではなく他の温度センサ14、及び圧力センサ16が検出した情報からも制御しているが、外気温度による影響が一番大きい。その為、外気温度を低く検出してしまうと圧縮機19の運転周波数を上げてしまい、効率の悪い運転となったり、異常が発生しやすくなったりしてしまう。
このように構成されたヒートポンプ給湯ユニット2においては、通常、ファン7が回転して外気が空気熱交換器6の外気温度サーミスタ9側から吸い込まれ、外気温度サーミスタ9が正しい外気温度を検出する。
しかしながら、運転を行っていると冷やされた空気熱交換器6に霜が付き外気の通り道を塞いでしまう場合がある。この場合、外気温度サーミスタ9が空気熱交換器6の温度を検出してしまい、検出される温度が実際の外気温度よりも低くなってしまう。また、ファン8が回転して発生させる空気の流れとは逆の向きに外部から強い風があたり、空気熱交換器6に逆向きに空気が流れる場合がある。この場合、外気温度サーミスタ9に空気熱交換器6で冷やされた空気があたり、外気温度サーミスタ9が外気温度よりも低い温度を検出してしまう。そして、いずれの場合にも、通常の外気温度の変化では起こり得ない急激な検出温度の低下が発生する。
そこで、図4のタイムチャートで示す制御を行うことができる。図4は、本実施の形態に係るヒートポンプ給湯機の制御装置による外気温度の設定処理法を示すタイムチャートである。図4では、横軸は時間[s]、縦軸は外気温度[°C]を表す。運転制御に使用する外気温度の取り込み間隔は例えば120秒から180秒程度に設定する。図4では、外気温度1回目取り込みと2回目取り込みとの間の間隔、n回目取り込みと(n+1)回目取り込みとの間の間隔、または、r回目取り込みと(r+1)回目取り込みとの間の間隔が、外気温度の取り込み間隔に相当する。このように外気温度は一定時間間隔で取り込まれる。
温度変化幅α[deg]は、上記取り込み間隔の間に、通常の外気温度変化では起こらないが、霜付着により外気温度サーミスタ9が熱交換器6の温度を検出し、又は強い逆向きの風により外気温度サーミスタ9が熱交換器6で冷やされた空気の温度を検出した場合に起こり得る、急激な温度低下分を検出するための判定値である。つまり、αは、上記取り込み間隔で決まる一定時間内に通常の外気温度変化で低下し得る温度変化幅の上限として予め設定された判定値であり、当該一定時間内に外気温度サーミスタ9の検出温度がαよりも低下した場合には、この温度低下は通常の外気温度の変化によらないものと判断することができる。後述するように、αは、仮の外気温度を使用するか否かの判定に用いられる仮外気温度使用判定値である。図示例では、1回目取り込みと2回目取り込みとの間では、温度低下分はα以下であるため、この間の温度低下は通常の外気温度変化によるものと判定することができる。また、n回目取り込みと(n+1)回目取り込みとの間では、温度低下分はαより大きいため、この間の温度低下は通常の外気温度変化によらないもの(強い逆風による影響等)と判定することができる。αは、予め例えば2〜3deg程度に設定され、制御データとして制御手段24に付与される。
また、前回取り込んだ外気温度よりも今回取り込んだ外気温度が、αよりも大きな温度変化幅で低下していた場合は、正しい外気温度が取得されていないと判断して前回取り込んだ外気温度を仮の外気温度として設定し、この仮の外気温度を運転制御に使用する。図示例では(n+1)回目取り込み後に、n回目取り込み時の外気温度が仮の外気温度に設定される。
また、この仮の外気温度はその次の外気温度を取り込んだ際の温度変化幅確認時の基準温度となる。仮の外気温度を使用して運転制御をおこなっている場合、仮の外気温度に対して今回取り込んだ外気温度の温度低下分がβ[deg]未満となった場合、今回取り込んだ外気温度を運転制御に使用する。ここで、温度変化幅β[deg]は、温度低下分がこれ未満であれば、霜取り運転により空気熱交換器6に付いた霜が取れ又は強い逆向きの風の影響が無くなるなどして外気温度を低く検出してしまう要因が無くなったとの判断がされる予め設定された判定値である。βは、仮の外気温度の使用を解除するか否かの判定に用いられる仮外気温度解除判定値である。図示例では、(r+1)回目取り込み後に、(r+1)回目取り込み時の外気温度と仮の外気温度(n回目取り込み時の外気温度)との差がβ以下となっていることから、仮の外気温度が設定解除され、(r+1)回目取り込み時の外気温度が運転制御に使用される。なお、βは、例えばαよりも小さく設定され、例えば1〜2[deg]程度に設定する。βは、制御データとして制御手段24に付与される。
