JP2015133831A - モータ - Google Patents

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泰也 古田
Yasunari Furuta
泰也 古田
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/60Other road transportation technologies with climate change mitigation effect
    • Y02T10/64Electric machine technologies in electromobility

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  • Iron Core Of Rotating Electric Machines (AREA)
  • Permanent Field Magnets Of Synchronous Machinery (AREA)

Abstract

【課題】ロータコアを保持する保持部材の本体部におけるフランジ部側の端部全体が内径側に変形するのを抑制すること。
【解決手段】モータは、ロータコアと、前記ロータコアを保持する保持部材とを含み、前記保持部材は、前記ロータコアの内径側に設けられる本体部と、前記本体部における軸方向の一端に設けられ、前記ロータコアにおける軸方向の端面に軸方向の力を付与するかしめ部と、前記本体部における軸方向の他端に設けられ、前記かしめ部に対して軸方向で対向し、前記軸方向の力を受けるフランジ部と、前記保持部材の本体部の内周面における前記フランジ部側の端部に形成され、径方向に凹む凹部とを含み、前記凹部は、前記本体部の内周面における前記ロータコアとの距離が最小となる部位を形成する。
【選択図】図1

Description

本開示は、モータに関する。
従来から、ロータシャフトをロータコアにかしめてロータコアをロータシャフトに保持させるモータは知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2010‐104208号公報
ところで、ロータシャフトをロータコアにかしめる際、ロータシャフトの端部全体が内径側に変形する傾向がある。
そこで、本開示は、ロータコアを保持する保持部材の本体部におけるフランジ部側の端部全体が内径側に変形するのを抑制することができるモータの提供を目的とする。
本開示の一局面によれば、ロータコアと、
前記ロータコアを保持する保持部材とを含み、
前記保持部材は、
前記ロータコアの内径側に設けられる本体部と、
前記本体部における軸方向の一端に設けられ、前記ロータコアにおける軸方向の端面に軸方向の力を付与するかしめ部と、
前記本体部における軸方向の他端に設けられ、前記かしめ部に対して軸方向で対向し、前記軸方向の力を受けるフランジ部と、
前記保持部材の本体部の内周面における前記フランジ部側の端部に形成され、径方向に凹む凹部とを含み、
前記凹部は、前記本体部の内周面における前記ロータコアとの距離が最小となる部位を形成する、モータが提供される。
本開示によれば、ロータコアを保持する保持部材の本体部におけるフランジ部側の端部全体が内径側に変形するのを抑制することができるモータが得られる。
一例によるモータ1の構成を概略的に示す断面図である。 凹部301の機能の説明図である。 他の一例によるモータ2の構成を概略的に示す断面図である。 他の一例によるモータ3の構成を概略的に示す断面図である。 他の一例によるモータ4の構成を概略的に示す断面図である。 他の一例によるモータ5の構成を概略的に示す断面図である。 他の一例によるモータ6の構成を概略的に示す断面図である。
以下、添付図面を参照しながら各実施例について詳細に説明する。
図1は、一例によるモータ1の構成を概略的に示す断面図である。
以下では、径方向、周方向及び軸方向は、モータ1の回転軸I(図1参照)を基準とし、回転軸Iを中心として内径側及び外径側を定義する。例えば、内径側とは、回転軸Iの径方向で中心軸Iに近い側を指す。また、軸方向内側とは、軸方向でモータ1の中心Oに近い側を指し、軸方向外側とは、中心Oに遠い側を指す。また、以下では、便宜上、軸方向に沿った図1の上方向を上方とし、図1の下方向を下方と定義する。但し、モータ1の搭載の向きは任意である。
モータ1は、ハイブリッド車又は電気自動車における車輪駆動用モータとして使用されてもよい。
モータ1は、ステータ60と、ロータ10とを含む。
ステータ60は、ロータ10の外径側に配置される。ステータ60は、ロータ10の外周面と径方向で対向する。ステータ60は、例えば、積層鋼板から形成されるステータコア(図示せず)と、コイル(図示せず)とを含む。
ロータ10は、ロータコア12と、エンドプレート14及び16と、ハブ(保持部材の一例)20とを含む。
ロータコア12は、例えば円形の鋼板を複数枚積層することにより形成される。ロータコア12には、磁石13が設けられる。尚、ロータ10のタイプは任意である。例えば、ロータ10は、図1に示すような、磁石13がロータコア12の内部に埋め込まれるIPM(Interior Permanent Magnet)タイプであってもよいし、ロータコア12の外周面に設けられるSPM(Surface Permanent Magnet)タイプであってもよい。
エンドプレート14及び16は、ロータコア12の軸方向の両端面にそれぞれ設けられる。エンドプレート14及び16は、ロータコア12の軸方向の両端面にそれぞれ当接する。エンドプレート14及び16は、例えば非磁性材料により形成される。
