JP2015128456A - 装着具 - Google Patents

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潤也 小島
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伸一 金田
靖夫 黒崎
Yasuo Kurosaki
靖夫 黒崎
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Abstract

【課題】必要な場合にのみ選択的にシリンジに装着可能であり、目的の量の送液を容易に行うことが可能な装着具を提供する。【解決手段】内部に液体を充填可能な外筒10および当該外筒10に挿入される押し子20を備えたシリンジに装着される装着具であって、長手方向に並ぶ複数の凹部よび凸部が形成されて前記押し子20に連結可能な押し子装着部110と、前記外筒10に連結可能な本体部131、前記押し子20の移動に伴い少なくとも前記複数の凸部に対して順次滑動可能に接触する突起部132、および前記押し子20と接して当該押し子20の前記外筒10に対する回転を規制する回転規制部133を備える外筒装着部130とを有している。【選択図】図5

Description

本発明は、外筒内に充填された液体を押し子の移動によって吐出するシリンジに装着される装着具に関する。
医療等の現場において、例えば患部に薬液等の液体を投与する際の器具の1つとして、シリンジが一般的に用いられている。シリンジを用いる際には、外筒内の押し子を基端方向へ移動させることで、外筒の先端の流通口から液体を外筒内に吸引して充填し、押し子を外筒の先端方向へ移動させることで、流通口から液体を送液できる。
このようなシリンジの外筒には、通常、押し子の移動方向に一定間隔で目盛が付されており、目盛を見て押し子の移動量を確認しながら押すことで、所定量の液体を送液可能となっている。しかしながら、押し子を所定の目盛で止めるためには、液体の粘度、押し子や外筒の径、送液対象等によって力加減を調整する必要があり、訓練や経験を要して容易ではない。
このため、送液される液体の量をより容易に把握して力加減を調整できるように、例えば、特許文献1には、目盛を随時確認せずとも、押し子を押す際の抵抗変化の感覚を通じて把握できるシリンジが開示されている。特許文献1に記載のシリンジは、外筒の基端側の開口部の内側に凸部が形成され、押し子の外側に、押し子が押し込まれることで凸部と順次接触するように、所定の間隔で並ぶ複数の接触部が形成されている。したがって、押し子が外筒内に押し込まれると、押し子の接触部が外筒の凸部に順次接触するため、操作者は、接触による押し込み抵抗の変化を指の感覚を通じて、送液量を認識できる。
特開2009−28527号公報
しかしながら、特許文献1に記載のシリンジは、シリンジ自体が特別な構造となっており、接触部および凸部の両方が、押し子および外筒に予め形成されているため、外筒内に液体を吸引する際や、抵抗変化の感覚を感じる必要がない場合等においても、接触部が凸部に必ず接触することになる。
本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであり、必要な場合にのみ選択的にシリンジに装着可能であり、かつ目的の量の送液を容易に行うことが可能な装着具を提供することを目的とする。
上記目的を達成する装着具は、内部に液体を充填可能な外筒および当該外筒に挿入される押し子を備えたシリンジに装着される装着具であって、長手方向に並ぶ複数の凹部および凸部が形成されて前記押し子に連結可能な押し子装着部と、前記外筒に連結可能な本体部、前記押し子の移動に伴い少なくとも前記複数の凸部に対して順次滑動可能または当該凸部を停止可能に接触する突起部、および前記押し子と接して当該押し子の前記外筒に対する回転を規制する回転規制部を備える外筒装着部と、を有する。
上記のように構成した装着具によれば、押し子装着部および外筒装着部を、押し子および外筒に容易に装着可能であり、必要な場合にのみ選択的に装着することができる。そして、外筒装着部が、突起部および回転規制部を有するため、選択的に装着する形態の装着具であっても、回転規制部によって押し子の回転が規制されて突起部の凸部に対する接触が確実に確保される。したがって、突起部が凸部と順次接触する場合には、突起部から押し子が受ける抵抗力が確実に指に伝わり、目的とする量の送液が容易となる。また、突起部が凸部に対して当該凸部を停止可能に接触する場合には、目的とする量を超えた送液を確実に防ぐことができ、目的とする量の送液が容易となる。
前記外筒装着部が、前記押し子に連結された前記押し子装着部と接して当該押し子装着部の前記外筒装着部に対する移動を規制する装着部規制部を有するようにすれば、装着部規制部によって押し子装着部の回転が規制されて突起部の凸部に対する接触がより確実に確保され、かつ押し子装着部が押し子から外れることを抑制できる。
前記外筒装着部が、前記押し子が挿入される前記外筒の開口部の縁のフランジに係合するフランジ係合部を有するようにすれば、外筒装着部が、押し子の先端方向及び基端方向への移動により押し子から受ける力に対抗でき、外筒から外れ難くなり、安定した送液操作が可能となる。
