JP2015141549A - データアーカイブシステム、記録方法及び再生方法 - Google Patents

データアーカイブシステム、記録方法及び再生方法 Download PDF

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Abstract

【課題】データアーカイブシステムにおいて、高速なデータの記録や再生が可能とする。【解決手段】ライブラリ装置と、前記ライブラリ装置と接続されたコントローラを備えるデータアーカイブシステムにおいて、前記ライブラリ装置は、記録媒体格納部と、複数の記録再生部と、前記記録媒体格納部と前記記録再生部の間で前記記録媒体を運搬可能な記録媒体運搬部と、ライブラリ装置制御部と、コントローラ通信部と、を備え、前記コントローラは、外部通信部と、前記データライブラリ装置に記録命令、再生命令及びデータを送受信可能なライブラリ通信部と、前記コントローラの動作を制御するコントローラ制御部と、を備え、前記コントローラ制御部はデータの容量に応じてデータを分割し、分割された前記データを前記複数の記録媒体に分散して記録するよう前記記録再生部を制御する。【選択図】図1

Description

本発明は、データアーカイブシステム記録方法及び再生方法に関するものである。
本技術分野の背景技術として、特開平7−93104号公報(特許文献1)には「小容量データと高速転送を必要とする大容量データを効率よく並列にアクセスできるディスクアレイ装置を提供すること。」について記載されている。また、特開2012−138144号公報(特許文献2)には「複数の記録媒体を用いてデータの信頼性を高め、高速に読み書きするとともに、記録媒体を装置から取り外し、単独で利用することができる記録再生装置および記録再生方法の提供。」について記載されている。
特開平7−93104号公報 特開2012−138144号公報
特許文献1では、領域を別けて記録を行うため、領域を別ける際に、各領域に記録するデータの総容量が不確定な場合は、各領域の容量に対して実際に記録するデータの総容量が一致しないと領域を使い切れないため、領域を使い切ることが難しく、容量の無駄が生じる問題がある。また、記録するデータの総容量を確定してから、領域を必要な分だけ別ければ容量の無駄は生じないが、使い勝手が悪くなる問題がある。また記録媒体格納部が記録再生部と別にあり、記録媒体を記録媒体格納部から記録再生装置に搬送する搬送部を備えるデータライブラリ装置における、記録媒体の搬送時間を考慮しておらず、データアーカイブシステムやデータライブラリ装置に適用する場合に、記録媒体の搬送時間分だけ、記録再生開始が遅れ、分散記録再生しない場合よりも低速になる場合がある問題がある。
特許文献2でも、搬送部による搬送時間の考慮が無く、搬送部が分散記録する記録媒体の個数よりも少ない場合、全部の媒体の搬送が完了するまで記録再生できない問題がある。また、分散記録再生用の記録媒体と、単体記録再生用の記録媒体と、別々の媒体を設けるため、記録再生部の個数と同じ個数の記録媒体に分散記録再生する場合は、空いている記録再生部がない為、単体記録再生用の記録媒体への記録再生が同時に出来ず、記録再生部の個数よりも少ない数に制限して分散記録する場合は、同時に単体記録再生用の記録媒体への記録再生が可能だが、記録再生部の個数と同じ個数の記録媒体への分散記録再生と比べ、分散記録の転送速度が低くなる問題がある。
そこで、本発明は、可換型の記録媒体に記録再生する装置において、記録媒体格納部から記録再生部までの記録媒体の搬送時間による待ち時間を最小限に抑え、データの容量に応じて複数の記録媒体に分散記録することが可能なデータアーカイブシステムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、例えば特許請求の範囲に記載の構成を採用する。
本発明によれば、可換型記録媒体上に、高速にデータを記録再生することが可能なデータアーカイブシステムを提供することができる。
上記した以外の課題、構成及び効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
データアーカイブシステムにおけるデータライブラリ装置の構成を示すブロック図 データライブラリ装置の外観図(正面図) データライブラリ装置の外観図(側面図) データアーカイブシステムにおけるコントローラ122の構成を示すブロック図 データ記録再生装置の構成とデータ記録再生装置内の信号処理回路の構成を示すブロック図 光ディスク運搬装置の構成を示すブロック図 光ディスク運搬装置の外観図 データアーカイブシステムアーカイブシステムのデータ記録のフローチャート 光ディスク割り当てのフローチャート 光ディスクへのデータ記録のフローチャート 光ディスクの管理テーブルの一例 分割データの管理テーブルの一例 データの分割方法の概念図 データアーカイブシステムのデータ再生のフローチャート 光ディスクからのデータ再生のフローチャート 光ディスク内のデータフォーマットのスタックモデル ブロックインターフェースを有する光ディスク内のデータフォーマットのスタックモデル RAIDグループの構成をとりいれた光ディスク内のデータフォーマットのスタックモデル
以下、図面を用いて実施例を説明する。
図1はデータアーカイブシステムの構成を示すブロック図である。
本システムでは、1台以上のサーバ115および端末120が、有線/無線のLAN(Local Area Network)やWAN(Wide Area Network)、光ケーブル等のネットワーク116で接続されている。
前記サーバ115には、ハードディスク117、表示装置118、データライブラリ装置101が接続されている。ハードディスク117やデータライブラリ装置101は複数台接続されても良い。
データライブラリ装置101は、CPU(Central Processing Unit)102、ユーザI/F部103、情報表示部104、メモリ105、光ディスク運搬装置106、光ディスク格納装置107、1枚以上の光ディスク108、1台以上のデータ記録再生装置(図1では3台109、110、111)、記憶装置112、光ディスク格納装置着脱検知部113、扉開閉検出部114、コントローラI/F部119、認証処理部121から構成される。
データライブラリ装置101は、記録時には、コントローラ122からデータ記録命令を受け、データを受け取り、受け取ったデータを光ディスク108a、108bに記録する。再生時には、光ディスク108a、108bからデータを再生し、コントローラ122にデータを受け渡す。
CPU102は、コントローラ115からの要求により、光ディスク運搬装置106を制御して、光ディスク格納装置107a、107bに格納された複数枚の光ディスク108a、108bの中から所望の光ディスクを選択し、データ記録再生装置109、110、111に送る。また、光ディスク運搬装置106を制御してデータ記録再生装置109、110、111から光ディスクを受け取り、光ディスク格納装置107a、107b内の所定の位置に光ディスクを格納する。また、記憶装置112a、112bへの情報の読み書きを行う他、光ディスク格納装置着脱検出部113、扉開閉検出部114が検出した情報を取得し、取得した情報に基づく制御を行う。また、コントローラ122がデータライブラリ装置101を正規に認定された装置であるか否かを判定するために、あるいは両者が互いに正当な装置であることを確認するために、認証処理部121がコントローラI/F部119を介して特定の認証プロトコルに準拠して認証実行するための制御を行う。
ユーザI/F部103は、各種スイッチなど、ユーザがデータライブラリ装置を操作するための手段を提供する。
情報表示部104は、内蔵あるいは外付けの液晶ディスプレイやLED(Light Emitting Diode)に対してデータライブラリ装置の稼動状況など各種情報を出力する。
メモリ105は、各種のプログラムや情報を記憶し、例えばデータライブラリ装置のCPU102を制御するためのプログラムや設定情報もメモリ105に記憶している。
光ディスク運搬装置106は、データライブラリ装置のCPU102に制御されて、光ディスク108a、108bを光ディスク格納装置107a、107bから取り出し、運搬し、データ記録再生装置109、110、111に装填する。あるいは、光ディスク108a、108bをデータ記録再生装置109、110、111から受け取り、運搬し、光ディスク格納装置107a、107bへと格納する。
光ディスク格納装置107a、107bは、光ディスク108a、108bを複数備える。また、光ディスク格納装置107a、107bは着脱することができ、例えば、すべての光ディスクへデータを記録し終えたら光ディスク格納装置ごとデータライブラリ装置外部へ取り出し、代わりに未記録ディスクを格納した別の光ディスク格納装置をデータライブラリ装置内部へ入れることなどができる。
なお、図1では光ディスク格納装置107は2つしか図示しないが、ライブラリ装置内に3つ以上備えても良い。また、例えば一方は未記録ディスク格納装置、他方は記録済ディスク格納装置など、用途に応じて使い分けたり、一方は片面記録可能なディスク、他方は両面記録可能なディスクなど、ディスク種別に応じて使い分けたりしても構わない。もちろん、光ディスク格納装置107a、107bの内部を未記録ディスク格納領域と記録済ディスク格納領域とに区切っても構わない。
光ディスク108a、108bは、それぞれ光ディスク格納装置107a、107bの内部に複数枚格納されている。光ディスクは、データ記録時、光ディスク運搬装置106によって光ディスク格納装置107a、107bから取り出され、データ記録再生装置109、110、111に装填され、データ記録が終了すると、光ディスク運搬装置106によって光ディスク格納装置107a、107bへと戻される。一方、データ再生時、光ディスク108a、108bは光ディスク運搬装置106によって光ディスク格納装置107a、107bから取り出され、データ記録再生装置109、110、111に装填され、データを再生し、データ再生が終了すると、光ディスク運搬装置106によって光ディスク格納装置107a、107bへと戻される。