図5は、本実施の形態に係るヒートポンプ給湯機の制御装置による沸き上げ運転開始時の外気温度検出処理のフローチャートである。図6は、本実施の形態に係るヒートポンプ給湯機の制御装置による制御用外気温度設定処理のフローチャートである。図7は、本実施の形態に係るヒートポンプ給湯機の制御装置による制御用外気温度設定処理(仮外気温度使用中に真の外気温度に戻す判定処理)のフローチャートである。以下、図5〜図7を参照して、実施の形態に係るヒートポンプ給湯機の制御装置による外気温度の検出処理の詳細について説明する。
図5は、沸き上げを開始するときの最初の外気温度取り込み方法を示している。制御手段24は外気温度サーミスタ9により検出された外気温検出値T1を取り込み(S1)、運転制御に使用する外気温度TS(制御用外気温度)をT1とする(S2)。また、外気温度を取り込む間隔を計測するタイマーtの時間を0にリセットし(S3)、仮の外気温度を運転制御に使用していないことを示すため、仮外気温使用フラグkを0とする(S4)。なお、仮の外気温度を使用している時には、仮外気温使用フラグkを1とする。
図6は、沸き上げ運転中の外気温度取り込みと運転制御に使用する外気温度を決定する方法を示している。なお、図6における処理主体は制御手段24である。まず、制御手段24は、外気温度の取り込み間隔m[秒]をカウントするための外気温度取り込みタイマーtをカウントアップする(S5)。
次に、外気温度取り込みタイマーtが外気温度の取り込み間隔m[秒]に達しているか否かを確認する(S6)。外気温度取り込みタイマーtが外気温度の取り込み間隔m[秒]に達していない場合は(S6,No)、外気温度は取り込まず制御用外気温度TSも変化させない。
他方、外気温度取り込みタイマーtが外気温度の取り込み間隔m[秒]に達していた場合は(S6,Yes)、外気温度T1を取り込み(S7)、外気温度取り込みタイマーtをリセットする(S8)。続いて、仮の外気温度を使用中か否かを仮外気温度使用フラグkで確認する(S9)。すなわち、k=1か否かを確認する。仮の外気温度を使用している場合(S9,Yes)は、後述する図7の処理に移行する(S10)。仮の外気温度を使用していない場合は(S9,No)、前回取り込んだ外気温度に等しい制御用外気温度TSと今回取り込んだ外気温度T1とを比較し、TS−T1>αであるか否かを判定する(S11)。判定の結果、今回取り込んだ外気温度T1が制御用外気温度TSよりも大きいか、あるいは、制御用外気温度TSより低くてもその差がα[deg]以下であれば(S11,No)、今回取り込んだ外気温度T1を制御用外気温度TSとする(S13)。他方、判定の結果、今回取り込んだ外気温度T1が、制御用外気温度TSよりも低く、かつ、その差がαよりも大きい場合は(S11,Yes)、制御用外気温度TSは変更せずに仮外気温度使用フラグkに1をセットする(S12)。すなわち、前回取り込んだ外気温度を仮の外気温度として使用し、この仮の外気温度を制御用外気温度TSとする。なお、今回取り込んだ外気温度T1と制御用外気温度TSとが等しい場合には、制御用外気温度TSを変更する必要がないことは言うまでもない。沸き上げ運転中は、以上の処理を繰り返している。
図7は、図6のフローチャートにおいて仮の外気温度を使用中か否かを仮外気温度使用フラグで確認した結果(S9)、仮の外気温度を使用中であった場合(S9,Yes)の処理方法(S10)を示している。なお、図7における処理主体は制御手段24である。
制御用外気温度TSと今回取り込んだ外気温度T1とを比較し、TS−T1<βであるか否かを判定する(S14)。判定の結果、今回取り込んだ外気温度T1が制御用外気温度TSよりも低く、かつ、その差がβ[deg]以上である場合には(S14,No)、制御用外気温度TSは変更せずに仮の外気温度を使用した運転制御を継続する。他方、判定の結果、今回取り込んだ外気温度T1が制御用外気温度TSよりも低く、かつ、その差がβ[deg]よりも小さい場合、又は、今回取り込んだ外気温度T1が制御用外気温度TS以上の場合は(S14,No)、今回取り込んだ外気温度T1を制御用外気温度TSとし(S15)、仮外気温度使用フラグkをリセットし、k=0(仮外気温度使用なし)とする(S16)。すなわち、仮の外気温度の使用を解除し、今回取り込んだ外気温度T1を制御用外気温度TSとする。
以上のように、本実施の形態によれば、空気熱交換器6への霜付着により外気温度サーミスタ9が空気熱交換器6の温度を検出し、又は、強い逆向きの風により外気温度サーミスタ9が空気熱交換器6で冷やされた空気の温度を検出して、検出温度が実際の外気温度よりも低くなった場合でも、検出温度が実際の外気温度よりも低くなる前の検出温度を仮の外気温度として運転制御に使用するようにしているので、常時、効率的で安定した沸き上げ運転を実現することができる。また、この運転制御は、制御手段24内の制御方法で実現されているので、部品追加によるコストアップも無い。
実施の形態2.
