JP2015139159A - ディスプレイシステム、コンテンツサーバ及びディスプレイ - Google Patents

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Abstract

【課題】ネットワーク上の同一の映像コンテンツを、複数のディスプレイにおいて再生する際に、再生タイミングの同期を維持できるようにする。
【解決手段】コンテンツサーバと、複数のディスプレイで構成され、ネットワークを介して映像コンテンツをダウンロードして表示するディスプレイシステムにおいて、前記複数のディスプレイの中から、同一の映像コンテンツを同時刻に同期表示するディスプレイグループを特定する設定手段と、前記ディスプレイグループに含まれるディスプレイの内部状態を検出する状態検出手段と、前記状態検出手段により検出された内部状態に基づき、前記ディスプレイグループで再生される映像コンテンツの再生タイミングを決定する再生方法決定手段とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明はディスプレイシステム、コンテンツサーバ及びディスプレイに関し、特に、複数の表示装置にてネットワーク上の映像コンテンツを同期表示・同期再生を行うために用いて好適な技術に関するものである。
従来、映像コンテンツはTV放送やビデオのような媒体を通じて提供されるのが一般的であった。しかしながら、ネットワークを介したコンテンツ伝送技術が発達するに従い、たとえばVOD(Video On Demand)方式で映像コンテンツの提供が増加傾向にある。
ネットワークを介した映像コンテンツの提供は、ユーザが所望の時間に所望のコンテンツを鑑賞できることから、ビデオや放送を通じて映像コンテンツを鑑賞するよりユーザ利点が大きい側面が存在する。このようなネットワークを介した映像コンテンツの特徴としては、ユーザが所望の時間に所望のコンテンツを指定し、鑑賞するという特徴がある。
一般に、ネットワークでの映像コンテンツを配信する場合、ベストエフォートでの伝送が前提となっている。すなわち、映像コンテンツを表示装置あるいはユーザのPC等にネットワークの帯域が許容する範囲でダウンロードし、バッファに蓄積しつつ映像を表示する形式をとることが一般的である。
本方式で映像コンテンツを鑑賞する場合、コンテンツを参照する表示装置が単一である場合には利便上問題は発生しない。しかしながら、複数の表示装置で同一コンテンツを参照する場合、ユーザ側の要求としては複数の表示装置で表示されるコンテンツのタイミングが同期していることが重要である。
たとえば、例として2台のディスプレイで同時に同一の映像コンテンツを指定し表示する場合を想定する。2台のディスプレイ間では、映像を配信するコンテンツサーバと表示装置間のネットワーク負荷、表示装置自身の処理能力・処理状態が異なる。従って、まったくの同時刻に表示コンテンツを指定し、ダウンロード・再生のタイミングを指定したとしてもそれら環境の差異に起因し、同期再生を実現することは非常に困難である。結果として、再生される映像コンテンツはディスプレイ間でタイミングのズレが生じてしまう。
この表示タイミングのズレは、2台のディスプレイが並べて配置されていた場合に顕著に表れ、ユーザに対して表示の違和感を与えてしまいかねない。また、本問題はディスプレイが並べて配置されていなかったとしても、同一のコンテンツを参照しているユーザ間で電話やチャットなどのコミュニケーション手段が確立されていた場合にも課題となる。
たとえば、同一の映像コンテンツを題材に電話会議やTV会議を開催している場合、その再生タイミングにズレが生じていると、その題材に対する指摘タイミングが異なる事態が発生する可能性があるので、そもそもコミュニケーションが成立しない懸念がある。
このような同一の映像コンテンツを複数の表示装置で同時表示する際の同期再生技術として、特許文献1や特許文献2が挙げられる。
特開2009−177591号公報 特開2005−198243号公報
特許文献1によると、ネットワークコンテンツ配信時の通信遅延を測定し、その遅延総和より同時表示制御情報を生成することによって、複数のディスプレイ間の表示・再生タイミングの同期を図るものである。しかしながら、ネットワークの通信負荷は時々刻々変化するものであり、配信時の通信遅延の測定値を満足できる保証はない。
