JP2015143117A - 容器 - Google Patents

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JP2015143117A
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陽輔 真瀬
Yosuke Mase
陽輔 真瀬
三紀男 葛西
Mikio Kasai
三紀男 葛西
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Abstract

【課題】製造コストが安く、開閉作業が簡単で開き状態を確実に維持できる容器を提供する。【解決手段】容器1は、胴部10と、この胴部の下端部を塞ぐ底部と、この胴部に一体をなして連なるとともに周方向に沿って配列され胴部の上端開口を開閉する4つの蓋片31〜34とを備えている。開き状態において、胴部は下端から上端に向かって径が漸次増大する逆円錐台形状をなし、4つの蓋片は胴部の延長方向に斜め上方に延びている。4つの蓋片と胴部との境には主折線11、12が形成され、蓋片が主折線で折れ曲がることにより上記胴部の上端開口が閉じられる。この閉じ状態において、4つの蓋片からなる四角形の天面部が形成されるとともに、胴部の上端部がこの天面部に対応して四角形に変形される。蓋片31の切込線31aに蓋片33の挿入部33aを挿入することにより、4つの蓋片の閉じ状態が維持される。【選択図】図1

Description

本発明は、閉じ状態において底部が円形で天面部が四角形をなす容器に関する。
特許文献1に開示された容器は、胴部とこの胴部の上端に連なる閉塞部とを備えている。
開き状態において、上記胴部は逆円錐台形状、すなわち断面円形で下端から上端に向かって漸次径が拡大する形状をなしている。上記閉塞部は全周にわたって連続しており、複雑な折線を有している。
上記特許文献1の容器は、菓子等の内容物を収容した後で上記閉塞部を折線に沿って折り畳むとともに、接着することにより、内容物を密封している。この閉じ状態において上記閉塞部により形成された天面部は四角形をなす。上記胴部の下端部は断面円形のままであるが、上端部は上記天面部に対応して断面四角形に変形される。
上記容器は、閉じ状態において、胴部の下端部から中間部が逆円錐台形状であるので持ち易く、天面部および胴部の上端部が四角形のため特異な外観を呈しながら断面積の大きな減少を回避でき、内容積を確保できる。しかも閉塞部が胴部と一体をなしており、別体をなす蓋を必要としないので部品点数を低減することもできる。
実用新案登録第2505919号公報
上記特許文献1の容器は、閉塞部を折り畳んで閉じる工程が煩雑であり、また、閉塞部の接着状態を解除して開く作業も煩雑であり、しかも、この開き状態が安定せず、内容物を取り出しにくい。特に、内容物自体が小袋に密封されていたり厳密な密封性を必要としない場合や、例えば店頭で内容物を収容し購入者が必要に応じて閉じるような場合に上記容器を用いると、使い勝手が悪い。
本発明は上記課題を解決するためになされたもので、胴部と、この胴部の下端部を塞ぐ底部と、この胴部に一体をなして連なるとともに周方向に沿って配列され胴部の上端開口を開閉する4つの蓋片とを備えた容器であって、
開き状態において、上記胴部は下端から上端に向かって径が漸次増大する逆円錐台形状をなし、上記4つの蓋片は上記胴部の延長方向に斜め上方に延びており、
上記4つの蓋片と胴部との境には主折線が形成され、これら蓋片が主折線で折れ曲がることにより上記胴部の上端開口が閉じられ、この閉じ状態において、上記主折線が直線をなし、対向する主折線同士が平行をなし、隣接する主折線同士が直角をなし、これにより、上記4つの蓋片からなる四角形の天面部が形成されるとともに、上記胴部の上端部がこの天面部に対応して四角形に変形され、
上記4つの蓋片の少なくとも1つの蓋片と他の蓋片の噛み合いにより、4つの蓋片の閉じ状態が維持されることを特徴とする。