データ記録再生装置109、110、111は、データライブラリ装置のCPU102に制御されて、光ディスク108a、108bへのデータ記録または光ディスク108a、108bからのデータ再生を行う。また、データ記録再生装置は着脱することができ、例えば故障などが発生した際にはデータライブラリ装置から取り外し、代わりのデータ記録再生装置をデータライブラリ装置に設置することなどができる。なお、図1においてデータライブラリ装置は3つのデータ記録再生装置を搭載しているが、搭載台数は限定されず、例えばデータ記録再生装置を6つ搭載するなどしても構わない。
記憶装置112a、112bは、光ディスク格納装置に関する情報や光ディスク格納装置を制御する上で必要な情報を記憶しておく。
光ディスク格納装置着脱検出部113は、光ディスク格納装置107a、107bの着脱を検出し、検出した情報をCPU102に伝達する。
扉開閉検出部114は、データライブラリ装置が備える扉の開閉を検出し、検出した情報をCPU102に伝達する。
コントローラI/F部119は、コントローラ122とデータライブラリ装置101との間で、記録/再生するデータや各種制御コマンドや通知を送受信する。
認証処理部121は、コントローラ122がデータライブラリ装置101を正規に認定された装置であるか否かを判定するために、あるいは両者が互いに正当な装置であることを確認するために、コントローラI/F部119を介して特定の認証プロトコルに準拠して認証を行う。本認証処理は、データライブラリ装置101をコントローラ122に接続した時、あるいはユーザによるシステム設定時等、任意のタイミングで実施する。また、認証が成功した場合に特定の鍵を共有し、該鍵を直接的あるいは間接的に使用してコントローラ122とデータライブラリ装置101との間でやり取りする制御コマンドやデータを暗号化/復号化しても良い。ここで、前記鍵をコントローラI/F部119に設定し、コントローラI/F部119で制御コマンドやデータを暗号化/復号化しても良い。
図2にデータライブラリ装置の外観図を示す。図2aが正面図、図2bが側面図である。
122は、データライブラリ装置101のCPU102との通信によってデータライブラリ装置にデータ記録再生制御させるとともに、ハードディスク117を介したデータ管理、表示装置118を介した情報表示、ネットワーク116を介して接続された他の機器とのデータ及び情報送受信制御を行う。116はネットワークであり、サーバ、データライブラリ装置等が複数接続される。117はハードディスクであり、データアーカイブシステムの制御に関わるデータや情報を蓄積する。118は表示装置であり、サーバあるいはサーバに接続されたデータライブラリ装置やハードディスクに関する情報を表示する。119はコントローラインタフェース部であり、データライブラリ装置のCPU102とコントローラ122のCPU301との間でのデータ送受信に関する制御を行う。
図3はデータアーカイブシステムにおけるコントローラ122の構成を示すブロック図である。
コントローラ122には、1つ以上のデータライブラリ装置101と、ネットワーク116と、ハードディスク117と、表示装置118が接続されて構成される。
コントローラ122は、CPU301、メモリ302、データライブラリI/F部303、ハードディスクI/F部304、ネットワーク制御部305、外部表示制御部306、データベース管理部307、装置選択処理部308、ユーザI/F部309、認証処理部310から構成される。
CPU301は、データ記録時には、ネットワーク116からネットワーク制御部305を介して受信したデータをハードディスクインタフェース部304を介してハードディスク117に記録する。または、データライブラリインタフェース部303を介してデータライブラリ装置101を制御し、データライブラリ装置101が内蔵する光ディスク108に記録する。
または、CPU301は、ネットワーク116からネットワーク制御部305を介して受信したデータをハードディスクインタフェース部304を介してハードディスク117に一時的に記録して、一時的に記録したデータをハードディスクインタフェース部を介してハードディスク117から読み出し、データライブラリインタフェース部303を介してデータライブラリ装置101を制御し、データライブラリ装置101の内蔵する光ディスク108に記録する。
データ再生時には、CPU301は、ハードディスクインタフェース部304を介してハードディスク117からデータを読み出し、読み出したデータをネットワーク制御部305を介してネットワーク116に送信する。あるいは、データライブラリインタフェース部303を介してデータライブラリ装置を制御し、データライブラリ装置が内蔵する光ディスクからデータを再生し、再生したデータを受け取り、受け取ったデータをネットワーク制御部305を介してネットワーク116に送信する。
または、CPU301は、データライブラリインタフェース部303を介してデータライブラリ装置を制御し、データライブラリ装置が内蔵する光ディスクからデータを再生し、再生したデータを受け取り、受け取ったデータを、ハードディスクインタフェース部304を介してハードディスク117へデータを一時的に記録して、一時的に記録したデータをハードディスクインタフェース部304を介してハードディスク117から読み出し、読み出したデータをネットワーク制御部305を介してネットワーク116に送信する。
また、データライブラリ装置から受け取った各種の情報を適宜加工して記録、管理し、また、その情報を再生し、再生した情報に基づいて制御方針を決定するとともに、実際の制御を行う。さらには、外部表示制御部306を介して表示装置118に情報を表示する。
また、接続されたデータライブラリ装置101を正規に認定された装置であるか否かを判定するために、あるいはネットワーク116を介して接続された他のサーバ115との間で互いに正当な装置であることを確認するために、認証処理部310がデータライブラリI/F部303あるいはネットワーク制御部305を介して特定の認証プロトコルに準拠して認証実行するための制御を行う。
メモリ302は、サーバ115のCPU301を制御するためのプログラム、各種の情報が記録されている。また、データライブラリ装置101から送られた、データライブラリ装置内の熱情報や振動情報、さらには、データライブラリ装置が内蔵する各データ記録再生装置の特性情報を記録する。
データライブラリI/F部303は、データライブラリ装置101とコントローラ122のCPU301との間でのデータ送受信に関する制御を行う。なお、図では1つのデータライブラリインタフェース部に複数のデータライブラリ装置が接続されているが、例えば、ネットワークを介して複数のデータライブラリ装置が接続されるような構成でもよい。
ハードディスクI/F部304は、ハードディスク117とSATA(Serial Advanced Technology Attachment)などの規格に準拠したデータ転送を行う。
ネットワーク制御部305は、ネットワーク116とコントローラ122のCPU301との間でのデータ送受信に関する制御を行う。
データベース管理部307は、データアーカイブシステムを制御するために使用する各種情報を記録したデータベースへのアクセスをつかさどる。具体的には、データベースへの情報登録、登録した情報の読み出しや検索などの処理を行う。なお、本実施例のデータベース管理部307では、システムを制御するためにデータベースの新規作成や更新が必要であるかといった判断や、どの情報をデータベースに登録するか、といった判断を行うものであり、データベースの本質的な操作や管理はCPU301に委ねるものとする。しかし、それに限定されることはなく、データベース管理部307においてデータベースの本質的な操作や管理を行うようにしても構わない。なお、データベースは、メモリ302、又はハードディスク117に格納されている。
装置選択処理部308は、データの記録や再生を行う際、コントローラ122に接続された1つ以上のデータライブラリ装置のいずれを使うかの判断や選択、前記選択したデータライブラリ装置の内蔵する1つ以上のデータ記録再生装置のいずれを使うかの判断や選択、さらには、記録や再生を行う光ディスクの選択等を行う。
ユーザI/F部309は、ユーザが表示装置118に表示されている各種情報に基づき、コントローラ122を制御したり、コントローラ122を介して各データライブラリ装置を制御するための手段を提供する。
認証処理部310は、接続されたデータライブラリ装置101を正規に認定された装置であるか否かを判定するために、あるいはネットワーク116を介して接続された他のサーバ115との間で互いに正当な装置であることを確認するために、データライブラリI/F部303あるいはネットワーク制御部305を介して特定の認証プロトコルに準拠して認証を行う。データライブラリ装置101との間で使用する認証プロトコルと他のサーバ115との間で使用する認証プロトコルは異なるものとする。また、前記認証が成功した場合に特定の鍵を共有し、該鍵を直接的あるいは間接的に使用してデータライブラリ装置101あるいは他のサーバ115との間でやり取りする制御コマンドやデータを暗号化/復号化する。ここで、前記鍵をデータライブラリI/F部303あるいはネットワーク制御部305に設定し、データライブラリI/F部303あるいはネットワーク制御部305で制御コマンドやデータを暗号化/復号化しても良い。
管理テーブル311は、ハードディスク117及びメモリ302にあるデータベース管理部307により管理されるデータベースのテーブルである。前記テーブルは1つとは限らず、本発明のデータアーカイブシステムは必要な数のテーブルを管理する。
図3において、コントローラ122に対して、複数のデータライブラリ装置101が接続されているが、複数のデータライブラリ装置101分を1つの筐体にまとめても良い。
図4はデータ記録再生装置109の構成を示すブロック図である。
データ記録再生装置109は、取り外し可能な光ディスク401、光ピックアップ402、増幅回路403、信号処理回路404、インタフェース回路405、サーボ回路406、CPU407、メモリ408から構成される
CPU407は、データ記録再生装置109の記録処理、再生処理の制御を行う。なお、CPUでなくとも、同様の制御が可能な任意の回路を用いてもよい。また、データ記録再生装置の記録処理または再生処理を開始する際に、自身の管理する各ブロックの負荷情報の収集を開始し、記録処理または再生処理を終了する際に、収集した情報をメモリに記録し、記録した情報をライブラリ装置のCPU102へ出力する。401はデータ記録媒体、例えばBD−R(Blu−ray Disc Recordable)やBD−RE(Blu−ray Disc Rewritable)である。なお、以下の説明においては、単に光ディスク401として説明する。また、データ記録媒体は、必ずしも光ディスクに限定されるものではなく、光磁気ディスクやホログラム等の記録媒体であってもよい。
