JP2015135275A - 水質計測システム - Google Patents

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Abstract

【課題】異常原因を突き止めることができ、現場に行かずとも異常原因を解明できる水質計測システムの提供。
【解決手段】検水を計量する第1計量部10と、試薬を計量する第2計量部11と、前記第1計量部で計量された検水及び前記第2計量部で計量された試薬を混合して反応させる反応部12と、前記反応部での反応結果に基づいて、前記検水に含まれる特定化学物質量を計測する計測部13と、前記第1計量部、前記第2計量部、前記反応部及び前記計測部の動作を制御する制御部23と、前記第1計量部、前記第2計量部、前記反応部又は前記計測部の少なくともいずれか一つの処理部を撮像する撮像部7と、前記制御部から出力される前記第1計量部、前記第2計量部、前記反応部又は前記計測部の少なくともいずれか一つの処理状況を示す処理ステップ情報、及び、前記撮像部から出力される撮像情報を、時間情報とともに記録する記録部とを備える水質計測システム1。
【選択図】図1

Description

本発明は、上下水道等の水質を計測する水質計測システムに関する。
環境保全のために上下水道等の水質を計測する水質計測装置として、例えば特許文献1に記載されているものが挙げられる。この水質計測装置は上下水道等の水道施設に設置されて、測定対象検水の水質を計測するとともに、計測異常やシステム異常が発生するとその運転を停止して警告表示を行うものである。
特開2003−302392号公報
しかし、このような水質計測装置では、作業者の安全を確保するために水質測定装置が設置された場所とは異なるところで、作業者が水質計測装置の監視を行うことが一般的である。
そのため、水質計測装置の警告表示を受けてから作業者が水質計測装置を確認するまで時間がかかり、異常発生時の状態をリアルタイムで確認することができず、作業者が水質計測装置を確認するまでの間に既に異常が解消されているような場合には異常原因が不明のまま放置されてしまう。
異常原因が不明のまま放置されてしまうと、同じ原因で再度警報が発動する可能性があり、その度に水質計測装置の運転が停止されるので、安定的に水質計測を行うことができないという問題が生じる。この問題は、水質計測装置と水質計測装置を監視する監視装置とが遠隔にある場合、特に起こり易くなる。
本発明は上記問題に鑑み、異常原因を突き止めることができるとともに、作業者が現場に行かずとも異常原因を解明することができる水質計測システムを提供することを目的とする。
本発明の水質計測システムは、測定対象検水を計量する第1計量部と、試薬を計量する第2計量部と、前記第1計量部で計量された測定対象検水及び前記第2計量部で計量された試薬を混合して反応させる反応部と、前記反応部での反応結果に基づいて、前記測定対象検水に含まれる特定化学物質量を計測する計測部と、前記第1計量部、前記第2計量部、前記反応部及び前記計測部の動作を制御する制御部と、前記第1計量部、前記第2計量部、前記反応部又は前記計測部の少なくともいずれか一つの処理部を撮像する撮像部と、前記制御部から出力される前記第1計量部、前記第2計量部、前記反応部又は前記計測部の少なくともいずれか一つの処理状況を示す処理ステップ情報、及び、前記撮像部から出力される撮像情報を、時間情報とともに記録する記録部とを備えることを特徴とする。
このような構成であれば、異常発生時の時間情報を有する処理ステップ情報及び撮像情報を記録することができるので、この情報を確認すれば、異常が発生した処理部を特定することができるとともに異常の原因を突き止めることができる。そのため、異常原因が不明のまま放置されることを防ぐことができる。
また、処理ステップ情報及び撮像情報を外部機器でも確認できるように構成すれば、現場に行かずとも異常の原因を突き止めることができる。
また、本発明の水質計測システムが、前記記録部が記録した前記撮像情報を表示する映像再生手段をさらに備え、前記映像再生手段は、表示する撮像情報と同じ時間情報を有する前記処理ステップ情報を、該撮像情報と共に表示すれば、異常発生時の時間情報を有する撮像情報と処理ステップ情報とを共に表示することができ、より一層異常が発生した原因を突き止め易くなる。
