JP2015144115A - 電子機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】外蓋と内蓋とを有する蓋を備えた電子機器において、筐体や蓋の破損を抑制する。
【解決手段】蓋120が開状態にありかつ外蓋210がロック位置にある第4の状態(第2所定状態)から第1の状態(第1所定状態)に向けて蓋120が閉方向に回動されたときに、外蓋210の保護部214と筐体110の誘導部250とが隙間Z内で当接する。外蓋210の保護部214において筐体110の誘導部250に当接する部分と、筐体110の誘導部250において外蓋210の保護部214に当接する部分とに、回動軸心Xから遠くなるほど底面111aから遠くなるように形成された傾斜面214a、250aが設けられている。
【選択図】図14

Description

本開示は、筐体の開口を開閉可能な蓋を有する電子機器に関する。
特許文献1は、開口が設けられた筐体と、前記開口を露出させる開状態と前記開口を非露出にする閉状態とをとることが可能な蓋とを有する電子機器を開示している。
特開2013−175379号公報
一般に、筐体と蓋とは、それぞれに設けられた係合部同士が係合することにより、閉状態が保持される。蓋は外蓋と内蓋とにより構成される場合がある。このような構成においては、使用者が蓋の開閉手順を誤った場合等に、筐体の係合部と蓋の係合部とが接触し、蓋や筐体が破損する場合がある。
本開示は、外蓋と内蓋とを有する蓋を備えた電子機器において、筐体や蓋の破損を抑制することを目的とする。
本開示における電子機器は、所定面に開口が設けられた筐体と、開口を露出させる開状態と開口を非露出にする閉状態とをとることが可能な蓋と、を有する電子機器である。
蓋は、内蓋と、外蓋とを有する。
内蓋は、
蓋が閉状態にあるときに、所定面に対して略平行となる内蓋本体部と、
内蓋本体部を、所定面に平行な回動軸心を中心として回動可能なように筐体に連結するヒンジ部とを備える。
外蓋は、
回動軸心に直交する方向にスライド移動可能に内蓋本体部により保持される外蓋本体部と、
外蓋本体部における回動軸心から遠い方の端部に形成された蓋側係合部と、
外蓋本体部における回動軸心に近い方の端部に形成され、回動軸心側に突出する突起とを有する。
筐体は、所定面に、閉状態において蓋側係合部と係合可能な筐体側係合部を有する。
外蓋は、回動時に蓋側係合部と筐体側係合部とが当接するロック位置と、回動時における蓋側係合部と筐体側係合部との当接が緩和されるアンロック位置との間で、回動軸心に直交する方向においてスライド移動可能である。
筐体は、所定面の下端側と対向する位置に、所定面との間に隙間を設けて形成された壁部を有する。
蓋が閉状態にありかつ外蓋がロック位置にある第1所定状態のときに、外蓋の突起が隙間に挿入される。
蓋が開状態にありかつ外蓋がロック位置にある第2所定状態から第1所定状態に向けて蓋が閉方向に回動されたときに、外蓋の突起と筐体の壁部とが隙間内で当接する。
外蓋の突起において筐体の壁部と当接する部分と、筐体の壁部において外蓋の突起と当接する部分との少なくとも一方に、回動軸心から遠くなるほど所定面から遠くなるように傾斜させて形成された傾斜面が設けられる。
本開示における電子機器においては、蓋が開状態にありかつ外蓋がロック位置にある第2所定状態から第1所定状態に向けて蓋が閉方向に回動されたときに、外蓋の突起の傾斜面と筐体の壁部の傾斜面とが隙間内で当接する。この場合において、傾斜面は、回動軸心から遠くなるほど筐体の所定面から遠くなるように傾斜させて形成されている。そのため、外蓋の突起の傾斜面が筐体の壁部の傾斜面に当接すると、外蓋の突起が筐体の壁部の傾斜面に押し付けられる。このとき、外蓋の突起には、傾斜面に沿う方向の、外蓋の突起を傾斜面に沿って前側かつ上側に移動させようとする分力が作用する。これは、外蓋を内蓋に対して上方にスライド移動させようとする力として作用する。そのため、外蓋は、傾斜面に沿って、後側かつ上方に移動する。その結果、外蓋がアンロック位置に変位する。よって、蓋側係合部と筐体側係合部との衝突を未然に防ぐことができる。そのため、外蓋と内蓋とを有する蓋を備えた電子機器において、筐体や蓋の破損を抑制することができる。
本実施の形態における電子機器の外観を示す斜視図 本実施の形態における電子機器の、蓋が開状態にあるときの外観を示す斜視図 本実施の形態における電子機器の、蓋が閉状態にあるときの蓋及びその周辺部の断面図 本実施の形態における外蓋の外観(表面側(前側))を示す斜視図 本実施の形態における外蓋の外観(裏面側(後側))を示す斜視図 本実施の形態における内蓋の外観(表面側(前側))を示す斜視図 本実施の形態における内蓋の外観(裏面側(後側))を示す斜視図 本実施の形態における電子機器の、外蓋がアンロック位置にあるときの外観を示す斜視図 本実施の形態における電子機器の、外蓋がアンロック位置にあるときの蓋及びその周辺部の断面図 本実施の形態における電子機器の、蓋が開状態にあるときの蓋及びその周辺部の断面図 本実施の形態における電子機器の、蓋が開状態にあるときの蓋及びその周辺部の上面図 本実施の形態における電子機器の、第4の状態のときの蓋及びその周辺部の上面図 本実施の形態における電子機器が第4の状態にあるときの蓋及びその周辺部の断面図 本実施の形態における電子機器が第4の状態にあり、かつ誘導部と保護部とが当接しているときの蓋及びその周辺部の断面図 本実施の形態における電子機器が第4の状態にあり、かつ蓋側係合部と筐体側係合部とが当接しているときの蓋及びその周辺部の断面図 誘導部及び保護部の他の例を示す断面図