ハブ201は、図1に示す断面を回転軸Iまわりに回転させて形成される円環状の形態を有する。ハブ201は、ロータコア12を保持する。ハブ201は、ロータコア12の内径側に設けられる。ハブ201は、モータ1の回転時、ロータコア12と共に回転軸Iまわりを回転する。
ハブ201は、本体部22と、かしめ部24と、フランジ部26と、本体部22に形成される凹部301とを含む。ハブ201は、例えば鋳造や熱間鍛造等により形成される。
本体部22は、ロータコア12の内径側に設けられる。本体部22は、リング状のロータコア12の内周面に径方向に当接しつつ、軸方向に延在する。本体部22の軸方向の長さは、ロータコア12の端面にエンドプレート14を配置するスペースを確保する分だけ、ロータコア12の軸方向の長さよりも長い。
本体部22は、内径側に延在する部位28を含んでよい。かかる構成は、ロータ10の内径側にスペースが必要な場合に好適である。かかるスペースには、例えばトランスミッションなどが設けられてよい。部位28は、例えばモータ1のシャフト部材(図示せず)に結合されてよい。また、部位28は、例えばモータ1のシャフト部材と一体的に形成されてもよい。
かしめ部24は、本体部22における軸方向下側の端部に設けられる。かしめ部24は、本体部22の下端を外径側に屈曲させてハブ201をロータコア12にかしめる際に形成される。かしめ部24とロータコア12の軸方向下側の端面との間には、エンドプレート14が挟まれる。かしめ部24は、エンドプレート14を介してロータコア12の軸方向下側の端面に、軸方向上側に向かう軸方向の力Fを付与する。
フランジ部26は、本体部22における軸方向上側の端部に設けられる。フランジ部26は、本体部22における軸方向上側の端部において外径側に延在する。フランジ部26は、かしめ部24に対して軸方向に対向する。フランジ部26とロータコア12の軸方向上側の端面との間には、エンドプレート16が挟まれる。尚、図1に示す例では、フランジ部26は、軸方向に段差を有することで、軸方向の異なる位置に面26a及び面26bを有する。即ち、フランジ部26は、エンドプレート16に軸方向に当接する面26aと、ロータコア12の軸方向上側の端面に軸方向に当接する面26bとを含む。
フランジ部26は、かしめ部24により生成される軸方向の力Fを受ける。即ち、フランジ部26は、軸方向の力Fを反力として発生する。このようにして、ロータコア12は、フランジ部26とかしめ部24との間で軸方向の力Fにより軸方向で挟持される。
凹部301は、本体部22の内周面20aにおける軸方向上側の端部に形成される。凹部301は、外径側に向かって径方向に凹む。凹部301は、軸方向上側は開口される。
凹部301は、本体部22の内周面20aにおけるロータコア12との距離が最小となる部位を形成する。図1に示す例では、ロータコア12の端面の最も内径側の位置P1と、凹部301における最も外径側で且つ軸方向で最も内側の位置P2との距離dが最小となる。より具体的には、本体部22の軸方向上側の端部における凹部301を除く部位に関しては、本体部22の内周面20aにおけるロータコア12との最小距離は、dである。凹部301を形成することで、この距離dが、本体部22の内周面20aにおけるロータコア12との最小距離でなくなり、距離dが最小距離となる。
本体部22の内周面20aには、回転角センサ40が設けられてよい。回転角センサ40は、本体部22の内周面20aにおける凹部301よりも軸方向内側に設けられる。回転角センサ40は、ロータ10の回転角を検出するセンサであり、例えばレゾルバであってよい。回転角センサ40は、本体部22の内周面20aに取り付けられる回転部41と、モータ1の非回転要素(図示せず)に取り付けられる非回転部42とを含む。
図2は、凹部301の機能の説明図であり、(A)は、凹部301を有するモータ1の場合を示し、(B)は、凹部301を備えない比較例によるモータ1’の場合を示す。
かしめ部24は、図1等に示すように、ロータコア12の端面の全体に軸方向の力Fを与えるのではなく、ロータコア12の端面の内径側の領域のみに力Fを与える。フランジ部26も同様である。従って、ロータコア12は、内径側だけが軸方向に圧縮されるので、図2(A)に模式的に示すように、外径側が軸方向外側に変形しようとする。この結果、ハブ201にはモーメントMが作用し、ハブ201は軸方向の両端部が内径側に変形する(撓む)傾向となる。
このとき、凹部301を備えない比較例によるモータ1’の場合は、図2(B)に模式的に示すように、ハブの本体部の軸方向上側端部の全体が内径側に変形する傾向となる。これに対して、凹部301を有するモータ1の場合、図2(A)に模式的に示すように、ハブ201におけるロータコア12との最小距離dを規定する部位(凹部301内の位置P2参照、以下、「変形基点部」という)が変形の基点となり、ハブ201の本体部22の軸方向上側端部の全体が内径側に変形するのを抑制することができる。即ち、凹部301を有するモータ1の場合、ハブ201における変形基点部を基点として基点よりも軸方向上側の部分だけが内径側に比較的大きく変形することで、ハブ201における変形基点部よりも軸方向下側の部分の変形を抑制することができる。
このような凹部301による機能は、本体部22の内周面20aに回転角センサ40が設けられる場合に好適である。凹部301を設けない場合は、ハブの軸方向上側端部の全体が内径側に変形することによって、回転角センサ40の組み付けが不能又は困難となりうる。また、回転角センサ40の組み付けが可能であっても、回転角センサ40の回転部41の位置が正規の位置よりも内径側にずれるので、回転部41と非回転部42との間の位置関係が正規状態に対して有意にずれる。これは、回転角センサ40の信頼性の観点から好ましくない。これに対して、凹部301を設けた場合は、上述の如く、凹部301よりも軸方向内側の部位の内径側への変形が抑制されるので、回転角センサ40の組み付け性が良好であり、また、回転部41と非回転部42との間の位置関係が有意にずれるのを抑制することができる。