さらに、前記第1計量部、前記第2計量部、前記反応部又は前記計測部のいずれかの処理部の選択を受け付ける再生選択手段をさらに有し、前記映像再生手段は、前記再生選択手段が選択を受け付けた処理部を撮像した撮像画像を表示すれば、使用者は、確認したい処理部の撮像情報を簡便に確認することができる。
また、異常発生時の時間情報を有する撮像情報及び処理ステップ情報ではその異常の原因が分からない場合、処理部毎に撮像情報を確認することで、全ての撮像情報を確認する場合に比べて体系的に異常の原因を突き止めることができる。
前記撮像部が、前記第1計量部、前記第2計量部、前記反応部又は前記計測部の少なくとも2以上の処理部を撮像することが可能な撮像可能画角を有し、前記記録部は、前記撮像部が撮像した撮像情報のうち、前記処理ステップ情報に応じて異なる撮像範囲の撮像情報を記録すれば、動作している処理部の撮像情報を拡大して記録することができるので、動作している処理部の撮像情報をより鮮明なものとして、アラームの原因を突き止め易くすることができる。
また、撮像情報をより鮮明なものとする別の構成としては、前記撮像部が撮像した撮像情報は、前記第1計量部、前記第2計量部、前記反応部又は前記計測部の少なくとも2以上の処理部を含み、前記映像再生手段は、表示する前記撮像情報の時間情報を有する前記処理ステップ情報に応じて、異なる撮像範囲の撮像情報を表示するものを挙げることができる。
この構成においても、映像再生手段が動作している処理部の撮像情報を拡大して表示することができるので、動作している処理部の撮像情報をより鮮明なものとして、アラームの原因を突き止め易くすることができる。
本発明の水質計測システムが、前記第1計量部、前記第2計量部、前記反応部及び前記計測部を収容する筐体と、前記筐体に設けられる開閉扉とを備え、前記撮像部は、前記開閉扉に固定されれば、使用者が開閉扉を開けてメンテナンスを行うメンテナンス時には、そのメンテナンスの様子を撮像部で撮像することができる。
本発明によれば、異常原因を突き止めることができるとともに、作業者が現場に行かずとも異常原因を解明することができる。
第1実施形態における水質計測システムを表す概略図。 第1実施形態における水質計測装置を表す概略図。 第1実施形態における処理部を表す概略図。 第1実施形態における管理画面の一例。 第1実施形態における管理画面の一例。 第1実施形態におけるダウンロード画面の一例。 第2実施形態における水質計測システムを詳細に表す概略図。
本発明の第1実施形態における水質計測システム1について、以下図面を参照しながら説明する。
第1実施形態における水質計測システム1は、例えば上下水道等の排水等の測定対象検水に含まれる特定化学物質量(本実施形態では、全窒素濃度及び全リン濃度)を測定するための全自動の水質計測システム1である。
そして、図1に示すように、上下水道等の水道施設に設置されて測定対象検水の全窒素濃度及び全リン濃度を測定する水質計測装置2と、水質計測装置2から送信された情報を記録する記録部4と、ネットワークに接続可能なところで記録部4に記録された情報を表示して水質計測装置2の監視を行う監視装置5とを備える。
<水質計測装置2>
水質計測装置2は、図2及び図3に示すように、測定対象検水に含まれる全窒素濃度や全リン濃度の測定を行うための処理部6と、処理部6を制御するための制御部3と、該処理部6を撮像するための撮像部7と、処理部6、制御部3及び撮像部7を収容する筐体8と、を備える。
(処理部6)
処理部6は、筐体8に収容されるとともに、図2及び図3に示すように、測定対象検水を計量する第1計量部10と、試薬を計量する第2計量部11と、第1計量部10で計量された測定対象検水及び第2計量部11で計量された試薬を混合して反応させる反応部12と、反応部12での反応結果に基づいて、測定対象検水に含まれる全窒素濃度及び全リン濃度を計測する計測部13とを備える。
第1計量部10は、測定対象検水を貯留するための試料用タンク14と、測定対象検水を計量するためのセル管15と、純水を貯留した純水タンク16と、純水タンク16から導入された純水を計量する純水管17と、セル管15で計量された測定対象検水を純水管17で計量された純水で所定倍に希釈する希釈管18とを備える。
セル管15及び純水管17には、管内の圧力を制御するポンプが設けられている。そして、このポンプで管内を負圧にして試料用タンク14または純水タンク16から測定対象検水または純水を管内に導入した後、管内を大気開放して、大気圧と釣り合う分量の測定対象検水または純水を管内に残留させて計量を行う。
