JP2015137819A - バーナおよび熱源機 - Google Patents

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Abstract

【課題】火炎を精度良く検知できるバーナおよび熱源機を提供する。
【解決手段】バーナ3は、燃料ノズル31と、バーナコーン32と、火炎検知部33とを備えている。燃料ノズル31は燃料を供給するためのものである。バーナコーン32は、燃料ノズルが燃料を供給する方向において燃料ノズル31よりも前方に配置されており、第1の貫通孔32bが設けられた第1の周壁部32aを有し、第1の周壁部32aの内周側で燃料ノズル31から供給された燃料を燃焼させて火炎を生じさせるための円筒状のものである。火炎検知部33は第1の周壁部32aの外周側に配置され、かつ第1の貫通孔32bから火炎を検知可能なものである。
【選択図】図2

Description

本発明は、バーナおよび熱源機に関するものである。
熱源機のバーナには、いわゆるガンタイプバーナといわれる、噴霧ノズルを備えた灯油などの燃料を燃焼させるバーナが用いられることがある。このガンタイプバーナでは、噴霧ノズルから灯油などの燃料が噴霧されるとともに、噴霧ノズルの周りから燃焼用の空気が供給されることによって、拡散火炎による燃焼が生じる。
ガンタイプバーナの燃焼の有無を検知するために、火炎検知部によって火炎が検知される。この火炎検知部は、設置し易いため噴霧ノズルの手前側に配置されている。また、この火炎検知部としてフォトダイオードが用いられることがある。
たとえば、特開平7−239122号公報(特許文献1)には、火炎検知部としてフォトダイオードが用いられることは記載されていないが、噴霧ノズルの手前側に火炎検知部が配置されたバーナが記載されている。
特開平7−239122号公報
上記公報では、火炎検知部が噴霧ノズルの手前側に配置されているため、火炎検知部によって火炎の延びる方向に火炎が検知される。このため、火炎検知部によって火炎の根元側から先端側に渡って青火から赤火の火炎が検知される。火炎検知部としてフォトダイオードが用いられた場合、フォトダイオードは検知波長の範囲が狭いため、青火から赤火に渡って広範囲の波長の火炎を検知することは困難である。したがって、フォトダイオードが噴霧ノズルの手前側に配置されている場合、火炎を精度良く検知することが難しいという問題がある。
本発明は、上記の課題を鑑みてなされたものであり、火炎を精度良く検知できるバーナおよび熱源機を提供することである。
本発明のバーナは、燃料ノズルと、バーナコーンと、火炎検知部とを備えている。燃料ノズルは燃料を供給するためのものである。バーナコーンは、燃料ノズルが燃料を供給する方向において燃料ノズルよりも前方に配置されており、第1の貫通孔が設けられた第1の周壁部を有し、第1の周壁部の内周側で燃料ノズルから供給された燃料を燃焼させて火炎を生じさせるための円筒状のものである。火炎検知部は第1の周壁部の外周側に配置され、かつ第1の貫通孔から火炎を検知可能なものである。
本発明のバーナによれば、火炎検知部は、燃料ノズルが燃料を供給する方向において燃料ノズルよりも前方に配置されたバーナコーンの第1の周壁部の外周側に配置され、第1の周壁部に設けられた第1の貫通孔から火炎を検知する。第1の貫通孔から検知される火炎は、燃料ノズルから離れた位置にあり、バーナの燃料能力範囲において赤火である。このため、火炎検知部は検知波長が短くても火炎を検知することができる。また、火炎検知部は、第1の周壁部に設けられた第1の貫通孔から火炎を検知するため、火炎の延びる方向に対して交差する方向に火炎が検知される。したがって、火炎の延びる方向と火炎検知部が火炎を検知する方向とがなす角度は大きいため、火炎の延びる方向に比べて火炎の色の変化が小さい。すなわち、火炎検知部が検知する火炎の波長は赤火の波長範囲内である。よって、火炎検知部は検知波長が短くても火炎を検知することができる。したがって、火炎検知部は火炎を精度良く検知できる。
上記のバーナにおいては、整流筒をさらに備えている。整流筒は第2の貫通孔が設けられた第2の周壁部を有し、かつ第1の貫通孔に前記第2の貫通孔が重なるように第1の周壁部の外周側に第1の周壁部と間隔をあけてバーナコーンと同軸上に配置された円筒状のものである。火炎検知部は、整流筒の第2の周壁部の外周側に配置され、かつ第1の貫通孔および第2の貫通孔から火炎を検知可能に構成されている。このため、火炎から火炎検知部までの距離を大きくすることができる。また、バーナコーンの第1の周壁部と整流筒の第2の周壁部との間に空気が流れる。したがって、火炎検知部の動作環境温度を低くすることができるため、火炎検知部の故障を抑制することができる。