光ピックアップ402は、光ディスク401から信号を読み出して増幅回路403に送る。また、信号処理回路404から送られた変調信号を光ディスク401に記録する。
増幅回路403はで、光ピックアップ402を介して光ディスク401から読み出した再生信号を増幅して信号処理回路404に送る。また、サーボ信号を生成してサーボ回路406に送る。
信号処理回路404は、入力信号を復調し、誤り訂正等を行ったデータをインタフェース回路405に送る。また、インタフェース回路405から送られたデータに誤り訂正符号を付加する等を行い、変調して光ピックアップ402に送る。
インタフェース回路405は、例えばSATAその他の転送方式に準拠したデータ転送処理を行う。データ転送時には、信号処理回路404から送られたデータをホストであるライブラリ装置のCPUに送る。また、ホストであるライブラリ装置のCPUから送られたデータを信号処理回路404に送る。
サーボ回路406は、増幅回路403にて生成されたサーボ信号により光ピックアップ402を制御する。408はメモリであり、データ記録再生装置を制御するためのプログラムや各種設定情報、光ディスクから取得した媒体情報などを格納する。なお、メモリ408はデータ記録再生装置内でCPU407と接続する例を示したが、データ記録再生装置内外のどこに接続されていてもよい。また、情報を保持できればメモリでなくてもよく、例えばハードディスクでもよい。
本実施例の信号処理回路404は、データ復調回路21、デインタリーブ回路22、メモリ23、誤り訂正処理回路24、デスクランブル回路25、スクランブル回路26、インタリーブ回路27、データ変調回路28、データパターン発生回路29から構成される。データ復調回路21は、増幅回路4からの入力信号を17PP復調してデインタリーブ回路22に送る。デインタリーブ回路22は、データ復調回路21から送られたデータのインタリーブを解き、メモリ23に書き込む。メモリ23は、誤り訂正用メモリ、誤り訂正符号付加メモリ、およびバッファメモリとして使用する。メモリ23は、SRAM、DRAM等で実装するが、その他同様の機能を持つメモリ回路で代替してもよい。誤り訂正処理回路24は、メモリ23からデータを読み出して誤り訂正を行いメモリ23に書き込む。また、メモリ23から読み出したデータに対して誤り訂正符号を生成し、メモリ23に書き込む。デスクランブル回路25は、誤り訂正が完了したデータのスクランブルを解いてインタフェース回路6に送る。スクランブル回路26は、インタフェース回路6あるいはデータパターン発生回路29から入力したデータにスクランブルを施しメモリ23に書き込む。インタリーブ回路27は、メモリ23から読み出したデータにインタリーブを施し、データ変調回路28に送る。データ変調回路28は、インタリーブ回路27から送られたデータを17PP変調して光ピックアップに送る。
データパターン発生回路29は、データライブラリ装置101のCPU301からデータライブラリI/F部303を介して送信され、インタフェース回路405を介して受信した複数のデータパターン、あるいは上書き消去用の複数のデータパターンを切り換えてスクランブル回路26に送る。なお、データパターン発生回路29は独立した回路ではなく、スクランブル回路26等に含まれていても良い。
図5は光ディスク運搬装置106のブロック図、図6は光ディスク運搬装置106の外観図である。
光ディスク運搬装置106は、CPU501、メモリ502、モータ制御回路503、ロボットアープ部504、505、506、ロボットハンド部507から構成される。
CPU501は、光ディスク運搬装置106の制御を行う。
メモリ502は、光ディスク運搬装置106を制御するためのプログラムや各種設定情報等を格納する。また、収集した熱情報や振動情報を記録するための領域としても使用する。なお、メモリ502は光ディスク運搬装置内でCPU501と接続する例を示したが、光ディスク運搬装置内外のどこに接続されていてもよい。また、情報を保持できればメモリでなくてもよく、例えばハードディスクでもよい。
モータ制御回路503は、CPU501からの指示に基づいて504、505、506のロボットアーム部を駆動する。また、ロボットハンド部507を駆動する。
ロボットアーム部504、505、506は、前進や後進といった直進運動や回転運動により、ロボットハンド部507の位置を調整する。
ロボットハンド部507は、光ディスク108a、108bを破損することなく保持可能な形状から成り、光ディスク格納装置107a、107b及びデータ記録再生装置109、110、111に対して光ディスクの出し入れや受け渡しを行う。
上記構成の光ディスク運搬装置によって、データライブラリ装置のCPUからの指示に従って、光ディスク格納装置とデータ記録再生装置との間で光ディスクを運搬する。
なお、ここでは光ディスク運搬装置がデータライブラリ装置内に1つ存在する例を示したが、複数の光ディスク運搬装置が存在しても構わない。また、光ディスク運搬装置の形状は図6の例に限らず、例えば、光ディスクの中心穴を利用して光ディスクを固定して運搬するようなものや、光ディスク格納装置から光ディスクを押し出して取り出し、取り出した光ディスクを運搬用のケースに格納し、ケースごと光ディスクを運搬するようなものであっても構わない。
本実施例では、記録媒体に光ディスクを用いたデータアーカイブシステムを例に説明する。光ディスクは他の媒体に比べて長期保存に適すること、災害時のデータ保護の点で優れていることが知られている。しかし、本発明の有効範囲はこれに限ったものではなく、例えば記録媒体として磁気テープ等を用いても構わない。
また、光ディスクは光ディスク格納装置に複数枚格納され、光ディスクの交換は光ディスク格納装置ごと実施するものとする。データアーカイブシステムでは、非常に大量のデータを扱い、記録する光ディスクの枚数も大量となるため、データアーカイブシステムから取り外された光ディスク(以降、オフラインディスクとする。)を1枚単位で管理すると、管理コストが非常に大きくなる。そのため、複数の光ディスクをまとめた光ディスク格納装置の単位でオフライン管理を行うことで、管理コストの削減が可能になる。
また、このように光ディスク格納装置ごとに交換を実施する場合、光ディスク格納装置の交換頻度を削減するために、光ディスク格納装置ごとにユーザや格納するデータの種類等を決め、一度に再生される可能性が高いデータを同じ光ディスク格納装置に記録することが有用である。オフラインディスクの再生において、一度に再生する可能性が高いデータを同じ光ディスク格納装置に記録しておくことで、交換作業の回数を削減し、所望のデータを再生するまでの時間短縮や、交換作業により発生するコストの削減が可能となる。本実施例では、光ディスク格納装置ごとに設定されるユーザやデータの種類をグループとし、グループIDで管理を行う。つまり、複数の光ディスク格納装置に対して、同一のユーザが使用する場合や同一の種類のデータが記録される場合、該複数の光ディスク格納装置には、同一のグループIDが設定される。また、このグループIDはデータライブラリ装置に格納される全データに対しても設定され、データ記録時の光ディスクの選択等に用いられる。
図7は本発明のデータアーカイブシステムのデータ記録のフロー図である。前記データアーカイブシステムのデータ記録とは、該システムの外の別のシステムのサーバ115や端末120から、ネットワーク116を介して、該システムのサーバ115がデータを、記録要求と共に受信して、該システムのハードディスク117や光ディスク108に記録する動作を指す。
S701は、システム外からデータを受信する動作で、送信元は、ネットワーク116を介して本発明のシステムに接続された別のシステムのサーバ115や端末120で、本発明のシステムのコントローラ122が、記録要求と共にデータ受信する。前記記録要求は、例えばNetwork File System(NFS)のファイル作成及びファイル書き込み要求である。受信されたデータはハードディスク117に記録される。
また、記録要求の中には、例えばNFSの場合、ファイル名、ディレクトリパス名、アクセス権限情報、所有者識別子、所属グループ識別子、時刻情報、ファイル識別子、ファイル容量情報、データオフセット情報、またはその他のデータに関する情報が含まれる。前記においては一例としてNFSと記載したが、その他のプロトコルでも構わない。
S702は、光ディスクを割り当てる動作で、コントローラ122のデータベース管理部307がハードディスク117またはメモリ302にある管理テーブル311にアクセスして、S701にて受信したデータを特定の光ディスク108に割り当てる。
S703は、前記データを光ディスクに記録する動作で、ハードディスク117に記録された前記データを、コントローラ122がデータライブラリ装置101に転送して、光ディスク108に記録させる。
本発明の装置では、データを複数に分割して、複数のディスクに分散記録、または分散再生ができる。以降において、分割は1つのデータを複数のデータに分けることを示す。分散記録または分散再生は分割されたデータを複数の光ディスクを使って高速に記録または再生をすることを示す。分散記録と分散再生は、元々同じデータを分割して、複数のディスクで記録または再生するデータを分け合うことで、単一のディスクに記録するよりも、高速に記録または再生をする。
本発明では、データを分割したら、分散記録または分散再生を行う。
データの容量に応じて分割するか、分割しないかを切り替えて記録動作を行う。例えば、1GB以上のデータは分割し、1GB未満のデータは分割しない。上記分割するかしないかを切り替え動作を行うことで、記録媒体を1枚ずつ搬送する装置では、複数の記録媒体を搬送する時間よりも、1枚の記録媒体を搬送して記録する時間が短くなるため、データ容量ごとに最速の時間で記録が完了できる。
前記1GB以上と未満で、分割の実行を判断したが、光ディスク格納装置107からデータ記録再生装置109〜111に光ディスク搬送装置106が光ディスク108を搬送する時間に、データ記録再生装置109〜111が記録可能な容量が1GBである場合であり、該時間に2GB記録可能であれば、2GB以上と未満で判断すればよい。
