JP2015132536A - 検査装置および検査方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】画像処理を用いたシール剤の塗布状態の検査を効率良く行うことができる検査装置および検査方法を提供する。
【解決手段】検査装置は、シール剤の画像部分を含む画像に第1の点および第2の点を設定する設定部と、前記設定部により設定された前記第1の点および前記第2の点についてつながりの有無を判定するつながり判定部と、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、検査装置および検査方法に関する。
液晶パネルなどの検査を行う検査装置では、検査対象物の画像を撮像して、撮像された画像に基づいて検査を行う手法が用いられている。一例として、検査装置は、このような画像処理を用いて、検査対象物に塗布されたシール剤(接着剤)の塗布状態の検査を行う。
特許文献1に記載されたシール検査システムでは、シール剤の幅方向の中心位置(あらかじめ定められた検査ポイント)から幅方向の両端位置を求め、この結果に基づいてシール剤の幅を求める。また、このシール検査システムでは、検査ポイントごとに、両端が検出されない場合にシール剤の切れ目(途切れ)であると判定する(特許文献1参照。)。
特開平8−334478号公報
しかしながら、上述した特許文献1に記載された検査手法では、検査ポイントごとにシール剤の切れ目(途切れ)を検査するため、計算の負担が大きく、計算の効率が向上しないという問題があった。また、検査ポイントがあらかじめ定められるため、検査ポイントの自由度がなかった。
本発明は、前記の点に鑑み為されたものであり、画像処理を用いたシール剤の塗布状態の検査を効率良く行うことができる検査装置および検査方法を提供することを目的とする。
本発明の一態様は、上記の課題を解決するためになされたものであり、シール剤の画像部分を含む画像に第1の点および第2の点を設定する設定部と、前記設定部により設定された前記第1の点および前記第2の点についてつながりの有無を判定するつながり判定部と、を備える検査装置である。この構成により、検査装置は、シール剤の画像部分を含む画像に設定された第1の点および第2の点についてつながりの有無を判定する。これにより、検査装置では、シール剤のつながりの有無(途切れがないかあるか)について、画像処理を用いたシール剤の塗布状態の検査を効率良く行うことができる。
本発明の一態様は、検査装置において、前記つながり判定部は、前記画像における前記シール剤の画像部分の領域であって前記第1の点が含まれる領域に前記第2の点が含まれる場合につながりがあると判定し、他の場合につながりがないと判定する、構成が用いられてもよい。この構成により、検査装置は、シール剤の画像部分の領域であって第1の点が含まれる領域に第2の点が含まれる場合につながりがあると判定する。これにより、検査装置では、所定の領域に所定の点が含まれるか否かを判定することで、画像処理を用いたシール剤の塗布状態の検査を効率良く行うことができる。
本発明の一態様は、検査装置において、前記画像を二値化する二値化部を備え、前記設定部は、前記二値化部により二値化された画像において、前記第1の点の近傍の範囲に存在する前記シール剤の画像部分の点に前記第1の点を再設定し、前記第2の点の近傍の範囲に存在する前記シール剤の画像部分の点に前記第2の点を再設定し、前記つながり判定部は、前記設定部により再設定された前記第1の点および前記第2の点について前記判定を行う、構成が用いられてもよい。この構成により、検査装置は、二値化された画像において、第1の点の近傍の範囲に存在するシール剤の画像部分の点に前記第1の点を再設定し、第2の点の近傍の範囲に存在する前記シール剤の画像部分の点に前記第2の点を再設定し、再設定された前記第1の点および前記第2の点について判定を行う。これにより、検査装置では、シール剤の画像部分に対して第1の点および第2の点の設定位置に誤差がある場合においても、これらの二点を再設定して、画像処理を用いたシール剤の塗布状態の検査を効率良く行うことができる。
本発明の一態様は、検査装置において、前記第1の点を再設定する点が存在しないことまたは前記第2の点を再設定する点が存在しないことを判定した場合につながりがないと判定する再設定判定部を備える、構成が用いられてもよい。この構成により、検査装置は、第1の点を再設定する点が存在しないことまたは第2の点を再設定する点が存在しないことを判定した場合につながりがないと判定する。これにより、検査装置では、第1の点や第2の点の再設定ができない場合につながりがないと判定して、画像処理を用いたシール剤の塗布状態の検査を効率良く行うことができる。
本発明の一態様は、検査装置において、画像の縮小処理を行う縮小部と、画像の拡大処理を行う拡大部と、を備え、前記つながり判定部は、前記画像における前記シール剤の画像部分について前記縮小部により縮小処理が行われた後に前記拡大部により拡大処理が行われた画像について前記判定を行う、構成が用いられてもよい。この構成により、検査装置は、画像におけるシール剤の画像部分について縮小処理が行われた後に拡大処理が行われた画像について判定を行う。これにより、検査装置では、シール剤の途切れや細り(細い幅)について、画像処理を用いたシール剤の塗布状態の検査を効率良く行うことができる。