第2計量部11は、種類の異なる試薬がそれぞれ貯留された複数の試薬用タンク19と、試薬を計量するための試薬計量管20とを備える。
本実施形態では、測定される特定化学物質が窒素及びリンであるため、この試薬として、ペルオキソ二硫酸カリウム、塩酸溶液、モリブデン酸アルミニウム溶液、L−アスコルビン酸溶液等が用いられる。なお、試薬計量管20で試薬を計量する方法は、上述した計量方法(段落番号[0023]参照)と同じであるので、ここでは説明を省略する。
反応部12は、第1計量部10で計量された測定対象検水及び第2計量部11で計量された試薬を混合して反応させるものであって、第1計量部10で計量された測定対象検水に第2計量部11で計量された試薬を混合する図示しない反応管と、反応管を加熱するための図示しない加熱手段と、反応管内の溶液のpH値を測定するための図示しないpH測定手段と、反応管内の溶液に光を照射するための図示しない光照射手段と、光照射手段から照射されて反応管内の溶液を透過した光の強度を検出する図示しない検出器とを備える。この検出器が検出した光の強度が反応部12での反応結果となる。
なお、本実施形態では、pH測定手段としてガラス電極と比較電極の2本の電極を反応管内に挿入して、これら2つの電極の間に生じた電圧によりpHを測定するpH測定計が用いられる。また、検出器としては、例えば反応管を透過した所定波長の光を光強度に応じて電気信号に変換する光電子増倍管(PMT)が用いられる。
計測部13は、全窒素濃度又は全リン濃度が既知の測定対象検水の吸光度を調べて吸光度及び濃度を軸にとった検量線を予め求めておいて、反応部12の反応結果に基づいて全窒素濃度又は全リン濃度を計測する。
(制御部3)
制御部3は、処理部6を制御するためのものであって、構造的には、CPU、内部メモリ、I/Oバッファ回路、ADコンバータ等を有した所謂コンピュータ回路である。そして、内部メモリの所定領域に格納したプログラムに従って動作することで情報処理を行い、図1に示すように、制御本体部23、異常検知部25等としての機能を発揮する。
制御本体部23は、第1計量部10、第2計量部11、反応部12及び計測部13の制御を行うものであり、制御の順番を予め決めておくシーケンス制御に沿って、第1計量部10、第2計量部11、反応部12及び計測部13の各処理部6での処理動作の制御を行うものである。
より具体的には、各処理部6の処理動作順に割り当てたシーケンス番号ごとに処理動作にかかる時間を予め決定しておいて、この処理動作にかかる時間を内蔵されたクロックでカウントし、該処理動作にかかる時間が経過すると次の処理動作に移るように処理部6をシーケンス制御するものである。
そして、所定のサンプリングタイムごとに処理動作をしている処理部6のシーケンス番号及びクロックから取得したそのときの時間情報を記録部4へと送信する。この制御本体部23が割り当てたシーケンス番号が、請求項にいう各処理部6のいずれが処理動作中かを示す処理ステップ情報となる。
また、制御本体部23は、計測部13が計測した全窒素濃度及び全リン濃度の濃度情報を取得するとともに、内蔵されたクロックから濃度情報を取得した時間情報を得て、この濃度情報と時間情報とを記録部4へと送信する。
異常検知部25は、計測部13が測定した全窒素濃度又は全リン濃度の測定値が予め設定した閾値を超えているような場合や、処理部6に予め設けたセンサが反応しない場合等に水質計測装置2の異常を検知するものである。そして、制御本体部23に異常信号を送信するとともに、内蔵されたクロックから異常発生時間情報を取得して記録部4に異常信号と異常発生時間情報とを送信する。
(撮像部7)
撮像部7であるデジタルカメラ7は、例えば静止画像又は動画を撮像するものであって、筐体8に固定された状態で、第1計量部10、第2計量部11、反応部12及び計測部13を含む処理部6全体を撮像可能な撮像範囲を有するものである。
このデジタルカメラ7は、所定のサンプリングタイムごとに処理部6の撮像を行うとともに、撮像を行った時間情報を取得して、この撮像情報及び時間情報を記録部4へと送信する。
(筐体8)
筐体8は、その内部に制御部3及び処理部6を収容するとともに一面が開口する収容本体8aと、収容本体8aの開口した一面を覆うように設けられ、デジタルカメラ7が固定された開閉扉8bとを有する。
<記録部4>
