JP2006320050A - 永久磁石型回転機 - Google Patents

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Goushiyo Ochiai
剛将 落合
Minoru Takahashi
稔 高橋
Yoshiyuki Watanabe
良行 渡辺
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Abstract

【課題】 低慣性で且つ軽量化を図ること。
【解決手段】 リング状に形成されたロータヨーク22と、ロータヨーク22の軸方向両端に連結されて回転自在に配置された複数のシャフト18、20と、ロータヨーク22の外周側に配置されたマグネット24とを備え、ロータヨーク22の内周側には空洞32が形成されている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、永久磁石型回転機を構成するロータであって、特に、電動パワーステアリング装置(EPS)用モータに用いられる永久磁石型回転機のロータの構造の改良に関する。
ステータとロータを備えた永久磁石型回転機は、電動パワーステアリング装置の駆動源を構成する電動モータとして用いられている。この種の電動モータは、その特性が操舵フィーリングに影響を及ぼすので、ロータ慣性を極力小さくすることが望まれている。このため、従来の電動モータにおいては、ロータをロータヨークとして電磁鋼板でボスかしめ、または接着等により積層したコアに、トルクを伝達するためのシャフトを圧入した構造が一般的に採用されている。また、この種の電動モータにおいては、低慣性にするために、磁路に影響を与えない範囲で積層コア内径に肉抜きを行うロータ構造が採用されている。ところが、従来の電動モータのロータ構造では、以下のような課題がある。
(1)積層コアを用いたときには、積層コアの外周面及び内周面に段差が生じるので、マグネット内周側を積層コア外周面に密着させることが困難である。また、積層コアの内周面における段差は、シャフト圧入時における圧入圧のばらつき要因となる。
(2)コアの打ち抜きやコアの積層に工数が必要となる。
(3)電動モータを使用するシステムの要求から、ロータ慣性が制限されると、ロータ径を抑えることが必要となる。
そこで、更に低慣性にするようにしたものが提案された(特許文献1参照)。
特開平9−224359号公報
前記従来技術の構造を採用すると、より低慣性にすることはできるが、シャフト成形に高い成形技術が要求され、コストが高くなるとともに、高精度化が困難である。すなわち、従来技術のものでは、電動モータを低慣性で軽量化を図るには十分ではない。
本発明は、前記従来技術の課題に鑑みて為されたものであり、その目的は、低慣性で且つ軽量化を図ることができる永久磁石型回転機を提供することにある。
前記課題を解決するために、本発明は、環状に形成されたロータヨークと、前記ロータヨークの軸方向両端に連結されて回転自在に配置された複数のシャフトと、前記ロータヨークの外周側に配置されたマグネットとを備え、前記ロータヨークの内周側には空洞が形成されてなる永久磁石型回転機を構成したものである。
前記した手段によれば、シャフトとシャフトとをロータヨークを介して連結し、ロータヨークの内周側に空洞を形成するようにしたため、軽量化を図ることができるとともに、軽量化に伴って低慣性を実現できる。
本発明によれば、低慣性で且つ軽量化を図ることができる。
以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。図1は、本発明の一実施例を示す電動パワーステアリング用電動モータの縦断面図、図2は、電動パワーステアリング用電動モータを構成するロータの分解斜視図、図3(a)は、電動パワーステアリング用電動モータを構成するロータの第1実施例を示す縦断面図、図3(b)は、電動パワーステアリング用電動モータを構成するロータの第1実施例を示す横断面図である。
図1乃至図3において、電動パワーステアリング用電動モータ10は、永久磁石型回転機として、略椀形状に形成されたヨーク12と、ヨーク12の開口側にヨーク12の開口を閉塞するように装着されたブラケット14と、ヨーク12の内周面に固定された円環状のステータ16と、ロータ17とを備えて構成されている。
ロータ17は、ヨーク12内に回転自在に配置されたシャフト18、20と、シャフト18とシャフト20との間に配置されてシャフト18とシャフト20に連結された円環状のロータヨーク22と、ロータヨーク22の外周に配置されたマグネット24と、マグネット24の外周面に装着されてマグネット24を覆う円環状の保護カバー26と、を備えて構成されている。
トルクを伝達するためのシャフト18は、その軸方向一端側が、ブラケット14の凹部14aに装着されたベアリング(軸受)28に回転自在に軸支されており、その軸方向他端側には環状のフランジ18aが形成されている。このフランジ18aの外周側には、環状の段差18bが形成されており、この段差18bの外周面には、嵌合部としての突起18cが120度間隔で形成されている。トルクを伝達するためのシャフト20は、その軸方向一端側が、ヨーク12の凹部12aに装着されたベアリング30に回転自在に軸支されており、その軸方向他端側には環状のフランジ20aが形成されている。このフランジ20aの外周側には、環状の段差20bが形成されており、この段差20bの外周面には、嵌合部としての突起20cが120度間隔で形成されている。これらシャフト18、20を構成するに際しては、冷鍛加工後に切削加工が施されるようになっている。なお、シャフト20は、金属の代わりに、樹脂で構成することもできる。