本発明の一態様は、検査装置において、画像の塗りつぶし処理を行う塗りつぶし部を備え、前記つながり判定部は、前記画像における前記シール剤の画像部分について前記塗りつぶし部により前記塗りつぶし処理が行われた画像について前記判定を行う、構成が用いられてもよい。この構成により、検査装置は、画像におけるシール剤の画像部分について塗りつぶし処理が行われた画像について判定を行う。これにより、検査装置では、塗りつぶし処理によりシール剤の画像部分の領域をより明確にして、画像処理を用いたシール剤の塗布状態の検査を効率良く行うことができる。
本発明の一態様は、検査装置において、前記設定部は、前記第1の点および前記第2の点の組み合わせを2通り以上設定する、構成が用いられてもよい。この構成により、検査装置は、第1の点および前記第2の点の組み合わせを2通り以上設定する。これにより、検査装置では、2通り以上の二点の組み合わせについて、画像処理を用いたシール剤の塗布状態の検査を行うことができる。
本発明の一態様は、検査装置において、ループ状の形状を有する前記シール剤の画像部分を2つの部分に分割するシール剤部分割部を備える、構成が用いられてもよい。この構成により、検査装置は、ループ状の形状を有するシール剤の画像部分を2つの部分に分割する。これにより、検査装置では、ループ状の形状を有するシール剤について、2つの部分に分割しない場合と比べて正確に、画像処理を用いたシール剤の塗布状態の検査を行うことができる。
本発明の一態様は、検査装置において、シール剤が塗布された検査対象物の画像を撮像して、前記シール剤の画像部分を含む画像を取得する撮像部を備える、構成が用いられてもよい。この構成により、検査装置は、シール剤が塗布された検査対象物の画像を撮像して、前記シール剤の画像部分を含む画像を取得する。これにより、検査装置では、撮像により取得される画像を検査することができる。
本発明の一態様は、シール剤の画像部分を含む画像に第1の点および第2の点を設定し、前記設定された前記第1の点および前記第2の点についてつながりの有無を判定する、検査方法である。この構成により、検査方法は、シール剤の画像部分を含む画像に設定された第1の点および第2の点についてつながりの有無を判定する。これにより、検査方法では、シール剤のつながりの有無(途切れがないかあるか)について、画像処理を用いたシール剤の塗布状態の検査を効率良く行うことができる。
以上のように、本発明によれば、検査装置および検査方法は、シール剤の画像部分を含む画像に設定された第1の点および第2の点についてつながりの有無を判定する。これにより、検査装置および検査方法では、シール剤のつながりの有無(途切れがないかあるか)について、画像処理を用いたシール剤の塗布状態の検査を効率良く行うことができる。
本発明の一実施形態に係る検査装置の概略的な構成例を示す図である。 画像処理部により行われる処理の手順の一例を示すフローチャートである。 撮像部により撮像された画像および点設定部により設定された二点の一例を示す図である。 二値化された画像の一例を示す図である。 シール剤部の一部およびその周囲を示す図である。 (A)および(B)は二点のつながりがある場合の画像の例を示す図である。 (A)および(B)は二点のつながりがない場合の画像の例を示す図である。 (A)および(B)は1つのシール剤部を2つの部分に分割する例を示す図である。 画像処理部により行われる縮小および拡大の処理の手順の一例を示すフローチャートである。 (A)、(B)および(C)は二値画像の縮小および拡大の一例を示す図である。
本発明の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。
(第1実施形態)
図1は、本発明の一実施形態に係る検査装置1の概略的な構成例を示すブロック図である。
本実施形態に係る検査装置1は、撮像部11と、画像処理部12と、操作部13と、表示部14と、記憶部15と、制御部16を備える。
画像処理部12は、点設定部101と、二値化部102と、点再設定部103と、塗りつぶし部104と、途切れ判定部105と、シール剤部判定部106と、縮小部107と、拡大部108を備える。なお、縮小部107および拡大部108については、第2実施形態で説明する。
途切れ判定部105は、点再設定判定部111と、つながり判定部112を備える。
シール剤部判定部106は、シール剤部分割部121を備える。
撮像部11は、カメラを有しており、検査対象物の画像を撮像する。本実施形態では、所定のステージ(図示せず)の上に検査対象物が設置され、撮像部11が当該検査対象物の画像を撮像する。
また、検査対象物にはシール剤が塗布されており、検査装置1は当該シール剤の塗布状態の検査を行う。検査対象物としては、様々なものが用いられてもよく、例えば、液晶パネルの貼り合わせの部品、インクジェットヘッドのフィルターアセンブリーの組み立ての部品、ピエゾヘッドの組み立ての部品などが用いられてもよい。なお、平面状などの形状を有する2つの物体を貼り合わせる場合に、例えば、これら2つの物体のうちのいずれか一方のみにシール剤が塗布されてもよく、または、これら2つの物体の両方にシール剤が塗布されてもよい。
操作部13は、ユーザーにより操作されるキーなどを有しており、ユーザーにより操作された内容を受け付ける。
表示部14は、画面を有しており、文字や画像の情報を当該画面に表示出力する。
記憶部15は、メモリーを有しており、画像などの情報を当該メモリーにより記憶する。
制御部16は、CPU(Central Processing Unit)などのプロセッサーを有しており、検査装置1における各種の制御を行う。
図2を参照して、画像処理部12により行われる処理の一例を示す。