しかして記録部4は、ネットワークに接続されたサーバであって、制御部3及びデジタルカメラ7から送信された情報を記録するものである。なお、本実施形態においては、記録部4が水質計測装置2内に設けられているが、記録部4は、水質計測装置2の外部であってネットワーク上に設けられたものであってもよい。
具体的に記録部4は、制御本体部23から送信された処理ステップ情報及び時間情報と、制御本体部23から送信された濃度情報及び時間情報と、デジタルカメラ7から送信された撮像情報及び時間情報とを時系列的に次々と受信する。そして、撮像情報、処理ステップ情報及び濃度情報を時間情報とともに記録する。
また、異常検知部25から送信された異常信号及び異常発生時間情報を受信すると、異常発生時間情報と同じ時間情報とともに記録された情報を抽出し、この情報に異常信号を関連付けて記録する。
そして、インターネット等のネットワークを通じて監視装置5と相互に通信可能に接続されると、監視装置5へ記録された情報を送信するとともに、監視装置5から送信された信号を受信して記録された情報の中から所定の情報を抽出し、該情報を監視装置5へ送信するものである。
<監視装置5>
監視装置5は、インターネット等のネットワークに接続可能な任意の場所でオペレータが水質計測装置2を監視するためのものであって、汎用のPCやタブレット端末等に所定のプログラムをインストールして構成され、物理的には、CPU、メモリ、ディスプレイ、入力手段(キーボード、マウス、タッチパネル等)等を備えている。そして、監視装置5は、ネットワークを通じて記録部4と相互に通信可能に接続されると、図1に示すように、表示部28、受付部29等としての機能を発揮するように構成されている。
表示部28は、記録部4から送信された時間情報、撮像情報、処理ステップ情報、濃度情報、及び、異常情報を例えばノートPCやタブレット端末等のディスプレイに表示するものである。この表示部28が請求項でいう映像再生手段に該当する。
受付部29は、オペレータが所定の入力手段を用いて入力した要求を受け付けて、この要求信号を記録部4へ送信するものである。
次に、本実施形態における水質計測システム1の管理動作について説明する。
<通常動作時>
オペレータは、例えばインターネットに接続されたPCに所定のURLを入力して、記録部4と監視装置5とをネットワークを介して通信可能に接続する。
記録部4と監視装置5とが相互に通信可能に接続されると、表示部28の機能によって監視装置5のディスプレイには、図4に示すような画面(以下、管理画面Aともいう)が表示される。
この管理画面Aは、記録部4から送信された情報が表示されており、撮像情報を表示する撮像表示領域A1と、時間情報を表示する日時表示領域A2と、全窒素濃度及び全リン濃度の濃度情報を時間とともに表示する時系列表示領域A3と、撮像表示領域A1に表示された撮像情報と同じ時間情報を有する濃度情報及び処理ステップ情報(シーケンス番号)が表示されるサブ表示領域A4とを備える。
オペレータは、管理画面Aにおいて、撮像表示領域A1に表示された画像の再生、停止、逆再生を行うことができる操作ボタンi1を操作して表示画像の確認を行う。
ここで、オペレータが後でもう一度確認したい画像がある場合、管理画面Aに設けられたブックマークボタンi2をクリックする。
このブックマークボタンi2をクリックすると、図5に示すように、異常表示領域B1の一覧表示に欄C1が追加されるとともに、時系列表示領域A3に画像C2が表示される。異常表示領域B1に追加された欄C1には、ブックマークボタンi2のクリック時に日時表示領域A2に表示されていた情報が表示される。また、時系列表示領域A3に表示された画像C2は、ブックマークボタンi2のクリック時に撮像表示領域A1に表示されていた画像である。
また、図示しないが、オペレータが所定の領域を拡大して確認したい場合、シーケンス番号(処理ステップ情報)をプルダウンから選択して拡大ボタンをクリックすると、表示部28が、撮像表示領域A1が表示する撮像情報において、処理ステップ情報が示す処理動作中の処理部6を拡大して表示するように構成されている。
<異常発生時>
異常検知部25が異常を検知すると、図4に示すように、管理画面Aの異常表示領域B1にその異常発生時間及び処理ステップ情報が示す処理部6の名称が表示される。この表示は、異常検知部25が異常を検知するたびに蓄積されて、異常表示領域B1に一覧表示される。