上記構成によれば、閉じ状態において、胴部の下端部から中間部が逆円錐台形状であるので持ち易く、天面部および胴部の上端部が四角形のため特異な外観を呈しながら断面積の大きな減少を回避でき、内容積を確保できる。しかも蓋片が胴部と一体をなしており、別体をなす蓋を必要としないので部品点数を低減することもできる。
また、蓋片を噛み合わせたりこの噛み合わせを解除することにより、蓋片の開閉作業を簡単に行うことができる。さらに、蓋片の開き状態では、胴部の上端部が断面円形に維持されるのに伴い蓋片の起立状態が維持されるので、蓋片の開き状態が安定しており、内容物を取り出し易い。
好ましくは、上記胴部には、上記隣接する蓋片間から下方に向かって延びる直線状の補助折線が形成されている。
上記構成によれば、蓋片を閉じる際に、胴部の上端部が四角形に変形し易くなる。
一つの態様では、上記4つの蓋片のうち、対向する第1対の蓋片に互いに噛み合う噛み合い部が形成され、上記閉じ状態において、上記第1対の蓋片が残りの第2対の蓋片の上側に位置する。
上記構成によれば、対向する蓋片の噛み合いにより蓋片を閉じるので、閉じ作業及び開き作業を用意に行うことができる。
好ましくは、上記第1対の蓋片のいずれか一方には、上記主折線と上記噛み合い部との間において、互いに平行をなす一対の間欠切込線が当該蓋片の一方の側縁から他方の側縁にわたって形成され、これら間欠切込線間の部位が切り取り予定部として提供され、上記第2対の蓋片にも互いに噛み合う噛み合い部が形成されている。
この構成によれば、第1対の蓋片を、その噛み合い部の解除によらず、切り取り予定部を切り取ることにより、開くことができる。これは第1対の蓋片の噛み合いが強固で解除するのに手間がかかる場合に特に有効である。
さらにこの構成では、再び蓋片を閉じる場合に、第1片の蓋片を下側にし第2片の蓋片を上側にして、第2片の蓋片の噛み合い部を噛み合わせることにより、閉じ状態を維持することができる。
好ましくは、上記対をなす蓋片の噛み合い部の一方が切込線からなり、他方の噛み合い部がこの切込線に挿入される挿入部からなる。
この構成によれば、噛み合い部の形状が簡単で、噛み合わせおよび噛み合わせ解除作業を容易にすることができる。
他の態様では、上記4つの蓋片のうち、対向する第1対の蓋片は、蓋片本体とこの蓋片本体の両側縁から周方向に突出する挿入部とを有し、残りの第2対の蓋片は上記胴部との境またはその近傍部において切込線を有し、上記閉じ状態において上記第1対の蓋片が上記第2対の蓋片の上側に位置するとともに、上記第1対の蓋片の挿入部が上記第2対の蓋片の切込線に挿入される。
この構成によれば、第1対の蓋片の各々は、両側の一対の挿入部を切込線に挿入することにより、良好な閉じ状態を得ることができる。
好ましくは、上記第2対の蓋片は、上記第1対の蓋片より低く形成されるとともに、開き状態において上記挿入部の下方に位置する。
この構成によれば、比較的小さな面積のシート材料を用いて大きな内容積の容器を得ることができる。
好ましくは、上記第1対の蓋片において、上記蓋片本体と上記挿入部の境には直線状の補助折線が形成されている。
この構成によれば、挿入部を折り曲げ易くなり、切込線への挿入作業を円滑に行うことができる。
本発明の容器は、製造コストが低く、開閉作業が簡単であり、しかも安定した開き状態を維持できる。
本発明の第1実施形態をなす容器を蓋片が開いた状態で示す斜視図である。 同第1実施形態をなす容器を蓋片が閉じた状態で示す斜視図である。 同第1実施形態をなす容器を示すもので、(A)は正面図、(B)は背面図、(C)は右側面図である。 同第1実施形態をなす容器を示すもので、(A)は平面図、(B)は底面図である。 同第1実施形態をなす容器を、肉厚を誇張して示す縦断面図である。 同第1実施形態をなす容器のブランクを示す図である。 本発明の第2実施形態をなす容器を蓋片が開いた状態で示す斜視図である。 同第2実施形態をなす容器を蓋片が閉じた状態で示す斜視図である。 同第2実施形態をなす容器を示すもので、(A)は正面図、(B)は背面図、(C)は右側面図、(D)は左側面図である。 同第2実施形態をなす容器を示すもので、(A)は平面図、(B)は底面図である。 