図2は、画像処理部12により行われる処理の手順の一例を示すフローチャートである。
(ステップS1)
まず、撮像部11により撮像された画像の情報が画像処理部12に入力される。
点設定部101は、撮像部11により撮像された画像に、定められた二点である第1の点(A点)と第2の点(B点)を設定し、ステップS2へ移行する。これら二点は検査対象物においてシール剤の領域がつながっているべき二点の画素であり、これら二点の位置の情報は、ユーザーなどにより、あらかじめ設定されて、または、任意のタイミングで設定されて、記憶部15に記憶される。これら二点の位置は、例えば、理想的なシール剤の塗布や撮像が実現される場合における、撮像画像に映る検査対象物に塗布されたシール剤の領域に基づいて決められ、当該領域の内側またはその付近に定められる。
図3は、撮像部11により撮像された画像301および点設定部101により設定された二点の一例を示す図である。
画像301には、検査対象物の全体または一部が映し出されており、当該検査対象物の表面に塗布されたシール剤の画像部分(前景の領域)であるシール剤部311と、それ以外の画像部分(背景の領域)が映し出されている。本実施形態では、画像301におけるシール剤部311は、その背景に対して異なる色を有しており、画像301の処理において認識することが可能である。また、シール剤部311は、例えば、幅を持つ線分の形状を有している。また、点設定部101により第1の点(A点)321と第2の点(B点)322が設定されている。
(ステップS2)
ステップS1の次に、二値化部102は、撮像部11により撮像された画像301の情報を二値化して、ステップS3へ移行する。
図4は、二値化された画像351の一例を示す図である。
画像351は、図3に示される画像301が二値化された画像である。画像351に含まれるシール剤部361が、画像301に含まれるシール剤部311に対応する。
(ステップS3)
ステップS2またはステップS9の次に、点再設定部103は、二値化部102により二値化された画像351に、設定された二点である第1の点(A点)321と第2の点(B点)322を再設定し、ステップS4へ移行する。
図5を参照して、二点を再設定する方法の一例を示す。ここでは、A点321を再設定する方法を説明する。B点322を再設定する方法についても同様である。
図5は、シール剤部361の一部およびその周囲を示す図である。
具体的には、シール剤部361に含まれる画素(シール剤部画素)と、その周囲の画素(背景画素)を示してある。図5では、シール剤部画素のうちの1個のシール剤部画素401と、シール剤部画素の周囲の背景画素のうちの1個の背景画素402に符号を付してある。また、元のA点(再設定される前のA点)321と、所定の探索範囲411と、再設定後のA点421を示してある。
図5に示されるように、点再設定部103は、元のA点321に対して探索範囲411を設定し、設定した探索範囲411に含まれるシール剤部画素のうちで、元のA点321に最も近いシール剤部画素の点(最近傍点)を再設定後のA点421として設定する。ここで、点再設定部103は、元のA点321がシール剤部画素の点である場合には、元のA点321をそのまま再設定後のA点421として設定する。また、点再設定部103は、元のA点321に最も近い同じ距離のシール剤部画素の点が2つ以上存在する場合には、例えば上下左右斜めについて優先的に選択する順序が定められた規則にしたがって、1つの点を再設定後のA点421として設定する。また、点再設定部103は、設定した探索範囲411にシール剤部画素が含まれない場合には、点の再設定に失敗したとして、点の再設定をしない。
ここで、所定の探索範囲411は、例えば、ユーザーなどにより、あらかじめ設定されて、または、任意のタイミングで設定されて、記憶部15に記憶される。本実施形態では、所定の探索範囲411として、元のA点321の画素を中心とする正方形の画素領域が設定されており、また、当該正方形の大きさとして、7画素(水平方向であり例えば左右方向)×7画素(垂直方向であり例えば上下方向)が設定されている。なお、二点に対する探索範囲の形状や大きさは、例えば、同じであってもよく、または、異なっていてもよい。
本実施形態のように二点の再設定処理を行うと、例えば、シール剤の画像部分に対して第1の点および第2の点の設定位置に誤差がある場合においても、これらの二点(一方の点のみでもよい。)を再設定して、シール剤の塗布状態の検査を行うことができる。
(ステップS4)
ステップS3の次に、点再設定判定部111は、二点の再設定が成功したか否かを判定する。
ステップS4の判定の結果、点再設定判定部111は、二点(A点、B点)の両方の再設定ができた場合には、二点の再設定が成功したと判定して、ステップS5へ移行する。一方、ステップS4の判定の結果、点再設定判定部111は、二点(A点、B点)のうちのいずれか一方または両方の再設定ができなかった場合には、二点の再設定が失敗したと判定して、ステップS7へ移行する。本実施形態では、二点の再設定が失敗した場合には、シール剤部の途切れが存在すると判定される。
なお、ステップS3およびステップS4の処理は、例えば、二点(A点、B点)について、同時に並列的に行われてもよく、または、A点の処理の後にB点の処理が行われるというように、別々のタイミングで行われてもよい。
(ステップS5)
ステップS4の次に、塗りつぶし部104は、二値化された画像351について、画像の塗りつぶし処理を行い、ステップS6へ移行する。本実施形態では、塗りつぶし部104は、再設定されたA点421を起点として、画像の塗りつぶし処理を行う。