このため、通信遅延測定時に対して通信負荷が重くなった場合においては、当初設定された同期表示制御情報で満足できなくなるケースが生じる。その結果、あるディスプレイにおいてはバッファアンダーフローを発生させ、以降複数のディスプレイ間で同期再生が不可能となってしまう。
また特許文献2によると、複数の表示媒体でバッファリング処理、すなわちバッファアンダーフローが発生したタイミングでディスプレイ間の同期ズレの補正を行う処理が実行されるものであり、同期ズレそのものを解消することはできない。従って、従来技術において複数のディスプレイで再生タイミングの同期状態を維持することは困難であった。
本発明は前述の問題点に鑑み、ネットワーク上の同一の映像コンテンツを、複数のディスプレイにおいて再生する際に、再生タイミングの同期を維持できるようにすることを目的とする。
本発明のディスプレイシステムは、コンテンツサーバと、複数のディスプレイで構成され、ネットワークを介して映像コンテンツをダウンロードして表示するディスプレイシステムであって、前記複数のディスプレイの中から、同一の映像コンテンツを同時刻に同期表示するディスプレイグループを特定する設定手段と、前記ディスプレイグループに含まれるディスプレイの内部状態を検出する状態検出手段と、前記状態検出手段により検出された内部状態に基づき、前記ディスプレイグループで再生される映像コンテンツの再生タイミングを決定する再生方法決定手段とを有することを特徴とする。
本発明によれば、ネットワーク上の同一の映像コンテンツを、複数のディスプレイにおいて再生する際に、再生タイミングの同期を維持することができる。これにより、ディスプレイグループ内での状態のばらつきやズレを加味した映像コンテンツの再生を行うことが可能となり、映像コンテンツを題材としたコミュニケーションを的確に成立させることが可能となる。
本発明の第1の実施形態を示し、ディスプレイシステムの構成例を示す図である。 第1の実施形態における映像コンテンツ再生までの動作を示すフローチャートである。 第1の実施形態における映像コンテンツ再生中の動作を示すフローチャートである。 第2の実施形態を示し、ディスプレイシステムの構成例を示す図である。 第2の実施形態における映像コンテンツ再生までの動作を示すフローチャートである。 第2の実施形態における映像コンテンツ再生中の動作を示すフローチャートである。
(第1の実施形態)
本発明の第1の実施形態として、図1に示すディスプレイシステムを例に説明する。本システムは、コンテンツサーバ100と複数のディスプレイ101で構成される。ディスプレイグループがネットワーク120を介して接続されている。
コンテンツサーバ100は、配信する映像コンテンツを蓄積するコンテンツ蓄積部102を有し、ディスプレイ等の表示装置からの要求に基づきコンテンツ配信部103を介して配信される。ネットワーク先に存在するディスプレイグループとは、ネットワークインターフェースとして構成される通信部106を介して接続される。
コンテンツサーバ100は、各ディスプレイ101からの内部状態の情報を通信部106を介して受信し、状態検出部105で各ディスプレイの状態を判断する。その判断結果に基づいて再生方法決定部104にて再生方法・再生タイミングが決定され、通信部106を介して各ディスプレイ101に通知される。
ディスプレイ101は、通信部107を介してネットワーク120に接続されコンテンツサーバ100からの映像コンテンツのダウンロードやディスプレイ101の内部状態の通知が行われる。コンテンツサーバ100から配信される映像コンテンツはディスプレイ101内の内部バッファとして機能する映像蓄積部108に蓄積され、映像コンテンツの蓄積されたデータ量を監視する。
映像蓄積部108に蓄積された映像コンテンツは、コンテンツサーバ100より指定される再生方法・再生タイミングに基づき再生制御部109で映像デコード等の表示のための処理が施され、映像表示部110にて再生される。
図2に、本実施形態における映像コンテンツ再生までの動作フローを示す。
初期状態として、コンテンツサーバ100に対して同一の映像コンテンツを同時刻に再生するようにする処理、すなわち、同期再生対象となる複数のディスプレイを特定するディスプレイグループの設定処理を行う(S200)。これは、同期再生を指示するユーザからの指定で行われ、コンテンツサーバ100に対してIPアドレス等の同期再生対象となるディスプレイ101の識別情報が指定される。
