JP2015132176A - 翼及びタービン - Google Patents

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Abstract

【課題】振動を十分に抑制できる翼を提供する。【解決手段】翼は、内部空間を有する翼本体と、翼本体の内面に接触するように内部空間に配置される粘弾性部材と、翼本体の内面との間で粘弾性部材を挟むように内部空間に配置される支持部材と、を備える。【選択図】図4

Description

本発明は、翼及びタービンに関する。
タービンは、翼を備えている。タービンの翼は、ロータに設けられた動翼と、ロータの周囲に配置される静翼とを含む。翼が振動すると、疲労破壊につながる可能性がある。そのため、翼の振動を抑制することが望まれる。静翼の空洞に設けられた摺接部材と翼内面との摩擦により静翼の振動を抑制する技術が特許文献1に開示されている。振動減衰部材の摩擦プロセスで羽根の振動を抑制する技術が特許文献2に開示されている。
特開2008−133825号公報 特許第4523391号公報
翼の振動特性が安定しないと、翼の振動が十分に抑制されない可能性がある。例えば、複数の翼それぞれの振動特性が異なったり、翼の振動特性が継時的に変化したりすると、翼の振動が十分に抑制されない可能性がある。
本発明は、振動を十分に抑制できる翼を提供することを目的とする。また、本発明は、性能の低下が抑制されるタービンを提供することを目的とする。
本発明に係る翼は、内部空間を有する翼本体と、前記翼本体の内面に接触するように前記内部空間に配置される粘弾性部材と、前記翼本体の前記内面との間で前記粘弾性部材を挟むように前記内部空間に配置される支持部材と、を備える。
本発明によれば、粘弾性部材は、翼本体と支持部材との間に挟まれて翼本体の内面と十分に接触する。そのため、翼の振動特性は安定する。粘弾性部材と翼本体とは十分に接触しているため、振動により翼本体が変形するとその翼本体の変形に合わせて粘弾性部材も変形する。これにより、粘弾性部材の内部減衰が得られ、翼本体の振動(運動エネルギー)は粘弾性部材により熱(散逸エネルギー)に変換される。したがって、翼の振動が十分に抑制される。
本発明に係る翼において、支持部材の熱膨張係数は前記翼本体の熱膨張係数よりも大きくてもよい。
従って、温度が上昇すると支持部材は翼本体よりも大きく膨張する。これにより、支持部材は翼本体との間で粘弾性部材を強固に挟み付けることができる。
本発明に係る翼において、前記粘弾性部材は300度以上2000度以下の高温環境で物性が変化しない耐熱性を有してもよい。
従って、粘弾性部材が蒸気タービン又はガスタービンに使用されても、所期の振動減衰機能を維持することができる。
本発明に係る翼において、前記粘弾性部材は、繊維の積層体を含んでもよい。
従って、粘弾性部材が高温環境で使用されても、所期の振動減衰機能を維持することができる。
本発明に係る翼において、前記粘弾性部材は、前記翼本体の内面と接触する第1面と、前記第1面の反対方向を向く第2面と、を有し、前記支持部材は、前記粘弾性部材の前記第2面と接触する接触面と、内部に設けられた空洞部と、を有してもよい。
従って、支持部材は、接触面と粘弾性部材の第2面とを接触させた状態で、接触面と翼本体の内面との間で粘弾性部材を強固に挟むことができる。また、支持部材は空洞部を有するので、翼の軽量化が図られる。
本発明に係るタービンは、動翼を有するロータと、前記ロータの周囲に配置される静翼と、を備え、前記動翼及び前記静翼の少なくとも一方が上記の翼を含む。
本発明によれば、振動が抑制される翼を有するため、タービンの性能の低下が抑制される。
本発明に係る翼によれば、振動が十分に抑制される。また、本発明に係るタービンによれば、性能の低下が抑制される。