ここで、画像の塗りつぶし処理としては、様々なアルゴリズムの処理が用いられてもよく、例えば、前景画素(本実施形態では、シール剤部画素)と背景画素が存在する画像において、上下左右斜めの全ての隣接する画素が前景画素である背景画素(前景画素で囲まれた背景画素)を前景画素へ変換することを、全ての画素について行うアルゴリズムの処理が用いられる。また、この変換は、例えば、全ての隣接する画素が前景画素である背景画素が存在しなくなるまで画像の全体について繰り返して行われてもよく、または、画像において定められた画素の順序にしたがって一巡(または、二巡以上の所定の数の巡)だけ行われてもよい。本実施形態では、画像の塗りつぶし処理として、再設定されたA点421を起点として、まず、起点に対して隣接する画素の点について前記した変換を行い、その後、変換を行った画素の点に対して隣接する画素の点について前記した変換を行い、その後、同様に、変換を行った画素の点に対して隣接する画素の点について前記した変換を行うことを順に実行していく処理が用いられる。なお、画像の塗りつぶし処理としては、例えば、公知の様々な塗りつぶし処理が用いられてもよい。
(ステップS6)
ステップS5の次に、つながり判定部112は、画像の塗りつぶし処理が行われた画像について、再設定された二点のつながりを判定して、ステップS7へ移行する。
図6(A)および図6(B)は、二点のつながりがある場合の画像の例を示す図である。
図6(A)には、塗りつぶし処理が行われる前の画像501の一例を示してある。この画像501には、再設定されたA点421と、再設定されたB点431と、シール剤部(前景領域)511が含まれる。
図6(B)には、塗りつぶし処理が行われた後の画像502の一例を示してある。この画像502には、再設定されたA点421と、再設定されたB点431と、シール剤部(前景領域)511について塗りつぶし処理が行われた結果として得られる塗りつぶされた領域(塗りつぶし領域)512が含まれる。
図6(A)および図6(B)の例では、塗りつぶし処理が行われた後の画像502において、再設定されたB点431が塗りつぶし領域512に含まれ、つまり、再設定された二点(A点421、B点431)の両方が塗りつぶし領域512に含まれる。この場合、つながり判定部112は、画像の塗りつぶし処理が行われた画像502について、再設定された二点のつながりがあり、再設定された二点の間にシール剤部の途切れが存在しないと判定する。
図7(A)および図7(B)は、二点のつながりがない場合の画像の例を示す図である。
図7(A)には、塗りつぶし処理が行われる前の画像551の一例を示してある。この画像551には、再設定されたA点561と、再設定されたB点571と、シール剤部(前景領域)581が含まれる。
図7(B)には、塗りつぶし処理が行われた後の画像552の一例を示してある。この画像552には、再設定されたA点561と、再設定されたB点571と、シール剤部(前景領域)581について塗りつぶし処理が行われた結果として得られる塗りつぶされた領域(塗りつぶし領域)582が含まれる。
図7(A)および図7(B)の例では、塗りつぶし処理が行われた後の画像552において、再設定されたB点571が塗りつぶし領域582に含まれず、つまり、再設定された二点(A点561、B点571)のうちのB点571が塗りつぶし領域582に含まれない。この場合、つながり判定部112は、画像の塗りつぶし処理が行われた画像552について、再設定された二点のつながりがなく、再設定された二点の間にシール剤部の途切れが存在すると判定する。
なお、他の構成例として、二点のつながりがあるか否か(つまり、二点の間に途切れがないか否か)を判定する方法として、二点がシール剤部の画素(例えば、二値化画像において1値または0値のうちのシール剤部に対応する値の画素)を辿ってつながるか否かを判定する方法が用いられてもよい。この場合、シール剤部に該当する一の画素に対してシール剤部に該当する他の画素が上下左右で隣接するときにこれら2つの画素がつながると判定する方法、または、シール剤部に該当する一の画素に対してシール剤部に該当する他の画素が上下左右斜めで隣接するときにこれら2つの画素がつながると判定する方法が用いられてもよい。
(ステップS7)
ステップS4またはステップS6の次に、つながり判定部112は、再設定された二点の間にシール剤部の途切れがあるかないかを判定した結果の情報を、検査結果の情報として、記憶部15に記憶させて登録し、ステップS8へ移行する。
なお、検査結果の情報には、例えば、検査対象物の識別情報や、検査対象のシール剤部の識別情報や、検査が行われた時間の情報などが含まれてもよい。
(ステップS8)
ステップS7の次に、シール剤部判定部106は、検査対象とする全てのシール剤部の検査が完了したか否かを判定する。
ステップS8の判定の結果、シール剤部判定部106は、検査対象とする全てのシール剤部の検査が完了したと判定した場合には、本フローの処理を終了する。
一方、ステップS8の判定の結果、シール剤部判定部106は、検査対象とする全てのシール剤部の検査が完了していないと判定した場合には、ステップS9へ移行する。
ここで、シール剤部判定部106は、検査対象とする画像において、検査対象とするシール剤部を判定する。例えば、検査対象とする画像に2つ以上の別のシール剤部が含まれる場合、そのうちの全てまたは一部のシール剤部が検査対象とされてもよい。なお、シール剤部判定部106は、例えば、複数のシール剤部のそれぞれに識別情報を付与してもよい。