S200で行われる識別情報の指定に基づき、コンテンツサーバ100は指定された映像コンテンツをコンテンツ蓄積部102より読み出し、対象となる複数のディスプレイ101に対してコンテンツ配信部103を介して配信する(S201)。ネットワーク120を介して配信された映像コンテンツは、ディスプレイ101内の映像蓄積部108に蓄積される(S202)。
ディスプレイ101では、映像コンテンツの蓄積状態を監視し、その蓄積状態情報をコンテンツサーバ100に内部状態として通知する(S203)。
コンテンツサーバ100は、各ディスプレイ101の蓄積状態を含む内部情報を受信し、各ディスプレイ101で映像再生開始可能な映像コンテンツが蓄積されたか否かを状態検出部105にて判定する(S204)。
ここで、コンテンツサーバ100は、ディスプレイグループとして指定されたすべてのディスプレイ101が映像再生開始可能な状態になるまで待機する。コンテンツサーバ100は、状態検出部105の判定結果、指定されたすべてのディスプレイ101で映像再生可能な状態になったか否かを検出する。
再生可能な状態であることが検出されると、再生方法決定部104にて再生開始タイミングを決定し、ディスプレイグループにそのタイミングを通知する(S205)。ここで、再生開始のタイミングは、たとえばコンテンツサーバ100とディスプレイ101が共有する絶対時間で指定されるものとする。
ディスプレイ101は、コンテンツサーバ100より再生開始タイミングが通知されると、その指定されたタイミングに基づいて再生制御部109にて再生・映像処理を行い、映像表示部110に映像を再生する(S206)。
本動作フローによれば、各ディスプレイ101の内部状態を把握して映像再生開始のタイミングを決定することにより、各ディスプレイ101での映像再生のタイミング同期を図ることが可能となる。
図3に、本実施形態における映像コンテンツ再生中の動作フローを示す。
図2の処理フローで、各ディスプレイ101で映像コンテンツの再生実行中(S304)、ディスプレイ101は映像蓄積部108の映像コンテンツの蓄積状態を監視し続け、その蓄積状態情報をコンテンツサーバ100に内部状態として通知する(S300)。ここで送信される内部状態情報は、ディスプレイ101が定期的に映像コンテンツの蓄積状態を通知しても構わない。また、ディスプレイ101が蓄積状態の閾値を有し、その閾値よりも蓄積量が少なくなった場合にのみ通知する手法でも構わない。
コンテンツサーバ100は、ディスプレイグループとして指定された各ディスプレイ101の蓄積状態を含む内部状態情報を受信し、映像再生の継続が不可能なディスプレイ101の存在の有無を状態検出部105で判定する(S301)。
S300において、ディスプレイ101が定期的に映像コンテンツの蓄積状態を通知する場合、状態検出部105では、蓄積状態より各ディスプレイ101が映像再生の継続が可能か否かを判断し、再生継続ができないディスプレイの有無を判定する。
一方、S300においてディスプレイ101が閾値を有し、その閾値よりも蓄積量が少なくなった場合に通知する場合は、状態検出部105では、その通知に基づいて映像再生の継続が不可能なディスプレイ101の存在を判定可能である。
状態検出部105で映像再生の継続が不可能となるディスプレイ101の存在を検出すると、コンテンツサーバ100の再生方法決定部104は再生方法の変更手法を決定する。さらに、コンテンツサーバ100はディスプレイ101に対し、変更を行う絶対時間とともに再生方法の変更手法を通知する(S302)。
ディスプレイ101はコンテンツサーバ100より、再生変更手法とその変更タイミングが通知されると、その指定されたタイミングに基づいて再生制御部109にて変更された再生・映像処理を行う(S303)。ここで、再生変更手法としては、映像再生の速度や映像再生の中断が挙げられる。
具体的には、コンテンツサーバ100の状態検出部105にて映像再生の継続が不可能なディスプレイ101の存在を検出した場合、再生方法決定部104では、映像再生の速度を低下させる旨を決定し、ディスプレイ101に通知する。また、スロー再生中にディスプレイ101より通知される内部状態で、蓄積状態が改善された場合には再生方法決定部104では通常の映像速度に戻す旨を決定し、ディスプレイ101に通知する。