また、1つのデータを分割して出来た分割データの数を分割数と呼ぶ。また、分割されたデータが記録されたディスクの数を分散数と呼ぶ。例えばあるデータが分割され、3枚の光ディスクにそれぞれ記録された場合、分散数は3である。
図8は、光ディスクを割り当てS702を詳細に記載したフローである。S801はすでに予約された光ディスクがあるか判断する処理で、CPU301がデータベース管理部307に、管理テーブル311に問い合わせさせて、管理テーブルの中のディスクテーブル1000の状態1008が予約のものがあるか検索する。
前記において、状態1008が予約の光ディスクが、データの分割数以上あった場合は、S804へ進み、それ以外の場合はS802へ進む。
データの容量cは、光ディスク108をデータ記録再生装置109〜111へ、光ディスク運搬装置106が搬送する時間dに、データ記録再生装置109〜111の再生速度xにより、搬送時間d経過する毎に搬送完了して記録または再生可能となって増えるデータ記録再生装置109〜111で再生可能な容量に相当するという関係がある。前記関係を数式で表すと、分散数nとして、c=d×x×Σnである。
前記関係からデータは図12に示すように分割して光ディスク108に記録される。図12は容量が1台の記録再生装置109〜111により光ディスク108が、前記搬送時間に再生可能な容量の丁度6倍のデータを、本発明のデータアーカイブシステムにおいて記録する際に、データをどの様に分割して光ディスクに記録する動作について示した概念図である。
1201は1枚目の光ディスク108に記録するデータの部分凡例、1202は2枚目の光ディスク108に記録するデータの部分の凡例、1203は3枚目の光ディスク108に記録するデータの部分の凡例を示し、前記1枚目の光ディスク108に記録する部分は空白の四角、前記2枚目の光ディスク108に記録する部分は斜線の四角、前記3枚目の光ディスク108に記録する部分は塗りつぶしの四角で示す。
1204は、データの先頭から2枚目と3枚目の光ディスク108の搬送待ちの間に1枚目の光ディスク108から再生するデータの部分を示す。データライブラリ装置101は光ディスク運搬装置106が、光ディスク108を1枚ずつ搬送する。1204の部分は、一塊に1枚目の光ディスクに記録する。
1204の部分は、1枚目の光ディスク108を搬送しデータ記録再生装置109〜111にて再生可能となってから、2枚目の光ディスク108を搬送しデータ記録再生装置109〜111にて再生と可能となるまでの間に、1枚目の光ディスク108からデータ再生可能な容量分であり、前記数式c=d×x×Σn等を用いて容量が算出される。2枚目以降の光ディスク108の搬送完了を待たずに、先行して1枚目の光ディスクを再生することで、コントローラ122へ早期にデータ送信が可能となり、データアーカイブシステムの再生応答の高速化が可能である。
1205の部分は、2枚目の光ディスク108を搬送しデータ記録再生装置109〜111にて再生可能となってから、3枚目の光ディスク108を搬送しデータ記録再生装置109〜111にて再生と可能となるまでの間に、1枚目と2枚目の光ディスク108からデータ再生可能な容量分であり、前記数式c=d×x×Σn等を用いて容量が算出される。3枚目の光ディスク108の搬送完了を待たずに、先行して1枚目と2枚目の光ディスクを再生することで、コントローラ122へ早期にデータ送信が可能となり、データアーカイブシステムの再生応答の高速化が可能である。
1205の部分は、1枚目と2枚目の光ディスクにデータを分割して分散記録されるが、該部分を2分割にするとは限らず、分割後の容量が読み込み時に分散読み込みをするのに都合の良い容量になるように、分割すればよい。
図12では、例として、1205の部分を12分割しているが、12分割でなくてもよく、メモリ105やメモリ302の容量に応じて、変更しても良い。光ディスク108の搬送時間に再生可能な容量を1GBとすると、図12の1204の部分の容量は1GBである。前記搬送時間は、光ディスク108をデータ記録再生装置109〜111まで搬送し終えた時点から、光ディスク運搬装置106が前記とは別の光ディスク108を光ディスク格納装置107からデータ記録再生装置109〜111まで搬送して、データ記録再生装置109〜111が該別の光ディスクの再生開始可能になるまでの時間である。前記再生可能な容量は、前記搬送時間中にデータ記録再生装置109〜111が該光ディスクから再生可能な容量である。
例えば1204の部分が1GBであると、1205の部分は2GBで、1205の部分を12分割とすると、約171MB単位に分割される。
図12では、再生が高速となるように、1204の部分は2枚目が搬送して再生可能となるまでの時間に、1枚目から再生可能な容量としたが、記録が高速となるように、1204の部分は2枚目が搬送して記録可能となるまでの時間に、記録可能な容量としても良い。
同じく1205の部分は、3枚目が搬送して再生可能となるまでの時間に、1枚目と2枚目から再生可能な容量としたが、記録が高速となるように、1204の部分は3枚目が搬送して記録可能となるまでの時間に、1枚目と2枚目から記録可能な容量としても良い。
再生する際は、1枚目と2枚目の光ディスクから約171MBずつ読み出して、2枚分を合わせて約170MBにして、本発明のアーカイブシステムのコントローラ122が該システム外へデータを転送する。前記転送中に、次のデータを、同様に、1枚目と2枚目の光ディスクから約171MBずつ読み出す。
前記再生の際は、転送中に次のデータを読み出すので、少なくとも340MBのバッファメモリが、アーカイブシステム上に必要となる。一方で、前記例では1205の部分を12分割としたが、4分割としていた場合は、再生の際に少なくとも1GBのバッファメモリが必要となり、1205の部分の分割数を大きくすることで、再生の際に必要となるバッファメモリを減らすことが出来る。
1206の部分は、3枚目の光ディスク108を搬送しデータ記録再生装置109〜111にて再生可能となってから、1枚目と2枚目と3枚目の光ディスク108からデータ再生することで、1枚と比べて3倍の速度でデータ再生が可能となり、データアーカイブシステムの再生速度の高速化が可能である。1206の部分は、少なくとも3分割にして、1枚目と2枚目と3枚目の光ディスク108に記録すべきであるが、1205の部分と同様に、より多い分割数で分割することで、再生の際に必要となるバッファメモリを抑制すべきである。
図12においては、1204の部分の容量を1GBとして、また1205と1206の部分を約171MB単位で分割するとして、データから先頭の1204の部分を1GBだけ、その後約171MB毎分割して、データを合計31分割し、1204の部分と1205の分割された内、偶数番目の部分の6個と、1206の分割された内、3の倍数番目の6個データを1枚目の光ディスク108に記録する。
また、1205の分割された内、奇数番の部分の6個と、1206の分割された内、2番目とそれ以降3つ置き部分の6個のデータを2枚目の光ディスク108に記録する。残りのデータは3枚面の光ディスクに記録する。
前記では、光ディスク搬送装置106が光ディスク108を1枚ずつ搬送するとしたが、2枚以上を同時搬送可能な装置としてもよく、その場合は前記数式で表した、分散数とデータ容量と搬送時間とデータ記録再生装置109〜111の再生速度の関係が、同時搬送可能な枚数をmとして、データの容量cは、光ディスク108をデータ記録再生装置109〜111へ、光ディスク運搬装置106が搬送する時間dに、データ記録再生装置109〜111の再生速度xにより、搬送時間d経過する毎にm台ずつ搬送完了して再生可能となって増えるデータ記録再生装置109〜111で再生可能な容量に相当するという関係がある。前記関係を数式で表すと、分散数nとして、c=d×x×m×Σ(n/m)である。
前記おいて、c=d×x×m×Σ(n/m)のmやnは自然数である。分散数を決めるアルゴリズムは、データ容量に対して、閾値を設けて判定すればよい。例えば、m=1として、閾値1未満は1枚の光ディスク108に記録し、閾値1以上で閾値2未満であれば2枚の光ディスク108に記録し、閾値2以上であれば3枚の光ディスク108に記録する。前記閾値1はc=d×x×Σnをn=1を代入し得られるcである。前記閾値2はc=d×x×Σnにn=2を代入して得られるcである。前記閾値3はc=d×x×Σnにn=3を代入して得られるcである。
言い換えると、3台のデータ記録再生装置を備えるデータライブラリ装置101では、前記搬送時間に前記再生速度で再生可能な容量をaとして、データ容量がa未満のデータは分散数1、データ容量が2a未満のデータは分散数2、それ以上データは分散数3とすればよい。
前記では、データ容量がa以下のデータは分散数1、データ容量が3a以下のデータは分散数2、それより大きいデータは分散数3としたが、異なるデータを並列して再生する可能性の高い場合は、任意のオフセット容量をbとして、データ容量がa+b以下のデータは分散数1、データ容量が3a+b以下のデータは分散数2、それより大きいデータは分散数3と、データ容量の閾値を大きくして、より容量の大きいデータまで、分散数を抑制して、異なるデータを並列して再生しやすくしてもよい。
また前記では、複数の光ディスク108に分散するか判定する閾値を別途設けて、例えば前記aの10倍の容量までは、複数の光ディスク108に分散せず記録してもよい。
S802はデータライブラリ装置と光ディスク格納装置を選択する処理で、分散数だけの枚数の、データを記録するために予約状態とする光ディスク108を、どのデータライブラリ装置101のどの光ディスク格納装置107から選択するのかを決定する。データライブラリ装置101はコントローラ122に初めて接続された順序で順序付けて管理テーブル311のライブラリ管理用テーブルに登録される。前記ライブラリ管理用テーブルは、データアーカイブシステムに接続されたデータライブラリ装置を管理するデータベーステーブルで、データライブラリIDと、IPアドレスがデータライブラリ装置毎に記録される。
データライブラリ装置と光ディスク格納装置の選択S802においては、データライブラリ装置101の、前記ライブラリ管理用テーブルの登録の昇順に、前記データライブラリ装置101が格納する光ディスク格納装置107の格納する光ディスク108の、ディスクテーブル1000に登録された状態1008が未記録のものが前記分散数以上存在するか確認し、前記存在するデータライブラリ装置101とディスク格納装置107を選択する。
