JP2015133955A - 散布機 - Google Patents

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岳洋 宮川
Takehiro Miyagawa
岳洋 宮川
光男 中澤
Mitsuo Nakazawa
光男 中澤
佐年 岸
Satoshi Kishi
佐年 岸
優 武内
Masaru Takeuchi
優 武内
啓明 中澤
Hiroaki Nakazawa
啓明 中澤
坪井 開
Hiraki Tsuboi
開 坪井
庸悟 小林
Yasusato Kobayashi
庸悟 小林
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Abstract

【課題】複雑な駆動機構を用いることなく、シンプルな構成でメンテナンス性がよい散布機を提供する。
【解決手段】被散布物を収納する収納部3と、収納部3の底面の開口部32から落下した被散布物を受けると共に回転して遠心力で外方へ飛ばす回転円盤4と、回転円盤4を回転させる回転する二つの車輪23、23のいずれかの内側面又は車輪側歯車27に接触したときにその車輪によって回転されるローラー55又は従動歯車56と、ローラー55又は従動歯車56の回転軸521と同軸に設けられてローラー55又は従動歯車56と共に回転する回転駆動部材71と、回転円盤4と同軸に設けられて回転円盤4と共に回転する回転従動部材72と、回転従動部材72及び回転駆動部材71に掛け回されて回転駆動部材71の回転力を伝達する掛け回し動力伝達部材73とを備える。
【選択図】図4

Description

本発明は、粒状及び/又は粉状の被散布物を所定の被散布面に対して散布する散布機に関する。
肥料や融雪剤等の粒状物を地面等に散布する方法と1つとして、例えば特許文献1に記載の散布機が提案されている。この散布機は、運転車両に牽引される牽引車と、同牽引車に載置され、散布材を収容するホッパと、同ホッパの下部に設けられた散布材排出口と対向するように、同散布材排出口の下方において回転可能に支持された散布板と、前記牽引車の車輪と散布板の回転軸との間に連結され、牽引車の車輪の回転力を散布板に伝達する動力伝達手段と、前記車輪から散布板への動力伝達経路上に介在され、動力を断続可能な継手機構とを備え、ホッパの下流側に設けられた回転式の散布板の上に定量的に放出することにより、散布板の回転によって生じる遠心力を利用して、被散布物を同心円方向に散布する(特許文献1の請求項1を参照)。
特許文献1において、前記継手機構はクラッチ機構であり、同クラッチ機構は、動力伝達経路上において駆動側に配置された駆動側クラッチと、従動側に配置された従動側クラッチと、両クラッチを接続・解離させる操作部とを備えている(特許文献1の請求項2を参照)。これによれば、牽引車の車輪に連結された車軸からベベルギアを介して回転する回転軸を同軸的に接続することにより、牽引によって車輪が回転するのに伴い、散布板が断続的に回転するようになっている。また、運搬中の散布板の回転を防止するため、回転軸の一部にクラッチ機構が設けられており、クラッチ機構を切り替えることによって、散布板に対する回転駆動力の伝達がオンオフされるようになっている。
しかしながら、特許文献1に示された散布機には、次のような問題があった。すなわち、この散布機は、ベベルギアやクラッチ機構を介して回転駆動力を制御しているため、機械的な構造が複雑でメンテナンス性も悪い。
特開平9−137420号公報
そこで、本発明は、複雑な駆動機構を用いることなく、シンプルな構成でメンテナンス性がよい散布機を提供することにある。
上述した課題を解決するため、本発明に係る散布機の一形態によれば、二つの車輪を備えて牽引されながら粒状及び/又は粉状の被散布物を進行方向の地面上に散布するように、前記二つの車輪を連結する車軸の上部に位置して前記被散布物を収納する収納部と、該収納部の底面の開口部から落下した該被散布物を受けると共に回転して遠心力で外方へ飛ばす回転円盤と、該回転円盤を回転させる回転駆動機構とを具備する散布機であって、該回転駆動機構が、回転する前記二つの車輪のいずれかの内側面に、又は回転する前記二つの車輪のいずれかの内側で車軸と同軸に設けられた車輪側歯車に、接触したときに、前記車輪によって摺動されて回転されるローラーと、又は前記車輪側歯車に噛合されて回転される従動歯車と、前記ローラー又は前記従動歯車の回転軸と同軸に設けられて該ローラー又は該従動歯車と共に回転する回転駆動部材と、前記回転円盤と同軸に設けられて該回転円盤と共に回転する回転従動部材と、該回転従動部材及び前記回転駆動部材に掛け回されて該回転駆動部材の回転力を伝達する掛け回し動力伝達部材とを備える。