また、ディスプレイ101の内部状態の判定において、蓄積状態に複数段階の閾値を設けても構わない。たとえば、閾値として2段階とし、1段階目よりも2段階目の蓄積量が多いと仮定する。ここで、2段階目の閾値よりも蓄積量が少なくなった場合には、再生速度を低下させると判定し、さらに1段階目の閾値よりも蓄積量が少なくなった場合には、再生そのものを中断すると判定することも可能である。
また、逆に1段階目の閾値を超えて蓄積量が多くなった場合には、映像再生の速度を落としたスロー再生を行うと判定し、さらに2段階目の閾値を超えて多くなった場合には通常の再生速度に戻すことも可能である。
このように、図3に示した映像コンテンツ再生手法を用いることにより、各ディスプレイ101の内部でのデータ蓄積量に応じて、再生同期表示しているディスプレイグループの映像再生速度の変更が可能である。さらに、再生中断タイミングや再生再開タイミングを指定することで、映像コンテンツ再生の中断や再開を同期して制御可能である。さらに、映像再生速度を低下させることにより、単位時間当たりの蓄積データ消費量を削減することができ、映像再生が中断する可能性を低減することも可能である。
(第2の実施形態)
前述の第1の実施形態では、コンテンツサーバ100にて再生方法を決定して制御する構成を示したが、本実施形態では、ディスプレイグループ内で制御主体となるディスプレイ(以下、マスタディスプレイ400と示す)が制御する構成を示す。
図4は、第2の実施形態におけるシステム構成図である。
本実施形態のディスプレイシステムは、コンテンツサーバ100とマスタディスプレイ400と1つ以上のディスプレイ101で構成され、マスタディスプレイ400を含むディスプレイグループがネットワーク120を介して接続されている。
コンテンツサーバ100は、配信する映像コンテンツを蓄積するコンテンツ蓄積部102を有し、ディスプレイ101、400等の表示装置からの要求に基づきコンテンツ配信部103を介して配信される。ネットワーク120の先に存在するディスプレイグループとは、ネットワークインターフェースとして構成される通信部106を介して接続される。
マスタディスプレイ400は、第1の実施形態に示したディスプレイ101とほぼ同様の構成で実現されるが、第1の実施形態ではコンテンツサーバ100に含まれている状態検出部401と再生方法決定部402を有することが異なる。
マスタディスプレイ400は、通信部107を介してネットワーク120に接続される。通信部107では、コンテンツサーバ100からの映像コンテンツのダウンロードや、ディスプレイグループに含まれるディスプレイ101からの内部状態の通知を受ける。さらに、マスタディスプレイ400から各ディスプレイ101に対する再生方法の通知が行われる。
コンテンツサーバ100から配信される映像コンテンツは、マスタディスプレイ400内の内部バッファとして機能する映像蓄積部108に蓄積され、映像コンテンツの蓄積されたデータ量を監視し、状態検出部401に通知される。他のディスプレイ101から通信部107を介して通知される内部情報も併せて状態検出部401に通知される。
状態検出部401にてマスタディスプレイ400自身、および各ディスプレイ101の状態を判断し、判断結果に基づいて再生方法決定部402にて再生方法・再生タイミングを決定する。再生方法・再生タイミングは、通信部107を介して各ディスプレイ101に通知されるとともに、自身の再生制御部109に通知される。
再生制御部109では、再生方法決定部402により指定された再生方法・再生タイミングに基づき、映像デコード等の表示のための処理が施され、映像表示部110にて再生される。
マスタディスプレイ400以外のディスプレイ101は、通信部107を介してコンテンツサーバ100からの映像コンテンツのダウンロードや、マスタディスプレイ400に対しディスプレイ101の内部状態の通知が行われる。コンテンツサーバ100から配信される映像コンテンツはディスプレイ101内の内部バッファとして機能する映像蓄積部108に蓄積され、映像コンテンツの蓄積状態を監視する。
映像蓄積部108に蓄積された映像コンテンツは、マスタディスプレイ400より指定される再生方法・再生タイミングに基づき再生制御部109で映像デコード等の表示のための処理が施され、映像表示部110にて再生される。