上記のバーナにおいては、バーナケースをさらに備えている。バーナケースはバーナコーンおよび整流筒を収容し、かつ第2の周壁部の外周側に第2の周壁部と間隔をあけて配置された側壁を有する。側壁に火炎検知部が設置されている。このため、火炎から火炎検知部までの距離を大きくすることができる。また、整流筒の第2の周壁部と火炎検知部との間にも空気が流れる。したがって、火炎検知部の動作環境温度を低くすることができるため、火炎検知部の故障を抑制することができる。
上記のバーナにおいては、バーナケースは、保持面をさらに備えている。保持面は凸部を含んでいる。整流筒の軸方向端部は凹部を含んでいる。凸部が凹部に嵌合した状態で第1の貫通孔に第2の貫通孔が重なっている。このため、バーナケースの凸部に整流筒の凹部を嵌合させることで第1の貫通孔に第2の貫通孔が重なるようにバーナケースに整流筒を位置決めすることができる。これにより、第1の貫通孔と第2の貫通孔との位置のずれによって火炎検知部が火炎を検知できないことを防止できる。
上記のバーナにおいては、火炎検知部は、フォトダイオードである。このため、火炎検知部に検知波長が短いフォトダイオードを用いることができる。フォトダイオードはコストが低いため、バーナのコストを低減することができる。
本発明の熱源機は上記のバーナを備えている。このため、火炎を精度良く検知することができるバーナを備えた熱源機を得ることができる。
以上説明したように、本発明によれば、精度良く火炎を検知することができるバーナおよびそれを備えた熱源機を提供することができる。
本発明の一実施の形態における熱源機の構成を概略的に示す概略図である。 本発明の一実施の形態におけるバーナの構成を概略的に示す部分破断断面図である。 本発明の一実施の形態におけるバーナの構成を概略的に示す部分斜視図である。 本発明の一実施の形態におけるフォトダイオードの構成を概略的に示す断面図である。 本発明の一実施の形態における整流筒がバーナケースに位置決めされた状態を概略的に示す斜視図である。 図5のP部を示す拡大正面図である。 図5のP部の整流筒を示す拡大図である。 図5のP部のバーナケースを示す拡大図である。 本発明の一実施の形態におけるバーナの燃焼状態を示す図である。 比較例のバーナの燃焼状態を示す図である。
以下、本発明の一実施の形態について図に基づいて説明する。
まず本発明の実施の形態の熱源機の構成について説明する。
図1を参照して、本実施の形態の熱源機1は、ハウジング2と、バーナ3と、送風機4と、一次熱交換器5と、二次熱交換器6と、排気集合筒7と、消音器8と、中和器9と、配管10と、給水配管11、入水口11aと、給湯配管12と、出湯口12aと、燃料配管13とを主に有している。
ハウジング2は、一次熱交換器5、二次熱交換器6、排気集合筒7、消音器8、中和器9、配管10、給水配管11および給湯配管12を内部に収容可能に構成されている。ハウジング2の前面に排気口EPが設けられている。排気口EPは一次熱交換器5によって顕熱が回収され、二次熱交換器6によって潜熱が回収された燃焼ガスをハウジング2の外部に排気可能に構成されている。また、ハウジング2の側面には給水のための入水口11aと給湯のための出湯口12aとが設けられている。
バーナ3は、一次熱交換器5および二次熱交換器6との間で熱交換を行なうための燃焼ガスを発生させて一次熱交換器5および二次熱交換器6に供給するためのものである。バーナ3は、図示しない燃料供給源から燃料配管13を経由して供給されてきた灯油などの燃料を下向きに噴霧して燃焼させる逆燃式の装置である。具体的にはバーナ3はたとえばガンタイプバーナである。
送風機4は、バーナ3に対して燃焼に必要な空気を供給するためのものである。送風機4は、バーナ3の上方から燃焼用空気を下向きに供給可能に構成されている。具体的には送風機4はたとえばファンである。
一次熱交換器5は顕熱回収型の熱交換器である。高温の燃焼ガスとの熱交換によって一次熱交換器5内の湯水が加熱される。二次熱交換器6は潜熱回収型の熱交換器である。一次熱交換器5で熱交換した後の燃焼ガスが二次熱交換器6へ通されることで二次熱交換器6内の水が予熱される。この過程で燃焼ガスの温度が60℃程度まで下がることで、燃焼ガス中に含まれる水分が凝縮して潜熱を得ることができる。
