JP2015133251A - 調光装置、液晶表示装置およびマルチディスプレイ装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 PWM方式で調光されるLED照明部をビデオカメラで撮影したときに発生する、撮影画像のちらつきを防止する調光装置を提供する。【解決手段】 調光装置は、明るさ設定値iに基づいて、目標電流値として設定可能な予め定める電流値の中から、電流制御のみによってその明るさ設定値iに調光するために設定されるべき仮想電流値w以上で、かつ最小の電流値を、目標電流値Tして算出するとともに、目標電流値Tに対する仮想電流値wの割合によってデューティ比Pを算出するCPU10と、CPU10によって算出されたデューティ比Pに基づいて、単位発光部19をパルス幅変調方式で駆動するとともに、CPU10によって算出された目標電流値Tに基づいて、単位発光部19に供給される電流を制御するLEDドライバ21とを備える。【選択図】 図3
Description
本発明は、調光装置、液晶表示装置およびマルチディスプレイ装置に関する。
スポーツスタジアムなどにおいてモニタとして使用される液晶表示装置に表示される画面をビデオカメラで撮影すると、その撮影データを再生表示したときに、液晶表示装置における表示画面の明るさが1フレームごとに変動してしまうことによって、撮影画像がちらついて見えてしまう(フリッカとなって見えてしまう)という現象が発生する場合がある。
この現象は、ビデオカメラによって撮影された液晶表示装置において、バックライトに搭載されているLED(Light Emitting Diode)照明部が、PWM(Pulse Width Modulation)方式で調光されていることに起因する。以下、図5を参照して、この現象について説明する。
図5は、PWM方式で調光される液晶表示装置の表示画面を撮影したときに発生する、撮影画像のちらつきについて説明するための図であり、図5(a)と図5(b)とは、ビデオカメラによる撮影において、異なるフレームでの撮影状態を示している。
ここで、図5(a)および図5(b)における(1)は、PWM方式で調光されるLED照明部の点灯状態の変化を示しており、図において、ON区間はLED照明部が点灯している期間に対応し、OFF区間はLED照明部が消灯している期間に対応する。PWM信号の周波数が800Hzであるとすると、周期Tは1.25msec(ミリ秒)である。
また、図5(a)および図5(b)における(2)は、ビデオカメラによる撮影において撮像素子がレンズを通した光に晒される期間、すなわちシャッターが開放されている期間(シャッタースピード)SSを示し、図5の例では、シャッターが開放されている期間SSを4msecとしている。
そして、図5(a)および図5(b)における(3)は、シャッターが開放されている期間SSのうち、液晶表示装置の表示画面からの光が撮像素子に取り込まれた期間を示している。詳細には、シャッターが開放されている期間SSを16分割したときに、表示画面からの光が撮像素子に取り込まれた期間を白地のブロックWで示し、表示画面からの光が撮像素子に取り込まれなかった期間をハッチングを付したブロックBで示している。
図5に示すように、PWM方式で調光される液晶表示装置の表示画面をビデオカメラで撮影すると、あるフレームでは、図5(a)に示すように、白地のブロックWが10個分の期間で光が撮像素子に取り込まれることにより、撮像素子内で平均化された明るさが0.625(=10/16)となり、別のフレームでは、図5(b)に示すように、白地のブロックWが9個分の期間で光が撮像素子に取り込まれることにより、撮像素子内で平均化された明るさが0.5625(=9/16)となる。このように、撮像素子内で平均化された明るさが、取り込みごとに、すなわちフレームごとに異なることで、撮影画像がフリッカとなって見えてしまう。
そして、このような撮影画像におけるフリッカの発生は、液晶表示装置において表示画面の明るさが低く設定されるほど、換言すれば、PWM方式で調光されるLED照明部の1周期TあたりのON区間が短くなるほど、顕著なものとなる。
また、PWM方式で調光される液晶表示装置を用いてマルチディスプレイ装置を構成した場合には、上記の現象に起因して、マルチディスプレイ装置のマルチ画面をビデオカメラで撮影したときに、液晶表示装置ごとに表示画面の明るさが異なってしまうという不具合が発生する。
このような問題を解決するための方法として、PWM信号の周波数を増大させる方法が考えられる。しかしながら、PWM信号の周波数を増大させるためには、高性能の回路部品を使用する必要があるため、液晶表示装置の製造コストが増大してしまうという問題がある。また、PWM信号の周波数を過度に増大すると、液晶表示装置に表示される画像に色度のずれが発生したり、偽色が発生したりするという問題もある。
たとえば特許文献1には、調光のための回路部として液晶バックライトの点灯と消灯とのタイミングを制御してその調光制御を行うPWM調光回路部と、液晶バックライトとしての蛍光灯への管電流を制御してその調光制御を行う電流調光回路部とを有する液晶バックライト駆動用インバータ回路によって、蛍光灯の調光範囲を大幅に拡大させる技術が開示されているが、PWM方式で調光される液晶表示装置の表示画面を撮影したときに発生する、撮影画像のちらつきを防止する技術については開示されていない。