また、本発明に係る散布機の一形態によれば、前記収納部の底面の下側であって該収納部の開口部を開閉できるように開部を備えて前記回転円盤の回転軸の軸心を中心に回動できるように設けられた開閉板部、及び該開閉板部から外方へ一体的に延設されて前記二つの車輪のいずれかの内側面又は前記車輪側歯車へ、前記ローラー又は前記従動歯車を接離できるように該ローラー又は該従動歯車を回転自在に支持できると共に前記回転軸の軸心を中心に回動できるアーム部とを備えるアーム部付開閉部材を具備し、前記アーム部を前記回転円盤の前記回転軸の軸心を中心に回動させることで、前記ローラーが前記車輪の内側面に接触されて回転駆動されるとき、又は前記従動歯車が前記車輪側歯車に噛合されて回転駆動されるときに、前記収納部の底面の開口部と前記開閉板部の開部とが上下方向に重なり合って前記被散布物を前記回転円盤へ落下させることができ、該アーム部を前記回転円盤の前記回転軸の軸心を中心に回動させることで前記ローラー又は前記従動歯車が前記車輪の内側面又は前記車輪側歯車から離れて回転駆動が停止されるときに、前記収納部の底面の開口部と前記開閉板部の開部とが上下方向に重ならない状態となって前記被散布物が前記回転円盤へ落下しないように、前記収納部の底面の開口部及び前記二つの車輪に対して、前記アーム部付開閉部材の前記開部及びアーム部が位置されて設けられていることを特徴とすることができる。
また、本発明に係る散布機の一形態によれば、前記収納部の底面と前記アーム部付開閉部材の前記開閉板部との間、又は前記アーム部付開閉部材の前記開閉板部の下側に、前記収納部の底面の開口部と前記開閉板部の開部が上下方向に重なり合って生じている重なり開口の面積を小さくして前記被散布物の落下量を減らすことが可能に、前記重なり開口の開度を調整できる調整板部を備えていると共に前記回転円盤の回転軸の軸心と同心に回動できるように設けられた開閉調整機構が設けられていることを特徴とすることができる。
また、本発明に係る散布機の一形態によれば、前記アーム部付開閉部材を回動させる回動操作機構が、該アーム部付開閉部材に一端が固定されたワイヤを構成要素とすることを特徴とすることができる。
また、本発明に係る散布機の一形態によれば、前記回転駆動部材と前記回転従動部材はプーリーであり、前記掛け回し動力伝達部材はベルトであることを特徴とすることができる。
また、本発明に係る散布機の一形態によれば、前記アーム部を前記回転軸の前記軸心を中心に進行方向の前方へ回動させることで前記ローラー又は前記従動歯車が前記車輪の内側面又は前記車輪側歯車に接触され、該アーム部を該回転軸の該軸心を中心に進行方向の後方へ回動させることで該ローラー又は該従動歯車が該車輪の内側面又は該車輪側歯車から離れて回転駆動が停止されるように構成されていることを特徴とすることができる。
また、本発明に係る散布機の一形態によれば、前記収納部の内部の高さ方向の中途部に、該収納部の底面にかかる前記被散布物の重量を分散して軽減するように、前記被散布物の重量を受ける受け部材が固定されて設けられていることを特徴とすることができる。
また、本発明に係る散布機の一形態によれば、前記回転円盤の下面側には、該回転円盤の径の長さを部分的に延伸できるように、該回転円盤の中心から放射方向へ伸縮可能に延伸板部が装着されていることを特徴とすることができる。
また、本発明に係る散布機の一形態によれば、前記散布機が、該散布機を牽引する牽引車に対し、地面の起伏に応じて上下方向に回動できるように、前記散布機の車台を構成するフレームの一部における前記牽引車と連結される部分が、左右のフレームの先端に水平の左右方向に貫通した貫通孔が設けられた左右のフレーム状連結部に設けられ、該左右のフレーム状連結部が、前記牽引車側に固定されて水平の左右方向に貫通している筒状の被取付部を左右の両側から挟む状態に、連結用挿通部材が前記左右のフレーム状連結部と前記筒状の被取付部とに挿通されることによって装着されていることを特徴とすることができる。
本発明に係る散布機によれば、複雑な駆動機構を用いることなく、シンプルな構成でメンテナンス性がよい散布機を提供することができるという特別有利な効果を奏する。
本発明の一実施形態に係る散布機を示す正面図である。 上記散布機の左側面図である。 上記散布機の平面図である。 上記散布機の内部構造を模式的に示す要部断面図である。 上記散布機の開閉調整機構ならびに回転駆動機構を説明するための分解斜視図である。 調整板部の平面図である。 底板と調整板部との相対的な位置関係を説明するための説明図であり、(a)は開度1の状態、(b)は開度2の状態であり、および(c)は開度3である。 (a)はアーム部付開閉部材のローラーを車輪に対して非接触とした状態を模式的に示す平面図、(b)はアーム部付開閉部材のローラーを車輪に対して接触した状態を模式的に示す平面図である。 本発明の散布機に係る回転駆動機構の他の形態例を示す部分正面図である。 図9の形態例の動作を説明する平面図である。 本発明の散布機に係る収納部の他の形態例を示す斜視図である。 本発明の散布機に係る回転円盤の他の形態例を示す平面及び側面図である。 図12の形態例の延伸板部が縮長された状態を示す平面及び側面図である。 本発明に係る散布機と牽引車との連結の形態例を示す斜視部である。
以下、本発明にかかる散布機の形態例について、図1〜図8に基づいて詳細に説明する。
図1〜3に示すように、この散布機1は、二つの車輪を備えて牽引されながら粒状及び/又は粉状の被散布物を進行方向の地面上に散布するもので、図示しない車両等によって牽引される車台2を備えている。車台2は、金属製フレームをコ字状に折り曲げたフレーム21と、フレーム21の両端に水平に架け渡される車軸22とを有し、同車軸22の両端に二つの車輪23,23が連結されている。