一次熱交換器5の一方端と二次熱交換器6の一方端とは互いに配管10によって接続されている。二次熱交換器6の他方端には給水配管11が接続されており、一次熱交換器5の他方端には給湯配管12が接続されている。一次熱交換器5は二次熱交換器6よりもバーナ3の近くに配置されている。
排気集合筒7および消音器8は一連に繋がった燃焼ガス流路を構成している。排気集合筒7は一次熱交換器5および二次熱交換器6の下流側に位置している。消音器8は排気集合筒7の下流側に位置している。図1中矢印で示すように、バーナ3で発生した燃焼ガスは、一次熱交換器5および二次熱交換器6の周囲を通過して一次熱交換器5および二次熱交換器6内の水と熱交換した後、排気集合筒7を通って消音器8に送られ、排気口EPからハウジング2外に排出される。
上記のとおり二次熱交換器6において燃焼ガスの水蒸気を凝縮させる構造上、凝縮した水(ドレン)が発生するためドレンの排水が必要である。二次熱交換器6の下側に中和器9が配置されており、二次熱交換器6から中和器9にドレンが排水される。燃焼ガス中には窒素酸化物などが含まれるため、これがドレンに溶け込んでドレンは酸性となる。中和器9はこの酸性のドレンを中和するためのものである。中和器9内には酸性のドレンを中和するための中和剤が充填されている。中和器9で中和されたドレンは図示しない排水路を通ってハウジング2外に排出される。
入水口11aは給水配管11に接続されており給水配管11を経由して一次熱交換器5および二次熱交換器6に水を給水可能に構成されている。出湯口12aは給湯配管12に接続されており一次熱交換器5および二次熱交換器6で温められた温水を給湯可能に構成されている。これにより、入水口11aから給水された水は、一次熱交換器5および二次熱交換器6を通過する際に燃焼ガスによって加熱されて出湯口12aから給湯される。
次に、図2および図3を参照して、本実施の形態のバーナ3の構成についてさらに詳しく説明する。なお、図2においては、説明の便宜のため、バーナ3の一部が破断して示されている。また、図3においては、説明の便宜のため、バーナ3の一部が破線で示されている。
バーナ3は、一次空気筒30と、燃料ノズル31と、バーナコーン32と、火炎検知部33と、整流筒34と、バーナケース35と、点火器36と、拡散板37とを主に有している。一次空気筒30内において燃料ノズル31はバーナケース35の上面に接続されている。一次空気筒30内において燃料ノズル31の先端の噴出口の近傍に点火器36が配置されている。火炎検知部33はバーナケース35の側壁35aに取り付けられている。一次空気筒30、燃料ノズル31、バーナコーン32、火炎検知部33、整流筒34、点火器36はバーナケース35の内部に配置されている。また、バーナケース35の上面に送風機4がバーナケース35の内部に送風可能に接続されている。
バーナケース35の保持面35bに拡散板37が取り付けられている。拡散板37はバーナコーン32の中心部を通って径方向に延びるように形成されている。拡散板37はバーナコーン32の径方向の一部を遮るように形成されている。この拡散板37によって火炎が分けられて火炎の渦が発生する。これにより、火炎の均一化が実現される。また拡散板37は火炎が一次熱交換器5に達するのを防ぐこともできる。
一次空気筒30は、バーナケース35の上面側から見て、燃料ノズル31を同軸状に囲むように設けられている。一次空気筒30はバーナコーン32の上方に配置されている。一次空気筒30は底部に向かって径が小さくなるように湾曲しており、底部に開口を有している。一次空気筒30は、底部の開口を通って燃料ノズル31から下向きに噴霧された燃料がバーナコーン32の内側に供給されるように構成されている。
燃料ノズル31は燃料を供給するためのものである。燃料ノズル31は燃料配管13に接続されており、燃料配管13を介して図示しない燃料供給源と接続されている。燃料ノズル31は燃料配管13を経由して供給されてきた灯油などの燃料をバーナコーン32の内側に向かって下向きに噴霧するように構成されている。