図1は、第1実施形態に係る蒸気タービンシステムの一例を示す概略構成図である。 図2は、第1実施形態に係る蒸気タービンを低圧最終段側から見た外観図である。 図3は、第1実施形態に係る静翼を背側から見た拡大図である。 図4は、第1実施形態に係る静翼の一例を示す断面図である。 図5は、第1実施形態に係る静翼を腹側部から見た図である。 図6は、第1実施形態に係る振動減衰部材の一例を示す断面図である。 図7は、第1実施形態に係る振動減衰部材の作用の一例を説明するための図である。 図8は、第1実施形態に係る静翼の製造方法の一例を説明するための図である。 図9は、第1実施形態に係る静翼の製造方法の一例を説明するための図である。 図10は、第1実施形態に係る静翼の製造方法の一例を説明するための図である。 図11は、第2実施形態に係る静翼の一例を示す断面図である。 図12は、第3実施形態に係る静翼の一例を示す断面図である。 図13は、第4実施形態に係る動翼の一例を示す平面図である。 図14は、第4実施形態に係る動翼の一例を示す側面図である。 図15は、第4実施形態に係る動翼の一例を示す斜視図である。 図16は、第5実施形態に係る動翼の一例を示す平面図である。 図17は、第5実施形態に係る振動減衰部材の一例を示す図である。
以下、本発明に係る実施形態について図面を参照しながら説明する。なお、この実施形態により本発明が限定されるものではない。また、以下で説明する実施形態における構成要素は、適宜組み合わせることができる。また、一部の構成要素を用いない場合もある。
<第1実施形態>
第1実施形態について説明する。図1は、本実施形態に係る蒸気タービンシステム1の一例を示す概略構成図である。蒸気タービンシステム1は、例えば原子力発電プラントで用いられる。蒸気タービンシステム1は、高圧の蒸気を発生する蒸気発生器2と、蒸気発生器2からの高圧の蒸気が直接供給される高圧蒸気タービン3と、蒸気発生器2及び高圧蒸気タービン3からの蒸気の湿分を分離して加熱する湿分分離加熱器4と、湿分分離加熱器4からの低圧の蒸気が供給される低圧蒸気タービン5とを備えている。本実施形態においては、蒸気タービンシステム1のうち、低圧蒸気タービン5について主に説明する。また、以下の説明において、低圧蒸気タービン5を適宜、蒸気タービン5、と称する。
蒸気タービン5は、車室(ケーシング)6と、車室6に設けられ、湿分分離加熱器4からの蒸気が供給される蒸気入口7と、車室6に設けられ、蒸気入口7からの蒸気が流れる蒸気通路8と、蒸気通路8に配置され、複数の動翼9を有するロータ11と、蒸気通路8に配置された複数の静翼10と、を備えている。ロータ11は、動翼9と接続されたロータ軸11Jを有する。静翼10は、車室6に固定される。静翼10の少なくとも一部は、ロータ11(ロータ軸11J)の周囲に配置される。ロータ軸11Jは、車室6の両端部に配置された軸受に回転可能に支持される。ロータ11は、軸(回転軸)AXを中心に回転する。
蒸気タービン5において、湿分分離加熱器4から蒸気入口7に供給された蒸気は、蒸気通路8を流れる。蒸気通路8において、動翼9と静翼10とは、軸AXと平行な方向Aに関して交互に配置されている。静翼10は、蒸気を効率良く動翼9に導く。動翼9は、蒸気のエネルギーに基づいて回転する。ロータ軸11Jは、動翼9から得た回転力を外部に出力する。
図2は、蒸気タービン5を低圧最終段14側から見た外観図である。図3は、静翼10を背側から見た拡大図である。図1、図2、及び図3に示すように、静翼10は、軸AXに対する放射方向Rに関して内側の端部10Aと、外側の端部10Bとを有する。端部10Aは、溶接によりシュラウド12と固定される。端部10Bは、溶接により翼根リング13と固定される。
一対の動翼9及び静翼10は、1つの段14を構成する。蒸気タービン5は、複数の段14を有する。複数の段14は、蒸気通路8を上流側から下流側に向かって、放射方向Rに関する動翼9及び静翼10の寸法が大きくなるように配置される。蒸気通路8の最も下流側にある段14は、低圧最終段14と呼ばれる。放射方向Rに関する低圧最終段14の静翼10の寸法は、上流側の段14の静翼10の寸法よりも大きい。
図2及び図3に示すように、低圧最終段14において、静翼10は、軸AX(ロータ軸11J)の周方向Pに所定の間隔で複数配置される。周方向Pに配置される複数の静翼10は、翼群15と呼ばれる。
次に、本実施形態に係る静翼10について説明する。図4は、本実施形態に係る静翼10の一例を示す断面図である。図5は、本実施形態に係る静翼10を腹側部23から見た図である。図4は、図5のA−A線断面図に相当する。