実施の形態1では、仮の外気温度を使用して運転制御を行っている間に、仮の外気温度と今回取り込んだ外気温度との差がβ[deg]以下となったときに、仮の外気温度の使用を解除し今回取り込んだ外気温度を運転制御に使用するようにしたものであるが、本実施の形態では、仮の外気温度を使用した運転制御が長時間継続した場合に、β[deg]の値を変化させるようにしたものである。
図8は、このような場合の運転制御に使用する外気温度の設定方法を示したタイムチャートである。なお、縦軸および横軸は図4の場合と同様である。また、以下で述べる処理主体は制御手段24である。
図8に示すように、(n+1)回目の外気温度取り込み時からn回目で取り込んだ外気温度を仮の外気温度として運転制御に使用するようになった場合、(n+1)回目の取り込みから一定時間(例えば30分程度に設定する)当該仮の外気温度を使用し続けたとき、前述のβ[deg]をこれよりも少し大きな値β1[deg]に変更する。β1は例えばβよりも0.5[deg]程度大きな値とする。
また、βをβ1に変更した後も、変更後一定時間(例えば30分程度に設定する)当該仮の外気温度を使用し続けたときは、β1をβ2[deg]に変更する。ここで、β2は、β1よりも大きな値とする。例えば、β2はβ1よりも0.5[deg]程度大きな値とする。この処理は、当該仮の外気温度の使用が終了するまで継続する。また、沸き上げ運転中、再度、仮の外気温度が使用されたときは、同様にしてβの使用から始めて、経過時間に応じて段階的にβをβ1,β2,・・・と増大させることができる。
以上のように、本実施の形態によれば、仮の外気温度を使用する時間が長くなった場合、仮の外気温度の使用を解除しやすくするようにしているので、真の外気温度が低下した場合でも容易に仮の外気温度を使用しない制御に復帰することが可能となる。
なお、本実施の形態では、仮の外気温度が使用されている間は、βを仮の外気温度の使用開始時からの経過時間に応じて段階的に増大させるようにしたが、これに限定されず、例えば連続的に増大させるなどすることも可能である。
本発明は、ヒートポンプ給湯機の制御装置及び制御方法として有用である。
1 給湯機タンクユニット、2 ヒートポンプ給湯ユニット、3 台所用リモコン、4 浴室用リモコン、5 制御基板、6 空気熱交換器、7 ファンモータ、8 ファン、9 外気温度サーミスタ、10 筐体、11 外気吹き出し口、12 マイクロコンピュータ、13 通信回路、14 温度センサ、15 温度検出回路、16 圧力センサ、17 圧力検出回路、18 不揮発性記憶装置、19 圧縮機、20 圧縮機駆動回路、21 ファンモータ駆動回路、22 電子膨張弁、23 電子膨張弁駆動回路、24 制御手段、25 異常検出手段、26 指示手段。

Claims (5)

  1. 空気熱交換器及びこの空気熱交換器に外気を送風する送風機を含むヒートポンプ回路を筐体内に有すると共に前記空気熱交換器に対して外気吸い込み側に配置された外気温度センサを有するヒートポンプ給湯ユニットと、このヒートポンプ給湯ユニットに接続された給湯機タンクユニットとを備えたヒートポンプ給湯機を運転制御するヒートポンプ給湯機の制御装置であって、