本発明の目的は、PWM方式で調光されるLED照明部をビデオカメラで撮影したときに発生する、撮影画像のちらつきを防止する調光装置、その調光装置を備える液晶表示装置、およびその液晶表示装置を備えるマルチディスプレイ装置を提供することである。
本発明は、多段階で輝度を設定可能な発光装置の輝度を、前記多段階の輝度うちの一の段階の輝度に設定するための輝度設定値に基づいて調節する調光装置であって、
前記発光装置をパルス幅変調方式で駆動する駆動部と、
前記発光装置に供給可能な電流の電流値として予め定められた、前記多段階の段階数よりも少ない数の、離散的な電流値の中から一の電流値を選択する電流値決定部と、
前記電流値決定部によって選択された電流値となるように、前記発光装置に供給される電流を制御する電流制御部と、
前記発光装置をパルス幅変調方式で駆動するときのパルス幅変調信号のデューティ比を決定するデューティ比決定部とを備え、
前記電流値決定部は、前記パルス幅変調信号のデューティ比が100%である場合に、前記輝度設定値に応じた輝度となるように前記発光装置を調光するために、該発光装置に供給されるべき電流の電流値を仮想電流値とするとき、前記離散的な電流値の中から、前記仮想電流値以上で、かつ最小の電流値を選択し、
前記デューティ比決定部は、前記電流値決定部によって選択された電流値に対する前記仮想電流値の割合を、デューティ比として決定することを特徴とする調光装置である。
前記発光装置をパルス幅変調方式で駆動する駆動部と、
前記発光装置に供給可能な電流の電流値として予め定められた、前記多段階の段階数よりも少ない数の、離散的な電流値の中から一の電流値を選択する電流値決定部と、
前記電流値決定部によって選択された電流値となるように、前記発光装置に供給される電流を制御する電流制御部と、
前記発光装置をパルス幅変調方式で駆動するときのパルス幅変調信号のデューティ比を決定するデューティ比決定部とを備え、
前記電流値決定部は、前記パルス幅変調信号のデューティ比が100%である場合に、前記輝度設定値に応じた輝度となるように前記発光装置を調光するために、該発光装置に供給されるべき電流の電流値を仮想電流値とするとき、前記離散的な電流値の中から、前記仮想電流値以上で、かつ最小の電流値を選択し、
前記デューティ比決定部は、前記電流値決定部によって選択された電流値に対する前記仮想電流値の割合を、デューティ比として決定することを特徴とする調光装置である。
また本発明は、前記離散的な電流値は、数値の大きさ順に並べたときに隣接する2つの電流値の差の絶対値が、前記発光装置に供給可能な電流の分解能として予め定められた値以上となるように定められていることを特徴とする。
また本発明は、前記離散的な電流値は、前記2つの電流値の差の絶対値が、前記分解能として予め定められた値に一致するように定められていることを特徴とする。
また本発明は、液晶パネルと、
前記液晶パネルの背面側に設けられる発光装置と、
前記調光装置とを備えることを特徴とする液晶表示装置である。
前記液晶パネルの背面側に設けられる発光装置と、
前記調光装置とを備えることを特徴とする液晶表示装置である。
また本発明は、前記発光装置は、光源として発光ダイオードが用いられていることを特徴とする。
また本発明は、前記液晶表示装置を平面的に複数並べて構成されることを特徴とするマルチディスプレイ装置である。
本発明によれば、PWM方式で調光されるLED照明部、および、PWM方式で調光される液晶表示装置の表示画面をビデオカメラで撮影したときに発生する、撮影画像のちらつきを防止することができる。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の実施形態に係る調光装置が搭載される液晶表示装置1の構成を示すブロック図である。液晶表示装置1は、中央処理装置(Central Processing Unit:以下「CPU」という)10、リードオンリーメモリ(Read Only Memory:以下「ROM」という)11、および、ランダムアクセスメモリ(Random Access Memory:以下「RAM」という)12が搭載される映像信号処理基板5と、液晶ディスプレイ(Liquid Crystal Display:以下「LCD」という)モジュール13と、LCDパネルコントローラ14と、LED(Light Emitting Diode)バックライト15と、商用電源から電力供給を受け、直流電力に変換して出力するAC−DC電源供給部16とを含んで構成される。
