JP2015137598A - カムシャフトの組み立て方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】シャフトの軸方向の歪みを抑えつつ、カムピースとシャフトとを強固に固定することのできるカムシャフトの組み立て方法を提供する。
【解決手段】カム山を有したカムピース30及び円柱形状で中空のシャフト20にて構成されるカムシャフトの組み立て方法であって、カムピース30に設けられた孔31とシャフト20とを隙間嵌めする。この隙間嵌めの後、カムピース30が隙間嵌めされた部位のシャフト20の内周面であってシャフト20の軸中心を対象の中心として点対称になる2箇所を溶融し、その溶融された2箇所の溶融部Yが凝固するときに生じる熱歪みを利用してシャフト20の断面を楕円形状に変形させる。そしてこの楕円化により、シャフト20の外周面を孔31に当接させて固定する。
【選択図】図3

Description

本発明は、カムシャフトの組み立て方法に関する。
内燃機関等に使用されるカムシャフトについて、カム山を有するカムピースとシャフトとを別部材で構成して組み立てるようにしたものが知られている。
例えば特許文献1に記載のカムシャフトでは、カムピースに楕円形状の孔を設け、この楕円形状の孔に、断面が楕円形状のシャフトを挿入するようにしている。そして、カムピースの孔にシャフトが挿入された状態で、カムピース及びシャフトを相対回転させることにより、シャフト外周面の一部をカムピースに設けられた孔の一部に当接させて圧着するようにしている。
特開平4−365907号公報
ところで、円柱形状で中空のシャフトを使用すると、例えばカムシャフトの軽量化等を図ることができる。ここで、そうした中空状のシャフトを使用する場合に、上述したようなカムシャフトの組み立て方法を適用すると、カムピース及びシャフトを相対回転させるときに、シャフトがねじれて軸方向に歪みが生じるおそれがある。
本発明はこうした実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、シャフトの軸方向の歪みを抑えつつ、カムピースとシャフトとを強固に固定することのできるカムシャフトの組み立て方法を提供することにある。
上記課題を解決するカムシャフトの組み立て方法は、カム山を有したカムピース及び円柱形状で中空のシャフトにて構成されるカムシャフトの組み立て方法に適用される。この組み立て方法では、カムピースに設けられた孔とシャフトとが隙間嵌めされる。この隙間嵌めの後、カムピースが隙間嵌めされた部位のシャフトの内周面であってそのシャフトの軸中心を対象の中心として点対称になる2箇所を溶融し、その溶融された2箇所が凝固するときに生じる熱歪みを利用してシャフトの断面を楕円形状に変形させる。そして、こうしたシャフト断面の楕円化により、シャフトの外周面をカムピースに設けられた孔に当接させて固定するようにしている。
同方法によれば、シャフトに生じさせた熱歪みを利用して、カムピースの孔に隙間嵌めされたシャフトの断面が円形状から楕円形状へと変形する。これにより、カムピースの孔の中で、シャフトは楕円の長軸方向に広がり、シャフトの外周面とカムピースに設けられた孔とが当接して互いの部材が固定される。より詳細には、楕円形状に変形したシャフトの断面において、長軸の頂点部分がカムピースの孔に強く当接してかしめられることにより、カムピースとシャフトとは強固に固定される。
また、同組み立て方法では、シャフトの断面を円形状から楕円形状へと変形させることにより、カムピースとシャフトとを固定するようにしている。従って、そうした固定に際してシャフトを変形させる力は、同シャフトの軸方向ではなく、径方向に作用する。そのため、カムピースとシャフトとを固定するに際して、シャフトの軸方向に歪みが生じることも抑えることができる。
カムシャフトの斜視図。 カムピースに隙間嵌めされた状態のシャフトの断面図。 カムピースに隙間嵌めされた状態でシャフトの形状を変化させる場合の加工態様を示すシャフトの断面図。 図3のK部拡大図。 シャフトの断面図。 シャフトの変形させる場合の変更例を示す拡大断面図。 シャフトの変形例を示す斜視図。 同変形例に示したシャフトの形状を変化させる場合の加工態様を示すシャフトの断面図。 カムピースの形状についてその変形例を示す側面図。
以下、カムシャフトの組み立て方法にかかる一実施形態について、図1〜図5を参照して説明する。
図1に示すように、カムシャフト1は、カム山を有する複数のカムピース30と、円柱形状で中空のシャフト20とで構成されている。シャフト20は鉄系の材料、例えば鋳鉄や、機械構造用炭素鋼、あるいは機械構造用特殊鋼等で形成されている。カムピース30は、シャフト20の軸方向において所定の位置にそれぞれ固定されている。