前記本体部が、当該本体部の他の部位よりも曲げ剛性が低い変形許容部を有するようにすれば、外筒に装着しやすいように本体部を容易に変形させることができ、装着が容易となって操作性が向上する。
前記押し子装着部が、前記押し子に係合する押し子係合部を有するようにすれば、押し子装着部が、押し子の先端方向及び基端方向への移動により外筒装着部から受ける力に対抗でき、押し子から外れ難くなり、安定した送液操作が可能となる。
第1の実施形態に係る装着具をシリンジに取り付けた際を示す斜視図である。 シリンジを示す平面図であり(A)は外筒、(B)は押し子を示す。 第1の実施形態に係る装着具の押し子装着部を示す図であり、(A)は平面図、(B)は(A)の矢線Aから見た矢視図、(C)は(A)の矢線Bから見た矢視図である。 第1の実施形態に係る装着具の外筒装着部の自然状態を示す平面図である。 第1の実施形態に係る装着の外筒装着部をシリンジに装着した状態を示す平面図である。 図5のC−C線に沿う断面図である。 図5のD−D線に沿う断面図である。 第1の実施形態に係る装着具をシリンジに装着した際を説明するための図であり、(A)は断面図、(B)は(A)のE−E線に沿う断面図である。 第1の実施形態に係る装着具を装着したシリンジの押し子を押し込む際を説明するための断面図であり、(A)は突起部が凸部に接する際、(B)は突起部が凹部に接する際を示す。 第2の実施形態に係る装着具の押し子装着部を示す図であり、(A)は平面図、(B)は(A)の矢線Fから見た矢視図、(C)は(A)の矢線Gから見た矢視図である。 第2の実施形態に係る装着具をシリンジに装着した状態を示す平面図である。 第2の実施形態に係る装着具の外筒装着部を示す平面図である。 第2の実施形態に係る装着具を装着したシリンジの押し子を押し込む際を説明するための断面図であり、(A)は押し子が停止する前、(B)は押し子が停止した際を示す。 第2の実施形態における押し子の停止を解除する際を説明するための外筒装着部の平面図である。 第2の実施形態における押し子の停止を解除する際を説明するための装着具の断面図である。 第1の実施形態における外筒装着部の変形例を示す平面図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態を説明する。なお、図面の寸法比率は、説明の都合上、誇張されて実際の比率とは異なる場合がある。
<第1実施形態>
本発明の第1実施形態に係る装着具100は、図1に示すように、内部に液体を充填可能な外筒10および当該外筒10に挿入される押し子20を備えたシリンジに、必要に応じて選択的に装着可能な器具である。
外筒10および押し子20を備えるシリンジは、汎用的に用いられる器具を適用できる。外筒10は、図2(A)に示すように、全体として略円筒形状であり、液体を外筒10内へ吸引または外筒10から吐出するための流通口11が先端側に形成されており、押し子20を挿入可能な挿入口12が基端側に形成されている。なお、本明細書では、外筒10の流通口11が設けられる側を「先端」若しくは「先端側」、押し子20が設けられて操作する手元側を「基端」若しくは「基端側」と称することとする。
外筒10の挿入口12の縁には、外筒10の長手方向と直交する方向へ張り出すフランジ13が形成され、フランジ13の内縁には、押し子20の抜け落ちを抑制するために内側へ突出する環状突出部15が形成されている。フランジ13は、操作者が指を掛けやすいように、一方向へ長い略長方形で形成されている。外筒10は、外面に、内部の押し子20の移動距離を視認できるように、外筒10の長手方向に沿って一定間隔で目盛14が付されている。
外筒10は、材質に関して特に限定されないが、例えば、ポリ塩化ビニル、ポリエチレン、ポリプロピレン、環状ポリオレフィン、ポリスチレン、ポリ−(4−メチルペンテン−1)、ポリカーボネート、アクリル樹脂、アクリルニトリル−ブタジエン−スチレン共重合体、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート等のポリエステル、ブタジエン−スチレン共重合体、ポリアミド(例えば、ナイロン6、ナイロン6・6、ナイロン6・10、ナイロン12)等の樹脂を用いるとよい。なお、外筒10は、内部の視認性を確保するために、透明又は半透明であることが好ましい。
押し子20は、図2(B)に示すように、外筒10の長手方向に延びる押し子本体21と、押し子本体21の先端側に連結されるガスケット29とを備えている。押し子本体21は、先端側に設けられてガスケット29が連結される押し子先端部22と、基端側に設けられて操作者が指で押す、若しくは引くことができる操作部23と、操作部23から押し子先端部22まで長尺に延在する押し子延在部24とから構成される。押し子延在部24は、外筒10の軸心周りに並ぶ4つの板状の羽部25を備えている。
なお、押し子20の羽部25の数は、必ずしも4つでなくてもよい。押し子本体21は、材料は特に限定されないが、上述した外筒10に適用可能な材料を用いることができる。