図1は、本発明の実施形態に係る調光装置が搭載される液晶表示装置1の構成を示すブロック図である。液晶表示装置1は、中央処理装置(Central Processing Unit:以下「CPU」という)10、リードオンリーメモリ(Read Only Memory:以下「ROM」という)11、および、ランダムアクセスメモリ(Random Access Memory:以下「RAM」という)12が搭載される映像信号処理基板5と、液晶ディスプレイ(Liquid Crystal Display:以下「LCD」という)モジュール13と、LCDパネルコントローラ14と、LED(Light Emitting Diode)バックライト15と、商用電源から電力供給を受け、直流電力に変換して出力するAC−DC電源供給部16とを含んで構成される。
本実施形態に係る液晶表示装置1には、表示画面の明るさの設定を、ユーザが自由に変更することができる機能が搭載されており、このような表示画面の明るさの変更は、LEDバックライト15における、面光源であるLED照明部17(発光装置)の輝度を調節することにより実現される。本実施形態に係る調光装置は、このLED照明部17の輝度を調節するための装置であり、CPU10と、LEDバックライト15における後述のLEDドライバ21とによって実現される。
本実施形態では、表示画面の明るさの設定、換言すれば、LED照明部17の輝度の調節は、255段階で行うことができるものとし、明るさを設定するための値(以下、「明るさ設定値」と称する)として、1〜255の数値を用いている。なお、以下では、明るさ設定値の数値が大きい場合に、表示画面の明るさが明るくなり、明るさ設定値の数値が小さい場合に、表示画面の明るさが暗くなるものとして説明している。したがって、本実施形態では、表示画面の明るさは、明るさ設定値が255に設定されているときが最も明るくなる。
液晶表示装置1は、液晶表示装置1に付属の遠隔操作装置(以下、「リモコン」と略記する)や、液晶表示装置1自体に設けられているボタンなどを操作することによって、表示画面の明るさの設定の変更を行うことができるように構成されている。表示画面の明るさの設定の変更は、具体的には、リモコンやボタンなどを操作することによって、明るさ設定変更用のOSD(On Screen Display)メニュー画面を表示画面上に表示させ、1〜255の明るさ設定値の中から所望の明るさ設定値を選択して決定することにより行われる。なお、本実施形態では、表示画面の明るさの設定は255段階で行うことができるものとしているが、段階の数は255に限られることはなく、たとえば31段階であってもよい。
以下、液晶表示装置1における各部の構成について説明する。主制御部であるCPU10は、ROM11に記憶されるプログラムを実行することによって、LCDパネルコントローラ14、およびLEDバックライト15におけるLEDドライバ21を制御する。
ROM11は、たとえばフラッシュメモリなどの不揮発性の書き換え可能な半導体メモリによって構成される。ROM11は、CPU10によって実行されるプログラム、および初期設定のための情報などを記憶している。
RAM12は、たとえば静的ランダムアクセスメモリ(Static Random Access Memory):以下「SRAM」という)などの書き換え可能な半導体メモリによって構成される。RAM12は、CPU10がプログラムを実行するために必要な情報を記憶する。
映像信号処理基板5は、明るさ設定値を記憶する明るさ設定値記憶部を有している。この明るさ設定値記憶部は、たとえばRAM12あるいはCPU10のレジスタによって実現される。またROM11には、明るさ設定値を保持しておく明るさ設定値保持領域が設けられている。
CPU10は、液晶表示装置1に電源が投入(電源ON)されると、ROM11に記憶されるプログラムを実行することによって、明るさ設定値保持領域から明るさ設定値を読み出し、読み出した値を明るさ設定値記憶部に記憶させる。そして、明るさ設定値記憶部に記憶されている明るさ設定値に基づいて、LED照明部17を調光するために用いられるバックライト制御データを生成し、生成したバックライト制御データを、LEDバックライト15における各LEDドライバ21へ送信する。バックライト制御データについては、後述する。
また、映像信号処理基板5には、ユーザがリモコンやボタンなどを操作することによって、表示画面の明るさの設定を変更する明るさ変更指令が入力される。CPU10は、明るさ変更指令が入力されると、明るさ設定値記憶部に記憶されている明るさ設定値を、ユーザによって新たに設定された明るさ設定値に更新するとともに、更新後の明るさ設定値に対応したバックライト制御データを生成して、生成したバックライト制御データを、LEDバックライト15における各LEDドライバ21へ送信する。
明るさ設定値記憶部に記憶されている明るさ設定値は、たとえば液晶表示装置1への電源供給が遮断(電源OFF)されると、明るさ保持領域に格納されて、液晶表示装置1に電源が投入されたときに再び読み出される。
また、映像信号処理基板5には、映像信号を出力する装置、たとえば映像再生装置から映像信号が入力される。CPU10は、映像信号が入力されると、映像信号にスケーリング処理などの所定の処理を行い、所定の処理後の映像信号をLCDパネルコントローラ14へ出力する。
