JP2015140655A - 風力発電装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】漏出オイルや固形ごみが外部への飛散を防止し得る風力発電装置を提供する。
【解決手段】少なくとも一本のブレードと、前記少なくとも一本のブレードが取り付けられるハブ4を含み、回転可能に構成された回転部3と、前記ハブを貫通するように、前記ハブの回転中心軸に沿って延在する支持軸6を含む静止部5と、前記ハブより前方において前記静止部によって支持される機器と、前記機器からの漏出オイル又は固形ごみを受けるとともに、前記回転部に支持されて該回転部とともに回転するように構成された受け部50と、を備え、前記受け部は、前記機器の外周を覆う円筒部6aと、前記円筒部の両端部から径方向内側に延出した一対の隔壁部50b、50cと含み、前記漏出オイル又は前記固形ごみを保持するための保持空間100の少なくとも一部を形成するように構成される。
【選択図】図2

Description

本開示は、風力を受けて発電を行うように構成された風力発電装置に関する。
近年、地球環境の保全の観点から、風力を利用した風力発電装置が注目されている。風力発電装置は、一般に、複数のブレードがハブに取り付けられたロータを有する。ロータは、陸上又は洋上に立設されたタワー上に位置するナセルに搭載される。この種の風力発電装置では、ブレードが風を受けてロータが回転し、ロータの回転がナセル内に収納された発電機に伝達され、発電機において電力が生成されるようになっている。
このような風力発電装置においては、ナセルの小型化を図るために、従来はナセル内に配置されていた機器をハブの前方に配置した構成が知られている。例えば、特許文献1には、ハブの前方に増速機を配置した構成が記載されている。また、特許文献2には、ハブの前方に発電機を配置した構成が記載されている。
また、風力発電装置においては、主に防風雨や雷等からハブ周辺機器を保護したり、ハブ周辺機器のメンテナンス用のスペースを確保したりする目的から、ハブやハブ周辺機器を覆うカバーが設けられることが多い。例えば、特許文献3には、ハブ全体を覆うスピナー(カバー)を設けた風力発電装置の構成が記載されている。さらに、上述の特許文献1及び2においても、ハブ前方に設けられた機器を覆うようにカバーが設けられた構成が記載されている。
米国特許出願公開第2012/0294720号明細書 米国特許第8198749号明細書 米国特許出願公開第2011/0158818号明細書
ところで、上述したようにハブの前方に機器を配置した場合、ナセル内部に機器が配置されている場合に比べて、ハブ前方の機器から排出される漏出オイルや固形ごみの外部への飛散防止策の必要性が高い。
この点、ハブやハブ周辺機器を覆うカバーを設置すれば、ハブ前方の機器からの漏出オイルや固形ごみの飛散を一時的に防止することはできるかもしれないが、カバーはロータとともに回転するため液状の漏出オイルや微細な固形ごみをカバー内に留めておくことは難しい。そのため、風力発電装置の運転を継続するにつれて、漏出オイルや固形ごみが少なからず外部に飛散してしまう。
この点、特許文献1〜3には、ハブやその周辺機器をカバーで覆う構成は記載されているものの、ハブ前方の機器からの漏出オイルや固形ごみの外部への飛散防止に対する具体的な対策は記載されていない。
本発明の少なくとも一実施形態は、上述の事情に鑑み、漏出オイルや固形ごみの風力発電装置外部への飛散を防止し得る風力発電装置を提供することを目的とする。
本発明の少なくとも一実施形態に係る風力発電装置は、
少なくとも一本のブレードと、
前記少なくとも一本のブレードが取り付けられるハブを含み、該ハブと一体的に回転するように構成された回転部と、
前記ハブを貫通するように、前記ハブの回転中心軸に沿って延在する支持軸を含む静止部と、
前記ハブより前方において前記静止部によって支持される機器と、
前記機器からの漏出オイル又は固形ごみを受けるとともに、前記回転部に支持されて該回転部とともに回転するように構成された受け部と、を備え、
前記受け部は、前記機器の外周を覆う円筒部と、前記円筒部の両端部から径方向内側に延出した一対の隔壁部と含み、前記漏出オイル又は前記固形ごみを保持するための保持空間の少なくとも一部を形成するように構成されたことを特徴とする。
なお、本明細書における“前方”とは、ハブの回転中心軸の方向に対してハブ側を前方とし、ハブが支持されるナセル側を後方とした前後方向における前方のことである。ただし、この前後方向は必ずしも回転中心軸に平行な方向でなくともよい。また、本明細書における“円筒部”は、おおよそ円筒とみなせる部分を有していれば足り、必ずしも幾何学的な意味において“円筒”である必要はない。さらに、漏出オイルにはグリースも含まれる。
上記風力発電装置によれば、ハブを貫通するように延在する支持軸を含む静止部に機器を配置したので、ナセル内部に当該機器の設置スペースを設ける必要がなく、ナセルを小型化してナセル重量を軽減できる。また、機器をハブの前方に設置した場合に発生する問題として、機器から漏出オイルや固形ごみが排出された場合、外部へ飛散することが挙げられるが、上記実施形態では、機器を覆う受け部によって漏出オイルや固形ごみが外部へ漏れ出ることを防止できる。すなわち、受け部が、機器の外周を覆う円筒部と、その両端部から径方向内側に延出した一対の隔壁部と含み、漏出オイル又は固形ごみを保持するための保持空間の少なくとも一部を形成するように構成されているので、保持空間に溜まった漏出オイルや固形ごみがハブの回転によって外部へ飛散することを防止できる。
幾つかの実施形態に係る風力発電装置は、前記一対の隔壁部のうち少なくとも一方の隔壁部と前記回転部との間に設けられるシール部をさらに備え、前記保持空間は、前記受け部及び前記回転部のみによって形成され、前記シール部によってシールされる。
これにより、回転部と受け部との間が密閉されるので、漏出オイルや固形ごみが回転部側へ漏れ出ることを防止できる。特に、漏出オイルのような流体や微細な固形ごみであっても、これらを確実に保持空間内に留めることができる。
また、受け部は回転部とともに回転するように構成されているから、受け部の一方の隔壁部と回転部との間に設けられるシール部が簡素な構成のものであっても、漏出オイルや固形ごみの回転部側への侵入を効果的に防止できる。
幾つかの実施形態において、前記受け部は、前記機器が収容される機器収容空間と前記保持空間とを含む内部空間と、大気側の外部空間とを仕切るように構成されたフェアリングカバーである。
上記実施形態によれば、フェアリングカバーが、漏出オイルや固形ごみを保持するための受け部として機能するとともに、機器収容空間及び保持空間を含む内部空間と大気側の外部空間との仕切りとしても機能するように構成されていることから、フェアリングカバーによって機器を風雨等の周囲環境から保護することもできる。