本発明において、被散布物とは、例えば飼料や堆肥などの粒状部や粉状物のほかに、融雪剤や種子などの粒状物も含まれる。収納部3に収納可能で、開口部を通過して回転円盤4の上に適量ずつ放出することができれば、用途や材質は特に限定されない。
この実施形態において、車軸22は固定軸であって、その両端に各車輪23,23が回転可能に軸支されている。車輪23,23は、中心に図示しない軸受ハブを有するホイール231を有し、ホイール231の外周にタイヤ232が取り付けられている。
フレーム21の中央には、車台2を牽引するための牽引ロッド24が設けられている。牽引ロッド24は、フレーム21の先端から突設されたシャフト211に沿って挿脱可能なジョイントであり、その先端には、車両等に接続するための継手手段25が設けられている。
継手手段25は、四節平行リンクからなり、図示しない車両側に設けられた継手部80に対して着脱自在になっている。この継手手段25は、車両側に対して、ピンなどによって構成される鉛直軸を中心に水平面内で回動できるように設けられるとよい。これによれば、カーブに沿って散布機1が車両に牽引されて好適に走行できる。また、この継手手段25は、フレーム21が、シャフト211の軸心を中心に、回動できるように装着されているとよい。これによれば、散布機1が、地面の車両の進行方向に対する左右の起伏に沿って揺動でき、好適に走行できる。
車軸22の中央には、後述する収納部3および回転円盤4を支持するとともに、回転円盤4の回転の軸心となる支持軸26が設けられている。支持軸26は、下端が車軸22の中央に固定され、他端が収納部3に向かって垂直に立設された金属製の軸受棒であり、支持軸26の先端に収納部3が固定されている。
図4にも示すように、収納部3は、この車輪23,23を連結する車軸22の上部に位置して、被収納物を収納するもので、上部が開放された円筒状であり、下端側が下側に向かって、その内径が漸次小さくなる、すり鉢状に形成されている。収納部3は、車台2のフレーム21に対して水平となるように固定されている。
収納部3は、金属製で、上部の開口径が例えばφ700mmであって、内容量を30リットルの袋詰め肥料が2袋分以上収容できる程度の大きさとすることができる。収納部3の材質や形状、容量などについては、任意に変更することができるのは勿論である。なお、収納部3の上部開放面には、図示しない蓋部材を設けることができる。
図3および図5に示すように、収納部3の底部には、収納部3の底部を塞ぐ円盤状の底板31が設けられている。底板31には、被散布物を下流に落下させるための第1開口部32が設けられている。第1開口部32は、底板31の中心軸(支持軸26の中心軸)を中心に放射状に形成された3つの開口部32a〜32cを備えている。
各開口部32a〜32cはともに、中心から外周に向かって開口幅が漸次大きくなる細長い扇状に形成されており、それらが所定の角度ピッチ(この実施形態では30°間隔)で等間隔で配置されている。
各開口部32a〜32cは30°間隔で3カ所に配置されているが、各開口部32a〜32cの形状および設置数は、被散布物の粒度や散布量などに応じて変更することができる。なお、この第1開口部32の形態はこれに限定されることはない。例えば、底板31を重ね合わせた二枚の板で構成し、そのうちの一枚が全面に多数の小孔を備える有孔板で、もう一枚が大きな開口を備えるもので位置を変更できるように設けてもよい。これによれば、底板31における開口位置を適宜に変更でき、散布条件を好適に調整できる。
収納部3は、底板31の中心に設けられた図示しない取付孔に支持軸26を差し込んで、収納部3の内側から支持軸26の先端に形成された雄ねじにボルト(ともに図示せず)によって固定されている。収納部3は支持軸26を中心に自転しないように固定されている。
底板31を挟んで収納部3の下面には、収納部3の第1開口部32との間で相対的に開度を調整して、散布物の落下量を調節する開閉調整機構としての調整板部6が設けられている。図5および図6に示すように、調整板部6は、支持軸26と同心に回動できるように設けられ、収納部3の底板31とほぼ同径の円盤体61を有し、その中央には軸受孔611が設けられている。
円盤体61には、被散布物を下流に落下させるための第2開口部62が設けられている。この第2開口部62も、円盤体61の中心軸を中心に放射状に形成された3つの開口部62a〜62cを備えている。
各開口部62a〜62cは、上記底板31の各開口部32a〜32cと同じ形状で、中心から外周に向かって開口幅が漸次大きくなる扇状に形成されており、それらが所定の角度ピッチ(この実施形態では30°間隔)で等間隔で配置されている。
調整板部6にはさらに、被散布物の放出量を調整するための調節レバー63が設けられている。調節レバー63は、円盤体61の側面から外側に向かって突設されている。
この調整板部6の回動作動機構としては、例えば、常時はコイルスプリングなどのバネの付勢力によって第1開口部32を閉じるように調整板部6を回動させた状態に位置させ、第1開口部32を開くときにはワイヤを引く動作を介して前記バネのより大きな付勢力に抗して調整板部6を回動させる機構を採用することができる。なお、バネの付勢力を逆に用いて、ワイヤで引っ張ることでバネの付勢力が大きく作用しているときに第1開口部32を閉じ、ワイヤで引っ張ることを緩めることで第1開口部32が開く動作をするように、調整板部6の回動作動機構を設けてもよいのは勿論である。