LCDモジュール13は、液晶パネル、ソースドライバおよびゲートドライバを備えて構成され、LCDパネルコントローラ14から受け取る映像信号および制御信号に基づいて、液晶パネルの一方主面に画像を表示する。LCDモジュール13における液晶パネルは、アクティブマトリクス駆動方式の液晶パネルであり、絶縁性を有する透明のアクティブマトリクス基板と、アクティブマトリクス基板に対向して配置される絶縁性を有する透明の対向基板と、アクティブマトリクス基板と対向基板との間に設けられた液晶層とを備え、マトリクス状に配置された複数の画素からなる表示領域を有している。
LCDパネルコントローラ14は、LCD−TCON(Timing Controller)基板によって実現され、LCDモジュール13を制御する。具体的には、CPU10から入力される映像信号に基づいて、各種のドライバ制御信号(タイミングパルス)を生成し、該ドライバ制御信号を映像信号とともに、LCDモジュール13のソースドライバおよびゲートドライバへ出力する。
LEDバックライト15は、発光素子であるLED18が、液晶パネルに表示される表示画面の縦方向および横方向に沿って、マトリクス状に配設されて構成されるLED照明部17を含む。LEDバックライト15は、液晶パネルの他方主面である背面に対向するように配置され、LED照明部17から出射される光を、液晶パネルにおける表示領域に照射する。
ここで、表示画面の縦方向に沿って一列に並ぶ各LED18群が「行」を成し、表示画面の横方向に沿って一列に並ぶ各LED18群が「列」を成しているとすると、LED照明部17には、たとえば、312個のLED18が、26行×12列でマトリクス状に配設される。
また、LED照明部17を構成する複数のLED18は、所定の数ごとにグループ分けされ、各グループでは、そのグループを構成する前記所定の数のLED18が直列に接続されている。以下、直列に接続された前記所定の数のLED18を「単位発光部19」と称することとする。
グループ分けは、たとえば列ごとに行われ、この場合には、列の数だけ単位発光部19が設けられることとなる。上記の例の場合であれば、LED照明部17には、12個の単位発光部19が設けられ、また、各単位発光部19は、26個のLED18が直列に接続されて構成されることとなる。
LEDバックライト15は、上記のLED照明部17のほかに、単位発光部19ごとにそれぞれ設けられる、電源回路20およびLEDドライバ21を含んで構成される。すなわち、本実施形態では、LEDバックライト15は、12個の電源回路20と、12個のLEDドライバ21とを含んで構成される。
各電源回路20は、AC−DC電源供給部16から入力される直流電圧を昇圧する昇圧回路であり、対応する単位発光部19を発光させるための電圧を生成する。各電源回路20が生成する電圧は、264Vを基準とする電圧であるが、各単位発光部19に印加される電圧は、LEDドライバ21によってそれぞれ可変である。
LEDドライバ21は、単位発光部19の駆動を制御するドライバである。各LEDドライバ21は、SPI(Serial Peripheral Interface)バス22を介してCPU10と接続され、CPU10からバックライト制御データを受信する。このバックライト制御データには、単位発光部19を駆動するときの駆動電流の目標値である目標電流値と、単位発光部19をパルス幅変調(Pulse Width Modulation:以下「PWM」という)方式によって駆動制御するための、PWM信号のデューティ比とが含まれる。
LEDドライバ21は、電流レジスタおよびデューティ比レジスタを備え、CPU10からバックライト制御データが入力されると、そのバックライト制御データに含まれる目標電流値を電流レジスタに設定し、また、そのバックライト制御データに含まれるデューティ比をデューティ比レジスタに設定する。
そして、LEDドライバ21は、単位発光部19に流れる駆動電流が、電流レジスタに設定されている目標電流値になるように、かつ、デューティ比レジスタに設定されているデューティ比のPWM信号によって、単位発光部19の駆動を制御する。PWM信号の周波数は、本実施形態では、1560Hzである。
SPIバス22は、分岐して、各LEDドライバ21に個別に接続され、CPU10はマスタとして機能し、各LEDドライバ21はスレーブとして機能する。ROM11には、各LEDドライバ21に割り付けられたアドレスが記憶されており、CPU10は、アドレスを指定してLEDドライバ21を選択してから、そのLEDドライバ21と通信する。
本発明に係る駆動部および電流制御部は、LEDドライバ21によって実現され、本発明に係る電流値決定部およびデューティ比決定部は、CPU10によって実現される。
図2は、LEDドライバ21の構成を示す回路図である。LEDドライバ21は、本実施形態では、トランジスタTr1、トランジスタTr2、差動増幅器Amp、および抵抗Rsを含んで構成される。トランジスタTr1,Tr2は、本実施形態では、P型電界効果トランジスタによって実現されているが、N型電界効果トランジスタによって実現されてもよい。