幾つかの実施形態に係る風力発電装置は、前記ハブの外周側に位置し、該ハブに取り付けられたロータヘッドカバーをさらに備え、前記ロータヘッドカバーの内部空間と、前記保持空間とが隔離されている。
上記実施形態によれば、ロータヘッドカバーによってハブを風雨等の周囲環境からハブを保護できる。さらにロータヘッドカバーの内部空間と保持空間とが隔離されているため、保持空間内に溜まった漏出オイルや固形ごみがロータヘッドカバー側に流入することを防止できる。
幾つかの実施形態において、前記回転部は、前記ハブの前方に取り付けられ、前記受け部を前記ハブに支持するためのサポート部を含み、前記サポート部は、前記ロータヘッドカバーの前記内部空間と前記保持空間との間の仕切り壁を形成する。
このように、サポート部は、ロータヘッドカバーの内部空間と保持空間との間の仕切り壁を形成するように構成されているので、サポート部によってロータヘッドカバーの内部空間と保持空間とを隔離できる。また、サポート部を介して受け部がハブに支持された構成となっているので、受け部を着脱自在な構成とすることもでき、例えばメンテナンス時に受け部を取り外して機器に容易にアクセス可能となる。
一実施形態において、前記サポート部は、前記ハブの前方への取付け部から径方向外側に延在しており、前記サポート部の外周縁が、他の部位に比べて径方向外側に突出した凸部を複数有している。
上記サポート部には、通常、運転時や台風等の強風時にロータが受ける風荷重、ロータ回転中のハブ変位に起因した変形荷重、あるいは、漏出オイル又は固形ごみが溜まった状態における受け部の重力荷重などの各種の荷重が加わる。そこで、上記実施形態では、サポート部の外周縁が他の部位に比べて径方向外側に突出した凸部を複数有するようにサポート部を構成したので、サポート部の構造強度や剛性を向上でき、サポート部を各種の荷重に耐え得る構成とすることができる。
幾つかの実施形態では、前記受け部が、少なくとも前記漏出オイルを受けるオイルパンであり、上記風力発電装置は、前記サポート部と前記オイルパンとの間に設けられ、前記保持空間に貯留された前記漏出オイルの漏れを防止するためのシール部をさらに備え、前記シール部は、周方向に連続して設けられる。
これにより、オイルパン内に貯留された漏出オイルがハブ側の空間へ漏れ出ることを防止できる。
幾つかの実施形態では、前記受け部が、少なくとも前記漏出オイルを受けるオイルパンであり、上記風力発電装置は、前記サポート部と前記オイルパンとを連結するための連結部をさらに備え、前記連結部は、前記サポート部及び前記オイルパンのそれぞれの端部に接続された一対のブラケットと、前記サポート部及び前記オイルパンの各々と、前記一対のブラケットの各々との接続部を覆うように設けられた第1シール部と、前記一対のブラケットの間をシールするための第2シール部と、を含む。
このように、サポート部とオイルパンとを連結するための連結部がオイルパンのそれぞれの端部に接続された一対のブラケットを含むことにより、サポート部とオイルパンとの連結強度を向上できるとともに、サポート部及びオイルパンそれぞれの構造強度や剛性の向上にも寄与する。さらに、これら一対のブラケット部の接続部を覆うように設けられた第1シール部と、一対のブラケットの間をシールするための第2シール部とが設けられているため、これらによってシール性の向上が図れる。
一実施形態において、前記第1シール部は、前記サポート部及び前記オイルパンの各々の端部と、前記一対のブラケットの各々の端部とが重なって互いに締結されている領域を覆うように配置されたFRP層を含む。
これにより、第1シール部の高い施工性を維持しながら、前記サポート部又は前記オイルパンの端部とブラケットの端部とが重なる領域におけるシール性を向上させることができる。
幾つかの実施形態において、前記サポート部又は前記受け部は、アルミを含む材料によって一体成型されている。
これにより、サポート部又は受け部を高強度で且つ軽量に形成できるとともに、成形性を向上でき、複雑な形状であっても容易に作製できる。
幾つかの実施形態において、前記サポート部又は前記受け部は、前記回転部の周方向に配置される複数のセクションに分割可能に構成される。
これにより、大型の風力発電装置であっても、サポート部又は受け部の各セクションを小型化できるので、サポート部又は受け部の製作性及び輸送性の向上が図れる。
一実施形態に係る風力発電装置は、前記複数のセクションを互いに連結するための導電性ブラケットと、前記導電性ブラケットに電気的に接続され、該導電性ブラケットからの雷電流を導くアース用電流経路とをさらに備える。
このように、複数のセクションを導電性ブラケットで互いに連結するようにしたので、この導電性ブラケットにレセプタの役割を担わせることができる。
幾つかの実施形態に係る風力発電装置は、前記受け部の内周面に設けられた防火層をさらに備える。
これにより、ハブの前方の機器が収容される機器収容空間及び保持空間を含む内部空間で発火が起こっても、その影響を最小限にとどめることが可能になる。
幾つかの実施形態では、前記受け部が、少なくとも前記漏出オイルを受けるオイルパンであり、上記風力発電装置は、前記保持空間に保持された前記漏出オイルを検出するためのオイル検出部と、前記オイル検出部で前記漏出オイルが検出された場合に、前記漏出オイルを外部へ排出するためのポンプと、をさらに備える。
なお、ポンプの起動に際しては、オイルパン内の漏出オイルの貯留量をオイル検出部で検出し、その貯留量が予め設定されたしきい値を超えたときにポンプを起動してもよいし、オイル検出部で漏出オイルの存在が検出されたときにポンプを起動してもよい。
上記実施形態によれば、オイルパン内に漏出オイルが溜まった場合には、ポンプで漏出オイルを外部へ排出することができるので、漏出オイルがオイルパンから溢れ出ることを防止できる。また、オイルパン内に漏出オイルが多量に溜まることを防げるので、オイルパンの容量を小さくできる。
本発明の少なくとも一実施形態によれば、ハブを貫通するように延在する支持軸を含む静止部に機器を配置したので、ナセル内部にこういった機器の設置スペースを設ける必要がなく、ナセルを小型化してナセル重量を軽減できる。また、上記実施形態では、機器を覆う受け部によって漏出オイルや固形ごみが外部へ漏れ出ることを防止できる。すなわち、受け部が、機器の外周を覆う円筒部と、その両端部から径方向内側に延出した一対の隔壁部とを含み、漏出オイル又は固形ごみを保持するための保持空間の少なくとも一部を形成するように構成されるので、保持空間に存在する機器からの漏出オイルや固形ごみが回転によって外部へ飛散することを防止でき、保持空間内に留めることができる。