ガスケット29は、押し子先端部22に対して、溶接されることなしに周方向に回転可能に嵌合するように連結されている。ガスケット29は、外筒10の内面と液密に接しつつ摺動可能である。したがって、ガスケット29は、押し子本体21の進退動作と一体的に移動して、ガスケット29よりも先端側の、液体が充填される外筒10内の充填室15(図8を参照)の容積を変動させる役割を果たす。
ガスケット29は、材質に関して特に限定されないが、例えば、天然ゴム、ブチルゴム、イソプレンゴム、ブタジエンゴム、スチレン−ブタジエンゴム、シリコーンゴムのような各種ゴム材料や、ポリウレタン系、ポリエステル系、ポリアミド系、オレフィン系、スチレン系等の各種熱可塑性エラストマー、或いはそれらの混合物等の弾性材料を用いるとよい。
装着部100は、押し子20に連結可能な押し子装着部110と、外筒10に連結可能な外管装着部130とを備えている。
押し子装着部110は、図3に示すように、押し子延在部24の操作部23との接続部位に係合する押し子係合部111と、押し子係合部111から先端側へ延在する凸凹形成部112とを備えている。押し子係合部111は、羽部25が嵌合する凹部構造の2つの羽部係止部113を備えている。羽部係止部113の凹部構造の隙間幅dは、羽部25の厚さよりも狭くなっており、したがって、羽部25が嵌合した状態では、隙間幅が羽部25によって押し広げられて羽部25の厚さと同等となり、羽部係止部113の応力によって容易には外れなくなる。このように、押し子係合部111は、押し子装着部110を押し子20対して、押し子20の長手方向および当該長手方向と直交する方向にずれないように固定する。
凸凹形成部112は、2つの羽部25の間に嵌合するように、2つの羽部25が交わる角度と同じ角度の角部114を備えて形成されており、したがって、2つの羽部25と隙間なく接して2つの羽部25の間に収容される。凸凹形成部112は、押し子延在部24に沿って押し子係合部111から先端方向へ延在しており、角部114と反対側の面、すなわち羽部25と接しない面に、長手方向に並ぶ凸凹部116が形成されている。凸凹部116は、凸部116Aおよび凹部116Bの繰り返し構造が等間隔(等ピッチ)で並んでいる。なお、凸凹部116の形状は、凸部116Aと凹部116Bが繰り返し形成されていれば、特に限定されず、凸部と凹部が連続的に形成される波形状としたり、または直線形状に周期的に凸部が設けられる形状(この場合、直線部分が凹部に該当する。)としたり、または直線形状に周期的に凹部が設けられる形状(この場合、直線部分が凸部に該当する。)としてもよい。
外筒装着部130は、図1,4〜5に示すように、外筒10の長手方向と交差する方向から、押し子20を囲んで挟むように外筒10に装着可能な非連続的な環形状の本体部131と、外筒10に挿入される押し子20に装着された押し子装着部110の凸凹部116と接触する突起部132と、押し子20の外筒10に対する回転を規制する回転規制部133と、フランジ13に係合するフランジ係合部134とを備えている。外筒装着部130は、さらに、本体部131の非連続となっている両端に、互いに連結可能な第1連結部135および第2連結部136と、第1連結部135および第2連結部136が互いに近接および離間するように変形可能な変形許容部137とを備えている。
突起部132は、本体部131の内側に形成されており、押し子装着部110の凸凹部116と滑動可能に接触するとともに、押し子装着部110から離れるように弾性的に撓むように変形して後退可能となっている。したがって、押し子20が外筒10内を進退移動する度に、突起部132は変形し、複数の凸部116Aおよび凹部116Bと順次滑動可能に接触する。なお、突起部132自体が撓まない構造とし、突起部132が設けられる本体部131が押し子20から離れる方向へ変形可能な構造としてもよい。
突起部132が凹部116Bに接している状態で、押し子20が先端方向へ移動すると、突起部132は凸凹部116の上を滑りつつ凸部116Aと接し、さらに次の凹部116Bに達することで、充填室15から液体が流通口11を通って外部へ定量的に吐出される。このとき、突起部132が接する凹部116Bから凸部116Aを経由して次の凹部116Bまでの一連の移動距離と、外筒10の内面積の積が、目的とする送液単位量となる。この移動距離を、目盛14の一目盛り間距離の整数倍とすることで、単位送液量毎に目盛14の上でガスケット29を停止させることができる。
回転規制部133は、本体部131の内側に形成される4つの案内板133A〜133Dを備えている。外筒装着部130が外筒10に装着された状態では、図5に示すように、2つの案内板133A,133Bは、押し子装着部110が配置される2つの羽部25の間に向かって突出し、2つの羽部25と、外筒10の長手方向と直交する方向から接触する。また、2つの案内板133A,133Bは、押し子装着部110の凸凹形成部112を、外筒10の長手方向と直交する方向から挟むように接触する。そして、他の2つの案内板133C,133Dは、他の2つの羽部25の間に配置され、各羽部25と、外筒10の長手方向と直交する方向から接触する。
