JP2015128864A - グラビアオフセット印刷用凹版およびこの作製方法 - Google Patents

グラビアオフセット印刷用凹版およびこの作製方法 Download PDF

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健太郎 窪田
Kentaro Kubota
健太郎 窪田
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Abstract

【課題】特に、微細な配線パターンと幅広な配線パターンが混在する印刷パターンを被印刷体に転写する際、欠陥の発生を抑え、安定的な印刷を可能とするグラビアオフセット印刷用凹版を提供する【解決手段】第一の凹部213aと第二の凹部213bとを備えるグラビアオフセット印刷用凹版214であって、第一の凹部213aの幅は、第二の凹部213bの幅より大きく、第一の凹部213aの深さは、第二の凹部213bの深さより大きい。【選択図】図2

Description

本発明は、グラビアオフセット印刷に用いられる凹版、およびこのグラビアオフセット印刷用凹版を作製する方法に関する。
近年、建材分野、パッケージ分野、出版分野、エレクトロニクス分野など生活系、電気系、情報系さまざまな分野における工業製品の製造方法として、グラビアオフセット印刷を用いるケースが増加している。グラビアオフセット印刷とは、印刷対象物の表面に各種インキ、樹脂、導電ペーストなどの各種の粘度の高い塗布材料を用いて、広範囲に高解像力、高寸法精度のある優れた画像を安定的に印刷するための技術である。
グラビアオフセット印刷用凹版を用いた一般的なグラビアオフセット印刷の工程を図1に示す。
グラビアオフセット印刷は、ガラス、樹脂、金属などで作製されたグラビアオフセット印刷用凹版104の凹部103内に、ドクター、スキージまたはスクレーパー102によってインキ101を充填する工程(図1の工程1)と、その凹部103内にインキ101が充填されたグラビアオフセット印刷用凹版104上に、表面をシリコーンなどの樹脂で形成された転写層106を備える転写体105を接触させながら回転させ、転写層106上にインキ皮膜107を転移させる工程(図1の工程2)と、転写体105を被印刷体108に圧着し、転写層106上に残るインキ皮膜107の印刷パターン109を被印刷体108に転写する工程(図1の工程3)を具備する転写印刷法である。このグラビアオフセット印刷は、被印刷体の表面に各種インキ、樹脂、導電ペーストなどの粘度の高い塗布材料を高解像、高寸法精度で、広範囲に印刷することが可能である。
グラビアオフセット印刷により、ICカードアンテナ(コイル状のパターン)や太陽電池バックシートの導配線、電磁波シールド、タッチパネル用の信号取出し配線等を、導電性インキ、導電性ペースト等を用いて、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、アクリル、ガラス等からなる基材上に広範囲の面積に高精細に印刷する場合、下記のような機能が要求される。
[1]広範囲に均一かつ安定した高精細な細線の印刷を可能にすること。
[2]被印刷体に印刷された細線が、断線、ショートしないこと。
[3]安定した膜厚の細線を印刷できること。
上記の機能を有するグラビアオフセット印刷を用いて細線のパターンを量産するために、グラビアオフセット印刷用凹版を適切に選択する必要がある。前記したとおり、グラビアオフセット印刷用凹版の材料はガラス、樹脂、金属が主であり、それぞれの材料の特性を考慮し、求められる特性に合致するグラビアオフセット印刷用凹版を使用する必要がある。
特開2003−266963号公報
しかしながら、ドクターなどによって圧力をかけながらインキを掻いて凹版の凹部内にインキを充填する工程において、凹部の幅が一定以上の長さになる場合、ドクターなどがたわんで凹部に入り込み、凹部内のインキを過剰に掻き出してしまう。この状態で印刷パターンを被印刷体に転写すると、印刷パターンに洲のようなインキがない部分が発生する。また、インキの過剰な掻き出しを防止するために凹部を深くした場合、特に微細な配線の印刷パターンで突起状の欠陥が発生する。
そこで、本発明は、グラビアオフセット印刷において、特に微細な配線パターンと幅広な配線パターンが混在する印刷パターンを被印刷体に転写する際、欠陥の発生を抑え、安定的な印刷を可能とするグラビアオフセット印刷用凹版を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するための手段として、本発明の一態様は、第一の凹部と第二の凹部とを備えるグラビアオフセット印刷用凹版であって、前記第一の凹部の幅は、前記第二の凹部の幅より大きく、前記第一の凹部の深さは、前記第二の凹部の深さより大きいことを特徴とするグラビアオフセット印刷用凹版である。