また、シール剤部判定部106は、シール剤部分割部121により、検査対象とする画像に含まれる1つのシール剤部を2つ以上の部分に分割して、それぞれの分割部分を別々のシール剤部とみなして、それぞれの分割部分(シール剤部)ごとの検査を行ってもよい。
(ステップS9)
ステップS8の次に、点設定部101は、既に検査を完了したシール剤部以外のシール剤部を選択し、選択したシール剤部を検査するための二点(A点、B点)を設定して、ステップS3へ移行し、当該シール剤部について検査を行う(ステップS3〜ステップS8)。
ここで、検査対象とする複数のシール剤部が存在する場合に、検査対象とするシール剤部を選択する順序としては、任意であってもよく、例えば、ランダムな順序が用いられてもよく、または、ユーザーにより設定された順序が用いられてもよく、または、画像におけるシール剤部の位置や大きさなどに基づいて定められた順序が用いられてもよい。
なお、図2に示されるフローチャートの例では、1枚の画像に含まれる複数のシール剤部の検査を順に行う構成を示したが、他の構成例として、1枚の画像に複数のシール剤部が含まれる場合に、それぞれのシール剤部が1つだけ含まれる画像に分割して、それぞれの分割画像を検査対象として当該分割画像に含まれる1つのシール剤部の検査を行う構成が用いられてもよい。また、1枚の画像に含まれる1つのシール剤部を複数の部分に分割する場合にも、同様に、それぞれの分割部分を別々のシール剤部とみなして、それぞれの分割部分(シール剤部)だけを含む画像に分割して、それぞれの分割画像を検査対象として当該分割画像に含まれる1つの分割部分(シール剤部)の検査を行う構成が用いられてもよい。
図8(A)および図8(B)を参照して、1つのシール剤部を2つの部分に分割する例を示す。
図8(A)には、輪を描く楕円状の形状を有するシール剤部(前景領域)611を含む画像601を示してある。一例として、シール剤部判定部106のシール剤部分割部121は、シール剤部611を半分に等分割して、それぞれの分割部分を別々のシール剤部とみなして、それぞれの分割部分(シール剤部)の検査を行う。さらに、シール剤部判定部106のシール剤部分割部121は、画像601をそれぞれの分割部分(シール剤部)を含む2枚の画像に分割してもよい。
図8(B)には、1枚の画像601をそれぞれの分割部分(シール剤部)611−1、611−2を含む2枚の画像601−1、601−2に分割した様子を示してある。一方の画像601−1に二点651−1、652−1が設定され、他方の画像601−2に二点651−2、652−2が設定されて、それぞれの検査が行われる。
このように、ループ状の形状を有するシール剤部では、異なる二点は一方向の回りと他方向の回りとで2通りの接続経路を持つため、ループを切断して、異なる二点が1通りの接続経路だけを持つようにして検査を行うことが好ましい一例であり、これにより、検査装置1は、シール剤部を2つの部分に分割しない場合と比べて正確に検査を行うことができる。なお、ループ状の形状を有するシール剤部がそのままの形状で検査が行われてもよい。
また、図2に示されるフローチャートの例では、1つのシール剤部に対して二点を設定して検査を行う構成を示したが、他の構成例として、1つのシール剤部に対して三点以上の点を設定して検査を行う構成が用いられてもよい。
例えば、1本の線分の一端が2本の線分に分岐している形状(Y字状の形状)を有するシール剤部について、3本の線分の外側の端のそれぞれに点(第1の点、第2の点、第3の点)を設定して、任意の二点の組み合わせについて検査を行う構成が用いられてもよい。この構成では、具体例として、第1の点と第2の点の組み合わせについての検査、第1の点と第3の点の組み合わせについての検査、第2の点と第3の点の組み合わせについての検査のうちの1つ、2つ、または、3つを行う構成が用いられる。
このように、シール剤部の形状などに応じて、設定する点のペア(二点の組)の数を増加して評価の数を増加することが可能である。
また、図2に示されるフローチャートの例では、ステップS5の処理を設け、画像の塗りつぶし処理を行う構成を示したが、他の構成例として、ステップS5の処理を設けずに、画像の塗りつぶし処理を行わない構成が用いられてもよい。ここで、本実施形態のように画像の塗りつぶし処理を行うと、シール剤の画像部分の領域をより明確にすることができる。
また、図2に示されるフローチャートの例では、ステップS3およびステップS4の処理を設け、点の再設定およびその成否の判定を行う構成を示したが、他の構成例として、ステップS3およびステップS4の処理は設けられなくてもよい。また、他の構成例として、ステップS3の処理は設けられて、ステップS4の処理は設けられない構成が用いられてもよい。
また、図2に示されるフローチャートの例では、ステップS8およびステップS9の処理を設け、検査対象とするシール剤部が複数存在する場合に、これら複数のシール剤部の検査を順に行う構成を示したが、他の構成例として、検査対象とするシール剤部が1つである場合には、ステップS8およびステップS9の処理は設けられなくてもよい。
以上のように、本実施形態に係る検査装置1では、画像に映るシール剤部に対して二点を設定し、第1の点(A点)が含まれる当該シール剤部に対応する領域に第2の点(B点)が含まれるか否かを判定することで、当該シール剤部に途切れが存在するか否かを判定する。