図4及び図5に示すように、静翼10は、内部空間(空洞部)25を有する翼本体20と、内部空間25を規定する翼本体20の内面20Uに接触するように内部空間25に配置される粘弾性部材30と、翼本体20の内面20Uとの間で粘弾性部材30を挟むように内部空間25に配置される支持部材40とを備えている。
翼本体20は、例えばニッケル基合金又はチタンのような金属製である。翼本体20は、外部空間に面する外面20Sと、外面20Sの反対方向を向き、内部空間25に面する内面20Uとを有する。翼本体20は、腹側部材28と、少なくとも一部が腹側部材28と接続される背側部材29とを有する。腹側部材28の一部と背側部材29の一部とが溶接部C1により接続される。腹側部材28の一部と背側部材29の一部とが溶接部C2により接続される。外面20Sは、腹側部材28及び背側部材29のそれぞれに配置される。内部空間25は、腹側部材28と背側部材29との間に設けられる。内面20Uは、腹側部材28及び背側部材29のそれぞれに配置される。
翼本体20は、溶接部C1を含む前縁部21と、溶接部C2を含む後縁部22と、腹側部材28に設けられる腹側部23と、背側部材29に設けられる背側部24とを含む。
腹側部材28及び背側部材29のそれぞれは、湾曲した金属製の板状部材である。腹側部材28の外面20Sは窪むように湾曲する。背側部材29の外面20Sは突出するように湾曲する。
図5に示すように、腹側部材28と背側部材29は、翼長方向Sに長い。本実施形態において、翼長方向Sとは、図4に示すような静翼10の断面と垂直な方向であり、静翼10の平均反り線(骨格線)Cと直交する方向である。本実施形態において、翼長方向Sと放射方向Rとはほぼ同一である。
静翼10は、腹部23に形成された前縁側スリット26A及び後縁側スリット26Bを有する。前縁側スリット26A及び後縁側スリット26Bのそれぞれは、翼長方向Sに複数設けられる。前縁側スリット26A及び後縁側スリット26Bは、内部空間25(空洞部41)と外部空間とを結ぶように形成される。腹側部材28の外面20Sに付着している水は、蒸気圧力を受けて外面20Sを移動し、前縁側スリット26Aから空洞部41に流入する。
空洞部41に流入した水は、シュラウド12に向かって流れる。図3に示すように、シュラウド12には、空洞部41と連通する開口16が形成されている。矢印Eで示すように、空洞部41の水は、開口16から排出される。
粘弾性部材30は、粘性と弾性との両方を合わせた性質(物性)を有する。粘弾性部材30は、翼本体20及び支持部材40よりも、大きな構造減衰を有する。また、粘弾性部材30の剛性は、翼本体20の剛性及び支持部材40の剛性よりも低い。本実施形態において、粘弾性部材30は、耐熱性を有する。粘弾性部材30の物性は、例えば300度以上2000度以下の高温環境でも減衰効果を保持する。
本実施形態において、粘弾性部材30は、繊維の積層体を含む。繊維の積層体は、繊維の織物体を含んでもよいし、繊維の編物体を含んでもよい。繊維はニッケルのような金属繊維でもよいし、炭素繊維でもよい。繊維の集合体の粘弾性部材30は、十分な粘性及び弾性を有する。
粘弾性部材30は、内部空間25に配置され、翼本体20と接触する。粘弾性部材30は、翼本体20の内面20Uのほぼ全域と接触する。粘弾性部材30は、翼本体20の内面20Uと接触する外面30Sと、外面30Sの反対方向を向く内面30Uとを有する。
支持部材40は、翼本体20の熱膨張係数(線膨張係数)よりも大きい熱膨張係数を有する金属製である。したがって、翼本体20と支持部材40とが同一の環境に配置された状態でその環境の温度が上昇すると、支持部材40の膨張量は翼本体20の膨張量よりも大きい。
支持部材40は、内部空間25に配置され、翼本体20との間で粘弾性部材30を挟み込む。支持部材40は、粘弾性部材30の内面30Uのほぼ全域と接触する。支持部材40は、粘弾性部材30の内面30Uと接触する外面40Sと、外面40Sの反対方向を向く内面40Uとを有する。支持部材40は、内部に空洞部41を有する。支持部材40の内面40Uによって空洞部41が規定される。
支持部材40は、筒状の部材である。粘弾性部材30は、支持部材40に支持される。粘弾性部材30は、支持部材40の外面40Uを覆うように配置される。本実施形態においては、内部空間25に支持部材40が2つ配置される。粘弾性部材30は、2つの支持部材40のそれぞれに支持される。以下の説明において、支持部材40及び支持部材40に支持された粘弾性部材30を合わせて適宜、振動減衰部材50、と称する。本実施形態においては、内部空間25に振動減衰部材50が2つ配置される。
