JP2015139255A - ロータ - Google Patents

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圭祐 伊藤
Keisuke Ito
圭祐 伊藤
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Abstract

【課題】磁石の熱膨張による応力および遠心力による応力に対する強度確保が容易になるロータを提供する。
【解決手段】ロータ10は、各磁極20となる位置に一対の磁石挿入孔18を有するロータコア12と、一対の磁石挿入孔18内に樹脂モールドによって固定され、内周側へ凸状に略V字型をなして配置される一対の磁石14とを備える。各磁石挿入孔18の縁部には磁石14の長辺方向の位置決めを行う磁石位置決め部24が形成されている。磁石位置決め部24は磁石14の長辺方向の両端側であって、かつ、ロータコア12の外周側にそれぞれ設けられている。
【選択図】図3

Description

本発明は、回転電機に用いられるロータに係り、特に、各磁極に一対の磁石が略V字型に埋設されたロータに関する。
従来、例えば特許文献1(図5を参照)には、ロータコアに形成された磁石挿入孔内に一対の磁石が略V字型に配置されて磁極を構成するロータが記載されている。
国際公開第97/031422号
上記特許文献1に記載されるように一対の磁石を磁石挿入孔内に略V字型に配置して構成されるロータでは、磁石挿入後に磁石挿入孔内に樹脂モールド成形して磁石をロータコアに固定することがある。この場合、磁石挿入孔内に充填される樹脂モールドによって磁石の周方向位置が移動しないように位置決めする磁石位置決め部を磁石挿入孔の縁部に形成することができる。
このように磁石位置決め部によって周方向位置が決められた磁石を含むロータがステータと組み合わされて回転電機として車両等に搭載されて回転駆動されるとき、ロータ温度が上昇することによって磁石が熱膨張する。この熱膨張によって磁石が磁石位置決め部を介してロータコアに応力を作用させることになる。
その場合、一対の磁石挿入孔間に形成される細幅の中央ブリッジ部、および、ロータコア外周面と磁石挿入孔間に形成される細幅の外周ブリッジ部に作用する応力が特に大きくなる。これらのブリッジ部にはロータ回転時に発生する遠心力による応力も作用する。したがって、磁石の熱膨張による応力と遠心力による応力の両方を考慮してロータコアの強度を確保しようとするとブリッジ部の幅を広く確保しなければならず、ロータの設計自由度が低下する。
本発明の目的は、耐遠心力強度を確保するのが容易となるロータを提供することである。
本発明に係るロータは、各磁極となる位置に一対の磁石挿入孔を有するロータコアと、前記一対の磁石挿入孔内に樹脂モールドによって固定され、内周側へ凸状に略V字型をなして配置される一対の磁石と、を備えるロータであって、前記各磁石挿入孔の縁部には前記磁石の長辺方向の位置決めを行う磁石位置決め部が形成されており、前記磁石位置決め部は前記磁石の長辺方向の両端側であって、かつ、前記ロータコアの外周側にそれぞれ設けられているものである。
本発明に係るロータによれば、磁石挿入孔内の磁石位置決め部が磁石の長辺方向の両端側であって、かつ、ロータコアの外周側にそれぞれ設けられているため、磁石の熱膨張によって磁石位置決め部を介してロータコアのブリッジ部に作用する力が、ロータ回転時の遠心力によって作用する力と反対方向の成分を有することとなり、両方の力が相殺されることになる。したがって、ロータコアのブリッジ部における強度確保が容易になり、ロータの設計自由度が大きくなる。
本実施形態のロータを示す斜視図である。 ロータの1つの磁極を示す拡大断面図である。 ロータ回転時に作用する力の方向を示す、図2と同様の図である。
以下に、本発明に係る実施形態について添付図面を参照しながら詳細に説明する。この説明において、具体的な形状、材料、数値、方向等は、本発明の理解を容易にするための例示であって、用途、目的、仕様等にあわせて適宜変更することができる。また、以下において複数の実施形態や変形例などが含まれる場合、それらの特徴部分を適宜に組み合わせて用いることは当初から想定されている。
図1は、本実施形態のロータ10を示す斜視図である。ロータ10は、磁性材料からなる略円筒状のロータコア12と、ロータコア12内に埋設された磁石14とを備える。ロータコア12の中心には、ロータシャフト16が貫通して固定されている。
ロータコア12は、例えば電磁鋼板を円環状に打ち抜き加工したものを多数枚積層して、かしめ、溶接等によって一体に連結されている。また、ロータコア12は、ロータシャフト16の外周上に焼嵌め、圧入、かしめ部材、ナット締め等によって固定することができる。
ロータ10は、ロータコア12の周方向に複数の磁極20を等ピッチに有している。各磁極20には、一対の磁石14が内周側へ凸状に略V字型をなして配置されている。ロータコア12には、磁極20に対応する位置に一対の磁石挿入孔18,18が形成されている。磁石挿入孔18は、ロータコア12を軸方向に貫通して形成されている。磁石14は、磁石挿入孔18内に軸方向から挿入されて、後述するように樹脂モールドによって固定されている。
図2は、ロータ10を軸方向と直交する方向に切断したときの1つの磁極20を示す拡大断面図である。図2に示すように、磁石14は、それぞれ2つの長辺側面および短辺側面を含む扁平長方形状の断面(および軸方向端面)を有する板状に形成されている。以下において、磁石14の長辺側面に沿う方向を長辺方向といい、このことはほぼ相似形状の磁石挿入孔についても同様である。
