JP2015137177A - 画像読取装置、及び画像形成装置 - Google Patents

画像読取装置、及び画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2015137177A
JP2015137177A JP2014011488A JP2014011488A JP2015137177A JP 2015137177 A JP2015137177 A JP 2015137177A JP 2014011488 A JP2014011488 A JP 2014011488A JP 2014011488 A JP2014011488 A JP 2014011488A JP 2015137177 A JP2015137177 A JP 2015137177A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
roller
image reading
document
image
cover member
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2014011488A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6021832B2 (ja
Inventor
花本 勝彦
Katsuhiko Hanamoto
勝彦 花本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyocera Document Solutions Inc
Original Assignee
Kyocera Document Solutions Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kyocera Document Solutions Inc filed Critical Kyocera Document Solutions Inc
Priority to JP2014011488A priority Critical patent/JP6021832B2/ja
Publication of JP2015137177A publication Critical patent/JP2015137177A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6021832B2 publication Critical patent/JP6021832B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Exposure Or Original Feeding In Electrophotography (AREA)
  • Delivering By Means Of Belts And Rollers (AREA)

Abstract

【課題】ローラー対の圧接を解除する機構を簡単な構成で実現することが可能な画像読取装置及びこれを備えた画像形成装置を提供する。【解決手段】画像読取装置20は、原稿カバー22と、ADF21と、位置決め部50と、連結部70とを備える。位置決め部50は、ADF21の内部に設けられている。位置決め部50は、ADF21の前方端に配置されている。位置決め部50は、原稿カバー22が閉じられた状態でプランジャー52によって原稿カバー22の前方端の高さ位置を予め定められた位置に保持する。連結部70は、位置決め部50のプランジャー52とレジストローラー対26とを連結するものであり、原稿カバー22の回動動作に伴って移動するプランジャー52から力を受けて、その力を従動ローラー26Bに伝達し、レジストローラー対26を離間する。【選択図】図9