図6は、本実施形態に係る翼本体20、粘弾性部材30、及び支持部材40の一部を示す断面図である。図6に示すように、粘弾性部材30が翼本体20と支持部材40との間に挟まれて固定される。翼本体20の内面20Uと粘弾性部材30の外面30Sとが十分に接触する。粘弾性部材30の内面30Uと支持部材40の外面40Sとが十分に接触する。
図7は、粘弾性部材30の動作の一例を示す図である。例えば翼本体20が振動すると、図7に示すように、翼本体20が変形したり、翼本体20と支持部材40との相対位置が変化したりする。本実施形態において、粘弾性部材30は、翼本体20と支持部材40との間に挟まれて、翼本体20の内面20Uと十分に接触する。そのため、振動により翼本体20が変形したり、支持部材40に対して翼本体20が変位したりすると、その翼本体20の変形又は変位に合わせて粘弾性部材30も変形する。図7に示す例では、粘弾性部材30は、専らせん断変形する。粘弾性部材30の剛性は、翼本体20の剛性及び支持部材40の剛性よりも低く、翼本体20の変形又は変位に十分に追従することができる。
翼本体20の変形又は変位に合わせて粘弾性部材30が変形(せん断変形)することにより、粘弾性部材30の内部減衰が得られ、翼本体20の振動(運動エネルギー)が粘弾性部材30により熱(散逸エネルギー)に変換される。これにより、静翼10の振動が十分に抑制される。例えば、翼本体20の共振及び自励振動が粘弾性部材30及び支持部材40を含む振動減衰部材50によって抑制される。
次に、本実施形態に係る静翼10の製造方法の一例について説明する。図8、図9、及び図10のそれぞれは、本実施形態に係る静翼10の製造方法の一例を説明するための模式図である。
図8に示すように、翼本体20が用意されるとともに、振動減衰部材50が用意される。本実施形態において、振動減衰部材50は、2つ用意される。翼本体20は、内部空間25を有する。振動減衰部材50の支持部材40は、筒状の部材である。粘弾性部材30は、支持部材40の外面40Sを覆うように配置される。
図9に示すように、振動減衰部材50が翼本体20の内部空間25に配置される。振動減衰部材50を内部空間25に配置する作業は、常温環境で行われる。常温環境において翼本体20の内部空間25に振動減衰部材50が配置された状態で、翼本体20の内面20Uと振動減衰部材50の外面(粘弾性部材30の外面30S)との間に間隙が形成される。
すなわち、本実施形態においては、常温環境において、振動減衰部材50の外形が翼本体20の内部空間25よりも僅かに小さくなるように、振動減衰部材50が製造される。これにより、振動減衰部材50を内部空間25に挿入する作業を円滑に行うことができる。
図10は、静翼10が高温環境で作動している状態の一例を示す。静翼10が常温環境から高温環境に配置されることにより、金属製の翼本体20及び支持部材40のそれぞれは膨張する。本実施形態において、支持部材40の熱膨張係数は、翼本体20の熱膨張係数よりも大きい。したがって、翼本体20及び支持部材40が常温環境から高温環境に配置されたとき、支持部材40の膨張量は翼本体20の膨張量よりも大きい。翼本体20の内部空間25に配置されている支持部材40が、翼本体20よりも大きく膨張することにより、翼本体20の内面20Uと支持部材40の外面40Sとの距離が短くなる。これにより、内面20Uと外面40Sとの間に配置されている粘弾性部材30は、翼本体20と支持部材40との間において圧迫される。したがって、翼本体20の内面20Uと粘弾性部材30の外面30Sとが十分に密着する。また、粘弾性部材30の内面30Uと支持部材40の外面40Sとが十分に密着する。
例えば静翼10のメンテナンスにおいて、振動減衰部材50を翼本体20から取り外すとき、静翼10が常温環境に配置される。これにより、支持部材40が収縮し、図9を参照して説明したように、振動減衰部材50の外面(粘弾性部材30の外面30S)と翼本体20の内面20Uとの間に間隙が形成される。したがって、振動減衰部材50を内部空間25から取り出す作業を円滑に行うことができる。