単位発光部19を構成する26個のLED18、トランジスタTr1,Tr2および抵抗Rsは、電源回路20とアースとの間に、この順序で直列に接続される。具体的には、第1番目のLED18のアノードが電源回路20に接続され、第1番目のLED18のカソードが第2番目のLED18のアノードに接続される。第2番目〜第26番目までのLED18は、前段のLED18のカソードと次段のLED18のアノードとが接続される。第26番目のLED18のカソードは、トランジスタTr1のドレインに接続され、トランジスタTr1のソースは、トランジスタTr2のドレインに接続され、トランジスタTr2のソースは、抵抗Rsの一端に接続され、抵抗Rsの他端は、アースに接続される。
トランジスタTr1のゲートには、デューティ比レジスタに設定されているデューティ比に基づいて生成されたPWM信号が入力される。デューティ比は、PWM信号の1周期のうち、オンとなるパルス幅が占める割合であり、百分率で示される。PWM信号がオンのとき、つまりハイレベルのとき、トランジスタTr1が導通し、PWM信号がオフのとき、つまりローレベルのとき、トランジスタTr1が切断される。したがって、PWM信号のデューティ比を変化させることによって、PWM信号の1周期におけるLED18の点灯期間を変化させることができる。
トランジスタTr2のゲートには、差動増幅器Ampの出力端子が接続される。差動増幅器Ampの非反転入力端子には、電流レジスタに設定されている目標電流値を指示する目標電流値信号が入力され、差動増幅器Ampの反転入力端子には、抵抗Rsの一端が入力される。トランジスタTr2および差動増幅器Ampによって、単位発光部19に流れる駆動電流が目標電流値に一致するように制御される。
従来の液晶表示装置では、表示画面の明るさの設定を変更するためのLED照明部の調光は、PWM方式のみによって行われていた。すなわち、明るさ設定値に応じてPWM信号のデューティ比を0%〜100%の間で変化させることにより、LED照明部の調光を行うものであった。したがって、この従来の液晶表示装置を、本実施形態に係る液晶表示装置1と同様に、表示画面の明るさの設定を255段階で行うことができるように構成した場合には、明るさ設定値が230未満になると、デューティ比は90%を下回ってしまうことになる。このため、明るさ設定値を230未満に設定した場合には、その表示画面をビデオカメラで撮影したときに、撮影画像がちらついて見えるという不具合が発生する。
一方、このような不具合を解消するための方法として、LED照明部の調光を、PWM方式ではなく、単位発光部に供給される駆動電流の電流値を変更することが考えられる。しかしながら、この電流制御の場合、駆動電流の電流値の設定には分解能が存在するので、電流制御のみによって、本実施形態に係る液晶表示装置1のように、表示画面の明るさの設定を255段階で行うことはできない。
そこで、本実施形態に係る調光装置は、ビデオカメラ撮影による撮影画像のちらつきという不具合を解消するために、PWM方式による調光と、電流制御による調光とを組み合わせることによって、LED照明部17を調光していることを特徴とする。
図3は、本実施形態に係る調光装置によって実行される調光処理の処理手順の一例を示すフローチャートである。なお、本実施形態では、単位発光部19を駆動するときの駆動電流の電流値の上限値は80mAであり、駆動電流の電流値の設定の分解能は、LEDドライバICの分解能の値により規定され、4mAであるものとする。
また、本実施形態では、この上限値と分解能とに基づいて、4mA〜80mAまでの間を4mA刻みで取り出した離散的な値(具体的には、4mA,8mA,12mA,・・・,76mA,80mA)が、目標電流値として設定可能な電流値として、予め定められているものとする。
液晶表示装置1に電源が投入され、明るさ設定値保持領域から読み出された明るさ設定値が明るさ設定値記憶部に記憶されると、あるいは、映像信号処理基板5に明るさ変更指令が入力されて、明るさ設定値記憶部に記憶されている明るさ設定値が更新されると、処理が開始されてステップs1に進む。
ステップs1で、CPU10は、明るさ設定値記憶部に記憶されている明るさ設定値(以下、「現在の明るさ設定値」と称する)を取得して、ステップs2に進む。
ステップs2で、CPU10は、表示画面の明るさが最も明るくなるときの明るさ設定値に対する、現在の明るさ設定値の割合(以下、「出力値」と称する)を算出し、ステップs3に進む。この出力値は、表示画面の明るさが最も明るいときのLED照明部17の輝度を100としたときの、現在の明るさ設定値による調光後のLED照明部17の輝度に相当する。
ここで、表示画面の明るさが最も明るくなるときの明るさ設定値をMとし、現在の明るさ設定値をi(ただし、iは、1≦i≦Mを満たす整数)とし、出力値をN[%]とすると、出力値Nは、式(1)によって算出される。
N=(i/M)×100 ・・・式(1)
本実施形態では、表示画面の明るさが最も明るくなるときの明るさ設定値Mが255であるので、たとえば、現在の明るさ設定値iが241であるとすると、出力値Nは、式(1)により、94.5%(=(241/255)×100)と算出される。
本実施形態では、表示画面の明るさが最も明るくなるときの明るさ設定値Mが255であるので、たとえば、現在の明るさ設定値iが241であるとすると、出力値Nは、式(1)により、94.5%(=(241/255)×100)と算出される。