バーナコーン32は燃料ノズルが燃料を供給する方向において燃料ノズル31よりも前方に配置されている。本実施の形態のバーナ3は逆燃式であるためバーナコーン32は燃料ノズル31よりも下方に配置されている。バーナコーン32は円筒状に形成されている。具体的にはバーナコーン32は燃料ノズル31側に配置された小径部と、小径部に対して燃料ノズル31と反対側に配置された大径部とを有している。バーナコーン32は第1の周壁部32aを有している。バーナコーン32は第1の周壁部32aの内周側で燃料ノズル31から供給された燃料を燃焼させて火炎を生じさせるためのものである。第1の周壁部32aには第1の貫通孔32bが設けられている。具体的には、第1の貫通孔32bは大径部に形成されている。第1の貫通孔32bは複数個形成されている。複数の第1の貫通孔32bはバーナコーン32の周方向に略等間隔で配置されている。複数の第1の貫通孔32bは略同じ高さに配置されている。なお、バーナコーン32の小径部にも複数の貫通孔が形成されている。
火炎検知部33は、第1の周壁部32aの外周側に配置されている。火炎検知部33は第1の貫通孔32bから火炎を検知可能に構成されている。火炎検知部33は、バーナコーン32の外周側に位置し、バーナコーン32の内周側に火炎を検知するように構成されている。火炎検知部33はバーナ3の上下方向に直交する方向にバーナコーン32の内側に向けて配置されていてもよい。火炎検知部33は燃料ノズル31、バーナコーン32および整流筒34の同軸に対して直交するように配置されていてもよい。具体的には火炎検知部33はフォトダイオードである。このフォトダイオードはフォトICダイオードであってもよい。
ここで図4を参照して、フォトICダイオードの構成について説明する。フォトICダイオードは、モールド樹脂33aと、ICチップ33bと、ダイボンド樹脂33cと、ボンディングワイヤ33dと、リード33eと、接合材33fとを有している。モールド樹脂33aはICチップ33bを封止している。モールド樹脂33aはたとえばエポキシ樹脂であり透明な樹脂である。モールド樹脂33aは円柱状に形成されている。ICチップ33bは受光部を有しており、モールド樹脂33aの径方向の中心において図中矢印方向から火炎を検知可能に構成されている。ICチップ33bはダイボンド樹脂33cによってリード33eに接続されている。ダイボンド樹脂33cはたとえばエポキシ樹脂に銀を混合した樹脂である。ICチップ33bは、たとえば金からなるボンディングワイヤ33dによってリード33eに電気的に接続されている。リード33eはモールド樹脂33aに接合材33fによって接合されている。接合材33fはたとえばはんだである。
整流筒34はバーナケース35の周囲に空気を流すためのものである。整流筒34は円筒状に形成されている。整流筒34は第2の周壁部34aを有している。第2の周壁部34aには第2の貫通孔34bが設けられている。整流筒34は、第1の貫通孔32bに第2の貫通孔34bが重なるように第1の周壁部32aの外周側に第1の周壁部32aと間隔をあけてバーナコーン32と同軸上に配置されている。
図2、図3および図5を参照して、バーナケース35はバーナコーン32および整流筒34を収容するように構成されている。バーナケース35は、上面と、側壁35aと、保持面(底面)35bとを有している。側壁35aは第2の周壁部34aの外周側に第2の周壁部34aと間隔をあけて配置されている。側壁35aに火炎検知部33が設置されている。
保持面35bは凸部35cを含んでいる。また、整流筒34の軸方向端部34cは凹部34dを含んでいる。凸部35cが凹部34dに嵌合した状態で第1の貫通孔32bに第2の貫通孔34bが重なっている。
図6を参照して、凸部35cは中心から両側に延びる2つの斜面を有している。2つの斜面同士のなす角度はたとえば90度である。図7を参照して、凹部34dはV字状に形成された2つの斜辺を有している。2つの斜辺同士のなす角度はたとえば95度である。図6〜8を参照して、整流筒34の内周面がバーナケース35の保持面35bから上方に延びる立ち上がり部35dの外周面に沿うように整流筒34がバーナケース35の保持面35bに設置される。この際、凸部35cが凹部34dに嵌合されることで整流筒34がバーナケース35に位置決めされる。これにより、第1の貫通孔32bに第2の貫通孔34bを容易に重ねることができる。また、凸部35cの2つの斜面同士のなす角度よりも凹部34dの2つの斜辺同士のなす角度が大きいため凸部35cに凹部34dを嵌めやすい。このため、バーナケース35への整流筒34の位置決め作業が容易である。
次に、本実施の形態のバーナの動作について説明する。