Description

本発明は、装置本体の上面に対して開閉可能に設けられたカバー部材を備える画像読取装置に関し、特に、前記カバー部材にシート搬送部が設けられた画像読取装置に関する。
電子写真方式によって用紙に画像を形成する複写機やプリンター等の画像形成装置には画像読取装置が搭載されている。画像読取装置として、自動原稿送り装置(ADF:Auto Document Feeder)が一体に設けられた原稿カバーを備えたものが知られている。自動原稿送り装置には、原稿を搬送する搬送ローラー対や、原稿の先端を位置決めしてスキュー搬送を防止するためのレジストローラー対などのローラー対が設けられている。ローラー対は、2つの回転ローラーから構成されており、各回転ローラーは互いに圧接されている。回転ローラーの表層は弾力を有する弾性部材で構成されているため、回転ローラーの圧接部は、互いに圧接されることによって、円弧形状に凹まされる。画像読取装置が長期に渡って使用されなかったり、長期に渡って保管されていた場合、ローラー対が長期間圧接された状態にされる。この場合、回転ローラーの圧接部の凹んだ部分が元の形状(円筒形状)に戻らなくなり、ローラー対の回転駆動時に異音が生じたり、搬送不良が生じるおそれがある。
一方、定着装置におけるローラー対の圧接を解除する解除機構(特許文献1参照)や、シートの横方向の位置を補正するシート位置補正装置におけるローラー対の圧接を解除する解除機構(特許文献2参照)が知られている。
特開昭64−8159号公報 特開平7−28354号公報
しかしながら、従来の前記解除機構は、当該解除機構が適用される定着装置やシート位置補正装置に適した構造を有しており、また、その構造が複雑であるため、自動原稿送り装置におけるローラー対を解除する機構として容易に適用することができない。
本発明は、前記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、ローラー対の圧接を解除する機構を簡単な構成で実現することが可能な画像読取装置及びこれを備えた画像形成装置を提供することにある。
本発明の一の局面に係る画像読取装置は、装置本体と、第1カバー部材と、シート搬送部と、移動部材と、付勢部材と、連結部材と、を備える。前記第1カバー部材は、前記装置本体の上面に対して開閉可能に設けられている。前記第1カバー部材は、前記装置本体の上面の一方端側を回動支点として前記上面を開放する開位置と前記上面を閉塞する閉位置との間で回動可能である。前記シート搬送部は、前記第1カバー部材に設けられている。前記シート搬送部は、予め定められた読取位置へシートを搬送する一対のローラー対を有する。前記移動部材は、前記第1カバー部材に設けられている。前記移動部材は、前記開位置において前記上面に対向する前記第1カバー部材の対向面から突出する第1位置と、前記閉位置において前記上面に当接して前記第1位置から前記対向面側に退避する第2位置との間で移動可能である。前記付勢部材は、前記移動部材を前記第2位置から前記第1位置側へ弾性付勢する。前記連結部材は、前記移動部材と前記ローラー対とを連結し、前記付勢部材によって付勢されて前記移動部材が前記第2位置から前記第1位置へ移動したことに応じて前記ローラー対を離間させる。
本発明の他の局面に係る画像形成装置は、前記画像読取装置と、画像形成部と、を備える。前記画像形成部は、前記画像読取装置によって読み取られた画像に基づいて画像を形成可能に構成されている。
本発明によれば、ローラー対の圧接を解除する機構を簡単な構成で実現することが可能である。
図1は、本発明の実施形態に係る画像形成装置及び画像読取装置の構成を示す図である。 図2は、画像読取装置の構成を示す図である。 (A)は、画像読取装置の原稿カバーが閉じられた状態を示す斜視図であり、(B)は、画像読取装置の原稿カバーが開けられた状態を示す斜視図である。 図4は、画像読取装置のADFカバーが開けられた状態を示す斜視図である。 図5は、図4における要部Vの拡大図である。 図6は、図3における切断線VI−VIの断面図である。 図7は、図6における要部VIIの拡大図である。 図8は、図7の拡大図において原稿カバーが閉位置から上方へ持ち上げられた状態を示す図である。 図9は、画像読取装置が備える連結部の構成を模式的に示す図である。
以下、適宜図面を参照して本発明の実施形態について説明する。なお、以下に説明される実施形態は本発明を具体化した一例にすぎず、本発明の要旨を変更しない範囲で、本発明の実施形態は適宜変更できる。
図1乃至図9を参照して、本発明の実施形態に係る画像形成装置10(本発明の画像形成装置の一例)及び画像読取装置20(本発明の画像読取装置の一例)の構成について説明する。なお、以下の説明では、画像形成装置10が平坦な支持面に設置された状態(図1に示される状態)を基準として上下方向6を定義する。また、図1の紙面に対して手前側の面を画像形成装置10の正面(前面)として前後方向7を定義する。また、図1の画像形成装置10を正面側から見て左右方向8(図1の紙面に垂直な方向)を定義する。
