JP2015131087A - 超音波プローブ - Google Patents
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Abstract
Description
[構成]
図1は、第1の実施形態の超音波プローブを模式的に表す斜視図である。図2は、この実施形態の超音波プローブを模式的に表す側面図である。
超音波プローブは、被検体へ超音波を送信し、被検体からの反射波を受信する。超音波プローブは、プローブヘッド1と、ケーブル2とを有する。
プローブヘッド1は、被検者の体腔内に挿入可能に構成される。プローブヘッド1の筐体は、体腔内に挿入可能な材料を用いて構成される。プローブヘッド1は、その筐体内に複数の超音波振動子3を有する。超音波振動子3は、超音波診断装置からの制御信号に基づいて振動することによって、超音波を発生する。発生した超音波は被検体へ送信される。超音波振動子3は、被検体からの反射波を受信し、受信した反射波に基づくエコー信号を超音波診断装置へ出力する。
被挟持部4は、プローブヘッド1の表面から突出するように設けられる。例えば、プローブヘッド1の表面は、プローブヘッド1の筐体の外表面である。以下、プローブヘッド1の表面とは、プローブヘッド1の筐体の外表面であるとする。被挟持部4は、プローブヘッド1の表面のうち、超音波が発せられる面A1とは異なる面から突出するように設けられる。例えば、超音波が発せられる面A1は、配列された超音波振動子3の近傍の面である。この実施形態の被挟持部4は、この面とは異なる面として、超音波が発せられる面とは反対側の面A2から突出するように設けられる。
ケーブル2は、プローブヘッド1と超音波診断装置とを電気的に接続する。例えば、ケーブル2は、プローブヘッド1の基端側に接続される。ケーブル2は、プローブヘッド1側の一部が体腔内に挿入される。超音波診断装置からの制御信号は、ケーブル2を介して超音波振動子3へ送られる。超音波振動子3からのエコー信号は、ケーブル2を介して超音波診断装置へ送られる。ケーブル2は、可撓性を有する。術中、ケーブル2は、プローブヘッド1の位置に追随して適宜屈曲する。
図4は、この実施形態の超音波プローブが体腔内Bで使用される様子(使用状態)を概略的に表す模式図である。被検者の体壁に配置されたトラカールTの中を通してプローブヘッド1及び鉗子5が体腔内Bへ挿入される。術者は、鉗子5を用いて、体腔内Bに挿入された超音波プローブを操作する。このとき、術者は、鉗子操作部5cを操作することによって、複数の被挟持面の対のいずれかを鉗子5によって挟持する。術者は、手術の状況に応じて、被挟持面の対を持ち替えることにより、超音波プローブの角度を操作することができる。また、術者は、挟持する被挟持部4を他の位置の被挟持部へ持ち替えることができる。それにより、術者は、体腔内Bのような限られた空間の中で、簡便に超音波プローブの位置の移動や角度の操作を行うことができる。なお、被挟持部4が超音波振動子3の配列と同じ方向に配列されることにより、被挟持部4を鉗子で挟持して行われる超音波プローブの角度変更と超音波の走査面SCの変更とが対応する。それにより、超音波プローブの操作性の向上をさらに図ることができる。
この実施形態の超音波プローブの効果について説明する。この実施形態の超音波プローブは、被検者の体腔内へ挿入可能なプローブヘッド1を有する超音波プローブであって、鉗子5により挟持可能な被挟持面の対を複数含む被挟持部4が、プローブヘッド1の表面から突出するように設けられる。なお、被挟持面の対は、4つ形成される。被挟持部4は、プローブヘッド1の表面の複数位置から突出するように設けられる。被挟持部4は、プローブヘッド1の表面のうち、超音波が発せられる面とは異なる面から突出するように設けられる。それにより、鉗子5による操作性の向上を図ることができる超音波プローブを提供することができる。
図5は、第1の実施形態の変形例1に係る超音波プローブを模式的に表す斜視図である。図6は、この変形例に係る超音波プローブを模式的に表す側面図である。この変形例の超音波プローブは、被挟持部4が設けられる位置が第1の実施形態と異なる。以下、第1の実施形態と異なる事項ついて主に説明する。
図7は、第1の実施形態の変形例2に係る超音波プローブを基端側(ケーブル2側)から見た様子を表す投影図である。図8及び図9は、この変形例に係る超音波プローブを模式的に表す側面図である。この変形例の超音波プローブは、プローブヘッド1の筐体の形状と被挟持部4が設けられる位置が第1の実施形態と異なる。以下、第1の実施形態と異なる事項について主に説明する。