S803は、光ディスクを予約する処理で、S802で選択したデータライブラリ装置101とディスク格納装置107に格納している光ディスク108を、ディスクテーブル1000に登録された状態1008が未記録のものを、前記分散数だけ状態1008を予約に変更して、データを記録する光ディスク108を選択する。前記選択の結果は、ディスクテーブル1000に記録される。
図10はディスクテーブルを示す図で、ディスクテーブル1000は、光ディスク108の1枚ごとに、ディスクID1001、データライブラリID1002、光ディスク格納部ID1003、現在位置1004、格納位置1005、残容量1006、データ数1007、状態1008の情報が記録されるデータベーステーブルである。
前記テーブル1000は、本発明のデータアーカイブシステムに、光ディスク格納装置が初めて接続された際や、一旦別のデータアーカイブシステムに接続された後に再度接続された際に、該光ディスク格納装置が格納する光ディスク108の情報が登録や更新される。また、光ディスク108をデータ記録再生装置109〜111と光ディスク格納装置107との間を移動させられた際や、光ディスク108の残容量1006やデータ数1007や状態1008に変更があった際にも更新される。
1001はディスクIDであり、光ディスク108の一枚一枚を識別するための文字列や数字である。前記IDは、光ディスク108の製造時に記録された個体識別可能なIDそのままか、それに基づいて生成されるか、或いは本発明のデータアーカイブシステムが独自に決めるIDである。
1002はデータライブラリIDであり、データライブラリ101を識別するためのIDであり、ディスクテーブル1000では、同じ行の光ディスク108が入っているデータライブラリ101のデータライブラリIDが記録される。
1003は光ディスク格納部IDであり、光ディスク格納部107を識別する文字列や数字である。前記IDは、光ディスク格納部107に付属する記憶装置112内に、光ディスク格納装置107が製造や出荷前に決定され記録される。前記IDはデータベーステーブルに登録や更新される際は、CPU102が記憶装置112から読み取られる。
1004は現在位置を示すもので、同じ行の光ディスク108が現在ある位置のデータ記録再生装置109〜111や光ディスク格納装置107内のアドレスである文字列や数字が記録される。
1005は格納位置を示すもので、同じ行の光ディスク108が格納されるべき光ディスク格納装置107内のアドレスである文字列や数字が記録される。前記格納位置は、光ディスク108は出荷時に格納された光ディスク格納装置107内の位置である。
特定の位置を格納位置として記憶することで、停電やネットワーク障害で、コントローラ122とデータライブラリ装置101が切断状態となり、データライブラリ装置101がコントローラ122に光ディスク108の位置情報を通知不能な状態でも、装置の破損を防ぐため、データライブラリ装置101が搬送途中の光ディスク101を元の位置に戻せば、コントローラ122が光ディスク108を見失うことが無い。
前記において、出荷時に格納された位置を、格納位置1005とするとしたが、光ディスクの廃棄や、端末120等から、ユーザ要求として格納位置1005の変更を命ぜられた場合等は、格納位置1005は出荷時に格納された位置から変更される。また、光ディスク108の搬送要求の頻度に応じて並び替えるため、格納位置1005が変更されることもある。
1006は残容量で、同じ行の光ディスク108に割り当てられたデータの総容量分だけ、光ディスク108の全容量から引かれた数値が記録される。尚、前記割り当ては、光ディスク108に物理的にデータが記録された場合の容量ではなく、物理的にデータを記録開始する前に、仮想的に割り当てを行う処理である。但し、割り当て処理を、物理的な記録処理を伴うものとするか、仮想的な割り当てを行う処理とするかは、変更することが可能であり、データアーカイブシステムでどちらかに予め定められる。
前記割り当てが物理的な記録処理を伴う場合は、図7に示したフローにおいて、光ディスクを割り当てS702〜光ディスクに記録S703をデータごとに繰り返し行う。この場合は、データが光ディスク108に逐次記録されるので、光ディスク108にデータが記録されるのが早く、突如光ディスク108をシステム外部に取り出したい際に、未記録データの書き出し処理を待つ時間が最小限に済む。
一方で、前記割り当てを、仮想的に行う場合は、図7に示したフローにおいて、全データの光ディスクを割り当てS702を行った後に、光ディスクに記録S703を行う。この場合は、光ディスク108にデータをまとめて書き込むため、データ記録再生装置109〜111が、記録のために特定の光ディスク108に専有される時間が短く済み、再生要求など、記録以外の目的でデータ記録再生装置109〜111を効率的に利用できる。
1007はデータ数で、前記割り当てにて、同じ行の光ディスク108に割り当てられたデータの総数が記録される。本発明のデータアーカイブシステムは、1枚の光ディスク108に記録するデータ数に上限を設けることで、記録と再生の時に各データを検索するために掛かる時間を一定以内として、データの記録または再生の速度を一定以上にする。
1008は状態で、同じ行の光ディスク108の状態が記録される。前記状態1008は、未記録、予約、記録中、記録失敗、検査中、検査失敗、記録完了、再生中、オフラインのどれかが記録される。前記未記録は、同じ行の光ディスク108が新品で、データを記録可能であることを示す。前記予約は、同じ行の光ディスク108が前記割り当て処理のため、予約されたことを示す。前記記録中は、前記割り当て処理が終わり、実際にデータ記録再生装置109〜111により、光ディスク108にデータ記録中であることを示す。
前記記録失敗は、データ記録再生装置109〜111で、光ディスク108のデータ記録中に、記録失敗をしたことを示す。前記検査中は、データ記録再生装置109〜111による検査の最中であることを示す。前記検査失敗は、データ記録再生装置109〜111で、光ディスク108のデータ検査中に、記録品質か、データの再生に異常があり、検査に失敗したことを示す。
前記記録完了は、前記記録と検査が正常に終了したことを示す。前記再生中は、データ記録再生装置109〜111で、光ディスク108のデータ再生中であることを示す。前記オフラインは、光ディスク108がデータアーカイブシステム上から取り外され、オフライン状態であることを示す。
光ディスク108を管理するディスクテーブル1000は、光ディスク108の各種情報を管理することで、データアーカイブシステムが、光ディスクへの記録や再生をデータライブラリ装置にさせる際に、光ディスクを選択するために用いられる。
S804は、複数枚に分散するかの判定処理で、分散数が1の場合はS805へ進み、それ以外の場合はS808へ進む。
S805は、データ容量が閾値以上か判定する処理で、データ容量が閾値以上の場合はS807へ進み、それ以外の場合はS806へ進む。前記閾値は、光ディスク108の容量に対して、十分に0.01%程度以下の容量として、光ディスク108の残容量は大きく変化させずに、光ディスク108に記録できるデータの上限にたいしてデータ数の余裕のある光ディスク108を選択して、光ディスク108を万遍なく記録するために行う。
前記閾値は、データアーカイブシステムが1枚の光ディスク108に記録できるデータ数の上限で光ディスク108の容量を割った数値程度がよい。
S806は、データ数が少ない光ディスク108を選択する処理で、予めあるいは光ディスクを予約S803で予約した光ディスク108の内、ディスクテーブル1000のデータ数1007が最も少ない光ディスク108を選択する。
S807は、残容量が大きい光ディスクにデータを追加する処理で、予めあるいは光ディスクを予約S803で予約された光ディスク108の内、ディスクテーブル1000の残容量1006が最も大きい光ディスク108を選択する。前記残容量が大きい光ディスクにデータを追加S807を行うことで、光ディスク108を満遍なく記録することが出来る。
S808は、残容量が大きい光ディスクから順にデータを追加する処理で、ディスクテーブル1000の状態1008が予約であるものの中で、ディスクテーブル1000の残容量1006が大きい光ディスク108から順に、図12で説明する分割方法の1枚目、2枚目、3枚目に定めて、分割されたデータを追加し、分割ファイルテーブル1100に該光ディスク108と該分割データの情報を記録する。前記は3枚目へ分散する場合のみ記載したが、3枚に限るものではなく、4枚以上の光ディスクへの分散記録をして、より高速な記録再生を実現しても良い。
前記追加した結果は分割ファイルテーブル1100に記録される。ただしデータアーカイブシステムがデータをファイル以外の単位で扱う場合は、ファイル名やファイルパスが無い別のテーブルに追加すればよい。
S809は、残容量不足か判定する処理で、該当する光ディスク108の残容量1006が、該光ディスクに記録する分割データの総容量よりも小さい場合にS811に進み、それ以外の場合はS810へ進む。
S810は分割されたデータの部分が全て追加完了したか判断する処理で、完了の場合は終了し、未完了の場合はS808へ進む。S811は、分散数を変更する処理で、分散数に設定し直し、S808での光ディスク108へのデータの追加をキャンセルする。前記キャンセルでは、現在処理しているデータに関する分割ファイルテーブル1100の情報を、分割ファイルテーブル1100から削除する。
前記分散数を変更するS811により、予約された光ディスク108の一部の光ディスク108の残容量が不足した場合は、分散数が減し容量不足した光ディスク108を除くことで、データを該光ディスク108以外の予約された光ディスク108に記録ができる。また、分散数が前記予約された光ディスク108の数よりも少なく、前記予約された光ディスク108が全体的に容量不足の際は、分散数が増やされることで、1枚当たりの光ディスク108に記録されるデータ容量が減り、前記予約された光ディスク108の残容量に記録ができる。
図11は分割ファイルテーブルの一例を示す図であり、FileName_03というファイル名のファイルデータを、少なくとも1GBと171MBの2つに分割してDisc21とDisc22という光ディスクIDにそれぞれ記録する割り当てがされた状態を示す。尚図中省略されている部分にも、実際には分割された情報の全てが記録される。実施例の他においては、データの単位は、ブロックなのかファイルなのか、または別に管理された単位なのか、本発明は問わないが、図11においては、便宜上、データの単位はファイルとして、データはファイルシステム上で管理されることとする。