以下、適宜図面を参照しながら、実施の形態を詳細に説明する。但し、必要以上に詳細な説明は省略する場合がある。例えば、既によく知られた事項の詳細説明や実質的に同一の構成に対する重複説明を省略する場合がある。これは、以下の説明が不必要に冗長になるのを避け、当業者の理解を容易にするためである。
なお、発明者(ら)は、当業者が本開示を十分に理解するために添付図面および以下の説明を提供するのであって、これらによって特許請求の範囲に記載の主題を限定することを意図するものではない。
(実施の形態1)
[1.構成]
実施の形態1における電子機器の構成を説明する。
[1−1.概要]
図1は、本実施の形態における電子機器の外観を示す斜視図である。図1は、本実施の形態の電子機器100を背面側を上側にした状態を示す。なお、以下の説明においては、図1に示すように、電子機器100の幅方向(図1の左右方向)の一側を、電子機器100の左側(左)といい、他側を右側(右)という。また、電子機器100の奥行き方向において、蓋120が設けられている側を電子機器100の前側(前)といい、蓋が設けられていない側を後側(後)という。また、電子機器100の厚み方向において、電子機器100の背面側を上側(上)といい、表面側を下側(下)という。
本実施形態において、電子機器100はタブレットコンピュータである。電子機器100は筐体110と筐体110の内部に収納された電子部品とを有する。図1は、タブレットコンピュータの背面を上向きに配置した状態を示す。タブレットコンピュータは本開示の電子機器の適用される一例に過ぎない。本開示の電子機器は、タブレットコンピュータ以外にもスマートフォン、ノート型パソコン、携帯音楽プレーヤー、テレビジョン受信機、冷蔵庫、エアコン等、蓋を有する機器に広く適用可能である。
図1に示すように、筐体110の前部には蓋120が設けられている。蓋120は、開口が非露出になる全閉位置(以下「閉位置」という。(図1、及び後述する図3に示す位置))と、筐体110の有する開口が露出する全開位置(開口全体をその正面から視認することができる位置)との間でその下端側を中心として回動可能である。なお、閉位置以外の位置を、全開位置を含めて開位置という。また、蓋120が閉位置にある状態を「閉状態」といい、蓋120が開位置にある状態を「開状態」という。
図2は、本実施の形態における電子機器の、蓋が開状態にあるときの外観を示す斜視図である。
図2に示すように、筐体110の前面には、凹部111が設けられている。凹部111の底面111a(前面)には、開口910が設けられている。蓋120は、開口910を開閉する。開口910には、カード状記録媒体等の電子部品が挿入可能である。開口910の内部には、カード状記録媒体等の電子部品が挿入されたときに、カード状記録媒体等の電子部品の接点と接触する接点等が配置されている。なお、開口910は、図1に示す閉状態ではキャップ229によって封止される。
[1−2.蓋の構造]
蓋120の構造について説明する。図3は、本実施の形態における電子機器の、蓋が閉状態にあるときの蓋及びその周辺部の断面図である。図3は、図1のA−A´線による断面を示す。
図3に示されるように、蓋120は外蓋210と内蓋220とを有する。外蓋210及び内蓋220は例えば樹脂により形成されている。
[1−2−1.外蓋]
図4は、本実施の形態における外蓋の外観(表面側(前側))を示す斜視図である。図5は、本実施の形態における外蓋の外観(裏面側(後側))を示す斜視図である。図3、図4、図5に示されるように、外蓋210は、縦壁部210a、上壁部210b、左右の側壁部210c、第1の蓋側係合部212、及び保護部214を有する。
第1の蓋側係合部212は、外蓋210における外蓋本体部(縦壁部210a及び側壁部210c)における、内蓋220の後述するヒンジ部222の回動軸心Xから遠い方の端部に設けられている。具体的に、第1の蓋側係合部212は、外蓋210の上壁部210bの後側に下向きに形成された爪である。筐体110の凹部111の前面には、第1の筐体側係合部230が設けられている。第1の筐体側係合部230は、筐体110の凹部111の前面に下向きに形成された爪である。閉状態において、第1の蓋側係合部212は、第1の筐体側係合部230と係合する。これにより、蓋120が矢印OP方向に回動して開状態になることを規制する。
保護部214は、内蓋220の後述するヒンジ部222の回動軸心Xに近い方の端部に設けられた突起である。保護部214は、当該保護部214が筐体110の後述する隙間Zに挿入された状態で外蓋210が回動されるときの略回動中心となる。
[1−2−2.内蓋]