図1に示されるように、画像形成装置10は、画像読取装置20、画像形成部30(本発明の画像形成部の一例)、操作表示部24(図3参照)、給紙カセット25、及びこれらを制御する制御部(不図示)を備えている。なお、本実施形態では、本発明の一実施形態として画像読取装置20を備えた画像形成装置10を例示するが、本発明はこれに限られず、画像読取装置20そのものや、或いは少なくとも画像読取装置20を備えたプリンター、ファクシミリ装置、複写機として本発明が実現されていてもよい。
画像形成部30は、画像読取装置20で読み取られた画像データ、又は外部のパーソナルコンピュータ等の情報処理装置から通信によって入力された印刷ジョブに基づいて、電子写真方式による画像形成処理(印刷処理)を実行する。具体的には、図1に示されるように、画像形成部30は、感光体ドラム31、帯電装置32、現像装置33、トナーコンテナ34、転写ローラー35、除電装置36、定着ローラー37、加圧ローラー38、これらを収容する筐体30Aなどを備えている。なお、本実施形態では、電子写真方式の画像形成部30を例にして説明するが、画像形成部30は電子写真方式のものに限られず、インクジェット記録方式のものであっても、或いはそれ以外の記録方式又は印刷方式のものであってもかまわない。
ここで、画像形成部30では、給紙カセット25から供給される印刷用紙に対する画像形成処理が以下の手順で行われる。まず、印刷指示を含む印刷ジョブが入力されると、帯電装置32によって感光体ドラム31が所定の電位に一様に帯電される。次に、不図示のレーザースキャニングユニット(LSU)により感光体ドラム31の表面に前記印刷ジョブに含まれる画像データに基づく光が照射される。これにより、感光体ドラム31の表面に静電潜像が形成される。そして、感光体ドラム31上の静電潜像は現像装置33によってトナー像として現像(可視像化)される。なお、現像装置33には、トナーコンテナ34からトナー(現像剤)が補給される。続いて、感光体ドラム31に形成されたトナー像は転写ローラー35によって印刷用紙に転写される。その後、印刷用紙に転写されたトナー像は、その印刷用紙が定着ローラー37及び加圧ローラー38の間を通過して排出される際に定着ローラー37で加熱されて溶融定着する。なお、感光体ドラム31の電位は除電装置36で除電される。
図3に示されるように、操作表示部24は、画像読取装置20に設けられている。操作表示部24は、各種操作キーや液晶ディスプレイなどを備えて構成されている。操作キーとして、例えば、原稿の読取開始指示を入力するためのスタートボタン、読み取りを中断させるストップボタン、テンキー、十字キーなどが配列されている。画像形成装置10では、操作表示部24から入力された種々の動作指示にしたがって、画像読取処理や画像形成処理が実行される。なお、ユーザーが画像読取動作や画像形成動作を実行させるために前記操作キーを操作すると、前記操作キーの接点信号が操作入力信号として操作表示部24から前記制御部(不図示)に出力される。
画像読取装置20は、原稿から画像データを読み取る画像読取処理を実行するものである。図1に示されるように、画像読取装置20は、画像読取部30の筐体30Aの上部に設けられている。
図2に示されるように、画像読取装置20は、コンタクトガラス11、読取ユニット12、ミラー13,14、光学レンズ15、CCD16、及びこれらを収容する筐体20Aなどを備えている。筐体20Aは本発明の装置本体の一例である。筐体20Aの上面20B(図3参照)にコンタクトガラス11が取り付けられており、筐体20Aの内部に読取ユニット12等が設けられている。また、画像読取装置20は、筐体20Aに取り付けられた原稿カバー22と、原稿カバー22に設けられたADF(自動原稿送り装置)21とを備えている。原稿カバー22は、本発明の第1カバー部材の一例である。ADF21は、本発明のシート搬送部の一例である。
読取ユニット12は、LED光源121及びミラー122を備えている。読取ユニット12は、ステッピングモーター等の駆動モーターを用いた不図示の移動機構によって図2に示す左右方向8へ移動可能に構成されている。そして、前記駆動モーターにより読取ユニット12が左右方向8へ移動されると、LED光源121からコンタクトガラス11へ向けて照射される光が左右方向8へ走査される。
ミラー122は、LED光源121から光が照射されたときに、原稿又は原稿カバー22の裏面(対向面)で反射した反射光をミラー13へ向けて反射させる。ミラー122で反射した光は、ミラー13,14によって光学レンズ15に導かれる。光学レンズ15は、入射した光を集光してCCD16に入射させる。
CCD16は、受光した光をその光量(輝度の強度)に応じた電気信号(電圧)に変換して制御部(不図示)へ出力する光電変換素子である。前記制御部では、CCD16からの電気信号を画像処理することによって原稿の画像データを生成する。なお、本実施形態では、撮像素子としてCCD16を用いた例について説明するが、CCD16による読取機構に代えて、コンタクトイメージセンサー(CIS: Contact Image Sensor)を用いた読取機構を適用することも可能である。