これにより、本実施形態に係る検査装置1では、画像処理を用いたシール剤の塗布状態の検査を効率良く行うことができ、シール剤の塗布状態の評価を効率良く行うことができる。本実施形態に係る検査装置1では、様々な形状のシール剤の途切れの有無の検査を簡易に行うことができる。
具体例として、本実施形態に係る検査装置1では、シール剤部の幅を計測しなくても、シール剤部の途切れの有無を判定することができ、シール剤部の幅に沿うようにエッジ検出を行うなどの処理が不要である。本実施形態に係る検査装置1では、少ない検査点(本実施形態における第1の点や第2の点など)の設定により、シール剤部の途切れの有無を判定することができる。
一構成例として、シール剤の画像部分(シール剤部)を含む画像に第1の点(本実施形態では、A点)および第2の点(本実施形態では、B点)を設定する設定部(本実施形態では、点設定部101および点再設定部103であり、ここでは、点設定部101の機能)と、前記設定部により設定された前記第1の点および前記第2の点についてつながりの有無(つまり、途切れがないかあるか)を判定するつながり判定部112と、を備える検査装置1である。
一構成例として、検査装置1において、前記つながり判定部112は、前記画像における前記シール剤の画像部分の領域であって前記第1の点が含まれる領域に前記第2の点が含まれる場合につながりがあると判定し、他の場合につながりがないと判定する(本実施形態では、図2に示されるステップS6の処理)。
一構成例として、検査装置1において、前記画像を二値化する二値化部102を備え、前記設定部(本実施形態では、点設定部101および点再設定部103であり、ここでは、点再設定部103の機能)は、前記二値化部102により二値化された画像において、前記第1の点の近傍の範囲(本実施形態では、図5に示される探索範囲411)に存在する前記シール剤の画像部分の点に前記第1の点を再設定し、前記第2の点の近傍の範囲(本実施形態では、図5に示される探索範囲411)に存在する前記シール剤の画像部分の点に前記第2の点を再設定し、前記つながり判定部112は、前記設定部により再設定された前記第1の点および前記第2の点について前記判定を行う。
一構成例として、検査装置1において、前記第1の点を再設定する点が存在しないことまたは前記第2の点を再設定する点が存在しないことを判定した場合につながりがないと判定する再設定判定部(本実施形態では、点再設定判定部111)を備える。
一構成例として、検査装置1において、画像の塗りつぶし処理を行う塗りつぶし部104を備え、前記つながり判定部112は、前記画像における前記シール剤の画像部分について前記塗りつぶし部により前記塗りつぶし処理が行われた画像について前記判定を行う。 なお、画像の塗りつぶし処理は、例えば、二値化された画像に行われる。
一構成例として、検査装置1において、前記設定部(本実施形態では、点設定部101および点再設定部103であり、ここでは、点設定部101の機能)は、前記第1の点および前記第2の点の組み合わせを2通り以上設定する。
一構成例として、検査装置1において、ループ状の形状を有する前記シール剤の画像部分を2つの部分に分割するシール剤部分割部121を備える。
一構成例として、検査装置1において、シール剤が塗布された検査対象物の画像を撮像して、前記シール剤の画像部分を含む画像を取得する撮像部11を備える。
一構成例として、シール剤の画像部分を含む画像に第1の点および第2の点を設定し、前記設定された前記第1の点および前記第2の点についてつながりの有無を判定する、検査方法(本実施形態では、検査装置1により行われる方法)である。
(第2実施形態)
第1実施形態とは異なる構成について説明する。第1実施形態と同様な構成については説明を省略する。説明の便宜上、第1実施形態で使用した符号と同一の符号を使用して説明する。
本実施形態に係る検査装置1では、第1実施形態と同様な処理に加えて、縮小部107および拡大部108の処理を行う。
図9は、画像処理部12により行われる縮小(収縮と呼ばれてもよい。)および拡大(膨張と呼ばれてもよい。)の処理の手順の一例を示すフローチャートである。なお、図9では、図2に示されるフローチャートの処理の手順と同様な部分については図示を省略してある。
本実施形態では、図2に示されるフローチャートの処理の手順において、さらに、ステップS2の処理の後に、ステップS51の縮小処理およびステップS52の拡大処理を行い、その後、ステップS3へ移行する。また、ステップS9の処理の後に、ステップS51へ移行する。
(ステップS51)
ステップS2またはステップS9の次に、縮小部107は、二値化された画像におけるシール剤部について縮小処理を行い、ステップS52へ移行する。ここで、縮小部107は、シール剤部の細りが存在するか否かを判定する幅の閾値を用いた縮小処理を行う。幅の閾値としては、様々な値が設定されて用いられてもよい。
(ステップS52)
ステップS51の次に、拡大部108は、縮小処理が行われた画像におけるシール剤部について拡大処理を行い、ステップS3へ移行する。本実施形態では、拡大部108は、縮小部107により行われる縮小処理で縮小した分(例えば、縮小率)と同じ分(例えば、拡大率)だけ拡大するパラメーターを用いて拡大処理を行う。これにより、シール剤部が有する幅(太さ)を縮小した後に元の幅(太さ)に戻すように拡大する処理が行われる。
なお、他の構成例として、縮小部107により行われる縮小処理のパラメーター(例えば、閾値)と、拡大部108により行われる拡大処理のパラメーターとは、互いに違う尺度(縮小や拡大の程度)に対応する値が用いられてもよい。