一実施形態に係る風力発電装置の全体構成を示す概略図である。 一実施形態に係る風力発電装置の油圧ポンプとハブの構成例を示す断面図である。 図2に示す風力発電装置の油圧ポンプの軸方向に沿った油圧ポンプ周辺の断面図である。 一実施形態に係る風力発電装置のスピナー及びその周辺構造を示す斜視図である。 スピナーに漏出オイルが溜まった状態を示す斜視図である。 複数のセクションからなるサポート部の構成例を示す図である。 複数のセクションからなるフェアリングカバーの構成例を示す図である。 フェアリングカバーのセクション同士の連結部の一例を示す断面図である。 サポート部とフェアリングカバーの連結部の一例を示す断面図である。 一実施形態に係る風力発電装置のスピナーの第1変形例を示す側面図である。 一実施形態に係る風力発電装置のスピナーの第2変形例を示す側面図である。 一実施形態に係る風力発電装置のスピナーの第3変形例を示す側面図である。 一実施形態に係る風力発電装置のスピナーの第4変形例を示す側面図である。
以下、添付図面に従って本発明の実施形態について説明する。ただし、この実施形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対的配置等は、特定的な記載がない限り本発明の範囲をこれに限定する趣旨ではなく、単なる説明例にすぎない。
図1は、一実施形態に係る風力発電装置1の全体構成の概略を示す図である。
同図に示すように、一実施形態に係る風力発電装置1は、主として、少なくとも一本のブレード2と、ハブ4を含む回転部3と、支持軸6を含む静止部5と、ハブ4より前方に配置される機器7と、機器7からの漏出オイル又は固形ごみを受けるための受け部50とを備える。なお、漏出オイルにはグリースも含まれる。
これに加えて、風力発電装置1は、静止部5が取り付けられるナセル8と、ナセル8を支持するタワー9とをさらに備えていてもよい。タワー9は洋上又は陸上に立設される。ナセル8は、タワー9の上端部に取り付けられるナセル台板8aと、ナセル台板8aによって支持され、ナセル8の内部空間に配置される機器を覆うように構成されたナセルカバー8bとを含む。タワー9とナセル8との間にはヨー旋回座軸受10が設けられていてもよく、その場合、ナセル8はタワー9に対してヨー方向に旋回するようになっている。
なお、本明細書における“前方”とは、ハブ4の回転中心軸Oの方向に対してハブ4側を前方とし、ハブ4が支持されるナセル8側を後方とした前後方向における前方のことである。ただし、この前後方向は必ずしも回転中心軸Oに平行な方向でなくともよい。また、上記した「前後方向」に関する定義は、アップウィンド型の風力発電装置1のみならずダウンウィンド型の風力発電装置にも適用されるものである。
また、風力発電装置1は、ブレード2及びハブ4を含むロータの回転エネルギーを用いて発電を行うように構成された発電機12を備えている。発電機12は、ドライブトレイン11を介してロータの回転エネルギーが伝達されるように構成されていてもよい。この場合、ドライブトレイン11として、油圧トランスミッション20を用いた構成(図2及び図3参照)であってもよいし、ギヤ式の増速機を用いた構成であってもよい。また、ドライブトレイン11を設けずに、ハブ4と発電機12とを主軸で直結させた構成であってもよい。
上記風力発電装置1における各部位の詳細な構成について説明する。
少なくとも一本のブレード2はハブ4に取り付けられている。風力発電装置1が複数のブレード2(例えば3枚)を有する場合、複数のブレード2はハブ4に対して放射状に取り付けられる。ブレード2及びハブ4を含むロータは風力エネルギーによって回転するように構成されている。
回転部3は、ハブ4を含み、該ハブ4と一体的に回転するように構成されている。
静止部5は、支持軸6を含み、ブレード2や回転部3の回転に対して相対的に静止している部位である。但し、静止部5は、ナセル8と共にヨー旋回することがあるため、厳密には周囲に対して絶対的に静止しているとは限らない。支持軸6は、ハブ4を貫通するように、ハブ4の回転中心軸Oに沿って延在している。具体的な構成例において、支持軸6は、ハブ4の回転中心軸Oに沿って延在した直線部6aと、該直線部6aから湾曲して鉛直方向に延びるエルボ状の湾曲部6bとを含んでいる。この湾曲部6bはナセル台板8aによって支持される。支持軸6は、ナセル台板8aと一体成形された鋳物で構成されていてもよい。
機器7は、ハブ4より前方において静止部5によって支持される。例えば機器としては、ドライブトレイン11が油圧トランスミッションである場合には油圧ポンプ21(図2及び図3参照)であってもよいし、ドライブトレイン11が増速機である場合には増速機自体であってもよい。また、機器はドライブトレイン11の構成部品に限定されるものではなく、他にも冷却装置や配電盤等の他の機器であってもよい。
このように、上記実施形態では、ハブ4より前方に機器7を配置したので、ナセル内部に当該機器7の設置スペースを設ける必要がなく、ナセル8を小型化してナセル重量を軽減できる。
受け部50は、機器7からの漏出オイル又は固形ごみを受けるとともに、回転部3に支持されて該回転部3とともに回転するように構成される。また、受け部50は、機器7の外周を覆う円筒部50aと、円筒部50aの両端部から径方向内側に延出した一対の隔壁部50b,50cとを含んでいる。円筒部50aは、円筒形状に形成されており、ハブ4の回転中心軸Oが円筒の中心軸と一致するように、機器7の外周側に配置されている。なお、円筒部50aは、おおよそ円筒とみなせる部分を有していれば足り、必ずしも幾何学的な意味において“円筒”である必要はない。一対の隔壁部50b,50cは、円筒部50aの前方側端部から径方向内側に延出した隔壁部50bと、円筒部50aの後方側(ハブ側)端部から径方向内側に延出した隔壁部50cとを含んでいる。なお、「径方向内側に延出」とは、円筒部50aの中心軸に対する垂直面に沿って円筒部50aの径方向内側に延出していてもよいし、円筒部50aの中心軸に対する垂直面に対して傾斜角を有して円筒部50aの径方向内側に延出していてもよい。すなわち、隔壁部50b又は50cの少なくとも一方が、円筒部50aの中心軸に対して垂直に形成されてもよいし、円筒部50aの中心軸に対する垂直面に対して傾斜角を有するテーパ状に形成されてもよい。例えば、図2に示すように、円筒部50aの後方側端部から径方向内側に延出した隔壁部50cは、中心軸側が外周側に比べて後方側に突き出したテーパ形状を有している。また、円筒部50a及び一対の隔壁部50b,50cのうち少なくともいずれか2つの部位は、例えば一体成形等によって同一部材で連続的に構成されてもよいし、それぞれが別体で構成されてもよい。
そして、上記構成を有する受け部50によって、機器7からの漏出オイル又は固形ごみを保持するための保持空間100の少なくとも一部が形成される。例えば、保持空間100は、円筒部50a及び一対の隔壁部50b,50cを含む受け部50と、回転部3とによって形成されてもよい。
このような構成によって、機器7から漏出オイル又は固形ごみが排出した場合であっても、漏出オイル又は固形ごみは受け部50で受け止められ、保持空間100内に保持されるため、風力発電装置1の外部へ飛散することを防止できる。すなわち、機器7の下方に、少なくとも凹形状の受け部50で囲まれた保持空間100が存在しているため、機器7からの漏出オイル又は固形ごみはこの保持空間100内に留まり、外部へ漏れ出ることを阻止できる。