画像読取装置20には、原稿カバー22が回動自在に設けられている。画像読取装置20の筐体20Aの上部の後端側に回動軸が設けられており、原稿カバー22は、前記回動軸を回動支点として、筐体20Aの上面20Bに対して回動可能に支持されている。本実施形態では、原稿カバー22は、コンタクトガラス11に対して開閉可能に支持されている。つまり、原稿カバー22は、コンタクトガラス11を含む筐体20Aの上面20Bを覆う閉位置(図3(A)に示される位置)と、上面20Bから上方へ離間して上面20Bを露出する開位置(図3(B)に示される位置)との間で回動可能である。原稿カバー22が回動操作されることによって、画像読取装置20の上面のコンタクトガラス11が開閉される。
ここで、画像読取装置20による原稿画像の読み取りは、以下の手順で行われる。まず、原稿がコンタクトガラス11上に載置され、その後、原稿カバー22が閉姿勢にされる。そして、操作表示部24から画像読取指示が入力されると、読取ユニット12を左右方向8の右向きへ移動させつつLED光源121から連続して順次1ライン分の光が照射される。そして、原稿又は原稿カバー22の裏面からの反射光がミラー122,13,14及び光学レンズ15を介してCCD16に導かれ、CCD16で受光した光量に応じた光量データが前記制御部に出力される。前記制御部では、光が照射された領域全体における光量データが得られると、その光量データを処理することによって、前記光量データから原稿の画像データを生成する。
図2に示されるように、ADF21は、原稿カバー22に設けられている。ADF21は、予め定められた後述の読取位置12Aへ原稿(シートの一例)を搬送する。ADF21は、原稿トレイ21A、給送機構23、レジストローラー対26、複数の搬送ローラー対27、原稿押さえ28、排紙部21Bなどを備えた自動原稿送り装置である。また、ADF21は、ADFカバー29、位置決め部50、及び連結部70を備える。なお、レジストローラー対26は本発明の一対のローラー対の一例である。ADFカバー29は本発明の第2カバー部材の一例である。連結部70は本発明の連結部材の一例である。
排紙部21Bは原稿カバー22の上面に設けられており、原稿トレイ21Aは排紙部21Bの上方に配置されている。ADF21は、原稿トレイ21Aから排紙部21Bに至る湾曲形状の原稿搬送路40(シート搬送路の一例)に沿って原稿を搬送する。原稿搬送路40は、原稿トレイ21Aから左方向へ延出され、下方へ湾曲されてから右方向へ延出されて排紙部21Bに至っている。
給送機構23は、原稿搬送路40において原稿の搬送方向の最上流位置に設けられている。給送機構23は、ピックアップローラー23A、給送ローラー23B、分離ローラー23Cを備える。ピックアップローラー23Aは、前後方向8の中央に設けられている。ピックアップローラー23Aは、原稿トレイ21Aに載置された複数の原稿うち最上位の原稿に当接して回転することにより、原稿を下流側へ給送する。給送ローラー23B及び分離ローラー23Cは、原稿搬送路40においてピックアップローラー23Aよりも下流側に設けられている。給送ローラー23B及び分離ローラー23Cは互いに圧接した状態で回転可能に支持されている。給送ローラー23B及び分離ローラー23Cは、ピックアップローラー23Aから給送された原稿を1枚ずつ分離して更に下流側へ搬送する。
レジストローラー対26は、原稿搬送路40において給送ローラー23Bよりも下流側に設けられている。レジストローラー対26は、読取位置12Aへ原稿を搬送するものであり、駆動ローラー26A(本発明の第1ローラーの一例)と、従動ローラー26B(本発明の第2ローラーの一例)とからなる一対のローラー対である。駆動ローラー26Aは、図示しない駆動モーター(駆動部)によって回転駆動されるものであり、原稿搬送路40の下側でADF21の内部フレームに回転可能に設けられている。従動ローラー26Bは、駆動ローラー26Aに圧接されている。従動ローラー26Bのローラー面を構成磨る表面層は弾力を有するシリコン樹脂などの弾性部材で構成さている。一方、駆動ローラー26Aの表面層は従動ローラー26Bの表面層よりも硬い材質で構成されている。このため、駆動ローラー26A及び従動ローラー26Bが互いに圧接すると、従動ローラー26Bのローラー面が凹まされる。
従動ローラー26Bは、原稿搬送路40を挟んで駆動ローラー26Aよりも上側に回転可能に設けられている。つまり、駆動ローラー26A及び従動ローラー26Bは、互いに圧接した状態で回転可能に設けられている。駆動ローラー26Aに従動ローラー26Bが圧接した状態で駆動ローラー26Aが回転駆動されると、従動ローラー26Bは駆動ローラー26Aの回動に伴って従動する。本実施形態では、従動ローラー26Bは、ADFカバー29に回転可能に支持されている。
レジストローラー対26は、給送ローラー23Bから送られてきた原稿に対してスキュー補正(斜行補正)をしてから、更に下流側へ原稿を搬送する。具体的には、レジストローラー対26の回転が停止した状態で上流側から送られてきた原稿の先端がレジストローラー対26のニップ部に押しつけられることによりスキュー補正がなされ、所定時間経過後に、レジストローラー対26が回転駆動されることにより、補正後の原稿が下流側へ搬送される。
レジストローラー対26の下流側に複数の搬送ローラー対27が適宜配置されている。給送機構23及びレジストローラー対26によって、原稿トレイ21Aにセットされた複数の原稿が順番に一枚ずつコンタクトガラス11上の読取位置12Aへ向けて搬送される。そして、搬送ローラー対27によって、読取位置12Aを通過するように原稿が搬送されて、更に排紙部21Bまで搬送される。