図2に示すように、カムピース30には、シャフト20を挿入する孔31が設けられている。孔31の直径は、シャフト20の外径よりもやや大きくされており、カムピース30の孔31及びシャフト20が隙間嵌めされる。
上記カムシャフト1は、以下のようにして組み立てられる。
まず、先の図2に示したように、カムピース30の孔31にシャフト20を挿入することにより、カムピース30の孔31及びシャフト20が隙間嵌めされる。このように、シャフト20に対して隙間嵌めされた状態にて、カムピース30は、シャフト20上の所定の部位に位置決めされる。
カムピース30の位置決めが完了すると、次に、カムピース30及びシャフト20の固定が行われる。
図3に示すように、この固定工程では、まず、シャフト20の中空部(シャフト20の軸方向に延びる内部空間)であって、同シャフト20の軸中心近傍に、レーザ発振器のレーザ照射部50が挿入される。このレーザ照射部50は、シャフト20においてカムピース30が隙間嵌めされた部位まで挿入される。
こうしてレーザ照射部50の挿入が完了すると、次に、シャフト20の内周面であって同シャフト20の軸中心を対象の中心として点対称になる2箇所、つまりシャフト20の軸中心を通る直線と内周面とが交わる2つの箇所が、レーザ照射部50から照射されたレーザ光LSによってそれぞれ加熱されて溶融される。
図4に示すように、レーザ光LSによって溶融された2箇所の溶融部Yが凝固するときには、溶融していたシャフト20の内周面が収縮する。なお、こうした内周面の収縮に伴い、同内周面の外側に位置するシャフト20の外周面には引っ張り力が作用する。こうした内周面を収縮させる力F1や外周面を引っ張る力F2によって、シャフト20には熱歪みが生じる。そしてこの熱歪みにより、シャフト20にはその断面形状を円形状から楕円形状へと変形させる変形力Hが作用する。より詳細には、レーザ光LSの照射方向に直交する方向を短軸とし、レーザ光LSの照射方向を長軸とする楕円形状へと変形させる変形力Hが作用する。
こうした熱歪みを利用して、シャフト20の断面を楕円化させることにより、カムピース30の孔31の中で、シャフト20は楕円の長軸方向に広がり、シャフト20の外周面とカムピース30に設けられた孔31とが当接して互いの部材が固定される。より詳細には、楕円形状に変形したシャフト20の断面において、長軸の頂点部分がカムピース30の孔31に強く当接してかしめられることにより、カムピース30とシャフト20とは強固に固定される。
また、シャフト20の断面を円形状から楕円形状に変形させても、シャフト20の周長Lは変化しない。そこで、カムピース30とシャフト20とを固定するためにシャフト20の断面を楕円形状に変形させる際の短軸側の変形量、あるいは長軸側の変形量は、例えば次のようにして求めることができる。
図5に示すように、楕円形状に変形したシャフト20の断面形状において、楕円の中心から長軸の頂点までの長さを長半径aとし、楕円の中心から短軸の頂点までの長さを短半径bとする。なお、長半径aを2倍した値は長軸の長さに一致し、短半径bを2倍した値は短軸の長さに一致する。また、シャフト20を変形させる前の当該シャフト20の外周半径を外半径Rとする。
また、孔31とシャフト20の外周面との締め代を締め代Eとし、シャフト20と孔31とを隙間嵌めするために設定されている隙間を隙間Sとする。この場合、「長半径a=外半径R+隙間S+締め代E」の等式が成り立つため、この等式に基づいてシャフト20の長軸側への変形量を求めることができる。すなわち「外半径R」であったシャフト20の半径が「隙間S+締め代E」の分だけ長くなるように当該シャフト20を変形させれば、「長半径a=外半径R+隙間S+締め代E」の等式が成り立つようになるため、シャフト20の長軸側への変形量は、片側(半径方向)について「隙間S+締め代E」にて求められる値になる。
他方、変形前のシャフト20の周長Lは、「L=2πR」で表すことができる。そして、周知のように、楕円の周長は、式(1)に示す近似式などから求めることができる(ただし、a>b)。
ここで、上述したように、シャフト20の断面を円形状から楕円形状に変形させても、シャフト20の周長Lは変化しないため、式(1)の左辺における周長Lには、「2πR」から求められる値を代入する。また、式(1)の右辺における長半径aには、上述した「外半径R+隙間S+締め代E」から求められる値を代入する。そして、式(1)において、短半径bの解を求めることにより当該短半径bの値を算出する。こうして求められた短半径bの値を使うことにより、シャフト20の短軸側への変形量を求めることができる。つまりシャフト20の短軸側への変形量は、片側(半径方向)について「外半径R−短半径b」にて求められる値になる。
以上説明した本実施形態によれば、次の作用効果を得ることができる。