上記受け部50は、スピナー51の少なくとも一部によって構成されてもよい。
例えば、スピナー51は、機器7を覆うように配置されたフェアリングカバー52と、フェアリングカバー52をハブ4に支持するためのサポート部53とを含む。そして、フェアリングカバー52の少なくとも一部と、サポート部53の少なくとも一部とによって受け部50が形成される。また、スピナー51は、ハブ4の外周側に位置するロータヘッドカバー54を含んでいてもよい。なお、スピナー51の具体的な構成については後述する。
ここで、一実施形態として、図2及び図3に示すように油圧トランスミッション20を備えた風力発電装置1の構成例について説明する。この風力発電装置1は、ハブ4の前方に油圧ポンプ21(機器7の一例)が配置された構成となっている。なお、図2は一実施形態に係る風力発電装置1の油圧ポンプ21とハブ4の構成例を示す断面図である。図3は図2に示す風力発電装置1の油圧ポンプ21の軸方向に沿った油圧ポンプ21周辺の断面図である。
図2及び図3に示すように、一実施形態に係る風力発電装置1において、静止部5としての支持軸6は、回転中心軸Oに沿って延在する直線部6aと、一端が直線部6aの端部に接続され、他端がナセル台板8aに支持された湾曲部6bとを含んでいる。直線部6a及び湾曲部6bは共に円筒状に形成されている。回転部3としてのハブ4は、主軸受13,13を介して、支持軸6の直線部6aに回転自在に支持されている。主軸受13,13は、例えば、前方と後方に1つずつ設けられる。
また、一実施形態に係る風力発電装置1は、油圧トランスミッション20をさらに備えている。
油圧トランスミッション20は、ハブ4の回転によって駆動される油圧ポンプ21と、油圧ポンプ21で生成される圧油によって駆動される油圧モータ22と、油圧ポンプ21と油圧モータ22との間に設けられる油配管(高圧油配管28及び低圧油配管29)とを含む。
高圧油配管28及び低圧油配管29は、支持軸6の内部空間に延在している。具体的に、支持軸6の直線部6aの内部空間には、高圧油配管28及び低圧油配管29が収容されている。直線部6aに接続された湾曲部6bは一部が切り欠かれており、この切り欠かれた部位にて湾曲部6bの内部空間は外部空間に連通している。そして、高圧油配管28の一方の端部は油圧ポンプ21の高圧油流路40に接続され、他方の端部は、湾曲部6bの切り欠かれた部位から外部へ延出し、油圧モータ22に接続されている。同様に、低圧油配管29の一方の端部は油圧ポンプ21の低圧油流路37に接続され、他方の端部は、湾曲部6bの切り欠かれた部位から外部へ延出し、油圧モータ22に接続されている。
油圧ポンプ21は、ハブ4に固定されるロータ部23と、支持軸6に固定されるステータ部24とを含む。
ロータ部23は、ハブ4の油圧ポンプ21側の端部に固定され、該端部を起点としてハブ4から離れる方向に支持軸6の軸方向に沿って延在するように構成されている。ステータ部24は、ロータ部23の内周側に配置され、支持軸6に支持されるように構成されている。ステータ部24とロータ部23により圧油生成機構が収容される油圧ポンプ21の内部空間が形成される。ステータ部24とロータ部23との間には、ポンプ軸受25,26が配置されており、これらのポンプ軸受25,26を介してステータ部24とロータ部23とが相対的に回転可能に構成されている。また、圧油生成機構から外部へ作動油が漏れ出ることを防止するために、ステータ部24とロータ部23との間には、一対のシール部42,42が配置されている。
一実施形態において、圧油生成機構は、リングカム39、シリンダ30、ピストン32、低圧弁及び高圧弁(共に不図示)を含む。
リングカム39は周方向に並ぶ多数の凹凸(ローブ)を有し、ロータ部23の内周面上に設けられてロータ部23とともに回転するように構成されている。シリンダ30はステータ部24のシリンダブロック31に設けられ、リングカム39の内周側に放射状に配置されている。ピストン32はリングカム39の凹凸によって駆動されて各シリンダ30内を摺動するように構成されている。シリンダ30とピストン32により作動室34(油圧室)が画定されている。そして、この作動室34に対して作動油を供給および排出するための低圧弁及び高圧弁が作動室34に連通可能に設けられている。各作動室34は、シリンダブロック31の内部に設けられた高圧油流路40を介して高圧油配管28に接続されるとともに、シリンダブロック31の外周に設けられた低圧油流路37を介して低圧油配管29に接続されている。
上記構成を有する風力発電装置1においては、風を受けてブレード2が回転すると、ブレード2が取り付けられたハブ4も回転する。ハブ4の回転により、ハブ4に取り付けられた油圧ポンプ21のロータ部23が回転する。ロータ部23の回転により、ロータ部23の内周面に取り付けられたリングカム39が回転する。
そして、リングカム39が回転することにより、リングカム39の多数の凹凸(ローブ)によってピストン32がシリンダ30の軸方向に往復運動を繰り返す。このピストン32の往復運動により作動室34の容積が周期的に変化する。作動室34の容積が減少するとき、作動室34の中の作動油が圧縮され、圧縮された作動油が高圧油になって、高圧油配管28に吐出される(圧縮工程)。作動室34の容積が増大するとき、作動室34の中に作動油が吸入される(吸入工程)。
支持軸6の内部を貫通するように配設された高圧油配管28に高圧油が吐出されると、高圧油は高圧油配管28を介して、油圧モータ22に供給される。高圧油の油圧により油圧モータ22が駆動されて、油圧モータ22の出力軸は回転する。油圧モータ22の出力軸の回転が発電機12の回転シャフトに伝達され、発電機12の回転シャフトが回転する。発電機12は回転シャフトの運動エネルギーを電気エネルギーに変換して、電力を生成する。
高圧油は油圧モータ22に対して仕事をすると、油圧が低下し低圧油となる。低圧油は支持軸6の内部を貫通するように配設された低圧油配管29を介して、油圧モータ22から油圧ポンプ21に供給される。油圧ポンプ21に供給された低圧油は油圧ポンプ21により、再度油圧が高められ、高圧油となって、再び油圧モータ22に供給される。
図2に示すように、上記した構成を有する風力発電装置1は、油圧ポンプ21及びハブ4を覆うように設けられたスピナー51をさらに備えている。
スピナー51は、油圧ポンプ21を覆うように配置されたフェアリングカバー52と、フェアリングカバー52をハブ4に支持するためのサポート部53と、ハブ4の外周側に位置するロータヘッドカバー54とを含んでいる。フェアリングカバー52、サポート部53又はロータヘッドカバー54はFRP材料で形成されていてもよい。そして、フェアリングカバー52の少なくとも一部と、サポート部53の少なくとも一部とによって受け部50が形成されている。受け部50は、油圧ポンプ21の外周を覆う円筒部50aと、円筒部50aの両端部から径方向内側に延出した一対の隔壁部50b,50cと含んでいる。