オペレータは、異常表示領域B1に一覧表示された異常発生時間及び処理部6の名称を確認することで、水質計測装置2に生じた異常原因を確認する。また、異常表示領域B1に表示されたブックマークアイコンi5をクリックすると、ブックマークが付された情報のみがこの一覧に表示され、注意喚起アイコンi6をクリックすると、異常検知部25が異常を検知した情報のみがこの一覧に表示される。オールアイコンi4をクリックすると、ブックマークされた情報及び異常検知部25が検知した情報の両方が一覧に表示される。
ここで、オペレータが、異常表示領域B1に表示された所望の異常発生時間における異常情報を確認したい場合、その異常発生時間が表示された欄をクリックする。すると、該異常発生時間とともに記録部4に記録された撮像画像、濃度情報、処理ステップ情報が抽出されて、表示部28の撮像表示領域A1、日時表示領域A2、濃時系列表示領域A3、及び、サブ表示領域A4がこれらの情報に切り替えられる。
また、オペレータが管理画面Aの異常発生時の撮像画像を確認しても異常が確認できない場合や、オペレータが特定の処理部6を確認したい場合、図示しない再生選択手段に特定のシーケンス番号(処理ステップ情報)を入力する。すると、この処理ステップ情報とともに記録部4に記録された時間情報、この時間情報とともに記録された撮像情報および濃度情報が抽出されて、これらの情報が所定領域に表示される。
また、オペレータが異常発生時の画像を保存したい場合、異常表示領域B1に設けられたダウンロードボタンi3をクリックする。オペレータがこのダウンロードボタンi3をクリックすると、ディスプレイ上の管理画面Aが、図6に示すように、ダウンロード画面Eに切り替わる。
そして、オペレータが、図6に示すように、ダウンロード画面E上に表示された開始時間E1及び取得時間E2をプルダウンから選択してダウンロードボタンE3をクリックする。この開始時間及び取得時間に対応する情報が記録部4から抽出され、これらの情報はオペレータが指定する記録領域に保存される。
以上のように構成した第1実施形態の水質計測システム1によれば、以下のような効果を有する。
記録部4が、異常発生時の時間情報を有する処理ステップ情報及び撮像情報を記録するので、この情報を確認すれば、異常が発生した処理部6を特定することができるとともに異常の原因を突き止めることができる。そのため、異常原因が不明のまま放置されることを防ぐことができる。
また、処理ステップ情報及び撮像情報を監視装置5のディスプレイで確認できるので、現場に行かずとも異常の原因を突き止めることができる。
また、撮像表示領域A1に表示される撮像情報に対応する時間情報を有する処理ステップ情報(シーケンス番号)がサブ表示領域A4に表示されるので、ディスプレイの撮像画像とともに処置ステップ情報を確認することができ、より一層異常が発生した原因を突き止め易くなる。
さらに、再生選択手段を有し、再生選択手段で選択された処理ステップ情報に対応する撮像画像を撮像表示領域A1に表示することができるので、使用者は、確認したい処理部6の撮像情報を簡便に確認することができる。
また、異常発生時の時間情報を有する撮像情報及び処理ステップ情報ではその異常の原因が分からない場合、処理部6毎に撮像情報を確認することで、全ての撮像情報を確認する場合に比べて体系的に異常の原因を突き止めることができる。
撮像部7が撮像した撮像情報は、第1計量部10、第2計量部11、反応部12及び計測部13を含み、表示部27は、表示する撮像情報の時間情報を有する処理ステップ情報に応じて、異なる撮像範囲の撮像情報を表示するものであれば、表示部27が動作している処理部6の撮像情報を拡大して表示することができるので、動作している処理部6の撮像情報をより鮮明なものとして、異常の原因を突き止め易くすることができる。
水質計測装置2が、第1計量部10、第2計量部11、反応部12及び計測部13を収容する筐体8と筐体8に設けられる開閉扉8bとを備え、撮像部7が開閉扉8bに固定されているので、使用者が開閉扉8bを開けてメンテナンスを行うメンテナンス時には、そのメンテナンスの様子を撮像部7で撮像することができる。
次に本発明の第2実施形態における水質計測システム30について、図7を参照しながら説明する。
第2実施形態の水質計測システム30は、図7に示すように、制御本体部50及び撮像部51であるデジタルカメラ51の構成が第1実施形態と異なる。それ以外の部分は、第1実施形態と同じ構成であるため、同一の符号を付して説明を省略する。