したがって、押し子20が外筒10内を進退移動するとき、案内板133A〜133Dは押し子20の外筒10に対する回転を規制し、押し子装着部110の凸凹部116が、突起部132から押し子20の回転方向にずれて脱落しないように押さえる壁として機能する。さらに、案内板133A,133Bは、押し子装着部110の外筒装着部130に対する移動を規制する装着部規制部として機能し、押し子装着部110の凸凹部116が、突起部132からずれて脱落することをより確実に規制する。また、案内板133A,133Bは、押し子装着部110の凸凹形成部112の先端が、押し子20から外れることをも抑制する。
なお、案内板133A〜133Dの数は、用途等に応じて適宜変更できる。案内板は、一方向回転およびその逆方向回転の両方向の回転を規制でるように少なくとも2枚設けられることが好ましいが、枚数は限定されない。
フランジ係合部134は、外筒10の周方向の反対側に位置するように、本体部131の内側から先端側へ延びるように2つ設けられている。各々のフランジ係合部134は、図7に示すように、先端に係合先端部134Aが形成されており、係合先端部134Aは、2つの羽部25の間に形成される空間を通るように外筒10の挿入口12に環状突出部15を超えて挿入可能である。2つの係合先端部134Aは、外管10内に挿入されない状態において、外管10の内径よりも離れて位置し、したがって、外管10内に挿入されることで、内側方向へ弾性的に変形し、反発する弾性力によって外管10の内面に強固に固定される(図8(A)を参照)。そして、外管10内に挿入されることで、2つの係合先端部134Aは、環状突出部15よりも先端側に位置するため、環状突起部15によって脱落がより確実に抑制される。なお、外筒10に環状突出部15が形成されない場合であっても、2つの係合先端部134Aの反発する弾性力によって、外筒10に対して固定することが可能である。2つの係合先端部134Aは、外管10の内面と接する面134Bが、先端側ほど外管10の内面から離れるように傾斜して形成されており、外筒10内に挿入しやすくなっている。
フランジ係合部134によって外筒装着部130がフランジ13に固定されると、外筒装着部130は、押し子20の先端方向及び基端方向への移動により押し子装着部110から受ける力に対抗でき、外筒10から外れ難くなる。なお、フランジ係合部134の数や形状は、外筒装着部130を安定してフランジ13に係合できれば特に制限されない。
変形許容部137は、本体部131の第1連結部135が設けられる側と第2連結部136が設けられる側が近接および離間しやすいように、本体部131の他の部位よりも薄く形成されて曲げ剛性が他の部位よりも低くなっている。このため、本体部131は、第1連結部135および第2連結部136を、装着時に押し子20の羽部25A〜25Dの先端が隣り合う距離L(図3(C)を参照)よりも大きく開き、外筒装着部130の本体部131の内側に押し子20を収容することが可能であるとともに、図5に示すように、第1連結部135および第2連結部136を近接させて連結させることが可能である。なお、変形許容部137は、本実施形態では本体部131の外側に円形の切り欠きを設けるように形成されているが、構成は特に限定されず、例えば本体部131の内側に円形の切り欠きを設けるように形成されてもよく、または円形でない切り欠きであってもよい。
第1連結部135および第2連結部136は、互いに係合する第1爪部135Aおよび第2爪部136Aと、第1爪部135Aおよび第2爪部136Aが係合するために撓みやすくするための第1孔部135Bおよび第2孔部136Bを備えている。第1爪部135Aおよび第2爪部136Aが互いに係合させることで、外筒装着部130が押し子20を囲んだ状態となる。
押し子装着部110および外筒装着部130は、材料は特に限定されないが、上述した外筒10に適用可能な材料を用いることができる。
次に、第1実施形態に係る装着具100の作用を説明する。
まず、装着具100を装着する前に、外筒10内に液体が収容され、押し子20が外筒10の内部の基端側に位置する状態、すなわち、押し子20を先端側に移動させることで流通口11から液体を吐出可能な状態の、外筒10および押し子20を準備する。なお、この状態とするために、押し子20を外筒10の内部の最奥まで押し込んだ後に基端側へ移動させることで、液体を流通口11から外筒10内に吸引してもよく、または予め外筒10内に液体が収容されたプレフィルド型の外筒10および押し子20を用いてもよい。
次に、外筒装着部130を装着するために、第1連結部135および第2連結部136が互いに離れるように、第1連結部135および第2連結部136の近傍を引っ張り、変形許容部137を支点として本体部131を羽部25の先端が隣り合う距離Lよりも大きく開くように変形させ、第1連結部135および第2連結部136の間から、押し子本体21を本体部131の内側へ収容する。