また、本発明では、例えば複数のハードディスクドライブをRAIDで束ね、1つのブロック空間として、該1つのブロック空間上にファイルシステムを構成することで実現する、複数の記録媒体への分散記録再生と違い、ブロック、ファイル、その他の管理されたデータの単位で、複数の記録媒体へ分散記録再生する。
本発明では、例えばファイルデータ単位で複数媒体へ記録再生する際は、前記RAIDの例とは異なり、記録媒体をブロック空間として1つにまとめることはせず、記録媒体毎に、ファイルシステムを構成し、各記録媒体のファイルシステムに、ファイルを分割することで、分散記録を行う。
つまり、図12の例を用いて説明すると、合計31個の分割ファイルを、3枚の光ディスク108へ記録し、1枚目の光ディスクのファイルシステムに合計13個の分割ファイルが記録され、2枚目の光ディスクのファイルシステムに合計12個の分割ファイルが記録され、3枚目の光ディスクのファイルシステムに合計6個の分割ファイルが記録される。
1100は分割ファイルテーブルで、データID1101、所有者ID1102、データサイズ1103、光ディスクID1104、光ディスク格納装置ID1105、分割ID1106、ファイル名1111、ファイルパス1112、タイムスタンプ情報1113、ディスク上の位置情報1114の情報が記録されるデータベースの分割ファイルの情報を管理するテーブルである。
1101はデータIDであり、データを識別するための文字列や数字である。前記IDはアーカイブシステムにファイルデータが格納される際に付けられる。データ固有のものであれば、どの様に付けても良いが、例えば数字のみなど、容量の少ない情報であれば、分割ファイルテーブル1100に係る処理が軽快となり、都合が良い。
1102は所有者IDであり、同じ行のファイルの所有者を示すIDである。前記ファイルデータがデータアーカイブシステムに格納される際に、該システムに該ファイルデータを格納したユーザの
UserID(UID)等が記録される。前記ユーザではなく、ユーザが指定したUIDを記録しても良い。
1103はデータサイズで、同じ行のファイルデータの同じ行の分割ID1106の、分割ファイルデータの容量が記録される。1104は、光ディスクIDで、同じ行が示す分割ファイルデータを記録する光ディスク108の、光ディスクIDが記録される。光ディスクIDは、光ディスク108を識別するためのIDである。1105は光ディスク格納装置IDで、前記光ディスク108が格納される光ディスク格納装置107を識別するIDが記録される。
1106は分割IDであり、同じ行のファイルデータを分割した際に付けられる、該ファイルデータ内で、分割ファイルデータを識別するためのIDである。前記分割IDは、ファイルデータの先頭から順番に付けられて、同じ行の分割データがファイルデータの先頭から何番目の分割ファイルデータであるか分かる。
図11の分割ファイルテーブル1100には、オフセットの情報が無いが、分割ファイルデータの先頭が、ファイルデータの先頭から何バイト目なのかを示すオフセットを入れても良い。前記オフセットが無い場合は、データサイズ1103と分割ID1106からオフセットを割り出す。例えば、分割ID3の分割ファイルデータは、分割ID1と2のデータサイズを足したものがオフセットに相当する。
1111はファイル名であり、同じ行のデータIDが示すファイルデータのファイル名が記録される。ファイル名は、UTF−8などの文字コードでフォーマットの文字列や数字である。前記ファイル名1111の文字列のサイズは例えば255バイトに制限される。
文字列のサイズは、本発明のデータアーカイブシステムが接続される他のシステムや端末の環境に合わせればよく、必要であれば、255バイトよりも大きいものとしても良いが、前記他のシステムや前記端末が前記制限の異なる複数の環境の場合、制限される文字列サイズが大きいものが、異なる制限の文字列サイズが小さいものの制限を越えるサイズのファイルデータを、データアーカイブシステムに格納すると、該異なる制限の文字列サイズが小さいものから、該ファイルデータが読み出せなくなるため、どこからでも読み出せるように、最も小さいサイズに制限されるものと同じサイズに制限した方が良い。
1112はファイルパスで、同じ行のファイルデータの、データアーカイブシステム外に見せるファイルシステム上のファイルパスが記録される。前記ファイルシステムは、記録媒体上のファイルシステムと異なり、分割ファイルは、分割前のファイルデータとしてファイルを他のシステムや端末に見せる。
本発明のデータアーカイブシステムの外から分割されたファイルデータにアクセスされた場合は、分割ファイルテーブル1100を参照して、該当するファイルデータをファイル名とファイルパスをキーとして検索して、該当ファイルデータの全分割ファイルを読み出して、再生要求がファイルデータの先頭からであれば、分割ID1の分割ファイルデータからデータを読み出していく。前記再生要求が先頭からではなく、オフセット値を指定された場合は、該オフセット値以下で最大の分割IDの分割ファイルデータからデータ読み出していく。
1113は、タイムスタンプ情報で、本発明のデータアーカイブシステムの外からファイルデータの記録要求と共に受信するファイルデータの情報に含まれるタイムスタンプ情報が記録される。前記タイムスタンプ情報は、例えば、最終アクセス時刻や、最終修正時刻や、ファイル作成時刻等が含まれる。
1114は、ディスク上の位置情報で、同じ行の分割ファイルデータが記録される、光ディスク108上の位置情報が記載される。光ディスク108上は、ファイルシステムがあるので、ファイル名とファイルパスのみで、該当分割ファイルを特定可能であるが、例えば光ディスク108上のファイルシステムが読み込み出来ない障害が発生した場合や、性能の問題がある場合など、光ディスク108のファイルシステムからファイルデータを読み出さない場合に、光ディスク108上の位置情報を使い該当分割ファイルデータを読み出せる。
光ディスクに記録S703では、データアーカイブシステムが、各データ容量が光ディスク108の容量よりも十分小さく、複数のデータを同じ光ディスク108に記録する場合は、分割ファイルテーブル1100に従い、ディスクテーブル1000の残容量1006が任意の閾値以下となったものや、データ数が任意の閾値以上となった光ディスク108を記録する。
分割ファイルテーブル1100は、分割ファイルデータについて記録されるが、テーブルのサイズを削減するために、データ毎に分割記録される光ディスクの枚数分だけ記録しても良く、その場合はどの様に分割したかの情報も記録される。例えば図12のように分散記録される場合は、1204の部分のサイズと、1205と1206の分割サイズも併せて記録される。
分割ファイルテーブル1100は、分割されたデータのみ記録されるとしたが、データアーカイブシステムが記録するデータの総容量が少ない場合は、全データについても記録しても良い。
光ディスクに記録S703では、データアーカイブシステムが、1つのデータを複数の光ディスク108に分散して記録する場合は、図9のフローに従いデータを光ディスク108に記録する。図9のフローは、分割ファイルテーブル1100に従い、ディスクテーブル1000の残容量1006が任意の閾値以下となったものや、データ数が任意の閾値以上となった光ディスク108を記録するが、データの先頭を記録する光ディスク108から記録を開始し、その後記録開始する順序はデータの順序に従う。
前記順序に従うことで、記録対象のデータを、光ディスク108の搬送時間を含めて、高速に記録することが可能である。
図9は光ディスクへのデータ記録のフローチャートで、記録対象の光ディスク108が全て光ディスク格納装置107に格納された状態で、単体のデータを記録する場合のフローチャートである。S901は1枚目の光ディスクを搬送する処理で、光ディスクを予約S803で予約した光ディスク108の1つが、光ディスク格納装置107からデータ記録再生装置109〜111へ移動される。
S902は、データの先頭を記録する処理で、1枚目の光ディスクを搬送S901にて搬送した光ディスク108への記録を開始する。データの先頭を記録S902は記録開始する処理であり、前記記録中に2枚目の光ディスクを搬送S904も平行して行う。
S903、S906は、更にデータが残っているか判定する処理でS902、S905の記録が完了した時点で、更にデータが残っているか判定して、データが残っている場合はS904、S907へそれぞれ進み、それ以外の場合は終了する。
上記判定においては、前記数式c=d×x×m×Σ(n/m)を用いて、閾値を2つ設定して、S903では1番目の該閾値よりも容量が大きいデータはS904に進み、そうではない場合は終了する。同様にS906では2番目の前記閾値よりも容量が大きいデータはS907に進み、そうでない場合は終了する。
S904は2枚目の光ディスクを搬送する処理で、光ディスクを予約S803で予約した光ディスク108の1つが、光ディスク格納装置107からデータ記録再生装置109〜111へ移動される。
S907は3枚目の光ディスクを搬送する処理で、光ディスクを予約S803で予約した光ディスク108の1つが、光ディスク格納装置107からデータ記録再生装置109〜111へ移動される。
S905、S908は、それぞれ、1枚目〜2枚目、1枚目〜3枚目にデータの続きの記録を開始する処理である。
光ディスクに記録S703では、光ディスク108へデータを記録完了すると、コントローラ122はハードディスク117に記録してある該データを削除し、代わりにスタブファイルを作成する。前記スタブファイルには、データID,所有者ID、データサイズ、データが記録された光ディスクID、光ディスク格納装置ID、ディスク上の位置情報が記録され、データがファイルデータの場合はファイル名とファイルパスは元のファイルデータを踏襲してファイルシステム上に記録される。
前記光ディスクIDと光ディスク格納装置IDとディスク上の位置情報は、分割されたデータの場合は、全分割ファイルだけ、データの順序順に複数記録される。前記複数の光ディスクIDと光ディスク格納装置IDとディスク上の位置情報は、分割データ分作成する必要も無く、分散記録された光ディスクの枚数分である分散数だけ記録しても良く、その場合はデータをどの様に分割したのかの情報もスタブファイルに記録される。