油圧ポンプ21の下方には、少なくとも凹形状の受け部50で囲まれた保持空間100が存在している。そのため、油圧ポンプ21からの漏出オイルはこの保持空間100内に留まり、外部へ漏れ出ることを阻止できる。
一実施形態に係る風力発電装置1は、一対の隔壁部50b,50cのうち少なくとも一方の隔壁部と回転部3との間に設けられるシール部55をさらに備える。シール部55としては、例えば、パッキン、シリコンゴム、又は液状シール等のシール材が用いられる。図2では、一対の隔壁部50b,50cのうち回転部3側(後方)の隔壁部50cとハブ4との間にシール部55が設けられた構成を例示している。さらに、保持空間100は、受け部50及び回転部3のみによって形成され、シール部55によってシールされている。これにより、回転部3と受け部50との間が密閉されるので、漏出オイルが回転部3側へ漏れ出ることを防止できる。また、受け部50は回転部3とともに回転するように構成されているから、受け部50の一方の隔壁部50cと回転部3(例えばハブ4)との間に設けられるシール部55が簡素な構成のものであっても、漏出オイルの回転部3側への侵入を効果的に防止できる。一例として、図7Bに示すように、後方側の隔壁部50cとハブ4との間に設けられるシール部55は、隔壁部50cの後面とハブ4の前面との間に配置されてもよい。その場合、隔壁部50cの後面又はハブ4の前面の少なくとも一方に、回転中心軸を中心とした周方向に延在する凹部を設けて、この凹部にシール部55を配置してもよい。隔壁部50cとハブ4とは共に回転するので、これらの間で相対的な摺動要素は殆ど存在せず、そのためシール部55としては、例えばOリングや環状ガスケット等を用いることができる。
図2に戻り、一実施形態に係る風力発電装置1は、受け部50が、少なくとも漏出オイルを受けるオイルパンであってもよい。その場合、例えば、オイルパンはフェアリングカバー52によって構成されてもよいし、フェアリングカバー52とは別にオイルパンを設けてもよい。さらに、この風力発電装置1は、サポート部53とオイルパンとの間に設けられ、保持空間100に貯留された漏出オイルの漏れを防止するためのシール部(不図示)をさらに備える。このシール部は周方向に連続して設けられる。具体例として、サポート部53とオイルパンとが面接触している場合、サポート部53の前面とオイルパンの後面との間にシール部を設ける。このとき、サポート部53の前面又はオイルパンの後面の少なくとも一方に、回転中心軸を中心とした周方向に延在する凹部を設けて、この凹部にシール部を配置してもよい。サポート部53とオイルパンとは共に回転するので、これらの間で相対的な摺動要素は殆ど存在せず、そのためシール部としては、例えばOリングや環状ガスケット等を用いることができる。これにより、オイルパン内に貯留された漏出オイルがハブ4側の空間へ漏れ出ることを防止できる。
また、風力発電装置1は、保持空間100に保持された漏出オイルを検出するためのオイル検出部(不図示)と、オイル検出部で漏出オイルが検出された場合に、漏出オイルを外部へ排出するためのポンプ(不図示)と、をさらに備えていてもよい。なお、ポンプの起動に際しては、オイルパン内の漏出オイルの貯留量をオイル検出部で検出し、その貯留量が予め設定されたしきい値を超えたときにポンプを起動してもよいし、オイル検出部で漏出オイルの存在が検出されたときにポンプを起動してもよい。これにより、オイルパン内に漏出オイルが溜まった場合には、ポンプで漏出オイルを外部へ排出することができるので、漏出オイルがオイルパンから溢れ出ることを防止できる。また、オイルパン内に漏出オイルが多量に溜まることを防げるで、オイルパンの容量を小さくできる。
一構成例として、受け部50は、油圧ポンプ21が収容される機器収容空間102と保持空間100とを含む内部空間104と、大気側の外部空間106とを仕切るように構成されたフェアリングカバー52で構成されてもよい。このフェアリングカバー52は、円筒部50aと、円筒部50aの両端から径方向内側に延出した一対の隔壁部50b,50dを有する。このように、フェアリングカバー52によって受け部50が構成される場合、サポート部53は回転部3に含まれる。そして、保持空間100は、フェアリングカバー52と、回転部3としてのサポート部53とによって形成されることになる。
他の構成例として、受け部50は、フェアリングカバー52及びサポート部53によって構成されてもよい。その場合、円筒部50a及び前方の隔壁部50bはフェアリングカバー52によって形成され、後方の隔壁部50cはサポート部53によって形成される。なお、この構成においてはサポート部53は回転部3には含まれない。そして、保持空間100は、フェアリングカバー52とサポート部53とによって形成されることになる。
更なる具体的構成例として、フェアリングカバー52は、油圧ポンプ21の外周側から前面までを覆うように設けられた半球状のカバー部52aと、カバー部52aの端部から径方向内側に延出した接続フランジ部52bとを備える。そして、カバー部52aによって受け部50の円筒部50a及び隔壁部50bが形成され、接続フランジ部52bによって隔壁部50dが形成される。接続フランジ部52bは、回転中心軸Oの直交平面に沿って形成されてもよい。このフェアリングカバー52によって、機器収容空間102及び保持空間100を含む内部空間104と、大気側の外部空間106とが仕切られるようになっている。このような構成とすることにより、フェアリングカバー52が、漏出オイルを保持するための受け部50として機能するとともに、機器収容空間102及び保持空間100を含む内部空間104と大気側の外部空間106との仕切りとしても機能するように構成されていることから、フェアリングカバー52によって油圧ポンプ21を風雨等の周囲環境から保護することもできる。また、フェアリングカバー52の内側に、構造強度及び剛性の向上を目的とした強度フランジ部52cを設けてもよい。
ロータヘッドカバー54は、ハブ4の外周側に位置し、サポート部53を介してハブ4に支持されている。このロータヘッドカバー54によって風雨等の周囲環境からハブ4を保護することができる。さらにロータヘッドカバー54の内部空間108と保持空間100とがサポート部53によって隔離されていてもよい。これにより、保持空間100内に溜まった漏出オイルがロータヘッドカバー54側の内部空間108に流入することを防止できる。なお、ロータヘッドカバー54の内部空間108と受け部50の保持空間100とが、回転部3側の隔壁部50c(又は50d)によって仕切られていてもよい。
サポート部53は、ロータヘッドカバー54の内部空間108と保持空間100との間の仕切り壁を形成するように、ハブ4の前方への取付け部4aから径方向外側に延在した構成となっている。これにより、サポート部53によってロータヘッドカバー54の内部空間108と保持空間100とを隔離できる。