次に、本体部131を引っ張る力を弱めると、元の状態に戻っていく。そして、案内板133A〜133Dに羽部25を接触させつつ、第1爪部135Aおよび第2爪部136Aを合わせて係合させて、第1連結部135および第2連結部136を連結させる。
次に、外筒装着部130を先端側へ移動させ、図8(A)に示すように、フランジ係合部134を外筒10の挿入口12に挿入する。このとき、係合先端部134Aの面134Bが、先端側ほど外管10の内面から離れるように傾斜して形成されており、外筒10内に容易に挿入できる。係合先端部134Aは、フランジ13の内側の環状突出部15を先端側に超えた位置で、外筒10の内面に接触する。このとき、係合先端部134Aは内側方向へ弾性的に変形し、反発する弾性力によって外管10の内面に強固に固定され、環状突起部15によって脱落が抑制される。フランジ係合部134は、フランジ13の周方向に複数(本実施形態では2つ)設けられるため、各々のフランジ係合部134からの反発力は打ち消し合い、外筒装着部130は、フランジ13の適正な位置に保持される。これにより、外筒装着部130が外筒10に固定される。
次に、押し子装着部110を装着するために、押し子20の先端が外筒10の目盛14の上部に引き出された状態で、押し子装着部110の凸凹形成部112を、突起部132を間に収容している2つの羽部25の間に配置させる。そして、押し子係合部111に形成される羽部係止部113の凹部構造(図3(C)を参照)に羽部25を押し込むと、図8(B)に示すように、2つの羽部25の間に押し子装着部110が固定される。このとき、羽部係止部113の隙間幅dが羽部25によって押し広げられて羽部25の厚さと同等となり、羽部係止部113の応力によって容易には外れなくなる。なお、外筒装着部130の装着の前に、押し子装着部110を装着してもよい。また、装着具100の装着は、押し子20により液体を流通口11から吸引した後ではなく、吸引する前に行われてもよい。
そして、送液を行うために、操作部23を先端側へ押圧して押し子20を移動させると、図8(B)のように凹部116Bと接する突起部132が、徐々に凸凹部116上を滑って変形する。そして、図9(A)に示すように、突起部132が凸部116Aと接する際に、突起部132に最も負荷がかかって突起部132の変形が最も大きくなる。このとき、押し子20にも抵抗力が作用するが、回転方向への押し子20のずれは案内板133A〜133Dによって抑えられる。押し子20方向への横ずれ(長手方向と交差する方向へのずれ)する力は案内板133C,133Dの抵抗力によってつり合い抑制される。また、案内板133A,133Bにより、押し子装着部110が挟まれているため、押し子装着部110の外筒装着部130に対する移動が抑制され、押し子装着部110が先端方向へ円滑に導かれる。そして、押し込み始めにおいて、押し子装着部110の凸凹形成部112の先端が、押し子20から外れることも抑制される。
さらに押し子20を進めると、図9(B)に示すように、突起部132は次の凹部116Bへ進んで突起部132への負荷は弱くなり、突起部132は元の形状へ戻る。このとき、目的とする単位量が流通口11から送液されており、操作部23では押圧力の変化が指に伝わり、目盛14を視認せずとも送液したことを指の感覚で認識することができる。この後、必要に応じてさらに操作部23を押圧することで、突起部132が凹部116B、凸部116Aの順番で順次接触しつつ滑動し、凹部116Bおよび凸部116Aを指の感覚で認識しつつ、目的とする単位量を流通口11から送液することができる。
以上のように、第1実施形態に係る装着具100によれば、長手方向に並ぶ複数の凹部116Bおよび凸部116Aが形成されて押し子20に連結可能な押し子装着部110と、外筒装着部130とを有し、外筒装着部130には、外筒10に連結可能な本体部131、押し子20の移動に伴い複数の凹部116Bおよび凸部116A凹部116Bに対して順次滑動可能に接触する突起部132、および押し子20と接して当該押し子20の外筒10に対する回転を規制する回転規制部133が備えられている。したがって、短時間で容易に装着可能であり、かつ必要な場合にのみ選択的にシリンジに装着することができる。また、選択的に装着する形態であっても、回転規制部133によって押し子20の回転が規制されるために突起部132の凹部116Bおよび凸部116Aに対する接触が確実に確保されつつ、突起部132が押し子20の凹部116Bおよび凸部116Aと順次接触する。このため、突起部132から押し子20が受ける抵抗力が指に伝わり、目的とする単位量が送液されたことを指の感覚で認識することができる。また、汎用のシリンジに取り付けることができ、専用のシリンジを用意する必要がない。
また、外筒装着部130が、押し子20に連結された押し子装着部110と接して当該押し子装着部110の外筒装着部130に対する移動を規制する案内板133A,133B(装着部規制部)を有するため、案内板133A,133Bによって押し子装着部110の移動が規制されて、突起部132の凸部116Aおよび凹部116Bに対する接触がより確実に確保される。また、案内板133A,133Bによって押し子装着部110が押し子20から外れることをも抑制できる。