同第2実施形態をなす容器のブランクを示す図である。 本発明の第3実施形態をなす容器を蓋片が開いた状態で示す斜視図である。 同第3実施形態をなす容器を蓋片が閉じた状態で示す斜視図である。 同第3実施形態をなす容器を示すもので、(A)の正面図,(B)は右側面図である。 同第3実施形態をなす容器を示すもので、(A)は平面図、(B)は底面図である。 同第3実施形態をなす容器のブランクを示す図である。 本発明の第4実施形態をなす容器を蓋片が開いた状態で示す斜視図である。 同第4実施形態をなす容器を蓋片が閉じた状態で示す斜視図である。 同第4実施形態をなす容器を示すもので、(A)は正面図、(B)は背面図、(C)は右側面図である。 同第4実施形態をなす容器を示すもので、(A)は平面図、(B)は底面図である。 同第4実施形態をなす容器を、肉厚を誇張して示す縦断面図である。 同第4実施形態をなす容器のブランクを示す図である。 本発明の第5実施形態をなす容器を蓋片が開いた状態で示す斜視図である。 同第5実施形態をなす容器を蓋片が閉じた状態で示す斜視図である。 同第5実施形態をなす容器を示すもので、(A)は正面図、(B)は背面図、(C)は右側面図である。 同第5実施形態をなす容器を示すもので、(A)は平面図、(B)は底面図である。 同第5実施形態をなす容器のブランクを示す図である。 本発明の第6実施形態をなす容器を蓋片が開いた状態で示す斜視図である。 同第6実施形態をなす容器を蓋片が閉じた状態で示す斜視図である。 同第6実施形態をなす容器を示すもので、(A)の正面図,(B)は右側面図である。 同第6実施形態をなす容器を示すもので、(A)は平面図、(B)は底面図である。 同第6実施形態をなす容器のブランクを示す図である。
以下、本発明の第1実施形態について、図1〜図6を参照しながら説明する。
図1〜図5に示す容器1は例えば紙製であり菓子やインスタント食品等の内容物を収容する。容器1は、胴部10と、この胴部10の下端を塞ぐ底部20と、この胴部10の上端開口を開閉する4枚の蓋片31〜34とを備えている。
上記容器1の胴部10と蓋片31〜34は図6に示す1枚のブランク1’により形成され、一体をなして連なっている。このブランク1’は、所定の剛性を有し一方の面に薄い樹脂層が積層してなる紙製シートをプレス加工することにより、図6の輪郭を有して切り出される。
上記ブランク1’は、扇形状をなす胴部形成予定部10’とこの胴部形成予定部10’の上縁に沿って配列された4つの独立した蓋片31〜34を有している。蓋片31〜34間には、スリット35が形成されている。胴部形成予定部10’の下縁と蓋片31〜34の上縁の外接円は、異なる曲率半径で同じ曲率中心を有する円弧形状をなす。
上記ブランク1’は、その両側縁に重ね代1aを有している。この重ね代1aは、上記胴部形成予定部10’の下縁および蓋片31〜34の上縁の外接円と直交している。本実施形態では、重ね代1aが蓋片34を分断している。
上記紙製シートをプレス加工してブランク1’を製造する際に、ブランク1’に切込線31aと主折線11〜14と補助折線15も形成される。切込線31aは、ブランク1’を厚み方向に貫通する線状のスリットである。主折線11〜14および補助折線15は、例えば線状に圧縮することにより、又はミシン目のように線に沿って間隔をおいて孔や圧縮部を形成することにより、曲げ応力を受けた時に他の部位より折られ易くなっている線状の部位である。
上記切込線31aは、蓋片31に形成され上に凸の湾曲形状をなしている。上記主折線11〜14は、胴部形成予定部10’と蓋片31〜34の境に形成され、ブランク1’上では直線をなしている。上記補助折線15は、スリット35の下端から下方に上記曲率中心に向かって直線的に延びている。この補助折線15の長さは、好ましくは胴部10の高さの10〜50%、より好ましくは20〜30%とする。
上記ブランク1’を逆円錐台形状のマンドレルに巻き付け、両側縁の重ね代1aを重ね合わせ熱を加えて溶着することにより、逆円錐台形状の胴部10を有する容器1の原形が形成される。なお、図1〜図5では重ね代1aを省略して示す。