    前記外気温度センサにより検出された外気温度を一定時間ごとに取り込むと共に、前回取り込んだ外気温度と今回取り込んだ外気温度とを比較し、前記前回取り込んだ外気温度よりも前記今回取り込んだ外気温度が、前記一定時間内に通常の外気温度の変化で低下し得る温度変化幅の上限として予め設定された仮外気温度使用判定値よりも大きな温度変化幅で低下していた場合は、前記前回取り込んだ外気温度を仮の外気温度として使用してこの仮の外気温度を制御用外気温度とし、その他の場合は、前記今回取り込んだ外気温度を前記制御用外気温度として、前記制御用外気温度を用いて前記ヒートポンプ給湯機の運転制御を行う制御処理部を備えることを特徴とするヒートポンプ給湯機の制御装置。
  2. 前記制御処理部は、前記制御用外気温度に前記仮の外気温度が設定された後は、前記制御用外気温度と今回取り込んだ外気温度とを比較し、前記今回取り込んだ外気温度が前記制御用外気温度よりも低く、かつ、その差が、前記仮の外気温度の使用を解除するか否かの判定に用いられる予め設定された仮外気温度解除判定値以上である場合は、前記制御用外気温度を変更せずに前記仮の外気温度に設定された前記制御用外気温度を用いて前記ヒートポンプ給湯機の運転制御を継続し、その他の場合は、前記仮の外気温度の使用を解除し、前記今回取り込んだ外気温度を前記制御用外気温度として、前記制御用外気温度を用いて前記ヒートポンプ給湯機の運転制御を行うことを特徴とする請求項1に記載のヒートポンプ給湯機の制御装置。
  3. 前記仮外気温度解除判定値は、前記仮の外気温度が使用されている間は、前記仮の外気温度の使用開始時からの経過時間に応じて、段階的に増大することを特徴とする請求項1又は2に記載のヒートポンプ給湯機の制御装置。
  4. 空気熱交換器及びこの空気熱交換器に外気を送風する送風機を含むヒートポンプ回路を筐体内に有すると共に前記空気熱交換器に対して外気吸い込み側に配置された外気温度センサを有するヒートポンプ給湯ユニットと、このヒートポンプ給湯ユニットに接続された給湯機タンクユニットとを備えたヒートポンプ給湯機を前記筐体内に設けられた制御処理部により運転制御するヒートポンプ給湯機の制御方法であって、
    前記制御処理部が、前記外気温度センサにより検出された外気温度を一定時間ごとに取り込むと共に、前回取り込んだ外気温度と今回取り込んだ外気温度とを比較し、前記前回取り込んだ外気温度よりも前記今回取り込んだ外気温度が、前記一定時間内に通常の外気温度の変化で低下し得る温度変化幅の上限として予め設定された仮外気温度使用判定値よりも大きな温度変化幅で低下していた場合は、前記前回取り込んだ外気温度を仮の外気温度として使用してこの仮の外気温度を制御用外気温度とし、その他の場合は、前記今回取り込んだ外気温度を前記制御用外気温度として、前記制御用外気温度を用いて前記ヒートポンプ給湯機の運転制御を行うことを特徴とするヒートポンプ給湯機の制御方法。
  5. 前記制御処理部は、前記制御用外気温度に前記仮の外気温度が設定された後は、前記制御用外気温度と今回取り込んだ外気温度とを比較し、前記今回取り込んだ外気温度が前記制御用外気温度よりも低く、かつ、その差が、前記仮の外気温度の使用を解除するか否かの判定に用いられる予め設定された仮外気温度解除判定値以上である場合は、前記制御用外気温度を変更せずに前記仮の外気温度に設定された前記制御用外気温度を用いて前記ヒートポンプ給湯機の運転制御を継続し、その他の場合は、前記仮の外気温度の使用を解除し、前記今回取り込んだ外気温度を前記制御用外気温度として、前記制御用外気温度を用いて前記ヒートポンプ給湯機の運転制御を行うことを特徴とする請求項4に記載のヒートポンプ給湯機の制御方法。
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