図3は、他の一例によるモータ2の構成を概略的に示す断面図である。
図3に示すモータ2は、ハブ202の凹部302の構成が異なる点が、図1に示したモータ1と異なり、他の構成は同一であってよい。
図3に示す例では、凹部302は、ロータコア12の最も内径側の位置P1よりも外径側に延在する。図3に示す例によっても、凹部302内の部位が変形基点部として機能するので、ハブ202の軸方向上側端部の全体が内径側に変形するのを抑制することができる。
但し、図3に示す例では、フランジ部26まで凹部302が侵入していることになるので、フランジ部26の機能の観点からは不利となる。即ち、必要なかしめ力を維持する観点からは不利な構成となる。この点、図1に示したモータ1では、凹部301は、ロータコア12よりも内径側に設けられる。従って、図1に示したモータ1は、フランジ部26の機能を確保しつつ、ハブ202の軸方向上側端部の全体が内径側に変形するのを抑制することができる点で有利となる。
図4は、他の一例によるモータ3の構成を概略的に示す断面図である。
図4に示すモータ3は、ハブ203の凹部303の構成が異なる点が、図1に示したモータ1と異なり、他の構成は同一であってよい。
図4に示す例では、凹部303は、ロータコア12の最も軸方向外側の位置P1よりも軸方向内側に延在する。図4に示す例によっても、凹部303内の部位が変形基点部として機能するので、ハブ203の軸方向上側端部の全体が内径側に変形するのを抑制することができる。
但し、図4に示す例では、凹部303が軸方向内側に配置する分だけ回転角センサ40を軸方向内側に配置する必要がある。即ち、回転角センサ40の軸方向の配置自由度が低くなる。この点、図1に示したモータ1では、凹部301は、ロータコア12よりも軸方向外側に配置される。従って、図1に示したモータ1は、回転角センサ40の軸方向の配置自由度を確保しつつ、ハブ203の軸方向上側端部の全体が内径側に変形するのを抑制することができる点で有利となる。
図5は、他の一例によるモータ4の構成を概略的に示す断面図である。
図5に示すモータ4は、ハブ204の凹部304の構成が異なる点が、図1に示したモータ1と異なり、他の構成は同一であってよい。
図5に示す例では、凹部304は、軸方向上側は開口されない。即ち、凹部304の軸方向上側には、内径側に突出する部位304aが存在する。図5に示す例によっても、凹部304内の部位が変形基点部として機能するので、ハブ204の軸方向上側端部の全体が内径側に変形するのを抑制することができる。
図6は、他の一例によるモータ5の構成を概略的に示す断面図である。
図6に示すモータ5は、延長部材50が追加された点が異なる点が、図1に示したモータ1と異なり、他の構成は同一であってよい。
延長部材50は、円筒状の部材であり、ハブ201の内周面20aにおける凹部301よりも軸方向内側に取り付けられる。延長部材50は、ハブ201の内周側に設けられる。延長部材50は、ハブ201に圧入等により取り付けられてよい。延長部材50は、凹部301の軸方向で最も内側の位置P2よりも軸方向外側に延在する。
延長部材50には、回転角センサ40が取り付けられる。回転角センサ40は、延長部材50の内径側に設けられる。回転角センサ40の回転部41は、延長部材50の内周面に取り付けられ、非回転部42は、モータ5の非回転要素(図示せず)に取り付けられる。図6に示す例では、回転角センサ40は、凹部301の軸方向で最も内側の位置Pよりも軸方向外側に設けられている。
図6に示すモータ5によれば、図1に示したモータ1と同様に凹部301を備えるので、モータ1と同様の効果を得ることができる。即ち、凹部301内の部位が変形基点部として機能するので、ハブ201の軸方向上側端部の全体が内径側に変形するのを抑制することができる。
また、図6に示すモータ5によれば、延長部材50を設けることで、回転角センサ40の軸方向の配置自由度を高めることができる。即ち、凹部301の存在に起因した回転角センサ40の軸方向の配置自由度の低下を防止することができる。これにより、例えば、図6に示すように、回転角センサ40をハブ201の軸方向上側端部よりも軸方向外側に延在する態様で設けることも可能となる。
図7は、他の一例によるモータ6の構成を概略的に示す断面図である。
図7に示すモータ6は、延長部材50が追加された点が異なる点が、図4に示したモータ3と異なり、他の構成は同一であってよい。延長部材50は、図6を参照して説明した通りであってよい。
図7に示すモータ6によれば、図4に示したモータ3と同様に凹部303を備えるので、モータ3と同様の効果を得ることができる。また、図7に示すモータ6によれば、延長部材50を設けることで、回転角センサ40の軸方向の配置自由度を高めることができる。
尚、延長部材50は、図3に示したモータ2や図5に示したモータ4において設けることも可能である。この場合、同様に、回転角センサ40は、延長部材50に同様の態様で設けられればよい。
以上、各実施例について詳述したが、特定の実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された範囲内において、種々の変形及び変更が可能である。また、前述した実施例の構成要素を全部又は複数を組み合わせることも可能である。
1〜6 モータ
10 ロータ
12 ロータコア
201〜204 ハブ
20a 内周面
22 本体部
24 かしめ部
26 フランジ部
301〜304 凹部
40 回転角センサ
50 延長部材
60 ステータ