図5に示すように、上記容器1の原形の下端縁部と円形の板21の周縁部21aを巻き込み成形することにより、底部20を有する容器1が完成する。
図1、図3〜図5に示す初期状態(開き状態)での容器1について説明する。4つの蓋片31〜34は、逆円錐台形状をなす胴部10の延長方向に沿って胴部10から斜め上方に延びている。これら蓋片31〜34は胴部10の上縁に沿って周方向に配列され同一高さを有している。ブランク1’上では直線だった主折線11〜14は、周方向に円弧状に延びるとともに僅かに下に凸となるように湾曲している。
上記構成をなす容器1の作用について説明する。例えば工場で菓子等の内容物を初期状態(開き状態)の容器1に充填した後、図2に示すように、4つの蓋片31〜34を閉じる。より具体的には、対向する一対の蓋片32,34(第2対の蓋片)をその先端縁部が重なるようにして最初に閉じる。次に、対向する他の一対の蓋片31.33(第1対の蓋片)を閉じる。この際、蓋片31、蓋片33の順で閉じるとともに、蓋片33の先端縁の中央部33a(噛み合い部)を蓋片31の切込線31a(噛み合い部)に挿入する。この中央部33a(以下、挿入部33aと称す)と切込線31aの噛み合いにより、4つの蓋片31〜34の閉じ状態が維持される。
上記蓋片31〜34は主折線11〜14で折り曲げられて閉じ状態となるが、この閉じ状態で主折線11〜14は直線になり、対向する主折線同士が平行をなし、隣接する主折線が直交している。その結果、閉じ状態の蓋片31〜34で構成される容器1の天面部39は四角形(本実施形態では正方形)となる。
開き状態で逆円錐台形状であった胴部10は、上記閉じ状態においてその上端部が弾性変形され、上記天面部39の四角形に対応して横断面四角形に変形される。この際、直線状の補助折線15が、この胴部10の上端部の変形を助ける。
上記容器1に収容された内容物を取り出す際に、簡単な作業で蓋片31〜34を開くことができる。具体的には最初に蓋片33の挿入部33aを蓋片31の切込線31の切込線31aから外すようにして蓋片33を開く。すると、胴部10の上端部は正方形の断面形状から円形の断面形状へと復帰し、この胴部10の上端部の弾性復帰力により、蓋片31〜34が起立して図1、図3〜5に示す開き状態になる。この開き状態では胴部10は逆円錐台形状を維持され、蓋片31〜34も起立した開き状態を維持される。そのため、内容物を容易に取り出すことができる。
容器1は必要に応じて、再び蓋片31〜34を閉じることができるが、その閉じ作業は上述したように簡単である。
上記容器1の用途は多様である。例えば店頭において初期状態(開き状態)の容器1を積み重ねて保管しておき、この容器1にフライドポテト等の内容物を充填して販売することもできる。この場合、購入者は、そのまま内容物を取り出し、必要に応じて閉じることができる。
次に、本発明の他の実施形態について図面を参照しながら説明する。これら実施形態において、先行する実施形態に対応する構成部には図中同番号を付してその詳細な説明を省略する。
図7〜図11に示す第2実施形態では第1実施形態と同様に、蓋片31に、上に凸に湾曲した切込線31aが形成される。この切込線31aの中間部には上方に延びる補助切込線31bが連なっている。
さらに上記蓋片31には、上記切込線31aと主折線11との間において、互いに平行をなす一対の間欠切込線31xが蓋片31の一方の側縁から他方の側縁にわたって形成されている。これら一対の間欠切込線31x間の部位が切り取り予定部31yとして提供される。これら間欠切込線31x、切り取り予定部31yは、ブランク1’上では、主折線11と平行をなして直線的に延びる。
上記蓋片31に対向する蓋片33の上縁は他の蓋片31,32,34より低いが、その上縁の中央には上方に突出する挿入部33aが形成されている。この挿入部33aの両側縁下端から互いに下方に向かって近づくように補助切込線33bが形成されるとともに、この切込線33bの下端同士が補助折線33cによって連なっている。上記切込線33bにより、挿入部33aは実質的に補助折線33cまで延長されている。