原稿搬送路40は、読取位置12Aにおいてコンタクトガラス11側に露出する開口を有する。この開口の上方に原稿押さえ28が配置されている。読取位置12Aを通過する原稿は、原稿押さえ28によって前記開口からADF21の外部(コンタクトガラス11の上面)へ案内されて、コンタクトガラス11上を滑るように移動し、読取位置12Aを通過した後に、再び前記開口からADF21の内部に案内される。この際、画像読取装置20は、読取位置12Aを通過する原稿の表面の画像を読取ユニット12に読み取らせる。具体的には、ADF21による原稿の移動時に、読取位置12Aの下方に読取ユニット12が配置され、この読取位置12Aで読取ユニット12によって移動中の原稿の画像データが読み取られる。
ADF21は、その上部の外装カバーを兼ねるADFカバー29を備える。ADFカバー29は、本発明の第2カバー部材の一例であり、内部に形成された原稿搬送路40を覆う。ADF21の左端側に回動軸が設けられており、ADFカバー29は、前記回動軸を回動支点として回動可能に支持されている。本実施形態では、ADFカバー29は、ADF21に対して開閉可能に支持されている。具体的には、ADFカバー29は、原稿搬送路40を覆う閉位置(図3(A)に示される位置)と、原稿搬送路40を開放する開位置(図4に示される位置)との間で回動可能である。ADFカバーが回動操作されることによって、原稿搬送路40が開閉されて、原稿搬送路40が露出される。
図4及び図5に示されるように、ADFカバー29に、従動ローラー26Bが回転可能に支持されている。従動ローラー26Bは、ADFカバー29の裏面において、前後方向8の中央に設けられている。また、従動ローラー26Bは、ADFカバー29の裏面において前後方向8へ隔てた2つのコロ42と、これらのコロ42を回転可能に支持する回転軸43(支軸)とを有する。そして、回転軸43がADFカバー29の裏面に形成された一対の支持部44(図6参照)に支持されている。
図6及び図7に示されるように、支持部44は、ADFカバー29の裏面に一体に形成されており、前記裏面から下方へ突出した板状部材である。支持部44は、ADFカバー29が閉じられた状態で駆動ローラー26Aに対して接離する方向(接離方向)へ従動ローラー26Bを移動可能(変位可能)に支持する。具体的には、支持部44には前記接離方向へ延びる細幅な長孔45が形成されており、この長孔45に回転軸43が挿通されている。これにより、従動ローラー26Bは、駆動ローラー26Aに対して接離する方向へ移動可能となる。また、図5に示されるように、ADFカバー29にはコイルバネ46が設けられている。コイルバネ46は、回転軸43を駆動ローラー26Aへ向けて弾性的に付勢している。このコイルバネ46のバネ力によって、ADFカバー29が閉じられた状態で、従動ローラー26Bは駆動ローラー26Aに圧接されている。
図7に示されるように、位置決め部50は、原稿カバー22に設けられている。具体的には、ADF21の内部に位置決め部50が設けられている。位置決め部50は、ADF21の前方端に配置されている。位置決め部50は、原稿カバー22が閉じられた状態で原稿カバー22の前方端の高さ位置を予め定められた位置に保持するためのものである。位置決め部50によって原稿カバー22の前方端の高さ位置が一定の位置に保持されることにより、読取位置12Aを通って前後方向7に沿う方向において、原稿カバー22の裏面と筐体20Aの上面20Bとの間隙を一定にすることができる。位置決め部50によって前記間隙が一定にされることにより、ADF21によって読取位置12Aを搬送される原稿の搬送距離が前後方向8の全域において一定となる。これにより、読取位置12Aを通過する原稿が斜行することが防止される。
図7及び図8に示されるように、位置決め部50は、固定部51と、プランジャー52(本発明の移動部材の一例)と、コイルバネ53(本発明の付勢部材の一例)とを備えている。固定部51は、ADF21の内部フレームに固定される。プランジャー52は、ケース部55及び支持バー56が一体に形成されている。ケース部55は、円筒形状に形成されている。ケース部55の下端の底壁55Aから支持バー56が下方へ突出している。ケース部55の内部は空洞であり、上端に開口が形成されている。ケース部55の内部にコイルバネ53が収容されている。また、ケース部55の内部には、コイルバネ53を間に挟むようにして固定部51が挿入されている。本実施形態では、支持バー56がADF21の底板59に形成された貫通孔59Aから筐体20Aの上面20B側へ露出するようにADF21内に取り付けられている。具体的には、プランジャー52の支持バー56が、図8に示される第1位置と、図7に示される第2位置との間で移動可能にADF21内に取り付けられている。ここで、前記第1位置は、原稿カバー22が前記開位置にあるときに上面20Bに対向する原稿カバー22の裏面(対向面)から突出する位置(図8に示される位置)である。また、前記第2位置は、原稿カバー22が前記開位置にあるときに上面20Bに支持バー56の先端(下端)が当接して前記第1位置からADF21の内部側へ退避した位置(図7に示される位置)である。