上記では、全ての光ディスクの搬送を待たずして、搬送された光ディスクから順に記録を開始したが、全ての光ディスクの搬送を待ってから、一斉に記録を開始してもよい。一斉に記録開始することで、光ディスクの順序がなくなり、搬送のし易い順序で搬送すればよく、総合的にかかる記録時間や再生時間の短縮が可能になる場合がある。
例えば図12のようにデータを分割した場合は、1204のサイズと1205と1206の部分を分割したサイズも記録される。前記ファイルパスは、データとスタブファイルとで、異なるファイルシステムや、ルートディレクトリに格納される。それにより、データとスタブファイルを区別することが出来る。
本発明のデータアーカイブシステムの外には、データ削除されスタブファイルが作られたデータを、あたかも元通り存在するように見せる。
本発明のデータアーカイブシステムが、システム外からあるデータの再生要求を受信した場合、データアーカイブシステムの何処にも該データが記録されていない場合はエラーを返し、ハードディスク117に記録されている場合は、ハードディスク117から該データを再生し、光ディスク108に記録されている場合は、光ディスク108から該データを再生する。ハードディスク117と光ディスク108の両方に、前記データが記録されている場合は、該データがより高速に読み出せる方または、両方からデータを再生する。
例えば、光ディスク108の3枚に分散されて記録されたデータを再生する際に、光ディスク1083枚から並列でデータ再生した方がハードディスク117からデータ再生するよりも高速な場合は、光ディスク108を搬送している最中はハードディスク117からデータを再生して、光ディスク108の搬送が完了したら、光ディスク108からのデータ再生に切り替えれば良い。
前記ハードディスク117からのデータ削除において、データの先頭から光ディスク108を搬送する時間で再生可能な容量だけをハードディスク117に残して、その他の部分のみ削除しても良い。
図13は、本発明のデータアーカイブシステムが、光ディスク108に格納されたデータを再生して、システム外に送信するフローである。S1301はシステム外から受けた再生要求に含まれるデータが記録された光ディスク108を選択する処理で、前記スタブファイルから光ディスクIDを読み出す。光ディスクIDが複数ある場合は、分割ファイルテーブル1100を参照して、分割ID順の光ディスクIDを取得しても良い。S1301では、光ディスクIDの他、ディスク上の位置情報も取得しても良く、その場合はS1302で光ディスク上のファイルシステムを使わずに直接データを再生できる。
S1302は光ディスクからデータを再生する処理で、S1301にて取得した光ディスクIDの光ディスク108からデータを再生する。光ディスクからデータを再生S1302は、図14のフローに従い処理をする。一度に再生が完了しない容量の大きなデータでは、S1302での再生処理が終わりS1303でシステム外にデータを送信する間に、S1302で次のデータ再生をして、再生時間の短縮をすれば良い。
S1303は、システム外にデータを送信する処理で、データの再生要求のあったシステム外に、光ディスク108から再生したデータを順次送信する。S1304は更に再生するデータが残っているか判定する処理で、残っている場合はS1302に戻り処理を続け、そうでない場合は処理を終了する。
図14は光ディスク108からデータを再生する処理のフローである。S1401、S1404、S1407はそれぞれ、1枚目、2枚目、3枚目の光ディスク108を光ディスク格納装置107からデータ記録再生装置109〜111へ搬送をする処理である。
S1401、S1404、S1407では、搬送ディスクを、ファイルテーブル1100を検索して、ファイル名1111が、再生するデータと一致し、且つ分割ID1106のそれぞれ、1、2、3の光ディスクID1104を選び出し、該選び出された光ディスクID1104の光ディスク108を搬送する。
S1402は、1枚目の光ディスク108からデータの先頭の再生を開始する処理である。S1405、S1408はそれぞれ、1枚目と2枚目、1枚目と2枚目と3枚目から、データの続きの再生を開始する。
S1403、S1406はそれぞれ、S1402、S1405にて開始した再生処理が、S1404、S1407の光ディスク108の搬送の間に再生した後に、更に再生するデータが残っているのかを判定する処理で、残る場合はそれぞれ、S1404、S1407へ進み、そうでない場合は処理を終了する。
S1404やS1407の光ディスク108の搬送中も、S1402、S1405で開始した再生処理を並列で行う。また、図14の処理を終了する際、S1402、S1405、S1408で開始した再生処理で再生するデータが残っている場合は、再生の完了を待って処理を終了する。
上記においては、光ディスク108の搬送が完了してから、再生したが、例えば、データの先頭部分をハードディスク117に格納しておき、光ディスク108の搬送中は、ハードディスク117からデータを再生して、光ディスク108の搬送後は、光ディスクからデータを再生して、データのアクセス性を向上させてもよい。
また、上記ハードディスク117からもデータ再生をする際は、再生の頻度が高いものを、データ再生時に外部へデータ送信すると共にハードディスクにも格納して、次回からの再生要求にはハードディスク117からデータ再生するようにして、アクセス性能を向上してもよい。
上記では、全ての光ディスクの搬送を待たずして、搬送された光ディスクから順に再生を開始したが、全ての光ディスクの搬送を待ってから、一斉に生成を開始してもよい。一斉に再生開始することで、光ディスクの順序がなくなり、搬送のし易い順序で搬送すればよく、総合的にかかる再生時間の短縮が可能になる場合がある。
図15は本発明の装置において、ファイルとしてデータを光ディスクに記録した際の、該光ディスク内のデータフォーマットのスタックモデルを示す図である。
本実施例ではコントローラ122のファイルシステム管理部1512上の記録データ1513のサイズをみて分割するか、分割しないかを切り替えて動作を行う。ファイルシステム管理部1512はNetwork Attached Storage(NAS)などである
記録データ1506〜1511は、記録データ1513を本装置で分割し、分散され、光ディスクに記録されたデータを示す。本実施例では、ファイルシステム変換部1501上に、元のデータを複数の媒体に分散して記録する。各光ディスク上のファイルシステム変換部1501には、分割されたデータが、分散記録される。
上記記録データ1506〜1511は、ファイルシステム変換部1501上に記録するので、ファイルとして記録される。
ファイルシステム変換部1501は、ボリューム1602上に記録する。この時、ファイルシステム変換部1501を通じて記録データ1506〜1511はブロックサイズに変換される。ファイルシステム変換部1501はUniversal Disk Format(UDF)などである。
ボリューム1502は、本発明の装置が一枚または複数枚の光ディスクに記録するデータセットをまとめる単位で、光ディスクの論理アドレス空間1503上に配置される。
論理アドレス空間1503は、光ディスク上の論理アドレス空間で、データ記録再生装置が接続されるものに、ATAPIコマンドなどで、記録場所を指定させるため提供するものである。論理アドレス空間は、光ディスクの物理ディスク1504、1505上に配置され、データ記録再生装置内部で使用する管理領域を除いた、ユーザデータ空間である。
物理ディスク1504、1505は、光ディスク自体で、光ディスクは、物理アドレス空間を持ち、論理アドレス空間1503を内包する。
また上記においてはファイルシステム1501変換部にファイルとして記録しブロックに変換するとしたが、ファイルシステム管理部1512にその機能を持たせた図16の構成をとっても良い。つまりファイルシステム制御部1601にて分割・分散を行うと同時にファイルをブロックに変換し、ボリュームに記録を行う。この場合だと、ファイルシステム変換部1501は必要なく、全てファイルシステム制御部1601で処理できる。1602〜1607は、ブロックデータであり、ボリューム1502上に記録される。
1608は、ブロックインターフェースであり、上位からブロックデータを受け取り、ボリューム1502上にブロックデータを記録する。前記ブロックインターフェースは、例えば iSCSI(Internet Small Computer System Interface)である。
上記の構成によると、データを分割、分散し光ディスクにブロック単位で記録できるため、ブロックインターフェースが要求された時に対応できる。
また、上記においては、図15のスタックモデルを採るとしたが、図17の様に、ファイルシステム1701、論理ボリューム1702、ボリュームグループ1703、物理ボリューム1704、論理ユニット1705、RAIDグループ1706、物理ディスク1707の構成をとっても良い。
RAIDグループ1706や1702〜1704の構成を取り入れることで、複数の物理ディスクを束ねて、更に高速なデータ書き込みや再生が可能となる。
本発明は上記した実施例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、上記した実施例は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施例の構成の一部を他の実施例の構成に置き換えることが可能であり、また、ある実施例の構成に他の実施例の構成を加えることも可能である。また、各実施例の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。
また、上記の各構成、機能、処理部、処理手段等は、それらの一部又は全部を、例えば集積回路で設計する等によりハードウェアで実現してもよい。また、上記の各構成、機能等は、プロセッサがそれぞれの機能を実現するプログラムを解釈し、実行することによりソフトウェアで実現してもよい。各機能を実現するプログラム、テーブル、ファイル等の情報は、メモリや、ハードディスク、SSD(Solid State Drive)等の記録装置、または、ICカード、SDカード、DVD等の記録媒体に置くことができる。
また、制御線や情報線は説明上必要と考えられるものを示しており、製品上必ずしも全ての制御線や情報線を示しているとは限らない。実際には殆ど全ての構成が相互に接続されていると考えてもよい。