図9を参照して、送風機4から空気がバーナケース35内に供給される。この空気の一部は一次空気筒30内に図示しない導入口を通って導入される。またこの空気の別の一部は整流筒34に導入され、その一部はバーナコーン32の小径部の複数の貫通孔および大径部の複数の第1の貫通孔32bからバーナコーン32内に導入される。残りの空気はバーナケース35と整流筒34との間を流れる。一次空気筒30内に入った空気は燃料ノズル31側へ流れ、燃料ノズル31から下方へ噴霧された燃料と一緒に一次空気筒30の底部の開口からバーナコーン32内へ送り込まれる。
この燃料が点火器36によって着火され、バーナコーン32内で燃焼する。つまり、バーナコーン32内において、燃料の噴霧方向(図中矢印A方向)に拡散火炎が発生する。この図中矢印A方向は、燃料ノズル31、バーナコーン32、整流筒34の同軸方向である。火炎検知部33は、第1の貫通孔32bおよび第2の貫通孔34bを通して、バーナコーン32内の火炎を検知する。火炎検知部33は、図中矢印A方向に延びる火炎と交差する図中矢印B方向に火炎を検知する。バーナ3の上下方向において、第1の貫通孔32bはバーナ3の下方に配置されているため、第1の貫通孔32bから検知される火炎は赤火である。したがって、第1の貫通孔32bから検知される火炎は照度が高い。また、火炎の延びる方向では青火から赤火に渡って火炎が発生するが、第1の貫通孔32bの位置では火炎は赤火であるため、火炎の延びる方向と直交する方向に火炎を検知すると赤火だけを検知することができる。したがって、検知波長の範囲が狭いフォトダイオードであっても火炎を精度良く検知することができる。
次に本実施の形態の作用効果について比較例と対比して説明する。
図10を参照して本実施の形態の比較例では、フォトダイオード40がバーナケース35の上面に接続されており、燃料ノズル31の手前側に配置されている。このフォトダイオード40は図中矢印C方向に示すように火炎の延びる方向に火炎を検知する。具体的には火炎の延びる方向(図中矢印A方向)とフォトダイオード40が火炎を検知する方向(図中矢印C方向)とは一致していないが、図中矢印A方向と図中矢印C方向とがなす角度は小さい。このため、フォトダイオード40が火炎を検知する方向には青火から赤火に渡って広範囲の波長の火炎が存在する。つまり、フォトダイオード40が火炎を検知する方向には青火から赤火に渡って広範囲の波長の火炎が重畳している。しかしながら、フォトダイオードは検知波長の範囲が狭いため、青火から赤火に渡って火炎を検知することは困難である。したがって、比較例ではフォトダイオード40は火炎を精度良く検知できない。
これに対して、本実施の形態のバーナ3によれば、火炎検知部33は、燃料ノズル31よりも下方に配置されたバーナコーン32の第1の周壁部32aの外周側に配置され、第1の周壁部32aに設けられた第1の貫通孔32bから火炎を検知する。第1の貫通孔32bから検知される火炎は、燃料ノズル31から下方に離れた位置にあり、バーナ3の燃料能力範囲において赤火である。このため、火炎検知部33は検知波長が短くても火炎を検知することができる。また、火炎検知部33は、第1の周壁部32aに設けられた第1の貫通孔32bから火炎を検知するため、火炎の延びる方向に対して交差する方向に火炎が検知される。したがって、火炎の延びる方向と火炎検知部33が火炎を検知する方向とがなす角度は大きいため、火炎の延びる方向に比べて火炎の色の変化が小さい。すなわち、火炎検知部33が検知する火炎の波長は赤火の波長範囲内である。よって、火炎検知部33は検知波長が短くても火炎を検知することができる。したがって、火炎検知部33は火炎を精度良く検知できる。
また、火炎検知部33はバーナコーン32の第1の周壁部32aの外周側に配置されているため、火炎が逆火しても、火炎検知部33に火炎が達しない。これにより、火炎検知部33の動作環境温度を低くすることができるため、火炎検知部33の故障を抑制することができる。
本実施の形態のバーナ3においては、火炎検知部33は、整流筒34の第2の周壁部34aの外周側に配置され、かつ第1の貫通孔32bおよび第2の貫通孔34bから火炎を検知可能に構成されている。このため、火炎から火炎検知部33までの距離を大きくすることができる。また、バーナコーン32の第1の周壁部32aと整流筒34の第2の周壁部34aとの間に空気が流れる。したがって、火炎検知部33の動作環境温度を低くすることができるため、火炎検知部33の故障を抑制することができる。また、一次空気筒30内部よりもバーナコーン32と整流筒34との間の方が空気量が多くなる。これによっても、火炎検知部33の動作環境温度を低くすることができる。