図5に、本実施形態における映像コンテンツ再生までの動作フローを示す。
図5のフローチャートにおいて、中央はコンテンツサーバ100の処理フロー、左側にはマスタディスプレイ400の処理フロー、右側は各ディスプレイ101の処理フローを示している。
初期状態として、マスタディスプレイ400に対して同一の映像コンテンツを同時刻に再生する、同期再生対象となる複数のディスプレイを特定するディスプレイグループの設定処理を行う(S500)。これは、同期再生を指示するユーザからの指定で行われ、マスタディスプレイ400に対してIPアドレス等の同期再生対象となるディスプレイ101の識別情報が指定される。
さらに、ディスプレイグループを構成するマスタディスプレイ400および各ディスプレイ101は、コンテンツサーバ100にコンテンツ要求を発行する(S501)。
コンテンツサーバ100は、指定された映像コンテンツをコンテンツ蓄積部102より読み出し、要求元のマスタディスプレイ400および複数のディスプレイ101に対してコンテンツ配信部103を介してコンテンツを配信する(S502)。
ネットワーク120を介して配信された映像コンテンツは、ディスプレイ101内の映像蓄積部108に蓄積される(S503)。
ディスプレイ101では、映像コンテンツの蓄積状態を監視し、その蓄積状態情報をマスタディスプレイ400に内部状態として通知する(S504)。マスタディスプレイ400においても、映像コンテンツの蓄積状態を監視し、その蓄積状態情報を状態検出部401に通知する(S504)。
マスタディスプレイ400は、各ディスプレイ101の蓄積状態を含む内部情報を受信する。さらに、自身の内部状態の検出結果とともに各ディスプレイ101で映像再生開始可能な映像コンテンツが蓄積されたか否かを状態検出部401にて判定する(S505)。ここで、マスタディスプレイ400は、ディスプレイグループとして指定された自身を含むすべてのディスプレイ(101、400)が映像再生開始可能な状態になるまで待機する。
マスタディスプレイ400は、状態検出部401の判定結果、指定されたすべてのディスプレイ(101、400)で映像再生可能な状態になったことを検出すると、再生方法決定部402にて再生開始のタイミングを決定する。さらに、ディスプレイグループにそのタイミングを通知する(S506)。
ここで再生開始のタイミングは、たとえばディスプレイグループが共有する絶対時間で指定されるものとする。各ディスプレイ101は、マスタディスプレイ400より再生開始タイミングが通知されると、その指定されたタイミングに基づいて再生制御部109にて再生・映像処理を行い、映像表示部110に映像を再生する(S507)。同様に、マスタディスプレイ400においても、再生方法決定部402に指定されたタイミングに基づいて再生制御部109にて再生・映像処理を行い、映像表示部110に映像を再生する(S507)。
本実施形態によれば、ディスプレイグループを構成する各ディスプレイ(101、400)の内部状態を把握して映像再生開始のタイミングを決定することにより、各ディスプレイ(101、400)での映像再生のタイミング同期を図ることが可能となる。
図6に、本実施形態における映像コンテンツ再生中の動作フローを示す。動作フローの左側はマスタディスプレイ400の処理フローを示し、右側はディスプレイ101の処理フローを示している。
各ディスプレイ101で映像コンテンツの再生実行中(S604)、ディスプレイ101は映像蓄積部108の映像コンテンツの蓄積状態を監視し続け、その蓄積状態情報をマスタディスプレイ400に内部状態として通知する(S600)。ここで送信される内部状態情報は、ディスプレイ101が定期的に映像コンテンツの蓄積状態を通知しても構わない。また、ディスプレイ101が蓄積状態の閾値を有し、その閾値よりも蓄積量が少なくなった場合にのみ通知する手法でも構わない。
マスタディスプレイ400は、ディスプレイグループとして指定された自身を含む各ディスプレイ(101、400)の蓄積状態を含む内部状態情報を受信する。受信した内部状態情報に基づき、映像再生の継続が不可能なディスプレイ(101、400)、の存在の有無を状態検出部401で判定する(S601)。