この調節レバー63を使って円盤体61を30°間隔で回すことにより、底板31の各開口部32a〜32cと、円盤体61の各開口部62a〜62cとが軸方向(図4では上下方向)に沿って連通する。この実施形態において、円盤体61は、開度1〜開度3の3つのポジションが選択されるようになっている。
図7(a)に示すように、初期位置において、円盤体61は、開度1のポジションに位置している。開度1では、底板31の開口部32cと、調整板部6の開口部62aとが合致し、軸方向に連通する(図7(a)の網掛け部分)。これにより、開口部32c,62aのみから被散布物が落下する(これを開度1:少量とする)。
次に、図7(b)に示すように、調整板部6を、開度1の位置から30°(この実施形態では時計回り)回すと、底板31の開口部32b,32cと、調整板部6の開口部62a,62bとが軸方向に沿って合致する(図7(b)の網掛け部分)。これにより、2カ所の開口部(32b,62a),(32c,62b)が解放され、そこからのみ被散布物が落下する(これを開度2:中量とする)。
図7(c)に示すように、さらに調整板部6を開度2の位置から30°回すと、底板31の各開口部32a〜32cと、調整板部6の各開口部62a〜62cの全ての開口部同士が軸線方向に合致する(図7(c)の網掛け部分)ことで、最大量の被散布物がそこから落下する(これを開度3:大量とする)。
調節板部6は、収納部3の底面とアーム部付開閉部材5の開閉板部51との間に設けられているが、アーム部付開閉部材5を収納部3の底面に配置し、その下側に配置されてもよい。また別の態様としては、収納部3の内部に設けても良い。
また、本実施形態において、調整板部6は、調整板部6の各開口部62a〜62cを回転式によって選択しているが、底板31もしくはアーム部付開閉部材5の底面に沿って水平にスライドするスライド式であってもよい。
すなわち、収納部3の底面の開口部32と開閉板部5の開部54が上下方向に重なり合って生じている重なり開口の面積を小さくして被散布物の落下量を減らすことが可能に、重なり開口の開度を調整できる調整板部6を備えていればよい。
図5および図8に示すように、調整板部6の下面には、アーム部付開閉部材5が設けられている。図5に示すように、アーム部付開閉部材5は、支持軸26を中心に回動できるように設けられた開閉板部51と、同開閉板部51の外周面から外方へ一体的に延設されたアーム部52と、開閉板部51を回動させるための回動レバー53とを備えている。
アーム部付開閉部材5は、図示しないバネ手段により、後述するローラー55が常に車輪23に対して接触する方向(反時計回り)に回転するようにバネ付勢されている。
開閉板部51は、底板31とほぼ同じ外径を有する円盤体からなり、その中心に支持軸26を中心に回動できるように軸受孔511が設けられている。開閉板部51は、円盤体61の底面に沿って摺接可能に密着して配置されている。
開閉板部51の一部には、上記第1および第2開口部32,62との相対的な位置合わせにより、被散布物を落下させるための開部54が設けられている。図8に示すように、開部54は、上述した第1および第2開口部32,62とほぼ同じ形状を有する3つの開口部54a〜54cを含み、それらが30°間隔で等ピッチに配置されている。
開部54は、上述した第1および2開口部32,62とほぼ同じ形状であるが、開部54は、アーム部52をローラー接触位置(ローラー回転位置)に動かしたときに、開度1〜開度3の全ての状態において第1および2開口部32,62の全ての開口面積を含むように形成され、アーム部52をローラー非接触位置(ローラー停止位置)に動かしたときに、開度1〜開度3の全ての状態において第1および第2開口部32,62を閉塞するように形成されている。
アーム部52は、アーム部52を支持軸26の軸心を中心に進行方向(図8(a)の矢印方向)の前方へ回動させることでローラー55が車輪23の内側面に接触され、回転駆動されたアーム部52を支持軸26の軸心を中心に進行方向の後方へ回動させることで、ローラー55が車輪23の内側面から離れて回転駆動が停止されるように構成されている。
すなわち、アーム部52を、車軸21を挟んで、進行方向の後寄り側に配置することで、散布機1を牽引することにより、ローラー55が車輪23側に巻き込まれる力が生まれ、その結果、牽引時にローラー55が常に車輪23に押しつけられるため、誤作動の予防となる。
なお、本発明はこれに限定されず、アーム部52を、車輪21の中心よりも進行方向の前寄り側に配置してもよい。この場合は、アーム部52を回動させて位置させる力について、ローラー55が車輪23の内側面に接触させるように、例えば、適切なバネの付勢力に調整すればよい。これによれば、ローラー55が車輪23側に必要以上に噛み込まれることを防止できる。そして、そのローラー55が車輪23の内側面に接触することを解除するには、前記バネのより大きくなる付勢力に抗してアーム部52を回動させるように、ワイヤを引っ張ることによる作動機構を用いることができる。また、アーム部付開閉部材5に設けられた開閉板部51のないアーム部52だけの回動アームを用いることもでき、この場合は、専ら前述した調整板部6によって、第1開口部32の開閉・調整を行えばよい。