以上説明したように、本実施形態によれば、翼本体20と支持部材40との間に挟まれた粘弾性部材30によって、静翼10の振動を抑制することができる。したがって、静翼10の性能の低下及び蒸気タービン5の性能の低下が抑制され、発電プラントの安定的な稼働を図ることができる。
また、本実施形態において、粘弾性部材30は、翼本体20と支持部材40との間に挟まれて翼本体20の内面20Sと十分に接触する。そのため、静翼10が高温環境で作動しているときの静翼10の振動特性は安定する。したがって、静翼10にどのような振動が生じるかを予測(振動予測)することが容易となり、振動抑制のための適切な措置を講ずることができる。
例えば、翼と金属製の振動減衰部材との摩擦を利用して翼の振動を抑制しようとする場合、例えば振動減衰部材の寸法公差などに起因して翼と振動減衰部材との接触状態が変化してしまう可能性がある。また、振動減衰部材の接触面の摩耗によっても接触状態が変化してしまう可能性がある。翼と振動減衰部材との接触状態の変化は、接触面積の変化、及び接触力の変化を含む。接触状態が変化すると、翼の振動特性が変化してしまう。翼の振動特性が安定しないと、振動予測が困難となり、その結果、振動を十分に低減できなくなる可能性がある。
また、翼と金属製の振動減衰部材とが長時間摩擦し続けると、翼と振動減衰部材との接触面の継時的な劣化をもたらし、その結果、翼と振動減衰部材との接触状態が変化する。また、翼と金属製の振動減衰部材とが長時間摩擦し続けると、金属粉が発生したり、翼と振動減衰部材とが凝着したりする可能性もある。
本実施形態によれば、翼本体20と支持部材40との間に挟まれた粘弾性部材30によって振動が抑制される。粘弾性部材30は、翼本体20との間において摩擦をほぼ発生させず、翼本体20と粘弾性部材30との接触状態(接触面積及び接触力)は長期間維持される。したがって、振動減衰部材50の継時的劣化が抑制され、減衰効果を長期間維持することができる。
また、本実施形態によれば、支持部材40の熱膨張係数は翼本体20の熱膨張係数よりも大きい。したがって、常温環境において、振動減衰部材50を内部空間25に挿入する作業、及び振動減衰部材50を内部空間25から取り出す作業を円滑に行うことができ、メンテナンス性を向上することができる。また、高温環境においては支持部材40の熱変形(熱膨張)により、翼本体20と粘弾性部材30とを十分に密着させることができる。したがって、高温環境において翼本体20が振動により変形したり変位したりしても、粘弾性部材30は、翼本体20の変形又は変位に十分に追従して振動を低減することができる。
また、メンテナンス性が向上するため、使用により粘弾性部材30が劣化した場合でも、新たな粘弾性部材30(振動減衰部材50)と円滑に交換することができる。
また、振動減衰部材50が容易に交換可能であるため、目的に応じた振動減衰部材50を翼本体20に簡単に取り付けることができる。例えば、第1の振動(第1の振動数又は第1の振動モード)を抑制するのに適した減衰特性を有する第1の振動減衰部材50が翼本体20に取り付けられている状態において、第2の振動(第2の振動数又は第2の振動モード)を抑制するのに適した減衰特性を有する第2の振動減衰部材50を翼本体20に取り付けたい場合、第1の振動減衰部材50と第2の振動減衰部材50とを簡単に交換することができる。第1の振動減衰部材50と第2の振動減衰部材50とで、粘弾性部材30の厚みが異なってもよいし、粘弾性部材30の種類(物性)が異なってもよい。このように、減衰したい振動に応じて、振動減衰部材50を容易に交換することができる。
また、本実施形態において、支持部材40は、粘弾性部材30の内面30Uのほぼ全域と接触する外面40Sを有する。これにより、支持部材40は、外面40Sと翼本体20の内面20Uとの間で粘弾性部材30を強固に挟むことができる。
また、本実施形態において、支持部材40は、内部に空洞部41を有するフレーム状の部材(フレーム部材)である。これにより、静翼10(振動減衰部材50)の軽量化が図られる。
<第2実施形態>
第2実施形態について説明する。以下の説明において、上述の実施形態と同一又は同等の構成部分については同一の符号を付し、その説明を簡略又は省略する。
