JP2015131271A5

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Info

Publication number: JP2015131271A5
Application number: JP2014003938A
Authority: JP
Filing date: 2014-01-14
Publication date: 2016-07-28
Anticipated expiration: 2034-01-14

Claims

油脂含有排水に嫌気性処理を施して嫌気性処理水を排出する嫌気性処理工程と、
前記嫌気性処理水に好気性処理を施す好気性処理工程と、
前記好気性処理工程において発生した汚泥を、前記油脂含有排水へ供給する汚泥返送工程と、を備えた油脂含有排水の処理方法において、
前記嫌気性処理工程は、酸素の無い嫌気性環境下または酸素が微量である微好気性環境下における嫌気性菌、通性嫌気性菌、微好気性菌および好気性菌からなる群から選ばれる少なくとも１つを、油脂含有排水に含まれる油脂分に作用させることを特徴とする油脂含有排水の処理方法。
前記油脂含有排水を濃縮処理し濃縮物（フロス）と分離水とを得ると共に、該濃縮物を該嫌気性処理工程に供給する濃縮工程を備え、
前記汚泥返送工程により、前記汚泥を、前記油脂含有排水に供給することを特徴とする請求項１に記載の油脂含有排水の処理方法。
前記嫌気性処理工程は、
前記油脂含有排水の嫌気性菌、通性嫌気性菌、微好気性菌および好気性菌からなる群から選ばれる少なくとも１つを作用させる時間の下限を２０時間とし、この時間の上限を１５日とすることを特徴とする請求項１又は２に記載の油脂含有排水の処理方法。
前記嫌気性処理工程は、
前記油脂含有排水の酸化還元電位が＋５０ｍＶ以下、又は−５０〜−２５０ｍＶとすることを特徴とする請求項１〜３いずれかに記載の油脂含有排水の処理方法。
前記好気性処理工程で、処理中に処理液の表面から発生した泡を除去するための、消泡剤添加手段と、泡を付着させる泡付着手段(構造物)と、のいずれかによる泡除去手段を備えたことを特徴とする請求項１〜４いずれかに記載の油脂含有排水の処理方法。
油脂含有排水を、嫌気性菌、通性嫌気性菌、微好気性菌および好気性菌からなる群から選ばれる少なくとも１つを該油脂含有排水に作用させるための時間、ｐＨ、温度、酸化還元電位の条件を調整した準嫌気性処理により、嫌気性処理水を得る嫌気槽と、
前記嫌気性処理水を好気性処理し、好気処理水及び汚泥を得る好気槽と、
前記好気槽からの汚泥を、前記油脂含有排水へ供給する汚泥返送手段と、
を有することを特徴とする油脂含有排水の処理装置。
前記時間が下限を２０時間、上限を１５日とし、前記ｐＨが７．２以上、１１．０以下、前記温度が２０℃以上、５８℃以下、前記酸化還元電位が＋５０ｍＶ以下、又は−５０〜−２５０ｍＶであることを特徴とする請求項６に記載の油脂含有排水の処理装置。
油脂含有排水を浮上分離処理により濃縮して濃縮物(フロス)を得る濃縮分離手段と、
前記濃縮物(フロス)を嫌気性処理し、嫌気性処理水を得る嫌気槽と、
前記嫌気性処理水を好気性処理し、好気処理水及び汚泥を得る好気槽と、
前記好気処理水を活性汚泥処理し活性汚泥処理水を得る活性汚泥槽と、
前記活性汚泥処理水を沈殿処理し汚泥及び処理水を得る沈殿槽と、
前記好気槽及び前記沈殿槽の少なくともいずれかからの汚泥を、前記油脂含有排水へ供給する汚泥返送手段と、
を有することを特徴とする油脂含有排水の処理装置。
前記油脂含有排水を受け入れて貯留し、前記好気槽及び前記沈殿槽の少なくともいずれかからの汚泥と、凝集ポリマと、ＰＡＣの少なくともいずれかと、が供給され、これらが貯留された油脂含有排水を前記加圧浮上槽へ供給する調整槽を有することを特徴とする請求項８に記載の油脂含有排水の処理装置。
前記加圧浮上槽からの濃縮物(フロス)又は前記調整槽からの油脂含有排水と、前記好気槽からの返送汚泥と、が供給され、これらを撹拌し、分散処理水を得ると共に、該分散処理水を前記嫌気槽に供給する分散槽、
を有することを特徴とする請求項８又は９に記載の油脂含有排水の処理装置。