また、外筒装着部130が、押し子20が挿入される外筒10の開口部12の縁のフランジ13に係合するフランジ係合部134を有するため、外筒装着部130が、押し子20の先端方向及び基端方向への移動により押し子20から受ける力に対抗でき、外筒10から外れ難くなり、安定した送液操作が可能となる。
また、本体部131が、当該本体部131の他の部位よりも曲げ剛性が低い変形許容部137を有するため、外筒10に装着しやすいように本体部131を容易に変形させることができ、装着が容易となって操作性が向上する。
また、押し子装着部110が、押し子20に係合する押し子係合部111を有するため、押し子装着部110が、押し子20の先端方向及び基端方向への移動により外筒装着部130から受ける力に対抗でき、押し子20から外れ難くなり、安定した送液操作が可能となる。
<第2実施形態>
本発明の第5実施形態に係る装着具200は、図10,11に示すように、押し子20に連結可能な押し子装着部210と、外筒10に連結可能な外管装着部230とを備えている。なお、外筒10および押し子20の構成は、第1実施形態と同様であるため、同一の符号を付して説明を省略する。
押し子装着部210は、図10に示すように、押し子延在部24の操作部23との接続部位に係合する押し子係合部211と、押し子係合部211から先端側へ延在するストッパー形成部212とを備えている。押し子係合部211は、羽部25が嵌合する凹部構造の2つの羽部係止部213を備えている。羽部係止部213の凹部構造の隙間幅dは、羽部25の厚さよりも狭くなっており、したがって、羽部25が嵌合した状態では、隙間幅が羽部25によって押し広げられて羽部25の厚さと同等となり、羽部係止部213の応力によって容易には外れなくなる。このように、押し子係合部211は、押し子装着部210を押し子20対して、押し子20の長手方向および当該長手方向と直交する方向にずれないように固定する。
ストッパー形成部212は、2つの羽部25の間に嵌合するように、2つの羽部25が交わる角度と同じ角度の角部214を備えて形成されており、したがって、2つの羽部25と隙間なく接して2つの羽部25の間に収容される。ストッパー形成部212は、押し子延在部24に沿って先端側へ延在しており、角部214と反対側の面、すなわち羽部25と接しない面に、直線形状(凹部に該当する。)に等間隔で周期的に突出するストッパー用凸部217が形成されている。
外筒装着部230は、図11,12に示すように、外筒10の長手方向と交差する方向から、外筒10のフランジ13を囲んで挟むように外筒10に装着可能な非連続的な環形状の本体部231と、押し子20の外筒10に対する回転を規制する回転規制部233と、フランジ13に係合するフランジ係合部234とを備えている。
外筒装着部230は、さらに、指で環形状の内側方向へ押圧するための対の押込部238と、押込部238から内側に突出するストッパー用突起部239と、押込部238と左右対称に繋がっている2つの押込部支持体237(変形許容部)と、本体部231の非連続となっている両端に設けられて、互いに連結可能な第1連結部235および第2連結部236とを備えている。
押込部238は、略長方形形状であるフランジ13の短辺側に位置し、したがって、押込部238から押し子装着部210へ延びるストッパー用突起部239のある程度の長さを許容することができる。なお、押込部238は、押込部238から押し子装着部210へ延びるストッパー用突起部239の長さを許容できるのであれば、長辺側に配置されてもよい。
押込部支持体237は、押込部238を挟むように形成され、押込部238よりも薄く、したがって曲げ剛性が低く柔軟な構造なっている。これにより、押込部238の押し込み操作が容易となるとともに、押込部支持体237を支点として、本体部231を、装着時に押し子20の羽部25の先端が隣り合う距離L(図10(C)を参照)よりも大きく開き、本体部231の内側に押し子20および外筒10を収容することが可能である。
ストッパー用突起部239は、本体部231との接合部においてフランジ13と接触し、押し子20に向かって突出している。ストッパー用突起部239は、押込部238の中心241よりも環の周方向に偏った位置240から突出し、先端が、押込部238の中心241の正面の、ストッパー用凸部217が形成される押し子装着部210に接するように位置する。すなわち、ストッパー用突起部239は、図11に示すように基端側から見て、ストッパー形成部212の面に斜め方向から接するように突出している。さらに、ストッパー用突起部239は、図12に示すように、基端側へ向かって斜めに突出して形成されている。ストッパー用突起部239は、根本に切れ込み部242が形成されて厚みが薄くなっており、先端側および基端側へ撓みやすくなっている。