図11は、本実施形態に係る静翼10Bの一例を示す図である。図11に示すように、静翼10Bは、翼本体20と、翼本体20の内部空間25に配置された振動減衰部材50Bとを有する。振動減衰部材50Bは、翼本体20の内面20Uに接触するように配置される粘弾性部材30Bと、翼本体20との間で粘弾性部材30Bを挟み込む支持部材40Bとを有する。
本実施形態において、内部空間25に振動減衰部材50Bが1つ配置される。粘弾性部材30Bは、翼本体20の内面20Uのほぼ全域と接触する。また、本実施形態において、支持部材40Bの少なくとも一部が溶接部C3を介して翼本体20に固定される。本実施形態においても、振動減衰部材50Bを使って振動を低減することができる。
なお、上述の各実施形態において、内部空間25に配置される振動減衰部材(50など)は、1つでもよいし、2つでもよいし、3つ以上の任意の複数でもよい。以下の実施形態においても同様である。
なお、上述の各実施形態において、支持部材(40など)が溶接部C3を介して翼本体20に固定されてもよいし、溶接部C3が無くてもよい。以下の実施形態においても同様である。
<第3実施形態>
第3実施形態について説明する。以下の説明において、上述の実施形態と同一又は同等の構成部分については同一の符号を付し、その説明を簡略又は省略する。
図12は、本実施形態に係る静翼10Cの一例を示す図である。図12に示すように、静翼10Cは、翼本体20と、翼本体20の内部空間25の一部に配置された振動減衰部材50Cとを有する。振動減衰部材50Cは、翼本体20の内面20Uの一部に接触するように配置される粘弾性部材30Cと、翼本体20との間で粘弾性部材30Cを挟み込む支持部材40Cとを有する。
本実施形態においては、翼本体20の特定の振動モードに対して最適な減衰効果が得られるように、内部空間25の一部に振動減衰部材50Cが配置される。例えば、翼本体20の振動試験(加振試験)を行い、翼本体20の振動モード及び固有振動数を含む振動特性を求める。振動試験の結果に基づいて、静翼10Cが所期の振動特性を得られるように(振動減衰部材50Cが所期の減衰効果を発揮するように)、振動減衰部材50Cの設計及び設置位置が決定される。その決定された振動減衰部材50Cが翼本体20の所定位置に設置される。振動減衰部材50Cが翼本体20に取り付けられることにより、静翼10Cは所期の振動特性を得ることができる。
本実施形態によれば、減衰したい振動モードに基づいて、必要最小限の大きさを有する振動減衰部材50Cを適切な位置に配置することにより、静翼10Cの軽量化を図りつつ、振動を低減することができる。
なお、本実施形態においても、低減したい振動に応じて、粘弾性部材30Cの厚みが調整されたり、及び粘弾性部材30Cの種類(物性)が選択されたりしてもよい。
なお、上述の各実施形態においては、振動減衰部材(50など)が蒸気タービン5の静翼10に適用されることとした。蒸気タービン5の動翼9に振動減衰部材(50など)が適用されてもよい。
<第4実施形態>
第4実施形態について説明する。以下の説明において、上述の実施形態と同一又は同等の構成部分については同一の符号を付し、その説明を簡略又は省略する。
本実施形態においては、振動減衰部材50Dが、ガスタービンの動翼に適用される例について説明する。図13は、本実施形態に係るガスタービンの動翼100の一例を示す平面図である。図14は、本実施形態に係るガスタービンの動翼100の一例を示す側面図である。図15は、本実施形態に係るガスタービンの動翼100の一例を模式的に示す斜視図である。なお、図中における矢印Fは、作動流体である燃焼ガスの流動方向を示す。
ガスタービンは、圧縮機、燃焼器、及びタービンにより構成され、圧縮機で圧縮された圧縮空気が燃焼器で燃料とともに燃焼され、燃焼ガスがタービンに導入されてタービンが駆動される。タービンの動力により圧縮機を作動させ、発電機で発電される。
ガスタービンの動翼100は、タービンのロータ軸に軸方向に多段に設けられる。動翼100は、燃焼ガスが接触する翼本体101と、ロータ軸に保持される翼根102とを有する。また、動翼100は、翼本体101を支持するプラットホーム104と、プラットホーム104と翼根102とを連結するシャンク103とを有する。翼本体101は、Cr、Co等を含む柱状晶Ni基耐熱合金で形成される。