また、コイルバネ53は、所謂圧縮バネであり、支持バー56が前記第2位置にあるときに固定部51とケース部55の底壁55Aとの間で圧縮された状態で収容されている。このため、コイルバネ53は、プランジャー52を前記第2位置から前記第1位置側へ弾性付勢する。コイルバネ53のバネ力は、原稿カバー22が上面20Bに対して閉じられたときに支持バー56から上方の力が加えられて圧縮される程度に設定されている。このため、プランジャー52の支持バー56は、外力が加えられてない場合にコイルバネ53によって前記第1位置に保持される。そして、上面20Bから上方の力が加えられると前記第2位置まで退避する。なお、図7に示されるように、支持バー56は、前記第2位置において貫通孔59Aから下方へ突出している。その突出量は、原稿カバー22の裏面と筐体20Aの上面20Bとの間隙を一定にすることができる長さに設定されている。このように位置決め部50が構成されているため、原稿カバー22の回動動作(開閉動作)に伴ってプランジャー52が移動する。つまり、原稿カバー22が前記閉位置から前記開位置へ向けて移動されると、プランジャー52が前記第2位置から前記第1位置へ移動する。
連結部70は、位置決め部50のプランジャー52とレジストローラー対26とを連結するものであり、図7に示されるように、原稿カバー22に設けられている。具体的には、連結部70はADF21の内部に設けられている。連結部70は、原稿カバー22の回動動作(開閉動作)に伴って移動する位置決め部50のプランジャー52から力を受けて、その力を従動ローラー26Bに伝達する。
図9に示されるように、連結部70は、回転軸71と、一対のアーム部72と、一方のアーム部72に設けられた突出部73とを備える。回転軸71は、ADF21内において前後方向7へ延びており、また、ADF21の内部フレームに回転可能に支持されている。回転軸71の両端部それぞれにアーム部72が固定されている。これにより、アーム部72は、回転軸71を揺動支点として揺動可能である。手前側のアーム部72Aは、回転軸71から左側へ延びており、その延出端である左端部75の前方面に突出部73が固定されている。突出部73は前方へ突出しており、プランジャー52にも固定されている。アーム部72それぞれの右端部74は、レジストローラー対26の回転軸43の下側まで延びている。このように連結部70が構成されているため、位置決め部50のプランジャー52が前記第2位置から前記第1位置へ移動すると、その移動に応じて、連結部70の突出部73からアーム部72Aに下方への力が加えられる。この力によってアーム部72Aの左端部75が下方へ揺動されると、各アーム部72の右端部74は上方へ揺動する。この上方への揺動によって、右端部74はレジストローラー対26の回転軸43を上方へ押圧する。これにより、コロ42が上方へ移動して、駆動ローラー26Aから離反する。
上述したように、本実施形態の画像読取装置20は、上述のように構成された位置決め部50及び連結部70を有している。そのため、原稿カバー22が前記閉位置から前記開位置へ向けて上方へ離間すると、レジストローラー対26の従動ローラー26Bのコロ42が駆動ローラー26Aから離れる。これにより、画像読取装置20を長時間使用しない場合や、画像形成装置10の保管時に、原稿カバー22と上面20Bとの間に緩衝材などを挟ませるなどすることによって、原稿カバー22と上面20Bとを離間させるだけで、従動ローラー26Bによる駆動ローラー26Aに対する圧接を解除できる。特に、製造後に画像形成装置10が出荷される前までの間、画像形成装置10は緩衝材などを可動部に装着させた状態で倉庫などに長時間保管される。このような場合に、長時間の圧接による従動ローラー26Bや駆動ローラー26Aの変形を効果的に防止できる。
また、ADF21を備えた画像読取装置20においては、上述したように読取位置12Aでの斜行を防止するために位置決め部50が搭載されている。本実施形態では、この位置決め部50が動作したときに移動するプランジャー52の動きを利用して、連結部70を動作させてレジストローラー対26を離間させている。このように、既存の位置決め部50を利用できるので、連結部70を設けるだけの簡単な構成によって、レジストローラー対26の離間を実現できる。
なお、上述の実施形態では、連結部70によってレジストローラー対26を離間させることについて説明したが、連結部70はレジストローラー対26以外のローラー対、例えば、搬送ローラー対27や、給送ローラー23B及び分離ローラー23Cからなるローラー対にも適用可能である。
また、上述の実施形態では、回転軸71、一対のアーム部72、突出部73を有する連結部70を例示したが、連結部70は、プランジャー52からの力を受けてレジストローラー対26を離間させることが可能な機構であれば、どのような構成のものであってもよい。
10:画像形成装置
20:画像読取装置
21:ADF
26:レジストローラー対
26A:駆動ローラー
26B:従動ローラー
29:ADFカバー
40:原稿搬送路
50:位置決め部材
52:プランジャー
70:連結部
71:回転軸
72:アーム部
73:突出部