もしS600において、ディスプレイ(101、400)が定期的に映像コンテンツの蓄積状態を通知する場合、状態検出部401では、各ディスプレイ(101、400)がこのまま映像再生の継続が可能か否かを判断する。この結果により、再生継続ができないディスプレイの有無を判定する。
一方、S600において、各ディスプレイ(101、400)が閾値を有し、閾値と蓄積量の関係の変化時に通知する場合は、状態検出部401では、その通知により映像再生の継続が不可能なディスプレイ(101、400)の存在を判定可能である。
状態検出部401で映像再生の継続が不可能となるディスプレイ101の存在を検出すると、マスタディスプレイ400の再生方法決定部402は再生方法の変更手法を決定する。そして、ディスプレイ(101、400)に対し、変更を行う絶対時間とともに通知する(S602)。ディスプレイ(101、400)は、マスタディスプレイ400の再生方法決定部402より、再生変更手法とその変更タイミングが通知されると、その指定されたタイミングに基づいて再生制御部109にて変更された再生・映像処理を行う(S603)。
ここで、再生変更手法としては、映像再生の速度や映像再生の中断が挙げられる。具体的には、マスタディスプレイ400の状態検出部401にて映像再生の継続が不可能なディスプレイ(101、400)の存在を検出する。その場合、再生方法決定部402では、映像再生の速度を低下させる旨を決定し、ディスプレイ(101、400)に通知する。
また、スロー再生中にディスプレイ(101、400)より通知される内部状態で、蓄積状態が改善された場合は再生方法決定部402が通常の映像速度に戻す旨を決定し、ディスプレイ(101、400に通知する。
また、ディスプレイ101の内部状態の判定において、映像蓄積部108の蓄積状態に複数段階の閾値を設けても構わない。たとえば、閾値として2段階を設定し、1段階目よりも2段階目の蓄積量が多いと規定する。ここで、2段階目の閾値よりも蓄積量が少なくなった場合には、再生速度を低下させると判定し、さらに1段階目の閾値よりも蓄積量が少なくなった場合には、再生そのものを中断すると判定することも可能である。
また、逆に1段階目の閾値を超えて蓄積量が多くなった場合には、映像再生の速度を落としたスロー再生を行うと判定し、さらに2段階目の閾値を超えて多くなった場合には通常の再生速度に戻すことも可能である。
前述のように、図6に示した映像コンテンツ再生手法を用いて動作を制御することにより、各ディスプレイ(101、400)の内部でのデータ蓄積量に応じて、一斉に同期表示しているディスプレイグループの映像再生速度を変更することができる。また、再生の中断や再開を同期して制御することが可能である。さらに、映像再生速度を低下させることにより、単位時間当たりの蓄積データ消費量を削減することができ、映像再生が中断する可能性を低減することも可能である。
(その他の実施形態)
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(コンピュータプログラム)を、ネットワーク又は各種のコンピュータ読み取り可能な記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給する。そして、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。
100 コンテンツサーバ
101 ディスプレイ
102 コンテンツ蓄積部
103 コンテンツ配信部
105 状態検出部
104 再生方法決定部
106、107 通信部
108 映像蓄積部
109 再生制御部
110 映像表示部
400 マスタディスプレイ

Claims (9)

  1. コンテンツサーバと、複数のディスプレイで構成され、ネットワークを介して映像コンテンツをダウンロードして表示するディスプレイシステムにおいて、
    前記複数のディスプレイの中から、同一の映像コンテンツを同時刻に同期表示するディスプレイグループを特定する設定手段と、
    前記ディスプレイグループに含まれるディスプレイの内部状態を検出する状態検出手段と、
    前記状態検出手段により検出された内部状態に基づき、前記ディスプレイグループで再生される映像コンテンツの再生タイミングを決定する再生方法決定手段と、
    を有することを特徴とするディスプレイシステム。