翼本体101は、内部空間25Dを有する。振動減衰部材50Dは、内部空間25Dに配置される。振動減衰部材50Dは、翼本体101の内面に接触するように内部空間25Dに配置される粘弾性部材30Dと、翼本体101の内面との間で粘弾性部材30Dを挟むように内部空間25Dに配置される支持部材40Dとを備えている。
本実施形態において、振動減衰部材50Dは、内部空間25Dに3つ配置される。なお、振動減衰部材50Dは、内部空間25Dに2つ配置されてもよいし、1つ配置されてもよいし、4つ以上の任意の数だけ配置されてもよい。
粘弾性部材30Dは、翼本体101の内面のほぼ全域と接触する。粘弾性部材30Dは、繊維の積層体を含む。支持部材40Dは、翼本体101の熱膨張係数(線膨張係数)よりも大きい熱膨張係数を有する金属製である。
図15に示すように、振動減衰部材50Dの支持部材40Dは、筒状の部材である。粘弾性部材30Dは、支持部材40Dの外面を覆うように配置される。振動減衰部材50Dを内部空間25Dに配置する作業は、常温環境で行われる。常温環境において翼本体101の内部空間25Dに振動減衰部材50Dが配置された状態で、翼本体101の内面と振動減衰部材50Dの外面(粘弾性部材30Dの外面)との間に間隙が形成される。
動翼100が常温環境から高温環境に配置されることにより、金属製の翼本体101及び支持部材40Dのそれぞれは膨張する。支持部材40Dの熱膨張係数は、翼本体101の熱膨張係数よりも大きい。したがって、翼本体101及び支持部材40Dが常温環境から高温環境に配置されたとき、支持部材40Dの膨張量は翼本体101の膨張量よりも大きい。翼本体101の内部空間25Dに配置されている支持部材40Dが、翼本体101よりも大きく膨張することにより、翼本体101の内面と支持部材40Dの外面との距離が短くなる。これにより、翼本体101の内面と支持部材40Dの外面との間に配置されている粘弾性部材30Dは、翼本体101と支持部材40Dとの間において圧迫される。したがって、翼本体101の内面と粘弾性部材30Dの外面とが十分に密着する。また、粘弾性部材30Dの内面と支持部材40Dの外面とが十分に密着する。
例えば動翼100のメンテナンスにおいて、振動減衰部材50Dを翼本体101から取り外すとき、動翼101が常温環境に配置される。これにより、支持部材40Dが収縮し、振動減衰部材50Dの外面(粘弾性部材30Dの外面)と翼本体101の内面との間に間隙が形成される。したがって、振動減衰部材50Dを内部空間25Dから取り出す作業を円滑に行うことができる。
以上説明したように、本実施形態によれば、翼本体101と支持部材40Dとの間に挟まれた粘弾性部材30Dによって、動翼100の振動を抑制することができる。したがって、動翼100の性能の低下及びガスタービンの性能の低下が抑制される。
なお、本実施形態において、振動減衰部材50Dは、内部空間25Dの一部に設けられてもよい。例えば、翼本体101の振動試験を行って翼本体101の振動特性を取得した後、動翼100が所期の振動特性を得られるように(振動減衰部材50Dが所期の減衰効果を発揮するように)、振動減衰部材50Dの設計及び設置位置が決定されてもよい。その決定された振動減衰部材50Dが翼本体101の所定位置に設置されてもよい。これにより、動翼100は所期の振動特性を得ることができる。
<第5実施形態>
第5実施形態について説明する。以下の説明において、上述の実施形態と同一又は同等の構成部分については同一の符号を付し、その説明を簡略又は省略する。
図16は、本実施形態に係るガスタービンの動翼100Eの一例を示す平面図である。動翼100Eは、燃焼ガスが接触する翼本体101Eと、ロータ軸に保持される翼根102Eとを有する。翼本体101Eは、Cr、Co等を含む柱状晶Ni基耐熱合金で形成される。
翼本体101Eは、内部空間(孔)109を有する。孔109に冷却媒体(冷却空気)が流れる。孔109は、翼本体101Eの内部に複数設けられる。孔109は、翼根102Eからシャンクを通り、さらにプラットホームを通って翼本体101Eまで貫通する。
図17は、本実施形態に係る振動減衰部材50Eの一例を示す図である。振動減衰部材50Eは、孔109の内面に接触するように孔109に配置される粘弾性部材30Eと、孔109の内面との間で粘弾性部材30Eを挟むように孔109に配置される支持部材40Eとを有する。孔109の内面は、孔109を規定する。