図10(A)、図10(B)および図10(C)を参照して、二値画像の縮小および拡大の一例を示す。
図10(A)には、二値化された画像701を示してある。画像701には、シール剤部711が含まれる。画像701におけるシール剤部711は、その中央付近の部分が他の部分と比べて小さい幅に(つまり、細く)なっている。
図10(B)には、縮小処理が行われた画像702を示してある。画像702には、縮小処理後におけるシール剤部712−1、712−2が含まれる。縮小処理により、縮小処理前におけるシール剤部711の中央付近の部分が消えて途切れて、2つの部分からなるシール剤部712−1、712−2になっている。
図10(C)には、縮小処理の後に拡大処理が行われた画像703を示してある。画像703には、シール剤部713−1、713−2が含まれる。拡大処理により、縮小処理後のシール剤部712−1、712−2の幅が大きくなっているが、2つの部分からなるシール剤部713−1、713−2の途切れは存在したままである。
ここで、縮小処理および拡大処理としては、様々なアルゴリズムの処理が用いられてもよく、一例として、距離変換を用いた縮小処理および拡大処理が用いられてもよい。
距離変換としては、一例として、準ユークリッド距離を用いるラスタスキャン法を使用する距離変換が用いられてもよい。このような距離変換は、二値画像の領域境界からの距離を求める手法であり、そして、このような距離変換により求められた距離に対して再度二値化をかけることで縮小や拡大の処理が実現される。このような距離変換を用いると、例えば、シール剤部の方向(縦や横や斜め)によらず、ある程度同量の縮小や拡大を行うことができ、また、例えば、縮小量や拡大量によらず、処理速度を一定にすることができる。
本実施形態のように、シール剤部について縮小処理および拡大処理が行われると、縮小処理により消えずに残った幅を有する部分については拡大処理により元の幅などに拡大されるが、縮小処理により消えた部分(幅が所定の閾値以下である部分)については拡大処理によっても消えたままとなる。このため、本実施形態では、シール剤部にもともと途切れが存在する部分ばかりでなく、シール剤部に細りが存在して縮小処理で消えた部分についても、ステップS6の処理において、つながり判定部112は、シール剤部の途切れがあることを判定する。
ここで、縮小処理および拡大処理が行われる処理の手順としては、他の手順が用いられてもよい。
他の構成例として、図9に示されるフローチャートの処理の手順の代わりに、図2に示されるフローチャートの処理の手順において、さらに、ステップS4の処理とステップS5の処理の間に、縮小処理(図9に示されるステップS51と同様な処理)および拡大処理(図9に示されるステップS52と同様な処理)を行う構成が用いられてもよい。
以上のように、本実施形態に係る検査装置1では、画像に映るシール剤部に対して二点を設定し、第1の点(A点)が含まれる当該シール剤部に対応する領域に第2の点(B点)が含まれるか否かを判定する場合に、縮小処理および拡大処理を行うことで、当該シール剤部に途切れや細りが存在するか否かを判定する。
これにより、本実施形態に係る検査装置1では、画像処理を用いたシール剤の塗布状態の検査を効率良く行うことができ、シール剤の塗布状態の評価を効率良く行うことができる。本実施形態に係る検査装置1では、様々な形状のシール剤の途切れや細りの有無の検査を簡易に行うことができる。
具体例として、本実施形態に係る検査装置1では、シール剤部の幅を計測しなくても、シール剤部の途切れや細りの有無を判定することができ、シール剤部の幅に沿うようにエッジ検出を行うなどの処理が不要である。本実施形態に係る検査装置1では、少ない検査点(本実施形態における第1の点や第2の点など)の設定により、シール剤部の途切れや細りの有無を判定することができる。
なお、本実施形態では、シール剤部の途切れや細りが存在する場合に、途切れであるかまたは細りであるかは、より詳細な情報がないと不明であるため、途切れであるかまたは細りであるかを判定する場合には、例えば、第1実施形態と同様な処理などを行って判定する。
一構成例として、検査装置1において、画像の縮小処理を行う縮小部107と、画像の拡大処理を行う拡大部108と、を備え、前記つながり判定部112は、前記画像における前記シール剤の画像部分について前記縮小部107により縮小処理が行われた後に前記拡大部108により拡大処理が行われた画像について前記判定を行う。
なお、画像の縮小処理および拡大処理は、例えば、二値化された画像であって塗りつぶし処理が行われる前の画像に行われる構成が用いられるが、他の構成例として、二値化された画像であって塗りつぶし処理が行われた画像に行われる構成が用いられてもよい。
以上、この発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。