図6は本実施の形態における内蓋の外観(表面側(前側))を示す斜視図である。図7は本実施の形態における内蓋の外観(裏面側(後側))を示す斜視図である。図3、図6、図7に示されるように、内蓋220は、縦壁部220a、横壁部220b、ヒンジ部222、及びラッチ224を有する。
ヒンジ部222は、縦壁部220aと横壁部220bとの間の、一定の長さを有する部分であり、縦壁部220aと横壁部220bとを連結する。ヒンジ部222は、折り曲げ可能なように、縦壁部220a及び横壁部220bと比べて肉厚が薄く形成されている。これにより、内蓋220は、ヒンジ部222において折り曲げ可能となる。横壁部220bは、筐体110の内部にビス(図示しない)で固定される。ヒンジ部222が折り曲げられると、縦壁部220aはヒンジ部222を中心として回動することとなる。なお、この回動の仮想的な中心を回動軸心Xという。回動軸心Xは、縦壁部220aと横壁部220bとを結ぶ方向に対して直交する方向となる。縦壁部220aは、蓋120が閉状態にあるときに、凹部111の底面111aに対して略平行となる。
ここで、ヒンジ部222は樹脂製であり、弾性を有している。そのため、ヒンジ部222は、折り曲げられたときに、湾曲し、折り曲げられていない状態に戻ろうとする復元力を生じる。この復元力は、縦壁部220aを開方向に付勢する力として作用する。なお、本実施の形態においては、ヒンジ部222を内蓋220と一体に形成しているが、上記作用が得られる限り、縦壁部220a及び横壁部220bとは別の部材により構成してもよい。また、当該別の部材として、既知の回動可能な構造を利用してもよい。
ラッチ224は、内蓋220の縦壁部220aの左右の端部から左方向及び右方向に突出する突起である。ラッチ224は、外蓋210の側壁部210cに形成された長孔215に挿入される。長孔215は、側壁部210cを貫通する上下方向に長い貫通孔である。そのため、ラッチ224が外蓋210の長孔215に挿入された状態において、ラッチ224の上端と長孔215の上縁との間に隙間が存在する。これにより、外蓋210は内蓋220に対して上下方向にスライド可能である。隙間の上下方向の長さは、蓋120を開閉させるために外蓋210を上方にスライドさせたときに、外蓋210の第1の蓋側係合部212と筐体110の第1の筐体側係合部230との係合が解除される長さに設定される。
[1−3.筐体]
図3に示されるように、筐体110は、凹部111の上部に第2の筐体側係合部240を有する。第2の筐体側係合部240は、閉状態において、第1の筐体側係合部230同様に、第2の蓋側係合部(後述)と接触する。第2の筐体側係合部240と第2の蓋側係合部とが接触することで蓋120が矢印OP方向に回動することを規制する。つまり、蓋120が開状態になることを規制する。なお、他の図面では、図面を見やすくする為に第2の筐体側係合部240の図示を省略する場合がある。
筐体110は、凹部111の底面111aの下端側の前側に、底面111aとの間に隙間Zを設けて形成された誘導部250を有する。図3に示す状態、つまり蓋120が閉状態にありかつ外蓋210がロック位置(後述する)にある第1の状態(第1所定状態)において、外蓋210の保護部214は隙間Zに挿入される。
[1−4.蓋のその他の構造]
外蓋210及び内蓋220のその他の構造について上記図4〜図7等を参照して説明する。
[1−4−1.外蓋のその他の構造]
図4に示されるように、第1の蓋側係合部212と保護部214は、外蓋210の右側の側壁部210cに形成されている。図4においては図示されないが、第1の蓋側係合部212と保護部214はそれぞれ外蓋210の左側の側壁部210cにも形成されている。なお、第1の蓋側係合部212と保護部214を外蓋210の左右の側壁部210cの両方に設けることは必須ではない。本開示の電子機器において、第1の蓋側係合部212と保護部214は、いずれか一方の側壁部210cにのみ設けられてもよい。
外蓋210は第2の蓋側係合部216を有する。第2の蓋側係合部216は、外蓋210の上壁部210bに形成された開口である。本実施の形態において第2の蓋側係合部216は3個形成されている。なお、本開示においては、第2の蓋側係合部は最低1個形成されていれば良い。第2の蓋側係合部216は、開状態で第2の筐体側係合部240と係合する。
図5に示されるように、外蓋210の縦壁部210aの裏面(後面)には外蓋側突起218、219が形成されている。
外蓋側突起218、219は、外蓋210の縦壁部210aの裏面(後面)から後側に突出する。より具体的に、外蓋側突起218、219は、電子機器を幅方向から見たときに、縦壁部210aの裏面に対して、所定の角度をなす上側斜面と下側斜面とを有する三角形状の突起である。外蓋側突起218、219は、後述する内蓋側突起226、227(図6参照)と緩やかに係合(接触)することで、外蓋210の内蓋220に対する位置を保持するとともに、使用者の外蓋210のスライド操作時にクリック感を付与する。また、外蓋210がアンロック位置にある状態が保持される。したがって、電子機器100の向きを変えたときに外蓋210がアンロック位置から変化することを抑制することができる。また、蓋120が開状態にありかつ外蓋120がアンロック位置にあるときに、使用者が、誤ってあるいは無意識に、蓋120をロック位置に移動させることが抑制される。そのため、筐体110や蓋120の破損を抑制することができる。