[構成]
図10は、第2の実施形態の超音波プローブを模式的に表す斜視図である。図11は、この実施形態の超音波プローブを模式的に表す側面図である。この実施形態の超音波プローブは、被挟持部4の形状が第1の実施形態と異なる。以下、第1の実施形態と異なる事項について主に説明する。
この実施形態の超音波プローブの効果について説明する。この実施形態の超音波プローブの被挟持部4には、基端側よりも先端側の幅を広くする段差部41が形成される。それにより、鉗子5が、被挟持部4から滑り抜けることを防止するとともに、鉗子5による操作性の向上を図ることができる超音波プローブを提供することができる。
図12は、第2の実施形態の変形例1に係る超音波プローブを模式的に表す斜視図である。図13は、この変形例に係る超音波プローブを模式的に表す側面図である。この変形例の超音波プローブは、被挟持部4の位置が第2の実施形態と異なる。以下、第2の実施形態と異なる事項について主に説明する。
図14は、第2の実施形態の変形例2に係る超音波プローブを模式的に表す斜視図である。図15は、この変形例に係る超音波プローブを模式的に表す側面図である。この変形例の超音波プローブは、被挟持部4の位置が第2の実施形態と異なる。以下、第2の実施形態と異なる事項について主に説明する。
[構成]
図16は、第3の実施形態に係る超音波プローブを模式的に表す斜視図である。図17は、この実施形態の超音波プローブを模式的に表す側面図である。この実施形態の超音波プローブは、被挟持部4の形状が第1の実施形態及び第2の実施形態と異なる。以下第1の実施形態及び第2の実施形態と異なる事項について主に説明する。
この実施形態の超音波プローブの効果について説明する。この実施形態の超音波プローブの被挟持部4は、角柱部42と、円柱部43とを含む。角柱部42は、被挟持面の対により角柱状に形成される。円柱部43は、円柱状に形成される。角柱部42及び円柱部43は、被挟持部4の突出方向に同軸に配列される。それにより、術者は、2つの鉗子5を用いて、それぞれ被挟持部4を挟持しながら超音波プローブを操作するとき、被挟持部4の一方又は双方の円柱部43を鉗子5で挟持しながら超音波プローブを回動させるように、超音波プローブの角度を操作することができる。したがって、簡便に角度を操作することができる超音波プローブを提供することができる。
2 ケーブル
3 超音波振動子
4 被挟持部
5 鉗子
5a、5b 挟持片
5c 鉗子操作部
41 段差部
42 角柱部
43 円柱部
Claims (8)
- 被検者の体腔内へ挿入可能なプローブヘッドを有する超音波プローブであって、
鉗子により挟持可能な被挟持面の対を複数含む被挟持部が、前記プローブヘッドの表面のうち、超音波が発せられる面とは反対側の面から突出するように設けられたことを特徴とする超音波プローブ。 - 前記被挟持面の対は、4つ形成されることを特徴とする請求項1に記載の超音波プローブ。
- 前記被挟持部は、
前記被挟持面の対により角柱状に形成された角柱部と、円柱状に形成された円柱部とを含み、
前記角柱部及び前記円柱部は、前記被挟持部の突出方向に同軸に配列される
ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の超音波プローブ。 - 前記被挟持部には、基端側よりも先端側の幅を広くする段差部が形成されることを特徴とする請求項1に記載の超音波プローブ。
- 前記被挟持部は、前記プローブヘッドの表面の複数位置から突出するように設けられることを特徴とする請求項1に記載の超音波プローブ。
- 前記被挟持部は、前記プローブヘッドの長手方向に配列した前記複数位置から突出するように設けられることを特徴とする請求項5に記載の超音波プローブ。
- 前記プローブヘッドが有する複数の超音波振動子は、前記長手方向に配列され、
前記複数位置は、前記超音波振動子が配列された方向と同じ方向に配列される、
ことを特徴とする請求項6に記載の超音波プローブ。 - 鉗子によって操作されることが可能な超音波プローブであって、
前記鉗子により挟持可能な被挟持部が、プローブヘッドの表面のうち、超音波が発せられる面とは異なる面の複数位置から突出するように設けられることを特徴とする超音波プローブ。
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