回転規制部233は、本体部231の内側に形成される6つの案内板233A〜233Fを備えている。外筒装着部230が外筒10に装着された状態では、2つの案内板233A,233Bは、押し子装着部210が配置される2つの羽部25の間に向かって突出し、2つの羽部25と、外筒10の長手方向と直交する方向から接触する。また、2つの案内板233A,233Bは、押し子装着部210のストッパー形成部212を、外筒10の長手方向と直交する方向から挟むように接触する。そして、他の4つの案内板233C〜233Fは、4つの羽部25と、外筒10の長手方向と直交する方向から接触する。
したがって、押し子20が外筒10内を進退移動するとき、案内板233A〜233Fは押し子20の外筒10に対する回転を規制し、押し子20のストッパー形成部212が、ストッパー用突起部239から押し子20の回転方向にずれて脱落しないように押さえる壁として機能する。さらに、案内板233A,233Bは、押し子装着部210の外筒装着部230に対する移動を規制する装着部規制部として機能し、押し子装着部210のストッパー形成部212が、ストッパー用突起部239からずれて脱落することをより確実に規制する。また、案内板233A,233Bは、押し子装着部210のストッパー形成部212の先端が、押し子20から外れることをも抑制する。
フランジ係合部234は、フランジ13の先端側の面と接するとともに本体部231の湾曲形状に合わせて外側から内側に向かって突出して形成され、フランジ13の基端側の面と接する案内板233A〜233Fとの間にフランジ13を挟むことで、外筒装着部230をフランジ13に固定できる。案内板233A〜233Fおよびフランジ係合部234によって外筒装着部230がフランジ13に固定されると、外筒装着部230は、押し子20の先端方向及び基端方向への移動により押し子装着部210から受ける力に対抗でき、外筒10から外れ難くなる。なお、案内板233A〜233Fおよびフランジ係合部234の数や形状は、外筒装着部230を安定してフランジ13に係合できれば特に制限されない。
第1連結部235および第2連結部236は、互いに係合する第1爪部235Aおよび第2爪部236Aと、第1爪部235Aおよび第2爪部236Aが係合するために撓みやすくするための第1孔部235Bおよび第2孔部236Bを備えている。第1爪部235Aおよび第2爪部236Aが互いに係合することで、外筒装着部230が押し子20を囲むようにフランジ13に固定される。
押し子装着部210および外筒装着部230は、材料は特に限定されないが、上述した外筒10に適用可能な材料を用いることができる。
次に、第2実施形態に係る装着具200の作用を説明する。
まず、外筒装着部230を装着する前に、第1実施形態の場合と同様に、外筒10内に液体が収容され、押し子20が外筒10の内部の基端側に位置する状態、すなわち、押し子20を先端側に移動させることで流通口11から液体を吐出可能な状態の外筒10および押し子20を準備する。
次に、外筒装着部230を装着するために、第1連結部235および第2連結部236が互いに離れるように、第1連結部235および第2連結部236の近傍を引っ張り、押込部支持体237を支点として本体部231を羽部25の先端が隣り合う距離Lよりも大きく開くように変形させ、第1連結部235および第2連結部236の間から、押し子本体21を本体部231の内側へ収容する。
次に、本体部231を引っ張る力を弱めると、元の状態に戻っていく。このとき、案内板233A〜233Fおよびフランジ係合部234の間にフランジ13が挟み込まれるように位置合わせする。そして、案内板233A〜233Fに羽部25を接触させつつ、第1爪部235Aおよび第2爪部236Aを合わせて係合させて、第1連結部235および第2連結部236を連結させると、図13(A)に示すように、外筒装着部230が、押し子20を囲むように完全に収容した状態で、外筒10に固定される。
次に、押し子装着部210を装着するために、押し子20の先端が外筒10の目盛14の上部に引き出された状態で、押し子装着部210のストッパー形成部212を、ストッパー用凸部217を間に収容している2つの羽部25の間に配置させる。そして、押し子係合部211に形成される羽部係止部213の凹部構造(図10(C)を参照)に羽部25を押し込むと、2つの羽部25の間に押し子装着部210が固定される。このとき、羽部係止部213の隙間幅dが羽部25によって押し広げられて羽部25の厚さと同等となり、羽部係止部213の応力によって容易には外れなくなる。この状態となると、ストッパー用突起部239が、押し子20が先端側へ移動することで外筒装着部230のストッパー用凸部217と接触可能な位置に配置される。なお、外筒装着部230の装着の前に、押し子装着部210を装着してもよい。また、装着具200の装着は、押し子20により液体を流通口11から吸引した後ではなく、吸引する前に行われてもよい。