さらに蓋片32には上に凸となるように湾曲した切込線32aが形成されており、これに対向する蓋片34の上縁中央部は挿入部34aとして提供される。
上記蓋片31〜34は次のようにして閉じられる。まず、対向する蓋片32、34(第2対の蓋片)を閉じる。この際、最初に蓋片32を閉じてから蓋片34を閉じ、その過程で蓋片34の挿入部34aを蓋片32の切込線32aに挿入し、両者を噛み合わせておくのが好ましいが、蓋片32,34を噛み合わせずに閉じてもよい。
次に、対向する蓋片31,33(第1対の蓋片)を閉じる。この際、蓋片31を閉じてから蓋片33を閉じ、その過程で、蓋片33の挿入部33aを蓋片31の切込線31aに挿入して両者を噛み合わせる。本実施形態では、蓋片33の挿入部33aは上縁から突出するとともに補助切込線33bにより延長されているため、蓋片31の切込線31aに深く入り込む。この状態で、蓋片31において切込線31aの下側の部位(図7および図9(A)において符号31cで示す)が上記蓋片33の補助切込線33bに入り込む。このようにして、確実に閉じ状態を維持できる。
蓋片31〜34を開く場合には、蓋片33の挿入部33aを蓋片31の切込線31aから抜くようにして開くこともできるが、上述したように深く噛み合っているので面倒な場合もある。その場合には、切り取り予定部33yの一端を指でつまんで引くことにより、蓋片31から切り取り予定部33yを切り取る。これにより、蓋片31,33の噛み合い状態が解消され、蓋片31〜34を開くことができる。なお、蓋片34の挿入部34aと蓋片32の切込線32aとが噛み合っている場合には、この噛み合いも解除する必要がある。
上記容器1を再び閉じる場合には、上記とは逆に、蓋片31,33(第1対の蓋片)を最初に閉じてから、蓋片32,34を閉じ,これら蓋片32,34の切込線32aと挿入部34aを噛み合わせて閉じ状態を維持する。
図12〜図16は本発明の第3実施形態を示す。この実施形態の容器1は、対向する一対の蓋片36(第1対の蓋片)と、対向する一対の蓋片37(第2対の蓋片)とを備えている。第1、第2実施形態と同様に、各蓋片36,37と胴部10との境には主折線16,17が形成されている。
上記蓋片36は、蓋片本体36aと,この蓋片本体36aの両側縁から周方向に突出する挿入部36bとを有している。この蓋片本体36aと挿入部36bとの境には直線状の補助折線36cが形成されている。
上記蓋片37は蓋片36より低く、その両側部は上記蓋片36の挿入部36bの下方に位置している。これら蓋片37と胴部10の境には、主折線17の中間部において切込線18が形成されている。
図13に示すようにして上記容器1を閉じる際には、最初に一対の蓋片37を折り曲げた後で、一対の蓋片36を折り曲げる。この際、これら蓋片36の挿入部36bを補助折線36cに沿って略直角に折り曲げ、上記切込線18に挿入する。この閉じ状態で、下側の一対の蓋片37の先端縁は互いに離れており、上側の一対の蓋片36の蓋片本体36aの先端縁は略一致した位置にある。
上記第3実施形態の容器1は、蓋片36,37の高さを第1、第2実施形態より低くすることができ、内容積を増大させることができる。特に一対の蓋片37が低いので、容器1の開き状態で内容物を取り出し易い。
図17〜図22は本発明の第4実施形態を示す。この実施形態の容器1は、下記の点を除いて第1実施形態と同様である。
・胴部10の高さの蓋片31〜34の高さに対する比が、第1実施形態より小さい。
・蓋片31の切込線31aが下に凸となるように湾曲している。
・蓋片33の上縁が他の蓋片31,32,34より低く、この上縁の中央に挿入部33aが突出している。
図23〜図27は本発明の第5実施形態を示す。この実施形態の容器1は、下記の点を除いて第1実施形態と同様である。
・胴部10の高さの蓋片31〜34の高さに対する比が、第1実施形態より小さく、第4実施形態と似ている。
・蓋片31の切込線31aに補助切込線31bが形成されている。
・蓋片32,34(第2対の蓋片)が蓋片31、33(第1対の蓋片)より低い。