ステップs3で、CPU10は、ステップs2で算出した出力値Nと、目標電流値として設定可能な電流値のうちの最大値とに基づいて、仮に電流制御のみによって現在の明るさ設定値iによる明るさに調光するとした場合に、計算上、単位発光部19に供給されるべき駆動電流の電流値(以下、「仮想電流値」と称する)を算出し、ステップs4に進む。
ここで、目標電流値として設定可能な電流値のうちの最大値をV[mA]とし、仮想電流値をw[mA]とすると、仮想電流値wは、式(2)によって算出される。
w=V×(N/100) ・・・式(2)
本実施形態では、目標電流値として設定可能な電流値のうちの最大値Vが80mAであるので、出力値Nが94.5%であるとすると、仮想電流値wは、式(2)により、75.6mA(=80×(94.5/100))と算出される。
本実施形態では、目標電流値として設定可能な電流値のうちの最大値Vが80mAであるので、出力値Nが94.5%であるとすると、仮想電流値wは、式(2)により、75.6mA(=80×(94.5/100))と算出される。
ステップs4で、CPU10は、ステップs3で算出した仮想電流値wに基づいて、目標電流値として設定可能な電流値の中から、仮想電流値w以上で、かつ最小の電流値を算出して、ステップs5に進む。算出された電流値が、目標電流値として採用される。ここで、ステップs4で算出される目標電流値をT[mA]とすると、仮想電流値wが75.6mAであれば、目標電流値として設定可能な電流値が、4mA,8mA,12mA,・・・,76mA,80mAであるので、目標電流値Tは、76mAと算出される。
ステップs5で、CPU10は、ステップs4で算出された目標電流値Tと、ステップs3で算出された仮想電流値wとに基づいて、PWM信号のデューティ比を算出し、ステップs6に進む。
ここで、PWM信号のデューティ比をP[%]とすると、デューティ比Pは、式(3)によって算出される。
P=(w/T)×100 ・・・式(3)
上記の例によれば、仮想電流値wが75.6mAであり、目標電流値Tが76mAであるので、デューティ比Pは、99.5%と算出される。
上記の例によれば、仮想電流値wが75.6mAであり、目標電流値Tが76mAであるので、デューティ比Pは、99.5%と算出される。
ステップs6で、CPU10は、ステップs4で算出された目標電流値Tと、ステップs5で算出されたデューティ比Pとを、バックライト制御データとして、各LEDドライバ21に送信し、ステップs7に進む。
ステップs7で、各LEDドライバ21は、CPU10から入力されたバックライト制御データに含まれる目標電流値Tを電流レジスタに設定するとともに、そのバックライト制御データに含まれるデューティ比Pをデューティ比レジスタに設定する。そして、電流レジスタに設定されている目標電流値Tに基づいて目標電流値信号を生成し、生成した目標電流値信号を、差動増幅器Ampの非反転入力端子に入力するとともに、デューティ比レジスタに設定されているデューティ比Pに基づいてPWM信号を生成し、生成したPWM信号を、トランジスタTr1のゲートに入力して、処理を終了する。これにより、各単位発光部19には、目標電流値T[mA]の駆動電流が供給され、また、デューティ比PでPWM方式の制御が行われる。
表1は、本実施形態に係る調光装置によって実行される調光処理において算出される、現在の明るさ設定値iに対する、目標電流値Tおよびデューティ比Pの値の一例を示す表である。
前記のように、明るさの設定値iが241である場合には、目標電流値Tは76mAであり、デューティ比Pは99.5%である。この例によれば、明るさ設定値iが104以上であれば、デューティ比Pを90%以上とすることができる。
また、明るさ設定値iが103以下の場合には、明るさ設定値iによっては、デューティ比Pが90%を下回ることもあるが、明るさ設定値iが12,24,25のように小さな値であっても、デューティ比Pを90%以上とすることができる。すなわち、明るさ設定値iによって明るさを設定する際に、広範囲にわたって、デューティ比Pを90%以上とすることができる。
以上のように、本実施形態によれば、調光装置は、明るさ設定値iに基づいて、目標電流値として設定可能な予め定める電流値の中から、電流制御のみによってその明るさ設定値iに調光するために設定されるべき仮想電流値w以上で、かつ最小の電流値を、目標電流値Tして算出するとともに、目標電流値Tに対する仮想電流値wの割合によってデューティ比Pを算出し、各単位発光部19に対して、目標電流値Tの駆動電流が供給されるように電流制御を行うとともに、デューティ比PのPWM信号を用いてPWM方式の制御を行うことによって、各単位発光部19を調光するように構成されている。
このように電流制御とPWM制御とを組み合わせることによって、表1に示すように、明るさ設定値iによって明るさを設定する際に、広範囲にわたって、デューティ比Pを90%以上とすることが可能となる。つまり、90%以上という高いデューティ比Pを維持した状態で、広い調光範囲にわたってLED照明部17を調光することができる。