  2. 前記内部状態は、前記ディスプレイグループを構成するディスプレイが映像コンテンツをダウンロードして内部バッファに蓄積したデータ量を含むことを特徴とする請求項1に記載のディスプレイシステム。
  3. 前記再生方法決定手段は、各ディスプレイで再生する映像コンテンツの再生速度、再生中断タイミング、再生再開タイミングの何れかを含むことを特徴とする請求項1に記載のディスプレイシステム。
  4. 前記ディスプレイは、内部状態の検出結果をコンテンツサーバに通知し、
    前記再生方法決定手段は、前記コンテンツサーバに含まれることを特徴とする請求項1に記載のディスプレイシステム。
  5. コンテンツサーバと複数のディスプレイで構成され、ネットワークを介して映像コンテンツをダウンロードして表示するコンテンツサーバであって、
    前記複数のディスプレイの中から、同一の映像コンテンツを同時刻に同期表示するディスプレイグループを特定する設定手段と、
    前記ディスプレイグループに含まれるディスプレイの内部状態を検出する状態検出手段と、
    前記状態検出手段により検出された内部状態に基づき、前記ディスプレイグループで再生される映像コンテンツの再生タイミングを決定する再生方法決定手段と、
    を有することを特徴とするコンテンツサーバ。
  6. 複数のディスプレイとコンテンツサーバで構成され、ネットワークを介して映像コンテンツをダウンロードして表示するディスプレイシステムにおけるディスプレイであって、
    前記複数のディスプレイのうち、制御主体をとなるディスプレイは、
    前記複数のディスプレイの中から、同一の映像コンテンツを同時刻に同期表示するディスプレイグループを特定する設定手段と、
    前記ディスプレイグループに含まれるディスプレイの内部状態を検出する状態検出手段と、
    前記状態検出手段により検出された内部状態に基づき、前記ディスプレイグループで再生される映像コンテンツの再生タイミングを決定する再生方法決定手段と、
    を有することを特徴とするディスプレイ。
  7. コンテンツサーバと、複数のディスプレイで構成され、ネットワークを介して映像コンテンツをダウンロードして表示するディスプレイシステムの制御方法において、
    前記複数のディスプレイの中から、同一の映像コンテンツを同時刻に同期表示するディスプレイグループを特定する設定工程と、
    前記ディスプレイグループに含まれるディスプレイの内部状態を検出する状態検出工程と、
    前記状態検出工程において検出された内部状態に基づき、前記ディスプレイグループで再生される映像コンテンツの再生タイミングを決定する再生方法決定工程と、
    を有することを特徴とするディスプレイシステムの制御方法。
  8. コンテンツサーバと複数のディスプレイで構成され、ネットワークを介して映像コンテンツをダウンロードして表示するコンテンツサーバの制御方法であって、
    前記複数のディスプレイの中から、同一の映像コンテンツを同時刻に同期表示するディスプレイグループを特定する設定工程と、
    前記ディスプレイグループに含まれるディスプレイの内部状態を検出する状態検出工程と、
    前記状態検出工程において検出された内部状態に基づき、前記ディスプレイグループで再生される映像コンテンツの再生タイミングを決定する再生方法決定工程と、
    を有することを特徴とするコンテンツサーバの制御方法。
  9. 複数のディスプレイとコンテンツサーバで構成され、ネットワークを介して映像コンテンツをダウンロードして表示するディスプレイシステムにおけるディスプレイの制御方法であって、
    前記複数のディスプレイのうち、制御主体をとなるディスプレイは、
    前記複数のディスプレイの中から、同一の映像コンテンツを同時刻に同期表示するディスプレイグループを特定する設定工程と、
    前記ディスプレイグループに含まれるディスプレイの内部状態を検出する状態検出工程と、
    前記状態検出工程において検出された内部状態に基づき、前記ディスプレイグループで再生される映像コンテンツの再生タイミングを決定する再生方法決定工程と、
    を有することを特徴とするディスプレイの制御方法。
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