また、フェアリングカバー52は、サポート部53を介してハブ4に支持される構成としてもよい。これにより、フェアリングカバー52で構成されるフェアリングカバー52を着脱自在な構成とすることもでき、例えばメンテナンス時にフェアリングカバー52の少なくとも一部を取り外して油圧ポンプ21に容易にアクセス可能となる。
一実施形態において、フェアリングカバー52又はサポート部53は、図4及び図5に示す構成を備えていてもよい。なお、図4は一実施形態に係る風力発電装置のスピナー及びその周辺構造を示す斜視図である。図5はスピナーに漏出オイルが溜まった状態を示す斜視図である。
図4及び図5に示すように、サポート部53は、ハブ4の前方への取付け部4a(図2参照)から径方向外側に延在しており、回転中心軸Oを中心とした円盤部53aと、円盤部53aの外周縁に設けられて径方向外側に突出した凸部53bとを含んでいる。凸部53bは、少なくとも2本のブレード2のうち隣り合うブレード2の間に設けられていてもよい。また、凸部53bは、所定間隔を有して複数設けられていてもよい。例えば、風力発電装置1が、放射状に設けられた3本のブレード2を有する場合、凸部53bは隣り合うブレード2の間にそれぞれ1つずつ設けられ、全体として3つの凸部53bが設けられる。各凸部53bは、隣り合うブレード2の略中間位置に設けられてもよい。
上記サポート部53には、通常、運転時や台風等の強風時にロータが受ける風荷重、ロータ回転中のハブ変位に起因した変形荷重、あるいは、漏出オイル又は固形ごみが溜まった状態における受け部50の重力荷重などの各種の荷重が加わる。そこで、サポート部53の外周縁に凸部53bを複数設けることによって、サポート部53の構造強度や剛性を向上でき、サポート部53を各種の荷重に耐え得る構成とすることができる。さらに、凸部53bには、フェアリングカバー52内の機器収容空間102と、ロータヘッドカバー52の内部空間108とを連通する開口53cが形成されていてもよい。これにより、メンテナンス時に機器収容空間102と内部空間108とを移動することが可能となる。
また、サポート部53の凸部53bに対応して、フェアリングカバー52にも径方向外方に突出した凸部52dを設けてもよい。
さらに、図2に示すように、サポート部53は、円盤部53a及び凸部53b(図4及び図5参照)の端部から前方に屈曲した接続フランジ部53gを有していてもよい。接続フランジ部53gは、回転中心軸Oの直交平面に沿って形成される。このサポート部53の接続フランジ部53gと、フェアリングカバー52の接続フランジ部52bとが当接した状態で互いに締結されることによって、フェアリングカバー52がサポート部53に支持されてもよい。
さらに、サポート部53、又は、受け部50若しくはフェアリングカバー52は、アルミを含む材料によって一体成型されていてもよい。アルミを含む材料とは、アルミ合金を含む。これにより、サポート部53、又は、受け部50若しくはフェアリングカバー52を高強度で且つ軽量に形成できるとともに、成形性を向上でき、複雑な形状であっても容易に作製できる。
図6A又は図6Bに示すように、一実施形態におけるサポート部53又はフェアリングカバー52が分割構造を有していてもよい。なお、図6Aは複数のセクション53e,53fからなるサポート部53の構成例を示す図である。図6Bは複数のセクション52f,52gからなるフェアリングカバー52の構成例を示す図である。
図6Aに示すように、サポート部53は、回転中心軸Oを中心として放射状に延びる分割線53dによって、回転部3(図2参照)の周方向に配置される複数のセクション53e,53fに分割された構成となっている。このとき、サポート部53は、回転中心軸Oを含む平面に沿った複数の分割線53dにより複数のセクション53e,53fに分割された構成であってもよい。さらにサポート部53は、少なくとも2以上の同一形状のセクション53e,53fを含んでいてもよい。図示の例においては、凸部53bを含む3つのセクション53eと、凸部53bを含まない3つのセクション53fとからサポート部53が構成されている。これにより、成形用の型の種類を少なくすることができるため、製造コストの削減が可能となる。
図6Bに示すように、フェアリングカバー52は、回転中心軸Oを中心として放射状に延びる分割線52eによって、回転部3(図2参照)の周方向に配置される複数のセクション52f,52gに分割された構成となっている。さらにフェアリングカバー52は、少なくとも2以上の同一形状のセクション52f,52gを含んでいてもよい。図示の例においては、凸部52dを含む6つのセクション52fと、凸部52dを含まない3つのセクション52gとからフェアリングカバー52が構成されている。これにより、成形用の型の種類を少なくすることができるため、製造コストの削減が可能となる。
このような構成とすることにより、大型の風力発電装置1であっても、サポート部53の各セクション53e,53f又はフェアリングカバー52の各セクション52f,52gを小型化できるので、サポート部53又はフェアリングカバー52の製作性及び輸送性の向上が図れる。
次いで、各部位の連結部について説明する。
図7Aはフェアリングカバー52のセクション52f,52g同士の連結部の一例を示す断面図である。
同図に示すように、フェアリングカバー52のセクション52fの端部には断面L字型のブラケット57が接続されている。具体的には、セクション52f及びブラケット57には、セクション52fの端部とブラケット57の一方の端部とを重ね合わせた状態で貫通するボルト孔61が設けられており、このボルト孔61に挿入されたボルト62によってセクション52fとブラケット57とが締結されるようになっている。そして、セクション52fとブラケット57とが重なって互いに締結されている領域を覆うように第1シール部60が設けられている。例えば、第1シール部60は、ボルト62の端部を覆うように設けられたシール部材63と、このシール部材63を表面を覆うように設けられたFRP層64とを含む。FRP層は、複数積層された強化繊維シートが樹脂により固化されたものである。この接続部はオーバーレイ工法によって施工されてもよい。同様に、隣接するセクション52g(図6参照)の端部には断面L字型のブラケット58の一方の端部が接続されており、セクション52gとブラケット58との接続部も上記と同様の構成を有している。
また、これらのブラケット57,58の他方の端部には、互いに当接した状態で貫通するボルト孔66が設けられており、このボルト孔66に挿入されたボルト67によってセクション52fとブラケット57とが締結されるようになっている。そして、ブラケット57とブラケット58との間をシールするための第2シール部68が設けられている。第2シール部68としては、例えば、パッキン、シリコンゴム、又は液状シール等のシール材が用いられる。