[1−4−2.内蓋のその他の構造]
図6に示されるように、内蓋220の縦壁部220aの表面(前面)には内蓋側突起226、227が形成されている。内蓋側突起226、227は、それぞれ、電子機器を幅方向から見たときに、縦壁部220aの表面に対して、所定の角度をなす上側斜面と下側斜面とを有する三角形状の形状を有する突起である。内蓋側突起226は、蓋120の閉状態において、上側斜面が外蓋側突起218の下側斜面に当接(係合)する位置に形成されている。これにより、内蓋側突起226は、蓋120の閉状態において、外蓋210が内蓋220に対して上方にスライドすることを緩やかに規制する。外蓋210に上向きの所定以上の力が加わると、係合が解除され、スライドが可能となる。内蓋側突起227は、蓋120の閉状態において、上側斜面が外蓋側突起219の下側斜面に当接する位置に形成されている。これにより、内蓋側突起227は、外蓋210が閉状態から内蓋側突起227に対して上方へスライドした後に、下方にスライドすることを規制する。
図7に示されるように、内蓋220は、ヒンジ部222を軸として略L字状に裏側(図7では手前側)に折れ曲がっている。
横壁部220bには、ビス孔228が形成されている。ビス孔228には、横壁部220bを筐体110に固定するためのビス(図示しない)が挿通される。
キャップ229は、内蓋220の縦壁部220aの裏面(後面)に後側に突出させて形成された突部である。キャップ229は筐体110の開口910を封止する。
[2.蓋の開閉時の動作]
[2−1.アンロック位置]
外蓋210は、回動時に第1の蓋側係合部212と第1の筐体側係合部230とが当接するロック位置と、回動時における第1の蓋側係合部212と第1の筐体側係合部230との当接が緩和されるアンロック位置との間で、回動軸心Xに直交する方向にスライド移動可能に内蓋220の縦壁部220aにより支持されている。そして、蓋120は、図1に示す閉状態から、図8に示すアンロック位置にある状態を経て、図2に示す開状態に移行する。図8は、本実施の形態における電子機器の、外蓋がアンロック位置にあるときの外観を示す斜視図である。図8を図1と比べるとわかるように、蓋120の外蓋210は筐体110の厚み方向において上側にスライド可能である。
図9は、本実施の形態における電子機器の、外蓋がアンロック位置にあるときの蓋及びその周辺部の断面図である。図9を図3と比べると分かるように、アンロック位置では、外蓋210が内蓋220に対して上方へスライドしている。外蓋210は、ラッチ224と、前述の外蓋側突起218、219および内蓋側突起226、227との当接によって内蓋220に保持されている。図2に示す閉状態において外蓋210に上向きの力を加えると、外蓋側突起218、219と内蓋側突起226、227との噛み合いが外れる。その結果、外蓋210は、ラッチ224と、外蓋210の長孔215との間の隙間Lsの分だけ内蓋220に対してスライドし、図9に示すアンロック位置に移動する。
図9に示されるように、アンロック位置においては、第1の蓋側係合部212と第1の筐体側係合部230とが係合(接触)しない。そのため、蓋120はヒンジ部222を軸として矢印OP方向へ回動可能となる。なお、本開示において、アンロック位置とは、外蓋210の内蓋220に対する相対的な位置であって、第1の蓋側係合部212と第1の筐体側係合部230との接触により蓋120の開状態への回動が規制されている状態に比べ、当該規制の度合いが弱くなる位置である。つまり、第1の蓋側係合部212と第1の筐体側係合部230とが先端で微小に接触をしているときの、外蓋210の内蓋220に対する位置もアンロック位置に含まれる。使用者が操作することで容易に蓋120を開状態にすることが可能だからである。
[2−2.開状態]
図2に示す開状態では、図10に示すように第2の筐体側係合部240と第2の蓋側係合部216との係合が解除されている。なお、第2の筐体側係合部240と第2の蓋側係合部216との係合は、例えば図8、図9に示すように、外蓋210がアンロック位置に移動したときに解除される。
図10は、本実施の形態における電子機器の、蓋が開状態にあるときの蓋及びその周辺部の断面図である。図10は、図8のA−A´線による断面図である。なお、図10では、蓋120の開閉角度は、図2に示す状態よりも閉状態に近い角度となっている。
図10に示されるように、第1の蓋側係合部212と第1の筐体側係合部230との接触(係合)が無くなると、蓋120の自重により、蓋120が開状態へ回動する。
図11は、本実施の形態における電子機器の、蓋が開状態にあるときの蓋及びその周辺部の上面図である。蓋120および筐体110は略左右対称の構造となっている。
図11に示されるように、筐体110は、凹部111の開口910(図11には図示されていない)の周囲の壁部に、窪み1102(図10参照)と第1の筐体側係合部230を有する。窪み1102は第1の蓋側係合部212が挿入される部位である。