本実施の形態のバーナ3においては、第2の周壁部34aの外周側に第2の周壁部34aと間隔をあけて配置された側壁35aに火炎検知部33が設置されている。このため、火炎から火炎検知部33までの距離をさらに大きくすることができる。また、整流筒34の第2の周壁部34aと火炎検知部33との間にも空気が流れる。したがって、火炎検知部33の動作環境温度をさらに低くすることができるため、火炎検知部33の故障を抑制することができる。
本実施の形態のバーナ3においては、保持面35bの凸部35cが整流筒34の軸方向端部34cの凹部34dに嵌合した状態で第1の貫通孔32bに第2の貫通孔34bが重なっている。このため、バーナケース35の凸部35cに整流筒34の凹部34dを嵌合させることで第1の貫通孔32bに第2の貫通孔34bが重なるようにバーナケース35に整流筒34を位置決めすることができる。これにより、第1の貫通孔32bと第2の貫通孔34bとの位置のずれによって火炎検知部33が火炎を検知できないことを防止できる。
本実施の形態のバーナ3においては、火炎検知部33は、フォトダイオードである。このため、火炎検知部33に検知波長が短いフォトダイオードを用いることができる。フォトダイオードはコストが低いため、バーナ3のコストを低減することができる。
本発明の熱源機1は上記のバーナ3を備えているため、火炎を精度良く検知することができるバーナ3を備えた熱源機1を得ることができる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 熱源機、2 ハウジング、3 バーナ、4 送風機、5 一次熱交換器、6 二次熱交換器、7 排気集合筒、8 消音器、9 中和器、10 配管、11 給水配管、11a 入水口、12 給湯配管、12a 出湯口、13 燃料配管、30 一次空気筒、31 燃料ノズル、32 バーナコーン、32a 第1の周壁部、32b 第1の貫通孔
33 火炎検知部、33a モールド樹脂、33b チップ、33c ダイボンド樹脂、33d ボンディングワイヤ、33e リード、33f 接合材、34 整流筒、34a 第2の周壁部、34b 第2の貫通孔、34c 軸方向端部、34d 凹部、35 バーナケース、35a 側壁、35b 保持面、35c 凸部、35d 立ち上がり部、36 点火器、37 拡散板、EP 排気口。

Claims (6)

  1. 燃料を供給するための燃料ノズルと、
    前記燃料ノズルが前記燃料を供給する方向において前記燃料ノズルよりも前方に配置されており、第1の貫通孔が設けられた第1の周壁部を有し、前記第1の周壁部の内周側で前記燃料ノズルから供給された前記燃料を燃焼させて火炎を生じさせるための円筒状のバーナコーンと、
    前記第1の周壁部の外周側に配置され、かつ前記第1の貫通孔から前記火炎を検知可能な火炎検知部とを備えた、バーナ。
  2. 第2の貫通孔が設けられた第2の周壁部を有し、かつ前記第1の貫通孔に前記第2の貫通孔が重なるように前記第1の周壁部の外周側に前記第1の周壁部と間隔をあけて前記バーナコーンと同軸上に配置された円筒状の整流筒をさらに備え、
    前記火炎検知部は、前記整流筒の前記第2の周壁部の外周側に配置され、かつ前記第1の貫通孔および前記第2の貫通孔から前記火炎を検知可能に構成されている、請求項1に記載のバーナ。
  3. 前記バーナコーンおよび前記整流筒を収容し、かつ前記第2の周壁部の外周側に前記第2の周壁部と間隔をあけて配置された側壁を有するバーナケースをさらに備え、
    前記側壁に前記火炎検知部が設置されている、請求項2に記載のバーナ。
  4. 前記バーナケースは、保持面をさらに備え、
    前記保持面は凸部を含み、
    前記整流筒の軸方向端部は凹部を含み、
    前記凸部が前記凹部に嵌合した状態で前記第1の貫通孔に前記第2の貫通孔が重なっている、請求項3項に記載のバーナ。
  5. 前記火炎検知部は、フォトダイオードである、請求項1〜4のいずれか1項に記載のバーナ。
  6. 前記請求項1〜5のいずれか1項に記載のバーナを備えた、熱源機。
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