ロータヨーク22は、例えば、パイプ材(磁性材)を用いて円筒状(リング形状)に形成されて、その軸方向両端側に円環状の段差22aが形成されており、各段差22aには、突起18c、20cと嵌合可能な嵌合部としての凹部(フライスカット)22bが120度間隔で形成されている。そして、ロータヨーク22は、その軸方向一端側の段差22aがフランジ18aの段差18bに装着され、凹部22bがフランジ18aの突起18cに圧入されて嵌合した状態でシャフト18に連結され、その軸方向他端側の段差22aがフランジ20aの段差20bに装着され、凹部22bがフランジ20aの突起20cに圧入されて嵌合した状態でシャフト20に連結され、内周側には空洞32が形成されている。すなわち、ロータヨーク22は、凹部22bと突起18cとの嵌合および凹部22bと突起20cとの嵌合によって回り止めされた状態でシャフト18、20に連結されている。
マグネット(永久磁石)24は、例えば、リング状のマグネットまたは複数のセグメントマグネットを用いて構成されている。マグネット24を複数のセグメントマグネットで構成するときには、例えば、断面形状が略円弧形状に形成されたセグメントマグネットを用い、各セグメントマグネットをロータヨーク22の外周に所定の間隔を保って配置し、表面貼付け磁石(SPM)として、接着により、またはホルダー等でロータヨーク22に固定する構成を採用することができる。
保護カバー26は、例えば、ステンレス、アルミ等の非磁性体で円環状に形成されている。
本実施例によれば、シャフト18とシャフト20とをロータヨーク22を介して連結し、ロータヨーク22の内周側に空洞32を形成するようにしたため、積層コアと積層コアの長さ以上のシャフトを使用しなくても、トルク伝達の機能を損なわずに、低慣性で且つ低重量のロータ17を実現することができる。また、フランジ18a、20aに肉盗みをして、穴を設けると、より、低慣性で且つ低重量のロータ17を実現できる。
また、シャフト18、20とロータヨーク22とを圧入で連結できるので、特別な設備を設ける必要がない。
また、ロータ17の慣性低減に伴って、電動モータ10の起動、停止特性が良くなるとともに、起動時の電流を低減することができる。
次に、本発明に係るロータの第2実施例を図4に従って説明する。本実施例は、ロータヨーク22を構成するに際して、ロータヨーク22の内周側を凹凸状に形成するとともに、フランジ18a、20aの外周側を凹凸状に形成したものであり、他の構成は図1のものと同様である。
すなわち、ロータヨーク22としては、磁路を形成する形状であれば、図4に示すように、円筒形状でなくてもよく、環状に形成されてシャフト18、20に連結可能であれば、その表面が凹凸状に形成されていてもよい。
次に、本発明に係るロータの第3実施例を図5に従って説明する。本実施例は、ロータ17を構成するに際して、シャフト18とロータヨーク22とを一体成形するようにしたものであり、他の構成は図1のものと同様である。
本実施例によれば、シャフト18とロータヨーク22とを一体成形するとともに、ロータヨーク22をシャフト20に連結し、ロータヨーク22の内周側に空洞32を形成するようにしたため、積層コアと積層コアの長さ以上のシャフトを使用しなくても、トルク伝達の機能を損なわずに、低慣性で且つ低重量のロータ17を実現することができるとともに、前記実施例のものよりも部品点数を低減することができる。
次に、本発明に係るロータの第4実施例を図6に従って説明する。本実施例は、ロータ17を構成するに際して、マグネット24として、複数のセグメントマグネット24aを用い、ロータヨーク22の外周面に複数のマグネット装着溝22cを45度ピッチで形成し、各マグネット装着溝22cにセグメントマグネット24aを埋め込み磁石(IPM)として装着したものであり、他の構成は図1のものと同様である。
本実施例によれば、シャフト18とシャフト20とをロータヨーク22を介して連結し、ロータヨーク22の内周側に空洞32を形成し、ロータヨーク22に複数のセグメントマグネット24aを埋め込むようにしたため、積層コアと積層コアの長さ以上のシャフトを使用しなくても、トルク伝達の機能を損なわずに、低慣性で且つ低重量のロータ17を実現することができるとともに、ロータ17の小径化を図ることができる。
本発明の一実施例を示す電動パワーステアリング用電動モータの縦断面図である。 電動パワーステアリング用電動モータを構成するロータの分解斜視図である。 (a)は、電動パワーステアリング用電動モータを構成するロータの第1実施例を示す縦断面図、(b)は、電動パワーステアリング用電動モータを構成するロータの第1実施例を示す横断面図である。 電動パワーステアリング用電動モータを構成するロータの第2実施例を示す横断面図である。 (a)は、電動パワーステアリング用電動モータを構成するロータの第3実施例を示す縦断面図、(b)は、電動パワーステアリング用電動モータを構成するロータの第3実施例を示す横断面図である。 電動パワーステアリング用電動モータを構成するロータの第4実施例を示す横断面図である。
符号の説明
10 電動パワーステアリング用電動モータ
12 ヨーク
16 ステータ
18、20 シャフト
18a、20a フランジ
22 ロータヨーク
24 マグネット
26 保護カバー
32 空洞

Claims (4)

  1. 環状に形成されたロータヨークと、前記ロータヨークの軸方向両端に連結されて回転自在に配置された複数のシャフトと、前記ロータヨークの外周側に配置されたマグネットとを備え、前記ロータヨークの内周側には空洞が形成されてなる永久磁石型回転機。
  2. 請求項1に記載の永久磁石型回転機において、前記各シャフトの軸方向端部にはそれぞれフランジが形成され、前記各フランジと前記ロータヨークの軸方向両端部にはそれぞれ互いに嵌合可能な嵌合部が形成されてなることを特徴とする永久磁石型回転機。
  3. 請求項2に記載の永久磁石型回転機において、前記複数のシャフトのうち一方のシャフトは前記ロータヨークと一体成形されてなることを特徴とする永久磁石型回転機。
  4. 請求項1、2または3のうちいずれか1項に記載の永久磁石型回転機において、前記マグネットは、複数のセグメントマグネットで構成されて、前記ロータヨークに埋め込まれてなることを特徴とする永久磁石型回転機。

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