アーム部付開閉部材5と回転円盤4との間には、ローラー55から取り出された回転駆動力によって回転円盤4を回転させるための回転駆動機構7が設けられている。
回転駆動機構7は、回転する二つの車輪23,23のいずれかの内側面233に接触したときに車輪23,23によって摺動されて回転されるローラー55と、ローラー55の回転軸(後述する支軸521)と同軸に設けられてローラー55と共に回転する回転駆動部材71と、回転円盤4と同軸に設けられて回転円盤4と共に回転する回転従動部材72と、回転従動部材72及び回転駆動部材71に掛け回されて回転駆動部材71の回転力を伝達する掛け回し動力伝達部材73とを備える。
アーム部52の先端側にはローラー55を回転可能に軸支するローラー支軸521が設けられている。ローラー支軸521は、アーム部52に設けられた図示しないボールベアリングによって回転可能に軸支されており、アーム部52を上下(図1では上下方向)に貫通するように設けられている。
ローラー支軸521の一端(図1では上端)には、アーム部52の回動動作に応じて、二つの車輪23,23のいずれか一方(図1では右車輪)の内側面233に対して選択的に接触するように配置されたローラー55が設けられている。
ローラー55は、いわゆるゴムローラであり、ローラー支軸521に対して固定されている。ローラー55は、車輪23の内周面233に摺設して、車輪23の回転に伴って同時に回転すればよく、他の構成であってもよい。
ローラー支軸521の他端(図1では下端)には、回転駆動機構7の一方を構成する回転駆動部材71が設けられている。回転駆動部材71は、中心にローラー支軸521が同軸的に差し込まれる支持孔711を有する円盤状の回転輪であり、その外周には掛け回し動力伝達部材73が係止される係止溝712が設けられている。回転駆動部材71は、ローラー支軸55に対して固定されており、ローラー55の回転と同期して回転する。
掛け回し動力伝達部材73は、本実施形態では、いわゆるVベルトが用いられているが、回転駆動部材71の回転駆動力を回転円盤4に伝達することができれば、タイミングベルト、チェーン、或いはロープが用いられてもよい。
掛け回し動力伝達部材73をベルトやチェーンで駆動した場合、回転によってベルトやチェーンの一部に緩みが生じるおそれがある。そこで、掛け回し動力伝達部材73には、掛け回し動力伝達部材73に係る張力を一定とするためのテンションローラー74が設けられていることが好ましい。
テンションローラー74は、図示しない片持ち式の回転フレームの自由端側に回動可能に軸支されて、図示しない押圧手段を介して常に掛け回し動力伝達部材73を一定の力で押圧するようになっている。
回動レバー53は、開閉板部51の軸線を挟んでアーム52にほぼ対称となる位置に設けられた板片からなる。回動レバー53の先端には、アーム部付開閉部材5を回動させる回動操作機構としてのワイヤ57が設けられている。
ワイヤ57は、一端が回動レバー53の先端に接続され、他端が継手部80に設けられたスイッチ手段SWに接続されている。回動スイッチSWとしては、例えばプッシュプル型スイッチなどが用いられる。
図5に示すように、回転円盤4は、表面に投下された被散布物を遠心力で外方へ飛ばすため、底板3の外径よりも一回り大きな外径を有する円盤体41を有し、その中央には、円盤体41を支持軸26の軸線に対して同軸的に取り付けられる軸受孔411が設けられている。
円盤体41の表面(図5では上面)には、円盤体41の表面からほぼ垂直に立設され、中心から半径方向に沿って延在するように配置されたリブ412を備えている。本形態例のリブ412は、円盤体41の表面に90°間隔で4カ所設けられているが、数や形状などを任意に選択することができる。
円盤体41の底面(図5では下面)には、回転駆動機構7の他方を構成する回転従動部材72が設けられている。回転従動部材72は、その外径が、回転円盤4の円盤体41の外径よりも小さく、かつ、回転駆動部材71の外径よりも大きな円盤状に形成され、その外周面には、掛け回し動力伝達部材73が係合される係合溝721が形成されている。この係合溝721に上述した掛け回し動力伝達部材73が架け渡され、回転円盤4と共に同期的に回転するようになっている。
本実施形態においては、回転従動部材72と回転駆動部材71は、いわゆるプーリー機構であり、掛け回し動力伝達部材は、回転従動部材72と回転駆動部材71に架け渡されたVベルトである。
なお、本実施形態において、回転従動部材72は円盤体41の底面に配置されているが、円盤体41の上面側に配置されてもよい。例えば、円盤体41の上面側にその上面とは所要の間隔をおいて回転従動部材72を同軸で一体に配置し、その周囲をカバー部材によって覆い隠して被散布物の落下位置を避けて設ければ、掛け回し動力伝達部材73(Vベルトなど)に被落下物がかからない構造とすることができる。さらに別の態様としては、円盤体41の外周面に沿って直に係合溝を設けて、そこに掛け回し動力伝達部材73を掛け回してもよい。
次に、散布機1の運搬から使用に至るまでの使用手順の一例について、図8(a)および(b)を参照しながら説明する。まず、散布機1を運搬するにあたり、使用者は、継手手段24を介して散布機1を例えばトラクターなどの図示しない牽引車両の後部に接続する。