なお、以上に説明した装置(例えば、検査装置1など)における任意の構成部の機能を実現するためのプログラムを、コンピューター読み取り可能な記録媒体に記録し、そのプログラムをコンピューターシステムに読み込ませて実行するようにしてもよい。なお、ここでいう「コンピューターシステム」とは、OS(Operating System)や周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピューター読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM(Read Only Memory)、CD(Compact Disk)−ROM等の可搬媒体、コンピューターシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピューター読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムが送信された場合のサーバーやクライアントとなるコンピューターシステム内部の揮発性メモリー(RAM:Random Access Memory)のように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。
また、上記のプログラムは、このプログラムを記憶装置等に格納したコンピューターシステムから、伝送媒体を介して、あるいは、伝送媒体中の伝送波により他のコンピューターシステムに伝送されてもよい。ここで、プログラムを伝送する「伝送媒体」は、インターネット等のネットワーク(通信網)や電話回線等の通信回線(通信線)のように情報を伝送する機能を有する媒体のことをいう。
また、上記のプログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであってもよい。さらに、上記のプログラムは、前述した機能をコンピューターシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であってもよい。
1…検査装置、11…撮像部、12…画像処理部、13…操作部、14…表示部、15…記憶部、16…制御部、101…点設定部、102…二値化部、103…点再設定部、104…塗りつぶし部、105…途切れ判定部、106…シール剤部判定部、107…縮小部、108…拡大部、111…点再設定判定部、112…つながり判定部、301、351、501〜502、551〜552、601、601−1、601−2、701〜703…画像、311、361、511、581、611、611−1、611−2、711、712−1〜712−2、713−1〜713−2…シール剤部(前景領域)、321、322、421、431、561、571、651−1〜651−2、652−1〜652−2…点、401…シール剤部画素、402…背景画素、411…探索範囲、512、582…塗りつぶし領域

Claims (10)

  1. シール剤の画像部分を含む画像に第1の点および第2の点を設定する設定部と、
    前記設定部により設定された前記第1の点および前記第2の点についてつながりの有無を判定するつながり判定部と、
    を備える検査装置。
  2. 前記つながり判定部は、前記画像における前記シール剤の画像部分の領域であって前記第1の点が含まれる領域に前記第2の点が含まれる場合につながりがあると判定し、他の場合につながりがないと判定する、
    請求項1に記載の検査装置。
  3. 前記画像を二値化する二値化部を備え、
    前記設定部は、前記二値化部により二値化された画像において、前記第1の点の近傍の範囲に存在する前記シール剤の画像部分の点に前記第1の点を再設定し、前記第2の点の近傍の範囲に存在する前記シール剤の画像部分の点に前記第2の点を再設定し、
    前記つながり判定部は、前記設定部により再設定された前記第1の点および前記第2の点について前記判定を行う、
    請求項1または請求項2に記載の検査装置。
  4. 前記第1の点を再設定する点が存在しないことまたは前記第2の点を再設定する点が存在しないことを判定した場合につながりがないと判定する再設定判定部を備える、
    請求項3に記載の検査装置。
  5. 画像の縮小処理を行う縮小部と、
    画像の拡大処理を行う拡大部と、を備え、
    前記つながり判定部は、前記画像における前記シール剤の画像部分について前記縮小部により縮小処理が行われた後に前記拡大部により拡大処理が行われた画像について前記判定を行う、
    請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の検査装置。
  6. 画像の塗りつぶし処理を行う塗りつぶし部を備え、
    前記つながり判定部は、前記画像における前記シール剤の画像部分について前記塗りつぶし部により前記塗りつぶし処理が行われた画像について前記判定を行う、
    請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の検査装置。
  7. 前記設定部は、前記第1の点および前記第2の点の組み合わせを2通り以上設定する、
    請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の検査装置。
  8. ループ状の形状を有する前記シール剤の画像部分を2つの部分に分割するシール剤部分割部を備える、
    請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の検査装置。
  9. シール剤が塗布された検査対象物の画像を撮像して、前記シール剤の画像部分を含む画像を取得する撮像部を備える、
    請求項1から請求項8のいずれか1項に記載の検査装置。
  10. シール剤の画像部分を含む画像に第1の点および第2の点を設定し、
    前記設定された前記第1の点および前記第2の点についてつながりの有無を判定する、
    検査方法。
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