Claims (5)

  1. ロータコアと、
    前記ロータコアを保持する保持部材とを含み、
    前記保持部材は、
    前記ロータコアの内径側に設けられる本体部と、
    前記本体部における軸方向の一端に設けられ、前記ロータコアにおける軸方向の端面に軸方向の力を付与するかしめ部と、
    前記本体部における軸方向の他端に設けられ、前記かしめ部に対して軸方向で対向し、前記軸方向の力を受けるフランジ部と、
    前記保持部材の本体部の内周面における前記フランジ部側の端部に形成され、径方向に凹む凹部とを含み、
    前記凹部は、前記本体部の内周面における前記ロータコアとの距離が最小となる部位を形成する、モータ。
  2. 前記凹部は、前記ロータコアよりも内径側に形成される、請求項1に記載のモータ。
  3. 前記凹部は、前記ロータコアよりも軸方向外側に形成される、請求項1又は2に記載のモータ。
  4. 前記本体部における前記凹部よりも軸方向内側に設けられる回転角センサを含む、請求項1〜3のうちのいずれか1項に記載のモータ。
  5. 前記保持部材に取り付けられ、前記凹部の軸方向で最も内側の位置よりも軸方向外側に延在する延長部材と、
    前記延長部材に設けられる回転角センサとを含む、請求項1〜3のうちのいずれか1項に記載のモータ。
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