上述したように磁極20に含まれる一対の磁石14は略V字型に配置されている。具体的には、一対の磁石14は、磁極20の周方向中央側の各端部がロータコア12の径方向内側(外周面13から遠い側であって図2中の下側に相当)に位置し、磁極20の周方向両側の各端部がロータコア12の径方向外側(外周面13に近い側であって図2中の上側に相当)に位置する。
磁石挿入孔18は、磁石14よりも少し大きい形状に形成されている。また、磁石挿入孔18の長辺方向の両端部には、ポケット部18a,18bがそれぞれ拡張して形成されている。これらのポケット部18a,18b、および、磁石14と磁石挿入孔18の内壁面との間には樹脂モールドが充填されている。これにより、磁石14は、磁石挿入孔18内に、すなわちロータコア12内に固定されている。
一対の磁石挿入孔18の間には、細幅のコア部分である中央ブリッジ部19aが形成されている。また、磁極20の周方向両側において、ロータコア12の外周面13と磁石挿入孔18との間には、細幅のコア部分である外周ブリッジ部19bが形成されている。
これらのブリッジ部19a,19bは、ロータ10がステータ(図示せず)に組み込まれて回転電機として車両等に搭載されて回転駆動されるとき、ロータに発生する遠心力によって応力が特に大きくなる部分である。したがって、ロータ回転時の遠心力に耐え得るように、両方のブリッジ部19a,19bの強度を確保しておく必要がある。そのためには、ブリッジ部19a,19bの幅を広く形成するのが有効である。
しかしながら、ブリッジ部19a,19bの幅を広くすると、磁石14の長辺方向両端部における短絡磁束が増加し、回転電機の損失が大きくなる。したがって、ロータコア12のブリッジ部19a,19bについては、耐遠心力強度と回転電機の損失抑制の両方を考慮して設計を行うことが重要である。
図2に示すように、磁石挿入孔18の縁部には、磁石位置決め部24が形成されている。磁石位置決め部24は、磁石挿入孔18の長辺方向の両端側であって、かつ、ロータコア12の外周側にそれぞれ設けられている。磁石位置決め部24は、磁石挿入孔18の縁部から例えば略三角状に突出した突出部として形成されている。これにより磁石14は、4つの角部のうち外周側に位置する2つの角部の短辺側面上に磁石位置決め部24が当接することによって長辺方向に位置決めされる。したがって、磁石挿入孔18内に樹脂モールド22を充填する際に、磁石14が長辺方向に移動するのが防止される。
続いて、図3を参照して本実施形態のロータ10における作用について説明する。図3はロータ10の回転時に作用する力の方向を示す、図2と同様の図である。
ロータ10が回転電機に組み込まれて回転駆動されるとき、ロータ10に発生する遠心力によって、図3中の白抜き矢印で示すように、ロータコア12の中央ブリッジ部19aには径方向外側へ向かう力が作用し、外周ブリッジ部19bには磁極20の周方向中央側へ向かう力が作用する。
また、回転電機内でロータ10が回転駆動されるとき、ロータ温度が上昇して磁石14が熱膨張する。この傾向は、回転電機が高負荷運転されるときに特に顕著となる。このように磁石14が熱膨張すると、図3中の黒矢印で示すように、磁石14から磁石位置決め部24を介してブリッジ部19a,19bを長辺方向に押す力が作用することになる。
より詳細には、中央ブリッジ部19aについて見ると、熱膨張によって磁石14から加わる力は径方向内側への成分を有し、この力成分が径方向外側へ向かう遠心力に対して反対方向となるため遠心力がその分だけ相殺されることになる。また、外周ブリッジ部19bについて見ると、熱膨張によって磁石14から加わる力は磁極20から周方向外側へ向かう方向の力成分を有する。この力成分は、遠心力によって磁極20の周方向中央側へ向か力と反対方向となるため、遠心力がその分だけ相殺されることになる。これらのことから、各ブリッジ部19a,19bにおける耐遠心力強度の確保が容易となる。
このように本実施形態のロータ10によれば、磁石挿入孔18内の磁石位置決め部24が磁石14の長辺方向の両端側であって、かつ、ロータコア12の外周側にそれぞれ設けられているため、磁石14の熱膨張によって磁石位置決め部24を介してロータコア12のブリッジ部19a,19bに作用する力が、ロータ回転時の遠心力によって作用する力と反対方向の成分を有することとなり、両方の力が相殺されることになる。したがって、特にロータコア12のブリッジ部19a,19bにおける強度確保が容易になり、ロータ10の設計自由度が大きくなる。
また、ロータコア12のブリッジ部19a,19bの耐遠心力強度を確保し易くなるため、その分、ブリッジ部19a,19bを細く形成することができ、その結果、短絡磁束を抑制して回転電機の効率を向上させることができる。
なお、本発明は、上述した実施形態の構成に限定されるものではなく、本願の特許請求の範囲に記載された事項およびその均等な範囲内で種々の変更や改良が可能であることは勿論である。
10 ロータ、12 ロータコア、13 外周面、14 磁石、16 ロータシャフト、18 磁石挿入孔、18a,18b ポケット部、19a 中央ブリッジ部、19b 外周ブリッジ部、20 磁極、22 樹脂モールド、24 磁石位置決め部。

Claims (1)

  1. 各磁極となる位置に一対の磁石挿入孔を有するロータコアと、
    前記一対の磁石挿入孔内に樹脂モールドによって固定され、内周側へ凸状に略V字型をなして配置される一対の磁石と、を備えるロータであって、
    前記各磁石挿入孔の縁部には前記磁石の長辺方向の位置決めを行う磁石位置決め部が形成されており、前記磁石位置決め部は前記磁石の長辺方向の両端側であって、かつ、前記ロータコアの外周側にそれぞれ設けられている、ロータ。
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