図7Aに示した構成は、サポート部53とオイルパン(例えばフェアリングカバー52)との間の接続部にも適用することができる。すなわち、一実施形態に係る風力発電装置1においては、サポート部53とオイルパンとを連結するための連結部を備える。そして、連結部は、サポート部53及びオイルパンのそれぞれの端部に接続された一対のブラケット(ブラケット57,58に相当)と、サポート部53及びオイルパンの各々と、一対のブラケットの各々との接続部を覆うように設けられた第1シール部(第1シール部60に相当)と、一対のブラケットの間をシールするための第2シール部(第2シール部68に相当)とを含む。
このように、サポート部53とオイルパンとを連結するための連結部がオイルパンのそれぞれの端部に接続された一対のブラケットを含むことにより、サポート部53とオイルパンとの連結強度を向上できるとともに、サポート部53及びオイルパンそれぞれの構造強度や剛性の向上にも寄与する。さらに、これら一対のブラケット部の接続部を覆うように設けられた第1シール部と、一対のブラケットの間をシールするための第2シール部とが設けられているため、これらによってシール性の向上が図れる。
図7Bはサポート部53とフェアリングカバー52の連結部の一例を示す断面図である。
同図に示すように、フェアリングカバー52とサポート部53とは、断面L字型のブラケット59によって接続されている。具体的には、フェアリングカバー52の端部とブラケット59の一方の端部とを重ね合わせた状態で貫通するボルト孔71が設けられており、このボルト孔71に挿入されたボルト72によってフェアリングカバー52とブラケット59とが締結される。同様に、サポート部53の端部とブラケット59の他方の端部とを重ね合わせた状態で貫通するボルト孔76が設けられており、このボルト孔76に挿入されたボルト77によってサポート部53とブラケット59とが締結される。
そして、フェアリングカバー52とブラケット59とが重なって互いに締結されている領域を覆うように第3シール部70が設けられており、サポート部53とブラケット59とが重なって互いに締結されている領域を覆うように第4シール部75が設けられている。例えば、第3シール部70は、ボルト72の端部を覆うように設けられたシール部材73と、このシール部材73を表面を覆うように設けられたFRP層74とを含む。同様に、第4シール部75は、ボルト77の端部を覆うように設けられたシール部材78と、このシール部材78を表面を覆うように設けられたFRP層79とを含む。
なお、図7A及び図7Bに示したブラケット57,58,59としては、例えば、鋼製、アルミ合金製等が用いられる。
また、図7A及び図7Bに示したブラケット57,58,59の少なくとも何れかが、導電性材料で形成された導電性ブラケットであってもよい。この導電性ブラケットは、雷電流を導くように構成されたアース用電流経路(不図示)に接続されている。アース用電流経路は、風力発電装置1の被雷によって生じた雷電流をアースするために設けられている。このように、ブラケット57,58,59の少なくとも何れかを導電性材料で形成することによって、この導電性ブラケットにレセプタの役割を担わせることができる。
以上説明したように、上記風力発電装置1では、ハブ4を貫通するように延在する支持軸6を含む静止部5に機器7を配置したので、ナセル8の内部にこういった機器7の設置スペースを設ける必要がなく、ナセル8を小型化してナセル重量を軽減できる。また、上記実施形態では、機器7を覆う受け部50によって漏出オイルや固形ごみが外部へ漏れ出ることを防止できる。すなわち、受け部50が、機器7の外周を覆う円筒部50aと、その両端部から径方向内側に延出した一対の隔壁部50b,50c(又は50d)と含み、漏出オイル又は固形ごみを保持するための保持空間100の少なくとも一部を形成するように構成されるので、保持空間100に存在する機器7からの漏出オイルや固形ごみが回転によって外部へ飛散することを防止でき、保持空間100内に留めることができる。
以上、本発明の実施形態について詳細に説明したが、本発明はこれに限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、各種の改良や変形を行ってもよいのはいうまでもない。上述した実施形態のうち複数を適宜組み合わせてもよい。
例えば、風力発電装置1のスピナー51として、図8A〜図8Dに示す第1変形例〜第4変形例を採用してもよい。
図8Aに示す第1変形例においては、スピナー51Aは、機器7を覆うように設けられたフェアリングカバー52Aと、ハブ4を覆うように設けられたロータヘッドカバー54Aとを含む。フェアリングカバー52Aは円筒部52Aaと一対の隔壁部52Ab,52Acとを有しており、これらによって受け部50Aが形成される。ロータヘッドカバー54Aは、前方支持部86と後方支持部80とによってハブ4に支持される。
また、図8Aに示すように、受け部50の内周面、すなわち同図ではフェアリングカバー52Aの内周面に防火層90が設けられた構成となっている。防火層90は、例えば、添加材を入れた樹脂を用いた不燃性の塗料を、フェアリングカバー52Aの内周面に施工することで形成される。これにより、ハブ4の前方の機器7が収容される機器収容空間及び保持空間100を含む内部空間で発火が起こっても、その影響を最小限にとどめることが可能になる。
図8Bに示す第2変形例においては、スピナー51Bは、機器7を覆うように設けられたフェアリングカバー52Bと、フェアリングカバー52Bをハブ4に支持するためのサポート部53Bと、ハブ4を覆うように設けられたロータヘッドカバー54Aとを含む。フェアリングカバー52Bは円筒部52Baと一対の隔壁部Bb,Bcとを有しており、これらによって受け部50Bが形成される。ロータヘッドカバー54Aは、前方支持部86と後方支持部80とによってハブ4に支持される。
図8Cに示す第3変形例においては、スピナー51Cは、機器7及びハブ4を覆うように設けられたロータヘッドカバー55Cと、ロータヘッドカバー55C内に設けられて機器7を覆うように設けられた機器カバー56Cとを含む。機器カバー56Cは円筒部56Caと一対の隔壁部56Cb,56Ccとを有しており、これらによって受け部50Cが形成される。ロータヘッドカバー55Cは、前方支持部と後方支持部とによってハブ4に支持される。機器カバー56Cは、前方側がロータヘッドカバー55Cに支持され、後方側がハブ4に支持されている。
図8Dに示す第4変形例においては、スピナー51Dは、機器7及びハブ4を覆うように設けられたロータヘッドカバー55Dと、ロータヘッドカバー55D内に設けられて機器7を覆うように設けられた機器カバー56Dとを含む。機器カバー56Dは円筒部56Daと一対の隔壁部56Db,56Dcとを有しており、これらによって受け部50Dが形成される。機器カバー56Dは、前方側がロータヘッドカバー55Dに支持され、後方側がハブ4に支持されている。