そして、送液を行うために、押し子20の操作部23を先端側へ押圧して押し子20を移動させると、ストッパー用突起部239が押し子装着部210のストッパー用凸部217と接触する。押し子20がさらに移動すると、図13(B)に示すように、ストッパー用凸部217によってストッパー用突起部239に先端方向への外力が加わり、ストッパー用突起部239がストッパー用凸部217とともに移動しつつ、ストッパー用突起部239が切れ込み部242を支点として撓む。ストッパー用突起部239がフランジ13に接すると、ストッパー用突起部239はフランジ13の面に沿って真っ直ぐに伸びた状態となり、フランジ13によってこれ以上の先端方向への移動が制限されて完全に停止する。このとき、目的とする単位量が流通口11から送液されている。したがって、必要以上の送液を確実に抑制できる。
次の単位量を送液する際には、図14に示すように、押込部238のストッパー用突起部239が固定されている側を押すと、押込部支持体237が撓み、ストッパー用突起部239の先端が押し子装着部210から周方向へ逸脱するように移動し、ロックが解除され、図15に示すように、ストッパー用突起部239は弾性的に元の形状に戻って基端側へ移動する。そして、押込部238の押圧を停止させると、ストッパー用突起部239は、係合していたストッパー用凸部217の基端側に配置され、再び押し子20の押し込みが可能な状態となる。なお、押込部238の押す位置は、ストッパー用突起部239をストッパー用凸部217から逸脱させることが可能であれば、特に限定されない。
以上のように、第2実施形態に係る装着具200によれば、外筒装着部230が、押し子20の移動に伴い押し子装着部210のストッパー用凸部217と接触して押し子20の移動を停止させるストッパー用突起部239、および押し子20と接して当該押し子20の外筒10に対する回転を規制する回転規制部233を備えるため、選択的に装着される形態であっても、回転規制部233によって押し子20の回転が規制されてストッパー用突起部239の押し子装着部210に対する接触が確実に確保されて、押し子20を確実に停止させて必要以上の送液を確実に抑制し、目的量の送液を容易に行うことができる。
なお、本発明は、上述した実施形態のみに限定されるものではなく、本発明の技術的思想内において当業者により種々変更が可能である。例えば、突起部は、押し子の複数の凸部および凹部と順次滑動可能に接触することが好ましいが、必ずしも凸部および凹部から全く離れずに滑動する必要はなく、例えば突起部が凹部と接触しない構造も、本発明に含まれる。したがって、突起部は、少なくとも複数の凸部と順次滑動可能に接触することが好ましい。
また、上述した各実施形態に含まれる構成を、他の実施形態に適用してもよい。例えば、第1実施形態において、フランジ13の内側に係合するフランジ係合部134の代りに、第2実施形態における係合部234のようにフランジ13の外側に係合する構成を適用してもよく、または、第2実施形態において、第1実施形態のようにフランジ13の内側に係合する構成を適用してもよい。
また、外筒装着部を、押し子の基端側から被せるように装着可能とすることもできる。一例として、図16に第1実施形態の外筒装着部の変形例を示すが、本体部311に、指でつまむように押圧する対の押圧部339を形成し、対の押圧部339を近づけるように押圧することで、案内板333A〜333Dや突起部332を径外方向へ移動させることができる。このような構成とすることで、外筒装着部330を、押し子20の基端側から押し子20に被せるようにして装着することが可能となる。
100,200 装着具、
10 外筒、
11 開口部、
13 フランジ、
20 押し子、
111,211 押し子係合部、
116A 凸部、
116B 凹部、
130,230,330 外筒装着部、
131,231,331 本体部、
132 突起部、
133,233,333 回転規制部、
133A,133B,233A,233B 案内板(装着部規制部)、
134,234 フランジ係合部、
137 変形許容部、
227 ストッパー用凸部(凸部)、
237 押込部支持体(変形許容部)、
239 ストッパー用突起部(突起部)。

Claims (5)

  1. 内部に液体を充填可能な外筒および当該外筒に挿入される押し子を備えたシリンジに装着される装着具であって、
    長手方向に並ぶ複数の凹部および凸部が形成されて前記押し子に連結可能な押し子装着部と、
    前記外筒に連結可能な本体部、前記押し子の移動に伴い少なくとも前記複数の凸部に対して順次滑動可能または当該凸部を停止可能に接触する突起部、および前記押し子と接して当該押し子の前記外筒に対する回転を規制する回転規制部を備える外筒装着部と、を有する装着具。
  2. 前記外筒装着部は、前記押し子に連結された前記押し子装着部と接して当該押し子装着部の前記外筒装着部に対する移動を規制する装着部規制部を有する請求項1に記載の装着具。
  3. 前記外筒装着部は、前記押し子が挿入される前記外筒の開口部の縁のフランジに係合するフランジ係合部を有する請求項1または2に記載の装着具。
  4. 前記本体部は、当該本体部の他の部位よりも曲げ剛性が低い変形許容部を有する請求項1〜3のいずれか1項に記載の装着具。
  5. 前記押し子装着部は、前記押し子に係合する押し子係合部を有する請求項1〜4のいずれか1項に記載の装着具。
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