(1)カムピース30が隙間嵌めされた部位でのシャフト20の内周面であって、シャフト20の軸中心を対象の中心として点対称になる2箇所を溶融する。そして、その溶融された2箇所が凝固するときに生じる熱歪みを利用してシャフト20の断面を円形状から楕円形状へと変形させることにより、シャフト20の外周面を孔31に当接させて固定するようにしている。従って、カムピース30とシャフト20とを強固に固定することができる。
(2)シャフト20の断面を円形状から楕円形状へと変形させることにより、カムピース30とシャフト20とを固定するようにしている。従って、そうした固定に際してシャフト20を変形させる力は、同シャフト20の軸方向ではなく、径方向に作用する。そのため、カムピース30とシャフト20とを固定するに際して、シャフト20の軸方向に歪みが生じることも抑えることができる。
(3)シャフト20とカムピース30とを組み立てる方法として、圧入や焼き嵌めなども考えられる。しかし、こうした方法では、シャフト20とカムピース30とのクリアランス管理を厳密に行う必要があり、高い加工精度も要求される。一方、本実施形態では、シャフト20にカムピース30を隙間嵌めするようにしているため、厳密なクリアランス管理や高い加工精度を必要としない。そのため、シャフト20やカムピース30を容易に加工することができる。
なお、上記実施形態は、以下のように変更して実施することもできる。
・図6に示すように、シャフト20の断面を楕円形状へと変形させる際、レーザ光LSの光軸を増やして長軸側の溶融部Yを複数作るようにしてもよい。この場合には、シャフト20の内周面の収縮量が増えるようになるため、シャフト20の断面形状の楕円化を促進させることができる。
・上述したように、シャフト20の内周面の収縮量を増やすことにより、シャフト20の断面形状の楕円化を促進させることができる。しかし、この場合には、シャフト20の外周面の引っ張り量も増えるようになる。また、溶融した金属を再凝固させると靭性が低下する場合があるため、そうした引っ張り量の増加や靭性の低下等に起因して、シャフト20の外周面にはひび割れが発生するおそれがある。
そこで、図7に示すように、シャフト20の形状を一部変更するとともに、図8に示すように、溶融部Yの位置を変更することにより、そうしたひび割れの発生を抑えることが可能である。
図7に示すように、この変形例におけるシャフト60も、上記シャフト20と同様に、円柱形状で中空のシャフトにて構成する。ただし、このシャフト60の中空部には、上記シャフト20と異なり、シャフト60の直径方向に配設されて中空部を2分割するとともにシャフト60の軸方向に延設された仕切り壁61が形成されている。
図8に示すように、この変形例では、レーザ照射部50からのレーザ光LSが仕切り壁61の中央部分に照射される。こうしたレーザ光LSの照射によって、仕切り壁61の中央部分が溶融されて溶融部Yとなる。なお、図8に示す変形例では、仕切り壁61の片側の面からのみレーザ光LSを照射しているが、仕切り壁61の両側の面からそれぞれレーザ光LSを照射してもよい。
レーザ光LSによって溶融された溶融部Yが凝固するときには、溶融していた仕切り壁61の中央部分が収縮する。こうした仕切り壁61の中央部分の収縮によって、仕切り壁61には収縮しようとする熱歪みが発生する。そして、この熱歪みにより、シャフト20にはその断面形状を円形状から楕円形状へと変形させる力が作用する。より詳細には、シャフト20の断面形状について、仕切り壁61の収縮方向を短軸とし、仕切り壁61の収縮方向に直交する方向を長軸とする楕円形状へと変形させる力が作用する。
こうした熱歪みを利用して、シャフト60の断面を楕円化させることにより、カムピース30の孔31の中で、シャフト60は楕円の長軸方向に広がり、シャフト60の外周面とカムピース30に設けられた孔31とが当接して互いの部材が固定される。より詳細には、楕円形状に変形したシャフト60の断面において、長軸の頂点部分がカムピース30の孔31に強く当接してかしめられることにより、カムピース30とシャフト60とは強固に固定される。
また、この変形例では、シャフト20の周方向を構成する部材が溶融・再凝固されないため、上述したような靭性の低下は起きにくい。また、仕切り壁61においてシャフト60の直径方向における溶融部Yの長さを長くすることにより、仕切り壁61の収縮量は増えるようになるため、シャフト20の断面形状の楕円化を促進させることができる。従って、同変形例によれば、シャフト60の外周面におけるひび割れの発生を抑えつつ、シャフト20の断面形状の楕円化を促すことができる。
なお、仕切り壁61を有するシャフト60は、適宜の態様で製造することができる。例えば熱間押し出し加工等による形鋼の製造方法を利用して、仕切り壁61が一体形成されたシャフト60を製造してもよい。また、別部材として製造された平板状の仕切り壁61を、中空のシャフト60の内部に固定するようにしてもよい。