本実施形態において、振動減衰部材50Eは、筒状の部材である。粘弾性部材30Eは、孔109の内面に接触する外面を有する筒状の部材である。支持部材40Eは、粘弾性部材30Eの内面に接触する筒状の部材である。
支持部材40Eの熱膨張係数は、翼本体101Eの熱膨張係数よりも大きい。これにより、常温環境において、振動減衰部材50Eの外面(粘弾性部材30Eの外面)と孔109の内面との間に間隙が形成される。したがって、常温環境において、孔109に振動減衰部材50Eを挿入する作業、及び孔109から振動減衰部材50Eを取り出す作業を円滑に行ことができる。また、動翼100Eの作動時において動翼100Eが高温環境に配置されることにより、粘弾性部材30Eが孔109の内面と支持部材40Eとに挟まれて、孔109の内面と粘弾性部材30Eの外面とが密着する。また、粘弾性部材30Eは、300度以上2000度以下のような高温環境で物性が変化しない耐熱性を有する。
支持部材40Eは、内部に孔(空洞部)41Eを有する。本実施形態において、冷却媒体は、孔41Eを通る。
以上説明したように、本実施形態によれば、翼本体101Eと支持部材40Eとの間に挟まれた粘弾性部材30Eによって、動翼100Eの振動を抑制することができる。したがって、動翼100Eの性能の低下及びガスタービンの性能の低下が抑制される。
なお、本実施形態において、振動減衰部材50Eは、孔109の一部に設けられてもよい。例えば、翼本体101Eの振動試験を行って翼本体101Eの振動特性を取得した後、動翼100Eが所期の振動特性を得られるように(振動減衰部材50Eが所期の減衰効果を発揮するように)、振動減衰部材50Eの設計及び設置位置が決定されてもよい。その決定された振動減衰部材50Eが翼本体101Eの所定位置に設置されてもよい。これにより、動翼100Eは所期の振動特性を得ることができる。
なお、上述の実施形態において、振動減衰部材が、ガスタービンの静翼に適用されてもよい。
1 蒸気タービンシステム
2 蒸気発生器
3 高圧蒸気タービン
4 湿分分離加熱器
5 低圧蒸気タービン
6 車室
7 蒸気入口
8 蒸気通路
9 動翼
10 静翼
10A 端部
10B 端部
11 ロータ
11J ロータ軸
12 シュラウド
13 翼根リング
14 段
16 開口
20 翼本体
20S 外面
20U 内面
21 前縁部
22 後縁部
23 腹側部
25 内部空間
26A 前縁側スリット
26B 後縁側スリット
28 腹側部材
29 背側部材
30 粘弾性部材
30S 外面
30U 内面
40 支持部材
40S 外面
40U 内面
41 空洞部
50 振動減衰部材
100 動翼
101 翼本体
109 孔
AX 軸(回転軸)
C1 溶接部
C2 溶接部

Claims (6)

  1. 内部空間を有する翼本体と、
    前記翼本体の内面に接触するように前記内部空間に配置される粘弾性部材と、
    前記翼本体の前記内面との間で前記粘弾性部材を挟むように前記内部空間に配置される支持部材と、
    を備える翼。
  2. 支持部材の熱膨張係数は前記翼本体の熱膨張係数よりも大きい請求項1に記載の翼。
  3. 前記粘弾性部材は300度以上2000度以下の高温環境で物性が変化しない耐熱性を有する請求項1又は請求項2に記載の翼。
  4. 前記粘弾性部材は、繊維の積層体を含む請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の翼。
  5. 前記粘弾性部材は、前記翼本体の内面と接触する第1面と、前記第1面の反対方向を向く第2面と、を有し、
    前記支持部材は、前記粘弾性部材の前記第2面と接触する接触面と、内部に設けられた空洞部と、を有する請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の翼。
  6. 動翼を有するロータと、
    前記ロータの周囲に配置される静翼と、を備え、
    前記動翼及び前記静翼の少なくとも一方が請求項1から請求項5のいずれか一項の翼を含むタービン。
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