これにより、デューティ比Pが90%以上となるように明るさ設定値iを設定することで、液晶表示装置1の表示画面をビデオカメラで撮影したとしても、撮影画像がちらついて見えるという不具合の発生を防止することができる。
また、このように電流制御とPWM制御とを組み合わせることによって、電流値設定の分解能を高くするための回路を新たに追加しなくても、前記のように、広範囲にわたって、デューティ比Pを90%以上とすることが可能となるので、液晶表示装置1の製造コストを増大させることなく、前記のような不具合の発生を防止することができる。
また、LED18は、できるだけ低い駆動電流で駆動した方が発光効率がよいので、従来のPWM方式のみによる調光のように、駆動電流の電流値を高い値に固定しておいて、デューティ比だけを調節する調光では、特に、明るさ設定値が低い場合に、発光効率が悪くなってしまう。これに対し、本実施形態では、明るさ設定値iが小さくなると、それに応じて目標電流値Tが小さくされるので、従来のPWM方式のみによる調光に比べて、LED18の発光効率を改善することができ、したがって、LED照明部17による消費電力を改善することができる。
なお、上記の実施形態では、駆動電流の電流値の上限値を80mAとし、駆動電流の電流値の設定の分解能を4mAとしているが、これに限定されず、他の値であっても同様に実現することができる。
また、上記の実施形態では、駆動電流の電流値の上限値と、駆動電流の電流値の設定の分解能とに基づいて、上限値以下の数値範囲から、分解能に一致する値を用いて等間隔で取り出した離散的な値を、目標電流値として設定可能な電流値として予め定めているが、これに限らず、分解能よりも大きな値を用いて等間隔で取り出した離散的な値を、目標電流値として設定可能な電流値として予め定めてもよく、また、LED18の駆動電流と輝度との特性に基づいて、上限値以下の数値範囲から、不等の間隔で取り出した離散的な値を、目標電流値として設定可能な電流値として予め定めてもよい。
また、上記の実施形態では、調光装置は、液晶表示装置1に搭載されているLED照明部17を調光するために用いられているが、これに限らず、たとえば、照明器具などに搭載されているLED照明部を調光するために用いられてもよい。
(第2の実施形態)
第1の実施形態では、調光装置は、図3に示すように、調光処理において、現在の明るさ設定値iに基づいて、目標電流値Tおよびデューティ比Pを算出するように構成されていたが、第2の実施形態では、表1に示すような、現在の明るさ設定値iと、目標電流値Tおよびデューティ比Pとの関係を定めたテーブルが予め作成されてROM11に記憶され、調光装置は、調光処理において、ROM11に記憶されている該テーブルから、現在の明るさ設定値iに対応する目標電流値Tおよびデューティ比Pを読み取るように構成される。調光装置が、このように構成された場合であっても、第1の実施形態と同様の効果を奏する。
第1の実施形態では、調光装置は、図3に示すように、調光処理において、現在の明るさ設定値iに基づいて、目標電流値Tおよびデューティ比Pを算出するように構成されていたが、第2の実施形態では、表1に示すような、現在の明るさ設定値iと、目標電流値Tおよびデューティ比Pとの関係を定めたテーブルが予め作成されてROM11に記憶され、調光装置は、調光処理において、ROM11に記憶されている該テーブルから、現在の明るさ設定値iに対応する目標電流値Tおよびデューティ比Pを読み取るように構成される。調光装置が、このように構成された場合であっても、第1の実施形態と同様の効果を奏する。
(第3の実施形態)
図4は、本発明の実施形態に係る液晶表示装置1を用いて構成されるマルチディスプレイ装置50の外観を示す正面図である。マルチディスプレイ装置50は、複数台の液晶表示装置1を、互いに直交する横方向Xおよび縦方向Yに沿ってマトリクス状に配列することによって構成される。横方向Xおよび縦方向Yはそれぞれ、たとえば水平方向および鉛直方向に一致する方向である。
図4は、本発明の実施形態に係る液晶表示装置1を用いて構成されるマルチディスプレイ装置50の外観を示す正面図である。マルチディスプレイ装置50は、複数台の液晶表示装置1を、互いに直交する横方向Xおよび縦方向Yに沿ってマトリクス状に配列することによって構成される。横方向Xおよび縦方向Yはそれぞれ、たとえば水平方向および鉛直方向に一致する方向である。
マルチディスプレイ装置50における液晶表示装置1の配列構成は、特に限定されないが、本実施形態に係るマルチディスプレイ装置50は、横方向Xに2台ずつ、縦方向Yに2台ずつ液晶表示装置1をマトリクス状に配列して構成されている。マルチディスプレイ装置50は、マトリクス状に並べられた複数の液晶表示装置1における各表示画面によって構成される1つの大きな画面(以下、「マルチ画面」と称する)を有する。
本実施形態によれば、マルチディスプレイ装置50は、本発明の実施形態に係る調光装置が搭載された複数台の液晶表示装置1を、マトリクス状に配列することによって構成されるので、各液晶表示装置1に搭載されるLED照明部17を、PWM信号のデューティ比Pを90%以上に維持して調光することができる。このように、各液晶表示装置1に搭載されるLED照明部17を、デューティ比Pを90%以上に維持して調光することで、マルチディスプレイ装置50のマルチ画面をビデオカメラで撮影したときに、液晶表示装置1ごとに表示画面の明るさが異なるという不具合が発生することを防止することができる。