この散布機1を散布地まで牽引するまでの間に、被散布物が落下したり、回転円盤4が回転すると危険であるため、運搬時には回転円盤4の回転を止めておくことが好ましい。そこで、使用者は、スイッチ手段SWを図示しない「散布停止」の位置に切り替えておく。
このスイッチ手段SWが「散布停止」の位置にあるときは、ワイヤ57が引っ張られて回動レバー53がバネ付勢の力に抗しながら時計回りに回転した状態にある。その結果、円盤体51を挟んで回動レバー53の対称位置に設けられたアーム部52が時計方向に回り、ローラー55が車輪23の内周面から離れている。
これにより、ローラー55は車輪23に非接触な状態となり、回転駆動部材71と回転従動部材72との間に掛け回された回転従動部材72の回転力を伝達する掛け回し動力伝達部材73が切り離され、回転円盤4の回転が停止される。使用者はこの状態で散布機1を所定の散布地まで運搬する。
次に、散布機1を使用するにあたっては、まず、収納部3の上から所望の被散布物を充填し、被散布物の散布量に合わせて、開閉板部6を操作し、開度1〜3のうちからいずれかを選択する。
次に、スイッチ手段SWを図示しない「散布開始」位置に合わせると、ワイヤ57が緩み、図示しない引っ張りバネの復元力によってアーム部52が半時計方向に回転し、その結果、ローラー55が車輪23の内周面に当接する(図8(b)参照)。
この状態で、散布機1を牽引すると、車輪23の回転駆動力の一部がローラー55によって取り出され、掛け回し動力伝達部材73を介して回転円盤4が回転する。ここに収納部3から開口部を通って被散布物が回転円盤4の上に落下することにより、回転円盤4の遠心力とリブ412によって被散布物が回転円盤4の同心円方向に飛ばされ、進行方向の地表面に均等に散布される。
次に、図9及び図10に基づいて、本発明の散布機1に係る回転駆動機構7の他の形態例を説明する。この形態例も、以上に説明した形態例の散布機と同様に、二つの車輪23、23を備えて牽引されながら粒状及び/又は粉状の被散布物を進行方向の地面上に散布するように、二つの車輪23、23を連結する車軸22の上部に位置して被散布物を収納する収納部3と、その収納部3の底面の開口部32から落下した被散布物を受けると共に回転して遠心力で外方へ飛ばす回転円盤4と、その回転円盤4を回転させる回転駆動機構7とを具備するものである。
そして、この形態例によれば、回転駆動機構7が、回転する二つの車輪23、23のいずれかの内側で車軸22と同軸に設けられた車輪側歯車27に接触したときに、その車輪側歯車27に噛合されて回転される従動歯車56と、その従動歯車56の回転軸(支軸52a)と同軸に設けられてその従動歯車56と共に回転する回転駆動部材71と、回転円盤4と同軸に設けられてその回転円盤4と共に回転する回転従動部材72と、その回転従動部材72及び回転駆動部材71に掛け回されてその回転駆動部材71の回転力を伝達する掛け回し動力伝達部材73とを備える。
これによれば、車輪側歯車27と従動歯車56とが確実に噛み合い、ローラー55による場合などと比較して滑る恐れがなく、車輪23の駆動力を、回転円盤4の回転させるための力として、確実且つ適切に伝達することができる。
そして、図9及び図10に示した形態例では、車輪側歯車27及び従動歯車56が、ピン歯車によって構成されている。これによれば、バックラッシュが大きく、滑らかな回転精度という面では劣るが、面的な接触である摩擦による動力の伝達方法とは異なり、引っ掛かりによる動力の伝達方法になっているため、散布機のような不規則な力が加わるなどの使用条件が厳しい場合でも、確実に動力を伝達できる利点がある。
なお、本発明では、このピン歯車に限定されるものではなく、噛み合いが引っ掛かりによって確実になされる形態であれば、例えば、板材からレーザー溶断機で切り出すことで形成された歯車や、クラウンギアを用いることもできる
さらに、この形態例でも、先に説明した形態例と同様に以下の構成を備えることができる(図5と図9とを参照)。すなわち、収納部3の底面の下側であってその収納部3の開口部32を開閉できるように開部54を備えて回転円盤4の回転軸(支持軸26)の軸心を中心に回動できるように設けられた開閉板部51、及びその開閉板部51から外方へ一体的に延設されて二つの車輪23、23のいずれかの車輪側歯車27へ、従動歯車56を接離できるようにその従動歯車56を回転自在に支持できると共に回転円盤4の回転軸の軸心を中心に回動できるアーム部52とを備えるアーム部付開閉部材5を具備し、アーム部52を回転円盤4の回転軸の軸心を中心に回動させることで、従動歯車56が車輪側歯車27に噛合されて回転駆動されるときに、収納部3の底面の開口部32と開閉板部51の開部54とが上下方向に重なり合って被散布物を回転円盤4へ落下させることができ、アーム部52を回転円盤4の回転軸の軸心を中心に回動させることで従動歯車56が車輪側歯車27から離れて回転駆動が停止されるときに、収納部3の底面の開口部32と開閉板部51の開部54とが上下方向に重ならない状態となって被散布物が回転円盤4へ落下しないように、収納部3の底面の開口部32及び二つの車輪23、23に対して、アーム部付開閉部材5の開部54及びアーム部52を位置させて設けることができる。これによれば、先に説明した形態例と同様の効果を奏する。