101…データライブラリ装置、102…CPU、103…ユーザI/F部、104…情報表示部、105…メモリ、106…光ディスク運搬装置、107…光ディスク格納装置、108…光ディスク、109、110、111…データ記録再生装置、112…記憶装置、113…光ディスク格納装置着脱検出部、114…扉開閉検出部、115…サーバ、116…ネットワーク、117…ハードディスク、118…表示装置、119…コントローラI/F部、120…端末、121…認証処理部、122…コントローラ、1000…ディスクテーブル、1100…分割ファイルテーブル

Claims (18)

  1. ライブラリ装置と、前記ライブラリ装置と接続されたコントローラを備えるデータアーカイブシステムにおいて、
    前記ライブラリ装置は、
    記録媒体が複数枚格納可能な記録媒体格納部と、
    前記記録媒体に対してデータの記録または再生可能な複数の記録再生部と、
    前記記録媒体格納部と前記記録再生部の間で前記記録媒体を運搬可能な記録媒体運搬部と、
    前記ライブラリ装置の動作を制御するライブラリ装置制御部と、
    前記コントローラと記録命令または再生命令またはデータを送受信可能なコントローラ通信部と、を備え、
    前記コントローラは、
    前記データアーカイブシステムの外部から記録命令、再生命令及びデータを送受信可能な外部通信部と、
    前記データライブラリ装置に記録命令、再生命令及びデータを送受信可能なライブラリ通信部と、
    前記コントローラの動作を制御するコントローラ制御部と、を備え、
    前記コントローラ制御部は
    データの容量に応じてデータを分割し、分割された前記データを前記複数の記録媒体に分散して記録するよう前記記録再生部を制御することを特徴とするデータアーカイブシステム。
  2. 請求項1に記載のデータアーカイブシステムにおいて、
    前記コントローラ制御部は
    データの容量が所定量以上の場合に、該データを複数の記録媒体に分散して記録するよう前記記録再生部を制御することを特徴とするデータアーカイブシステム。
  3. 請求項1に記載のデータアーカイブシステムにおいて、
    前記コントローラ制御部は
    データの容量が所定量より小さい場合に、該データを1つの記録媒体に記録するよう前記記録再生部を制御することを特徴とするデータアーカイブシステム。
  4. 請求項1に記載のデータアーカイブシステムにおいて、
    データ記録再生部の数をM個(M≦2)とし、
    記録媒体運搬部により運搬可能な記録媒体記録媒体の数をN個(2≦N<M)とし、
    N個の前記記録再生部がN個の記録媒体から同時にデータを再生可能なデータ容量をC1として、
    前記コントローラ制御部は
    前記データアーカイブシステムの外部から外部通信部を介して受信されたデータの容量が、
    C1より小さい場合は、当該データをN個の前記記録媒体に分散して記録するよう前記記録再生部を制御し、
    C1より大きい場合は、データの先頭から容量C1に相当する箇所をN個の前記記録媒体に分散して記録し、データの該箇所以降の箇所をN個より多い前記記録媒体に分散して記録するよう前記記録再生部を制御することを特徴とするデータアーカイブシステム。
  5. 請求項4に記載のデータアーカイブシステムにおいて、
    前記記録再生部に記録媒体が挿入されてから記録または再生開始可能になるまでの時間を時間S1 とし、
    N個の記録媒体を記録媒体運搬部が運搬する時間を時間S2とし、
    前記時間S1に前記時間S2を加えた程度の時間に、N個の前記記録再生部がN個の記録媒体から同時にデータを再生可能なデータ容量をC1とすることを特徴とするデータアーカイブシステム。
  6. 請求項1のデータアーカイブシステムにおいて、
    前記コントローラ制御部は
    データの先頭から順に、徐々に増える分散数に応じて、複数の記録媒体にデータを分散して記録するよう前記記録再生部を制御することを特徴とするデータアーカイブシステム。
  7. ライブラリ装置と、該ライブラリ装置と接続されたコントローラを備えるデータアーカイブシステムにおける記録方法において、
    前記ライブラリ装置は、
    記録媒体が複数枚格納可能な記録媒体格納部と、
    前記記録媒体に対してデータの記録または再生可能な複数の記録再生部と、
    前記記録媒体格納部から前記記録再生部へまたはその逆に、記録媒体を運搬可能な記録媒体運搬部と、
    前記ライブラリ装置の動作を制御するライブラリ装置制御部と、
    前記コントローラと記録命令、再生命令及びデータを送受信可能なコントローラ通信部を備え、
    前記コントローラは、
    前記データアーカイブシステムの外部から記録命令、再生命令及びデータを送受信可能な外部通信部と、
    前記ライブラリ装置に記録命令、再生命令及びデータを送受信可能なライブラリ通信部を備え、
    データの容量に応じて該データを複数の記録媒体に分散して記録することを特徴とする記録方法。
  8. 請求項7に記載の記録方法において、
    データの容量が所定量以上の場合に、該データを複数の記録媒体に分散して記録することを特徴とする記録方法。
  9. 請求項7に記載の記録方法において、
    データの容量が所定量より小さい場合に、該データを1つの記録媒体に記録することを特徴とする記録方法。
  10. 請求項7に記載の記録方法において、
    記録再生部の数をM個(M≦2)とし、
    記録媒体運搬部により運搬可能な記録媒体記録媒体の数をN個(2≦N<M)とし、
    N個の前記記録再生部がN個の記録媒体から同時にデータを再生可能なデータ容量をC1として、
    前記データアーカイブシステムの外部から外部通信部を介して受信されたデータの容量が、
    C1より小さい場合は、当該データをN個の前記記録媒体に分散して記録し、
    C1より大きい場合は、データの先頭から容量C1に相当する箇所をN個の前記記録媒体に分散して記録し、データの該箇所以降の箇所をN個より多い前記記録媒体に分散して記録することを特徴とする記録方法。
  11. 請求項10に記載の記録方法において、
    前記記録再生部に記録媒体が挿入されてから記録または再生開始可能になるまでの時間を時間S1とし、
    N個の記録媒体を記録媒体運搬部が運搬する時間を時間S2とし、
    前記時間S1に前記時間S2を加えた程度の時間に、N個の前記記録再生部がN個の記録媒体から同時にデータを再生可能なデータ容量をC1とすることを特徴とする記録方法。
  12. 請求項7に記載の記録方法において、
    データの先頭から順に、徐々に増える分散数に応じて、複数の記録媒体にデータを分散して記録することを特徴とする記録方法。
  13. 請求項7に記載の記録方法において、
    データを分散して記録する複数の記録媒体を記録媒体格納装部から前記記録再生部へ、複数回に別けて搬送する運搬部を備え、
    最初に搬送を終えた記録媒体にデータの先頭部分を記録し、データを分散記録する全ての記録媒体が搬送し終えてから該データの続く部分を複数の記録媒体に分散して記録することを特徴とする記録方法。
  14. 1つ以上のデータライブラリ装置と、該データライブラリ装置と接続されたコントローラを備えるデータアーカイブシステムにおける再生方法において、
    前記データライブラリ装置は、
    記録媒体が複数枚格納可能な記録媒体格納部と、
    前記記録媒体に対してデータの記録または再生可能な複数の記録再生部と、
    前記記録媒体格納部から前記記録再生部へまたはその逆に、記録媒体を運搬可能な記録媒体運搬部と、
    前記データライブラリ装置の動作を制御するデータライブラリ装置制御部と、
    前記コントローラと記録命令または再生命令またはデータを送受信可能なコントローラ通信部を備え、
    前記コントローラは、
    前記アーカイブシステムの外部から記録命令、再生命令及びデータを送受信可能な外部通信部と、
    前記データライブラリ装置に記録命令、再生命令及びデータを送受信可能なライブラリ通信部を備え、
    データの容量に応じて該データを複数の記録媒体から分散して再生することを特徴とする再生方法。
  15. 請求項14に記載の再生方法において、
    データの容量が所定量以上の場合に、該データを複数の記録媒体から分散して再生することを特徴とする再生方法。
  16. 請求項14に記載の再生方法において、
    データの容量が所定量より小さい場合に、該データを1つの記録媒体から再生することを特徴とする再生方法。
  17. 請求項14に記載の再生方法において、
    データの先頭から順に、徐々に増える分散数に応じて、複数の記録媒体からデータを分散して再生することを特徴とする再生方法。
  18. ライブラリ装置と、前記ライブラリ装置と接続されたコントローラを備えるデータアーカイブシステムであって、
    前記ライブラリ装置は、
    複数の記録媒体を格納可能な記録媒体格納部と、
    前記記録媒体に対してデータを記録及び再生する複数の記録再生部と、
    前記記録媒体格納部と前記記録再生部の間で前記記録媒体を搬送可能な記録媒体搬送部と、
    前記ライブラリ装置の動作を制御するライブラリ装置制御部と、
    前記コントローラと記録命令、再生命令及びデータを送受信するコントローラ通信部と、を備え、
    前記コントローラは、
    前記アーカイブシステムの外部から記録命令、再生命令及びデータを送受信する外部通信部と、
    前記データライブラリ装置に記録命令、再生命令及びデータを送受信するライブラリ通信部と、
    前記外部通信部で受信したファイルを所定のサイズのブロックに変換するファイルシステム制御部と、
    前記コントローラの動作を制御するコントローラ制御部と、を備え、
    前記コントローラ制御部は
    前記ファイルシステム制御部が前記外部通信部で受信したファイルの容量に応じて前記ファイルを分割し、分割された前記ファイルを前記所定のサイズのブロック単位に変換するよう制御し、
    前記データライブラリ装置制御部は、
    前記コントローラで分割された前記ファイルを複数の記録媒体に分散して前記所定のサイズのブロック単位で記録するよう複数の前記記録再生部を制御することを特徴とするデータアーカイブシステム。
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