第2実施形態における制御本体部50は、異常検知部25が異常信号を制御本体部50に送ると、制御本体部50が、その異常信号を受けた時点での処理ステップ情報をデジタルカメラ51に送信する。
デジタルカメラ51は、制御本体部50から送信された処理ステップ情報が示す処理動作を行っている処理部6の撮像領域を特定し、この撮像領域を拡大して撮像を行う。そして、この撮像画像及び時間情報を記録部4へ送信する。
これにより、記録部4は、動作している処理部6を拡大した撮像情報を記録するので、動作している処理部6の撮像情報をより鮮明なものとして表示部28で表示させることができ、異常の原因を突き止め易くすることができる。
なお、本発明は上記実施形態に限られたものではない。
本実施形態の水質計測システムでは、水質計測装置に吸光光度法を用いて全窒素濃度及び全リン濃度を測定するものを用いたが、例えば、滴定により過剰試薬量を求めてCOD(化学的酸素要求量)を計測するものであってもよい。
制御部のシーケンス制御は、例えば処理動作が終了すると、処理動作が終了した処理部が終了信号を制御本体部へ送信し、制御本体部は、この終了信号を受けて次の処理動作に移るように処理部を制御してもよい。
異常検知部から送信された異常信号が関連付けられた撮像情報が撮像表示領域に表示されるときに、表示部が、異常信号が関連付けられた処理ステップ情報が示す処理動作を行っている処理部の撮像画像を拡大して表示するように構成してもよい。
なお、記録部は予め設定された記録期間(例えば、2日、1週間、1ヶ月等)を経過すると、新しい撮像を上書きするように設定されていてもよい。
本発明は、その趣旨に反しない範囲で様々な変形が可能である。
1・・・水質計測システム
3・・・制御部
4・・・記録部
5・・・監視装置
7・・・撮像部
10・・第1計量部
11・・第2計量部
12・・反応部
13・・計測部

Claims (6)

  1. 測定対象検水を計量する第1計量部と、
    試薬を計量する第2計量部と、
    前記第1計量部で計量された測定対象検水及び前記第2計量部で計量された試薬を混合して反応させる反応部と、
    前記反応部での反応結果に基づいて、前記測定対象検水に含まれる特定化学物質量を計測する計測部と、
    前記第1計量部、前記第2計量部、前記反応部及び前記計測部の動作を制御する制御部と、
    前記第1計量部、前記第2計量部、前記反応部又は前記計測部の少なくともいずれか一つの処理部を撮像する撮像部と、
    前記制御部から出力される前記第1計量部、前記第2計量部、前記反応部又は前記計測部の少なくともいずれか一つの処理状況を示す処理ステップ情報、及び、前記撮像部から出力される撮像情報を、時間情報とともに記録する記録部とを備えることを特徴とする水質計測システム。
  2. 前記記録部が記録した前記撮像情報を表示する映像再生手段をさらに備え、
    前記映像再生手段は、表示する撮像情報と同じ時間情報を有する前記処理ステップ情報を、該撮像情報と共に表示することを特徴とする請求項1記載の水質計測システム。
  3. 前記第1計量部、前記第2計量部、前記反応部又は前記計測部のいずれかの処理部の選択を受け付ける再生選択手段をさらに有し、
    前記映像再生手段は、前記再生選択手段が選択を受け付けた処理部を撮像した撮像画像を表示することを特徴とする請求項2記載の水質計測システム。
  4. 前記撮像部は、前記第1計量部、前記第2計量部、前記反応部又は前記計測部の少なくとも2以上の処理部を撮像することが可能な撮像可能画角を有し、
    前記記録部は、前記撮像部が撮像した撮像情報のうち、前記処理ステップ情報に応じて異なる撮像範囲の撮像情報を記録することを特徴とする請求項1、2又は3記載の水質計測システム。
  5. 前記撮像部が撮像した撮像情報は、前記第1計量部、前記第2計量部、前記反応部又は前記計測部の少なくとも2以上の処理部を含み、
    前記映像再生手段は、表示する前記撮像情報の時間情報を有する前記処理ステップ情報に応じて、異なる撮像範囲の撮像情報を表示することを特徴とする請求項2又は3記載の水質計測システム。
  6. 前記第1計量部、前記第2計量部、前記反応部及び前記計測部を収容する筐体と、前記筐体に設けられる開閉扉とを備え、
    前記撮像部は、前記開閉扉に固定されることを特徴とする請求項1、2、3、4又は5記載の水質計測システム。
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