また、図10に示すように、アーム部52を回転円盤4の回転軸の軸心を中心に進行方向の前方へ回動させることで従動歯車56が車輪側歯車27に接触され(図10(a)参照)、アーム部52を回転円盤4の回転軸の軸心を中心に進行方向の後方へ回動させることで従動歯車56が車輪側歯車27から離れて回転駆動が停止される(図10(b)参照)ように構成することができる。
本形態例では、アーム部52が、従動歯車56が装着されたアーム部先端部58と、そのアーム部先端部58が回動可能に装着されたアーム部根元部59とによって構成されており、図10(b)に示すようにアーム部52を引っ張りワイヤやバネの付勢力などによって後方へ引っ張って回動させると、アーム部先端部58が、外側の角度規制部59aと内側の角度規制部59bとの間で回動自在となり、従動歯車56と車輪側歯車27との噛み合い関係が解除される。
反対に、図10(a)に示すように、アーム部52が、車輪23、23の車軸22と平行に重なるように、車台2に設けられたストッパ2aによって規制されるまで、引っ張りワイヤやバネの付勢力などによって引っ張られて前方へ回動されると、従動歯車56を車輪側歯車27に確実且つ適切に噛み合わせることができる。これによれば、比較的簡単な構成で、確実に入切を行うことができるクラッチ機構を適切に構成することができる。
なお、クラッチ機構としては、これに限定されることなく、例えば、従動歯車56を車輪側歯車27に対して上下方向に移動できる機構を設けることでも、合理的に構成できるのは勿論である。
次に、図11に基づいて、本発明の散布機に係る収納部3の他の形態例を説明する。この形態例では、収納部3の内部の高さ方向の中途部に、その収納部3の底面にかかる被散布物の重量を分散して軽減するように、被散布物の重量を受ける受け部材35が固定されて設けられている。さらに具体的には、受け部材35が、断面が台形に折り曲げられて形成された長尺状の部材よって十字状に形成されており、その受け部材35の中央のクロス部が、回転円盤4の軸心の軸受部35aになっている。
これによれば、被散布物の目詰まりを防止し、その被散布物を収納部3の底面の開口部32から連続的に落下させることができる。
次に、図12及び図13に基づいて、本発明の散布機に係る回転円盤4の他の形態例を説明する。この形態例では、回転円盤4の下面側に、その回転円盤4の径の長さを部分的に延伸できるように、その回転円盤4の中心から放射方向へ伸縮可能に延伸板部45が装着されている。図12は延伸板部45を延伸された状態を示し、図13延伸板部が縮長された状態を示してある。なお、回転円盤4の本体部に、延伸板部45を装着するための取付構成は、適宜選択的に先行技術の取付構成を採用すればよい。
これによれば、延伸板部45が、回転円盤4の本体部の下側で延伸されるため、延伸板部45で径が大きくなった分、被散布物が重力で回転円盤4の本体部から延伸板部45へ落ちながら、その被散布物により大きな遠心力が働くことになる。これによれば、被散布物に散布のための力がスムースに作用し易く、その被散布物をより広い範囲に適切に散布することができる。
次に、図14に基づいて、本発明に係る散布機1と牽引車90との連結の形態例を説明する。この形態例では、散布機1が、その散布機1を牽引する牽引車90に対し、地面の起伏に応じて上下方向に回動できるように、散布機の車台2を構成するフレームの一部における牽引車90と連結される部分が、左右のフレームの先端に水平の左右方向に貫通した貫通孔が設けられた左右のフレーム状連結部21a、21aに設けられ、その左右のフレーム状連結部21a、21aが、牽引車90側に固定されて水平の左右方向に貫通している筒状の被取付部81を左右の両側から挟む状態に、連結用挿通部材82が左右のフレーム状連結部21a、21aと筒状の被取付部81との両方に挿通されることによって装着されている。
なお、連結用挿通部材82としては、図14の形態例のようにボルトとナットによって構成される締結部材を用いることができる他、ピンを割りピンで装着するなど、先行技術を適宜選択的に採用することができる。また、この形態例の左右のフレーム状連結部21a、21aの先端は、パイプを潰した形状に設けられており、簡易な構成になっているため、製造コストを低減できる。
以上、本発明につき好適な形態例を挙げて種々説明してきたが、本発明はこの形態例に限定されるものではなく、発明の精神を逸脱しない範囲内で多くの改変を施し得るのは勿論のことである。
1 散布機
2 車台
2a ストッパ
21 フレーム
21a フレーム状連結部
211 シャフト
22 車軸
23,23 車輪
231 ホイール
232 タイヤ
233 内周面
24 牽引ロッド
25 継手手段
26 支持軸
27 車輪側歯車
3 収納部
31 底板
32(32a〜32c) 第1開口部
35 受け部材
35a 軸受部
4 回転円盤
41 円盤体
411 軸受孔
412 リブ
45 延伸板部
5 アーム部付開閉部材
51 開閉板部
511 軸受孔
52 アーム部
52a 支軸
521 ローラー支軸
53 回動レバー
54(54a〜54c) 開部
55 ローラー
56 従動歯車
57 ワイヤ
58 アーム部先端部
59 アーム部根元部
59a 外側の角度規制部
59b 内側の角度規制部
6 調整板部
61 円盤体
611 軸受孔