上記のいずれの変形例においても、機器7の外周を覆う円筒部50Aa,50Ba,50Ca,50Daと、その両端部から径方向内側に延出した一対の隔壁部50Ab,50Bb,50Cb,50Db及び50Ac,50Bc,50Cc,50Dcとを含む受け部50A,50B,50C,50Dが設けられているので、受け部50A,50B,50C,50Dにより形成される保持空間100に機器7からの漏出オイルや固形ごみを保持することができ、漏出オイルや固形ごみが外部へ飛散することを防止できる。
1 風力発電装置
2 ブレード
3 回転部
4 ハブ
4a 取付け部
5 静止部
6 支持軸
6a 円筒部
6b 湾曲部
7 機器
8 ナセル
8a ナセル台板
8b ナセルカバー
9 タワー
10 ヨー旋回座軸受
11 ドライブトレイン
12 発電機
13 軸受
20 油圧トランスミッション
21 油圧ポンプ
22 油圧モータ
23 ロータ部
24 ステータ部
25,26 ポンプ軸受
28 高圧油配管
29 低圧油配管
30 シリンダ
31 シリンダブロック
32 ピストン
34 作動室
37 低圧油流路
39 リングカム
40 高圧油流路
50 受け部
50a 円筒部
50b,50c,50d 隔壁部
51 スピナー
52 フェアリングカバー
52a カバー部
52b,53g 接続フランジ部
52c 強度フランジ部
52d 凸部
52e,53d 分割線
52f,52g, 53e,53f セクション
53 サポート部
53a 円盤部
53b 凸部
53c 開口
54 ロータヘッドカバー
55 シール部
57,58,59 ブラケット
60 第1シール部
61,66,71,76 ボルト孔
62,67,72,77 ボルト
64,74,79 FRP層
65,68 第2シール部
70 第3シール部
73,78 シール部材
75 第4シール部
80 後方支持部
86 前方支持部
100 保持空間
102 機器収容空間
104,108 内部空間
106 外部空間
O 回転中心軸

Claims (14)

  1. 少なくとも一本のブレードと、
    前記少なくとも一本のブレードが取り付けられるハブを含み、該ハブと一体的に回転するように構成された回転部と、
    前記ハブを貫通するように、前記ハブの回転中心軸に沿って延在する支持軸を含む静止部と、
    前記ハブより前方において前記静止部によって支持される機器と、
    前記機器からの漏出オイル又は固形ごみを受けるとともに、前記回転部に支持されて該回転部とともに回転するように構成された受け部と、を備え、
    前記受け部は、前記機器の外周を覆う円筒部と、前記円筒部の両端部から径方向内側に延出した一対の隔壁部と含み、前記漏出オイル又は前記固形ごみを保持するための保持空間の少なくとも一部を形成するように構成されたことを特徴とする風力発電装置。
  2. 前記一対の隔壁部のうち少なくとも一方の隔壁部と前記回転部との間に設けられるシール部をさらに備え、
    前記保持空間は、前記受け部及び前記回転部のみによって形成され、前記シール部によってシールされることを特徴とする請求項1に記載の風力発電装置。
  3. 前記受け部は、前記機器が収容される機器収容空間と前記保持空間とを含む内部空間と、大気側の外部空間とを仕切るように構成されたフェアリングカバーであることを特徴とする請求項1又は2に記載の風力発電装置。
  4. 前記ハブの外周側に位置し、該ハブに取り付けられたロータヘッドカバーをさらに備え、
    前記ロータヘッドカバーの内部空間と、前記保持空間とが隔離されていることを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項に記載の風力発電装置。
  5. 前記回転部は、前記ハブの前方に取り付けられ、前記受け部を前記ハブに支持するためのサポート部を含み、
    前記サポート部は、前記ロータヘッドカバーの前記内部空間と前記保持空間との間の仕切り壁を形成することを特徴とする請求項4に記載の風力発電装置。
  6. 前記サポート部は、前記ハブの前方への取付け部から径方向外側に延在しており、
    前記サポート部の外周縁が、他の部位に比べて径方向外側に突出した凸部を複数有していることを特徴とする請求項5に記載の風力発電装置。
  7. 前記受け部が、少なくとも前記漏出オイルを受けるオイルパンであり、
    前記サポート部と前記オイルパンとの間に設けられ、前記保持空間に貯留された前記漏出オイルの漏れを防止するためのシール部をさらに備え、
    前記シール部は、周方向に連続して設けられることを特徴とする請求項5又は6に記載の風力発電装置。
  8. 前記受け部が、少なくとも前記漏出オイルを受けるオイルパンであり、
    前記サポート部と前記オイルパンとを連結するための連結部をさらに備え、
    前記連結部は、
    前記サポート部及び前記オイルパンのそれぞれの端部に接続された一対のブラケットと、
    前記サポート部及び前記オイルパンの各々と、前記一対のブラケットの各々との接続部を覆うように設けられた第1シール部と、
    前記一対のブラケットの間をシールするための第2シール部と、を含むことを特徴とする請求項5乃至7の何れか一項に記載の風力発電装置。
  9. 前記第1シール部は、前記サポート部及び前記オイルパンの各々の端部と、前記一対のブラケットの各々の端部とが重なって互いに締結されている領域を覆うように配置されたFRP層を含むことを特徴とする請求項8に記載の風力発電装置。
  10. 前記サポート部又は前記受け部は、アルミを含む材料によって一体成型されていることを特徴とする請求項5乃至9の何れか一項に記載の風力発電装置。
  11. 前記サポート部又は前記受け部は、前記回転部の周方向に配置される複数のセクションに分割可能に構成されることを特徴とする請求項5乃至10の何れか一項に記載の風力発電装置。
  12. 前記複数のセクションを互いに連結するための導電性ブラケットと、
    前記導電性ブラケットに電気的に接続され、該導電性ブラケットからの雷電流を導くアース用電流経路とをさらに備えることを特徴とする請求項11に記載の風力発電装置。
  13. 前記受け部の内周面に設けられた防火層をさらに備えることを特徴とする請求項1乃至12の何れか一項に記載の風力発電装置。
  14. 前記受け部が、少なくとも前記漏出オイルを受けるオイルパンであり、
    前記保持空間に保持された前記漏出オイルを検出するためのオイル検出部と、
    前記オイル検出部で前記漏出オイルが検出された場合に、前記漏出オイルを外部へ排出するためのポンプと、をさらに備えることを特徴とする請求項1乃至13の何れか一項に記載の風力発電装置。
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