また、同変形例においては、仕切り壁61の中央部分を溶融部Yとするのではなく、シャフト60の内周面に近い部分を溶融部Yとしてもよい。
また、シャフト60の軸方向全体に渡って仕切り壁61を設ける必要はなく、少なくともカムピース30が隙間嵌めされた部位のシャフト中空部にそうした仕切り壁61を設けるようにしてもよい。
・図9に示すように、カムピース30の孔31において、シャフト20の長軸側の頂点に対向する部位には、円弧状の凹部32をそれぞれ設けるようにしてもよい。この場合には、楕円形状に変形されたシャフト20の長軸側の凸部を、孔31の凹部32に圧接させることにより、カムピース30とシャフト20との位相ずれを抑えることができる。また、シャフト20の長軸側の凸部と孔31の凹部32とを圧接させることにより、シャフト20とカムピース30との接合力が向上するようになるため、シャフト20の周方向におけるカムピース30の回り止め効果も得られるようになる。
・シャフト20の内部を加熱して溶融するためにレーザ光を使用したが、他の方法で加熱して溶融させてもよい。例えばコイルなどを利用した高周波加熱を行ってシャフト20の内部を溶融させてもよい。
その他、上記実施形態の変形例から把握することができる技術思想について、以下にその効果とともに記載する。
(イ)カム山を有したカムピース及び円柱形状で中空のシャフトにて構成されるカムシャフトの組み立て方法であって、前記シャフトの中空部には、前記シャフトの直径方向に配設されて前記中空部を2分割するとともに前記シャフトの軸方向に延設された仕切り壁を形成し、前記カムピースに設けられた孔と前記シャフトとを隙間嵌めした後、前記カムピースが隙間嵌めされた部位の前記中空部に位置する前記仕切り壁の一部を溶融し、その溶融された仕切り壁の部位が凝固するときに生じる熱歪みを利用して前記シャフトの断面を楕円形状に変形させることにより、前記シャフトの外周面を前記孔に当接させて固定することを特徴とするカムシャフトの組み立て方法。
同方法によれば、シャフトの中空部に設けられた仕切り壁にあって、溶融された溶融部が凝固するときには、溶融していた仕切り壁の部位が収縮する。こうした仕切り壁の収縮をもたらす熱歪みの発生により、シャフトにはその断面形状を円形状から楕円形状へと変形させる力が作用する。より詳細には、シャフトの断面形状について、仕切り壁の収縮方向を短軸とし、仕切り壁の収縮方向に直交する方向を長軸とする楕円形状へと変形させる力が作用する。こうした熱歪みを利用して、シャフトの断面を楕円化させることにより、カムピースの孔の中で、シャフトは楕円の長軸方向に広がり、シャフトの外周面とカムピースに設けられた孔とが当接して互いの部材が固定される。より詳細には、楕円形状に変形したシャフトの断面において、長軸の頂点部分がカムピースの孔に強く当接してかしめられることにより、カムピースとシャフトとを強固に固定することができる。
また、同方法では、シャフトの周方向を構成する部材が溶融・再凝固されないため、シャフト外周面の靭性低下が起きにくい。また、仕切り壁においてシャフトの直径方向における溶融部の長さを長くすることにより、仕切り壁の収縮量は増えるようになるため、シャフトの断面形状の楕円化を促進させることができる。従って、同方法によれば、シャフトの外周面におけるひび割れの発生を抑えつつ、シャフト20の断面形状の楕円化を促すことができる。
また、同方法では、シャフトの断面を円形状から楕円形状へと変形させることにより、カムピースとシャフトとを固定するようにしている。従って、そうした固定に際してシャフトを変形させる力は、同シャフトの軸方向ではなく、径方向に作用する。そのため、カムピースとシャフトとを固定するに際して、シャフトの軸方向に歪みが生じることも抑えることができる。
1…カムシャフト、20…シャフト、30…カムピース、31…孔、32…凹部、50…レーザ照射部、60…シャフト、61…仕切り壁。

Claims (1)

  1. カム山を有したカムピース及び円柱形状で中空のシャフトにて構成されるカムシャフトの組み立て方法であって、
    前記カムピースに設けられた孔と前記シャフトとを隙間嵌めした後、前記カムピースが隙間嵌めされた部位の前記シャフトの内周面であって前記シャフトの軸中心を対象の中心として点対称になる2箇所を溶融し、その溶融された2箇所が凝固するときに生じる熱歪みを利用して前記シャフトの断面を楕円形状に変形させることにより、前記シャフトの外周面を前記孔に当接させて固定する
    ことを特徴とするカムシャフトの組み立て方法。
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