図28〜図32は本発明の第6実施形態を示す。この実施形態の容器1は、下記の点を除いて第3実施形態と同様である。
・胴部10の高さの蓋片31〜34の高さに対する比が、第3実施形態より小さい。
・一対の蓋片36の挿入部36bが蓋片36の中間高さから周方向に突出するとともに円弧を描くようにして下方に湾曲している。
・一対の蓋片37と胴部10の境に形成された切込線18が2つに分かれており、これら切込線18に主折線17が形成されている。
本発明は、上記実施形態に制約されず、種々の態様を採用することができる。
上記実施形態では容器を紙製シートで構成したが、材質は種々選択可能である。
閉じ状態において、上側の一対お蓋片を架け渡すようにしてシールを貼ってもよい。この場合、シールを剥がすか切断してから蓋片の開き作業を行う。
本発明は、菓子等を収容する容器に適用できる。
1 容器
10 胴部
11〜14,16,17 主折線
15 補助折線
18 切込線
20 底部
31〜34、36、37 蓋片
31a、32a 切込線(噛み合い部)
33a,34a 挿入部(噛み合い部)
31x 間欠切込線
31y 切り取り予定部
36a 蓋片本体
36b 挿入部
36c 補助折線
39 天面部

Claims (8)

  1. 胴部と、この胴部の下端部を塞ぐ底部と、この胴部に一体をなして連なるとともに周方向に沿って配列され胴部の上端開口を開閉する4つの蓋片とを備え、
    開き状態において、上記胴部は下端から上端に向かって径が漸次増大する逆円錐台形状をなし、上記4つの蓋片は上記胴部の延長方向に斜め上方に延びており、
    上記4つの蓋片と胴部との境には主折線が形成され、これら蓋片が主折線で折れ曲がることにより上記胴部の上端開口が閉じられ、この閉じ状態において、上記主折線が直線をなし、対向する主折線同士が平行をなし、隣接する主折線同士が直角をなし、これにより、上記4つの蓋片からなる四角形の天面部が形成されるとともに、上記胴部の上端部がこの天面部に対応して四角形に変形され、
    上記4つの蓋片の少なくとも1つの蓋片と他の蓋片の噛み合いにより、4つの蓋片の閉じ状態が維持されることを特徴とする容器。
  2. 上記胴部には、上記隣接する蓋片間から下方に向かって延びる直線状の補助折線が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の容器。
  3. 上記4つの蓋片のうち、対向する第1対の蓋片に互いに噛み合う噛み合い部が形成され、上記閉じ状態において、上記第1対の蓋片が残りの第2対の蓋片の上側に位置することを特徴とする請求項1または2に記載の容器。
  4. 上記第1対の蓋片のいずれか一方には、上記主折線と上記噛み合い部との間において、互いに平行をなす一対の間欠切込線が当該蓋片の一方の側縁から他方の側縁にわたって形成され、これら間欠切込線間の部位が切り取り予定部として提供され、
    上記第2対の蓋片にも互いに噛み合う噛み合い部が形成されていることを特徴とする請求項3に記載の容器。
  5. 上記対をなす蓋片の噛み合い部の一方が切込線からなり、他方の噛み合い部がこの切込線に挿入される挿入部からなることを特徴とする請求項3または4に記載の容器。
  6. 上記4つの蓋片のうち、対向する第1対の蓋片は、蓋片本体とこの蓋片本体の両側縁から周方向に突出する挿入部とを有し、残りの第2対の蓋片は上記胴部との境またはその近傍部において切込線を有し、
    上記閉じ状態において上記第1対の蓋片が上記第2対の蓋片の上側に位置するとともに、上記第1対の蓋片の挿入部が上記第2対の蓋片の切込線に挿入されることを特徴とする請求項1に記載の容器。
  7. 上記第2対の蓋片は、上記第1対の蓋片より低く形成されるとともに、開き状態において上記挿入部の下方に位置することを特徴とする請求項6に記載の容器。
  8. 上記第1対の蓋片において、上記蓋片本体と上記挿入部の境には直線状の補助折線が形成されていることを特徴とする請求項6または7に記載の容器。
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