1 液晶表示装置
10 CPU
11 ROM
12 RAM
13 LCDモジュール
14 LCDパネルコントローラ
15 LEDバックライト
16 AC−DC電源供給部
17 LED照明部
18 LED
19 単位発光部
20 電源回路
21 LEDドライバ
10 CPU
11 ROM
12 RAM
13 LCDモジュール
14 LCDパネルコントローラ
15 LEDバックライト
16 AC−DC電源供給部
17 LED照明部
18 LED
19 単位発光部
20 電源回路
21 LEDドライバ
Claims (6)
- 多段階で輝度を設定可能な発光装置の輝度を、前記多段階の輝度うちの一の段階の輝度に設定するための輝度設定値に基づいて調節する調光装置であって、
前記発光装置をパルス幅変調方式で駆動する駆動部と、
前記発光装置に供給可能な電流の電流値として予め定められた、前記多段階の段階数よりも少ない数の、離散的な電流値の中から一の電流値を選択する電流値決定部と、
前記電流値決定部によって選択された電流値となるように、前記発光装置に供給される電流を制御する電流制御部と、
前記発光装置をパルス幅変調方式で駆動するときのパルス幅変調信号のデューティ比を決定するデューティ比決定部とを備え、
前記電流値決定部は、前記パルス幅変調信号のデューティ比が100%である場合に、前記輝度設定値に応じた輝度となるように前記発光装置を調光するために、該発光装置に供給されるべき電流の電流値を仮想電流値とするとき、前記離散的な電流値の中から、前記仮想電流値以上で、かつ最小の電流値を選択し、
前記デューティ比決定部は、前記電流値決定部によって選択された電流値に対する前記仮想電流値の割合を、デューティ比として決定することを特徴とする調光装置。 - 前記離散的な電流値は、数値の大きさ順に並べたときに隣接する2つの電流値の差の絶対値が、前記発光装置に供給可能な電流の分解能として予め定められた値以上となるように定められていることを特徴とする請求項1に記載の調光装置。
- 前記離散的な電流値は、前記2つの電流値の差の絶対値が、前記分解能として予め定められた値に一致するように定められていることを特徴とする請求項2に記載の調光装置。
- 液晶パネルと、
前記液晶パネルの背面側に設けられる発光装置と、
請求項1〜3のいずれか1つに記載の調光装置とを備えることを特徴とする液晶表示装置。 - 前記発光装置は、光源として発光ダイオードが用いられていることを特徴とする請求項4に記載の液晶表示装置。
- 請求項4または5に記載の液晶表示装置を平面的に複数並べて構成されることを特徴とするマルチディスプレイ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014004391A JP2015133251A (ja) | 2014-01-14 | 2014-01-14 | 調光装置、液晶表示装置およびマルチディスプレイ装置 |
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Publications (1)
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Family Applications (1)
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JP (1) | JP2015133251A (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017033241A (ja) * | 2015-07-31 | 2017-02-09 | ホーチキ株式会社 | 光警報装置 |
CN108156690A (zh) * | 2016-12-06 | 2018-06-12 | 赤多尼科两合股份有限公司 | 一种基于环境亮度的led调光方法及系统 |
JP2019507377A (ja) * | 2016-02-05 | 2019-03-14 | コンチネンタル オートモーティヴ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツングContinental Automotive GmbH | Spiベースのヘッドアップディスプレイバックライトの制御方法 |
CN114627799A (zh) * | 2020-12-09 | 2022-06-14 | 华源智信半导体(深圳)有限公司 | 具有基于亮度数据可选择的led电流水平的显示装置 |
-
2014
- 2014-01-14 JP JP2014004391A patent/JP2015133251A/ja active Pending
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