また、前記第一の凹部は、幅広な配線パターンを形成するための凹部であり、前記第二の凹部は、前記第一の凹部よりも微細な配線パターンを形成するための凹部であることを特徴とする。
また、前記第一の凹部の幅が500μm以上であり、前記第一の凹部の深さが15μm以上50μm以下であり、前記第二の凹部の幅が3μm以上100μm以下であり、前記第二の凹部の深さが3μm以上10μm以下であることを特徴とする。
本発明のグラビアオフセット印刷用凹版によれば、微細な配線パターンは版深を浅く、幅広な配線パターンは版深を深くすることで、微細な配線パターンと幅広な配線パターンの混在したパターンを、被印刷体に欠陥なく転写することができる。
グラビアオフセット用凹版を用いた一般的なグラビアオフセット印刷の工程を説明する図である。 本発明の一実施形態の係るグラビアオフセット印刷用凹版の断面図である。 本発明の一実施形態の係るグラビアオフセット印刷用凹版の作製手順(工程1から工程4)を説明する図である。 本発明の一実施形態の係るグラビアオフセット印刷用凹版の作製手順(工程5から工程8)を説明する図である。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態について説明する。なお、本発明の実施形態は、以下に記載する実施形態に限定されうるものではなく、当業者の知識に基づいて設計の変更などの変形を加えることも可能であり、そのような変形が加えられた実施形態も本発明の実施形態の範囲に含まれうるものである。
<グラビアオフセット印刷用凹版>
図1は、本発明のグラビアオフセット印刷用凹版の断面図である。本発明のグラビアオフセット印刷用凹版214は、幅広な配線パターンを形成するための第一の凹部213aと、微細な配線パターンを形成するための第二の凹部213bとを備える。また、第一の凹部213aの幅は、第二の凹部213bの幅より大きく、第一の凹部213aの深さは、第二の凹部213bの深さより大きい。
第一の凹部213aは、幅広な配線パターンを形成するための凹部であるため、第一の凹部213aの幅をL1、深さをD1とすると、L1は500μm以上であり、D1は15μm以上50μm以下であることが好ましい。L1が500μmより小さい場合、印刷パターンの内部に洲のようなインキがない部分が発生してしまう。一方、D1が15μmより小さい場合、印刷パターンの内部にインキがない部分が発生してしまい、D1が50μmより大きい場合、凹部の形成が困難となる。なお、L1の上限は凹部に充填されたインキが十分に転写され、所望の印刷パターンを形成することができれば特に限定されない。
一方、第二の凹部213bは、微細な配線パターンを形成するための凹部であるため、第二の凹部213bの幅をL2、深さをD2とすると、L2は3μm以上100μm以下であり、D2は3μm以上10μm以下であることが好ましい。L2が3μmより小さい場合、凹部に充填されたインキが十分に転写されず、L2が100μmより大きい場合、印刷パターンの内部にインキがない部分が発生してしまう可能性がある。一方、D2が3μmより小さい場合、凹部に充填されたインキが十分に転写されず、D2が10μmより大きい場合、第二の凹部213bによって印刷された形状が崩れる可能性がある。
グラビアオフセット印刷用凹版214の材質は、銅、ニッケル、クロム、ステンレスなどの金属またはガラスからなる。グラビアオフセット印刷用凹版214は、すべて上記金属またはガラスから構成されていてもよく、グラビアオフセット印刷用凹版214の中心部分と表面部分とが異なる材質で構成されていてもよい。具体的には、凹部が形成されたガラスの表面に、スパッタ処理によってクロムの被膜を形成したものが挙げられる。
<グラビアオフセット印刷用凹版の作製方法>
本発明のグラビアオフセット印刷用凹版の作製方法について、金属製の凹版を例に説明する。図3および図4は、本発明のグラビアオフセット印刷用凹版の作製手順を説明する図である。
まず、金属板310の両面に、ドライフィルムレジスト311を貼り合わせる(工程1)。金属板310としては、銅、鉄、ステンレスなどが挙げられる。また、金属板310の厚みは100μm以上5mm以下が良く、特に200μm以上3mm以下が好ましい。また、工程aにおいては、ドライフィルムレジスト311のほか、ネガ型またはポジ型の塗布型レジストまたは電着レジストを用いてもよいが、作業性という点からドライフィルムレジスト311を用いることが好ましい。