また、第1の筐体側係合部230と誘導部250との間には挿入口1110(図10参照)が形成されている。挿入口1110は、外蓋210が閉じられる際に保護部214が挿入される部位である。
[2−3.蓋が取り得る状態]
上述したように、本開示の電子機器100の蓋120は、第1〜第4の状態の4種類の状態を取りうる。すなわち、外蓋210が内蓋220に対してスライドすることで、外蓋210は、ロック位置にある状態と、アンロック位置にある状態との2種類の状態を取り得る。また、蓋120は、内蓋220の縦壁部220aがヒンジ部222を軸として回動することで、開状態と閉状態との2種類の状態を取り得る。よって、本開示の電子機器100の蓋120は、これらの掛け合わせの4種類の状態を取り得る。
第1の状態(第1所定状態)は、図1および図3に示すように、外蓋210がロック位置にあり、かつ、蓋120が閉状態にある状態である。
第2の状態は、図8および図9に示すように、外蓋210がアンロック位置にあり、かつ、蓋120が閉状態にある状態である。
第3の状態は、図2ないし図11に示すように、外蓋210がアンロック位置にあり、かつ、蓋120が開状態にある状態である。
第4の状態(第2所定状態)は、図12に示すように、外蓋210がロック位置にあり、かつ、蓋120が開状態にある状態である。
なお、電子機器100の使用者は、通常、上記4種類の状態のうち、第1の状態、第2の状態、または第3の状態の3種類の状態にしか電子機器100を変形させない。外蓋210がロック位置にあり、かつ、蓋120が開状態にある第4の状態とする必然性が少ないからである。また、蓋120が閉状態にある状態から蓋120を開状態にするためには、外蓋210をアンロック位置に必ず移動させる必要がある。そのため、蓋120が開状態にあるとき、外蓋210は通常アンロック位置にある。
しかしながら、蓋120が開状態にあるときに、蓋120に何らかの外力が作用し、外蓋210がロック位置に移動する可能性がある。例えば、使用者が誤って外蓋210をロック位置に移動させる場合がある。
[2−4.課題]
電子機器が第4の状態にあるときの課題と当該課題を解決するための構成について説明する。
図12は、本実施の形態における電子機器の、第4の状態にあるときの蓋及びその周辺部の上面図である。
図12を図11と比較するとわかるように、第4の状態では、外蓋210は第3の状態のときよりも筐体110側に位置する。
図13は、本実施の形態における電子機器が第4の状態にあるときの蓋及びその周辺部の断面図である。図13は、図12のA−A´線による断面図である。
図13に示されるように電子機器が第4の状態にあるとき、外蓋210の第1の蓋側係合部212の先端は、電子機器の厚み方向(上下方向)において、筐体110の第1の筐体側係合部230の先端よりも下側に位置している。これは、第1の蓋側係合部212の回動軌道上に第1の筐体側係合部230が存在することを意味する。仮に、この状態のまま、蓋120が閉状態に向けて回動すると(図13の矢印CL方向へ回動すると)、第1の蓋側係合部212の先端側と第1の筐体側係合部230の先端側とが衝突する可能性がある。
第1の蓋側係合部212(の先端側)と第1の筐体側係合部230(の先端側)とが衝突すると、第1の蓋側係合部212や第1の筐体側係合部230が破損する可能性がある。
[2−5.本開示の電子機器の特徴]
上記破損を防止するため、本実施形態では、蓋120が閉状態に向けて回動する際に、外蓋210が内蓋220に対して強制的に上方にスライドするように構成している。つまり、外蓋210が筐体110に対して上方に移動し、外蓋210の第1の蓋側係合部212の先端の回動軌道が、筐体110の第1の筐体側係合部230の先端よりも上方に移動するように構成している。
具体的に、蓋120が開状態にありかつ外蓋210がロック位置にある第4の状態(第2所定状態)から、蓋120が閉状態にありかつ外蓋210がロック位置にある第1の状態(第1所定状態)に向けて蓋120が閉方向に回動されたときに、外蓋210の保護部214と筐体110の誘導部250とが隙間Z内で当接するように、蓋120及び筐体110が形成されている。さらに、外蓋210の保護部214における筐体110の誘導部250に当接する部分と、筐体110の誘導部250における外蓋210の保護部214に当接する部分とに、回動軸心Xから遠くなるほど底面111aから遠くなるように形成された傾斜面214a、250aが設けられている。また、ヒンジ部222が前述のように縦壁部220aを開方向に付勢する。
より具体的には、図14に示すように、保護部214の下端部の前側が面取りされ、傾斜面214aが形成されている。また、誘導部250の上端部の後側が面取りされ、傾斜面250aが形成されている。傾斜面250aは、閉状態において上下方向(電子機器100の厚み方向)となす角度が、保護部214の傾斜面214aとほぼ同じ角度となるように、面取りされている。
また、ヒンジ部222が前述のように縦壁部220aを開方向に付勢するようになっている。