Claims (5)

  1. 装置本体と、
    前記装置本体の上面に対して開閉可能に設けられ、前記装置本体の上面の一方端側を回動支点として前記上面を開放する開位置と前記上面を閉塞する閉位置との間で回動可能な第1カバー部材と、
    前記第1カバー部材に設けられ、予め定められた読取位置へシートを搬送する一対のローラー対を有するシート搬送部と、
    前記第1カバー部材に設けられ、前記開位置において前記上面に対向する前記第1カバー部材の対向面から突出する第1位置と、前記閉位置において前記上面に当接して前記第1位置から前記対向面側に退避する第2位置との間で移動可能な移動部材と、
    前記移動部材を前記第2位置から前記第1位置側へ弾性付勢する付勢部材と、
    前記移動部材と前記ローラー対とを連結し、前記付勢部材によって付勢されて前記移動部材が前記第2位置から前記第1位置へ移動したことに応じて前記ローラー対を離間させる連結部材と、を備える画像読取装置。
  2. 前記移動部材は、前記第1カバー部材の前記閉位置において前記上面に当接されることにより前記付勢部材の付勢力に抗して前記第2位置に配置されて前記第1カバー部材と前記上面との間隙を一定に保持する請求項1に記載の画像読取装置。
  3. 前記シート搬送部は、内部に形成されたシート搬送路を覆う第2カバー部材を有し、
    前記一対のローラー対は、駆動部によって回転駆動され前記シート搬送路の下側で回転可能に設けられた第1ローラーと、前記第1ローラーに圧接されて従動され前記シート搬送路を挟んで前記第1ローラーよりも上側で前記第2カバー部材に回転可能に設けられ、前記第1ローラーに圧接される第2ローラーとを有する請求項1又は2に記載の画像読取装置。
  4. 前記第2ローラーは、前記第1ローラーに対して接離する方向へ変位可能に前記第2カバー部材に支持されており、
    前記連結部材は、前記移動部材が前記第2位置から前記第1位置へ移動したことに応じて前記第2ローラーの支軸を前記第1ローラーから離反する方向へ押圧する請求項3に記載の画像読取装置。
  5. 請求項1から4のいずれかに記載の画像読取装置と、
    前記画像読取装置によって読み取られた画像に基づいて画像を形成可能な画像形成部と、を備える画像形成装置。
JP2014011488A 2014-01-24 2014-01-24 画像読取装置、及び画像形成装置 Expired - Fee Related JP6021832B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014011488A JP6021832B2 (ja) 2014-01-24 2014-01-24 画像読取装置、及び画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014011488A JP6021832B2 (ja) 2014-01-24 2014-01-24 画像読取装置、及び画像形成装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015137177A true JP2015137177A (ja) 2015-07-30
JP6021832B2 JP6021832B2 (ja) 2016-11-09