次に、一方の面のドライフィルムレジスト311を露光および現像して、複数の開口部312を形成する(工程2)。露光方法としては、密着露光、ステッピング露光などの露光方法が好ましい。また、現像方法としては、炭酸カルシウムなどの溶液による現像方法が好ましい。
次に、第二塩化鉄液などのエッチング液を用いて、開口部312をエッチングし、複数の凹部313を形成する(工程3)。
次に、一方の面の残ったドライフィルムレジスト311および他方の面のドライフィルムレジスト311を剥離する(工程4)。これにより、複数の凹部313の深さが均一な金属凹版314が形成される。
次に、金属凹版314の両面に、塗布型レジストを用いてレジスト層315を形成する(工程5)。レジスト層315を形成するためのレジストとしては、塗布型レジストのほか、電着レジストが挙げられるが、複数の凹部313に追従するようにレジスト層315を形成するために、塗布型レジストを用いてレジスト層315を形成することが好ましい。また、塗布型レジストを塗布する方法としては、スピンコーター、ロールコーター、バーコーターを用いて塗布する方法が挙げられる。
次に、レジスト層315が表面に形成された複数の凹部313のうち、深さを他の凹部より大きくしたい凹部の表面に形成されたレジスト層315を露光および現像して、第一の開口部312aを形成する(工程6)。なお、露光方法および現像方法は、工程2と同様の露光方法および現像方法から適宜選択される。
次に、第二塩化鉄液などのエッチング液を用いて、開口部312aをエッチングし、深さを他の凹部より大きくしたい第一の凹部313aを形成する(工程7)。
最後に、一方の面の残ったレジスト層315および他方の面のレジスト層315を剥離する(工程8)。これにより、深さが異なる第一の凹部および第二の凹部を備える凹版220が形成される。
なお、以上の説明は、金属製の凹版を例に作製方法の説明であるが、金属製の凹版ではなく、ガラス製の凹版においても同様の作成方法を使うことで、深さの異なる凹版を作製することができる。この場合、工程3または工程7のエッチング方法としては、ウェットエッチング法以外にサンドブラスト法を用いることもできる。また、工程1または工程5のレジストとして電着レジストを用いる場合、ガラスの表面に薄い導電層を形成することもある。
以上の工程で作製されたグラビアオフセット凹版324を用いることで、微細な配線パターンと幅広な配線パターンが混在したパターンを混在する印刷パターンを被印刷体に転写する際、欠陥の発生を抑え、安定的な印刷をすることができる。具体的には、印刷パターンに洲のようなインキがない部分が発生したり、突起状の欠陥が発生したりするのを抑制することができる。
101 インキ
102 ドクター、スキージまたはスクレーパー
103 凹部
104 グラビアオフセット印刷用凹版
105 転写体
106 転写層
107 インキ皮膜
108 被印刷体
109 印刷パターン
213a 第一の凹部
213b 第二の凹部
214 グラビアオフセット印刷用凹版
310 金属板
311 ドライフィルムレジスト
312 開口部
312a 第一の開口部
313 凹部
313a 第一の凹部
313b 第二の凹部
314 金属凹版
315 レジスト層
324 グラビアオフセット印刷用凹版

Claims (3)

  1. 第一の凹部と第二の凹部とを備えるグラビアオフセット印刷用凹版であって、
    前記第一の凹部の幅は、前記第二の凹部の幅より大きく、前記第一の凹部の深さは、前記第二の凹部の深さより大きいことを特徴とするグラビアオフセット印刷用凹版。
  2. 前記第一の凹部は、幅広な配線パターンを形成するための凹部であり、前記第二の凹部は、前記第一の凹部よりも微細な配線パターンを形成するための凹部であることを特徴とする請求項1に記載のグラビアオフセット印刷用凹版。
  3. 前記第一の凹部の幅が500μm以上であり、前記第一の凹部の深さが15μm以上50μm以下であり、前記第二の凹部の幅が3μm以上100μm以下であり、前記第二の凹部の深さが3μm以上10μm以下であることを特徴とする請求項1または2に記載のグラビアオフセット印刷用凹版。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2017030229A (ja) * 2015-07-31 2017-02-09 トッパン・フォームズ株式会社 印刷版及び印刷パターンの形成方法

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