図13に示した状態(第1の蓋側係合部212と第1の筐体側係合部230とが衝突(接触)していない状態)から、蓋120を閉状態に向けて図13の矢印CL方向に回動させると、図14に示すように、第1の蓋側係合部212と第1の筐体側係合部230とが衝突するよりも先に保護部214の傾斜面214aの端部が誘導部250の傾斜面250aに当接する。この当接の際に、蓋120の回動運動によって発生する力ULが外蓋210に作用する。これは以下の理由による。
すなわち、内蓋220は、ヒンジ部222を有するが、当該ヒンジ部222は、前述のように樹脂板を折り曲げることによりヒンジとして構成したものである。そのため、折り曲げられた状態では、弾性により、折り曲げられていない平らな状態に戻ろうとする復元力を生じる。この復元力は、図14に矢印SLで示す方向に生じる。そのため、保護部214の傾斜面214aの端部が誘導部250の傾斜面250aに当接すると、ヒンジ部222の復元力により、ヒンジ部222に近い位置にある保護部214が誘導部250の傾斜面250aに押し付けられる。この状態で、外蓋210の上部側に矢印CL方向の回動力が加えられて、さらに強く折り曲げられると、復元力がより強くなり、ヒンジ部222に近い位置にある保護部214が、誘導部250の傾斜面250aにより強く押し付けられる。その場合に、傾斜面250aは前側ほど高くなるように形成されているので、保護部214には、傾斜面250aに沿う方向の、保護部214を傾斜面250aに沿って前側かつ上側に移動させようとする分力Pが作用する。これは、外蓋210を内蓋220に対して上方にスライド移動させようとする力ULとして作用する。そのため、外蓋210は、二点鎖線で示すように、傾斜面250aに沿って、後側かつ上方に移動する。つまり、外蓋210が、内蓋220に対して上方にスライド移動することとなる。その結果、外蓋210がアンロック位置に変位する。すなわち、第1の蓋側係合部212と第1の筐体側係合部230とが衝突する前に、蓋120は上述した第3の状態(図2ないし図11に示す状態)に変位する。よって、第1の蓋側係合部212と第1の筐体側係合部230との衝突を未然に防ぐことができる。
また、本開示において、保護部214の先端は図12に示すように挿入口1110に挿入される。これにより、保護部214の左右方向(図12に示す左右方向)への変位を抑止することができる。結果として、電子機器100が第4の状態である際の蓋120の回動を安定させることができる。
なお、本実施の形態の作用の説明においては、第1の蓋側係合部212と第1の筐体側係合部230との衝突を一例として説明したが、これは1例である。例えば第2の蓋側係合部216と第2の筐体側係合部240との衝突を保護部214と誘導部250との間に生じる作用によって防いでもよい。なお、本実施の形態のように第1の蓋側係合部212または第1の筐体側係合部230を爪で形成した場合、第1の蓋側係合部212または第1の筐体側係合部230の保護の必然性が高い。
なお、本実施の形態においては、第1の筐体側係合部230及び第1の蓋側係合部212の破損を防止するための構造が上記以外にも設けられている。
具体的に、第1の筐体側係合部230の上端部の前側が面取りされることにより、傾斜面230aが形成されている。傾斜面212a、230aは、回動軸心Xから遠くなるほど底面111a(所定面)に近くなるように傾斜させて形成されている。
また、第1の蓋側係合部212の下端部の後側が面取りされることにより、傾斜面230aが形成されている。傾斜面212a、230aは、回動軸心Xから遠くなるほど底面111a(所定面)に近くなるように傾斜させて形成されている。
この構成により、上記のような構造を設けているにもかかわらず、万一、図15に示すように第1の筐体側係合部230の先端側が第1の蓋側係合部212の先端側に接触した場合、外蓋210をCL方向へ回動させる力が、外蓋210を上方向へ移動させる力に変換され、外蓋210の傾斜面214aが、筐体110の傾斜面230a上を上方に滑る。これにより、接触時の衝撃を和らげることができるとともに、二点鎖線で示すように、外蓋210を筐体110に対して上方に移動させることができるそのため、蓋120の破損をより一層抑制することができる。
[3.効果等]
以上のように、本実施の形態において、本開示における電子機器100は、凹部111の底面111a(所定面)に開口910が設けられた筐体110と、開口910を露出させる開状態と開口を非露出にする閉状態とをとることが可能な蓋120と、を有する電子機器である。
蓋120は、内蓋220と、外蓋210とを有する。
内蓋220は、
蓋120が閉状態にあるときに、底面111aに対して略平行となる縦壁部220a(内蓋本体部)と、
縦壁部220aを、底面111aに平行な回動軸心Xを中心として回動可能なように筐体110に連結するヒンジ部222とを備える。
外蓋210は、
回動軸心Xに直交する方向にスライド移動可能に縦壁部220aにより保持される縦壁部210a(外蓋本体部)と、
縦壁部210aにおける回動軸心Xから遠い方の端部に形成された第1の蓋側係合部212と、
縦壁部210aにおける回動軸心Xに近い方の端部に形成され、回動軸心X側に突出する保護部214(突起)とを有する。
筐体110は、底面111aに、閉状態において第1の蓋側係合部212と係合可能な第1の筐体側係合部230を有し、
外蓋210は、回動時に第1の蓋側係合部212と第1の筐体側係合部230とが当接するロック位置と、回動時における第1の蓋側係合部212と第1の筐体側係合部230との当接が緩和されるアンロック位置との間で、回動軸心Xに直交する方向においてスライド移動可能である。
筐体110は、底面111aの下端側と対向する位置に、底面111aとの間に隙間Zを設けて形成された誘導部250(壁部)を有する。
蓋120が閉状態にありかつ外蓋210がロック位置にある第1の状態(第1所定状態)のときに、外蓋210の前記保護部214が隙間Zに挿入される。
蓋120が開状態にありかつ外蓋210がロック位置にある第4の状態(第2所定状態)から第1の状態(第1所定状態)に向けて蓋120が閉方向に回動されたときに、外蓋210の保護部214と筐体110の誘導部250とが隙間Z内で当接する。
外蓋210の保護部214において筐体110の誘導部250に当接する部分と、筐体110の誘導部250において外蓋210の保護部214に当接する部分との少なくとも一方に、回動軸心Xから遠くなるほど底面111aから遠くなるように形成された傾斜面214a、250aが設けられる。
本開示における電子機器においては、蓋120が開状態にありかつ外蓋210がロック位置にある第4の状態(第2所定状態)から第1の状態(第1所定状態)に向けて蓋120が閉方向に回動されたときに、外蓋210の保護部214の傾斜面214aと筐体110の誘導部250の傾斜面250aとが隙間Z内で当接する。この場合において、傾斜面214a、250aは、回動軸心Xから遠くなるほど底面111aから遠くなるように傾斜させて形成されている。そのため、保護部214の傾斜面214aが誘導部250の傾斜面250aに当接すると、ヒンジ部222の復元力(付勢力)により、保護部214が誘導部250の傾斜面250aに押し付けられる。そのため、保護部214には、外蓋210を内蓋220に対して上方にスライド移動させようとする分力Pが作用する。これは、外蓋210を内蓋220に対して上方にスライド移動させようとする力ULとして作用する。そのため、外蓋210は、傾斜面250aに沿って、後側かつ上方に移動する。その結果、外蓋210がアンロック位置に変位する。よって、第1の蓋側係合部212と第1の筐体側係合部230との衝突を未然に防ぐことができる。そのため、外蓋210と内蓋220とを有する蓋120を備えた電子機器において、筐体110や蓋120の破損を抑制することができる。
本実施形態において、第1の蓋側係合部212と第1の筐体側係合部230とに、回動軸心Xから遠くなるほど底面111a(所定面)に近くなるように傾斜させて形成された傾斜面212a、230aが設けられている。
これにより、万一、第1の筐体側係合部230の先端側が第1の蓋側係合部212の先端側に接触した場合に、外蓋210を筐体110に対して上方に移動させることができる。そのため、筐体110や蓋120の破損をより一層抑制することができる。なお、傾斜面は、第1の蓋側係合部212と第1の筐体側係合部230とのいずれか一方だけに設けてもよい。この場合でも、第1の筐体側係合部230の先端側が第1の蓋側係合部212の先端側に接触した場合に、外蓋210を筐体110に対して上方に移動させることができる。
本実施形態において、外蓋210の縦壁部210a(外蓋本体部)と内蓋220の縦壁部220a(内蓋本体部)とに、外蓋210がアンロック位置にある状態を保持させる、互いに係合可能な外蓋側突起218、219及び内蓋側突起226、227(保持用係合部)が設けられている。
これにより、外蓋210がアンロック位置にある状態が保持される。したがって、電子機器100の向きを変えたときに外蓋210がアンロック位置から変化することを抑制することができる。また、蓋120が開状態にありかつ外蓋120がアンロック位置にあるときに、使用者が、誤ってあるいは無意識に、蓋120をロック位置に移動させることが抑制される。そのため、筐体110や蓋120の破損をより一層抑制することができる。
(他の実施形態)
以上のように、本出願において開示する技術の例示として、実施の形態を説明した。しかしながら、本開示における技術は、これに限定されず、適宜、変更、置き換え、付加、省略などを行った実施の形態にも適用可能である。また、上記実施の形態で説明した各構成要素を組み合わせて、新たな実施の形態とすることも可能である。
前記実施形態では、誘導部250と保護部214の両方に傾斜面250a及び傾斜面214aが設けられている。しかし、図16(a)に示すように、誘導部250にのみ傾斜面250aが設けられてもよい。また、図16(b)に示すように、保護部214にのみ傾斜面250aが設けられてもよい。
また、前記実施形態では、傾斜面250a、214aは、側方から見たときに直線的に面取りされている。しかし、傾斜面は、側方から見たときに円弧状に面取りされることにより形成されてもよい。図16(c)はその一例であり、誘導部250の傾斜面250aが円弧状に面取りされることにより形成されている。なお、図示しないが、保護部の傾斜面が、側方から見たときに円弧状に面取りされることにより形成されてもよい。あるいは、誘導部の傾斜面と保護部の傾斜面との両方が、側方から見たときに円弧状に面取りされることにより形成されてもよい。傾斜面が、側方から見たときに円弧状であることにより、誘導部250と保護部214とが接触したときに、より滑らかにこれらが相対移動可能となる。
前記実施形態では、本開示の電子機器をタブレットコンピュータに適用した場合について説明した。しかし、本開示の電子機器はこれに限らない。本開示の電子機器は、タブレットコンピュータ以外にもスマートフォン、ノート型パソコン、携帯音楽プレーヤー、テレビジョン受信機、冷蔵庫、エアコン等に広く適用可能である。
以上のように、本開示における技術の例示として、実施の形態を説明した。そのために、添付図面および詳細な説明を提供した。
したがって、添付図面および詳細な説明に記載された構成要素の中には、課題解決のために必須な構成要素だけでなく、上記技術を例示するために、課題解決のためには必須でない構成要素も含まれ得る。そのため、それらの必須ではない構成要素が添付図面や詳細な説明に記載されていることをもって、直ちに、それらの必須ではない構成要素が必須であるとの認定をするべきではない。
また、上述の実施の形態は、本開示における技術を例示するためのものであるから、特許請求の範囲またはその均等の範囲において種々の変更、置き換え、付加、省略などを行うことができる。
本開示は、蓋を有する電子機器に適用可能である。具体的には、タブレットコンピュータ、スマートフォン、ノート型パソコン、携帯音楽プレーヤー、テレビジョン受信機、エアコン、冷蔵庫などに、本開示は適用可能である。
100 電子機器
110 筐体
111 凹部
111a 底面
120 蓋
210 外蓋
210a 縦壁部
210b 上壁部
210c 側壁部
212 第1の蓋側係合部
212a 傾斜面
214 保護部
214a 傾斜面
215 長孔
216 第2の蓋側係合部
218 外蓋側突起
219 外蓋側突起
220 内蓋
220a 縦壁部
220b 横壁部
222 ヒンジ部
224 ラッチ
226 内蓋側突起
227 内蓋側突起
228 ビス孔
229 キャップ
230 第1の筐体側係合部
230a 傾斜面
240 第2の筐体側係合部
250 誘導部
250a 傾斜面
910 開口
1102 窪み
1110 挿入口
X 回動軸心
Z 隙間

Claims (3)

  1. 所定面に開口が設けられた筐体と、前記開口を露出させる開状態と前記開口を非露出にする閉状態とをとることが可能な蓋と、を有する電子機器であって、
    前記蓋は、内蓋と、外蓋とを有し、
    前記内蓋は、
    前記蓋が閉状態にあるときに、前記所定面に対して略平行となる内蓋本体部と、
    前記内蓋本体部を、前記所定面に平行な回動軸心を中心として回動可能なように前記筐体に連結するヒンジ部とを備え、
    前記外蓋は、
    前記回動軸心に直交する方向にスライド移動可能に前記内蓋本体部により保持される外蓋本体部と、
    前記外蓋本体部における前記回動軸心から遠い方の端部に形成された蓋側係合部と、
    前記外蓋本体部における前記回動軸心に近い方の端部に形成され、前記回動軸心側に突出する突起とを有し、
    前記筐体は、前記所定面に、閉状態において前記蓋側係合部と係合可能な筐体側係合部を有し、
    前記外蓋は、前記回動時に前記蓋側係合部と前記筐体側係合部とが当接するロック位置と、前記回動時における前記蓋側係合部と前記筐体側係合部との当接が緩和されるアンロック位置との間で、前記回動軸心に直交する方向においてスライド移動可能であり、
    前記筐体は、前記所定面の下端側と対向する位置に、前記所定面との間に隙間を設けて形成された壁部を有し、
    前記蓋が閉状態にありかつ前記外蓋がロック位置にある第1所定状態のときに、前記外蓋の突起が前記隙間に挿入され、
    前記蓋が開状態にありかつ前記外蓋がロック位置にある第2所定状態から前記第1所定状態に向けて前記蓋が閉方向に回動されたときに、前記外蓋の前記突起と前記筐体の前記壁部とが前記隙間内で当接し、
    前記外蓋の前記突起において前記筐体の前記壁部と当接する部分と、前記筐体の前記壁部において前記外蓋の前記突起と当接する部分との少なくとも一方に、前記回動軸心から遠くなるほど前記所定面から遠くなるように傾斜させて形成された傾斜面が設けられている、
    電子機器。
  2. 前記蓋側係合部と前記筐体側係合部との少なくとも一方に、前記回動軸心から遠くなるほど前記所定面に近くなるように傾斜させて形成された傾斜面が設けられている、
    請求項1に記載の電子機器。
  3. 前記外蓋本体部と前記内蓋本体部とに、前記外蓋がアンロック位置にある状態を保持させる、互いに係合可能な保持用係合部が設けられている、
    請求項1または請求項2に記載の電子機器。
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