62(62a〜62c) 第2開口部
63 調節レバー
7 回転駆動機構
71 回転駆動部材
711 支持孔
712 係止溝
72 回転従動部材
721 係合溝
73 動力伝達部材(ベルト)
74 テンションローラー
80 継手部
81 被取付部
82 連結用挿通部材
90 牽引車
SW スイッチ

Claims (9)

  1. 二つの車輪を備えて牽引されながら粒状及び/又は粉状の被散布物を進行方向の地面上に散布するように、前記二つの車輪を連結する車軸の上部に位置して前記被散布物を収納する収納部と、該収納部の底面の開口部から落下した該被散布物を受けると共に回転して遠心力で外方へ飛ばす回転円盤と、該回転円盤を回転させる回転駆動機構とを具備する散布機であって、
    該回転駆動機構が、回転する前記二つの車輪のいずれかの内側面に、又は回転する前記二つの車輪のいずれかの内側で車軸と同軸に設けられた車輪側歯車に、接触したときに、前記車輪によって摺動されて回転されるローラーと、又は前記車輪側歯車に噛合されて回転される従動歯車と、前記ローラー又は前記従動歯車の回転軸と同軸に設けられて該ローラー又は該従動歯車と共に回転する回転駆動部材と、前記回転円盤と同軸に設けられて該回転円盤と共に回転する回転従動部材と、該回転従動部材及び前記回転駆動部材に掛け回されて該回転駆動部材の回転力を伝達する掛け回し動力伝達部材とを備えることを特徴とする散布機。
  2. 前記収納部の底面の下側であって該収納部の開口部を開閉できるように開部を備えて前記回転円盤の回転軸の軸心を中心に回動できるように設けられた開閉板部、及び該開閉板部から外方へ一体的に延設されて前記二つの車輪のいずれかの内側面又は前記車輪側歯車へ、前記ローラー又は前記従動歯車を接離できるように該ローラー又は該従動歯車を回転自在に支持できると共に前記回転軸の軸心を中心に回動できるアーム部とを備えるアーム部付開閉部材を具備し、
    前記アーム部を前記回転円盤の前記回転軸の軸心を中心に回動させることで、前記ローラーが前記車輪の内側面に接触されて回転駆動されるとき、又は前記従動歯車が前記車輪側歯車に噛合されて回転駆動されるときに、前記収納部の底面の開口部と前記開閉板部の開部とが上下方向に重なり合って前記被散布物を前記回転円盤へ落下させることができ、該アーム部を前記回転円盤の前記回転軸の軸心を中心に回動させることで前記ローラー又は前記従動歯車が前記車輪の内側面又は前記車輪側歯車から離れて回転駆動が停止されるときに、前記収納部の底面の開口部と前記開閉板部の開部とが上下方向に重ならない状態となって前記被散布物が前記回転円盤へ落下しないように、前記収納部の底面の開口部及び前記二つの車輪に対して、前記アーム部付開閉部材の前記開部及びアーム部が位置されて設けられていることを特徴とする請求項1記載の散布機。
  3. 前記収納部の底面と前記アーム部付開閉部材の前記開閉板部との間、又は前記アーム部付開閉部材の前記開閉板部の下側に、前記収納部の底面の開口部と前記開閉板部の開部が上下方向に重なり合って生じている重なり開口の面積を小さくして前記被散布物の落下量を減らすことが可能に、前記重なり開口の開度を調整できる調整板部を備えていると共に前記回転円盤の回転軸の軸心と同心に回動できるように設けられた開閉調整機構が設けられていることを特徴とする請求項2記載の散布機。
  4. 前記アーム部付開閉部材を回動させる回動操作機構が、該アーム部付開閉部材に一端が固定されたワイヤを構成要素とすることを特徴とする請求項2記載の散布機。
  5. 前記回転駆動部材と前記回転従動部材はプーリーであり、前記掛け回し動力伝達部材はベルトであることを特徴とする請求項1記載の散布機。
  6. 前記アーム部を前記回転軸の前記軸心を中心に進行方向の前方へ回動させることで前記ローラー又は前記従動歯車が前記車輪の内側面又は前記車輪側歯車に接触され、該アーム部を該回転軸の該軸心を中心に進行方向の後方へ回動させることで該ローラー又は該従動歯車が該車輪の内側面又は該車輪側歯車から離れて回転駆動が停止されるように構成されていることを特徴とする請求項2記載の散布機。
  7. 前記収納部の内部の高さ方向の中途部に、該収納部の底面にかかる前記被散布物の重量を分散して軽減するように、前記被散布物の重量を受ける受け部材が固定されて設けられていることを特徴とする請求項1記載の散布機。
  8. 前記回転円盤の下面側には、該回転円盤の径の長さを部分的に延伸できるように、該回転円盤の中心から放射方向へ伸縮可能に延伸板部が装着されていることを特徴とする請求項1記載の散布機。
  9. 前記散布機が、該散布機を牽引する牽引車に対し、地面の起伏に応じて上下方向に回動できるように、前記散布機の車台を構成するフレームの一部における前記牽引車と連結される部分が、左右のフレームの先端に水平の左右方向に貫通した貫通孔が設けられた左右のフレーム状連結部に設けられ、該左右のフレーム状連結部が、前記牽引車側に固定されて水平の左右方向に貫通している筒状の被取付部を左右の両側から挟む状態に、連結用挿通部材が前記左右のフレーム状連結部と前記筒状の被取付部とに挿通されることによって装着されていることを特徴とする請求項1記載の散布機。
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