Family

ID=53768439

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014011488A Expired - Fee Related JP6021832B2 (ja) 2014-01-24 2014-01-24 画像読取装置、及び画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6021832B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017124342A (ja) * 2016-01-12 2017-07-20 東レ株式会社 ニップ装置及び液膜除去方法

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5962874A (ja) * 1982-10-04 1984-04-10 Ricoh Co Ltd 複写装置
JPS6081949U (ja) * 1983-11-09 1985-06-06 富士ゼロックス株式会社 用紙搬送装置
JPH0728354A (ja) * 1993-07-12 1995-01-31 Ricoh Co Ltd 画像形成装置
JP2012184098A (ja) * 2011-03-08 2012-09-27 Nisca Corp シート搬送装置

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5962874A (ja) * 1982-10-04 1984-04-10 Ricoh Co Ltd 複写装置
JPS6081949U (ja) * 1983-11-09 1985-06-06 富士ゼロックス株式会社 用紙搬送装置
JPH0728354A (ja) * 1993-07-12 1995-01-31 Ricoh Co Ltd 画像形成装置
JP2012184098A (ja) * 2011-03-08 2012-09-27 Nisca Corp シート搬送装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017124342A (ja) * 2016-01-12 2017-07-20 東レ株式会社 ニップ装置及び液膜除去方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP6021832B2 (ja) 2016-11-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7894097B2 (en) Image forming apparatus with controller to control operation based on open or closed state of upper portion of apparatus
US8265540B2 (en) Document pressing apparatus, image reading apparatus and image forming apparatus with document pressing apparatus
JP7500809B2 (ja) 画像読取装置
JP5883043B2 (ja) 読取装置および複合装置
US8807558B2 (en) Sheet conveying device
US9671732B2 (en) Image forming apparatus provided with fixing unit having mechanism capable of selectively executing driving of roller or operation of varying fixing nip pressure by switching rotation direction of one driving input gear
JP4591516B2 (ja) 画像形成装置
JP6035312B2 (ja) 給紙装置、およびこれを備えた画像形成装置
JP6141231B2 (ja) 画像形成装置
US10237443B2 (en) Image reading apparatus and image forming apparatus
JP7232145B2 (ja) 原稿送り装置および画像形成装置
JP6021832B2 (ja) 画像読取装置、及び画像形成装置
JP5690782B2 (ja) シート搬送装置、およびこれを備える画像形成装置
JP5706365B2 (ja) シート載置装置
US10377590B2 (en) Image forming apparatus
JP6350471B2 (ja) 開閉装置、及び画像読取装置
US20120182368A1 (en) Optical scanning device and image forming apparatus
JP5901811B2 (ja) シート載置装置
JP2013048392A (ja) 画像読取装置および画像読取装置を備えた画像形成装置
JP5439326B2 (ja) シート材給送装置及び画像形成装置
JP2015142331A (ja) 画像読取装置、及び画像形成装置
JP2016208132A (ja) 自動原稿送り装置及びこれを備えた画像形成装置
JP6161535B2 (ja) 画像読取装置、画像形成装置
JP2020138848A (ja) シート給送装置、画像読取装置および画像形成装置
JP6035220B2 (ja) 定着装置及び画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20151021

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160829

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160906

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20161004

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6021832

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees